僧侶「そうですか、性的な……えっ?」
勇者「性的な悪戯」
僧侶「えっと……それはいわゆるセクハラ的なことでしょうか……?」
勇者「うん、まあ、セクハラとか痴漢とか強姦とか、そういうことだな。さて、何をしようか」
僧侶「えっ、ちょっと待ってください、それは悪いことですよね?」
勇者「いや、いいとか悪いとかそういうことじゃないから。論点はそこじゃないから」
僧侶「はあ……えっとそれは、勇者様がやるってことですよね?」
勇者「もちろん」
僧侶「わたしがやられるんですか?」
勇者「そうだよ。何されたい?」
僧侶「何もされたくないです」
勇者「いや、そういうことじゃなくてさ」
僧侶「どういうことですか」
勇者「やるってことはもう決定事項なんだよ。前提なんだよ。で、それを踏まえた上で、じゃあ何をやるか? という話だ」
僧侶「そう言われても……そもそもなんでそれをわたしに聞くんですか」
勇者「いや、被害者側の意見も一応聞いておこうと思ってな」
僧侶「害を加える行為だということは自覚してるんですね」
勇者「うん。で、何されたい?」
僧侶「何もされたくないです」
勇者「いやだから、それじゃ話が進まんだろーが! わからずやか!」
僧侶「進めたくないです。えっ、なんでわたしが怒られてるんですか?」
勇者「ああすまん、ちょっとイラついちゃった。別に僧侶ちゃんを責める気はないんだ」
僧侶「責められる謂れも無いです。それより、勇者様としては、そんなことでいいんですか?」
勇者「ん? そんなことって?」
僧侶「そんなことよりもっと大切なことを考えた方が」
勇者「大切なことって何?」
僧侶「えっと、魔王を倒す方法とか……」
勇者「いや違うって。俺達はそういうんじゃないから。魔王とかそういうんじゃないから」
僧侶「違うんですか?」
勇者「うん。魔王を倒すとかじゃなくて、僧侶ちゃんたちにエロいことして楽しもうってことだから」
僧侶「では、勇者様が勇者であったり、わたし達が僧侶や戦士や魔法使いだったり、こうして旅をしてたりすることの意味は?」
勇者「ねえよそんなもん」
僧侶「そうなんですか……」
勇者「そうなんだよ。さて、前置きがちょっと長くなっちまったな。さっさと本題に入るぞ」
僧侶「はあ、なんか、すみません」
勇者「何されたい?」
僧侶「何もされたくないです」
勇者「だーかーらー」
僧侶「だってわたし、セクハラとかされたくないですし、何をされたいかって聞かれても困りますよ」
勇者「そうか、まあ、それも一理あるな」
僧侶「わかっていただけましたか」
勇者「うん、それはそうだな。俺の質問のしかたが悪かった」
僧侶「しかたというか、質問の内容の方が最悪です」
勇者「じゃあ質問を変えよう。何をされたいかじゃなくて、何をされたくない?」
僧侶「何もされたくないって言ってるじゃないですか」
勇者「だから! その中でも特に嫌なこととかあるだろうが! 超えちゃいけないラインとかあるだろ! それを言えよ!」
僧侶「あ、そういうことですか。つまり、この程度ならまだ許せるとか、ここまでされたらさすがに我慢できないとかですね?」
勇者「そうそう」
僧侶「全部嫌ですって言ったら怒ります?」
勇者「そりゃまあな。さすがにそこまでわがまま言われたらもう取りつく島も無いって感じじゃん」
僧侶「いえ、取りつく島は無いこともないですよ」
勇者「ん? どういうこと?」
僧侶「えっと、わたしだって人間ですから性欲はありますし、性的な行為自体が嫌いなわけではないですから」
勇者「ほほう、性的な行為は嫌いじゃないと来ましたか。あどけない少女のような顔をして、結構言いますなあ」
僧侶「あどけない少女にそんなことを言わせてるのはどこの誰ですか」
勇者「僧侶ちゃんって今いくつだっけ?」
僧侶「14ですよ」
勇者「14か。性的な行為をしたことあんの?」
僧侶「したことは無いですけど、興味が無いわけでもないです」
勇者「うんうん。そういうことに興味津々なお年頃だよね」
僧侶「ですからちゃんとおつきあいをして、互いの気持ちを確かめあって、合意の上でそういう行為に及ぶのならいいと思います」
勇者「ふむ、恋人同士のラブラブエッチならむしろ望むところだと」
僧侶「……まあ、そんな感じです。そういう行為に至るまでには、それなりの信頼関係を築くための時間が必要だと思ってます」
勇者「なるほど、貴重な意見を聞かせてくれてありがとう。で、話を戻すけどさ、僧侶ちゃんはどんなふうに陵辱されたい?」
僧侶「本当にわたしの話、聞いてました……?」
勇者「ああ違うか。どんなことされたら嫌かって話だったな」
僧侶「結局そこに話が戻りますか……えっと、まず、極端に変態的な行為は嫌です」
勇者「変態的な行為って、例えば?」
僧侶「いえ、わたしはそういうことに疎いので具体的にどうとは言えませんけど」
勇者「ふむ。どういうのだろうな。うんこ食ったりとかか?」
僧侶「食べたいんですか……?」
勇者「いや、俺は変態じゃないからそういうのは無いな。というか無理だ」
僧侶「そうですか。少し安心しました」
勇者「まあ、うんこしてるとこを見たりするのはアリだけどな」
僧侶「絶対やめてください。絶対に嫌です」
勇者「絶対絶対ってそんな。あのなあ僧侶ちゃん、世の中に絶対なんてことは無いんだぞ?」
僧侶「これに関してはあります。絶対に我慢できないです」
勇者「そう? んじゃまあ、それはやめておくけどさ。ちょっと残念だな」
僧侶「充分変態じゃないですか」
勇者「いや、違うんだよ。俺は別にうんこが好きなわけじゃないんだ。僧侶ちゃんの恥ずかしい姿を見たいだけなんだよ」
僧侶「恥ずかしすぎますよ。限度を超えてます」
勇者「わかったよ。じゃあうんこは無しな」
僧侶「はい。無しでお願いします」
勇者「そもそも変態的行為なんてするつもりじゃなかったしな。普通にエロいことをするだけで」
僧侶「何が普通なのかはわたしにはよくわかりませんけど、それでも行き過ぎた行為はやめてほしいです」
勇者「うん、まあ、やるのは僧侶ちゃんに種付けして孕ませるところまでかな。それ以上のことはしないよ」
僧侶「それ以上って何があるんですか……?」
勇者「中出しセックスで妊娠させるところまではやるけど、それ以降は無関係の他人ってことだよ」
僧侶「最悪じゃないですか」
勇者「うそうそ。孕ませた後もちゃんと責任は取るよ」
僧侶「わたしと結婚するってことですか?」
勇者「うん、結婚するよ」
僧侶「でしたら、そういう行為は……やっぱり、ちゃんとおつきあいしてからにしてほしいです」
勇者「そんなの普通すぎてつまんないじゃん」
僧侶「わたしは普通の方がいいです」
勇者「ふーん。でも、こっちだってある程度譲歩はしてるんだから、僧侶ちゃんも譲るべきところは譲ってくれないとな」
僧侶「はあ……えっと、これってわたしがわがままなんですかね……?」
勇者「まあそんなに心配しなくても、いきなりちんこ突っ込んだりはしないよ。まずは軽いセクハラからだな」
僧侶「はあ……お手柔らかにお願いします」
勇者「お手柔らかにか。僧侶ちゃんの柔らかい手でちんこ握ってもらったら気持ちいいだろうな」
僧侶「えっ、もう始まってるんですか?」
勇者「何が?」
僧侶「セクハラが」
勇者「ん? ああいや、今のはただの雑談」
僧侶「ただの雑談でこれですか。先が思いやられます」
勇者「先が楽しみだよな。僧侶ちゃんたちってすごく可愛いから」
僧侶「褒めていただけるのは光栄ですけど。……えっ、『たち』って言いました?」
勇者「言ったよ。3回くらい言った」
僧侶「わたしだけじゃないんですね、性的な悪戯の対象は」
勇者「そうだよ。と言うか、僧侶ちゃんより先に戦士ちゃんや魔法使いちゃんにやりたいんだよな」
僧侶「わたしは後回しですか」
勇者「うん、僧侶ちゃんは一番可愛いから後の楽しみにとっておこうと思って」
僧侶「それ他の2人にも言ってません? お前が一番だよ、とか」
勇者「そんなわけないじゃん。何なら今から他の2人に宣言してもいいぞ。『この中で一番可愛いのは僧侶ちゃんだ!』って」
僧侶「やめてください。パーティ内の人間関係に波風をたてないでください」
勇者「他の2人も充分すぎるくらい可愛いけどな。さて、どっちからにしようか。戦士ちゃんと魔法使いちゃんって何歳だっけ?」
僧侶「たしか、戦士さんが17で魔法使いさんが16です」
勇者「じゃあ歳の順ってことで戦士ちゃんからにするか。僧侶ちゃんも手伝ってくれな」
僧侶「なんでわたしが……」
勇者「将来は僧侶ちゃんを妻にするつもりだからな。内助の功ってやつだ」
僧侶「ものは言いようにも程があります。嫌ですよ性犯罪の共犯者なんて」
勇者「じゃあせめて邪魔はしないでくれよな」
僧侶「わたしに勇者様の邪魔をするほどの力があるなら邪魔をしたいですよ」
勇者「なんで邪魔したいの? ああ、嫉妬か」
僧侶「違います」
勇者「戦士ちゃんに何しようかなあ」
僧侶「あまり酷いことはしないであげてください……」
勇者「そうだな、ま、最初だし、そんなに酷いことはしないよ。お風呂を覗く程度にしとくかな」
僧侶「それくらいなら……よくはないですけど。そういえば戦士さんと魔法使いさん、随分先の方を歩いて行っちゃってますね」
勇者「話に夢中で遅れちまったな。それにしてもあの2人、俺達がちゃんとついてきてるか心配して振り返る素振りも見せないな」
僧侶「信頼してくれてると思っていいんですかね」
勇者「そのおかげでこういう話ができるんだけどな。信頼って大事だな」
夜 宿屋
戦士「あー、疲れた。今日もよく戦ったな」
僧侶「あのっ、なんか、すみません。戦士さんばかりに戦わせちゃって」
戦士「ん? いや、別にかまわないよ。戦うのがあたしの仕事だしな。でもまあ、疲れた。先に風呂に入っちゃっていいかな?」
僧侶「あ……はい、お先にどうぞ……」
魔法使い「僧侶ちゃんも疲れてるようね。今日は早めに寝て、ゆっくり休みましょう」
僧侶「あ、はい、そうですね」
僧侶(勇者様、本当に覗きに来るんでしょうか……)
戦士「あ、ここの風呂結構広いな。おーい、もう1人くらいならいっしょに入れそうだぞ」
魔法使い「あら、そうなの? じゃ、僧侶ちゃん、行ってらっしゃい」
僧侶「えっ、わたしですか?」
魔法使い「疲れてるんでしょ? お先にどうぞ。わたしは後でいいわ」
僧侶「あ、はい。じゃ、その、お言葉に甘えて……」
魔法使い「気にしなくていいわ。ごゆっくり」
僧侶(ううっ、わたしも覗かれてしまうんでしょうか……)
コンコン
魔法使い「はーい、どちら様?」
勇者「俺だ」
ガチャ
勇者「あれ? 魔法使いちゃんだけ?」
魔法使い「他の2人はお風呂に入ってるわ。何か用?」
勇者「いや、俺だけ1人部屋だから退屈でさ。ちょろっと話でもしてから寝ようと思ったんだけど、入っていいか?」
魔法使い「いいわよ。でもわたしって魔法のことしか知らないから、話し相手が務まるかしらね」
勇者(魔法に関しても駆け出しもいいところだけどな)
魔法使い「まあ座って」
勇者「うん。じゃ、魔法の話でもするか」
魔法使い「そうね。それならわたしでも話せるわ」
勇者「いつも思ってることなんだけどさ、攻撃魔法とかって、使えるだけじゃ駄目だと思うんだよな」
魔法使い「どういうこと?」
勇者「敵の方が魔法を使ってくることだってあり得るだろ? それに対する防御も重要だと思うんだよ」
魔法使い「ふむ。魔法防御ね。たしかにその通りだと思うわ」
勇者「だから魔法防御力を高めるための訓練もした方がいいんじゃないかな」
魔法使い「どうやって?」
勇者「俺達で互いに魔法をかけあって、それに耐える練習したりとかな」
魔法使い「なるほど。低威力の攻撃魔法から始めて、徐々に強くしていくとか……」
勇者「眠りの魔法とかから始めた方がリスク低くないか?」
魔法使い「あ、そうね。それなら周囲に被害も及ばないから、今ここででもできるわ。やってみる?」
勇者「よし、やってみよう。じゃあ、今から俺が魔法使いちゃんに眠りの魔法をかけるから、できるだけ抵抗してみてくれ」
魔法使い「わかったわ」
勇者「いくぞっ」ピロリロリンッ
魔法使い「zzz」コロン
勇者(魔法使いちゃんちょろすぎワロタ)
勇者(さて、邪魔者は倒したことだし、覗きに行くか)
勇者(……いや待てよ、今なら無防備な魔法使いちゃんにやりたい放題じゃね?)
勇者(どうすっかな。急がないと戦士ちゃんたちが風呂から出てきちまうし……)
勇者(魔法使いちゃんの服を脱がしてまた着せてる時間なんて無いよな。予定通り戦士ちゃんの裸を見に行くか)
勇者(……せっかくだからおっぱいだけ触っておこう)モミモミ
勇者(おお、女の子の胸って柔らかいな。名残惜しいけど明日にでもまた触ればいいか。またね魔法使いちゃん)
勇者(いや、パンツおろすくらいならそんなに時間は……いかんいかん、余計なことを考えるな。今は戦士ちゃんだ)スタスタ
僧侶(勇者様は来てるんでしょうか……)
戦士「なあ、僧侶ってさー」ゴシゴシ
僧侶「あ、はい」
戦士「勇者が好きなの?」
僧侶「えっ、わたしがですか? えっと、何故そんなことを……?」
戦士「いや、なんか仲良さそうだからそうなのかなと思ってさ」
僧侶「はあ……好きなところも無くはないですけど、嫌いなところもあります」
戦士「ふーん。まあそりゃそうだよな。誰だっていいところもあれば駄目なところもある」
僧侶(勇者様は駄目なところが駄目すぎるような気がします)
戦士「ま、あたしはあいつ、結構好きだけどね」
僧侶「なんでですかっ!?」
戦士「えっ……いや、そんなに驚くようなことか……?」
僧侶「あ、いえ、すみません。でも勇者様ってすごく強いですし普段は優しいですけど、本性というか……」
戦士「本性? ああ、あいつたまにチラチラとあたしの胸とかエロい目で見てるよな。そのことか?」
僧侶「ええまあ、そういうところというか……」
戦士「はは、そんなの男だったら普通だよ。男なら誰だって女の体には興味あるさ。ホモ以外はね」
僧侶「はあ……でも、もし勇者様が普通じゃないことをしてきたら、戦士さんはどうします?」
戦士「普通じゃないことって?」
僧侶「例えばの話ですけど、こうしてお風呂に入ってるところを覗いたりとか」
戦士「あはは、そりゃ怒るよ。ひっぱたく」
僧侶「ですよね……」
戦士「でもなあ……こんなふうに女3人と旅してたらあいつもムラムラっとしちゃうことだってあるだろうしなあ」
僧侶(だろうというか、ムラムラしちゃってます。かなり)
戦士「ちょっと気の毒な気もするから、1発叩いたらそれで綺麗さっぱり許してやるかな」
戦士「僧侶ってひょっとして、勇者が怖いのか?」
僧侶「怖いというか心配というか、身の危険を感じるというか……でもなんか、勇者様には逆らえないんですよね、わたし」
戦士「そっか。ま、あいつが覗きとかしてきたらあたしに言いなよ。かわりに怒ってやるから」
勇者(まあ、今まさに覗いてるんですけどね)
勇者(僧侶ちゃん、俺には逆らえないとか言ってるけど充分反抗的だよなあ。うんこしてるとこ見ちゃ駄目とか言うし)
勇者(僧侶ちゃんは浴槽の中か。体が全然見えないけどまあいいや、今回のターゲットは戦士ちゃんだ)
勇者(……戦士ちゃんも後ろ向いちゃってるなあ、おっぱい見たいのに。まったく、うちのパーティの女どもは気が利かんな)
勇者(でも綺麗に引き締まったおしりが見えてるからまあいいか。あれを見ながら抜こう)ボロン
勇者(はぁはぁ……戦士ちゃんのおしり……はぁはぁ……あそこにちんこ擦りつけたいなあ……)シュッシュッ
戦士「さて、そろそろ出るか」
勇者(はい、そろそろ出そうです……じゃなくて戦士ちゃんもう風呂から出ちゃうのかよっ)
勇者(くそっ、撤収だ)ササッ
勇者(あー、中途半端な結果になっちまったなあ……射精もできなかったし)
勇者(収穫は魔法使いちゃんのおっぱい揉んだのと戦士ちゃんの尻を見ただけか)
勇者(まあしょうがない。今夜はここまでだ。魔法使いちゃんを起こそう)ピロリンッ
魔法使い「……」パチ
勇者「おはよう」
魔法使い「あ、あれ……? わたし、寝ちゃってた?」
勇者「うん」
魔法使い「そう……わたしの魔法抵抗力もまだまだね。悔しいわ」
勇者「いやあ、結構頑張った方だと思うよ?」
魔法使い「そうなの? 憶えてないけど……じゃあ、今度はあなたの番ね」
戦士「ありゃ、脱衣所に着替え置いとくの忘れてた。まあいいか、部屋にいるの女だけだし」スタスタ
勇者(魔法使いちゃんの魔法なんて俺に効くわけないけど、一応がんばって抵抗するふりでもした方がいいかなあ)
魔法使い「行くわよっ」
戦士「お待たせ、風呂空いたよー」スタスタ
魔法使い「あら、随分早かっ……た……」
勇者「おおっ!?」
戦士「えっ!? 勇者っ!?///」カァアア
魔法使い「ちょっ、なんて格好で出てきてるのよ!?」
戦士「あ、わ、見るなっ///」ササッ
勇者「……あ、いや、見てない。何も見てないよ」
戦士「あうう……勇者が来てるなんて思わなかった……」
勇者「あー、えーと、俺自分の部屋に戻るわ。また明日な。おやすみ」スタスタ
魔法使い「え、ええ。また明日ね」
ガチャッ バタン
僧侶「あのっ、何かあったんでしょうか……?」
魔法使い「ちょっとした事故がね。まあ、気にしなくていいわ」
勇者(うっひょおおお今夜のおかずげっとおおおお!!)
翌朝
勇者(いやー、昨日は良質なおかずのおかげですっきりとよく眠れたなあ。さて、部屋から出て朝飯食いに行くか)
戦士(うう……昨日は勇者に裸見られちゃった恥ずかしさでよく眠れなかった……でももう朝だし朝ごはん食べなきゃ)
勇者(あの光景は脳内にくっきりと保存されてるから何度でも使えそうだが、今日は今日でまた新たな収穫を得ないとな)ガチャ
戦士(僧侶に大口叩いちゃった直後にあれだからなぁ……尚更恥ずかしい。でも気持ちを切り替えて今日も頑張ろう……)ガチャ
勇者・戦士「「あ」」バッタリ
勇者「やあ戦士ちゃん、おはよう」
戦士「あ、ああ、おはよう。よく眠れたか?」
勇者「うん。今日も次の街を目指して頑張って進もう。さ、朝飯食おうぜ」スタスタ
戦士「あっ、あのさっ」
勇者「何?」
戦士「昨日の……あれだけどさ、その……あたし、気にしてないから」
勇者「ああ、うん」
戦士「あれは、事故みたいなもんというか……あたしの不注意で、勇者に悪気が無かったのわかってるし」
勇者「あー……でも一応謝っとくよ。ごめん」
戦士「……見た? ……よな」
勇者「ああ、うん。見えちゃった。ごめん、目を逸らそうと思ったんだけど無理だった」
戦士「……そりゃ見るよな……うん、それは、まあ、わかるというか……あんたも、気にしなくていいから」
勇者「ん、わかった。気にしない」
戦士「じゃ、行こうか」スタスタ
勇者「あ、そうだ、戦士ちゃん」
戦士「なんだ?」
勇者「もし気が向いたらまた見せてくれてもいいよ」
戦士「バカ、からかうな///」
僧侶「今日も戦士さんと魔法使いさん、わたしたちから離れた前方を歩いてますね」
勇者「戦士ちゃんは俺と顔を合わすのが気まずいんだろうな。魔法使いちゃんは戦士ちゃんに付き添ってあげてるのか。優しいな」
僧侶「そのせいでわたしはまた勇者様の話につきあわされてるわけですが」
勇者「うーん、この距離だと2人のおしりの微妙な動きがよく見えないな」
僧侶「見なくていいですそんなもの」
勇者「昨日は戦士ちゃんで気持ちよく抜かせてもらったから、今日は魔法使いちゃんだな」
僧侶「くどいと思われるかもしれませんけど、あまり酷いことはしないであげてください」
勇者「僧侶ちゃんがそう言うならそうするか」
僧侶「え? わたしの言うことを聞いていただけるんですか?」
勇者「他人のことをそんなに心配するなんて、僧侶ちゃんは優しいな。その優しさに免じて今日は僧侶ちゃんの言う通りにするよ」
僧侶「そうですか。嬉しいです」
勇者「で、俺は魔法使いちゃんに何をすればいいんだ?」
僧侶「いえ、そこまでわたしに聞かれても困りますけど。軽いセクハラ程度で済ませていただければ」
勇者「軽いセクハラか。おしりの穴に指を突っ込んだりするのは軽いセクハラのうちに入るかな?」
僧侶「入りません。絶対入りません」
勇者「いや、入るだろ? うんこが出てこれるんだから指の1本くらいは余裕で入るだろ」
僧侶「その入る入らないじゃないです。軽いセクハラには入らないって言ってるんです」
勇者「ああそっちか」
僧侶「というか、やっぱり好きなんじゃないんですか?」
勇者「何が?」
僧侶「その……排泄物とかそういうのが」
勇者「排泄物とかそんな汚い話すんなよ」
僧侶「勇者様がそういう話をしたからじゃないですか!」
勇者「排泄物とは言ってないだろ。うんこって言ったんだよ」
僧侶「同じじゃないですか」
勇者「同じじゃねえよ。うんこだけが排泄物じゃないだろ」
僧侶「……えっと、この話やめません?」
勇者「自分から振っておいて、随分勝手な言い草だな」
僧侶「もう勝手でも何でもいいですよ。何とでも言ってください」
勇者「なんで排泄物って言い換えたの? うんこって言うの恥ずかしいの?」
僧侶「続けるんですかその話!?」
勇者「別にうんこの話じゃなくてもいいんだけど、恥ずかしがってる女の子って萌えるんだよな」
僧侶「でしたら、セクハラするにしても魔法使いさんがちょっと顔を赤らめるような会話をする程度に留めておきましょうよ」
勇者「わかったよ。じゃあ今回は僧侶ちゃんの作戦に従って行動するか」
僧侶「その言い方だとわたし、完全に共犯者じゃないですか……」
④
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夜 宿屋
勇者(とは言ったものの、昼間は魔法使いちゃんが戦士ちゃんと2人で先を歩いてたから全然会話しなかったな)
勇者(まあ戦士ちゃんの気持ちはわかるが、あんまり見かけないフォーメーションだよな戦士・魔法使いが前衛って)
勇者(いや、そんなことはどうでもいいんだよ。今から魔法使いちゃんと2人きりになれないかな)
勇者(僧侶ちゃんにはあんなことを言ったが、2人きりになれば眠らせてパンツ脱がしたりもできるしな)
勇者(パンツ脱がして、股を開かせて、魔法使いちゃんの恥ずかしい所が丸見えに……はぁはぁ、興奮してきた)
コンコン
勇者(あ、誰か来た。魔法使いちゃんがパンツ脱がされに来たのかな?)
ガチャ
勇者「あれっ、戦士ちゃんか」
戦士「あ、うん、あたしだ。入っていいか?」
勇者「ああ、もちろん。暇を持て余してたから大歓迎だよ」
勇者(戦士ちゃんが来るとは……予定変更か)
戦士「ちょっと話をしたくてさ。実はまだちょっと気まずいんだけど、我慢して来てみた。はは」
勇者「そっか。大事な話?」
戦士「そうでもない……かな? えーと、あれからいろいろ考えたんだけど」
勇者「あれからって?」
戦士「……あたしがあんたにちょっとサービスしちゃった時、かな。あはは」
勇者「ははっ。それで?」
戦士「正確に言うとそのちょっと前からなんだけど。どうも僧侶ちゃんが、あんたのこと少し怖がってるような節があってさ」
勇者「へえ。僧侶ちゃんがねえ。今日話した時は結構打ち解けてきてくれた感じだったけど」
戦士「うん、怖がってると言ってもそんな怯えてるって程じゃない」
勇者「まあ、言いたいことはわかるよ。俺になんかエロいことされるとかそういうことだろ?」
戦士「あ、わかってるんなら話が早い……っていうか僧侶ちゃん本人ともそういう話、したのか?」
勇者「うん、まあ、そんな感じかなあ(昨日の風呂場での2人の会話も聞いてたしな)」
戦士「それで、正直なところ、どうなんだ? ムラムラしちゃって、あたしたちを襲いたくなったりするのか?」
勇者「正直なところ、今すぐにでも押し倒したいよ」
戦士「やっぱそうか……うーん、それってあたしにもちょっと責任があるんだよなあ……裸見せちゃったりとか」
勇者「それで、俺にどうしろと?」
戦士「いや、どうしろとは言わないけど……そういう欲望ってやっぱりあれだろ? 自分で処理してるんだろ?」
勇者「処理ってオナニーのこと?」
戦士「ああ、うん。まあ、そうだ」
勇者「うん、オナニーしてるよ。昨日もした。それが何か?」
戦士「それなんだけどさ。えっと……たまにはあたしが手伝ってやろうか?」
勇者「……はい?」
戦士「いや、だから、性欲の処理をだな、あたしがしてやろうかと」
勇者「えっ? 戦士ちゃんがセックスさせてくれるの!? マジで!?」
戦士「えっ、いや……」
勇者「やった! 戦士ちゃんとセックス! 生まれてきてよかった!! お父さんお母さんありがとう!!!」
戦士「ま、待て、早とちりするな。そこまでするとは言ってない」
勇者「え? 違うの?」
戦士「だから、手伝うだけだよ。手で手伝ってやろうかってことだよ」
勇者「ああ、なんだ、手コキか。さすがにそんなうますぎる話は無いか」
戦士「なんだよ、手でしてやるだけじゃ不満だってのか? 本来なら自分で処理するべきことだろ?」
勇者「いや、もちろんありがたいしすごく嬉しいんだけど、セックスできるのかと思ってぬか喜びしちゃったもんで」
戦士「あたしとあんたは恋人同士でもなんでもないのに、そこまでするわけないだろ」
勇者「普通は手コキもしないと思うけどな。なんでそんなに親切なんだ?」
戦士「特に深い理由は無いよ。ただ我慢しろって言うだけじゃちょっとかわいそうかなと思っただけだよ」
勇者「戦士ちゃんは優しいな。じゃ、さっそく頼んでいいか?」
戦士「うん。あたしの手じゃ硬くてあんまり気持ちよくないかもしれないけど……してやるから、その……ちんちん出せよ」
勇者「男の俺の手よりは柔らかいだろ? じゃあ、頼む」スルッ ボロン
戦士「うわっ、もうこんなんなってる……っていうかちんちんって勃起するとこんなにおっきくなるのか」
勇者「ちんこ見るの、初めてなのか?」
戦士「小さい頃、風呂場でとーちゃんのは見たことあるけど、こんなふうにはなってなかったから……」
勇者「そりゃまあ普通はそうだよなあ。幼い娘の裸見てフルボッキしてる父親とかいたら嫌だろうな」
戦士「で、やり方がよくわからないんだけど、どうすればいいんだ?」
勇者「うん。まず、このへんを握る」
戦士「わりと下の方を持つんだな。そこが一番感じるとこなのか?」
勇者「いや、感じるのはもっと先の方だけど、そこに直接触るんじゃなくて、皮を利用して、こう……」シュッシュッ
戦士「なるほど、やり方は似たようなもんなのか……」
勇者「似たようなって、何が?」
戦士「えっ? あ、いや、何でもない///」
勇者「……ああ、皮越しに刺激するところが戦士ちゃんのクリオナニーと似てるってことか」
戦士「ちょ、言うなっ。恥ずかしいだろっ///」
勇者「手コキするのは平気なのに自分のこと言われると凄く恥ずかしがるのな」
戦士「余計なお世話だ。手コキだって別に平気じゃないよ。っていうかなんであんたが女のやり方まで知ってるんだよ」
勇者「いや、俺って痴的好奇心が旺盛だから。よかったら俺も戦士ちゃんのオナニー手伝ってやるよ」
戦士「男みたいに頻繁に溜まったものを出す必要はないからいいよ。遠慮しとくよ」
勇者「戦士ちゃんも男の体のこと結構知ってるんだな」
戦士「あたしだってもう17なんだからある程度の知識はあるよ。やり方はわかったから、やるぞ」ニギッ
勇者「おお……戦士ちゃんが俺のちんこ握ってる。感動的な光景だ」
戦士「大袈裟だな……これくらいの強さでいいか?」シュッシュッ
勇者「いいよ。うん、凄く気持ちいい」
戦士「やっぱり自分でするより女にしてもらう方がいいか?」シュッシュッ
勇者「もちろん。興奮度が全然違うよ。あ、先の方も優しく触ってくれれば大丈夫だから」
戦士「こうか?」サワサワ
勇者「そうそう……あ、やばいこれ凄く気持ちいい。もう出そう」
戦士「えっ、もう出るのか? どうすればいい?」
勇者「そうだな……手で受け止めてくれ」
戦士「う、うん」
勇者「あ、出るっ」ビュッ
戦士「あっ、わっ……」
勇者「うっ……」ビュルッ ビュルッ
戦士「うわあ……」ビシャッビシャッ
勇者「……」
戦士「……」
勇者「ふぅ……」
戦士「これどうしよう」ニチャ
勇者「もちろん舐めてもらうよ」フキフキ
戦士「やだよそんなの」
勇者「嫌だってさ。残念だったな。じゃあこれで拭けばいいよ。俺のちんこ拭いた後でもよければ」ポイッ
戦士「ちんこ拭いた後でも別にかまわないよ。さっきまで握ってたんだから」フキフキ
勇者「そりゃそうか。あはは」
戦士「変な匂いだな……」クンクン
勇者「拭いても匂い落ちないだろ。洗ってきた方がいいぞ」
戦士「そうする……で、あんたは満足したのか?」
勇者「ああ、めっちゃ気持ちよかったし嬉しかった。ありがとうな」
戦士「そっか、よかった。じゃ、あたしは手洗って部屋に戻るわ。満足したなら女の子に悪さすんなよっ」
勇者「善処します」
戦士「また溜まってきたらしてやるから遠慮しないで言いなよ。んじゃおやすみ」
勇者(昨日裸を見せてくれた戦士ちゃんが今日は手コキしてくれて……戦士ちゃんの手に精液ぶちまけて……)
勇者(確かに凄く気持ちよかったし、あんな綺麗で優しい娘に奉仕されて、最高の気分だ)
勇者(と言いたいところだが……なんか違うよな、これ……)
翌日
僧侶「今日も戦士さんと魔法使いさんが先を歩いていて、わたしと勇者様が後をついて歩いてるわけですが」
勇者「やってる最中はテンション上がってたけど後になって恥ずかしくなってきて、今は顔をあわせるのが気まずいんだろうな」
僧侶「何かしたんですか? 昨夜は魔法使いさんじゃなくて戦士さんとご一緒でしたよね」
勇者「うん。手コキしてもらった」
僧侶「手コキ……手コキとは何でしょうか」
勇者「あー、えっと、オナニーはわかる? 自分でこうやって……」
僧侶「あ、はい、それはあの、一応、わかりますから、その手つきはやめてください」
勇者「これを自分でやるんじゃなくて、女の手でやってもらうのが手コキだ。いや、男にやってもらう人もいるかもしれんけど」
僧侶「えっ、それを、戦士さんが、勇者様に……?」
勇者「うん。してもらって、戦士ちゃんの手に精液ぶっかけちゃった」
僧侶「え……そんな、やりすぎですよ、それは……」
勇者「俺がやらせたんじゃねえよ。戦士ちゃんがしてくれたんだよ」
僧侶「戦士さんの方から自主的に、ですか……?」
勇者「そうだよ。だからどちらかというと戦士ちゃんが加害者側だな」
僧侶「加害者って」
勇者「大量の精子が殺害されたからな」
僧侶「そんな言い方は駄目ですよ。善意でしてくれたんじゃないですか」
勇者「善意で何をしてくれたって?」
僧侶「……勇者様が望むようなことをです」
勇者「具体的には?」
僧侶「よかったですね。戦士さんとそういう関係になれて」
勇者「おい人がせっかく善意で僧侶ちゃんにエロいこと言わせようとしてんのにスルーすんな」
僧侶「どこに善の要素があるんですか」
勇者「戦士ちゃんには性欲処理を手伝ってもらっただけで、別に『そういう関係』になったわけじゃないから妬かなくていいよ」
僧侶「妬いてないです」
勇者「しかし、性欲処理を手伝ってくれたのはいいんだけど、でもなあ……」
僧侶「まさか、まだ不満があるとか言いませんよね?」
勇者「実はそうなんだよ。不満があるんだよ。いやもちろん、戦士ちゃんには凄く感謝してるんだけど」
僧侶「何が不満なんですか……?」
勇者「さっきも言ったように、戦士ちゃんが加害者側だったわけじゃん?」
僧侶「その加害者っていうのやめましょうよ」
勇者「俺は加害者側になりたいんだよ! 俺が性的な悪戯されてどうすんだよ!」
僧侶「わたしに言われても知りませんよ……」
勇者「僧侶ちゃんは被害者になってくれるよね?」
僧侶「なりたくないです」
勇者「なあ、ちょっと精子って言ってみて」
僧侶「言いませんよ」
勇者「言わないんじゃなくて言えないんだろ? ん?」
僧侶「そうです。恥ずかしくて言えません」
勇者「そんなに恥ずかしいかな? 精子って」
僧侶「……正直、その言葉はそこまで恥ずかしくないですね」
勇者「あ、そうなんだ。精液は?」
僧侶「うーん……そっちの方が恥ずかしいです」
勇者「ふむ、実際に性的な行為をした時に目にする物体は精子というより精液だからかな。視覚的にもイメージしやすいし」
僧侶「そんな分析要らないですよ……」
勇者「いや、でも、僧侶ちゃんって実物見たこと無いんじゃないか?」
僧侶「無いですよ。あるわけないじゃないですか」
勇者「じゃああんまりイメージ湧かないんじゃない?」
僧侶「そうですね。白い液体が出るらしいということくらいしか……って何を言わせるんですか///」
勇者「精液という単語は言ってくれなくても、可愛い女の子と精液について語り合ってるというだけでけっこう興奮するな」
僧侶「……満足していただけたようですし、そろそろ話題を変えましょう」
勇者「じゃあ、今後の計画について話そうか」
僧侶「魔法使いさんに何をするかという話でしたら、もう結論出たじゃないですか」
勇者「その次の話だよ。予定は早めに立てておいた方がいいだろ」
僧侶「その次って……わたし、ですか……?」
勇者「そうだよ。楽しみだな」
僧侶「わたしはもう充分セクハラを受けてるような気がしますけど……」
勇者「まだ全然だよ。前にも言っただろ? 僧侶ちゃんを孕ませて嫁にするって」
僧侶「前にも言いましたけど、わたしは結婚するならちゃんと恋愛してから結婚したいです」
勇者「俺に犯されるのはそんなに嫌か?」
僧侶「嫌ですよ」
勇者「じゃあなんで逃げ出さないんだ?」
僧侶「逃げ出す、ですか?」
勇者「うん。嫌なら逃げればいいじゃん」
僧侶「えっと……正直、その発想はありませんでした」
勇者「……僧侶ちゃんってアホなの?」
僧侶「……逃げたらどうなります?」
勇者「追いかけて捕まえるよ」
僧侶「じゃあ意味がないですね。勇者様から逃げ切れるとも思えませんし」
勇者「その間、戦士ちゃんと魔法使いちゃんはほったらかしになるからあの2人は助かるかもな」
僧侶「わたしが犠牲になれば他の2人は助かるわけですか……」
勇者「その上、僧侶ちゃんが俺を独り占めできるから一石二鳥だな」
僧侶「独り占めしたくないです」
勇者「どうする? 逃げてみる?」
僧侶「うーん……少し考えさせてください」
勇者「まあ、僧侶ちゃんは逃げないと思うけどね」
僧侶「何故そう思うんですか?」
勇者「口では嫌だと言っても内心では俺に強姦されるのを待ち望んでるからだよ」
僧侶「いえ、それは無いです。というか望んでるのなら強姦にはならないじゃないですか」
勇者「強姦というか、陵辱プレイみたいなのが好きなんだろうな」
僧侶「好きじゃないです。勝手に人の性的嗜好を決めつけないでください」
勇者「いいのか? そんな嘘をついて。神様に怒られるぞ」
僧侶「嘘じゃないですから大丈夫です。勇者様こそ、悪行の報いがあっても知りませんよ」
勇者「悪い奴に必ずしも相応の報いがあるとは限らないのが世の中ってもんでな」
僧侶「それはまあ、そうですけど……」
勇者「逆もまた然り、善行をしても報われるとは限らんしな。神様仕事しろって感じだよな」
神「働いたら負けかなと思ってる」
夜 宿屋
勇者(さて、今日こそ魔法使いちゃんに悪戯してやらないとな)
勇者(抜ければ何でもいいということなら戦士ちゃんにまた頼めば済むだろうが、それは敗北に等しい。敵の思う壷だ)
勇者(これまでの戦いで純粋に我が軍の戦果と言えるのは魔法使いちゃんの胸に触ったのと戦士ちゃんの尻を見ただけ)
勇者(昨日は敵の反撃によって一時的にだがちんこを制圧されるという憂き目にもあっている)
勇者(現時点の情勢は我が軍に極めて不利な状況に追い込まれていると言わざるを得ないだろう)
勇者(ここで起死回生の反撃に打って出なくては我が軍の敗北は必至。そのためには迅速な行動が必要だ)
勇者(少しでももたつけばまた戦士ちゃんが『今日もしてやろうか?』なんつって俺の部屋を訪れないとも限らない)
勇者(その前に行動を開始しなけれb
コンコン
勇者「ほら来ちゃっただろ! わかってたのになんでまた先手を打たれちゃってんの!? 馬鹿なの!? 馬鹿なの俺!?」
ガチャ
魔法使い「何をひとりで騒いでいるのよ」
勇者「あ、あれ? 魔法使いちゃん?」
勇者(なんで魔法使いちゃんが? 俺の想いが通じてパンツ脱がされに来てくれたのかな)
魔法使い「ひとりではしゃぐのもいいけどドアに鍵くらいかけておきなさい。不用心よ」
勇者「あ、いや、すぐに部屋から出るつもりだったんだけど、ちょっと考え事しちゃってて」
魔法使い「あら、出かけるつもりだったの? じゃあわたしはまたの機会に」
勇者「あっ、いいよいいよ。特に用事があったわけじゃない。退屈だから散歩にでも出ようと思っただけで」
魔法使い「そう? それなら」
勇者「うん、遠慮しないで入って」
魔法使い「そうね。お邪魔するわ」トコトコ
勇者(魔法使いちゃんの方から悪戯されに来るとは……都合が良すぎてかえって不気味だ。これは何かの罠か?)
魔法使い「……」
勇者「あ、そこに座って。で、何か話でもあって来たの?」
魔法使い「いえ、そういうわけでもないのだけど」
勇者(ふむ、つきあってほしいとか妻にしてほしいとか子供産ませてほしいとか告白しにきたわけでもないのか)
魔法使い「ふぅ。すこし暑いわね」パタパタ
勇者「パンツでも脱いだら?」
魔法使い「いやらしいわね。そういう冗談は嫌いよ」
勇者「そっかー魔法使いちゃんは下ネタが嫌いかー」
魔法使い「僧侶ちゃんは好きなの?」
勇者「何故そこで僧侶ちゃんが出てくるんだ」
魔法使い「いえ、なんとなく。あなたたち、よく2人でお喋りしてるじゃない」
勇者「まあな。でもエロい話とかはあんまりしないなあ」
魔法使い「ふーん」
勇者(本当にこの娘何しに来たんだろうな。単なる暇つぶしか? しかしこれは絶好のチャンスではある)
勇者(ここは決断力が大事だな。もたもたしてると空気読めない戦士ちゃんあたりが来ちまうおそれも
コンコン
勇者「空気読めやあああ!!!」
魔法使い「ひっ、な、何?」
勇者「あ、いや、すまん。何でもない。気にしなくていいよ」
魔法使い「びっくりするじゃない。いきなり大声出さないで頂戴」
勇者「ごめんごめん。ちょっと待っててくれな。……はいはい、どちらさん?」
僧侶「勇者様、わたしです」
勇者「あれ、僧侶ちゃんか。何? 中はちょっとあれだから廊下で話そうか」バタン
僧侶「すみません、魔法使いさんが来てる最中にお邪魔してしまって」
勇者「邪魔もいいところだよ。魔法使いちゃんのパンツ脱がしてる最中だったのに」
僧侶「えっ、そこまでしちゃったんですか?」
勇者「いや、冗談。僧侶ちゃんって下ネタ好きだからさ」
僧侶「好きじゃないです。で、えっと、お邪魔しちゃったのは悪かったと思うんですが」
勇者「まったく、悪事の邪魔をするなんて悪い子だよ」
僧侶「あのっ、決めました。わたし、逃げませんっ」
勇者「ああなんだその話か。逃げないってことは、俺にパンツ脱がされたいってこと?」
僧侶「ちがいますっ。わたし、逃げずに勇者様を更正させるんです」
勇者「更正? なんで?」
僧侶「だってわたし、僧侶なんですよ。道を踏み外した人を導くのは僧侶の務めです」
勇者「何を言い出すかと思えば……」フゥ
僧侶「わたし、本気ですよっ」
勇者「……遅いんだよ」
俺「早いっ!?」
僧侶「遅くなんかないですっ。今からでも間に合います。わたしが勇者様を改心させて真っ当な人間に」
勇者「違うよ! 遅いってそういうことじゃねえよ!」
僧侶「違いません! えっ、違うんですか?」
勇者「なに今更思い出したように僧侶っぽいこと言ってんだよ! そういうキャラ紹介的なのはもっと最初の方でやっとけよ!」
僧侶「あっ、はい、すみません」
勇者「まったく……もういい、お前じゃ話にならん。上司呼べ上司」
僧侶「上司は勇者様です」
勇者「ああ俺か。じゃあ責任は俺がとるからこの場は任せて僧侶ちゃんはもう部屋に戻れ。この件はまた日を改めて話そう」
僧侶「あ、はい……あの、すみませんでした」
勇者「ま、でも誰にでもミスはあるしな。あんまり思いつめんな。困った時は俺を頼っていいから。おやすみ」ガチャッ バタン
勇者(やっぱり僧侶ちゃんってアホなのかな?)
魔法使い「どうしたの? 何か揉めてたようだったけど」
勇者「いや、揉めなかったよおっぱいは。揉みたかったけど」
魔法使い「そういう冗談は嫌いってわたし、言わなかったかしら」
勇者「どうだろ、言ってなかったと思うけどな」
魔法使い「僧侶ちゃんと何かあったの?」
勇者「いや、もう解決したから心配しなくていいよ」
魔法使い「そう、ならいいけど……ひとつ聞いていい?」
勇者「いいよ。何?」
魔法使い「あなた、僧侶ちゃんが好きなの?」
勇者「うん、好きだよ」
魔法使い「あ、いえ、そういう意味じゃなくて、恋愛感情があるかという意味で聞いたのだけど」
勇者「恋愛感情があるという意味で答えたんだが」
魔法使い「あ……そう。やっぱり、そうだったのね」
勇者「それが何か?」
魔法使い「いえ……もうひとつ聞いていい?」
勇者「うん」
魔法使い「ロリコン?」
勇者「なんでだよ。僧侶ちゃんとは俺、三つしか離れてねえよ」
魔法使い「あ、ええ、そうね。ごめんなさい、変なこと聞いて」
勇者「なんでそんなこと聞くんだ?」
魔法使い「それは……ちょっと、気になったというか」
勇者(お?)
魔法使い「……」
勇者「魔法使いちゃん、ひょっとして俺が好きなの?」
魔法使い「……やっぱり、わかる?」
勇者「いや、全然わかんなかった」
魔法使い「あ、そうなの? ええ、まあ、好きというか、あなたとつきあえたらいいなとか、ちょっと思ってたというか」
勇者「へえ、魔法使いちゃんもか。俺もてもてだな。みんな俺が好きかあ。やっぱりあれかな、本能的に優秀な血筋を求めて……」
魔法使い「いえ、わたしだけだと思うけど」
勇者「えっマジで?」
魔法使い「ええ。戦士と僧侶ちゃんは違うんじゃないかしら。たぶんだけど」
勇者「なんだ、そうだったのか。俺のこと好きなのは魔法使いちゃんだけか」
魔法使い「でも、あなたは僧侶ちゃんが好きなのよね」
勇者「うん。でも僧侶ちゃんは違うのか……」
魔法使い「僧侶ちゃんは戦士が好きなんじゃない?」
勇者「えっ? それって、同性愛的な……?」
魔法使い「で、戦士はわたしが好き」
勇者「ややこしいわ! 人間関係複雑すぎだろこのパーティ!」
魔法使い「ふふっ、冗談よ。そうだったら面白いと思っただけ」
勇者「そういう冗談は好きなんだな」
魔法使い「まあね。ふふ」
勇者「どこまでが冗談だったんだ?」
魔法使い「わたしがあなたに惹かれてるのだけは本当。他の事はわからないわ。わたしには他人の心なんてよくわからないもの」
勇者「ふーん、そうか……」
魔法使い「皮肉なものね。他人のことでわたしが唯一知っているのは、あなたの目には僧侶ちゃんしか映ってないということ……」
勇者「いや、そんなことないけど?」
魔法使い「あ、あら。違うの?」
勇者「僧侶ちゃんが一番好きだけど、魔法使いちゃんや戦士ちゃんも好きだよ、かなり」
魔法使い「そうなの? じゃあわたしにもチャンスはあるということなのかしら」
勇者「どうなんだろうな。魔法使いちゃんがおっぱい揉ませてくれたら気が変わるかも」
魔法使い「何度同じことを言わせるのかしら。あなたのそういうところはあまり好きじゃないわ」
勇者「そうか、残念だな。揉ませてくれたらお礼に俺のおっぱいも揉ませてあげようと思ったのに」
魔法使い「ちょっと待って、まさかとは思うけど、前にわたしが眠ってしまった時、変なことしてないでしょうね?」
勇者「変なことって?」
魔法使い「胸に触ったりとか……」
勇者「してないよ。した方がよかった?」
魔法使い「好意を持ってるとはいえ、つきあってるわけでもない相手にそんなことをされるのは嫌よ。本当にしてないのね?」
勇者「してないってば。俺って信用されてないんだなあ」
魔法使い「変な冗談ばかり言うから信用されないのよ」
勇者「信用されてなくてもいいけどね。触りたいのは事実だし」
魔法使い「そんなに触りたいの?」
勇者「触りたいなあ」
魔法使い「……戦士が言ってたわ。あなたが欲求不満気味で、ちょっとかわいそうな気がするって」
勇者「戦士ちゃんは優しいからなー」
魔法使い「わたしは優しくなくて悪かったわね」
勇者「いやいや、魔法使いちゃんも充分優しいよ。戦士ちゃんにいろいろ気を使ってあげたりしてるし」
魔法使い「……結構わたしのことも見てくれてるのね」
勇者「しかしあれだな、魔法使いちゃんが俺のこと好きとなると、逆にやりにくいというか、気が引けるような気もするな」
魔法使い「何よ、それ」
勇者「魔法使いちゃんの気持ちにつけ込むような感じになっちまうからな。いや、今更善人ぶるのもどうかと思うが」
魔法使い「言ってることがよくわからないけど……」
勇者「いや、これは俺の方の問題だからわからなくていいけど」
魔法使い「ちょっと待って、考えるから」
勇者「何を?」
魔法使い「わたしの方の問題。……えっと、どうしようかしら……」
勇者「……」
魔法使い「うーん……少しくらいなら……でもまだそんな関係では……とはいえいつかはそういうことも……」
勇者「……」
魔法使い「……別に減るものでも……でもどう思われるか……いえ、ここは素直に……そうね。うん、決めたわ」
勇者「何が決まったの?」
魔法使い「えっと……す、少しだけなら胸に触ってもいいわよ///」
勇者「えっ、なんでその結論になったの……? 俺は魔法使いちゃんの脳内会議の経過を知らんから意味不明なんだが」
魔法使い「いえ、別に、触らせることであなたの気持ちを変えようとか、そういうことではないのだけど……」
勇者(俺に好意を持ってる娘が、触ってもいいって言ってる。これもう絶好のチャンスとかそういうレベルの話じゃ……)
魔法使い「あなたの欲求を少しは満たしてあげてもいいかと思って」
勇者(……いや、違う。これは罠だ。ここで流されたらまた受身に……餌を貰って尻尾振ってるだけの飼い犬になっちまう)
勇者(飼い主の女の子たちから「お手コキ」とか「お触り」とか言われて喜んで従ってたら、牙を抜かれる一方じゃないか)
勇者(だがしかし……災い転じて福となす。ピンチの後にチャンスあり。これをきっかけにして……一気に攻勢に出る!)
勇者(そのためにはこちらもある程度腹を割って話して、多少なりとも手の内を明かす必要があるが)
勇者(リスクを恐れては前に進めない。ここは勝負に出るぞ)
勇者「というわけで魔法使いちゃん、俺と勝負しよう」
魔法使い「何が『というわけで』なの……?」
勇者「ああすまん。説明不足だったな。俺の脳内会議ではちゃんと筋道が立ってたんだが」
勇者「まず俺の嗜好として、触らせてくれる優しい娘もいいが、触られちゃうかわいそうな娘の方がもっといいってのがあってな」
魔法使い「優しいよりかわいそうの方がいい……? よくわからないわね。それで何故勝負するという話になるのよ」
勇者「そういう性分なんだよ。受身じゃだめなんだ。征服したいんだよ」
魔法使い「何の苦労もなく手に入れるより、勝負に勝って戦利品として得る方がより達成感があって満足できるということ?」
勇者「ちょっと違うかな。どう言えばいいんだろう。飼い馴らされた犬より野生の狼になりたい、みたいな」
魔法使い「よくわからないけど、とにかくわたしを負かしてから触りたいのね。まあいいわ。何で勝負するの?」
勇者「眠りの魔法で勝負だ。互いに魔法をかけあって、先に眠った方が負け。魔法使いちゃんが寝ちゃったら、触らせてもらう」
魔法使い「それは……ちょっと怖いわ。意識を失ってしまったら、その間に何をされるか……」
勇者「そこは俺を信用してもらうしかないな。でも、レイプしたりはしないよ。約束する」
魔法使い「そこまでするとは思わないけど……」
勇者「心配なら、魔法使いちゃんが勝てばいいんだよ」
魔法使い「わたしが勝ったらどうしようかしら」
勇者「俺に好きなことしていいよ。ただしレイプは無しで」
魔法使い「わたしが勝ったらそういう下品な冗談を言うのをやめる、という条件をつけさせてもらっていいかしら」
勇者「エロい冗談は嫌いなのに胸に触られるのはいいのか?」
魔法使い「それとこれとは話が別よ。でも……少し触るだけよ。やり過ぎないで。わたしの信用を裏切ったりしないわね?」
勇者「しないしない。よし、じゃあやるぞ。せーのっ」ピロリロリンッ
魔法使い「zzz」コロン
勇者(魔法使いちゃん弱すぎワロタ)
勇者(さて、この勝負は魔法使いちゃんの承諾を得てやったことだから、ここまではまだ、なかば受身のようなもんだよな)
勇者(レイプ禁止の約束だけは守ってやってもいいが、ま、いろいろやらせてもらうとしよう)
勇者(でもまずは魔法使いちゃんの意思を尊重して、おっぱいからにするか)モミモミ
勇者(っと、いかんいかん、これじゃ服に触ってるだけだ。おっぱいに直接触らなきゃ)
勇者(触っていいと言われたのは服じゃなくておっぱいだもんな。ちゃんと望み通りにしてあげよう。俺って優しいな)
勇者(全部脱がしたらまた着せるのが面倒だから、おっぱいだけ出すか)スルッ ポロリン
勇者(おお、これは美乳だな……サイズも色も形状も、ほぼ俺の理想に近い、素晴らしいおっぱいだ……よし、揉むぞ)フニフニ
勇者(うわ、なんだこれ、服越しに揉むのと柔らかさが違う……こんなに柔らかいものなのかおっぱいって)フニュフニュ
勇者(はぁはぁ……この滑らかな手触りがまたたまらない。魔法使いちゃんの肌、凄く綺麗だな)フニフニ
勇者(そしておそらくまだ誰にも触れられたことの無かった、薄紅色の乳首……)クニクニ
勇者(むしゃぶりつきたい……手で触らなきゃ駄目とは言われてないし、口で触ってもいいよな)チュッ チュバッ
勇者(いいなあ……おっぱいっていいなあ……病み付きになりそう。おっと、歯型とかつけないように気をつけないと)ペロペロ
勇者(さて、魔法使いちゃんの望み通りにおっぱいを揉んであげたし、ここからは俺のターンということで、下半身の方にいくか)
勇者(パンツを脱がして……さあ、いよいよ、待ち望んだ瞬間が……)スルスル
勇者(はぁ、はぁ……ドキドキしてきた。よし、見るぞ……)カパ
勇者(おお……これが、魔法使いちゃんのまんこ……眠ってる魔法使いちゃんの無防備なまんこが、今、俺の目の前に)ハァハァ
勇者(まんこも肛門も丸見えで……可愛い魔法使いちゃんの恥ずかしいところが全部見えちゃってて、興奮しすぎて鼻血出そう)
勇者(いじったりして濡れちゃったら何やってたかばれちまうからそれは我慢するか。でもせっかくだから中まで見ておこう)クパァ
勇者(綺麗なピンク色の処女膜に縁どられ、ポツンと開いた小さな膣口……)
勇者(ここにちんこ突き入れて、奥の方で思いっきり精液ぶちまけたら気持ちいいだろうなあ……)
勇者(はぁ、はぁ……もう我慢の限界だ。少しでも理性の欠片が残ってるうちにオナニーして射精しちまおう)
勇者(ここでやると匂いが残ってばれるかもしれないから、しっかりと目に焼き付けてから便所で抜いてくるか)
勇者(……よし、ちゃんと記憶したぞ。この光景は一生忘れないだろうな)スタスタ
勇者(はぁはぁ……魔法使いちゃんのおっぱい……魔法使いちゃんのまんこ……はぁはぁ……)シュッシュッ
勇者(可愛いよ……可愛いよ魔法使いちゃん……はぁはぁ……出すよ魔法使いちゃん……うっ……)ビュルビュル
勇者「ふぅ……」フキフキ
勇者(あー気持ちよかった。さて、名残惜しいが魔法使いちゃんの服を整えて起こしてあげるか)スタスタ
勇者(……幸せそうな寝顔だな。どんな夢を見てるんだろう。魔物の触手で犯される夢かな)
勇者(ちっちゃくて可愛い唇だな……)チュッ
魔法使い「……」パチ
勇者「おはよう」
魔法使い「……」ポケー
勇者「魔法使いちゃんの寝顔、可愛かったよ」
魔法使い「……負けたのね、わたし」
勇者「うん」
魔法使い「……悔しいわ」
勇者「相手が俺じゃしょうがないよ」
魔法使い「そうね。でも、いつかあなたに勝ってみたいわ」
勇者「相当頑張って訓練しないとな、それは」
魔法使い「それで……触ったの?」
勇者「もちろん。柔らかくて気持ちよかった。こんないいもん2つも持ってるなんてずるいな。1つ分けてくれよ」
魔法使い「またそんなことを……余計なことまではしなかったでしょうね」
勇者「さあ、どうだったかな。俺も魔法使いちゃんの魔法で朦朧としてたからよく憶えてないなあ」
魔法使い「とぼけないで頂戴。胸にちょっと触っただけじゃないの? 他にも何かした?」
勇者「……キスしたって言ったら怒る?」
魔法使い「えっ……キスしたの? どこに?」
勇者「唇に」
魔法使い「……そ、そう。唇にね。いえ、それくらいなら別に、怒らないわ。キスなんて、あ、挨拶みたいなものだしっ」
勇者「そっか。よかった」
勇者(乳首にもキスしたって言ったらさすがに怒るかな?)
勇者(でも魔法使いちゃんは俺に好意を持ってて、現時点でも唇にキスしたり胸にちょっと触る程度なら許容範囲内なわけで)
勇者(僧侶ちゃんが言ってたように、普通に交際して徐々に関係を深めていけば、セックスまで到達できたりもするんだろうけど)
勇者(でもそれじゃちょっと物足りないしな。めんどくさい性的嗜好持ってるよなあ俺って。でも変態じゃないだけましか)
勇者(それにしても魔法使いちゃんがこんなにうぶで可愛らしい性格だったとは)
勇者(こんなに純真な娘を騙してパンツ脱がしてまんこ見ちゃったりとか、罪悪感がぱねえな。めっちゃ興奮する)
勇者(しかしなんでこんなに簡単に人を信用しちゃうかなあ。このパーティ、アホばっかだな)
勇者(なんでこんなお人よしの美少女達がこんな性犯罪者とめぐりあっちゃったんだろ。神様何やってんの)
勇者(いいぞもっとやれとでも思ってんのかな。神様エロエロだな)
勇者(ともあれ今夜の収穫は上々だ。強いて言えば、魔法使いちゃんが眠ったままで全くの無反応だったのがマイナスポイントか)
勇者(次はもっとガンガンいくぞ。ターゲットは、メインディッシュの僧侶ちゃんだ)
神「いいぞもっとやれ」
翌朝
僧侶「例によって戦士さんと魔法使いさんが先の方を歩いてますね」
勇者「もう習慣になってるんだろうな」
僧侶「昨日はあれから、どうだったんです?」
勇者「んー、魔法使いちゃんとちょっと仲良くなったよ」
僧侶「えっ、それだけですか?」
勇者「まあちょっとだけ軽いセクハラもしたけど、たいしたことはできなかったな」
僧侶「そうですか。あまり酷いことはされなかったんですね。安心しました」
勇者「安心してる場合か。今日は僧侶ちゃんの番だってのに」
僧侶「あ、はい……そうなんですよね……」
勇者「僧侶ちゃんってなんか危機感に欠けるというか、基本的に暢気だよな」
僧侶「そうでしょうか」
勇者「これから陵辱される少女の態度には見えないよ。そんなに酷いことされるわけがないとか思って甘く見てんのか?」
僧侶「いえ、その……たしかに仰るとおり、あまり実感が湧かないというか……」
勇者「世の中を甘く見すぎだな。いいか、実際に強姦事件の被害者になった人なんてたくさんいるんだぞ」
僧侶「そうですよね……」
勇者「痛ましい話だな」
僧侶「他人事みたいに言わないでください」
勇者「そういった社会問題に対して、俺達に何ができるんだろうな」
僧侶「勇者様が自重すればいいんじゃないでしょうか」
勇者「それができれば苦労はしねえんだよ!」
僧侶「勇者様、ひょっとして勇者様は、本当は誰かに止めてもらいたいんじゃないですか?」
勇者「なんか犯罪者が出てくる演劇とかで聞いたことあるような台詞だな」
僧侶「ええまあ、そういうのに出てきた台詞を真似してみたんですけど」
勇者「別に止めてほしくはないなあ」
僧侶「でも勇者様、では何故わたしに、犯行予告のようなことを喋ってしまうんですか?」
勇者「それは前にも言ったように、被害者側の要望にもある程度応えてやろうと思ってな」
僧侶「でも、やろうとしてることを先に喋ってしまったら、未然に防がれてしまうかもしれないじゃないですか」
勇者「僧侶ちゃんから戦士ちゃんや魔法使いちゃんに、俺の企みを漏らされちまったりとか?」
僧侶「そうです」
勇者「いや、それは大丈夫だろ。喋っちゃ駄目だよってちゃんと念を押しといたし」
僧侶「そうでしたっけ?」
勇者「いや、言ってなかったかな? もう忘れたけど、邪魔するなとは言ったし、実際漏らされなかったんだから問題ないだろ」
僧侶「それはまあ、そうですけど……」
勇者「逆になんで僧侶ちゃんは他の2人にチクらなかったんだ?」
僧侶「自分でもよくわかりません……」
勇者「ふーん」
僧侶「他の2人が被害を受けてる間はわたしに害は及ばないという、醜い打算があったのかもしれません」
勇者「打算ねえ。あったの?」
僧侶「いえ、たぶん無かったと思いますけど。あと、なんかわたし、勇者様には逆らえないんですよ」
勇者「だろうな。さて、今日は僧侶ちゃんに何をしようかなあ。まずは……」
僧侶「えっ、ちょっと待ってください、今のはスルーですか?」
勇者「スルーしてないよ。ちゃんと返事したよ」
僧侶「返事はされてましたけど、だろうなのひとことだけでしたよね?」
勇者「いや、なんかめんどくさかったから。なんだ、逆らえない理由を知りたいのか?」
僧侶「知りたいです。自分でもわからないんです」
勇者「まああれだよ。奴隷根性みたいなもんだよ。主体性が無いんだろうな」
僧侶「え……そうなんでしょうか……?」
勇者「犬みたいなもん、と言ってもいいな。飼い主との間に主従関係を結んで、その従の位置に自分の居場所を確保してる」
僧侶「それは……わたしが勇者様に依存してるということでしょうか」
勇者「そう。だから俺と共生してる感覚を得られるような行動は気持ちいいし、それを失うような行動は不安で気持ちが悪いんだ」
僧侶「そうですか……わたしは勇者様の飼い犬のようなもの……言われてみると、そんな気もしてきました」
勇者「よかったな、疑問が解消できて。僧侶ちゃんは俺の可愛い忠犬だ。ほれ、わんって言ってみ」
僧侶「……わ、わん」
勇者「あはは、可愛い牝犬だなあ。もう1回言って」
僧侶「わんっ」
勇者「『わたしは勇者様の牝犬で性奴隷だわんっ』って言ってみて」
僧侶「いえ、それは言いませんよ?」
勇者「あ、あれ」
僧侶「性奴隷は嫌ですよ」
勇者「僧侶ちゃんってMっぽいし、素質あると思うんだけどな」
僧侶「あの、勇者様。それとは少し別の話なんですけど」
勇者「何だ? わんちゃん」
僧侶「わたし、まだ勇者様に期待してるところがあるんです」
勇者「期待って、どんな?」
僧侶「わたしたちを不憫に思って、ご自分の欲望を少し我慢して、抑えていただくこともできるのではないかと」
勇者「ふーん。まあ少しくらいなら交渉の余地は無くもないかもな」
僧侶「交渉、ですか」
勇者「まあ交渉と言っても性交渉のことなんだけどね」
僧侶「ふざけないでください……わたしは真面目に話してるのに」
勇者「VIPでマジレスとかwwwwww」
僧侶「勇者様……」
勇者「はい。すいません。真面目に聞きます」
僧侶「わたし、勇者様にお仕えするのは嫌じゃないですし、飼い犬のように扱われるのもかまいません」
勇者「うん」
僧侶「勇者様がわたしに好意を持ってくださってるのなら、悪い気はしませんし、それに応えたいという気持ちもあります」
勇者「ふむふむ」
僧侶「わたしだって女ですから恋愛はしてみたいです。結婚にも憧れます。でも、性欲のはけ口として扱われるのは嫌です」
勇者「なるほど。ただの肉便器にはなりたくないということか」
僧侶「あと、戦士さんや魔法使いさんがそんな扱いを受けるのも嫌です」
勇者「あの2人を性欲処理の道具にするのもやめろと。まあ、言いたいことはわかった」
僧侶「わかっていただけましたか」
勇者「俺には俺の都合があるから全て僧侶ちゃんの希望通りってわけにもいかんけど、前向きに検討して善処するよ」
僧侶「ありがとうございます」
勇者「この件はまた後で、悪質なセクハラでもしながらじっくり相談しようか。というわけで今夜、俺の部屋に来てくれ」
僧侶「善処していただけそうな気が全然しないんですけど……」
勇者「いや本当にできるだけ僧侶ちゃんの要望に配慮するから、僧侶ちゃんの方もできるだけ俺の希望を叶えてくれよ」
僧侶「……はい。わたしにできる範囲のことでしたら……」
夜 宿屋
コンコン
勇者「お、来た来た」ガチャ
僧侶「あの、勇者様、来ました……」
勇者「なんだかんだ言ってちゃんと来るから偉いよな僧侶ちゃんは。僧侶ちゃんってあれか? ツンデレってやつ?」
僧侶「ツンデレじゃないです。すっぽかして勇者様を怒らせたらもっと酷いことをされそうですから」
勇者「殴ったりとかはしないけどね。DVされたから不倫しましたとか意味不明なこと言い出されても困るし」
僧侶「何の話ですか……?」
勇者「俺は大好きな僧侶ちゃんを大事にするよって話。ところで僧侶ちゃんってさ、俺の性奴隷なわけだけどさ」
僧侶「性奴隷にはなりたくないって言ってるじゃないですか。奴隷だけならまだしも……」
勇者「それそれ。奴隷のわりにはけっこう反抗的だよな」
僧侶「反抗的なんですかね、わたし」
勇者「うん。でも従順すぎてもつまらないからな。適度に自己主張してくれる僧侶ちゃんは俺にとって理想のパートナーだよ」
僧侶「よくわかりませんけど、お褒めにあずかって光栄です。それで、あの、わたしの要望についてなんですけど……」
勇者「ああ、あれか。善処するよ。とりあえず、戦士ちゃんと魔法使いちゃんに何かするのはもうやめとこうかな」
僧侶「そうですか。わたしの要望に応えていただけて嬉しいです」
勇者「僧侶ちゃんというものがありながら、他の女にも手を出すなんてよくないよな、やっぱり」
僧侶「わたしというものがどういうものかよくわかりませんけど、わたしに手を出すのもよくないんじゃないでしょうか」
勇者「僧侶ちゃんはいいんだよ。生涯の伴侶として選んだ女性に、愛を込めて手を出すんだから」
僧侶「勇者様は、本気でわたしを妻にするつもりなんですか?」
勇者「本気だよ。だから一緒にお風呂に入ろう。僧侶ちゃんもできるだけのことはしてくれるんだろ?」
僧侶「お風呂ですか……裸を見られちゃうのは恥ずかしいですけど、それで勇者様に自制していただけるのなら……」
勇者「俺だって悪意があって悪いことしてるんじゃないんだから、欲求が満たされれば自制出来るよ。さあ、行こうぜ」
僧侶「あの、勇者様。勇者様が手に持ってるその杖は……?」
勇者「お風呂の中でこれで遊ぼうと思ってな。あ、いや、これを挿入するとかじゃないからそんなに怯えるな」
勇者「理想の恋愛像と現実に置かれた立場のギャップに苦しみながらも、健気に頑張ってる僧侶ちゃんを見てると」ヌギヌギ
僧侶「……」モジモジ
勇者「なんか応援したくなるよな。まあそんな立場に追い込まれてる原因は俺なんだが。よっと」スルッ ボロン
僧侶「うぁ///」
勇者「これ見るの初めてだろ? 感想は?」
僧侶「すごく……大きいです……」
勇者「そっか。うんうん。僧侶ちゃんも早く脱ぎなよ」
僧侶「はい……」ヌギヌギ
勇者「やっと僧侶ちゃんの裸が見れるな。嬉しいなあ」
僧侶「……」スルッ ポヨン
勇者「おお、僧侶ちゃんのおっぱい。見た感想、聞きたい?」
僧侶「すごく小さいとか言われたらちょっと傷つくのでいいです」
勇者「そんなこと言わないよ。小ぶりではあるけどちゃんとおっぱいの形してるし、凄く綺麗だよ。揉みたい」
僧侶「揉まれたくないです」スルスル
勇者「おっ、僧侶ちゃんでも毛は生えてるんだな。薄いけど」
僧侶「生えてますよ。わたしもう14歳ですから」ムッ
勇者「いや別に生えてちゃ駄目なんて言ってないからそんな可愛い顔すんなよ。俺ロリコンじゃないから、生えてる方がいいよ」
僧侶「……剃っておけばよかったです」パサッ
勇者「とはいえこの適度に幼い容姿には萌える……一糸纏わぬすっぽんぽんの僧侶ちゃん……ああ……可愛いなあ……」ハァハァ
僧侶「うう……今更ですけどわたし、何をやってるんでしょうか……性欲にまみれた男性の前で、裸を晒したりして……」トコトコ
勇者「僧侶ちゃんのちっちゃいおしり……可愛い……」
僧侶「可愛いと褒めていただくのは嬉しいですけど、あまり見ないでください……襲いかかって来られそうで、怖いです」
勇者「いや、目の前に裸の美少女がいるのに見るなって無理だろそれ。あ、背中、俺が洗ってやろうか? あとおっぱいも」
僧侶「いえ、自分で洗えますからいいです」
勇者「そっか、ひとりでちゃんと洗えるか。僧侶ちゃんは偉いなあ。じゃ、俺は隣で自分の体洗いながら見てるよ」
僧侶「子供扱いしないでください……」ゴシゴシ
勇者「してないよ。ちゃんとおっぱいあるもんな。体を動かすたびにおっぱいもぷるぷる動いてる。柔らかそうだな……」
僧侶「……」ゴシゴシプルプル
勇者「慎ましげにちょこん、とついてる乳首も可愛らしい……あぁ……触りたい……やっぱり洗ってやるよ」ムニッ
僧侶「わっ、抱きつかないでくださいっ」
勇者「うお……おっぱいはもちろん、体全部が柔らかくて、石鹸でぬるぬるして……これはたまらん」ムニュムニュ
僧侶「あっ……やっ……揉まないでくださいっ」
勇者「やばいやばい。これやばい」ニュルニュル
僧侶「あのっ、勇者様っ、当たってますっ。おしりに硬いものがっ」
勇者「当ててんだよ。……駄目だもう我慢できん、ここで1回出しちまおう」スリスリ
僧侶「うう……こすりつけないでください……」
勇者「う……出るっ……」ビュルルッ ビュルッ ビュッ
僧侶「やっ、駄目っ、出しちゃ駄目ですっ」
勇者「出しちゃってから言われてもな。あー、気持ちよかった……」
僧侶「うう……気持ち悪いです……おしりになんかかけられちゃいました……」
勇者「なんかって何だよ。精液に決まってるだろ」
僧侶「はあ……それはそうですけど」
勇者「見るの初めてだろ。手にとって見てみなよ」
僧侶「はい……なんか、ぬるぬるして気持ち悪いです」
勇者「そっか、でもそれを出す時ってすごく気持ちいいんだよ。僧侶ちゃんも出してみたいだろ」
僧侶「いえ、出してみたいとは思いませんけど」
勇者「まあそう遠慮しないで出してみなよ」
僧侶「いえ、仮に出したかったとしてもわたしは女ですから出ないですよこんなものは」
勇者「えっ、そうなの?」
僧侶「出ると思ってたんですか……?」
勇者「そうかー女は出ないのかー。残念だな」
僧侶「はあ。えっと、残念ですね」
勇者「そこでこれですよ」サッ
僧侶「それは……さっきの杖ですね」
勇者「そうそう。変化の杖」
僧侶「えっ、まさか、それを使ってわたしを男の子に……?」
勇者「そのまさかだと言ったらどうする?」
僧侶「えっ、でも……えっ、勇者様って……えっ、まさかのホモオチ……!?」
勇者「ちげえよ」
僧侶「あ、ちがうんですか。びっくりしました」
勇者「いや、この変化の杖って安物でさ。俺も1回自分で使ってみたことあるんだけどさ」
僧侶「はあ。何に変身したんですか?」
勇者「女に。おっぱい揉んでみたかったから」
僧侶「……勇者様の考えそうなことですね」
勇者「でもな、変身してみたらちんこがまんこに変わっただけで、他は全部元のままだった」
僧侶「それは……ちょっと見たくないですね。勇者様がそのままの姿で女性になってるなんて」
勇者「だよなあ。鏡でまんこ見てみる気にもならなかったよ。でも、こんな粗悪品でも使いみちはあるよね」
僧侶「嫌な予感がします」
勇者「僧侶ちゃんが女の子の姿のままでちんこだけ生えてるのは見たいよね」
僧侶「嫌です。絶対嫌です。わたし、やりませんよ」
勇者「まあまあそう言わずにやってみようよ。別に一生そのままってわけじゃないから。時間が経てば効果が切れて元に戻るから」
僧侶「絶対嫌です。勇者様はわたしが絶対嫌って言うことはやりませんよね?」
勇者「こればっかりはどうしてもやってみたい」
僧侶「『俺は変態じゃない』とか言ってたのに、充分変態じゃないですかぁ……」
僧侶「うう……結局押し切られてやらされちゃいました……」チョコン
勇者「あはは、僧侶ちゃんのちんこ可愛いなあ」
僧侶「見ないでください」サッ
勇者「あ、こら、隠すなよ」
僧侶「もうわたし、勇者様嫌いになりました。勇者様は変態です」クスン
勇者「ちんこ生える前は好きだったってことか」
僧侶「ちがいますっ」
勇者「いや、誤解すんなよ? 俺は別にホモとかじゃないぞ。僧侶ちゃんが恥ずかしがってる姿を見たかっただけで」
僧侶「こんな姿、見られたくないです……」
勇者「やれやれ、わかったよ。じゃあ後ろを向いて」
僧侶「……」クル
勇者「さて、じゃあ、射精させてやるからな」ニギッ
僧侶「ひっ!? やっ、嫌ですっ」ジタバタ
勇者「あっ、こら、暴れんなっ。別に変なことしないから。僧侶ちゃんのちんこしごきながらおっぱい揉むだけだから」
僧侶「勇者様それ自分で言ってて変なことだと思わないんですかっ!?」
勇者「ほら、気持ちいいだろ? ちゃんと勃起してるもんな。気持ちいい筈だ」シュッシュッ
僧侶「嫌……嫌ぁ……」
勇者「そんなに嫌か? 射精してみたいだろ? 貴重な体験だぞ」ムニュムニュ
僧侶「射精なんて……わたし……したくない……です……」ガクガク
勇者「そろそろ出るかな」シュッシュッ
僧侶「あ……ああっ……」ピュッ
勇者「お、出た出た」
僧侶「う……」ピュッ ピュッ
勇者「あはは、可愛い可愛い。僧侶ちゃんがやると射精まで可愛くなるから凄いよな」
僧侶「はぁ、はぁ……」グッタリ
勇者「大袈裟だなあ、1回射精したくらいでそんな精根尽き果てたみたいに。でも気持ちよかっただろ?」
僧侶「気持ちよくなんか……ないです……」ウルウル
勇者「涙ぐむほど気持ちよかったのか。僧侶ちゃんが喜んでくれてよかった。この杖買った甲斐があったな」
勇者「ふぅ、いい湯だったな。風呂はいいよなあ。ゆったりとリラックスして湯に浸かってると心も体も癒されるよな」フキフキ
僧侶「浸かってる間中、勇者様の膝の上に座らされて胸を揉みしだかれてたら全然心が休まらないです」
勇者「疲れを癒すためのマッサージのつもりだったんだけどな。あ、まだ裸のままでいいよ。服を着るのは全部終わってからな」
僧侶「まだ終わりじゃないんですか……」
勇者「あれで終わりなわけないだろ。俺が許したとしても世間が納得しねえよ」
僧侶「何なんですか世間って」
勇者「僧侶ちゃんは可愛いちんこ生やして射精してご満悦かもしれんがな、俺はもっと僧侶ちゃんの可愛いところが見たいんだよ」
僧侶「ご満悦じゃないです。不満しかないです」
勇者「そう? ま、確かにあんな可愛いちんこじゃなくて、もっとグロいくらいのデカチン生やしてみたかったってのはあるよな」
僧侶「ないです。勇者様はどこまでわたしを辱めれば気が済むんですか……」
勇者「うーん……あんまりやりすぎて僧侶ちゃんの羞恥心が麻痺しちゃっても今後の性生活に差し障るからな……」
僧侶「勇者様、わたし、もっと勇者様に優しくしていただきたいです」
勇者「そうだな。たまには優しく……いわゆる飴と鞭ってやつでいくか」
僧侶「飴と鞭ですか。具体的にはどのようなことでしょうか」
勇者「うん? 僧侶ちゃんに飴を舐めさせて、その後鞭で叩こうかと」
僧侶「そのまんまじゃないですか!?」
勇者「うそうそ。俺はSMプレイにはあんまり興味ないからな」
僧侶「あんまり、ですか。少しは興味あるんですね……」
勇者「まあ、今夜はもう、普通のことしかしないから安心していいよ」
僧侶「勇者様の普通の基準がまったくわからないので全然安心できません」
勇者「いや、マジで普通のことしかやらない。というか、僧侶ちゃんの方からもちょっと攻めさせてやるよ」
僧侶「わたしから、ですか? 勇者様はそういうのは嫌いだと言ってませんでしたか?」
勇者「嫌いとまでは言ってないよ。受身なだけじゃ物足りないってだけで」
僧侶「はあ……でもわたし、どうやって攻めればいいのかわかりません」
勇者「やれやれ、世話の焼ける子猫ちゃんだ」フゥ
僧侶「犬じゃなかったんですか?」
勇者「ああそうだった。ちょっと鳴いてみて」
僧侶「わんっ」
勇者「ああ……可愛いなあ……」キュンキュン
僧侶「あの、勇者様」
勇者「なんだい、可愛いわんちゃん」ナデナデ
僧侶「わたし、これはちょっと好きかもです///」
勇者「あ、そうなんだ。犬の真似して俺に可愛いって褒められるのが?」
僧侶「はい。優しい時の勇者様はわたしも、その……わりと、好きですから」
勇者「ふーん。じゃあ僧侶ちゃんへの飴として、たまにはわんわんプレイでもやってあげるか」
僧侶「わんわんプレイ、ですか?」
勇者「うん、犬みたいに首輪つけて全裸で外を散歩させて、おしっこさせたりとか」
僧侶「そこまではしたくないです……」
勇者「っと、話が逸れちまったな。攻め方がわからないなら、まあ、フェラチオでもしてくれればいいよ」
僧侶「フェラチオですか。フェラチオとは何でしょうか?」
勇者「えっ、僧侶ちゃんって性知識はそこそこあるのかと思ってたけど、フェラチオ知らないのか?」
僧侶「知らないです」
勇者「ふーん。まあ簡単に言うと、ちんこをしゃぶることだよ」
僧侶「えっ、しゃぶるって……それを口に入れるんですか?」
勇者「そうだよ。なんだ、知らないのならちんこ生えてた時にしてあげればよかったかな」
僧侶「そんなのを口に入れるなんて……そんな変態的なこと……」
勇者「へ、変態!? へへへ変態!? フェラが変態ってアホか! そんなの誰でもやってるだろ!」
僧侶「誰でもって……嘘ですよね?」
勇者「いやいやいや、フェラなんて珍しくもなんともないごく一般的な行為だよ! これに関しては俺、嘘は言ってねえよ!?」
僧侶「他のは嘘なんですか……?」
勇者「あ、いやでも、どうなんだろうな。俺も他人の性生活にそこまで詳しいわけじゃないからな。でも普通なんじゃないかなあ」
僧侶「勇者様の普通はあてにならないですよ」
勇者「いや普通かどうかはともかく変態は言い過ぎだろ。どうしても信じられないなら後で俺以外の誰かに聞いてみたらどうだ?」
僧侶「そんなこと聞けませんけど、勇者様がそこまで仰るなら本当なんでしょうか……」
勇者「本当だよ。まあ信じる信じないはともかく、1回やってみなよ。意外と楽しいかもしれないぞ」
僧侶「でも……うう……それはちょっと、勇気が要ります……」
勇者「さっき洗ったから綺麗だし、最初はちょっと口をつけるとこからやってみなよ。ほら、ちんこ持って」
僧侶「持つだけでも、なんか……うぁ……すごく硬いです、これ」
勇者「先の方は結構柔らかいよ。キスしてみな」
僧侶「うう……」チュッ
勇者「おおう……清らかな聖職者の少女がちんこ握ってキスしてる姿……この背徳感がたまらん……」ゾクゾク
僧侶「ううっ。今更清らかとか聖職者とか言わないでください。わたし、もう、穢れちゃってます……」
勇者「いやいや、僧侶ちゃんが穢されるのはもうちょっと後の話だから。今度は犬みたいに舌でぺろぺろしてみようか」
僧侶「はい……」ペロペロ
勇者「はぁあ……ぬめぬめして気持ちいい……ちんこを口に含んでからそれをやってみてくれ」
僧侶「はい……う……い、いきますっ」パクッ
勇者「おふっ」ビクン
僧侶「こうえふか……?」レロレロ
勇者「そう……歯を立てないようにな……ああ……いいぞ……はぁ……も、もう……もう我慢できねえ!」ガシッ!
僧侶「むぐっ……!?」
勇者「すまん、ちょっと乱暴にやるけど、耐えてくれ」ジュブッジュブッ
僧侶「んっうっ、えぅっ、えぐっうっ」ジュプジュプ
勇者「くっ……」ビュルッ ビュッ ビュッ
僧侶「!? ……んんー! んー!」
勇者「僧侶ちゃん、飲んでくれ」ズルッ
僧侶「ごく……うぐ……けほっ」トロッ… ポタ
勇者「ありゃ、ほとんどこぼしちゃってるな。飲むのは無理だったか」
僧侶「おぇ……うぇぇ」タラー
勇者「精液をごっくんするとこまでがフェラチオなんだけどなあ。初めてだししょうがないか」
僧侶「うっ……うくっ……」
勇者「フェラチオというか、途中からイラマチオになってたような気もするが、まあ同じようなもんだろ」
僧侶「うっ……ふぇ……ふぇぇ……」ポロポロ
勇者「あーあ、泣いちゃった。よかれと思ってやらせたつもりだったんだが、うまくいかんもんだな」
勇者(全裸の美少女が口から精液滴らせながら泣きじゃくる姿……素晴らしい。最高だ)ゾクゾク
勇者(2回目の射精をした直後だってのにまたビンビンに勃起しちゃってるよ)
勇者(よし、次はいよいよ、僧侶ちゃんを……)
僧侶「うっ……きもち……うくっ……わるい……」ポロポロ
勇者「あー、ごめんごめん。口の中綺麗にしに行こう。さ、立って」
僧侶「うっ……うっ……」トコトコ
勇者「落ち着くまでしばらく待っててやるからさ、落ち着いたらまた愛し合おうな」
僧侶「うぅ……もう……嫌ぁ……」ポロポロ
勇者「いきなり口内射精したりして、驚かしちゃって悪かったな」ナデナデ
勇者「少しは落ち着いたか?」
僧侶「……勇者様は」クスン
勇者「ん?」
僧侶「本当はわたしのこと嫌いなんじゃないですか……?」
勇者「いや、精液飲まそうとしたくらいで、そんな。嫌いだったらこんなに欲情するわけないだろ」
僧侶「そのことだけじゃないです……わたしが嫌がることばかりするじゃないですか……」
勇者「あー……ひょっとしてストレス溜まっちゃってた? それがさっき一気に来たのか。それで泣いちゃったのか」
勇者「いや、普段のわりと暢気そうな態度を見て油断してたから、俺もちょっとびっくりしちゃったよ」
僧侶「なんでこんな……」
勇者「前にも言ったろ? そういう性的嗜好なんだよ」
僧侶「前にも言いましたけど、わたしはもっと普通の恋愛をしたいです」
勇者「そうか。ごめんな、俺がこんな奴で」
僧侶「性的な行為とかは、わたしがもっと、勇者様を好きになって、この人になら体を委ねてもいいと思えるようになって……」
勇者「そうなってからならちんこ生やされたりしてもいいの?」
僧侶「いえ、そういうわけではないですけど。……あの、勇者様。わたし、前から思ってたことがあるんですけど」
勇者「何?」
僧侶「わたしと勇者様って、性に対する考え方や好みが全然違いますよね」
勇者「だな」
僧侶「相性が悪いんじゃないですか……?」
勇者「なるほど、そういう考え方もあるか。その発想は無かったな」
僧侶「……真面目に聞いてます?」
勇者「真面目に聞いてるし、真面目に話してるよ。でも、性に関することはともかく、性格の方は相性いいと思うんだけどな」
僧侶「そうでしょうか」
勇者「うん。ご主人様と奴隷。奴隷が嫌なら忠犬でもいいけど。俺に命じられたことをやって褒められるの、気持ちいいだろ?」
僧侶「それは……そうですけど……」
勇者「お手」
僧侶「……わん」ポン
勇者「うん、いい子だ。凄く可愛い」ナデナデ
僧侶「わたしは、これだけでいいのに……」
勇者「僧侶ちゃんは欲が無いな。これは?」チュッ
僧侶「んっ……これは、まだ早いです」
勇者「やれやれ、キスも駄目となると、セックスできるようになるのは何年後になることやら」
僧侶「それは……何年後かでいいですよ……まだ夫でも恋人でもない男の人が、体の中まで入ってきちゃうのは、怖いです」
勇者「そっか。でもやっちゃうけどね。今夜はそれで最後だ。あとちょっとだから頑張れ。ちゃんとできたら褒めてやるから」
僧侶「わたし、今から勇者様に犯されちゃうんですか? そんなの嫌です。わたし、勇者様とお喋りしたり、勇者様に……」
勇者「はいそこまで。懐いてくれるのは嬉しいけど、俺はそんな優しい飼い主じゃない。ほら、ベッドの上で四つん這いになりな」
僧侶「四つん這い、ですか……?」
勇者「犬みたいにな」
僧侶「恥ずかしいです。嫌です」
勇者「ご主人様の命令だ。嫌でもやれ」
僧侶「…………はい」
勇者「そうそう、いい子だ。ちゃんと言うこと聞けて、僧侶ちゃんは偉いな。あ、もう少し足を開いて。もっとおしり上げて」
僧侶「勇者様……恥ずかしいです……」
勇者「そりゃ恥ずかしいだろうな。性器も排泄器も丸見えだからな。俺も肛門見られるのはちょっと恥ずかしいわ」
僧侶「勇者様、わたし、そんなところ、見られるの嫌です」
勇者「うん、嫌だろうな。そういやずっと全裸でいたのに初めて見たな、僧侶ちゃんのまんこ。ちんこはさっき見たけど」
僧侶「……」
勇者「僧侶ちゃんのまんこ、ちっちゃいな……ちゃんと入るか心配になってきた。入れられる方はもっと怖いだろうなあ」
僧侶「……」
勇者「いや、なんか喋れよ」
僧侶「はい……怖いです……」
初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」
初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねぇ」
初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」
初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」
佐天「初春?」
初春「結果として面白くないのは許せます。許せるだけで面白くはないんですが」
初春「パクリ二匹目のドジョウ百番煎じは許せませんね。書いてて恥ずかしくないんですか?」
初春「ドヤ顔してる暇があればとっとと首吊って死ねよ」
初春「そうネットに書いてありました」
佐天「なあんだネットかあ」
初春「一番の害悪はそういったSSを持ち上げてる人たちなんですけどね」
佐天「ふーん」
勇者「いや、僧侶ちゃんじゃなくてまんこに言ったんだよ」
僧侶「……喋りません。そこは喋れません」
勇者「そうなの? 下の口って言うのにな」
僧侶「……」
勇者「いや、冗談だよ?」
僧侶「わかってますけど、こんな状況では笑えません……」
勇者「初めてだから丁寧にほぐしてから優しく挿入してあげた方がいいんだろうな」グイッ クパァ
僧侶「ひっ……開かないでくださいっ」
勇者「でも……お、これが僧侶ちゃんの処女膜か……あえていきなりズブッとブチ込んでみるか。その方が興奮するしな」
僧侶「え……やめてくださいっ。わたし、初めてなんですよっ。処女を失うんですよ!?」
勇者「うん、記念すべき瞬間だな。一生の思い出になるだろうな」ピト
僧侶「勇者様、お願いです。今だけは……今だけは優しくしてください」
勇者「でも、俺にとっても記念すべき脱童貞の瞬間なわけで。どうしよう、意見が分かれちまったな」
僧侶「お願いです……勇者様ぁ……」
勇者「まあ優先順位としてはやっぱりご主人様の意向の方が上かな、ということで」ズブッ!
僧侶「……っ!!」
勇者「うぁ……狭い……」ギチギチ
僧侶「……! ……! ……!」
勇者「なんだこれ、きつすぎ……でも気持ちいい……」
僧侶「~~~~~~~!!」
勇者「僧侶ちゃん、僧侶ちゃんの中に俺のちんこが入ったよ。今どんな気持ち?」
僧侶「はっ……はぁっ……」ポロポロ
勇者「痛くて声も出せないのか。回復魔法使えば?」
僧侶「あ……む……む、り……」ポロポロ
勇者「……まあ、回復くらいはしてやるか。軽く、傷口を塞ぐ程度に」ピロリンッ
僧侶「……っ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」ガクガク
勇者「で、どうだ? 僧侶ちゃん。牝犬のように犯されてる気分は」ズブッ ズブッ
僧侶「痛い……です……」
勇者「まだ痛む? でも完全に再生させちゃうとまたすぐ処女膜が裂けることになるから、その程度で我慢してくれ」
僧侶「もう……やめて……もう嫌……」ポロポロ
勇者「ああ、気持ちいい……もう少しだけ我慢してくれ。すぐに僧侶ちゃんの膣内に射精してあげるから」ヌプッヌプッ
僧侶「嫌……嫌です……」
勇者「もうちょっとだから。少し激しくするぞ」ジュプッジュプッジュプッ
僧侶「嫌……嫌ぁ……」
勇者「出すぞ……僧侶ちゃんの無垢な体を、穢してやる……!」ズブッ!
僧侶「ぁああっ!」ビクン
勇者「うっ……」ビュルッ ビュッ
僧侶「……」
勇者「う……」ビュッ ビュッ
僧侶「……」
勇者「ふぅ……気持ちよかった……大好きな僧侶ちゃんとセックスできて嬉しいよ。人生最良の日だ」
僧侶「うっ……」ポロポロ
勇者「また泣いてる。僧侶ちゃんは泣き虫だな」
僧侶「うっ……うっ……」ポロポロ
勇者「よく頑張ったな、お疲れさま。今日はこれで終わりだけど、明日からも頑張って子作りしような」ナデナデ
翌朝
僧侶「……」
勇者「まだ怒ってんの?」
僧侶「……怒ってるんじゃないです。傷ついてるんです」
勇者「ごめんな。でも意外と元気そうで安心したよ。強引に処女を奪われた悲しみで心が壊れちゃったかもって心配してたんだ」
僧侶「元気じゃないです。もう何もかもどうでもいい感じです」
勇者「ちょっとやりすぎちゃったな。あそこまでやるつもりは、まあ、あったんだけど、悪かったとは思ってるよ」
僧侶「もういいです。拒みきれなかったわたしも悪いんです」
勇者「許してくれるの?」
僧侶「許すとか許さないとかは関係ないです。許しても許さなくても、勇者様はわたしを、これからも、何度も……」
勇者「それはしょうがないな。僧侶ちゃんは俺の性奴隷なんだから」
僧侶「……」
勇者「あれ、性奴隷は嫌ですって言わないの? 反抗する気力も無くなっちゃった?」
僧侶「もう性奴隷でもなんでもいいです。どうでもいいです。勇者様はわたしのこと、性欲処理の道具としか思ってないんです」
勇者「いや、そんなふうには思ってないよ……僧侶ちゃんがかわいそうな目にあってる姿にたまらなく興奮するってだけで」
僧侶「わたしの体なんて、勇者様の玩具にすればいいですよ。わたしの体を弄んで、飽きたらぽいっと捨てちゃえばいいです」
勇者「いや捨てないから。ちゃんと責任とって結婚して子育ても一緒にやるし、老後の豊かな生活とかもちゃんと考えてるから」
僧侶「もういいです。こんな穢れた体、もういらないです。もう人間やめたいです。犬にでも……あ」
勇者「ん? 何だ?」
僧侶「勇者様、わたし、欲しいものがあります」
勇者「何? 僧侶ちゃんが欲しいものなら何でも買ってあげるよ」
僧侶「粗悪品じゃない変化の杖が欲しいです。完全に変身できてそれが一生続くのを買ってください。人間やめて犬になります」
勇者「あ、いや、落ち着け僧侶ちゃん。それはちょっと、俺が困る。俺は変態じゃないから獣姦とかはちょっと……」
僧侶「わたしは困りません。犬になれば勇者様はわたしをいじめません。可愛がってくれます」
勇者「いや……あ、そうだ、これにしとかないか? なっ、これで妥協しとこうよ」サッ
僧侶「それは……」
勇者「この安物の変化の杖なら犬耳と尻尾が生える程度の変化で済むんじゃないかな。効果もすぐ切れるし」
僧侶「そう都合よくいきますか……? 顔だけ犬になっちゃうとか、全身に毛が生えるだけとか……」
勇者「有り得るな……でも一応試してみるか……?」
僧侶「わたしは何も得しませんけど、試すくらいなら……」
勇者「……」
僧侶「……」
勇者「……何も変わってないな」
僧侶「はい。耳も尻尾も生えてませんし、他の部分も……変わったような感触が全然無いです」
勇者「うん。いつもの可愛い僧侶ちゃんだな」
僧侶「酷い粗悪品ですね、この杖」
勇者「変わらないなら変わらないで別にいいんだが……なんで四つん這いで歩いてんの……?」
僧侶「いえ、なんか、この方が歩きやすいというか」
勇者「仕草だけ犬っぽくなったってこと……? えっと、とりあえず首輪つけて裸で散歩してみる?」
僧侶「それはやりたくないです」
勇者「おお、反抗心が復活してきた。僧侶ちゃんって強いんだな。あんなに酷いことされたのに」
僧侶「強いですよ。勇者様より強いですっ」ダッ
勇者「わっ、飛びかかってきたっ!?」
僧侶「わん! わんっ! もっと優しくしてくれないと噛みつきますよっ! わんっ!」
勇者「ちょっ、僧侶ちゃん!? やっぱりちょっと壊れかけてるの!? それとも杖のせい!?」
僧侶「杖のせいじゃないです。壊れかけてるんでもないです。わたし、元からおかしいんです」
勇者「そうなの?」
僧侶「傷つけられて、辛くて、悲しくても、ちょっと優しくされたらすぐに尻尾を振ってしまう、バカな犬なんです」
勇者「バカ犬か。酷い飼い主に飼われちまって不運だったな。かわいそうだからちょっとは優しくしてやるか」ナデナデ
僧侶「こんなバカ犬相手に発情しちゃったせいで冒険活劇の主人公になり損ねた勇者様も充分かわいそうですよ」ペロペロ
戦士「あいつら何やってんだ……?」
魔法使い「じゃれあってるようだけど……」
戦士「仲いいな……やっぱり僧侶って勇者が好きなんだな」
魔法使い「そうみたいね。勇者も僧侶ちゃんが好きだし……やっぱりわたしじゃ駄目なのかしら」フゥ
戦士「仲良しなのはいいけど……あれはどうなんだ……?」
魔法使い「変わった愛情表現ね……僧侶ちゃんが勇者に飛びついて、顔をぺろぺろ舐めてるわ」
戦士「まあ、勇者も懐かれて嬉しそうだし、あれでいいのかなあ」
魔法使い「いいんじゃない? 愛の形は人それぞれだし」
戦士「愛の形、ねえ……」
僧侶「わんっ」
-HappyEnd-
くぅー疲れました
いやなんかあれだ
飽きた
言われてみるとちょっと高田純次っぽいとこあるなこの勇者
なんかいろいろあれなんでまとめブログ等への転載は無しの方向で
じゃああと1行だけ書こうかな
僧侶(実はドMなのでむしろご褒美でしたとか今更言えない)
おわり
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