真奈美「何って……」スーハー
あい「かくれんぼの練習だよ」モグモグ
P「俺のロッカーでですか?」
真奈美「そうだね」スーハー
P「とりあえず出てください」
あい「……仕方ないな」モグモグ
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P「で、何故こんなことを?」
あい「子供たちと遊ぶときのために少しでも隠れる場所に詳しくなろうと思ってね」ハムハム
P「本当は?」
真奈美「まさか私たちを疑っているのかい?」クンクン
P「そりゃぁ……」
あい「フゴ……フゴフゴフゴゴゴ」(ほぉ……理由を教えてもらおうか)
P「……先ずは二人ともそれを放しましょうか」
真奈美・あい「それは出来ないな」
P「というか俺のスーツとシャツを返してください!」
あい「待つんだ!そんなに引っ張ると皺になってしまう!」
P「もうあんたの唾液で皺以前の問題だよ!」
真奈美「全く、あいはだらしないな」スーハー
P「そっちは完全に皺だらけじゃないですか……」
真奈美「おっと失礼、後でアイロンを掛けて返すよ」クンカクンカ
P「いや、今返してくださいよ」
真奈美「え?」
P「では改めて……何故こんなことを?」
あい「すまない、気の迷いなんだ」
真奈美「愚痴っぽくなってしまうが、最近は仕事も忙しくレッスンも厳しくなってきてね」
真奈美「ストレスが溜まってしまって……つい」
P「そうでしたか……二人には無理をさせ過ぎていたようですね」
P「プロデューサーとしていち早く気付かなければならないことなのに……」
P「……すみませんでした」
あい「いや、Pくんだけのせいじゃない。私たちもPくんに言うべきだったよ」
真奈美「ああ、結果的に私たちのために頑張ってくれているPを裏切るようなことをしてしまった」
P「あいさん、真奈美さん……」
真奈美「それに、元はと言えば2日ぶりとはいえ自分を抑えられなかった私たちの方が悪い」
P「ん?」
あい「これからは忍耐力も鍛えていかないといけないな」
P「え?今回が初めてなのでは……?」
真奈美「ロッカーに入ったのは初めてだが?」
P「……スーツとシャツは?」
あい「いつものことだが?」
P「せっかく良い雰囲気だったのに台無しだよ!」
…
……
………
P「まぁ、なるべく気付けるようにしますが、二人とも何かあればすぐに言ってください」
P「出来る範囲であれば何かしてあげますので」
真奈美「P!」ガバッ
あい「Pくん!」ガバッ
P「うぉっと!……流石にいきなり抱きつかれるとは思いませんでした」
真奈美「嫌だったかい?」
P「いえ、こんな美女二人に抱きつかれるなんて幸せですよ」
あい「それはよかった」
真奈美(やっぱり直はいいものだな」スーハースーハースーハー
あい(ああ、念願の髪が目の前に」ジュル
P「だからなんですぐ台無しにするんですか!」
P「は、放してください!」ガバッ
真奈美「おっと」ガシッ
あい「逃がすわけないじゃないか」ガシッ
P「忍耐力を鍛える話はどこに行ったんですか!?」
あい「来g……明日から頑張るさ」
真奈美「だから今日はいいんだよ」
P「ひっ!」
数日後
P「で、俺の家で何を?」
あい「何って……」
真奈美「かくれんぼの練習さ」
P「隠れてすらいないじゃないですか」
P「……本当の目的は?」
真奈美「私の布団一式貸すから、Pの布団一式を借りて行っていいかい?」
あい「私のを置いて行くから、歯ブラシ、箸、マグカップを貸してくれないか?」
P「駄目に決まってるでしょう」
真奈美・あい「そんな!」
終
短いですが終わりです
ありがとうございました
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