沙英「嫁自慢大会!」宮子乃莉「わー」 (24)

102号室

乃莉「なんか沙英さんの部屋に集まるって新鮮な気がしますね」

宮子「だいたいヒロさんの部屋行っちゃうからねー」

沙英「まあ私の部屋じゃ大したおもてなしもできないから」

宮子「私は食べられるものならなんでも構いませんぞー」

沙英「ちょ・・・宮子・・・」

乃莉「さすがの図々しさですね・・・」

沙英「飲み物はペットボトルのお茶くらいしかないけど」

沙英「あとはおせんべいがあるかな」

宮子「おせんべ!!沙英さん大好き!!」

沙英「まったく調子いいんだから」

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宮子「沙英さん家の冷蔵庫も、ウチ並みにからっぽだよねー」

沙英「アンタのとこよりはマシだよ、一応食材入ってるし」

乃莉「・・・沙英さん、この魚、いつのですか?」

沙英「あれ、それ・・・」

沙英「・・・思い出せないくらい古い」

乃莉「うえ・・・空のほうがマシなんじゃ・・・」

沙英「さっ最近はたまたまヒロの部屋にお邪魔することが多かっただけで」

宮子「えー、沙英さんはヒロさん家にいつもいるイメージ」

沙英「ま、まあそうなんだけど」

沙英「でも2人とも、ゆのとなずなの部屋に泊まったりするでしょ?」

宮子「昨日はゆのっちの部屋に泊まりましたよー!」

乃莉「私も昨日なずなの部屋に泊ったんですけどね」

乃莉「まあいつものことなんですけど」

乃莉「もうなずなの寝顔が可愛くって・・・」

沙英「なにー?ノロケ話?」

乃莉「それでもう我慢できなくなっちゃったんですよね」

乃莉「まあいつものことなんですけど」

沙英(スルー!?)

宮子「乃莉スケさんはなずな殿に普段どんなことを?」

沙英(あ、しかもそこ聞くんだ・・・)

乃莉「いやーそれが」

乃莉「普段はこう、匂い嗅いだりとか、ほっぺにキスとか、そのくらいで済ましてるんですよ」

宮子「ほうほう」

乃莉「いい匂いするんですよこれが」

沙英「まあ気持ちは分かるけどさ」

宮子「沙英さんも分かるんだー」

沙英「っ!?」

沙英「ま、まあ、その、私もヒロと一緒にいるときとか、いい匂いするな、って思うことあるし・・・」カァー///

乃莉「ですよね!?そういうことありますよね!」

沙英(恥ずかしくないのか・・・?)

沙英「宮子はそういうこと思わないの?」

宮子「うーん、ゆのっちは無臭」

乃莉「無臭って・・・」

沙英「その言い方はどうなんだ・・・」

宮子「それで?」

乃莉「昨日はなずな、すごく良く寝てて」

乃莉「これは起きないなって」

乃莉「なんで唇にキスしてみたんですよ」

宮子「おー、ダイタンですなあ」

乃莉「もうこれが柔らかくって」

沙英「あれ?キスするの初めてだったの?」

乃莉「へ?そうですけど・・・」

宮子「つまり沙英さんはキスくらい当たり前のことで日常茶飯事だと」

沙英「い、いや、別にそういうわけじゃないけど」

乃莉「え、沙英さん、ヒロさんと日常的に・・・?」

沙英「そそそそんなこと、別に、いや、その///」

宮子「沙英さん顔真っ赤ですよー?」

沙英「・・・まあ、何回か、あるけどさ・・・」

宮子「何回かって何回ぐらいですか?」

沙英「宮子っ!今は乃莉の話でしょ!私のことはいいの!」

乃莉「あはは、まあそういうことにしておきましょうか」

沙英「乃莉までそんな・・・」

沙英「で?乃莉、まだ続きあるんでしょ?」

乃莉「ええまあ」

乃莉(キスじゃ当然終わらないと思ってるあたりも何か・・・)

乃莉(まあ、言わないでおこう)

乃莉「なずな、全然起きる気配がなくて」

乃莉「つい、上、脱がしちゃったんですよね・・・」

沙英「ついって・・・」

宮子「でもお風呂一緒に入ったりとかしたらそれくらい普通なんじゃ?」

乃莉「違いますよ」

乃莉「ベッドで、脱ぎかけになってるってところが重要なんじゃないですか」

乃莉「ですよね沙英さん!?」

沙英「へっ!?」

宮子「そうなんですか?」

沙英「うん、まあ、そういうものかな・・・」

宮子「ふーん」

乃莉「沙英さんもなんか、ノッてきましたね」

宮子「それでそれで?」

乃莉「脱がしたらそりゃあ触りますよね」

沙英「起きないの?」

乃莉「いやもう全然」

乃莉「舐めても起きませんでした」

沙英「乃莉、それはそんなにさらっと言うことじゃないと思うけど・・・」

宮子「乃莉っぺは変態さんだと」

乃莉「あ、でも、ちょっと反応してましたね」

乃莉「それがもう可愛いのなんの」

沙英(変態は否定しないのか)

宮子(変態は否定しないんだ)

乃莉「沙英さんは何かないんですか?」

沙英「何かって?」

乃莉「何言ってるんですかー、ヒロさんとどんなことしてるかってことですよ」

沙英「やだよそんな・・・」

宮子「言えないようなことしてるんですか?」

沙英「え?い、いや、そんなことは・・・」

乃莉(宮子さんグッジョブ!)

乃莉「まあまあ、私もいろいろ語っちゃったんですから、恥ずかしがらずに」

沙英「私の場合は、寝てるときに何かするってことはないんだけど」

沙英「ほら、ヒロって朝弱いじゃん?」

沙英「だから、寝ぼけてるヒロに・・・」

乃莉「なんかマニアックですね」

沙英「乃莉がそれ言う?」

乃莉「で、何するんですか?脱がせたりとか?」

沙英「うーん、脱がすのは、着替えさせなきゃいけないときくらいかな」

宮子「沙英さん、ヒロさんの着替えまでやってるんですか?」

沙英「それは朝早い日とかだけだけど、どうしても起きない場合はね」

沙英「普段はそれこそキスしたり、触ったり、そういう感じだけど」

乃莉(あ、やっぱりキスは日常なんだ)

沙英「寝ぼけてとろーんってしてるヒロ見てると、どうしてもね」

乃莉(・・・なんかエロいです)

宮子「朝だけなの?」

沙英「へ?まあ、寝る前とかもそりゃあ、って何言わせてんの!」

乃莉「さすが先輩は違いますね」

沙英「・・・///」

宮子「沙英さんがヒロさんに一番ドキドキするのはどんなとき?」

乃莉(直球な質問きたなー)

沙英「え!?そうだなあ」

沙英「ヒロがお風呂あがるの待ってるときとか?」

乃莉「あー、それちょっとわかります」

乃莉「洗濯カゴの中漁ったりしますよね」

沙英「うんうん」

宮子「?」

乃莉「なずな、いつも洗濯物ためてるんですよねー」

乃莉「それで下着の色の変遷が分かるんですよ」

沙英(乃莉は安定して変態っぽいな・・・)

沙英「ヒロはマメに洗濯してるから」

沙英「だいたい脱ぎたてのしかないけど」

沙英「でもそこはぐっと我慢して、本人が出てくるのを待つのが好きかな」

乃莉「へー、大人ですね」

沙英(宮子がそろそろ話について来れなくなってきてる)

沙英「あとはそうだなぁ、やっぱヒロの胸がさ・・・」

沙英「あ・・・」

宮子「?」ボイーン

乃莉「?」ボイーン

沙英(この2人に振る話題じゃなかった・・・)

沙英(なんか悲しくなってきたし・・・)

宮子「胸がどうしたんですか?」

沙英「いや、ははは、何でも・・・」

宮子「沙英さんは胸おっきい人のが好きなの?」

乃莉(ちょっと宮子さん!そんな追い打ちをかけるようなこと言っちゃ駄目ですよ!)

沙英「うん、まあ、そうかな、あはははは・・・」

沙英「触ると柔らかかったりとか、揺れたりとか、そういうのいいなって・・・」

沙英「ははは・・・」

宮子「へー」

宮子乃莉(それにしても)

宮子(触ると柔らかい・・・)

乃莉(揺れる・・・)

宮子(ゆのっちじゃ・・・)

乃莉(なずなじゃ・・・)

宮子乃莉(想像できない・・・)

沙英「・・・2人はどうなの?」

乃莉「私は胸無いほうが好きです」

宮子「きっぱり言い切りましたなあ」

沙英「もしなずなの胸が大きくなったら?」

乃莉「巨乳好きです。そのときは」

沙英「潔いな・・・」

乃莉「宮子さんは?」

宮子「うーん、どっちでもいいよ」

沙英「なんか暴露大会みたいになっちゃったね」

宮子「そーですね♪」

乃莉「宮子さんは、なんかないんですか?」

宮子「私?うーん」

宮子「あ」

宮子「昨日の夜、寝言でゆのっちが、『宮ちゃん大好きー』って」

乃莉「・・・」

沙英「・・・」

宮子「およ?どうされました?」

乃莉「何ですかそれ!超うらやましいです!!」

沙英「宮子、あんたほんと幸せだよね」

宮子「???」

201号室

なずな「乃莉ちゃん、いっつも私がお風呂入ってる時に洗濯カゴのチェックするんです」

ゆの「そそそれって、何をチェックするの・・・?」

なずな「なんか私の下着の色とか記録してるみたいで」

ゆの「なななななんでそんな、記録とか・・・」

ヒロ「乃莉ちゃん、意外とそういう趣味があったのね」

なずな「あと私が寝た後、結構いろいろ」

ゆの「いっいろいろって、どんないろいろ?」///

ヒロ「ゆのさんには刺激が強すぎるかしら」ウフフ

なずな「あっそうかもしれないですっ」

ヒロ(・・・そんなことしてるのね)

ゆの「でも寝ちゃった後なのに、なんでなずなちゃん、知ってるの?」

なずな「それは、だいたい寝たフリなんで♪」

ヒロ(この子結構やるわね)

ヒロ「乃莉ちゃんはなずなちゃんが寝てないと勇気が出ないのね」

なずな「そういうことなんでしょうか・・・」

ヒロ「そうよ、沙英もいつもそんな感じよ?」

ヒロ「朝、私が寝ぼけてるときは積極的だけど、夜は完全に受け身だし」

なずな「///」

ゆの「///」

ヒロ「こういう話は早かったかしら?」

なずな「やっぱりセンパイってすごいんですね・・・」

ヒロ「ゆのさんは?」

ゆの「へ?私ですか?」

ヒロ「宮ちゃんと何かないの?」

ゆの「わ、私はそんな・・・」

ゆの「あ、でも昨日ウチでお泊りしたときに」

ゆの「宮ちゃん寝言で、『ゆのっち大好きー』って」

ゆの「えへへ」


おわり

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