竜之介「サ、サクラ先生ぇ…」 サクラ「どうしたのじゃ、竜之介?」 (20)

 
竜之介「…」ヨロッ…

サクラ「大丈夫か?」ガシッ

竜之介「うぐっ…いてぇ…」

サクラ「どうしたと言うのじゃ?」

竜之介「む、胸が…いてぇんだよ…」

サクラ「どれ、見せてみよ…」


竜之介「はぁはぁ…ぐっ…」

サクラ「こ、これは…?」

竜之介「ど、どうなってやがんでぇ…」

サクラ「これは酷いな…乳房を支える靭帯が切れておる…」

竜之介「なんでぇそりゃ…」

サクラ「簡単に言えば、お婆ちゃんのように、乳が垂れてしまっておるのじゃ」

竜之介「な、なにっ!ぐっ…」

サクラ「相当の衝撃が加わらんと、こんな事にはならんはずじゃが…何があったのじゃ?」

竜之介「実は…」
 


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〜〜〜〜〜〜〜〜

竜之介「き、今日こそ…ブラジャーを着けてやるぜ…」ゴクリ…


竜之介の父「竜〜之介ぇ〜、その乳バンドはなんだ〜?」

竜之介「うるせぇクソ親父!おれはブラジャーをするんだよ!」

竜之介の父「なんだと!?男の貴様が乳バンドなんぞしたら、変態ではないか!」

竜之介「お、おれは女だあああああ!!」ブンッ!

竜之介の父「お〜っとっと〜、そんな腰の入っとらんパンチが、この父に当たるとでも思っとるのか?」ニヤリ

竜之介「くっ…今日こそ勝負をつけてやるぜ!!」

竜之介「そこ動くんじゃねぇ!!」ドドドッ!

ブンッ!  ヒョイ!

竜之介の父「隙有りいいい!!」グワッ!

ドカッ!  ブツンッ…

竜之介「ぐわああああっ!!」ドサッ…


竜之介の父「どうした竜之介ぇ〜、貴様の力はそんなもんか?」チョイチョイ

竜之介「うぐぐっ…いてぇ…」

竜之介の父「なんじゃ?どうした?」

竜之介「胸がいてぇんだよ…クソ親父…」

竜之介の父「そんなに痛いのなら、サクラ先生の所に行けばよいわ」シッシッ


〜〜〜〜〜〜〜〜
 

 
竜之介「てな訳なんでぇ…」ハァハァ…

サクラ「なるほどのぅ…(相変わらずふざけた父親じゃの…)」

サクラ「いずれにせよ、保健室ではどうにもならんわ、形成外科にて手術せねばならんぞ」

竜之介「し、手術?」サァー…

サクラ「切れた靭帯を繋ぎある程度の期間、入院が必要じゃろう」


竜之介「い、いくら掛かるんでぇ…?」

サクラ「ん〜、大体10万位かの?」

竜之介「じ、10万!?そんだけ有りゃあ国が買えるぜ!!」

サクラ「いや、買えんが?」


竜之介「そ、そんな金…ウチには無ぇ…」

サクラ「困ったのう…」

ピョロロロロロ〜

サクラ「ん?」


ラム「〜♪」ピョロロ〜

サクラ「おい、ラム!」

ラム「ん?サクラ、なんだっちゃ?」

サクラ「ものは相談じゃが…」
 

 
カクカクシカジカ

ラム「大丈夫だっちゃ!ウチのUFOに治療マシーンがあるっちゃ!」

サクラ「持つべきは宇宙人の知り合いよの…」

ラム「骨折から肉離れからお腹痛いのまで、なんでも治せるっちゃ」


あたる「竜ちゃ〜〜ん!」スリスリ

竜之介「うわっ!も、諸星!どこから涌きやがった!?いてて…」

あたる「どこかケガでもしたのかい?」キリッ

面堂「竜之介さん!大丈夫ですか?ケガならウチで経営している病院で治療しましょう!」キリッ

ラム「終太郎に頼ると、後が大変な気がするっちゃ…」

竜之介「おれもそう思うぜ…」

あたる「面堂!どこから涌いた!竜ちゃんに触れるな、このエロオールバック!」

面堂「貴様こそ!女性と見れば直ぐに擦り寄る変質者だろうが!」

あたる「やかましいわ!」ズゴーン!!

面堂「うわああああん!暗いの怖い!狭いの怖いよおおおお!」ガンッ!ガンッ!ガンッ!

バカッ!  ガコン…

あたる「な、なんちゅう怪力…」

面堂「諸星ぃぃぃぃ!!そこへ直れ!たたっ斬ってやる!!」スラリ…キラン!

あたる「嫌じゃ!斬られてたまるか!」ペンペン

面堂「死ねええええ諸星!おまなんかなぁ!おまなんかなぁ!」ブンブン!

サクラ「ええい!鬱陶しいわ!!」バキッ!ドカッ!


あたる「ぐはっ…かかかか…」プスプス…

面堂「ぶぎゅる…」プスプス…


サクラ「今は尋常ならざぬ事態なのじゃ、貴様らはさっさと教室に戻れい!」


ラム「さ、竜之介!うちのUFOに行くっちゃ!」

竜之介「うぅ…ラ、ラム…すまねぇ…」ヨロッ…

 
 

 
ラム「竜之介!このカプセルの中に寝るっちゃ」

竜之介「ああ…」ゴロッ…

ラム「あ、ダメだっちゃ!服は全部脱ぐっちゃよ!」

竜之介「そ、そうか…すまねぇ…」ヌギヌギ…


ラム「竜之介…身体中傷だらけだっちゃ…」

竜之介「あ?ああ…年中親父とケンカしてっからな…」

ラム「その古傷も綺麗に治るっちゃよ」ニコッ

竜之介「そうか…ありがてぇぜ…」ニッ


ラム「さ、横になるっちゃ、一晩寝てれば治ってるっちゃよ」

竜之介「ああ…」ゴロッ

プシュ〜 ピチッ



ウィンウィン…コポコポ…

竜之介「…」

ラム「もう寝てるっちゃ…寝付きが良いっちゃね〜」

ラム「このマシーン、ちょっとクセがあるけど、まぁ良いっちゃね♪」
 

 
〜〜〜〜教室〜〜〜〜

温泉マーク「藤波、藤波は居らんのか?」

あたる「竜ちゃんなら、ケガの治療でラムと早退じゃ」

温泉マーク「ケガの治療〜? そんな報告受けとらんぞ!本当なんだろうな諸星ぃ〜!?」

あたる「生徒を信用せんのか!?」

温泉マーク「特に貴様の言うことなんか信用出来るかボケぇ〜!!」


メガネ「そりゃそうだな」

パーマ「無理もない」

角刈り「あたるはアホだからな」

チビ「うんうん…」

あたる「お前らなあ!!」クワッ!


面堂「先生、そこのアホの言うことは本当です、僕が保証します」

あたる「アホは余計じゃ!!」バンッ!

温泉マーク「ま、まあ面堂が言うなら本当だろう…」


メガネ「面堂もあたるに負けず劣らずアホだがな」

パーマ「そうだな」

角刈り「面堂から金と権力を取ったらあたるだしな」

チビ「うんうん…」


面堂「貴様ら…どうやら刀の錆びになりたいらしいな…」ピキピキ… スラリ…


温泉マーク「いい加減にせんか!!授業に入るぞ!!」バンッ!


面堂「チッ…」
 

 
〜〜〜〜放課後〜〜〜〜

しのぶ「竜之介くん、大丈夫かしら…」

サクラ「ラムに任せておけば大丈夫じゃろ、ラムの星のテクノロジーは地球より遥かに進んでおる…」

しのぶ「でもわたしがブラあげたから、こんな事になったんだし…責任感じちゃうわ…」

サクラ「心配するな、竜之介はおぬしを恨んでなんぞおらん…」


しのぶ「うん…」

あたる「しのぶ、竜ちゃんにブラジャーあげたのか?」

しのぶ「ええっ!?あたる君、いつから居たのよ!?」

あたる「細かい事は気にするな、それより…」

しのぶ「な、なによ?」


あたる「ブラジャーのサイズは大丈夫なのか?竜ちゃんの方がデカいと思うが?」

しのぶ「失礼ね!!ちゃんと計って買ったのよ!!」ドカッ! メリッ…

あたる「ぐはっ!!かかか…」プスプス…


サクラ「懲りんアホじゃな…」
 

 
〜〜〜〜ラムのUFO〜〜〜〜

ウィンウィン…コポコポ…

ラム「身体の傷はだいぶ消えて来たっちゃね…もう少しだっちゃ…」


ラム「ウチ、なんだか眠くなって来たっちゃ…」フワァァ…

ラム「少し寝るっちゃ…」コテン…


ラム「zzz…」


〜〜〜〜翌朝〜〜〜〜

ウィンウィン…ピー!

プシュ〜


竜之介「ん…」

ザバッ…

竜之介「朝なのか?」キョロキョロ

竜之介「はっ…胸は?」

竜之介「おお…元に戻ってるぜ!痛みも全然無ぇ!」ブルン!

竜之介「身体中にあった傷も消えてるし、すげぇ!」
 

 
竜之介「ラム!ラム!」

ラム「んふっ…ふあぁ…」

ラム「竜之介…治ったっちゃ?」ゴシゴシ…

竜之介「ああ!おかげでバッチリ治ったぜ!」グッ

シュッシュッ! ブンッ!シュッ!

竜之介「パンチのキレも申し分無ぇぜ!」

ラム「良かったっちゃね〜」ニコッ

竜之介「ありがとよ、ラム」ニッ

ラム「礼には及ばないっちゃ!」


竜之介「しかし…なんだかな…」ムズッ…

竜之介「全身がむず痒いって言うかこそばゆいって言うか…」ムズムズ…

ラム「あ〜、やっぱり…」

竜之介「やっぱりって…なんなんでぇ…」ムズムズ…

ラム「ちょっと触るっちゃよ」ツンッ

竜之介「ひゃっ!」ビクッ!

ラム「」ツンツン…

竜之介「うひゃっ!」ペタン…

竜之介「な、なんだこれ?なんだこれ?」ゾクゾク…

ラム「どんな感じだっちゃ?」

竜之介「どんな感じって…わけわかん無ぇよ…///」
 

 
ラム「気持ち、良いのけ?」


竜之介「…///」コクン

ラム「治療マシーンに入ると、一時的に全身が敏感になるっちゃ」

竜之介「そ、そうなのか?」

ラム「うん、ウチなんかわざと入って楽しんだりするっちゃよ?」

竜之介「わざとって…なにすんだ?」

ラム「オ○ニーだっちゃ」ニョ

竜之介「オ、オ、オ○ニー!?///」

ラム「竜之介、知らないっちゃ?」

竜之介「いや、し、知ってるけどよ…///」

ラム「じゃあ話は早いっちゃ!」

竜之介「話が早いって…どうすんでぇ…」

ラム「やるっちゃ!」ニョニョ

竜之介「ば、バカ言うんじゃねぇ!人前でそんな事出来るか!///」

ラム「大丈夫だっちゃよ?女同士だし、平気だっちゃ♪」サワサワ

竜之介「バカ!触るな!やめっ…んふっ…///」ゾクゾク!

ラム「絶対抵抗出来ないっちゃ…」ハムッ…チュッ

竜之介「あはっ…ラム…バカやめろぉ…///」ビクッ

ラム「竜之介の身体…綺麗だっちゃよ…」レロッ…チュムッ…

竜之介「んっ…ダメだって……ち、力が入らねぇ…///」ゾクゾク…
 

 
ラム「竜之介はいつもどうやってオ○ニーするっちゃ?」サワサワ…

竜之介「うっ…あっ…ど、どうって…」ハァハァ…

竜之介「寝てるとき…胸触ったり…///」ハァハァ…

ラム「胸だけなのけ…?」サワサワ

竜之介「パ、パンツの上から…押さえたり…///」

ラム「上から押さえるだけなのけ…?直に触らないっちゃ?」サワサワ…

竜之介「じ、直に触ったら…手がベトベトに、なるじゃねーか…///」ハァハァ…

ラム「それじゃイケ無いんじゃないのけ?」チュムッ…レロッ

竜之介「ひゃっ!」ゾクッ!

竜之介「イケ無いって…どういう事…でぇ…?」ハァハァ…

ラム「竜之介…イッたこと無いっちゃね…」サワサワ…モミッモミモミ…

竜之介「ううっ…はっ…胸揉むなぁ…///」ゾクゾク…

ラム「かわいそうだっちゃ…ウチがイカせてあげるっちゃよ…」モミモミ… スルルッ…

竜之介「あくっ!ふっ!やめ…///」ゾクゾク…

ラム「もう…こんなにヌルヌルになってるっちゃ…」ヌリュッ…ヌルヌルヌチュッ…

竜之介「はぁっ…ああっ!あっ!あっ!あっ…」ガクガクガク

ラム「もうイッちゃったのけ?」ニョニョ

竜之介「はぁはぁ…わ、わかんねぇ…はぁはぁ…///」ビクッビクッ…

竜之介「頭の中が…はぁはぁ…一気に真っ白に…なっちまった…」ハァハァ…

ラム「気持ち良かったっちゃね?」

竜之介「はぁはぁ…」コクン

竜之介「こ、腰がとろけて…無くなっちまったみてぇだぜ…」ハァハァ…

ラム「それがイクって事だっちゃよ?」

竜之介「そ、そうだったのか…クセになりそうだぜ…」
 

 
ラム「ウチも悶々して来たけど、時間が無いから我慢するっちゃ」

ラム「それより、竜之介の仕上げをするっちゃよ♪」

竜之介「仕上げ?」

ラム「まずは、下着を着けるっちゃ!」

竜之介「下着?」

ラム「ウチの地球用のパンツあげるっちゃよ!」

竜之介「こ、これは!フリフリ付きパンツ!?良いのか、こんな物貰って!?」

ラム「お揃いのブラもあげるっちゃ!」

竜之介「ま、マジか!?良いのか?」ワナワナ

ラム「良いっちゃよ、可愛くなるっちゃ♪」

竜之介「ラ、ラム…」ジワッ…



ラム「ほら、きちんと下着を着けると、益々女っぷりが上がるっちゃ♪」

竜之介「おお…こ、これが…俺…?」プリン!

竜之介「なんか、自分の姿を見て興奮しちまうぜ…///」

ラム「ダメだっちゃ竜之介!竜之介は女の子なんだっちゃよ!」

竜之介「お、おう…わかってるぜ…」

ラム「後はセーラー服も着るっちゃよ!」

竜之介「な、なにぃ!!!セ、セーラー服だとぉ!!?」ガタッ

ラム「嫌なのけ?」

竜之介「嫌じゃねーよ!むしろ嬉しいぜ!!」

竜之介「クソ親父に邪魔されず…念願のセーラー服が着れる…」ボロボロ…

ラム「泣いてる暇は無いっちゃよ!さっさと着るっちゃ!」

 
 












 
ラム「ほら出来上り♪」

竜之介「こ、これがおれか?ホントにおれなのか…?」

ラム「正真正銘藤波竜之介その人だっちゃ!」ニコニコ

竜之介「ラム…ありがとな…おれはもう何も思い残すことはねぇ…」ジワッ

ラム「まだまだ!これからそのまま学校に行くっちゃよ!」

竜之介「な、なにぃ!?無理だ!むりむり!」ブンブン

ラム「大丈夫だっちゃ!今の竜之介はどこの誰が見ても美少女だっちゃよ♪」

竜之介「ほ、本当か?///」

ラム「だっちゃ!」コクン

 
 

 
〜〜〜〜学校〜〜〜〜

ザワザワ…

竜之介「なぁラム…みんなの視線がいてぇんだが…」

ラム「みんな竜之介の可愛さに釘付けになってるっちゃよ」


パーマ「おいメガネ…あれ藤波だよな…?」

メガネ「信じられんが、まごう事無き藤波竜之介だな…」

角刈り「かなり可愛いんだが?」

チビ「うんうん…」


あたる「お嬢〜さ〜ん♪同じクラスに君みたいなかわいこちゃんが居るなんて気が付かなかったよ〜♪」スリスリ

ラム「ダーリン!!」パリパリパリ

竜之介「擦りつくな諸星!気色悪い!!」バキィッ!!

あたる「ぐぉおっ!!こ、このパンチは……竜ちゃん?」

竜之介「そうだ、俺だよ!」

面堂「なんて美しいんだ…下校後、僕と食事にでも行きませんか?」キリッ

竜之介「面堂!てめぇも気色悪いから消えろ!!」


しのぶ「竜之介くん、すごく似合ってるわよ!」

竜之介「そ、そうか?///」
 


 
ドドドドドドドドドドド

ガラッ!!

竜之介の父「ま、ま〜しゃ〜こおおおおおおお!!!」スリスリスリ

竜之介「おお、親父!!やめろ!!おれだ竜之介だ!!」ゾワゾワッ

竜之介の父「ま〜しゃ〜こおおおおお」ダクダク

竜之介「こ、こ、こ…このクソ親父!!!気色悪ぃつってんだろおおお!!!」バキィッ!!!

竜之介「やっぱり海が好きいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・・・・・・」キラン


パーマ「ありゃ死んだなぁ」

メガネ「ああ…」クィッ


あたる「ぬかかかかか、いつもより余計飛んどるわ」

ラム「治療マシーンの副作用の一つに筋力の増強もあるっちゃよ」

竜之介「おかげでスカっとしたぜ」


ラム「今日はその恰好で授業受けれるっちゃね♪」

竜之介「ああ、ワクワクするぜ♪」

あたる「俺は目の保養が出来て嬉しいわ」

ラム「ダーリンはウチだけ見てればいいっちゃよ!!」

あたる「誰がお前だけ見るか!目が腐るわ!!」


ラム「酷いっちゃ…ウチを何だと思ってるっちゃ…」ジワッ…パリパリパリ

あたる「ま、まてラム!冗談だ!待ておい!」

ラム「このろくでなしいいいいいいい!!」ドババババババババババ!!!

あたる「ぐひゃああああああああああああ」バリバリバリ!




サクラ「なんだかんだと…友引高校は平常運転じゃのう」クスッ

錯乱坊「さだめじゃ」チーン



おしまい


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