カズキ「……」

遊戯「………」

遊戯「……なんでだろうな」

カズキ「ホント、どうしてなんだろ」

遊戯「確かに…俺の世界のバトルは肉弾戦がメインじゃない」

遊戯「出れたとしても、今回は初の3D…2Dでごまかせた前作と違って、浮くのは明白だったかもしれない」

遊戯「だが…！！前作までは呼ばれていた…！確かに出演依頼が来ていたんだ…！！」

カズキ「…言うな、俺なんか…俺なんか…」

カズキ「『武装錬金』という、れっきとしたバトル漫画の主人公なのに…」

カズキ「オファー来なかったんだぞ！！？」

？？？「お～い」

？？？「お～い！」

遊戯「！あれは…」

カズキ「マンキンの麻倉葉と」

遊戯「忍空の風助だ」

葉「おめーらも呼ばれなかったのか」

遊戯・カズキ「……ああ」

葉「まーしょげることないさ、聞く話によれば、あのゲームあんまし出来よくねぇって話だ」

風助「そうだぞ、そんなゲームに出れたって嬉しくもなんともないぞ」

葉「呼ばれなくて正解だと思うぞ」

カズキ「だけどよ…数年に一度来るか来ないかの大祭りだぞ？」

カズキ「他の漫画のキャラと戦えたり、タッグ戦できたりするんだぞ！？」

カズキ「しかも今回は初の3Dゲー…しかもシリーズでようやくまともっぽいストーリーモードだってあるんだぞ！！？」

遊戯「やめろ」

遊戯「落ち着くんだカズキ、お前の気持ちはわかる」

カズキ「だけど！」

遊戯「ここで怒ってもどうしようもない」

カズキ「クソッ…！」壁ﾄﾞﾝ

葉「ストーリーモードってのも、どうやらやる価値がないレベルのクオリティらしいぞ」

カズキ「…本当なのか？」

葉「ネットの口コミを少し見てみた」

葉「まぁ、オイラは買ってないから、実際のところはまだわかんねぇけどな」

風助「俺もまだ買ってないぞ！」

遊戯「確かに発売されてまだ二日しか経過していない」

遊戯「安定した感想が耳にするまで、世間の連中は様子見しているのが現状だ」

遊戯「あと少しでもすれば、あのゲームがどれほどのクソゲーか世間に知れ渡ることだろう」

遊戯「そうなれば、俺達の勝利も同然だ」ﾆﾔｯ

葉「こういうのをメシウマっていうんだな(笑)」

カズキ「そ、そうか…！出れないからって何も嘆くことはないんだ！なぜなら、出なかったこと=俺達の勝利だからだ！」

遊戯「フッ、そういうことだ」

葉「ネットの連中にぼろくそに叩かれる未来が楽しみだな」

遊戯(相棒)『葉くん、ユルいかんじでさりげなくネットスラングを…ネットもやってるらしい…なんか違う気が…』

遊戯「ん、どうした相棒」

遊戯(相棒)「な、なんでもないよ…」

※申し送れました>>1です
このssではキャラ崩壊のオンパレードが起きる可能性があります
作者の力量でできるだけ崩さず書いていこうと心がけますが、あ、もう既に壊れかけてますねすいません
初ssなので多少は大目に見ていただけると嬉しいです
まあ、何が言いたいのかというと、キャラ崩壊注意ってことです
基本書き溜めはしてませんので、投下に時間がかかるかもしれませんがご了承を

一方その頃某所では…

月「何　故　だ　！！！」ﾊﾞﾝｯ！！

月「何故新世界の神であるこの僕にJスターズビクトリーバーサスの出演オファーが来ない！！？」

月「確か僕は前作ジャンプアルティメットスターズには出演していたはずだ！」

月「そのよしみで続編であるビクトリーバーサスには出演できるのが道理…！！」

月「それに…邪道だと言われながらも、ジャンプで人気を勝ち取った傑作サスペンス漫画『DEATH NOTE』の主人公だぞ僕は！！」

月「どう考えても僕が呼ばれないなんて…何かの間違いだ！！」

月「…罠だ…これは罠だ！！」

月「Lの仕業か…！！それともニアか！！？」

月「いや、まだ断定するには判断材料が少なすぎる…」

月「どちらにせよ…誰かが僕に対して罠を仕掛けたのは事実だ！！」

月「必ず突き止めてやるぞ…！！」

リューク「まぁ落ち着けよ月～、俺のりんごやるから食え…

月「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」ﾊﾞｼｯ！

リューク「あぁぁぁ！！？俺のりんごが！」ｱｾｱｾ

月「クソォォォォォォォォォォォ！！！」

数分後

月「ハァ…ハァ…」

月「…落ち着け月、状況を整理するんだ…」

月「まず今回の一件、Jスターズビクトリーバーサスというゲームの出演依頼が来ないことから始まった」

月「このことから考えれば、集英社とバンダイナムコゲームスが関わっていることは確実」

月「だとしたら、両社の社員がくさい…内部工作の線が強いな」

月「とりあえず集英社とバンナムに問い合わせて、僕が出演できない理由を聞いてみよう…」ﾋﾟﾎﾟﾊﾟﾎﾟ

月「……」ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ…ｶﾞﾁｬ

月「もしもし、夜神月と申します、編集長に通してもらえませんか…無理？何故ですか？」

月「…休養？…わかりました…失礼しました」ｶﾞﾁｬ

月「次はバンナムだ」ﾋﾟﾎﾟﾊﾟﾎﾟﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…ｶﾞﾁｬ

月「もしもし夜神と…」ｶﾞﾁｬ、ﾌﾟｰﾌﾟｰﾌﾟｰ

月「………」

月「ふ…ふふ…ふふふふふふ…クククク…！！プッ、はっはっはっはっは…あははははははは！！！！」

月「面白い…何が何でも逃げ続けるつもりか」

月「だが今の行動は明らかに失態…馬鹿が！」

月「この夜神月を敵に回したことを後悔させてやる」

リューク「気にいらねぇことがあればとことん追求し続ける…やっぱり人間っておもしろ！」

カズキ「そもそもさ、おかしいと思わねぇか？」

風助「何がだ？」

カズキ「作品チョイスだよ」

カズキ「ドラゴンボール、ナルト、ワンピースは言うまでも無い」

カズキ「百歩譲って、銀魂やトリコもいいとしよう」

カズキ「だが」

カズキ「なぜめだかボックスや斉木楠雄なんだよっ！！？」

遊戯「うむ」

カズキ「他にも『ToLOVEる-とらぶる-』やら『ニセコイ』やら」

カズキ「ジャンプ漫画を名乗ることすらおこがましい無価値なク○漫画の意味不明ごり押し参戦…」

カズキ「ハイキューや黒子のバスケにいたっては論外だ！！なんで明らかに場違いなスポーツ系漫画のキャラがしゃしゃり出て来るんだよ」

？？？「まだまだだね」

一同「！？」

？？？「『バトル漫画じゃないから』『ジャンルが違うから』なんて理由で参戦を認めないなんて考えは…もう古臭いよ」

カズキ「お、お前は…」

リョーマ「要は戦えるだけの『能力』を持ってればいいんでしょ？ジャンルとか関係なしにさ」

遊戯「テニヌのリョーマ…！」