風俗嬢「俺くんまた来てくれたんだ~」
俺「ふ…風俗嬢ちゃんのためだからね…」
風俗嬢「えへへ、嬉しいな(スリスリ」
俺(風俗嬢ちゃん絶対俺のこと好きだ…可愛い…)
風俗嬢「今日は何する?」
俺「話すだけで…いいよ」
風俗嬢「やったー、じゃあお話しよっか」
俺「うん」
―120分後―
風俗嬢「じゃあ、またね」
俺「来週もまた来るよ!」
風俗嬢「ホントに?今度はもっと長い時間お話しよっか」
俺「う、うん…!」
ガチャッ
俺「ただいま」
母親「あら…あんたご飯は?」
俺「あ、ああ…外で食べて来たからいいよ」
母親「そう、お風呂入ってきなさい」
俺「お父さんは?」
母親「今日もずっと部屋で寝たきりよ」
自室で預金通帳を眺めている
パラッ
俺(まだ家の貯金が100万円も残ってる…明後日も120分コースで通ってみよう)
俺「ふふ…風俗嬢ちゃん今日も可愛かったな…」
―次の日―
俺「いらっしゃいませ(ボソッ」
客「8番」
俺「は、はい…8番……8番…」
客「……8番の銘柄まだ覚えてねぇのかよ!!あれしかねぇだろボケ!!!」
俺「ヒィッ…」
JDバイト「こちらでよろしいでしょうか」
客「ああ、それだよ」
俺「アッ…」
JDバイト「チッ」
俺「…」
店長「俺くん、また客に怒られたんだって?」
JDバイト「全然仕事覚えてくれないんですよ」
店長「ったく…研修期間終わってもこれじゃあねぇ…」
俺「すいません…頑張って覚えますの…で」
店長「頑張ってじゃない!覚えるんだよ!!(ドンッ」
俺「…」
ガチャッ
母親「おかえり、ご飯は?」
俺「今はいいや…後で食べるし置いておいて」
母親「…そう、それよりフリーターいつまで続ける気なんだい?」
母親「バイトをしてるのは偉いけど…やっぱりちゃんとした会社で…」
俺「…(イラッ」
俺「ッルセァヤッ!!!お前に何が分かるんだよ!!!!!」
母親「…!ご、ごめんなさい…言い過ぎたわ…」
俺「はぁはぁはぁ…クソッ…!!」
俺はバイト先の制服を母親に投げ渡し自室にへと向かった
俺「明日は風俗嬢ちゃんに会いに行こう…」
俺「今日の嫌な事とかも全部…全部話してスッキリするんだ…」
俺「風俗嬢ちゃん…早く会いたいよ……」
……
…
風俗嬢「あっ、俺くんだ!いらっしゃ~い」
俺「あ…風俗嬢ちゃん…」
風俗嬢「今日もたくさん話そうね!」
俺「…うん!」
俺は昨日バイト先であった嫌な事を風俗嬢に愚痴り続けた
風俗嬢ちゃんは嫌な顔1つせず俺の愚痴話を黙って聞いてくれている
俺「ご、ごめん…俺の愚痴話なんかに付き合わせて…」
風俗嬢「ううん、俺くん辛かったんだよね」
風俗嬢はそう言うと俺を優しく抱きしめてくれた
俺「…!」
風俗嬢「よしよし…って撫でてあげるから元気出して」
俺「風俗嬢ちゃん……」
風俗嬢「俺くんは毎日毎日頑張ってるよ、私がよーく知ってるんだから」
俺(やっぱり来て良かった…風俗嬢ちゃんは俺の天使だ…)
風俗嬢「…時間だね」
俺「うん…また来るから」
風俗嬢「これ(スッ」
俺「ん?」
風俗嬢「私のアドレス…何かあったら連絡して?」
俺「えっ…えっえ…?あ、アドレス……いいの……?」
風俗嬢「うん…お店の人には内緒だよ?俺くんは特別だから…」
俺「俺が…特別……」
風俗嬢「時間あったら一緒にデートしようね」
俺「…!!」
人生で初めて異性のアドレスを手に入れた
俺は高まる気持ちを抑え切れぬまま自宅のドアを元気よく開ける
ガチャッ
俺「ただいま!!」
母「おかえり、どうしたんだいそんなに慌てて」
俺「な、なんでもないよ…!それよりご飯は?」
母「ああ、もう用意してあるよ」
俺「…(ムシャムシャパクッ」
母親「そんなに慌てて食べると喉に詰まるよ」
俺「う、うん…ゴホッ」
母親「ほらね…もう子供じゃないんだから」
母親「あんたにも良いパートナーさんが見つかると良いんだけどね…」
俺「…」
母親(ハッ…また息子に怒鳴られる…)
俺「…今日、女子のアドレス教えてもらったし(ボソッ」
母親「え」
俺「俺だって…女の1人や2人ぐらい…」
母親(息子が異性のアドレスを…?お母さんなんだか嬉しいわ…)
俺「…(ムシャムシャ」
俺「…ふぅ」
夕飯を食べ終え自室に戻った俺
少し仮眠を取り、風俗嬢ちゃんの勤務時間が終わった頃辺りにメールを送ことにした
俺「そろそろ仕事上がったかな…今日のお礼のメールしなきゃ」
カチカチッ
「今日も仕事お疲れ様!
今日は風俗嬢ちゃんに話聞いてもらってホントに気が楽になったよ(^o^)/
いつも疲れてる俺を癒してくれるのはホントに風俗嬢ちゃんだけ…
もっともっと稼げるようになったら、今まで以上に会いに行くよ!
風俗嬢ちゃんに今日「特別な存在」って言われたのもすごく嬉しかった(絵文字
風俗嬢ちゃんも何か悩みがあったら俺に言ってね?俺は何時でも風俗嬢ちゃんの味方だから!
長くなったけど…また今度デート行こうね(^o^) お休み」
カチカチッ
俺「これで…いいかな、送信っと…」
カチッ
―3時間後―
俺「……(ウトウト」
ヴーヴーッ
俺「…!」
送信してから3時間後、風俗嬢ちゃんから返信がきた
「メールしてくれてありがと!俺くんもお疲れ様♡
俺くんにそう言ってもらうと嬉しいな…またお店で待ってるね^^」
俺「ふふふ…嬉しい……か」
俺「よーし、明日もバイト頑張って…もっと風俗嬢ちゃんに話に行こう!」
―次の日―
店長「ああ、俺くんもう休憩入っていいよ」
俺「はい」
JDバイト「あ~彼氏欲しいなぁ」
チャラ男「JDさんまた別れたんすかwはえーっすよw」
JDバイト「付き合ってみたら全然相性合わなくてこっちからフッただけだし~」
チャラ男「JDさん理想高過ぎなんすよ~w」
JDバイト「そう?普通だけど」
俺「…ア…お疲れ様……」
チャラ男「あ、俺さんじゃないっすかw相変わらずすげぇ髪型っすねw」
JDバイト「キモッ…(ボソッ」
俺「あ…ああ…寝癖直してなくて……」
チャラ男「もっと身なりはキッチリした方がいいっすよwwマジでw」
JDバイト「あ、休憩終わりだ」
俺「…」
JDバイト「そこ邪魔ですって…どいてください」
俺「ゴメン…」
スッ
ガチャッ…バタンッ
チャラ男「JDさんとヤリてぇwwwwww」
俺(なんだあのブス…風俗嬢ちゃんと比べると天と地の差だな…)
俺「お疲れ様です」
俺「…やっと終わった(カチッカチ」
俺「あ、メールだ」
「男くん…今日は来てくれないの?寂しいよー」
俺「風俗嬢ちゃん…どうしよう寂しがってる……」
家に帰り預金通帳を取り出す
俺(よし…まだ85万円も残ってる……今すぐ風俗嬢ちゃんに会いに行こう)
風俗嬢「あ!俺くんだ!」
俺「ごめんごめん…今日バイト入ってて…」
風俗嬢「ううん、来てくれただけで嬉しいー(ギュッ」
俺「ふふ…///」
風俗嬢「今日は240分コースにしてくれたんだよね?いっぱい話せるね!」
俺「う、うん!」
俺(ああ…良い匂い……風俗嬢ちゃんの匂いは落ち着く…)
俺「風俗嬢ちゃんって…今彼氏とかいるの?」
風俗嬢「いないよー!もうずっとフリーなんだ」
俺「え、ホントに?意外だ…」
風俗嬢「全然出会いなくて彼氏なんてできないよー」
俺「…す……すっ…好きなタイプは…?」
風俗嬢「好きなタイプ?」
俺「うっ…うん」
風俗嬢は俺の腕に抱きつきながらこう言い放った
風俗嬢「俺くんみたいに優しくて一緒にいて楽しい人…かな…///」
俺「……!!」
風俗嬢「ごめんね、変なこと言っちゃって」
俺「そんなこと…ないよ……俺も風俗嬢ちゃんみたいな子だったら嬉しいよ…」
風俗嬢「ありがとう、俺くんはホントに優しいね」
俺「…俺…風俗嬢ちゃんが……」
風俗嬢「待って」
俺「ん」
風俗嬢ちゃんは俺の言葉を遮るかのように唇を重ねて来た
俺「……フゥッ」
風俗嬢「まだそれを言うのは早いよ…もっと俺くんのこと知ってからがいいな…」
風俗嬢「また…会いに来てくれるよね?」
俺「あ、当たり前だよ…!絶対に…絶対に会いに行く!」
風俗嬢「最近、ここの仕事だけじゃお金のやり繰りできなくて…」
俺「…お金に…困ってるの?」
風俗嬢「うん…ちょっとね……」
俺「…(ゴクリ」
風俗嬢「…ごめんね…俺くんにこんな話しちゃって…」
俺「どうしてもっと早く言ってくれなかったの…?」
風俗嬢「自分の弱い部分他人に見せたくなくて…中々言い出せなかったんだ…」
俺「お金に困ってるなら…もっともっと通うから!心配しないでよ!」
風俗嬢「俺くん…」
俺「そうだ…今度デートで美味しいレストラン行こう」
俺「お金だって全部俺が出すから…心配しないで」
風俗嬢はうっすらと目に涙を浮かべている
風俗嬢「ありがとう…ホントに俺くんは頼りになるね…」
俺「風俗嬢ちゃんのためなら…何だってするよ…」
俺(風俗嬢ちゃんを救いたい…)
ウィーン
客「…」
チャラ男「いらっしぃませウィッシュッwwww」
客「12番」
俺「こちらになります(スッ」
客「おっ…なんだ、やっと覚えたのかよ。やればできるじゃねぇか。」
俺「いえ、いつもありがとうございます」
チャラ男(俺先輩の横顔きめぇなぁwwwwwww)
店長「俺くん、最近頑張ってるじゃないか」
俺「店長…もっとシフト入れてもらえないでしょうか?」
店長「それだと毎日出勤になるが…」
俺「お願いします!朝でも夜でも良いので!」
店長「けどなぁ……何かお金に困ってるのか?」
俺「…あっ……実は……母が入院してその費用が…」
店長「そうか…ご両親のことでか」
スッ
店長「ちょっと待ってろ」
俺「え?」
店長は鞄の中から茶封筒を取り出し俺に手渡した
店長「少ないけど20万入ってる、少しは入院費の足しにしてくれ」
俺「…店長……」
店長「だから、シフトは今のままで頑張ってほしい」
店長「他の人と不公平にならないように組まないといけないからな」
俺「あ…ありがとうございます!!」
俺は店長から頂いた茶封筒をぎゅっと握り締め鞄に入れた
JDバイト「ったく…あの客毎回うぜーんだよ」
チャラ男「あ!JDさんお疲れッスw」
JDバイト「もうここ辞めて他の仕事でもしようかなぁ」
チャラ男「水商売とか稼げるみたいっすよ!先輩が言ってました!」
JDバイト「水商売?なんであんな身体汚す仕事しないといけないのw」
俺「…(ピクッ」
チャラ男「いやでもJDさんのルックスなら十分食っていけますって!ww」
JDバイト「いいって、あんな底辺のやるような仕事したくないし」
俺「……!!(バンッ」
JDバイト「…っ」
俺はJDバイトの発言した言葉に怒りを抑え切れず机を両手で叩いた
チャラ男「お、俺さん…どうしたンスか…」
俺「水商売やってる人達は底辺なんかじゃない…」
JDバイト「…は?」
俺「そんな偏見な目で…他人を職業をバカにしたりするな…!!」
JDバイト「な、なに怒ってるんですか…」
俺「…ごめん…お疲れ様(タッタッタ」
チャラ男「あ、俺さん…!制服のまま帰っちゃダメッスよ…!!」
JDバイト「なにあいつ…ホントのこと言っただけだし…」
俺「はぁはぁはぁ……」
タッタッタ
俺「風俗嬢ちゃんは底辺なんかじゃない…汚れてなんかいない…!!」
俺「あんな奴が見下すなんて許せない…!!」
俺「…風俗嬢ちゃん」
風俗嬢「男くん、今日も来てくれたんだね」
俺「これ…受け取って(スッ」
風俗嬢「なに…これ」
俺は店長から頂いた茶封筒を風俗嬢ちゃんに手渡した
俺「生活費の足しにでもしてよ…」
風俗嬢「こんな大金…良いの……?」
俺「うん、俺に出来ることってこれくらいしかないけど…」
風俗嬢「…ありがとう…大切に使わせてもらうね…」
風俗嬢「俺くんがいなかったら私今頃…」
俺「そんな悲しい顔しないでよ…何時までも風俗嬢ちゃんには笑顔でいてもらいたいんだ」
……
…
俺「…(カチカチッ」
俺(風俗嬢ちゃんをデートに誘ったけど返信がない…)
俺(まだ誘うには早かったのかな…)
ヴーヴーッ
「日曜日ー?いいよ!デートしよっか」
俺「…!!」
母親「え、デート?」
俺「そうだよ…日曜日デートだから夕飯いらないから!」
母親「あんたがデート…珍しい事もあるんだね」
俺「俺だってそろそろ結婚しないといけない年齢だしな…」
母親「良いお嫁さんが出来たらお母さんも肩に荷が下りるよ」
俺「…ふふ…結婚か……」
風俗嬢「あのバカのおかげで金手に入るwwwwwwwwwwwwwww」
ぼく「待ちな」
風俗嬢「なによ」
バッッッッッッキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイブッチョオオオオオオオオオオオオ
俺「ぼくさん!」
JD「かっこいい・・・///」
完
俺「ちゃ、チャラ男くん…今日バイトの後飯行かない?」
チャラ男「えっ!いいっすよ!」
俺「じゃあ、俺先上がるから終わったら連絡してよ…」
チャラ男「うーっすw」
スタスタ
JDバイト「あんな奴とご飯行くの?」
チャラ男「タダ飯っぽいっすからwwwwwwww」
俺「あ、チャラ男くん…!」
チャラ男「俺さんwwwwそんな電柱に隠れてたら分かんないっすよww」
俺「ご…ごめん」
チャラ男「で、飯どこ行くんすか?」
俺「どこがいい?」
チャラ男「焼肉ッスねwwww5000円食べ放題の所行きましょうw」
チャラ男「かああああwwwうめぇwwwwww」
俺「…」
チャラ男「俺さんももっと食べてくださいよwww」
俺「う、うん…(パクパク」
チャラ男「それで、なんで急に俺を飯に誘ったんすか!」
俺「あ……じ…実は……」
チャラ男「?」
……
…
チャラ男「デートwwwwww俺さんがwwwマジすかwww」
俺「そ、それで…チャラ男くんならそういうの慣れてると思って…」
チャラ男「それで俺にアドバイスを求めてきた訳っすかww」
俺「う・・うん・・・急にごめん・・」
チャラ男「いいっすよ!!そういう話俺好きっすから!!」
チャラ男(面白くなってきたなぁwwwwww)
俺「今週の日曜日なんだけど…まずデートの時って何か気を付けることってないかな…?」
チャラ男「まずその髪型変えましょうよ!マジやばいっすから!」
俺「う、うん…床屋行けばいい?」
チャラ男「床屋ってwwwwwwwww笑かさないでくださいよ!ww」
俺「え…ま、まさか美容院…?あそこって女性が行く場所じゃ…」
チャラ男「なに言ってんすか!美容院なんか男でも行きますよ!」
チャラ男「それと、髪切ってしっかりワックスもつけないとダメっすよ」
チャラ男「服装も変えましょう!そんな英語がいっぱい書いてあるTシャツじゃダサすぎまって!」
俺「う…うん…!」
次の日俺とチャラ男は2人で出かける事に
チャラ男「美容院は明日行くとして今日は服揃えましょ!」
俺「そ、そうだね」
カランコロン
お洒落店員「イラッシャイマセー」
チャラ男「おはよウィッシュッww」
俺「…こ…こんなお洒落な店知ってるんだ…」
チャラ男「とりあえずこの無地の白Tシャツ買っちゃいましょ!」
スッ
俺「う、うん…」
俺はそっと無地のTシャツについている値札を見た
俺「1万2000円…!!!?」
チャラ男「それと、後はこのデニムも買っておきましょうか」
俺「…ヒッ…」
チャラ男くんに服選びは任せる俺であった
店員「えー4点で18万4560円になります」
チャラ男「まあこんなもんか」
俺「…ちょ、ちょっと…服ってこんなにするの…?」
チャラ男「一式揃えて腕時計と靴も買ったからこんなもんっすね」
俺(そんな…貯金は20万下ろしてきたからお金は大丈夫だけど…)
チャラ男「未来の投資と思えばいいんすよ!!」
俺「…」
チャラ男「それとも良いんすか?その女の子を振り向かせることが出来なくて!!」
俺「…!!」
俺はその言葉を聞き迷いが吹っ切れた
チャラ男「おっ…やっぱちゃんとした服着ると良いっすねぇ」
俺「…に、似合ってるかな…?」
チャラ男「いい感じっすよwww(顔は変わってないけどww」
俺(チャラ男くんに褒められた…これなら風俗嬢ちゃんも喜んでくれる…)
チャラ男「んじゃまあ、飯行きましょ!飯!」
俺「うん」
チャラ男「今日は回らない回転寿司が食べたいっす」
風俗嬢「…はい、これ(スッ」
イケメン「ありがと…いつも悪いね」
風俗嬢「ううん…イケメンのためだもん…お金に困ったらすぐに言ってね?」
イケメン「お前が彼女で幸せ者だよ、俺は」
風俗嬢「イケメン…嬉しい…」
……
…
俺(貯金が残り60万を切った…最近ホントに使い過ぎたな…)
コンコンッ
母親「あんた、ご飯の用意できたよ」
俺「…!(ビクッ」
俺「う、うん!すぐ行くから先食べてて!」
俺(とりあえず明日給料日だからそのお金をデート費用に全部当てよう)
JDバイト「ああ…もう!お金全然足んない!」
JDバイト「コンビニのバイトだけじゃ欲しい服も鞄も買えないって…」
JDバイト(…水商売ってそんなに稼げるのかな……)
―次の日―
俺「…」
今日、美容院に行く予定だったがバイトのシフトが入っていたのを忘れていた
カットの予約は17時からだがバイトは18時までだ
俺(どうしよう…今日行けないともう美容院行ける日が…)
俺(クソッ…もう髪型は諦めてこの気持ち悪い髪型で…)
チャラ男「チィース」
俺「あ…チャラ男くん……どうしたの…?」
チャラ男「俺さん、後は俺が代わりに入るんで先上がってていいっすよ」
俺「えっ…?」
チャラ男「今日美容院の予約の日っしょ?終わりまで働いてたら間に合わないじゃないすかw」
俺「で、でも店長に言ってないし…」
チャラ男「俺がそのことは言っておきましたから!大丈夫っすよ」
俺「チャラ男くん……ホントにありがとう…!」
チャラ男「早くそのきもい髪型変えてきてくださいね!」
俺「う、うん!」
チャラ男「…ふぅ…さーて、ちゃっちゃと終わらせるか」
店長「あれ?男くんは?」
チャラ男「あ…俺が代わりに入るんで!先に帰しました!」
店長「困るじゃないかチャラ男くん!」
チャラ男「すんません…」
店長「俺に何も言わずに勝手な事されると店側としても困るんだよぉ!」
チャラ男「ッス…」
俺「はぁはぁはぁ…」
タッタッタ
カランコロン
美容員「いらっしゃいませぇ」
俺「…ど……ドモ」
美容院「お荷物お預かりします」
スッ
俺「あ……あっ…ああ……」
美容院の入り口に入った途端俺は足を震わせた
お洒落な店内の雰囲気、待合室で座っている大勢の客
しかも待合室にいる客はどいつもこいつも美人、美男ばかりだ
俺「あっ…ああわ…」
美容員「18時からご予約されてます俺さんですね?」
俺「は、はい」
美容員「しばらく待合室でお待ちください」
俺「…ハイ」
俺(うっ…緊張してきた……)
俺の両脇から多量の汗が流れ始める
これが美容室、床屋に置いてあった古びた漫画すら置いていない
担当美容員「こんにちは、今日担当させてもらいます担当美容員です」
俺(お、女の人が髪の毛切ってくれるんだ…緊張する…)
担当美容員「今日はどういった風にしましょうか?」
俺「え…えっと…こんな風に…」
俺はポケットからメンズ雑誌から切り抜いた写真を取り出し見せた
これもチャラ男くんのアドバイスだ
担当美容員「……」
俺(やばい…やっぱブサイクの俺がそんなイケメンの髪型要求するなんて厚かましかったか…)
担当美容員「分かりました!こういう風にカットしていきますね!」
俺「ホ…」
チョキチョキ
担当美容員「俺さん、今おいくつなんですか?」
俺「今年で…25です…」
担当美容員「ホントですか?若いですねぇ~」
俺(ホントは今年で32だけど…)
担当美容員「彼女とかいらっしゃるんですか?」
チョキチョキ
俺「あー…ああ…今はいないです…」
担当美容員「そうなんですか?そろそろ夏だから良い相手欲しいですよねぇ」
俺「ソウッスネ…」
担当美容員「気になる女性とかは?」
俺「い、います…!!」
担当美容員「…(ビクッ」
俺「あ…す、すいません…!」
俺(なに急に大きな声を上げたんだ俺…!きもすぎるだろ…!)
担当美容員「い、いえ…!大丈夫ですよ。気になる人とは遊ばないんですか?」
俺「こ、今度デート行きます…///」
担当美容員「へぇ…いいですね!」
担当美容員「そのデートが上手くいくようにカッコよくカットしますね!」
俺「は…はい……ありがとうです…」
担当美容員「成功するといいですね」
俺(この人も可愛いな…俺の話聞いてくれるし、なんか俺に気でもあるのかな…)
俺(きっと風俗嬢ちゃんみたいな性格の良い人なんだろうな…ふふっ)
キュッ
担当美容員「お疲れ様でした」
俺(うわっ…めっちゃかっこいい髪型になってる!!)
担当美容員「俺さん軟毛なのでセットの時は固めのワックスを使ってくださいね」
俺「は、はい…」
受付「お会計カット+ブロー代で7200円になります」
俺(く…美容院も結構お金かかるなぁ……)
母親「…いよいよ明日だね」
俺「うん…俺、明日次第で人生やり直せそうな気がするんだ」
母親「…あんた」
俺「大学中退して5年間ニートして社会復帰したけどコンビニのバイト…」
俺「俺…そんな生活に正直嫌気が差してたんだ」
俺「けど、良いパートナーがいてくれればまたやり直せそうな気がするんだ」
母親「あんたが納得するようにやればいいさ」
母親「明日のデート、上手く成功するといいね」
俺「ありがとう…」
母親「さ、今日は記念に赤飯も炊いたし冷めないうちに食べなさい」
俺「うん」
チャラ男「…うっ!!」
ドスッ
DQN「おいチャラ男ォ~~今月の給料代これだけってホントかぁ??」
チャラ男「ホントっすよww全額っすwww」
DQN「それがお前たった6万って少なすぎだろ…!!オラァ!!」
チャラ男「うぐっ……くぅ……」
DQN「俺らと縁切りたいんだよな?なぁ?」
チャラ男「…ッス……」
DQN「じゃあもっとお金俺の懐に納めないとな、いつまで経っても縁切れねーぜぇ~」
チャラ男(クソ野郎……今のバイト代だけじゃ全然足りねぇ…)
俺「あっ、メールだ」
「明日のデート楽しみ!早く俺くんに会いたいなぁ♡」
俺「ふふ…可愛いな……(カチカチッ」
俺「明日、風俗嬢ちゃんを楽しませるデートが出来たらいいな…」
俺(……帰り際に…チャラ男くんのアドバイス通り想いを伝えてみよう…)
そして、ついにデート当日を迎える
風俗嬢ちゃんの最寄り駅前に13時に集合だった
俺「……まだかな…まだかな…」
チャラ男くんに選んでもらった服を一式着用
腕には高価な腕時計、髪型は下手ながらワックスでセットしている
俺「…」
ポンッ
風俗嬢ちゃんを待っていると突然背後から頬を触られた
俺「…!!」
風俗嬢「あはは、俺くん!驚いた?」
俺「風俗嬢ちゃぁん…」
背後に立っていたのは紛れもなくあの天使の風俗嬢ちゃんであった
初めて見る私服姿に感動を隠し切れない俺
チャラ男「えっ、JDさん掛け持ち始めたンスカ?」
JDバイト「そう、夜勤で居酒屋ね」
チャラ男「昼こっちで働いて夜バイトって…大丈夫なんすかww」
JDバイト「仕方ないじゃん、色々とお金かかるんだし」
チャラ男「まぁそうっすよね…でも大学は?」
JDバイト「ああ、大学の単位は何とかなるって!うん!」
チャラ男「…そうっすか…」
JDバイト(セクキャバで働くなんて言えない)
俺(チャラ男くんが言うにはリードしてくれる男が女性は好み…!)
俺(事前に調べておいた店に行けばいい)
風俗嬢「どこ行こっか?」
俺「と、とりあえず服とか見に行かない?」
風俗嬢「わぁー、私丁度欲しい服があったんだ!」
風俗嬢「あ、男くん!ここ入ろっ!」
俺「うん…いいよ」
スタスタ
風俗嬢「あー!欲しかった色の鞄置いてるー!」
風俗嬢「これに決ーめたっ!」
俺「風俗嬢ちゃん、ここは俺が出すよ」
風俗嬢「えっ…そんなの悪いよ…俺くんにはいつも助けてもらってるし」
俺「気にしないでよ」
店員「こちらでよろしいでしょうか?」
俺「はい、お願いします」
風俗嬢「俺くん…ありがと♡」
俺「ふふ」
風俗嬢「早速明日からこの鞄使うね♡」
俺「嬉しいな…風俗嬢ちゃんって物を大切にしそうだから…」
風俗嬢「ふふ、俺くんからのプレゼントだからね」
俺(可愛い…ホントに可愛いよ風俗嬢ちゃん…)
風俗嬢「次どこ行くー?」
俺「そうだ、お昼ご飯食べた?」
風俗嬢「まだだよー私お腹ペコペコ…」
俺「よし…じゃあどこかでご飯でも食べようか」
チャラ男「…」
万引き犯「……!!」
タッタッタ
チャラ男「あ…!!あいつクリームパン盗みやがった!」
店長「…チッ…っの野郎…!!」
タッタッタ
店長「ッシャシャッ!!!」
万引き犯「ヒィッ…!」
グイッ
店長は店の前ですぐに万引き犯をひっ捕らえた
チャラ男「店長足はえええええwww」
万引き犯「ッアアア…」
店長「このクリームパン、うちの店の奴ですよね?」
万引き犯「いや…さっき近くのパン屋で買ったクリームパンです…」
店長「はぁ…」
店長「このクリームパン、期間限定でうちのコンビニしか取り扱ってないんですよ!」
万引き犯「…くぐうっ…」
チャラ男「警察呼んで豚箱にぶち込みます?」
店長「いや、とりあえず店に連れて行って話を聞いてからだ」
チャラ男「うっす」
店長「どうして万引きなんかしたんですか?」
万引き犯「…昼飯が…欲しくて…」
店長「…ふぅ」
万引き犯「・・ううっ」
突然、涙を流し始めた万引き犯
万引き犯「家にいても孤独で…妻からは全くも相手もされなくて…」
店長「お仕事はされてないんですか?」
万引き犯「3年前に会社を辞めて以来ずっと無職で…ひぐっ」
店長「…お子さんは?」
万引き犯「今年32歳になる息子が1人います…」
店長「家庭を持っているんだったら…こんな犯罪に手を染めてはダメですよ…」
万引き犯「うぐっ…ひぎぃっ…」
店長「私も家庭を持っていたんですけどね…貴方のように」
店長「ですが、数年前に離婚…子供も向こうに引き取られました」
万引き犯「離婚されたんですが…うぐぅっ…」
店長「収入が安定しなくてね、貧乏生活に嫁が嫌気を差したんですよ」
万引き犯「……でも…こんな私なんかが今更…」
店長「貴方はまだ家庭を失ってないでしょう…今動かないでいつ動くんですか…!」
万引き犯「…!」
万引き犯「…くううう……あああああああああああ!!!!!!」
万引き犯は机に顔を伏せ大声を上げて号泣し始めた
店長「今回は…こちらの厳重注意だけで見逃します…」
ガチャッ
チャラ男「店長ー通報していいっすか?」
店長「いや、今回はこちらの注意だけで良い」
チャラ男「えええwwつまんないっすよおwww」
店長「貴方にその気があるのなら、きっとまたやり直せるはずです」
店長「もう1度自分自信を見つめ直してください…それだけです」
万引き犯「……うあああああああああああああああああああああ」
風俗嬢「イタリアン料理とか久しぶりー♪」
俺「喜んでくれて嬉しいよ、昨日調べておいたお店なんだ」
風俗嬢「俺くんセンス良いね…料理美味しいし最高だよ!」
俺「良かった…」
風俗嬢「…今の仕事してなかったら俺くんとの距離もっと縮められるのかな…」
俺「え…?どういう意味…?」
風俗嬢「ううん、なんでもない…独り言だよ」
俺「…」
楽しい時間はあっという間に過ぎ、辺りは次第に暗くなっていく
風俗嬢「すごーい!ここってテレビでも取り上げられた夜景じゃん!」
俺「うん、この時間帯が一番綺麗に見えるんだって」
風俗嬢「はぁ…俺くんと一緒にいると楽しいなぁ…」
俺「……(ドキドキ」
俺「…ね、ねぇ…風俗嬢ちゃん…」
風俗嬢「ん?」
俺「大事な話あるんだけど…いい?」
風俗嬢「なに?どうしたの?」
俺「……お、俺…風俗嬢ちゃんといるとホントに楽しくて楽しくて…」
俺「だから…俺と付き合って……くれない……かな……」
俺「俺、風俗嬢ちゃんのことが好きで…」
風俗嬢「……」
俺(言った…!!ついに…!!!もう後戻りできない…!)
風俗嬢「私も…俺くんのこと好きだよ」
俺「…!?」
俺「じゃ…じゃあ…!」
風俗嬢「でも…まだ今の状態じゃ付き合ったりするのは…出来ないかな」
俺「え…」
風俗嬢「今の仕事してる間はまだ俺くんと付き合ったりは出来ないの…」
俺「辞めたりは…できないの?」
風俗嬢「私も生活があるし急には無理だよ…」
風俗嬢「でも、今年中には辞めて…普通の女の子に戻るつもり」
俺「…」
風俗嬢「そしたら…私と付き合ってくれる…?」
俺「…!う、うん!!」
風俗嬢「俺くん…それまで他の子と付き合ったりしないか心配…」
俺「そ、そんな!そんなこと絶対にしないよ…何時までも風俗嬢ちゃんを待ってる!」
風俗嬢「ありがと、俺くん(チュッ」
俺「…///」
風俗嬢「また…お店で会おうね」
……
…
ボーイ「JDちゃん12番のお席に入りまーす!!!」
JDバイト「…あっ…呼ばれた」
スタスタ
中年男「やっほー^^君若いねぇ」
JDバイト「あ…は……はい、ありがとうございます」
中年男「何突っ立ってるのさ!おじさんの膝の上乗って!」
チョコンッ
中年男「ぎゅふふふ…綺麗な顔だねぇ」
JDバイト(なにこいつきもすぎる…!こんな男の相手しないといけないなんて…)
中年男「チュパチュパ」
JDバイト「うっ…うう……」
中年男「JDちゃんの乳首おじさんが綺麗にしてあげるね(ペロペロ」
JDバイト「ううっ……っっ……」
中年男「おじさんの舌遣いで喘いじゃってる?ぎゅふふふ」
JDバイト(きもいきもいきもいきもいきもい)
中年男「じゃ、下も触ってあげる~ん(サワサワ」
JDバイト「ちょ…下はやめて…っください…!」
中年男「良いじゃん気持ちよくしてあげるからぁん」
イケメン「ほらほら、俺の奢りだし飲めよ!」
イケ友「ウィーーーー」
イケ友「お前ホント金持ってるよなぁw」
イケメン「ああ…女に貢がせてるからな」
イケ友「彼女だっけ?なんの仕事してるんだ?」
イケメン「風俗だよ(ニヤッ」
イケ友「風俗嬢の彼女とかいいなwエロそうw」
イケメン「彼女?なにバカなこと言ってんだよ」
イケ友「え?」
イケメン「あいつは俺に貢いでくれる良い銀行女だぜ」
イケメン「俺が金に困ってるって言えばいつでも金を渡してくれる」
イケメン「便利な銀行だぜまったく」
イケ友「お前結構えぐいことしてんだなw」
イケメン「バカな女は利用してナンボの世界だぜ?ハハハハッ!!」
ボーイ「ちょっと…JDちゃんお客さんの前でいきなり泣き出したらダメだよ」
JDバイト「…すいません」
ボーイ「もっとお客さんの前では愛想よくして!サービスしないと売れ残るよ!」
JDバイト「…ごめんなさい…次からもっとサービス頑張ります…」
チャラ男「あっ…男さん!ウィーーーッスwwwwww」
俺「あ、チャラ男くん」
チャラ男「昨日デートどうでした?」
俺「…」
チャラ男「あ…もしかしてフラれました…?」
俺「いや、今は付き合えないって言われたんだ…」
チャラ男「ええ!それならもうほぼオッケーもらってるようなもんじゃないすか!」
俺「そ、そうかな?とにかくチャラ男くんのお陰でデートは成功したよ」
チャラ男「んじゃ今度4000円のバイキング行きましょww」
俺「うん!ご馳走するよ」
チャラ男「ッシャァwww」
俺「じゃ、俺仕事行くね」
チャラ男「うっす!俺今日これで上がりなんで!」
タッタッタ
チャラ男「今日は時間あるし…母ちゃんのお見舞いにでも行くかwwっww」
DQN「よう~…チャラ男くぅうん。バイト終わり?」
チャラ男「…あっ……」
DQN「何ツレない顔してんのぉ~?これから遊ぼうぜぇ」
チャラ男「いや…あの今日は用事があって……すんませんっす…」
DQN「待てよ…俺の誘い……断んのか?ああ?」
追いついた…
チャラ男良いやつじゃねーかJDには苦しんでほしい
チャラ男はDQNの車に乗せられた
ドサッ
その様子を店内から見ていた俺
俺「なんだあの人…いかついな……チャラ男くんの友達か」
客「1番」
俺(チャラ男くん…車に乗せられてたけど大丈夫なのかな…)
客「1番5パック」
俺(JDさんも最近バイト全然入ってないし…)
客「グォラァ!!1番っつってんだろこのウスノロ!!」
俺「あ…ヒッ…す、すいません!1番5パックですね…!」
客「早くしろ!ったくお前みたいなトロトロした奴嫌いなんだよ!」
俺「おじいちゃん、今日はタバコじゃないんですね…」
客「ああ…孫が好きなカード買いにきたんだよ」
俺(孫好きだったのか…いつもレジで怒鳴り散らしてたから意外だな…)
家の貯金&店長の好意→俺→風俗嬢→イケメン
チャラ男→DQN
JDはなぜか金が足りない
おじいちゃん態度悪すぎ
俺「いいですね…幸せそうじゃないですか」
客「へっ、うちの家族の奴等はみーんな俺の寿命尽きるの待ってんだよ」
客「遺産目当てだろうがな、あいつ等なんかに遺す金なんてねぇよ!」
客は俺に中指を突き立てて家族の愚痴を怒鳴り散らしてきた
俺「そ、そうですか…ドロドロとしてて大変ですね……」
客「孫だけさ、純粋な心で俺に接してくれんのは」
俺「…」
客「それだけで十分なんだよ俺にとっちゃ…俺の僅かな遺産も全部あの子のために遺したいんだよ…」
俺「おじいちゃん…」
店長「ちょっと俺くん!トイレ掃除早く行ってきて!今日当番だろ」
俺「あ、はい!すいません!!それじゃあ…おじいちゃんまた明日…!」
タッタッタ
客(…いつも俺の迷惑な態度に付き合わせて悪かったな)
DQN「…さてと、今日は俺だけじゃなくて他のお兄ちゃんもいっぱいいるからな」
モヒカン「…(ニヤニヤ」
鬼剃り「へへっ」
チャラ男「な、なんすかww今月分もう払ったじゃないすかwww」
DQN「今月からな2回納める制度になったんだよ」
チャラ男「む…無理っすよ!!俺今のバイトだけでも精一杯で…」
バキィッ
チャラ男「がはぁっ…!」
鬼剃りは手に持っていた金属バットでチャラ男の胸を殴打した
DQNは倒れ込んだチャラ男の後ろ髪を掴む
DQN「今のままじゃお前は一生俺から縁切れねぇよ…掛け持ちでも何でもすりゃぁいいだろ?」
チャラ男「……」
DQN「そういやお前…お袋が入院してるんだってな」
チャラ男「…!ど…どうしてその事を…!?」
DQN「へへっ、俺の情報網舐めんなよ…お前の事ぐらいちゃんと把握してんだよ」
DQNまじでうぜえ
こういうやつってドラマでしか見たことないけど実在するとしたらマジでカスすぎ
samuiyo
チャラ男「お…お袋はマジで関係ないっす…だから手出ししないでください…」
DQN「そーれーはぁお前次第だなぁ」
DQN「お前が逃げずに俺様に金さえ納めてりゃなーんもしねぇよ」
チャラ男「……っ」
DQN「もし逃げたりサツにチクったりしてみろ…」
DQN「お前のお袋、どうなっても知らねぇからな」
チャラ男「…!」
DQN「ハハハハ!じゃあなチャラ男くん、1週間後に10万持って来い」
DQN達はそう言い残し車に乗り込みチャラ男を置き去りにした
チャラ男「…くっそ……あいつ…お袋までも……」
チャラ男「金が……金が……!」
JDバイト「お金が必要なんです…」
中年男「へぇ~、学費?」
JDバイト「いえ…服とか鞄とか靴とか…常にお洒落な姿でいたくて…」
中年男「ふぅん…JDちゃん大変でちゅねぇ」
JDバイト(きもい…こいつ今日も私の事指名してきた…)
中年男「おじさんね、こう見えても43歳!どう?もっと若く見えるでしゅよね?」
JDバイト(43!?そんな年してこの口調きもいんだよ!)
中年男「…これおじさんの連絡先(スッ」
JDバイト「…店での連絡先交換は禁止になってますから…」
中年男「おじさんお金持ちだから、遊んでくれたらいっぱい援助してあげるよ(ボソッ」
JDバイト「…!」
中年男「こんな仕事するの嫌でしゅよね?もっと楽してお金稼ぎたいでしょ」
JDバイト「それは…」
JDもだまされるのか...
タイトル
<裏社会での金の回り方>
中年男「もし気が向いたら連絡してくれでしゅ」
中年男「お金ならいくらでも持ってましゅよお」
JDバイト「……(ゴクリ」
JDは連絡先の書かれた紙をこっそりと仕事着のポケットに隠し入れた
……
…
俺「…貯金がとうとう50万円を切った…か」
俺「風俗嬢ちゃんもあのデート以来、全然連絡返してくれないし…」
俺「やっぱり…やっぱりお店に行かなきゃダメなのかな…」
俺「…お金さえあれば…風俗嬢ちゃんを救ってあげて付き合えるんだ…」
俺「俺は…風俗嬢ちゃんと幸せな家庭を築きたい…んだ…」
減りゆく貯金通帳を握り締め強く自分の心に誓った俺であった
前編…完
後編は
_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
デケデケ | |
ドコドコ < スレ主まだーーーーーーーー!!? >
☆ ドムドム |_ _ _ _ _ _ _ _ _ _|
☆ ダダダダ! ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
ドシャーン! ヽ オラオラッ!! ♪
=≡= ∧_∧ ☆
♪ 〆 ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
|| γ ⌒ヽヽコ ノ ||
|| ΣΣ .|:::|∪〓 || ♪
./|\人 _.ノノ _||_. /|\
ドチドチ!
スコココバシッスコバドドトスコココバシッスコバドドトスコココバシッスコバドドトスコココバシッスコバドドトスコココ
スコココバシッスコバドドドンスコバンスコスコココバシッスコバドト _∧_∧_∧_∧_∧_∧_
スコココバシッスコバドドト从 `ヾ/゛/' "\' /". | |
スコココバシッスコハ≡≪≡ゞシ彡 ∧_∧ 〃ミ≡从≡=< スレ主まだーーー!!!! >
スットコドッコイスコココ'=巛≡从ミ.(・∀・# )彡/ノ≡》〉≡.|_ _ _ _ _ _ ___|
ドッコイショドスドスドス=!|l|》リnl⌒!I⌒I⌒I⌒Iツ从=≡|l≫,゙ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
スコココバシッスコバドト《l|!|!l!'~'⌒^⌒(⌒)⌒^~~~ヾ!|l!|l;"スコココバシッスコバドドドンスコバンスコスコココ
スコココバシッスコバドド`へヾ―-― ―-― .へヾスコココバシッスコバドドドンスコバンスコスコココ
マダ残ってたのか
……
…
店長「チャラ男!その顔の傷どうしたんだ!?」
チャラ男「なんでもないっすよwww自転車漕いでたらこうなったッスからww」
店長「自転車漕いでそんな風になる訳ないだろ…なにかあったのか?」
チャラ男「いや、ホントになんもないっすからww」
ウィーンッ
俺「すいません!遅くなりました!」
店長「やっと来たか、早く着替えて商品の陳列してきてくれ」
俺「は、はい!」
チャラ男(……俺さん…に聞いてみるか)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
チャラ男「俺くんまた来てくれたんだ~」
俺「ち…チャラ男のためだからね…」
チャラ男「えへへ、嬉しいな(スリスリ」
俺(チャラ男絶対俺のこと好きだ…可愛い…)
チャラ男「今日は何する?」
俺「フェラチオだけで…いいよ」
チャラ男「やったー、じゃあフェラチオしよっか」
俺「うん」
―休憩中―
チャラ男「俺さん、ちょっといいっすか?」
俺「うん?」
チャラ男「……あの…金貸してくんないスか?」
俺「え、お金…?いくら貸して欲しいの…?」
チャラ男「10万ほどでいいんで…」
俺「じゅっ…じゅうまん…?」
チャラ男「やっぱ無理ッスよね…すんません…」
俺(チャラ男くんが金を借りてくるなんて今まで1度もなかったのに…)
俺(さっき下ろしてきた10万円があるけどこれは風俗嬢ちゃんのための…)
チャラ男「わ、忘れてくださいwwお金の貸し借りなんてダメっすからねww」
俺「……」
DQN「キッチリ10万!やるじゃねーかチャラ男」
DQNは10万の入った封筒を握り締めている
チャラ男「これで今月分はチャラっすよね…」
DQN「んん~どうだったっけな」
モヒカン「そんな約束覚えてないな」
鬼剃り「へへっ…」
チャラ男「…!!ふざけないでくださいよ!!約束したじゃないすか!!」
バキィッ
チャラ男「……っ!!」
DQN「次は20万だ、分かったな」
チャラ男「…にじゅう…まん……!?」
DQN「期限はまた1週間だ、持ってこねーと…ヒャハハハ」
チャラ男「っの…野郎……」
DQN「なんだその目つきは…!!!死ねオラ!!!」
ドスッボコッボコッバキッ
チャラ男(クソ……こんな奴等にまた…)
チャラ男が幼い頃から母は知らない男をよく家に連れ込んでいた
当時、母からはただの友達と言い聞かされていた
本当の父親は俺が産まれてすぐに母を置いて失踪したって小5の時に知った
そんなクソみたいな家庭な訳で中学入ってから荒れまくってたな…
とにかく自分を強く見せたかった
イキがって中学の頃に入った不良チーム
DQN「チャラ男か…今日からお前俺達の仲間だな」
DQN「俺達は絆で繋がってるから、いつだってお前の味方だぜ」
チャラ男「うっすwww俺何でもするっすwww」
チャラ母「じゃお母さん今日も夜のお仕事行ってくるから」
チャラ男「……」
チャラ母「ご飯はお金置いとくから出前でも取って食べておいて」
チャラ男「なあ、もうそんな仕事やめろよ…」
チャラ母「仕方ないでしょーあんたの学費だって稼がなきゃいけないんだから」
チャラ男「…だからって風俗なんかで働くんじゃねーよ!!」
チャラ母「なに怒ってんのよ…仕方ないことじゃない」
チャラ母「お金がいるのよ」
チャラ男「俺高校入ったらバイトするし!そんな仕事辞めろよ!!」
チャラ母「…高校はちゃんと行かせてあげるから…仕事の事は言わないで」
ガチャッ バタンッ
チャラ男「……」
俺の為にと言い母は身体を売ってまでお金を稼いだ
しかし、母はその稼いだ金をほとんどホストに流し込んだ
お気に入りのホストをナンバーワンにするために湯水のように…
チャラ男は結局高校に行けず
17歳の時に今のコンビニのバイトを始めた
無理な仕事を続け身体を壊した母は去年からずっと入院している
はなしながいなあ
そんな母親でも実の母親だ
チャラ男は入院費を稼ぐために必死に働いている
それと同時に自然とDQNグループとの関わりも減ってきたが…
DQN「…20万……」
―次の日―
俺「いらっしゃいませ」
店長「アツアツのおでんいかがでしょうかぁ」
チャラ男「……」
店長「チャラ男、どうした?顔色悪いぞ」
チャラ男「す、すいません…ちょっとトイレ行ってきます」
タッタッタ
店長「変な奴だな…」
―更衣室―
チャラ男「……」
更衣室のロッカーを開けていく
ガチャッ
チャラ男は俺の財布からお札を抜き取り
更に店長の財布からもお金を抜き取った
チャラ男「…全部で12万円か……残りの8万は何とかなりそうだな…」
チャラ男さいてー
……
…
俺「ふぅ…」
店長「俺もう少し残って仕事してるから、先に上がってていいよ」
俺「あ、はい!ありがとうございます」
俺は仕事を終え更衣室にへと向かった
仕事終わりの楽しみは携帯のメールを確認することだったが…
あのデート以来、風俗嬢ちゃんから全く連絡が来なくなっている
俺「…早くお店に行かないと……」
俺は仕事着から私服に着替え何気なく財布を見てみると
俺「あれ?」
財布の中に入れてあった1000円札がなくなっている
俺「…うそ……確かに1000円札入れてあったのに」
ゴソゴソッ
何度も財布を確認するが入っていない
俺「…もしかしてバイトに行く途中に使ったつっけな…」
俺「まあいいか…」
その日、財布の中身が盗難されたことは特に気にせず自宅にへと戻った
JDバイト「…こんばんは」
中年男「きたでしゅね~待ってたでちゅう」
JDバイト(何してんだろ…こんな奴と店外で会うなんて…)
中年男「早速会ってくれたご褒美にお小遣いあげるでちゅよ」
スッ
中年男が差し出したのは札束であった
JDバイト「…!」
JDバイト(うそ、こんなので5万円も…!?)
中年男「さっ…一緒に手を繋ぐでちゅよ」
スッ
中年男は手を差し出してきた
JDバイト「……」
私は戸惑いながらもその手を取り握り締める
中年男「良い子でちゅね、やっと素直になってきたですねぇ~」
JDバイト(この人と一緒にいれば…お金が……お金…)
イケメン「…今月これだけかよ?」
風俗嬢「ご、ごめん…ちょっと給料少なくて…」
イケメン「あっそ、じゃあもういいわ」
風俗嬢「ま…待って!!もっと稼ぐからお願い捨てないで!」
イケメン「ふーん…ホントにその言葉信じて良いんだな?」
風俗嬢「今度常連客に頼んでお金出してもらうから…待ってて…」
イケメン「その常連客金持ってんのかよ」
風俗嬢「うん、フリーターの癖に金は持ってるみたいだから」
風俗嬢「あいつ…ちょっと優しい言葉かけたらいくらでもお金出すし…」
イケメン「そっか、んじゃまあ期待してるわ」
ギュッ
風俗嬢「あっ…///」
イケメン「(ニヤニヤ」
風俗嬢糞だけどイケメンもうぜえ
きみがのぞむ出没しててワロタ
JDバイト「…ここが家なんですか」
中年男「そう、ただのアパートでしゅけどね」
JDバイト(…2人きりで相手の家に来ちゃった…でもお金くれるし…)
中年男はJDの目の前に札束を投げ捨てた
ドサッ
JDバイト「…!」
中年男「欲しかったら、僕を気持ちよくさせるでしゅよお」
JDバイト「気持ち良くって…」
中年男「この家に入った瞬間、JDちゃんの主人は僕でちゅから」
JDバイト「な、なに言ってんのよ…!そんな訳…!」
中年男「そこに置いてある30万欲しくないでしゅか?」
JDバイト「……」
中年男「ご主人を満足させればいくらでも援助してあげるでちゅお~」
JDは肩を震わせながら札束を拾い上げ
中年男の下にへとすり寄った
中年男金持ちだな
中年男「…僕の足を舐めろでしゅ」
JDバイト「……」
中年男「そうすればお前は立派な僕の犬ですぅお」
JDバイト「…(ペロッペロ」
中年男「ニヤァァァァァッッァァ」
中年男(この女も金欲しさに理性を失ったでしゅね…また新しいペットが増えたでしゅ)
JDバイト「ご主人様…お金…をお金…が……」
中年男「分かってるでちゅ、さぁ後でお前に首輪も付けておいてやるですお」
中年男(フフフ…)
………
店長「えー、今日でJDが辞めることになった」
チャラ男「…マジすかww俺泣くっすよおwwwww」
俺「JDさん…辞めちゃうんだ」
JDバイト「はい、お世話になりました。」
俺(なんだろう…以前のJDさんとなにか違う気が…)
店長「次のバイト先は決まってるのか?」
JDバイト「いえ、まだです」
俺「それじゃしばらく大学生活に専念できるね…」
JDバイト「私を大切にしてくれる人がいますから」
チャラ男「うはwwwwwもう新しい男できたんすかwww」
JDバイト「いっぱいお金を持ってて魅力的な人だよ」
店長「……そうか、まあまたこの店に顔出してくれよ!」
JDバイト「はい、ありがとうございました」
その日を最後にJDさんの姿を見たものは誰もいなかった…
ヴーヴー
俺「…メールだ!」
カチカチッ
「俺くん久しぶり…ちょっと病気しちゃってメール返せなかった;」
俺「びょ…病気……?」
俺はすぐさま風俗嬢ちゃんに指定された口座にお金を振り込んだ
俺「風俗嬢ちゃん…!!待っててね…!」
30万円の振り込みを終える
今月の給料代+貯金から切り崩した
通帳の貯金は30万円台を迎える
俺「風俗嬢ちゃんを死なせたくない…!俺が…俺が守る…!!」
俺「ひっく…ううぅ…風俗嬢ちゃん…会いたいよ…」
銀行内で両膝をつき顔を両手で押さえながら涙を流す俺
彼女の病気が治って欲しい、その一心だった
店長「……チャラ男、ちょっといいか?」
チャラ男「は、はい…なんすか」
店長「お前財布盗難されたりしてないか?」
チャラ男「…(ビクッ」
チャラ男「あ…ああ…そういや俺札束が何枚か盗まれてました…ッス」
店長「やっぱりか…実は俺もなんだ」
店長「話を聞くと俺くんも財布から盗難されてたみたいでな」
チャラ男「…ッスか…」
店長「何か心当たりとかないか?」
店長「店長としても皆を疑うのは心苦しいが…まず先に皆の疑いを晴らしておきたいからな」
チャラ男「……」
チャラ男「…そういえばこの間……」
風俗嬢「はい、これ」
スッ
イケメン「おっ30万じゃん」
風俗嬢「イケメンのためだよ…早く一緒に暮らそうね…///」
イケメン「もうちょい貯金作ってからだな(ニヤッ」
ピコンッ
「風俗嬢ちゃん!早く病気治してまた俺と会おうね^^」
風俗嬢「…フッ」
イケメン「どうした?」
風俗嬢「私にお金貢いでくれる常連客から連絡きただけ」
イケメン「はは、バカな客もいるもんだよなぁ」
風俗嬢「あんな奴の顔見ても札束にしか見えないしね」
イケメン「ほら脱げよ」
ビリビリッ
風俗嬢「あっ…今日はいっぱいしようね…///」
俺「風俗嬢ちゃん、今頃検査でもしてるのかな…」
ドガッシャーァン
俺「ん?」
下の階から地響きのような音が聞こえた
下の階に行ってみると
父親「や、やめろ!!俺は知らねぇ!!」
母親「家の貯金がどんどん減っていってるんだよ!」
父親「俺は一切手なんか付けてねぇぞ!」
母親「だったらどうして貯金がこんなに減って行ってるんだよ!!」
俺(しまった…母親が通帳を見たのか……)
母親「俺!あんた通帳に手つけてないだろうね!?」
俺「つ、つけてないよ…うん…親父なんじゃないの…」
父親「お前…まで!!なにバカなこと!!」
母親「出て行って!あんたみたいに1日中家にいる奴は必要ないんだから!」
父親「この野郎…こっちから出て行ってやるよ!せっかく人が社会復帰しようと思ってたのによ!!」
親父は怒りを露わにしながら荷物と貯金箱を持ち家を飛び出て行った
俺(あああ…)
……
…
俺「はぁはぁ…とりあえず親父を探さないと」
俺は出て行った親父を見つけるために夜道を駆け抜ける
チャラ男「……これ20万ッス…」
スッ
DQN「へへ、ちゃんと持ってきてるじゃねぇかぁ」
チャラ男「…それじゃ俺はこれで…」
グイッ
DQN「待てよ、なんでそんなにすぐに俺から逃げたがるんだ?ん?」
チャラ男「…金は払ったじゃないすか…」
モヒカン「もっと遊び金が必要なんだよ」
鬼剃り「ウケケケケ」
DQN「そういう訳で今度は100万持って来い」
チャラ男「……は…!?」
DQN「今のお前なら出来るよなぁ?盗みでもなんでもしてよぉ」
チャラ男「…っ……お、お願いッス…もう勘弁してください…!」
ガバッ
チャラ男はその場で土下座をし必死に懇願した
DQN「おいおいそれが人にモノ頼む態度かよ、全裸で土下座しろや」
チャラ男「…」
ヌギヌギ
モヒカン「ハハハハwwwこいつモヤシみてぇな身体してんなぁww」
鬼剃り「ウケケケケ」
DQN「ハハハ…惨めだなぁチャラ男…裸で土下座してまで俺に頼み込むなんてよぉ」
チャラ男「…これでもういいっすか……」
DQN「ム・リだ」
モヒカン「ヒャハハハハwwwww」
チャラ男「……!!」
DQN「お前のお袋もこんな風に見ず知らずの男の前で脱いでるんだっけな?」
DQN「ヒャハハハ、親子揃ってバカだなぁ~~」
チャラ男「……(ブチッ」
チャラ男はポケットに忍ばせておいた果物ナイフを取り出した
タッタッタ
DQN「…あ!?」
グサッ
チャラ男はDQNの腹部にナイフを突き刺した
モヒカン「…!!」
チャラ男「はぁ…はぁ……はぁ………」
……
ウーーウーーーーッ
俺「救急車の音だ…しかもパトカーのサイレン音まで聞こえる…」
俺は親父を探している途中、人混みを見つけた
俺「…ん?こんな時間に人混みが…」
スタスタ
警察官「男1人を確保しました!手には凶器と思われるナイフを所持しています!」
チャラ男「……」
俺「…ちゃ、チャラ男くん…!!?」
警察に手を施錠されているチャラ男くんの姿があった
モヒカン「こいつですよ!!こいつがDQNを刺したんですよ!」
警察官「分かったから、話は署でこの男から聞かせてもらう」
チャラ男「…」
野次馬「嫌ねぇ、不良同士の喧嘩かしら…」
俺「どいてくださいっ!!!どいてください!!」
このチャラ男は黙って捕まるパターン
警察官「ちょ…君!勝手に入ってきちゃダメだよ!」
俺「チャラ男くん!!」
チャラ男「あっ……俺……さん…」
俺「…どういう事…なの…?」
チャラ男「すんません…ずっと黙ってて…あいつ等と縁切りたくて……」
チャラ男「お金もずっと要求されてて…我慢出来ず…つい…」
俺「……それで…あの時…」
チャラ男「あいつ等の言う通り俺の母親どうしようもない奴なんス…よ…」
チャラ男「それでも…それでもあいつのかあちゃんに対する発言が許せなかったんスよ…!!!」
俺「……チャラ男くん…」
チャラ男「盗難の件、店長には俺がやったって話しておきました…」
警察官「コラ!!!いつま話をしているんだ!!」
俺「…うるせぇんだよ!!!!ちょっと黙って見てろや!!」
警察官「な、なんだ貴様…!!その言い方はなんだ!」
チャラ男「店長…俺が財布盗んだのに…見逃してくれて……」
俺「店長、優しいもんね…」
チャラ男は良いやつだ
俺は馬鹿で最低
チャラ男「…じゃ…俺はこれで…」
チャラ男「罪を償ってきたら…また……俺…皆と働きたいッス…」
警察官「ほら!!さっさと乗れ!!」
バタンッ
チャラ男くんは乱暴にパトカーの中に乗せられた
俺はパトカーの後を追いかけるように駆け出す
俺「チャラ男くん…!!!俺…何時までも待ってるから!!」
俺「また……また一緒に……!」
ウーーーーウーーーー
……
…
チャラ男くんの事件は当然バイト先に知れ渡った
店長は責任を取らされるという形で解雇され店自体も潰れることとなった
俺「……」
職を失った俺は風俗嬢ちゃんのいる店の前に来ていた
店長…おじいちゃん…
てええええええ得んんんんんんんちょおおぉおぉぉぉぉおぉぉぉおおおおぉおぉぉぉおぉx
どきゅうぅぅぅぅうぅぅんめええええゆるさねえええええエエエえエエえエエ
俺「え?店を辞めた?」
受付「はい、つい最近の事なんですが」
俺「病状が悪化したんでしょうか…」
受付「病気?風俗嬢さんは健康・・」
受付2「おら、あんまり辞めた奴の事言うんじゃねぇよ」
受付「あ…すいません…という訳なので」
俺「……分かりました……」
俺「…病気……は嘘…なのか…?」
プルルルルル
俺は心配になり風俗嬢ちゃんに電話をかけた
「ただいま電話に出ることが…」
俺「ダメだ…やっぱり出ない…どうなってるんだ…」
俺「もしかして俺って騙されてるのか…?いや、でも風俗嬢ちゃんは天使だそんな事するはずがない!」
俺が馬鹿すぎて呆れるな
JDの今後は気にならないから後は俺と風俗嬢がバッドエンドでおk
スタスタ
イケメン「…」
風俗嬢「イケメンからデート誘ってくれるなんて…嬉しいな…」
イケメン「ああ、そうだな」
イケメン(こいつの身体も飽きたし…そろそろ捨てるか)
イケメン(稼ぎも少なくなってきたしな)
風俗嬢「やっとあの仕事から足洗えてこれで普通の女の子に戻ったし」
風俗嬢「いつでもイケメンと結婚できるよ…///」
イケメン「そうだな」
ズズズズズ
イケメンと風俗嬢が手を繋いで歩いていると前方から尋常ではない視線を感じた
イケメン「…?」
風俗嬢「え……」
俺「風俗嬢ちゃん…誰……その人………」
イケメン「…誰だ?お前」
風俗嬢「こんなやつしらないよ…いこ?イケメン...」
イケメン「ああ、そうだな」
イケメン(こいつもしかして…風俗嬢のATMか...きもいな)
風俗嬢「ちょっと!邪魔だからどいてよ!」
俺「そんな…俺を騙してたの?」
風俗嬢「イケメン…行こ?」
ズズズズズ
天使が俺以外の男と一緒に手を繋いで歩いていた
俺「……」
風俗嬢「…俺くん……」
イケメン「ああ、こいつがお前の常連客か」
風俗嬢「ちょ…ちょっと!そのことは…!」
俺「…あんた誰なんですか…」
イケメン「こいつの彼氏だよ(ニヤッ」
俺「かれ……し……」
風俗嬢「ごめん俺くん……そういう訳だからもう私の事は忘れて…」
俺「…ま…待ってよ…なんで…俺のこと……好きじゃなかったの…?」
イケメン「フッ…アッハッハッハッハッ!!」
俺「…」
イケメン「お前ホントにそんな風に思ってたのかよ?とんでもねぇカモ客だななぁ!」
嬢ちょっとやさしいやんけ(´;ω;`)
風俗嬢「もう行こ…!」
イケメン「…ハハハ、ちょっと待てよ良い事思いついたからよ」
俺「…良い事……?」
イケメン「この女、お前に売ってやるよ」
風俗嬢「…!?」
俺「え…」
イケメン「お前いくら貯金持ってんだ」
俺「さ・・んじゅまんです」
イケメン「30万か…チッ…まあいい、タダで別れるよりかはマシだな」
風俗嬢「ちょ…何言ってるのイケメン…?売るってなに…?」
イケメン「お前もとんでもねぇバカ女だな、もう用無しなんだよ」
俺「……風俗嬢ちゃん風俗嬢ちゃんちゃんちゃん…」
イケメン「ほら、さっさと貯金払えばお前の大好きなこいつ好きにしていいんだぞ」
風俗嬢「やめて…!!お願い…捨てないで…!!」
俺「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
俺は全速力で貯金を下ろしイケメンに手渡した
イケメン「…よし、じゃあこれで終わりだな」
バッ
イケメンは風俗嬢を突き飛ばしその場から立ち去った
風俗嬢「………イケメン…イケメン…なんで…どうして……どうして…なんで…」
俺「風俗嬢ちゃん」
風俗嬢「…俺……くん……」
俺「おかえり(ニコッ」
風俗嬢「………」
俺「君はずっと俺の天使でいてくれなきゃ」
金を使いようやく好きだった彼女を手にすることが出来た
しかし、彼女の心は既に半分壊れかけている
俺「これからずーーっと一緒だね、風俗嬢ちゃん」
今の俺にとってそんなことどうでも良かった…
―半年後―
父親「…」
スッ
父親「……(ニヤッ」
ガッ
父親「…あっ」
店長「ちょっと、今ポケットにベビースター入れたでしょ」
父親「…ひぎぃっ……ううっ…」
店長「駄菓子屋でも万引きすれば犯罪ですよ」
父親「…スイマセン…スイマセン……」
店長「あれ…?貴方以前にどこかで…」
後編…完
俺がばかすぎて...泣ける
え?JDは?チャラ男は?
otjuukaresamadesu
なんじゃこりゃああああああああああああ
不完全燃焼すぎワロタ
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