虎徹「仮面ライダー?」映司「HEROTV?」(1000)

このssはTIGER&BUNNYの13話あたりからと最終回後の仮面ライダーオーズのクロスオーバーです。
多少の独自解釈があるかもしれませんので
そういったものが苦手な方は静かに【戻る】を選択してください。
更新ペースは一週間に一回くらいです。

あとここでssを書くのは初めてなのでお見苦しいような点がございましたら教えてください。


「ふぅ…だいぶ歩いたなぁ…」

青年はそう呟き、自分の身長より少し大きめの木の棒の先についた派手なパンツをポッケにしまう
最近は曇りの日が多くなかなかパンツが乾かなくて困っている。

「ライオンメダルでもあればいいのにな…」

そんなことを言って青年は仰向けに寝転がる、今日も野宿だ。
でもそんなことはこれまで旅をしている青年にとってはごく普通の出来事。

すっかり暗くなった空をふと見上げるとキラッっと流れ星が静かに過ぎ去る。
流れ星を見ると青年は慌てた様子で口を開く。

「パンツが乾きやすくなりますように!パンツが乾きやすくなりますように…」

流れ星に祈ることじゃないようなことを三回くらい言った後、
青年は静かに眠りにつく。


青年の名は『火野映司』
かつてとある事件に巻き込まれ自分自身の欲を失ったが、
すこしずつ自分の欲を見つけていくため旅をしている。

そんな彼、火野映司は次の日、とある街【シュテルンビルド】に来ていた。
前日野宿していた場所からたいして歩いてないのに街の風景はがらりと変わっていた。
さっきまで歩いていたところは人が少なく、風景も殺伐していて活気も無かったが
シュテルンビルドは近未来的で活気に溢れている。

パンツを木の棒にぶら下げて歩いていたら捕まりそうなのでパンツは再びポッケにしまい
道の途中で木の棒を捨ててぶらぶらと街を歩く、
しばらく歩いていると大型の街頭テレビの音量が急に上がり、映司は驚きながらテレビの方を向く

『さぁ!始まりましたHEROTV!! 今回は宝石泥棒を捕まえるため八人のHERO達が………』

まるでプロレスやアメフトの実況のような声が町中に響き、周りの視線が街頭テレビに注目する。
そのテレビにはサイドカー付きのバイクに乗ったロボットのようなスーツを着込んだ赤と緑の二人組がジープに乗った男達を追いつめていた。
赤色のスーツの人ジープに飛び移り犯人二人組を取り押さえるとテレビ画面に400ptと表示される。

最初見たとき何かわからなかった映司だがすぐに何か思い出し呟く。

映司「HEROTV……」


自分が生まれる何十年か前に突如現れた【NEXT】と呼ばれる特殊能力者達がスポンサーロゴを背負って様々な事件を解決するTV番組のことだ。

テレビに映るHEROを見ながら映司はポッケに手を入れ、パンツに小銭と一緒に入っている割れたメダルを握りふと思う。

(変身できたら俺もあんな風にできたのかもな…)

そんなことを思いながら映司は寝る場所を探すためその場を後にする。



日本、鴻上ファウンデーションのとある一室


『二人組の犯人を確保しバーナビーにポイントが追加されます!今期のKOHはバーナビーで決定か!?だが相棒のタイガーはなかなかポイントが………』

部屋に備えられたTVを見ながら赤いスーツを着こなした男はケーキに生クリームを掛けデコレーションを淡々としている。
少し離れた場所で無表情でファッション雑誌を読んでいる女性は時たま時計を目にし、またファッション雑誌を読む。

赤いスーツの男、『鴻上光生』はケーキの真ん中に三色のメダルを置くと静かにケーキの上に箱を被せ、丁寧にラッピングする。

鴻上「里中君!これを火野君に届けてくれ!!……新しい、HEROの誕生だ!!ハッピバースデイ!!!」

鴻上はそう叫ぶとケーキの入った箱を里中と呼ばれる女性に渡すと里中は箱を持って静かに会長室と書かれた部屋から出る。

里中が去ったあと鴻上はグラスにワインを注ぎゆっくりと口に運ぶ。



次の日、アポロンメディアオフィス



虎徹「今シーズンはお前で決まりそうだな、バニー」

バーナビー「はい、だけど虎徹さんのおかげですよ。」

虎徹「俺?何でだよ?お前が自分で頑張ったからだろ?」

虎徹は不思議そうに聞き返す。

バーナビー「僕たちはコンビですよ、僕のポイントはあなたのおかげでもあります。」

バーナビーはそう言った後、付け足すように

バーナビー「だから虎徹さんのポイントは僕のおかげでもありますから。」

と冗談ぽく言うと互いに少し笑ったあと
PDAが鳴る。するとさっきまでとはまるで別人のような真剣な表情へ変わり
互いにHEROスーツを着用しに向かう。

『さぁ!始まりました、HEROTV!今回の犯人は最近シュテルンビルドを騒がせている車泥棒だ!今回犯人が盗んだのは、なんと!軍の新型装甲車だ!!』

『銃弾をいとも簡単に弾く装甲車をHERO達は捕まえることができるのか!?………おっと、装甲車の目の前に居るのは西海岸の猛牛戦車、ロックバイソンだ!』


ロックバイソン「そんなハリボテの車なんて、俺の硬度とドリルでぶち抜いてやるぜ!うぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ドリルを回転させ叫びながら装甲車に突進する……がひらりと装甲車に避けられ、バランスを崩してガードレールにぶつかる。


『おっと、ロックバイソン装甲車に避けられてしまった!自慢のドリルは見事ガードレールを突き抜けています。』
『そして折紙サイクロン、ロックバイソンを助けながら見切れています。』



『場所は先ほどから変わって高速道路、依然として装甲車は逃走を続けています………ん、あのバイクは…』

『でたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!超人気バディHERO、バーナビー&タイガーだぁぁぁぁ!!』

実況のテンションが一気にあがり街中から歓声が聞こえる。

タイガー「タ・イ・ガー!!タイガー&バーナビー!俺が先だっ!」

バーナビー「どうでもいいですけど、アレどうします?機動力もだいぶ高いですよ。」

タイガー「そんなもん決まってるぜ、ハンドレットパワーで叩き潰す。そんだけだ。」

バーナビー「……それだけですか?」

タイガー「そんだけ。」

バーナビー「…わかりました。このバイクで装甲車の真横に行きますからそこで飛び移ってください。」

タイガー「頼んだぞ。バニー」

そう言った後ワイルドタイガーが能力を発動させる。
五分間だけ身体能力を百倍にする【ハンドレットパワー】を使い装甲車の真横に来た瞬間
フロントガラスの近くに飛び移りドアを引きはがし犯人を捕まえようとした瞬間ワイルドタイガーの顔面にゴツリと何かが当たる。

タイガー「ん?」

バァンッ!

破裂音が車内に響きワイルドタイガーの眉間に銃弾が当たる。
それも結構大きな銃だったためワイルドタイガーは車外に飛び出し地面を転がっていく。

犯人A「ざまぁみろ!軍から新型の銃や爆弾も盗ってたんだよ!」

犯人B「こいつはおまけだ!受け取りなッ!」

犯人はそう言うとバケツに山盛り入れた手榴弾を道路にばらまく、ばらまかれた手榴弾は数秒後大爆発を起こす。

犯人C「よっしゃこのまま今まで稼いだ金を持っておさらばしようぜ!」

犯人B「この装甲車と武器があれば怖い物なんてねぇぜ!」

犯人A「全くだ!………おいなんか前に居ることね?」


『おっと?装甲車の行く先にヘルメットを着けた謎の男が立っています。なんでしょう一般人でしょうか?』


ヘルメットを着けた男は素早く右側に付いたスキャナーを取り外し斜めにスライドさせ言う。

キンキンキン
?「…変身ッ!」

   タカ!

    トラ!

      バッタ!

 タットッバ! タトバ タットッバ!!

珍妙な歌が流れた後、男の姿が赤、黄色、緑を基調としたHEROのような姿の男が立っていた。
HEROTVを見ている全ての人々が驚く。

犯人B「構うこと無ぇ!轢いちまえ!!」

犯人C「言われなくても!」

そう言って猛スピードで装甲車は轢きにくるが焦ることなくバイクから剣を取り出しメダルを三枚入れると再びスキャナーを手に取り
剣の横をスライドさせる。

トリプルスキャニングチャージ!!


「せいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

叫びながら謎のHEROは迫り来る装甲車を横に避けタイヤの半分から下を切り飛ばす。
両方のタイヤが無くなった装甲車は地面を擦りながら壁にぶつかる。

犯人A「糞!何だあのHERO、無茶苦茶しやがって!」

犯人B「ぶっ殺してやる!」

あまりの衝撃に運転をしていた犯人Cは気絶しているがAとBは無視して武器を持ち外に出て謎のHEROにマシンガンを撃ちまくる。
三色の謎のHEROは避けることなく自分に当たりそうな銃弾を腕のかぎ爪でたたき落とすと大空高く跳ぶ。
突然のことにあっけをとられた犯人達は謎のHEROを一瞬見失うがすぐに上を見る、が、時既に遅く目の前に降りてきた謎のHEROに武器を弾かれ
二人仲良く頭にデコピンを食らい倒れる。

犯人B「構うこと無ぇ!轢いちまえ!!」

犯人C「言われなくても!」

そう言って猛スピードで装甲車は轢きにくるが焦ることなくバイクから剣を取り出しメダルを三枚入れると再びスキャナーを手に取り
剣の横をスライドさせる。

トリプルスキャニングチャージ!!


「せいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

叫びながら謎のHEROは迫り来る装甲車を横に避けタイヤの半分から下を切り飛ばす。
両方のタイヤが無くなった装甲車は地面を擦りながら壁にぶつかる。

犯人A「糞!何だあのHERO、無茶苦茶しやがって!」

犯人B「ぶっ殺してやる!」

あまりの衝撃に運転をしていた犯人Cは気絶しているがAとBは無視して武器を持ち外に出て謎のHEROにマシンガンを撃ちまくる。
三色の謎のHEROは避けることなく自分に当たりそうな銃弾を腕のかぎ爪でたたき落とすと大空高く跳ぶ。
突然のことにあっけをとられた犯人達は謎のHEROを一瞬見失うがすぐに上を見る、が、時既に遅く目の前に降りてきた謎のHEROに武器を弾かれ
二人仲良く頭にデコピンを食らい倒れる。

二重投稿すいません。



『お~っと!犯人達を見事確保したのは………誰?』

実況が思わず素に戻る、その数秒後画面がいきなり黄色のスーツを着た男の映像に変わる。

鴻上『驚かせてすまない、シュテルンビルドの諸君!!私は鴻上ファウンデーション会長、鴻上光生だ!!』

  『今、見事犯人を確保したのは鴻上ファウンデーションからのNEW!HERO!!…その名は!!』

  『仮面ライダーオーズ タトバコンボ!!!』

  『彼の能力はベルトとメダルを使った変化能力、メタモルフォーゼ!!……彼はこの街とHEROTVに大いに貢献するだろう!!それでは私は失礼する。』


完全にHEROTVを電波ジャックした男、鴻上光生は言いたいことを言って画面から消える。


『え~っと……今シーズン最後にポイントを稼いだのはNEWHERO仮面ライダーオーズだぁ~!!』

若干戸惑いながらもいつものようなテンションで叫び今シーズンを締めくくる。


今日はこれで終了です。
次回は21日の金曜日の夜8時頃です。

>>16
でも未来では社長がメタル作っちゃうんだよな

どうも!英語の成績は2だった方、作者です!
色々期待してくださってありがとうございます。

>>20社長がメタルを作る……ミュージアムのかたですか?

今気づきましたけど私のIDが変わっていますね
……なぜ?

とりあえずこれから名前の所に『作者』と書かせて貰います。

皆さんありがとございます!
これで大丈夫ですよね…?
これだけで終わるのもアレなんで少しだけ投下


大量の手榴弾の爆発に巻き込まれたタイガーのHEROスーツは少し汚くなっただけですんだ、
HEROスーツを脱いだ虎鉄とバーナビーはトレーラーの中にあるテレビを見る。

虎徹「何だアレ?」

バーナビー「新しいHEROですか……」

虎徹「そりゃわかるけどさ…」

バーナビー「まぁ良いじゃないですか、それよりもうすぐ表彰式始まりますよ、虎徹さん。」

虎徹「お、おう……って俺このホコリまみれのHEROスーツでいくの!?」

バーナビー「…このタオルで拭いとけって斉藤さんが言っていましたよ。」

そう言いバーナビーは虎徹にタオルを渡すと先に表彰の舞台に行く。

バーナビーが立ち去ってしばらくした後PDAが表彰がもうすぐ開始することを知らせる
虎徹は急いで、綺麗になったHEROスーツを着込み表彰の舞台に向かおうとして
外にでた瞬間、誰かとぶつかり相手を突き飛ばしてしまう。

タイガー「おっと悪りぃ、怪我ないか?」

?「あ、はい大丈夫です。……すいません表彰の舞台ってどこか教えていただけませんか?」

タイガー「ん、HEROTVの関係者か?」

?「はい、まぁ…そんなところです。」

タイガー「ちょうど俺も急いでいくとこでな、着いてこい!…ワイルドに……走るぜ!!」




?「あの~俺も着替えた方が良いんでしょうか?」

タイガー「まぁ関係者はみんなスーツだからなぁ、その格好じゃアレだろ。」

?「そうなんですか、…じゃあ何でタイガーさんはHEROスーツなんですか?」

タイガー「そりゃあ、なんてたって俺はHERO、ワイルドタイガーだからな!」

?「なら俺もHEROスーツでいいんですね……変身ッ!」


タカ、トラ、バッタ、タットッバ! タトバ タットッバ!!


タイガー「へっ?」

オーズ「急ぎましょう、タイガーさん。」

タイガー「お前が………さっきのNEWHERO!?」


映司「こんばんは、T&B×oooのパンツの方、火野映司です!
   なんだかんだでHEROになっちゃったけどどうすればいいんだろう?
   えっ、銀行強盗!?パンツを乾かす暇もないや!
   次回、【HEROとパンツと強盗犯】。」


と言うわけで投下終了です。

昔あまりのエグさにたまにしか見ていなかった555を最近レンタルして見ています。
ファイズ系のライダーって全身の何処かにスマートブレインのロゴがあって
ファイズを見るたび、タイバニの【企業ロゴを背負ったHERO】ってのを思い出します。
それでは投下開始です。


オーズが登場する一時間前、

映司「……もう夕暮れかぁ…」


映司はそう呟くと公園の周りを歩き、寝る場所を探そうと周りを見る。
すると突然タクシーが目の前に止まり中から綺麗にラッピングされた箱を持ったよく知っている女性がおりてくる。

里中「火野さん、会長からのプレゼントです。」

映司「里中さん!?お久しぶりです!…って、俺にプレゼント?」

里中「はい。今までのメダルやカンドロイド、ライドベンダーなどの礼をして欲しいと会長が。」

映司「…っていわれてもなぁ…お金もないし………あ!もしかして俺のパンツですか!これならプレミアムバンダイで…」

映司の話を無視しつつ里中は箱を渡し小型テレビを用意し鴻上からの映像を映し出す。



映司「鴻上さん!お久しぶりです。」

鴻上『久しぶりだね火野君!まずはその箱を開けてみたまえ!!君にはソレを使ってあることをして欲しい!!』

映司が箱を開けると、お店に売っているようなケーキの中央に自分が欲する、
いや欲していた力、三枚のメダルが乗せてあった。

映司「これって…!?」

鴻上『そうDr真木ィ!との戦いで砕けてしまった十枚目のタトバコンボだよ!!』
  『今回我々はコアメダルの復元に成功した!ほかにもグリードの意志のあったメダルも復元してみたが…残念だが意志は戻らなかった、
   …そして君にはこのメダルを使ってHEROをやって貰いたい。事件が起きたらド派手な登場をしてくれたまえ!火野君!!』
   『ああ、それとライドベンダーは何処かに止めてあるはずだ!!期待しているよ。』

会長が言い終わると映像が消え、里中は映司にHEROとしての情報が書かれたメモと二十枚くらいのセルメダルを渡しペコリとお辞儀をしてその場を去る。


映司「…ド派手な登場って言ってもなぁ…第一俺がHEROかぁ……とりあえずメモを読んでおこうかな。」


映司「………すっごい文字の量だなぁ…ふんふん俺のNEXT能力…って俺NEXTじゃないのに…」

映司「…よし!じゃあそろそろ行こうかな…………」









そして事件後
表彰会場にて、

マーベリック「今シーズンのKOHは…印象的なデビューを果たしたバディHREOのバーナビーブルックスJrだ。おめでとう。」

バーナビー「ありがとうございます。」
ワーワーキャーワー

マーベリック「……そして先ほどTVジャックという強烈なデビューをした、NEWHERO仮面ライダーオーズ!!」
      
マーベリックが言うと舞台袖からオーズが出てきて観客に向かいお辞儀をする。

マーベリック「彼のNEXT能力は【メタモルフォーゼ】ベルトと共に使うことにより強力な力を身につけることのできる能力です。」
      「新しいKOHとNEWHERO、そして他のHERO達と共にこれからもHEROTVを通してシュテルンビルドの平和と安全を守っていきましょう!」
                                                
ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!



表彰式後、トレーニングルームにて、


ブルーローズ「で、何で私達ここに集められてるわけ?」

ファイヤーエンブレム「あら、あんた知らないの?例のNEWHEROの挨拶とMsアニエスからの今後の方針についてよ。」

ドラゴンキッド「楽しみだな~」

スカイハイ「NEWHEROか…楽しみだ!そして、楽しみだ!!」

折紙サイクロン「………」

虎徹「どうした折紙?元気ねぇぞ?」

折紙サイクロン「…だってNEWHEROの能力って僕のよりすごいし……」

バーナビー「何を言っているんですか折紙先輩。彼の能力はあの姿にしかなれませんけど、折紙先輩は何にでも擬態できるじゃないですか。」


?「失礼します。」

HERO達が話している時三回のノックと共にドアを開けてアニエスとエスニック風の服装の青年が入ってくる。

>>42さん
総合的なスペックは牛角さんより強いですよ。
でも牛角さんの方が防御力が高………アレ?……なんでもないです…



エスニック風の服装の青年はペコリとお辞儀をするとHERO達に自己紹介する。

映司「どうも、仮面ライダーオーズの火野映司です。よろしくお願いします。」
  
アニエス「本日付でHEROTVの新メンバーになったからみんな、よろしくね、じゃあ今後の方針はこのファイルにまとめてあるから目を通しておいてね。」

そう言ってHERO全員にファイルを渡しアニエスは部屋から出て行く。


虎徹「しっかし新HEROが俺と同じ日本人かぁ…」

折紙サイクロン「日本人!?」

映司「はい、ちょっと前までは日本に住んでました。」

折紙サイクロン「ってことはニンジャは!?サムライは!?あったことあるんですか!?」

映司「う~ん…侍と忍者は会ったこと無いけど将軍様ならありますよ。」

折紙サイクロン「ホントでござるか!?」


ドラゴンキッド「さっきまであんなに落ち込んでたのに…」

バーナビー「それだけ日本が好きなんでしょうね。」

ファイヤーエンブレム「なかなかハンサムじゃない……嫌いじゃないわ。あの子」

ロックバイソン(後でファイヤーエンブレムには気をつけるよう言っとくか……)


談笑&質問攻めの後

ブルーローズ「あ、私そろそろ時間だから帰るね。」

ファイヤーエンブレム「あらやだ!もうこんな時間!?」

スカイハイ「うん、ではそろそろ帰ろうか!みんな夜道には気をつけて!」

虎徹「…あれオーズ、お前帰らねぇの?」

映司「俺は家がないので今日はここで寝させて貰っていいですか?」

一同「「えっ!?」」

ドラゴンキッド「まさかホームレス!?」

ファイヤーエンブレム「…ドラゴンキッド、あんたストレートすぎるわ。」


映司「…あれ、ここで寝たら駄目ですか?」

バーナビー「別に問題はありませんが…」

スカイハイ「家がないって言うのは……」

映司「ああ、俺色んなとこ旅してたから自分の家が無いんです。」

家がないと言う発言に一瞬周りが凍り付いたがあっけからんに言う映司を見てHERO達は少し安心する。

虎徹「う~ん……そんだったら俺ん家にくるか?」


  「その必要はないよタイガー君」


そう言いながらトレーニングルームに入ってきたのはHEROTV代表取締役のマーベリックだった。

虎徹「マーベリックさん…!その必要は無いってどういうことですか?」

マーベリック「なに、彼の事情を考慮して家を用意させて貰ったからね、オーズ君これがそのマンションの鍵だ」

映司「ありがとうございます!マーベリックさん」

マーベリック「何、このくらいのことならいつでも言ってくれ。」

映司は鍵とマンションの地図を貰いマーベリックにお辞儀をする。

スカイハイ「これでオーズ君の問題は無事解決だな!さぁ我々も帰ろう!!」

スカイハイがそう言い皆トレーニングルームから出る。
映司は外に出た後駐めてあったライドベンダーに乗ってマンションに向かう。





マーベリックは自室入ると紅茶をいれゆっくりと飲みながら椅子に座る。
すると突然、マーベリックの携帯に電話がかかる。携帯を手に取り電話に出る。

「私だ、」

「直接話すのはこれが初めてかなMtマーベリック、いや、ウロボロス。」

「…誰だね、君は、ふざけているのかね?」

「申し遅れた、私は鴻上ファウンデーション、会長の鴻上光生だ。」

「…【スポンサー】が何のようかね…?」

「いやなに、少し警告をしようと思ってね」

「警告…?」

「そう、君の欲望は素晴らしい!!…が同時に危うくもある。」
「もし、もしも君が我々に牙を剥く場合……今の君の立場は無くなると思いたまえ。」
「たとえば……計画にない存在を調べるため監視付きのマンションを用意するなど……」

「…!!」

「だが君が私の欲望を邪魔しないというのなら、今までどうり【スポンサー】を続けよう、悪くない話と思うが…どうだね?」

「……わかりました、ではこれからもよろしくお願いします。」

マーベリックがそう言うと鴻上との電話が切れる。
思わず歯ぎしりをした後、監視を退かせるようマーベリックは電話をかける。



次の日、トレーニングルームにて。


虎徹「よう!ファイヤーエンブレム、いやー外すっげぇ雨だな、もう全身ずぶ濡れだぜ。」

ファイヤーエンブレム「ならアンタもあそこで乾かしてきなさいよ。」

虎徹「あそこ?」

ファイヤーエンブレムが指を差した場所はトレーニングルームだった。
しかも現在使用中を知らせるランプが光っている。とりあえず虎徹は中にはいると
まるで太陽の光のような眩しさで一瞬目を瞑る。

「あ!おはようございます。タイガーさん。」

聞き覚えがある声を聞き、目をゆっくりと開けるとそこにはド派手なパンツ一丁の火野映司がいた。

虎徹「何やってんだよ!お前!」

映司「朝ここに来る途中すっごく雨が降ってきてずぶ濡れになっちゃて……ファイヤーエンブレムさんに何か乾かすものはないですかって聞いたら
   ここを使えばいいって教えて貰って…すごいですねこれ!パンツも服もすぐ乾きますよ!タイガーさんもどうですか?」

虎徹「…まぁ確かに服も乾くけどさ……そのなんて言うかな…まぁ俺はだいぶ乾いたしいいや、ちゃんと服来とけよ。」

そう言って虎徹はトレーニングルームから出るとポツリと呟いた。

虎徹「おじさん、最近の若い子がよくわかんねぇや………」

同時刻、とある病院にて

ふらふらと病院から出てくる男の目は死んだ魚のようで気力が感じられない
ふと男は街頭テレビに目を向けると、シュテルンビルドの銀行のCMが流れていた。それを見て男はポツリと呟く。

「もう…これしかない………」

男は目を青く光らせ、ゆっくりと銀行へ向かい歩いていった。


とりあえず今回の分はこれで終了です。
次回の更新は来週の金曜日の8時からです。ありがとうございました。


こんばんは、そして、こんばんは!
SHFバーナビーを買うため明日朝早くから店に並ぶ方、作者です。
コアメダルについては今後チマチマと出していく、ってことで落ち着きました。

それでは十分おきくらいで投下していきます。


夜六時

虎徹達が話していると、急にPDAが鳴る。

『ボンジュールHERO、事件よ、まったく日曜日の夜6時から銀行強盗なんて……最高じゃない!」

虎徹「よし、いくぞバニー!」

バーナビー「今日こそは何も壊さないでくださいよ、虎徹さん」

虎徹「大丈夫、大丈夫、わかってるって!」

TIGER&BUNNYを先頭にほかのHEROもスーツを着に走っていく、映司は走りながらベルトにメダルを入れる、そして右側に付いているスキャナーを取り外し斜めにスライドさせ言う。

映司「変身ッ!」

タットッバ!タトバ タットッバ!!

独特の歌が流れオーズへと変身した映司は外のライドベンダーが駐めてある駐車場に向かい走る。


『さぁー始まりましたHEROTV!!今回の犯人は銀行強盗です!しかも今回の犯人はどうやらNEXTとの情報です、HERO達はどう対処するのか!』


男「クソッ!どけどけッ怪我してぇのか!」

覆面を被った男は金がこんもり入ったリュックサックを背負いながら歩道を走る。
男の指はまるで十徳ナイフのように親指は鍵、人差し指はナイフ、中指はヤスリ、薬指は+ドライバー、小指はラジオペンチと、
様々な工具になっていた。

「ここからは一歩も通さないでござるよ!」

そう言って男の目の前に立ちふさがったのは折紙サイクロンだった。
男を捕まえようと近寄ると男の手が握り拳分くらいの鉄球に変わり、勢いよく腕を振り回す。
折紙サイクロンはとっさに避け次の攻撃に備え巨大な手裏剣で防御の態勢をとる。

しかし男は折紙サイクロンを攻撃することなく近くに駐めてあった車に向かっていった。

男の親指が液体のような金属に変わると鍵穴に親指ごと差し込む。
するとすぐにドアが開き男は中に入ると完全に鍵へと形を変えた親指を鍵穴に入れ車を発進させる。



『おーっとどうやら犯人は体を金属に変えるNEXTのようだ!』

『金属の強靱な体を自在に操る強力なNEXT相手にHERO達はどう立ち向かうのか!?』

男「くそっ!金属にできるのは手だけだっつうのに好き勝手言いやがるっ!」
犯人がそう言い捨てたそのとき後ろから沢山の車の間を勢いよく走り抜け一台のバイクが現れる

『おっと、犯人の後ろから迫ってくるのは…NEWHERO仮面ライダーオーズだ!!』


タカアイで犯人がどこにいるか確認し速度を上げながらほかの車の間を通って男の車の真横につくと窓ガラスをノックし男に話しかける。

オーズ「もうこんなことはやめて止まってください!」

男「うるせぇ!邪魔をするなぁ!」

オーズ「そういう訳にはいきません!何でこんなことするんですか!?」

男「何でって…そりゃ……っ!金のためだ!」

男は一度言葉を飲み込んだ後オーズに言う。


オーズ「そんなお金って……っ!止まってください!」

行き止まり、それをいち早く知った映司はライドベンダーの速度を落とすが、
目の前を見ていなかった男は壁に当たる直前で気づき急ブレーキを踏むが間に合わない、男はとっさに目を瞑る。
正面衝突の凄まじい衝撃が来る、そのはずなのに車が大きく揺れただけ
不思議に思い目を開け窓の外を見るとヒビのはいった壁と前がひしゃげた車の間にオーズがいた。


正面衝突する前にオーズが跳び、壁と車の間に入り衝撃を吸収したのだ。

オーズはよろりと車と壁の間から出てきて、車に中にいる男に近づくとゆっくり言う。

オーズ「…大丈夫ですか?」

よろりと車から出てきた男はその後すぐにオーズにもたれかかるように倒れ気を失う。


『オーズ、犯人を確保しポイントゲットです!さすがNEWHERO!!
 その勢いはとどまるところを知りません!!』


実況がそう言ったしばらく後、犯人が警察に連行される。
シトシトと雨が降る中、警察に連行される男の後ろ姿をオーズは静かに見ていた。


虎徹「どうも!TIGER&BUNNY×オーズの風呂上がりドライヤーはあまり使わない方、虎徹です!
   何ッ楽屋泥棒だって!こうしちゃいられない、いくぞ!ってあいつは…… 
   次回、【愛とトリオと楽屋泥棒】    ……英語じゃないの?」


今回の犯人はオリジナルのNEXTです、T&Bの話に+オーズがいるだけじゃあ
映司の陰が薄くなってしまうため
オリジナルの事件のため急遽作ったキャラクターです。
能力は自分の手を金属に変える能力でぶっちゃけた話、ターミネーターのT1000です。
一昔前の映画のキャラクターってのはシザーハンズとかが元ネタです
犯人についてはまだ消化不足なので次の回でも出てきます。


そろそろストックが少なくなってきましたので今回は少なめですいません。

次回の更新は同じ金曜日の8時です。
やっぱりssって難しいですね。以前にじファンで書いていたものも色々と大変でした。
まぁ、とりあえず絶対に完結させることだけは皆さんと名護さんに誓います。

>>74
ここに書いてある一昔前の映画のキャラクターってのは下書きから消し忘れていました。
すいません。


どうも、SHFのバーナビーを買えなかった方作者です。(かわりにウヴァ買いました。)
そんなこんなで投稿開始です。


シュテルンビルド内 刑務所

映司「…ありがとうございました。」

警察官に向かいお辞儀をし外に出るとふぅ、と息を吐き映司はライドベンダーの駐めてあるところへ歩く

勿論映司が刑務所のお世話になっていたと言う訳ではなく、とある人物に会いに行っていたのだ。
その人物とは以前、事件でオーズが確保した手を金属に変えるNEXTの男だ、
その男が『オーズと面会がしたい』と言う話を聞き映司は刑務所に来たのだった。
そして映司は男の話を聞き、しばらくした後男に別れを告げ現在に至る。

映司「…俺の手の届く範囲でできることをしよう…」

そう呟き映司はライドベンダーを走らせる。

トレーニングルーム。


映司「すいません、遅れました!」

扉を勢いよく開け息を切らしながら映司がトレーニングルームに入ってくる。

ファイヤーエンブレム「あら、今日は遅めなのね。」

ドラゴンキッド「遅れたって……もう夜だよ?」

折紙サイクロン「どうかしたんですか?」

映司「いえ、ちょっと用事があったんで……ところでさっきやけに不機嫌そうなブルーローズさんに会ったんですけど、何かあったのですか?」

ロックバイソン「テレビ見てみな。」

ロックバイソンが映司に言いながらテレビに指をさす、
テレビ画面にはTIGER & BARNABYが出演しているCMの最後に大きく
『超人気HEROのTIGER & BARNABYの特製カードが付いてくるTIGER & BARNABYソーセージ&ウィンナー発売中!!』
と、映っていた。


映司「へ~HEROって色々やってるんですね!」

ロックバイソン「まぁ俺みたいに何もない奴もいるけどな……」

ファイヤーエンブレム「まぁまぁ、落ち込みなさんな。」

映司「でもこれとブルーローズさんになんの関係が?……あっ!もうこんな時間か、すいません俺ちょっと用事があるので先帰ります。」

ファイヤーエンブレム「いつでも来れるようにPDAはちゃんとつけときなさいよ。」

映司「わかりました、じゃあ失礼します。」

そう言い去っていく映司をHERO達は見送る。

次の日
アポロンメディア社内


ロイズ「ふぅ……NEWHEROねぇ……」

アポロンメディアに勤務しているアレキサンダー・ロイズはHEROグッズの売り上げ表を見て溜息を吐く。
別に自社の売り上げが落ちているわけではない、むしろ鰻登りの真っ最中だ。
ロイズが吐いた溜息はライバルのとある企業の売り上げ表を見てだ、何故他の企業の売り上げ表が混ざっているのかはわからないが
たぶんあの鴻上とか言う男の仕業だろう。見せつけてきたのだ、自分の会社の成果を。

話を戻すとその表に書いてあるグッツの売り方がとてもうまいのだ。
NEWHERO仮面ライダーは特殊なベルトを着けている。そのベルトを玩具として売る。
値段は少し高めだが完成度は高く、HEROTVでオーズの活躍を見ていたら欲しくなる気持ちもわかるが大人も買っていくのだ。
私も一つ日曜日に朝から玩具屋に並んで買ってしまった。

そしてかなりの売り上げを誇る理由の一つに他のHEROのなりきり玩具がほぼ無いのだ。
だからあんなにも売れるのだろうか?

うかうかしていられない。そう思い気を引き締め新しい商品展開を考えようとしたとき、

すいませ~ん、掃除の者ですが、入っても宜しいでしょうか?」

ロイズ「ああ、入りたまえ。」


バイトの掃除係を部屋に入れると
目の前にいる男をみてロイズは驚いた。

ロイズ「…なぜ君がここに……!?」

映司「え、はい先日からバイトとして働かせて貰っています。」

ロイズ「いやいや、そうでは無くてHEROの君が何でバイトなんか…?」

映司「…それは…う~んなんて言うのかな~」

ロイズ「いや、まぁ言いたくないなら別に良いんだけどね……」


正直ロイズは疑問に思う、オーズは今話題のNEWHEROだ。しかも売り上げやスポンサーへの貢献もしているのも
先ほどの売り上げ表を見れば十分だといえる。お金にはバイトをしなくても困らないはずだ。なのに何故?


そんなことを考えていると映司は部屋の掃除を終わらせ去っていく。
綺麗になった部屋の中でロイズはただ黙って映司の後ろ姿を目で追っていたがすぐに我に戻りまた商品戦略を考える。


後日
正午、焼き肉屋『牛角』にて


「ロックバイソン君、君には俗に言うアンチというのが他のHEROに比べ少ない、私もそこは素直に評価しよう
 ……だがね、君は同時にファンも少ないんだよ。そろそろ活躍してもらわないとスポンサーとしても困るんだ。
 わかってくれるね。ロックバイソン君。」

ロックバイソン「……はい、失礼します。」


いつもは迫力のあるHEROスーツに身を包んでいるロックバイソンも今は私服姿、
そしてスポンサーに何度か頭を下げているその姿は端から見てもHEROには見えなかった。
ロックバイソンはスポンサーのお偉方に一礼した後、部屋から出て行く。
かなり大きい溜息がこぼれる。最近はあまり活躍ができていないのでスポンサーからの言葉もだいぶ刺々しいものになってきた

また溜息と同時に腹の音が鳴る。ふと時計を見るともう1時半だった、せっかくだから昼食にはここで食べよう。
そう思い店内に入り席に着く。
せっかくの焼き肉だ、一人で食べるのは少し寂しい、誰か他のHEROを誘ってみたが全員仕事があると言われ断られた。
オーズの電話番号は知らないため呼べない。本日何度目かわからない溜息を吐き、店員を呼ぶ。


映司「えっと、ご注文をどうぞ」

ロックバイソン「ああ、ハラミとホルモンと……ってお前!オーズ!?」

映司「ロックバイソンさん!?こんなところで…って『牛角』だからですもんね!」

ロックバイソン「…まぁ細かいことはどうでもいいからよ、俺のおごりで一緒に飯食わないか?」

映司「すいません!俺バイトですから………」

ロックバイソン「そうか……」

映司「とりあえず、もう一度注文お願いできますか?」

ロックバイソン「ああ、悪るい。えっとハラミとホルモンと………」


数日後、トレーニングルームにて。


ロックバイソン「…そういえばこないだ飯食いに行ったときに、
        店員を呼んでメニューを頼もうとしたらそれがあいつでさ、すっげえ驚いたぜ。」

折紙サイクロン「僕もスシバーに行ったときお皿洗っているオーズさんを見ました。」

スカイハイ「そう言えば私もスーパーで働いている彼を見たぞ!彼は働き者だね!」

ドラゴンキッド「ぼくも引っ越し屋で働いているって聞いたよ。」

ブルーローズ「オーズが働いてるととこ私も見たわ、」

ファイヤーエンブレム「何、アンタ達そんなにあの子を見てるの?てっきり私の会社だけでバイトしているかと思ったわ。」

ロックバイソン「ちょっと待て、今聞いただけで6つもバイトしてるってことか?」

映司「こんにちは!……って、なにかあったんですか?」

ファイヤーエンブレム「……アンタ今いくつバイトしてるの…?」

映司「え~と、8つくらいですけど?」


映司の発言にその場にいたHERO達は驚く
だがHERO達が一番驚いたのは映司自身がまるで当たり前のように言ったことだった。

ファイヤーエンブレム「…アンタそんなに生活に困ってるの?」

映司「いえ、何も困ってませんよ。」

ドラゴン「じゃあ何でそんなにアルバイトしてるの?」

映司「う~ん、それは………」

ロックバイソン「もしかしてただ金が欲しいとかか?」

映司「…まぁ、それもありますけど…実は…」


映司が続きを言おうとしたときトレーニングルームの壁に備え付けられたTVの音量が上がる。

『さあ、今日のゲストは話題沸騰中!人気絶頂!の爽快バディHEROコンビの……TIGER & BARNABYですッ!!』
『いや~どうですか?初のHEROコンビとしてデビューしてからだいぶ経ちましたが何か変わった出来事とかは?』

タイガー「いやー変わった出来事ですか、そりゃ俺がランキング4位になったってことですかね」

バーナビー「僕はそうですね……尊敬する人が父と母以外にもできたってことですね。」



映司「最近、タイガーさんもバーナビーさんもあんまり見ないと思ったらTV番組に引っ張りだこだからなのか…」

ロックバイソン「あいつら今すっげえ売れてるからな。………おれもああなりたいな…」

ファイヤーエンブレム「……アンタも大変ね。」

映司「あ、TIGER&BARNABYさん達で思い出したんですけどブルーローズさんの不機嫌の理由って?」

ファイヤーエンブレム「フフ、寂しいのよ。」

ブルーローズ「誰がよ!」

ファイヤーエンブレム「あら、聞いてたの?」

ブルーローズ「別に私はタイガーなんていなくても寂しくなんかないわよ!」

ファイヤーエンブレム「私は別にタイガーなんて言ってないわよ?」


ファイヤーエンブレムがそう言うとブルーローズの顔が赤くなる。

と同時にブルーローズのPDAが鳴る。アニエスからの電話だ。

アニエス『ブルーローズ突然だけど今度TIGER&BARNABY達と新曲を歌ってもらうことになったんだけど…』

ブルーローズ「はい…って…え!?」

アニエス『ダンスとかがあるからバーナビーはともかくタイガーにはしっかり教えてね、じゃあ』

そう言ってアニエスは場所と日時を伝え電話を切る。

その後ブルーローズは少しぶつくさ呟いた後嬉しそうに出て行った。

ファイヤーエンブレム「嬉しそうね、あの子、もっと素直になればいいのに。」

映司「あ!そう言うことですか。」

ファイヤーエンブレム「…まだ気づいてなかったのアンタ?」

映司「すいません…でも格好いいですからね、バーナビーさん。」

ファイヤーエンブレム「…もうそれで良いんじゃない…」

映司「?」


今回はこれで終了です。
次回の投下も日時は今までと同じです。

雑談とかしてくれても構わないのでコメントを…チラッチラッ

【没ネタ】
ロックバイソンが映司に言いながらテレビに指をさす、
テレビ画面にはTIGER & BARNABYが出演しているCMの最後に大きく
『超人気HEROのTIGER & BARNABYも食べている兄弟ラーメン【兄貴 塩】
【弟 味噌】発売中!!』
と、映っていた。

そのころ河原にて

?「CM外されたね…兄貴…」
?「……どうせ俺達なんて……光を求めるな…」

寝坊しました。すいません


数日後、

映司「インタビュー…ですか?」

アニエス『そう、せっかくのNEWHEROなのに色々あって遅れたけど、まぁ良いわ。
     まず他のHERO達にあなたの印象とか聞いてるから適当に何言うか考えといてね。
     後、顔隠すならサングラスでもいいから用意しておきなさいよ』

映司「え、あ、は…はい!」

アニエス『あなたのおかげで視聴者の高年者層と子供層が増えたのよ。これからも期待してるわよ。』

映司「あっありがとうございます。」

アニエス『あなたのインタビューは一時間後だからそれまでに準備してなさい。』

アニエスからの電話が切れ映司はフゥと一息吐く、
腕時計よりも薄く、軽いPDAはテレビ電話もできることに驚きを感じる。
アイツの形見であるタッチパネル式の電話より高性能だ。
でもこれはこれで愛着もあるし何より、
比奈ちゃんや信吾さんに知世子さん、伊達さんに後藤さんや里中さん、鴻上さん達からのTV電話は楽しみの一つだ。
そしてみんなに会えたのも全部アイツのおかげだ。

スカイハイ「オーズ君、ボーッとしてないで顔を隠す物を用意しなくていいのかい?」

映司「えっ!そう言えば…う~んどうしよう……」

ロックバイソン「俺のサングラスでも使うか?」

映司「いいんですか?…じゃあお借りします。」

ドラゴンキッド「でもそのサングラス大きすぎない?」

スカイハイ「大は小を兼ねると言うがこれは少し……」

ロックバイソン「俺のじゃあ駄目か……」

映司に合う物を探している最中、
トレーニングルームのドアが開く。

虎徹「よぉ!、久しぶりみんな、いやーもうすぐコンサートの本番でさ緊張するぜ。」

ドラゴンキッド「タイガー!」

虎徹「よう、ドラゴンキッド…ってなにしてんだアイツら?」

ファイヤーエンブレム「実は…ってそうだアンタのマスク貸しなさいよ。」

虎徹「え、別に良いけどよ、ちゃんと返せよ。」

映司「ありがとうございます、タイガーさん。」

スカイハイ「おお!ピッタリじゃないか!」

ドラゴンキッド「うん、似合うよ。」

虎徹「……なぁアントニオ、今どういうことになってんだ?」

ロックバイソン「あいつのインタビューがあるからよ顔を隠す何かしらを探してたってわけだ。」

虎徹「ふーん…それで俺のマスクか…」

一時間後

アニエス「本番開始!3、2,1、始まるわ!」


『さぁ今日はHREOTV生放送スペシャルです!NEWHERO仮面ライダーオーズに迫る
 スペシャルインタビュー&人気HEROの三人が歌うBTBコンサートの様子を生でお届けします!
 まず最初にNEWHERO仮面ライダーオーズのVTRをどうぞ』

実況がそう言うとTV画面にオーズの活躍をまとめたVTRが映される。
VTRが終わると画面が変わりTVスタジオに戻るとHEROTVの実況であり司会なども勤めるマイクが言う。

マイク『さぁVTRも終わり、皆さんお待ちかねのゲスト、NEWHERO仮面ライダーオーズ!!』

その瞬間拍手と共に舞台袖から
ワイルドタイガーのマスクを着けた映司が現れる。
映司は周りに向かい何度かお辞儀をしてから席につく。

マイク『おや、オーズは顔を隠すためのマスクを付けているがあのデザインは何処かで見たことがあるぞ!」

映司「あ、このアイマスクさっきタイガーさんに貸してもらったんですよ。」

マイク『なんとNEWHEROオーズはもう他のHERO達とも仲良くなったようだ!』

マイク『そろそろ皆さんからの質問を彼に聞こうか、…まず最初の質問は…
    「どうして歌が流れるの?」…これは皆さん知りたかったはずです。さぁどんな理由でしょうか!?』

映司「えっと…実は俺もよくわかんないんですけど初めて聞いたときは俺も驚ろいたんですけど、
   『歌は気にするな!』ってある奴に言われてからは特に疑問を抱かなくなりました。」

マイク『そうなんですか!残念、歌については迷宮入りだ…!さぁ気を取り直して次の質問。』


インタビューを開始してから数十分後、
スタッフがカンペを取り出し、締めにはいって欲しいとマイクに伝える。

マイク『さぁ楽しかった時間もそろそろ終わりが近づいて来ました。最後の質問です、
   オーズさんは犯人確保より圧倒的に人命救助や近隣の被害を防ぐのを優先してますがそれはどういった気持ちで行っているんですか」』

一秒にも満たない沈黙の後、映司は静かに答える。

映司「…俺は誰かが助けを求めて手を伸ばしているのに俺が手を掴まなかったら
   多分これからずっと後悔する。それが嫌だから自分の手の届く範囲でできることをしてるだけ、
   でもどうしても俺の手だけじゃ届かないって、時は誰かと手を繋げば届くってわかったんです。
   …だから俺はHEROだから犯人を捕まえる、じゃなくて誰かを助けたいから、困ってる手を掴みたいから俺はやってるだけです。」
   

HEROTVを見ている人達が静まりかえる、何も言わない。
TVに映る映司を見る人の目は真剣そのものだった。

マイク「……」

マイクは映司の言葉を聞き静かに拍手する。
観客もTVを見ている人も皆拍手をする。スタジオを、ビルを、街を拍手の音が埋め尽くす。

オーズのインタビューが終わった。映司は観客に拍手され何度かお辞儀をしてから席を立つ。

マイク『今回のスペシャルゲストNEWHERO仮面ライダーオーズでした!今一度大きな拍手を!』

映司は大きな拍手を全身に感じながらスタジオから去る。
映司が去った後もしばらく拍手は続いていた。




アニエス「あの子……」

ケイン「NEWHERO、なかなか良いこと言いますね…」

アニエス「そんなことより、BTBライブの前座だから期待してなかったけど…なかなか視聴率稼いでくれたわね。」

ケイン「……そっすね…」

アニエス「それはともかくCM終わったらBTBライブよ!準備は!?」

スタッフ1「OKです」

アニエス「CMあけ五秒前よ、4、3,2,1。」


『さぁ!皆さんお待ちかねのBTBライブ、いよいよ始まります!ではBTBに大きな拍手を!!』

楽屋裏

警備員「……ん、なんだドアが勝手に…」

警備員が立っていると急に目の前のドアが開く誰かいるのかと周りを見るが誰もいない。
ドアが古いからか、と解釈しまた警備に戻る。


楽屋の廊下、今の時間はBTBのライブを聴いてるからか人が居ないのにヒタヒタと足音が聞こえる、
スタッフ用のトイレのドアが独りでに開き、キィと音を立てて閉まる。
トイレの中誰もいないのを確認すると急にブルーローズの姿をしたきゃしゃな男が姿を現す。

?「はぁ、はぁ…あーびっくりした、でも楽屋の警備ってやっぱりどこも薄いんだな…」

ブルーローズの姿をした男、ライオネルは静かに呟くと思いっきり息を吸い込み口を手で押さえると姿が消える。

映司「ふぅーあれで良かったのかな…」

映司はそう呟きながら楽屋の廊下を歩き自分の楽屋に戻ろうとしドアを開けると突然なにかにぶつかる。
映司はスタッフにぶつかったと思いとっさに謝るがそこには誰もいなかった。
不思議に思ったが誰もいないことを確認すると自分の楽屋の中に入る。

ドアが閉まった瞬間誰もいない廊下から急にライオネルが姿を現す

?「痛ったぁ~なんだよアイツ、スタッフか!? …でもとりあえずブルーローズの楽屋はどこだよ…ってヤベッ…」

ライオネルが小声で喋っているとどたどたと足音が聞こえてきて思いっきり息を吸い全身が透明になり走り去る。



映司はバイトで貯めたお金を確認していると、見覚えのないHEROスーツを来た人達が楽屋に入ってくる。

二軍ヒーロー「スタッフさん、すいません、ここらに楽屋泥棒がいるらしいんですけど怪しい人影を見ませんでしたか?」

映司「う~ん見てないなぁ、あと俺は「ありがとうございました!」スタッフじゃないよ……って行っちゃった。」

途中で言葉を遮られ映司は少し肩を落としたが、何か喉が渇き水を買おうとして廊下に出ると声をかけられる。

スタッフ「おーい、こっち人手が足りないんだ手伝ってくれ~」

映司「そんなにスタッフに見えるのかなぁ……」

映司は呟いた後、少し小走りで手伝いに行った。

投下終了です。夜に投下しようとするとかーなーり重いのでこれからは朝にやろうと思います。
それでは良き終末を

没ネタ

スカイハイ「オーズ君、顔を隠す物を用意しなくていいのかい?」

映司「えっ!そう言えば…う~んどうしよう……」

ロックバイソン「俺のサングラスでも使うか?」

映司「いいんですか?…じゃあお借りします。」

ドラゴンキッド「でもそのサングラス大きすぎない?」

スカイハイ「大は小を兼ねると言うがこれは少し……」

ロックバイソン「俺のじゃあ駄目か……」

映司に合う物を探している最中、
トレーニングルームのドアが開く。

?「俺のヘルメットを使え!」

映司「あ、あなたは…ライダーマンさん…!?」

HERO達「」


ありがとうございました。


どうも、名護さんは最高だと思う方、作者です。
それでは投下開始です



ライオネル「ふぅ…二軍HEROの癖に中々しつこいな、とりあえずブルーローズの楽屋は行ったから…NEWHEROもついでに…」

ライオネルは再び姿を現すと来た道を戻りオーズの楽屋へ入る。

だがオーズの楽屋には私物は何も置いてないと言えるくらい質素だった。
机の上には洗ったばかりのようなパンツとそれにくるまれた割れた赤いメダル、タッチパネル式の携帯、そしてパンパンにふくれた茶封筒。
ライオネルは茶封筒を手に取り中に何があるかを見るとお札がギッシリつまっていた。
それもちょっとやそっとじゃない金額だ。思わず唾をごくりと飲み込み、
茶封筒を懐に入れ、他の物も全部懐に入れた瞬間

ドシドシと足音が聞こえてくる。ライオネルは慌てて息を吸い込み姿を消す。

タイガー「おい、オーズ…っていないぞ。」

バーナビー「見ればわかりますよ、入れ違いになったんでしょうか?」

ブルーローズ「何でアイツをさがしてんのよ。まさかアイツが盗ったわけ!」

バーナビー「いえ、彼はインタビューが終わった後ずっとここにいたはずですし何か知っていると思って。」

バーナビー「…犯人についての手がかりも無いわけですしオーズさんが来るまで待ってましょう。」

そのころ映司は…


スタッフ「あんがとうな!」

映司「いえいえ、このくらいなら…それでは」

そう言い廊下の曲がり角を曲がると少し先に何かが浮かんでいた。

映司「…んアレは…タカカン?なんで…」

疑問に思ったときポケットに入っているバッタカンから音が鳴り、取り出し変形される。

鴻上『やぁ火野くん。どうだねHEROとしての生活は、自分の欲を見つけれたかね?」

映司「ええ、そこそこに」

鴻上『ならこれは君へのプレゼントだ!タカカンドロイドについている箱を開けたまえ』

映司「これってライオンメダル!?」

鴻上『そう、グリードのカザリ君の意思があったコアだ。Dr真木ィ!の屋敷近くで破片を発見してね、それを復元したものだ』

映司「ありがとうございます。」

鴻上『では、頑張りたまえ。…あ、電話にはでたまえよ。』

映司「あ、携帯置きっぱなしだ…すいません」

鴻上との会話を済ました後、映司は楽屋に戻るとHEROスーツを着たタイガー達がいた。


映司「あれ、俺の楽屋に集まってどうしたんですか?」

タイガー「おう、実はな……」




映司「…そうなんですか!」

バーナビー「ええですので何か不審な人物は見ませんでしたか?」

映司「すいません、見てません…ってアレ?ここに置いておいた俺のものが無い!」

タイガー「何が無くなっているんだ?」

映司「えっと、携帯とお金とアン………明日のパンツです。」

ブルーローズ「ハァ!?」

バーナビー「…オーズさんの持ち物はともかく、犯人はどこに……」


バーナビーがそう呟いた瞬間ドアが一人でに開く、その不可思議な光景にその場にいた全員の視線がドアに集まる。

タイガー「ッんだ!?今の…」

映司「…ちょっと待っててください」

映司はドアを開けると自分のPDAを使いタッチパネル式の携帯に電話をかけると目の前の誰もいない廊下に着信音が響く。

バーナビー「……まさか…」

バーナビがそう呟くとブルーローズの格好をした男が息を乱しながら現れる。

ライオネル「ハァ、ハァ…もう限界…っべ!」

その光景にタイガー達は唖然としていたがライオネルが逃げるとすぐに追いかけるが途中で姿を消され見えなくなる。
映司はオーズタトバコンボに変身しタカアイで周りを見るとうっすらと姿が見えすぐに追いかける。
ライオネルは急いで自分のバイクが置いてある場所に全力疾走し自分のバイクに飛び乗ると黒い煙を出しながら逃げる。


タイガー「待ちやがれ!この野郎!!」

オーズ「待ってください!タイガーさん」

ワイルドタイガーがそう言い能力のハンドレットパワーを発動し追いかける。
その後ろでオーズは自動販売機の真ん中のボタンを押すと数秒で形を変えバイク、ライドベンダーに変形する。
オーズはライドベンダーのハンドルを握りエンジンを数回ふかせライオネルを追いかける。


ライオネル「ひぃ、なんで追っかけてくるんだよ!」

タイガー「決まってんだろ!お前盗ったもの返せよ!」

ライオネル「いやだ!もう僕のものだ!」

オーズ「待ってください!」

ライオネル「ゲェ!なんだ!?あのバイク速っ!」

オーズ「あなたが盗った物は俺にとって、ブルーローズさんにとっても大切なものなんです!」

タイガー「そうだ!返しやがれ!」

ライオネル「う、うるさい!」


ライオネルはアクセルを強く握り速度を上げる。
…とはいっても原付のバイクの速度が上がってもライドベンダー相手には大したことは無い。
ワイルドタイガーを引き離しただけでオーズとの距離はどんどん詰められていく。


「このままでは捕まる」


ライオネルの脳裏にそんな言葉がよぎる。
ライドベンダーはもう数メートル後ろにいた、ライオネルは懐からオーズの持ち物を取り出し後ろに向かって放り捨てる。


後一歩で捕まえれる、
そう思って手を伸ばそうとした瞬間、自分の思い出の塊が投げ捨てられた。
ハンドルから手を離し勢いよくライドベンダーから飛び、手を伸ばす。

比奈ちゃん達からの携帯、パンツ、そして割れた赤いメダル………。

その全てを空中で、抱きかかえるように掴むと受け身もとれず、堅い地面を転がる。
タイガーさんが横を走り去っていくのを気にとめず
自分の腕の中にある物を確認する。

オーズ「良かった…何ともない…」

バーナビー「道の真ん中で何してるんですか?オーズさん」

後ろからバイクに乗ったバーナビーとブルーローズに声をかけられ映司は驚いて後ろをふり向く。

バーナビー「お先に失礼、オーズさん。」

バーナビーはそう言った後、犯人をバイクで追いかける。
オーズも倒れたライドベンダーをおこしエンジンをかける。


タイガー「もう逃げても無駄だぞ!」

ライオネル「ひぃぃぃっ!」

タイガー(すっげえ!なんだ?この全身に力が沸き上がる感じ…)

走ろうと足を前に出し地面を蹴る、すると砂埃を巻き上げ、銃弾のような速さで一瞬で数十メートル離れたバイクの前にたどり着く
今まで幾度もハンドレットパワーを使っていたがこんな風に力が倍増したことは一度もない。

いける、そう思い手を伸ばし犯人を捕まえようとした瞬間まだ五分経ってないのに全身の青い発光が消え能力が切れる。

タイガー「えっ?!」

能力が切れたことに唖然としてタイガーはその場で立ち止まる。

タイガー「ッおかしいな…なんでだ…?」

後ろから走ってくるHERO達を、全て振り切ったライオネルはバイクの速度を少し落とす。

ライオネル「よしここまで来れば………ッわぁぁぁ!」

安心しきったライオネルが出口に近づいたとき目の前に待ちかまえていたのは、
西海岸の猛牛戦車ロックバイソンだった

ロックバイソン「ウォリャァァァァ!」

近づいてくるバイクにロックバイソンはその巨体を使ったせり上げるようなタックルをバイクに浴びせ吹き飛ばす。
地面に倒れた犯人を捕まえると
【ロックバイソン、100pt】
これがロックバイソンの今シーズン初ポイントだった。

ロックバイソン(よっしゃあ!ポイントを稼いだ!…もうスポンサーに怒られずにすむ…)


次の日

ロックバイソン「ところでオーズ何であんなにもバイトしてたんだ?」

ファイヤーエンブレム「それね、実はちょい前にあの子が捕まえた金属のNEXTの娘の医療費のためだってさ」

折紙サイクロン「あの犯人は娘のために犯罪を犯したんですか…」

虎徹「………」

スカイハイ「犯人を捕まえるだけがHEROじゃ無い、と言うことなんだ。」

バーナビー「ですが、何でHEROTVでとりあげないんでしょうか?取り上げれば彼の人気はもっとあがるはずですのに…」

ファイヤーエンブレム「とりあげるつもりだったんだけどね、あの子断ったのよ。理由はわからないけど」

ブルーローズ「ふーん、ところで……アレはなんとかできないの?」

ドラゴンキッド「確かにアレはね……」

虎徹「アレ?」

晴天、雲一つ無い青空、太陽はさんさんと輝きここち良い風が顔に当たる。
映司はド派手なパンツを二枚ハンガーに掛けて乾かしながら言う。

映司「うん、やっぱりパンツは本物のお日様の光じゃないとね!」

場所はジャスティスタワー、HERO達のトレーニングルームもある建物の窓に干してある
パンツが静かに風に揺れていた。


ども!自分の欲望に素直な方、仮面ライダーバースこと伊達明です!
いやー俺の出番は来るのかな?【NEWHERO伊達明】ってことでよろしく、会長!

次回、……ってタイトルまだ決まって無いの?


投下終了と同時に書きだめも底を尽きました。
そして私事で申し訳ないのですが少し忙しくなってきたので
投下はできても量が少なくなると思います、すいません。

決まらなかったので没ネタ×3

【多分新婚旅行かなんかで来ていたあの人版】

ライオネル「うぅ…」

ロックバイソンに確保されたライオネルは小さく声を漏らし
全身赤い服を着た警察官に連れてかれた。

ライオネル「…お巡りさん、僕の罪ってどのくらいですか?」

照井「俺に質問するな。」


【多分、焼き肉でも食べに行くであろう人版】

ライオネル「うぅ…」

ロックバイソンに確保されたライオネルは小さく声を漏らした
警察官が手錠を取り出そうとしたとき服に引っかかった手錠を中々
取れないのを見てライオネルは呟く

ライオネル「うっわ…不器用……」

氷川「何を言ってるんですか!このくらいすぐに…」
ビリッ
氷川「あ、」

ライオネル「あ~あ」


【みんな大好き、蟹刑事版】

ライオネル「うぅ…」

ロックバイソンに確保されたライオネルは小さく声を漏らした
警察官が手錠を取り出し逮捕すると犯人をパトカーに乗せると路地裏に入る

須藤「HEROTVってのは癖になるんですよ」

以下略 捕食。



なんかすいませんでした。


兄のパソコンからテスト投稿


問題ないようなので投下しようと思います。
…NHKでアンク(三浦さん)が出てる……

現在!オーズの使えるメダルは!

ライオン、タカ、トラ、バッタ メダル。



トレーニングルーム。


虎徹「ふんッ!ふんッ!!ふんッ!!!」

ブルーローズ「…珍しく元気いいわね」

ファイヤーエンブレム「それに比べて…」

スカイハイ「はぁ……」


トレーニングマシンで精を出していた虎徹とは正反対にスカイハイは背中を丸めうなだれ,深いため息をつく


バーナビー「虎徹さん、そろそろインタビューの時間ですよ。」

虎徹「おう!いまいくぜ!!」


映司「……タイガーさんとバーナビーさん、すごい忙しいですね…」


スカイハイ「はぁ……」

スカイハイはため息を漏らすと静かにトレーニングルームから出ていく。
その背中からはいつもの彼からは想像できない哀愁が漂っていた。



映司「どうしたんですかね、スカイハイさん…」

ロックバイソン「そうかお前は今シーズンから入ったからわかんねぇのか…」

ファイヤーエンブレム「あの子、こないだまでキングオブヒーロー(KOH)だったんだけどハンサムがKOHになったから…」

ロックバイソン「奴にとってあいつらの活躍は複雑だろうな…」


映司「…そうだったんですか…」


映司が呟くように言った後、着信音が鳴りポケットから携帯電話を取り出す
画面に表示される名前、『泉 比奈』の文字をみて映司は少し笑顔になって電話に出る。

十分くらい話した後と映司は電話を切る。
先ほどからの様子を見ていたニヤニヤと笑いながらファイヤーエンブレムが映司に近づき話しかける。

ファイヤーエンブレム「アンタ、なに今の彼女?」

映司「いえいえ、違いますよ。・・・でもなんて言うのかな『友達』ってわけじゃないし・・・もっとそれ以上の……なんだろう?」

ファイヤーエンブレム「まぁ、アンタもがんばりなさいよ。」

映司「え、あ、はぁ…?」

ファイヤーエンブレムは映司の背中をポンっと叩いたあと
ひらひらと手を振ってトレーニングルームを後にする。
ボーッと立っていた映司にロックバイソンが声をかける。

ロックバイソン「そろそろ昼飯に焼き肉でも食いに行かねぇか?」

映司「すいません、今日は折紙さんとお寿司を食べに行く約束なので…一緒に行きます?」

ロックバイソン「おう、行くぜ!…じゃあ、ちょっと準備してくるで先に下に行っててくれ」


ロックバイソンはそう言ってトレーニングウェアから私服に着替えに更衣室に行く。
映司はトレーニングルームを出てエスカエーターにのり1階の駐車場に行く。

映司は駐車場に行くまでの間に比奈ちゃんと話したことを思い出していた。
比奈ちゃんの学校での色んな出来事や信吾さんのうっかりや伊達さんがクスクシエに遊びに来たこと
こっちもHEROTVの出来事を話した。楽しい時間だった、そして最後に比奈ちゃんが行った一言

『こないだ、伊達さんにおでんの作り方教えて貰ったから、映司君が帰ってきたらごちそうするね!』

その一言で急に日本に戻りたくなった。
でもまだHEROとしてやらなくちゃいけないことがあるしHEROとしてのやり甲斐も見つけてきたから帰れない。

そんなことを考えながら駐車場に着くとポツリと言う。

「…比奈ちゃんのご飯が食べたいなぁ………」


その言葉は誰かに届くことなく冬の冷たい風にかき消された。


どうも、仮面ライダースピリッツにハマってかーなーりテンションが高い方作者です。

今回の小ネタ?

映司「…そうだったんですか…」


映司が呟くように言った後、着信音が鳴りポケットから携帯電話を取り出す
画面に表示される名前、『泉 京水』の文字をみて映司は少し笑顔になって電話を切る。

京水「…冷たいのね、でも…そんなとこも嫌いじゃないわ!」



それでは、おやすみなさい。


ガタキリバが強い理由はウヴァさんのコアだからだと思います!

それでは投下開始


スカイハイ「ハァ……」

愛犬ジョンとの散歩ついでにぶらぶらと歩いて気分転換を図ろうとしたがやはり気分は晴れない。
…元キングオブヒーローとして彼ら、バーナビー君達の活躍は心から祝福すべきなのだろうが、
なにか心に引っかかるものがある。…自分の順位は今はギリギリ二位だが、いつ抜かれるかわからない、
もしかしたらこのまま順位が落ちていき誰にも必要とされなかったら…
そんなことを考えていると急にジョンが公園の方へ走っていく。

スカイハイ「あ、コラ!ジョン待ちなさい!」


スカイハイはジョンの後を追い噴水の方へ向かうと
ベンチに座っていた白い髪の女性にジョンが何度も吠えていた。

スカイハイ「コラッ!ジョンやめなさい!…すいません、お怪我はありませんか?」

女性「大丈夫」

スカイハイ「…あの、隣よろしいですか?」

女性「ええ」

……その女性とスカイハイは少しの間喋り自宅に戻る。
公園のベンチに座っていた女性は物静かな方であまり話さなかったけど
女性と話したその時間はとても楽しかった。



数日後


アニエス「ボンジュールHERO、今回の事件の犯人達は現在、身代金と数人の人質を連れて用意させたバンで逃走中よ
     あなた達がすることは人質の救出と犯人確保、そして視聴率を稼ぐことよ!いいわね!!」

アニエス「………ああ、そうそうスポンサーの都合で今日はTIGER&BARNABYは辞退したらしいわ。…ったくこれじゃあ視聴率が……」
    「そろそろ出番よHERO、今日もガンガン視聴率を稼いでよね!」




映司「さてと、行くか!…「すいません~」…ってディレクターのケインさん?どうかしたんですか?」

ケイン「いやね、さっきオーズさんのとこのスポンサーから小包が届きまして、後で渡そうと思ってほかっておいたら、急に電話がかかってきて
    あなたのスポンサーの社長?会長?から『君、今すぐその小包をオーズ君に渡したまえ!…今渡さなかったらド派手な活躍ができなくなる!』
    …なんて言うからアニエスさんに使いパシられちまって……とりあえずお渡ししましたよ。」

映司「ありがとうございます!」

映司はライドベンダーに乗りヘルメットを被るとケインの横を走り去る、そして三つのメダルをベルトにいれ叫ぶ

「変身!」

タカとトラとバッタのメダルから珍妙な歌が流れ映司の姿を『仮面ライダーオーズ』の姿へ変える

オーズはバイクで走りながら小包を開けるとそこにはメダルの器に吸い込まれ消えたはずの俊足のメダル『チーターメダル』が
綺麗な箱の真ん中に入っていた。


オーズ「!?……なんでこのメダルが?」

疑問に思ったがバッタカンからHEROTVの実況が聞こえた。


『さぁ、始まりましたHEROTV!!今回の犯人は人質をバンに乗せ、現在高速道路を逃走中です。』
『犯人の車を追うのは……KOH改め風の魔術師スカイハイだー!!』

黄色いラインの入ったバイク、ライドベンダーに乗ったオーズが他の車の中をかき分け
犯人の乗ったバンを追う、その頭上を突風と共にスカイハイが抜き去る。

オーズは緑に光る複眼でその姿を見た後、負けじとアクセルを踏み込む。
だがグングンとスカイハイとの距離は離されていく。

ライドベンダーの最高速度はスカイハイの飛行速度よりも速い、が
スカイハイは障害物のない上空を一直線に進むことで最高速度で犯人確保に行くことが出来る
周りの車を避ける時スピードが落ちるライドベンダーではスカイハイに追いつけれない。

スカイハイの様に自分で空を飛べれば良いが手持ちのメダルじゃあ空は飛べない。


そのときふと以前貰ったメダルを思い出す『ライオンメダル』…あのメダルはまだHEROTVで一度も使ったことがないし
さっき貰ったもう一つのメダルでコンボが使えるようになる。

鴻上さんの言っていたようにHEROTVでド派手な活躍ができると思うが映司には一つだけ心配があった。
それは『暴走』プトティラのような暴走ではなくて、
以前と違い少なからず、小さな『欲』を持った自分がコンボを使って大丈夫なのか?
「比奈ちゃんのご飯が食べたい」これも欲望だ
グリード化しかかって味を感じなくなったからわかる、これは欲だ


___800年前の王はメダルの力を使いすぎ暴走した___


昔、アイツが言った言葉が頭をよぎる。
もしも、俺が暴走したら……

貰った黄色のメダルをしまいコンボチェンジをせず、犯人のバンの真後ろに着くと
メダジャリバーで扉を切り裂き中に飛び移る
荷台にいたもう一人の犯人は驚き人質を盾にしようとするがそれより速く頭を叩き犯人を気絶させる。


異常に気づいたのか、犯人の一人がトラックを急に止め、
転がるように運転席から逃げるがドラゴンキッドに叩きのめされる。

無事に人質を助けられてオーズはふぅ、と一息つく。
犯人を一人確保と人命救助でHEROTVの画面下に【オーズ、300Pt】と表示される。

『鮮やかな動きで犯人を確保、そして人質を救出したのは若手のドラゴンキッド、仮面ライダーオーズ!
 そしてちゃっかり人質を救出したのは折紙サイクロン、今シーズンは若手の活躍が素晴らしいですね!!』

『そして犯人を追いつめていたスカイハイは後半突如の失速、不安な香りが漂ってきますね……』



オーズ「中継終わったけどスカイハイさんは……!?」


映司が見た光景を一言で表すというのなら『珍妙』そう『珍妙』だ。

スカイハイが壁に刺さっている

壁にスカイハイが刺さっている

刺さっているスカイハイが壁に


その『珍妙』な姿に映司の動きが止まりあいた口がふさがらない。
…オーズのタカヘッドに口なんてないのだが………


今日の分はこれで終わりです。

それではまた来週

虎徹「仮面ライダー?」映司「HEROTV?」 は楽しい時を作る企業BA○DAIとご覧のスポンサー の提供で
お送りしました。


どうも、ウルトラゾーンが見たいけど放送されない地域なので泣き寝入りをしている方作者です。

それでは投下開始します


数日後

スカイハイ「…ハァ……」

ファイヤーエンブレム「まぁ、そう落ち込みなさんなって…」

スカイハイ「いや、落ち込んではないが…」

ドラゴンキッド「でもずっと悩んでるような感じだったよね?」

スカイハイ「私が悩んでいるのは恋についてなのだが……」





HERO女子組「「「ナニィィィィィィィィィ!?」」」








ブルーローズ「で、相手は誰なのよ!!!」

ファイヤーエンブレム「もう、水くさいわね!」

ドラゴンキッド「で、もう好きって言ったの?」


スカイハイ「いや、まだだが…」

ファイヤーエンブレム「だったら、スカイハイ!私たちがアドバイスするわ!!」

ファイヤーエンブレム「まず笑顔よ!ハンサムに微笑まれて喜ばない女なんていないわ!」


次の日

スカイハイ「やぁ!こんにちは!!」ニコッ

女性「こんにちは」

スカイハイ「……いい天気だね!!」ニコッ

女性「ええ」


次の日

ドラゴンキッド「僕だったら髪飾りとかほめられるとうれしいな」

スカイハイ「なるほど!ありがとうそしてありがとう!」


次の日

スカイハイ「その赤のカチューシャ、似合ってるね!赤が好きなのかい?」

女性「いいえ」

スカイハイ「…そうなのか…………」

次の日

ブルーローズ「女子はちょっとしたコミュニケーシヨンに弱いの!さりげなく手を握られたら最高よ!!」

スカイハイ「ふむ、試してみるよ!ありがとう!」


次の日

スカイハイ「や、やぁ」

女性「こんにちは」

スカイハイ(さりげないコミュニケーション……ちょっとした手を握る…)
     (落ち着くんだ、そして落ち着くんだッ……ッ?なんだこの手の感触は!?)

スカイハイが手を見るとジョンが自分の手を舐めていた。

スカイハイ「こらっ!ジョン、やめなさい…」



スカイハイは女性に別れを告げ、公園を出たあと、深く溜息をつく

私はジェイク事件以来、自分に、みんなの期待に応えるHEROに、『スカイハイ』に、自信が無くなってしまった。
…とても情けない話だがまたみんなからの期待に応えられないかもしれないと考えると全身から力が抜けてしまう。
……でも彼女と話している間は自分が『HEROスカイハイ』であることを忘れられる

こんな自分を彼女は笑うだろうか、…恐らく笑うだろう……

「あの…ハンカチ落としましたよ。」

そんなことを考えていながら自宅へ歩いていると後ろから声をかけられる

スカイハイ「あ、ありがとうございます!……ってオーズ君!?」

映司「どうも、奇遇ですね。…ところでそのワンちゃんって…?」

スカイハイ「ああ、この子はジョン。私の家族さ!君も犬を飼ってるのかい?」

映司「いえ、俺は犬を飼ってないんですけど、昔旅先でスッゴク大きい犬がいる人の家に泊めさせて貰ってたときに色々教えて貰って」
映司「たとえばおいしいドックフードの選び方とか、いやがらない体の洗い方とか」

スカイハイ「へぇ…是非おしえてもらないだろうか?」

映司「ええ良いですよ」

そう言いながら二人は喫茶店に入る。

スカイハイが立ち去った後の公園前、一台のトラックが女性の前に止まり
中から赤っ鼻をした男が降りてくる

?「…探したぞ『シス』」

シス「…」

?「車に乗ってくれ」

シス「はい」




頼んだコーヒーを飲みながらジョンのことやオーズ君の旅のこと、
自分が能力に目覚めた時のこと、色んなことを時間を忘れて話した
気がつくとあたりはすっかり暗くなっていた、そろそろ家に帰らなくてはいけないと思い席を立つ、が
なにか引っかかりを感じる、確かに彼女やオーズ君と話しているのは楽しいが、自分の悩みは解決できてない。
再び席に座りオーズ君に尋ねる。

スカイハイ「……オーズ君、少し私の悩みを話していいかい?」

映司「…ええ、いいですよ。」

スカイハイ「私は…ジェイク事件で敗北…いや、市民の期待に応えられなかった、それから自信を持てなくなってしまったんだ。」
スカイハイ「何かをするたびにまた期待に応えられないのかと考えてしまうと体が動かなくなる……そんな自分が本当に情けない…」

しばらくの沈黙の後、ゆっくりと映司が口を開く

映司「……俺もそうです」

スカイハイ「えっ?!」

映司「俺も昔、みんなの期待に応えようとして一人で無茶して、がんばって、がんばったけど…やっぱりできなかった。」
映司「でも、気付いたんです。一人だったらどんなに届かないことも誰かと手を繋いだらできる…って」
映司「…だからスカイハイさんも一人でいっぱい背負い込んでて届かないなら、応えられないなら…俺達に手を伸ばしてください。」

スカイハイ「オーズ君……ありがとう!そしてありがとう!!では君も、もしもの時は私達の手をつかんでくれ!」

映司「…はい、それでは。」


喫茶店を出た映司はライドベンダーを駐めてある場所にむかう。
その途中シュテルンビルトのビルが立ち並ぶ夜景、その中に少し違和感を感じた
その違和感を確かめようと目を凝らすと少し遠くのビルにある看板が崩れ落ちるのが見えた
それを見た映司はライドベンダーへ走り、看板が崩れ落ちた所へ向かいライドベンダーを走らせる。

今回はここまでです。

NG

ファイヤーエンブレム「まず笑顔よ!ハンサムに微笑まれて喜ばない女なんていないわ!」


次の日

スカイハイ「やぁ!こんにちは!!」ニコッ


              /. : /⌒ヽ ∨,.≦三==:.、ヽ. \
             ,.イ. : /∠⌒ヽヽ_彡' ⌒ヽ`ヽ ヽ ':, ヽ
            //.:: /: :/´ ⌒` ー '´    ヽミ、 ',  :. :丶
        //.:: /: :/ .: .              ヽミ、 ', :. : .丶
       〃.: : .: :〃 .: .            ',ミ;、 :. :. : . ヽ
       〃.:: : .: .:i| :.: .            ミハ :. ヽ. : . ヽ
       ,' .: : : : : :儿_,.-='≧:.    .;≦三ニ:.ヽ'ミ人. :. . ヽ、._ ',_
     、i .: : : : : ;レ'イ'´_,..,_`ヽ.   .:  _,..,_ `ヾ\:.≧==ニ二 > 、
     ヽ._彡.: : : リ ;'_イ'じノヘ ';:. . : ∠じリ>.、_ \≧==ニ ='⌒ヽ  
     ._,.イ.:: : ノ.: .:`¨¨⌒ ;:':; . : ::. . .::⌒     :乂 ー-=彡ヘ ':.   
     ≧=ー .:彳.:: .:      ,' .:; .: :  .:: .      .:从':.、: : .ヽ、)′  
     三:._彡'.::从:: .:    .イ:::;'  .:   , 、: .      :|lヽヽ`:.、: . 〉  
     /.:/.: ;厂ヘ.: : :. / `'ヘ、_ , -:'  \     :リ ヽ \`:.、
      乂 .:: :人__八 : .′ _,..,_    _,,..、 〉    从_ .ノヽ冫〉
      ヽ: ;' .: : : :∧  : <L.T^Y^レイ:/     .:////イ′
       ヽ\ : :/. :ト、 .   \`'┴ イ/   . :,イ|// . : : :/
        \|l : : :ノ| ';.丶   `¨¨ ´   , : , '  |/, : : ; ;'
            〃: :〈│: '; .ヽ: .        ,.:' :/  .:|八: :ノノ
          八:、;ゝノ: : : : . ヽ、: : . ._.; .;' : : '   . : |、彡'
            ` 爪: : : : : : : : : : : : : :      . : ;ハ、
            ,イ│\: : : : : .            . :/  |:.\


女性「…」

スカイハイ「……いい天気だね!!」ニコッ

        __ ,.,.,. -‐==ミ            x==‐- .,.,., __
       /.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::}         {::::::::::::::::::::::::.:.:.`ヽ
.      /''"´ ̄ ̄   ```: .、      〃´´´     ̄ ̄`ヽ
     /    _, ==ミ     ::ヽ           , ==ミ,_      ヽ
        〃_xく(:::じ::)`ヽ   .:::       ,ィ (:::じ::)`ヾx_
        ^ニ二二ニ''^ ノ .::}      ^ニニ二二ニ´

          ⌒>‐--   彡 .::|      ヾ..   --‐<⌒
        /           .:::|                   ヽ
                    .::::|  i
               /^ヽ.:::::|  i    ヽ
                 {  〃 .:       }
           /   ー-、      .-‐ ''     \
              /       ヽ. __ ,ノ          ヽ
          {           、_              }
             ::__.:.:.:.:.:.:.:.J.:.:.:.:.:.:.:.__;:
             ヽ i^Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y^i .ノ

                    \!._{__|__}_.!/
                      、:::::::::::::::::::::::::::,
                    `二二二二´


…以上です。ありがとうございました。
私、ニーサン好きですよ!


(^∪^) 申し訳ございません、このようなスレで

MEGAMAX見てきました、MOVE大戦の中で一番面白かったと思います。
ちなみにこのssに出てくる、オーズ本編で砕かれなかったコアメダルは
ノブ君と同じような、人工コアメダルですのでガブリュー以外でも割れます。
そのかわりCJGXとタジャドルのWキックくらいの衝撃じゃないと割れません。

…上のくだりは「おい、チーター割れてないのに何であるんだよ、吊すぞ。」って言われるのが
恐怖(テラー)で毛布にくるまってガタガタ震えながら考えた設定です。

フォーゼのサブライダーがルナティック先生にクリソツなんだが

またもPCの調子が悪いので明日投稿します。
ふと思いついた没ネタの没ネタ

ファイヤーエンブレム「まず笑顔よ!ハンサムに微笑まれて喜ばない女なんていないわ!」


次の日

草加「やぁ、こんにちは」ニヤァ…


      `i}:::::::::::::::::::|                   _,. .ィ
       ,、:::::::::::::::l_                 /::/

         ヽ::::::::::::i′                 /:/ _
          `^i::::::', _             ∠_,r:::i´/
           ゞ:::::',ヽニ_ー-_-___--、    `  ^ ̄
            >ヘハ   .弋::ノ_>
            ノフ:::∧
         _,,..r::: ̄:::::::::::',               i
     _ ..':´:::::::::::::::::::::::::::::ヽ             l   ,
    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\       ー-   ´  イ′
  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、  -、   __, ェt7 ´/   /

 ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ  ヽ、   ̄  ./   /
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平成ネタライダーには笑顔が特徴的な奴が多いなw

>>198 色合いとかなんとなくルナ先生に似てますよね。
>>201 イクササイズの名護さんとか…

それでは投下開始



赤いスポーツカーを運転しながらバーナビーは横に不機嫌そうに座っている相棒を見る

バーナビー「虎徹さん、どうしたんですか?」

虎徹「…なぁバニーいつまでこんなモデルみたいなことが続くんだ?」

バーナビー「文句を言わないでくださいよ、スカイハイさんはいつも文句一つ言わずにやってたんですよ、虎徹さん。」

虎徹「だってよぉ!俺達はHEROだぜ!なのにアニメのゲスト声優だ、水着でインタビューや、時代劇のゲストとか最近そんなことばっかだろ!」

バーナビー「…やっぱり奉行役は目立たないから嫌だったんですか?」

虎徹「おう!だって最後の最後に一言だけだぜ!……って違う違う!俺が言いたいのは…んだっ!?」


突然道路に巨大な板が落下してアスファルトを砕きながらが迫って来る
それを避けるためバーナビーは素早くハンドルを切る
車の側面が少し削られたが何とか避け、急停車する。

バーナビー「大丈夫ですか!虎徹さん!」

虎徹「ああ、頭ぶつけただけだ、ってゆうか今のは何だぁ!?」


二人は急いで車から降りて振り返る、そこにあった物は町中にある巨大看板、

オーズが描かれていたようだが半壊し首から上が無くなっている

こんな物が落ちてきたら人通りの多い所なら大惨事になる。



落ちてきた原因を調べるため近づいて見てみるとオーズを中心に拳の跡が付いていた。

虎徹「わかったぞ!こいつは壊れたんじゃ無くて壊されたんだ!」

バーナビー「見てわかりますよ。」





バーナビー「この看板は上の…あの看板の一部でしょうね。」


バーナビーはそう言って上の看板を指さす

看板はどんな文章が書いてあるか読めないほど高い位置にあるが確かに半分になっている

虎徹「あんな所から落ちてきたのか…ふーん、なになに最高の?はき心地明日のパン…!!!」

看板の文字が少しずつ読みやすくなってくる、しかし虎徹の視力が上がった訳では無い。

看板はそのまま二人がいる高速道路の真下の道路に落ちて行った。

バーナビーと虎徹は急いで車に乗り高速道路を降りて下の道路に向かう。



高速道路下、一般道

赤いスポーツカーが落ちた看板の近くにドリフトをかけながら勢いよく停車する

バーナビー「どうも彼女の仕業のようですね。」

赤いカチューシャをつけた女性が看板をか細い拳で砕いている異様な光景

赤鼻の中年の男それを止めようとするが近寄ることができないでいる。

?「やめろぉ!やめてくれシス!」

「HEィROォォ」

女性は体を捻りながら顔を虎徹とバーナビーに向け口をぱくぱくと動かしながらゆっくりと二人に近づく

バーナビー「パワー系のNEXTですかね…?」

虎徹「…だろうな、とにかくこれ以上街を壊させるわけにはいかねぇ……行くぞ」


車から降りた二人が同時にハンドレットパワーを発動させる。

ハンドレットパワーはその名の通り身体能力を百倍にする能力

通常の百倍になった力ならパワー系のNEXT相手でも両腕を押さえて動きを止める事が出来るはず。

しかし予想に反し女性は腰を百八十度回転させ軽々と二人を振り払う。

虎徹とバーナビーは受け身をとって着地するがその異常な動きを見て唖然とする。

女性は二人の妨害など気にもとめず次の破壊対象を探す。
そして赤いスポーツカーの中置いておいたTIGER&BARNABYのポスターを見つけると
地面を勢いよく跳びボンネットに鋭く蹴りを入れる
数秒後赤いスポーツカーは爆発、炎上する。


虎徹「…なんだ…アイツ?」

バーナビー「行動が異常すぎる…」

あっけにとられていた二人は燃えさかる車を見てとりあえず消防を呼ぼうと携帯電話を取り出す。
その瞬間、炎の中からユラリと現れる陰を見て携帯を落とす。
皮膚が燃えたその下から現れたのは肉ではなく金属、美しい白い髪は燃え灰へと変わる。
モーターの駆動音のような音を立てながら歩いてきたのは不気味な人形、それは壊れたラジオのような音を鳴らす

「HERO…HEィROォォ…HEィROォォォ…」


虎徹「な、なんだよアレ…?」

バーナビー「まさかアンドロイド…!?」

アンドロイドはタンッと地面を蹴り虎徹との間合いを一気に詰め取っ組み合いを始める

虎徹「ッ…なんて力だ!」

虎徹はハンドレットパワーを使用しているにもかかわらず力負けしていた。
アンドロイドは虎徹の腕を掴みながら両足を浮かせ蹴りを腹に食らわせ吹き飛ばす。
虎徹はなんとか受け身をとるとアンドロイドを睨みながら立ち上がるがむせて膝をつく。
肺の中の空気を一気に押し出され気持ちが悪いがそんなことを考えている間にアンドロイドは迫ってくる。
近づいてきた瞬間に渾身のパンチを繰り出し頭を殴るがアンドロイドの装甲はへこみもしない、
それどころか真似をするように同じ動きで虎徹の顔面を殴る、虎徹は吹き飛び壁に叩きつけられる。



バーナビー「虎徹さん!!、クッ…アイツは一体…?」

?「アンドロイドですよ…あなたの両親が研究していた…」

バーナビー「ッ…誰だ貴様ッ!」

?「この私をお忘れですか、…あなたが幼い頃よく会っていたはずです」

バーナビー「貴様、まさか…」

?「そうあなたの両親の実験に協力していたロトワングですよ…」

ロトワング「あなたの両親の実験結果はさすがですよ、ここまでの性能を持ったアンドロイドは他にいないでしょう。」

バーナビー「今すぐあのアンドロイドを止めろ!」

ロトワング「…無理ですよ、HEROを認識すると破壊するという誤ったプログラムのせいでこの街を破壊しつくすまで止まる事は無いでしょう」

ロトワング「だってこのシュテルンビルドにはHEROが溢れていますからね!」

バーナビー「貴様ァ!」




虎徹「ぐぁ…ぁぁぁ……」

「HEィROォ………」


アンドロイドが虎徹の首を掴みあげ喉を握りしめるとミシミシと音をたて虎徹はまともに呼吸もできず苦しむ。
虎徹の首がへし折られる寸前、横から聞き覚えのある声が聞こえた。

オーズ「避けてください!タイガーさん!!」

オーズに変身した映司がそう叫ぶとアンドロイドをライドベンダーではね飛ばす。
解放された虎徹は咳を何度かし、深呼吸をした後オーズの顔をみて叫ぶ

虎徹「お前なぁ!首しめられて持ち上げられてたんだぞ俺!!なんとかアイツが手を離したから良いけど俺も轢くとこだったぞ!!」

オーズ「…すいません…なんか勢いで……」

虎徹「まぁいいけどもよ………アイツ強いぞ…」

虎徹の顔つきが真剣な表情に変わりアンドロイドを睨みつける。
アンドロイドは受け身をとることもなく地面に叩きつけられるがすぐに立ち上がるとオーズに向かい走り出す。


虎徹「来んぞ!」

オーズ「はい!」

虎徹は拳を握りしめ脇を閉じ構えをとる。

オーズは右腕を胸の位置くらいに上げ前に出し、

左腕を少し後ろにひき腰を軽く落とし構える。


オーズ達がアンドロイドを倒すことを信じて…
作者の次回作にご期待ください!


…まぁ冗談はさておき今回のNG的なもの①

?「アンドロイドですよ…あなたの両親が研究していた…」

バーナビー「ッ…誰だ貴様ッ!」

?「この私をお忘れですか、」略

バーナビー「貴様、まさか…」

?「そう、」略

ロトワング「あなたの両親」略

バーナビー「今すぐあのアンドロイドを止めろ!」

ロトワング「…無理で」略

ロトワング「だって」略

バーナビー「貴様ァ!」

ロトワング「……ところでさっきからだいたい『貴様』しかいってなくね?」

バーナビー「………貴ッ様ァァァ!!」

NG②

草加「ぐぁ…ぁぁぁ……」

「HEィROォ………」


アンドロイドが草加の首を掴みあげ喉を握りしめるとミシミシと音をたて草加はまともに呼吸もできず苦しむ。
草加の首がへし折られる寸前、下に字幕が出た。

(首が折れる音)


それではおやすみなさい

ども、この先の展開でいろいろと悩んでいる方、作者です。
それでは投下開始です。


アンドロイドの繰り出すパンチをオーズは両手で受け止めるお返しにバッタレッグで蹴りを入れる、
しかし何度蹴ってもビクともしない
虎徹もアンドロイドの頭部に何度もパンチを繰り出すが傷一つ付かない。

アンドロイドはオーズの腕を払うと両手を広げ上半身をプロペラのように回転させ二人を吹き飛ばす。
虎徹は宙で一回転して着地するがアンドロイドの腕を掴んでいたオーズは間近でくらい
まともに着地できず地面をバウンドしていく。


虎徹「!おい大丈夫か…うぐッ!」

オーズ「ガハッ……タイガーさん!」

アンドロイドが一瞬で虎徹の懐に潜り込み虎徹の腕を掴むと腹に蹴りを入れる

何度か蹴りを入れた後、虎徹の腕を離し殴り飛ばす。
虎徹は勢いよく壁に当たるとズルズルと力なく倒れるそして能力を発動している印の全身の青い光が消える。
アンドロイドは能力が切れようが関係なく倒れた虎徹の頭を掴み上げ腹を殴る。
虎徹はもがきながらアンドロイドの頭を何度も蹴るがアンドロイドの力が弱まることはなかった。



その姿を見て映司は思う

このままじゃ、このメダルじゃあ、勝てない。

だが今の自分がコンボを使ったら何が起こるかわからない

でもあのとき『使っておけば良かった』なんて後悔したくないから

虎徹さんを助けたいから

倒れた体を起こしアンドロイドに向かい走りながら横の赤と緑のメダルを抜き
替わりにオレンジと黄色のメダルを入れスキャナーをスライドさせる。



夜の街に新たな歌が響く


『ライオン!』

      『トラ!!』

           『チーター!!!』


  


『ラッタ♪ラタ~♪ラトラーター!!!!』





走っていたオーズの姿が瞬間的に加速する。
その勢いのままアンドロイドを蹴り飛ばす
巻き上げた土煙とその圧倒的な速度のせいでよく見えなかった姿が徐々に見えてくる

頭部には百獣の王の証の金のたてがみ、

腕には虎の爪が鋭く輝き

足は陸上最速のスピードを誇るチーターの脚、脚の黒い模様から蒸気が噴き出す。

カラフルだった全身を黄色の一色に染めたオーズの姿、

『ラトラーターコンボ』がそこにいた



アンドロイドが起きあがりラトラーターに向かい足裏のブースターを吹かせ近づく
ラトラーターは一瞬で後ろに回り込み両腕の爪、トラクローで切りつける
すると今まで傷一つ付かなかったアンドロイドの背中に深々と爪の傷跡が残る

アンドロイド背中の損傷を気にもとめずラトラーターと取っ組み合う、
アンドロイドは身体能力百倍(ハンドレットパワー)を使った虎徹より力がある
オーズも取っ組み合いでは分が悪いがラトラーターはしっかりとアンドロイドの腕を掴み体を浮かせアンドロイドの腹部に連続で蹴る。
百メートルを0,222秒で走れる足での強力な脚力での連続蹴りでアンドロイドの腹部が無事でいれるはずがない。

アンドロイドが取っ組み合いから脱出するとラトラーターと距離をとる。
アンドロイドの腹部は足跡でベコベコにへこみ、火花が散っていた。



ロトワングを気絶させ、遅れてきたバーナビーは虎徹達の近くに来ると同時に能力が切れ、
アンドロイドを圧倒するオーズの強さに驚愕する

バーナビー「………凄い…!」

虎徹「…ああ、すっげぇな…アイツ…」

虎徹(…俺バニーと一緒に能力発動したよな……なのに何で俺の方が早く能力切れしてるんだ……?)



アンドロイドはまるで逃げるように上空へと飛ぶ。
ラトラーターはそれを追うためにライドベンダーにメダルを投げ込む
取り出し口から小さなトラの形をした缶、トラカンが一つ
そして無数のタコカンが出てくる。
トラカンとライドベンダーが合体し『トライドベンダー』へと姿を変えるとラトラーターはそれに飛び乗り
大量のタコカンが宙に浮き、互いに連結し合いできた上空への道、その上をトライドベンダーで走る。

オーズ「逃がさないッ…!」

そう呟くと上空に逃げたアンドロイドとの距離を縮めるためよりアクセルを踏み込む。
あのアンドロイドをほかっておいたら、間違いなく物だけではなく人の被害が出る。

そんなことは絶対にさせない!


アンドロイドに追いつくとトライドベンダーの前部補助駆動輪からメダル状に生成したエネルギー弾を放つが
一発も当たらない。
アンドロイドの飛行速度が速すぎるのだ。
しかもこっちはタコカンの上で戦っているからあまり激しい動きはできない。

エネルギー弾を撃ち終える隙にアンドロイドはトライドベンダーの横に回り込み、両足をそろえたキックでラトラーターを蹴り飛ばす。

その衝撃でハンドルから手を離してしまいラトラーターは手を伸ばしながら地面へと落下していく


どんどん高度が下がり地面が近づく中、
突然風がラトラーターの体を押し上げ、映司の伸ばした手を誰かが掴む。


スカイハイ「私は言ったはずだよ、『もしもの時は私達の手を掴んでくれ』…とね。」

オーズ「スカイハイさん!ありがとうございます!」

スカイハイ「さぁオーズ君、共に戦おう!」

オーズ「はい!」


スカイハイは再びオーズをトライドベンダーまで風を使い押し上げると
迫り来るアンドロイドと上空で攻防を繰り広げる
オーズはトライドベンダーに跨り、スカイハイとアンドロイドの後を追う。


スカイハイとアンドロイドの上空での動きはほぼ互角だが、上空での取っ組み合いになったときアンドロイドは
ワイルドタイガーを超える力でスカイハイを押さえつける。

スカイハイ「クッ!…力では勝てないか…早く脱出しないと…」

必死にアンドロイドの拘束から脱出しようとスカイハイは振り払おうとするが圧倒的な力の差で
どうすることもできない。すると少し遠くから大声でオーズが叫ぶ。


オーズ「スカイハイさん!目を瞑って!!」

スカイハイ「…?」

スカイハイは言われた通り目をつぶる。     

ラトラーターの特徴の一つ、頭部から川の水も蒸発させるほどの熱光線を放つことができる。
だが今スカイハイとアンドロイドにその熱光線を当てたらスカイハイが無事ではいられない。

ならアンドロイドの目を潰す程度に加減して光を放つ。
カメラからの情報が無くなったアンドロイドに隙ができる
その隙にメダジャリバーに一枚セルメダルをいれアンドロイドの腕をすれ違いざまに切り落とす。

アンドロイドの片腕が切られたことでスカイハイはアンドロイドの拘束から脱出する。

強烈な熱光線のフラッシュにより目を失い、片腕を失ったアンドロイドは音だけを頼りに
レーダーでスカイハイとオーズの位置を特定し
ただがむしゃらに突進する。


オーズ「…行きましょう、スカイハイさん!」

スカイハイ「…ああ、トドメだ!……これ以上市民が、彼女がいるこの街を傷つけさせるものか!!」


スカイハイはより高く空へと飛び、オーズもさらに上空へ跳ぶと

スカイハイは風を身に纏い回転しながらアンドロイドへ向かい突撃し、

オーズはスキャナーをスライドさせ、目の前の黄色の三つのOの文字へ飛び込む。


冬の冷たい風をラトラーターから発生する熱で砂漠の熱風へと変え

スカイハイは熱風と共に、ラトラーターは風と共に爪をたて
二つのかけ声と共に突き抜ける。


スカイハイ「スカーイ…ッハーイッ!!」

オーズ「セイヤーッ!!」


胴体を真っ二つに裂かれ、しばらくしてからアンドロイドは上空で爆発四散する。

スカイハイは再び地面に落ちていくオーズの手を掴むとゆっくりと地面に降りる。

オーズ「スカイハイさんありがとうございます。」

スカイハイ「こちらこそ、ありがとう、そしてありがとう!オーズ君!」

スカイハイ「……ところで、いつもとHEROスーツが違わないかい?」

オーズ「…これも俺の能力の一つで、え~っと…コンボチェンジです。」

スカイハイ「そうか、いつもと少し違ったから少し戸惑ったよ!」

オーズ「少し…?………だいぶ違いませんか?」


数日後


『さぁ!始まりましたHEROTV!!犯人は銃をもった強盗犯グループ3人!!』

『おっーと!!早速スカイハイ犯人確保!!!以前の調子が戻ってきたようです!』

『そしてオーズは……ん?…頭部がライオンの様な形に変化しています…アレは一体…?』

『…速報が入ってきました、何々、何と!ベルトのメダルを換えることにより姿を変えて能力も変えることができるそうです!』

『凄いぞ!!NEWHERO!!彼の能力はまさしく無限大です!!さぁ犯人を追いつめ……え?頭が光って……うお、まぶしッ…!』




【しばらくお待ちください】



アニエス「あんたのせいで視聴率は上がってグッズも売れたけど…カメラが三台も使い物にならなくなって犯人確保がいまいち…」

アニエス「今度からアレは使用禁止!いいわね!!」

映司「…はい…」


虎徹「アイツも大変だな…」




映司「どうもライオンメダルの使用禁止を食らった方、火野映司です。
今回の次回予告はTIGER&BUNNY風に【The voice of Thanatos can be heard.】

  
映司「えーと、意味は…【タナトスの声を聞け?】……また来週!!」


以上です。
ぜひほかの人にもこのss宣伝してね!!

小ネタ

トラ「ラwイwオwンw使用禁止とかwマジ涙目www」

ライオン「黙れ、チーターブレーキくらいしか活躍しないくせに。」

トラ「……言うなよ…それ…」

すみませんミスりました

正しい小ネタ


トラ「ラwイwオwンw使用禁止とかwマジ涙目www」

ライオン「黙れ、チーター用のブレーキくらいしか活躍しないくせに。」

トラ「……言うなよ…それ…」

クリスマス用小ネタ




ウヴァ「チッ…クリスマスだかなんだか知らないがイライラするぜ…」

映司、アンク、比奈、知世子 \キャッキャ ウフフフフ チッ クリスマスフェアヨー/

伊達、後藤、里中、鴻上 \メリィークリスマァス!! テイジナノデカエリマス/

カザリ、真木、アンク(ロスト)、メズール、ガメル \ニンギョウー ヤメロ! ヤメナサイガメル/



ウヴァ「………帰って寝るか………」


映司「ん…あれって…確か緑の…」ヒソヒソ

アンク「ウヴァか…」

比奈「一人なのかな…」ヒソヒソ


ウヴァ「……」


伊達「後藤ちゃん、アイツ…」ヒソヒソ

後藤「グリード!?」


ウヴァ「………」


ガメル「あれーウヴァ?」

メズール「まさか…クリスマスに一人!?」


ウヴァ「…グスッ……」




知世子「ちょっと~そんなとこにいないでこっち来て一緒に楽しみましょうよー!」

ウヴァ「…え……?」


伊達「昆虫野郎だってかまわないぜ!来いよ!!」

鴻上「ウェルカム!!」


真木「今年の終末を楽しみましょう。」

カザリ「こっちに来なよ」


全員『一緒に過ごそうぜ!ウヴァ!!!』


ウヴァ「……お前ら…ありがとう……いや、ありがとウヴァ!!」










○<……ハッ!……夢か……メリークリスマス、色々な欲望、解放しろ



以上、それではメリークリスマス!

どうもいつものように作者です。
段々寒くなってきてキーボードが打ちにくいですね。

それはそれとして投下開始





現在オーズの使えるメダルは!

タカ、トラ、バッタ、ライオン、トラ、チーター
          ↑【使用禁止】



トレーニングルーム 夜



映司「ルナティック?」


ファイヤーエンブレム「やっぱり…アンタ今シーズンから入ったから知らないのね……」

ロックバイソン「まぁルナティックってのは、神しゅ……」

スカイハイ「神出鬼没でNEXT能力で犯罪者を殺す危険な男だ。」

ロックバイソン「………」

スカイハイ「ん?…どうしたんだいロックバイソン君?」

ロックバイソン「セリフ取んなよ、もう!」

スカイハイ「すまない、ロックバイソン君」


映司「どんな外見なんですか?」

折紙サイクロン「手にグローブがくっついてるような………こんな感じです。」


折紙サイクロンは自らのNEXT能力を使いルナティックに擬態する。


ルナティック(折)「『…判決をくだす…』って感じでボウガンを……ってオーズさん?」

映司「……ああ!ごめんね折紙君、初めて折紙君の能力見たからびっくりして」

ルナティック(折)「そうですか、ありがとうございます!」

ファイヤーエンブレム「その姿でお辞儀とかしてると、なんかねぇ……」

ロックバイソン「折紙、そろそろ姿戻せよ…」

スカイハイ「シュールだ…そしてシュールだ…」


映司「ルナティックかぁ…うーん」

後でアニエスさんに頼んで映像を見せて貰おうと思った瞬間腕に着けたPDAが鳴る

映司「鴻上さんからだ…なんだろう?」


『火野君!聞いたよ!……まさかライオンメダルが使用禁止とはね…』

映司「え!…何で知っているんですか!?」

映司はライオンメダルが使えなくなったのを鴻上に伝えてない、
なのに何で使用禁止のことを知っているのか疑問が生まれる。

『そんな火野君のために我が財団は新たにメダルを復元させた…それがこれだぁッ!!』

鴻上が画面越しに見せたのはシャチの模様、ウナギの模様、サイの模様の青い二枚と白色の一枚のメダルだ。

映司「え…?これって…」

『そう!サウタだ!!……冗談だよ火野君、本当はこれだ』

そう言って鴻上は懐からシャチメダルを取り出す。

『今からそちらに送るから明日には届くだろう、では、さらばだッ!!火野君!!』

鴻上がそう言い終わるとPDAからのTV電話が切れる。


折紙サイクロン「…なんかすごい勢いがある人ですね……」

映司「ええ、まぁ……それにしてもまた増えるのかぁ……」

ロックバイソン「なんだ、嫌なのか?」

映司「いや、使い分けられないんですよ」

ファイヤーエンブレム「どいうことなのよ?」

ファイヤーエンブレムが尋ねると映司は少し考えた後
ポケットからメダルを取りだし机に置く

映司「たとえば…タトバコンボの、このタカメダルは色んな物がよく見えて、トラは……爪を使ってブレーキに使えて、
   バッタはすっごく高く跳べるから便利なんです」

スカイハイ「だから君がよく使うのか!」

映司「で、こないだ貰ったのはライオンとチーター、ライオンは強い光で相手を怯ませたりできます…使用禁止になったけど…
   このチータは脚がすっごく速くなります。で、このライオン、トラ、チーターで【ラトラーター】になります。」


スカイハイ「こないだのアレか!」

ロックバイソン「なんかわかりずれぇな。」

映司「ええ、だから使い分けられないんですよ」

ファイヤーエンブレム「なら、トレーニングルームで練習してみたらどう?」

折紙サイクロン「雨の日の時オーズさんの下着を乾かす位にしか使われてませんからね…」

映司「はい!届いたら練習してみます。……ちなみに最近はライオンメダルで乾かしますよ。」





虎徹「………」

虎徹は行きつけのバーのカウンターで頼んだ酒を一人静かに飲んでいた。
口の中に入った酒が喉の中を潤していくが、いくら飲んでも気分は最悪だ。

最近、何もかもが調子が良いと思っていた。
アイツとコンビを組んだときは意見も合わなくて最悪だった。
でも今はどうだ、互いを理解し合い最高の相棒と思う
ずっと下だった順位は4位になった。

…そのせいで忙しくなって娘にはなかなか会えない日が続いているがたまに電話で話している。

最近、能力がいつもの何倍ものパワーも出せたりして順風満々の日々が続いていくと思った、
あのときと同じように。

でもベンさんが教えてくれた事実は残酷だった。


NEXT能力の減退


たまにいるらしい、その名のとおりどんどんNEXT能力が減っていき、やがてつかえなくなると言う現象
短い蝋燭が最後激しく燃えるように俺の能力も最後のお勤めの最中らしい。

NEXT能力が無くなると言うことはHEROをやめなくてはいけないと言うこと
いままでHEROになるために…HEROになっても色んな物を犠牲にしてきた、今回はどうすればいい?

「…………ちきしょうッ……」

虎徹はそう呟くとグラスに注いだ酒をぐいっと飲み干す。


以上です。
NG集

なのに何で使用禁止のことを知っているのか疑問が生まれる。

『そんな火野君のために我が財団は新たにメダルを復元させた…それがこれだぁッ!!』

鴻上が見せたのはクワガタの模様の緑のメダル

○<このままではすまさん




○<………おい…!最近俺を出しておけば何とかなると思ってないか?




これが今年最後の更新だと思います!ではよいお年を。

龍騎「…しゃッ!来年は俺の年だ!」

アギト「俺の年でもありますよ~」

リュウタロス「来年もこのSSを応援してね!答えは聞いてないけど!」




北崎「いやだな~琢磨君のせいで出遅れたなぁ~」

琢磨「き、北崎さん…や、やめてください…」

トラ「俺の出番か?」

カマキリ「お前じゃねぇ、座ってろ。」


投下開始

数日後
早朝トレーニングルーム


ケイン「すんませーん、オーズさんいます?」

虎徹「んぁ?アイツならたぶんもうすぐ来るぞ。」

ケイン「そうですか、あの~タイガーさん、コレオーズさんに渡してくれますか?」

虎徹「小包?……また新しいメダルか?」

ケイン「多分…では失礼します。」

虎徹に鴻上ファウンデーションからの小包を渡すとケインはトレーニングルームから出て行った。

ケイン「つーか最近朝早いな~タイガー……今七時だぞ……」



映司「おはようございます!…あれタイガーさん早いですね。」

虎徹「…まぁ俺のは少ししか保たない能力だから鍛えておかないとなと思ってな!」
  「そういやぁ、コレお前宛にって」

映司「ありがとうございます。」



虎徹「まーた姿が増えるのか………まぁ俺と違って今勢いにのってるからなお前、がんばれよ。」

映司「……タイガーさん…どうかしましたか?」

虎徹「…何が?」

映司「いや、なんかさっきから自嘲してるみたいでしたから……なんでもないなら良いんですけどもし…」

虎徹「なーにいってるの、俺は別になんも無いから大丈夫だっつうの!」

映司「…なんかすいません!辛気くさいこと言って!」

虎徹「良いの良いの!……っと楓から電話だ。」


ニカッと笑って虎徹は映司に向かい言ったすぐ後虎徹のPDAが鳴る

『お父さん…まだ帰って来ないの?』

虎徹「悪い!最近仕事がすっ~ごく多くてな、パパまだしばらくは帰れそうに無いんだ、ごめんな~楓」

『その言葉遣いもうやめてよ、子供じゃないんだから。じゃあね。』

虎徹「おい!楓……切れちまった……」



映司「…あのタイガーさん、有給でも取ったらどうですか?」

虎徹「馬鹿言え、HEROに休みはないんだよ。」

映司「でも…楓ちゃん?、たぶんすっごく寂しいと思いますよ、俺もそうでしたから…」

虎徹「お前も…?」

映司「はい…俺の父親はいつも忙しくて、俺は一人で過ごしたりするのはしょっちゅうで…
   『退屈しないように』って欲しいものは何でも貰えたんですけど………
   本当に欲しかった『家族で過ごす時間』は貰えませんでした…だから会って
   楓ちゃんと話してあげてください。」



その映司の言葉にふと思い出す。
大切な人のこと、彼女もそんなようなことを言っていた……



___虎徹くん、私がいなくなっても楓を___





映司「タイガーさん?」

虎徹「……ああ!悪いちょっとボーッとしてたわ。…オーズお前朝飯って食ったか?」

映司「いえ、まだですけど…」

虎徹「そんなら下の売店でなんか食おうぜ!俺もまだ朝食ってないからさ、」

映司「はい!じゃあご一緒させていただきます。」


楓「もう!お父さんの……ねぇお婆ちぁん、お父さんいつ帰って来るのかな…」

受話器を置いた後、少女【鏑木楓】は台所に立っているお婆ちゃん【鏑木安寿】に話しかける。
鏑木安寿は冷蔵庫から卵を取り出し、熱したフライパンの上で割ると卵焼きを作りながら
鏑木楓の質問に返事をする。

安寿「ん~そうだね…あの子のことだからいつになるかね………とりあえず朝ご飯できたから食べなさい。」

楓「は~い」

楓は返事をした後、席に座り安寿と共に朝食を食べる。



食べ終えたあと茶碗と食器を冷やかして学校へ行く支度をする。
部屋に置いてあるランドセルを背負うと忘れ物がないか確認して
玄関へと向かい、靴を履き大きな挨拶と共に戸を開け外に出る。


「おーい!そこのお嬢ちゃん!ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

家から出て数分後、
ソフトモヒカンの少しひげを生やした白衣の男が大きな声で話しかけてくる。

 「悪ぃけどこの病院ってどの辺にあるか知ってるかい?」

そう言って男はこの街唯一の病院の写真を見せる。
確かこの病院は最近、医者が入院してしまい今は人が居ない病院だ。

楓「え…えっとこの病院は確か…あそこの角を曲がってその先にある八百屋から少し左に行ったところにあります。」

 「ありがとな、嬢ちゃん!しっかししっかりしてるな~君…
  …おっとちなみに俺【伊達明】今日からしばらくそこの病院で働くお医者さん。よろしく!」

そう、男【伊達明】は笑顔で言うと病院の方向へと走っていった。
その男の背中を見送ると楓も学校へと向かう。

なんだかんだで投下終了です。
没ネタ…ってか何コレ?

白衣の男が大きな声で話しかけてくる。

 「悪いがこの病院ってどの辺にあるか知ってるか?」

そう言って男はこの街唯一の病院の写真を見せる。
確かこの病院は最近、医者が入院してしまい今は人が居ない病院だ。

楓「え…えっとこの病院は確か…あそこの角を曲がってその先にある八百屋から少し左に行ったところにあります。」

木野「そうか…うぐっ!雅人……」

草加「呼んだかな?」

ショウイチ「俺を呼ぶなぁぁぁぁ!」

木野「アギトは俺一人で良い……」

ショウイチ「アギトでもありギルスでもありG_3でもある男ですから、なら俺はギルスで」


楓「もしもし警察ですか?」

照井「俺に質問するな、いや…しないでくれないかな」

一条「未確認!?」

シザース「卑怯もラッキョウも大好きだぜぇ!」

須藤「誰ですか…?アナタ?」

京水(中の人の名前で)「嫌いじゃないわ!」


楓「もうやだ、この町…」

名護さん「聞こえないな、もっと大きな声で言いなさい。」




ライダー知らない人は本当にごめんなさい。
知ってる人にもごめんなさい。


どうも書き溜めの底がついた方、作者です。
遅れましたが投下開始。



同時刻、シュテルンビルド道路


バーナビーは前回のアンドロイド騒ぎで自分のスポーツカーが廃車になってしまったので
仕方なく、買った新しい車が届くまでバスで通勤している。
車が壊れた次の日はバイクで通勤していたがバイク通勤での悩み事は
バーナビーが乗っているバイクはかなり目立つと言うことだ
いつもHEROTVのときに犯人を追いかけたりしているあのバイクは信号で止まったときなんかに
声をかけられ、結局最後には路上でサイン会まで発展したことがある。


この悩みを同じバイク通勤のオーズさんに話してみたところ

「俺は特に何もないですよ」

…とのことだ、何でオーズさんはなんとも無いんだろうか、そう聞いたら
オーズさんはこう言った。

「う~ん、俺は素顔を公開してないからライドベンダーに乗っててもアレですけど
 バーナビーさんは素顔を公開しててしかもあのバイクに乗ってたらみんな声をかけますよ。」

…それもそうだ。
そんな訳でとりあえずバスで通勤してみることにしたが
後ろのほうに座ってるとあまり声をかけられないので朝はゆったりと通勤できる。


ふと窓を見てみる。
同じ景色のはずだが車のときとはまた違う景色で新鮮だ。
そんな風に景色を見てるとPDAが鳴る、アニエスさんからだ

『バーナビー、あなたは今日、絶対犯人がでたら捕まえなさい。あなたが犯人を逮捕したら【Mrレジェンド】の記録を越せるのよ!
 これほどおいしい展開は無いわ、いい!犯人がでたら絶対捕まえなさい!その後の特番の時間も取ってあるんだから!』

「はぁ…わかりました…」


そう言ってバーナビーはPDAを切ったとき周りから視線を感じた。
ふぅ、っと一息ついた後、虎徹に少し遅れると伝えた。


______________________________________________________


日本鴻上ファウンデーション、会長室

鴻上「里中君!…例の物は見つかったかね?」

里中「…現在調査中です。それらしきものは幾つか見つけたらしいのでまもなく見つかるとの報告です。」

鴻上「そうか…あのコアメダルは…?」

里中「はい、現在制作中ですがセルメダルが足りないので本来のスペックは引き出せないと思います。」

鴻上「…ふむやはりあのときの無限のセルメダルで使いすぎたか…………」
  「では例のスポンサーの状況は……?」


里中「あれから動きはありませんが、例のアンドロイドを作った科学者の行方がわかりません。」

鴻上「ふむ……」


鴻上はそう言うと机の上のケーキに生クリームをトッピングしていく
トッピングが終わると少し熟しすぎて黒っぽくなってしまったブルーベリーと
キウイをトッピングしケーキを作っていく

鴻上「できれば本人に渡したかったんだがね、そう言うわけにもいかないか………里中君、食べといてくれ。」

そう言うとケーキを里中へ渡す。
里中はケーキを見た瞬間、うげっ、と思わず口にする。
ケーキにはギョロリとした大きな目に手が張り付いたような顔、
周りは青い炎のような模様の謎のキャラクターの盛りつけがされていた。
そして下には【LUNATIC】とチョコレートで書かれていた。




『さぁ!今回も始まりましたHEROTV!!今回の犯人は強盗殺人犯のNEXT、Mrホッパーだ!!』
『その名のとおり、バッタの様な跳躍力のNEXT能力、……だがバッタの跳躍力を持つ男はもう一人存在する。』


『それが_人気HERO!!仮面ライダーオーズ!!!』


今までMrホッパーを映していた画面が切り替わり、
Mrホッパーを追いかけるオーズへと変わる。

Mrホッパーはビルの屋上からビルの屋上へと次々移動しオーズの追跡から逃げようとするが
オーズのバッタレッグはMrホッパーのNEXT能力に比べて圧倒的だった。
速さも、パワーも、跳躍力も、全てにおいてバッタレッグの能力はMrホッパーを上まわっていた
逃げていたMrホッパーとの距離も次第に詰められていく。



Mrホッパー「っ!くそっ!何だよおい!」

ワイルドタイガー「待て!おい!止まれ!!」

バーナビー「無駄ですよ、タイガーさん」

オーズ「タイガーさん!バーナビーさん!」

Mrホッパー「増えてやがるし!!俺聞いてない!!」


Mrホッパーは大声で叫ぶと他のビルより頭一つ高いビルの上に飛び移る。
オーズはバッタレッグの跳躍で、タイガーとバーナビーもワイヤーを使って後を追う、



屋上に勢いよくよじ登ったタイガーはそこで何かにぶつかる。

ワイルドタイガー「痛って!何だよ……って犯人?」

Mrホッパー「あ……あ…あ…」

ワイルドタイガー「なんだぁ?…確保していいのか?」

オーズ「…タイガーさん…上を見てください。」

ワイルドタイガー「んぁ?」



Mrホッパーの目線の先、シュテルンビルトでひときわ高い塔の先端

そこには怪しく光る月の赤い光をを背にした不気味な影、

ソレが身につけているマントが徐々に端から燃えていく

マントを燃やすその炎は青色、その青いの光によって、姿がはっきりとみえてくる。

それは一言で表すなら、不気味

その、配色、動き、発言、どれをとっても不気味としか言い表せない。


見る物をを恐怖させる目を青い炎で光らせて佇むソレは・・・




「ルナティック……」






『……さあ、汝の罪を数えろ…』


NG

市民1「キャー!!Mrホッパーよ!!」

市民2「助けてー」


仮面ライダー真「…………」



投下終了です。



翔太郎「」ガタッ
フィリップ「ほう、興味深いね」

ライドベンダーだとバレバレじゃないですか



士「ここが『TIGER&BUNNY』の世界か……」

>>303
ライドベンダーについてはまぁお約束的なそれで


>>305 
鳴滝「ディケイド!君のために最高のNEXTを用意した!存分に楽しんでくれ!」

ジェイク「へぇ…!…テメェもHEROか?」



……どうも作者です。
前回の『お前の罪を数えろ!』ルナ版の反響が思いのほかあって、
没にしたシュテルンビルド市民のピンチに翔太郎とフィリップが出てくる展開をやろうかと、かなり迷いました。

それでは投下開始です。




『……さあ、汝の罪を数えろ…』



不気味なその男は空に左手をかざし青い炎の矢を精製し
右手に持っているボウガンに装填しオーズ達の方角に向ける。

狙っているのはオーズでもワイルドタイガーでも、
バーナビーでもない。炎の矢が向けられているのはMrホッパー

MrホッパーはHEROTVを見ているからルナティックのことを知っている。
自分のような殺人犯をNEXT能力で焼き殺す犯罪者にとって危険な男

能力の跳躍で逃げようと思っていても恐怖で脚がすくんで動けない。
全身が震え視界がぶれる。

ルナティックと対峙してから僅か数秒にも満たないがMrホッパーは何十分のように感じた。



オーズ「アレが…ルナティック……!」

以前、折紙先輩が擬態した姿と全く同じだが
雰囲気が全然違う。



ルナティックが炎の矢を発射する。
オーズは急いでトラクローを展開しMrホッパーに迫る矢をたたき落とし
ルナティックを睨みつける。

『…ほう罪深き罪人を庇うのか【マスクド・ライダー】?』

「………」

ルナティックの問いにオーズは答えず
ただ佇むルナティックを睨みつける。

虎徹はメット内部に表示されている時計を見る。
そこにはまだ余裕のある能力の残り時間が表示されていた。
だが能力が減退している虎徹にとってはたいして当てにならない

ワイルドタイガー「……バニー俺が囮になるからアイツを取り押さえろ。」

バーナビー「…わかりました。」

ワイルドタイガー「…よし行くぞ!」



ワイルドタイガーは腕のワイヤーガン【ワイルドシューター】をルナティックの右腕に向けて発射する。
ワイヤーをルナティックの右腕に絡みつけるとワイルドタイガーは思いっきり引き寄せる。

その隙にバーナビーは地面を蹴り上空で一回転し
ルナティック目掛けてきりもみ回転キックの姿勢を取る

だがルナティックは炎でワイヤーを焼き切り脱出。

ワイヤーが急に無くなったワイルドタイガーは尻餅をついて倒れてしまう。

自由になったルナティックはバーナビーのきりもみ回転キックの横をすり抜け、
バーナビーに炎の矢を装填したボウガンを突きつける。

バーナビー「クッ!!」


ルナティック「絶望が汝の___!?」

ルナティックの言葉を遮るようにボウガンに向けて水流が当たり、矢の軌道がずらされる。

首を急速に曲げ、ルナティックが見た先、
そこには頭部のデザインがシャチのように変わったオーズが頭部から水流を発射していた。

ルナティックは一度オーズ達から離れて上空へ行く
その瞬間背後からHEROTVのヘリコプターが現れる。


『おっと!ここでまさかのルナティック登場か!!さぁどうなる!! ………ん?オーズの頭部がまたもや変化していますね…』


『…茶番が始まったか……ふん、興が冷めた…また会おう【マスクド・ライダー】』

ルナティックはそう言い残すとマントを翻し、
夜の闇に消えていく。


オーズ「逃げた…?」

バーナビー「…そのようですね……オーズさん、さっきはありがとうございます。」

タイガー「バニー!オーズ!大丈夫か~?」

オーズ「タイガーさ~ん!こっちは大丈夫ですよ!」

バーナビー「なんとかアイツも退けましたし………あとは貴様だけだな。」

バーナビーはギロリとMrホッパーを睨みつける。


Mrホッパー「あ~助かった~殺されるところだったぜ、ハハッ!あんな奴に殺されてたまるかよ!」

バーナビー「貴様ッ!…よくもぬけぬけと___」

バーナビーが言い終わる前にMrホッパーの顔の横の壁が砕け散る。
Mrホッパーが横をふり向くとオーズの黄色い拳がめり込んでいた。

オーズ「……次なにか言ったら今度は殴りますよ………」


オーズは壁から拳を引き抜くとMrホッパーを睨みつける。
Mrホッパーは何も言えず震えながらコクコクと頷く。
その様子を見た後、静かにオーズは去っていく

ワイルドタイガー「あいつ……」

バーナビー「…運がよかったな、オーズさんがああしてなければ僕が殴っていた……」

バーナビーがそう言うとMrホッパーの腕を掴み確保する。

『…速報が入りました、バーナビーは今回犯人を確保したのでレジェンドの記録を上回りました!!』


その速報と共に街からワッ!と歓声が轟くが、
タイガーは去っていくオーズの後ろ姿を黙って見ていた。


今日はこんなところです。
来週は忙しいので更新できないかもしれません。

…ところでこないだのフォーゼの野座間のセリフで
龍騎を思い出してなんとも言えなくなったのは私だけじゃないはず……


以降NG的な何か

『……さあ、汝の罪を数えろ…』





「いや、罪を数えるのはお前の方だぜ……」

「ああ、その言葉は自分の罪を数えた人しか言ってはいけない……君は自らの罪を数えたかい?」


「行くぜ…フィリップ。」

「ああ、翔太郎…」

「「変身!」」


\サイクロン!/
\ジョーカーァッ!!/


「さぁ…お前の罪を数えろ!」



どうも!風邪をひいてぶっ倒れたほう、作者です。
皆さんも風邪には気をつけてくださいね!
…私は明日フォーゼの為にジョーシンにめちゃ寒いのに朝から並びますけどね。

更新しないかもしれないとか言っていましたが書きためがだいぶできたので投下します。



アニエス「ルナティックも何で消えちゃうのよ!!せっかくの視聴率がッ…!」

ケイン「はぁ……」

アニエス「…まぁ、バーナビーが記録を更新したってのもあるから急いで記者会見の準備!」

ケイン「はい」

アニエス「…ったくルナティックも現れるなら現れるって言いなさいよ!!」

ケイン「……それは…ちょっと…」

_______________________________________________________________________
数年前のある夏

その日はとくに暑い日だった、家の車庫には窓は無く、
風のとおりが無いので生暖かい空気が外へぬけることはない。
そんな車庫にある派手な車の後ろに少年は縮こまり体を震わせていた。


「何だ!その目は!お前もどうせ私のことを屑だと思っているんだろ!」

男の問いに女性は首を横に振り否定するが
男は女性の胸ぐらを掴み無理矢理立たせると頬を殴りつける。

「糞ッ!どいつもこいつも……!俺のことをあざ笑ってるんだろ!」

そう叫ぶと男は地面に倒れた女性の腹を何度も蹴る。

少年は母親が蹴られるたびに聞こえる痛みに苦しむ悲鳴と、
父親が母親を蹴る音に怯えながら見つからないように
手足をより体に密着させ見つからないように縮こまる。



ふと顔を上げ車庫に立て掛けてある写真をみる。
そこには顔にアイマスクを付け、全身を鮮やかな色のスーツに身を包み親指をたてる
父親の姿があった。


「…悪いことを見逃しちゃだめなんだ……悪い奴を見逃しちゃ…」


自分に言い聞かせるように呟き、立ち上がって父親の前に行き、体を恐怖で震わせながら叫ぶ


「と、父さん!止めなよ!誰も父さんのこと馬鹿にしてないだろ!」

「黙れ!お前に何がわかる!……この馬鹿がぁッ!」

少年の勇気は虚しくも父親を止めることなどできず、父親を逆上させただけだった。
父親は少年を掴み上げると、派手な…かつての父親の乗っていた車のボンネットに叩きつける。

父親は少年から目を背け、再び母親の方をみて拳を固める。

少年はよろよろと立ち上がると父親を睨みつける。
だが父親を睨みつけている少年の目は、青く光り、全身からはうっすらと青く輝いていた。

「や、やめろぉぉぉっ!」

少年は父親に向かい飛びかかる。
父親はいち早く気づき、払いのけようとするが少年にふれた瞬間、父親の全身が青い炎に包まれる。

「ぐぉぉぉぉぉぉおおおおおッ!!」

少年はただ唖然と父親を見る。
数秒後に自分がやったのだと感じた。

もはや父親なのかどうかわからない炎の中の人影は何かを叫びながら燃えさかる手で少年の顔を掴む。








そこで夢は覚めた。


ユーリ「…っ………またか…」

ユーリは全身にかいた汗を流すためネクタイを外し部屋から出てシャワーへ向かう。
部屋の中には自分のスーツと少し縁が焦げている写真、そして不気味な……ルナティックのヘルメットが置いてあった。




記者会見後


マーベリック「やぁ!バーナビー、まずは記録更新おめでとう。」

バーナビー「マーベリックさん、ありがとうございます!」

マーベリック「…ところでタイガー君は一緒じゃないのかい?…せっかくのパーティーなのに、」

バーナビー「虎徹さんはさっきどこか行ってしまいました、『俺はこういう雰囲気あまり好きじゃ無い』とか言って…」

マーベリック「ハハハッ!困ったものだね、とにかく今日は楽しもう。」

バーナビー「はい、そうですね。」



映司「………」

映司はパーティに参加しず、墓場いた。
ある墓標の前に座り両手を合わせ目を瞑る。

虎徹「…よう、オーズ…どうしたんだ?こんなところで、パーティには参加しないのか?」

映司「タイガーさん…!……どうして…!?」
  「……タイガーさんこそパーティに参加してないじゃないですか。」

虎徹「まぁ…俺はああいう雰囲気は苦手なんだよ。」

映司「そうですか……じゃあ俺はこれで……」

虎徹「まぁ待てよ。」

墓標の前から立ち上がり、去ろうとしたとき
虎徹に引き留められる。

虎徹「この墓……たしか今日の犯人に殺された人の墓だろ?」

映司「…はい、身内がいないので葬式は行われなかったそうです………」
  「もし…もしもこの人が殺される前に俺がなにかできたら…この人は……」

虎徹「そうか……正直、お前はやってられないよな…HEROになって日が浅いのにこんな事件じゃあ…」
  「でもオー……映司、あんまり自分を責めるなよ、お前は都合の良い神様じゃあねぇんだから……」

映司「タイガーさん…でも俺は……」

虎徹「映司、言っとくが俺達はHEROだが全部が全部守れる訳じゃない……がアイツを捕まえたことによってこの街の何人も守れたぞ。」
  「んで、『俺達』だ!さっきから『俺』って言ってるが、HEROは他にも九人いるんだから、なんでもお前一人で何でも背負おうとするなよ……」

映司「…!……すいませんタイガーさん…また同じふうになりそうでした……ああすれば届くってわかったはずなのになぁ……」

虎徹「…うしっ!じゃあ今日は俺のおごりだ!なんか食いに行くか?それとも俺がチャーハンでも作ったろうか?」

映司「…じゃあ…チャーハン、ごちそうになります。」

今日はこんなくらいで、

NG

虎徹「…うしっ!じゃあ今日は俺のおごりだ!なんか食いに行くか?それとも俺がチャーハンでも作ったろうか?」

映司「…じゃあ…チャーハン、ごちそうになります。」


加賀美陸「貴様の作った料理はブタの餌ぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」

虎徹「んだと!文句あんのか!」


(0M|<…

(0M0)<コレクッテモイイカナ?

虎徹「良いけど…」

(0M0)<サヨゴォォッ!!

虎徹「誰だよ!!」

(0w0)<ホントニウマインデスカ!?

虎徹「増えた!?なんだよもう!!」





最近ブレイド見たから橘さんネタが使いたくて仕方なかったのは私の責任だ、
だが私は謝らない。

ガンバライド第三弾回してきて遅れました。
プロトバースがでたけどバースとの相性は悪かった……

カイザは龍騎とオーズとの相性が満点でした!
さすが草加さん!みんなと仲良くできるなんて一流だな~!

投下開始。




ユーリ「_____殺人犯、通称【レディーキラー】の姿を見たとの情報が市民よりよせられました。」
   

「……そうか、なら早急に対策を打たねばならんな。」

「ああ、一刻も早く見つけ出し、HEROに知らせねば……」

「ええ…ルナティックに先を越させられないようにな……頼んだぞ、ユーリ君。」




ユーリ「はい…」





虎徹の家



虎徹「まぁ、汚ねぇけどあがれよ。」

映司「お邪魔します。」
  「へぇ~タイガーさんの家って結構広いんですね!」

虎徹「とりあえず、俺はチャーハン作ってるから適当にくつろいでくれ」

映司「あ!俺も手伝いましょうか?」

虎徹「いいっての、くつろいでくれって!」

映司「じゃあ、お言葉に甘えて…」

虎徹がキッチンに立ちチャーハンを作っている間、映司はソファに座り周りを見渡す。
周りには飲み干して空になった酒瓶に脱ぎ捨てられている服が目に入り、立ち上がり整理を始める。
瓶は一カ所にまとめておき、服は拾い上げてしわを伸ばすと綺麗に畳む。

映司「こんなもんかな………ん?なんだろ?」

映司は足の裏に違和感を感じ、踏んだものを拾い上げる。

映司「ノート…?………【4,28  4,13 3,56 3,41 3,15】…なんだろうコレ?」

虎徹「完成!『虎徹のチャーハン、略してこてっちゃん』…ってな!」

映司「タイガーさん、このノートのこの数字ってなんですか?」

虎徹「!?……あ、あれだよ、ほら………まぁんなことよりチャーハン食べようぜ!冷めちまう!」

映司「…そうですね!お腹もへったし、ごちそうになります。」

虎徹「お、おう!ジャンジャン食え!!」




映司「…ところでタイガーさんはMrレジェンドのファンなんですか?」

虎徹「!?…なんでわかったんだ?」

映司「いや…写真とかDVDが置いているところを見ればファンだってわかりますよ。格好良いですよね。」

虎徹「そ~なんだよ!メッチャクチャ格好いいのにバニーは全然わかってくれないんだよ」

映司「…趣味は人それぞれですからね~俺のパンツもみんなわかってくれないんですよ!」

虎徹「…いや…お前のパンツは……俺もちょっと……」

映司「ええ~!変なのかなぁ………」



数日後
トレーニングルーム。


虎徹「っあ~………」


能力減退
その事実が頭をよぎるたび、虎徹は不安を感じていた。
不安を感じるたびに自分の体を虐めるようなトレーニングをしている。

体を鍛え、少しでも長くHEROを続けるために努力しているが
能力は使うたびに、ゆっくりゆっくりと減退していく。

溜息を吐き、下を向いていると着信音が鳴る。

虎徹「…ベンさん…はい!もしもし」

ベン『虎徹…話したいことがある。…時間あるか?』

虎徹「ええ、いいっすよ……じゃあ6時半にバーで。」


電話を切り、首を数回回し、タオルで汗を拭きながら着替えにロッカールームへ向かう。


バー


ベン「ところで、虎徹…能力はどうだ……?」

虎徹「……まぁ…順調に………ところで話ってなんです?」

ベン「ああ…お前には言いづらいんだが…能力減退について調べてみたんだがな…どうも【Mrレジェンド】も能力減退していたらしい…」

虎徹「はあぁぁぁぁッ!?」

ベン「馬鹿!声が大きい!」

虎徹が周りを見渡すとバーにいたほぼ全員が虎徹を見つめる。
咳払いした後、席に座る。

虎徹「…んな話があるわけ無いでしょう、Mrレジェンドは伝説の記録を打ち立てた男ですよ……」

ベン「…お前には信じづらいだろうが、現役時代Mrレジェンドと一緒に働いていた元HERO達に聞いた話だ。」
  「レジェンドの減退が始まってからは、途中まで他のHEROが犯人を追いつめて確保のおいしい瞬間だけはレジェンドがするっう八百長が常習だったらしい」
  「しかも自分に不都合な逮捕記録は消すってほどの徹底ぶりだったらしい……」

虎徹「……だからジェイクの逮捕記録がなかったのか……」


ベン「だいぶレジェンドは酒に溺れてたらしい、………虎徹、お前も今後の身の振り方を考えておいた方が良いんじゃないか?」

虎徹「……俺にHEROやめろっていうんですか」

ベン「…いや、俺だってこんなこと言いたかない、けどお前もいつまでもHEROをやってられる年じゃないだろ……」

虎徹「……失礼します!」

ベン「おい!虎徹!」




虎徹「……はぁ…」


「キャー!助けてぇッ!!」


虎徹「悲鳴!?どこからだ!」

虎徹は周りを見回すとマンションの屋上から、ちらりと女性が見えた。
アイマスクをつけ能力を発動させマンションの横に設置してある
非常階段のふちを足場にし屋上へと跳ぶ。


投下終了。
投下の量が少ない気がするので
今回の話のクライマックスになったらバンバン投下していきます。


【NG】
映司「こんなもんかな………ん?なんだろ?」

映司は足の裏に違和感を感じ、踏んだものを拾い上げる。

映司「ノート…?………【555 913 333 315 000 7☆5☆3】…なんだろうコレ?」

虎徹「完成!『虎徹のチャーハン、略してこてっちゃん』…ってな!」

映司「タイガーさん、このノートのこの数字ってなんですか?」

虎徹「!?……あ、あれだよ、ほら………名護さんは最高だってことだよ!」

映司「…そうですね!名護さんは最高です!」


ボタン毟り「聞こえないな、もっと大きな声で言いなさい。」


「「「名護さんは最高です!!」」」


以上

間違えました
ボタン毟りじゃなくて名護さんでした。すいません

どうも、遅れてしまい申し訳ありません。
それでは7時40分頃に投下開始します。

非常階段のふちを足場にし屋上へと跳ぶ。



レディーキラー「さぁ、お嬢ちゃん。お楽しみの時間ですよ~」

鞭を持った男は薄汚い笑みを浮かべ女性へ一歩ずつ近寄る。

虎徹「待て!」

虎徹が屋上に着くととっさにレディーキラーは女性を羽交い締めにする。

虎徹「…その女性を離せ。」

虎徹が言った瞬間
腕のPDAが鳴り響く、

『タイガー!テロ事件よ!すぐ現場に急行して!』

虎徹「悪いんすけど、今立て込んでるんで…終わったらすぐ現場に向かいます。」

虎徹はそう言いきるとPDAの電源を切る。

レディーキラー「……ん~オタクHEROなのか…へぇ~…わかったよ、ほらよ!」

レディーキラーは女性を柵の外に投げ飛ばすとさっと近くのゴンドラに飛び移る。

虎徹「クソッ!あの野郎!」

虎徹は腕のワイヤーを柵にくくり付けると飛び降りて女性を救出し
そのままガラスを突き破りマンションの一室に入る。

「きゃあ!!」

「今の音は…!」

「おいおいおいおい!なんだっちゅーの!?」


「すんません!ガラス代は今度弁償するんで、この人を頼んます!……じゃあ…失礼しました!!」

虎徹はマンションにいた三人組を見てそれだけ言うとレディーキラーを追う。



アニエス「タイガーがいないなら絵にならないじゃない!!」

ケイン「…どうします?」

アニエス「……タイガーがいなくても他にHEROはいるんだから…とりあえず今回はオーズとバーナビーを組ませるわ!」

ケイン「…それって視聴率かなり……」


アニエス『ボンジュール、HERO!今回はある企業のビルの立てこもりよ、犯人は6人、人質は約10人、頼んだわよHERO。』

HERO「「「はい!!」」」

アニエス『バーナビー、オーズ、今日はタイガーが欠席したから二人には今日一日コンビとして組んでもらうわよ。』

バーナビー「まぁ、僕は構いませんよ、よろしくお願いします、オーズさん。」

オーズ「はい!こちらこそよろしくお願いします。」


ビル内部。

犯人1「畜生!もうHERO達がかぎつけてきやがった!」

犯人2「慌てるな…こっちには最新型の武器があるんだ…」

犯人3「それに警備室乗っ取ってアイツが監視カメラで全部見えてんだからな!どこから来てもすぐわかるぜ!」


犯人4「おい、お前ェ……なんだこのサソリは……色が全然写真と違うじゃねぇか!!」

社員「ヒィッ!」


犯人5『…おい!なんか入ってき…うぉまぶs__』

犯人6「おい!どうした!?」

犯人3「…返事がないぞ!」





数分前に\タイムベント/

バーナビー「…オーズさん、あなたのメダルをうまく使えば人質を無事救出できるはずです、メダルの特徴を教えていただけませんか?」

オーズ「…はい!お願いします!…やっぱり俺じゃあアイツのようにはメダルチェンジができないんで……」

バーナビー「アイツ?」

オーズ「あ、いや、なんでもないです!……このウナギの模様のは…__________」







バーナビー「__なるほど、じゃあこんな作戦でどうでしょう。」


バーナビーが考えた作戦は頭部を使用禁止のライオンヘッドに換え、ビルに侵入した後、

恐らく監視カメラで見張りが見てるであろう犯人に向け、監視カメラに近づき頭部を光らせて

犯人の目をしばらく潰す、その後バーナビーがハンドレットパワーを発動する。

犯人達と人質のいる部屋をシャチヘッドで感知し、ボディをゴリラに換えて

チーターレッグで一気に近づき、ドアを破壊し、驚いた隙に犯人達や武器を高圧水流で吹き飛ばしてバーナビーと共に
犯人を確保すると言う作戦。

案の定その作戦は上手くいき犯人は確保され、人質は無事救出した。

『オーズ&バーナビー!!即席とは思えない抜群のコンビネーションによって見事犯人確保だぁぁッ!!』
『今回のポイントによりオーズの順位が5位から4位へ移動しました!!!』


オーズ「…………」

ブルーローズ「青、銀、黄色…ずいぶん奇抜ね……」

ファイヤーエンブレム「どうしたのよ?オーズそんなにまじまじと銃を見て、欲しいの?」

オーズ「いえ…なんであの犯人達がこんな最新式の銃を持ってるのかな~って思って……」

バーナビー「それもそうですね…」

スカイハイ「ふむ、これは何か裏があるのかもしれないが、ひとまずオーズ君、おめでとう!そしておめ__「おい!そろそろ撤収するぞ!!」

スカイハイ「………」

ロックバイソン「あ…悪りぃ!スカイハイ!」

スカイハイ「……いやいいんだ、ロックバイソン君……気にしないでくれ…」


オーズ「う~ん……なんか気になるなぁ…」

バーナビー「でしたらユーリさんに調べてもらったらどうですか?」

オーズ「ユーリさん?」

バーナビー「はい、HEROの弁護もしている腕利きの弁護士です。ユーリさんなら色々調べてくれると思いますよ。」

オーズ「へぇ~わかりました!じゃあ今から向かってみます。」


レディーキラーは倒れこんだ虎徹の腹を蹴り飛ばしゴンドラから地面に落とす。
虎徹はゴンドラに手を伸ばしながら下のゴミ捨て場へと落下する。

シトシトと雨が降る中、街頭テレビの音量があがる。

『オーズ&バーナビー!!即席とは思えない抜群のコンビネーションによって見事犯人確保だぁぁッ!!』
『今回のポイントによりオーズの順位が5位から4位へ移動しました!!!』


虎徹はそれを聞くと帽子を深くかぶり意識を闇に手放す。

以上です。

こないだ龍騎を全巻見ました。
平成初期の仮面ライダーは今とは違った良さがありますね!
浅倉がメインのときは「これ朝からこんな話で良いの?」と思いヒヤヒヤしました。
あ、でも尻彦さんや響鬼ライダーも「朝八時から全裸で良いの?」と思いヒヤヒヤしますけど…

NG
『ロックバイソン&バーナビー!!即席とは思えない抜群のコンビネーションによって見事犯人確保だぁぁッ!!』
『今回のポイントによりロックバイソンの順位が最下位から1位へ移動しました!!!』

ロックバイソン「ヤッタァッー!!」


オーディン「かなり修正が必要になった。」

\タイムベント/




『オーズ&バーナビー!!即席とは思えない抜群のコンビネーションによって見事犯人確保だぁぁッ!!』
『今回のポイントによりオーズの順位が5位から4位へ移動しました!!!』


ロックバイソン「…金色の羽をみたらとにかく後ろを殴れ…金色の羽をみたらとにかく後ろを殴れ…」ブツブツ


折紙サイクロン「どうしたんですかね…ロックバイソンさん…」

オーズ「さぁ……?」

どうも、いつかまとめサイトにコレが載ることが夢の、作者でございます。
でも夢は呪いと一緒と、海堂さんが仰っていたので気をつけます。

そろそろ投下開始です。


司法省

映司「え、ユーリさんもう帰っちゃったんですか?」

受付「すいませんね。あの人たま~にそさくさと早く帰るときがあるんだよ。」
  「まぁ、でも他の誰よりも仕事量も多いし文句を言う人は居ないけどね、…なにか用件なら私が伝えておきますけど…」

映司「いや、本人に直接言いたいので結構です。 ありがとうございました。」

映司「ふぅ…居ないならまた今度か…」


キャバレー

レディーキラー「ねぇ、俺をペチペチしなぁい?」

女性「なにそれ、…面白そうじゃなぁい。」


キャー!!


レディーキラー「ん?うるさいねぇ…」


叫び声が聞こえた方向をふり向くとコンクリートの壁が
ドロドロと溶けだし、カーペットを青い炎が燃やし、炎はゆっくりとレディーキラーの周りを囲んでいく。


ルナティック「……汝、罪を数え、罪を清算せよ。」

レディーキラー「オタクもHEROか…わかった降参……なんてなぁっ!」

鞭をルナティックの顔に向けて振るが顔に届く前に一瞬で灰になる。

レディーキラー「…!…おっと手が滑っちまった悪いね。僕ちゃんも年貢の納め時かな…」

>>379 
すいません。前回の投稿でミスがありました。
379のレディーキラーは~の前にコレがあったのに忘れてました。


レディーキラー「おいおい、どうしたんですか?HEROさん。」

虎徹「…っ…」


レディーキラーを追っていた虎徹だが途中でハンドレットパワーの時間が切れ
通常の身体能力に戻っていた。


レディーキラー「…HEROってのはまず強くなくちゃあいけないんだよ。オタクはそんな弱いのによくHEROやってられるなぁ…」
       「じゃあな! 弱わっちいHEROさん!!ハハッ!!」


ルナティック「汝の罪は重い…判決を下す」

レディーキラー「ち、ちょっと、HEROさん、早く捕まえてくれよ…」

ルナティック「貴様は二つ勘違いをしている、」
      「まず、私はHEROではない。そして私は貴様を捕まえない、死をあたえるだけだ。」

レディーキラー「お…おい…!やめろよ…俺が悪かった!!頼む命だけは…!!」


ルナティック「絶望が貴様の終焉だ……さぁタナトスの声を聞け…」


ルナティック「汝の罪は重い…判決を下す」

レディーキラー「ち、ちょっと、HEROさん、早く捕まえてくれよ…」

ルナティック「貴様は二つ勘違いをしている、」
      「まず、私はHEROではない。そして私は貴様を捕まえない、死をあたえるだけだ。」

レディーキラー「お…おい…!やめろよ…俺が悪かった!!頼む命だけは…!!」


ルナティック「絶望が貴様の終焉だ……さぁタナトスの声を聞け…」

二重投稿すいません…




映司「ユーリさんも居なかったし今日は早く家に帰ろうかな…」
  「雨は小降りだけど…洗濯物大丈夫かなぁ?」

映司はそう呟きライドベンダーに跨ると家に向かいライドベンダーを走らせる。
道の途中、赤信号で止まっていると街頭テレビから大音量でニュースが流れる
内容はルナティックに殺人犯が殺されたと言うニュースだった。
自然と映司の拳に力が入るが目の前の信号が青に変わったのに気付きアクセルを踏み込む。

その瞬間一瞬映司の視界が暗くなる。
疑問に思い、顔を上げると上空に青く光る点がチラリと見えた。
その青く光る点が何か映司はルナティックのように感じた、確証は無いが映司は路地裏へ入り変身する。


映司「変身ッ!」

シャチ!

トラ!

バッタ!


変身しバッタの脚力で建物の屋上へと一気に跳び、
頭部のシャチヘッドの感知能力で青い点に注目する。

青い炎の高熱と体の輪郭を感じ、ルナティックと断定し、ビルの屋上を跳びながらルナティックへ近づく。

オーズ「待てッ!ルナティック!!」

ルナティック「…………何のようだ【マスクドライダー】…?」

オーズ「……あなたを捕まえに来ました…」

ルナティック「…ほう…脆弱なるHEROよ…捕まえられるか?この私を?」

オーズ「脆弱かもしれないけど、これ以上誰かを傷つけさせないためにあなたを捕まえます…」

ルナティック「………まぁいい…」

ルナティックは首をぐるりと回すとボウガンをオーズに向け何発か撃つ、
オーズはシャチヘッドから高圧水流を噴射するが炎は消えず、そのまま高圧水流を突き抜け
オーズの体に当たり火花を散らしながら屋上をごろごろと転がる。

「っ…!…やっぱりシャチヘッドじゃあ何発も防げないか…ならッ!!」

オーズはベルトから黄色と緑のメダルを取りだし、青いメダルをベルトに挿れ、スキャナーをスライドさせる。


シャチ!!

ウナギ!!

タコォッ!!

シャッシャッ シャウタ~!! シャッシャッ シャウタァッ!!!

青い、トリッキーな戦い方の水中動物の王のメダルを使った

【オーズ シャウタコンボ】


オーズは腰を落としながら腕を横に広げ、クネクネと動かしルナティックを睨む。

ルナティックは狙いを定めオーズに向け炎の矢を撃つが
オーズは体を液状化させると矢を避けることなく空中を進む、
炎の矢は全てオーズの体をすり抜けていく、その光景にルナティックは驚愕する。
ルナティックに近づくと瞬時に元にもどりボウガンを破壊するとルナティックに馬乗りしたまま屋上に叩きつける

オーズ「…終わりです…おとなしく警察に捕まってください!」

そう言ってオーズがルナティックの顔に手を伸ばす。


自分の顔に手が迫ってくる、その光景

以前にもあった。

自分の父が伸ばす手、
その手からは憎悪があった。
炎に焼かれていた。

自分がやった。


ルナティック「ゃ…やめろぉぉぉぉぉおッ!!!」

オーズ「!?」

今までのルナティックのイメージとはかけ離れた様な叫びをあげながら
手のひらから今までよりも高威力の青い炎を噴射してオーズを吹き飛ばす。

零距離で食らったオーズはよろめきながら地面に落ちる。


しばらくその場で息を整えた後、ゆらりと立ち上がりルナティックは夜の闇へと消えていく。

NG

オーズ「うわぁぁぁぁっ!ルナティック強すぎる~!!シャウタじゃだめなのか~」

ルナティック「ふん……その程度か…」


?「待てッ!!」
 「よくも犯罪者と言えども軽々しく人を殺すなど…この俺が許さん!!」

ルナティック「何者だ…!」

RX「俺は怒りの王子!バイオライダァッ!!トウッ!!」

ルナティック「新たなマスクドライダーか…」

ルナティックは炎の矢を撃つが全てRXの体をすり抜ける。

RX「そんな攻撃俺に効くものか!!バイオブレード!!」





オーズ「もう全部あいつ一人で良いんじゃないかな。」
   「…あ、リボルケインが炸裂した……」






以上です。ありがとうございました。


どうも、インフルエンザに罹って兄にリボルケインされた方、作者です。

今回の投下でルナティック編の終わりです。
投下開始。





虎徹は目を覚まし、ゴミ捨て場から這い出ると体の痛みに耐えながら自分の車を駐めてある位置にまで歩く。

ゴミ捨て場にいたせいか、服に臭いが移り道行く人々は皆、虎徹を避けていく。

自分の車まで着くとドアを開けシートに座り込むと

疲れをはき出すように大きく息を吐くとゆっくり車を走らせる。



とおりをぬけると大きな街頭テレビにはニュースが流れていた。

それはレディーキラーがルナティックに殺害されたというニュース。


____あのとき逮捕していたら救えたのに。____


そんな考えが頭の中から離れない。

虎徹は歯を噛み締めてハンドルを強く握る、


何分か経って虎徹は道の縁にオーズのバイク、ライドベンダーが駐めてあるのを見つける。

この辺りは特に何かあるわけでもない、
何かが引っかかりライドベンダーの前に車を駐めトランクから傘を出し映司を探す。


虎徹「………やっぱ、何もなかったのか…」

虎徹は溜息を吐くとその場を後にしようとしたとき背後から何かが落ちる音が聞こえ、

振り返るとそこには全身青の姿に黄色い大きな複眼、三つのメダルが入っているベルトの__

そこで虎徹は何者か理解した。

虎徹「おい!映司!!大丈夫か____って熱ッ!!…クソッ!!」


虎徹はオーズのベルトをスライドさせ変身を解除させると

意識を確認するため声をかけ、映司を揺さぶる。

一瞬だけ映司は目を開けたが、すぐに映司は痛みにより気を失う。



映司「っ……ここは…?」


映司が目を覚ますとそこは見覚えのない見知らぬ部屋

虎徹「よう、起きたか?火傷はそんな酷くは無かったけど打撲とかあるから明日湿布換えてくれるってさ、」

映司「虎徹さん…ここは…?…っ!」

虎徹「あ~!病院だよ、病院・…もうお前ボロボロなんだから寝てろよ!」

映司「はい……」


虎徹は温かい缶コーヒーを映司に出し椅子に座ると
しばらく考え込んだような動きをしてから映司に話しかける。

虎徹「なぁ…映司…一つ良いか?」

映司「何ですか?」


虎徹「お前ってNEXTじゃないだろ。」


映司「ッ!……はい。でも…どうしてわかったんですか?」

虎徹「NEXTってのは病院で調べたりしてもわかるんだよ。」
  「お前がぶっ倒れている間に医者が調べてな…」

映司「……………すいません…今まで騙してて……」

映司は顔を下に向け、表情が暗くなる。
虎徹はそんな映司の頭を、クシャクシャっと撫でると笑顔で話しかける。

虎徹「なに、良いってことよ!お前は誰かのためにいままでHEROやってきたなら、NEXTも関係ねぇ。」
  「……だけど…そのベルトは何だ?」

映司「はい、これは____」

映司は
【欲望のメダル】のことや

【オーズ】のこと

【グリード】のこと、

そして【手を掴んでくれた人】のことを虎徹に全て説明した。


虎徹は最初は半信半疑だったが映司の言葉を聞く内に信じた。



虎徹「_____はぁ…お前も大変だったんだなぁ…」

映司「…でも…楽しいことも一杯ありました。」
  「もし俺が【仮面ライダー】になってなかったら多分色んな人に会えませんでした。」
  「___もちろんタイガーさん達にも…」

虎徹「…後悔してないんだな……?」

映司「はい。全く後悔してません。」

虎徹「そうか…それならいいんだ。…………そんじゃあ俺そろそろ帰るわ」

虎徹は椅子から立ち上がると静かに病室から出て行く。


虎徹「……アイツがNEXTじゃないなら……俺が能力減退してても…………」

自分はまだHEROを続けられるかもしれない。
そう思ったがすぐにベンさんやレディーキラーの言葉を思い出す。

虎徹「いや……そろそろ俺も潮時か………弱っちいHEROなんてな……」
  「………悪い、友恵…約束守れそうにねぇ……………」

虎徹は帽子を深く被りなおすと、

雨に濡れ、冷えた体をふるわせながら

一人静かに病院から出て行く。


鴻上「ご機嫌よう!諸君!!社員の誕生日にはケーキを必ず作る方、鴻上光生だッ!!
   とうとう火野君がNEXTでは無いと言うことがワイルドタイガー君にばれてしまったね!!
   これは何かしら手を打つ必要があるか……
   次回!【帰省と娘とお医者さん】新しい話の誕生だ!!ハッピィバースデイッ!!」




NG?

虎徹「なぁ!バニー!!聞いたか?【スーパーヒーロー大戦】の話!!」

バーナビー「ええ、【スーパーヒーロー大戦】というタイトルなのにヒーローの僕たちは主演していないあの作品ですか…」

虎徹「……それには色々と大人の事情とか、二次元と三次元とかな……」

バーナビー「オーズさんに頼み込んで映画に出さしてもらいましょう。」

虎徹「おい!バニーちょっと待て!!」

~~~

バーナビー「__と言うわけで出させてもらえないでしょうか?」

オーズ「え…ええ良いですけど……たぶん【あの人】を見たらすぐに……」

バーナビー「とにかくまず現場に行きましょう。」

~~

虎徹「ここがスーパーヒーロー大戦の世界か……」
  「__って、わぁっ!!もう怪人みたいなのが戦ってるぞ!!」

バーナビー「僕たちも行きましょ___」


アタックライド インビジボゥ!!

敵1『どこに消えた!?』

敵2『わからん!!』

アタックライド クロックアップ!!

ファイナルアタックライド ディディディケイド!! 

敵1『なにッ__ぐわぁぁぁぁぁッ!!』

敵2『ギャァァァァァ!!』

敵3『おのれ…破壊者め……うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』


ディケイド「……次!!かかってこい!!」

敵s『『『うおおおおおおおおおッッ!!!』』』


カメンライド ジェイ!!

アタックライド イリュージョン!!

J(ディケイド)「「「うおおおおおおおおッ!!!」」」ドシーン ドシーン

ドカーン ドーン バーン



虎徹「……バニー……帰ろうか…」

バーナビー「……そうですね!」




映画【スーパーヒーロー大戦】
みんなで観に行こう!!


鳴滝「おのれ…ディケイド……貴様のせいでスーパー戦隊の世界も破壊されてしまった……」



以上です。

乙!

もやし髪型キモくなってたな

>>430
アフロっぽいマゼンダの服の人がそっちに行きましたよ。


すいません!遅れました!

投下開始



【帰省と娘とお医者さん】


アポロンメディア社内



ロイズ「有給休暇ぁ?…なんでまた?」

虎徹「そろそろ娘に会っておかないと俺の顔忘れられそうでして…」

ロイズ「ふ~む…困ったねぇ…うちのHEROはコンビでやってるわけだし…」

バーナビー「良いじゃないんですか、僕一人でもいけますし。」
「それと楓ちゃんへこれを、僕のサイン付きの本です。」

虎徹「おお………サンキュー」


ロイズ「…う~ん…バーナビー君が大丈夫って言うなら………あんまり長くはならないでね?我が社の売り上げに響くから。」

虎徹「ありがとうございます!それでは!……………それはそうとロイズさん…オーズのメダル集め順調すね…」

ロイズ「…まぁ…重要な資料代わりとしてね……あ!バーナビー君、今度オーズにチーターメダルが余ってるかどうか聞いといてね。」
   「トラが二枚もダブっちゃってねぇ……チーターがなくて困ってるの。」

バーナビー「はぁ……」

__________________________________________



のどかな日本風の風景が広がる街

【オリエンタルシティ】

絶えず近代的な建物が造られ古びた物は消えてゆくシュテルンビルドと違い
虎徹の故郷のオリエンタルシティは何一つ変わっていない昔のままで虎徹は安心感を感じる。

虎徹「…やっぱ昔のままだな…ここは……」


村正「虎徹、こっちだ。」


虎徹「兄貴!なんだ迎えに来てくれたのかよ!」

村正「配達のついでだ。」

虎徹「あっ…そう……しっかしさ、この車まだ使ってるのかよ、シュテルンビルドじゃあ引退してるぞ」

村正「こっちでは現役だ。……さっさと乗れ家まで乗せてってやる。」

虎徹「へいへい。」


虎徹「なぁ……最近こっちはなんかあったか?」

村正「最近…と言うわけでもないが……ほらお前も良く通ったあの病院が潰れかけてて…」
  「こないだから【派遣医師】ってのが来たくらいだ。」

虎徹「派遣医師ねぇ……ふ~ん」

村正「ところでなんでお前が帰って来たんだ?」

虎徹「何だよ、弟が実家に帰って来ちゃいけないのかよ」

村正「そう言う訳じゃないが……着いたぞ」

虎徹「……兄貴は来ないのか?」

村正「まだ配達の仕事がある。」

虎徹「あっそう……じゃあ俺、先に休んでるわ」

村正「虎徹、夜、店開けといてやる、悩みがあるなら来い」

虎徹「……ああ」


虎徹は仕事へ向かった村正の車を見送ると
何も変わってない実家に入る。

虎徹「母ちゃん、ただいまー」

安寿「…あら虎徹、どうしたの急に帰ってきて?」

虎徹「ん……まぁ色々と……それより母ちゃんそんな畑仕事ばっかやってると腰痛めるぞ」

安寿「大丈夫よ、腰痛めてもすぐ伊達先生が治してくれるからね、」

虎徹「伊達先生?誰だよ」

安寿「こないだここに来た、そこの病院のお医者さんだよ。」

虎徹「へぇ~……それより楓はまだ学校か?」

安寿「ん~もうそろそろ帰ってくるじゃないかい?」

虎徹「そう………」
  「とりあえずバニーに貰ったコレ、楓の部屋に置いてくるか……」


NG(本文が少なくてすいません)


虎徹「なぁ……最近こっちはなんかあったか?」

村正「最近…と言うわけでもないが……ほらお前も良く通ったあの病院が潰れかけてて…」
  「こないだから【派遣医師】ってのの【井坂深紅朗】って先生が来たくらいだ。」

虎徹「【井坂深紅朗】ねぇ……ふ~ん」


井坂「NEXT…あなたの身体を看てみたい……」\ウェザー/

虎徹「あ、もしもし警察ですか?ここに変態がいます、助けてください。」

NGのおまけのおまけ

虎徹「くっ………あの赤い人はまだか?」ソワソワ

?「待てッ!!」

虎徹「来た!!……って、あれ?」

G-3X「アレは…アンノウン!?」

バース(後藤)「ヤミーか!?」

ガタック「ワーム!?」

シザース「いえ、ミラーモンスターですね……」

G電王「時の運行を乱すイマジンめ!逮捕する!」


虎徹「」


虎徹「………え?…こんなにも来て貰って悪いですけど……あの赤い人は?」
  「井坂深紅朗、ウェザードーパントと言ったら赤い人でしょう?」

G-3X「……照井課長ですか?彼なら新婚旅行に出かけてますよ。」
  「………とにかくここは危険です!逃げてください!はやくGX-05を……」ピッピッピッ バンゴウガチガイマス
  「あ、あれ?」ピッピッピ バンゴウガチガイマス

虎徹「…あ~もう!貸してみ!」

G-3X「お節介はやめてください!!これくらい自分で出来ます!!」ピッピッピ カイジョシマス


G電王「やはり人間など!!」バン!バン!

シザース「裏切っただと!?しまった!カードデッキに…!ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ムシャムシャ

ガタック「うぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!」ウンメイノー

ウェザー「この程度ですか……」

虎徹「くっ!書き手がウェザードーパント、井坂深紅朗がWで一番のお気に入りだからってもう二人も倒したぞ!」
  「……でもそのうちの一人は蟹に食われたしなぁ………それよりこの惨状どうすりぁいいんだよ!!」

○<俺に任せろ!

虎徹「……どうすりぁいいんだよ!!」

○<…俺に任せろ!!

虎徹「…………どうすりぁいいんだよ!!」

○<このままではすまさん…






なんか…ごめんなさい……


一条さんなら、一条さんなら生身でも何とかしてくれるはず!
前にプレバンででたウェザードーパントのフィギュアかっこ良かったよねー

RXを呼べばなんとかなるさ!

巡回です。投下はしません。
本当に私のSSを読んでくれてありがとう!そしてありがとう!!

>>443
一条さんは出すと、細胞断裂弾でウェザーを倒してしまう気がしたんだ…………
フィギュアーツのですよね、私も買いました

>>444
なんとかなった。

ウェザー「」シーン

スーパー1「もう全部アイツ一人でいいんじゃないかな」


すいません…遅れました…
あまり量は多くないですが投下開始

二階  

虎徹「____っとこの辺に置いとくか、……んなんだコレ?HEROTVの雑誌か、どれどれ……」
  
虎徹「……ってなんだぁ!?俺達のとこだけ切り抜かれてるし!?……俺達の切り抜かれた奴はどこにあんだよ…」ゴソゴソ
  
虎徹「ん?……この引き出し……うぉっ!!なんじゃこりぁ!全部バニーの写真じゃねぇか!!俺は!?ワイルドタイガーは!?」


楓「ふぅ……疲れた……ってお父さん!?」

虎徹「! よう楓!パパ帰ってきたぞ~パパ楓に会えなくてすっごい!寂しかったんだよ~」

楓「前にも言ったと思うけどその喋り方やめてよね!もう子供じゃないんだから……」
 「___ってお父さん私の引き出し勝手に開けた!?」

虎徹「あ~それは……」

虎徹「最低!!何で勝手に私の引き出しさわるの!?出てって!!」

虎徹「……待てって楓!…あっそうだ!パパおみやげ買ってきたんだ!バーナビーのサイン入りの__」


楓「バーナビー!?本当!?お父さんありがとう!!どうやって手に入れたの?」

虎徹「まぁ朝早くから並んで………そんなことより楓、今日は久々に一緒にお風呂でも入らないか?」

楓「お風呂!?……私もう十歳だよ!!お父さんの変態!!」

虎徹「変態!?楓どこでそんな言葉覚えたんだ!」

楓「いいからもう部屋から出てって!!」

虎徹「お、おい!楓………はぁ……」



安寿「あれ?虎徹どこ行くの?もうすぐご飯だよ」

虎徹「ん~ちょっとな……久々に………」

安寿「……行ってらっしゃい…ご飯もあるから早めにしなさいよ……」

虎徹「…悪ぃ…」


墓地

虎徹「……ふぅ…友恵…楓も俺がいない間にずいぶん大きくなってさ、俺がいなくてもしっかりした子になってるよ」

虎徹「相方のバニーとは上手くやってるし、ランキングで下の方だった俺の人気も最近上がってきたんだ。」
  
虎徹「そんでさぁ…最近来た新人HEROのオーズは良い奴だけどよ、どこか危なっかしくてさ……しかもNEXTじゃねぇんだってさ、」
  
虎徹「…………そんでな俺、能力減退してるんだわ、このままだと普通の人間になっちまうらしいって……これじゃあHERO続けられぇよな…」

虎徹「……ごめん……ごめんな…友恵…約束守れそうにない………」


虎徹は自分の妻の墓の前で静かに涙を落とした。
ただただ、まるで後悔するように謝りながら。

NG【もしも虎徹の代わりに新しい【ワイルドタイガー?】が来たら…】1

鏑木家にて


虎徹「なんだコレ……?」

楓「お父さんどいて!テレビが見えない!!」

『新生TIGER&BARNABY!!見事犯人確保!!ではさっそくHEROインタビューに移りたいと思います!!』


『いや~どうですかバーナビーさん!NEWタイガーは!!』


虎徹「はぁ!?NEWタイガー!?どういうことだよ!!」

楓「お父さん!テレビ見えないって言ってるでしょう!!」


バーナビー「ええ僕の予想だと彼は今後の成長に期待できそうですよ。」

『バーナビーのお墨付きとは凄いぞ!!……ではNEWタイガー!!何か一言!!』


タイガ「僕は英雄になるんだ……」


『意味が分からない一言をありがとう!!NEWタイガー!!それでは次回もHEROTVをお見逃し無く!!』


虎徹「」



【くだりは上と同じだからカット】

バーナビー「ええ僕の予想だと彼は今後の成長に期待できそうですよ。」

『バーナビーのお墨付きとは凄いぞ!!……ではNEWタイガー!!何か一言!!』

タイガーロイド『強い者が生き残る…勝った者こそが正義だ!』

『う~ん…HEROの言うようなことじゃないことを言う…ダークヒーロー的な一言をありがとうございます!!』
『次回のHEROTVもお見逃し無く!!』

虎徹「」

村雨「」

虎徹「…………って!誰だお前!!」


【くだりは上と同じだからカット】

バーナビー「ええ僕の予想だと彼は今後の成長に期待できそうですよ。」

『バーナビーのお墨付きとは凄いぞ!!……ではNEWタイガー!!何か一言!!』


タイガーオルフェノク「我らラッキークローバーに逆らうなど……」

『コメントに困る一言をありがとう!!NEWタイガーでr「アンク…?」…え?』

オーズ「アンク……!?いや…信吾さん!?」

タイガーオルフェノク「あ、いえ、人違いです?」

『……では次回のHEROTVもお見逃し無く』

虎徹「」

信吾「」

比奈「」

トラメダルだってやれば出来る子

>>458

バーナビー「ええ僕の予想だと彼は今後の成長に期待できそうですよ。」

『バーナビーのお墨付きとは凄いぞ!!……ではNEWタイガー!!何か一言!!』

トラメダル『やっぱりね…カマキリはさぁ…終盤出番無しだったし』
     『ゴリラは鈍いし、クジャクは…まぁ頑張ってたけど…コンボじゃないと価値無いでしょうw』
     『ウナギは……メズールのコアってだけで価値あるけど……ねぇ…』
     『やっぱりラトラーターでもタトバでも存在感のあるトラメダルが一番だと思うよ!!俺は!!』

『…………屑ヤミーも倒せないくせして…何が一番だよ……』
『次回のHEROTVもお見逃し無く!!』

虎徹「……メダルって喋るのか?」

○<いや、普通は喋らないぞ。

虎徹「ああ、そう……」

ハァイ!変な前置きがありましたが
もう少ししたら投下開始です!

トラはメダル奪取にかけてはNo.1
でもそれだけ


虎徹「…ただいまー母ちゃん、今日の飯何?」

安寿「お帰り、すき焼きよ手洗ったら早く来なさい。」

虎徹「おう、」


虎徹「楓、ただいま、」

楓「お帰りなさい。」

安寿「さ、二人とも席ついて、…いただきます。」

虎徹「いただきます!」

楓「いただきます。」


虎徹「うまいな、この肉!」

安寿「…あんたは肉じゃなくて野菜食べなさい、どうせ馬鹿の一つ覚えのチャーハンくらいしか食べてないんでしょ。」

虎徹「……いいじゃねぇかチャーハン……第一野菜なら売店のピクルスサンドとか食べてるし…」

安寿「いいから野菜食べなさい、ほら、」

虎徹「へいへい…」

<<463 465
やめるんだ!トラさんだって800年前の王の時は輝いてただろう!




虎徹「………」

楓「……なに?お父さん、じろじろ見て?」

虎徹「いや……楓はバニ……バーナビーが好きなのか?」

楓「うん!!だってスケートリンクでバーナビーが助けてくれてそれでファンになっちゃったんだ!!」

虎徹「そうか……ワイルドタイガーは!!アイツも中々良いと思うぞ?」

楓「ワイルドタイガー………そうかなぁ?だっていつも物壊すし…おっちょこちょいだし…あんまり格好良くないし…」

虎徹「」

ミスった

>>463 465
やめるんだ!トラさんだって800年前の王の時は輝いてただろう!









楓「でもバーナビー以外なら……」

虎徹「い、以外なら?」

楓「オーズかな!歌は変だけど……格好いいし、優しいし!」

虎徹「…へぇ……そうなのかぁ…」

安寿「…………」

虎徹「なんだよ母ちゃん、この無言で差し出す肉は?」



楓「ごちそうさま!」

虎徹「ごっそさん……」

楓「あ!!HEROTV、HEROTV!!」


『さぁ始まりました!!HEROTVィ!!今回の犯人は刑務所から脱走した、銃火器などを装備して逃走中の凶悪犯!!』

『そんな凶悪犯に立ち向かうのは………キング・オブ・ヒーローのバーナビー!!』
『………おっとバーナビーのバイクの後ろから現れたのは……出たぁぁぁぁぁッ!!今ちびっ子や大きな子供の中で最もHotなHERO……仮面ライダーオーズ!!』
『以前の一夜限りのコンビが復活!!さぁ犯人の車を追跡中!!』
『これはもう、タイガー&バーナビー改め、オーズ&バーナビー!!のNEWコンビ誕生か!?』


楓「すごい!!お婆ちゃん!!お父さん!!バーナビーとオーズのコンビだって!!」

虎徹「……そりゃあすごいなぁ!!タイガーじゃなくてオーズ&バーナビーだもんな!!」

安寿「…………」

虎徹「…あ、悪ぃ!そういやぁ兄貴との約束があるからちょっくら出かけてくる!!」

楓「行ってらっしゃい!!」


 

虎徹は実家からすぐのところにある、
兄が営んでいるちょっとした居酒屋に来ていた、

自分の能力減退についてを話すかどうか悩みながらも
ドアを開け店の中に入る。

虎徹「うす……他に客はいないのか…?」

村正「…ああ、貸し切りだ。」

虎徹「そうか……」


村正「……で、どうしたんだ急に帰ってきて…何かあったのか?」

虎徹「……まぁ……なんとなくだ…」

村正「……用がないのから帰って来なければいい。」

虎徹「…なんだよ、その言い方……!俺は用がなければ帰って来ちゃいけないのかよ!」

村正「いままでお前は用があるはずなのに帰ってこなかった……なのに用がないのに何故帰ってきたんだ?」

虎徹「……それは……」

村正「いいか虎徹、何かあるなら素直に言えばいい、ここでのお前は【ワイルドタイガー】じゃあない【鏑木虎徹】……俺の弟なんだ」

虎徹「……ああ、実はな…」



村正「能力減退?」

虎徹「ああ、能力を使うたびに時間が減ってくんだ……」

村正「……そんな状態なのにずいぶんスッキリした顔だな…虎徹」

虎徹「……まぁな、俺もそろそろ歳だしな……HERO引退かな~ってさ」

村正「……虎徹、お前__「悪い!おでんある?」


ドアを勢いよく開け中に入ってきた男、いや…その身体や顔つきを見ると
『男』というより『漢』と言う方がしっくりくる。

ソフトモヒカンの頭に顎髭、
少ししわついた白衣の下からでもわかる強靱な肉体の持ち主の派遣医師【伊達明】

これが鏑木虎徹と伊達明の出会いだった。

NG

ドアを勢いよく開け中に入ってきた男、いや…その身体や顔つきを見ると
『男』というより『オカマ』と言う方がしっくりくる。

短い髪に黒く細いムチ
首周りを綺麗に装飾されたNEVERの服の下からでもわかる強靱な肉体の持ち主の傭兵【泉 京水】

これが鏑木虎徹と泉京水の出会いだった。


京水「何?この渋いイケメン二人!ん~抱きしめたいわ!…………抱きしめちゃお!」

虎徹「助けて!!誰かぁー!!!」

投下終了

フォーゼ、蟹さん死んでしまったよ……
一番好きだったのに……

…ちびっ子と掛けてパンパンな財布ととく、
その心は?
元気ん いっぱいでしょう

……我ながらツマンネー

すいませんでした

レスがステキなのばっか……嫌いじゃないわ!

今日はせっかくのエイプリールフールだからお馬鹿作者の代わりに
私、泉京水が何か書きたいと思うんだけどね克己ちゃん…
ネタがないの!どうすればいいのかしら……

…えっ?何々?【仮面ライダー】の中で出して欲しいキャラクターを書き込んでくれれば…
それを…【このSSの主役がオーズじゃなくて○○○○だったら】として出すの…?
…何それ克己ちゃん!ステキ!!抱きしめたいわ!!

……えっ!【知らないキャラ】だと【酷くしょっぱいもの】になったたりするの?
克己ちゃんはそんな情けなくないわ!…あなた…克己ちゃんじゃないわね…!キィー!良くも乙女の純情を!!

何よ!何が知らないのよ!えっ!【昭和怪人】と【平成怪人】に【キバ 響鬼】ですって!
この!…おマヌケ!!じゃあ克己ちゃんは!?エターナルは!?……知ってるのね…いいわ許してあげる。

…ところでアンタ克己ちゃんのVシネ見たの?……見たのね!…ナデナデしてあげる…!

おお、マジか!
んじゃ、ちょっと前に映画に出た仮面ライダージョーカーで!

京水さんとネイサンの姐さん対決を

じゃあぼくはやさぐるまさん!

(^∪^)

>>484さんからね!


翔太郎「ここがシュテルンビルドか………」

左翔太郎はハードボイルダーからおりるとそう呟く、
W最後の変身により、翔太郎はかけがえのない相棒を失った。

だが相棒の残したメッセージを胸に
彼は風都で日々待ちを泣かす悪党と戦っていたが
やはり相棒がいなくなった翔太郎にぽっかりと空いた心の穴は
簡単に埋まるものではなかった。

そんな翔太郎を見かねて、鳴海亜樹子と照井竜は

「気分転換に」

__と、この海上に浮かぶ街シュテルンビルドへの旅行を企画した。


最初は風都から離れることを拒んだが
照井の説得により、彼に街を任せて、
一人シュテルンビルドに来ていた。

街の雰囲気はどこか風都にも似ている街。

近代的なものがいたるところにあり
翔太郎は心を躍らせたが、どこか楽しめなかった。

翔太郎「……フィリップ……お前はこんなところに来たらすぐに検索すんだろうな……」

?「っと……楓ぇ…ごめんなぁパパまた仕事入っちゃったんだよ……!」

そんなブルーな翔太郎はPDAに向かって話しかけている男とぶつかる。

>>485
>>486
>>487の方々、もうちょっと我慢してちょうだい!

?「悪ィ!急いでるから!!」

翔太郎「俺は別になんとも……あっ!おーい!財布落としたぞ!って速ぇ……」

ぶつかった衝撃で今の男の懐から
財布が落ちたが、翔太郎が渡す前に男は走り去っていった。

翔太郎「_ったく、え~と」

探偵をやってるからか、
つい翔太郎は財布の中の身分証明書を見てしまう。

翔太郎「え~なになに……トップマグ…の【鏑木・T・虎徹】か……ん?トップマグって確か…!」

翔太郎はふと聞いたことのある会社名を思い出そうとするが中々思い出せない。
こんな時にアイツがいたら…そう思うが無い物ねだりしてもしょうがない。
その場で必死に考えていると街頭TVから大音量の実況が流れる。

『さぁ!やって参りました!HEROTV!!今回の犯人はNEXT犯罪者!』
『現在、5人以上を殺害した容疑が掛けられています!!』


翔太郎「!…やっぱこの街にも悪党はいるのか……」


翔太郎は思考を一度ストップさせ、犯人が暴れている場所に向かう


ちなみにこれはタイバニの一話より昔の話だから
バーナビーは出てこないし、タイガーはクソスーツよ!クソスーツ…嫌いじゃないわ!


REX『あぁぁぁぁッ!!どうしたぁ?HEROゥ!!』

ロックバイソン『……っ!なんて奴だ!』

折紙サイクロン『拙者達の攻撃が通用しないでござる…!』

ドラゴンキッド『これは不味いかも………!』


恐竜の頭部から手足が生えたような怪物は
自身の品の悪さがにじみ出るような笑いをあげるとロックバイソン達を押しのけて
街をその巨大な顎で破壊していく。

必死にロックバイソンは止めようとするが、市民を守るため怪物から受けたダメージにより
思うように力が発揮されない。

折紙とドラゴンキッドも攻撃を行うが
その強靱な皮膚には刃物も電撃も効かない。

REX『はぁぁぁぁッ!かみ砕いてやる!!』

ロックバイソン『クッ!!』

?『待て!そこまでだ!そしてそこまでだ!!』


シンデレラの魔法が解けるのは十二時よ!
それまで頑張るわ!リクエストも待ってるわ!!


『でたぁぁぁぁッ!!KOHスカイハイだぁぁぁぁぁッ!!』

スカイハイ「三人とも、下がってくれ!……よくも私の仲間に!!スカーイ…ハァーイッ!!』

REX『…ぐぅッ!!』

怪物はスカイハイのエアカッターをくらい
吹き飛ばされて壁に叩きつけられる。

REX『なめるなぁぁぁぁッ!!』

攻撃が効いたのか怪物は怒り狂い、手当たり次第に物を破壊する

スカイハイ『やめたまえ!そしてやめたまえ!!』

REX『……』

だが怪物は大体、物を破壊するとぴたりと止まり、
壊れた車や信号機、コンクリートが怪物の身体に集まり、

怪獣のような……巨大なT-REXに姿を変える

スカイハイ『何!?』

REX『…ガァァァァァァァァ』

怪獣はスカイハイを顎でくわえるとHEROTVのヘリコプターに向かい投げる
それと同時にTVの画面が砂嵐に変わる。

スカイハイ『…っ……』

怪獣が地面に落ちたスカイハイを踏みつけようを足を上げた瞬間、
轟音と共に怪獣が吹き飛ぶ。

ワイルドタイガー『待たせたな…!スカイハイ!!』

スカイハイ『タイガー君!!……すまないが私は腕と足を負傷してしまった……ここは頼む、私は救助活動を…』

ワイルドタイガー『…おう!任せろ!!』


ここから見始めた子は
>>483を見てちょうだい!


ワイルドタイガー『……っとはいったもののどうすりぁあ……』


翔太郎「簡単さ、いつものように犯人を捕まえて街の涙を拭いてやりぁいい……変身…!」

ジョーカーァッ!!


バイクに乗って颯爽と現れた翔太郎は
ロストドライバーを腰に巻き、ガイアウィスパーを鳴らし
ロストドライバーに挿入するともう一度ガイアウィスパーが鳴り響き。
黒い何かが翔太郎の姿を包み込む。

ジョーカー『………さぁ…お前の罪を数えろ…!』

ワイルドタイガー『はぁッ!?何だよそれ!!』

ジョーカー『……おっと、アンタに落とし物だ…ほいよ。』

ワイルドタイガー『ああ…って俺の財布じゃねぇか!……盗ってねぇだろうな…!』

ジョーカー『…っ!お喋りはここまでみてーだ………行くぜ、フィリッ__ッまたか…』

ワイルドタイガー『?』

ジョーカーは素早く怪獣の足下に潜り込むと徒手空拳で足の瓦礫を破壊していく
それに続きワイルドタイガーもハンドレットパワーの拳で足を砕いていく

REX『ッガァァァァァァァァッ!』

怪獣は足を崩されて地面にに顎から倒れる。
その隙にワイルドタイガーは怪獣の首もとを破壊し、もとの怪人の姿に戻す。

ジョーカー『……そろそろととめだ…』

ジョーカーはメモリをマキシマムスロットに入れ、
拳を固めると紫の光に拳が包まれる。

ワイルドタイガーも拳を固めると互いに地面を蹴り、

怪人を全体重をを乗せて、大切な物を守るという気持ちを乗せ、殴る。

ジョーカー『…HEROダブルパンチッッ!!』


怪人はふらふらとよろめくと地面に倒れ爆発する。

ジョーカーは怪人の最後を見届けるとバイクに跨る

ワイルドタイガー『おい!待てよ!お前もHEROなのか?』

ジョーカー『ああ………だがなこの街のじゃあない……俺は風都の…【仮面ライダー】だ……』


ジョーカーは風邪と共にそのままシュテルンビルドから去っていった…



翔太郎「シュテルンビルド?」完

>>485
次は私ね!う~ん張り切っちゃうわ!!
※【ベイカー】スピリッツのオカマ


ファイヤーエンブレム『嫌いじゃないわ?』京水「嫌いじゃないわ!」



ファイヤーエンブレム「う~んあいかわらず良いお尻ねぇ~」サワサワ

ロックバイソン「やめろって!もう!」

?「確かに良いお尻ね……いいわ!!私もイっきま~す!!」サワサワ

ロックバイソン「!?だれだよ!?ってかさわんなよ!!」

ベイカー「なになに?どうしたの!?」サワサワ

ファイヤーエンブレム「あらン ベイカーさんに京水さんじゃないの!」サワサワ

ロックバイソン「人の尻触りながら話すなよ!!」

京水「それよりここ…イケメンがこんなにも!!良いわ!まずはこのハンサムちゃんから!!」サワサワ

バーナビー「ギャア!!虎徹さん助けてーッ!!…………虎徹さん?」

虎徹「」シーン

バーナビー「虎徹さぁーんッ!!」

ロックバイソン「虎徹ぅッー!!」

ブルーローズ&ドラゴンキッド「「タイガーぁッ!!」」


ベイカー「ん~じゃあ私この子達!!」サワサワ

折紙サイクロン「」

スカイハイ「はっはっはっ!これはなんの挨拶だい?」


アニエス『ボンジュールHERO………HEROが……』





まだまだ応募してるわ!!
よく分からない人は
>>483
を見てちょうだい!!


アニエス『はっ!ちょっとパニックになったわ!もう大丈夫!』
    『立てこもり犯よ!犯人は全員人質は三人無傷で救出してちょうだい!』
    『くれぐれも人質に心の傷を作らないようにね!』

ファイヤーエンブレム「大丈夫よ……」

京水「…やがてその傷は…」

ベイカー「…ステキな思い出に変わるもの……」

ファイヤーエンブレム「イクわよ!!」

京水&ベイカー「「ええ!」」

HERO達「」シーン



『始まりましたHEROTV!!今回の犯人は立てこもり犯!それに悠然と向かうのは…』
『ファイヤーエンブレム!!……と金色のクネクネした何かに……兵士?』


犯人「そこっ!!近づくな!!人質を撃ち殺すわよ!」

ファイヤーエンブレム『ヤってみなさい…!その瞬間私は貴女を焼くわよ…!』

ルナ『そうよ!私達は女には厳しいんだから!』

犯人2「くそッ!何よ、彼奴等!!」

犯人3「狙撃しちゃいましょう!」

ベイカー「あら野蛮!」

犯人「「「!!??」」」

ベイカー「ヒョォォォォォッ!!」

犯人「「「うっ!!」」」



『犯人確保の瞬間です!!』

ワァァァァァ


ファイヤーエンブレム『作戦成功ね!』

ルナ『私達が引きつけている間にベイカーが潜入するって作戦はいいと思ったのよ!』

人質「ありがとうございます!このお礼は必ず……」

ベイカー「いいのお礼なんて……」

ルナ「そう…アナタみたいなハンサムならお礼は……」

ファイヤーエンブレム「お金じゃなくて……」

三人「「「抱かせて!!」」」

人質「」




ファイヤーエンブレム『嫌いじゃないわ?』京水「嫌いじゃないわ?」完

次は矢車ちゃんね!イイわ!

やぁ!ちょっと変わって仕切るのは僕さ、
キックホッパーのカードはあったかな……

作者の腕が三流だから
このままの投下ペースじゃあ間に合わないかもしれない……

だからこうさせて貰うよ

>>486

>>487

ユナイトベント

タイバニ13話あたりのバーナビー


バーナビー『ぐっ!!…ぐわぁぁぁっ!!』

ジェイク「どうしたんだ~え?復讐鬼のバーナビーちゃん…!オラァッ!」

バーナビー『ぐあぁぁぁぁぁっ!!』

クリーム『おっと復讐鬼くん!ジェイク様に為す術無く吹き飛ばされた!!』

ジェイク「弱ッちぃ!HEROだなぁ!!ハハハハハハッ!!」

バーナビー『クソッ!!………僕はこのまま仇も取れず死ぬのか…!…嫌だ!!』


「__おまえはいいよなぁ………」

ジェイク「あ?」

バーナビー『…?』

クリーム『突然現れた謎の男!なにか呟きながら歩いています』

矢車「…親を殺されて…その復讐に生きてきたか………はぁ…」

バーナビー『黙れッ!貴様に僕の何がわかる!!』

矢車「それよりもっと深い闇だ………だがお前の目にも闇が見える…お前…俺の弟になれ……」

バーナビー『ふざけるな!!』


ジェイク「なぁ…もう終わった?つまんねーんだよ!…あっ…解ったお前俺に殺されにきたのか?ハハハッウケるw」

矢車「……お前…今俺を笑ったか…!!変身…」

ヘンシン! キックポッパー!!

キックホッパー『はぁ……行くぞ…』


さて…まだまだ募集中だ
まだコレが解らない人は
>>483をみてくれたまえ!



ジェイク「なんだよそれwwバッタかww」

バーナビー『……!』

キックホッパー『………フッ!』

キックホッパーはジェイクへむかい走っていくが
ジェイクは特に焦る様子もなく口笛を吹いている。

ジェイク(ば~か!俺には相手の心を読む能力があるんだよ……アイツの動きくらい先読み___)
    (__っ!なんだこの負の感情…!こんなの見てたら頭がおかしくなるッ!!)

ジェイクは後ろにさがるともう一つのNEXT能力の
バリアを作る能力でキックホッパーにバリアを飛ばす。

バーナビー『危ない!!』

キックホッパー『………フッ!』

だがキックホッパーはそのバリアを軽々避けるとジェイクの懐に入り
二段蹴りを当てる。6,5トンのキックを食らったジェイクは一度身体が宙に浮き、
再び地面に足を着けたときはもう二度と起きなかった。

クリーム『ジェイク様!!よくも!!』

クリームは大量のパワードスーツを操り腕のマシンガンでキックホッパーを狙う
だがキックホッパーは慌てず必殺技の準備をする。

キックホッパー『………ライダージャンプ…!』

ライダージャンプ!

電子音とともに左足のアンカージャッキが動き
キックホッパーが跳び

キックホッパー『ライダーキック…!』

ライダーキック!

一体のパワードスーツを蹴るとアンカージャッキが動き
次のパワードスーツ、また次の、また次の……

全部のパワードスーツに蹴りを入れると
地面に着地すると同時にパワードスーツが爆発する。

残ったクリームにキックホッパーは手刀をあびせ気絶させると
キックホッパーはバーナビーに近づく


キックホッパー『……おいお前……俺の弟になれ…』

バーナビー『………良いセリフですね……感動的だな』

キックホッパー『?』

バーナビー『だが無意味だ。』腹パン

キックホッパー『!?』ドサッ


バーナビー『………申し訳ございません!このようなオチで!』



              /. : /⌒ヽ ∨,.≦三==:.、ヽ. \
             ,.イ. : /∠⌒ヽヽ_彡' ⌒ヽ`ヽ ヽ ':, ヽ
            //.:: /: :/´ ⌒` ー '´    ヽミ、 ',  :. :丶
        //.:: /: :/ .: .              ヽミ、 ', :. : .丶
       〃.: : .: :〃 .: .            ',ミ;、 :. :. : . ヽ
       〃.:: : .: .:i| :.: .            ミハ :. ヽ. : . ヽ
       ,' .: : : : : :儿_,.-='≧:.    .;≦三ニ:.ヽ'ミ人. :. . ヽ、._ ',_
     、i .: : : : : ;レ'イ'´_,..,_`ヽ.   .:  _,..,_ `ヾ\:.≧==ニ二 > 、
     ヽ._彡.: : : リ ;'_イ'じノヘ ';:. . : ∠じリ>.、_ \≧==ニ ='⌒ヽ  
     ._,.イ.:: : ノ.: .:`¨¨⌒ ;:':; . : ::. . .::⌒     :乂 ー-=彡ヘ ':.   
     ≧=ー .:彳.:: .:      ,' .:; .: :  .:: .      .:从':.、: : .ヽ、)′  
     三:._彡'.::从:: .:    .イ:::;'  .:   , 、: .      :|lヽヽ`:.、: . 〉  
     /.:/.: ;厂ヘ.: : :. / `'ヘ、_ , -:'  \     :リ ヽ \`:.、
      乂 .:: :人__八 : .′ _,..,_    _,,..、 〉    从_ .ノヽ冫〉
      ヽ: ;' .: : : :∧  : <L.T^Y^レイ:/     .:////イ′
       ヽ\ : :/. :ト、 .   \`'┴ イ/   . :,イ|// . : : :/
        \|l : : :ノ| ';.丶   `¨¨ ´   , : , '  |/, : : ; ;'
            〃: :〈│: '; .ヽ: .        ,.:' :/  .:|八: :ノノ
          八:、;ゝノ: : : : . ヽ、: : . ._.; .;' : : '   . : |、彡'
            ` 爪: : : : : : : : : : : : : :      . : ;ハ、
            ,イ│\: : : : : .            . :/  |:.\


詳しくは
>>483を見るんだな…

どうした?まさかコレで終わりか?
まだまだァ!……4月馬鹿を楽しみな!



虎徹「チャーハン対決?」映司「そうらしいです……」


虎徹「へぇ…ライダーとチャーハン対決か……面白そうだな!」

映司「ええ、ディケイドさんが連れてきてくれるそうですよ……」

ディケイド『待たせたな…何人か連れてきたぞ』

浅倉「お前…泥食ったことがあるか……?」

影山「兄貴…俺もチャーハン食べたい……」

矢車「相棒…俺達にはチャーハンは眩しすぎる……」


映司&虎徹「「チェンジ!!」」

ディケイド「…冗談だ」


ディケイド『こいつらだ…』

津上「へぇ~ここがシュテルンビルドかぁ……レストランアギトの二店舗をだそうかな~」

吾郎「先生……うまいもん買って帰ります…」

城戸「っしゃぁ!旨い餃子作ってやるからな!!」

橘「コレクッテモイイカナ?」

天道総司「お婆ちゃんが言っていた……俺の料理は天下一品だ…ってな」

デネブ「優斗をよろしく!」


ディケイド「まぁ…こんなもんか…」

映司「何人か趣旨が解ってない人がいるけど……」

虎徹「ただ食いに来ただけの奴もいるし……」

ディケイド『審査員は此奴等だ』

加賀美陸「貴様の作った料理はブタの餌ぁぁぁぁぁッ!」

村上「上の上を期待してますよ……」

橘「コレクッテモイイカナ?」

浅倉「なんでもいいからはやくしろ…!」

地獄兄弟「「……」」


虎徹「混ざってるし!!……まぁいいや!俺も作るか!」




虎徹作チャーハン

加賀美陸「……」

村上「…中の下ですかね…」

橘「…アレクッテモイイカナ?」

虎徹「おい!アイツどんだけ食うんだよ!」

浅倉「おい、足りんぞ、もっともってこい…! 味?…知らん、腹に入れば一緒だ」

地獄兄弟「「………」」グー

虎徹「兄弟は意地張ってないで食えよ!」

影山「…」ガツガツ

矢車「…お前…俺の弟になれ……」

虎徹「俺の方が年上だ!……ならないけどな!」

面白い
間に合うなら恋愛が得意なライダーがブルーローズの恋愛相談に乗る感じで

結果発表

ディケイド『なるほど…大体わかった…』


ディケイド『一位は………俺だ」

一同「「「はぁ!?」」」

ディケイド『俺に決まってるだろう、審査なしでも俺が一番に決まってる!』

映司「はっ!忘れてた!この人も【俺様系】なんだ!」

虎徹「いまさらだな!」

ディケイド『文句がある奴はかかってこい!』

一同「「「うおぉぉぉぉぉっ!!」」」


ドカーン バコーン

映司「……虎徹さん…」

バッシャー アタックライド

虎徹「……なんだ?」

クロックアップ ウンメイノー

映司「これからはあの人呼ばないようにします」

ディディディデイケイド!

虎徹「……そうしてくれ…」


デネブ「みなさん~優斗をヨロシク!」

ドカーン 


やぁ!みんなのアイドル、ウラタロスだよ。
…もう時間だけど>>509が最後かな?

…でもそのまえにちょっとお風呂に入ってくるね!

うん!色々とあって風呂には入れなかったよ!


ブルーローズ「……ライダー恋愛相談所?」


【パターン エイ】

ブルーローズ「何コレ…まぁ入ってみようかしら…」

ライア『そこに座ってくれ…』

ブルーローズ「…はい」(なんで変身してるんだろう…)

ライア『…片思いの…大人がいるのか……しかも子持ちか…』

ブルーローズ「どうですか…?」

ライア『今のままでは無理だ……だが運命は変えられる、自分の気持ちを隠さずに伝えるんだ。』

ブルーローズ『!ありがとうございます!!』

ライア『ラッキーアイテムはギギの腕輪だ…俺の占いは当たる…』

ブルーローズ「……なんでそんなのがラッキーアイテムなのよ!!」





【パターン 不幸】

ブルーローズ「何コレ…まぁ入ってみようかしら…」

ブルーローズ「すいませーん……ってキャァ!」

ギルス『…はぁ…はぁ…はぁ……うっ…』変身解除

涼「ぐぁぁあ……すまない…今変身する…!」

ブルーローズ「いえ!結構です!!大丈夫です!そのままでOKです!!」

涼「……すまないな…で?何の話だ?」

ブルーローズ「あの……年上のある人を好きになってしまって……でもその人のお嫁さんはもう他界してて…」
      「娘さんもいるらしんですけど……なにかアドバイスを…」

涼「……まぁ実際にはそいつとは無理だな……だが…俺はそう言う奴を応援したくなる……」
 「自分が人じゃなかったりすると…人と違ったことをしてる奴の気持ちがわかる気がする………まぁがんばれよ」

ブルーローズ「ありがとうございます!!」



…………

ブルーローズ「でもあの人が惚れた人って全員死んでる気が……まぁいっか!」



どうも…なんとかショッカーから改造されずに脱出できた作者です。
今回の企画は疲れましたがとても楽しかったです!


…これからも虎徹「仮面ライダー?」映司「HEROTV?」をご支援ください!!

どうも、作者です。
前回の続きは
>>472からです。

投下開始

すいません、前回の続きは>>474からでした…


村正「伊達先生…!……悪いけど、今日は……」

虎徹「あ、いいって兄貴!!アンタが伊達先生か……俺は鏑木虎徹!」

伊達「俺は、伊達明、一応医者やってる!!」

伊達「鏑木、……………ってあんたあの子のパパさんか!?」

虎徹「あの子……楓のことですか?」

伊達「おう!楓ちゃん!…あの子…しっかりしてるね!うちの子みたいにキラキラしてるし!」

村正「へぇ…お子さんがいらっしゃるんですか?」

伊達「違う、違う!後藤ちゃん…っていう…なんつうか…後輩…いや弟子みたいなもんのこと!」

村正「弟子……?」

伊達「…まぁ話を戻すとな、楓ちゃんのことなんだけど…気ぃつけろよ?何度かあの子と話したことあるけどな…」
  「…たぶんすっごい寂しい思いしてるぜ、なんたって父親が家にいないんだからな……」

虎徹「……………」


伊達「ところでアンタはなにしてるんだ?…鍛えてるっぽいけど…」

虎徹「俺は…シュテルンビルドで出稼ぎしてるサラリーマンみたいなもんだよ」

伊達「シュテルンビルド?奇遇だな!俺ももうちっとしたらシュテルンビルドに出稼ぎに行くのよ!んでついでに知り合いに会いにね」

虎徹「はぁー出稼ぎなぁ…やっぱり医者ですか?」

伊達「…あ~まぁそんな感じ、…その知り合いがさ、中々無茶する奴でさ、色々あってそれは直ったと思ったんだけどな……」

伊達「TVで見たらまた無茶しててさ、ちょっと話しとかんといけないかな~って」

村正「TV……?」

伊達「あっ!やっべッ!!…コレ秘密ね……実はその知り合いは…HEROやってるんだよ。」

村正「!?」

虎徹「……まさか…そのHEROって、オーズ?」

伊達「! よく分かったね~!…まさかアンタもHERO?「!?」…なっんつって……え?」



伊達「え?アンタもHEROなのか?」

虎徹「ああ、もうすぐ引退だけどな……」

伊達「引退?なんでまた?」

虎徹「もう俺も歳だしな……若いヤツらに任せて俺は引退してもいいかな~ってな」

伊達「へぇ~……あんた、それ本心か?」

虎徹「………どういうことだよ」

伊達「いや、俺にはアンタが自分に言い聞かせてるように見えてな。……本当はHERO続けたいんじゃねぇのか?」

虎徹「……本心だよ、俺はHEROやめる。」

伊達「……まぁいいけどさ、一つだけ言わせて貰うぜ、自分の欲望の声を聞かないフリすると後悔するぜ……ごちそうさん、おでん代ツケといて。」

虎徹「……………」

前回のエイプリールフールで
NGのネタが尽きた………


○<俺をオチに使え…

(^U^)<どうした?オチに使わないのか?

ボタン毟り「私をオチに使いなさい」

矢車「どうせ俺達はオチなんだろ?笑えよ…」


?「待て!トラッシュ共!!」

大文字「オチはそうそう譲らないぜ!」

どうも、作者です。
明日は木場さんことホースオルフェノクとスーパー弁護士の北岡先生の発売日ですね。

ゾルダを買ったら…旨いもん買って帰ります……

投下開始


翌日

楓「お父さん!起きて!ねぇお父さん!!」

虎徹「__ん~なんだよ楓ぇ……」

楓「お婆ちゃんが!倒れて…!」

虎徹「何ッ!」



虎徹「母ちゃん!どうした!大丈夫か!?」

安寿「動かさないで!…腰を痛めただけだから……」

虎徹「へ?」

村正「おい!虎徹!母ちゃん倒れたんだって!?」

虎徹「…ああそれがよ___」



伊達「__っと、まぁそんなに酷くもないし湿布とか貼って安静にしとけばすぐ治ります。」

村正「わざわざすいません…ありがとうございます。」

伊達「いえいえ、では、お大事に。」




楓「大丈夫かな…お婆ちゃん………」

虎徹「大丈夫だって!あの医者……伊達さんも安静にしてれば治るって言ってたろ、」

楓「でも……」

虎徹「お婆ちゃんのことはパパに任せて、楓は学校行ってこいって」

楓「でも…お父さん、お婆ちゃん置いて仕事にいったりしない…?」

虎徹「……大丈夫だ、しっかり休暇取ったし…家にいるよ」

楓「……うん…行ってきます。」

虎徹「ああ、行ってらっしゃい。」


虎徹「……ふぅ、……やっぱ寂しいんだろうな…だったら俺はHEROを辞めて楓の傍に___」


___本当はHERO続けたいんじゃねぇのか?___


虎徹「っ!駄目だ!!第一俺は能力が……」


___虎徹君、あなたは誰かのヒーローでいて___


虎徹「……っ…俺は…………」




気がつくと虎徹は
考え疲れて虎徹は眠っていたらしくあくびをしながらむくりと起きる。


虎徹「ふぁ~あ……んぁ…母ちゃんー!楓はまだ帰ってきてないのか?」

安寿「携帯にも電話したんだけど繋がらないのよ…友達と話してるのかね…でも…今日はちょっと遅いねぇ…いつもはもっと早く帰ってくるのに……」
「一応、学校に連絡してみる…」

虎徹「頼む…」



安寿「___はい…どうも……」

虎徹「どうだった?」

安寿「だいぶ前に帰ったって……」
  「雲行きも怪しくなってきたし…あの子…傘持ってないはずだし…」

虎徹「………」


虎徹は窓から顔を出し空を見上げる。
空はゆっくりと黒い雲が風に流れ始めて、青空を覆い始めていた。


虎徹「……俺ちょっと見てくる!」

あれから数十分程度たって青空は暗雲に覆われ
ポツポツと雨が降り出し始めていた。

虎徹はレインコートを着込み、楓に渡すための傘を片手に家を飛び出していった。



虎徹「……楓ぇー!どこだー!!…くそっ…」

伊達「……あ~さぶさぶ…っと、よう、どうした?」

虎徹「伊達先生!…楓見なかったか!?」

伊達「いや、見てねぇけど……どうかしたのか?」

虎徹「いや…こんな時間なのに帰ってきてないんだよ、雨もどんどん強くなってきてるし……」

伊達「…確かに…どしゃ降りの一歩前って感じだな……俺もいっぺん診療所に戻って着替えてから探すの手伝うわ…」

虎徹「ああ、頼む!」



伊達「…ただいま!!」

伊達は誰もいない診療所のドアを蹴り、乱暴に開けると鞄をソファーに置き、
びしょ濡れになった白衣を脱ぎ捨てるとロッカーからレインコート取り出し、
前のボタンも付けず羽織り外に出る。

伊達「……ん?」

外に出ると診療所のドアの近くになにか綺麗にラッピングされていたのであろうた箱が置いてあった……。

先程ドアを乱暴に開けたときに蹴ってしまい大きくへこんでいる。
急いでいたから気付かなかったのだ。

雨に少し濡れて箱がグチョっとしている。
ごめんなさいと思いつつ、箱を無視して楓ちゃんを探しに行こうと思ったがこの箱は見覚えがある…というより親しみがある。

伊達「……届くとは聞いてたけどかなり早いですねぇ……会長…」

おどけた口調で箱を開け、中の無惨な姿のケーキは後で食べると誓い、
クリームがべったりと付いたベルトを掴みとり、走り出す。

NG

伊達「……届くとは聞いてたけどかなり早いですねぇ……会長…」

おどけた口調で箱を開け、中の無惨な姿のケーキは後で食べると誓い、
クリームがべったりと付いたベルトを掴みとり、走り出す。

そう_【カイザギア】を__

伊達「っておい!俺死んじゃうよ!」

後藤「いや、数々の死亡フラグを回避したんですからたぶん死なないんじゃあないですか?」

伊達「後藤ちゃん酷い!」


NG

伊達「……届くとは聞いてたけどかなり早いですねぇ……会長…ってアレ?」

シュラウド「このアクセルドライバーを使いなさい……ん?」

伊達「どちらさん?」

シュラウド「……届け先を間違えたわ……」

伊達「はぁ…」

今思いついたNG。


伊達「……届くとは聞いてたけどかなり早いですねぇ……会長…」

おどけた口調で箱を開け、中の無惨な姿のケーキは後で食べると誓い、
クリームがべったりと付いた赤い何かを掴みとり、走り出す。

伊達「……って何だこれ?」

花形「…それはファイズブラスター…555最強の武器だ…届け先を間違えてしまった……」

伊達「…その最強の武器を普通…宅急便で送るものなの?」



草加「…これも乾巧って奴の仕業なんだ……」

木場「なんだって!それは本当かい!?」



以上です。

>>537
↑前回の

そういえば明日はスーパーヒーロー大戦の公開日でしたっけ?
観に行かれる方も多いと思います。

…それはそうと、投下開始。




虎徹「楓ぇー!!どこだー!返事しろ!!」

村正「おーい!聞こえたら返事してくれ!!…くっ…携帯も繋がらない…どうすれば……」

虎徹「……くっ……」

村正「……おい!能力を使ってがむしゃらに探したって…」

虎徹「兄貴…少し、静かにしててくれ…」

虎徹は目を瞑り能力、ハンドレットパワーを発動する。
ハンドレットパワーは五分しか使えないと言うデメリットがあるが、
その名の通り、自分の【身体能力】を【百倍】にすることが出来る、
いつもは単純に力を強くしているだけだが、ベテランの虎徹は自身の能力の様々な使い方を知っている。

かつてジェイクに倒され大怪我を負った時もバーナビーに助言するため
肉体の治癒能力を百倍にし大怪我から回復したりした。

…今回は自分の聴力を百倍化させた。
雨が地面に落ちる音や、兄貴や自身の呼吸や心臓の鼓動の音、
それらを無視し、より深く集中する。

今は何も聞こえない、ただ楓の声を聞くためだけに集中する。

虎徹(楓…頼む!何か喋ってくれ…!)

能力が減退している今、五分間使えた能力は今はもう三分前後しか使えない。
手首のPDAは残り一分と表示している。


____助けて…___お父さん……____



聞こえた。

楓が助けを求めている。
虎徹は声が聞こえた方へ百倍の速度で駆ける。

楓は学校が終わった後、お婆ちゃんの腰が早く治るように丘の上の神社にお参りをしていたが
雨が突如降り出してきたため、神社の中に入って雨宿りをしていたのだが雨により土がぬかるみ、
老木が倒れ神社の扉を塞いでしまったのだ。携帯で電池切れのため助けを呼ぶことも出来ない。

そして神社自体も雨により傾き始めていた。


楓「……お母さん…お父さん……怖いよ………」



虎徹「楓ぇ!!どこだぁっ!!」

楓「お父さん!!」

虎徹「そこか!……待ってろよ!楓!パパがすぐに助けてやるからな!!」

虎徹は神社の扉を塞ぐ何本かの老木を蹴り飛ばすと、最後の一本を持ち上げ投げ飛ばそうとする。

が、全身の青い発光が消え、能力がきれる。


虎徹「んぐぁッ!!」

楓「お父さん!!」


老木の重さに身体が押しつぶされそうになり虎徹は膝を泥まみれの地面につく

少しでも力を抜いたら自分はぺしゃんこに潰れるだろう。
でも……楓を助けられないままこんなところで果てる訳にはいかない。

虎徹「ぐっ…!……娘一人助けられないで…なにがHEROだ……うぉぉぉぉおおッ!!」

虎徹は老木を後ろに投げ飛ばすと扉を開ける。

虎徹「楓!!」

楓「…お父さん!!……怖かった!…わ…私死んじゃうかって………!」

虎徹「…もう大丈夫だ楓、パパがついてるからな……」

虎徹は優しく楓を抱きかかえるとそっと頭を撫でる。



      ヾ  /    < 仮面ライダー555が>
       ,. -ヤ'''カー、   /Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Yヾ
 ー―ァ  /r⌒|:::|⌒ヾ
   _ノ オ{(  |0|  )} オオオォォォォ!!!!!
     __,ヽ,ヾ,_|V|,_ノ、/ ,r-,,=
    ,゛==ゝ_ViV_ノ~i/ 〃 `ー―-、

    /  /⌒`//´⌒c/^^^ ))))))))))
 ,,―イ  {ー''"~{ {~゛`ー`/'`'~/ー--―'
))   ,./ゝ_/∧ゝ_ノ  ノ

 ー''"  |ロ  ロ    |
 人,_,人,_,人,_,人,_,
< >>555ゲットだ>





村正「虎徹!大丈夫か!?」

村正は高い階段を上りきり、肩で息をしながら叫ぶ。
虎徹は楓を抱え神社から脱出していた。
その光景をみてふぅ…と、息を吐き一瞬安心するが

虎徹達の背後に大きな老木が倒れてきた。
村正は大声で叫ぶ。

虎徹は振り返り、巨大な老木に気付くと楓を庇うようにその場にうずくまる。



だがいつになっても衝撃が来ない、虎徹は振り返ると老木は虎徹達から後、
数センチというきわどいところで止まっていた。
訳がわからないがとりあえずその場から楓を連れて離れる。

虎徹達が老木から離れると糸が切れた人形のように老木が地面に落ち、ゴロっと転がる。

虎徹「……なんだったんだ?今の?」


虎徹は不思議そうに目の前の老木をじっと見つめる。



村正はふと神社の右の方を見ると、そこには、

頭部はUの字型で緑色に光り、身体の節々赤い円に緑色のカプセルが散りばめられ、
片腕はまるでクレーンの様な形をした人型の何かと目が合う

……もっとも目は無いのだが…

ソイツは村正にグッっと親指を立ててサムズアップをし、近づこうと一歩足を出した瞬間
ぬかるんでいた地面が限界を迎えたのかズズズと大きな音を立てて神社が反対側の崖に崩れていく。
それに巻き込まれソイツは手足をばたつかせながら消えていく。



村正「…………!?」

虎徹「……おい!兄貴聞いてるのか!?」

村正「…あ…ああ……なぁ虎徹…今なんか見えなかったか?」

虎徹「?…なんかいたのか?」

村正「…いや…ここ最近疲れてるのかな…………」

虎徹「?」


次の日


虎徹「それじゃあ…行ってくる……」

楓「……………ホントにすぐ帰ってくるの?」

虎徹「ああ…退職届をだしたらすぐ帰ってくる。…約束だ…」

楓「……うん…」

村正「……本当にいいのか?」

虎徹「…ああ___それじゃあ…行ってくる」

虎徹は電車に乗るとしばらくした後、電車はガタンと揺れ
ゆっくりと走り始めていく。

虎徹は窓から景色を眺めていると電車の横を楓が【青い光を発しながら】並走してくる。

楓「お父さん!これ!」

楓は手に持っていた筒状に丸められた紙を窓から虎徹に渡すと
楓から青い光が消える。


虎徹「……はっ…はははははははははッ!そうかぁ、楓も…俺の子だもんなぁ…」

涙を流しながら虎徹は笑うと筒状の紙を広げる。

その紙には、手を繋ぎながら笑うだ楓と虎徹、そして満天の青空にかかる虹の向こうに
楓の母親、虎徹の妻の鏑木友恵がにこやかに手を振っている絵が描かれていた。



虎徹は電車の窓から空を見上げる。

そこにはこの絵と同じ、美しい空が広がっていた。

NG的な後日談?



安寿「楓…あんたいつの間に?」

楓「えっ?私いつの間にNEXTに…?」


伊達「……【NEXT】ってのは…次の世代に移っていくから【NEXT】って名前なんだろうな……」

村正「伊達先生…!いつの間に………って泥まみれですよ?」

伊達「……やっぱこれじゃあ格好つかないか…」

次回の【虎徹「仮面ライダー?」映司「HEROTV?」】は!?
時間を間違ってシュテルンビルド行きの電車と全く違うデンライナーに乗ってしまった虎徹、
赤、青、黄色、紫のイマジンに囲まれて混乱しながらも成り行きで虎徹は時の運行を乱す悪のイマジンと戦うことに!?

次回も俺は最初から最後までクライマックスだぜ!!___ってうわっ!なにをするやめr






次回の【虎徹「仮面ライダー?」映司「HEROTV?」】は!?

【記憶と裏切りと『ワイルドタイガー』】




……書きためが…


以上です。


草加「急にファイズが>>555で出てきたのは乾巧って奴の仕業なんだ…」

木場「なんだって!?それは本当かい!?」




巧「なぁ草加…俺のファイズギア知らないか?>>555の少し前でどっかいっちまったんだよ…」

草加「…ああ、それならさっき俺が木場勇治から取り戻してきた……感謝して欲しいなぁ…」

巧「………」




はじまるよ!

【記憶と裏切りと『ワイルドタイガー』】


前回のこのSSは!?

一つ!虎徹の故郷に伊達明現る!

二つ!ワイルドタイガーこと鏑木虎徹がHERO引退を決意!

そして三つ!虎徹の娘、鏑木楓がNEXTに目覚める!


カウントザメダル!
現在オーズの使えるメダルは!?

タカ トラ バッタ  

ライオン チーター

シャチ ウナギ タコ 

サイ ゴリラ ゾウ

【タカ】

~虎徹帰省時~


『さぁ始まりました!!HEROTVィ!!今回の犯人は刑務所から脱走した、銃火器などを装備して逃走中の凶悪犯!!』

いつもの様にHEROTVはヘリで上空から犯人が乗った車を映す。
街頭テレビの前に何人かの人々は立ち止まりその様子を見つめる。

様々な家では、
子供達が種類やキャラクターは違えども、HEROのグッズを手に持ち、
自分の好きなHEROが颯爽と登場するのをTVの前で待っている


『そんな凶悪犯に立ち向かうのは………キング・オブ・ヒーローのバーナビー!!』

子供達が立ち上がり興奮する。
それと同じく街でもバーナビーの登場にワァァァァと歓声が上がる


『………おっとバーナビーのバイクの後ろから現れたのは……出たぁぁぁぁぁッ!!今ちびっ子や大きな子供の中でかなりHotなHERO……仮面ライダーオーズ!!』
『以前の一夜限りのコンビが復活!!さぁ犯人の車を追跡中!!』
『これはもう、タイガー&バーナビー改め、オーズ&バーナビー!!のNEWコンビ誕生か!?』


何千人の市民がTVの向こうのバーナビーとオーズを応援し、
「この二人なら大丈夫だな」と呟き安心する人もいる。


だが、バーナビーとオーズは張りつめた緊張感の中、
ハンドルを切りバイクのエンジンを唸らせていた。


バーナビー『…っ!…NEWコンビ…ですか………くっ!……』

オーズ『…バーナビーさんにとっては…っ!…面白くないですよね!!』




軽口を叩きながら二人はバイクをたくみに操り、
犯人達の乗った車の窓から吐き出される鉄の雨を避ける。


バーナビー『……ええ…ここに虎徹さんが居ないから言えますが…っ!…この【TIGER&BARNABY】ってのはかなり気に入ってるんですよ!』

バーナビー『もしそれが違うものだったら……ちぃっ!……今の僕はありませんでしたからね!!……でもランキングで選ぶならアナタですけどね…!』

オーズ『そうですか!…おっと……でももし俺だったらタイガーじゃなくて…【TATOBA&BANRANABY】になりますよ!!』

バーナビー『…それは…しまりがないですね………………今だ!!』


犯人は窓から身を乗り出して銃を撃っていたが、
弾切れになった瞬間、犯人は一度車の中に戻り銃弾を詰め変えようとする。

その隙にバーナビーはハンドレットパワーを発動させ、
オーズはベルトの真ん中の部分を入れかえる。


タカ!

ウナギ!

バッタ!


オーズ『セイヤァッー!』

犯人は再び窓から身を乗り出し銃を向けるがオーズのしやなかなウナギウィップによる
攻撃で銃は犯人の手元を離れる、オーズは素早くウナギウィップで銃を失った犯人の身体を絞めると
窓から引っ張り出しそのままライドベンダーの後部に乗せる。

オーズは後ろをふり向くと犯人はぐったりと白目を剥きながら気絶していた。
なんだか悪いことした気がするなぁ…そう感じもしたが、すぐに切りかえバーナビーの方を見る。



バーナビー『はぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!』


バーナビーはオーズの手……鞭により銃を撃ってくる犯人が連れて行かれたと、同時にハンドレットパワーで強化された脚力で激走している車の天井にに飛びつく、
運転している犯人が天井のバーナビーに気づく前に、素早くバーナビーはフロントガラスを割り
犯人に加減をした蹴りを当て、気絶した犯人を助手席に乱暴に放り、ブレーキを踏み、車を止めると
バーナビーは犯人の首根っこを掴みながらドアからゆっくり降りる。

死傷者ゼロで、しかも強力な武器で
武装した凶悪犯をたった二人で確保する。

その事実が実況が流すとHEROTVを見ていた人達はその事実に殆ど驚き、歓喜し、拍手する。



バーナビー『………やっぱり此奴等も…』

オーズ『ええ…なんでこんな最新型の銃が……』


二人は頭を悩ませる、脱走した凶悪犯だとはいえこんな最新型の銃を
手に入れる手段なんてあるわけがない。


バーナビー『……誰かが横流ししているかもしれませんね…………』

オーズ『…………そんなことが……!?』

バーナビー『……ええ…普通では出来ません…出来るとしたら…ウロボロスの残党……』

バーナビーは最新型の銃を拾い上げると怒りをぶつけるように
ハンドレットパワーで銃をグニャリとへし折る。


バーナビー『………やっぱり此奴等も…』

オーズ『ええ…なんでこんな最新型の銃が……』


二人は頭を悩ませる、脱走した凶悪犯だとはいえこんな最新型の銃を
手に入れる手段なんてあるわけがない。


オーズ『あ…!…でも凶悪脱獄犯がすごいもの持ってるってのはありますよね…浅倉威とか…』






王蛇『……食うか?』

上、NGってつけ忘れてました。ごめんなさい!

~NG~

オーズ『…………そんなことが……!?』

バーナビー『……ええ…普通では出来ません…出来るとしたら…ウロボロスの残党……』


鳴滝「いや違う!これはディケイドがこの世界に現れたからだ!おのれぇディケイドォーッ!!」


バーナビー『……「派手に行くぜ!」の人でしたっけ?』

オーズ『いえ…「ちょっとくすぐったいぞ」のほうです。』


『スーパーヒーロー大戦』
絶賛公開中です!!





…見にいきてぇ……

どうも!
色々と行き詰まってしまい気分転換に
仮面ライダーBLACKRXのSSをチマチマ書いていた方の作者です!

投下開始です。

~その日の夜~


そこは、なにもかもが燃えていた。

カーペット、ソファ、机、

棚に並ぶワインボトル、もう既に来年のカレンダーの貼ってある冷蔵庫。

サンタの人形やカラフルなボールに天使などのデコレーションが施されたクリスマスツリー。

……どうしてこんなくだらないことを覚えているのだろう?

…そして燃えさかる地面に倒れている、父さんに母さん。

でも仇はとった。
僕はジェイクマルチネスを虎徹さんと協力して倒した。
はやくこの夢から覚めて欲しい。


…この目の前のタトゥーを彫った右手に、銃を持っている男、

__それはジェイクでは無かった__

ジェイクの顔が知っている人達の顔に次々と変わっていく。

虎徹さんに、オーズの火野さん、ロックバイソンさん、スカイハイさん、
ドラゴンキッドさん、折紙サイクロンさん、ファイヤーエンブレムさん、
斉藤さん、ブルーローズさん、サマンサおばさん、ケインさん、
ロイズさん、アニエスさん、そして……


バーナビー「___っ!!」


解決したはずの悪夢は再び戻ってきた。




~【記憶と裏切りと『ワイルドタイガー』】~

現在オーズの使えるメダルは!?

タカ トラ バッタ  ライオン チーター
シャチ ウナギ タコ サイ ゴリラ ゾウ

【タカ】

~現在~


虎徹「……この俺、鏑木・T・虎徹、ワイルドタイガーは諸事情によりHEROを引退し、」
  「これからは普通の女の子…もとい、父親になります。」

虎徹「____って、感じかな?…でもなぁ…若い奴らもいるしな…このネタ通じるかな…?」


虎徹はシュテルンビルドに帰ってくると、
朝早くからトレーニングルームの鏡の前で引退発表のときの練習をしていた。



虎徹「ん~もっと堂々と、『誰かを守るためにHEROになったんだ!…だったら娘を守ったっていい!』とか、『…ただの人間だ!』とかか?」
  「…これじゃあ、俺の引退って解りづらいなぁ……」

映司「おはようございま___えっ?」

虎徹「へっ?」


虎徹はゆっくりと後ろを振り返ると
そこにはいつもの派手な服装の映司が目を丸くして立っていた。

虎徹「………いつから?」

映司「えっと…………『これじゃあ、俺の引退…』ってところからです……もしかしてタイガーさん…HERO引退するんですか…?」

虎徹「…ん…まぁ…な…能力が減退し始めてきてな……なぁ映司…バニーには俺から話したいんだ…だから…」

映司「…はい、でも本当にHEROのこといいんですか…?」

虎徹「…ああ…自分の欲望の声にしたがったままよ…!」

映司「欲望……そうですか!……でも意外ですね、タイガーさんの口から『欲望』なんて言葉が出るなんて」

虎徹「確かに……あっ!わかった…お前のせいだわ!」

映司「えっ!俺ですか?」

虎徹「おう!お前や伊達さんがいつも欲望とか言ってるからだよ!」

映司「そんなに言ってるかなぁ……って伊達さんを知ってるんですか!?」

虎徹「ああ、田舎に帰ったときに偶然な、アイツもHEROとして来るらしいぞ、」

映司「本当ですか?……じゃあ…」

虎徹「俺達に変わる新しいコンビになるかもな…」

映司「…いえ、伊達さんも来るなら後藤さんも…もしかしたらトリオかもしれません…!」


虎徹「はははははははっ!……お、悪ぃ…バニーから電話だ。……もしもし?」

バーナビー『………虎徹さん…少し話があります…僕の家へ来ていただけますか?』

虎徹「?……まぁ俺もお前に話があるし今から行くわ」

バーナビー『わかりました……』

虎徹「………んーなんかバニーの奴疲れてるなぁ…どうしたんだ?……映司、俺が居ない間になんかあったか?」

映司「…えっと…意識が回復したっていう犯人に会いに行ってきたそうです。」

虎徹「意識が回復した犯人…?……!…おい映司、それってウロボロスのクリームって奴じゃあ……」

映司「はい、確かその人で間違いないはずです。」

虎徹「…どうしたんだバニーの奴……ちょっと行ってくる。」




映司「…?何があったんだろう…?」

ファイヤーエンブレム「あらアンタこんなとこに居たの?…もう一時間くらいでマーベリックさんから今後のHEROTVについて話があるそうよ」

映司「…話ってなんでしょうね?」

ファイヤーエンブレム「ん~まぁ…関係者をあつめてのパーティみたいな物ね、ほらいくわよ」

映司「はい!わかりました。」


~道路~

虎徹「…チッ……事故渋滞か……」

虎徹はPDAを使いバーナビーに遅れそうだと連絡しようとするが
全く繋がらない。

虎徹「……また雨か…」

車の窓にポツポツとしずくが落ちる
ラジオの天気予報は大降りにはならないが今日一日は小降りが続くようだ。


~NG~

バーナビー『…顔を変えて生きていたのか…ジェイク!!』

JK「はぁ?ちょっ!人違いじゃないですか?」

バーナビー『…言い訳なら独房でするんだな…』

JK「ぎゃぁーっ!弦太郎先輩助けてぇ!!」


フォーゼ『待ちな!俺のダチには指一本ふれさせねぇ!…うおりぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

バーナビー『ハァァァァァァッ!!』

グットラックモード

ジャイアントフット ON


~『奇跡のHERO同士の戦い!…スーパーヒーロー大戦!公開中』~

バーナビー「…ってな感じでした…」

虎徹「こら、バニーちゃん嘘吐くんじゃありません」


アクセル、バース、メテオのアクターの永徳さん、舞台TIGER&BUNNYでスカイハイ役頑張ってください!

陳情……だな

おk
舞ってる

どうも…少し暖かくなってきたと思って薄着で外にでたら、
咳とだるさと鼻水ズーズー…と言う汚いコンボで苦しんでいる方、作者です。

みなさんも気温の変化に体調を崩さないよう気を付けてください。

それでは投下開始です。

~数日前~


バーナビー「……まさか…ジェイクはあのときアリバイがあった…?…なら両親を殺したのは誰なんだ…?」


バーナビーは一人、バーナビーの親を殺したウロボロスのジェイクの側近であるクリームの話を聞き困惑していた。
自分の記憶では確かにクリスマスの夜、マーベリックさんと一緒に遊んでいて一人家に帰るとジェイクが両親を殺したはずだ
…だけど最近は変な夢を見る、
犯人の唯一の手がかりである手の甲のタトゥーが消えていき犯人の顔が変化していく。

記憶が曖昧になるのでは無く、記憶が戻っていくようだった。


その後クリームは衰弱死し手がかりは消え失せ、
事件の年のクリスマスは僕がなにをしていたのか再びサマンサおばさんに調べてもらうように電話をした。


~現在、バーナビー自宅にて~


ここまでの僕は疲れていた、この悩みを虎徹さんに話そうと思い電話を掛けた。

だがしばらくして家に来たのは虎徹さんではなく、もう一人の恩人であるマーベリックさんだった。


バーナビー「……マーベリックさん?どうしてここに?」

マーベリック「いやいや、最近の君は疲れているようだからね……さっき買ってきたんだ、あそこの店のカプチーノは中々おいしいんだね」

バーナビー「…ありがとうございます…マーベリックさん……」


バーナビーはマーベリックが買ってきたばかりのカプチーノを少し飲むと
ふぅと息を吐く、それだけでだいぶ落ち着いた。

マーベリック「……で、バーナビー…君はどんな悩みがあるんだね?」

バーナビー「…はい実は____」



バーナビー「__という風に記憶が混乱してるんですよ……」

マーベリック「…………ふむ…」

マーベリックは考えるように下を向くとしばらく黙った。

バーナビー「………ん…電話…サマンサおばさんからだ…失礼、マーベリックさん。」

マーベリック「いや…気にすることはないよ…バーナビー君…」


サマンサ『坊ちゃま…クリスマスのことを調べてみたんですが…こんな写真が見つかりまして…』

バーナビー「……これは!?」

TV電話越しから見えるその写真は自分の記憶の中の物とは違っていた。
自分の記憶では幼い自分の隣に立っているのはマーベリックだが
この写真に映っているのはサマンサおばさんだった。

ゆっくりと真実が思い出される。

記憶の中のあの事件、

燃えさかる邸の中、両親を殺した犯人の顔に次々と変わっていく。

虎徹さんに、オーズの火野さん、ロックバイソンさん、スカイハイさん、
ドラゴンキッドさん、折紙サイクロンさん、ファイヤーエンブレムさん、
斉藤さん、ブルーローズさん、サマンサおばさん、ケインさん、
ロイズさん、アニエスさん、

これらが一瞬で過ぎると両親を殺した男を今度は鮮明に思い出す
……今より若い顔の…

アルバート・マーベリックだった。


バーナビー「___っ!!」

その瞬間地面にバーナビーは倒れた。
視界は揺れ、自分の左頬が地面に当たっているのを感じて横向きに倒れていることがわかった。

マーベリックはゆっくりソファから立つと子供をあやすような優しい声でバーナビーに話す。

マーベリック「……バーナビー君カプチーノに少し薬を入れさせて貰った……もう気づいたことだと思うけど…君の両親を殺したのは私だ…」

マーベリック「そしてなぜ君は犯人ジェイクだと思っていたのかは私の能力が関係しているんだ」
      「…私の能力は記憶操作でね…あのクリスマスに私といたと君に錯覚させていた…だがこうなることも計画どおりだ…」
      「ああ…あとタイガー君は来ないよ…今頃事故で足止めしているからね……」


バーナビー「マーベリック…き…貴様の…正体は…まさか…」

マーベリック「……そろそろか…おやすみ…バーナビー・ブルックスJr…」


マーベリックの言葉を最後にバーナビーの意識は深い闇に落ちる。


マーベリック「さて……後はHERO達と…今の女の始末だな…」

マーベリックは携帯電話を懐から取りだし電話を掛ける。

『はい、お呼びでしょうか』

マーベリック「ああ…サマンサ・テイラーと言う女性を始末して欲しい…写真も燃やせ…」

『…サマンサ・テイラーですね…承知しました。』

用件を済ませブツリと通話が終了する。
マーベリックは薬で眠ったバーナビーの頭にゆっくり触れる、マーベリックの手は青く光り、薄暗い部屋の中で少しの間、バーナビーの頭を照らしていた。

NG1

この写真に映っているのはサマンサおばさんだった。

ゆっくりと真実が思い出される。

記憶の中のあの事件、

燃えさかる邸の中、顔が次々と変わっていく。

仮面ライダーZOから仮面ライダーJに………


バーナビー「っ__どっちがZOだ…!?」

NG2

この写真に映っているのはサマンサおばさんだった。

ゆっくりと真実が思い出される。

記憶の中のあの事件、

燃えさかる邸の中、顔が次々と変わっていく。

手塚(ライア)から一文字(THENEXT)、藤宮(アグル)、間明(ケータイ捜査官のキャラ)…

バーナビー「…………役者さんネタ…」

マーベリック「ならジャッカー電撃隊やV3もありじゃないのか?」

バーナビー「黙れイボ」


異常です……間違えた…以上です。


                               _,.. -‐―‐-- .. __
                             /´   .      `ヽ 、

                           /      .....::::::: ヘ : ,. ,. ゙i               
                         /   _....::::::::;;;;;;;::;<__...:!,r'_-‐ ゙i.              
  ダークネビュラ行きだけは…    ,,r'  ,.,r'  ̄!::::::::/   `!/  ゙i   ゙i              
                        (,,_ソ.    !::/     」___,,,....'-tr‐`              
                        ,.! ,.,_゙i.. ,..: ,.<      ,r'  ..::::/.:!               
                       `):::::::'.,':,ニ  ゙i     ,.`  ..::::,r'.::,r'   _,. -‐v-- ,      
                    ,.チ'‐-(:::::::::::,r'j゙i   ゙i   ,r'  ..::/;;:-`―` ̄l ゙i\:::.(,::\;;' - ,   
                   ,.ユ!ミ   'ii‐- --`;'=-., ゙i  ,.` _;;-rト  .............::::::!:::.゙i_;ン、;:゛'ィ;:::.\\  
                 .....└-゛-..,,_!!oo. .. .......:::::::;,r'.::.::(,;:..:::::;,r'.:;;=-----‐┴‐┘ `'‐-;;::゙i⌒'-,r':..

                        `  ̄  ̄  ̄       ̄`             └`     
       これは乙じゃなくてダークネビュラ行きを勘弁してもらってるだけなんだあ


遅れました…

投下開始




~パーティ会場~


ロックバイソン「ってもよう…なに話すんだ?」

ドラゴンキッド「さぁ?…あのマーベリックさんが考えることなんてわからないよ」

ブルーローズ「…それにしても遅いわね…」

ファイヤーエンブレム「そうねぇ…私達レディを待たせるなんてもう!」

折紙サイクロン「レディ?」

ファイヤーエンブレム「あ゛?」

折紙サイクロン「ヒィッ!」

スカイハイ「う~ん…喉が渇いたね……ん?この缶ジュースを貰うよ!」

映司「あっ!それは!」

スカイハイ「?」

タコー

ブルーローズ「!?なによこれ?」

映司「あ~!すいません、俺の持ち物です!ちょっとかさばるから外に出しておいたんですけど…」

スカイハイ「びっくりした!そしてびっくりしたよ!」

斉藤「……………」ボソボソ

ロックバイソン「ん?…『この小ささでここまでの飛行性能、バッテリー…これを作った人間は天才だ』……だってよ」

斉藤「………………」ボソボソ

ケイン「え?『これを作った人間に是非合ってみたいものだ…』…ですって…」

アニエス「……通訳ごくろうさま…」

映司「え~っと…どうでしょうねぇ……あっ!他にもありますよ」

ファイヤーエンブレム「どれどれ~」

ロックバイソン「………いっとくがアイツの尻にはないと思うぞ」

ファイヤーエンブレム「…チッ………中々ガードが堅いのよねぇ…あの子…」


タカー

バッター

ウナギー

クジャクー

ドラゴンキッド「可愛いね!」

アニエス「これなんでガンガン出していかなかったのよ!これを出していけば__」

ケイン「…スポンサーは儲かるでしょうねぇ……」

アニエス「視聴率も鰻登り!」


マーベリック「いやいや…遅れてすまない、少し立て込んでしまってねぇ…」

映司「おーい!戻ってきてー」

タカー

ウナギー

クジャクー

マーベリック「…オーズくん…いいかね?」

映司「これで全部かな……あっ!すいません。」

ブルーローズ「あの、タイガー達は来ないんですか?」

マーベリック「ああ…彼らは別でね…とりあえず今配った飲み物…お酒やジュースで乾杯しよう、話はそれからだ…」

映司「…………」

ロックバイソン「どうした?」

映司「…いえ!何でも」

スカイハイ「………飲まないのかい?…」

映司「ん?……あのスカイハイさん…もし宜しければ___」




マーベリック「ではHEROTVが今後も高視聴率が取れるように……乾杯!!」

「「「乾杯!!」」」


マーベリック「…………」

ロックバイソン「カァッーーやっぱ仕事終わりのビールはうめぇぜ!!」

スカイハイ「このジュースはなんだろう?ほろ苦い!そしてほろ苦いぞ!!」

ドラゴンキッド「……スカイハイってお酒駄目なんじゃなかったっけ?」

ファイヤーエンブレム「……あの子ジュースと間違えて飲んだみたいね……お持ち帰りしちゃおうかしら…」

ロックバイソン「ハハハハ……」

ファイヤーエンブレム「勿論…あなたもよ」

ロックバイソン「」



ブルーローズ「……お酒ってそんなに美味しいの?」

アニエス「大人になったら飲んでみると良いわ。……それまではジュースで我慢しなさい」

斉藤「…………」

ケイン「え?なんですって?『酒は一人静かに飲むものだ?』…ふーん…あっ!ウォッカ一杯もらおっと…」


マーベリック「……………」

折紙サイクロン「…マーベリックさん?さっきから時計を凝視してますけど時間が気になるんですか?」

マーベリック「うむ…そろそろ時間だと思ってね…」

ロックバイソン「ん?……おーい!そろそろ本題に入りたいそうだ!」

アニエス「……Mrマーベリック…でHEROTVについてですか?」

マーベリック「ああ、そんなところだね……もう効果が出始めているだろうしね…」

ブルーローズ「……効果?_____ッ!」

背後からバタリと何かが倒れる音が聞こえ、ブルーローズは振り返ると
バタバタとみんなが地面に倒れていく、なにが起こったのか考えようとしたが襲い来る強烈な睡魔に負けて自身も寝てしまう。

マーベリック「…………?……」

映司「スカイハイさん!?ロックバイソンさん!?皆どうしたんですか!?」


マーベリックは不思議に思う、この睡眠薬はかなり即効性がある。
大体の人間は飲んでから2~3分で眠りにつくはずなのにこの男、火野映司は眠りにつくどころが今も変わらず起きている。


マーベリック「……オーズくん…君は気付いていてこの酒を飲まなかったのかね?」

映司「……いえ…俺はバイクで来てますからお酒は控えています…俺の分はスカイハイさんに渡したんで飲んでいませんよ…」

映司「…………でもいまので誰が犯人かわかりました……マーベリックさん、なぜこんなことを?」

マーベリック「………ふぅ…やはり君はイレギュラーだったか……」

映司「答えてください!!」

マーベリック「……答えは彼にでも聞きたまえ…まぁ答えるとは到底思えんがね…」


マーベリックが壇上から去っていく、それに入れ替わる様に黒い何かがマーベリックを追おうした映司の前に立ちふさがる。

映司「なっ!これは_____」


驚愕に困惑、二つが同時に映司の脳を襲う、
その黒い何かはよく知っている外見だ、各所に散りばめられたクリアの装飾、
スタイリッシュながらも力強い身体、ほとんど【ワイルドタイガー】の色違いだ。

だが【ワイルドタイガー】は【鏑木虎徹】であることで【ワイルドタイガー】なのだと思う。
目の前の【ワイルドタイガー】から感じるのはただ自分が知っている【ワイルドタイガー】とは違うと言うことだけだ。


NG


マーベリックが壇上から去っていく、それに入れ替わる様に黒い何かがマーベリックを追おうした映司の前に立ちふさがる。

映司「なっ!これは_____」


驚愕に困惑、二つが同時に映司の脳を襲う、
その黒い何かはよく知っている外見だ、各所に散りばめられた龍の装飾、
スタイリッシュながらも力強い身体、ほとんど【仮面ライダー龍騎】の色違いだ。

だが【仮面ライダー龍騎】は【城戸真司】であることで【仮面ライダー龍騎】なのだと思う。
目の前の【黒い龍騎】から感じるのはただ自分が知っている【仮面ライダー龍騎】とは違うと言うことだけだ。


リュウガ『…………俺を受け入れろ…城戸…』

映司「っ__人違いです……!」

リュウガ『…………///』





なんだこれ


魂ウェブからスーパータトバとアンコ…もといアンクが届きました。
これでオーズはコンプリートですかね……あぁ…次はフォーゼだ……

投下開始


だが【ワイルドタイガー】は【鏑木虎徹】であることで【ワイルドタイガー】なのだと思う。
目の前の【ワイルドタイガー】から感じるのはただ自分が知っている【ワイルドタイガー】とは違うと言うことだけだ。


映司「…ここを通してください…話を聞かなくちゃ____ッ!!」

危険を感じて、とっさに後ろに飛び退く、
目の前の【ワイルドタイガー】が鋭い蹴りを放ったのが飛び退いてからわかった。

【ワイルドタイガー】は地面を蹴ってあっという間に映司の目の前に来ると首根っこを掴み上げる。


映司はバタバタと空中で足を水を掻くように動かし、なんども【ワイルドタイガー】を蹴る。
いくら蹴っても【ワイルドタイガー】の手は緩まない。

首がみしみしと軋む、顔は酸素不足で真っ赤になってきた。
無我夢中で【ワイルドタイガー】を蹴るも手は緩まることはなくその力は強くなってきた。

激しい抵抗の中、映司の懐から缶が落ちる。
その缶は地面に触れた瞬間カパリと開いて変形し動物の形に変わる。

ウナギカンドロイドはヤミーすら怯ませるほどの電撃能力で足下から【ワイルドタイガー】に放電する。
その電撃により【ワイルドタイガー】は映司の首を絞める力が弱まり映司は地面に落ちる。



オーズ『くっ!!』

ワイルドタイガー『…………』


オーズは苦戦していた、
この【ワイルドタイガー】にはオーズの攻撃が通じない。

胸部にパンチを繰り出すも、あっさりと受け止められてそのまま勢い良く手首を捻られ地面に叩きつけられる、
【ワイルドタイガー】は倒れたオーズの腹部を蹴り飛ばす、その蹴りだけでオーズは遠く吹き飛び、
屋上に備え付けられている貯水タンクに激突し穴が開いた貯水タンクからこぼれだした水を浴びる。

オーズに変身していなかったらこんな真冬に水を被ったら、
風邪を引くくらいじゃあすまないだろう。


オーズ『このコンボが駄目ならこれで!!』

両端の赤と緑のメダルを取り替えて黄色のメダルにして再びスライドさせる。


ラタラタ~ラトラ~タァッ!!


ライオンの頭部から発する光と熱は一気にこぼれた水を蒸発させる。
そして閃光によって【ワイルドタイガー】の視界は潰れたと思った。

だが【ワイルドタイガー】は何事もなかったようにチーターレッグで素早く背後に回り殴ろうとしたオーズを
簡単に捕まえるとコンクリートの地面に叩き伏せる。


オーズ『なんて強さだ…!グゥッ!』

ワイルドタイガー『__あたりまえだ!!このH01は貴様等HEROのデータを元に造られたものだからな!!』

オーズ『!!この声は!?』

ワイルドタイガー『その姿にシスはこっぴどくやられたからな、』

ワイルドタイガー『シスのデータとMrマーベリックから横流しされるデータから生まれた貴様を倒す最強のアンドロイドだ!!』


ラトラーターを放り投げるとH01と呼ばれる【ワイルドタイガー】は銃を取り出すとその銃口をラトラーターに向ける。

オーズ『くっ!!』

オーズは素早くスキャナーをスライドさせ必殺技を使う。
三つの黄色いリングが一直線にH01に続く、そのリングの中を猛スピードでラトラーターは走るが
H01はただ静かに引き金を引く、その瞬間オーズを包み込まんばかりの光の束がリングを破壊してラトラーターと激突し、
光の束が過ぎ去った後ラトラーターはゆっくりとその場に崩れ落ち変身が解除される。

【ワイルドタイガー】こと【アンドロイドH01】越しに見ていた声の主、赤っ鼻の男ロトワングは歓喜する。

ロトワング「どうだ!見たかこのH01の実力を!!NEXT等という化け物などもはや恐れることなんて無いんだ!はははっはははははっっ!!!」

マーベリック『……いいかね?ロトワング君?…』

ロトワング「あ、これはこれはマーベリックさん…お見苦しいところを…」

マーベリック『やはり…H01という保険を掛けておいて正解だったようだ……H01は速やかに帰投させてくれ…地下にトラックが駐めてある』

ロトワング「はいはい!……いやはや…オーズのデータを取るために犯罪者に最新の銃を横流しするとは…まぁそのおかげでこの___」

マーベリック『君の仕事は喋ることだったか?』

ロトワング「っ……失礼します。」

H01を通した通信が切れるとH01はエレベーターで地下へ行く。
その姿を見送るとマーベリックは大怪我により気絶した映司の頭部を触れ、新しい記憶を書き込む。


マーベリック「君の傷は……『鏑木虎徹』に受けたものだ……」


どうも!最近拙者のフィギュアが発売された方の折紙サイクロンでござる!!
ややっ!オーズ殿やバーナビー殿、それに拙者達がピンチでござる!!
そしてあの黒いワイルドタイガーの正体は!?

このHERO達のピンチに駆けつけた【三人の侍】!!(助けに来た人のことです…ノブ君とかじゃない)

次回

【助けと記憶と献上品】


次回もヨロシクでござる!!



…………

折紙サイクロン「……ふぅ…こんなところかな…炎上しませんように…っと」

折紙サイクロン「…………え?まだカメラ回ってたんですか!?…………さらばでござる!!にんにん!!」




以上です。NGは思い浮かばないので思いついたら………

どうも!作者です!
クレーンゲームってものは怖いですね!本当に!

投下開始



前回の3つの出来事!!

1つ!バーナビーが真実を知る。

2つ!HERO達がマーベリックの罠によって眠らされる。

そして3つ!オーズこと火野映司が【ワイルドタイガー】に倒された!!



映司はベットの上で目を覚ます。


知らない天井、首を動かし周りを見る。
よくわからない機械、棚の上に置かれた果物に花束、
そして自分の口に付けらてあるマスクは呼吸をするたびシュコーシュコーと音を立てる。

ここは病院だ

なぜ病院にいるのだろうか?確か俺は……


マーベリック「…起きたか、良かった良かった…心配したよ…」

映司「…マーベリックさん……俺は確か……」


ベットから起きあがろうとする映司をマーベリックは制止すると
まるで何かを確認するように尋ねる。


マーベリック「……ところでオーズ君……君はどうして倒れていたんだね?」

映司「……はい…実はあのマーベリックさんの話の後、ちょっとバイクでぶらぶらしてたら突然男の人に襲われてメダルを………」

マーベリック「…メダルをどうしたのだ?」

映司「全て取られました……」

マーベリック「……そうか…その男はもしかしてコレかい?」


マーベリックは自身の鞄から男……鏑木・T・虎徹の写真を取り出し映司に見せる。
映司は【鏑木・T・虎徹】が【ワイルドタイガー】であることを知っている…そのはずなのに


映司「!!……この人です!…どうしてこの写真を!?」

マーベリック「それについてはTVを見た方が良いだろう……」

マーベリックはTVをつけるとチャンネルを変えニュースにする。



『___周辺で、無職、サマンサ・テイラー氏が殺害されました。サマンサ・テイラー氏はとても強い力で殴られ致命傷だったそうです。』

『そして部屋には髪の毛や指紋が発見され…【鏑木・T・虎徹】と言うことが判明しました…この後HEROと警察により大規模な捜索が行われるそうです。』

『…このサマンサ・テイラー氏はKOHバーナビーブルックスJrと親子のような強い関係を持つらしく…このあとマーベリック氏による記者会見が行われるようです』

『次のニュースです…昨日警察官に対し暴行を行った男が逮捕されました…男は「俺は名護だぞ」と意味不明な発言を___


マーベリックはTVの電源を切ると映司の方を向く。

マーベリック「……ということだ…」


映司「この『鏑木・T・虎徹』って人は今もシュテルンビルドに?」

マーベリック「ああ」

映司「俺も行きます!」

マーベリック「…無茶だ、そんな身体ではとてもじゃないがまともに走ることすらできないだろう…………ここは他のHEROに任せて君は休んでいたまえ…」

映司「……はい」

マーベリック「もしもの為に警備をつけておくよ…では…会見があるので失礼するよ…」


現在オーズの使えるメダルは!!









NG

虎徹「はぁ!?俺が犯罪者!?ふざけんなよ!!」

北條「虎徹捕獲作戦だ!かかれ!!」

虎徹「おわわわわわわわわッ!!猟銃って俺は猪じゃあねぇぞ!!」

ギルス「アグァァァァッ」フラフラ

北條「あれは…新種の鏑木虎徹?」

虎徹「新種!?」

北條「撃て撃て!」

バンバンバン!

ギルス「グァァァァァァァァツ!!」


「虎徹」のところをアギトにしてもう一度読んでみよう!
それが大体のアギト捕獲作戦だったから!
ついでに私がアギトで好きなキャラクターは北條さんと木野さんです。


以上

やっとこさ小説版『仮面ライダー1971 1973』を手に入れた方、作者です。
色んな本屋を回りまくる日々がやっと…終わる……

投下開始




虎徹「いったいどうなってんだよ!!」


虎徹は叫びながら走る。
全く訳がわからない、HERO ワイルドタイガーである鏑木虎徹は
現在、指名手配中の殺人犯となっていた。





昨日、やっとのことでバーナビーの家についたが
部屋にバーナビーは居ず、電話も通じなかった。

溜息混じりな愚痴を言いつつも家に帰る。
家に戻ると楓にもう少ししたら帰ると話したら「すぐ帰ってくるって言ったのに…うそつき」と言われてしまった
その言葉がショックだったのだろう、それからは覚えていない。

朝起きるとシャワーを浴び、いつもの服に着替えて会社へ出社する。
退職届は忘れないようにしっかりと懐に入れる。

だが今日は違った。
カードキーで社内に入ろうとしたが機械が上手く読み込まない。

しばらくその場で悪戦苦闘していると警備員が1人やってくる。


虎徹「おっ!ちょうどいいとこに!あのさ俺のカードキーが上手く読み込まないんだけど…」

警備員「はいはい、今上の者にかけあってみま_____」

虎徹「…どうした?_________はぁ?」


近くに備え付けられたテレビからは虎徹には全く信じられないようなことが流れていた。


『___周辺で、無職、サマンサ・テイラー氏が遺体で発見されました。』
『サマンサ・テイラー氏はとても強い力で殴られ致命傷だったそうです。』

『そして部屋には髪の毛や指紋が発見され…シュテルンビルド在住の【鏑木・T・虎徹】と言うことが判明しました』
『…この後HEROと警察により大規模な捜索が行われるそうです。』

『…このサマンサ・テイラー氏はKOHバーナビーブルックスJrと親子のような強い関係を持つらしく…』
『このあとアルバート・マーベリック氏による記者会見が行われるようです__』


虎徹「ちょっ、なんだよこれ…ドッキリとかか?」

警備員「………1階ロビーにて犯罪者鏑木・T・虎徹を発見…至急応援を…」

虎徹「待て待て!!おい!俺は何もっ……」

警備員「動くな!!…早く応援を!!」

虎徹「…っ!!」

虎徹はハンドレットパワーを使用し壁を破壊してその場から逃げる。
外に出た瞬間、道を歩いていた人々が悲鳴をあげる。

「キャーッ!!殺人犯の鏑木虎徹よ!!殺されるわ!!」

「ゲェー!!誰か助けてぇー!!」



虎徹「お、おい…ちょっと待てよ……俺が殺人犯って……」

あっという間にその道から人が居なくなる。
虎徹が困惑していると街頭テレビから大きく実況が叫ぶが
頭に入ってこない。


スカイハイ『そこまでだ!!殺人犯鏑木虎徹!!』

虎徹「スカイハイ……おい!どういうことだコレ!!」

スカイハイ『どういうこともなにも犯人を捕まえるのは我々の仕事だ!!』

虎徹「待て待て!!俺は___」

スカイハイ『征くぞ!』

虎徹「聞けよ!!…ああクソッ!!」

NG

近くに備え付けられたテレビからは虎徹には全く信じられないようなことが流れていた。

『___周辺で、無職、サマンサ・テイラー氏が遺体で発見されました。』
『サマンサ・テイラー氏はとても強い力で殴られ致命傷だったそうです。』

『___次のニュースです。3度に渡って刑務所から脱獄を繰り返した殺人犯、』
『浅倉威が本日、一人の刑事に取り押さえられました。』
『浅倉威を捕まえた、須藤刑事を取材したところ「当然のことですよ」と結果に見合わない謙虚な発言でした。』


サマンサ「……私の扱いが非常に軽い………」

天秤座改め土下座 『全くだ…』




その後

北岡「……え?浅倉の奴がまた脱獄して、シザースがやられた?」

蟹座だけにね

>>676さんに座布団一枚。

どうも、作者です。
…小説『仮面ライダー1971 1973』を読み終えました。
本郷猛は改造人間にされてしまい、自分の居場所を失っても
誰かの居場所を守る為戦う姿に感動しました。

…もしも私なんかの説明文で少しでも興味が沸いたのなら、
ぜひ読んで欲しい作品です。


投下開始



ワイルドタイガー、鏑木・T・虎徹はHEROである。

彼の特殊能力は五分間だけ自身の身体能力を百倍にできる。

彼は市民の平和の為、犯罪者と戦うのだ。


________________________
____________________
_________________
______________


スカイハイ『征くぞ!』

虎徹「聞けよ!!…ああクソッ!!」


スカイハイの放った小型の竜巻を避けるため腕についているワイヤー発射装置から
ワイヤーを射出しビルに引っ掛け避ける。

そのままワイヤーを引き上げビルの上を跳ねるように移動しながら逃げるも
スカイハイはその後を追う。

なんとかビルの屋上の影に身を隠しスカイハイをまく。
虎徹は頭がショートしそうだった。

気がついたら自分が殺人犯になっていて、ドッキリがドッキリじゃあ無いようで、仲間が襲ってくる……


なんてことだ…


街頭テレビから何か聞こえる。
ハンドレットパワーで耳を澄まそうとした瞬間能力が消える。
能力減退のせいで、もう3分も保たなくなってきている。

仕方が無くポケットから携帯を取り出し音を小さめにしてテレビを見る。
なぜか電話は誰にも繋がらないがTVは観れるようだ。


マーベリックさんが会見を開いていた。


『……今回無惨に殺された女性…サマンサ・テイラーはバーナビーの母親の様な存在でした…』
『そんな彼女を失った彼の傷は深く、大きい……だが彼はHEROだ。必ず犯人、鏑木虎徹を捕まえるでしょう!』
『今はバーナビーは新しいスーツの新調中です。完成次第確保に向います。』

『そして…鏑木虎徹に傷つけられたのは彼らだけではありません。…彼もです…』

画面が変わりどこかの病室内で、
口元に呼吸器をつけ、手足に包帯をつけた青年がが映し出される。

虎徹はその青年に見覚えがあった
いや、間違える訳がない。
過ごした時間は長いわけじゃあないが共に戦ってきたのだから


『彼の本名は言えないが…彼は仮面ライダーオーズだ。』

そのマーベリックの発言に会場がどよめく

『昨日、オーズ君は鏑木虎徹に襲われ現在病院にいる。』
『…彼はこんなボロボロの身体で我々市民を気遣い、捻挫した足を引きずって犯人を捕まえに行こうとした、』
『彼が無理をしない為にも犯人を見かけたら是非連絡を……HERO達が飛んで行きます。』


その言葉を最後に会見が終わる。
虎徹は口をあんぐりと開けたまま何も言えなかった。

日本


鴻上「………やってくれたねMrマーベリックッ……!」

鴻上はケーキを作る手を止めるとテレビを見て呟く。

鴻上「実に鮮やかな手口だ!火野君をああやって自分の手中に納めることで人質にした!なぜだかわかるかね?里中君?」

里中「…鴻上ファウンデーションが『もう一つのスポンサー』を降りない為ですか?」

鴻上「そのとおりだよッ!!彼らには我が社がスポンサーをしたことで莫大な資金を得たからだ!!」

鴻上「だが、彼がどのように鏑木虎徹を犯人に仕立て上げたのかは謎だ……」

鴻上「…それを調べ、火野君を救出し、彼らを滅ぼす。……その3つをあの二人にやって貰おう。…口説き文句は___」

里中「はい、『高額なバイトを紹介します』と『世界の平和を守っていただけませんか?』ですね」

鴻上「素晴らしい!!…だがもう一人サポートをつけよう…口説き文句は『有給休暇を用意しよう』だ。」

里中「…はい、では行って来ます。」

鴻上「任せたよ!!里中君!!」



NGの皮を被った何か

一年前

「……ポケスペのイエローが俺の中でぶっちぎって………あっ!やっべぇ!もうこんな時間じゃん!」

「早く寝ないと明日のニチアサ起きられないぜ…おやすみっと………」


~次の日~

「さーて、ニチアサ!ニチアサ!」

TV『……バンカーからどうアプローチするか……』

「…あれ?え?why?」
「…………おのれぇ!ゴルフゥゥゥウゥッゥゥ!!……あ、ファーボール!」




明日のフォーゼは全米ゴルフで中止です。

銀河王『残念。無念。』


明日は待ちに待ったゴルフ回ですね。
気になります。


 投下開始
\ホワチャー/



シュテルンビルド

会見からもう6時間以上も経っている。
虎徹は身を潜め隠れながら過ごしていた。


虎徹「くそっ…どうなってるんだよ……」


路地裏でこそこそと虎徹は歩く。
携帯で色んな奴らと連絡を取ろうとしたが繋がらない。

虎徹は携帯を懐にしまう、道に落ちていたボロボロの布を拾うとそれを羽織り行くあてもなく歩く。


すると壁に張り紙を見つけるそこには自分の顔写真付きの指名手配書が何枚も貼ってあった。

虎徹「…っ……クソッ!!」

手当たり次第に剥がしていくと、ある一枚の自分の顔写真がウインクした。
気が変になったのかと思い、目をこすりもう一度見ると自分の顔から折紙サイクロンの顔になり
ニュッとポスターから顔を出す。
まるで3D映画のようだ。
その折紙サイクロンと目が合うと
ポスターから抜け出す様に変化し刀を構えながら歌舞伎役者のように叫ぶ。


折紙サイクロン『折紙サイクロン、シュシュッとズバッと参上でぇ~ござる!!』

虎徹「…これまた色々と混ぜやがって……またブログ炎上するぞ!折紙!」

折紙サイクロン『!…な、なんでそれを!!』

虎徹「お前が前話したろ!アカデミーでさぁ!」

折紙サイクロン『何を…いってるんでござるか!それを話したのは【ワイルドタイガー】であってお主ではないでござる!』

虎徹「はぁ?なに言ってんだよ!俺がワイルドタイガーだ!知ってるだろ?」


折紙サイクロン『……何を…言ってるんだ……』

虎徹「お、おい…やめろよ…その反応、いくらドッキリでも……」

虎徹が近づいた瞬間、やって来たドラゴンキッドが電撃を帯びた棒で虎徹の腹を突く
紙一重で虎徹は避けると口調を荒げて訴える。


虎徹「ッ!おい!!お前らいい加減にしろよ!!俺を忘れたのかよ!!」

折紙サイクロン『忘れたも何も……』

ドラゴンキッド『殺人犯に知り合いなんか居ないね』

虎徹「…!!……本当にどうしちまったんだよ…一体…」


『どうしたもこうしたもねぇよ…』

背後から聞き覚えのある声が聞こえ振り向くとそこには
ロックバイソンが静かに立っていた

虎徹「…バイソン!お前まさか!!」


___あいつはまともかもしれない___

そんな期待を抱きながら虎徹は近づくがロックバイソンは
その巨大な拳を握りしめ近寄ってきた虎徹の腹にねじ込む。

鈍い痛みが虎徹を襲う、肺から空気が押し出され
地面に倒れ込みながら何度も咳きこむ。

ロックバイソン『…犯人確保だ……よくも俺のダチを……!!』

虎徹「ゲホッ!ゲホッ!!…なにいってんだよ…俺達だって…ダチだろ……?」

ロックバイソン『てめぇの様なゲス野郎が俺のダチなわけねぇだろうがッ!!』

虎徹「…………それ本気で言ってるのか……アントニオ…」

ロックバイソン『っ!なんで俺の本名を………そうか…調べやがったのか…それでオーズも……汚い奴だぜ…』

虎徹「…なんで…どうしたんだよ………………」


虎徹は疲れきっていた。
空腹に耐え、孤独に耐え、悲しみに耐えたがそろそろ限界の様だ。
もう抵抗する気にもなれない。

ああ、そうだ逃げるんじゃあなくて自分から捕まって
みんなと話し合えばいいんだ。

なんでこんな簡単なことに気がつかなかったのだろう。

ロックバイソンに腕を捕まえられながら虎徹は動かなかった。


虚ろな目でふと空を見る。
雲一つ無い空が広がっていた。


……この空を見たことがある。


どこだったか……

そうだ。
あのとき電車に乗っていたとき楓から絵を貰ったときに…
あの絵は確か……

手を繋ぎながら笑うだ楓と虎徹、そして虹の向こうに友恵がにこやかに手を振っていた。

こんな「格好悪い」俺を見て友恵はなんて言うだろう。
俺はいつも誰かの、楓のHEROであることを友恵に誓った。

なら最後の最後まで頑張るしかない。
ここで諦めたらどうなる?

楓には帰ってくるって言ったのに帰れないからまた「嘘つき」と言われるだろう。
それだけじゃなくて楓の中学校の制服姿、高校の制服姿、大学……いつかは結婚だってするだろう。
そんな楓の成長を俺がここで真相を露見させずに捕まったら楓はどうなる?
きっと周りから酷い視線や言葉を浴びせられるだろう。

そんなのは嫌だ。

強く思う。
力が身体の底から湧きあがる。
これが俺の「欲望」であり「願い」だ。

深呼吸して心を落ち着かせる。


虎徹「…友恵……楓……」

ロックバイソン「……!…お前その名前は…」

虎徹「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!」

ロックバイソン『ッ!?』

能力を発動させロックバイソンの腕を掴み背負い投げで地面に叩きつける。
あんな巨体が地面に叩きつけられれば当然砂埃が舞う。
それで折紙サイクロンとドラゴンキッドの視界を遮るとマンホールの蓋を開け素早く地下に潜り込む。

必ず真相を暴くと誓いながら虎徹は地下道を走る。


はい!700到達です!
いや~このssを書いていてもう半年以上が経ちました。
今まで読んできている方、本当にありがとうございます!
皆さんの応援があったからこそここまでやれました。
でももう少しだけ続きますので悪魔と相乗りしていただきたく存じます。


NGは思いついたらやるので
ふと思いついた小ネタ。

メテオ『メテオストームパニッシャァッー!!』つコマサンダー「いくぞぉ~!」


>>753のときに流れを無視して何かが!?
以上


\せーの!痛さは~強さ!!/←挨拶

非公認戦隊アキバレンジャーの評判がすごくいいので
最近無料配信されている1話と12話を見てみました。
人を選ぶかと思いますが私としてはかーなーり面白いです

私の中でフィギュアーツアキバレッド買ってしまうかもしれない勢いです。

あと新しくリメイクされたスパイダーマンが公開中ですね
だから私も流れに乗ってアメコミ&仮面ライダーのSSをチマチマと…

投下開始。


オリエンタルシティ


楓「嘘……なんでお父さんが…」

安寿「っ!!」

楓はぺたりと力なく地面に倒れる。
TV画面には虎徹が殺人犯として映っていた。

安寿「……なんてこと…!」

楓「……お父さんはこんなことしない。だって約束だって破るし、ドジだけど絶対に…こんなこと…」

楓はそう言うが次第に泣き崩れていく。
わずか10歳の少女には辛いだろう


安寿はそれを悟り楓を抱きしめ、優しく語りかける。

安寿「いいかい…楓にはずっと隠してたけど…あなたのお父さん、虎徹はHERO、ワイルドタイガーなのよ。」

楓「えっ。」

顔をあげ楓は安寿の目を見つめる。

安寿「中々家に帰れなかったのも誰かを助けてたからなのよ……」

安寿「だから大丈夫。きっとなんとかなるわ。ワイルドタイガー、あなたのお父さんはHEROだもの。」


~地下道~


虎徹「っ、くそ。溝鼠じゃあねぇんだぞ。」


愚痴をもらしながらも虎徹は地下道を走る。
川の様に生活排水が流れているからそこまで寒くない、むしろ暖かいくらいだ。
が、地下に籠もる生暖かい空気、臭いは筆舌しがたいものだ。
そんな虎徹の頬をヒンヤリとした風が通り抜ける。
横を流れる生活排水がペキペキと凍ってゆく。

虎徹はこれに見覚えがある。
…これに何度も命を救われた。

だが今はこれによって命が危ぶまれる。


急に曲がり違う道へ走り外へ出る。
恐らくHEROTVからのバックアップもありこの地下道を把握しているだろう。
昔、まだ駆け出しのHEROだった頃、
シュテルンビルドの街の右も左もわからなかった俺をHEROTVの人がPDAでサポートしてくれた思い出がある。
他にも建物内で何階の何号室でまだ人が取り残されているなんてときもバックアップが入る。

マンホールを開け外に出ると走る。
数十秒後氷の柱がマンホールの蓋を吹き飛ばす。
蓋はくるくる、コインのように宙を舞うと鉄の音を響かせ地面に落ちる。
ぐわんぐわんとその場を回っていたがすぐに倒れる。


「…さっさと捕まりなさい。鏑木・T・虎徹。」

聞き慣れた声が後ろから聞こえる
いつもの虎徹だったらその高飛車な態度に茶々の一つでも入れるだろうが
いまはそんな余裕はない。下手をしたら能力が切れた今、いともたやすく捕まってしまうだろう。

ブルーローズは走らない。
地面を凍らしてスケートの様に滑る。
虎徹が能力を発動しているのなら簡単に追い抜けるが
いま、虎徹は能力が切れて、何時間もの逃亡に心身ともに疲弊している。

ブルーローズは虎徹を行き止まりの道に追い込むと
氷を発射する銃を向け、照準をブレさせることなく狙いをつけると
ゆっくり口を開く。


ブルーローズ「………さぁて、もう鬼ごっこはお終いでいいわね?」

虎徹「んだっ!…あー…まだちょっと走り足りないくらいだぜ」

ブルーローズ「フフ、面白い冗談ね、その歳じゃあ無理しないほうがいい気がするわ。」

虎徹「ああ、おかげで明日は筋肉痛だってえぇの。」

ブルーローズ「刑務所での明日だから大丈夫よ、ゆっくりできるわ。」

互いに話し隙を狙うが虎徹もブルーローズも全く動かない
もしもブルーローズが氷を発射して虎徹を凍らせるなら虎徹はワイヤーガンでビルの上に逃げるだろう
そうなったらブルーローズには追う手段は無い。
だから空を飛べるスカイハイや他のHEROがくるまで時間を稼ぐ。


下手に動いたらいけないと言うことを虎徹も知っている。
そして大体、何をするのか、何を待っているのかもわかる。
一か八か、虎徹は軽く息を吸うと叫ぶ。

虎徹「おっ!アレはスカイハイ!!」

ブルーローズがすっと後ろをふり向いた瞬間ワイヤーガンをビルに向けて発射する。
ワイヤーを巻き上げて身体が宙に……浮かなかった。足と地面が凍り付いている。

ブルーローズ「……そんな猿芝居で引っかかると思ったの?おめでたい犯人ね。」

虎徹「っ!」

虎徹は足下の氷を殴りつけ砕こうとするが
それが無駄だということは以前ボディービルダーのような男がブルーローズに俺と同じように捕まったときに知っていた。
だがそれでも虎徹は殴り続ける。


ブルーローズ「…往生際が悪いわね…」

ブルーローズはそう呟き虎徹に歩み寄る。
確かにブルーローズから見れば諦めが悪い犯人にしか見えない。

だが虎徹はブルーローズの侮蔑の視線を無視しながら氷を必死に砕こうとする。
そんな虎徹の腕をブルーローズは凍らせる。
首から下以外凍らされ完全に身動きが取れなくなった虎徹の頭上をHEROTVヘリコプターが通る。

街頭テレビからか実況の声が聞こえた瞬間。
わぁーっと街から歓声があがる。

『殺人犯、鏑木・T・虎徹はブルーローズによってたった今確保されましたっ!!』



~病院~


『殺人犯、鏑木・T・虎徹はブルーローズによってたった今確保されましたっ!!』


病室内に備え付けられた小型テレビからHEROTVの音声が病室に響く
3時を過ぎた外は若干太陽が黄色がかってきた。
開いた窓からはすぅっと冬の冷たい風が入っていきて花瓶に入った花を揺らす。

看護師はとある病室の前に来ると二回ほど扉をノックする。
だが返事は帰ってこない。
不思議に思うが、患者は怪我を負っている、その疲れで寝ているのかもしれない。
包帯を替えるのはまた後で良いだろう。彼女はそう思い病室を後にする。

彼女が気付いたのはそれから1時間後だった。
カーテンやシーツがひも状に結ばれ1階の中庭まで続いて、
怪我を負った患者である

火野映司が居なくなっていることに。



~NG?~

虎徹「…前回真相を絶対に暴くと誓ったのに…まさかあっさり捕まるとは……」

映司「ええ、作者の思いつきで今日展開が変わったんです。」

虎徹「それって…今後の展開に…」

映司「ええ、響鬼ます。…あっ響きます」

「「…………」」


……はい!
今回で書きためが全て無くなりましたので
次回から量が減るかもしれないです。

以上です。

どうも、作者です。
なんかジメジメする毎日ですねぇ…
温度と湿度が高いので外で運動したり働く方は
倒れたりしないように水分をこまめに取ってくださいね。

それでは投下開始。


~運搬車内~

運搬車はシュテルンビルドの道路を静かに走る。
もうだいぶ街から離れ郊外の刑務所に近づいていた。

郊外のあまり整備されていない道路では時折、
地面の小さなくぼみで車体が小さく揺れる。


虎徹「…………」


虎徹「……くそっ…」


虎徹は今までこの犯人運搬車は何度も見てきた。

同時に沢山の犯人をこの車に乗せてきたが
中を見たことはない。

虎徹は車内を見渡すことはしずに、
ただ下を向いて黙っていた。

能力が使えるのはあと50分後くらいだろう。
それまではただ体力を温存しておかねばならない。

虎徹は静かに固い鉄の椅子に座りながら考える。

なぜ、誰一人俺を覚えていないのだろう?


考えた、ドッキリが一番最初に浮かんだがそれは違う。
HERO達の攻撃は本気だった。
アイツ達の目は街を、市民を守るため全力で犯人確保をしようとするいつもの目だった。

では本当に忘れてしまったのか?
だとしたら鏑木虎徹の他にワイルドタイガーのことも忘れているはずだ。

だったら……





___そういえば…以前『ヤミー』と戦っていたとき、変な風になったらしいんですよ俺____

___変な風?どういうことだ?____

___そのヤミーの特殊能力でヤミーの『宿主』…いえ、被害にあった人のことが好きになっちゃたらしいですよ____

___お前が?それって洗脳じゃあねぇの?___

___はい。…あっ!ほかにもこんなことあって…___

___まだあんのかよ!___




そうだ。


少し前、実家に戻る前くらいに映司の話を聞いていた。

そのなかにそのヤミーの特殊能力で洗脳されたという話があった。

…もし、もしもみんながなんらかのNEXT能力で洗脳されているとしたら…

瞬間。


虎徹「___だッ!?」

車内が大きく揺れて虎徹は座っていた椅子から転がり落ちる。
さっきまで70キロ近い速度で走っていた車が止まった。

虎徹は少し耳を澄ますと銃声と悲鳴が聞こえる。
すぐに銃声と悲鳴が収まると
運搬車の後ろのドアから声が聞こえる。

『危ねぇからすこし離れてな、』

…すぐに誰だかわかった。
付き合いは長くないがよく知っている声だった。

金属の扉にがミシリと音を立てて引きはがされる。



周りには警察官が気絶して倒れている。
目の前には並んで立っている二人組、

頭部はUの字型で、身体の節々に緑色のカプセルが散りばめられ、
左腕はまるでの作業車のショベルの様な形をした方と、
外見は全く同じだが腕にはショベルはなく、所々赤く塗られている。

これは映司の話に出てきた…



仮面ライダーバース、同じく仮面ライダープロトバースだ。




~NG~
周りには警察官が気絶し、倒れている
目の前には並んで立っている二人組。

一人はピンク色のエイのような外見の仮面ライダーライアと
もう一人はエメラルドグリーン装甲に大きな大剣をもった牛の様な顔の仮面ライダーゼロノス。

虎徹「…共通点は?」

デネブ「お互いに七夕繋がりなんです。これデネブキャンディー、侑斗をよろしく」

虎徹「ああ、サンキュー…」


~NGとは違うなにか~

そういえば今日は七夕ですね。
まぁ…いままでクリスマスやらエイプリルプール等の色んなNGをやってきたので
今回もエイプリルプール+もうすぐわたくしの生まれた日なので
エイプリルプールの時とは少し変えて…NGを募集します。

>>732さん仮面ライダーかタイバニが関係しているもので何かお願いします!!

…特に出ないみたいなんで今回はまぁ無しってことで、

ところで皆さんは星に…じゃなくて短冊に願いを書きました?
私はジャスコにあった短冊に『世界征服』と書いておきました。
…笑いながら書いているところを兄に見られました。
そのときの兄の目は色んな感情が混ざった何とも言えない濁った目でした。

以上

ども!今日生まれて初めて松屋に入った方、作者です。
牛丼ウマー 半熟卵とサラダと味噌汁付きで420円は財布に優しいです。

それでは投下開始です。


これは映司の話に出てきた…

仮面ライダーバースと、同じく仮面ライダープロトバースだろう。


プロトバース『よう!久しぶり!』

バース『初めまして、ワイルドタイガー…鏑木虎徹さん』

虎徹「伊達先生!…え~っと、こっちは確か後藤………」

バース『後藤慎太郎です。火野から話を聞いていたんですね…』

虎徹「まぁな…真面目で困ったときに助けてくれる奴って聞いた…本当にその通りだ」

バース『いえ、自分はそんな立派なものでは…』

プロトバース『まぁとにかく、コレに乗りな。』

虎徹「これってオーズの……」

バース『はい。ライドベンダーです。乗ってください。』

虎徹「だけどあんたは…」

バース『大丈夫です。飛んでいきますから』


虎徹「…まぁ…そっちがそれでいいなら……ところで映司は?アイツ大丈夫なのか?」

バース『…いままで我々にとっての人質とされていましたが俺の元上司がなんとかしました』

虎徹「人質!?どういうことだよ!」


プロトバース『あのTVはもしお前さんを助けようと俺達が向かおうとしたら病院に横たわる映司を殺すってことだ。』

虎徹「…そんなこと誰が…」


プロトバース『あいつだよ、え~っと…アルバイト・マーベリック!』


バース『アルバートです。アルバート・マーベリック』

虎徹「マーベリックさんが!?証拠は?」

バース『彼は記憶を操るNEXTです、証拠は様子をコレが聞いていました。』

バースはバッタ缶を取り出すと録音を再生させる。

その内容はマーベリックと映司の会話。
その後すぐに何かを砕く音やオーズの叫び声、爆発音などが続いた。
それらが収まりしばらくして言葉が聞こえた

その言葉は虎徹の今の状態を示すものだった。

「ワイルドタイガーは謎の人物で鏑木虎徹と言う人間はワイルドタイガーでも何でもない」



虎徹「…まさかコレも全部…」

プロトバース『ああ、あの野郎の仕業だ。』

バース『とりあえずHEROが来る前にここから逃げることが先決です。』

虎徹「ああ…_____っ!!」

そのとき上空から赤い光の一本の線が矢のように降り
ライドベンダーを一台破壊し爆発が起きる。

プロトバース『うぉ!?』

バース『くっ!』

虎徹「…はぁッ!?……なんだよその姿…誰なんだよ……お前!!」

H01『…………』


虎徹の問いに答えることはなく、黒いワイルドタイガー
いや、H01は静かに虎徹に銃口を向けた。

~NG~

プロトバース『よう!久しぶり!』

バース『初めまして、鏑木虎徹さん』


虎徹「伊達先生!…え~っと…誤砲さん………」


バース『後藤慎太郎です。火野からどんな話を聞いていたんですか…?』

虎徹「まぁ…ヤミーと戦ってるときにでかいバスーカを撃つ奴って聞いた」

バース『………火野…!』

プロトバース(間違っては無いんだよなぁ……)

以上



あれ?伊達さんってバズーカ誤砲時代の5103知ってたっけ?

>>742
あっ

…本当は伊達さんは誤砲さんを知らないけどNGだから
本編とは関係ないので……言い訳ですね、すいません!

後藤さんほどキャラ崩壊したのは名護さん以来だよね
http://i.imgur.com/nljyW.jpg

>>744
ヤンホモ「おっと」
所長Love「俺たちを」
ホワチャー「忘れないで貰おう」

どうしてもG(後藤)ストーンが気になる…

>>748
タチバナ「呼ばれた気が」
流星「どうしたんだ。タチバナさん」

どうも!後藤さんの人気にかなり驚いている方、作者です。
いやー本当に後藤さん人気だなぁ……

書き忘れてました、投下開始。





映司「うっ……ここは?」

里中「気がつきましたか?火野さん、ここは私の車の中です」

映司「里中さん!どうしてシュテルンビルドに?」

里中「仕事です。あなたを助けに来ました。」

映司「…助けに?どういうことですか?」


 |   | |         \  T  「 /
   | _ | |i          _|i |-‐|l i|
   〕-―〔 | |   「ヽ、 /、ヽ|l l|  |l |ヽ、

   〈| r- | ト|   |   ̄ ̄ヽ'  | |  〃ー―' |
   〈||  | ||〉|   └┬-テ- 、_/ |ヽ____」
   〈||.  | ||〉|   _i 〈::.::.::.:ヽニ〈◇〉ニ/.::||
    <||  | ||>|   | ヽ ヽ、::.::. .:〕V/::.::.::.:/i/|
    〕|ニ| i | |   ヽ ヽ、`=-‐ィ∨ヽ-ニイ/  |
   //ニi二フ{)   レi \ ̄ヽi´⌒`| r-'´/レ'

  / /二i二ニ‐-f^i   Lト ノ\!|    |/ ,イ」
  /-//i二i二つ/|  __| \ T‐-‐イ/|
/ / ⌒|_| | / ||「ニ‐- __!_  `ー-‐'  ヽ‐- _
 /|  [  ] |/ニl」       ̄ i|     r-‐ '´ヽ

鴻上『詳しい話は私が話そう!!』

映司「鴻上さん!!」

鴻上『可哀想に君はMrマーベリックに記憶をねつ造されて利用されてしまった!!』

映司「記憶を…?」

鴻上『信じられないのも無理はない!!記憶が変えられいるのだから!!』

鴻上『他のHEROやTV関係者達も記憶を変えられている!だが君が記憶を取り戻すのは実に簡単だ!』


映司「どうすれば…?」

鴻上『以前のように変身したまえ!」

映司「あの…すいませんメダルは犯人に盗られちゃってて……」

鴻上『それならば心配要らない!火野君!私からのプレゼントだッ!!…里中君!』

里中「どうぞ」

映司「これは…!?」

里中「確かにお渡ししました。」


鴻上『さぁ火野君!!真実が知りたいのなら変身したまえッ!!』

映司「はい!」

里中「変身するなら私の車から降りてからにしてください」

映司「あっ、はい。」



同時刻、シュテルンビルド駅周辺
一人の少女はリュックサックを背負うと駆け出す。


楓「…待ってて、お父さん…!」


伊達「よう!鳥ヤミーの種類を間違える方、伊達です!!」
  「やっとこさ二人を助け出して俺達の反撃の番だ!!」
  「俺と後藤ちゃんのコンビとオーズのインドの技が炸裂!?…え?インドじゃあなくてブラカワニ?」
  「……とにかく次回、【 Double return  倍返し】みてくれよ!」

伊達「……で、あれは鶏ライダーだろ?」

後藤「白鳥です。ついでに言うと仮面ライダーファムです。」

伊達「………」


ファム「…鶏って…」

龍騎「サギじゃあないの?詐欺師なんだからさ」

ファム「冗談のセンス最悪ね」

龍騎「……すいません」


~おまけ~

?「まぁ~たあの街に行くのか…」

?「…また?君はシュテルンビルドに行ったことがあるのかい?」

?「お前が居ないときにな、」

?「それはひょっとして『傷心旅行』というものかい?」

?「…あ~…とにかく準備しとけ、行くぞ」

?「わかったよ、翔太郎」

翔太郎「おう、フリップ________ダブルリターンときたら俺達しか…」

フリップ「翔太郎、僕はパスポートを持っていないけど大丈夫なのかい?」

翔太郎「……あー…フリップ、やっぱり、オーズなら大丈夫だ。俺はそう信じてるぜ?」

フリップ「……実に都合が良いね…君は…」


以上

フリップ…?
ダリナンダアンタイッタイ

>>759さん
………素で間違えました…ちゃんとフィリップって打ったと思ったのになぁ……
心の目で見てください…そうすればフィリップに…見えませんね。
すいませんでした!

一応修正版


~おまけ~

?「まぁ~たあの街に行くのか…」

?「…また?君はシュテルンビルドに行ったことがあるのかい?」

?「お前が居ないときにな、」

?「それはひょっとして『傷心旅行』というものかい?」

?「…あ~…とにかく準備しとけ、行くぞ」

?「わかったよ、翔太郎」

翔太郎「おう、フィリップ________ダブルリターンときたら俺達しか…」

フィリップ「翔太郎、僕はパスポートを持っていないけど大丈夫なのかい?」

翔太郎「……あー…フィリップ、やっぱり、オーズなら大丈夫だ。俺はそう信じてるぜ?」

フィリップ「……実に都合が良いね…君は…」


どうも、作者です。
八月も近づいてきてより暑くなってきましたね。
外で働く方は水分をこまめにとって、室内にいる方も熱中病などに気を付けて
夏を乗り切りましょう。

さて来週のサザエさんは、
・カツオ一本釣り。
・ワカメ干される。
・タマ、\スミロドン/。
…の三本です。

それではまた来週も見てくださいね!
じゃんけんぽん!うふふふ!!


投下開始。


前回の3つの出来事は!?

1つ、記憶を消されたHEROに追われる虎徹

2つ、伊達と後藤のダブルバースが援護に

そして3つ!そんなダブルバースの前に黒いワイルドタイガーが!?



~Double return 倍返し~

~Double return 倍返し~



プロトバース『っぅ~痛ってぇ~……なんだ?』

バース『黒い…ワイルドタイガー?』

バースはちらりと虎徹を見る。
本人の虎徹も唖然としていた。

H01『…………』

足の裏から出ているジェットを切り、H01はアルファルトを砕きながら着地する
ズンッという音が周りを重く響かせた。

虎徹「……なにもんだ!お前!?」

H01『…………』

H01は虎徹の問いには答えず、腕から熱で赤く発光するブレードを出し、
ガシャン、ガシャンと足音をたててゆっくりと歩み出す。


虎徹「んだっ!なんだこいつ!」

プロトバース『おい!ここは俺達に任せて……』

バース『……さがっていてください。』

メダルポッドにセルメダルを入れ、バースバスターに付けると
がちゃりと銃口を向ける。

プロトバース『はあっ!』

バースバスターの銃口から勢いよく黄色い円盤が射出される。
最初はメダルを撃ちだしているのかと思ったがメダルは銃口の下に取り付けられたメダルポットに滑り落ちていく。

円盤状の弾は何発もH01に命中し火花を飛び散らせ、全身を煙が覆う。


虎徹「……やったか?」

黒い煙の向こうからはあのガシャンという足音は聞こえない。

H01『…………』

ブオッと黒煙を左腕のブレードで切り裂き、足裏のブースターを勢いよく噴射させながら
一気に目の前のダブルバースに迫る。

プロトバース『なに!?……うぉっ!』

バース『伊達さん!…くっ!』

手前にいたプロトバースの胸元を斬りつけ、蹴り飛ばす。
そして身体を一回転させバースが向けたバースバスターを切り裂く。

H01『…………』


虎徹「二人とも!大丈夫か!……くっ…!」

近づいてくるH01を前にし、虎徹は能力を発動させようとする。

クレーンアーム

クレーンアーム
キャタピラレッグ

電子音が鳴り、二本の金属ワイヤーが片方ずつH01の両腕を縛り動きを止める。
一本は右腕、もう一本は左腕。ワイヤーの伸びているところを見ると
バースの片腕が巨大なクレーンに変わっていた。

バース『鏑木さん!他のHEROが来る前に早く!』

プロトバース『ああ、ここは俺と後藤ちゃんに任せな!』

虎徹「っ……けど!」

バース『街に行けば俺の元上司が鏑木さんをすぐに駆けつけます!』

プロトバース『ああ!たぶん俺達より強い!…早く行きな、楓ちゃんが待ってるぜ?』

虎徹「……わりぃ!」

虎徹はヘルメットを被りライドベンダーに跨ると猛スピードでその場を後にする。
それを追おうとH01も足裏のブースターを噴射させるがびくりともしなかった。

時間の無駄と判断したのかすぐにブースターを止めると
振り返りダブルバースに向かい合う。


バース『……行きますよ、伊達さん』

プロトバース『この街の平和を守るため?』

バース『いえ、……世界の平和を守るためです!!』

プロトバース『…よしっ!なら俺もバイト代、稼ぎますか!!』

クレーンアーム、キャタピラレッグを解除すると
赤と緑の目を光らせH01へ駆け出す。

H01はそれに応えるようにぼんやりとバイザーが赤く点滅した。



~明日が楽しみNG~

クレーンアーム、キャタピラレッグを解除すると
赤と緑の目を光らせH01へ駆け出す。

リブラはそれに応えるようにぼんやりとラプラスの瞳が赤く発光した。

リブラ「……見つけた…魚座だ…」

我望「………どうだね?リブラ、魚座は見つかったかね?」

リブラ「……いえ、まだ見つかっておりません」(言ったらダークネビュラに送られる…それだけは絶対に…!)

○<……お前からは…俺と同じ臭いがする。

リブラ「…誰?」


校長→リブラ→天秤野郎→土下座→邪気眼→レーダー扱い→離反→謎の人物『タチバナギャレン』。
こうだといいなぁ……

以上。

どうも!夏バテ気味の作者です。
やっぱり夏は食欲が下がりますね……

そしてフォーゼも映画が今日公開しました。
私は夏バテの体調不良で観に行けてませんが、もう観に行った方もいらっしゃると思います。
今回はメガマックス、フォーゼの数話を担当した坂本さんが
監督をつとめていらっしゃるのでアクションに期待です。……あとエロさにも。

それでは投下開始です。



~アポロンメディア社付近~

楓「………確かお父さんの会社はここだよね…?」

楓「バーナビーならきっと力になってくれるはず……」

?「____解析は終わったのか?……ああ、ご苦労、すぐに向かう。」

楓「……あの人って確かHEROTVの………あ…あの!」

マーベリック「……ん?どうしたんだい、お嬢ちゃん?」

楓「あ……あの私バーナビーに会って話さなくちゃいけないことが……!」

マーベリック「そうか、君はバーナビーのファンなんだね?……だけどごめんね、バーナビーは今手が離せないんだ」

マーベリックは手で楓の頭を優しく撫でるとその場を去って車に乗り込む。
車はマーベリックが乗るとすぐに、シュテルンビルドの巨大建造物、『ジャスティスタワー』の方へ走り去っていった。

~路地裏~

里中「……この辺りの路地裏で良いですか……では火野さん、私は離れていますので」

映司「はい……変身ッ!!」

スキャナーを三枚のメダルの前でスライドする。


コブラッ!

カメッ!

ワニッ!

ブラカ~ワニッ!!


光に包まれ映司の姿が『仮面ライダー』に変わる。
紫に光る目、布を頭に巻いたような特徴的な頭部、橙黄色のゴツゴツとした甲殻を手脚に纏った姿。

この姿に変身するのは三回目だ。

一回目は同じようにメダルを取られていたとき。
二回目はガラとの決戦のとき。

将軍様から譲り受けたメダルは、治癒能力があり傷ついた体を癒している。
……何百年経った今、再び将軍様に助けられた。

どんなに時代変わったとしても、絆とは絶えず続くもの。

繋いだ手は今も繋がっている。

そして全て思い出した。
今まで何をしていたのか、何をされたのか。

誰が黒幕なのかも……

やるべきことは沢山ある。
手を伸ばしても一人じゃあ届かない。
なら手を繋いで伸ばせば絶対届く。
比奈ちゃんが、後藤さんが、知世子さんが、伊達さんが、里中さんが、

そしてアイツが教えてくれた。



オーズ『……里中さん、行きましょう。』

里中「はい、それが仕事ですから。」

映司は変身を解除して手脚の包帯をとると車に乗り込む。

NGは全く思いつかないので思い浮かんだら投下します。

以上

そうか…ここにいると映画のネタバレ食らう可能性があるのか…
DVD組みは辛いな


リブラ!(挨拶)

作者です!たった今思いついたこの挨拶、流行ると嬉しいです。
バリエーションでお帰リブラとかお疲レオとか……

「スイッチ一つで友達増えるね」

……AC?

ところで話は変わって
>>796さん、……このスレには映画のネタバレなんてする極悪非道で
ザンギャック……残虐な方はたぶんいませんので安心してください。

では短いですが投下開始。


~シュテルンビルド市街~

虎徹「………確かこの辺に……いたっ!」

黒いワイルドタイガー、H01をバース達に任せ、虎徹は市街をライドベンダーで駆けていた。


虎徹は一台のタクシーを見つけるとライドベンダーのハンドルを握りしめスピードを上げ、
タクシーの真横につくと窓を軽くノックする。

虎徹「ベンさん!開けてくれ!話したいことがある!!」

ベン「……虎徹!?お前捕まったんじゃあ!?……とりあえずついてこい。」

ベンの乗るタクシーは路地裏にはいると適当に駐め、車を降りる

ベン「虎徹!お前……何があった?」

虎徹「ベンさん、実はマーベリックに………」


_______________________
説明中
___________________
「ゴルゴムの仕業だ!」
_______________
「許゛さ゛ん゛ッ゛!」
_______

虎徹「……ってわけです。」

ベン「なるほどな……だがなんで俺に会いに来たんだ?HERO業界を引退した下請けの下請けの俺なんかじゃあ会長のマーベリックに太刀打ちできないぞ」

虎徹「……秘策はありますが……俺のスーツが無いと……」

ベン「……うまくいくのか?」

虎徹「うまくいかせます!」

ベン「待ってろ、お前のスーツはいつもトランクに積んである。」

虎徹「えっ!本当っすか!」

ベン「馬鹿野郎、俺はいつでもワイルドタイガー、お前のファンなんだぜ?」



ベン「……だけど虎徹、どうやるつもりなんだ?HERO達には一通り説明したんだろ?今更どうやって……」

虎徹「ふっふっふ……ベンさんそれはテレビを見ていてくれれば分かりますよ」

ベン「テレビ?……HEROTVか?」

虎徹「ええ!そこで俺があいつ等にワイルドタイガーの証拠を見せてやります!」

ベン「そこまで自信があるのか……じゃあ虎徹、マーベリックの野郎に本物のHEROってものを見せてやれ!」

虎徹「はい!」

………………
…………
……


マーベリック「……どうだね?ロトワング君。」

ロトワング『はい、マーベリックさん……このコアメダルには謎のエネルギー反応があります。』
     『他のメダルの方は特殊機材さえあれば武器やアンドロイドの動力に使用できますが……』
     『この一枚……いや二欠片?からのエネルギー反応は他と異なっておりまして……かなりの時間がかかります』

マーベリック「……そうか……まぁ時間はある、しっかり調べておいてくれたまえ」

ロトワング『はい、Mrマーベリック。』プツッ

マーベリック「…………」



ピリリリリ

マーベリック「……私だ。」

鴻上『久しぶりだね、Mrマーベリックっ!』

マーベリック「……なんの用だね?今日は私の誕生日ではないが?」

鴻上『はっはっはっ!!面白いことを言うね、Mrマーベリック……今回は君への宣戦布告だよ。』

マーベリック「……宣戦布告?」

鴻上『……君と私の仲は短い期間だったが協力関係が確かにあった、が!君はその関係…私欲望を邪魔したッ!!』
  『つまり、……賢い君なら解るだろう?』

マーベリック「報復か……」

鴻上『素晴らしいッ!Mrマーベリック!よくわかったね!!まぁそれはそうと……覚悟したまえ、私の欲望を邪魔した罪は重い』

マーベリック「……ふん、君の財団では無く別の【財団】についただけの話だ。」

鴻上『…………』



マーベリック「これから私はさらに高みに昇り、いつの日か【財団】のトップになる日がくる」

鴻上『素晴らしい欲望だ!!……私の欲望を邪魔しさえしなければ協力を惜しまなかったものだが……』

マーベリック「ふん、さらばだ。」

鴻上『ああ、今日が君と君の欲望の命日になるところを見守っているよ、さらばだ。』

マーベリック「…………」


NG

ロトワング『この一枚の鏡……いや二欠片?からのエネルギー反応は他と異なっておりまして……かなりの時間がかかります』

マーベリック「……そうか……まぁ時間はある、しっかり調べておいてくれたまえ」

ロトワング『はい、Mrマーベリック。』プツッ

ロトワング「さて、研究研究っと」


鏡1(佐野満)「百合恵さんッ!!ここから出してくれよぉ!!百合恵さん!百合恵さん!!」

加賀美「っしゃあ!ライダーカッティング!!」

ロトワング「」


以上

どうも作者です!
フォーゼももうクライマックスですね。
このssを書き始めたときはファイヤー登場くらいだったかな?
色々と懐かしく思えてきます。

投下開始




~アポロンメディア周辺~

映司「はい……ん?…里中さん!駐めてください!!」

里中「どうしたんですか火野さん?」

映司は車から降りると一人の少女の方へと駆け出す。
あの子は虎徹さんに写真で見せてもらったことがある。

映司「……君は…ワイルドタイガー……虎徹さんの娘さんだよね……」

映司が近づいたときは警戒していたがこの一言で楓は目を丸くした。


楓「……どうしてお父さんの正体を知ってるの?あなたは誰?」

映司「俺はオーズ。……仮面ライダーオーズ。火野映司、初めまして。」

楓「オーズ……お願い!お父さんを助けて!!」

映司「……うん、俺達に任せて。」

里中「……とりあえず証拠を持っている後藤さん達と合流しましょう。今連絡を取ってみます」

里中はバッタカンを取り出すとプルタブを捻る、
すると掌の上でバッタの形に変形した。


里中「……でませんね、故障でもないですし。」


里中「……火野さん、後藤さん達は私に任せてHEROの方をお願いします。」

映司「はい!……っていってもどうやって……?」

里中「火野さんのことについては恐らく記憶を変えられていないはずです。火野さんが説得すればなんとか……」

映司「わかりました、やってみます!」

里中は静かに頷くと車に乗り込み走り去る。


映司「よし、じゃあ訳を話しにテレビ局に行こうか……えっと……?」

楓「あっ、鏑木楓です。」

映司「楓……いい名前だね、それじゃあ楓ちゃん、行こう。」

映司達が歩き出そうとした瞬間、HEROTVの中継ヘリが頭上を通り過ぎた。
街頭テレビからは聞き慣れた実況の声が聞こえる

『……先程指名手配中の犯人、鏑木・T・虎徹から『HEROを全員集めろ、アポロンメディア社屋上で待つ』との挑発があり、アポロンメディア社員は避難を完了しました。』

『…………おっと……?あのシンボルの前にいるのは……ワイルドタイガーです!鏑木・T・虎徹は古いスーツのワイルドタイガーのコスプレをしています!!』


『……なにやら中継ヘリに向かって叫んでいるようですがここからでは聞き取れません。』


『あ!たった今ヘリからHERO達が続々と降りています!タイガーとバーナビーを除いた全てのHEROです!!』
『……さぁ追いつめられた犯人を捕まえるのは一体どのHEROなんだぁっ!』


楓「お父さん!?」

映司「……急ごう、楓ちゃん!!」

映司達はアポロンメディア社へと走り出した。


NGじゃあないもの。


TIGER&BUNNY 1期

バーナビー「はっ、これだからおじさんは。」

TIGER&BUNNY 2期

バーナビー「流石ですね!虎徹さん!」


フォーゼ 登場初期。

流星「ライダー部?……はっ、馴れ合いだな。」

フォーゼ アリエス後。

流星「流石だな、弦太朗!」



虎徹「……なんつーか、似てるな。」

弦太朗「そうっすね、でも後の方が本当の流星の性格ですよ!」

虎徹「そりゃ、うちのバニーちゃんにも言えることだな。」



以上。

??「相変わらず嫌な風の吹く街だ…(キリッ」

??「この街は汚れてなどいない!(キリリッ」

??「所長は所長だ(デレデレ」

この人ほどブレまくった人はそうそういないと思うんだ…

どうも、作者です。
一日投下が遅れてしまい申し訳ありません。

それでは投下開始。



アポロンメディア社屋上


ワイルドタイガー「ったく、なにがコスプレだよ、正真正銘本物のスーツだってのによ……」

鏑木虎徹、ワイルドタイガーはそうぼやくと
ヘリから降りてきたHERO達を見据え、静かに、だがはっきりと言う。

ワイルドタイガー「さぁて……ワイルドに吠えますか!……よっと、」

ワイルドタイガーはアポロンメディア社のシンボルである像から能力を発動させて飛び降りる。
……斉藤さんのあのスーツに慣れていたから、久々に着たこのスーツでは着地をしたとき若干衝撃が伝わってきて痛かった
だがここで痛いと言ってしまったら格好がつかないから必死に堪える。


スカイハイ『……鏑木・T・虎徹!こんな所に呼び出してその格好で我々全員と戦うつもりか!!』

ファイヤーエンブレム『だとしたら無駄よん、コスプレしたってアンタはワイルドタイガーじゃあないもの』

ブルーローズ『いい加減にその痛い妄想から目をさましたらどう?』

ドラゴンキッド『ブルーローズの言う通りだよ』

ロックバイソン『…………』

折紙サイクロン『大人しくお縄につくでござる!!……どうしたでござるか?バイソン殿。』

ロックバイソン『……いや、あの野郎に聞きてぇことがあってな』



ワイルドタイガー「ふっふっふ……!!まぁ待て、今から俺が本当にワイルドタイガーだってことを思い出さしてやる。」
        「見ろ!俺の渾身の……『おい、鏑木・T・虎徹。』……っだ!何だよ!!」

ロックバイソン『……一つ、テメェに聞きてぇことがある。』

ワイルドタイガー「……なんだよ」

ロックバイソン『俺は鏑木・T・虎徹なんて野郎のことは知らねぇが、てめぇが呟いた名前にはちょいと聞き覚えがあってな……』

ワイルドタイガー「おう……?」

ロックバイソン『……みんなの知っているワイルドタイガーは正体不明で天涯孤独ってはずだ。そうだろ?』

ブルーローズ『そうよ、それで有名じゃない』

ドラゴンキッド『それがどうしたの?』

ファイヤーエンブレム『……まさかアンタこいつの言うこと信じるんじゃあ……?』

ロックバイソン『それは違う。……だが、俺の知っている女性はHEROワイルドタイガーが自分の夫なのが自慢だって言ってた。彼女の名前は……』

ワイルドタイガー「……友恵、鏑木友恵、俺の妻だ。」

ロックバイソン『……その名前をなんでてめぇが知っているんだ?』

ワイルドタイガー「……忘れちまったのか?アントニオ……俺が友恵の夫で、楓の父親だからだよ。」

ロックバイソン『……わかった。』

ワイルドタイガー「おお!思い出してくれたか!!」

ロックバイソン『どこで知ったか刑務所にぶちこんでから聞き出してやる。ストーカー野郎……行くぞみんな!』


「「「おう!!」」」


ワイルドタイガー「どうしてそうなるんだよ!!」

ワイルドタイガー「……ちょっと待ってくれみんな!!」

スカイハイ『話は聞かせて貰った!……よくわからなかったが……とにかく!覚悟しろ!スカイハーイッ!!』

スカイハイは風を手の中に集めて小さな竜巻をワイルドタイガーに発射する。
竜巻は地面をえぐりながらワイルドタイガーへ一直線に進む。

ワイルドタイガー「危ねっ!おい!待てってスカイハイ!!」

ワイルドタイガーは迫り来る竜巻を横に跳び避けると
避けた先にファイヤーエンブレムが炎を出していた。

ファイヤーエンブレム『軽い火傷程度よ!ファ~イヤーン!!』

ワイルドタイガー「やべっ_____」


思わずワイルドタイガーは自身を焼かんと迫る炎を前に目を瞑る。
ファイヤーエンブレムが出した炎はワイルドタイガーの眼前で何かに遮られ
ワイルドタイガーを焼くことはなかった。

『お待たせしました、虎徹さん。』

聞き覚えのある声を耳にし目を開ける。
そこには、布を頭に巻いた、ターバンのような特徴的な頭部、
橙黄色のゴツゴツとした甲殻を手脚に纏った姿。
そして腰に巻かれた銀のベルト。

ワイルドタイガー「お、お前……!」

オーズ『俺は味方です、……って言っても敵なんてここにはいませんけど』

仮面ライダーオーズ、火野映司が立っていた。

ここまで。

フォーゼ最終回……良かったですね。
コズミックの「ライダーキック」やレバー連続押しロケットドリルキックやちゃっかり登場ウィザード等々。
……若干後半の数話に流れが悪いと感じることもありましたが、笑顔で終われて何よりです。

……思い返すと初めてフォーゼのデザインが出たときはださいとかイカとか
ボロクソに言われていましたがいま見るとものすごく格好良く見えます。

……逆に初登場でボロクソに言われていないのも少ないでしょうけど……
龍騎しかり、電王しかり、ディケイドしかり、RXも車に乗るライダーってなんだよと当時は結構言われていましたね。

そして仮面ライダー初の学園ドラマに興奮と感動があって、どこか懐かしさを感じ、一年間楽しませて貰いました。

……そしてスイッチ商法とかで一年間バン○イに貢いだのは私一人ではないはずです……次は指輪かぁ……

本当に『仮面ライダーフォーゼ』一年間ありがとうございました!
ムービー大戦でまた見るそのときを楽しみにしています!


まぁ非常にどうでもいいですが「プレゼンター」と「プレデター」って似てるなって思ってました。

以上。

どうも作者です。
いやいや今日のゴーバスターズも面白かったですね!
そしてバグラスがついに動き出してきて今後の展開に目が離せないですね。

それでは、投下開始です。


………………
…………
……

マーベリック「お二人とも気分はどうかね?」

伊達「いいように見えるなら俺が診てやってもいいぜ?」

後藤「診察料、高いんでしょう?」

伊達「パンチ一発だ」

マーベリック「まだ元気はあるようだな。」

ロトワング『ですがマーベリックさん、悔しいことにこのメダルシステムによってH01が一機破壊されました。』

マーベリック「……ほう、ならばそのシステムは相当に使えるというのだな。」

ロトワング『ええ現在新型アンドロイドにメダルシステムを組み込み出力強化を促す研究をしていたのですが、これのおかげで何倍もはかどりそうです!!』

マーベリック「そうか。……そのベルトはまだ使うのかい?」

ロトワング『いえ、もう結構です。処分いたしましょうか?』

マーベリック「待ちたまえ、……ふむ、せっかくだ、彼らには我々に協力してもらおう」

ロトワング『……と言いますと?』

マーベリック「昼食事を戻したくないのなら君は知らない方がいい。」


マーベリックは電話を切ると縛り付けられた伊達と後藤に青く光る手を伸ばした。

………………
…………
……

ファイヤーエンブレム『オーズ!?』

スカイハイ『無事だったのかい!?』

ドラゴンキッド『……でも、なんでここに?』

ブルーローズ『犯人を庇ったし、もしかしたら……』

折紙サイクロン『偽物でござるか……?』


オーズ『皆さんに説明したいことがあります。……よっと、』

オーズはベルトを水平に戻し変身を解除する。
だが、映司の体は力が抜けたようにふらつき地面に膝をつく。

ワイルドタイガー「おい!大丈夫か!?オーズ」

映司「……はい、コンボを使うと疲れちゃって……」

ロックバイソン『オーズ、お前ソイツにやられたんじゃあ……?』

ファイヤーエンブレム『第一ベットの上でボロボロだったじゃない?』

映司「いえ、怪我はこのメダルのおかげで治りました……それと今から説明します。』

映司「この事件は全部マーベリックさんの仕組んだことで、マーベリックさんは人の心を操るNEXTでみんなを洗脳したんです。」

虎徹「そうだよ!そう!」

ファイヤーエンブレム『アンタは黙ってらっしゃい!』


折紙サイクロン『マーベリック殿がNEXTで僕達……あ、いやその拙者達を洗脳したって……』

スカイハイ『しかし少々それは……』

ロックバイソン『逆にお前がコイツに洗脳されてるんじゃあないのか?』

ワイルドタイガー「とりあえず俺のせいにするなよ!!」

ブルーローズ『仮に私達が洗脳されてたとしても、あんたはなんで気付いたわけ?』

映司「それは、オーズに変身するとそういうのが効かなくなるんで……」

ドラゴンキッド『でもソレってNEXTの能力だよね?僕達は能力使っているけど何ともないよ?』

映司「あ、実は俺NEXTじゃあ____」

『おーっと!ただいま入った情報によりますと先程のオーズは偽物で鏑木・T・虎徹の共犯者であるNEXTが擬態しているそうです!!』
『その偽オーズはオーズの力と記憶を持っている強敵だそうです!現在本物であるオーズは重傷のため病院で保護されているとのことです!』
『……つまりあのオーズは偽物だァッー!!』


映司の声を遮り空中に浮かぶHEROTVヘリから大声で実況の声が轟く。
そしてその内容に映司と虎徹は大きく口を開けた。

スカイハイ『見たまえ!真実は常に白日の下にさらされるのだ!』

ファイヤーエンブレム『よくも騙したわね!正体を見せなさい!』

折紙サイクロン『拙者の擬態より完璧でござる……』

ブルーローズ(というより完全上位互換よね)

ドラゴンキッド(言ったら可哀想だから黙ってよ)

映司「違います!俺は本物です!」

ワイルドタイガー「そうだって!思い出してくれよ!」


『その演技をいつまで続ける気だ?鏑木・T・虎徹。』

『…………』


ワイルドタイガー「バニー!……ッ!」

映司「あのときの……!?」


ワイルドタイガーが振り返るとそこには黒い新型のスーツに身を包んだ相棒、バーナビー・ブルックスJrが
黒いワイルドタイガー……H01と共に立っていた。





NGに見せかけたウィザード感想?

……さて、今日から始まった新番組仮面ライダーウィザード。
格好良かったですね!特に決め台詞の

「魔法!それは勇気の証!」
「マジマジマジーロ!」

とか鳥肌が立ちました。

……なんて書きたいと思っていたのですが、実は私。

ウィザード見逃しました。

いやいや、朝も起きられず録画も撮って無く……見逃しました。残念無念。
まぁ……一つだけ気になったことは……指輪でメリメンサックの如く怪人殴りますかね?

そして書きためが底をついたのでこれからは投下量が少なくなりますかもしれません。

あと投下日も毎週日曜日に変えますのでご了承ください。


以上

ウィザードは一切パンチをしないみたい。
公式にもパンチの威力書いてないしね。

>>856さん、ありがとうございます。

どうも、作者です。
誠に申し訳ないのですが私生活が色々と忙しくて書けなかったので
今回の分は来週に延期させて貰います。楽しみにしてくださっている方は本当にごめんなさい。

これで終わるのも何なので一応NG的なモノを……

『風の魔術師編』

子供1「あっ!あのマント、ウィザードだ!」

子供2「ホントだ!ウィザード!」

スカイハイ「?」


『地の帝王』

子供1「ねぇ、あれって……ウィザード!?」

子供「何だって!それは本当かい!?」

子供?「騙されちゃあいけないなぁ……アレは化け物、オルフェノクだ」

オーガ「…………」エクシードチャージ



ウィザードってオーガとかスカイハイとデザイン似ているなー……でもスカイハイは白色じゃん、とか思ってたら
白いウィザードというか、なんか立ち位置的にパーマンのバードマンみたいなのが出てきてびっくり。

本当に今回はすいませんでした。

どうも作者です。
バイオ4観てて遅れました。
Tウィルスってハーブ食えば治るんじゃあないの?

そんなこんなで投下開始です。

黒いワイルドタイガー……H01と共に立っていた。


ワイルドタイガー「バニー!……ッ!」

映司「あのときの……!?」


映司と虎徹の前に立つ二人の黒いHEROは色や
細かい部分は違うものの、よく知っているものだ。


H01『…………』

映司「……ッ」

……あの黒いワイルドタイガーはマーベリックさんが開いた偽のパーティーで戦ったことがある。
黄色のコンボを使って戦ったが格納されている高威力の銃によって為す術無く倒された。

そしてその正体はNEXTではなく、
以前スカイハイさんと協力して倒したアンドロイドの強化型だ。
そのときのデータや今までのHEROTVのデータを資料にしている為、電撃、氷、炎、風、の対策はとられているはずだ。

でもアイツのデータにないこのメダルなら……戦える。

楓ちゃんにはカンドロイドを預けて下の階にいるように言っておいたから大丈夫だと思うけど、
他のHERO達とアイツが相手じゃあ……厳しい。
だけど、やるしかない。楓ちゃんと約束したから。



バーナビー『鏑木・T・虎徹、僕は今すぐ貴様を八つ裂きにしてやりたい。……だがそれをやってしまったら僕はHEROじゃあなくなってしまうッ……』

ワイルドタイガー「……バニー、お前……」

バーナビー『大人しく自首しろ!それともこの人数相手にまだ続けるか?』

……嬉しかった。
今、マーベリックの罠に貶められて、洗脳された仲間達が俺を捕まえんと囲み、
相棒が自分の敵になっているという状況で一瞬そう思った。

確かに今の状況にはマーベリックに対する激しい怒りと仲間達が襲ってくるという深い悲しみもあるが、
バーナビーが『復讐者』としてではなく、『HERO』としてここに立っていることに嬉しく感じた。
これなら能力が減退していっている俺も安心してHEROを引退できる。

だけどその感情も一瞬、すぐに怒りへ変わった。
こんな風に見たくなかった、これは全部マーベリックの仕業だからだ。
俺も含めてみんなマーベリックの掌で踊らされている。

このあとバニーはどうなる?
いや、バニーだけじゃあない他のみんなだって同じだ、真実を隠蔽、抹消されて、記憶を書き換えられていく。

ギュウというグローブの擦れる音で、虎徹は無意識的に拳を握りしめていたことに気がついた。

だがその様子を見たHERO達は虎徹が抵抗しようとしているととらえてしまったらしく、さっと構えをとった。


バーナビー『行きますよ、タイガーさん!』

最初に動いたのはバーナビーだった、アスファルトの地面を蹴って虎徹のほうへ駆けていく。
虎徹の眼前に来ると右の拳を顔目掛けて突き出した。
虎徹はさっとバーナビーの拳から一歩身を引いて避けるとそのまま後ろへ跳び退く。
……能力は移動中に使ったのだろうか?いまのところ能力は使っていない。

ワイルドタイガー「バニー!俺を覚えてないのか!?……今まで一緒にやってきただろ!」

洗脳されたバーナビーに向けて虎徹は叫んだ。

正気を取り戻して欲しい、記憶を取り戻して欲しいと願った叫びは逆に今のバーナビーの神経を逆撫でした。

バーナビー『黙れッ!いい加減にしろ!それ以上意味の分からないことを口走るなッ!』

ワイルドタイガー「バニー……くっ……!」

バーナビーの攻撃はより一層激しくなっていった。
それに反比例するように虎徹の動きはどんどん鈍くなっていく、
決して諦めた訳ではないが疲れてきたのだ、虎徹の年齢はバーナビーの二倍はある。
瞬発力も持続力もバーナビーに比べて遥かに劣っているがそれを補う程の経験値があった。

どの動きも追われていたと比べて重くなっているがバーナビーの攻撃を一発もくらっていない、
どれも紙一重で避けていく。……その気になればバーナビーやHERO達の何人か倒すことはできるかもしれないが
虎徹の中に選択肢はない、だからこそ彼は避け続けていた。



映司「うぐっ!」

ワイルドタイガー「映司!」

バーナビー『……そこだッ!』


叫びが聞こえ、一瞬気が映司の方へ逸れてしまった。
その隙をバーナビーは見逃さなかった。
鋭い蹴りの一撃が虎徹の脇腹にめり込み身体がくの字に曲がり地面に転がる。

ワイルドタイガー「ぐはっ…!」



映司はH01に変身する暇もなく生身で胸部を蹴り飛ばされボールのように転がった。
肺中の空気が押し出され、一瞬息が止まり、そのすぐ血反吐をぶちまけん勢いで咳が続いた。

映司の隣に虎徹が脇腹を押さえながら転がってきた。虎徹は映司に手を貸し起き上がらせる手伝いをした。

ワイルドタイガー「くっ、……バニーの奴手加減なしかよ、……っ!」

映司「虎徹さん!……うっ!」

虎徹と映司を映司を捕まえようとバーナビーとH01が一歩踏み出す。



楓「待って!」


ワイルドタイガー「……か、楓!?」

映司「楓ちゃん!?」


楓「……お父さんから離れて!!」

楓は激昂すると体と瞳が青く輝き、上空に光の玉を創り出した。
この場に立つ全員が、少女の頭上に浮かぶ光の玉をNEXT能力だとわかったが、どんな能力かはわからなかった。

……NG?

9月13日はカイザの日!!
草加雅人こと仮面ライダーカイザの日!!
盛大に祝おう!!

……って思ってたんですけど見事に忘れていました。
NGネタも考えたのですが結局何というか……以上です。

>>1の首が折れる音)

ども、作者です。
特に言うこともないので投下開始


部屋のモニターで一部始終を見ていたマーベリックは
光の玉に眉をひくりと動かす。

マーベリック「!……放送を中止させろ。」

携帯を懐から取りだしそれだけを伝えるとぶつりと切る。
しばらく俯き黙っていたが何か思い立ったように立ち上がると何処かへ歩いていった。

映司「今のは……いったい?」

ワイルドタイガー「なにが起こったんだ?楓。」

楓「えっ、私にもわかんない。急に能力が……」


ロックバイソン『ううん?……今まで俺達何してたんだ?』

スカイハイ『それはタイガー君を捕まえようと……?』

ドラゴンキッド『なんでタイガーを捕まえるのさ?』

ブルーローズ『そうよ、なんで私達タイガーを……?』

映司「虎徹さん、もしかして……!」

ワイルドタイガー「みんな、元に戻ったのか!?」


ファイヤーエンブレム『え、タイガーそのスーツ、ナニがあったの?』

折紙サイクロン『さっきの、あ……先程の光の玉は一体?』

ワイルドタイガー「……俺のこと思い出してくれたのか!?」

ロックバイソン『思い出すも何も俺達は仲間じゃねぇか』

スカイハイ『その通りだバイソン君!……だがなぜ私達は彼を……?』

ワイルドタイガー「……よかった!!本当によかった!!」

ロックバイソン『うぉっ!泣くなよタイガー!!』

ファイヤーエンブレム『……ふふっ、ハンサム、アンタも行ったらどう?』


バーナビー『みなさん……どうしたんですか……!?』

ワイルドタイガー「……バニー?」

バーナビー『どうして、急に……犯人のことをワイルドタイガーだなんて……!?」

スカイハイ『おかしな事を聞くね!彼はワイルドタイガーじゃあないか!』

映司「……まさか……?」

バーナビー『犯人がワイルドタイガー?……訳がわからない!僕の隣にワイルドタイガーがいるじゃあないですか!?』

ワイルドタイガー「お、おいバニー……?」

バーナビー『黙れッ!みんなに一体何をした!?』

折紙サイクロン『バーナビー殿……?』

ブルーローズ『……あんたまさか……?』

バーナビー『これも貴様のせいか!?鏑木・T・虎徹ッ!!』

ワイルドタイガー「お、おい!落ち着けよバニー!!』


みんなが正気になった中、バーナビーだけは先程と変わらず拳を握りしめ怒りと困惑を露わにしていた。
楓が放った光の玉の影響でバーナビーと虎徹の立場が逆転したのだ。

HO1は状況を分析、不利だと判断しバーナビーを腕を引きながらその場を後にした。

ドラゴンキッド『……いったいどういうことなの?』

ワイルドタイガー「ああ、いまから説明する……」

……………………
…………
……


ブルーローズ『___ってことは何?全部マーベリックさんの仕業なわけ?』

ファイヤーエンブレム『でも確かに最後の記憶を思い出すと納得できるわね……』

スカイハイ『ワイルドくんの娘さんの能力がコピーで我々の記憶を元にもどしてくれたのか!』

スカイハイ『ありがとう!そしてありが__』

ロックバイソン『だが何でバーナビーの奴には効かなかったんだ?』

ワイルドタイガー「そこなんだよ……なんでだ?」

楓「……私もよくわかんない、あのときは無我夢中だったから」

映司「……たぶん、バーナビーさんと偽タイガーには強力な光を遮断する機能がついていると思います。」

ブルーローズ『それだったら納得いくけど……なんでそんなことがアンタにわかるのよ?』

映司「以前、スカイハイさんと一緒にアンドロイドと戦ったことがありましたよね」

スカイハイ『ああ!勿論覚えているよ!あのときオーズ君は黄色い姿でとても眩しかったね!』

映司「パーティー会場で偽タイガーと戦ったときはライオンの光が効きませんでした」

映司「それに全てのHEROの能力を調べ対策をとってあるアンドロイドだと……」

ファイヤーエンブレム『アンドロイド!?じゃあ何よ私達ずっとロボットと一緒に戦ってたの!?』

ワイルドタイガー「だとしたらバニーが……!」

ドラゴンキッド『タイガー!どこいくのさ!』

ワイルドタイガー「……せっかくアポロンメディアに来たんだ、ちょくら着替える」

ロックバイソン『着替えるってお前!』

ワイルドタイガー「アントニオ!……楓を頼んだぞ」

ジャスティスタワー

バーナビー『タイガーさん!どういうことですか!なぜ逃げたんですか!』

H01『……』

マーベリック「まぁ、落ち着きたまえバーナビー君」

バーナビー『マーベリックさん……!』

マーベリック「よくは分からないがまるで洗脳されたように他のHEROは変わってしまってあの場に留まっていたら君も危なかっただろうタイガー君に感謝すべきだよ」

バーナビー『ですが!』

マーベリック「……だが、このままではいけない。HERO達を助けるための助っ人を呼んでもらった……来たまえ」

バース『…………』

プロトバース『…………』

マーベリック「バーナビー君、これで大丈夫だ、全てね。」


~NG~

フォーゼ「バリッと開いてズンと挿す!!」

ファイヤーエンブレム「アーッ!」


投下終了。


どうも、作者です。
アイアンマン2見ていました。
いやーやっぱり日曜洋画劇場は私の心の癒しですわ。
……でもなんでテレビ版だと声優が変わるんでしょう?

そんなこんなで投下開始です。



ワイルドタイガー「よっと、スーツスーツっと……」

斉藤「………」

ワイルドタイガー「おわっ!斉藤さん!?」

ワイルドタイガー「っても俺のことがわからないですよね……」

斉藤「…………」

ワイルドタイガー「えっ?……ふんふん、『なんでそんなクソスーツを着ているんだ?早くあっちのスーツに着替えろ』?」

ワイルドタイガー「そんなクソスーツっていいかたは……って斉藤さん!?俺のこと思い出したのか!?」


斉藤「?」

ワイルドタイガー「よかった……!」

斉藤「………」ボソ

ワイルドタイガー「……そんじゃあありがたくスーツつかいます!」

ワイルドタイガー「…………あの、斉藤さん一つお願いがあるんですけど……」

………………
…………
……

折紙サイクロン『HEROTVに本当のことを話すというのはどうでござろうか?』

映司「いえ、アニエスさんも今は洗脳されていますし……」

ブルーローズ『なんにしてもこれからどうするの?』

ロックバイソン『決まってらぁっ、マーベリックの野郎をとっちめてやる!』

ファイヤーエンブレム『じゃあその野郎の所へ案内して頂戴よ』

ロックバイソン『うっ、それは……』

スカイハイ『居場所がわからないのなら我々も対処のしようが無い……』

その場にいる全員が黙り込んでいる中、カンドロイドの電子音が響く。

映司「はい、もしもし。」

里中『火野さん、マーベリックの居場所が判明しました。ジャスティスタワーです。』

里中『後藤さん達の持っていたカンドロイドの反応が先程までありました。』

里中『はやく帰りたいので私は先に侵入しています。では。』


映司「……ジャスティスタワーだそうです。」

ドラゴンキッド『だったらすぐにのりこもうよ!』

斉藤『だったらコイツに乗りなぁっ!!』

ブルーローズ『あれってタイガー達のトレーラーじゃない!?』

スカイハイ『よし、出動だ!』


~ジャスティスタワー~

ワイルドタイガー『ここにバニーが……』

映司「……楓ちゃんはこの車に居てね。」

ワイルドタイガー『楓、お前の大好きなバーナビーはパパが絶対助けてやるから、斉藤さんとここで待っててくれ。』

楓「……うん。わかったからお父さんも無事に帰ってきてね!」

ワイルドタイガー『おお!約束だ!』

スカイハイ『なら彼女達を守るのに何人か残ろう!』


折紙サイクロン『なら拙者……いえ、僕が残って守ります!』

ドラゴンキッド『なら僕も残るよ!』

ブルーローズ『私もここで待つわ』

ワイルドタイガー『……みんな、頼んだぞ』

ブルーローズ『ええ、だからタイガー、あいつのこと頼んだわよ』

ワイルドタイガー『ああ、任せろ!』



~タワー上階~

ロトワング「マーベリックさん、侵入者のようです」

マーベリック「……あの二人以外は彼らが相手になる。H01を準備させろ」

ロトワング「承知いたしました。」

~NG~

ブルーローズ『あれってタイガー達のトレーラーじゃない!?別物よ!』

北條「G-3X、北條透、出動します」

尾室「G-3マイルド出動します」

ブルーローズ(なんでだろう……駄目な気しかしない……)


北條さんは想定外に弱いだけでそれ以外なら結構強いと思うんだ。
尾室さん?……彼のボソッと言う一言好きです。

以上。


どうも作者です。今更ですが作者という言い方より、
>>1ですの方がいいとこのごろ思うようになってきました。

さてさて気がつけば一年が過ぎていました。
見てくださっている皆さん、ありがとうございます。


それでは投下開始です。


~タワー内部~

ロックバイソン『なんの歓迎もねぇな……』

ファイヤーエンブレム『逆に不気味ね……』

スカイハイ『だが油断してはいけない!敵がどこにいるかわからない!』

そう言った瞬間チーンという電子音を立ててエレベーターが開く。

バース『……お前達の会いたがっている奴は上にいる』

プロトバース『ただしそこのお二人だけだ。』

映司「後藤さん!」

ワイルドタイガー『伊達先生!どうしてここに!?』

バース『お喋りをするつもりはない、火野映司それに鏑木虎徹、このエレベーターに乗るんだな』

映司「後藤さん……?」

バース『気安く呼ぶな、とっとと乗れ。』

映司「まさか、二人とも……」

ワイルドタイガー『映司!……行くぞ……』

映司「……っ、はい。伊達さん後藤さん、後で必ず助けますから!」

バース『……?』

プロトバース『後藤ちゃん、いくぜ?』

バース『ええ、無力化します。』

スカイハイ『くるぞ!』

ロックバイソン『おう!』

ファイヤーエンブレム『イくわ!』



~ジャスティスタワー 上階~


映司「ここが……」

ワイルドタイガー『バニーはどこに……?』

バーナビー『待っていたぞ、鏑木虎徹……!』

H01『…………』

ワイルドタイガー『……映司、アイツを頼む』

映司「わかりました、変身ッ!」

コブラ!カメッ!ワニッ!
ブラカ~ワニッ!

オーズ『ハッ!』


~本編関係無いNG~

ロイズ「君に相談があるんだが……」

アニエス「ヒーローの演出についてですか?」

ロイズ「いや、違う……」

ロイズ「……まぁ、これを見てくれ」

アニエス「タイガーのフィギュアですか。」

ロイズ「ああ、これが通常版。」

ロイズ「次にこれが画集についてきた限定版。」

ロイズ「これがインターネット限定版。」

ロイズ「これは、限定のフェイスオープン。」

ロイズ「劇場版カラーリング。」

ロイズ「会場限定の黒いワイルドタイガー」

ロイズ「なぜバーナビー君を出さずにタイガーばかりを出すんだ!全く!!」

アニエス(全部買ったのか……)


以上。

どうもー作者です。
今日も元気にイクササイズの時間がやってきました!
名護さんと一緒に身体を動かしてウェーイクアップッッ!!


SICオーズ欲しいなぁ……
投下開始。

コブラ!カメッ!ワニッ!
ブラカ~ワニッ!

オーズ『ハッ!』

ジャスティスタワー上階での戦いで掛け声という名のゴングがなった。

H01は地面を蹴りオーズに勢いよく飛び掛かり、比較的装甲が薄いを二の腕を掴み、そのまま異常なほどの握力で握る。

激痛にオーズは振り解こうと両腕にセイヤっと力を込めたが全てのHEROのデータを集結させたH01の圧倒的な力に、

オーズはまるでプレス機はさまれたように腕が動かせなかった。


だが脚は拘束されていない。
右足を上げ、鋭い蹴りをH01の腹部に当てる。

そのとき脚が光り、蹴りに合わせて鰐の頭部のようなエフェクトがH01の脇腹を傷つけた。
ワニレッグの蹴りに少しH01は怯んだがまだオーズの腕を放さない。


オーズは右脚、左脚と交互に蹴りを繰り出していった。
五回、六回と当て続けていくとパッとH01は腕を放して後ろに退いてそのまま直立不動の姿勢になる。

拘束が解かれたオーズもさっと距離をとった。

……危なかった。いくらこのコンボは怪我が回復するといっても痛いことは痛い。
もしも、もっと強く握られていたら骨が折れていたかもしれない。
そしてこの場所は戦うには少し狭い。それにもし虎徹さん達に被害が出てしまうと不味い。

ゆらりと先程まで直立不動だったH01が動き出した。
足裏のブースターから炎を噴出させ、弾丸のようにオーズに飛びつきそのまま壁を突き抜けていった。



全身を強化されているオーズにとってコンクリートの壁に叩きつけられることは大したダメージではない。
無論、H01にもダメージはない。幾つか壁を突き抜けると、狭く四方八方にトゲのついた赤い部屋に出た。

そこでH01はオーズを放り投げブースターを切り地面に倒れるオーズを見下ろす。

投げられトゲが背中に当たる。だがトゲは金属で出来ていたにも関わらずオーズに押しつぶされ先端が折れていた。
オーズはすぐに起き上がるとすぐに構えをとる。

H01はバイザーを光らせると、左腕のアーマーから赤い剣がシャッと突き出る。
その剣は熱された金属のように赤く。そして鋭かった。
赤く光る剣先が地面のトゲに触れるとあまりにも容易く焼き切れた。


……そうか。虎徹さん達から離れた方がいいと思っていたが、それは間違いだったんだ。
バーナビーさんは俺の目の前の黒いワイルドタイガーを本物だと思っている。
だからこんな風に剣を出していたりするとバーナビーさんに不審がられるから壁を突き抜けて離れたんだ。


映司が理解すると同時にH01はブースターで近づき赤く熱された剣をオーズの頭上に振り下ろした。

だがオーズの頭部が焼き切れることはなかった。

単品でもかなりの硬度を持つ、亀の甲羅をもした腕のゴウラガードナー。
両腕のそれを一つに合わせたより強度なゴーラシールドデュオで防いだ。

H01は焼き切ろうと力を込めていくが鵺ヤミーの強烈な一撃を防いだことのある
ゴーラシールドデュオには傷一つ付けられなかった。

H01は剣に力を込めながら、右の太ももからさっと黒光りする巨大な銃を取り出し、オーズの腹部に押しつける。

オーズが気づき、避けようとしたときには既に間に合わず、赤い熱線がオーズの腹部を襲った。


衝撃に吹き飛び転がっていくオーズ。
避けきれず脇腹に熱くこみ上げるような痛みを感じる、これでH01は遠距離も近距離にも死角が無くなった。

しかもよく見るとどんどん、銃口の赤い光りが増している。

……アレはエネルギーを溜めているに違いない。
もしももっと強い一撃を撃たれたならまずい……短期勝負でいくしかない。

オーズはスキャナーを取り、ベルトにスライドさせる。


スキャニングチャージ!


音が鳴ると同時に駆けだし、スライディング。
H01へ続く三本のリングの中へ。

H01が静かに右腕を上げ狙いを定める。
オーズは橙色のオーリングを潜りながらH01の眼前で飛び上がると挟み蹴る。
そのとき巨大なワニの頭部のエフェクトが現れて挟み蹴ると同じに噛みついた。

オーズ『セイヤァーッ!!』


H01の身体に巨大なアルファベットの『o』の文字が浮かび上がり、
H01は断末魔をあげることなく火花を散らし、やがて爆散した。


NGは思いつかないので無し。
以上です。ありがとうございました。

H01は剣に力を込めながら、右の太ももからさっと黒光りする巨大な銃を取り出し、オーズの腹部に押しつける。

「この距離ならバリアは張れないな」

オーズが気づき、避けようとしたときには既に間に合わず、赤い熱線がオーズの腹部を襲った。




  _  ._
   |/
 |H0)


(OwO)< >>932サン!?NG感謝ディス!!


遅れました!作者です。


特に言うこともないので投下開始です。


オーズ『セイヤァーッ!!』


H01の身体に巨大なアルファベットの『o』の文字が浮かび上がり、
H01は断末魔をあげることなく火花を散らし、やがて爆散した。

オーズ『虎徹さんのほうにいかないと……』


虎徹の援護に行こうとしたオーズはその存在にぴたりと足を止める。

そこには先程倒したはずのH01がもう一機立っていた。

H01は太ももから銃を取り出してオーズに銃口を向け構える。

そのとき映司がよく耳にする。チャリンとメダルの音がした。

……あの銃はメダルで強化されているのだろう

銃口の輝きは増し、H01は引き金を引いた。

映司の想像どおりその銃の威力は先程のとは段違いだった。


【最終話 相棒と欲望と誰かの希望】


ジャスティスタワー1階ロビー

バース『ハァッ!』

ファイヤーエンブレム『もう!激しすぎだわ!!』

ロックバイソン『こっちがやりずれぇことをいいことに……』

スカイハイ『彼等はオーズくん達の友達だ、下手に攻撃することは……』

プロトバース『よっと、隙あり!』

スカイハイの足にプロトバースのクレーンアームから伸びたワイヤーが絡みつき、
勢いよく引くことでスカイハイを地面に転ばせた。

スカイハイ『しまった!』

バース『今だ、セルバーストを……うっ!』

プロトバース『どうした後藤ちゃん……って、うおぁっ!』

バースの悲鳴を聞いてプロトバースがふり返った瞬間、仮面越しに鼻っ柱に鋭い蹴りが炸裂した。
そしてすぐに足、いや美脚で首を挟まれて……

ゴキッ


バース『』

プロトバース『』

里中「ふぅ、伊達さんも後藤さんも全く……さぁ上に行きましょう」

ロックバイソン『……マジかよ』




ジャスティスタワー上階


ワイルドタイガー『いってぇ……』

バーナビー『なぜ立ち上がる……鏑木虎徹!』


オーズが去っていった後、虎徹にはバーナビーとの激闘が待ち受けていた。

互いに同じ能力を持つ者同士、身体能力百倍での戦闘。

だが同じ能力を持つだけで同じ力ではない。


虎徹は度重なる連戦により疲弊していた。

そして自分の年齢、能力の減退が大きく足を引っ張った。

それに比べてバーナビーのコンディションは最高だった。

マーベリックによって鏑木虎徹逮捕を止められていたため、体力は万全。

仕組まれたものだが彼を突き動かすヒーローとしての意志。

最新型のスーツに五分間の能力。

そして虎徹に比べ二倍近くの若さ。

虎徹に比べバーナビーが圧倒的に有利だ。


だが虎徹は倒れなかった。

諦めることもしない。バーナビーに対する攻撃は一切しなかった。

避けるか受け流すかどちらかだ。

この虎徹の行動が少しずつ、少しずつ、バーナビーの知る『殺人犯、鏑木虎徹』に不信感と疑問を与えた。


……あと少し、あと少し何かが足りない。


オーズ『うわーっ!!』

突然壁を突き破ってオーズが砲弾のように虎徹のもとへに飛んできた。

地面を何度か跳ねて、壁に激突しやっと止まる。それと同時に変身も解除された。

ワイルドタイガー『おい、映司!大丈夫か!?』

バーナビー『タイガーさん、その銃はなんですか!?』


映司に駆け寄ろうとしたがバーナビーの声を聞いてハッと虎徹はふり返る。

俺の偽物ロボットだ。

奴は銃を持っている、恐らくあの銃で映司はやられたのだろう。

バーナビー『答えてください!なぜヒーローのあなたが銃を持っているんですか!!』

バーナビーは激昂したがH01は一言も話さない。

H01『……』

バーナビー『待てと言っているでしょう!』

バーナビーがH01の腕を掴んだ瞬間、H01はその手を力ずくで振り払った。

H01『………』

H01は静かに銃口を映司に向ける。
バーナビーは銃を掴みとりそのまま握りつぶした。

バーナビー『どうしたんですか!タイガーさん、おかしいで……』

バーナビーが言い終わる前にH01はバーナビーを殴りつけた。

バーナビー『何をするんですか!?……っ!』

H01その拳を振り上げバーナビーを攻撃し始めた。

先程まで規則的に光っていたはずのバイザーはなぜか不規則に光っていた。


H01から送られてくるを見ていたロトワングは目を丸くした。
H01にはバーナビーを攻撃しないようプログラミングしているはずだ。それなのになぜ?

……まさかアレは出力強化のためメダルを組み入れたのが原因だろうか?

なんにせよこのままでは……

マーベリック「いるかい?ロトワング君」

ロトワング「マーベリックさん!あの……これはですね、あのその」

マーベリック「そんなに怖がらなくていい、メダルを搭載したアレは素晴らしいものだからね」

ロトワング「そ、そうですかぁ。」

マーベリック「ところでアレの設計図はあるのかね?」

ロトワング「はい、このパソコンの中に……」

マーベリック「そうかそうか、なら君はもう必要ないな」

ロトワング「えっ、マーベリックさ……」


パァンッ!


マーベリック「さて、財団にいい手土産が出来たな。バーナビー君、悲しいけどここでお別れだ。」

マーベリックはロトワングの死体を手で押しのけ、
机に置いてあるオーズから奪ったメダルを全てポケットに入れる。

その中には割れた赤いメダルも混じっていた。


NG


マーベリック「さて、財団にいい手土産が出来たな。バーナビー君、悲しいけどここでお別れだ。」

マーベリックはロトワングの死体を手で押しのけ、
机に置いてあるオーズから奪ったメダルを全てポケットに入れる。

その中にはクワガタメダルも混じっていた。

○<このままではすまさん


以上。

残りのアレが少ないので挨拶省略。





H01は左腕のブレードでバーナビーの胸元を撫で斬る。

バーナビー『うわあああっ!』

ワイルドタイガー『バニー!!』

気を失った映司のもとを離れ、虎徹はH01にタックルをお見舞いする。

H01は虎徹のタックルに倒れはしなかったもののよろめき体勢を崩した。

その僅かな隙を見逃さずワイルドタイガーは右腕のワイヤーガン、ワイルドシューターからワイヤーを射出しH01を拘束する。



……どういうことだ?

タイガーさんが何故僕を攻撃して、何故鏑木虎徹が僕を守る?

今までは認めたくなかった思いから否定していたが、

この鏑木虎徹の行動はどこかタイガーさんに似ていた。

しゃべり方や動き。それに発言の内容。全てにおいて。

まさか……いや、そんなはずは……

ワイルドタイガー『おい、大丈夫か!?』


鏑木虎徹の声でハッと我に返る。
なぜこの男は自分を倒そうとしてきた相手の身を心配するのか、わからない。

そういえばタイガーさんも犯罪者の命を心配していることがあった。

そう、ルナティックの時だ。あのときも僕にルナテックを優先させてみんなは炎の中犯人達を助けていた。

そんな人が簡単に人の命を奪う銃を使うだろうか?

それにこの鏑木虎徹もなんでここまでして僕を守る?

……この人が本当にサマンサおばさんを殺したのか?

マーベリックさんにも通信が繋がらないし、何が起こっているんだ?


H01『……』

ワイルドタイガー『んっだ!こいつ暴れんな!』

H01はワイヤーから身を振り解こうと動き回り、足裏のブースターを噴射してタイガーに突進する。

その突進は見事タイガーに当たり、ワイヤーが緩む。

身体を縛るワイヤーから脱すると左腕のブレードを巧みに操りワイルドシューターを切り刻む。

そしてタイガーを蹴り飛ばし、尻餅をついているタイガーに銃を向ける。


バーナビー『はあぁぁぁぁぁぁっ!!』


一閃。

バーナビーがH01の銃を蹴り飛ばし、もう一閃。

重い蹴りがH01の顔に命中し、その巨体を吹き飛ばす。

その衝撃で頭部マスクが外れ、アンドロイドの頭部が剥きだしになった。


バーナビー『……やはり偽物、マーベリックさん、どういうことですか……?』

ワイルドタイガー『バニー!もとに戻ったのか!?』

バーナビー『……違う、僕はまだお前を信じていない。……この偽物を倒したらお前から色々聞かせて貰う。』

ワイルドタイガー『……ああ、わかった。俺もいまはそれで十分だ。』


H01は起きあがり、腕のブレード振り、二人を睨みつける。


ワイルドタイガー『……いくぜ、バニー。』

バーナビー『バニーじゃない。僕の名前はバーナビーだ!』





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       r=チー-r/::::/\_[__}フ´

       人_/ 厂 厂:::::\_ノヽ
.      |  ハノ^lノ廴  :::込ノ\
.      |__」 / /  ..:::::/⌒ヽ」

      {::::::::::`ー――-、/
      ゝ::::::::::::::::::::::::::/

       |::::∧ ̄ ̄ ̄`l
   ∧ /:::,′::::::::∧  |
   / ∨:::,′ ,::::ノ  \|
.  /  .!:::,′ :::l     .|
. .|   .|:/   ::::!    |
. .|   .|l   ::/.    |
. .|   八   |     .|
. .|  ./| |   ハ     |
. .|  ' .| i  l ‘,    | 、
. .| ||   ′  ',   .| |\
. .| ||   |   \/ ./::::::〉
. .| ||   |     /:::::::/
. .{ノ  |   /    /::::::,..<_
      |  ./\ /:::::,::<::::::::::〉
    /| /  `゙ ̄ ̄  /::::::::/
. /:::〈レ′     _ノ::::::::/
 ::::::::::::ヽ    /:::::::::::::::::(

  ̄)::::::::)   (:::::::::::::::::::::::::ミ




おい、映司。

「…………」

おい、映司!起きろってんだろ!

「お前、どうして……!?」

映司お前、俺を生き返らせるって欲望、忘れちまったのか?

「そんなの忘れるわけないだろ!」

だったらとっとと起きてあのイボを止めろ!

「……お前のメダルもあるしな」

とっとと取り返せ!

「俺だって急いでるんだからそんなに急かすなよ!」

おい!

「まだなにかあるのか?」


……お前『達』の手は届く。

……俺にもな。

「おい、待てよ!待てって!おい!」



「…………アンク!!」





投下終了

どうも作者です。多分次の週の投下で最後です。
投下開始。



里中「____てください、起きてください」

伊達「……んぁ、俺は……痛っ」

後藤「……大丈夫ですか伊達さん」

伊達「後藤ちゃん、それに里中ちゃんも」

里中「気がつきましたか?」

伊達「なにが?」

後藤「俺達さっきまでマーベリックに洗脳されていたんですよ」

伊達「マジ……それでどうやって戻したんだ?」

後藤「それは……」

里中「頭を思いっきり蹴りました。」

里中「それはそうと、まだ仕事が残っているのではやく起きてください」

伊達「おう、さて一仕事しますか……痛って!」

後藤「大丈夫ですか……痛っ!」

ロックバイソン(そりゃあ、かかと落としだったもんなぁ)

スカイハイ(……大丈夫なんだろうか)

ファイヤーエンブレム(う~んどっちもいいお尻)

里中「さ、いきますよ」




バーナビー『はぁぁああああああっ!!』

H01「……」

ワイルドタイガー『おらぁぁああああっ!!』

H01「……」


二人のヒーローがH01に攻撃を仕掛けるも

全てのヒーローのデータを把握しているH01にはビクともしなかった。

それに二人は互いに戦った際に能力を使用してしまっているので

ハンドレッドパワーが使えなかった。

H01はまるで周りを飛ぶ邪魔な虫を払うかのように腕を振る。

それだけで二人の攻撃は弾かれる。

HEROTVでのトップヒーローは機械相手に手も足もでなかった。


ワイルドタイガー『くっそ、どうすりゃあいいんだよ!』

バーナビー『こうも攻撃が通らないとは……』

ワイルドタイガー『映司の奴は無事か……?』

バーナビー『どうすればいいんだ……っ!?』

バーナビーが驚いたのも無理はない。

先程まで消極的だったH01が急に間合いを詰めて二人の首を締め上げたのだ。

二人は手足を空中で必死にばたつかせるも機械であるH01力は弱まらなかった。


マーベリック「ご苦労、そのままにしたまえ」

バーナビー『マーベリックさん!』


ドアからマーベリックが出てくる。

いつもと変わらないぴしっとしたスーツを着込んでいる。

そしていつもと変わらない口調で彼は話した。

マーベリック「タイガー君、まさか君がここまで足掻くとはいやいや、驚いたよ」
      「所詮はHEROTVとバーナビー君のおまけ、いや踏み台だと思っていたが……」

バーナビー『マーベリックさん!どういうことですか!?この男がタイガーって!それにこのアンドロイドは!?』

マーベリック「バーナビーくん、君も薄々は気付いていただろう、彼は本物のワイルドタイガーだ。」

バーナビー『なにを……言っている!?』

マーベリック「本当のことさ、彼から延々と聞かされていたことが真実だ。全ての元凶はこの私だ。」

バーナビー『なら……あなたがサマンサおばさんを!?』

マーベリック「ああ、そうだ。中々ドラマチックだっただろう」

ワイルドタイガー『ふざけんじゃねぇ!この野郎!!人の命を何だと思ってやがる!!』

マーベリック「……まぁ最後なんだ、吠えていたまえ。」


ワイルドタイガー『待てっ!逃げるつもりかこの野郎!』

マーベリック「逃げる?ヒーローも太刀打ち出来ないような最強のアンドロイドが居るのに逃げる?」

マーベリック「私はここから出て行って、この街を去るだけだ。」

マーベリック「……H01二人を始末しろ」


グッと二人の首を絞める手の力が強くなる。

今にも意識が飛びそうなほどに。

だが薄れていく視界の中、虎徹はマーベリックの後ろで動く人影を見た。

マーベリック「……いぼぁっ!」

映司「……」

先程まで気絶していた映司が起きあがりマーベリックを殴りつけたのだ。

マーベリックは背中から地面に倒れ、ポケットからメダルが何枚か落ちる。

H01はマーベリックの方を向いた、その隙を二人のヒーローは見逃さなかった。

互いにH01の胸を蹴りつけて脱出する。


マーベリック「……うぐっ、貴様!」

映司「降参してください!マーベリックさん!」


マーベリックは懐から金色の六発式の銃を取り出し、映司に向かって引き金を引いた。

金属が打ち付け合うような乾いた音と爆発音を響かせ銃弾は映司の胸に吸い込まれていく。

一発の銃弾が映司を腹に当たり、膝から崩れ落ちた。

そしてマーベリックは小さなリモコンのような物を取り出しボタンを押した。

……バーナビーのあの黒いスーツには危険な物が仕組まれていたのだ。
電流のようなものが流れ、バーナビーは悲鳴を上げて倒れる。


逆転した形勢が再び、振り出しに戻った。


ワイルドタイガー『バニー!!大丈夫か!?』

マーベリック「くっ、はぁはぁ……H01奴を撃て」

H01は蹴り落とされた銃を拾い上げるとバーナビーとワイルドタイガーに向け、発射した。

だがその攻撃は二つの赤い閃光によって弾かれた。

プロトバース『ただいま参上っと!』

バース『火野!大丈夫か!?』

ロックバイソン『このゲス野郎!降参しやがれ!!』

スカイハイ『今ここで降伏したのなら我々も手は出さない!』

ファイヤーエンブレム『……でも抵抗するなら、焼くわよ』

マーベリック「ふふふ、形勢逆転といいたいのかね?」

マーベリックが指を鳴らすと四方八方からH01が出現する。

そして全機武器を構え、ヒーロー達を囲む。

マーベリック「私にはまだ13体の兵士がいるというのに」

マーベリック「それと、彼女たちも洗脳が解かれているようだね」

ロックバイソン『彼女?誰のことだ?』

そのときバンッと明るい光りがマーベリックを照らす。

そう、そのときにロックバイソン達は理解した、マーベリックが言っていた彼女とは……


『さぁー!!臨時ですがHEROTVのお時間です!!今まで犯人だと報道していた鏑木虎徹!彼こそが本当のワイルドタイガーです!!』

『我々はあのMrマーベリックのNEXT能力である催眠術によって仲間割れをしていたのです!!』

『そう!全ての黒幕はこのアルバートマーベリックだったのです!!私も驚きです!!』


マーベリック「ふん、飛行機をチャーターしてくれるとは、君は優秀だよMsアニエス。」

H01「……」

先程虎徹達と戦っていたH01はマーベリックを掴み、HEROTVの報道ヘリに飛び中に乗り込むと

乗っている人達をヘリから放り捨てる。

スカイハイ『まずい!!』

バース『くっ!』

カッターウイング

スカイハイとバースがすかさず飛び落ちていくパイロット達を救う。

マーベリック「さらばだ、HERO諸君」

マーベリックの乗ったヘリは飛び去っていく。

だが、

ワイルドタイガー『待ちやがれ!!』

ワイルドタイガー、鏑木虎徹は右腕のワイルドシューターをヘリに絡ませ、そのまま凧のようにヘリに引っ張られていった。



投下終了。

すいません、風邪を引いてしまい寝込んでいました。
しかも書きためもありませんので今回投下が出来ません、本当に申し訳ありません。

これだけで終わるのも何ですのでNG

ワイルドタイガー「ワイルドに吠えるぜ!!」

オーズ「……なぁアンク、俺達もやっぱり決め台詞作ろうよ」

アンク「あ?」

オーズ「例えば……『ワイルドな柄だぜ!』とか『さぁ、パンツの声を聞け』……とかさ!」

アンク「……馬鹿が」

オーズ「なにがだよ!」

ワイルドタイガー「……とりあえずオンエアはできないな」



H01「……」

H01「……」

H01「……」

ロックバイソン『ぐっ!!』

ブルーローズ『私の氷が!?』


マーベリックが立ち去った後もジャスティスタワーではH01とHERO達の戦いが繰り広げられていた。

だがその戦いはあまりにも一方的だった。

HERO達の9人に比べH01の数は13体、そしてH01は全てのHEROの対策がとってある為、攻撃は通らない。

通信を聞いて助けに来たブルーローズ達も戦闘に加わったが状況は変わらなかった。

バース『火野!くっ!』

プロトバース『どけってんだ!くそっ!』

ファイヤーエンブレム『ハンサム!返事しなさい!!』


そしてマーベリックに撃たれ倒れた映司、スーツに仕組まれた罠により倒れたバーナビーにかけより安否を確かめたいが

立ち塞がるH01がそれを妨げ、HERO達の心に焦りを生む。



里中「……後藤さん、見てくださいあれ」

バース『どうした!?』

里中「一人だけ、あそこの扉から動かないのが居ます」

バース『ハァッ!……それがどうしたんだ!?』

里中「恐らく、あそこの扉の先に何かがあるんだと思います」

バース『……わかった、任せろ!』

里中が投げた数枚のメダルを受け取り、バースドライバーに容れる。

次々に電子音が鳴り響き、武器がバースの全身を包んでいく。

一瞬のうちに全身完全武装のバース・デイに変わると胸部のブレストキャノンが赤く輝き、極太の赤い閃光が扉に向け発射される。

その閃光は扉の前に立つH01を吹き飛ばし、H01ごと扉を破壊する。

煙が晴れた先には巨大なコンピュータが存在していた。

バース『あれは……?』

ファイヤーエンブレム『H01の制御コンピュータよ!』

ブルーローズ『根拠は!?』

ファイヤーエンブレム『女の勘よ!!』

ロックバイソン『え゛』

プロトバース『勘で上等!』


それぞれのHERO達の意識が巨大コンピュータに向く、

H01は本能的、……いやそういったプログラムも組み込まれているのだろう。

身を挺してHERO達の攻撃を防ぐもの、攻撃される前にHERO達を攻撃する者に別れた。

そんな中一つだけ不思議な行動をとるH01がいた。

そのH01はHERO達の攻撃の様子におっかなびっくりしながらまっすぐ巨大コンピュータ目掛けて走っている。

そのH01は巨大コンピュータの前に立つとどこからか取り出したのだろうか、


巨大な手裏剣を突きたてた。


巨大な手裏剣が突き刺さると同時にその一体を除く全てのH01の動きがまるで紐が絡まった人形のように悪くなる。

続けざまにまたもやどこからか取り出したのかわからない小太刀を二本取り出し、火花を散らすコンピュータに突きたてる。

その小太刀が止めとなったのかH01達は紐が切れた人形のように力なく地面に倒れ、完全に動かなくなる。

謎のH01の様子を見ていたHERO達はただ一人立っているH01に武器を向ける。


H01?『ちょ、ちょっと待ってください!僕です僕!折紙サイクロンでござる!!』

H01の姿が青い光と共にで折紙サイクロンに変わる。

ブルーローズ『アンタ、いつの間にか変化していたの?』

折紙サイクロン『えっと、コンピューターが見えたときくらいです」

折紙サイクロン『ちょっと前にピンチになってダメもとでこのロボットに変化してみたら味方だと思われたらしくて、』
『攻撃されなかったんです、だから変身してたらあそこまでいけるかなーって』

ブルーローズ『あんな激戦の中、よくもまぁ……』

スカイハイ『今年のMVPは君だね!おめでとう!』

ロックバイソン『そんなことよりオーズとバーナビーは!?』

里中「救急車は呼びました、それに今伊達さんが診てます」


伊達が診ている中のそりとバーナビーが起き上がる。

バーナビー「ん……ここは……?」

伊達「目さめたか?電気を流されただけだから大して怪我は無いはずだけども……大丈夫か?」

バーナビー「ええ、問題はありませんが……火野さんは!それにマーベリックは!」

伊達「火野は……ラッキーだ、携帯が盾になってくれてちょっと火傷したくらいで大したことはない」

伊達「っても倒れたときに頭を打ったから気絶してやがる……ったく心配掛けさせやがって」

ロックバイソン『そんでマーベリックの野郎は逃げやがった、虎徹が追っかけてったが……』

バーナビー「えっ、虎徹さんが!?」

ドラゴンキッド『記憶がもどったの!?』

バーナビー『ええ、全て思い出しました。今からマーベリックを捕まえに行きます』

ロックバイソン『おい、待てよお前ボロボロじゃあねぇか、後は俺達に任せてお前は休んでろよ』

バーナビー『スーツだけです、問題ありません、それにボロボロになってまで戦っているのは僕だけじゃあありませんし』

ロックバイソン『っても…………』

バーナビー『失礼します』

『だったらこいつを着ていきなぁっ!!』

バーナビーがロックバイソンの横を通り過ぎようとしたときエレベーターのほうから拡声器を伝わった大きな声が響く。

そこにはベンと鏑木楓、それに斉藤が三人がかりでなにか大きな荷物を持って立ったいた。


マーベリック「…………君は中々しつこい男だね、ワイルドタイガー」

ワイルドタイガー「……へっ、それが俺の売りだからな……」


あの後ヘリの中に何とか入った虎徹はH01と戦っていた。

__HEROTVのヘリは通常のヘリよりも大きく形状が違う、それに一般的なヘリと違い、飛行機の様なバーナーで飛んでいるため
プロペラが無い。ヘリと言うよりもどちらかと言えば飛行機に近いが基本的にヘリと呼ばれている___

ヘリの中と言うこともありH01は武器を使うことを制限されていたがそれでも能力が使えない虎徹よりも強かった。

全ての攻撃を受け流し、虎徹にダメージを加え続ける。

虎徹もなんとか致命傷になり得ないような一撃は避けていたがそれでも攻撃はくらいつづけていた為、

頭部を覆うマスクは砕かれ、肩のロゴ付きのアーマーは吹き飛び、胸部と腹部にヒビがはいっている。

だがそれでもHEROとしての意志は壊れることはなかった。


マーベリック「だがその売りも今日までだ、やれH01」

ワイルドタイガー「待て、マーベリック!今すぐ自首したら怪我しないぞ!」

マーベリック「……なにを言っているんだ?今の状況がわからないのか?……まぁいい、さようならだワイルドタイガー」

ワイルドタイガー「しっかり捕まっていろよ、マーベリック!!」

不敵に笑い、虎徹の瞳が青く光る。

もう一分間程しかつかえない、ハンドレッドパワー。身体能力百倍。


そのまま拳を足下に思いっきり叩きつける。

ヘリは空中で「く」の字曲がり、羽をもがれた鳥の様にくるくると回りながら落ちていく。

そして落ちていく先は海、虎徹はここまでヘリが来るまで粘ったのだ。

虎徹は落ちていく最中、マーベリックをかかえてヘリから脱出し、跳んで堤防に着地する。

H01は虎徹が拳を叩きつけた割れ目に足を挟み、そのまま海に沈んでいく。


着地した衝撃でマーベリックは泡を吹いて気絶している。

ワイルドタイガー「だっ、あっぶねぇ~」

マーベリックを放ると虎徹はふぅと一息つく。

やっと全てが終わった。


そう思った矢先、海からH01が這い上がってきた。

破損し、内部が露出している部分に水滴が当たる度、火花が出て、頭部はマスクが外れてアンドロイドの顔をさらしている。

片腕はなく、熱により赤く発光していた剣も光ることはなかった。

だがその剣を振りかぶり、虎徹の無防備な背中目掛けて振り下ろす。

ワイルドタイガー「……!」

その瞬間。

バーナビー『はぁぁぁぁあああっ!!』


グッドラッグモードにより肥大化したバーナビーの右脚の跳び蹴りがH01を蹴り飛ばした。

H01は吹き飛び海に落ちて爆発、大きな水柱を立てた。

バーナビー『全く、虎徹さんはどうしてこうツメが甘いんですか?』

虎徹「いや、その……あ!お前が来てくれるって信じてたからだよ」

バーナビー『それ今考えたでしょう』

虎徹「うっ、まぁ、いいじゃねぇかよ!」

バーナビー『全く……』

虎徹「それとバニー……やっぱお前は黒より白いそっちの方が似合ってるぜ」

バーナビーのスーツは先程までの黒いスーツではなく以前から使っていた白いスーツに変わっていた。

バーナビー『このスーツ、虎徹さんが持ってきたんでしょう、「タイガー&バーナビーはこのスーツじゃあなきゃなって」……恥ずかしい』

虎徹「斉藤さんバラしやがったのかよ!それに恥ずかしいとか言うなよ!粋な計らいだって言え!」

バーナビー『でもまぁ、感謝してますよ、虎徹さん』

虎徹「……おう、バニー、マーベリックはお前の手で…………」

バーナビー「ええ、そのつもりです、これがけじめですから。」

虎徹「ああ。」

二人のHEROは寒空の下警察の到着を待つ。

虎徹は静かにバーナビーの肩に腕を回しぽんぽんと叩いた。

子供を安心させるように、そして褒めるように。


街を巻き込んだ騒動は、様々なHERO達の活躍により解決した。

首謀者であるアルバート・マーベリックは捕まり、警察の輸送中、ルナティックにより殺害された。


鏑木虎徹の殺人罪は無実だと証明され、同時にワイルドタイガーの正体も鏑木虎徹だと世間に知れ渡った。

そしてもう一つ、虎徹は自身の能力衰退を発表、だがこれからもHEROは続けていくと宣言。

本人曰く「娘に「パパ格好いい」と「ワイルドタイガー格好いい」って言われるのが俺の欲望だ」とのこと。

そしてオーズ、火野映司は自身がNEXTではないことを公表しHEROを一時引退。

「また、戻ってきます。今度はもう一人を連れて」


そしてまた街は日常を取り戻す。


…………………
……………
……



他のビルに比べて高いここからはシュテルンビルドの街が一望できる。
街は街灯、店の電飾、ビルの窓からの電気、車のライト。
あらゆる色の光で彩られていた。


彼は以前このシュテルンビルドに住んでいた。
大きな事件に巻き込まれたが、無事解決できた。

そしてある約束をして一度この街から離れた。

それから__年。
彼は再びこの街に来た。


ふっと空から金髪の奇妙な髪型をした男が現れ彼に話しかける。

「ハッ!で、何だってこんな所に俺を」

「……良い景色だろ?お前にも…比奈ちゃんにも見せたいって思ってたんだよ」

彼の屈託のない笑顔に金髪の男は
街を見回してから静かに答える。

「…………確かにな………で?それだけか?」

全てを見透かしたように男はニヤリと笑う。
彼は考えが見透かされたのがわかったがそれでも自分の欲を伝える。

「下であんな騒ぎが起こってるんだ、決まってるだろ?……メダル。」

「……落とすなよ」

男の差し出す手をとり
彼は生き物が描かれた赤いメダル三枚を手に取り腰につけたベルトに入れる。

「ああ、……保証は出来ないけどな!」

「チッ!おい!待ちやがれ!!」

「お前もついて来いよ!!……」


「変身ッ!!」


青年の姿が変わる。
赤い鷹の様な頭部、そしてそれを覆うバイザー、クジャクの羽のような腕、そしてコンドルのような鋭い爪をもった足。


『仮面ライダーオーズ タジャドルコンボ 』は高く舞いあがる。



『どこへだって行けるさ!ちょっとのお金と明日のパンツさえあれば!』



  

虎徹「仮面ライダー?」映司「HEROTV?」

         完


……………………………はいっ!
終わりました、完結しました、終末を迎えました!

いやー本当に長かったです、一年も書いていたなんて驚きです。
最初は「600くらいで終わるな」とか思ってたのに気がついたら1000間近です。
1000をとった方には是非オーズのAAをお願いし……なんでもないです。

後、更新をちょくちょく休んでいたりしてごめんなさい!!
もう体調不良やモチベーション低下とか多忙とかが理由ですが本当にごめんなさい!!

そして実はウィザードあんまり見てません!すいません!!
NGにウィザードがあまり無いのはそのせいです、すいませんでs……シャバドゥビダッチヘンシーン!!

殆ど謝罪になっていますが最後に一つだけ。

最初から、途中から、最近から、

この『虎徹「仮面ライダー?」映司「HEROTV?」』を応援してくださった全ての方々へ


ありがとうございます。


皆様の温かいレスに何度助けて貰ったことか、本当にありがとうございます。



ではまた何処かで会う機会があれば。

さようなら。また会える日を楽しみにしています。


最後の投下終了。

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