村人「我が本気を出すときが来たか……!」[安価] (273)
村人「RPGの村人がただ平凡な毎日を送っているだけだと思うなよ?」
村人「勇者より先に魔王を捻り潰してやる!」
村人「まずは >>2 をしてやる」
村人 Lv.1 健康 持ち物 150G
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394857214
国連安全保証理事会に魔王討伐会議を開いてもらう
村人「一人では何も出来ない……」
村人「やっぱり頼れるのは国だ」
村人「お城へ行くとするか……ククク」
移動手段 >>6
村長のヘリ
村人「村長のヘリを借りるか」
村人「ふはは……よもや村長も断れないであろうな」
村人「我こそ選ばれた者なのだから……!」
村長の家
村長「嫌じゃ」
>>8 説得しよう!
村長 おうとにいたらどういった作物が人気か調べてきます 人気の作物がわかってそれに沿って農業を行ったらもうかりますよ
再安価 >>10
>>9 で行きます
村人「ということで、いかがでしょうか」
村長「あっぱれじゃ! そういう理由ならば好きにするがええ」
村人 (我の手にかかればこんなものよ)
ヘリに搭乗 上空にて
村人「操作したことが無かったが以外といけるものだな」
村人「さすが我だ!」
村人「む? あれは……」
>>13 何を見つけた?
魔物におそわれてる村
村人「あの村は日頃良好な関係を築いている隣村じゃないか!」
村人「いますぐ降りていって魔物を我が成敗してくれるわ!」
魔物に襲われている村
平凡な村人「ひええッー! お助けを!」
魔物「旨そうな人間だナ! 頭から食ってやる!」
村人「待てい! この卑劣で醜悪な魔物が!」
魔物「ん? 生意気な人間風情が……貴様から食ってやる!」
魔物の攻撃! 村人に↓のコンマ一桁目のダメージ!
村人 HP 15/15
村人 HP 14/15
村人「聞かぬゥゥ!」
魔物「何ィ!?」
村人「我の一撃を喰らえ!」
村人の攻撃! 魔物に↓コンマ一桁目のダメージ!
魔物 HP 6/6
魔物 HP 0/6
魔物を倒した! 経験値を↓コンマ一桁目獲得!
魔物「ギェェ……人間にやられるなんて……ぐふっ」
村人「さて、我は急いでる身ゆえ失礼するか」
平凡な村人「あの! 村長がお礼がしたいと……」
村人「我は目の前の醜悪な汚物を片付けただけだ! それでは!」
平凡な村人「あぁ……ヘリに乗って行ってしまわれ
た……」
平凡な村人「格好いい、な……」
上空
村人「お城までまだまだあるな……むむ?また何かあるぞ……」
>>20 何があった?
それと夕方まで出掛けて来ます。戻って来たらまた再開しますね
魔王
帰宅 遅れて申し訳ないです
経験値(7/10)
村人「な、なんだあの我と同じくらいの禍々しい雰囲気は……!」
魔王 (我が配下を葬った奴はこやつか……)
魔王「あまり強そうには見えぬが……用心するに越した事は、ない!」
魔王の攻撃! 村人はヘリごとふっとばされた!
村人「ぐああああッ」
お城の近くの村
村人「」
>>23 どのくらいの怪我?
痛すぎて逆に覚醒
村人「」ムクッ
村人「ふ、ふはは……なんて恐ろしい魔物だ」
村人「硬度が自慢の村長のヘリを、木端微塵にしおった」
村人「村長には申し訳ないが、奴に一つだけ感謝せねばな……!」
村人「奴の力、少し貰い受けたぞ……!」ニヤリ
村人の最大HPが2増えた! 17/17
???「大丈夫ですかーッ!?」
>>28 突然、村人に声を掛けたのはどんな人?
清楚な感じの、薬師の少女
村人「おぬしは……?」
薬師の娘「この村の薬師でございます。お怪我は?」
村人「ああ、大丈夫……だッ」バタリ
村人は気を抜いて倒れてしまった!
薬師の娘「ああ、打撲が酷いわ……家まで運ばなければ」
通りすがり「私が手伝いましょう」
薬師の娘「ありがとう……」
>>32 薬師の娘の家には誰か居る?
ブラックジャック
薬師の家
村人「ん……ここは」ムクッ
BJ「ん? おい、目覚めたぞ」
薬師の娘「ああ、殿方。目が覚めましたか」
村人「おぬしは、先程の……」
薬師の娘「薬師でございます。重傷だとお見受けしたので家に連れ帰り治療致しました」
村人 (先程はよく見なかったがこの娘、幼いな。十才程か)
村人 (そんな幼い娘に治療されたのか……)
薬師の娘「治療はお城の名医、BJ先生に御願い致しましたので、何の心配もございませんよ」
BJ「金の事なら心配いらない。ヘリに使われていた合金を頂戴したからな」
村人 (何か色々と……残念だ)
>>35 もう村人は動けるくらい元気だ! この村をたつまえに何かしておく?
それと、BJの事はあまり知らないので、キャラが合ってるか不安です……申し訳ない
近くのスライム討伐
村人「では、急いでいるので失礼する。お二方、誠に感謝しておる」
BJ「もう怪我するなよ」
薬師の娘「ええ!? もう少しお休みになられては……」
村人「我は目的を素早く消化する質なのだ。すまない」
薬師の娘「でしたら、お気をつけて下さいませ……」
村人は二人に深く感謝しながら薬師の家を出た!
村の外
村人「だがああは言ったものの、我の力を高めたいとも思う」
村人「我は絶大な力を秘めているが経験が足りない……」
村人「近くの魔物を狩るか……」
魔物「ピキーッ」
村人「奴にしよう……!」
村人の先制攻撃! 魔物に↓コンマ一桁目のダメージ!
魔物 HP 3/3
魔物「グェェ……」
魔物 HP 0/3
村人は魔物を倒した! ↓コンマ一桁目の経験値を獲得!
村人「我はやはり強いな……!」
村人「どれ、少々距離があるが徒歩で城まで行くとしよう」
>>41 道中何かあった?
↑
経験値 8/10
村人「む……魔物と戦っている者がおるな」
村人「どれ、偉大なる我の力で助太刀でも……」
スライム娘「止めてー!」
悪人顔男「おら! おら! くたばれ魔物が!」ゲシゲシ
村人「助太刀を……」
スライム娘「うっ……うっ……」
村人「……」プルプル
スライム娘「うっ……」
スライム娘の目から綺麗な涙が流れた!
村人「魔物といえど弱い者虐めとは情けない奴だ! 人間の恥じめ!」
悪人顔の男「なんだお前は! 邪魔をするな!」
悪人顔の男の攻撃! 村人に↓コンマ一桁目のダメージ!
村人 HP 14/17
村人「拳はこうやって打つのだ! 戯け!」
悪人顔の男「何だと!?」
村人の攻撃! ↓コンマ一桁目 2のダメージ!
スライム娘は様子を伺っている……
コンマ一桁目プラス2という意味です 脱字申し訳ない
悪人顔の男 HP 0/10
悪人顔の男は倒れた! 経験値を↓コンマ一桁目獲得!
村人「おぬし、大丈夫か?」
スライム娘「ええと、貴方は私を虐めないの……?」
村人「おぬしは見た所人間に危害を加えなさそうだ。しかもおなごだ。虐める道理はありゃせん」
スライム娘 (この人……微かに魔物の気配がする……それも強い……)
スライム娘 (この人についていけば、私も強くなれるかな……)
村人「どうした? 傷が痛むならやくそうを村まで買いにいこう」
スライム娘「あの、人間……いや、師匠!」
村人「な、師匠だと?」
スライム娘「私も貴方様に同行させて下さい! 私達スライム族は人間から、同族からも虐められていました!」
スライム娘「ですが、私が師匠についていき、強くなって、強い子孫を残せば……!」
スライム娘「その忌々しい歴史と別れる事が出来ます!」
スライム娘「ですから、どうか……!」
村人「もういい。その決意しかと我に伝わった。だが、我がしようとしているのは魔物の王、魔王を倒し我の力を世界に知らしめる事だ!」
村人「おぬしに同族を殺める覚悟は出来ておるのか?」
スライム娘「はい……それで強くなるなら……!」
村人「ならついてこい。それと我の名は村人だ。村人と呼ぶが良い」
スライム娘「はい! 師匠!」
スライム娘が 仲間に加わった!
スライム娘 HP 10/10 LV.1 健康 持ち物 無し
>>48 だがこのままではお城には入れない スライム娘にどうしてて貰う?
スライムの能力で人間に変化し変装として服を村人が買いに行き渡す
村人「城下町が見えてきたな」
スライム娘「あの、師匠……?私は魔物なので人間の街には入れません。それに怖い……」
村人「村人と呼べ。我には名案があるから心配は無いし、我がついているから大丈夫だ」
スライム娘「名案?」
村人「ああ、少しここで待ってて貰えるか?」
スライム娘「ええ!? こんな所に、独りでですか……?」
村人「こんな道の端にいれば人間も魔物も気付かないだろう」
スライム娘「信じますよ?」
村人「うむ。行ってくる」
城下町
村人 (服屋はここか。150Gで買えるものはあるかな……)
布の服 30G
布のコート 100G
ブランド物コート 10000G
皮の帽子 50G
村人「この長いコートでいいか。それで、この帽子も……」
村人「おい、店員」
洒落た店員「はい、このお品をお求めですか?」
村人「ちょうどだ。我にレシートはいらぬ」
洒落た店員「ありがとうございましたー」
>>52 スライム娘の所まで行く途中に何かあった?
魔物は化け物だ核兵器を投入してでも殲滅しろと過激な愛国主義団体がデモやってるところを目撃
村人「何だか騒がしいな……」
太めの中年「魔物は悪だー!」
細めの老人「国は早急に兵器を用い魔物どもを早急に残滅すべきだ!」
若い女性「国は何を考えているんだー! 核でも使えばいいじゃないか!」
町民「確かにな」 町民「外で子供を遊ばせてあげれないからな」
村人「くだらんな……」
いかつい男「アァン? そこの男、今くだらないと言ったか?」
村人「ああ。魔物だって人の言葉を理解する奴も居る……皆が皆人間に危害を加えるとは限らない。魔王の配下、もしくは魔王を討つべきだ。無闇に魔物を殺戮するべきでは無い!」
いかつい男「そんなのどうだっていいのさ」
村人「何……?」
いかつい男「あのむかつく面構えを見てるだけで吐き気がするしガキはビビるだろう。そんな醜悪な魔物なんざいくら殺してもいいんだよ」
中年「そうだ!」 主婦「魔物の肩を持つ奴は出ていけ!」
人々「「出ていけ!」」
村人「……」
村人は黙って城下町を去った!
>>55 討つべきは人間じゃないのか?と村人は疑問に思ってきた 村人は結局どうした?
人間すべてが悪じゃない・・・・・・・・・・・
正義といったものはそれが間違いでも行うものかもしれない
人間が愚かだろうと、それをたてに滅ぼしたら魔王や奴等と同じだ
なら俺はせめて魔王を討って人々を守るだけだ
村人「ふ、ふははは! ハーッハッハッハー!」
村人「我は愚かな事を考えていたな……」
村人「まだ墜落の時の怪我が後を退いているのやも知れぬ……」
村人「人がどう思おうが我は我の意思を貫くのみ!」
村人「我のやり方で魔王を倒し、勇者なぞに頼らずに人間は自分の世界を守っていける……そう証明するのだ」
村人「まあ我は偉大な力を持っているが故に人間とは言えぬかもしれないがなッ!」
村人「とにもかくにも、魔王は討つ。 そのためには国に助力を願いたいのだが……」
村人「ふむ、どうしたものか……」
>>57 スライム娘の所へ戻るまでにどうやって国に助力を願えるか考えよう!
勇者を送るか軍を出動させるかの会議に乱入しダメもとで支援を呼び掛ける演説を披露
スライム娘「あ……!師匠!待ってましたよ!」
村人「遅くなった、すまん。おぬしは今人間に近い形をしているがもっと人間のような形にはなれないか?」
スライム娘「出来ます……けど」
村人「ふむ、良かった。ではこれを着てくれ」
スライム娘「わぁ、人間臭い……これは人間の着る物ですが、何故私に……?」
村人「そのままだと我と城に入れないだろう?」
スライム娘「なるほど! 分かりました。少しお待ちください」
村人 (みるみる人間のようになっていくな……いや、肌が青い以外は人間だ……)
村人「い、いやちょっと待て」
スライム娘「はい? どうしました?」
村人「胸まで人間でなくていいのだぞ?」
スライム娘「いえ、服の上から胸の部分が膨らんでいなければ、人間の女と認識されないと思ったので……」
村人 (我の亡き妹と全世界の胸の脂肪が足りない女性が聞いたら処刑ものだな)
スライム娘は着替え終わった!
城下町 城の門の前
スライム娘「何故こそこそ移動してたのですか?師匠」
村人「お前が気にするべき事ではない。それより、困ったな」
スライム娘「?」
村人「どうやって城へ入ろうか」
スライム娘「堂々と入ればいいんですよ! 師匠は偉大だから……!」
村人「それもそうか! 我は偉大な村人なのだから!」
兵士「そこのお前! 何勝手に門を開けようとしている! 許可はあるのか?」
村人「無いが?」
兵士「何て奴だ……! 早々に立ち去るがいい!」
>>60 どうやって入ろうか?
こじ開ける
村人「ふぬぬぬ……!」
兵士「止めろ! 今止めなければ私はお前達に危害を加える!」
村人「ぐぬぬぬ……!」
兵士「聞け! この……!」
スライム娘「師匠の邪魔をしないで……!」
スライム娘は兵士を投げ飛ばした!
兵士「なんて怪力……だッ」ガクッ
兵士は気を失った!
村人「ふぅ……門は開いた。入るぞ!」
スライム娘「はい!」
国連安全保証理事会 会議部屋
高貴な老人「またデモが城下町で行われたそうですよ。国王」
厳格な老人「勇者、とやらは育ったのか?」
高貴な老人「北の国の小さな村に桁外れな強さを持つ少年がいます。彼は15才。魔物討伐に向かわせても差し支え無い年齢です」
国王「ふむ……」
小さな老人「各国の精鋭を勇者に少数つけ、南の海を越えた、恐らく魔物達が潜んでいる島へ向かわせてみては?」
大臣「国王、私はこの案に賛成致します」
北の国王「発言、宜しいかな?」
高貴な老人「どうぞ、陛下!」
北の国王「私は各国の軍隊を集め編成し、充分な装備を支給させてやれば、勇者とかいう若造を死地へ向かわす必要が無くなると思いますが?」
国王「死地、とな?」
大臣「勇者は神のお告げを聞いた司教様が言う魔王を倒す絶対の存在。彼はそう易々と死にません」
東の国王代理「我が国の国王様も同じ考えです」
厳格な老人「北の国王よ、勇者と魔王は代々争ったという記述が古事記にも見れる。これは宿命なのだ」
北の国王「ほう、あなた方は実際の勇者に会われたのですか?」
国王「……」
北の国王「あのような頼りない若者に何ができよう。力はあるだろうが、それをふるう勇気が無いように見えた。勇者なんて器では無い」
大臣「し、しかし……」
村人は おもいっきり 扉を開け放った!
村人「双方、私利私欲のためにという意図が見え見えだな! スライム娘よ!」
スライム娘「人間って本当醜いんですね……」
大臣「何者だ! 貴様らッー! 出会え出会え! 侵入者じゃあ!」
国王「待たれよ。大臣」
大臣 (甘ちゃん国王が俺を制止、だと?)
国王「そのほうらの意見を申してみよ」
北の国王「賊に語らせる言葉は無いと思いますが?」
高貴な老人「そうですよ。国王」
国王「良いから! 聞かせるのだ」
村人 (以外と何とかなるでは無いか……ククク)
少々休憩を挟みます
支援
再開
村人「北の国王様は勇者を手元に残したいという意志がはっきり見える」
北の国王「……」ピクッ
村人「確かにそうであろうな! どんなに小僧だろうがナヨナヨしていようが……やはり頼れる存在というのは国に残しておきたい。その気持ちは十二分に我は分かるぞ、北の国王」
村人「この国の大臣、東の国の者は軍隊を手元に残し且、魔王のもとへ向かわせて死んでもあまり被害を受けないような存在。もしかしたら魔王が倒せなくなるだろうが、自分を守るナイトは自分を守ってくれている。だから、大丈夫だ。そうあなた方が思っている存在こそが勇者だろう。」
大臣 (農民風情が)
村人「双方自国の平和と自身の安全が第一だ。なんら不思議ではない。国のためを思っているなら間違っていない判断であろう!」
村人「だったら誰が魔王を倒すか、世界に平和をもたらすか……そこが問題だが、なんら心配する必要は無い」
国王「ふむ」
村人は机に登った!
村人「この我が倒しに行こうではないか! 偉大で絶大な力を誇る我が!」
一同「「!!!」」
スライム娘「格好いいです……師匠!」
厳格な老人「……確かに強そうですな」
高貴な老人「え、ええ。彼に任せていいんじゃないですか?陛下……」
北の国王「……」キッ
高貴な老人「ヒィ……」
国王「うむ、素晴らしい案だ。採用しようではないか」
大臣「と、申しますと?」
国王「この者らに少数の兵をつけ、魔王を討たせる」
国王「異論は無いな!」
厳格な老人 (国王はやはり甘ちゃんだったか)
牢獄
村人「……我らが不当に城内に侵入したのは不味かったそうだ。 明日までここで過ごす」
スライム娘「なるほど……突然投獄された訳が分かりました」
そして 夜が明けた!
城門の前
大臣の使い「この資金と書状を渡すよう仰せつかった」
村人は1000Gと 酒場への書状を受け取った!
村人「この書状は?」
大臣の使い「酒場にて用心棒を雇う権利がお前に与えられた。マスターにこれを渡せば長期に渡り用心棒を雇う事が出来る」
スライム娘「あの……精鋭というのは?」
大臣の使い「用心棒程魔物を知った人間は居ない。充分精鋭だ」ニヤリ
村人「……行くぞ、スライム娘よ」
村人「偉大な我につかえる僕を探しに!」
>>62 >>63 酒場にて雇う仲間はどんな人?性格も合わせてどうぞ
魔法使い(女) 18歳。
平均的な身長に、亜麻色のポニーテール。
明るいお人よしで、頑張り屋さん。意外と判断力と洞察力もある。
>>65 了解しました。
すいません、この辺で失礼します。また明日朝来れるようでしたらまた書きに来ます。
最後に、悔しいのでもう一度仲間安価します
このレスの↓でお願いします。
おはようざいます。
村人「マスターの言う最強の二人がこやつらか!」
スライム娘「……」ブルブル
魔法使い「最強……かは分からないけれど、腕は確かよ」
スライム娘 (頭の後ろに馬の尻尾が……!)
商人「店の値切りの時は任せろよ! 戦闘も一応できるぜ!」ドーン
スライム娘 (に、人間なの……?魔物でも滅多に見ない大きさ……)
村人 (スライム娘が怖がっているな……)
村人「我らの紹介もしておこう! 我こそが魔王を倒す超人村人だ!」
スライム娘「え、ええと……私は……」
魔法使い「ふふ、随分シャイな子ね」
スライム娘 (あうう、人間怖い!)
村人「こやつは我が認めた最強の弟子だ! 国の屈強な兵士を投げ飛ばす程の怪力だ!」
スライム娘「師匠……!」
商人「なんと! それは凄いな! 宜しく頼むぜ!」
魔法使い「人をみかけで判断しちゃ駄目って事を改めて痛感させられたわ……! 宜しくね?」
スライム娘 (そうだ……!私は師匠についていって強くなるんだ! いつまでもナヨナヨしてちゃ駄目なんだ!)
スライム娘「……宜しくお願いします!」
村人「ではこれからどうしようか……」
>>70 どうする?
魔王軍がある商業都市を攻撃している 陥落するまで数ヵ月はかかる いくまでココからいちにかげつ
旅してレベルをあげながらそこにいこう
村人「そういえば……酒場で聞いた話なのだが」
魔法使い「商業都市の事かしら?」
商人「……」
村人「我はそこに向かい魔物を倒し、商業都市とやらを救ってみようと思うのだ」
商人「!」
魔法使い「……私も気になっていたから願ったり叶ったりだけれど、いいの? 魔王の所までは遠ざかるわよ?」
スライム娘「師匠はそういうの関係無いですもんね?」
村人「我は魔王を討ち、人々に力を示すのが目的なのだ! だがその人々が死んでしまっては、魔王を討っても意味がない」
村人「よってこれから商業都市に向かうが、いいな?」
商人「……ありがとうよ! 村人! あそこには俺の友人がたくさん居るんだ。すぐにでも出発しようぜ!」
スライム娘「道程は長いですね……」
魔法使い「なんだか燃えてきたわね……!」
村人「商業都市を襲っているのは魔王軍という噂も流れている。魔物を倒し経験を積みながら進もうではないか!」
>>72 道中何かあった?
商人、魔法使いともに旅なれており。
商人が各地の情報に長けていること、魔法使いが食べられる物や果物などに詳しく、料理上手であることが判明。
村人「そういえば腹が減ったな……」
スライム娘「ですね……」
魔法使い「んーっと……あった! この植物は肉のようで美味しいのよ!」
魔法使い「調理すれば腹もふくれるでしょう!」
商人「調理器具なら常に持ち歩いてるぞ! 料理は頼んだ! 魔法使い!」
スライム娘 (ああ、常に背負ってる棺桶のようなものは調理器具が入ってたんですね……)
魔法使いは魔法を駆使して 植物、近くにあった果物を調理した!
村人「美味だ……!力がみなぎるぞ……!」
スライム娘「魔法使いさんは料理がお上手なんですね」
魔法使い「まあ、最初は苦戦したけどね。火の威力間違えたり……」
商人「それにしても旨いな!」
商人「……さて、腹も少しはふくれたな! もう少し歩けば小さな村がある。そこで今日は休むことにしよう!」
村人「地図も無いのに分かるのか?」
商人「商人は己が地図だぜ! 村人!」
魔法使い「さすが旅なれてるわね……」
スライム娘「人間って凄いですね……!」
魔法使い「何か貴女が人間じゃないみたいな物言いね」
スライム娘「あ、あはは……そういうんじゃ無いですよ」
魔法使い「面白い子ね! スライム娘さんって」
商人「おい、二人とも。俺の話聞いてたか?」
村人「こっちが近道だそうだ! 偉大な我に続け?い」
>>74 また何かあった?
洞窟にめっちゃ強いモンスター出現
勝ち目なし
スライム娘「……!あそこの洞窟!」
村人「どうかしたか?」
商人「……?」
魔法使い「おぞましい気配を感じるわね……」
村人「そのような魔物が居ては危険だな。我らで退治する!」
洞窟内
魔物「グオオオオオオッ」
商人「あ、あれは……」
魔法使い「でかいわね……まだこちらには気付いていないようだし……」
村人「先制攻撃だ! 我に続け!」
魔物 HP 100/100
村人の攻撃! しかしダメージが与えられない!
スライム娘の攻撃! しかしダメージが与えられない!
商人の攻撃! しかしダメージが与えられない!
魔法使いの攻撃! 巨大な火の玉を打ち出した!
魔物は平気な顔をしている!
村人「まずい、まずいぞ……」
商人「こっちに気づいてるぞ! どうする!」
スライム娘「あわわ……」
魔法使い「村人のすごい力とやらでなんとかならないの!?」
村人「わ、我でも無理だ!」
>>76 勝ち目無し 逃げられそうにもないけど、どうする?
国の軍登場
魔物の攻撃 しかし砲撃により怯んでしまった!
軍人「村人どの! 国王の命により助けに参上いたしました!」
村人「なんと……」
商人「でも軍なんて使ってもいいのか? 国の守りががら空きになるから控えたかったんじゃないのか」
軍人「いえ、もしかしたら洞窟に入ってしまわれたと国王が心配して派遣しただけです。あなた方の避難が終わったら早急に国へ帰還します」
スライム娘「この魔物がここに居るという事は認知されていた、という事でしょうか……」
軍人「詳しい事はよく分かりませんが、早くお逃げ下さい!」
魔法使い「皆! はやく!」
村人「これは逃げたのでは無い! 我らはおぬしに構ってられないから無視しただけだ! いずれ倒すからな! 魔物め!」
村人達は逃げ出した!
>>78 とても強い魔物から軍のお陰で逃げ出した! もうすぐ商業都市まで半分って所だけど、道中何かあった?
敵国からの宣戦布告
申し訳ないですが、明日に持ち越します。行き当たりばったりで書いていましたがさすがに無理があったので。
何度か挫けそうになりましたが続けます 書いたssは例外なく完結させていきたいので!
村人「商人、商業都市というのは後どのくらいなのだ?」
商人「もう見えてくるはずだがなぁ……」
スライム娘「し、師匠! 空を大量の何かが飛んでいます!」
村人「む? ヘリか?」
魔法使い「ヘリはあんなスマートじゃないわ……!」
商人「見たことない形だ……」
村人「お城へ向かっていったようだが……気になるな」
スライム娘「商業都市は近いんですから先にそっちを片付けましょう!」
商人「あぁ……! この瞬間にも俺の仲間は……!」
魔法使い「さ! 急ぎましょう!」
王国
大臣「……国王、空からやってきた者達の大使が見えました」
国王「うむ、通すがよい」
大臣「さぁ、こっちへ来いとの事だ」
敵国の大使「……あまり頭に乗るなよ……人間?」
大臣「!」
大臣 (こやつ、魔物か……!)
国王「して、何の用じゃ……?」
敵国の大使「我ら南の国は宣言する! 北の国、王国、東の国を相手取り! 戦を仕掛けると!」
国王「南の国、とな? わしはそんな国は聞いたことが無い! それに戦じゃと? 冗談も大概に……」
国王は鎌で首をはねられた!
大臣「南の国とやら! 実質は俺がこの国を統べているが、この老人は形式上の国王だ! その国王を不意討ちで殺すなど……!」
敵国の大使はみるみる姿が変わっていく!
何と敵国の大使は 異形の魔物だった!
魔物大使「不意討ちだと? ククク……! 俺が宣戦布告したではないか! 今、この瞬間から戦争は始まっている!」
あたりから兵士の悲鳴が聞こえてくる
大臣「卑劣な……!」
魔物大使は鎌で大臣の首を刈り取った!
魔物大使「ふんッ!」
魔物大使「……スライム軍は統率がとりやすく手頃な強さだ……今日中にこの国は終わるな」
魔物大使「さて、北と東に行った他の奴らはどうしたかな……ククク」
>>83 王国は、敵の国からの卑劣な宣戦布告を受けスライム軍により滅ぼされようとしている! どうする! 突然新キャラが出てきても良いよ!
たまたま巻き込まれたゴルゴが報復で魔物大使を暗殺しスライム軍撃退に成功
or親衛隊と首都防衛に残ってた陸軍師団と警察の奮戦でおうと陥落阻止
ゴルゴ「誰に依頼された訳でもないが……」
ゴルゴ「魔物とかいうのがふんぞり返ってるのは気に食わないな」
ゴルゴは泊まっていたホテルの11階から玉座に座っている魔物大使の脳天撃ち抜いた!
魔物大使「グェッ!」
スライム将軍「失礼します大使様! 城下町は占拠しましたがどうしますか?」
魔物大使「」
スライム将軍「ヒェェ! 死んでる! 命令が出せない!」
スライム将軍「この場合私が出すのか……命令を……くそ! どうすればいいか分からない!」ぷるぷる
スライム族は命令されれば綺麗に遂行する……
スライム兵士「将軍様ー命令をー!」
だが、命令が無ければ途端に臆病風に吹かれるのである
警察「魔物め! 敵に後ろを向けるとは! 愚かッ!」ザシュ
スライム兵士「ぐふ……」
陸軍「突然魔物の統率が乱れたぞ! これは好機だ! 魔物を殲滅するぞ!」
後輩「でも魔物達は民間人を殺さずに捕虜にする気だったそうです……我々もそうすべきでは?」
先輩「いいから上に従ってればいいのさ! 行くぞ!」
>>87 落城は防いだ! 一方の村人達は商業都市を救えた?
善戦して有利なじょうきょうに村人が持ち込んだところ
すっかり頭からすっぽぬけてました!すいません!ageてくれた人気付かせてくれてありがとう
商業都市 夜
村人達は魔物をたくさん倒した!
全員はそれぞれ↓コンマ経験値を獲得!
村人「……昼間から戦い続けているが、まだ魔物は居なくならないな……さすがの我も限界が近い」
魔法使い (なんで素手で魔物と渡り合えちゃうのかしら)
商人「商人仲間の姿も見えないな…」
スライム娘「どこかで避難しているんでしょうか……」
魔法使い「…避難所があるならそこで休みたいわね……」
商人「……! おいあそこに人が居るぞ!」
村人「魔物に襲われているのか! 我が今助けるぞ!」
>>91 襲われているのは誰?
市町とSP
村人はレベルが2上がった!(8/10→15/15→18/20)
最大HPが4増えた! 現在:Lv.3 HP 21/21
スライム娘はレベルが2上がった!(10/10→15/15→12/20)
最大HPが4増えた! 現在:Lv.3 HP 14/14
魔法使いは経験値を獲得!(37/100)現在:Lv.20 HP 25/25
商人は経験値を獲得!(37/100)現在:Lv.20 HP 40/40
商人「大丈夫か!」
市長「おお、あんたらは逃げ遅れた人か! わしのSPに任せて逃げなされ!」
魔法使い「私達は旅人です! 加勢します!」
村人「我の魔剣で魔物を切り裂いてくれる!」
スライム娘 (師匠は見えない剣を持っているの……?凄い! やっぱり師匠凄いです!)
魔法使い (どうみても素手…よね? そういうキャラなのかしら)
魔物「小癪な人間メ……!」
S P「市長と町は守る!」
村人「我らも加勢するぞ!」
村人達の攻撃!
↓コンマ0 - 20で魔物を倒した!
21 - 41で魔物を倒してアイテムをてにいれる
42 - 99で反撃を↓コンマ一桁目のダメージを全員うける
>>94 商業都市を襲ったのは魔王? それとも魔物が勝手に攻めこんだだけ? もしくはそれ以外をどうぞ
北朝鮮
申し訳ないですが再安価します
なるべくフィクションの世界にしたいので実在する国はちょっと勘弁願いたいですね
>>99
文字化けした
魔王
おーいいますか?
魔物が何か落とした
村人は >>103をてにいれた!
S P「旅の人よ。忝ない」
村人「よい! 我は寛大であるから礼をくれぬ無礼なおぬしらを赦そう!」
魔法使い「ちょ、ちょっと!」
市長「礼…ですか。盲点でした。何が欲しいんです? あいにくこういう状況なのでろくなものをお出し出来ませんが」
村人「では、商人達がどこに避難したか教えてもらえるかな?」
スライム娘 (普通に聞けばいいのに……あっ、もしかして人間は回りくどい聞き方でなければ質問に応えないのかな……)
市長「北西の小屋の地下に逃げるように勧告致しましたが……」
商人「ありがとうよ…! よし、無事かどうか確認しに行こうぜ!」
魔法使い「ええ! そうしましょ!」
村人「……すまんが二人で向かってくれ。我とスライム娘は少し野暮用がある」
商人「あ、ああ……気を付けてくれよ!」
スライム娘「師匠……?」
村人「こっちへ来い」
村人は建物の裏を指す
スライム娘 (えぇ!? 私何か怒らせるようなこと、したかな……)
村人「…聞きたい事があるんだが、いいか?」
スライム娘「はいぃ! 何ですかっ」
村人「魔物が自らで組織立てて、人間の都市を襲ったという前例はあるか?」
スライム娘「? ええと、私もまだこの世に生を受けて十数年ですが、存じません……」
スライム娘「ですが、魔物は比較的平穏を望みます。街道でばったり遭遇してしまった場合は、魔物も人間も身構えて、戦闘になってしまう事が多いですが……」
村人「……では魔物の中で位の高い者からの命令では、動くのか?」
スライム娘「…立場が上の人に指揮されたならば、従わざるを得ないでしょうね……そもそも、魔物の中に階級なんてあまり……」
スライム娘「…!」
村人「人間達の生活を担う商人が集まるこの都市にピンポイントで打撃を与える者……魔物の中でも極めて稀な知能を持ちながら力も蓄える者……」
村人「……魔王だ。今回の事件に直接関係しているのは魔王だ……しかし、この都市に魔王が居る関係は薄い、が」
スライム娘「…将軍、もしくは何らかの特別な地位を持った魔物が今も前線を指揮している、という事ですか」
村人「ああ、そいつを捕らえ魔王の情報を聞き出せば……我らの勝率が上がる」
スライム娘「今から探すんですか? その将軍を……どこに居るかも分からないのに…」
村人「そういう偉い奴が鎮座する所は決まっているものだ」
スライム娘「……あぁ、あのいかにもな中心に存在する大きい建物ですか」
>>103 どうする? 先程取得したアイテムも添えてどうぞ
すいません。再安価します。
>>106
マジックミサイルランチャ- ひぞくせいの魔法を込めたミサイルをうちだす
数千どの炎の竜が当たると生じる
アイテムはマジックミサイルランチャー(MMLと略)を取得
↓ 展開は?
村人「我が居れば二人でも敵の親玉だろうが何だろうが、勝てるのだっ!」
スライム娘「さすが師匠! と、いうことは、二人であの怪しい建物に乗り込むんですか?」
村人「うむ。商人と魔法使いに頼りきりでは、万が一、億が一にでも遅れをとってしまうような事態は避けたい」
村人「…それに、先程てにいれたコレもある。我らだけで行けよう」
スライム娘「え…えっと、ソレの使い方は?」
村人「分からないが、先程遭遇した敵がこんなの使っていただろう? それの見よう見真似で何とかする」
スライム娘「あぁ……商人さんがコブラツイストした魔物ですね。南無」
村人「……もう心配事はあるまいな? 行くぞ」
スライム娘「は、はい!」
商業都市 中心に存在する大きな家屋
魔物将軍「グフフフ……この都市は堕ちたも同然か」
魔物A「はい。将軍様の的確な指示の成果でございます!」
魔物B「人間をかなり逃がしましたがね」
魔物A「しっ…!」
魔物将軍「何か申したか?」
魔物C「いえ! 人間の女はしっかりと捕らえてありますとお伝えしました!」
魔物将軍「グフフ…そうか! ご苦労であった! 我らオーク族は人間の女を適度に抱かなければ死んでしまうからなぁ! いやぁ良かった」
魔物B「……嘘つけ」
魔物将軍「ん? 貴様さっきから何を……」
魔物A「そういえば! その人間の女共はこの家屋の二階に捕らえております!」
魔物将軍「グハハハハ! そうか! では品定めするとするかぁ」
外
スライム娘「……」細長くなって三階に聞き耳を立てる
スライム娘「師匠! 将軍が下の階に降りたようです! 今です!」
村人「あい分かった! 雑魚を蹴散らすぞ、MML!」
スライム娘 (MML?)
村人はスライム娘を後ろへ下げ、MMLを三階へと向ける
村人「うおおおおッッ」
勢いよく引き金を引かれ、MMLは射出された!
三階に衝撃音がしたと同時に炎の竜が現れた!
村人「これは凄い威力だ! 一回きりなのが残念だな……」
大きい家屋は次々と焼けていく
入り口から数人の女を担いだ豚のような大きい魔物が飛び出してくる
魔物将軍「がぁ! 何故急に燃えたのだ! また魔物Aが調理中の料理をほったらかしに……!」
村人と魔物将軍の目と目が合う
魔物将軍は人間の女をすぐに辺りへ投げ、腰にあった薙刀を手に取る
魔物将軍「小癪な人間め……! 貴様が俺の配下を殺ったのか」
村人「その通りだ! 醜悪な魔物め!」
魔物将軍「貴様も武人なら武器を抜くが良い。それともそのスライム族の女が俺と闘うかぁ?」
スライム娘「し、師匠!」
村人「武器は……この 拳だ!」
村人「これは商人の復讐を我が代行した闘いだ……! スライム娘、お前は見ているがいい!」
↓コンマが村人の攻撃力 一桁目が守備力
↓↓コンマが魔物将軍の攻撃力 一桁目が守備力
再開します!
戦闘のダメージ計算はこれからドラクエのを適用します。攻撃力1/2?守備力1/4=ダメージ量
魔物将軍「……舐め腐りおッてェ! 喰らえッッッ」
魔物将軍の攻撃! しかし村人に効かなかった
村人 HP 21/21
村人「…弱いな……弱いなァ!」
村人の攻撃! 魔物将軍に21ポイントのダメージ!
将軍 HP 39/60
魔物将軍「うぐッ……貴様…人間かッ!」
魔物将軍の攻撃! しかし村人に効かなかった
村人 HP 21/21
スライム娘「師匠…素敵……」
村人の攻撃! 魔物将軍に22ポイントのダメージ!
将軍 HP 17/60
魔物将軍「あぎぇッ!」
魔物将軍 (ぐ……このままでは殺られる!)
村人「……スライム娘! 殺さぬようにお前が攻撃しろ!」
村人「商人もこれだけ痛めつければ満足するはずだ」
スライム娘「は、はい!」
スライム娘 (このブタさんには悪いけど……師匠についていって私が強くなったか……!)
スライム娘「…試すっ!」
↓コンマがスライム娘の攻撃力 一桁目が守備力
魔物将軍「俺がァ! スライム族にィ! 情けをかけられるなどォォォ!」
魔物将軍「あっては、ならヌッッッ!」
魔物将軍の攻撃! しかしスライム娘に効かなかった
スライム娘 HP 17/17
魔物将軍「なァ…にィ?」
スライム娘の攻撃! 魔物将軍に16ポイントのダメージ!
将軍 HP 1/60
スライム娘「スライム族だからって…! これからは見くびらないで、ね?」
魔物将軍「ぐッ……殺せ!」
村人「…貴様には魔王の情報を吐いてもらう」
村人「抵抗は、よもやしまいな?」
魔物将軍「……畜生! すまない、魔王様…!」
村人「……うむ、そろそろ商人達と合流しよう。スライム娘、そこのおなご達も連れて行くぞ。ここに居ては喰われる」
スライム娘「はい! …さ、立てますか?」
女性「…貴方は悪い魔物じゃないみたいですね…すみませんが、手を貸してもらえますか?」
スライム娘「ええ、どうぞ……貴女は?」
>>117 もう一人の女性はどんな人? 職業と性格、身体的特徴をお願いします
ショートカットの小柄な盗賊
活発だがどこか抜けたところがある
盗賊「あぁ、うちは大丈夫だよ。自分で立てる」
小柄な女性はよろけながらも自力で立つ
盗賊「ほら、ね?」
スライム娘「あ、あぁ…はい。無事なようで安心しました」
村人「しかし、この状態で我らが魔物に襲われたらひとたまりも無いな」
魔物将軍「……その時を俺は願うばかりだぜ」
盗賊「あ、じゃあさ! うちが先頭行くよ。これでも素早さは国内トップクラスよ! ……さっきは油断して魔物なんかに捕まったけど」
スライム娘「何か心配ですけど…頼めますか?」
村人「我からもお願いしよう。頼む」
盗賊「っへへん! 任しときな!」
そういった矢先、落ちている木材に足を引っ掛け転ぶ
スライム娘「あぁー、大丈夫ですか? 色々」
盗賊「だ、大丈夫だって」
魔物将軍「…アホな人間だぜ。食う気も起きないな」
村人「……それは結構な事だ」
>>110 一方の避難所へ向かっていた商人達はどうしていた?
何をやってるんだ私は……ご指摘ありがとうございます。>>120の間違いでしたね。申し訳ない
再安価↓
商人「魔法使い、怪我は無いか」
魔法使い「ええ…でも避難所までにもう数え切れない魔物を相手にしたわ……MPが少し…」
商人「大丈夫だ! 俺が全ての魔物を凪ぎ払うからな!」
魔法使い「ふふっ…頼もしいわね!」
魔法使い「……! 商人、あれ!」
商人「……多いなッ あれが避難所に向かったら不味い! 行くぞ!」
牛魔物「…! おい、人間がこちらに向かってくるぜ?」
骸魔物「二人、かよ。俺らを舐めてんなァ……」
魔物の群「おっしゃァ! 行くぞォ!」
商人の攻撃! 魔物を一匹倒した!
複数の魔物の攻撃! 商人は防ぐ事が出来ない!
全てまともにもらった!
魔法使いは魔法を唱えた! 魔物を二匹倒した!
複数の魔物の攻撃! 魔法使いは膝をついた
商人「ぐッ……魔法使いィ!!」
牛魔物の攻撃! 魔法使いは倒れた!
骸魔物の攻撃! しかし商人は受け止めた!
骸魔物「な、何だとッッ」
商人の攻撃! 骸魔物は倒された!
複数の魔物の不意打ち! 商人は踏ん張った!
牛魔物の攻撃! しかし商人は受け止めた!
商人「デリャァ!」
商人の反撃! 牛魔物は倒された!
複数の魔物の不意打ち! 商人は倒れた!
全滅した……
>>124 もうすぐ息絶えてしまう! どうする!
魔物将軍捕縛の報せが届く
鳥魔物「ピェーッ! お前ら! 将軍が人間に捕らえられたぞ!」
骸魔物「…ふッ、と。それは本当なのか?」
牛魔物「 おぉ……痛ぇ…んで、糞鳥の言ってる事は本当なんか? またホラ吹いてるんじゃないだろうな」
商人が打ち負かしたはずの魔物二匹は、また起き上がり、対した傷もおっていないように見えた
鳥魔物「本当だっピェ! 将軍倒した奴らが篦棒に強い! このままここに居れば殺られるピエーッ!」
魔物の群「……」ガクガク
骸魔物「お、俺らは将軍の御抱え六人衆の三匹! 怖じ気付く事は無いッ!」
鳥魔物「……魔物A.B.Cが死んで今は、三人衆ピェ……」
牛魔物「…こっちの魔物の群も、そこの二人組の人間だけで残り数匹……群、とは言えないな」
骸魔物「俺だけでも、行くぞッ!」
商人「っふぅ……助かったぜ。奴等揉めてやがる……」
魔物達が将軍捕縛の報せを受け動揺しているうちに、商人は自前のアイテムで自信の体力、魔法使いの体力、魔力共に完治させてみせた
魔法使い「さすが『商人』って感じかしら……回復はもう済んだわね?」
商人「あぁ、俺はあの牛をやる…! 魔法使いはあの骨野郎を頼む…」
魔法使い「了…解ッッ!」
魔法使いの指先から放たれた炎の玉が骸魔物へ向かったのを合図に、商人は牛魔物の方へと突っ込む
牛魔物「ッ! 貴様ァ…まだ生きてッ!」
商人は有無を言わさず牛魔物にジャブを与えていき、綺麗なワンツーを決める
骸魔物「あぇッ!? 焼けるゥゥ!」
火の玉が当たり、あっと言う間に火に包まれる骸
やがて数秒も経たず消えていった
魔法使い「アンデッドには焔! 常識よね!」
商人も牛魔物との決着がつこうとしていた
牛魔物「なんだその戦い方は…ッッ」
商人「どこかで見た、格闘技だッッ!」
商人の拳は的確に牛魔物の顎を捉え、渾身の一撃を与えた!
牛魔物「オグェ……魔王、ばんざ…ぐふっ」
次々と殺られていく同志を見て怯えた魔物の群は一目散に逃げ失せた
鳥魔物も例外では無い
鳥魔物「あ…あいつら強すぎる…! 私は逃げ延びなびて家族に……ッッ」
鳥魔物が飛びさって行こうとした先には天敵である黒い鳥型の魔物がいた
向こうはこちらに気付き、鳥魔物は無惨にも喰い殺された
商人「…魔物はもう、居ないな?」
魔法使い「ええ! 生き残ったわ…私達!」
商人「良かった…! それより、奴等の話していたこと……」
魔法使い「将軍が捕縛された、ね。…村人かしら?」
商人「ハッハッハ! あの男ならやりかねんよ!」
商人は機嫌がいいのか笑い続ける
魔法使い「…でも捕縛、だなんて。きっと情報を吐かせるためになんでしょうけど……そう簡単に行くかしら」
商人「…ふぅ。村人ならなんとかするさ! …きっとあいつらも避難所へ向かっている。俺らも急ぐぞ!」
>>127 村人達は避難所間近だけど、何かあった?
↑
なんか安価ssでは排尿シーンを入れねばならないキマリがあるのですか……好きですけど
盗賊「あ、あれ! きっと避難所じゃないかな?」
女性「ええ、そうです。ああ、やっと旦那に会える……」
魔物将軍「…なぁ、忌々しい人間よ」
村人「我を忌々しいだと…! して、なんだ?」
魔物将軍「お花……ではなく、小便がしたい」
スライム娘 (花……?)
村人「そこの茂みですればいいだろう……我らが見張りをするから盗賊よ、その女性を避難所へ頼む」
盗賊「あいあいさー!」
スライム娘「私は……?」
村人「…念のため居てくれるか?」
スライム娘「承知しました!」
魔物将軍「…複数に見られるのは辛い。…見張るならどこか遠くで見張ってくれ」
村人「それは聞けない願いだ。男ならさっと済ませろ」
魔物将軍「ッち! 仕方ない……!」
魔物将軍は座りこんで用を足した。茂みに阻まれ股間こそ見えなかったが、チョロチョロと音はした
スライム娘「……」
村人「……貴様、女だったのか。通りで非力な訳だ」
魔物将軍「非力、だとォ! 俺は女でも魔王の命により将軍の印を承った誇り高き! 武人だ!」
スライム娘「……言い争っても仕方ありませんよ! 盗賊さんの後を早く追いましょう…!」
村人「む、それもそうだな。将軍よ、用は済んだろう……行くぞ」
魔物将軍「ぐぐッ……貴様らは直に、魔王様に……!」
>>130 魔物将軍の種族をオークから変更しようと思います(女性なので) 好きな種族をどうぞ
ワ-ウルフ
ワーウルフという事は人の姿にもなれる、と。把握
避難所
村人はゆっくりと扉をあけた…!
村人「……お邪魔する。ここに商人と魔法使いというのは…ッ」
そこで絶句する。
きっと避難した者は皆、気が沈んでいるんだろうとばかり勝手に思い込んでいた。
だが実際問題、目の前に広がる光景はあまりにも……
老人「さすがは商人じゃのー!」
商人「ハハハハ! 爺、止めろよ!」
魔法使い「ふふ…」
友人商人「くそ、いつも商人ばかりよぉー!?」
女性「あなたには私という妻がいるでしょう……?」
友人商人「うっ……」
盗賊「お酒ー、お酒ー、魔物から奪ったお酒はいかがですかぁー! ……あ! 村人じゃん!」
盗賊の言葉で、避難所がパンパンに膨れ上がって破裂しそうな程大勢いる人々が、扉を開けた張本人を見た
村人「……賑わっていらっしゃる」
呆然としていた村人に、商人が駆け寄り村人の肩に手をまわす
商人「村人ォ! お前が親玉を討ったのはそこの嬢ちゃんから聞いたぜ! さすがは村人だ!」
ほんのり酒の匂いがする商人をよそに、村人は魔法使いに目配せする。
魔法使い「…! ちょっとごめんなさいね。席を外します」
村人の神妙な面持ちに気付き、魔法使いも外へ出ようとする
友人商人「えー! 魔法使いちゃーん!
女性「おい……!」
村人は魔法使いがこちらに来るのを確認した後、商人を引っ張り外に出た
盗賊「面白そう! ついてっちゃお!」
魔法使いが扉を閉めて外へ出ようとした時、色んな人の酒瓶を倒し怒号を浴びながら、盗賊も外へ出ていった
避難所は、妻にジャーマンスープレックスをかけられる男が居る以外は平和であった
避難所 付近
魔物将軍「……」
商人「…そいつが将軍とやらか」
酔いがすっかり醒めた商人が怒りを押し殺して問う
村人「あぁ……だが、然程強くはない。縄をする必要もないから、殺気を出すのは止めるのだ商人」
魔法使い「で、そいつに『自白』させる魔法をかければいいのよね?」
スライム娘「あ、いや……まずは普通に尋ねます」
いつの間にか人間の姿に戻っていたスライム娘が、いつもより殺気が目立つ魔法使いに、ややビクビクしながら応える。
盗賊「あれ? なんでスライム娘ちゃんその姿に…ッて!」
村人「……では、尋問を始めるとしよう」
場違いな発言をする盗賊を拳骨で黙らせ、村人は魔物将軍に尋ねる
魔物将軍「……」
>>133 魔物将軍はどうする?
おとなしく自白
↑
PCから打っても同じIDなんですね。申し訳ないです。正直安価する所ミスしたので自演しました
魔物将軍「……魔王の弱点でも言えばいいのか?」
村人「様、が無くなってるが…良いのか?」
魔物将軍「今この時ばかりは自分の命が惜しい……!」
魔物将軍「だから、すまない……魔王……」
少し間を置いて、魔物将軍は語りだした
魔物将軍「……魔王は勇者自身が弱点だ。勇者が握ったものであれば、ひのきのぼうでもおなべのふたでも魔王は死ぬ」
魔法使い「……だったら、さっさと北の国の勇者を連れていけばいい、という事かしら」
魔物将軍「いや、この場合の勇者というのは、そうだな。真の勇者と呼ばれなければならない。真の勇者こそが弱点……」
商人「どういうことだ」
魔物将軍「…真の勇者と呼ばれるのは、魔王を一度でも討った事がある者だけだ」
盗賊「先代の勇者様はもう数十年前に亡くなったから……」
村人「今の魔王は無敵……か?」
魔法使い「……聞くだけ不安感を煽られただけね」
魔物将軍「最後まで聞け……魔王にはまだ弱点がある。こればかりは噂だが……」
>>136 魔王の弱点は?
スライムによって全身を触手のように締め付けられる
スライム娘「……!」
魔法使い「…本当に憶測の域を出ないわね……」
魔物将軍「……」
商人「スライムを仲間にしないといけないってか!」
盗賊「……ねぇ、村人。スライム娘が居るから大丈夫なんじゃないの?」
村人は油断して盗賊の発言を許してしまった
村人「何を言ってるのだこの小娘は! そんな訳……」
スライム娘「わ、私は…魔物を捕縛して服従させる事が出来ます! 少し、待ってて下さい!」
そういってスライム娘は近くの家屋の物陰に走っていった
魔法使い「……スライム娘ちゃんって魔物使いだったのね」
商人「その素振りは今まで無かったがな……」
村人 (どうするのだ……スライム娘……!)
村人 (正体をばらすのはお前にとって勇気のいる事……! どうするのだ……)
盗賊「ねぇ、私ってばとんでもない事言っちゃ……ッッて!」
村人の拳骨が先程より強く盗賊の頭に降り注ぐ
魔法使い「……さっきから気にかけているのだけど、二人は兄妹なの? 仲が良いように見えるけど…」
村人「こんなうつけが我の妹の訳が無かろう!」
盗賊「失敬な!」
商人「そういえば村人は身内の話をした事が無かったな……聞かせてくれよ! スライム娘ちゃんが戻って来るまでにさ!」
村人「身内、か……そうだな、そろそろ人に話しても良いだろう」
>>139 村人の家族は過去に何があった?
母と父は魔王軍によって殺され。息子は兵に志願したまま帰ってきていない
娘は嫁ぎ。妻が家にいる
村人の幼少期
村人父「ふはははッ! 今日も偉大な我が帰ったぞ!」
村人「父上! お帰りなさい! 今日、俺ね! 俺ね!」
村人母「村人、その話は食事中にでも父上に聞かせてあげなさい? ほら、あなた……お風呂が先ですか?」
村人父「いや、腹が減った。飯を頼む」
そういって村人父はどかっと椅子に座った
村人母「分かったわ…村人も、椅子に座って待ってなさい」
村人「はい! じゃあ、待ってる間に話の続きをするね!」
村人父「うむ、話すが良い!」
村人父「いや、その前にその喋り方はなんだ! それでは自信の無い男に育つぞ! いいか、自分の事を指す時は我と……」
小さな山奥の村。我は普通の農家の家に生まれた。
我の父上はとても大きくて逞しく、かっこよかった。時々お茶目だが、そんな所も尊敬していた。
母上はいつも微笑んでいて、優しくて時に厳しかったけど、我はその愛情を目一杯受けて育った。
子供ながらにして我は、これが幸せな家庭なんだと実感しておった。この幸せがいつまでも続くように…
いつも、願っていた。
しかし、天は応えてくれなかったのだ。
それは、ある日の昼食の後の事だ。
村人「父上! 今日こそは我と山に虫取をしに!」
村人父「ならぬっ! 母上と我はお隣と村の寄り合いに行ってくる故、妹と留守番をしているがいい!」
村人「そんな……」
村人母「妹は寄り合いに連れていけないからね、お兄ちゃんのあんたが頼りだよ?」
村人父「ま、そういう事だ! だがな、大丈夫だ…寄り合いが終われば……」
村人父が村人の頭を撫でようとした手を、村人は払いのけた
村人「父上の嘘つきッ!」
そう吐き捨てて村人は二階の自分の部屋へ籠る
村人父「……嫌われたか?」
村人母「年頃ですものね。大丈夫よ、そんなに悄気なくても……」
村人父「そうか……妹は一応連れていくか」
村人母「そうね……まったくもう、あの子は。お兄ちゃんなのに」
妹「……」zzz
生まれたばかりの妹の世話も放棄し、我は部屋に閉じ籠った。
その時ばかりはつい、父上なんて大嫌い、なんて思ってしまった。泣きながら、何度も心の中でそう繰り返した。
しばらくして、我は泣きつかれて眠ってしまっていた。
父上と母上が寄り合いに向かってからかなり時間が経ち、夕方になる頃に我は起きた。
すると、家の外で何かが騒いでるのが聴こえた。
我は一階へ降りて、台所から包丁を持ちだし……
ゆっくりと玄関の扉を開けた。
そこで我が見たのは、辺り一面の、真っ赤な血だ
ボルシチを作りにうちへ来た事もあった隣の奥さんは、犬のような魔物に頭からかじられていて
よく遊び相手になってくれた向かいの男の子の家は熱い炎で焼け焦げていて
目の前には今にも我を襲いそうな狼のような魔物が居る。
村人「はぁ……! うわああああッッ」
狼のような魔物がこちらへ飛びかかってきた時、我は前に包丁をつきだした。
狼魔物「がふ…! 人間の餓鬼がァ……ッ」
怯んだ隙に何度も何度も、狼のような魔物に包丁を突き立てた。
狼魔物が動かなくなった時、我の頭が突然冷静になった。
村人「ち、父上……! 母上…妹よ!」
村長の家に集まってるだろう我が家族を思い出し、すぐさま村長の家に向かおうとするが、隣の家の二階から、聞き慣れた声の悲鳴が聴こえた。
あの声ははまさしく我の友の一人、村娘!
我は、唇を強く噛み、父上が皆を守ってくれていると信じて今の我だけが救える人を、助けに行った
村人「村娘ぇ!」
隣の家の二階にかけ上がると、とてつもなく大きい縦の大きさで言えば、商人二人分の化け物がこちらを見下ろしていた。
その化け物の先には怯えた村娘の姿。
村人「村娘…! 今…今助けるぞッッ」
サイクロプス「人間の餓鬼風情が……この俺様をどう突破するつもりだァ?」
>>145 村人はどのようにして村娘を助けた?
だましうち
村人「おい、間抜けなウドの大木!」
サイクロプス「……ッ」ピキッピキッ
村人「背が高いだけの雑魚がッ! 我は逃げないぞ? お前もプライドだけはあるんなら、来いよ!」
我がおちょくると化け物は顔を真っ赤にしてこちらへ突っ込んできた。今思い出したら笑えるが、あの時は必死だったのだ。
サイクロプス「うがァァーッッ!」
我は化け物の足の間を素早くくぐり抜け、村娘を抱き抱える
村娘「あの、村人……どうやって逃げるの?」
村人「何って窓から飛び降りるんだ! 大丈夫、我が村娘をしっかり守るッ」
化け物の手刀を隣の部屋へ移動する事によって避けて、窓から下を覗く。
村娘「…大丈夫なの?」
村人「きっと大丈夫だッ!」
さっと窓から飛び降りる。
着地した時に足が無くなりそうなくらい痛くなったが持ち前の気合いで何とかして物陰へ隠れた
村人「あそこから村長の家に行ける! そこに大人達は居るはずだよ!」
村娘「でも、あの化け物が……!」
ちらりと物陰から顔を出して様子を伺えば、あの化け物は家から出て辺りを見回している
村人「我が何とかする!」
村娘「…何とかって?」
村人「何とかだよ! さぁ、走れるだろ? 行った行ったッ」
村娘「わわっ! 押さないでよ! ……すぐ追い掛けてきてね」
村人「大丈夫だって! 我は偉大な父上の息子だから!」
まだ険しい面持ちだったが村娘は走って村長の家へ向かった。
サイクロプス「…あの餓鬼ィ! 踏み潰してくれる!」ズシンズシン
村娘の後を鈍い足で追い掛けようとする化け物。
我はどうしたものかと考えたが……
ふと、奴の背中を見て気付いた
村人「あの化け物…背中に包帯なんかしてやがったのか……」
背中の包帯には微かに血が滲んでいる。
そして我は落ちている先が尖った長い角材を見付ける
気付かれないように角材を手に取り、走って化け物の背中を目掛けて突き刺そうとする
サイクロプス「…ッ! 生意気な小僧、騙し討ちとは卑怯な……!」
こっちを振り向きかけた化け物の背中に、渾身の力を込めて、我は角材を突き刺す
村人「うらァァァーッッ!!」
サイクロプス「グオオオオオオオンッッ!」
化け物の低い唸り声が辺りに響く
村人「へへん……! どうよ…! ぜぇ……ぜぇ……」
サイクロプス「俺様は……魔王様に仕える…ただの兵士だ……ッッ」
村人「魔王……?」
サイクロプス「……いい気になんなよ餓鬼……ぐふっ」
我はそこで魔王を知った。
だが、魔王を強く憎むのはもっと後だった
村人「それより…! 村長の家!」
まだ残る気力と体力を振り絞り、走って村長の家へ急いだ。
村長の家まで走っている間、ずっと考え事をしていた。
まずは謝ろう、謝ってそれから褒めて貰おう。
一人で自分の何倍も大きい化け物を倒したんだぞって伝えて、父上の大きな手で頭を撫でてもらうんだ
その後で虫取りに行こう。きっと妹も連れていけば喜ぶ。
そんな簡単に手の届くはずだった願いは、夢となった。
村人「皆ッ!」
村長の家の扉を思いっきり開いた。
村人父「なっ! 村人ォ!」
その父上の表情は、一人でよく来れたな! と驚いてくれている表情ではなくて
何で来たんだ、と怒りと悲しみを帯びた表情だった
魔物「おやおや、子供がよくもここまで……」
父上はニ匹の魔物と闘っていた
↓2 まで、四天王ポジションの魔物の名前をお願いします。ドラクエのモンスターからとっても、FFからとってもOkです。
ゾーマとキングスライムですね、把握。
今から御飯食べるので、折角だしもう二人の四天王も決めちゃいましょうか。
↓2 ドラクエからでもFFからでも喜んで
ゾーマ「わしらが束になっても勝てないとは……どうする? キングスライムよ」
キングスライム「致し方無いですねぇ…人質を取るまでですよッ」
蒼くて王冠を身に付けた、スライム族の魔物にいつの間にか捕らえられた
村人父「このッ……外道めがァ!」
ゾーマ「何を言っとるんだ? 手段を問わないと最初に言ったではないか!」
村人「離せッ! 化け物ッッ!」
我はじたばたもがいたが、粘液で離れられなかった
キングスライム「ほっほっほ…元気がありますねぇ」
キングスライム「私ら魔物はこういう餓鬼が本当好きなんですねぇ……!」
村人「…ッ!」ゾクッ
村人父「この…!」
ゾーマ「お前がわしを殺すのと…キングスライムが餓鬼を殺すのは、どちらが早いであろうな?」
村人父「くッッ!」
長いローブを着た魔物は父上を氷の呪文で攻撃する。父上は強い、強いのに……じっと耐えていた。
そのうち父上は動かなくなって、我もすぐ死ぬんだろうなと諦めていた。
ゾーマ「やっと死んだか……てこずらせおって!」
魔物の声が聞こえる。そんなのもお構い無しに辺りを見回せば、母上も、村長も、村娘のお父さんも、お母さんも……皆、血を出して死んでいた。
あれ、妹は、村娘は? 我はやっと居ない者が居ることに気が付いた。
キングスライム「この餓鬼は食べちゃいましょうかねぇ! ほっほっほ……ッ」
ぼーっとしていると、扉の方から明かりが見えた
老人「魔物め……! わしが生きているうちに暴れおってッ! <ライデイン>!」
ゾーマ「くっ……退かねばッ! キングスライム!」
キングスライム「ええ……!」
魔物は我を捨て、光りの中に消えていく……
老人「逃がしたか……そこの子供、大丈夫か?」
我が返事をしようと起き上がると、老人の後ろからまた安否を確認する問いが聞こえた
村娘「村人…ッ!」
村人「村娘……無事だったのか」
老人「この娘が近くを通ったわしに助けを求めねば、おぬしらは喰われただろうな。感謝せい……」
村人「二人とも、ありがとう……あの、ご老人!」
村人「この家の中に居る人は皆死んで……」
老人「そこの大男だけは辛うじて息があるがな……回復魔法では追い付かんよ…」
老人が指したのは父上だった。最後だなんて嫌だと我は父上に駆け寄った
村人「父上…! 俺……俺ッッ」ポロポロ
村人父「泣くな……我が息子よ……ッ」
村人父「お前に、伝えたい事がある……!」
村人「はい……はい!」
村人父「俺には偉大な力があるが、お前にもまた、偉大な力があるのだ……! 自信を持て、自信を持って!」
村人父「我が家族の仇を……魔王を、討つのだッッ!」
村人「分かったよ! 父上…! 父上…!」
村人父「…最後に、一言ぐらいッ!」
一瞬、眠りに落ちそうな顔になると、また苦しそうな顔で村人に告げた
村人父「ごめん、な……」
そういって最愛の父は二度と起きない眠りについた
それから起きたことは、至極平和だった
老人の知り合いが村長をやっている村に村娘と預けられ、やがて18で村娘と結婚。
19の時に長男を出産、翌年には長女も産まれた。
そして今年、長男は東の国へ、兵士になるんだとか言って未だに音沙汰なし、長女も15を待たずして遠くの村へ嫁いでいった。
我はそんな中、魔王への憎しみがまた、内から沸いてきた。魔王は息子を殺したかもしれない、娘の幸せを邪魔するかもしれない、我の妻をも奪うかもしれない。
村人「そう思い立ってここまで来たのだ」
魔法使い「だから魔王を……」
村人「あぁ……こうして人に話したらまた、打倒魔王の意志が強くなった!」
商人「俺は村人の親父に会いたかったぜ……」
盗賊「でも、村人を助けたお爺さんはどうなったの? もしかしたら魔王討伐に力を貸してくれるんじゃない?」
村人「我を村に預けてからは行方が知れない。だが、まだ存命でも闘うのは辛いだろうな……」
魔物将軍 (こいつの話の中に出てきた魔物の二人組……! もしや……)
魔法使い「そういえば、すっかり忘れてたけど……」
盗賊「この魔物どうすんの? もう白状することは無いとみたけど!」
>>163 魔物将軍をどうする?
ヨ-ゼフ・メンゲレという人体実験が趣味のマッドサイエンティストに売り渡す
村人達の背後の避難所から、一人の男が現れた
ヨーゼフ「申し訳ないが、一部始終聞かせてもらった……その魔物を私の研究に協力させてもらいたい」
村人「貴方は……?」
ヨーゼフ「ただの研究熱心な男、ヨーゼフ・メンゲレといいます」
商人「……おい、村人。そいつは巷で話題の非人道的な研究を行う事で有名な科学者だ」コソコソ
村人「それは本当なのか」
商人「あぁ…死の天使だとか呼ばれているぜ」コソコソ
ヨーゼフ「ご決断、出来ましたか? 良い値で買いますよ」
盗賊 (この人何か嫌い!)
>>166 本当に引き渡す?
再安価
↓
魔法使い「必要なサンプルだけ採っていけばいいんじゃない? 科学者さん」
魔物将軍「…!」
ヨーゼフ「お嬢ちゃん。私は、この魔物自体が欲しいと言ってるんだ」
商人「へぇ、ということはこいつの体弄くるって訳かい」
ヨーゼフ「…そういう事じゃないさ」
村人「…金もいらん、返してくれればそれでいいのだが」
ヨーゼフ「はぁ……参ったよ! その条件で飲もう。だが、引き渡しは明日の昼にしてくれ」
盗賊「…あんたは良いの?」
魔物将軍「……今更決定権は俺に無い」
魔物将軍は黙って俯く
村人「良いだろう。では、あなたの研究室、とやらまで我が護衛して行こう」
ヨーゼフ「それは有難い……では、そちらの魔物を連れてきてはくれませんか、大きい男性よ」
商人「……分かったよ」
魔法使い「何だか怪しいわね……大丈夫かしら」
盗賊「大丈夫じゃないと思うよ……正直あの魔物が可哀想だよ」
>>172 戻ってきた魔物将軍はどうする? 生かすか殺すか
仲間にする
スライム娘「あ、あれ? 皆さんどこへ行ってしまったんですか……?」
盗賊「あ、スライム娘ちゃん! お帰り!」
魔法使い「長かったわね……それで、スライムか何か捕まえてきたの?」
スライム娘「いやぁ……逃げられちゃいまして……」
スライム娘 (そこの物陰で小一時間悩んでたなんて言えない)
魔法使い「そうだったんだ。お疲れ様…村人達はちょっと野暮用で居ないわ」
スライム娘「そ、そうだったんですか……」
盗賊「……あのさ、スライム娘ちゃん!」
スライム娘「はい…? どうかしました?」
盗賊「皆、仲間なんだからさ! 隠し事はしないほうが良いと思うよ!」
魔法使い「……」
スライム娘「そ、それは……」
三人の空気がどんより重くなった時、村人達は帰ってきた
商人「ったく、これだから科学者なんてのは嫌いだぜ! ……ん? お前らまだ外に居たのか!」
村人「……スライム娘」
村人がスライム娘を援護する言葉を発しかけた時、スライム娘が大声で遮る
スライム娘「私はッ! 皆さんに隠していた事があります!」
そういってスライム娘は自分の衣服に手を掛ける
商人「お、おい! 急にどうしたってんだ……!」
制止する声も聞かず、スライム娘は己の姿をさらけ出した
魔法使い「……!」
商人「……!?」
村人「……」
スライム娘「これがッ! 皆さんに隠していた事ですッ!」ポロポロ
スライム娘は勇気を振り絞って伝えた。この楽しい仲間たちとお別れは辛いけれど、何より志半ばだけど、それを省みずに隠し事を伝えた。
村人はただそれを黙って見ていた
全員が黙りこくった。
だが、沈黙は長く続かなかった
商人「……魔物使いというより、魔物だったんだな! ハッハッハッハ!」
魔法使い「ええ、ふふ…! おかしいわ!」
魔法使い「……何よりおかしいのは、私達が気付いていないと思っている事よ……!」
スライム娘「え……」
商人「お前が魔物だから俺らがどうしたよ? スライム娘は大事な『仲間』なんだぜ!」
スライム娘「あ……え…」
魔法使い「魔物だからって私達が差別する人間に見えるの? 私は敵じゃない魔物は全て仲間だと考えてるわよ!」
スライム娘「あう……え……ししょー…!」
村人「……この通りだ。お前は人間を知らなすぎただけだ…! 我らは皆『仲間』なんだ!」
スライム娘「し、ししょー……!」ポロポロ
スライム娘から流れた涙は今度こそ、嬉し涙だった。
この日を境に一行の結束は高まった!
…そして避難所にて、夜が明けた!
>>175 翌朝、何かあった?無ければ昼まで飛びます
うえ
昼までたっぷり休んだ村人は、ヨーゼフの所へ魔物将軍を引き取りに単身向かっていた
村人「……」
街からはすっかり魔物の気配が無くなっていた。
SPは勿論、村人達の頑張りもいくらか貢献しているだろう。そんな事を思っていると、ヨーゼフの家が見えてきた
出ない
戸を何度も叩いているが出る気配が無い。
それどころか、中に人が居るような様子も無い。
村人「逃げられた、か?」
村人はひとまず近辺を探しまわる事にした。
>>181 ヨーゼフは何処に?
背後
村人は商業都市の中を駆け回った。
魔物に荒らされた跡こそまだあるものの、人々は活気づき復興を急いでいる。
確かにそれは喜ばしい事だが、村人は不安を隠せずに居た。
村人「……一体何処に…」
もしや外に?
その可能性も否めないので、門の前までやってきた。
村人 (皆に報せないで来たが…我一人で良いだろうか)
そう思案する村人は、突如として背後に気配を感じた
村人「ッ! ……貴様はヨーゼフか」
ヨーゼフ「……」
>>184 ヨーゼフはどうする?
ksk
ヨーゼフ「……いやあ、村人さんじゃないですか。どうされました? こんなところで」
村人「…おぬし、魔物将軍をどうした?」
ヨーゼフ「…? どうしたとは?」
村人「……我は情報を聞き出したら奴を我らの戦力にしたかったのだ…! 頼む、返しては貰えぬか?」
ヨーゼフ「……ハーッハッハッハッ! 何を言っているんですゥ? 『そんなの』は知りませんねぇ…!」
村人「おのれ…! あくまでしらを切る気かッ!」
ヨーゼフ「気でも触れたんですか? ん? …っと、こんな事をしている場合では無いので失礼」
>>188 村人はどうする!
四天王という強力な魔物を見たことがあるといって引き留める
それと我々は魔王を倒すつもりだ 彼女を解剖しなくとも我々と同行すれば少なくとも我々がいき負けない間は大量の死体が研究用に手に入る彼女を解放して仲間になったほうが得だという
そういって背を向けたヨーゼフに村人は非常に苦肉の策ではあるが、引き留めるべくその『苦肉の策』を使う
村人「……我は幼少の頃、とてつもない力を持った魔物と出会った事がある」
ヨーゼフ「……」ピタッ
村人「…我らは打倒魔王を掲げ、南の島へ向かうつもりだ。その道中には、大勢の魔物が立ち塞がるだろう……」
ヨーゼフは後ろを向いたまま立ち止まり、静かに村人の言葉に耳を傾ける
村人「そして、我が出会った恐ろしい魔物ともいずれ一戦交えるだろう……! …ヨーゼフ、何も彼女を『研究材料』にせずとも…この先の道中にて大勢の魔物の死体がてに入り…彼女より強い魔物とも出会えるだろう……!」
村人「……我の仲間にならぬか?」
ヨーゼフ「……」
村人「頭の良いおぬしなら、賢明な判断が出来ると我は期待している」
ヨーゼフ「……ははっ! 貴方の話は非常に美味しい話だ…! だが私がその差し出された手を握っても、良いのかね?」
村人「良いさ、彼女を返してくれればな……」
[ヨーゼフ]が仲間になりました!
>>191 ヨーゼフの特技は?
上+内科や外科に対しての天才的な技術
ヨーゼフと共に一度ヨーゼフ自宅へ向かう。
ヨーゼフの自宅の奥には、魔物将軍が少しぐったりとした様子で椅子に座っていたのが印象的だった。
村人はあまり信頼していないヨーゼフと魔物将軍を引き連れ、避難所へ戻った。
しばらく経って
商業都市 門の外
村人「ふむ……魔物将軍、では呼びづらいな。ワーウルフで良いだろう…宜しく頼む」
商人「…まっ、仲間になるってんならいざこざは無しだな! 宜しくな!」
魔法使い「へぇ…珍しい種類の魔物なのね! 宜しね!」
スライム娘「宜しく、お願いします!」
ワーウルフ「…いや、ちょっと待て! 何故俺が仲間に加わるのを了承した体で話が進んでいるのだ!」
兜を外して見れば、綺麗なサラサラとした金髪の髪で端麗な顔をしていた魔物将軍、もといワーウルフが狼狽える。
盗賊「でも…もう魔王を『売った』んだし、今更魔物に戻れないよね!」
ワーウルフ「あぐ……確かにそうだが……」
スライム娘「魔物仲間には私が居ますので…不安な夜は側に居ますよ……?」
ワーウルフ「い、いや…あり、がとう……? じゃなくて、そうじゃないッ!」
まだ何かごちゃごちゃ言っているワーウルフを置き去りにして、話は進む。
村人「新たな仲間が『二人』増えた事だし、このまま魔王討伐に向けて南へ向かうとするか…?」
商人「ハハハッ! 南へ言っても山ばっかで港は無いぞ! 東の国に船があるはずだ、東へ向かうぞ」
ヨーゼフ「ええ、得策ですね」
商人「だろう? お前、気にくわないと思っていたが存外まともだな…誤解して悪かった」
ヨーゼフ「いえいえ……誤解は誰にでもあります故」
村人「……」
盗賊「ほいじゃ、東の国へ行こうー!」
魔法使い「おー!」
ワーウルフ「お、おー……」
村人「ちょっと待たれいッ! ……小娘、何故憑いてきた?」
盗賊「え、酷くない? …もう、知らない仲じゃないんだからさ! 旅は道連れ…何とやらだよ!」
魔法使い「まぁ良いじゃない…村人。元気な仲間が増えるのは良いことだわ!」
盗賊「でしょでしょ? さっすが姐さん、話が分かるー!」
村人「…………ハァ」
[盗賊]が無理矢理仲間になった!
>>194 商業都市に紛れ込んでいた盗賊の正体と目的は?
っと、再安価↓2
商人「方針は決まった! 皆、この街にはもう思い残す事は無いな!」
商人の言葉を聞いて、盗賊は何かを思い出したかのようにあからさまにびくっ とした
盗賊「…ごめん忘れ物! ちょろっと待ってて!」タタッ
村人「急ぐのだぞッ!」
村人の言葉に手をふりふりと振って応えて、盗賊は一人商業都市へと駆け戻った。
商業都市 宝物庫
盗賊「ふぅ……ここを忘れちゃ終いだよ…っと」
扉には施錠が施されていたが、盗賊は慣れた手付きいとも容易く鍵を抉じ開け中へ侵入する。
盗賊「どれが伝説の宝玉かなぁ……」キョロキョロ
宝物庫には金銀から始まり、各国の名産である鉱物や遺跡から発掘された古代のコイン、美しい装飾の槍や剣もあった。
だが、盗賊はそれらに一切興味を示さない。
それは盗賊が『二兎を追うものは一兎をも得ず』精神だからだ。この精神を貫きここまで盗賊業において大成功をしてきた。
そして今回も……
>>201 伝説級の宝玉はどんな効果がある?
理を操れる
盗賊は村人達のもとに帰ってきた。
腰にあるポーチに伝説級の宝物を携えて。
そんな盗賊を……
ヨーゼフは少し微笑んで迎えた
商人はやや怪しんだが、すぐに笑顔というより爆笑で迎えた
魔法使いは優しさ溢れる笑顔で迎えた
スライム娘はワーウルフを抑えつつにっこり微笑んで迎えた
ワーウルフはまだ騒いでいたが一応迎えた
村人はやや不機嫌そうな顔ではあったが盗賊を暖かな気持ちで迎えた。
そして一行は再び魔王討伐へと歩を進める。
宝玉はそれを……静かに見守っていた。
>>204 村人達に東へと向かう道中何かあった?
魔王軍の暗殺破壊工作に特化した魔王軍特殊部隊「ブラッディデビルズ」に奇襲される
ブラッディデビルズの構成員はどんな姿の魔物ですか?
安価↓4 まで魔物の名前をお願いします(DQ or FFの)
村人達が東の国へ向かう途中に差し掛かった大森林。
その木々の間から村人達を睨む存在が居た。
デスジャッカル「……来ましたぜ、親分」
オーガキング「おお、待ちくたびれたぜ……! 人間…!」
メイジスライム「……で、あたいがこのまま狙撃しちゃえばいいのかしら?」
オーガキング「まず、お前にそんな攻撃魔法は無いだろうが……」
さまようよろい「…どうする、俺が行こうか……?」
デスジャッカル「サイモン! 今日は俺一人で殺るって手筈だろ? …ですよね、親分!」
オーガキング「ああ、今日は赤犬に手柄をくれてやる」
オーガキング「……だが、念のため後ろで俺らも控えさせて貰うぞ! ……メイジスライム!」
メイジスライム「補助は任せろー」バリバリ
メイジスライムは マイティガードを唱えた!
デスジャッカル「相変わらず姉貴の魔法はすげぇや! 力がみなぎるぜッ!」
さまようよろい「油断、するなよ?」
デスジャッカル「するもんか! じゃあ、さくっと殺ってきます」
デスジャッカル「ワオオオオーンッ!」
デスジャッカルは天を仰ぎ吠える。
するとどこからともなくデスジャッカルの仲間が集まってきた。
大森林
魔法使い「……! 今のは…!」
商人「魔物の鳴き声……ったく面倒だな!」
ワーウルフ「……気を付けろ、この吠え方は厄介な魔物の鳴き声だッ!」
スライム娘「……何か知ってるんですか?」
ワーウルフ「とにかく固まったら喰われる…! ふたてに別れろ!」
盗賊「うぇー、戦闘はからっきしなんだけど……」
村人「一先ずワーウルフの忠告通り左右に散るぞ!」
ヨーゼフー「……」
村人と組ませるキャラをこの中より二人お選び下さい
[商人、魔法使い、盗賊、スライム娘、ワーウルフ、ヨーゼフ]
>>212
魔法使い ワ-ウルフ
左に村人、ワーウルフ、魔法使い。
右に商人、スライム娘、盗賊、ヨーゼフ、というふうに別れた。
村人side
デスジャッカル's「がうがうッ!」
村人達のまわりを赤い狼のような魔物が取り囲む。
村人「……数が多いな」
ワーウルフ「なっ…! こいつらは、ブラッディデビルズ……!」
魔法使い「知ってるのっ?」
ワーウルフ「魔王軍の特殊部隊…ブラッディデビルズッ! 暗殺と破壊工作に長けた少数精鋭の部隊だ!」
ワーウルフ「赤犬デスジャッカル、血溜まりサイモン、紅一点のメイジスライム……そして、リーダーである剛腕オーガキングッ!」
ワーウルフ「……魔王軍の中でも屈指の強さを誇る部隊を出したっつうことは、お前らは相当魔王を怒らせたのかもな…!」
デスジャッカル's「ワオオオーッ!」
今にも赤い狼は襲い掛かってきそうではあるが、ワーウルフに警戒し、まだうなり声を上げて様子を見ている
>>215 村人はどうする?
オナラ攻撃
ワーウルフは狼に変身し、魔法使いは既に攻撃魔法の詠唱を終えている。
村人から先手を打とうとしたが突然下腹部に違和感が走る
村人「……なぁ、魔法使い」
魔法使い「緊張感の無い声ね、どうしたの…?」
村人「今日の料理は、何を使った…?」
ワーウルフ「…そんな事を聞いている場合かッ!」
魔法使い「ああ、今日の料理に添えてあったのが何なのか気になったのね」
ワーウルフ「おいッ!」
魔法使い「あれは芋よ」
村人 は安堵表情を浮かべる
村人 (良かった…我は緊張感が無いのではない。これは整理現象か……)
安堵した表情を浮かべたまま村人は
臀部よりガス攻撃を行った
ブオオオオッッ
ワーウルフ「ふざけるんじゃあないッ! 村人ォォ!」
魔法使い「…あれ、でも以外に聞いてるんじゃない……?」
魔法使い「…げほっげほっ……!」
>>218 デスジャッカルはどうなった
食欲増進
赤犬デスジャッカル「ワオオオーッ!」
デスジャッカル's「ガルオォォォ!」
ワーウルフ「更に狂暴になってるじゃないか! …こほっ……!」
村人「すまん……」ショボン
魔法使い「でも一匹だけおかしいのが居るわね……ごほっごほっ……」
赤犬デスジャッカル (っく! なんだこの匂いは! 姉貴に嗅覚も増強されちまったせいで…腹が減って仕方がねえッ! くそっ!)
赤犬デスジャッカル「我慢出来ねえッ! お前らは引っ込んでろッ!」
一際動きの良いデスジャッカルが村人に襲いかかる。
だが他のデスジャッカルが邪魔をする
デスジャッカル「ガルルルッ!」がぶっ
赤犬デスジャッカル「邪魔するんじゃあないッッ!」ガブッッ
噛みついてきたデスジャッカルに、同じように噛みつき返す動きの良いデスジャッカルの顎の力は、他の追随を許さなかった
ワーウルフ「…奴が赤犬かッ! 行くぞ、魔法使い!」
魔法使い「何だかよく分からないけどチャンスねっ!」
ワーウルフは赤犬を蹴っとばそうとするが素早く動き回られ当たらず、拳、薙刀のいずれも掠りもしなかった
赤犬「遅い、遅いぞッ! かつての将軍ワーウルフよッッ!」
そういってワーウルフに飛び掛かる赤犬に魔法使いは巨大な火焔の玉を当て怯ませる
だが怯んだだけであまり効いてはいないようだった
魔法使い「なっ! 私のメラミがッ!」
ワーウルフ「強い……! ……はっ、それより村人はどうしたのだッ!?」キョロキョロ
赤犬「…余所見とは余裕だなァ! おい!」ガブッッ
ワーウルフ「ぐぬッッ! ……だが、これで射程範囲にようやく持ってこれた…!」ニヤリ
左腕に噛みつき離さない赤犬を右腕に握った薙刀で斬り伏せる
赤犬「きゃいんッッ! …よくもォォ!」ガルルル…
>>221 どうする?
ワーウルフにバイキルト
魔法使い「ワーウルフ!」
魔法使いの掛け声と共に、何だ体の奥底から筋力が増強された気さえするような、端的に言えばワーウルフは力が増した気がした
ワーウルフ「……これが《バイキルト》かッ! かたじけない! …行くぞ、犬っころ!」
赤犬「グオオオオオッ!」
赤犬はただ単調に攻撃をいなし、素早く背後へまわり上手くいけば噛みつき、引っ掻きまわす。これを繰り返しているうちに妙な『疲労感』が出始めた
赤犬 (…姉貴の補助魔法がッ! くそ、くそッ! とっとと片付けてやる……!)
赤犬「グルォォォッッ! 死ねぃ!」
赤犬は先程より速さ、力が共に落ちている。
そう確信し、ワーウルフは赤犬が飛び掛かって来たタイミングで自分も前に出た
がぶっ 人間だったら悶絶どころか死に至るやもしれないがワーウルフは魔物だ。痛みをさほど感じない。それに魔物なのを抜きにしたって今の噛みつきは弱い。
ワーウルフ「ウオオオオオッッ!」ブンッ
バイキルトによって高められたパワーを右腕の薙刀にありったけ込めて、未だに腰に噛みついている赤犬目掛けて降り下ろした!
赤犬「がッ! がふ……」バタッ
ワーウルフ「……真っ二つには出来なかったが、死ぬには充分だろう」
魔法使い (魔物、ていうのは本当にパワフルよね……)
魔法使い「……って、村人は本当にどこ行ったの!?」
村人「ふぅ……ん? 我を呼んだか」
村人の足下には他のデスジャッカルの死体が複数転がっていた
ワーウルフ「隠れていると思ったが……雑魚ちらしをしていただけか」
村人「ふん! 我のお陰で存分に同族と決着をつけさせる機会をおぬしは掴んだのだぞ? 感謝するがいい…!」
ワーウルフ「…俺に恩を売っただとォ?」
いつのまにか変身は解けていたものの、凄い形相で村人を睨むワーウルフ
魔法使い「まぁまぁ……」
そういって商人達と合流しようと移動する村人の背後。
まだ息のある赤犬が起き上がっていた
赤犬「俺だって……ブラッディデビルズの幹部さね……死んでも、役割は…」
赤犬「果たすッッッ!」ダダッ
走っているうちに全身から血が抜け落ちたような感覚に襲われたが、人間一人に怪我を負わすぐらいの気力は残っている
赤犬は村人に背後から襲いかかった!
>>224 村人はどうなる?
振り向きざまに一撃
村人「……ふんッ!」ブンッ
振り向き様に一閃! 赤犬に裏拳を叩きこんだ!
赤犬「ぎゃうッ! ……な、何故ェ……」
村人「何故……だと…?」
村人「そんなの『我だから』の一言で片付けられる…」
村人「……貴様が弱くて我が強い。たったそれだけなのだ……!」
赤犬「ぐぐぐ……畜生、親分…すまねェ……ぐふっ」
赤犬は今度こそ息絶えた
ワーウルフ「……」
魔法使い「貴女も本格的に逆賊ね……」
ワーウルフ「……今の俺は村人に生かされてる身だ。俺には魔王を裏切ってまで生きねばならん理由がある…」
魔法使い「……そう。御互い、色々抱えてるのね」
ワーウルフ「御互い、か……ははっ」
魔法使い「ふふっ……」
スライム娘side
さまようよろい「……この中に村人とやらも、元将軍も居ないな……赤犬の方へ流れたか」
魔物は商人の巨体を活かした攻撃を軽々いなし、剣撃を返す
商人「畜生……!」
商人 (こいつ…滅茶滅茶強いッ!)
メイジスライム「アッハッハッ! ほれほれ、もっと頑張ってみなよ?」マイティガード重ね掛け
盗賊「くっそォ! 全然効いてない! …むかつく……!」ブンッ
ヨーゼフ「大丈夫ですか…! スライム娘さん…!」
ヨーゼフは傷付いたスライム娘を独自の術で癒す
スライム娘「ありがとう、ございます……!」
オーがキング「……ただのスライムかと思いきや……やるじゃねえかッ!」
スライム娘もオーがキングと打撃の打ち合いに負けることなく食らいつく
メイジスライム「ねぇ! そろそろ赤犬も殺った頃じゃない?」
メイジスライムは盗賊の攻撃を受けとめ弾き避けていなしながらオーガキングに声をかける
オーガキング「それもそうだなッ! ……じゃあ、そろそろお前らには消えて貰うぞ…!」ゴゴゴ…
さまようよろい「……お前ほどの人間、惜しいがな……」ゴゴゴ…
メイジスライム「哀れだからすぐに消し去ってやるよ……!」ゴゴゴ…
商人 (何…? あの強さでも本気じゃない、だと?)
盗賊 (うっそー……!)
スライム娘「っく……!」
ヨーゼフ「……」ゴクリ
商人 (舐めやがって……)
商人「舐めやがってよォォォォ!」
商人はいきりたってさまようよろいに襲い掛かる
>>227 さまようよろいはどうなった?
急所に当たった。
さまようよろい「単調にただ突っ込んでくるとは……」
さまようよろい「死が待ち遠しいようだなッ!」
左手の盾を前に突きだし攻撃を待ち構える
商人「ウオオオオオッッッ! ……何てな」
巨体を活かしたタックルを仕掛けてくると予想し盾を思いっきり前へ突きだした。盾で防げたなら有無を言わさず右手の剣で素早く斬って終わり、魔物の算段は非常に安直ではあったが、確実なはずだった
さまようよろい「……何ィ! 前から攻撃が来ないだとォ!」
商人「うおらッ!」ブンッ
素早く後ろへ回り込んだ商人は、拳を固く固く握りしめ、そのまま魔物の後頭部に強打を放った
がしゃッ! と音が響き魔物の兜は原型が分からない程グシャグシャになった
さまようよろい「そ……そんな……ァ!」
さまようよろい「俺が……俺がッ! く……ぐふっ」カチャ……
商人「……ふう」
一方の盗賊とメイジスライムの闘いはどうなっている? >>230
↑
メイジスライム「……」ハァハァ
メイジスライム (くっ……MPがあと少しじゃない! このまま押し切られたらひょっとすると……!)
盗賊「……」ぜーっぜーっ
盗賊 (攻撃が当たりにくいし……当たっても傷一つ無いってズルい! ……あぁ、あたしも魔法使いみたいに多才だったらなぁ)
盗賊とメイジスライムの睨みあいが続く……
1.やけになってがむしゃらに攻める
2.商人を呼ぶ
3.宝玉が語り掛けてくる
>>233 お選び下さい
3
突然盗賊の腰のポーチが光を放つ
盗賊「ん……?」
ポーチに手を入れて光のもとを探す。
そうして見つけたのは……
盗賊「光ってたのは……これ…?」
メイジスライム (何やってんだ……? あの小娘……)
宝玉「汝、儂の声が届いておるか?」
盗賊「え、えと……は、い……?」
盗賊の手の中で更に光の輝きを増す宝玉。
その宝玉は今、老人の声で自分に話し掛けてきた。
盗賊は修羅場を何度も越えてきた経験があるため、ある程度は落ちついているが訳が分からない
宝玉「汝に問おう。汝の大切な物を犠牲にし、儂の力を受け入れる覚悟があるのか、と」
盗賊「ちょ、ちょっと待ってよ……力って……?」
盗賊 (あたしも村人達の役に立つかも!)
宝玉「この世の理を操る力。神に近付ける力」
宝玉「しかしその対価は重い。汝の大切な物は直ちに消え去るであろう。地獄よりも深い谷の底へ……」
盗賊「……」
宝玉「……儂はずっと待っていた。万年の時を越え、ようやく儂の力を受け入れる器を見付けた」
宝玉「さあ、決断を」
盗賊「……」
盗賊 (あたしの、大切な物……)
安価↓ 盗賊の大切な物は?
盗賊 (師匠……)
盗賊は腰にあるポーチの真逆の位置、右腰にある道具に触れる
ーー
盗賊「ほぇー、凄くデカイ屋敷だね」
師匠「……ここに『アルゴンハート』がある」
師匠「小娘、お前の初仕事はそれを盗って帰る事だ……行けるか?」
盗賊「余裕だねっ! まあ待っててよ! あたしの笑顔で帰ってくる姿を……さっ!」タタタ……
師匠 (こいつは少々抜けてるからなあ……黙ってついてくか)
警備「このこそ泥めッ! おとなしくしろッ!」
盗賊「っく……」
盗賊 (どじった)
屋敷の主「ほう……なかなか可愛い娘だ…! どれ、私の部屋にでも連れてきなさい」
警備「はっ! ほら、とっとと歩け!」
盗賊「部屋に連れ込んで……何する気ッ!」キッ
屋敷の主「その反抗的な目もそそるよ…! ほっひっほ……」
屋敷の主「うん……? 何か喉が……」
警備「あ、あ……」
盗賊 (喉にいつの間にか穴が……! この早業は!)
師匠「愛弟子をよくも痛め付けてくれたな…!」
盗賊「師匠ッ!」
屋敷の主「あぐぇ……けいひ……よ、ようじんほーを……かはっ」
警備「分かりまし……うぐっ」
盗賊 (いつの間にか、本当にいつの間にか警備の人のお腹に穴が……)
師匠「……『アルゴンハート』はもう盗った! ずらかるぞ!」
盗賊「はいっ!」
用心棒「おっと、そうは行かねえなッ!」ドンッ
師匠「……おとなしく逃がしてはくれないようだな」
盗賊「うわっ……師匠の短剣構えてる姿始めて見た……」
師匠「……! …盗賊、こいつはちーっとばかし強い。つまり、その……長期戦になる」
師匠「だから先に逃げてろ、『アルゴンハート』はお前に預ける…!」
盗賊「? は、はい!」
師匠「あと『これ』もだ!」
盗賊「……? 何だってこんな物を……」
師匠「つべこべ言わずに、早く逃げろッ!」
盗賊「はいィ!」すたこら
用心棒「……久し振りだな、小僧」チャキっ
師匠「会いたくなかった、がなッ!」ダッ
ーー
盗賊 (師匠はその後、戻って来なかった)
盗賊 (師匠の居ない3年の月日……あたしはこの道具を糧に気力を振り絞って一人、盗みを働いてきた……)
盗賊「それを、あたしは……」
安価↓ 捨てる? 捨てない?
盗賊「捨てて……」
盗賊「たまるかッ! あんたはポーチでおとなしくしてなッ!」
宝玉「残念だ……」
無理矢理ポーチの奥へ押し込まれる宝玉。
彼の万年の願いは再び夢と消えた
メイジスライム「さっきから独り言がやかましい……! 気味の悪い女め……!」
盗賊は再度敵を真っ直ぐ見据えて短剣を握る。
先程とは違い闘志を目に宿らせて
盗賊 (確か……師匠の構えはこうだったかな……)
盗賊「……よしっ! 今一度、勝負ッ!」構え
メイジスライム (何故だか知らないが燃えてるわね……っく、サイモンに頼るか……?)
メイジスライム「……っは! 奴はどこにッ!」
一瞬の隙をついて視界から消える盗賊。
そして神速の速さで頭上に舞う
盗賊「よッ! っとォ!」ブスッ
メイジスライム「あぐっ……上、だと……!」
脳天に短剣が突き刺さるがマイティガードが残っていたためにダメージを最小に抑えた
盗賊「……あたしに一つ一つの威力は無い……けどッ!」
再び距離をメイジスライムにとられるが、追い付き頭上を舞う
メイジスライム「何ィ!?」
盗賊「その分、速さで翻弄するッ! それが師匠直伝の、必殺技ァ!」
盗賊「おおおりゃあああああッッッ!」グシャッ
メイジスライム「ギェェェッ! ……そ、そんな……」
メイジスライム「あた、あたた……あたしはまだ本気を……グェェェェ……ぐふっ」
盗賊「ふう……」
盗賊 (辛くて、そう簡単に思い出せないように、師匠との思いでは極力頭の片隅に置いておこうと思ったけど……たまには思い出しても、良いかな)
盗賊「……その点は宝玉に感謝かな?」
宝玉「では契約を……」
ごん、とポーチを殴りつけ黙らせる
スライム娘「あぐ……」
オーガキング「後ろの人間を倒した途端に弱くなったなぁ……! 所詮、スライムかぁ?」
ヨーゼフ「……」
スライム娘「ったぁ!」s
スライム娘は真っ直ぐ拳を突くが片手で受け止められる
オーガキング「おいおい、強く見えたのは俺が手を抜いてたから……って落ちかぁ? ……つまらないッ!」ブンッ
拳を返され尻餅をついて倒れるスライム娘
スライム娘 (力……力が足りない……!)
オーガキング「終わりに、するかッ!」
オーガキングの蹴りが真っ直ぐスライム娘に向かう
スライム娘 (結局私は……何も……!)
安価↓ スライム娘はどうする?
オーがキングの蹴りが スライム娘に当たった!
スライム娘「うッ……っくふぅ」ガクガク
オーガキング「ほう、俺の割りと本気の一撃を耐えるなんざ、スライム族とは思えないな……」
スライム娘「っ……」構え
オーガキング「立っていられるのもやっとだろうに……よくやるよ、お前」
オーガキング「……だからもう、楽にさせてやるよッ!」
オーガキングは スライム娘目掛けて 突進!
スライム娘「うぐッ!」よろけ
オーガキング「おらッ! おらっ!」
オーガキングの 目にも止まらない 連続攻撃!
スライム娘「きゅッ……うっ! ァ……ッ!」
スライム娘は 辛うじて立っている……
オーガキング「何で倒れないんだッ! おらっ! うお……っらぁ!」
ドカッ バキッ
スライム娘「ッ……ッ!」
オーガキング (くっそ……やる気が削がれるぜ……こいつはそこそこ強いと思っていたが……)
スライム娘「はぁッ……はぁ」ボロボロ
オーガキング (弱いのか? ……だとしたら、俺は弱いもの虐めをしてるって事か? 天下のブラッディデビルズのボスが……!)
オーガキングは 連続攻撃の手を 止めない!
スライム娘「うッ……!」
スライム娘 (段々と……攻撃がぬるくなってる……それに隙だらけっ! 今がチャンス……!)
オーガキング (……もしやこのスライム族は人間に無理矢理連れられてる……? うぐ、ますます殴れない……)
スライム娘「…!」
スライム娘 (ついに攻撃が止んだ! ここで渾身の一撃を放てばッ!)
スライム娘は 改めてしっかり構えた!
安価↓ スライム娘はどのくらいの一撃を放つ?
オーがキングの蹴りが スライム娘に当たった!
スライム娘「うッ……っくふぅ」ガクガク
オーガキング「ほう、俺の割りと本気の一撃を耐えるなんざ、スライム族とは思えないな……」
スライム娘「っ……」構え
オーガキング「立っていられるのもやっとだろうに……よくやるよ、お前」
オーガキング「……だからもう、楽にさせてやるよッ!」
オーガキングは スライム娘目掛けて 突進!
スライム娘「うぐッ!」よろけ
オーガキング「おらッ! おらっ!」
オーガキングの 目にも止まらない 連続攻撃!
スライム娘「きゅッ……うっ! ァ……ッ!」
スライム娘は 辛うじて立っている……
オーガキング「何で倒れないんだッ! おらっ! うお……っらぁ!」
ドカッ バキッ
スライム娘「ッ……ッ!」
オーガキング (くっそ……やる気が削がれるぜ……こいつはそこそこ強いと思っていたが……)
スライム娘「はぁッ……はぁ」ボロボロ
オーガキング (弱いのか? ……だとしたら、俺は弱いもの虐めをしてるって事か? 天下のブラッディデビルズのボスが……!)
オーガキングは 連続攻撃の手を 止めない!
スライム娘「うッ……!」
スライム娘 (段々と……攻撃がぬるくなってる……それに隙だらけっ! 今がチャンス……!)
オーガキング (……もしやこのスライム族は人間に無理矢理連れられてる……? うぐ、ますます殴れない……)
スライム娘「…!」
スライム娘 (ついに攻撃が止んだ! ここで渾身の一撃を放てばッ!)
スライム娘は 改めてしっかり構えた!
安価↓ スライム娘はどのくらいの一撃を放つ?
スライム娘のアッパーで オーガキングの脳が揺れる!
オーガキング「あぐっ……油断した……!」ずさぁ
スライム「はぁ……はぁ……」
スライム娘 (…思いっきり、踏み込めなかった……! どうして、どうして……)
オーガキング「ふぅ……」
オーガキングは 構えたまま こっちを睨んでいる
スライム娘 (……なるほど)すっ
スライム娘は ゆっくり構えをとく
オーガキング「……?」
スライム娘 (この闘いは、もはや殺し合いじゃない……殺気も闘志も、感じられ無い……)
スライム娘 (……この魔物はきっと、根はイイ人なんだろうな。今まで私を虐めてきた魔物とは……全然違う。 だから……)
オーガキング 「……ふん、来ないなら、こっちから……!」
スライム「……もう、止めにしませんか?」
オーガキング「…! 何だと? それはどういう意味だ……?」
スライム「言った通りです。もう、お互いに闘う道理は無い……だって、ほら」
オーガキング「ん……?」チラッ
オーガキングは スライム娘の後方に 二人の人間を見た
オーガキング「な……にぃ?」
商人「もう鎧野郎は片したぜ」
盗賊「あの魔女も倒したよ」
オーガキング「あれほどの……歴戦の強者がッ! 何故……」
スライム娘「……これ以上の争いは無駄です。降伏、してください……」
オーガキング「……」
オーガキング「…………グハハ、出来ないなぁ」
スライム娘「!」
オーガキング「俺だけ使命を全うしないのは、出来ないッッ!」ゴゴゴゴゴ
商人「っく、仕方無い……三人で…!」
スライム娘「……いいえッ! これは私だけでいきますッ!」
盗賊「スライム娘ちゃん……」
スライム娘「私は師匠から言われてたんです……」
スライム娘「同じ魔物といえど、情けをかけるなとッッ!」ゴゴゴゴゴ
スライム娘 (この闘いは避けられない! 相手が向かってくるのならば、容赦なく迎え撃つ……!」
スライム娘 (もう、同情も何も、しない……!)ダッ
>>246 二匹の闘いの結末は?
オーガキングとスライム娘が超融合
オーガキング「ウオオオッ!」だっ
オーガキングは 全身全霊の 突進を仕掛けてきた!
スライム娘(怒りにも似た何かを感じる…… 本気で迎えなければ、死ぬのは私……!)
スライム娘の 腕が 鋭利な刃物へと 姿を変えた!
オーガキング「ッガァァ!」
スライム娘「ッッッ!」
スライム娘の 剣撃が一閃!
オーガキングの 動きが止まる……
スライム娘「……はぁ……はぁ」
オーガキング「……うぐぉ!」バタッ
商人「ッ!」
盗賊「……」ごくっ
オーガキング「こ、これは……」
スライム娘「首にある頚動脈というものを斬りました…… 貴方はもう動けない……!」
オーガキング「うぐ…… ウガァッ」もぞっ
スライム娘「そんな! う、動けるはずが……!」
オーガキング「……せん! やらせはせんぞォ!」
オーガキングは 必死に体を動かす
オーガキング「俺達のような魔族が人間どもに負けてしまったらどうなるんだッッ!」
スライム娘「…!」ビクッ
オーガキング「友人は、恩人は、仲間は、家族はッ! どうなるんだよォ!」
オーガキング「…貴様ら人間は……傲慢だ、強欲だ、劣悪だ、醜悪だ、外道だ、屑だ、自分勝手だ……!」
商人「……」
オーガキング「だから俺たちは魔族の未来を守るためにィ! 人間に勝利しなければならないッ……」
盗賊「……」
オーガキング「人間なんぞに……種族の未来を持ってかれてたまるかよォォ!」
オーガキングは スライム娘目掛けて 這う、這う、這う
一歩
二歩
三歩……
スライム娘「っく……」
オーガキング「うぅ……畜生…畜生……! 動けよォォ!」もぞ…
スライム娘「うっ……」
オーガキング「ッガァァァァァァァァァ! ……ぐふ」ピタッ
商人「……死んだか」
盗賊「しぶとい奴、だったね……」
スライム娘「……オーガキングさん」
商人「……」
スライム娘「……私は、己の自己満足のために、こんな事を繰り返すんでしょうか……」
商人「おい……」
スライム娘「どんな事をしても私は魔族……魔王を倒したとして、私はどうすれば……」
商人「黙れッッ!」
スライム娘「…!」
商人「お前は村人についていく時に覚悟を決めたんだろう? 今更ウジウジ悩むのは止めろ」
盗賊「商人……」
商人「どうしても悩みたいのなら今すぐ皆に別れを告げろッ!」
盗賊「商人ッ! それはいくらなんでも言い過ぎだよッッ!」
スライム娘「わた、私は……」
スライム娘 (今の自分を変えたくて、惨めで弱い自分と別れたくて……魔王を倒せばきっと何か変わるって……そう思ってた)
スライム娘 (でも、魔族を裏切った私に幸せな未来なんてあるの? 人間が勝って世界はどうなるの?)
スライム娘 (私は……)
1. 村人達にはついていけない
2. それでも魔王を伐つ
>>252 お選び下さい
2
スライム娘「……商人さん」
商人「……」
スライム娘「私はもう、迷いません。これからも、村人さん……いや、師匠についていきます」
盗賊「スライム娘!」パァ
商人「……ハッハッハ! そうか! よく言った!」
スライム娘「妙なことを口走ってしまい、申し訳無いです……」
商人「気にすんなって! ほんじゃ、ぼちぼち村人達を探すとするか!」
盗賊「おーっ! さ、スライム娘!」
スライム娘「はいっ!」
スライム娘 (……私は、どんなことがあろうと魔王を討ってみせる! 討った後は……)
スライム娘 (……人間と魔物の共存を目指す。もう、争いを起こさぬように、魔王の継承も無くす! これがオーガキングさんのせめてもの弔い……)
スライム娘 (……もう、私は後ろを向かない!)
スライム娘は 己の道を 征く事を決めた!
>>256 一方の村人達はどうしていた?
救援に向かってる
村人「……」黙々
ワーウルフ「……なあ」
村人「ん? どうしたのだ?」
ワーウルフ「さっきから同じ道を行っていないか?」
村人「何を言っているんだ。それよりも早く合流せねば!」
魔法使い「ええ。きっと私達の事を待ってるわ」
ワーウルフ「誤魔化すなよ。道に迷ってるだろう?」
村人「我がついていながらそれは、無い!」
魔法使い「……まあ、実際問題迷ってるのよね……」
村人「……」
魔法使い「早く皆と合流したいのだけど……」
商人「……ん? あれは村人達じゃないか?」
盗賊「あ、本当だ! おーいッ!」フリフリ
スライム娘「ああ、無事だったんですね…!」
村人「……合流、出来たな」
魔法使い「逆に私達が救われたわね……」
合流した村人達が森を抜ける頃には 辺りはすっかり夕闇に 染まっていた
村人「商人よ、近くに街はないのか?」
商人「東の国への道から少し反れるが、ここからしばらく歩いた所に街があったはずだ。名物が確か温泉だったな」
盗賊「おー、温泉! 良いじゃん!」
魔法使い「……そんなのんびりしてて良いのかしら」
ヨーゼフ「……まったくその通りですな」
村人「む、ヨーゼフは起きていたのか」
ヨーゼフ「ついさっき、ですがね。いやぁ、あの魔物の一撃がきつかったですよ」
スライム娘「それより、まったくその通り、とは?」
ワーウルフ「……今日のように魔王が何らかの手を打ってくる可能性があるかもしれない、ということだろう?」
盗賊「ああ、確かに!」
村人「その点は無論大丈夫だ」
魔法使い「……何か手があるの?」
村人「手も何も、我が居れば魔王なんぞ怖くは無いわ!」
スライム娘「さすが師匠です……!」
ワーウルフ「……アホか」
商人「ははっ 頼もしい限りだぜ! じゃあ今日は温泉だ! 今日中に着くように頑張るぞ、皆!」
村人達は無事に街へ辿り着けた?
1. 途中で小屋を発見
2. 途中で何かを拾った
3. 何事も無く辿り着けた
>>259 お選び下さい
1
商人「……なかなか着かないなぁ」
盗賊「本当にこっちであってるのー?」
魔法使い「ちょっと心配ね……あ、あそこの小屋の人に聞いてみましょ!」
村人「うむ、では我が行ってこよう」
商人「頼んだぜ!」
トントン
村人「夜分にすまない。誰か居るか?」
*「はーい」
出てきたのはどんな人?
1. 人間に化けた魔物
2. 若い女性
3. 村人の旧友
>>261 お選び下さい
3
ガチャッ
旧友「どうかしましたか?」
村人「道を聞きたいのだが……」
旧友「ええ……ってあれ!? 村人じゃないか!」
村人「ん? 知り合いでしたかな……」
旧友「忘れたのかよ! お前が村に来たばっかの頃に、俺が真っ先に話し掛けて友達になったじゃないか!」
村人「ッ! 旧友か……?」
旧友「おうよ! 木登りマスターの旧友だ!」
村人「久しいな! 村を出て行方知れずだったがこんな所に家を構えたのか!」
旧友「まあな。とりあえず上がってけよ!」
村人「急いでいるから、今日は勘弁して欲しい」
旧友「まあまあ、茶だけでも!」
村人「……茶だけならば」
一方
盗賊「……おっそいなぁ」
商人「……時間がかかりすぎだな」
魔法使い「ふわぁぁぁ……眠くなってきたわ」
ワーウルフ「くー……くー……」zzz
盗賊「……よし! 秘密暴露大会を開催しよう!」
スライム娘「へ? 何ですかそれは……」
ヨーゼフ「秘密を暴露しあうんですかな?」
盗賊「このままだと暇すぎて寝ちゃいそうだからね! さあ、名乗りをあげる人は居ないか!」
しーん
商人「……自分から言う奴は居ないだろうな」
魔法使い「じゃんけんとかで決めれば良いんじゃないかしら」
ワーウルフ「やるのか……」
盗賊「うん、そうしよう! じゃあ、最初はグー……」
誰が負けた?
1. 商人
2. 魔法使い
3. 盗賊
4. スライム娘
5. ワーウルフ
6. ヨーゼフ
>>264 お選び下さい
6
ヨーゼフ「おやおや……私が負けてしまいましたな」
盗賊「さあ、秘密を吐けぇ!」
ワーウルフ (くだらなかったらもう一度寝よう)
ヨーゼフ「秘密……ですか。 うーん……」
安価↓ ヨーゼフの秘密は?
ヨーゼフ「……実は体に寄生虫を飼っているんだ」
魔法使い「……え?」
商人「何を……」
盗賊「ごめんなさい! そういうガチなのはちょっと……!」
ヨーゼフ「……ん? 気を悪くさせたかな? 私なりジョークだったんだがね」
スライム娘「ジョークで良かった……」
盗賊「な、何かヨーゼフは怖いから参加禁止! それじゃあ、もう一人行こうっ!」
ヨーゼフ「残念ですねぇ」
盗賊「最初はグーっ!――」
負けたのは?
1. 商人
2. 魔法使い
3. 盗賊
4. スライム娘
5. ワーウルフ
安価↓ お選び下さい
2.ポルトリンクの場合
漁師「……」
妖精「……ここまでは見えていた。ここからだよ、僕が読めない先は……っとと、人が来たからには、ドロンしなくちゃ!」ドロン
がちゃっ
あらくれ「……」
あらくれ「おい! おい!」ユサユサ
漁師「……ん」
あらくれ「おっ 起きたか?」
漁師「ここは……?」
あらくれ「ここはポルトリンク! ここから夢への第一歩が始まる、始まりの港だ!」
↑ 間違った ごめんなさい
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