阿知賀女子 麻雀部室 放課後
穏乃「おはようございまーす!」ガラッ
穏乃「さあ今日も張り切って部活をっ……」
穏乃「……なーんだ。まだ誰もいないのか」シュン
穏乃(早く来すぎちゃったかなぁ。……まあ憧がすぐ来るよね)
穏乃(一人じゃ麻雀もできないし、ヒマだけど座って待ってるしかないか)
穏乃(……ん?)
穏乃(雀卓に何か置いてある……これは……)
穏乃「……手帳?」
穏乃(部室にあるって事は麻雀部員の誰かが忘れていった物だよね)
穏乃(誰のかなぁ……手帳持ってそうな人……)
穏乃(灼さんかな?部長だし、しっかりしてるから手帳くらい持ってても不思議じゃないよね)
穏乃(宥さんも持ってそうだなぁ。ポケットいっぱいあるし)
穏乃(……まてよ。そもそも灼さんや宥さんだったら雀卓に忘れ物なんてしないか)
穏乃(つまり少し抜けてる人……玄さん?)
穏乃(って、そんな事思ったら玄さんに失礼か)
穏乃(うーん。分かんないや)
穏乃(いっそ中を見てみるか……)
穏乃(いやいや、いくら忘れ物だからって他人の手帳をかってに見るのはよくないよな……)
穏乃(でもヒマだし……誰も来ないし……)
穏乃(……よし、適当に開いた一ページだけ見よう。それで持ち主が分かるかもしれないからね!)
穏乃(そうしたら直接本人に返せばいいんだ!見ちゃった事は素直に謝ろう!)
穏乃「では早速……」ペラッ
穏乃「……あれ?」
穏乃「手帳じゃない…………これは……日記?」
○月×日
今日も相変わらずのかわいさ全開だった!
さすが私のオンリーワンマイエンジェルだね!!
きっと本人は自分のかわいさの1%にも気づいてないんだろうなぁ。でもそこがまたかわいいよ!
今日は麻雀中にくしゃみを七回、咳を二回してた。
風邪引いてないかとても心配。やっぱりもう少し厚着するべきだよね……
今度注意しよう……いや、そうしたらあの際どいラインの太ももが見れなくなってしまうかもしれない……
そんなの絶対だめだよね!あそこを眺めることは私の生きがいの一つだし。
でも風邪引くのもほっとけない……
よし、上手く上半身だけ厚着させようか!
……そうしたら上下のバランスがとんでもない事になりそうだなぁ。
穏乃「なんだこれ」
穏乃「なんだこれ……」
穏乃(これ日記だよね?それにしては自分の事全然書いてないけど……)
穏乃(その上、太ももがどうとか破廉恥な事ばっかり)
穏乃(この人絶対ろくな人間じゃないよ……)
穏乃(……いやいや。同じ麻雀部員の誰かなんだ。悪いところばかり見るのはよくないな!)
穏乃(少なくとも、この日記の持ち主は相手の女の子の事を心配してる事がわかる)
穏乃(友達の体調を気にかけるいい人じゃないか!)
穏乃(うん。オンリーワンマイエンジェルって謎単語や太もも云々に目をつぶれば、なかなかいい日記だよ!)
穏乃(……それらを省いたら中身が無くなったなんて全然思ってないし!)
穏乃(しかし、これだけだと日記の持ち主は分からないな……)
穏乃(相手の女の子も、とにかく『かわいい』って事しかわからないし)
穏乃(かわいさなんて主観で変わっちゃうからなぁ)
穏乃(太ももだって、制服はスカートだから全員見えちゃうよね)
穏乃(やっぱりもう一ページ見るしかないか。他の日記はまともかもしれないし)
ペラッ
○月×日
とうとう太ももタッチに成功しちゃった!!
これで29個目の目標達成!!
この感触はよく手に焼き付けておこう!もう二度と手を洗わないんだから!
前からチャンスはあったんだけど、なかなか手が出せなかったんだよね。勇気が出なくて……
でも今日の作戦は本当に完璧だった!
私が雀牌を落とした所に見事しゃがみこんでくれるんだからね!
平然を装って触れちゃったよ!
まあ、触れたのは一瞬だったんだけどね……
ああ撫で回したい……
心ゆくまであの太ももを舐め回し、いや撫で回したい……
穏乃「」
穏乃「変態だよ」
穏乃「さすがにこれは擁護できないよ」
穏乃(同じ麻雀部員をそんな目で見てる人がいるなんて……)
穏乃(なんだか少し怖いなぁ……)
穏乃(よし、この事を相手の女の子に知らせてあげよう!)
穏乃(そして極端な足の露出を直してもらうんだ!)
穏乃(そうすればこの日記の持ち主の変な趣向も治るはず)
穏乃「とりあえずもう一ページ見よう」ペラッ
○月×日
今日も無駄に元気だった。そしてふざけて正面からしがみ付いてきた!
あの下から見上げる表情はもはや犯罪だよ!かわいさの暴力だよ!
きっとあれは私にしか見せない笑顔なんだ。絶対そうだ。
って事はやっぱり私の事が好きなんだよね。
じゃあもういいよね。我慢しなくてもいいんだよね。
好きにしちゃっても問題ないよね。両思いだもんね。
ああシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズ
シズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズ
シズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズシズ大好き
穏乃「うわぁ!!!!」ドサッ
穏乃「こ……これ……私の事だったんだ……」
穏乃「日記の日付は……昨日……」
穏乃「い……一体誰が……こわい……」
穏乃(……い、いやいや!怖がっちゃだめだ)
穏乃(この人は私に好意を持ってくれてるんだから!)
穏乃(気持ちに答えてあげられるかは分からないけど、この人とちゃんと向き合わきゃ!)
穏乃(じゃなきゃ失礼
玄「遅れました~」ガラッ
穏乃「ひゃあああああああああ!!!」
玄「ど、どうしたの穏乃ちゃん?」
穏乃「玄さんでしたか……はは。急に音がしたからびっくりしちゃって」
玄「?」
穏乃(本当におどろいた……)
穏乃(でも、すぐ日記を手放したから、読んでたって事はバレてないよね)
穏乃(もしこの日記が玄さんので、それを私が読んでたなんて知られたら……)
穏乃(どうなってしまうんだろう……)
玄「……あれ、穏乃ちゃん一人だけ?」
穏乃「そうです」
玄「ふーん。みんな遅いんだね」
穏乃「私も少し前から待ってるんですよ」
玄「そうだったんだ。てっきり私が最後だと思ってたから走って来ちゃった」
穏乃「お疲れ様です」
玄「……」
穏乃「……」
玄「でも珍しいよね」
穏乃「何がですか?」
玄「私と穏乃ちゃんが、こうして二人っきりになることって」
穏乃「そういえばあまりないですよね」
玄「幼馴染なのにね」
穏乃「……幼馴染?幼馴染なんですか?私と玄さん?」
玄「もちろんだよ!小学生からの付き合いなんだからね!」フンス
穏乃「確かに……じゃあ幼馴染ですね!」
玄「うん!」
穏乃(なんだろう……今日の玄さんはいつもより好意的のような……)
穏乃(ま、まさかあの日記は玄さんの!?)
穏乃(で、でも玄さんがあんな変態的な文章を書く人だとは思えない……)
穏乃(……そうだよ。友達を疑っちゃだめだ)
穏乃(玄さんが好意的なのも、元々やさしい人だからだよ)
穏乃(絶対そうに決まってる)
玄「……どうかしたの?穏乃ちゃん?」
穏乃「ああ、すみません!」
玄「ふふっ。変な穏乃ちゃん」
穏乃「ははっ。でも参りましたね。二人じゃ麻雀もできませんし」
玄「そうだねぇ~。お掃除も昨日しちゃったから綺麗だしね」
玄「でも、今日はみんなが居なくてよかったかも」
穏乃「どうしてですか?」
玄「昨日ここに大事なもの忘れちゃってね」
穏乃「えっ……」サーッ
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穏乃「そんな……玄さんだったんですか……」
玄「?……どうしたの?まさか」
玄「見ちゃったの?」
穏乃「あ……ええと……」
穏乃「ち、ちょっとトイレに行ってきま」
ガシッ
玄「ふっふっふ。逃がさないよ」ガッチリ
穏乃(う、後ろから抱きつかれた!?)
穏乃「く、玄さん……そんなに抑え付けないで……」
玄「だめだよ。穏乃ちゃんは知ってしまったんだからね。私の秘密を」
玄「さあ!返すのです!」もみもみ
穏乃「ひゃあっ///」
穏乃(む、胸を鷲掴みにっ///)
穏乃「や……やめて……」
玄「やめないよ!ふむふむ。胸には隠してないみたいだね。じゃあもっと下を……」
穏乃「ううっ……ぐすっ……うわあああああああん」ボロボロ
玄「あ、あれ?穏乃ちゃん?」
穏乃「うわああああああん」ボロボロ
玄「ご、ごめんね!ちょっとふざけちゃっただけなんだよ?ごめんね!」
穏乃「……ううっ……もうしないで下さい……」グスッ
玄「本当にごめんね!ほら、ぎゅってしてあげるから!」ギュウ
穏乃「はい……」ギュウ
穏乃「……」
玄「……」
穏乃「……落ち着きました。取り乱しちゃってごめんなさい」
穏乃「少し怖くなっちゃったんです……玄さんが私をそんな風に思っていたなんて……」
玄「そんな風?」
穏乃「私見ちゃったんです!玄さんの日記!」
玄「……日記?私は日記なんてつけてないけど」
穏乃「えっ?」
穏乃「玄さんは日記をここに忘れたんですよね?」
玄「ちがうよ!私が忘れたのは写真だよ。穏乃ちゃんが持ってるんでしょ?」
穏乃「いえ、持ってませんよ!」
穏乃(あの日記は玄さんのじゃなかったんだ……)ホッ
玄「持ってないんだ……私はてっきり穏乃ちゃんが隠し持っているんだとばかり……ごめんね」
穏乃「もういいですよ。それより写真を探しましょう!」
───
──
─
玄「……あった!あったよ!」
穏乃「よかったですね!何の写真なんですか?」
玄「えっ///ああ、実はね……///」
穏乃「どれどれ……これは……」
穏乃「……網走さん?」
玄「小走やえさんだよ!」
穏乃「確かうちが一番最初に戦った高校の大将さんですよね?」
玄「うん///実は県予選の後から毎日連絡取ってて……」
穏乃「そうだったんですか。全然知りませんでしたよ!玄さんと小走さんがそんな関係だったなんて!」
玄「た、ただのお友達だよ!///」
穏乃「またまたぁ~」
玄「あああ、そうだちょっとお姉ちゃん見てくるね。またあとでねっ」ガラッ
穏乃「いっちゃった……。よっぽど照れてたんだろうなぁ」
穏乃(でもよかった。あの日記が玄さんのじゃなくて)
穏乃(さすがにイメージと違いすぎるもんね)
穏乃(だからってあの日記を書きそうな人に心当たりがあるわけじゃないけど……)
穏乃(ほんとうに誰のなんだろう……)
ガラッ
穏乃「あっ、玄さんおかえ──
灼「はあっ、はあっ、はあっ」
穏乃「あ、灼さん!?」
灼「忘れた……昨日……どこ……」オロオロ
穏乃「落ち着いてください!どうしたんですか?」
灼「落ち着けない!……穏乃見た?昨日ここに……」
穏乃(この尋常じゃない慌てっぷり……)
穏乃(絶対あの日記だよ。まさか灼さんのだったとは……)
穏乃「み、見ました……」
灼「見た!?渡して……早く……」
穏乃「渡せません……」
灼「!?!?!?!?」
穏乃「もうやめましょう……あんなの灼さんらしく……うわっ」
灼「「カエシテカエシテカエシテカエシテカエシテカエシテ」」ガタガタガタガタガタガタ
穏乃「ちょ、ちょっと揺らさないで下さい!」ガクガクガクガク
灼「「カエシテカエシテカエシテカエシテカエシテカエシテ」」ガタガタガタガタガタガタ
穏乃「分かりました!!返します!!返しますから!!……はい!」ガクガクガクガク
灼「「カエシテカエシテカエ……なにこれ」
穏乃「何って……日記ですよ」
灼「そんなものでごまかさないで!!」
灼「さあ、私のネクタイはどこ!?」
穏乃「ネクタイ?」
灼「そう!」
穏乃「それだったら向こうのイスに掛かってますよ」
灼「ああ!あった!」
灼「よかった……」
穏乃「灼さんの探し物はネクタイだったんですね。勘違いしてました。すみません」
灼「ううん、謝るのは私のほうだよ。早とちりしてたみたい。ごめん」
穏乃「いえいえ。そのネクタイいつも身に付けてますもんね」
灼「うん。これははるちゃんから貰った大切なネクタイなんだ。私の命の次に大切だよ!」
穏乃「そうだったんですか。じゃあ赤土さん本人は?」
灼「はるちゃんは命よりも大切だから///」
穏乃「おお……」(すごいこと聞いてしまった)
灼「じゃ、私まだ教室の掃除が残ってるから。また後でね」ガラッ
穏乃「行っちゃった……」
穏乃(結局あの日記は灼さんの物でもなかったなぁ)
穏乃(でも、まあいいか。すごいこと聞けちゃったしね)
穏乃(今日は玄さんのニワカ写真といい、灼さんの赤土先生好きといい、いろんな事を知っちゃったなぁ)
穏乃(……ん……あれ?)
穏乃(あの日記が玄さんでも灼さんの物でもなかったって事は……)
穏乃(……もう残ってる人そんなにいないぞ!)
ガラッ
宥「うぅ、寒い~」
穏乃「宥さん!?」
宥「ああ、穏乃ちゃん。今日も寒いね」
穏乃「そうですかね?私は全然平気ですよ」
宥「ああっ!?ストーブが付いてない!!」
宥「付けないと!!」カチッ
穏乃「私しか居ませんでしたからね。私だけなら真冬でも必要ありませんよ!」
宥「そんなのあったかくないよ!」ギュウ
穏乃「なっ、何を?///」(宥さんに抱きしめられた!?)
宥「ほら、こうするとあったかくて気持ちいいでしょ?」ギュー
穏乃「……はい///」
宥「私も気持ちいいよ。穏乃ちゃんあったかいんだもの」ギュー
穏乃「うぅ///」
穏乃(確かに気持ちいい……こころがあったまるような不思議な感覚だ……)
宥「ストーブが点くまでこうしてよっか?」ギュー
穏乃「別にいいですけど///」ギュー
───
──
─
穏乃「……ストーブ点きましたね」
宥「本当だ!じゃあ一緒に温まろうね」
穏乃「はい!」
穏乃(こんなやさしい人があんな日記書くわけないよね)
穏乃(……いやいや、憧だって絶対あんな事書かかないはず!)
穏乃(幼馴染だもん。憧の事は誰よりも私が分かってるんだ!)
穏乃(信じてるよ、憧!)
宥「穏乃ちゃん?」
穏乃「は、はい!」
宥「大丈夫?さっきからぼーっとしてるみたいだけど」
穏乃「はい、大丈夫ですよ!」
宥「本当に?」
穏乃「ううっ、じゃあ一つだけ質問させてください。昨日部室に忘れ物しました?」
宥「忘れ物?してないなぁ」
穏乃「ですよね……」
宥「忘れ物があったの?」
穏乃「…………実は、こんなものが」スッ
宥「これは……手帳?」
穏乃「日記です。少し中を見てしまって……」
宥「日記かぁ。誰のだろうね?」
穏乃「それは……」
ガラッ
灼「遅くなりました」
玄「あ、お姉ちゃん!もう来てたんだね!」
穏乃「玄さんに灼さん!」
───
──
─
玄「うーん。すごい日記だね……」
灼「ま、まあ好きだって気持ちはすごい伝わる……」
宥「こ、個性的!」
穏乃「……これってやっぱり憧のなんですかね…………」
玄「どうだろー?」ヨソミ
灼「名前がないからね。誰のかはわからないかなぁ」
灼(絶対憧のでしょ……なんでこんな所に置き忘れたりなんかしたんだ……)
宥「とりあえず元の場所に置いておこう!ね?」
穏乃「はい…………」
灼「……穏乃はさ、この日記を見てどう思った?」
穏乃「……そりゃあ驚きましたよ」
灼「嫌だった?」
穏乃「嫌ってわけじゃないですけど……」
灼「この日記を書いた人はさ、穏乃の事が好きで好きでたまらないんだよ」
灼「だからちょっと極端な表現になっちゃったんだと思う」
穏乃「はい……」
灼「嫌いになっちゃう?こんな日記書く人」
穏乃「そんなことありません!!私の事を想ってくれているわけですから……」
穏乃「それに私もその人の事を好きかもしれませんし///」
玄「おおっ」
宥「あったかい!」
灼(案外日記を見られたことがいい方向へ進んだね……)
灼「じゃあ日記はここに置いておこうか」
穏乃「はい!」
ガラッ
憧「あー、遅れたわぁ」
穏乃「憧!!」
憧「しず!あんた部活行くの早すぎよ!おかげで私が日直の仕事やったんだからね」
穏乃「そうだったんだ……ごめん、憧」
憧「べ、別に怒ってるわけじゃないけどね!」
憧「……それにしても、四人集まってるのに麻雀やってなかったんだ?」
玄「そ、そうそうこれからやろうと思ってたんだよ!」
宥「ストーブあったかーい(棒読み)」
穏乃「憧!昨日ここに忘れ物したりした……?」
憧「……えっ」
灼(自ら切り出していくとは……さすが穏乃)
憧「……ああそういえば忘れたかも…………」
穏乃「……何を?」
憧「ま、まあ手帳みたいな……?」
穏乃「日記?」
憧「!?」
穏乃「……実は見ちゃったんだ」
憧「……あ……そうなんだ……」
穏乃「ごめん。正直、すごく驚いた……」
憧「そ、そうだよね。迷惑だよね……」
穏乃「迷惑だとは思ってないよ!!」
憧「へっ?」
穏乃「驚いたけど、迷惑じゃない!私も憧が大好きだから!!」
憧「ちょっ///え?好き?///」ドキッ
穏乃「本当だよ!証拠にほら!太ももにも好きなだけさわっていいよ!」サスサス
憧「こ、こらしず!///私の手を太ももに押し付けないで///」
穏乃「えっ、嫌なの?」
憧「いやとかじゃなくて///」カァァ
灼「良かったね、憧」
玄「すばらだね!」
宥「すごくあったかい!」
憧「もう、皆まで!///」
穏乃「……はい、これ。日記は返すよ。でもできれば直接言って欲しいな。できるだけのことはするからさ」
憧「うん///私もしずを一生大切にする///」
憧「……ん?」
穏乃「どうかした?」
憧「どうかって……」
憧「これ私の日記じゃないけど」
しず・玄・宥・灼「……へ?」
穏乃「じゃあこれは……?」
憧「知らないわよ」
憧「私のは部活動中の麻雀部員全員の勝率とアガリ牌の傾向を毎日書き溜めてたんだから!」
憧「そうすれば私自身の弱点とか見えてきそうじゃない?」
憧「ま、まあしずがこういうのして欲しくないって言うならもうしないけどね!///」
穏乃「じ、じゃあ一体この日記って誰の
ガチャッ
晴絵「誰か私の手帳見てないかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
灼「」
おしまい
くぅ~疲w
最初シズ憧を書こうと色々考えてたら、こんななっちゃったよ!
案の定オチ読まれまくりだよ!
保守&読んでいただきありがとうございました
シズシズシズはどう説明するんだ
おぉーん?
>>178
憧とレジェンドが穏乃に対して同じ呼び方だから勘違いネタいけんじゃね?とか思っちゃったんだよ!
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