男「恋のキューピッド?俺たちが?」女「」コクン (69)

男「女ー!一緒に帰ろうぜ!」女「」コクン

男「女ァ!貴様俺のパンツ盗っただろ!!」女「」コクン

老人「『爺クフリート』とはワシのことじゃあぁぁーーっ!!」

というssの続きのようなもの

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395321720

「ちーっす」「おひさし~」ガヤガヤ

女「.....」テクテク

男「女!おっはよー」

女「!」パァアア

男「いよいよ今日から二学期だなぁー、あっという間だったな夏休み」

女「」コクン

男「まぁでも、女と毎日会えるのは嬉しいけどね!」ニコニコ

女「....////」カァアアア

男友「おうおう、今日も今日とてお熱いねぇ」

男「おっす相棒」

女友「女ちゃんおっはよー!」

女「♪」ノ

女友「あぁ、ついでに男くんおはよ」

男「ついででどうも。...って、二人とも今日はご一緒?」

男友「まぁね」女友「ちげーよ」

男友「....ひどい」

女友「学校来る途中にDVD返しに行ったらコイツと鉢合わせて、勝手についてこられただけ」

男「ストーカーとかないわー」

男友「裏切りやがった!?」

女「....ちょっと引いた」

男友「二学期初セリフがそれかよ!!」

女友「まーったく、新学期早々アンタなんかに出くわすなんて交通事故もいいとこだわ」

男友「アフターサービスなら万全ですよ?生涯安心のね」ドヤァ

女友「」

男友「.....あれっ、またスベった?」

男「.....今のは」

女「.....良くないです」

男友「えっ、何で」

女友「....なっ、何を急に言い出すかこのタラシ野郎がぁぁーーーっ!!」ブンッ

男友「おっとぉ!?暴力ヨクナイいじめカッコワルイ!!」スカッ

モブ「さぁ集まった集まったぁ!!男友VS女友、待望の第2ピリオド開始だぁ!!」

モブ2「チップはワタクシめに!さぁさぁ!!」

「やっちまえーーー!!」「消し去ってしまえーーー!!」ワイワイ

男「本当何なのこの学校」

校長「え~、生徒諸君。え~、夏休みはどのように過ごしていたでしょうか。え~.....」

男「開始30秒を待たずに8回も『え~』が出やがった」

男友「はぁーっ、新学期早々不毛な話だぜ」

男「不毛なのは校長の頭だけどな」

男友「夏休み中に植毛したって聞いたけど、アレかつらだよな....。抜けたの?」

男「知らね」


女友「......」

女「?」キョトン

女友「わっ!?どうしたの女ちゃん」

女「.....ぼーっと、してたから」

女「どこか具合、悪いの....?」

女友「だっ、大丈夫!心配させてごめんねっ」チラ

女「....!」ピーン

--放課後

男「女ー!一緒に帰ろうぜ!」

女「」コクン

女友「じゃあねー女ちゃんっ」ノシ

女「」ノシ

男「いやー、始業式ってのは午前授業なのがたまらないよな!」ニコニコ

女「♪」ニコニコ

男「っと、帰る前に図書室に寄りたいんだけどいい?」

女「」コクン

男「あったあった!『世界武闘家列伝 第3幕』!」

女「?」キョトン

男「いやー、実はさぁ。この本に若い頃のウチの爺ちゃんが載ってるらしくてさぁ!!」

女「!!」キラキラ

男「そうそう、武闘家といえば。何か根岸と山本がしばらく会わないうちに世紀末覇者みたいな外見になっててさぁ...」

図書委員「てめーら、神聖なる図書室で何イチャついてんだ、あん?公務執行妨害でパクらせんぞコラ」

男「いい加減苦しいよなそれ」

男「男友と女友さんをくっつけたい?」

女「」コクン

女「女友ちゃん、ずっと男友くんのこと気にしているから.....」

女「....きっと、素直になれないだけで。ホントは、あの人のこと.....」

男「....なーるほど。それはつまり....」

男「恋のキューピッド?俺たちが?」

女「」コクン

男「まぁ確かになー、女友さんの好意はあまりにも分かりやすすぎるからなぁ」

男「気付いていないのは男友本人だけだろう」

女「」コクン

男「よーし分かった!俺も協力しよう」

女「!」

男「男友も女友さんには少なからず何か感じてるみたいだし、何より見てるこっちはやきもきしっぱなしだからな」

女「」ギュム

男「うおっ」

女「.....ありがとっ、男くんっ///」スリスリ

男「その台詞100倍返しな」

男「ただ、ひとつ注意点」

女「?」

男「あくまで俺たちの仕事は『二人の後押し』であって、本人たちの意思を無視するようなことはしちゃーいかん!おk?」

女「」b グッ

男「よぅし、そうと決まれば作戦会議だ!」

女「......」フーッ

男「うん、なんだいその余裕に満ちた表情は」

女「....わたしに良い考えがあります」

男「なんと」

ずっと気になってたんだが
女ちゃんは何カップだい?

>>11
Dとか?想像にお任せ
ただ一つ確実なのは、胸の大きさは 女>>女友

-- 一週間後

男「....というわけで、第一回!!季節遅れの肝試し大会を行いまーす!!」

女「♪」パチパチパチパチ

女友「どーいうワケだ、コラ」

男友「まぁまぁ、いいじゃないですかこーいうのも!!」

女友「うっさい」

男友「(´・ω・`)」

男(いわゆる『吊り橋効果』を利用して、二人を急接近させようというワケさ)

優等生「くだらん....。何故俺がこんなふざけた茶番に付き合わなければならんのだ?しかも夜の校舎に忍び込むなど....」

留学生「これがウワサのジャパニーズ・肝試し!!エキサイティングな予感がしマース!!」

オタク「フラグ発生イベントktkr!ただしイケメンに限る」

図書委員「だぁってろ肉団子」

男友「....何やら濃ゆいメンツばっかりですなー」

根岸「恐怖などない」

山本「為せば成る」

女友「....あそこは濃いとかそういうレベルじゃないわね」

男友「数ヶ月前までゴリラの物まねに興じていた連中が本物のゴリラみたくなってるとは、たまげたなぁ....」

オタク「何でも、夏休み中に名のある武闘家に弟子入りしたとか申していたでござる」

モブ「僕らもいるよー」

モブ2「イエーイ」

女友「」(無視)

男「....しっかし、まさかアンタが参加したいなんて言うとは思わなかったよ。ミセス図書館戦争」

図書委員「...フッ、アタシだって何もあんたらのこと毛嫌いしているわけじゃないからね」

図書委員「ぜひ尽力させてもらうよ。友人として」

男「おぉ...。これが俗に言う『劇場版ジャイ餡』の図か....!」

女「....でっ、ではっ.....!!早速ルールを説明しましゅっ!!////」

優等生(噛んだな)

オタク(噛みましたな)

留学生(プリティー)

女「これから、二人組のペアに分かれて頂きっ、指定のルートを回ってもらいみゃすっ!!」

モブ(また噛んだ)

モブ2「ぷっw」

男「何で笑った」

女友「消すぞ」

モブ2「ゴメンナサイ」

女「おっ、折り返し地点にあたる音楽室、そこにある譜面台を持ち帰って来てくださいっ....!!」

男友(ちゃんと言えたな)

根岸(見事なり)

山本(萌え)

優等生「おいちょっと待て。なぜ譜面台などというかさばるものをチョイスした」

男「気分」

優等生「解せん」

男「まぁ後始末なら心配ないよ。守衛さんに協力を頂いているので」

優等生「...貴様どんな手を使った」

男「ちょっとしたコネだよ」

女「♪」

男「さぁさぁみなさん!ではくじ引きでペアを決めましょう」スッ

留学生「ワクワク!ワクワク!」

男友「ドキドキ!ドキドキ!」

女友「」イラッ

女「.....」チラッ

男(ククク....。これにて準備は整った)

男(ターゲット2名を除く仕掛け人、そして我が祖父直伝のイカサマジックを利用し...!!)

男(奴らを強制的にペアにするのだァーーーー!!!)

男友「オイ大丈夫か相棒。魔王の側近みたいな顔になってるぞ」

女友「そこは魔王じゃねーのかよ」

留学生「優等生!ワタシはキミとバディデース!!」

優等生「まったく....」

モブ「お前か」

モブ2「知ってた」

男(よぉーし順調ォ....)

男(あの二人を後押ししつつ、俺は女とイチャコラできる!!まさに一石二鳥よ!!)

男友「俺は.....。あらら、女ちゃんとペアかぁ」

男「えっ」

女「えっ」

女友「....ってことは、あたしは男くんとかぁ。ゴメンね女ちゃん」

男「」

女「」

男(バカな....!失敗するなんて、誰かの介入があったとしか......)

図書委員「......」

男「....まさか!!」

図書委員「」ニタァ

男(ハメられたぁぁぁぁあぁあぁぁあ!!!!いつの間にぃぃぃぃぃ!?あのクソアマがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!)

図書委員「ウケケーーー!!誰も『協力』するとは言ってねーよー!!ざまぁ味噌漬け!!!」

男「オノーレーーーーーーーーー!!!」

男友「....女ちゃんとペアになれなかったのがよっぽど悔しかったと見える」

女(たぶん、半分正解)

オタク「汚いな図書委員殿さすが汚いwwwww」

図書委員「てめーのが汚ぇよ」ガスガス

オタク「ありがとうございます!!」

夜に再開します

男「....それじゃートリのお二人さん。先に行ってるぜぇ」

女友「オイ貴様。女ちゃんに何かしやがったら撲滅するからな」

男友「俺は飲酒運転か何かですか」

女「」ノシ

--校舎内

女友「さっ、サクッと終わらせるわよ」

男(....まぁなっちまったものはしょうがない。この際だから.....)

男「ねぇ女友さん。つかぬ事をお伺いしますけど」

女友「何よ」

男「男友って、どう思う?」

女友「ムカつく」

男「即答かよ」


男友「ぶえっくしょん!」

女「」スッ

男友「あっ、ティッシュ?ありがとうございます」チーン

女友「チャラチャラしてるし、うるさいし、デリカシーないし、空気読めないし、デリカシーないし」

男「二回言うほどデリカシーが無いのは正直否定できない」

男「でもさ、何だかんだ言ってアイツといる時楽しそうじゃない?」

女友「はぁ?あたしが!?バカ言ってんじゃないわよ」

男「少なくとも、アイツのほうはそう感じてると思うけどなぁ」

女友「....またテキトーなことを」

男「本気で言ってるよ」

女友「....えっ」

男「確かに男友は、チャラいし、うるさいし、デリカシーないし、空気読めないし、デリカシーないし、デリカシーないけど」

女友「三回言ってるけど」

男「たまにはさ、本当にたまにでいいから本心を言ってあげてくれないかな」

男「そしたらきっと、アイツ喜ぶと思うから」

女友「......ずいぶん、熱心に語るじゃない」

男「親友だからね」

女友「....まっ、まぁ?気が向いたらそうしてあげないこともないけどねっ」プイッ

男「やれやれ....」


「キェアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

男「.....えっ?」

男友「いやー、しっかし暗いねぇ....」

女「」コクン

男(....何だろう、この微妙な気まずさは)

男友(ヤバいなー、男とペアになれたかったし怒ってるんじゃね?)

女「........」

男友(あーこれもう絶対お冠だよー激おこだよー!何か良い話題、頑張れ会話の達人オレ!!)グルグル

女「........」

女(男くん、NTRは趣味じゃなさそうだよね.....)

男友「ところで女さん、最近男とはどう?」

女「!」ピクッ

女「.......」

女「//////」カァァァァ

男友(無難な話題がベストだった)

男友「楽しい?アイツといると」

女「♪」コクン

男友「だよね、オレもそう」

女「?」

男友「どうしようもないくらいバカでお人好しだけど、他人のいい所をしっかり見てくれてる。良い奴だからね」

男友「...もし良ければ、アイツのことずっと好きでいてほしいな」

女「......」

女「」コクンッ

男友「...ははっ、言うまでもないか!」

女「....男友くんも、男くんのこと大好きなんだねっ」

男友「まぁ親友としてね」

女「....ぁの、ところで男友くん」

男友「何です?」

女「っその、女友ちゃんのこt」


「キェアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

女「!?」ビクッ

男友「え、何。何なの」

幽霊「我がノクターンの邪魔をする者は何人も許さんんんんんんん!!!!」ゴゴゴゴゴ

男・女友「シャベッタァァァァァァァァァァァァ!!!!」

優等生「」

留学生「優等生、お気ヲたしかニ―!!」ペシペシ ムギュウ

男友「えー、何これ....。何これ.....」

女「~~~~~~!!!」キラキラ

男友「えー、喜んでらっしゃる」

モブ「もう駄目だ、おしまいだぁ....」

モブ2「逃げるんだぁ....。勝てる訳がないYO」

図書委員「てめーらふてくされる暇があったら戦いやがれ!!」

オタク「んんwwwwゴーストタイプに対抗できるのはあくタイプの図書委員殿以外ありえないwwwww」

図書委員「てめーからぶっ殺してやろうか!!あん!?」

男「どっ、どうもすいませんっしたーー!!ホラ、みんな逃げるぞ!」

女友「ったく、何が何だか....!!」グキッ

女友(やばっ、グネった!?)ドサッ

男友「!」

幽霊「立ち去れぇぇぇぇ!!」ブンッ

男「指揮棒に合わせて、周りのモノが宙に....!」

留学生「amazing!!」

女「女友ちゃんっ、危ない!!」

女友「うそ、待っ.....!!」


男友「させるかぁぁっ!!」バッ

女友「きゃっ!?」ドサッ

男「ナイスだ兄弟!!」

幽霊「おのれぇ!!今度こそ....!!」

「悪霊退散!!」ボ

幽霊「タコス!」シュウウウ

オタク「ウホっ!やりましたぞ!!」

図書委員「いつまで引っ付いてんだ不摂生の塊がぁぁぁぁ!!」ゲシゲシ

根岸「間一髪間に合ったな」

山本「他愛なし」

男「根岸に山本...!戻ってきてくれたのか、ありがとう!!」

留学生「同じニンゲンとは思えまセーン」

男友「いつつ.....。何か知らんが解決したみたいですな」

女友「」

男友「どう、女友さん!?惚れ直し.....あれっ、どうしたの」

女友「.....はっ」

男友「は?」

女友「早く離れろこのハレンチ野郎ぉぉぉぉぉ!!!/////」ブンッ

男友「あぶなっ!!」ヒョイッ

女「女友ちゃんっ、大丈夫!?」

女友「女ちゃん....。うんっ、平気だよ」

女「うぅ....。良かった....!!」グスッ

女「男友くん、ありがとう....!」

女友「あっ.....」

男友「イエイエ、この程度オレにかかればどうということはないっすよ」キリッ

女友「.......」

女友「.....おいっ、アンタ」

男友「ハイ?」

女友「....いっ、一回しか言わないから」

男友「ハイ」

女友「..........」

女友「......ありがと」

男友「えっ」

男(勝った!計画通り!!)ニタァ

女「」スッ

男「YEAH!!」ピシガシグッグッ

男友「あぁ、えと、なんて言うか、その.....」

男友「......デレ期?」

女友「さーて帰るか」

男友「シカトよくない!!」

--数日後

女友「~♪」

女(最近、機嫌いいなぁ....)

女(やっぱり女友ちゃん、男友くんのこと.....)

上級生「ねェ、ちょっとあんた」

女友「?あたしですか」

取り巻き「ちょ~っとお願いがあんだけど」

女友(うわっ、ヤな予感しかしない)

女友「.....つまり、上級生さんと男友との仲を取り持ってほしいと」

取り巻き「そーそー!話が早くて助かるわー」

上級生「あんた、あの子と仲良いみたいだし使えるなーと思ってたからさぁ」

女「」ムッ

女友「....ちなみに、アイツのどこが良いと思ったんですか」

上級生「そりゃールックスに決まってるでしょ?イケメン過ぎて濡れるってカンジだし」

取り巻き「しかもテニス部のエースで学年上位の成績とか、マジスペック高すぎっしょwww」

女友「.....はっ、アホくさ」

上級生「.....あ?」

女友「そんなメンドーなこと引き受けるほどあたしはお人好しじゃあないんで。行こっ、女ちゃん」

上級生「....ちょっ、待てよてめぇ!!」ガシッ

女友「.....しつけーな」

上級生「はぁ!?」

女友「だーかーらーー」

女友「そんな回りくどいことするくらいなら、無い知恵振り絞って告白の言葉でも考えてろバ―――――カ」

上級生「.....てめぇっ、殺す!!」

男「いやー、昨日家に帰ったら爺ちゃんが庭でゴキブリと空中戦繰り広げててさー」

男友「それ逆にゴキブリのほうが凄くね?」

「キャー!」「オイ、やめろ!!」

男友「あんだぁ?妙に騒がしい」

男「行ってみようぜ」タタタ...

上級生「オラァ!!」ブンッ

女友「っ!」

女「女友ちゃんっ!!!」

取り巻き「ちょっ、やめなよ!モップなんて振り回して、カッコ悪いよこんなの」

上級生「るせぇっ!!」ブンッ

取り巻き「あぶなっ!?バカヤロー!!」

モブ「オイ、先生呼んで来い!!」

校長「コラ、君たちやめなさい!!」

モブ2「何と!校長先生が直々に!!」

上級生「らぁ!!」ブンッ

校長「」ガスン

モブ「校長先生がまったく眼中にない!?」

モブ2「そして流れ弾で校長先生のヅラが吹っ飛んだーーー!!新調したヅラが吹っ飛んだーーー!!」

校長「我が頭頂に一片の毛根なし」ドサッ

モブ「そして意識が吹っ飛んだーーーー!!!」

男「女、何だよこれ一体!?」

女「男くん....!!」

男友「女友さん、何だってこんな.....」

上級生「大人しく言うこと聞いてりゃいいんだよこのメス豚がぁ!!」

女友「うっさいわね!あいつの....!男友のこと何も分かってないクセに偉そうなこと言うな!!」

男友「えっ.....」

女友「ルックスだのスペックだの、あいつの表面にしか興味の無い奴が....!!」

女友「あいつの本当にいい所は、もっと違う....!!」

上級生「知った風な口聞いてんじゃねえよ小娘ぇ!!」ブンッ

女友「ぅあっ!!」ガスッ

男友「」ブチッ

女「女友ちゃんっ!!」

男「行くな女!危ないから、ここは俺らが....」

男「....って、オイ!!男友!!」

上級生「てめー、モテないからってアタシに嫉妬してんだろ?」

上級生「知ってるんだよ、てめーが陰で何て言われてるか!!『黙っていれば美じn」バキィ!!

女友「.......えっ」

男友「........」

女「.....うそ」

男「あのバカ....!!」

男友「....黙るのはアンタの方だろ」

上級生「っ.....!?何っ....!何が......」

男友「いいからじっとしてろ」ガシッ

男友「その不愉快な口が二度と聞けねーよう、今から顔を潰してやる」

上級生「」

女友「ちょっ、あんた何言って....!!」

男友「くらえ」ブンッ

男「っバカ!!やめろ!!!」ガシッ

男友「放せ」

男「放すのはお前の方だよ!!そんな奴いたぶって何になる!!」

男友「オレの気分が晴れるんだよ」

男「いい加減にしろ!!らしくねぇ!!女友さんが見てんだぞ!!!」

男友「っ.....」

上級生「....ぐはっ!?」ドサッ

男友「......殴ったりして、すみませんでした」

男友「.....わりぃ、調子こいた」

男「......」

男友「...女友さん、ゴメン。何かオレの面倒に巻き込んじゃったみたいで」

女友「そんなっ、違う....!あたし、あたしはただ......」

女友「あたし、は.......」

男「結局、女友さんは厳重注意および奉仕活動の刑、手を出した上級生さんと男友が一週間の停学と....」

女「........」

男「まぁ、俺らが落ち込んでもどーしようもないしさ!元気出そうぜ」

女「.....わたしが、ちゃんと止められてたら」

男「は?」

女「....せっかく、二人の仲が縮まったの、にぃ!?」

男「.....」ムニューー

女(お、男くん!?わたしのほっぺたを引っ張って何を....)

男「...悔しいのは、俺も同じだ」

女「?」

男「....でも俺たちが見るべきなのは、後ろじゃなくて前だ」

男「これからあの二人を元気づけるのは、親友である俺たちの役目だ!そうだろ?」

女「.......!!」

男「だから俺たちがシャキッとしねーと!!な?」ニカッ

女「!!」コクンッ

男「いやぁ~、しっかし女のほっぺたはふにゅふにゅしてて心地よいなーーー!!」ムニュムニュ

女「~~~~!!!///////」


図書委員「てめーら、神聖なる通学路で何イチャついてんd」男「それもう飽きたよ」

女友「.......」ボケー

男「やっ、女友さん」

女友「....何よ」

男「奉仕活動終了のお祝いにね。上級生さんには謝りに行ったんだって?」

女友「....まーね」

男「さて、本題に入ろうか」

女友「.....」

男「俺たち、今日の放課後に男友の家に行くんだけど、どう?良かったらいっしょn」女友「お断りよ」

男「えー、はやっ.....」

女友「一体、どのツラさげて会いに行けって言うのよ。あたしのせいで、こんなことになったのに」

男「まーだそんなこと言ってんのかこのヘタレ娘が」

女友「.....うっさい」

男「まぁいいや!無理強いしたっていいこと無いからね」

男「とりあえず、これだけは見せておく」ピッピッ

女友「何?メール?」


From:男友

件名:暇だ

本文:愛をください☆(*´з`)


男「どう?全然気に病むことないって」

女友「....逆に行く気が失せたかも」

男「分からなくもない」

男「あぁ、それともう一つ」

女友「何さ」

男「俺、あいつとは長い付き合いだけどさ。あんなに怒ってるの見たの久しぶりだったよ」

女友「....だから?」

男「....分かってるくせに」

女友「うっさい」

--公園

女友「はぁーーー.....」

女友(家にも帰らず、何をほっつき歩いているんだあたしは)

女友「....何か飲み物でも買うか」


ピッ ガコン

女友(男くんと女ちゃん、今ごろアイツの家かぁ)

女友(....つーか、あの二人に便乗すれば楽だったんじゃ)

「おーい、そこの」

女友(イヤ、でもそれじゃあ......)グルグル

「おーい」

女友「んぁーーっ!!もうどうしろってーのよぉ!!」

「まずそこをどいてくれんかのう」

女友「えっ!?あ、ゴメンナサイ」

老人「うむ、素直でよろしい」

女友(....何か変わった爺さんね)

老人「やはりプロテインに限るわい」ピッ ガコン

女友(ツッコミどころしかない)

老人「....何か悩み事かな?ワシで良ければ相談に乗るが」

女友「あー、イエ。お構いなく」ダッ

ガシッ

女友「」

老人「まぁまぁ、ここで会ったのも何かの縁じゃろうて。こんな老いぼれでも少しは役に立つもんじゃよ」ニタァ

女友(ったく、どいつもこいつも....)ハァ

老人「....なるほど。自らの浅はかさによって、傷つけてしまった人がいると」

女友「...本当は、すぐにでも謝りたい。自分の気持ちを伝えたい」

女友「でも怖いんです。どうしようもなく、不安なんです」

女友「きっと、嫌われた。もう前みたいに話せない。そんなことばっかり、頭をよぎって....」

老人「.....なるほど。つまりお主は....」

老人「なんてことない、ただのヘタレ娘というワケじゃな」

女友「」グサッ

老人「向こうも同じ人間じゃろう?それを怖がってしまうなど、自ら繋がりを断っているようなものじゃろう」

女友「.......」

老人「人生と意地っ張りの先輩としてここはひとつ、お前さんにいいことを教えてやろう」

老人「意地を張るのは決して悪いことではない。しかしな、意地の張り方というのはちゃーんと考えねばならんものなのじゃよ」

老人「言いたいことも言えないまま、取り返しのつかないことになってしまうことだってある。ワシはその繰り返しじゃった....」

女友「....意地の、張り方」

老人「まぁ、古臭い説教もこの辺にしとこうかの。『押しつけがましい』と孫がうるさくて敵わんのじゃ」

老人「くれぐれも、自分に嘘をついて後悔するようなことにはならぬように。少しは本心を見せてあげれば、そいつも喜ぶじゃろうて」サッ

女友「....あのっ、ありがとうございました!」

老人「うむ、それが言えれば大丈夫じゃ」タッタッタッ....

女友「......よしっ」


根岸「師匠!お戻りになられましたか!!」

山本「プロテインのお味はいかがでしたでしょうか!!」

老人「美味だったぞ。さぁ、一息ついたところで修行再会じゃ」

根岸&山本「御意!!爺クフリート万歳!!」

--男友の家

女友「......」ゴクリ

ピンポーン

???「はーい!」ガチャッ

女友(わっ、キレイな人.....)

女友「あのっ、私....」

???「ひょっとして、男友ちゃんのお友達?彼女?」

女友「前者です」

姉「あらあら、弟のためにわざわざありがとう!さっ、遠慮せず上がって?」

女友「はいっ、お邪魔します....」


男友「マジでかぁぁぁ!!超嬉しいんですけどぉぉぉぉぉ!!」

女友(思っていたより5倍は元気だ)

姉「お部屋に案内してあげなさい?お菓子持っていくから」

男友「よろしく!さぁ、どうぞこちらへ」

女友「え、ええ」

女友(緊張が治まったら、女ちゃんたちに退室してもらおう....)

男友「イヤー、ホントにありがとね?こんなことしてくれたの女友さんだけだよ」

女友「.....えっ?」

男友「男のヤツにメールしたんだけどさぁ、返信するだけでお見舞いとか一切なかったわけよ!親友としておかしくない!?」

女友「」

男友「そんな寂しい思いを拭うため、ひたすらゲームに没頭していたけどね!HAHAHA☆」

女友(......ハメられたぁぁぁぁぁ!!!)

男友「さぁ!ようこそマイルームへ!!どうぞごゆっくり」

女友「帰る!!!!」

男友「なんでさ!?」

女友「....ふーん、意外と整理整頓が行き届いてるじゃない」

男友「紳士のたしなみってやつですよ」

女友「...あれ、中学の修学旅行?」

男友「そうそう!夢の国でエキサイトしてきたよ」

女友「.....卒アルとか無いの?」

男友「はいはいただいま!!」

女友「.....じゃなくてっ!!!」

男友「はい何でしょう!」ビクッ

女友「あのっ、その.....!!」

女友「迷惑かけて、ごめんなさい!!」

男友「.....えっ」

女友「今回、だけじゃない....!いつも、いつも....!!」

女友「あんたに酷いこと言ったり、暴力振るったり....!本当に、ごめんなさい!!」

男友「......!」

女友「自分でもっ、よく分かんないの...!!何であんたに、あんたにばっかりそういう風になっちゃうのか....」

女友「だから、えーっと、その.....!!」

男友「.....女ちゃんに聞いたよ」

女友「えっ?」

男友「上級生さんがうわべだけのオレを語っているのが許せなくて、怒ってくれたんだよね?」

女友「あ、イヤ!あたしは別に....」

男友「オレってさぁ、昔からそうなんだよねぇ」

女友「?」

男友「ホラ、ルックスもいいしスポーツ万能&成績優秀でしょ?」ドヤァ

女友「自分で言うと余計腹立つわね」

男友「だからさー、言い寄って来る女の子たちはそこばっか見るワケ。オレの内面なんかキョーミなし」

男友「それで、最終的には『なんか違う』とか言って勝手に離れてくんだー。意味分かんないよね?」

女友「......」

男友「でも、キミは違った」

女友「....あたし?」

男友「外側なんか一切見向きもしないで、やかましくてしょーもないオレの中身を見てくれた」

男友「そのうえ、女子にあそこまでぞんざいに扱われたのは初めてだったからね。自分でもびっくりだったよ」

女友「.......」フクザツ

男友「だから、自分でも分かんないうちに女友さんと一緒にいるのがすげー楽しくなっててさ。何だろうね、コレ」

女友(....そっか、やっと分かった)

女友「...一緒なんだ、あんたとあたし」

男友「いっしょ?」

女友「あたしって、ガサツで怒りっぽいからさ。周りの男子がしょっちゅう『幻滅した』とか言ってきて、それが凄くイヤだった」

女友「つまんない理由で本当の自分が拒絶されるのが、イヤだった。だから、自然と男の人を遠ざけるようになって...」

男友「百合道に走ったと」

女友「人の過去を捏造すんな」

女友「....たぶん、あんたくらいだよ。あたしにあれだけされて、それでもちょっかい出してくる男子なんて」

女友「あたしもね、きっと楽しかったんだと思う。あんたと一緒にいる、遠慮なく本当の自分でいられる時間が」

男友「.....」

女友「女ちゃんといるときとは違う....。楽しいけど、少し苦しいこの気持ち.....」

女友「....あははっ、何か変なカンジ。そういえばあんたとこうやって落ち着いて話したの、初めてかも.....」

男友「女友さん」

女友「なに?」

男友「.....オレ、キミのことが好きだ」

女友「」

女友「なっ......!!何を突然言い出すかこのチャラ男はぁぁぁぁ!!!??//////」カァァァァ

男友「本心を述べたまでです!!」

女友「おっ、おま...!!お前はぁ~~~~~!!//////」アセアセ

女友「じゃっ、じゃあ聞くが!?あたしのどこに惚れた!!返答次第ではぶっ飛ばす!!」

男友「どこ、とか言われても.....。女友さん『そのもの』を好きになったのであって」

女友「ああああああああああーーーーーー!!!!////////」ガシッ

女友「よくも平然とそんなことが言えるなキサマぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!」ボフボフ

男友「ちょっ、やめて!座布団で叩かれて痛いとか初めてなんだけど!!」

女友「ふーっ!!ふーっ!!//////」ハァハァ

男友「えーっと、じゃあ逆にお伺いしますが.....」

男友「女友さん、オレのこと....。好き?」

女友「」

男友「好き?」

女友「あっ、あたし....。あたしは.....!!/////」

男友「はぐらかさないで、正直に教えて?」

女友「あたし、は....!!あんたのこと.....!/////」

男友「オレのこと......?」

女友「~~~~~~~~~!!!////」カァァァァ

女友「...........」

女友「.......キライ」

男友「ん?」

女友「.....キライ....!」

男友「....嫌い?」

女友「....キライ!!」

男友「....だったら、もっと嫌そうな顔したら?」

女友「......うっさい」

女友(...こーいうときばっかり、察しが良い)

女友「そーゆートコロが、キライなんだよ.....///////」


『このあと滅茶苦茶セッ○スした』

男友「ふざけたこと言ってないで菓子だけ置いてさっさと立ち去りなさい」

姉「あ、ばれた?」

--そして時は流れ....

男友「ふはははは!我が世の春がキターーーー!!」

男「どーだい、久々のシャバの空気は」

男友「お前結局オレに会いに来なかったな」

男「付け上がると思ってな」

男友「鬼かおのれは」

男「おや、あれは.....」

女友「.......」ボケーッ

女「!」クイクイッ

女友「ん?なに、女ちゃん」

女「」スッ

女友「......うげっ」

男「女ー!おはよう!!」ノ

女「♪」ノ

男友「女友ちゃん、おはやっぷー☆」

女友「うっさい!!気安くちゃん付けすんな!!」

男「おやおや?仲睦まじいようで」ニヤニヤ

女友「っざけんな蹴飛ばすぞこんにゃろう!!」

女「/////」ニヤニヤ

女友「え、ウソ。女ちゃん?女ちゃんまでそっち側!?」


男「さて、相棒の出所祝いに今度みんなでどっかに遊びに行かない?」

男友「オレのために....!!さすが我が友よ!」ガシッ

女(┌(┌^o^)┐)

女友「あー、もう.....!!」

--約束の日

女友「あれっ、まだあんただけ?」

男友「みたいっすねぇ~。時間にうるさい男が俺より遅いとは珍しい....」ブーッ ブーッ

男友「おっと、メールだ。.....男?」

女友「あっ、あたしも.....。女ちゃん?」

男&女『『お腹が痛いので、今日は行けません☆楽しんできてねー(∩´∀`)∩』』

男友「........」

女友「........は」

女友「ハメられたぁぁぁぁあぁあぁぁあーーーーーー!!!!!」

男友「ドタキャンかよー、仕方ない。うちらだけで遊んじゃいますか!!」

女友「帰る!!!」

男友「待たれよ!!!」

男「ククク....計画通り」コソコソ

女「♪」コソコソ

男「恋のキューピッド作戦、その弐!!上手くいったな、智将よ」ナデナデ

女「/////」ドヤ

男「いつぞやの仕返しだ。思う存分尾行してニヤニヤしてやるぜ」

女(....女友ちゃん、すごく楽しそう...!)ホッコリ

男友「まぁまぁ、いいじゃない!!お互い本心をさらけ出し合った仲でしょ?」キラァ

女友「やかましーーー!!!」

女友「あたしは!あんたが!!この世の!!!誰より!!!!」

女友「大っキライなんだぁぁぁぁーーーーーー!!!!!!!!」


前作を書いたのが大分前だったので、キャラがブレブレになってしまった
続きは気が向いたらで

モブででてきた留学生と優等生の話か、毛根を求めて戦う校長の話を書きたい

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom