・携帯ゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ』のパロディSSです。
・元ネタ(というより、主な参考)は、タイトルの『アイドル』を『笑い』と変えた番組です。今年からなくなってただの漫才番組になったのは、とても残念です……
・設定やキャラ崩壊などないよう、気をつけてまいります。
・本日は書き溜めた分を上げさせていただき、あとはぼちぼち更新させていただければなと考えております。よろしければお付き合いくださいませ。
【参考】過去にこんなの書いている人間です。
【モバマス】run for mobap~逃走中~【逃走中】
【モバマス】battle for mobap~戦闘中~【戦闘中】
【モバマス】友紀「みんなで野球をやってみたい!!」
・では、はじめてみます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1392459449
某月某日 AM10時 都内某局・収録スタジオ
モバP(―3・・・2・・・1・・・スタート!)
オーネガイ シーンデレラ ユメハユメデオーワレナイ♪
ウゴキハジメテル~ カガヤクヒノタメニ~♪
笑美・みく『イェーイ!!!』
パチパチパチ \キャーッ!!/パチパチパチ
笑美「おお、観客の皆さんええリアクション、おおきにーっ!! てかたくさん人が入ってんなぁ、気合入ってとるやん! ただ今よりCGプロのアイドル達による特別挑戦企画、ザ・ドリームマッチを開催いたします!! 本日のMCをさしてもらう、難波笑美です。よろしゅうねぇ~♪」
パチパチパチ ワーッ! カワイイーッ! タノムデー! エミチャーン! パチパチパンチ
みく「そしてそしてぇ、笑美チャンをサポートするのは……みんなもう、分かってるにゃ? 元祖にして唯一の純粋猫系アイドル! 前川みくだにゃぁ!! よろしく、にゃん♪」
パチパチパチ ワーッ! \み・フ・辞!/ ミクニャーンッ! \み・フ・辞!/ カワイイー! \み・フ・辞!/ ニャーン! パチパチパンチ
みく「活字にしないと伝わりそうにない不謹慎なコールするのやめろにゃ! 泣くにゃ!?」
アハハ\ドッw/ウフフ
みく「くっ! み、みくは……屈しニャい!!」プルプル
笑美(ホンマ、この子おいしいなぁ)
⊃【巻いていこう】
みく「おっと! さてさて、笑美チャン。今日はどういった番組になるのかにゃ?」
笑美「はいよ、みくにゃん! まずは、我々の目の前にある、この大きな電光掲示板みたいな机。これなんか分かる?」
みく「たまにバラエティ番組でみるにゃ。確か、わりと昔から使われているもので、フィーリングカップルって言ったかにゃ?」
笑美「その通り! まあ簡単に言うと、机の左右にイスが5脚ずつある通り、出演者には5対5に別れて座ってもらいます。それぞれ座席の前には相手から見えない位置にボタンがあって、反対側の相手をテーマにそった理由で選び、ボタンを押してもらうって流れや。だいたいわかる?」
みく「そうだったにゃ! それで、男女に別れた素人さんがカップルを作ったり、芸人さんがボケとツッコミに別れて新しいコンビを作って漫才をするのがあったの、知ってるにゃぁ」
笑美「うん! テーマによって色々な組み合わせを考えられるから、選択肢も割と広がるで。こんな大層な机を作る事からして、たいしたアイディア考えはるわ」
みく「それで、今回はどんなテーマでカップリングを作って、何をするにゃ? ドリームマッチと言われても、よく分かんないにゃ?」
笑美「それもちゃんと説明してくで! けどまあ、その前に……観客の皆さんもお待ちかねの事やろうし、本日の出演者……ドリームマッチのチャレンジャー、我らがCGプロのアイドルにご登場いただきましょうか!?」
みく「おっけーにゃぁ!! では、どうぞー!!」
◎クールでパッションチーム
①上条春菜「こんにちは、今日は同志を増やしにきましたよー!」メガネクダサイー!
②小松伊吹「おはろ~♪ 今日は皆に、私の魅力……ゆるーく魅せつけちゃう☆」イェーイ!!
③首藤葵「みんなー、どうもよろしくっちゃ☆」ヨロシクッチャー♪
④白坂小梅「こ、こんにちは~。ここ、たくさんいるね……えへへ♪」カワイイーッ!
⑤大和亜季「親衛隊諸君、今日はよろしくお願いします、サーッ!!」サーッ!!
◎キュートでパッションチーム
①大原みちる「今日は何が食べれるのかな? がんばりまーす!」フゴーッ!
②椎名法子「こんにちはー!! みんなぁ、ミス○ー?」ドーナッツ!!
③涼宮星花「わたくし、バラエティ番組にはあまり慣れておりませんが、ずっと楽しみにしておりましたよ? うふふ♪」セイカサマー!!! ウアアアアーッ!! イタズラ、イタズラシテクダサイ!!
④日野茜「みなさん!!! 元気ですかぁ―!!!!!!?」ウオオオオオォォォォー!!!!!
⑤堀裕子「今日は、皆に私のサイキック・パワーを見せてあげましょう!」アハハハッ ガンバレー!
笑美「はい、本日はこいつらでドリームマッチに挑戦していただきます!!」
伊吹「ちょ、こいつらってw」
笑美「いやぁ、しっかしさすがはアイドルの皆さん、どえらい声援を受けての入場になったねぇ。てか、ウチらにも同じぐらいして! 1番大事なMCな上に、同じアイドルやで!?」 アハハハハ!!
みく(……星花チャンの声援、ちょっとおかしくにゃかった?)
笑美「さて、それじゃあ出演者の皆さんは、まずテーブルのイスに座って下さい。ウチらMCからみて、右側にクールでパッションさん。左側にキュートでパッションさんな。MC側に近い方から、五十音順によろしく~♪」
『はーい!』ゾロゾロ……
―――
みく「さて、みんなに着席してもらったところで、テーマを発表してもらいましょうかにゃ?」
笑美「おっけ。それでは発表しましょう! 今回のドリームマッチ、皆さんにコンビを組んで挑んでもらおうとする内容、そのテーマは……『スゴワザ』です!!」
法子「スゴワザって……そのまま、凄い技のこと?」
笑美「その通り。皆さんには、自分の持っている特技・趣味・能力なんかをフル活用して、人をおっと驚かせたり、ドッと笑わせたり、おおっと感動させたり……とにかく、人を感心させて楽しませる『スゴワザ』を、コンビを組んで5分間で披露してもらいます!」
みちる「2人で1つだけ?」
笑美「せやね。要は、『誰と組んだら、自分の力と合わせて、皆を楽しませるスゴワザを作れるか』を考えて、相方を選んでねって訳や。その『スゴワザ』を、あとから登場する審査員と観客席の皆さんに採点してもらい、優勝者を決定します!」
葵「うーん、何かふわふわしてるっちゃね。自分の力は分かるけど、それを相手の人と組み合わせるなら、先に話し合いたいっちゃ」
笑美「うん、せやし後でするけど、質疑応答タイムを用意しとるよ。それと、コンビを組んだ後に3時間の打ち合わせタイムもあるねん。それだけあればお互いの力を把握して、1つぐらいはスゴワザ生み出せるって」
春菜「なるほど。それなら、やれない事はない、かな?」
笑美「まあ、失敗したらイジってあげるから。それもおいしいやん?」
葵「それが嫌やけん、聞いてるっちゃw」
みく「にゃるほど。ちょっと難しそうだけど、単に笑いをとれ・驚かせろ・感動させろって決めつけられてないのは、まだ助かるかにゃ。とにかく、自分たちのアイドルで培ったスキルを使って、スゴい技を披露すればいいにゃ!」
笑美「台本通りの説明、ナイスにゃん♪」
みく「余計なことは言わなくていいにゃ!」
笑美「まあ、ウチなら間違いなく漫才かコントのお笑いするやろうなぁ。瑛梨華っちや鈴帆っちがいたら、ウチも出演者になってたわ」
みく「みくも、アーニャチャンやのあチャンがいたら、一緒ににゃんにゃんにゃんダンスを披露して、みんなを驚きと感動の世界にお届けしていたにゃぁ~♪」
小梅(みくちゃん、すごいなぁ。みんなから、憑かれてる)フフフ
みく「(? 何だかちょっと寒くなってきた……)それじゃあ、さっそく進めていきましょうかにゃ?」
途中で送信しちゃった
友紀「みんなで野球をやってみたい!!」 も>>1の作品だったのか
笑美「せやね。では、さっき葵っちに言った通り……ドキドキ☆質問ターイム!!」イェーイ!!
みく「ではでは、相手グループの方にお好きな質問をして下さいにゃ。全体でもいいし、個人でもいいにゃ?」
笑美「ええよ! 時間も限られているし早いもん勝ちや! はい、質問ある人は、手を上げて!!」
伊吹「はいっ!!」ピンッ!
笑美「おお、なんてキレイな挙手! はい、では伊吹はんどうぞ!」
伊吹「……ご趣味は?」
みく「でた、ド定番ニャ!」
笑美「ここではいらんでしょw でもまあ、何かのきっかけにもなるかもしれませんね。一応、確認しておきましょう。じゃあ、先頭からお答え下さい!」
Q.ご趣味は?(小松伊吹→キュートでパッションチーム全員)
みちる「趣味は、食べることです。特にパン!」
法子「趣味は、新作ドーナツの試食です!」
星花「趣味は、バイオリンです。演奏だけでなく、鑑賞も好きですね♪」
茜「趣味は、ラグビー観戦です!!! 実際にやるのもよいですね!!!!」
裕子「趣味は、サイキックトレーニングです!! 実例としてスプーン曲げを」笑美「はいどーもありがとうございましたー!!」ワーッ!! パチパチパチパチー!! チョットー⁉
みく「どうだったにゃ、伊吹チャン?」
伊吹「うん、知ってた♪」
笑美「だからいらんって言うたやんw まったく、次はちゃんとしたの頼みますわ。はい、質問したい方、挙手!」
茜「はいっ!!!!!」ドカッ!
笑美「はい、茜っち。イス吹き飛ばす勢いで、立ち上がらんでもええからね。さあ、ご質問は?」
>>1のSSは色々なアイドル出て毎回凝ってるから好きよ
期待
>>7 コメントありがとうっす。ええ、野球ファンなPaPとしては、友紀はとてもいいキャラです。まあ、私はトラキチですがね!
茜「みんなの好きなご飯ものはなんでしょうか!!?」
みく「……それ、何の役に立つにゃ?」
笑美「うーん。いや、でも茜っちにとってご飯のことはチャレンジする上で、必要不可欠なもの……何かある、いやないわ!」
みく「諦めが早いにゃ!」
Q.好きなご飯ものは何?(日野茜→クールでパッションチーム)
春菜「炊き込みご飯、かな? 色々な具と味が楽しめておいしいのが魅力的です」
伊吹「アタシはパエリア好き~♪ ツアーで行ったバリで食べてハマった!」
葵「あたしは黄飯やね。大分の郷土料理で、特性のお汁をかけて食べるとおいしいっちゃ♪」
小梅「お、おにぎり、かな? たくさん食べられないから、食べやすい小さいのが、好き」
亜季「私はやはり、金曜日のカレーライスがとても楽しみであります!!」
みく「意外と意見が割れるにゃ」
笑美「お寿司や丼ものが出なかったのは、ちょっと意外やね。茜っち、満足した?」
茜「お腹が空きました!!!!」グー
みちる「あたしも!!」キュー
笑美「打ち合わせの時にお弁当たくさん出るから我慢しぃ!」
-その後、いくつかの質問(例:好きな怪談は何? ドーナツのケーキに劣る点はどこ? よく聞く軍歌は? など)がされるも、特に大きな情報を引き出せるものはなく、質問タイムが終了。はたして、誰を相方にするのかの判断はついたのでしょうか? (ナレーション:鷺沢文香)
笑美「さて、それじゃあそろそろ、本番と行きましょうか!」
みく「言っちゃなんだけど、不毛な時間だったにゃ……観客の皆さんが笑ってくれたのが、せめてもの救いにゃ」
笑美「言いなや! それじゃあ、今から自分の前にある、数字のボタン。MC側から①~⑤となってますんで、コンビを組みたい方の番号を押してや。用意は、いい?」
『はーい』
笑美「何か軽いな……まあええわ、そんじゃ一斉に、スイッチ・オン!!」
-ピッ、ピピッピッ、ピピ……
みく「どんな感じにゃ?」
笑美「ちょっと待ってや、こっち(MCテーブルのモニター)で先に見られるし……おお、1組出来とる!」
みく「あ、ほんとにゃ!」
春菜「幸先いいなぁ」
星花「どなたが最初のカップルになられたのですか?」ワクワク
笑美「ふむ、どう発表しよかなぁ……よし、それじゃあまずは、茜っち!」
茜「はい!!!」
伊吹(茜ちん……こういうのでトップバッターは、たぶん、ダメだよ)
笑美「茜っちが誰を押したのか、見てみましょう……こうや!」ポチッ
-プッ……プッ……プッ……プッ……ティンッ!
小梅「わっ!」
【日野茜→白坂小梅】
>>9 ありがとうございます!!
みく「おお、茜チャンから小梅チャンの前まで、机の上で光のラインが伸びたにゃ! すごい、テレビと一緒にゃ!!」
笑美「これもテレビやしね♪ さて、茜っちは小梅ちゃんを相方にしたい、と?」
茜「はい!!! おにぎりは、私もご飯ものの中で特に大好きですから!!!! ご飯の趣味が合えば、お話も合うと思いました!!!」
みく「茜チャンらしいにゃあ。けど、案外そういう予想外なつながりで、うまくいったりもするかもにゃ?」
笑美「なるほどなぁ。それじゃあ、さっそく答えを見てみよっか。はたして、小梅ちゃんも茜っちを選んだのでしょうか!?」
茜「……」ゴクリッ
小梅「……うぅ」
-ブブーッ!(×)
笑美「ざーんねーん!! 小梅ちゃんは、茜っちを選んでいませんでしたー!!!」
小梅「ご、ごめんなさい……」シュンッ
茜「ああ、落ち込まないで下さい!! 私は大丈夫です!! 残念ですが、勝ち負けがあってこそ試合というもの、切り替えますよ!! 次は絶対にトライを決めます!!!」ボンバーッ!
みく「ぶれないにゃぁ、茜チャン」
笑美「見習いや、みくにゃん」
みく「え!?」
笑美「まあ、フィーリングカップルはふられる方が可能性高いよね。どっちもあまり気にしたらあかんよ? ではでは、小梅ちゃんは誰を押したのかなぁ?」
小梅「うう、やっぱり、見ますか?」
笑美「そらね。あと、春菜はんと葵っちも開けるで」
春菜「え、3人一緒に見るの?」
葵「つまり、かぶってるって事?」
笑美「ぬふふ……では、3人同時にオープン!!」ポチットナ
-プッ……プッ……プッ……プッ……ティンッ!
法子「わっ!」
【上条春菜・首藤葵・白坂小梅→椎名法子】
春菜「やっぱりかぁ!」
葵「ええ~、ついとらん!」
小梅「こ、これは、どうなるの?」
笑美「法子ちゃんが3人の内誰かを押していたら、カップル成立。誰とも違ったら、全員外れやね。外れやったら、茜っちと同じく、みんな選びなおしや。ちなみに、3人は何で法子ちゃんを選んだん?」
小梅「わ、わたしは、同級生だと話もしやすいし、ドーナツの怪談も知ってるから……やりやすいかなって、思った」
葵「あたしも同級生なんと、ドーナツを使った創作スイーツでみんなを楽しませるのもアリやねぇと思ったっちゃ」
春菜「私は……まあ、もしも当たったら言いましょう」
笑美「お、意味深やね? それでは、さくっと結果を見ましょうか。はたして、法子ちゃんは3人の内の誰かを選んだのか。それとも、他の誰かを選んでいるのか……判定は!!」
-デデンッ! 【上条春菜⇔椎名法子】 ☆カップル成立☆
笑美「おめでとうございまーす!!! カップル成立でーす!!」
みく「おおーにゃぁ!!」
春菜「おお、来た!」
法子「やったぁ♪ あ、ごめんね2人とも……」
葵「ま、仕方ないっちゃ!」
小梅「が、がんばって、ね」
笑美「そんじゃ、お2人は前に出てきてな。あと、せっかくやねんから、ぴったり横に並んで、手ぐらい繋いじゃって♪」
みく「まさにカップリングにゃ!」
春菜「な、何か照れるね///」ギュッ
法子「春菜さんの手、あったかくて柔らか~い♪」ギュッ
笑美「ほんで、何で2人は相手を選んだん?」
春菜「うーん、まあ恰好つけた感じになりますが……自分の愛すべきかけがえのないものを、多くの方に広めようとする心。それを、法子ちゃんにも感じるからですね」キラッ
法子「あ、私もそんな感じだよ。春菜ちゃんの眼鏡を好きでみんなに眼鏡を使ってもらいたい思いと、私のドーナツを愛してみんなに食べてもらいたいって思い、同じぐらい強いかなって思ったの。だから、2人で組めば何だかすごい事が出来るんじゃないかなって!」
春菜「ふふ、楽しみだね♪」
法子「うん!」
みく「ちょっとふわっとした考えだけど、期待させられる何かを感じるにゃ!」
笑美「でも、何かやらかしそうやなぁ……まあ、面白くしてくれたらええわ♪」
-本日1組目のコンビは、【本体、眼鏡。正体、眼鏡】上条春菜さんと、【ミス・ドーナッツ!】椎名法子さんに決定。それぞれに熱く深い嗜好をもつ2人、組み合わさる事で、どんなスゴワザを披露してくれるのでしょうか。
笑美「そんじゃ、2人はそこのソファに座って、結果が出るまで待っといてな。さて、それじゃ1回目はこの1組だけの成立で、あとは外れやったし、2回目いくでー!」
みく「次こそ相方、見つけるにゃー!」
『おーっ!!』
【1回目の選択内容】
春菜⇔法子○
伊吹→星花×
葵→法子×
小梅→法子×
亜季→茜×
みちる→葵×
法子⇔春菜○
星花→亜季×
茜→小梅×
裕子→亜季×
―――
笑美「はい、みんな2回目のスイッチ押したね? そんじゃ見てみよか……おお、早っ! これ、5対5はちょっと少なかったんちゃう?」
みく「あらら、という事は?」
笑美「ふふ、出来ちゃってんでぇ。しかも、一気に2組!!」
『!!』
みく「ハマる時はハマるもんだにゃ。それじゃあ、さっそくいっちゃうかにゃ?」
笑美「せやね、ちょっと隠しにくいからなぁ……とりあえず、茜っち見てみよか」
茜「また私ですか!!!?」
みく(……まさか……)
-プッ……プッ……プッ……プッ……ティンッ!
小梅「!?」
【日野茜→白坂小梅】デンッ
みく「やっぱりにゃ!!」
笑美「茜っち、小梅ちゃんに再アターック!! さあ、理由は!?」
茜「さっきと同じです!!!!」
笑美「何もかも真っ直ぐで変わらない、この直球少女Aめ!! さあ、第1希望の法子ちゃんがいなくなった小梅ちゃん、今度は茜っちの熱い思いに応えているのか!?」
茜「……」ゴクリ
小梅「はわわっ……」プルプル
-ブブーッ!(×)
笑美「ざーんねーん!! 茜っち、再び小梅ちゃんにふられたー!!!」 アーッ
茜「悔しいです!!!」ダーンッ!!
みく「ちょ、テーブル叩くのはダメにゃ! 電子機械だから!」
小梅「ご、ごめんなさい……もう、選んでくれないと、思って」オロオロ
笑美「1度断ったらもう選ばれないと思う、フィーリングカップルあるあるやね!」
伊吹「あまり使う機会のなさそうなあるある~」
笑美「ええやん! さあ、じゃあ次いくで~……てか、もうほぼオチやけどね、軍曹!!」
亜季「イエス・マム!!!」バッババッ
みく「敬礼早っ!」
笑美「それと、葵っち。見てみよか」
葵「ええ~、またかぶりかえ? きちぃ~」
笑美「フフフ、これも運命の選択や! 2人の選択肢、オープン!!」
-プッ……プッ……プッ……プッ……ティンッ!
みちる「おお!」
【首藤葵・大和亜季→大原みちる】デンッ
みく「みちるチャンにゃ!」
笑美「はい、葵っちの予想通りまたかぶりな訳ですが、お2人共、みちるちゃんを選んだ理由はなんでしょうか!?」
葵「さっき選んでくれてたんと、あたしが作った料理を食べてくれるだけで、色んな意味でおいしい映像になりそうって思ったけん♪」
みく「確かに、見てるだけでほっこりしそうな幸せな画が思い浮かぶにゃ」
笑美(……早食いバトルみたいな凄惨な食事風景を思い描いたんは、ウチだけかな?)
亜季「私は、改めてお相手を探す中で、大原殿の目を見た時に、こう……そう、ティンッ!ときました!!」
みく「目?」
亜季「ええ、あの丸く愛らしくも何かを一途に狙って撃ちぬかんとするような、というかパンの事でしょうが、その意思の強さを感じる目に私は心惹かれたのです! これなら、どんな戦闘でも勝てるのではないかと!!」
笑美「何をする気や!」
みく「ぶっちゃけ直感にゃ?」
亜季「はい、戦場で生き抜くには最も必要なスキル・直感です!!」
笑美「言いきりおった! でも、そういうのも大事かもなぁ……とにもかくにも、結果を見て見ましょう。判定やいかに!?」
葵「……」ゴクリ
亜季「……」スチャッ
みちる「……んふ♪」
-デデンッ! 【大和亜季⇔大原みちる】 ☆カップル成立☆
笑美「おめでとうございまーす!!! カップル、成立でーす!!!」ワーッ!!!
みく「そっちかにゃ!?」
葵「またふられたー!?」
―本日2組目のコンビは、【沈黙できない戦艦】大和亜季と、【おきらくフゴフゴガール】大原みちる。みちるちゃんが亜季さんを選んだ理由も、『亜季さんの好きなカレーとあたしの好きなパン、カレーパンは最強の組み合わせの1つだから、これはと!!』という何とも本能にそった直感的なもの。はたして、どのような直感ケミストリーが起きるのか?
笑美「普通に葵っちやと思ったんやけどねぇ」
みく「小梅チャンと同じく、1回外れたから選んでくれないから変更という考えは、なかなか強いにゃぁ」
みちる「ご、ごめんなさい」
葵「うう……ちょいと辛いね、茜さん」
茜「……?」
葵「何で不思議そうな顔!?」
笑美「はい、さくさくいくで。てか、もう次は普通にカップルを最初っから発表するわ」
伊吹「ちょっと! 急に雑じゃない!?」
みく「収録だけど、時間は大切にゃ♪」
-プッ……プッ……プッ……プッ……ティンッ!
-デデンッ! 【小松伊吹⇔涼宮星花】 ☆カップル成立☆
笑美「おめでとうございます! カップル、成立でーすw」
伊吹「しかも私だー!! 嬉しいけどね!?」
星花「まぁ♪」
―本日3組目のコンビは、【恋を夢見てダンサブル】小松伊吹と、【ソナタはお嬢様!?】涼宮星花。一見、キャラクターが違う様に見える2人は、同い年。それぞれが得意とするダンスとバイオリン演奏を活かしたステージを作ってみたいとのことだが、はたして?
【2回目の選択内容】
伊吹⇔星花○
葵→みちる×
小梅→裕子×
亜季⇔みちる○
みちる⇔亜季○
星花⇔伊吹○
茜→小梅×
裕子→亜季×
―――
笑美「……はい、そういう訳で早くも3組が成立しましたね!」
伊吹「ちょっと! 今、編集点作らなかった!? 私が星花ちゃんを選んだ理由、ちゃんと放送してよ!?」
みく「ちゃんと(ナレーションで説明が)流れているから大丈夫にゃ♪」
星花「ふふ、楽しみですねぇ」ギューッ
伊吹「……まあ、いいか。ちょ、星花ちゃん。手、握るの強いよ///」
星花「伊吹さんの手は、とてもきれいですね♪」スベスベ
伊吹「やんっ、もう。この~、お返しだ♪」コチョコチョ
星花「あんっ。や、やめて下さい~」フフフ キャッキャッ
笑美「イチャイチャやめぇや! お昼前やで!?」
みく「そういう問題かにゃあ?」
笑美「全く、残った4人を見てみい!」
葵「……」
小梅「……」
茜「……」
裕子「……」
みく「心なしか、どんよりしてるにゃ」
笑美「2択になって、余計に悩んどるんかな? でも、ごめんなさい。尺の関係で、この辺からダイジェストやわ」
4人『!?!?!?』
笑美「組み合わせ決めで時間とる訳には、いかんのやー!!」
―そして、その後3回に及ぶ選択の末に……
笑美「おめでとうございまーす!!!」
裕子「狙い通り、サイキック・コンビ決定!!!」ヤッホーイ!!
小梅「よ、よかった」ホッ
―4組目のコンビは、【とてとて這いよるゾンビなりたガール】白坂小梅と、【バカワイイなぁ!日本代表】堀裕子。お互いに特殊な感覚を持つ2人、その個性を融合させて、ドリームマッチにひと波乱を起こしそうな大穴枠となるか。そして……
葵「なんやかんや面白そうなコンビになったし、まあ、結果オーライっちゃ?」
茜「はい!!! よろしくお願いしまーす!!!!!」
―ラスト5組目は、【ほんわか料理でお・も・て・な・し♪】首藤葵と、【全力熱血!爆走ハート&ビート】日野茜。余り者同士となってしまったが、そういったコンビが逆襲するのもストーリー。この2人だと、やはりご飯がらみ?
笑美「はい、そんな訳で無事にコンビが決まりました! それでは、これから5組には個々の控室に入ってもろて、制限時間3時間で『スゴワザ』を作り上げ、それを発表する準備をしてもらいます」
みく「必要なものはスタッフまで言ってほしいにゃ。大抵のものは用意してもらえるからね♪」
伊吹「一応聞いていい?」
笑美「どないしたん?」
伊吹「アシスタントとして、誰か助っ人呼ぶのはダメ?」
笑美「そらあかんでしょ! まあ、準備に必要な設営とかは、ウチらやスタッフで手伝えるけど。出演はあかんよ、ね?」
⊃【あかん。ただ、電話でアドバイスもらうとか、間接的なものは○】
伊吹「あ、ならそれでいいや♪」
みく「早くもやる気満々だにゃあ。期待しちゃうよ!」
笑美「それじゃあ、準備スタートしてください!!」
『はーい!!!!!』
(はい、オーケーです!)ザワザワザワ……
みく「ふう、いったん休憩だにゃ。ところで、みく達やお客さんはどうするにゃ?」
笑美「途中で控室の様子を見に行く収録あるから、ウチらはあんまり動けへんよ。あ、お客さんらは自由に外へ出入りしてええけど、テレビ局内のスタジオはここしか入られへんよ~! あと、こちらからお弁当とお茶を用意してるので配るわ! おーい、スタッフゥー!」 ワーッ!!!
みく「そういえば、そろそろお昼にゃ」
笑美「ウチらもここでお弁当タイムや。みんなも、控室でまずはご飯食べてんのと違う? まあ時間はあるし、ゆっくりしようや」
モバP「その通り」
みく「あ、Pチャン! 今日、あんまり出番ないね!!」
モバP「余計なお世話だ。まあ、しばらく暇になるけど、アイドルらしくな。それと、そっちに後で使う中継用のテレビがあるだろ。それ、今は好きに使っていいぞ」
笑美「ホンマに? じゃあ『もふもふ』見よ!」
みく「ああ! お昼に4チャンで美玲チャンと仁奈チャンがやってる、お散歩番組だにゃ?」
笑美「町の中にある、ちょっとしたもふもふを探すだけやのに、すごい癒されるねん。今日はゲスト誰やろ?」ピッ
『おお、見ろよ! このポールなんか柔らかくて、ウチの爪よりもふもふしてるぞ!』
『ポール牧の気持ちになるですよ!!』
『ちょっと! 2人共、汚れるぞ。ほら、手を出して! 全くもう……』フキフキ
\アハハー カワイイナァ 涼チャンヤサシイニャ フフフ/
モバP(ファンと一緒に弁当食べながらテレビ見てる……この2人も、コンビでなんか出来そうだな……あ、やってるのか今)フフ
~1時間半後~
笑美「はい、という訳であっという間に1時間半が経ちました。テレビの前の人は一瞬でしょうが、ウチらは割と待たされたわ」 アハハッ!
笑美「各コンビの打ち合わせ時間も、残り半分。準備が進んでいるのか気になるところ! ちょいと用事もあるので、ここらで1つ様子を見させてもらいましょう。では……中継先の、みくにゃーん!」
【テレビ画面】
みく『はーいにゃぁ!! みくは今、みんなの控室があるエリアに来ています。それでは、さっそく1組ずつ見て参りましょう。まずは、最初にコンビが決まった春菜チャンと法子チャンのお部屋にゃ♪』テクテクテク……
―っ!! ~? ~っ! ~、~っ!!―
みく『にゃ!?』
笑美「どないしたん?」
みく『ドアを開いていないのに、室内から声が響いてきていますにゃ! しかも、かなり激しいやり取りをしているようですにゃ……』
笑美「おお、熱が入ってるなぁ。ちょっと、ドアを開けずに声だけをマイクで拾えへん? 素のやり取りを聞いてみたいわ」
みく『やってみるにゃ!』 スッ……
―――
??「いえ、あなたは間違っています!! 眼鏡はただ視力を上げるためにあるものではないの、レンズを通して見えたものの先にある、その人の本質と心を見透かしたい……より深く交わりたいという思いをアプローチし、相手へ自信のすべてを告げるための、思考代行している装着者の心のレンズなのよ!! だから、なんやかんや全ての人は眼鏡をかけるべきだわ!!」
??「それならドーナツだった否定しないでよ、同じだよ!! ドーナツの穴から見える世界はドーナツの糖分・油分によって魅せられた者を新たなる世界へドナドナしてくれる新しい可能性!! そして、その穴を見詰めながら食す事でその先にある『ひと回りの秘宝』(ワン・ドーナツ)を得てなんやかんや大きな人生の糧にするためのものなの!! ただの甘いお菓子で終わらせるものじゃないんですよ!!」
??「じゃあ、あんドーナツはどうするの!? 穴なんてないし、あんパン揚げただけのエセって切るつもり!?」
??「それはさっき第3のドナ論で説明したでしょう!! それなら、真っ暗で外側からはほとんど見通せないサングラスは眼鏡から除け者にされてしまいますよ!? ほら、偽ベートーベンの」
??「エセ眼鏡野郎の話は最初に終わっているでしょう!?」
―――
みく『ちょっと私にはついていけない世界です』
笑美「ウチも無理や……しゃあない、大きめにノックして2人に訪問を知らせて、用事だけサクッと済まそ」
みく『了解、にゃ!』コンコンッ!!
??『! は、はーい!!』 ガチャッ
みく『こんにちは。何やら、盛り上がっているところに様子を見にきて悪いにゃぁ……(テーブルの上に、色んなドーナツと眼鏡が散乱してる……)』
春菜『いえいえ、いい話し合いが出来ていますよ』
法子『もう少しで、私達が見せたいものの形が出来上がりそうだよ♪』
みく『そ、そう? それならいいけど……あ、そうそう。この箱から、クジを引いてほしいにゃ』スッ
春菜『クジ? あ、順番決め?』
みく『その通りにゃ。箱の中には数字が書かれたボールが入っているにゃ。それじゃあ、法子チャン引くにゃ?』
法子『私? それじゃあ……これだ!』ガサガサ バッ
法子⊃③
春菜『あら、真ん中。やりやすい順番じゃない?』
法子『えへへ、やったぁ♪』
みく『クジ運いいにゃぁ! それじゃあ、みくは次の組に行くね。2人共、頑張ってにゃぁ♪』バタンッ
笑美「ご苦労、みくにゃん」
みく『次は気楽だといいにゃぁ……』
―その後……
みちる『フゴフゴゴ!(1番です!!)』
みく『食べながら喋っちゃ、お下品にゃ!』
亜季『……』カチャカチャッ
笑美「黙々とライフルを手入りしている亜季はん、恐いなぁ」 注)エアガンです。
星花『あら、4番ですね。ふふ、ゆっくり考えられていいわ♪』
みく『2人は何だか(まともに)やってくれそうだにゃぁ、頑張ってね!』
伊吹『ふん、ふんふん……なるほどね! ありがとう、キャシー! また分かんなくなったら電話するね~♪』
みく(伊吹チャンはキャシーチャンとお電話か。何かアドバイスを……?)
裕子『むむむ……っ! これだぁー!!!』バッ ポーンッ
小梅『あ……2番、です』トテトテ スッ
みく『もう、ボール投げちゃダメでしょ裕子チャン。ありがと、小梅チャン♪』
裕子『あ、ごめんみくちゃん。つい、サイキック・クジ引きに熱が入って』
小梅『でも、最後じゃなくて、よかった』ホッ
裕子『ふふ、これが私の力だからね!!』ドヤッ
みく『ふーん。それじゃ、みくは行くにゃ』
裕子『今日みんな私に冷たくない!?』
小梅『冷たいの、好き……ふふ』
笑美「テーブルの上には、布やスプーン、果物が少しだけ……あんまり何か用意している様に見えへんけど、まだまとまってへんのかな?」
みく『……そんな訳で、2人の出番は』
茜『オオトリの、5番目ですね!!! うおおおおおおおおーっ!!! ラストを飾れるとは燃えてきました!!!! 身体動かしたいからちょっと走ってきますね!!!!』
みく『ちょっ、まってまって! あ、葵チャンはどこにゃ!?』
茜『今、炊事場を借りてご飯を炊きにいってます!!!!!』
みく『……うん』
茜『じゃあ、いってきます!!!』ドンッ
みく『ちょっとー!!! 何をする気にゃー!!?』ニャーッ ニャーッ ニャーッ……
―こうして、5組の発表順番が決定。はたして、どんな『スゴワザ』が披露されるのでしょうか? 文香、気になります……//
【発表の順番および演目名】
1.大和亜季&大原みちる 『軍隊式パン食い当て』
2.白坂小梅&堀裕子 『さいきっく・ちちんぷいぷい』
3.上条春菜&椎名法子 『つながる世界 ~眼鏡とドーナツ、時々、わたし~』
4.小松伊吹&涼宮星花 『クラシカル・ダンサブル』
5.首藤葵&日野茜 『フードファイターAA』
書き溜めはここまで。これから1演目ずつ、ぽつぽつ更新していきたいです。内容はもう決まっているので。審査員のアイドル選考がちょい面倒ですが……なんくるないさー! よろしければおつきあいくださいませ~。
あ、早くても明日夜の更新になると思います。では!
【MC】
難波笑美
http://i.imgur.com/vjGGqE8.jpg
前川みく
http://i.imgur.com/XxgAVDn.jpg
【ナレーション】
http://i.imgur.com/BCeeG1t.jpg
大和亜季&大原みちる
http://i.imgur.com/EK4HtqP.jpg
http://i.imgur.com/baUM7uD.jpg
白坂小梅&堀裕子
http://i.imgur.com/GGnhha5.jpg
http://i.imgur.com/27NB61t.jpg
上条春菜&椎名法子
http://i.imgur.com/OXjy2Tz.jpg
http://i.imgur.com/mM3csgP.jpg
涼宮星花&小松伊吹
http://i.imgur.com/ucjNleR.jpg
http://i.imgur.com/hCLUr7j.jpg
首藤葵&日野茜
http://i.imgur.com/0j3XdEu.jpg
http://i.imgur.com/Sv7IAlE.jpg
こんばんは、作者です。地元の市民マラソンお手伝いに行って今日は疲れて何も書けないよバーニーと思ったけど、なんとかなるものですね。続きを書きます。
>>25 画像ありがとうございます。すごいですねぇ! もしかして前回の野球でも貼ってくれた方? もしそうならあなたがナンバー1!
PM13時15分 収録スタジオ
モバP(はい、3・・・2・・・1・・・スタート!)
笑美「はい! 実際はそんなにお待ちいただいてないでしょうが、お待たせ致しました! ザ・ドリームマッチ参加者の、打ち合わせタイムが終了しました!! いや、ウチらはホンマに3時間待ってたからね? 編集も早送りも今はないねん!!」
みく「視聴者のみなさまに文句言うんじゃないにゃ! 悲しくなるだけでしょ」
笑美「分かっとりますがな、前川はん」
みく「やめて!?」
笑美「さてみくにゃんイジリも終わったところで、仕事しよか♪ はい、まずはこちらのテレビ画面をご覧ください! 出演者の順番と、演目名が書かれてますよね? この順番に、今から目の前のステージで『スゴワザ』が披露されます!!」 オーッ!!
みく「フィーリングカップルのテーブルって、簡単に移動出来たんだにゃぁ。スタッフさんが頑張って用意してくれて、あっという間に結構な広さのステージに変わったにゃぁ♪」
笑美「せやね。それと、みくにゃん。観客席の前に、6台の特製テーブルが設置されとるやろ?」
みく「そうだにゃ。テーブルの前側に、液晶画面がついているにゃぁ。ナ○コレ○百景のやつみたいにゃ!」
笑美「さらっと他局の番組名言いなやw まあ、分かると思うけどそこが審査員の席や。液晶画面には、採点結果が表示されます」
みく「にゃるほど」
笑美「採点方法についても説明させてもらうけど、その前に審査員のみなさま……となる、CGプロのアイドルにご登場いただきましょうか!」
みく「分かったにゃ! では、審査員のみなさま、ご入場くださいにゃー!!」 ワーッ!!
◎審査員のみなさま
黒川千秋「さて、今日はどんな演技で楽しませてくれるのかしら? しっかり頼むわよ」フッ
綾瀬穂乃香「ふふっ、今日を千秋さんと楽しみにしていました。よろしくお願いします」チョット//
双葉杏「ほとんど動かなくていいと聞いている! さあ、だらだらと働かせたまへ!」ドンッ!
三村かな子「もう、ダメだよ杏ちゃん。みんな頑張るんだから、ちゃんと見ないと!」モウッ!
若林智香「みんな、応援しにきたよー!! GO☆GO☆FIGHTー!!!」ポンポン☆
矢口美羽「本日は、勉強させていただきます!!」フンスッ!!
キャーッ!!\パチパチパチパチパチパチパチパンチ/カワイイー!!
笑美「……もうちょいお姉さま方を呼んだ方がよかったんやない?」
千秋「何よ、20代が私だけじゃご不満?」
杏「そういうのは、プロデューサーに言ってよね。まあ、それなりにちゃんと見るよ?」ダラーン
みく「説得力ないにゃぁ……まあ、出演者も10代がほとんどだから、いいんじゃにゃい?」
笑美「せやね。千秋はん、審査員のみんなをまとめてや~」
千秋「もう、しょうがないわね」
穂乃香「ところで、採点はどのように行うの? まだ詳しく聞いていないのだけど……」
笑美「お、せやったね。まあ、試しにやってみてもらうのが早いわ。美羽っち、テーブルに3つのボタンがあるやろ? 1番右端の、青いボタン押してみて」
美羽「これかな?」ポチッ
『ふーん』(cv.渋谷凛)
美羽「わっ、何か声がしたよ! ふーんって、凛ちゃんの声で!」
笑美「それ、1点な」
かな子「そ、そういう方式なんだ……」
杏「凛に許可はとったの?」
笑美「ないで! ついでやから、杏ちゃん。真ん中のオレンジ色のボタンを押してみてえや」
杏「ええ~、めんどいなぁ……はぁ」ポチッ
『はぴはぴぃ☆』(cv.諸星きらり)
杏「あ、きらりじゃん。これは?」
笑美「2点や。真ん中やからね!」
智香「じゃあ、1番左端の赤い色のボタンは」
笑美「せや、3点の1番ええやつや。智香ちゃん、押してみ?」
智香「えい☆」ポチットナ
『ふぁんたすてぃっく!』(cv.小早川紗枝)
智香「!?」
千秋「紗枝が……w」フルフル
杏「ちょっ何言わせてんのwww」
笑美「特別に収録したんやで? まあ分かったと思うけど、みんなの『スゴワザ』を見て、3点から1点までで点数をつけてもらいます」
みく「それと、観客のみなさんにも採点してもらいますにゃ。それは、『スゴワザ』を見ている間の歓声や拍手といった、応援の量からスタッフが判定するにゃ!」
笑美「そっちは、最高2点と最低0点です。あ、声は一緒やで。つまり、6人+観客で、最高得点は20点となります! 分かったかな?」
『はーい』
みく「みなさま、公平・公正な採点をお願いいたします、にゃ!」
笑美「それじゃあ、さっそく1組目にご登場いただきましょうか! 1組目、大和亜季&大原みちる組、入場してください!!」ワーッ!!
1.大和亜季&大原みちる 演目『軍隊式パン食い当て』
亜季「よろしくお願いいたします!」
みちる「……」フゥ~
笑美「おお、みちるちゃんが珍しく真面目な顔をしとる……呼吸が深いわぁ」
みく「精神を集中している感じにゃ! ところで、2人は何をするのかにゃ? 演目名では、イマイチ分かんないにゃ」
亜季「はっ! では、ご説明いたしましょう! 今から、みちる殿には目隠しをした上で壁際に立っていただき、頭の上にアルミの空き缶を置き、さらにその上にはそちらで別途用意していただく菓子パンを乗せ、待機していただきます!」
笑美「ふむふむ?」
亜季「そして、反対側の壁際……15メートル程の距離でしょうかな、そこから私がこのライフル(エアガン)を撃ち、みちる殿の頭上にある缶に命中させます!」
みく「ほうほう?」
亜季「そして、落下してきた菓子パンを、何も見えていないみちる殿が嗅覚と直感で口キャッチ! さらにパンを食べてその銘柄が言い当てます!!」 オーッ!!!
笑美「最後がえらい難しないか!?」
みく「口キャッチも凄いけど、何のパンかを当てる味覚力まで……亜季ちゃん、缶に当てるだけって楽じゃにゃい?」
亜季「え!? いやいや、10メートル以上離れてのライフル射撃はなかなか難しいんでありますよ!? 当てどころが悪いと、缶に銃弾がはじかれて倒れない可能性だってあるのです!!」
笑美「いや、それは分かるんやけど……まあ、全体でみると凄いしええか」
亜季「ええ~」
みく「あのみちるちゃんの雰囲気だけで、すごい場面を期待しちゃうもんにゃ!」
みちる(絶対に……パンは無駄にしない)フゴッ
かな子(私も自信あるな、あれ)
智香「頑張れ亜季さーん! みちるちゃーん!!」
―そして、準備は整い……1組目の演目が始まります。
笑美「それでは、準備が整った様ですね!」
みちる「……」フゥ~
亜季「……」スチャッ
みく「右端の壁際には、目隠しをして頭の上に缶とパンを乗せている、みちるチャン。そして、左端の壁際で、うつぶせになってライフルを構える亜季チャン……何これ?」
笑美「ウチら、アイドルとして間違った道を進んでいる気がしてきたけど、これはバラエティ番組制作として避けては通れへん道や!! トップバッターとして、きっちりやって盛り上げてもらうで!! 1発勝負、2回目はなしやからね!!」
―なお、みちるちゃんの頭の缶上にあるパンは、準備中に前川さんが近くの大手スーパーに買いにいってきたものを、封を開けて乗せています。良い子のみなさんは、普通に食べましょう。
笑美「それじゃあ、準備はよろしいでしょうか!?」
亜季「OK」グッ
みちる「……」グッ
笑美「それじゃあ、チャレンジ『軍隊式パン食い当て』、スタート!!!」 プァーッ
……シーンッ……
亜季(出来る……私は、出来る。缶に集中だ……私は勝って、生き残る!)
みちる「……」(――来てっ!)
亜季「――っ!」グッ
パーンッ! カーンッ!!
笑美「撃った! そして缶に当たって、パンが落ちる!!」
みちる(―――どこでも分かる、だってパンだもの!!)グァッ
バクンッ!!
みく「そして口でキャッチも成功にゃあ―!!!」 ワァー!!!
杏「おお!! いざ目の当たりにすると、すごいなぁ」
千秋「バカらしいけど、確かに……って、ちょっと!」
モグモグフゴフゴ、ゴックン。
みちる「ふぅ……あ」
笑美「そして飲み込んだぁぁぁあああ早いやろ食い終わるの!!!!?」
みちる「しまった! つい、おいしくて一気に!!」フゴーン!
一同『おバカ!!』
亜季「ジーザス!!」ガクーン
笑美「これは亜季はんがかわいそうやなぁ。けど、ルールはルール、やり直しはなしやで!」
みく「まあ、もう食べきったから目隠しは外してあげるにゃ……さあ、みちるチャン。パンの銘柄を教えてにゃ!」
みちる(落ち着け、落ち着こう、あたし……あんぱんだったのは、間違いない。それも、粒あん。あとは種類とメーカーだ……コンビニやスーパーで売っているあんぱんなら、あたしが食べたことのないあんぱんは、ない!)
笑美「目隠しが外れても目を閉じて熟考中ですなぁ」
みく「フフ、割とベタな種類のパンにしたから、悩んじゃうと思うにゃあ♪」
亜季「うう……頼みますよ、みちる殿!」
みちる(……パンは、しっとり柔らかめ。あんはちょっと固めでずっしりな感じ、だったと思う。そして、あたしが一口で放り込める大きさだから、やや小ぶりで、あの味は……思い出せ!)クワッ!!
笑美「目を開けた!! さあ、解答はなるか!?」
みちる「…………イ○ン・トップバリューブランドのあんぱん、あんでござる・つぶあん、です!!!」
笑美「な、なんや、また変な商品名やなぁ。そんなんあんの? まあ、実際に買ってきたみくにゃんしか分からへんし、聞こかいな。さあ、正解はどないなん!?」
みく「……な、なんてことでしょう。正解にゃぁー!!」
パチパチパチ\ウオオオオオオーッ/スゲェーッ!!
笑美「大和亜季&大原みちる組、チャレンジ成功―!!」
亜季「勝利ーっ!!」ガッツポーズ
みちる「やったぁー!!! いぇーい♪」バンザーイ!
みく「どうやったら市販品のあんぱんの味、区別できるのにゃ……おろそしい子にゃぁ!」
笑美「なんや、実際に見るとすさまじいなぁ。さて、それでは早速やけど採点の方、審査員の方々にお願いしましょうか! いいですね!? では、お願いしますわ!!!」
千秋『はぴはぴぃ☆』
穂乃香『ふぁんたすてぃっく!』
杏『はぴはぴぃ☆』
かな子『はぴはぴぃ☆』
智香『ふぁんたすてぃっく!』
美羽『ふぁんたすてぃっく!』
笑美「おお、いきなり『ふぁんたすてぃっく!』が多く出ました!! では、観客の応援ポイントはどうなるでしょうか! スタッフの判定や、いかに!?」
『ふぁんたすてぃっく!』 オーッ!!!
みく「観客のみなさんも最高ポイントが出ましたにゃ!」
笑美「ええと、そしたらポイントは……17点! 1組目からかなりの高得点です!! まあそれだけの結果でしょう、おめでとうございまーす!!!」 ワーッ!!!
みく「最初だから、ちょっと甘めってのもあるんじゃにゃい?」
笑美「あ、そういうこともあるかな。ちょっと審査員に聞いてみましょう。審査員長の、千秋はん」
千秋「誰が審査員長よ。まあ、どうなるかと思ったけど、結果的には驚かせてくれたから、好評価したわ。ちょっとバタバタしちゃったのと、最初から最高点は与えなかったけれどね」
笑美「なるほど、だから『はぴはぴぃ☆』したと」
千秋「その言い方だと誤解を受けそうね……まあ、いいわ」
みく「にゃるほど。『はぴはぴぃ☆』の人は、似た様な理由鴨にゃぁ。それじゃあ、最高点者から智香ちゃん、代表して教えてにゃ♪」
智香「ともかく、2人で頑張って諦めずにチャレンジして、成功したのが大きいよね☆ ちょっとミスもあったけど、それも含めて私はわくわく楽しめたから、最高点にしました! ふぁんたすてぃっく☆」
みく(ええ子にゃ)
笑美「はい、ありがとうございます! さあ、これは後の組は思わぬプレッシャーを受けそうやなぁ。ただ成功するだけやなくて、その過程も大事な感じになってきたからね!!」
みく「この意見、裏の参加者もきっと聞いているにゃ! ちょっとずるいけど、参考にしてほしいかな?」
笑美「とにもかくにも、亜紀はんとみちるちゃん、お疲れ様でしたー!! いったん控室へお戻りくださーい!!」
『了解!』
本日はここまで。2組目以降もこつこつあげられたらいいなぁ。あと、作中の『あんでござる』シリーズは本当に販売していておいしいので、よろしければチャレンジしてみてくださいませ。それでは!
【審査員】
黒川千秋
http://i.imgur.com/gGfXbms.jpg
綾瀬穂乃香
http://i.imgur.com/HPJwCyX.jpg
双葉杏
http://i.imgur.com/6qGkT71.jpg
三村かな子
http://i.imgur.com/2u2Fytv.jpg
若林智香
http://i.imgur.com/iZsJBZD.jpg
矢口美羽
http://i.imgur.com/F8yqoN5.jpg
【声の出演】
ふーん(1点):渋谷凛
http://i.imgur.com/jZEoABS.jpg
はぴはぴぃ☆(2点):諸星きらり
http://i.imgur.com/0im435C.jpg
ふぁんたすてぃっく!(3点):小早川紗枝
http://i.imgur.com/TiF4Hf0.jpg
どうも、作者です。今日も小刻みに更新します。こういう連載方式の方が、あってるのかな?
>>39 いつも?すいません、画像P!!
笑美「いやぁ、しっかし無事に1組目が終わってくれてよかったわ。それも高得点、このあと『ああ……うん』な事があっても、1組目を思い出せば大丈夫やからね!」
みく「不吉で失礼な事を言っちゃダメにゃ! これ以上があると、みくは信じてるよ♪」
笑美「もう、ええかっこしいなんやから、前川さん」
みく「やめたまえ、難波君!」
笑美「誰やねん!?」
みく「お返しにゃ!」フフッ
杏「おーい、だらだらしてないで次いったらぁ?」
千秋「杏に言われちゃおしまいよ?」
杏「ふふんっ!」ドヤッ
美羽(ここでドヤ顔が出来るタフな精神力……見習おう!)
笑美「おっと、失礼。ちょっと進行が順調やったから、時間調整したけど、やり過ぎたわ♪」
みく「裏事情言っちゃダメにゃ!」
笑美「はいはい。そんじゃ、2組目のコンビ、いってみよー!!」
2.白坂小梅&堀裕子 演目『さいきっく・ちちんぷいぷい』
裕子「よろしくお願いします!! 今日こそはエスパー・ユッコの力を、みなさんにお披露目しちゃいますよ!!」フンッ!
小梅「が、がんばります」
笑美「はい、よろしくちゃーん。ユッコはどんな時でも変わらんなぁ……ご愁傷様」
裕子「どういう意味!?」
みく「それで、2人は何をしてくれるのかにゃ? なんとなく予想は出来るけど、なんだかよく分かんない演目名だにゃ」
小梅「そ、そんなに、難しいことじゃないですよ」
裕子「その通り! ただ、私の超☆能力と小梅ちゃんの超☆霊力が合体する事で、世にも絶大な『スゴワザ』を世界にお披露目するだけですけど、ね!」バッ
笑美「そ、それは!? って、いきなりいつものスプーン出してるやん。また曲げんの、物理で」
裕子「失敬な! 今日は違いますよ、私の真のさいきっく・ぱわーで見事にぐぐっといわせちゃうんだから! さらにその後、小梅ちゃんがとどめとばかりのさいきっく・えくそしすととして、スプーンを空中にちちんぷいぷいーっとしちゃうわけですよ!!!」
みく「……小梅チャン、訳してにゃ」
小梅「え!? ええと……裕子さんが、まず、スプーン曲げをします……超能力、で。そのあと、私が『周りにたくさんいるみんな』の力を借りて、スプーンを浮かび上がらせます。その後は……」
―ザワ……
笑美「ちょ、ちょっと待って」
小梅「?」
笑美「……周りにたくさんいるみんなって、誰なん?」
小梅「みんなは、みんな。たくさん、いるよ……このステージに、最初から、ねぇ?」
パーンッ!!
笑美・みく「!?」
―ザワザワ……ナンノオトナノ……メンヨウナ……ザワザワ……アレ、ハムゾウ⁉……ザワザワ―
かな子「お客さんのざわめきが、重い……」
杏「ごめん、帰っていい? 寒気がしてきた」
穂乃香「今日ばかりは、否定できません……」
小梅「ふふ、元気いっぱい。特に、みくちゃんのそばにいる……好き、みたい」フフッ
みく「!?!?!?」バッ ババッ
笑美「落ち着けみくにゃん!! 周りには何もない、何もないって思とき!」
みく「そ、そんな! そんなの、嘘でしょ!?」
小梅「いいなぁ、フフ……たくさん、ここ、凄い……本当に。お墓の上だったのかな。テレビ局って、そういうところがあるかも……本当に、ちちんぷいぷい、されてみるのも……」
笑美「何が!? 誰が!?」
みく「ちちんぷいぷいされるって何なの!?」
小梅「フフ……えへへ……」フラフラ
裕子「うん、いい感じで力が入ってきてるね! それじゃあ、始めよっか!! レッツ・サイコキネシス☆」
笑美「なんで自分は普通やねん!?」
⊃【巻いていこう】
笑美「あんたらもマイペースやな!? おもしろければ何でもええんかテレビマンどもめ!!」
みく「……」
笑美「仕方ない、みくにゃん……最後まで強く生きていたと、ウチ、伝えとくわ」
みく「勝手に殺さないで!?」
―その後、簡単なテーブルがステージに設置され、その上にはバスケットに入ったリンゴ。それで、全ての準備が整い、2組目の演目が始まります……怖いですねぇ、恐ろしいですねぇ……これ、どなたでしたか?
笑美「ええ、それでは。準備は、出来てしまいましたね?」
裕子「ばっちりです!!」グッ!
小梅「ふふ……」フラリ
みく「ごめんなさい……もう、普通の前川に戻ります」
笑美「ああ、さらに気が弱くなってる……もうええわ! とにかく、さっさとやってもらおう!! ある意味、さっきよりスゴイことにはなりそうやしね。2組目の演目、スタート!!」プァーッ
裕子「ふぅー……むむむむぅ~!!」グググ
笑美「左手に持つスプーンに右手をかざし、念力的なものをこめていく堀選手……曲がる気配は、なさそうやけどね」
<3分後>
裕子「むおおおおおおおぉぅ!! ぐぬぬぬぬぬぅ~!!!」プルプルプル
笑美「めげへんなぁ。ちっともスプーンに動きはないのに、諦める様子ゼロや」
みく「右手が触れそうで触れない……いつもの力技にならないよう、耐えている様に見えるにゃ!」
笑美「あ、お帰りみくにゃん」
みく「ちょっと、落ち着いてきたにゃ……」
<さらに5分後>
裕子「ふぐぐぐぐぐうぅぅぅ……ふううう……」ジワッ
笑美「あかん、ちょっと泣きそうや」
みく「もういいにゃ……誰も笑わないから、いつものようにしてくれていいにゃ!」
裕子(何で!? 控室では何だか妙なまでにうまくいっていたのに!! これが、プレッシャー? ダメダメ、ユッコ!! 真のエスパーなら、どんな時でも力を発揮しなきゃ!! お願い、わたしのさいきっく・ぱわー!! 目覚めて……っ!)グググ~
小梅(…………また、お願い)スッ
グリィッ! (セイッ!)
みく「にゃ!?」
裕子「!!」
笑美「ま、曲がった!? なんと、開始8分43秒、唐突にスプーンが思いっきりL字に曲がったで!!!」 オオオー!! マジカヨー⁉
裕子「や、やったぁー!!!! ほら、曲がった、見てみて!! 触ってない、私上の方触ってないっすよ、ほら下だけ!! 何もやってませぇん!! 右手は押さずに、ただただ超☆能☆力を送っていただけ、ほらご覧の通りのキレイな曲がり方!! ウッヒョー!! やったぜ、やっほーい!!! お母さんちゃんとブルーレイで撮ってるよね!? これが私の力だよ、いつまでも嘘じゃなかったんだよ!!! いよっほおぉぉぉぉうい!!!! 世界よ、これがエスパー・ユッコだー!!!!」
笑美「分かったから落ち着き!!! まだ終わってへんやろ!?」
裕子「はっ、そうでした!! じゃあ、あとはよろしく小梅ちゃん!!」タンッ
小梅「うん……お願い、ね」スッ スッ
……フワァ
みく「! いったんテーブルの上に置かれたスプーンが、勝手に……浮いてる!!」ガクガク
ウオオオ……ザワザワ……ハムゾウ……ザワザワ……
笑美「そら、ざわめくわ」
小梅「~♪」スッ ススッ スッ
みく「ひぃ! 小梅チャンの手の動きに合わせて、スプーンが空中を舞ってる……何なのにゃぁ」プルプル
裕子「よし、ここまではいいよ、小梅ちゃん。その調子その調子ぃ♪」
笑美(何か腹立つ……明らかにこっちの方がスゴイことしとるで!?)
小梅「やっ!」パッ
ザクッ!
笑美「わっ! 曲がったまま、スプーンが……」
みく「テーブルの上の、リンゴに刺さったにゃ!」
小梅「? うん、うん……フフ、大丈夫だよ♪」スッ
フィ~
みく「……! な、何かみくに近づいてくる!? ちょ、何で!?」
小梅「み、みくちゃんに、みんなから……リンゴ、プレゼントだって」フフ
みく「にゃあぁぁぁぁ!?」
笑美「えらい好かれとるな」
小梅「はい。アーン♪」ススッ
ズズズイズズズイ 折れ曲がったスプーンin抉り取られた赤い果肉 ズズズズイ~
みく「いやぁー!!?」
笑美「あ、口開けたら」
パクッ♪ キャーッ!!! ウワアァー!!
みく「」(白目)
笑美「そう、なるやん……」
小梅「よかったね、食べてもらって……うん、あんなに目を見開いて、喜んでくれてるよ♪」
裕子「さいきっく・ちちんぷいぷい、大成功!! いぇい♪」ハイタッチ!
小梅「い、いぇい♪」パンッ!
笑美「あんたらはどうポジティブに捉えてんの!? 確かにスゴイけど、ウチらの望んでいたもんとは違うで!!」
小梅「……え?」フンフン
裕子「どうしたの?」
小梅「みくちゃん以外に、気になる人がいるって」
ザワッ!!
笑美「へ、へへぇ? そら、ええこっちゃねぇ。けど、もうさいきっく・ちちんぷいぷいは、終わったんやろ? スプーンは、まだみくにゃんがくわえとるし。そしたら、それはまたの機会っちゅうことで」カタカタカタ
裕子「こんなこともあろうかと、もう1本、予備の先割れスプーンを持ってきておりました!」シャキーン☆
一同(余計な事を!!)
小梅「うん……なるほど、分かったよ」ニコッ
一同『……』
小梅「千秋さ」ガタッ
杏「ちょい待ち!」ガシッ
千秋「離しなさい! 何でこういう時だけ俊敏に動けるの!?」
杏「千秋さんが逃げたら他の誰かに、杏に被害がおよぶかもしれないからね!! 物理は慣れてるけど、精神系は耐える自信ないよ!! お願いお姉様、魅力たっぷりな経験値で耐・え・て♪」
千秋「この……!?」ガシッ ガシッ ガシッ ガシッ
穂乃香「ご、ごめんなさい……でも、好意は受け入れてあげるべきです、アイドルとして」プルプル
かな子「り、リンゴをご馳走してもらえるんですよぉ? ラッキーですねぇ、ふふ、ふふ」プルプル
智香「ファ、ファイトです千秋さん!! 陰ながら、うまく終わる事を応援しています!」プルプル
美羽「わ、私はまだまだ未熟なもので、こんな時にどうしたらいいのか……勉強します!」プルプル
千秋「な、なんてこと!? ちょっと、司会者!!」
笑美「はよして」
千秋「こらー!!」
裕子「それじゃあ、レッツゴー!!
小梅「ちちん、ぷいぷーい♪」スッ
アーッ!!!
【2組目・白坂小梅&堀裕子 採点結果(審査員コメント付)】
千秋『ふーん』(夢に出たら訴えてやる!)
穂乃香『はぴはぴぃ☆』(スゴイけど、おそろしくて……アイドルの大変さを痛感しました)
杏『ふぁんたすてぃっく!』(千秋さんの泣き顔という貴重な画がとれたからねwww)
かな子『はぴはぴぃ☆』(今度から、愛梨ちゃんのアップルパイに怯えそうです……)
智香『ふぁんたすてぃっく!』(何はともあれ、凄い事をされたのは間違いないですから!!)
美羽『はぴはぴぃ☆』(私にはちょっと無理そうだなぁ、どっちも……やっぱりお笑いかな!)
観客『ふぁんたすてぃっく!』
合計点:15点
本日はここまで。ごめんね千秋さん。
一応言っとくと、司会者や審査員は出演扱いでなく、ただ使われたってことで……そのあたりは、お気楽にとらえていただけると助かります!
祝☆復活 どうも、作者です。軌道修正していたらいつの間にか見れなくなってびっくりしました。色々と起こるものですね。
なんとか最後まで書き上げましたので、こっそりと上げていきます。正直モチベーションは下がりましたが(笑)、とにかく最後まで……もしよろしければ、こんなモバマスパロディSSもあるのねってご参考くださいませ。
では!
笑美「……はい、そんな訳で2組目までが終わりました。ええ……大丈夫ですか、みくにゃん」
みく「前川、アイドルやめるってよ」
笑美「おおい!?」
みく「嘘だにゃ。ちょっと、落ち着いてきたから……にゃ」
笑美「全く、頼むで。2組目はちょいと『普通』の演目となって、落ち着いて15点やったんやから、ここからMC側からも盛り上げていかんとねぇ!!」ニヤッ
みく「え!?」(そういえば、さっきの出だしもあやしかった……まさか!?)
笑美(ウチも雇われMC……すまんな、これもテレビや!)
モバP(裕子はともかく、小梅を冝保○子の道へ進ませるわけにはいかん!)
☆本放送では、小梅&裕子組はプロデューサーの神編集と鷺沢文香のウィットなナレーションをいかしたダイジェスト風映像により『さいきっく・ちちんぷいぷい』(主に小梅ちゃん)をうまくマジック風にして放送されました☆
サァ、オキャクサンモ、アゲテイコカー!! \ワーッ!!/ ニャーンッ!!
千秋(あの様子だと……よかった)ホッ
杏「まあ、ぶっちゃけ放送コードギリギリだったよね。ある意味、おいしいけどね」
美羽(やり過ぎてもダメなんだ……テレビって怖い!)
――さて、そんなこんなで次の組は、5組の中で最もMCの期待がかかるコンビです。
3.上条春菜&椎名法子 演目『つながる世界~眼鏡とドーナツ、時々、わたし~』
笑美「さあ、次は1番最初にコンビが決まった、春菜はんと法子ちゃんの組やね!」
みく「この2人はかなり熱い打ち合わせを行っていたから、期待大だにゃ!」
笑美「うん、さらにステージの準備も今までになく大がかりや。まず、ウチらも観客席まで追いやって、暗幕引いたステージで準備しとるし」
みく「しかも、最初に説明やフリートークもなく、演目を始めさせて下さいって……ガチなやる気だにゃ」
笑美「結局、何をするんやっけ?」
みく「……『つながる世界~眼鏡とドーナツ、時々、わたし~』というテーマで、ショートドラマシリーズということにゃ」
笑美「ショートドラマ? なんやの、それ……」
みく「見てもらえればきっと通じるはずというのが、2人からの意見ですにゃ」
笑美「怖いのは嫌やで」
前川「その通りですね」
『始めまーす!』
笑美「お、きたわ。それじゃあ、3組目、スタートー!!」 プァーッ!
サーッ……(幕開)
みく(暗幕が開いたけど、誰もいないにゃ)
笑美(なんか、河原っぽいセットが作られとるけど……)
??「はぁ……」トボトボ
笑美「あ、右手側から誰か出てきた」
みく「あれは……!?」
法子?「今日も、お仕事たいへんだったなぁ」ノビー
杏「何か顔にでっかいドーナツくっついてるww」
美羽「あれ、ポン・デ・○ングかな……リアルだなぁ」
ポン・デ・法子「毎日毎日、揚げて食べられ揚げて食べられ……糖尿になっちゃうよ、みんな」ストン
笑美「なんか訳分からへん事いいながら、河原のセットに三角座り……何コレ?」
みく「寂しげな演技っぽいのに、心なしか嬉しそうなのは気のせいじゃないにゃ、きっと」
ポン・デ・法子「バランスのいいサンドウィッチでも食べればいいのに……どうして私みたいな、甘くておいしくもきゅもきゅするだけで人を幸せにするしか取り得のないのがあるのかな……クスン」キラッ
??「それは、みんながあなたに求めているものがあるからですよ」
ポン・デ・法子「だ、だれ? あ」スチャッ
春菜「まあまあ、眼鏡どうぞ」
みく「出たにゃ」
笑美「違和感なく法子ちゃんに眼鏡をかける、滑らかで静か、しかしどこか優雅な動き。もはや伝統芸能やね」
みく「あまりツッコんでもキリがないから、しばらく見守ってみるにゃ」
ポン・デ・法子「あ、すごい! 視界がとてもクリア……」
春菜「ええ。ちょっとぐらいの涙なんか、気にならないでしょう? そして、透明感の増した視界があなたの前に広がる……キレイな明日に、つながる世界が。そんな眼鏡が、あなたにはとても似合っていますよ」
ポン・デ・法子「私なんて、そんな……ただの甘みと触感に優れているだけの、どこにでもあふれていて誰でも楽しめる、特別なことは何もない身近なお菓子ですから……あ、いけない!! ごめんなさい、私って油分多いから、眼鏡のレンズを汚しちゃってる! 私なんかが、こんな素晴らしいものつけるから……今すぐ外してお店のエタノール水で」スッ
春菜「大丈夫、外さないで」ガシッ
ポン・デ・法子「で、でも……油が」
春菜「その眼鏡は、テフ○ン・イージーケア。日米の共同技術で制作された、高品質なレンズコーティングがされていて、超撥水・超撥油性能にとても優れているの。ほら、ちょっと布で拭けば……」
ポン・デ・法子「すごい、元通りのキレイなレンズに!!」
春菜「眼鏡は、日々進化しているの。ファッション性を高める眼鏡も増えているけれど、やっぱり本質は中身。例え汚れや水濡れといった、つらいことがあってもすぐに立ち直れるから、ね」
ポン・デ・法子「……」
春菜「眼鏡に求められているものは、そんな、そんな、人間の真っ直ぐな願いごとを叶えることかもしれないわ」
ポン・デ・法子「それは、私でも……ドーナツでも、叶えてくれますか?」
春菜「フフ、ええ……あなたが、今までと同じように、甘くておいしい感動を与えてくれるなら、きっと……」
ポン・デ・法子「分かりました……私、また明日からドーナツ、ガンバリマス! この、眼鏡の様に……」スチャッ!
春菜「ええ。眼鏡は、ドーナツは、誰かの明日を導いてくれる……どんなことがあっても立ち直れる、美しいきらめきと甘美なひと時をもっているから……」スチャッ
2人『私たちの世界を、今日から明日へと、つなげていくんだね』クィッ
観客『……』ザワザワ
審査員『……』エ、オワリ?
笑美「え、何なんこれ?」
みく「これコント?」
ポン・デ・法子「……」テテテッ(舞台裏へ)
春菜「続きまして、クリスピー・クリーム・眼鏡」テテテッ
一同『!?』
笑美「ちょ、待ちぃや」
みく「シリーズって、そういうこと?」
クリスピー・クリーム・法子「エブリディエブリディ、フライしてイートインでフライしてイートイン……みんな、糖尿病になってしまいマース」テクテクテク
笑美「英語にしてるだけでポン・デ・法子と言ってること一緒やないか! しかも英語が中途半端やし! もっと煮詰めろや!! 番組にかこつけて色んなドーナツと眼鏡のことおススメしたいだけやろ!?」
みく「落ち着くにゃ笑美ちゃん!!」
――その後、MCの予想通り……
豆乳ラズベリー法子「なんて素晴らしいの! 見える世界が変わったわ……」
春菜「ええ。少しぐらいの涙なんか、気にならないでしょうマダム? ふふ、豆乳のまろやかさがひと目でわかるほどしっとりとした、そんな、ドーナツプ○ント製・ラズベリーピンクのお生地には、やはりエ○ックス・スイートアイのピンクがよくお似合いです。ブルー光線も約39%カットしますからね♪」
――
ネイチャー法子「いいえ、私なんて。ただ、アレルギーのある人でも食べられるように天然素材にこだわって、昔ながらのシンプルだけれど豊かな甘みと味わいを手作りでお届けするフ○レスタの信念を貫いている、そんな、そんな特別なことは何もないドーナツですよ……あ、ごめんなさい! 私って話し出したら止まらなくて、自分の好きなことばかりを……だから、天然ってよく言われます。ふふふのふ♪ 眼鏡、ありがとう。今すぐ外して、お店の岩清水で洗ってから」スッ
春菜「大丈夫、外さないで」ガシッ
ネイチャー法子「で、でも……これは、あなたの」
春菜「いいえ、その眼鏡はあなたがつけていて。それは、Ro○tsの竹メガネ。福井県の工芸の匠が作った、天然素材フレームよ。眼鏡としての機能はもとより、身体に優しい素材を使ったフレームは、多くの人に受け入れられている……そう、あなた達と同じで、ね」
ネイチャー法子「……ふふ、そのグッドネイチャー、イエスですね!」
――
春菜「眼鏡に求められているものは、そんな、そんな、人間の真っ直ぐな願いごとを叶えることかもしれないわ」
オールドファッション法子「それは、私でも……ドーナツでも、叶えてくれるもの?」
春菜「フフ、ええ……あなたが、今までと同じように、甘くておいしい感動を与えてくれるなら。変わらずに、その味をずっと……」
オールドファッション法子「分かったわ……私、また明日からドーナツ、ガンバリスト☆ この、眼鏡の様に……」スチャッ!
春菜「ええ。眼鏡は、ドーナツは、誰かの明日を導いてくれる……どんなことがあっても立ち直れますよ、美しいきらめきと甘美なひと時をもっているから……」スチャッ
2人『私たちの世界を、今日から明日へと、そう、つなげていくんだね!!』クィッ
~♪ ~♪
笑美「あ、何か音楽が……」
みく「ようやく終わりかにゃ」
かな子(この曲って……)
輝く世界の魔法(MEG@NE&DOUGHNUT VERSION)(歌:上条春菜&椎名法子)
つながる世界の魔法 私を好きにな~れ☆
ほら眼鏡をつけたい人 ドーナッツ! 食べてみよう!!
まあまあ♪ 眩しく光ってくレンズ
新しい商品 お店に駆け込もう
今日はどれするか 考えて悩んだら
食べたいものを食べたいだけ 食べちゃおう☆
ねえお金がかかって大変だけど 楽しめないってなんか嫌じゃん
一歩進みだそうって時には!!
つながる世界の魔法 眼鏡を好きにな~れ☆
レンズあれば♪ 視界広がり♪ 心もキラめいてく
つながる世界の魔法 ドーナツも好きにな~れ☆
ほら眼鏡をつけたい人 ドーナッツ! 食べてみよう!!
――デーンッ♪
春菜・法子『イェイ☆』
笑美「イェイ♪ちゃうわ!!」
みく「やっぱりコントだったにゃ」
春菜「お疲れ様でしたぁ! いやぁ、我ながら無茶しましたが、やり切りました♪」
みく「自覚はあったのにゃ……こんな方向に熱量が向くとは思わなかったにゃ」
法子「えへへ、とても有意義だったね! 結果はともかく、楽しかったです! 次は、いつやろうかな♪」
笑美「やりたいなら自費でネット配信でもしぃ」
―その後、ユーストリームで生放送されたネット番組『春菜と法子のまぁまぁお好きにどうぞ』が全世界2000万再生されるのは、また別のお話……と、なるとよいですね。
【3組目・上条春菜&椎名法子 採点結果(審査員コメント付)】
千秋『ふーん』(いや、番組を私的な宣伝目的で使っちゃダメでしょ?)
穂乃香『はぴはぴぃ☆』(演技はよく分からなかったですが、最後の熱唱は素晴らしかったです)
杏『ふーん』(これ、ちゃんと企業から許可もらって放送できるのwww お蔵入りでもギャラはもらうからね!)
かな子『はぴはぴぃ☆』(私はミス○ビッツWinter・18個入りが食べやすくておススメですね♪)
智香『はぴはぴぃ☆』(ちょっとやり過ぎたかなぁって……でも、熱意はとても感じました☆)
美羽『ふぁんたすてぃっく!』(感動しました! やるからには、やっぱりあの位突き詰めないと……!)
観客『はぴはぴぃ☆』
合計点:12点
―――
笑美「……はい、ようやくはけましたね。あの2人、優勝の目が薄いとみるや、さらに宣伝しようとして。まあ、あそこまで突き詰めるとおもろかったけど! とにもかくにも、これで半分の3組が終了したね」
みく「はい! 今のところ最高点は、1組目の亜季チャンとみちるチャン組がチャレンジした『軍隊式パン食い当て』の17点ですにゃ!」
笑美「演目名だけやったら1番イロモノっぽいのに……やっぱり、こういうのはやってみてもらわんと分からんなぁ」
みく「そうだにゃぁ。でもでも、次の組には演目名も中身も期待したいところですにゃ?」
笑美「せやね。そういうコンビやし! みなさま、ここにきて真面目な演目が見れそうやで!!」
みく「その言葉が裏切られない事を、みくは祈るしかできにゃかった」
笑美「嫌なフラグ立てようとしなや」
みく「にゃふふ♪」
4.小松伊吹&涼宮星花 演目『クラシカル・ダンサブル』
笑美「ええ、今回もステージでは色々と準備されていて、ウチ等はまたも観客席側に追いやられて、審査員の隣に三角座りしております」
みく「元々、みく達がステージ上にいるのが邪魔だったのかにゃぁ。それにしても、何をするのかにゃ? ステージ場は何も置かれずに、ただ周りをスポンジ製の柔らかそうな板で囲っているだけっぽいけど……」
笑美「いや、ウチだいたい予想ついとんで?」
みく「そうなのにゃ?」
笑美「うん。伊吹はんが絡んでいるし、演目名的にもダンス関係。それでいて、演奏家の星花はんが相方で……ちょうど、今の時期やん?」
みく「……あ、もしかして」
『準備できましたー』
笑美「お、できたみたいやね。それじゃ、4組目! お願いします!!」 プァーッ!!
伊吹「やっちゃうよ~♪」シャーッ
星花「よろしくお願いします」トテトテ
笑美「お、伊吹はんインラインスケートの入場です! そこからこだわんの?」
みく「ああ、キャシーチャンに電話してたのもそれにゃ? でも、そのスケートで大丈夫かにゃ? 危なくない?」
伊吹「……よし」シャーッ スッ
笑美「ステージの中央で止まって、あのポージング……おお、マジ顔やん」
穂乃香「あの姿勢……とても、美しいバランスです」
杏(そういえば、穂乃香のバレエにも引っかかってくるっけ……フィギュアスケートって)
星花「……では、参ります」スチャッ
千秋「星花のバイオリンを聞くのも久し振りね、楽しみだわ」フフッ
みく「……まさか、あの偽物さんのアレじゃ」
千秋「お黙りなさい」
――~♪
伊吹「ふっ!」シャーッ
笑美「滑り出した!」
穂乃香「綺麗なスタートですね。姿勢よく軽やかに、けれど力強く。リンク上を広く回っていきます」(※普通のステージです)
千秋「曲は、やっぱりバイオリン譜の曲ね……ああ、これバッハの組曲よね? ちょっと、アレンジしてるけど……パルティータ?」
穂乃香「ええ、その中の終楽章、シャコンヌですね。バレエでも使われますが、悲しみの中で立ち上がって進もうという前向きな強さを感じる、重くも力強い世界観をもつ1曲です」
千秋「短い準備で、スケーティングに合わせて生で弾けるなんて、さすがは星花ね」
穂乃香「……さあ、ジャンプですよ!」
みく(なんか2人が解説はじめたにゃ……)ヒソヒソ
笑美(せっかくやから、任せてウチ等は楽しもう)ヒソヒソ
>>59 ぷぁにひっかけたのですかw お紗枝はん、きれいどすえ……ふぁんたすてぃっく!ってセリフ、入んないかな。
伊吹「……はっ!」 シャーッ……タッ!(クルクルクル)チャッ、タッ!(クルクル)チャッ!
穂乃香「トリプルトゥーループ、ダブルトゥーループ。コンビネーションジャンプ成功です!」 オオーッ!!
杏「インラインスケートでよくやるなぁ」
千秋「バランス感覚がすごいわね。着地が少し乱れたけど、何とか耐えて滑りだしたわ。何より、飛び終えた後の表情がいいわね」フフッ
伊吹(うわっ、楽しい~♪)シャーッ タッ、シュァッ~(クルル~)……
穂乃香「流れのまま、フライングスピン。そして、コンビネーションスピンへ……足の替え方もうまく、キレイな回転です。スピードもあって、伸びやかな動きですよ!」
かな子(穂乃香ちゃん楽しそうだなぁ)
智香「ガンバレ伊吹ちゃーん☆」
伊吹「当然!」シャーッ タッ!(クルクルクル~)チャッ!
穂乃香「ステップからの、トリプルルッツ! 決まりました、着地も問題ありません!」 ワーッ!!
伊吹「よっし!」グッ!
杏「なんか重たい感じがした涼宮さんのバイオリン、あの顔見てたら、すっきりした明るい感じに聞こえてくるから不思議だね」
千秋「伊吹の表現力と、それに合わせる星花の演奏が素晴らしいわ」
美羽(私もこんな風に……笑いをとりたい!)ググッ
みく「何だかえらい事になってきたにゃぁ」
伊吹(ジャンプはこれが最後……もって!)シャーッ タッ!(クルクル)チャッ!
穂乃香「最後のジャンプ、ダブルアクセルも見事に成功! ああ、滑り出す時の嬉しそうな表情がまたいいですね。まるでぴにゃこら太みたいで可愛いです♪」
一同『え!?』
伊吹(これはハマる~♪ けど、とりあえずは最後まで……しっかり、滑り抜かないとね☆) チャッチャッチャッ……
穂乃香「終盤のステップシークエンス、軽やかな蝶のように伊吹さんの身体が、リンク上を軽やかに弾み、駆け抜けていきます。やや緊張した様子も見られますが、楽しんでいるのがとても感じられますね!」
千秋「凄いわね、ステップに合わせて観客からも拍手が起こってる……伊吹ったら、アイドルの舞台より輝いているんじゃないの?」フフ
杏「これは心が豊かになりますね」
伊吹「ふっ!」シュァッ~(クルル~)
穂乃香「最後のレイバックスピン(上体をそらすスピン)、スピードはゆっくりと、しかし優雅な回転が続き……」
伊吹「――よし!」ジャッ!
パチパチパチパチパチ\ウオオオオオオオーッ!!/パチパチパチパチパチ
穂乃香「フィニッシュです!! 伊吹さん、アマチュアとは思えない完璧なスケーティングを、最後は両腕を高く上げるポージングで決めました! まるで、神の祝福を求めて太陽を見上げる、氷上の天使のようです!!」パチパチパチパチ
笑美「ホンマにどないしたの穂乃香ちゃん?」パチパチパチ
千秋「これはお見事。星花のバイオリン演奏も、難しい曲なのに最後まで乱れずに伊吹の動きに合わせて支えきったわ。2人の力があってこそよ」パチパチパチ
かな子「これぞスゴワザです!!」パチパチパチ
みく「やっぱり正統派って大事だにゃぁ」パチパチパチ
美羽「ともかく素晴らしかったです!!」パチパチパチ
智香「最高だよ2人とも☆」パチパチパチ
杏「ちょっと仕事を忘れたよ。ギャラは貰うけどね!」パチパチパチ
伊吹「星花ちゃーん!! いぇい!」ハイタッチ!
星花「いぇい♪ ふふ、とても楽しい演奏でした」パンッ!
控え室の前3組(そうか、こういうのでいいんじゃん!!)ダッテ、アイドルダモノ!!
【4組目・小松伊吹&涼宮星花 採点結果】
千秋『ふぁんたすてぃっく!』
穂乃香『ふぁんたすてぃっく!』
杏「こんなスゴワザ『ふぁんたすてぃっく!』」
かな子『ふぁんたすてぃっく!』
智香『ふぁんたすてぃっく!』
美羽『ふぁんたすてぃっく!』
観客『ふぁんたすてぃっく!』
合計点:20点(満点)
―――
笑美「いやぁ、素晴らしいスゴワザであり、大きな成功でした。しかし、控室に戻る2人の姿なんて、新婚さんみたいな甘さっぷりで吐き気がしましたわw てかこれ、もう4組目だけの映像で番組いけんちゃう?」
みく「いくらなんでもあんまりだにゃ! まあ、実際に満点も取ったし、誰もが納得する2人のスゴワザだったけどにゃぁ」
笑美「ラストの2人はどんな気持ちでしょうかねぇ」
みく「思いっきり、自分たちを出し切ってほしいですにゃ♪」
笑美「そういう意味ではうってつけの子がの残っとるね!!」
みく「では、どうぞにゃー!!」ワーッ!!
5.首藤葵&日野茜 演目名『フードファイターAA』
茜「どうもお疲れ様で―す!!!!」
葵「さすがに最後は待つっちゃねぇ」
笑美「お、久しぶりに頭のトークから入ってくれるやん。てか、何すんのん? 見た感じ、葵っちが割烹着を着とる以外、変わった点ないけど」
みく「演目名からすると、大食いにゃ?」
茜「概ねその通りです!!!」
葵「スタッフさん、アレ持ってきて!」
……ガラガラガラ~……
笑美「ワゴン車に乗せられてるのは、5杯のご飯茶碗や!」
みく「湯気が立ってておいしそうにゃぁ」
葵「今から、茜さんは30杯の白ご飯(1杯=約150g)を30分以内で食べきってもらいます!!」
杏「多っ!」
美羽「お、お腹壊しますよ!?」
かな子(おこわなら20杯はいける)
茜「大丈夫です!! だって、大好きなご飯ですから!!!!」ウォーッ!!
千秋「……これ、おかずは?」
穂乃香「お茶碗と一緒に置かれている、お鍋の中に何かが?」
葵「ないっちゃ♪ お鍋の中はまだ温かい、白ご飯!」パカッ!
茜「常に熱々のご飯を楽しむために、お茶碗は5杯までにしておきました!!!」
葵「食べ終わったのを確認したお茶碗に、あたしがきっちりおかわりしていくっちゃ♪」
笑美「そ、そこまでこだわるか……ご飯にかける情熱はすごいけど、実際に何かをかけんとつらない?」
葵「あたしが備長炭を使ってお鍋でじっくり炊いたご飯は、そのままでもおいしいけん! でもまあ、さすがに飽きてペースが落ちないように、途中で簡単な味付けを3杯分までさしてもらえたら思うとるよ!」
茜「味付けアイテムはポケットに忍ばせていますので、その時はカウントお願いします!!!」
みく「いまだかつて、ちゃんとしたアイドルが白ご飯の大食いにガチで挑むってあったかにゃ?」
笑美「多分、史上初ちゃう? どんな映像とリアクションになるか分からへんけど、ばちっとおもろい顔を撮らせてや!!」
智香「がんばれ茜ちゃん!!」
茜「はい!!! がんばって、おいしくいただきます!!!」
葵「それじゃ、セットしまーす」ガラガラガラ……
美羽「え? な、何で私の席の前にワゴンを!?」
葵「審査員の目の前で挑ませてもらうっちゃ。ちゃんと1杯を食べきったのを、審査員1人1人に確認していってもらいます!」
笑美「やることはアレやのに、真面目やなぁ」
みく「てことは、バランス的に審査員1人に5杯ずつチェックしてもらうにゃ?」
葵「うん!」
千秋「反対側の端の美羽からスタートして、私がラストね……大丈夫かしら?」
茜「……」フゥーッ
美羽「お箸を目の前に掲げて、精神統一してる……」
智香「ご飯を食べることに全力投球、それが茜ちゃんだね☆」
笑美「絵的に地味にならへんかったらいいけど。それじゃあ、ぼちぼち始めましょう! 最後の組……スタート!!」 ぷぁー!!
茜「いただきます!!」チャッ モモモモモ!!
美羽「は、早い!」
茜「――はい!」トンッ チャッ モモモモモ!!
葵「はいな!」チャッ ペンケペンケペンケ(ご飯をついでます)
杏「最初だからか、1杯を1分とかかってないよ」(きらりじゃないけどさ……)
かな子「すごいね茜ちゃん、おいしそうな顔で食べちゃって」(それに……)
穂乃香「小さなお口に、いっぱいご飯を含んでいるから、膨らんで……」
MC・審査員・観客・スタッフ(ハムスターの食事みたいで、かわいいにぃ♪)
茜「――ふぁい!」トンッ チャッ モモモモモ!!
―出だし好調の茜さん、最初の5杯を4分ジャストで難なくクリアすると、ワゴンと共に智香さんの前へと移動。
茜「」モモモモモ!!
智香「がんばれがんばれ茜ちゃーん!! GO☆GO☆」ポンポンッ
葵「茜さん、水分も適度に補給してね!」ペンケペンケペンケ
茜「はい!」ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク
葵「適度にって言ったっちゃ!?」
茜「あ、すいません!! つい、お茶なので!!!」プハァーッ!
杏「アイドルが2リットルのお茶ペットボトルをラッパ飲みしていいのw」
みく「にゃふふw けど、笑って見ていたいけど笑っちゃいけないぐらい、真剣だにゃぁ」
笑美「ほんまやな、ただご飯食べてるだけやのに、かわいさ残しておもろいって、文字通りにおいしい子やで!」
美羽(どうすれば、どうすれば茜さんのように自然体で……)モンモン
―智香さん前の10杯目までも、9分02秒でクリアー。いたって順調・快調に、3分の1が終了。しかし……
茜「……ふぅ」
笑美「おっと、茜っち! 13杯目途中で突然ストップ、お疲れのひと息です!!」
みく「唐突過ぎて、目の前のかな子ちゃんがちょっと吹き出したにゃ」
笑美「今更やけど、ギャグみたいな食べっぷりやったからね。ギャップがすごいわ」
葵「茜さん!!」
茜「使います!!!」
サッ⊃ごま塩(瓶タイプ)(パッパッパッ)
茜「――(カッ)! これです!!」モモモモモモモ!!!
杏「地味だなw」
かな子「それだけでいいの!?」
笑美「初めて見たで、ごま塩でご飯がっつく人」
みく「茜チャンは本当にご飯が好きだって感じるチョイスにゃ」
―茜さん、ごま塩パワーで15杯、そして20杯と一気にクリアー。しかし、タイムは19分54秒とダウン気味。はたして、最後の10杯、ペースを落とさずにモモモモモモモできるのでしょうか……何ですか、モモモモモモモって?
(※別撮りナレーションのみ担当の文香さんは、実際に茜ちゃんの食べるところを見ていません)
茜(22杯目)「ふぅ……ふぅ……くっ!」
サッ⊃のりたま(瓶)(パッパッパッ)
穂乃香(もっと味や食感を大きく変えるチョイスはなかったの!?)
―――スタッフ側・見学中のアイドルスペース
???「私なら、もっと食べやすくしてあげるのに……フフ。番組が終わったら、みなさん教えてあげましょうか。ちょうど、差し入れとして『あまおう』の1級品を持参していますから」ファサ~ッ
?「……そだね!」(早退しようかな)
―――
茜「――(カッ)! ボンバー!!」モモモモモモモ!!!
葵「ええよ茜さん!! あともう少しやけん!!」ペンケペンケペンケ
~25杯クリアー・タイム25分10秒~
みく「茜ちゃん! ちょっと時間が押してきてるにゃ!」ワーッ!!
笑美「なんやリアクションが難しいけど、じわじわと熱くなってまいりました! ここまできたら達成しぃ! ファイトや!!」ワーッ!!
茜(26杯目)「……ふぅ」ポンポン
千秋「応援されたそばからひと息つくんじゃないの! 頑張りなさい!!」
葵「くっ、やっぱり多少ぱさついても水分少なめにして量を減らすべきやったっちゃ……不覚!」
みく「そういう問題かにゃあ」
葵「茜さん、残り時間3分きるよ!! 最後のあれ、使うっちゃ☆」
茜「そ、そうですね!! 分かりました!!」サッ
杏「お、最後はさすがに……」
⊃にんにく味噌(瓶)
杏「渋いwww」
笑美「もっと、こう、がっつり食べやすそう肉類でなんかあったやろ!?」
茜「――(カッ)! トラーイ!!!」モモモモモゲフンモモモモモモ!!!
みく「おお、でも一気呵成のラストスパートにゃ!」
葵「いいよ、いいっちゃよ!」カンカンカン!!
茜(28杯目)(そうだ、お茶漬けにしてみたらおいしいかもしれませんね!!)ザバーッ
笑美「え、にんにく味噌とご飯にお茶かけんの?」
みく「あれは……大丈夫かにゃ?」
茜(28杯目)「おお……お、おお……ごふぉ!!?」プルプルプル
―未知との遭遇に、あの茜さんの箸が……止まった。
笑美「いらんチャレンジするからや!!!」
千秋「ちょっと、その……ちゃんと食べきりなさいよ!」
みく「普通に食べていれば……あ、残り2分切ったにゃ!!」
葵「茜さーん!!」
茜「ううう……トラーイ!!」モモモゴフッモモモエフッエフッモモモモモモ……バンッ!!
笑美「お、食い切った!!」 オオーッ!!
かな子「よし、いける! いけるよ!!」 ワーッ!! ガンバレー!!
茜「……ふぅ、頑張りました!!」
笑美「いやまだ終わりやあらへんで!?」
茜「あ、そうか!?」
みく「心身ともにしんどいのは分かるけど、ひと息吐いてちゃダメにゃ!」
葵「さあ、あとは真っ白なご飯を、そのままに……茜さん!!」
茜「ウオオオオーッ!! ボンバー!!」モモモモモモモモモモ!!!
笑美「おお!!」
-そして……
茜「ごちそうさまでしたー!!!」ドンッ
笑美「茜っち、30杯完食成功!! さあ、タイムは!?」
みく「……29分56秒ですにゃ!」
笑美「チャレンジ、成功-っ!!」
茜・葵『やったー!!!』
パチパチパチ\ウオオオオオオーッ/パチパチパチパチ スゲェーッ!! オミゴトデスネ アカネチャーン! チッチャイノニヤルナァ! ワーッ!! カナコチャンノホウガオナカオッキイノw ヒューヒューッ!!
かな子(……覚えた、あの金髪だな)
杏(かな子、なんで観客席にらんでんだろ?)
笑美「いやぁ、大食い番組が人気な理由がちょっと分かった気がするわ。なんか、気になってしゃあないもん」
みく「最後はほっこりと楽しませてもらったところで、採点といきましょうかにゃ!」
笑美「せやね! さあ、はたして茜っち&葵っち組は、満点を叩き出してトップに追いつく事が出来るのか……審査員の方々、スイッチ・オン!!!」
千秋『はぴはぴぃ☆』
穂乃香『ふぁんたすてぃっく!』
杏『はぴはぴぃ☆』
かな子『はぴはぴぃ☆』
智香『ふぁんたすてぃっく!』
美羽『はぴはぴぃ☆』
観客『ふぁんたすてぃっく!』オーッ!
笑美「でました! 合計は……16点!! ということは……」
みく「優勝は、小松伊吹チャン&涼宮星花チャンコンビにゃあー!!」
パチパチパチ\ワアアアアアアアアーッ/パチパチパチパチ
葵「ああ、やっぱり……あの2人すごかったけんねぇ」
茜「悔しいですが、楽しかったです!!! ご飯もたっぷり食べられましたから、ね!!!」
葵「……フフ、そうやね。今度、事務所で大分のご飯もの、黄飯を作ってあげるけん。そんときもたくさん食べてね♪」
茜「!! はい、今から楽しみです!!!!」
笑美「さてさて、この結果、どうですか審査員の杏さん!?」
杏「残当」
笑美「予想通りのコメント、おおきに!! それでは、演技を先に終えた4組にもステージ上に登場してもらいますわ!!」
――
笑美「お2人さん、優勝おめでとうございまーす!!」
伊吹・星花『ありがとうございまーす♪』
パチパチパチ\ワーッ!! イブキチャーン!! オメデトー!!! セイカサマー!!/パチパチパチ
みく「お2人には番組を代表しまして、黒川千秋審査員長より、賞金100万モバコインが進呈されますにゃあ!!」
千秋「おめでとう。あなた達2人の舞台、素晴らしかったわ。いずれ、テレビと関係なく披露してほしいぐらいよ」
伊吹「ありがとう千秋さん! 絶対に考えとく~ね?」
星花「はい、わたくしたちでよろしければ……ぜひ♪」
笑美「おめでとうございまーす!!!」パチパチパチパチパシh
みく「その賞金、どのように使われますかにゃ?」
伊吹・星花『ドリンク課金します』
笑美「おう、ちひろさんどこや?」
伊吹「嘘だってば♪ これからゆっくり考えるよ。仲良く半分こして、ね?」
星花「いえ、私がそんなにもらう訳には。そもそも、これは伊吹さんの演技があってこその優勝ですわ。伊吹さんがご自由にお使い下さい。それが、私にとっても幸せです♪」
伊吹「いや、そんなことないよ! ダンスしてると分かるんだけど、やっぱりBGMってすごく大事なんだよね。気持ちが盛り上がらないと、身体の動きにも影響がすごくあるの。星花ちゃんの、じーんと心にしみてくる素敵なバイオリンがあったから、私は舞えたんだよ? だから、この優勝は2人の力! 仲良く一緒に使おうよ、ね☆」
星花「ふふ、もう。伊吹さんったら、持ち上げすぎですわ……ありがとうございます」ウフフ
伊吹「そう? 当然のことを、思ったまま言っただけだけど~?」フフフ
笑美「だから、イチャイチャやめえや! まだ夕方やで!!」
みく「だから時間の問題かにゃ?」
――そんなこんなで、伊吹さんと星花さんのコンビが優勝で幕を閉じた今回のザ・ドリームマッチ。はたして、次回のザ・ドリームマッチではどのようなコンビが、どのようなスゴワザを披露してくれるのでしょうか……え、続かない?
【おわり】
お疲れ様でした。ふぅ、何とか気持ちがもった……途中で投げ出さずに終えたから、個人的には満足です! お付き合いいただいた方、ありがとうございました。しばらくしたらHTML化を依頼します。
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