-深夜・男子寮-
コソリ……コソリ……
ミカサ(よし、みんな寝てる、エレンも…)
ミカサ(アルミンは…)
アルミン「すー、すー」スヤスヤ
ミカサ(エレンの横、うらやましい…!)
ミカサ(アルミンを抱えて)ヨイショ
ミカサ(置いてこよう)タタタ
ミカサ(エレンの部屋にまた戻ってきました)
ミカサ(さて、これでエレンの隣が空いた)ゴソゴソ
ミカサ(エレンの匂い、エレンの匂い…)クンクンクン
エレン「ムニャ…」
ミカサ(エレンエレンエレンエレン)ギュウゥゥゥゥ
エレン「んー…」ムニャムニャ
ミカサ(いけない、起きないように力を弱めなきゃ)ダキツキ
エレン(目が覚めた。まだ夜中か)
エレン(後ろから抱きつかれてる…、アルミンか?)
エレン(なんか懐かしいな。昔は3人でくっついて寝たりもしたな)
エレン(たまにはこういうのも悪くないな…)ムニャ
エレン「zzz....」
ミカサ(エレンエレンエレンエレンエレンエレン)ハァハァ
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-女子寮-
サシャ「ムニャ…」zzz
サシャ『こんなところにでっかいお芋が!』
サシャ『食べていいんですか!?いいんですね!』
サシャ『皮を剥いて…、ホクホクだ!』
サシャ「…」ゴソゴソ ムキムキ
アルミン「うーん…」スヤスヤ
サシャ「…」ヌガシヌガシ
サシャ『わーい!いただきまーす!!!』ガブッ
アルミン「……!!?」ハッ
アルミン(なんだろう…肩が変な感じ…)
アルミン(噛み付かれてる??エレンかな?)
サシャ「…」ガブガブ
アルミン(上着がはだけてる…。寝相悪かったのかなぁ)
アルミン(それにしてもエレン、どんな夢を見てるんだ…)
サシャ「…」ペロペロ
アルミン(ちょっと…くすぐったいよ…!)
アルミン(ほっとけば収まるよね。明日も訓練だし、とにかく寝よう)
エレン「zzz」
ミカサ(まだエレンを堪能しきれてないけど、今日はこのくらいにして、毎日続けよう)
ミカサ(アルミンを戻して、わたしも元の場所で寝よう…)
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-朝-
エレン「ふぁぁ、もう朝か~」
アルミン「おはようエレン」
エレン「おはよ。よく眠れたか?」
アルミン「うーん、ちょっと夜中に目が覚めたかな。でもよく眠れたよ」
エレン(くっついてきた時に目が覚めたのか)
アルミン(エレンが寝ぼけたせいで目が覚めたって言ったら悪いよね)
エレン「そうか、今日も訓練がんばろうぜ」
アルミン「うん。座学もがんばろうね」
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-深夜-
ミカサ(今日も二人ともよく眠っている)
エレン「zzz」
アルミン「zzz」
ミカサ(厳しい訓練に感謝する日が来るとは…。今日も昨日と同じ様に…)ヨイショ
アルミン「zzz」スヤスヤ
ミカサ(では、失礼します…)コホン
ミカサ(エレン!エレン!ぅぅううわぁあああああああああああああん!!)ギュウウウウウ
エレン「う…ん…」
ミカサ(あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!)
エレン(あれ…アルミン…?今日もまたくっついてきた)
ミカサ(モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!)
エレン(訓練についていけるか不安で心細くなったんだろうか)
ミカサ(アニメ放送されて良かったねエレンきゅん!あぁあああああ!かわいい!エレンきゅん!かわいい!あっああぁああ!)
エレン(そんな素振りは一切なかったけど、励ましておくか)
ミカサ(コミック10巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!)
エレン(この歳でくっつかれるのも照れくさいしな…とりあえず朝まで寝よう)zzz
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アルミン「zzz」
サシャ「う~ん…」ムニャ
サシャ『ここはどこだろ…』テクテク
サシャ『はっ、あれはもしかして』タッタッタッ
サシャ『パァン!でっかいパンが地面から生えてます!』
サシャ『両手でしっかり掴んで…』ガッシ
アルミン「…んぅ…?」
サシャ『引っこ抜く!』ガバッ
アルミン(こ、腰に手が…)
サシャ「んー…」サワサワ
アルミン(エ、エレン!?くすぐったいって…!)
アルミン(昨日もだけど、急にどうしたんだろう…)
サシャ「…」サワサワ
アルミン(何か悩みでもあるのかな…)
アルミン(明日聞いてみよう…おやすみエレン)zzz...
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-朝-
エレン「なぁ、アルミン」
アルミン「どうしたの?」
エレン「その、アルミンはすげー頑張ってると思うぞ。確かに力や体力はあまりないのかもしれないが、熱意や根性は教官もみんなも認めてるよ」
アルミン「え、あ…ありがとうエレン」
エレン「そのうちメキメキ伸びると思うからさ、今日もがんばろうな」
アルミン「そうだね。エレンはこのところどう?伸び悩んだり行き詰まったりしてない?」
エレン「俺か?俺は絶好調だな!ミカサには負けてらんねー」
アルミン「そっか、それならよかった」アハハ
エレン「今日こそ勝つからな」アハハ
アルミン(エレン、気を使ってるみたいだけど急にどうしたんだろう?)
エレン(アルミン、気を使ってるみたいだけど急にどうしたんだ?)
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-深夜-
ミカサ(みんな、こんばんわ☆ミカリンだよっ♪)
エレン「zzz」
アルミン「zzz」
ミカサ(アルミン、ハウス!)ダキカカエ
タッタッタッ
…
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ミカサ(愛しのエレンへステップイン♪)ルンルン
エレン「すぅ」zzz
ミカサ(今日はパンツに手をいれちゃうぞ☆)
ミカサ(パ…パ…パ…パン…)プッツン
ミカサ(パーンシローンでパンパンパン…)サワサワ
ミカサ(!!??#$%”$’&)
ミカサ(初オシリ…ども…)サワサワ
エレン「…ん…んん」スヤ
ミカサ(わたしみたいな家族のケツに手を出す腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは)モミモミ
エレン(!?)
ミカサ(今日の同期の会話、あの技かっこいい、とか、もっと体力欲しいとか、ま、それが普通ですわな)スリスリ
エレン(ちょ…アルミン、何やってんだ…?)
ミカサ(かたや私はエレンの肢体を見て、呟くんすわ)ナデナデ
エレン(アルミンがここ数日俺にくっついていたのって、もしかして…)
ミカサ(it'a true wolrd. 狂ってる?それ、誉め言葉ね。)
エレン(オレのことが、好きなのか…?)
ミカサ(好きな音楽 エレンが発する音すべて、尊敬する人間 グリシャ・イエーガー(注射行為はNO))
エレン(そんなこと考えてる場合じゃねえ、とりあえず明日だ明日!)
ミカサ(なんつってる間に4時っすよ(笑) あ~あ、訓練兵の辛いとこね、これ)
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サシャ『ふぅ、うまく食料庫に忍び込むことができました』
アルミン「スヤスヤ」
サシャ『お肉、お肉、お肉ちゃん♪お肉はどこかな~』ゴソゴソ
アルミン「ん…」モゾモゾ
サシャ『この木箱の中かな~』マサグリマサグリ
アルミン「んっ……ぁ…」ピクン
サシャ『むむ、これはいいお肉っぽい!』サワサワ
アルミン(…!ズボンの中に手が…エレンが太ももを触ってる…?)
サシャ『この柔からさ…上等な牛肉では…!?』ムフー
アルミン(エレン、最近ずっと僕の体に触れてきてる)
サシャ『早く肉を取り出してこの場を去らないといけないのに、ついつい感触を楽しんでしまいますね』ナデナテ
アルミン(もしかして、エレンは…)チョ、ダメダヨ…
サシャ『かわいいかわいいお肉ちゃん』
アルミン(いや、そんな事はない!起きてる時はそんな素振りもないんだ)
サシャ『さて、そろそろ…ヤバッ!足音がこっちに…!』
アルミン(でも、エレンが僕に好意を寄せているとしたら、僕は…)
サシャ『さっさと持ち出しましょう!!』
アルミン(どう応えるんだろう…)
サシャ『無事お肉ゲット!!うまーーーい!』ムッシャムッシャ
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-朝-
アルミン「おはよう、エレン」
エレン「ア、アルミンおはよう…// もう起きてたのか」
アルミン「うん、明け方に目が覚めちゃってね」
エレン「そ、そうなのか…。夜中はちゃんと眠れてるか?」
アルミン「……夜中?//」
エレン「いやっ、なんでも…。ちゃんと眠れないと訓練に支障をきたすからな!」
アルミン「エレンはちゃんと眠れた?」
エレン(アルミン、夜中のことは覚えてないのか…?)
アルミン「…?」
エレン「あ、ああ。よく眠れたぞ。もう少し長く寝ていたい気持ちもあるけどな」アハハ
アルミン(エレン、なんかぎこちない)
エレン(昨晩のことがチラついてしまう…)
アルミン(ひょっとして、ほんとに僕のこと…)
エレン(アルミンに特に変わった様子はないし、勘違いか?)
アルミン(でも、そうだとしたらミカサもいるし…気持ちは嬉しいけど…)
エレン(きっと最近寝苦しくて寝相が悪いとか、そういうことだろう)
アルミン(いやいや、何を考えてるんだ僕は!)
エレン(きっと…)
アルミン(…////)
エレン(…////)
エレン「と、とりあえず着替えようか」アハハ
アルミン「そ、そうだね」アハハハ
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-夜-
ミカサ(今日のエレン、いつもより心拍数が高かった)
ミカサ(もしかして私のアプローチに気づいてドキドキしてたのでは…?)
ミカサ(アルミン、あるべき所へ帰るのよ…)ダキッ
…
ミカサ(さて、今日もエレン分を補給しよう)
エレン「ぐぅ…」zzz
ミカサ(エレン…もうすぐあなたは恋に落ちるわ)スリスリ
ミカサ(いえ、もう落ちているのかも)ギュッ
エレン(…!ア、アルミン…)
ミカサ(そう、あなたの心を解放したのはわたし)
エレン(今日ずっとお前のことを考えていた。これが俺なりの答えだ…!!)ゴロン
ミカサ(エレン、向きを変えてこっちに…)
エレン(アルミン、お前とならこの先もずっと一緒に…)ぎゅぅぅぅぅぅ
ミカサ(!!!!!!?????)
エレン(まさかこうなるとは思っていなかったが、お前のおかげで自分の気持ちに気づくことができたんだ)ぎゅぅぅぅうう
ミカサ(くぅ~だきつかれましたw これにて絶頂です!)ビビクン
エレン(今日はこのまま眠らせてもらうぜ…)zzz
ミカサ(はっ、蕩けてる場合じゃなかった。エレンにバレてしまったのでは)イケナイイケナイ
エレン「…」zzz
ミカサ(目を閉じて眠っている。危なかった…)
ミカサ(回された腕を外して脱出しないと……)
ミカサ(あと2時間はこのままでいっか)ウフフ
ミカサ(誰もが羨むカップル誕生まであと少し)ヒヒッww
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アルミン(…目が覚めてしまった)
サシャ『コニー!せっかく買ったクッキー取らないでください!!』
アルミン(今日も後ろではエレンが眠っている)
サシャ『ちょっ、返してください!それだけはあげませんから!!』
アルミン(エレンの寝顔でも見てみようかな)
サシャ『捕まえましたよ!諦めて返してください!』ガシッ
アルミン(…ッ!羽交い絞めにされた…!)
サシャ『見てましたよ、内ポケットに入れましたね』ガサゴソ
アルミン(今度は胸に手が……!!)//
サシャ『あれ、こっちじゃないですね、それじゃこっちか!』マサグリ
アルミン(んっ…/// エレン…)ピクン
サシャ『どこにやったんですか!白状してください!』ゴソゴソ
アルミン(夜中に隠れてこんなことをしなくても…僕は…///)ハァハァ
サシャ『私から食べ物を取るとどうなるか、考えてのことですか…?』ゴゴゴ
アルミン(そうだ、エレンの手を取って握ればきっと伝わる)ギュ
サシャ『ようやく返してくれましたか。バカな真似はしないことですね』フフン
アルミン(腕が解かれた。わかってくれたんだね)
アルミン(エレン、また明日ね…)zzz
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-朝食後-
アルミン「エレン、話って?」
エレン「ああ、わざわざ外に呼び出して済まないな」
アルミン「いいよそんなの…。どうしたの?と聞かなくてもある程度わかってるつもりだよ」
エレン「そうか…。アルミン、今まで俺は自分の気持ちに気づくことができなかった」
アルミン「……それは、僕もかもしれない」
エレン「お互い鈍かったのかもな」
アルミン「小さい頃から一緒にいたしね」
エレン「アルミン、俺はお前のことが好きだ。これからもずっと一緒にいてくれないか?」
アルミン「僕もエレンのことが好きだよ。こんな僕で良かったら一緒にいさせてほしい」
ミカサ「え?え?」
エレン「ミ、ミカサ!!?」
アルミン「どうしてここに…」
ミカサ「どうしてここにとか、そんなことより…え、え?どういうことなの」
エレン「ミカサ、俺はアルミンと付き合うことにしたんだ」
アルミン「ミカサ、ごめん。ミカサの気持ちは知っているけど、自分の気持ちに嘘はつけなかった…」
ミカサ「」
エレン「でも、お前が家族ってことに変わりはねぇ。俺とアルミンの関係は少し変わったけど、今までどおり3人でいたい」
ミカサ「えっと…エレン?エレンとアルミンは何がきっかけで付き合うとか告白とか、そんな事に…?」マッサオ
エレン「それを言うのはさすがに恥ずかしいが…ミカサに隠し事したくないしな。アルミン、いいか?」
アルミン「うん、僕も隠し事はしたくないし」
エレン「ここ最近、寝てる時にアルミンがその、背中にくっついてきて…それで段々と意識するようにだな…」
ミカサ「…!!(バレてないと思ったら、起きていたの!?)」
アルミン「………え?えっ?」
アルミン「ちょ、ちょっと待って??くっついてきたのはエレンの方じゃ…?」
エレン「ん?昨日はそうだな」
アルミン「昨日どころか、このところ毎日だったよ!」
エレン「そんなことあったかなぁ。寝ぼけてたのかな俺」
ミカサ「エレン、聞いて。エレンに毎晩くっついていたのは私」
エレン「…は?」
ミカサ「アルミンはその間、私の寝床にいてもらった」
アルミン「…!ミカサの隣って…?」
ミカサ「サシャ」
アルミン「じゃあアレは、サシャが…、って僕をどこに置いてるのさ!」
ミカサ「アルミンならどっちにいても大丈夫。それより、エレンにくっついていたのは私だから、私と結ばれるべき」
エレン「あー、頭が混乱して何がなんだかだけど、ミカサ、それだけは違う」
ミカサ「そんな…」ガーン
エレン「勘違いはあったかもしれないし、寝ぼけていたんだろう。でも俺はこの答えを起きている時に考えて出したんだ」
ミカサ「でも…」
エレン「要はこの気持に気づくのが早まったかどうかだけだと思う。アルミン、そんなわけで俺の気持ちは変わらないが、お前はどうだ?」
アルミン「僕も混乱はしているけど、エレンと同じ考えだよ。勘違いがあったとしても、気持ちは変わらない。ただ、ミカサには何と言っていいか…」
ミカサ「…」シュン
エレン「アルミン、改めて言う。俺と付き合ってくれ」
アルミン「嬉しいよエレン…これからもよろしくね」
ミカサ「そんな…そんな…」
オーイ…オーイ…!!
エレン「おい、誰か来たぞ」
サシャ「あっ、ミカサ!こんなところにいたんですね!!」
ミカサ「な…なに?」
サシャ「ミカサにお礼が言いたくて!最近ミカサと一緒に寝てるとおいしい食べ物にありつける夢が見れるんですよ!!訓練兵を卒業してもずっと一緒に寝ましょうね!!」
ミカサ「違う、それはアルミンg」
サシャ「何言ってるんですか!いい夢を見せてくれるミカサは私の運命の人です///一緒に訓練を受けましょう!お昼寝もしましょう///」
ミカサ「」
サシャ「さ、早速いきましょう!」ズルズル
ミカサ「待って、私にはエレンが…」ズルズル
ミカサ「私は…あきらめない!!」ウワァァン
おわり
-おまけ-
ミカサ(今日は大変な目にあった)
ミカサ(エレン、アルミン、ひとまずおめでとうと言ってあげる)
ミカサ(でも最後にエレンと結ばれるのは私)
ミカサ(今日も男子寮に忍び込んだ。今日はいつもと違って私の存在に気づいてもらった上で、エレンにいたずらをする!!)
ミカサ(さて、まずはアルミンを森に置いて…)
エレン・アルミン「zzz」ダキッ
ミカサ(抱き合って寝てはるーーーーー!!!)orz
ミカサ(こ、こうなったら)ワナワナ
ミカサ(二人とも私のものにしてやる!)ルパンダイブ
完
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