乙武「びびってるの?もう遅いよ!」ガシュ! おまえら「うぎゃあ!」 (1)

もともと引っ込み思案で、運動も勉強もできない不細工な自分に自身を持つことができずにいたおまえらにとって、
クラスで1.2を争うほど勉強ができ、いつも学級委員を任されるような積極性とリーダーシップを持った乙武は、
どこかまぶしい存在だった。

いや、ただまぶしさを感じていただけではない。
ふしぎだったのだ。

両手両足がないという絶望的な境遇にありながら、
なぜこんなにも屈託のない明るさで人をひきつけ、逆境にも逃げることなく立ち向かっていくことができるのか。
その答えは知り合って、長年たったいまでも見つかっていない。
だが、そのことについて考えていると、ふしぎと自分にもエネルギーがわいてくるような気がしていた。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom