エド「ハンター試験?」(23)

大佐「そうだ」

アル「ハンター試験って一体何ですか?」

大佐「そのままの意味だよ、ハンターになるための試験だ」

アル「ハンターっていうと、害獣や動物の狩猟を生業とする人たちのことですよね」

大佐「半分正解、ってとこだな」

アル「半分…?」

大佐「ハンターという職業に就く者、それはいわゆる『狩ることだけ』を目的としているとは限らん」

大佐「金銀財宝、賞金首、遺跡発掘、幻獣の捕獲などなど…さまざまな多種多様な目的を兼ねて世界を駆け回る職業…

大佐「それらを総じて」

大佐「ハンターと呼ぶ」

鋼の錬金術師とハンターハンターのクロスです
書き溜めは基本してないですが、ぼちぼち更新していく予定です
ハガレンの時間軸は第五研究所の一件直後の設定です

支援

続き↓

大佐「つまり、一口にハンターといっても財宝収集などを目的とするハンターや」

大佐「ブラックリストに載るほどの重犯罪者を捕らえることを目的とするハンターなど、種類分けされているということだ」

大佐「まあ、私が知っているハンターについての情報は、全て知人からの受け売りだけどな」

エド「ふーん…で?そのハンターってのが俺達にどう関係あるんだよ?」

大佐「…『ハンターライセンス』…、試験に合格すると得られるプロハンター資格のことだが」

大佐「それさえあれば、ハンターだけに許される様々な特権を持つことが出来る」

大佐「例えば、ありとあらゆる情報開示が可能なほか、各種交通機関・公共機関のほとんどを無料で利用可能になり」

大佐「一般人立ち入り禁止区域の8割に出入りが許されるそうだ」

アル「交通が無料に!?すごい!」

エド「そこまで聞くと、ライセンスは錬金術師でいう国家資格みたいもんなんだな」

大佐「確かにな、だがハンターライセンスは国家資格と比べ、効用範囲が桁違いに広い」

大佐「国家錬金術師の資格の効用範囲はここアメストリス国内限定だが」

大佐「ライセンスの効用範囲は全世界に及ぶ」

エドアル「ええええええええ!!?」

エドアル「ぜ、全世界~!!?」

キリが悪くてすいませんが、今日はここまでにしときます


面白そう

いいんじゃね?支援

大佐「ただし、生憎アメストリスではハンターやハンターライセンスなどという制度は導入されていない」

大佐「君達がこれまでハンターについて何も知らなかったことがその証拠だ」

アル「…?なんでアメストリスにはハンターがいないんです?」

大佐「さぁ?すまんが、そこまではこの私の情報網を持ってしても知らないな」

エド「…」

エド(いつものことだが、今回は一段とうさんくせぇなこの湿気たマッチ…)

エド(この大佐のことだ、どうせ何か裏があるに決まってるぜ)

大佐「まあとにかく、ここまで話せば、あとは何が言いたいかわかるな?」

アル「はい!ハンターになれば賢者の石やホムンクルスについてもっと…」

エド「帰るぞアル」スタスタ

アル「はい!?」

エド「ど~も大佐のいうことはいつも信憑性に欠ける」

エド「そもそもそのハンターってのが胡散臭すぎる」

エド「なんだよ国内じゃハンターは存在しないって」

エド「大方大佐のでっち上げで、自分の手汚さざるを得ないようなこと体よく俺達使ってやろうとしてるんじゃねぇのか?」

アル「ちょっと兄さん、被害妄想激しすぎだし失礼だよ!」

エド「と~に~か~く!!俺はその話にゃ乗らん!何があるかわかったもんじゃねぇかんな!」

エド「ホムンクルスのことも賢者の石のことも、自力で突き止めてみせる!あばよ大佐」ズンズン

大佐「ああ、一ついい忘れたことがある」

大佐「ハンターライセンスにはちょっとしたおまけがついていてな」

エド「あぁ?」

大佐「売却することで7代遊んで暮らせるような富を得ることができるそうだ」

エド「よしアル試験会場行くぞ!!」

アル「切り替わりはやっ!」

大佐(チョロすぎる…)

―港―

アル「で、結局行くんだね(私利私欲のために)」

エド「当然だろう我が弟よ!こんな一世一代のチャンスをみすみす逃すようなオバカ豆粒鈍感野郎がどこにいるというのだ!?」

アル(僕の目の前)

アル(しかも自虐…)

エド「ハンターライセンスをちょちょいとゲットして、ホムンクルスと賢者の石に一気に近づくぞ!」

アル「ハァ…やれやれ」

エド「大佐によれば、試験会場のある国はあっち側の大陸らしいな」

アル「うん、だから交通手段はほとんど航海になるんだって」

エド「長旅になりそうだなぁ」

エド「でもま、列車じゃねーからケツも痛くなんねーで済むだろうし、気楽に船旅を楽しもうぜ」

―船内―

エド「ギモ゛ヂワ゛リ゛ィ゛…」オェッ

アル「やっぱり」

船長「♪~」

エド「うぷっ…!」

ドタドタドタ オエーッゲロゲロ

船長「おーおー派手にぶちまけとるなぁ~」

エド「ハァ…おっさん誰?」

船長「この船の船長だ」

エド「あのさ…一つ言っていい?」

船長「なんだ」

エド「舵取り荒すぎ」

船長「ガハハハ!俺は今まで舵など取っていなかったぞ!坊主が船に弱すぎるだけのことよ!」

エド「オェ…」

船長「見ろ、おまえさんの連れの鎧はケロッとしてるじゃねぇか」

エド「あいつは特別なんだよ」

船長「奴とお前はどういった関係だ?」

エド「弟なんだ、あいつ」

船長「ほぅ…弟か…(ワケありってことか)」

>>15・訂正
×ワケありってことか ○ワケありってとこか

船長(それに…この小僧の右手…鋼の義手か…)

アル「あ、兄さん収まった?」

エド「あ、ああ、何とかな…」

アル「あ、船長さんですね、兄が迷惑かけたりしませんでしたか?」

エド「かけてねーよ!むしろかけられたくらいだブツブツ」

アル「もう兄さんったら、すぐふてくされるんだから」

エド「されてないわ!つーか、船乗ったの初めてなんだよ俺は!船酔いなんて予測できるかっ!」

アル「乗船する前はあんな余裕ぶっこいてかっこつけてたのにね~」

エド「あ、あれは気分的にああ言いたかったんだっつーの!///」

アル「はいはい」

ギャーギャー

船長「ハハハハハ!仲がいいこった!」

船長(兄弟というのも本当らしいな)

船長「坊主たち、名はなんという?」

エド「俺はエド、エドワード・エルリックだ」

アル「弟のアルフォンスです」ペコ

船長「エドワードにアルフォンスか…この船に乗る奴はハンター試験受験者が多いが、おまえらもそのクチか」

エド「まあね」

船長「そうか…で、エドワード、アルフォンス、お前達はなぜハンターになりたいんだ?」

エド「おいおいおっさん、あんまし他人の事情には口出ししてほしく…」

船長「いいから答えろ」キッ

エドアル「…!」

船長「なぜ…ハンターになりたい?」

エド「………」

アル「………」

船長「…」

エド「弟の体を……取り戻したいんだ」

船長「……」

船長「おまえは?」

アル「僕も兄さんと同じです…そして、兄さんの体も取り戻したい」

船長「…そうか」

船長「悪かったな時間取らせて…ほんの少し、興味本位だったもんでな」

エド「うん」


船長(フッ、本当に…今年は豊作だな…)

アル「兄さん、さっきの船長…」

エド「ああ…試験官だ、しかもベテランのな」

エド「口ぶりからして、面接官担当ってとこだな」

アル「でも、あんなに正直に話しちゃって平気かな」

エド「おっさんが試験官なら、受験者の私情を漏らすような真似はしないはずさ」

エド「仮に試験官じゃなかったとしても、けっして口が軽い奴じゃないと思うぜ」

エド「それに、あそこでテンパってとっさに出任せの嘘を言ったりしても、すぐ見抜かれてただろう」

エド「正直に話した方が、試験官にとっても好印象だしな」

アル「兄さんが気づかなかったら僕も気付けなかったよ」

エド「さぁて…もう船旅なんて呑気なこと言ってられねぇな」ポキポキ

エド「既に…一次試験は始まってるんだからよ」

今日(ていうか明日だけど)はここまでです

お疲れ

俺はレオリオという者だ

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