春香「クイズ$マジオネアっ!」亜美「うおう!?」 (15)


パチパチパチ!

春香「お久しぶりでーす!」

ヒサシブリー!

春香「今夜もアイドルの可愛い裏の顔を暴きます! クイズ$マジオネア! ていっ」

ワハハハハハ

響「春香、チョップやめろ!」

ワハハハハ

春香「ツッコミ響ちゃんは放置しておいて、早速! 早押しクイズです!」

デデン!

春香「『次の千早ちゃんを、出演時期が古い順に並び替えなさい』!」


 【A:『生っすか!? サンデー!』】 【B:『ゲロゲロキッチン』】

 【C:『千早&美希の新党激おこ』】 【D:『オールド・ホイッスル』】


千早「なっ、なんで私なの!?」

伊織「わりと簡単ね!」

あずさ「あら? ボタンはどこに……」

真「あずささん、そこでも迷子にならないでくださいっ!」


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春香「え、ええと……あずささん以外は出揃いました、答え合わせです!」

あずさ「ごめんなさい……分からなくなってしまって」

春香「いいんですいいんです! では、正解を見て行きましょう!」

 【B:『ゲロゲロキッチン』】

春香「B! 私も出ました!」

 【A:『生っすか!? サンデー!』】

春香「A! 私も出てます!」

 【D:『オールド・ホイッスル』】

春香「D……私は出てません」

伊織「その情報いらないわよ!」ワハハハハ

 【C:『千早&美希の新党激おこ』】

春香「そしてCです!」

真「あ、合ってる!」

春香「そしてこの中で一番幸運な人はっ!?」


 【我那覇響       】
 【三浦あずさ      】
 【菊地真      6.14】
 【水瀬伊織     6.38】
 【如月千早     6.72】


春香「まっこまっこりーん!」

真「ちょっ、先にやらないでよ春香っ!」ワハハハハ

春香「ではあの場所で向かってもらいましょう!」

真「補欠ルーム!」

春香「ま、真! それ私の台詞だよう!」

ワハハハハ

 【       POINT!       
   早押しクイズで一番早い回答者は、
   クイズに挑戦するわけではなく、
     本当の挑戦者を呼びに出向く  】


真「ここでいいんですか? はいさーい!」

亜美「わぁ! まこちん!」

真「あれっ、今日の回答者は亜美なんだ」

亜美「ええ!? 亜美、ライフラインの準備してるだけだYO!」


春香「亜美ーっ、待ってるよー!」

響「真、勝手にはいさい使うなー!」


亜美「本当に亜美が回答者なの……? やだなぁ、亜美マジオネアの怖さ知ってるもん」

真「さあさあ、行くよ!」ガッ

亜美「まこちん、手、手ぇ引っ張らないで! 転んで死んじゃう!」


ナレ『昨日の友は今日の敵だよね! 補欠ルーム脱出者は亜美っ!』

春香「ラッキー! ラッキー! ラッキー? ラッキー!」

観客「ラッキー、ラッキー、ラッキー、ラッキー!」

ナレ『番組のことを知ってる亜美なら、1000円取れるかもっ!』

春香「ラッキー、ラッキー、ラッキー、ラッキー!」

千早「ラッキー、ラッキー、ラッキー! ラッキー!」

あずさ「ラッキーねぇ〜」

伊織「変なテンションね、みんな……」

ナレ『竜宮のふたりが見守る中、亜美の挑戦が始まるのー!』

 ——

律子「プロデューサー、秋月律子もおすすめ! プリン風うどん!」


亜美「は、はいさーい……」

響「そんなにみんなに使われると、自分の影が薄くなっちゃうぞっ!」ワハハハハ

春香「はいさい、ようこそマジオネアへ!」

亜美「ね、ねえはるるん。亜美の何を知ってるの……?」

春香「うーん、事務所に仕掛けたカメラとか、いろいろなところから情報をもらってるかなぁ」

亜美「そ、そなんだ……」

春香「ほらっ、テンション低いよ? アゲアゲで行こう!」

亜美「そ、そうだよね! みんなーっ、竜宮小町のパッション担当! 双海亜美だよん!」

ワアアアアアア! アミチャーン!!

 【TODAY'S CHALLENGER DATA    双海亜美
  765プロ・アイドル 13歳
  ・双海真美の双子の妹、「竜宮小町」メンバー。
  ・イタズラ好きのムードメーカー。
  ・持ち歌『YOU往MY進!』など。       】


亜美「それにしても、こうして見るとはるるんのカツラ、似合いますなぁ」

春香「えへへ、そうでしょそうでしょ! って……喜んでいいのかな」

亜美「モチのロンっしょ! 亜美の太鼓判だしねっ」

春香「そうだね! ありがとう、亜美」

亜美「んっふっふ〜、だから亜美が回答者なんてやめてさ、ここはひとついおりんとかに」

春香「参りましょう! クイズ、マジオネア!」

伊織「私に何をしようとしてんのよ!」

亜美「あー、はじまっちった→……」

テレレテレレテレレテレレデーン


春香「『あるティーンアイドルが、最近検索している単語はどれ!』」

亜美「ん、タンゴ?」

春香「A、『父への手紙の書き方』」

亜美「これ、亜美に関係あるクイズなんだよね……」

千早「……あまりピンと来ていないようね。やっぱり亜美には恥ずかしい秘密なんてないのかしら?」

真「どうかなぁ、今回から律子が問題制作に関わってるから、相当ヤバいのが来ると思ってたんだけど」

春香「B、『母への料理の作り方』」


春香「C、『妹との遊び方』」

亜美「いや、亜美妹だし」

あずさ「なんだか、前に比べて問題が甘くなったってことなのかしら?」

伊織「どうでしょうね……」

春香「D、『姉への誕生日プレゼントの渡し——』」

亜美「ちょっ、ちょっ! ストップストップ!」

ワハハハハハハハハ

千早「ああ、そういうこと」

響「可愛いなぁ」


春香「どうしました?」

亜美「いや、えーと……その……これはヤバいっしょ! ね、ねえみんな!」

カワイー!

亜美「ええ!? う、ウラギリモノ!」

千早「もう亜美の秘密が見え見えだものね」

春香「続けますね。D、『姉への誕生日プレゼントの渡し方 双子』」

ワハハハハハハハハ

亜美「これだけ詳しすぎるよう!」

 【A:『父への手紙の書き方』】 【B:『母への料理の作り方』】

 【C:『妹との遊び方』 】   【D:『姉への誕生日プレゼントの渡し方 双子』】

春香「もう、可愛すぎますね! この”あるティーンアイドル”! ねっ、亜美?」

亜美「へぇ!?」

響「すごい変な声だな」

ワハハハハハハハ

春香「私にはさっぱりだよ」

亜美「あ、亜美にもさっぱり! 超さっぱり!」

伊織「髪切った後じゃないんだから」ワハハハハ


春香「じゃあ、ライフラインでも」

亜美「ま、待って! それはダメ!」

ワハハハハハハ

響「ライフライン使うと、もっと追い込まれるもんねぇ」

亜美「じ、自力で答えるよ!」

春香「そう?」


亜美「えー、えーっと……」

春香「……」

亜美「え、A……かな?」

春香「はいぃ?」ズイッ

亜美「な、なんで右京さんみたいな言い方すんのさ!」

春香「いささか、分かりかねますねぇ」ズイズイッ

亜美「はるるん、劇的に近いよっ!」

伊織「どう近いのよ!」ワハハハハハハ


亜美「Aが正解だよ!」

春香「答えは、でぃ……」

亜美「Aだよっ」

春香「でぃ……?」

亜美「でぃ……Dじゃな——」

春香「ファイナルアンサー!?」バッ

亜美「ええっ!?」

千早「くふっ……強引……強引すぎるわ……!」プルプル

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