唯「ミッション:インポッシブル?」(64)

―DVD鑑賞後―

ゆずこ「そっちの方かー!って感じだったねー」

唯「これは騙されちゃったな」

縁「あー面白かった~」



ゆずこ「これはあれだね」

唯「ん?」 縁「?」


ゆずこ「ゆゆしき話……ってやつです」

縁「ねー」

唯「ゆゆしき話の方だったな」

唯「んひぃぃぃぃぃ!おまめさんきもちいいでつぅぅぅぅぅ(^ρ^)」グチャグチャグチャプシャアアアア
憂「お姉ちゃん!ご飯のときはおまたいじりやめてって何度いえばわかるの!」バッチーン
唯「あーう!ゆいのおまたいじりやまするだめー!うーいわるいこ!しーね!しーね!(`q´)むひょひょぉぉぉぉぉぉぉぉー(^ρ^)」グシャグシャグシャプシャー
憂「言うこと聞けない悪い子はお仕置きだね。お豆さん切っちゃいましょう」
唯「あーう!おしおきだめー!おまめさんだめー!("q")」
サクッ ブチブチブチブチ
唯「あんぎゃああああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ("q")!!!おまめさんーーーーーー!!!!」ガクガク
憂「穴でオナニー覚えたらこまるから、こっちも閉じちゃいましょう。この『私の恋はホッチキス』でっと」バチンバチン
唯「おぎょおおおおおおおぎょおおおお!!!アガガガガガガゴゴゴゴゴゴ("q")」ピクピク
憂「はい、お姉ちゃん。今日のおかずはお豆さんの丸焼きだよ」
唯「んひぃ、んひぃ…ぁーう…おまめさん…ゆいのおまめさん…("q")」パクッ ブチブチ
憂「食wwべwwたww」
唯「("q")」ピクピク

唯「次、何する?」

縁「あっ私菓子折り持ってきたんだった~。これ家のお母さんからね」

唯「あぁわざわざいいのに、 律儀だな~縁んトコは。
  
  ありがとう…、今食べよっか?」


ゆずこ「食べよう!」

縁「おやつ~♪」



 唯(ハッ…!しまった…!!)

ゆずこ「ん? どしたの唯ちゃん」

 唯(この前体重測ったらヤバ気味だったの思い出した……。

   まずいな~…。よりによってカロリー高そうなのが)


縁「唯ちゃん~?」


唯「…え? あぁ! ちょっと甘いモノ多そうだったから。 
  そうだ他のやつも……、飲み物とかも買ってくるよ」


ゆずこ「それなら私たちも行くよー?」

唯「いいって、すぐだから。座ってなよ」


唯「じゃあとりあえずスーパー行ってくるな」

ゆずこ、縁「いってらっしゃ~い」

 唯(さて、どうしたものか…)

  (最近、寝る前電話しながら食べたりとかしてたからなぁ


   ……………………………。


   ……。店まで小走りして、エネルギー消費しておくか…)


唯「外暑いな~」

縁「2択クイズしようよ~」

ゆずこ「いいよ!どんな感じの?」

縁「犬派?猫派?っていうの。私は犬で、ゆずちゃんは猫派でしょ?」

ゆずこ「うん、おっけー。さぁ来いっ」

縁「じゃあね~… コーヒー派?紅茶派?」

ゆずこ「あっ、コーヒー苦くて飲めないデス…」

縁「私とおんなじ~」

ゆずこ「アクエリアス派?ポカリ派?」

縁「ん~アクエリアスかなぁ」

ゆずこ「えー縁ちゃんぜったいポカリだと思ってた」

縁「あんまり飲まないかも~。アクエリアスはね、昔よく唯ちゃんと飲んだの」

ゆずこ「へぇ~。お風呂上がった後とかおいしーよね」

縁「だねー」

唯「はぁっ、はぁ…。よし、ちょっとは消費できたかっ…?」


唯「良さそうのはスルメだな、あとすこんぶなら…」


ピロピロリン、ピロピロ…


唯「おっ、ゆずこか? なんだ?」

ゆずこ『飲み物頼んでいーい? 私ポカリで、縁ちゃんは紅茶ねっ!』

唯「はいはい、他何か食べたいものあるか?」

ゆずこ『それじゃあねぇ…えへへ、唯ちゃんがいいな///』

唯「ばっ…!、うっさいアホ!!」

縁「ふふ怒られちゃったねー」

ゆずこ「だねー」


ゆずこ「はっ!ポカリで思い出したっ!」

縁「なぁに?」

ゆずこ「来週の火曜日は、スポーツテストです!!」

縁「ぅわぁ~シャトルラン苦手ぇ~…」

ゆずこ「私は前屈きついから嫌いだよ~」

ゆずこ「でも嫌なことばかりではないんです!」

縁「ほー…」

ゆずこ「スポーツテストってことは、『身体測定』もあるわけさっ」

縁「!?…ほぅほぅ」

ゆずこ「唯ちゃんのあんなトコやこんなトコを調べるチャンスなんです」

縁「私思うの! 最近、唯ちゃんのが『育ってる』んじゃないかって」

ゆずこ「ふむふむ。縁先生もお気づきで…いやぁ目ざといですなぁ」

縁「うふふふふ」

ゆずこ「となると、私たちには重要なミッションがあるんだねっ」

縁「手伝うよー」

ゆずこ「着替えの時はすっごい警戒されるから、まじまじと見れないよね」

縁「でも他にタイミングないよ?」

ゆずこ「一つだけあります」

縁「おおー!」

ゆずこ「ほら、胸にヘンなのあてて検査するのあるじゃん?」

縁「あっ、聴診~!」

ゆずこ「でも私らの番のときには唯ちゃん終わってるんだよねー」

縁「うんうん、出席番号順だもんね~」

ゆずこ「問題はいかに自然にふるまうか、かぁ」

 唯(問題はいかに自然にふるまうか、なのか? 

   いや、でもせっかく縁が好意で持ってきてくれたものだから断るのも悪いし…
   
   ああダイエットなんて言うのは恥ずかしいしなぁ…)



相川「あっ …櫟井さんだ」


唯「あ…相川さん。偶然…、だねー」

相川「うん…たまにここ来るの、お菓子とか安いから。 櫟井さんは?」

唯「アタシもそうなんだ。今日家にあの二人来ててさ」

相川「そっかー…仲いいんだね」

唯「あ、ごめん待たせてるから、それじゃあまた学校でっ」

相川「うん、またねー」



相川「いいなぁ…」

ゆずこ「帰ってきた!」

縁「おかえり~♪」

唯「ただいま。ほい、飲み物」

ゆずこ「ありがとー!」

縁「唯ちゃんのコーラ、なんかいつもとラベル違うね~」


唯「あぁコレ、な……。たまには違うのもいいかなー…なんて」

ゆずこ「私飲んだことあるけどこういう系のはあんまりおいしくなかったよ?」

唯「へ、へぇー、そうなのかー…」(うわ、思いっきりダイエットコーラって書いてあった…)

縁「お菓子あけるねー」

ゆずこ「わぁ豪華ーっ! えっ、この丸いのマカロン!?」

唯「お、おいしそうだな」(いかにもカロリーって感じのがたくさん…)

縁「クッキーとかタルトもあるよ~」

ゆずこ「唯ちゃんは何買ってきたの?見せて見せてー」

唯「ぅ…アタシはたいしたもの買ってないよ ってこら強引に…」

ゆずこ「乾物ばっかダネ…」

縁「唯ちゃん、おじさ~ん」

唯「くっ、うるさいなぁ!良いだろっ、別に」

ゆずこ「それじゃあこれは後にして、先クッキーとか食べようか」

唯「えっ」

縁「?」

唯「あぁいや…アタシはスルメ好きだから先スルメ食うよ」(やば、変に思われる…?)

ゆずこ「そーお?」

縁「唯ちゃんと私は先派なんだねー」

唯「何が?」

縁「さっき2択クイズやってたの。

  それでゆずちゃんは、好きなモノ先に食べる派?後に食べる派?」


唯「ああそういうことか」(実は後派だったりするけど…)

ゆずこ「んー私は後だな~」

縁「え~、そうなの?」

ゆずこ「うん。最後は好きなもので締めるっていうのが、なんか満足感あって好き!」

 唯(わかるっ、非常によくわかる!)

縁「おいしいね~」

ゆずこ「このチョコ挟んでるやつサイコーだよぉ」

唯「……」ガジガジ (う~……)




縁「唯ちゃん甘いの食べないの?」

唯「ああそうだったな…じゃあ」(2,3個なら大丈夫だよな)

ゆずこ「ふっふっふ、唯ちゃん。それでいいのかい?」

唯「なにっ!?」

ゆずこ「実は唯ちゃんがスルメにいそしんでいる間、唯ちゃんの分のお菓子を隠していたんだよ!」

唯「えっ?ああ…なんだ」

  縁(スルメにいそしむって… なんかちょっとアレかも~///)

ゆずこ「へへへ、これで唯ちゃんのお菓子はいただきだぜっ」

唯「お、なんだ欲しいのか? いいぞ」

ゆずこ「え?冗談のつもりだったのに…。いーの?」

唯「別にかまわないぞ」 (よしよし、ナイスタイミングだ)

ゆずこ「うん。じゃあちょっとだけもらうね、唯ちゃん大好き♪」

唯「…!!また唐突に…。 トイレ行ってくる」

ゆずこ「照れ隠しで逃げましたなー」

縁「かわいいねぇ」


ゆずこ「(それで、今の手際どうだった…?)」ヒソヒソ

縁「(うん、気づかれてなかったね~!)」

ゆずこ「(これならいけるっ!今みたいに健康診断の記録の紙をさっと拝借して…)」

縁「(唯ちゃんの番の時に、届けるフリして行くんだね~)」

唯「と…そろそろお開きの時間だな」

縁「えーもうそんな時間~?」

唯「暗くなったらあぶないだろ?」

縁、ゆずこ「はーい♪」



縁「それじゃあ唯ちゃん。

  余ったの生菓子ばかりだから、なるべく早く食べてねー?」


唯「あ、ああ…なるべくな。なるべく」

ゆずこ「一緒に帰ろっか、縁ちゃん」

縁「うん、かえる~」

 唯(今日のアタシ、ぜったい挙動不審だったろうなぁ。サイアクだ…)

  (でもなんとか最小限に抑えたな。あと3日、減らすのは無理でもキープしなきゃ…!)


唯「ん?これって…」

  (前に縁がおすすめしてたやつだ…。ミツコシの…。
   テレビで見ておいしそう~とか言ってたら、今度持ってくるねって)



唯「はぁ~…。縁ぃ~……」

―身体測定当日―

 唯(やってしまった…。 もう体重測るなんてカンベンしてくれ~)



相川「あ、櫟井さん…おはよー」

唯「おはよう。 あっ土曜日はごめん、なんか急いじゃってて…」

相川「ううん、大丈夫だよ」



相川「今日身体測定だね~… やだなぁ」

唯「大変だよね、相川さん委員の仕事もあるみたいだし」

相川「うん、今から準備の手伝いがあるんだ~」

唯「そっか、頑張ってね」

ゆずこ「ゆ~いちゃん! おはよーー!!」

唯「おはよう…。朝からテンション高いな、あとなぜか縁も高い…」

縁「ふふ、今朝ホクホクする夢見っちゃったの~」

唯「へぇ。なんだホクホク?」

縁「唯ちゃんと大きなスルメがねー…」

唯「いや、やっぱ聞かない。話さなくていいからっ」

ゆずこ「さっきアイちゃんと話してたね」

唯「ん?ああ」

縁「土曜日会ってたんだ~?」

唯「聞いてたのか。 まぁスーパー寄ってる時に…」



ゆずこ「アイちゃんのも捨てがたいけど~、やっぱり今日はねっ?」

縁「ねー♪」

唯「何なんだよ…」

ゆずこ「体操服に着替えなきゃ」

縁「もう始まっちゃうねー」

唯「さてと…」


 ガタッ

 縁(―ゆずちゃんっ、ミッション開始だよ!)

 ゆずこ(―まかせて!自然に、さりげなくだねっ!)



唯「……。 何スか?近いんですけど…」

ゆずこ「え?あぁ~なんだろうねえー?」

ゆずこ「……」(おかしい…。なんか今日は防御力高いような…)

縁「……」(スキがないよぉ~)

唯「……」(まさかこの前ので感づかれたのか…?) 




ゆずこ「唯ちゃん。早く着替えようよ~」

唯「お前ら…何を企んでるんだ?」

縁「あはは、何って、いつも通りだよねー?」

ゆずこ「そ、そうだねっゆかりちゃん!」

唯「わかった。わかったから距離をとれ!」

 縁(さっそく警戒されてる~)

 ゆずこ(むむぅ、これは難しいかも…。かくなる上はっ――)

 縁(動揺でスキをつくらせる作戦だねっ!)



縁「唯ちゃんも、何か隠してることなーい?」

唯「えっ?」(これは気づいてるのか?どっちなんだ?)

唯「なっ、何を言ってるんだろうねぇ~、縁さんは~!」


 「あ…アタシもいつも通りだぞ…」


ゆずこ、縁「ふ~ん、そっかぁー♪」

唯「顔っ、笑顔やめろ」


 唯(こりゃ油断ならないな…)

ゆずこ「行っちゃったね」

縁「行っちゃった~」

ゆずこ「この際、直接『私たち』が見ることにはこだわってられないよ!」

縁「どうするの?」

ゆずこ「もう一人、内通者が必要ですな…」

相川「あ、メール…。 野々原さん?」

 野々原『件名:私たちの未来はアイちゃんにかかってるよ!』

相川「えっ、えぇ~~~!!」

相川「ほ、本文はっと…」


 野々原『突然だけど極秘ミッションを任せるよ!

     アイちゃんじゃないとできない重要な任務なんですっ!

     そ れ は ……。』


 相川(ゴクリ…)

 相川(自分の健康記録わざと置き忘れて、取りに行く時にそんなこと…    

     それに私、人の大きさとか見てもよくわからないのに感想だなんて)


 相川(でもっ、これを機にもっと櫟井さんたちと仲良くなれるならっ…!)


相川「あ、そろそろ私の番…」

 相川(うぅ…、緊張するなぁ)

 相川(よし、この机に置いておいてっと…。 タイミングを図って戻らなくちゃ…)


看護婦「次の方どうぞー」

唯「ん?あれ、相川さーん。 用紙忘れてるよー?」



 相川(はわわ~~!)

相川「あ、ありがとう…。忘れちゃってたね」

唯「うん、見てないから安心して」

 相川(櫟井さん…。私いけない事しようとしてたのに、そこまで気を使ってくれて…)

相川「あのね…櫟井さん」

唯「どうしたの?」

相川「なんか…ごめんねっ」

唯「?」

―放課後―


ゆずこ「あっアイちゃん!」

縁「どうだったー?」

相川「野々原さん…ごめんね、先に櫟井さんが気づいて渡してくれたの」

ゆずこ「そっかー、私たちの任務は不可能だったわけだね~」


相川「あのね…。櫟井さんすごくいい子だから、本当のこと…言った方がいいんじゃないかなぁ」

ゆずこ「うん、そのつもりだったよ」

相川「…!?」

縁「唯ちゃんに隠し事はできないもんねー」

相川「そ、そうだったんだ…」

ゆずこ「えへへ、アイちゃんも巻き込んでごめんね?

    友達だもん、ずっと隠し事してるのはよくないからさー」

縁「だねー」

ゆずこ「でも、手伝ってくれてありがとねっ」



ゆずこ「よーし、今から唯ちゃん愛のゲンコツを受けにいこー!」

縁「おー!」

唯「なんだ、そういうことだったのか、

  お前らはアレだな… アホだな」


縁「えへへー唯ちゃんごめんね~?」

唯「そんな嬉しそうに謝られても…」

ゆずこ「『唯ちゃんのおっぱいを見守る会』としては黙っていられなかったのです!」

唯「わけ分からんこと大声で言うなっ。ヘンに思われるだろっ!。 なんだよその会…」


唯「相川さんにまで迷惑かけてるし…」

縁「唯ちゃんのガードが堅かったからだよー?」

ゆずこ「そわそわしてる唯ちゃんは私たちのこと誘ってるのかと思ったよ?」

唯「誘うかっ! あれはだな…」


縁「あれは~?」

ゆずこ「なになに?」

唯「はぁ…。白状するしかないのか」

唯「体重…、絶対増えてると思ったから見せたくなかったんだ…

  この前遠慮した縁のお菓子、結局食べちゃったし」


縁「それでスルメ~?」


ゆずこ「ダイエットなら私もよく宣言してるじゃん!ほら正月の時、」

縁「あー私もそれ一緒に参加したねぇ」


唯「ただのダイエットならまだいいんだけどさ… それに、縁は全然太らない体質だしな」

唯「なんというか…、身体測定直前だけダイエット頑張ってるって見られるのが…

  その…、は恥ずかしくて…」


縁「私たちは、唯ちゃんがちょっと太っててもずっと大好きだよ?」

ゆずこ「ねー♪」

唯「…っそういう話じゃなかっただろっ

  あと太っててもとか言うな。 まったく…。お前たちは変わらないな」


縁「ふふ、ねぇ唯ちゃん」

唯「ん?」

縁「これからも3人ずっと仲良しでいようね?」

唯「お前たちだって、そのつもりだろ」

ゆずこ「隠しっことかなしだよー?」

唯「ああ、嘘もつかない。二人も隠し事ナシだからな?」

 
縁、ゆずこ「うんっ! それでね、唯ちゃん…」

縁、ゆずこ「おっぱい、 ちょっと成長した?」



唯「///っ!!  ………………。 ちょっとだけな」



終わり

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