綾乃「安価でくしゃみを止めるわ」(126)

綾乃「ひっちゅ、ひっきゅ!」クシュン

千歳「どうしたん綾乃ちゃん、風邪?」

綾乃「うぅ…まだ花粉が飛んでるみたい……」

綾乃「くしゃみばっかりしてたらまともに授業も受けられないないナイアガラよ」

綾乃「どうにかして止めなくちゃ」

千歳「せやったら、これええんちゃう?」

千歳「本に載ってたんよ~、花粉症のくしゃみを止める方法やって」

綾乃「なになに…『花粉症のくしゃみを止める>>5療法』?」

好きな娘を脳姦

最近、脳姦多すぎ、さすがに飽きた
アヘ顔ダブルピース自殺とかのほうがいい

綾乃「なになに…『花粉症のくしゃみを止める、好きな娘を脳姦療法』?」

綾乃「なんだか物騒な療法ね…それ、本当に効くのかしら?」

千歳「ばっちしやで、ほらここに試した人の体験談のっとるやん」

体験談「すばらしい効き目でした!始めは『こんな方法で本当にくしゃみが…』と思っていましたが、
     ダメ元で試してみた所、一発で愛しのあの子のくしゃみどころか息の根まで止まってしまったんです!
     そんな馬鹿な、と思い何回か試してみましたが全員成功!あっという間に私の部屋が死体で埋まりました
     是非みなさんも騙されたと思って試してみてください、ただここがちょっと困ってしまったなと思う点があり、
     警察に逮捕されてしまった事と、私のくしゃみは止まらなかったのが少し不満でしたね
                                            (東京都・38歳・P.N.模範囚さん)」

綾乃「これじゃダメよ、私のくしゃみが止まらないじゃない!」

千歳「あれ?本当やなー、よく読んでなかったわー」

綾乃「もう~千歳ったら☆」

千歳「堪忍なー」

綾乃「冗談はさておき…へきしっ!真面目にくしゃみを止めたいわ…」

千歳「じゃあ>>14さんに聞いてみたらどうかなぁ」

あかりのお兄さん

よく考えたら、『姉』より『兄』の方が相当やばいよな

千歳「赤座さんのお兄さんに聞いてみたらどうかなぁ」

綾乃「赤座さん…の、お兄さん?」

千歳「前に赤座さんとお喋りした時に聞いたんやけど、すっごく物知りらしいで」

綾乃「そうなの…じゃあちょっと赤座さんに話を聞いてみようかしら」


七森中学校
 ごらく部部室

綾乃「歳納京子ーーー!!!」ズバーン

京子「うおっ」ビクッ

綾乃「……じゃなかったわ、赤座さんいるかしら」

京子「あかり?綾乃があかりに用なんて珍しいねー」

結衣「あかり、綾乃が呼んでるみたいだよ」

あかり「はぁい」

綾乃「こんにちは、赤座さん」

あかり「あかりに何か用ですか?」

綾乃「実はね…」

あかり「はぁい」

可愛いなおい

綾乃「…と言うわけなのよ」

京子「綾乃、まだはなたれだったのかー」

綾乃「うっ、うるさいわね!花粉症なんだからしょうがないでしょっ!」

あかり「…それで、なんであかりなんですか?」

綾乃「えっと、千歳に…赤座さんのお兄さんはとても物知りな人だって聞いたの」

綾乃「もしかしたら花粉症を治す方法とか知ってないかと思って…」

ちなつ「あかりちゃんのお兄さんって物知りなの?」

あかり「前にちょっとだけお部屋を覗いたら、中に本がすっごくいっぱいあったよぉ」

あかり「いっぱい本を読んでるって事は、きっと物知りさんって事だよね!」

綾乃「本に埋まった部屋…?なんだかすごく頭よさそうな感じね!」

京子「…………本は本でも薄い本だけどな」フッ

ちなつ「?」

末尾iなのに、書くの早いな

綾乃「これは期待できそうだわ!赤座さん!是非お兄さんに会わせてくれないかしら!?」

あかり「あかりはいいですけど……そのぉ…」

結衣「…あかりのお兄さんかぁ」

ちなつ「やっかいですね」

綾乃「え?なんで?」

京子「綾乃、あかりのお兄さんは前に一迅社っていう謎の組織の逆鱗に触れて、今は追われる身となっているんだ」

あかり「だから、今おうちにいなくて…」

綾乃「そ、そうなの…複雑な事情があるのね…」

あかり「あっ、でも>>31に行けば会えると思います!」

ksk

私の部屋のクローゼット

杉浦先輩の押し入れ

あかり「あっ、でもあかりの部屋のクローゼットに行けば会えると思います!」

綾乃「く、クローゼット?」

あかり「お兄ちゃんはたまに『あかりがさみしがらないように』っておうちに帰って来てくれるんです」

あかり「でも一迅社の刺客に見つかると危ないから、おうちに帰ってきた時はあかりのクローゼットに隠れてるんです」

ちなつ「あかりちゃん、大丈夫?」

あかり「うん!クローゼットのドア、隙間あるから閉めてても息苦しくな…」

ちなつ「いや、あかりちゃんが」

あかり「?」

綾乃(ただの変態に思えてきたわ…)

赤座家
 あかりルーム

あかり「ただいま~」

綾乃「お、お邪魔します…」

あかり「お兄ちゃん、今日は帰ってきてるかなぁ」

綾乃「これがその例のクローゼットね」

あかり「おにいちゃーん」ガッ ガチャ

>>39「やぁ」

ksk

櫻子

あかねさん

あかり「おにいちゃーん」ガッ ガチャ

あかね「お兄ちゃんだと思った?残念!お姉ちゃんでしたー」ガバッ

あかり「わぷっ、お、お姉ちゃん!?」

あかね「うふふ、お帰りなさいあかり」ギュー

あかり「く、くすぐったいよぉ」

あかね「うふふふ…あら?お客さまかしら」

綾乃(こ…!この人は!!七森中学校伝説の元生徒会長!!赤座あかね先輩!?)ドギャーン

あかり「お姉ちゃん、あかりのクローゼットの中で何してたの?」

あかね「深呼吸よ」

あかり「そっかぁ、今日はお兄ちゃん帰ってきてる?」

あかね「お兄……ちゃん…?ちょっとあかりが何言ってるか分からないわね」

あかね「まぁそれはさておき、こちらのお嬢さんは?」

あかり「あのね、この人は杉浦綾乃先輩って言って、あかりの…」

あかね「なるほど、話は大体分かったわ」

綾乃「授業中もくしゃみが止まらなくて…困ってるんです」ズビー

あかり「お姉ちゃん、何かくしゃみを止めるいい方法ないかなぁ」

あかね「お姉ちゃんにまかせて!ちょうどいい方法を知ってるわ」

綾乃「本当ですか!?」

あかね「えぇ、いい?綾乃ちゃん、花粉症のくしゃみを止めるとっておきの方法…それは…」

あかね「>>49する事なのよ」

ksk

好きな娘とチュー

あかね「花粉症のくしゃみを止めるとっておきの方法…それは…好きな娘とチューする事なのよ」

綾乃「え、えぇっ!?」

あかり「チュー!?」

あかね「そうよ」

あかり「もうお姉ちゃんっ、ふざけてないで真面目に教えてよぉ」

あかね「お姉ちゃんは至って真面目なつもりよ、あかり」

あかね「いい?花粉症と言うのは簡単に言えば体に入ってきた花粉が原因で引き起こされるアレルギー症状の事よ」

あかね「じゃあ何故アレルギー反応が起こってしまうのか?それは人間の体のほうに百合んゆりんパワーが足りないからなの」

あかね「『今から受粉して繁殖するぜ!』とやる気満々な花粉のラブパワーは人間の体には毒…」

あかね「それに対抗し、花粉を体から追い出すにはそれより強い、百合属性のラブパワーが有効なのよ」

あかね「つまり、好きな娘とキスして体内に百合パワーを取り込み花粉を駆逐するの、ねっ?分かりやすいでしょ?」

綾乃「はぁ…」

あかり「ぐぅ」Zzz

綾乃(す、好きな人と…キス…?)ドキドキ

綾乃(それじゃあ私、>>58とキスしなくちゃいけないの!?)

ksk

歳納京子

本気出したのに取れなかった…orz

綾乃(それじゃあ私、歳納京子とキスしなくちゃいけないの!?)

綾乃「そ、そんな…それって絶対に好きな人じゃないとダメなんですか?」

あかね「え?」

綾乃「愛の力があればいいんですよね?だったら家族とか、ペットとかでも…」

あかね「ダメってわけじゃないけど、百合属性でないと効果は薄いって事は言っておくわ」

綾乃「そんな…」

綾乃(と、歳納京子と!キスなんて!)

あかね「……その顔、心の中に思い当たる子がいるのね?」

綾乃「!」

あかね「…この方法を試すか試さないかは綾乃ちゃんの自由だけど」

あかね「花粉症とは関係なく…その気持ちから目を背けて逃げる事はしちゃダメよ」

綾乃「……………」

綾乃「………おじゃま、しました」

ガチャ バタン

あかね「…………」

あかね「……さっきは家族愛じゃ効果は薄いと言ったけれど」

あかね「実は家族でもなんでも、百合属性であれば花粉には有効なのよ」

あかね「つまり!あかりへ注ぐ私のこの、胸いっぱいの気持ちも花粉には有・効ッ!!」ギュピーン

あかね「あかりいいいぃぃぃいいぃいいぃいー!!ごめんねっ、お姉ちゃんの花粉症を治すために、仕方ないことなの!」ガバァッ

あかり「ぐぅぐぅ」Zzz

あかね「あかり!好きよ!!愛してるわ!!英語で言うとラブ!!好き好き大好き愛してる!!ブラウスの中身を見せてえぇぇー!!!」ガッバァァァ



綾乃「………」

綾乃「…行かなくちゃ」

綾乃「歳納京子のところに!」

綾乃「>>71に歳納京子がいる、私には分かるのよ」

綾乃「…行くわっ!!」

ksk

船見さんの家のベット

結衣のアパート
 結衣ルーム


結衣「……この勝負にお前の全てを賭けるか?」ゴゴゴゴゴ
         BET!
京子「………賭ける!」ゴゴゴゴゴ

結衣「GOOD!」

綾乃「歳納京子ーーーー!!!」ガチャ バターン

結衣「うわっ!?綾乃!?」

京子「ど、どうしたの!?」

綾乃「あ、あなたに…!用があって…きたのよ」ゼェゼェ

結衣「…悪いけど綾乃、その用事は私と京子の勝負が済んでからにしてくれないかな」

綾乃「勝負…?」

結衣「……お互いの運命を賭けた勝負!」

京子「この結果でどっちがどっちの物になるか決めるんだ!」

綾乃「なんですって!?」

綾乃(それって!もし歳納京子が負けたら…!歳納京子は船見さんのものになっちゃうって事!?)

綾乃(そしたらキス…うぅん、告白だって出来なくなっちゃうわ!!)

綾乃「ち、中学生が賭け事なんて罰金バッキンガムよ!」

結衣「お金を賭けてるわけじゃないから法的には問題ないよ」

京子「ごめんね綾乃、ちょっとだけ待っててね」

京子「私…この勝負に勝ったら…綾乃の用事聞くんだ…」

綾乃「なんでフラグ立てるのよ!?」ガーン!

綾乃「とにかく待って!私、歳納京子に大事な用があるの!!」

京子「えー…でも大事な勝負なのに…」

結衣「……じゃあ綾乃、私と勝負しよう」

綾乃「え?」

結衣「勝った方が先に京子との用事を済ませる、分かりやすくっていいだろ?」

結衣「乗るか、降りるか…さぁどっち?」

綾乃「………>>85よ」

のぞむところよ

綾乃「……のぞむところよ」

結衣「いい返事だ、勝負は一回、泣いても笑ってもこれが最初で最後のチャンス」

綾乃「えぇ、分かったわ」

結衣「……この勝負に京子との用事を済ませるための順番を賭ける?」

綾乃「賭けるわ!(BET!)」

結衣「GOOD!」

綾乃(待ってて歳納京子…!私、絶対に船見さんに勝ってみせる!)

綾乃(そして花粉症を……うぅん、違う)

綾乃(あなたに私の想いを伝えるエルサルバドルよ!!)

結衣(…綾乃が何の用事で来たのかは、大体分かる)

結衣(でも私だって負けられないんだ!ずっと京子と一緒にいたんだ、これからだってずっと一緒なんだ!!)

綾乃「………ところで船見さん」

結衣「…なに?」

綾乃「……何で勝負するの?」

結衣「>>94だよ」

京子への愛の深さ

結衣「京子への愛の深さを競う勝負だよ」

綾乃「!?」

京子「えっ?」

結衣「綾乃が何しに来たのかはなんとなく分かる」

結衣「だったらこういう勝負にすれば、お互いに手っ取り早いだろ」

京子「お、お互い?結衣、何言って…」オロオロ

結衣「…京子だって、分かるだろ!」ガシッ

京子「わっ!?」

結衣「綾乃も、私も…京子の事好きなんだって!」

綾乃「……!」

結衣「でも絶対に私のほうが京子の事好きだ!だって…!」

結衣「小さい頃からずっと京子の事が好きなんだから!」

結衣「私の人生のほとんど全部、お前と一緒にいたんだ…もう京子がいないと生きていけないよ」

結衣「これからもずっと一緒にいて欲しい、愛してるよ…京子」

京子「ゆ、結衣…」ドキドキ

結衣「…ごめん、いきなり掴みかかって」スッ

京子「だ、だいじょぶ…へいき…」ドキドキ

綾乃(な、なんて…愛の深さ!)

綾乃(今までの人生とこれからの人生全部を賭けて、船見さんは歳納京子を愛してるのね…)

綾乃(これじゃあ…まだ歳納京子と出会ったばかりの私なんかに勝ち目なんて…)

 『その気持ちから目を背けて逃げる事はしちゃダメよ』

綾乃「…………!」

綾乃(勝ち目がなくったって…!逃げない!)

綾乃(ファイトファイトファイファイビーチよ私!)

綾乃(勝ち目がなくったって、勝つ!>>103で私の、歳納京子への愛を示すのよ!)

ショートコント

綾乃(勝ち目がなくったって、勝つ!ショートコントで私の、歳納京子への愛を示すのよ!)

綾乃「…次は、私の番ね!私の、歳納京子を想う気持ちを…」

綾乃「ショートコントで表現するわ!!!」

結衣京「………は!?」

綾乃「ショートコント『病気』」

綾乃「ふぅ…」

綾乃「どうしたんだい綾乃さん、なんだか元気がなさそうだね」

綾乃「どうしたもこうしたもないわよ、このところずっと調子が悪くて嫌になるわ」

綾乃「そいつはいけねぇ、一体どうしたっていうんでぃ」

綾乃「歳納京子の事を想うと…胸がどきどきするの…」

綾乃「頭の中が歳納京子でいっぱいになって、何も手に付かなくなっちゃって…」

綾乃「ふんふん」

綾乃「それで夜も眠れないのよ」

綾乃「ははぁ分かった、綾乃さんそいつは恋の病ってやつにちげぇねぇ」

綾乃「こ、恋!?」

綾乃「それって、よく学校の池にいる」

綾乃「それは鯉だよ!」

綾乃「分かっていてやった、反省はしている」

綾乃「それは故意だよ!」

綾乃「麦畑で捕まえて」

綾乃「それはライだよ!」

綾乃「おっぱいガンダムスタイル」

綾乃「それはサイだよ!」

綾乃「恥ずかしくてあの子とお喋りできないの」

綾乃「それはシャイだよ!」

綾乃「この自転車、防犯登録がついて5000円!?」

綾乃「それは買いだよ!」

綾乃「東南アジアに位置する立憲君主制国家」

綾乃「それはタイだよ!」

綾乃「兄弟の娘」

綾乃「それは姪だよ!」

綾乃「『言う』を英語で」

綾乃「それはsayだよ!」

綾乃「けいおん!の唯ちゃんの妹の」

綾乃「それは憂だよ!」

綾乃「私の…歳納京子への気持ちよ!!」

綾乃「それは愛だよ!」

結衣「………」

京子「………」

綾乃「………」

綾乃「……以上よ」

結衣「………お、おう」

結衣「それで…京子、どうだった?」

綾乃「私と船見さん、どっちの愛がより深くあなたに届いたの!?」

京子「え、えっと……」

京子「私は…その、二人共大好きだけど…」

京子「……>>119の言葉が、すごく…嬉しかったよ」

綾乃のシャイな告白

京子「私は、二人共大好きだけど…」

京子「綾乃のシャイな告白が…すごく、嬉しかったよ」

綾乃「……えっ」

結衣「……………」

京子「ありがとう、綾乃」

綾乃「えっ……え?」

綾乃「わっ私が…勝ったの?」

結衣「……そうだよ」

結衣「やったな、綾乃」ポンッ

綾乃「……船見さん」

結衣「そんな顔しないでよ、京子に笑われるよ?」

結衣「ほら…綾乃は京子に用があって来たんだろ?」

結衣「京子と話……して来なよ」

綾乃「……うん」

京子「……へへ」

綾乃「歳納京子…」

京子「で?綾乃の用ってなに?」

綾乃「…あのね」

綾乃「私、あなたのこと…!」




七森中学校
 生徒会室

櫻子「いやー、今日はいい天気っすねー!」ガラガラ

向日葵「ちょっと櫻子、あんまり窓を開けちゃだめですわ」

櫻子「え?なんで?」

向日葵「なんでって…杉浦先輩は花粉症なんですのよ?窓を開けたら花粉が…」

綾乃「あ、いいのよ古谷さん」

綾乃「花粉症なら、もう治ったから」


おしまい

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