勇者(♀)「あなたは!?」人面犬「@`人面犬です…」(27)

勇者(♀)「ふぅ…」

勇者(私は数日前に女神様からの天のお告げから勇者に選ばれて、魔王討伐に向かうことになった)

勇者(旅へ行くための準備で、王様へのご挨拶がやっとすんだけど…)

勇者「さて、これからどうしようかな…王様はケチでたった500ゼニーしかくれなかったし……」

勇者(まあ、魔王退治に成功すれば‘あの人’を見直させることができるだろうけど…)

勇者「とりあえず、旅の準備のために一度家に戻ろうかな…」

犬テクテクテ

勇者「あっ、ダックスフンドだ。おーい、ワンちゃーん!こっちにおいでー!」





クルッ
人面犬「ほっといてくださいよ……」

勇者「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



これが勇者とおっさん顔の人面犬の出会いだった…

※同じものが間違って建ってしまいましたがそちらは無視してください

勇者「い、犬がしゃべってる!?」

人面犬「ええ。私は人面犬ですから…」

勇者「人面犬って何?魔物の一種!?」

そういうと人面犬(というよりおっさん顔の犬)は二本足で立ち上がった
そして顔を”クワッ”として怒りを顕にした


人面犬「ま、魔物ですって!?冗談じゃない!私だって、好きでこんな姿しているんじゃない!」

人面犬「人面犬は人間と犬が合体した新しい生物なんだ!(……たぶん)」

人面犬「第一に魔物って知的の欠片もないゲスな生き物じゃないですか!私みたいなダンティで知的な私にはもっとも離れている存在だ!」


勇者「はぁ…(そんなおっさん顔で言われても全く説得力がないよ…)」

勇者「そ、そもそもなんで人面犬になっちゃったの?」

人面犬「!よくぞ聞いてくれました!これには深いわけがありましてね…」

そういって人面犬は2本足で歩いて行った

勇者(ううっ…これは面倒なことになったよ…)

勇者は少し後悔した

町の酒場


勇者(なんとなく、人面犬について来ちゃったけど…私、入っていいのかな?)

勇者(そもそも人面犬は犬(?)だし…)


人面犬「マスター、いつものやつを。あとミルクをこいつに」

勇者「えっ!?人面犬ってここの常連なのか!?

人面犬「それは当然でしょ!私、人面犬だし!」キメガオ

勇者(まるで意味が分からないよ!そもそも、なんでマスター驚かないの!?)

そんなことを考えているマスターが無言で酒一杯とミルクの瓶とコップ一つを置いた

人面犬「おっ、来たようですね。では、一杯あなたのために注ぎましょう」

勇者「え?別に私は…」

人面犬「まあまあ、ここは大人の言葉に従うべきですよ。はいはい、コップをこっちに寄せて…」

勇者「はぁ…」


勇者は仕方がなく、コップを斜めにして人面犬にミルクを注いでもらった


人面犬「ちゃんとコップにあるますか。なら、かんぱーーいっ!」カン!

勇者「…かんぱーい」カン!



勇者(私は旅立ちの日に何をしているんだろう……)

人面犬ゴクゴクゴクゴク

勇者(それにしてもおいしそうに飲むな…)

人面犬「ぷはっー、うまかったー。毎日、この一杯で生きていると思うくらいですよー」

勇者「それより、なんであなたが人面家になったのか教えてくれるんじゃなかったの?」

人面犬「そうそう、そうでした。忘れるところでしたよ」


人面犬「もうすでに分かっていると思いますが、私は元々人間でした…」

人面犬「職を辞めて新しい人生の為に人面犬になった…そういえば、かっこいいんですけどね……」

勇者「ううん、全然かっこよくないよ」

人面犬「まあ、現実は解雇されたんですけどね……」


人面犬「私は元々は30年間とあるギルドの剣士でした…」

人面犬「ギルドにいるとはいえ、稼ぎは決まっているわけではなく稼ぎがまったくない日もありました…」

人面犬「それでも私は妻と娘の為に毎日毎日必死働きましたよ。ええ、必死に」

人面犬「しかし、現実は非道だ。私は、老剣士としてギルドを辞めさせられました」

人面犬「しかも不幸はそれだけで終わらず、家に帰ったら妻に男が」

人面犬「さらにその相手の男がよく自分といっしょに戦ってきた相棒とくる!」

勇者「ええー……」


人面犬「そして妻は言ったんですよ。『私、この人と結婚するからあなたとは離婚よ』って」

人面犬「それを聞いた私は怒りむき出しで襲い掛かったんですが、その相棒に返り討ちにされました…」

勇者「あちゃー」

人面犬「その後に私は目を覚ましたんですが、そこには妻と相棒の姿はなく『娘は連れていきます』という妻からの置手紙が」

人面犬「金目の物もほとんどなくなっていました」

人面犬「絶望した私はヤケクソになって有金全部を持って家を出ました」

人面犬「そこからは…想像できる通りにギャンブルや風俗に手を出して金をすべてなくしてしまったんです…」

人面犬「金がなくなった私は泊る宿も食べるものも何もなく餓死寸前でした……」


人面犬「ですが、そんな時に私は一匹の犬に会ったんです!」

勇者「それって…まさか」






人面犬「ええ。私はダックスフンドを見つけて焼いて食べました」

勇者「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


勇者「いくらなんでも犬を食べるなんて、信じられない!かわいそうだよ!」

人面犬「“かわいそう”?なーにを言っているんですか!ハハハッ』」

人面犬「あなただって生きるために鳥や羊の肉とか食べてるじゃありませんか!」

勇者「うっ…それは……」

人面犬「それにあなたも冒険するときに野宿するためにウサギとか狩って食べるんじゃありません?」
勇者「それは私は今まで旅とか狩りとかしたことがないから……」

人面犬「かっー、旅はともかく狩りさえしたことがないとか…これだから最近の若者は……」

勇者ムスッ

勇者「私のことはいいから早く続きを話してよ!」

人面犬「ああっ…すいません。私、年が年ですから愚痴ぽくなるんですよ。アハハハッ」

勇者(この人、絶対酔ってるよ…)

とりあえず初投稿は終了
タイトルに失敗したり、改行がよくない>>1ですが処女作なのでどうか
よろしくお願いします

しょっぱなからやばいww
期待の支援です

>>10,,ありがとう。
少し改行したから続きを投稿

人面犬「犬を食べて満腹感を感じていた私の前に【狗神様】という神様が現れたのです」


勇者「【狗神様】?」


人面犬「ええ。見た目は犬と人間を足して2で割ったような見た目でしたよ」


人面犬「そして【狗神様】は私に言ったんですよ」


狗神『お前はなんの罪がない犬を何のためらいもなく食べた』


狗神『この罪は大きい』


狗神『本来ならお前を犬達が無性に食べてしまう肉にしてしまう所だが…』


狗神『状況が状況だ。特別にお前に別の罰を与えよう』



狗神『それは<お前は犬になる>という罰だ』



狗神『これはお前の行動や態度などによっては元に戻れるかもしれん罰だ』


狗神『だが、それらが見えられない場合は一生そのままだ』


狗神『健闘を祈る。さらばだ』

人面犬「なーにが<お前は犬になる>キリッ…ですか!」


人面犬「中途半端すぎんだよ!誰が顔を元のままにしろと言った!」


人面犬「あの神、次に会ったら訴えてやる!!!」


勇者「えっ、えーと…つまり、何も悪くない犬を食べたせいで【狗神様】という神に人面犬にされた……でいいのかな?」


人面犬「ええ!そうですよ!確かに犬はかわいそうだと思いましたがここまでされる筋合いはない!」


勇者「酔っててそういっているんじゃないの?」


人面犬「酔ってても神様を話題に出しませんよ」


人面犬「それに神様以外に人と犬を合体させられますか?」


勇者(うんうん。それもそうか…)

人面犬「ですけど、私も最初の時はうれしかったんですよ!」


勇者「え?」


人面犬「だって、新しい人生のスタートラインに立つことができたんですからねぇ!」


人面犬「モテモテのハーレム生活が来ると思ったんですよ!」


勇者「えっ、ええー………」


人面犬「ですが、人生はそんなに甘くなかった!この姿になってもみんなおっさん扱い!さらにどこも雇ってくれない!」


勇者「それが普通だと思うよ…」


人面犬「くぅ~~、それに比べてマスターはいいよなぁ。自分がしたいことをして満足しているんだからぁ~…ゲヘヘヘ」


勇者(完全に酔っぱらってるよ…それにマスターに絡んでいるし……)


人面犬「あ~、しょんべんにいくか~」テクテク


勇者(今のうちに帰ろうかな……)


人面犬「あっ、帰らないで下さいよ。あなたには話したいことがありますから」

勇者(あっ、釘を打たれた)


人面犬「ふぅ~この歳になるとトイレも寒く感じますねぇ」


勇者「(一体いくつなんだろう…)で、おっさんが私に話したいことって?」


人面犬「‘おっさん’ですか…あなたの場合は‘おじさん’の方が合いそうな気がしますけど……」


勇者(だって、人面犬って‘おじさん’より‘おっさん’ぽいんだもん…)


人面犬「まあ、いいでしょう…私があなたに話したいことは……」


勇者ゴクリ







人面犬「勇者!私をあなたの旅のお供にさせてください!」

勇者「えっ?ええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」


勇者「なんで?どうして?それになぜ私のことを勇者と知っているの!?」


人面犬「まあまあ、とにかく水でも飲んで落ち着いてくださいよ」


勇者は人面犬が出した水の入ったコップを手にしてゴクゴクと飲んだ


勇者「ぷ、ぷはっー…何とか落ち着いたよ」


人面犬「そうですか。よかった」


人面犬「それは有名だからですよ。巷では『年頃もいってない女勇者』と噂されてます」


勇者「うわさかー……うへへへ」ニヤ


人面犬「なにを若気けているんですか!『ろくに冒険したこともない勇者』ともうわさされているんですよ!」


勇者「うううっ…それは嫌だな…」


人面犬「だからこそ私は、あなたと一緒に旅をして守りたいと思ったんですよ!」


勇者「人面犬が?」


人面犬「ええ!このおっさん顔の人面犬が!」


勇者「自覚はあったんだ…おっさん顔」







勇者「で?本音は?」


人面犬「最終的には、魔王を倒した勇者と一緒に戦った人面犬として世の中の女の子にモテモテに…でへへへ」ゲスガオ


勇者「……やっぱいいよ」


人面犬「ちょちょちょちょ、ちょっと待ってくださいよ!今のは本ね…いや、ジョーダンだすから!(必至)」


勇者は心の中で少し悩んだ


勇者(人面犬を入れるべきかな…このおっさんってエロ犬(?)ぽいし……)


勇者(でも…一人旅っていうのも不安だし、元剣士といっしょなら心強いしなー)


勇者(最悪、私に稽古付けてもらえば……)


勇者「うん。決めた!」


人面犬「えっ?」




勇者「私といっしょに旅をしてくれないかな?」テヲサシダス


人面犬「ゆ、勇者さん……」ナミダメ


人面犬「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ勇者ぁぁぁぁぁぁ!!!」トビツキ


勇者「きゃあっ!」


人面犬「私みたいなダメな中年を仲間にしてくれて本当に…本当に…ありがとうぉぉぉぉ!!!」ムネニカオウメ


勇者「ちょ、ちょっと待って…そ、そこはだめなのぉ…」ナミダメ



人面犬(ハァハァ…この娘ちゃんは、まだ発展途上だがなかなか胸がある)

人面犬(私の推測では、Dカップあたりだ!)ギュ

人面犬(ハァハァハァハァ…もう少しだけ顔をうずめ……)



勇者ゴゴゴゴゴコ


人面犬「ゆ、勇者さん!?も、もしかして怒ってらっしゃいますか…?」


勇者「わかっているなら、胸から離れろぉぉぉぉぉ!!」ドガァ


勇者のアッパーが人面犬を空へ吹き飛ばす


人面犬「ワオォ~~~ン!」


こうして人面犬は勇者の仲間になった

とりあえず今度こそ今日の投稿しゅーりょー
いろいろ問題点はあるけど、こんなノリでやっていきます


改行とか迷っているんですけどどうするのが一番見やすいですか?特に会話の後は
最初に一行あけるのはしたほうがいいですか?

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