妹「未来から帰ってきたよ」兄「は?」(179)

代行

おいy0yfdSFM0

妹「お兄ちゃん……ううん、あ、あなた……」 ぽっ

兄「は!?」

おい

妹「ただいま」

兄「おう、元気だったか?」

妹「うん。で、さっそくなんだけど」

兄「うん?」

妹「死んでくれる?」

兄「はあ?」

妹「だからさ、死んでよ」

兄「な、何言ってんだ」

妹「実はさ、お兄ちゃん未来でさ……」

兄「待て、ネタバレはやめろ」

妹「……」

兄「でもなんでそんなこと言い出すんだ?」

兄「未来の俺に何かあったのか?」

妹「うん、だからお兄ちゃんを殺さないといけないの」


兄「せめて何があったか教えてくれないか?」

妹「ごめん。問答無用だよ」シャキッ

兄「お、おま、おまえ、そのナイフ……」

妹「綺麗でしょ?」

妹「向こうでずっと使ってたんだ」

妹「これ、未来では凄く役に立ったんだよ」

妹「私の愛用なんだ」ペロリ

兄(刃を下で舐めて……)

兄(こ、こいつ未来で一体どんな経験をしてきたっていうんだ?)

妹「じゃ、覚悟はいい」

妹「綺麗に殺してあげるから」

兄「ひいっ」ダッシュ



妹「待ってー逃がさないからー」ダダダ

兄(ひいいいいいいいいい! 追いかけてくる!)ドン! ガチャン!

>>1
ありがとうございます。

……外

兄「はぁはぁ……」

兄「あっ! 幼馴染み!」

幼「ん、兄クンどうしたの?」

兄「た、頼む。かくまってくれ!」

幼「?」

幼「なんかよくわかんないけど、うちの家でいいの?」

兄「くっ……」

兄(ダメだ……妹は当然、幼の家を知ってる)

兄「いや……」

兄(そうだ! 昔の俺と幼しか知らない秘密基地だ!)

兄「ほら、昔の秘密基地だよ! あそこで頼む!」

幼「う、うん。でもあそこって今コンビニになってるんじゃ……」

……秘密基地

兄「はぁはぁ……」

兄(よかった。まだあった。このコンビニの路地なら整備されてない)

幼「ねえ、何かあったの?」

兄「ああ、実は……」

兄(え……? 幼の後ろに……)

幼「ごふっ……」ドサ

妹「うふふ。お兄ちゃん言ってたよね」

妹「ここは昔、ここはコンビニだったって」

妹「それにしても幼さんまで巻き込むことないのに」

妹「ナイフが血で汚れちゃったよ」ポタポタ

兄「ひいいいいいいいいいい」ダッシュ

いいぞ

……学校

兄「ぜえぜえ……」

兄(なんで? なんで妹があの場所を知ってる?)

兄(一言も言ったことないのに……)

兄(妹『ここは昔、ここはコンビニだったって言ってたよね』)

兄(そうか、妹は未来の情報があるんだ)

兄(恐らく未来の俺が言ってしまったんだ……)

兄「あ、妹の友達!」

妹友「あれ? 妹ちゃんのお兄さんじゃないですかぁ」

兄(そうだ! この妹友なら俺とあまり親しくない!)

兄「ごめん。一生のお願いだ。助けてくれ」

妹友「へ? なんかあったんですか?」

兄「と、とりあえずこっちへ……」グイ

妹友「あ、ちょっとお兄さん!」

……校舎裏


兄「はぁはぁ」

妹友「はぁはぁ……ちょっとお兄さん……」

兄「ここなら……」

兄(大丈夫、この場所は俺にとっても初めての場所だ)

兄(周りに妹がいないだろうか)キョロキョロ

兄(ほっ……大丈夫だ……)

兄「巻き込んで悪かったな」チラ

妹友「……」クビプラーン

兄「ひゃああああああああああ」

兄「し、死んでる……首が切られてる……」ガクガク

兄「……なんで?」

妹「ねえ、お兄ちゃん」ヒョコッ

兄「わあああああああああああ」ダダダダ

妹「逃げても無駄なのに……」

……電車内

兄「ぜえ、ぜえ、ひぃひぃ……ああ……」ガタンゴトン

兄(ダメだ……あいつは未来から来たからなんでも知ってるんだ……)

兄(死にたくない……)

兄「うう、幼……妹友ちゃん……すまない……ぐう……」ガタンゴトン

兄「お、俺が悪いんだ……」ガタンゴトン

妹「うん、お兄ちゃんが悪い」ガタンゴトン

兄「ひうっ!」ガタンゴトン

妹「私、ずっと駅から隣の席だったんだよ?」ガタンゴトン

妹「お兄ちゃん周り見えてないよね?」ガタンゴトン

兄「……もういいよ」ピーガシャン

妹「ん?」

兄「……殺せよ」

妹「諦めちゃうんだ」

兄「俺が死ねばいんだろ?」

妹「……」

兄「もう幼も妹友ちゃんも死んじゃったしな」

兄「生きてる意味もねえよ」

妹「じゃあ最後に私の話を聞いてくれるかな?」

兄「……好きにしてくれ」

妹「まず聞きたいんだけどさ」

妹「お兄ちゃんは自分が強くなる気あるの?」

兄「? 何言ってんだ?」

妹「どれだけやっても今まで通りじゃん」

兄「???」

妹「追い込んだらすぐ自殺しちゃうし」

兄「なあ、意味が……」

妹「ん」チュ

兄「んんん?」

妹「んふ……ちゅ……ん……」チュ

兄「ぷはあ! な、ななな何を……!」

妹「キス」

兄「ふざけんな!」

妹「ここでセックスしたときもあったよね」

妹「痴漢プレイは気持ちよかったよ」

兄「ば、馬鹿かお前……俺は」

妹「童貞だって言いたいの?」

兄「く……」

妹「そりゃあ、今のお兄ちゃんならねぇ」クスクス

兄(こいつ……殺人犯のくせに……!)ギロ

妹「うーん、いいね。だいぶマシな顔つきになってきた」

兄「何がしたいんだお前は?」

兄「未来で何があった?」

妹「……きついなあ」

妹「改めて言われると……」

兄「話せよ」

妹「まず、言っとくよ」

妹「私が2013年4月14日に戻るのはこれで133回目」

兄「はああ?」

妹「はぁ……毎回同じリアクションでやんなるなぁ……」

妹「幼さんを殺したのは67回目、妹友を殺したのは125回目」

兄「お前、頭……」

妹「『いかれてるだろ』と言うこと93回目」

兄「……」

妹「じゃあ、まず説明から……」

駅員「君たち、もう終点だよ。早く降りて」

兄「あ、すいません」

妹「で、続きだけど、お兄ちゃんはこのあと何がなんでも生きて貰わないと困るのよ」

駅員「早く降りて」

妹「うるさいなぁ」サクッ

駅員「え……? ぐ……」ドサッ

乗員「きゃああああああああああああああ」

乗員「警察だ! 警察を呼べ!」

兄「おおおおお前……」

妹「ここはうるさいから降りよ?」

……喫茶店


妹「ここだと時間稼げるから」

兄「お前、こんなことしてタダで済むとおもってんのか?」

妹「消えるよりマシだよ」

兄「どういう意味だよ」

妹「さっきの質問答えるね」ズズ

兄「未来のことか」

妹「ううん。先に私が何がしたいかってこと」コトン

兄「お前、あんなことしといてよく平気で飲めるな」

妹「慣れてるからね」

兄「で?」

妹「言っとくけど私は殺人犯じゃないよ」

兄「殺してるだろ!」

妹「すぐになかったことになるもん」

兄「はあ?」

妹「正しい歴史に向かわないと戻されるの」

兄「……なあ、悪いこと言わないから病院に」

妹「ふぅ……なにやってんだろ私」

兄「未来で何があった?」

妹「そうだな。ドラえもんのタイムパトロールって言ったらわかりやすいかな」

兄「どういうことだ?」

妹「私はタイムパトロール隊みたいなもんなんだよ」

兄「で、俺を殺して歴史を変えるわけか?」

妹「違うよ」

兄「最初に死んでくれって言っただろ」

妹「まあ、あれは必要だから」

兄「まあってなんだよ! そんなことで殺そうとすんのかよ!」

妹「落ち着いてよ」

兄「落ち着けるか!」

妹「とにかくお兄ちゃんを殺すのは必要のある時だけ」

兄(コイツ……)

妹「とりあえず誤解の無いように弁解しとくね」

妹「私が何をしたいか」

妹「それはお兄ちゃんを助けること」

兄「殺そうとしてるのにか?」

妹「それは最終目標じゃないんだよ」

兄「わけわかんねえ」

妹「徐々にわかるから大丈夫」

兄「なんで俺を殺すことと救うことが一緒になるんだよ」

妹「ふぅ。もう一つの方から話した方がいいパターンかな」

兄「なんだよ、その態度」

兄(キ、キスまでしやがって……)

妹「未来で何があったのかの方から行くね」

妹「簡潔に言うと、未来じゃお兄ちゃん犯罪者なの」

兄「だから殺すのか?」

妹「殺す殺す物騒だよ。お客さん引いてるじゃん」

兄「……ち」

兄「で?」

妹「犯罪者って言っても社会的には犯罪じゃない」

兄「?」

妹「つまり悪いことはしてるけど法律じゃ裁けないの」ズズ

妹「まあ社会的に地位の高い人になってるんだよ」

兄「喜んで良いのか?」

妹「微妙というか、よくないと思うよ」

兄「どうすればいい? やっぱ死ねばいいのか?」

妹「何回同じ事言わせるの?」

妹「私はお兄ちゃんを救う為にやってきたの」

妹「今回の出来事もその一部」

兄「幼や妹友を殺したのもか? 駅員も……」

妹「未来の為の犠牲だからしょうがないよ」

兄「てめえ!」ガシ

妹「殴るんなら早く済ませてね。話す時間無くなるから」

兄「く……」

妹「さっき133回目って言ったじゃん」

兄「ああ」

妹「ループしてるの私」

兄「ループ? 繰り返してるのか?」

妹「うん。さっき……132回目の時は、あと3時間くらいで戻った」

兄「3時間?」

妹「3時間後に元に戻されるの」

妹「初め……つまり未来から帰ってきた時点に」

兄「??」

妹「こうやってお兄ちゃんに話してるのも63回目かな」

兄「いちいち何回目とか言ってるけど、どういう意味なんだ?」

妹「お兄ちゃんにとっては新しい時間だけど、私にはそうじゃないんだよ」

兄「今のこの出来事も何回も経験してるってことか?」

妹「うん。そうそう。理解が早くなってて助かるよ」

妹「あ、でもこれは私の話し方が上手くなったのかな」

兄(態度が上から目線でむかつくが……)

妹「上から目線でごめんね」

兄「!? なんで考えてることがわかった?」

妹「え?」

兄「お前、俺の頭まで覗けるのか?」ブルッ

妹「あはは、たまたまだと思うよ」

妹「前に上から目線でムカツクって言われたからね」

妹「でもわかってもらうためにはこの話し方しかないんだ」

兄「ひとつ疑問がある」

妹「何?」

兄「今の時間を繰り返してるって言ったな?」

妹「うん」

兄「じゃあ三時間後には俺はどうなる?」

妹「はあ……どうしよ……どう答えよう……」

兄「? なんか問題あるのか?」

妹「いや、答えがひとつじゃないから」

兄「はあ?」

妹「だって考えてみて」

妹「例えばゲームを何回もやって全部同じ行動すると思う?」

兄「しないな」

妹「そう、だからお兄ちゃんの結末もそれぞれ」

兄「例えば?」

妹「さっき言ったみたいに自殺したりとか、さ」

兄「俺が死ぬ理由がないぞ」

妹「それは今の私の行動がそうさせてるんだよ」

兄「?」

妹「最初に事実を淡々と伝えた時は自殺しちゃったからね」

兄「俺がそんなに弱いわけが……」

妹「さっき『殺せよ』って言ってたよね?」

兄「!!」

妹「それで本当に殺したこともあったの」

兄「おまえ……」

妹「私が殺人鬼に見える?」

妹「だとしたらお兄ちゃんはアホだね」

兄「この野郎……」

妹「うんうん。いい顔してる」

兄(くそ……妹の手の内で踊ってる感覚しかしない)

妹「さてと……そろそろ私を信用して貰う時間かな」

兄「何だって?」

妹「あと5分後に震度5の地震が来るよ」

兄「はあ?」

妹「とりあえずこれで今言ったことが本当だってわかるよね?」

兄「当たったらな。でも未来に行ける時点で信用はある」

妹「はぁ……よく言うよ……」

兄「なんだよ?」

妹「97回目の時はまったく私の事を信用しなくなって殺そうとしたくせに」

兄「はあああああああああああ?」

兄「なんだよ!? 完全な冤罪じゃねえか!!」

妹「あー声が大きい」

兄「く……あと1分くらいか?」

妹「ここだと揺れを感じるくらいだから大丈夫」

妹「デパートの地下の時はそれで生き埋めになったからね」

兄「なんだよそれ……って」グラ

兄「わあ!」グラグラグラ

妹「あと、この後にそこのテレビにも速報出るから」ズズズ

妹「あ、店員さん。ミックスジュースお願いします」

店員「かしこまりました」トコトコ

店員「お客様、先ほどは大丈夫でしたか?」

兄「え、ええ。なんともないですよ」

兄「わかった。どっちみち信じるしかない」

妹「よかったぁ」ニコ

兄(あ、妹の笑顔って久しぶりかも……)

妹「で、これからね。警察来るから戦って欲しいの」

兄「はいいいいいいいいいい?」

妹「大丈夫。まだ時間あるから。それまでにちゃんと話するから」

兄「あと何分くらいで来るんだ?」

妹「たぶん、このケースだと30分から1時間」

妹「駅からもそんなに離れてないしね」

兄「じゃあ、離れないと」

妹「大丈夫お兄ちゃん?」

妹「私の言うこと聞いてた?」

エロくします!
エロはあります!
エロいれます!

兄「俺は警察となんか戦わないからな。まず、しゃ……」

妹「『周りに迷惑をかけないのは最低条件だ』だっけ?」

兄「う……」

妹「とにかく話を聞いて」

妹「まだ時間はあるから」

兄「ああ、わかったよ」

妹「じゃあ、完全に信用を得たところで……」

妹「まず、ぶっちゃけちゃうと」

妹「信じられないだろうけどお兄ちゃんは未来の職業は投資家なの」

兄「投資家ぁ? あの金持ちの仕事か? なんか株とか買ったりする」

妹「うん。その投資家。で国を動かす実業家にもなるの」

兄「も、儲かるのか?」ゴクリ

妹「それはもう」ズズズ

兄「じゃ、じゃあ……」

兄(将来、女にも不自由しないのだろうか)

兄(ウハウハであんなことやこんなこともできたり……)

妹「よかったね、お兄ちゃん。将来エッチなことがたくさんできて」

兄「う……」

兄(さすがに何考えてるかバレるか)

兄「で、問題起こすの?」

妹「うん。それはもう酷い事件を」

兄「どんな?」

妹「その前に私が幼さんと妹友を殺した理由を言うよ」

兄(忘れそうになるけどこいつ殺人犯なんだよな……)

妹「別に私がヤンデレとかキモウトとかだからじゃないよ」

兄「そんな用語よく知ってるな」

妹「お兄ちゃんに直接聞いたんだよ」

兄「え、俺は教えたこと……」

兄(そっか、妹は俺の知らない俺と何度も会ってるんだった)

妹「殺した理由はお兄ちゃんには必要ないから」

兄「やっぱキモウトじゃねえか!」

妹「それは私がお兄ちゃんを愛してる場合でしょ」

妹「ま、好きだけど、家族以上の感覚はないよ」

兄「そう、はっきり言われるのもな……」

妹「さっきのキスで満足しといて」

妹「……信用して貰う為に、何度かやらせてあげたこともあったじゃん」ボソ

兄「は? なんだって?」

妹「店員さん! ミックスジュースおかわり!」

兄「わ、びっくりした」

妹「とにかく未来のお兄ちゃんは権力持って悪いことするんだよ」

妹「それを止める為に未来に行って来たの」

兄「そうだ。未来でいったい何を見たんだ?」

妹「散々国民を食い物にしてるお兄ちゃん」

兄「最悪だな、俺」ガックリ

妹「まあ、このまま行ったら間違いなくそうなるよ」

兄「あ、ちょっと待て」

妹「何?」

兄「それには矛盾が生じるぞ」

妹「どういう?」

兄「こうやって俺の未来を知ったんだから」

兄「俺がそうならないようにしたら」

兄「未来は変わる!!」

妹「……」

兄「今この時点で変わったんだ!」

妹「おめでたすぎるよ……」

兄「はあ? 間違ってないだろ?」

妹「あのね。それも止めないとダメなの」

兄「……??? 意味がわからん。それって?」

妹「投資家にもなって貰わないと困るってこと」

兄「はい?」

妹「例えばここでお兄ちゃんが完全にその未来を否定したとする」

兄「ああ」

妹「そしたら私はスタート地点に戻されるの」

兄「へ?」

妹「言ったでしょ。何度も繰り返してるって」

兄「確かに……」

妹「お兄ちゃんが時の流れをねじ曲げようとする度に戻されるの」

兄「???」

妹「時間には『正しい歴史』って言うのがあるの」

兄「歴史はいくらでも変わるんだから、そんなのあるわけない」

妹「ううん。違う。お兄ちゃんは変えられる人だからそう思うだけ」

兄「変えられる? 時間を変えられる?」

妹「うん」

兄「おかしいぞ」

兄「その言い方だとお前は変えられないみたいじゃないか」

妹「変えられないよ」

兄「待てよ。今だって変えてるじゃないか」

兄「俺や幼や妹友を殺したこともあるけど、殺してないときもある」

兄「矛盾してるぞ!」

妹「だって幼さんも妹友も時間を変えられない人間だから」

兄「は?」

妹「それに私みたいに未来に行ってきた人間は未来はわかっても」

妹「その間の時間の流れ……つまり歴史はわかんないんだよ」

兄「待て。ますます矛盾してきたぞ」

妹「全部話してたら時間がないから、とにかく私に従うことだけは決めて」

兄「わかったよ。わかった。そうするしかないし……」

妹「うん。それでこそお兄ちゃんだよ」

兄「それにずっと悲惨なこと繰り返してるってお前も辛いだろ」

妹「え?」

兄「とにかく俺が勇者だと思ったらいいんだろ?」

妹「あ……うん……まあそうだけど……」

兄「じゃ、俺が助けてやるよ」キリッ

妹「……う……ん」

兄(あれ? なんで泣いてんだこいつ?)

妹「あ、ご、ごめん。目にゴミ入っちゃって」ゴシゴシ

兄「で、警察と戦うんだったよな」

妹「うん」

兄「何すればいいんだ?」

妹「……とにかく殺すことだけだけど……」

兄「任せとけ!」

妹「本当にやってくれるの?」

兄「ああ! どんと来いだ!」

妹「怖くないの?」

兄「お前だって人殺してるだろ。怖くねえよ」

……30分後

妹「お兄ちゃん」

兄「ん?」

妹「あれだよ」

店員「いらっしゃいませー」

警「ああ、可愛い店員さんだな」ズリッ

店員「きゃあ! いきなりズボン脱いで何するんですか!」

警「あ? 未来人に向かって逆らってんじゃねえぞ」ビリビリ

店員「ああ! やめて! 服破かないで!」

警「てめえ!」ドン

店員「ひっ! け、拳銃……?」

警「しゃぶれ。頭を打ち抜かれたくなかったらな」

店員「え……あ……」

警「おい、聞いてんのか?」ドン パリン

店員「やります! やりますから! 殺さないで!」チュポ

警「お……いいね」

店員「ん……ちゅ……んん……」チュポチュポ

警「んーいい気分だー」


兄「ななななんだよアレ……あれが警察?」

妹「それだけ未来は腐敗してるの」

いいぞ

警「うっ出そうだ! チンコから離せ!」

店員「ん……!」プハア

警「ふぅ……寸止め成功」

警「じゃ、次はケツ出せ」

店員「お願い……フェラしますからそれだけは……」

警「そこの席のてめえ! 何電話してやがんだ!」パーン ドサッ

警「てめえもだよ」ドン ドサッ

警「ん? まだケツ出してなかったのか? 早く出せよ」

店員「は、はい。ど、どうぞ」ガクブル

警「よし。ヤるぜ」ガシ

店員「あ、入ってくる……やだぁ……」

警「ほらほらほら!」パンパンパン

店員「あんあんあん! いやあ! あんあん」パンパン

兄「拳銃持ってるって聞いてないんだけど……」

妹「引きつけといて。私が殺すわ」

兄「引きつける?」

妹「とにかく、あの行為をまず止めて」

兄「う、撃ち殺されるって……」

妹「大丈夫。そうはならないから」

兄「でも」

妹「絶対だから。仮にそうなっても私が戻されるだけ」

妹「聞いてたでしょ? 私は『これ』を経験してるの」

妹「だからお兄ちゃんが死ぬ事はないよ」

兄(やるしかない!)

兄「あああの…ててて店員さん…いいい嫌がってるので、やめてあげてください」ブルブル

警「なんだあ?」ピタ

店員「あ……あん……」

警「てめえ、腰振んのやめんじゃねえよ!」

店員「は、はいい……」ズポズポ

兄「……」ジー

店員「み、見ないで……お願い……///」

兄(多少無茶しても大丈夫なはず)

兄(妹のお墨付きだ)

兄「やめろって言ってんだよ!」

警「あ?」ギロ

兄「う……」

警「死ねや」ドン

兄(終った! 死んだ! 思わず目を閉じる)

兄(ん……? 死んでない?)

兄「……あれ?」

妹「お兄ちゃん大丈夫?」

兄「あ、ああ」

兄(警察官が首を切られて死んでる)

兄(妹に助けられたのか)

妹「ほら、あなたも服着て」パサ

店員「うう、うう……」

兄「あの大丈夫ですか?」

妹「何してるの! お兄ちゃん! ここ出るよ!」

兄「だって……」

妹「今度はもっと大勢来るよ!」

……緑地


妹「お兄ちゃん、人は殺せる覚悟はある?」

兄「……ない」

妹「ねえ。たぶん次が最後。これができたら未来が繋がると思う」

妹「私も消えないで、お兄ちゃんが良い未来を築ける」

兄「お前って……」

妹「???」

兄「何人殺してきたんだ?」

妹「な……何言ってるの、お兄ちゃん」

兄「繰り返してきたってことだよな?」

妹「そ、そうだけど……」

妹(まずい……この流れ……129回目と同じかも……)

妹(このままじゃ、私の人格を疑われて『殺人鬼』って拒絶される……)

妹(せっかくここまで来たのに……)

兄「辛かったろ?」

妹「……え?」

兄「こんなこと繰り返したら頭おかしくなるぞ……」

妹「う……うん」

妹(確かにもう私はおかしくなってるのかも知れない)

妹「ごめん……」

兄「気にすんな。絶対助けてやるから」

妹「うう」グス

妹(よかった……でも……私もいい加減疲れそう……)

兄「ちょうど3時間経ちそうだけど大丈夫なのか?」

妹「あ……そう言えば……」

妹(消えない? 戻されない? 確かにこのパターンは初めてだけど……)

兄「で、誰を殺すんだ?」

妹(そうだ。前に私はここで疲れちゃったんだ)

妹(あの時とは逆の言葉を言おう)

妹「殺すのは……お兄ちゃんの親友……だよ」

妹(前は『もういいよ、お兄ちゃん』だった)

妹(『もう傷つくことはないよ……』って)

妹(言った瞬間戻された)

妹「お願い……殺して……」

妹(拒絶されたら消される)

妹(お願い……!)ギュ

兄「なあ……」

妹「?」

兄「そんな怯えた顔すんなって」ナデナデ

妹「……あ」

兄「まるで自分を殺してくれって言ってるみたいだったぞ、今の」

妹(それは当たってるかも……)

妹(だってこのナイフは……)

妹「こ、このナイフで友さんの喉を切って……」

兄「……これでか?」

妹「う、うん……」

兄「さっきからお前、震えてるけど大丈夫か?」

妹「……え?」

妹(気付かなかった……ちょっと参ってるのかも……)

妹(もしこれ以上ループを繰り返したら……)

妹(たぶん何も感じなくなる……)

妹(78回目から85回目はずっと眠ってしまったし)

妹(時間感覚もおかしくなってる)

兄「友はどこだ?」

妹「あの……お兄ちゃん……」

兄「なんだ?」

妹「ホ、ホントにできるの?」

兄「ん? なんかここに来て弱気になってるのか?」

兄「俺はお前を守る勇者だぜ」

妹(怖い……ここで臭いセリフと笑えない……)

兄「で?」

妹「たぶん中庭……」

兄「よっしゃ」

妹「ま、待って……」

兄「なんだよ」

妹「こ、公衆の面前、全校生徒の前で親友を殺すんだよ?」

妹(私は何を言ってるのだろう)

妹「お兄ちゃん、友さん殺したらおかしくなっちゃうよ?」

妹(なんで止めるの? またループを繰り返すのよ?)

妹「ねえ? 狂っちゃうよ?」

妹(この先はたぶん……)

兄「お前が狂うよりはいい」

妹「……!!」

兄「今のお前の恐怖が取り除けたらいいよ」

妹「……なんで」

兄「正直これ以上見てられない……」

兄「それに何となくわかってきたよ」

妹「な、何が……?」

兄「お前のこと」

妹「私?」

兄「ああ。お前俺より年上だろ?」

妹(嘘……なんで……わかったの……?)

兄「まず、背が伸びてる」

妹(確かに)

兄「おっぱいもおっきくなってるな」

妹(きつめのブラでごまかしてるのに……)

兄「それに少し大人びた」

兄「俺より2歳上くらいかな」

妹(未来で過ごした時間を当てられるなんて……)

兄「姉さんって呼んでいい?」

妹「じょ……冗談……」

兄「行こうぜ、姉さん。俺の勇姿を見届けてくれ」

妹「やめてよ!!」

兄「お……おい……」

妹「お願い、絶対に姉さんなんて呼ばないで……」

妹「私のお兄ちゃんはお兄ちゃんだけ……」

兄「な、泣くなよ……」

妹「泣いてないってば!!」

兄「とにかく行くぜ」

妹「あ……」

……中庭

友「やあ。今日学校サボってたけどなんかあったのかい?」

兄「ああ、色々ありすぎたよ」

友「地震もあったしね。結構大きかったから心配だったんだよ」

兄「なあ、友、お前は妹のことどう思ってる?」

友「突然何なんなの、いったい」

兄「いや、どう思ってんのかなって……」

友「そうだね。面白い子だと思うよ。どこか違う空気がある」

兄「空気?」

友「僕達とは違うオーラっていうのかな?」

兄「やけにスピリチュアルなこと言うんだな、お前らしくない」

友「そりゃ普段論理的な僕でもそう言いたくなるよ」

兄「どういう意味だ?」

友「……妹ちゃんに殺されるわけにはいかないってことかな?」

兄「???」
妹「お兄ちゃん!! そこから逃げて!!」

兄「妹!?」

妹「ごめんなさい、お兄ちゃん……」

兄「な、なんでお前らがいるんだよ……」

幼「うふ、妹ちゃん捕まえたよ」

妹友「殺された恨みだあ。がおお」

兄「おまえら死んだんじゃ……」

友「僕がループさせたんだ」

妹「バ……バケモノ……」

友「まさか3時間の矯正時間を突破してくるとは思わなかったよ」

友「これで君はループできなくなった」

兄「な、何言ってんだ?」

  ( ^)   だから♪
  (  ) ̄
(  | |  )

  _(^o^)  今♪
    ( )|
  (  | |  )

       ( ^o)  1秒ー♪
      ̄(  )
   (   //  )

             (o^ )  ごとに~♪
            (  )ヽ
             | | 

..三  \ \  V  /   (o^ ) 三 世界ー♪
 三  \ \  V  / (  )ヽ 三
三   \ \  |  /  / /   三


三  ( ^o) \  V // / /  三  線をー♪
 三/( ) \  V / (o^/   三
三   ヽヽ  \ |  /(  /  三

..三/( )  \  V  /    (o^ ) 三 越ーえてー♪
 三  ヽヽ^o) \ V   /  (  )ヽ 三
三    \  )\ | (o^/  / /   三

友「そのナイフも返して貰おうか」

妹「ダメだよ! お兄ちゃん」

友「『お兄ちゃん』より年上なのにそう言うのはちょっとねえ」

妹「黙れ……!」

友「君は兄君より三年多くの時間を過ごしてる」

友「本来は弟を呼ぶように兄君の名前で呼ぶべきだ」

妹「散々未来を無茶苦茶にしておいて……!」

友「それは兄君のことかい?」

妹「あなたのことよ!」

妹「時間軸とループ時間をずらして時間を改竄する時間犯罪は極刑よ」

友「それは未来でのことだろう?」

友「今の時間の法律ではないね」

友「だとしたら君の過ごしたループ時間も犯罪と言うことにもなる」

妹「く……」

友「罪は償わなくちゃならない」

妹「自分を棚に上げてよくもそんなことを言えるわね!」

友「そうだなぁ。犯した罪は次元殺人、ループ時間違反、時間軸管理法違反」

友「たぶん裁判じゃ600年強の懲役だね」

友「でも法律により特別に奉仕活動をすれば減刑される」

妹「……!」ビク

妹「何を……させるつもりなの……まさか……」

友「文字通り奉仕さ。わかってるよね? 未来でもよくあることだ」

妹「いやよ! ダメ! それだけは!」

兄「やめろよ!!」

妹「お兄ちゃん……」

友「じゃあ、兄君が妹ちゃんの罪を被るかい?」

友「これも法律で認められている」

妹「します! しますから!」

兄「妹……?」

今何でも擦るって言った?

妹「お兄ちゃん……ごめんなさい」カチャカチャ

兄「ちょ……俺のチャック降ろして、何してんだお前!」

妹「ん……お兄ちゃん……はむ……ん」パク

兄「うっ……や、やめろ……」チュポ

妹「ん……ちゅ……ちゅぽ……ん……はあん…」チュポチュポ

兄「……ぐ……出る……やめてくれ……」チュポチュポ

妹「んん……らして……出して……お兄ちゃん……あ……うん」チュポチュポ

兄「ぐっ」ドピュッ

妹「んんんんんんんんんんんんーーー」ゴクゴク

兄「うぐ……す……吸われる……」

妹「もっほ……ん……らしていいよ……んん」チュル

兄「妹……妹……」

妹「お兄ちゃん……お兄ちゃん……」

友「美しい兄妹愛だ」

友「でもこのままじゃ一生刑務所の中だよ」

友「兄妹間のフェラの減刑年は350年だからまだ250年分ある」

妹「く……あなたたちが勝手に決めた法律でしょうが……」

妹(お兄ちゃんの精液が喉に引っかかってる……苦い……)

友「でも残念ながらこれらは一度きりしか効果がない」

妹「それも勝手な……」

友「そうだった。君たちは姉弟でもあったんだ」

友「喜んで欲しい。兄君が妹ちゃんを姉と認めたらさらに減刑ができるぞ」

妹「嫌よ! そんな屈辱味わうくらいなら死んだ方がマシよ!」

妹(嫌……! 絶対嫌……!)

妹(私のアイデンティティが無くなっちゃう!)

笑っていいのかいけないのか

あの……落としものですよ?

         .∧__,,∧
        (´・ω・`)

         (つ妹と)
         `u―u´

  あなたのすぐ後ろに落ちていましたよ?

友「兄君、いいのかい? このまま行けば妹ちゃん……」

友「いや、君の姉さんは時間法96条に罪を照らし合わせて一生監獄で拷問だ」

兄「く……」

兄(これ以上妹に苦痛を与えるわけにはいかない……!)

兄「ね、姉さん。いや……姉ちゃんでいい?」

妹「やめて! お兄ちゃん! ダメ!」

妹(理解はできないけどこのまま行ったら)

妹(何かが崩れるちゃう!)

妹(ループの代わりにもっと酷いことが起きる予感がする!)

兄「姉ちゃん」サワサワ

 俺は妹……いや、姉ちゃんの胸に優しく触れた。

「やめて! お兄ちゃ……あれ? 兄……兄……」

 姉ちゃんの胸を左手で優しく撫でながら、右手で秘部をまさぐった。
 抵抗はなかった。

「ん……兄クン……いい……そこ……ダメ……」

>>145
気にしてないです
ノリノリなんで

ちょっとラーメン食ってきます

読んでくれてる人ありがとうございます(_ _)。

 姉ちゃんのあそこはドロドロだった。

「やめて……お願い。それ以上したらもう妹じゃいられなくなる……」

 そんなの関係ない。妹は姉ちゃんになっていた。
 思えば未来から帰ってきた妹は、俺の世話を焼くお姉さんと言う感じだった。
 妹のことは好きだが、姉が欲しいと、よく思ってたものだった。
 姉ちゃんがいたらな……って。

「なあ、お前……いや、姉ちゃんのこと……」
「ねえ……やめて……私はお兄ちゃんの妹でいたいよ……」

 その口を無理矢理塞ぐ。

「んんーーーん……ちゅ……んん……れろ……ん」

 お互い唇と口内をむさぼり合う。

「……戻れなくなっちゃうよ」
「手遅れだって……姉ちゃん……」

 姉ちゃんの腰に腕を回してぎゅっとお尻を掴む。
 弾力のある柔らかいそれを撫で回す。

「あん……やめ……ねえ……ダメ……みんな見てる……」
「中庭で野外フェラしといて何言ってんだよ」 

 俺達の行為を見てほくそ笑んでる親友。
 頬を赤らめて見ている幼馴染みと後輩。

「兄君……妹ちゃんとあんなこと……姉弟で……」
「はぁはぁ……せ、先輩……」

 この明るい中庭での行為に俺は興奮していた。

「い、入れるからな?」

 姉ちゃんの膣に陰茎を当てそのまま一気に挿入した。

「あん……入ってくる…いた……痛い……」
「さっきフェラしてる時、オナニーしてたじゃん……もうぬるぬるだって」
「あ……うん……あん……お兄ちゃんのあそこ……入ってる」

 辺りを見ると校舎内から俺達を見ている生徒もたくさんいる。

「……ねえ、あれ何してんの?」
「なんか盛ってるみたい」
「え、どこ?」
「中庭かよ、マジでセックスしてんの?」
「どこの痴女だよ」
「頭おかしいじゃね?」

 生徒たちの声が聞こえる度に羞恥心で死にそうなる。
 でも今は快感の方が大きい。見られてる快感。

「あん……見られてる……あん……お兄ちゃん……イク……イキそう……」
「お、俺も……妹……ね、姉ちゃん……出す……出すよ……」

 何を考えてるか自分でもわからないパニック状態だった。
 とにかく姉ちゃ……妹? あれ? の膣内に精液をぶちまけることしか頭になかった。
 ああ、もう姉でも妹でもどっちでもいいや。

「ちょ……出る……っ!」
「ああああああああ! 来てるぅ! お兄ちゃんの膣内に来てるぅ!!」

 妹のヴァギナに大量に射精した。膣内の締まりに精子をすべて吸い取られそうだった。

「ねえ……いいの、あれ? 先生呼んできた方がいいんじゃない?」
「あたしセックスって初めて見た……」
「お前ちんこ立ってんじゃねえか!」
「てめーもだろ?」
「ヤバイよあれ。停学じゃね」

 周りを意識すればするほど妹の膣はキュッキュ締め付けてきた。
 俺は構わず腰を振り続けた。

「いい! お兄ちゃん! いい! もっと! もっと出して! あんあん!」
「はぁっ……はぁ……イク……また出そう」
「いいよ! もっともっと!」

姉「来る……なんか来る……! お兄ちゃん! もっと来て!」パンパン

兄「ぐっ! 出る! イク!」ビッュドビュ

姉「ああああああああああ」ビクンビクン

兄「はぁはぁ……」

姉「う……ん……」

姉「ねえ、お兄ちゃん……私って姉なの? 妹なの?」

兄「どっちでもいい……あ、違った。姉ちゃんだよやっぱり」

兄(こう答えておかないと……)

姉「お兄……兄クン……」

幼「はぁはぁ……ん……あ……」チュクチュク

妹友「せ、先輩……あ……あん……」チュクチュク

友「オナニーやめたら? みんな見てるよ?」

教師「何をやってるんだ! おまえら!」

友「邪魔だな……」ヒュン ズバッ

教師「ぐげっ!?」ゴロン

生徒「おい……あれって……」

生徒「首が離れてる……?」

生徒「うげええええええ」

生徒「ちょっと……吐かないでよ!」

生徒「うわああああああああああ」

生徒「人が……人が死んだああああああああああ!」

友「うるさいなぁ」

友「ふっ……どうせ、こんな時間捨てればいい」

妹「それはどうかしら?」シュッ

友「な……!? あ、かはっ……!」ドサ

妹「やっと辿り着けた……この答えに……」

兄「お……おい……これって……」

兄(友の首筋……死んでる……)

兄(こんなあっけなく?)

兄(未来の敵じゃなかったのか?)

兄(幼と妹友ちゃんもいない……何が起きたんだ?)

妹「ねえ、お兄ちゃん」

兄「なんだよ」

妹「やっと解放されたよ。ありがとう」

兄「なあ、何が起きたん……って」

妹「お兄ちゃん……今までありがとう……」

兄「おい! ちょっと……なんで体透けてんだよ!」

妹「この時間は正しい歴史じゃなかったってことだよ」

兄「じゃあ、またループするのか?」

妹「ううん。ループはしないよ」

妹「一回だけあの時間に戻るだけ」

妹「今回はお兄ちゃんも一緒に戻ると思う」

妹「そしたら……あれ……」

兄(妹の姿が……消え……)

兄(あれ? なんか俺もおかしいぞ)

兄(手が透けてる)

妹(また戻るだけだよ……あの時間へ……)

妹(ねえ……お兄ちゃん……本当は私……)

妹「ただいま」

兄「おう、元気だったか?」

妹「うん。で、さっそくなんだけど」

兄「うん?」

妹「キスしてくれる?」





 ~END~

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