ちひゃー「くくっ!?」ピヨーイ
P「もう俺は腹がいっぱいだから家で食うよ…」
ちひゃー「くっ!」ペペペペペペペペペペ
P「そんなことされても食えないものは食えないんだって…」
ちひゃー「くっ!」ペペペペペペペペ
前回千早からまさかのバレンタインチョコを貰えた
あまりにも美味かったのでついつい二個目が欲しいなぁ~って言ったら、それから定期的にお菓子を作ってくれるようになった
それは嬉しいのだが、問題はコイツだ…
ちひゃー「くっ?」ペペペペペペペ
俺の頭上で偉そうに頭を叩いてる奇形生物『ちひゃー』
なんと千早のお菓子にはもれなくこいつが作った廃棄物がセットになっているのだ…
____, --------- ,,,_____
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{::::l:::::::::::| .人 /|::::ノ::::::::ヽ
レヘl:::::::::::ト、/::::::\/::::::|;イ:::::::::::::\
ム;;-─ ¨亡7 ̄ ̄て_ノ¨ ─--z__ノ
まぁたいした設定の引継ぎはないですけれど…
もちろんこいつの作ったものなんか食べられるわけがない
最初はそれとなく捨てていたのだが、最近では目の前で食って感想を言えと言うようになった
千早の俺に対する好感度を考慮すると、とてもまずいなどと言える状態ではないのも問題だ
ちひゃー「くっ!くっ!」ペペペペペペペ
今日作ってきたのはプリンらしい…
らしい…と言うのは見た目は辛うじてプリンを保っているが
味は……目分量でもこれよりはマシなのが作れるんじゃないかってレベルの代物だ
そんなものを偉そうな顔して食えと言っている…
ちひゃー「くっ!」ピヨーイ
これは千早にはっきりと『ちひゃーのは不味くて食えたもんじゃないからもう作らせないでくれ』って言ったほうがいいのかもしれん
ちひゃー「くー」トテテテテテテテテ
ようやく頭から降りて何処かへ行った
頭の上に乗るって事は、俺はこいつに自分より下等な生き物だと思われているのだろうか?
そう考えるとあの毛玉に無性に腹が立つ
ちひゃー「くっく~♪」トテトテトテトテトテ
奇形生物が戻ってきた
手に持ってるのは…スプーンか?
ちひゃー「くっ!」ピヨーイ
まさか…
ちひゃー「くっ♪くっ♪」アーン
こいつに『あーん』なんてされる日が来るとは
P「だから俺は昼飯食ったばっかりで腹がきついんだよ」
ちひゃー「くーっ♪」ズイッ
しつこくスプーンを口に押し込もうとする奇形に対してつい…
P「いらないって言ってんだろ!!」ガチャン
ちひゃー「くっ!?」
スプーンを弾き飛ばしてしまった
P「あっ…」
ちひゃー「くぅぅぅ」ウルウルウル
千早にチクられて好感度が下がるのはまずい…
P「すまん。だけど本当にもう食えないんだって」
ちひゃー「くぅ…」シクシクシク
P「じゃあ今日の夕方までに食っとくからさ、それでいいだろ?」
ちひゃー「くっくー♪」ピョイピョイ
P「じゃあ仕事の邪魔にならないように給湯室で遊んでてくれ、おいゆきぽ!」
ゆきぽ「ぽえ?」トテトテ
P「ちひゃーとしばらく遊んでてくれ、どうせ暇だろ?」
ちひゃー「くっ!」
ゆきぽ「ぽえ!」
P「仲良くしてろよ?」
ちひゃー「くー」トテトテ
ゆきぽ「ぽえぽ~」トテトテ
バタンッ
二匹の奇形生物は給湯室へと消えていった
今のうちに…
最近奇形生物の作る廃棄物処理に適したものを手に入れた
ガラガラガラッ
量産型はるかさん「かっかー」
奇形生物に対抗するには奇形生物しかない
この考えは当たっていたようで、こいつは常人では食えない廃棄物をどんどん処理してくれる
P「ほ~ら今日のご飯はプリンだぞ!」
量産型はるかさん「ヴぁーい」モグモグモグ
しかし隠れて処理を続けるのにも限度があるだろう
やはり根本から絶つしかないのか…
バタンッ
ちひゃー「くっ?」キョロキョロ
ゆきぽ「ぽえ?」キョロキョロ
10分と絶たないうちにもう戻ってきやがった…
ガラガラガラッ
P「ほーらちひゃー、お前のプリン食ったぞ」
ちひゃー「くくくぅ♪」ピヨーイ
P「それと頭の上に乗るのもやめてくれ」
ちひゃー「くっ♪」ペペペペペペペペ
頭を叩かれて喜ぶ人間なんてそうはいないだろう
人が不愉快になることを嬉しそうな顔でしやがって…
もううんざりだ!
そういえば来週千早は沖縄に泊まりの仕事だったな
その時しかない…
一週間後
千早「じゃあプロデューサー、ちひゃーの世話をお願いしますね」
P「おう!できる限りのことはしとくよ」
千早「ちひゃー、プロデューサーに迷惑かけちゃ駄目よ?」
ちひゃー「くっ!」
千早「それと…がまぐちにちひゃーの生活費を入れておきますから、お金がかかりそうならちひゃーに払わせてください」
P「わかったよ。気をつけていって来い」
千早「それじゃ行って来ます」
ちひゃー「くー」バイバイ
こうして千早は仕事に行ってしまった
P「さて、明日は仕事が休みだしどっか行くか?」
ちひゃー「くっ!?くっく~♪」ピヨーイ
乗るなと言ってるのに平気な顔で頭に飛び乗る奇形生物
こいつらには学習能力はないのだろうか
P「それじゃ持ってくものを買いに行かないとな」
ちひゃー「くっ♪くっ♪」ペシペシペシ
いつもなら腹が立つ奇形の頭叩きも、明日で終わりだと思うとなんてことはなかった
─近くのデパート─
P「それじゃ…お前は牛乳が好きなんだっけ?」
ちひゃー「くーっ♪」ペシペシ
P「そうかそうか。せっかくだから一番高いの買って行くか」ヒョイッ
ちひゃー「くっ!」トテテテテテテ
P「おい奇け…ちひゃー!どこに行くんだ?」
牛乳を手に取った瞬間に奇形生物は何処かへ行ってしまった
P「はぁ……」
犬でも見つけたのか…?
ちひゃー「くっ!」トテトテテトテテテ
奴が消えたほうからカゴがよたよたとこっちに来る
なんでもう一つカゴを持ってくる必要があるんだよ…
ちひゃー「くっ」ガコッ
そして当然のように俺のカートの下の部分にカゴを入れる
P「どうした?なんでもう一つ持ってきたんだ?」
ちひゃー「くーっ♪」ポイッ
自分で持ってきたカゴに牛乳を入れる奇形
何がしたいのか全くわからん
その後は特に変わったこともなく買い物を終えて
P「さ、レジ通すからその牛乳をこっちに渡してくれ」
ちひゃー「くっ」トテトテテ
しかしこいつはカゴを持って先にレジに入ってしまう
まさか…
店員「いらっしゃ…いませ?」
ちひゃー「くっ!」ゴトッ
店員「えっと…一点で450円になります…」
ちひゃー「くっくー!」ジャラジャラ
がまぐちから小銭を取り出し自分で代金を払う奇形生物
しかし
店員「あの…450円なんですけど…」
ちひゃー「くっ?」キョトン
見るとこいつは300円しか払ってない
千早、勘定もできないやつに金を渡すなよ…
P「ほらっちひゃー、代わりに払ってやるからがまぐちを貸せ」ヒョイッ
ちひゃー「しゃーーーっ!!」
威嚇された
馬鹿なのは知っていたがここまでとは
しかたないので自分の財布から不足分を払う
P「すいません。これでお願いします」
店員「450円ちょうどお預かりします…レシートは?」
P「結構です」
店員「ありがとうございました…」
ちひゃー「くっ!」フンス
店員から牛乳を受け取ってドヤ顔の奇形生物
その金は千早が一生懸命働いて稼いだ金なんだぞ?
お前は一円でも稼げるのか?
おまけに代金もまともに払えてないし
なんでそんなに偉そうなんだよ
店員「次の方どうぞ」
P「あ…はい」
考えても埒はあかない
まぁなんでもいいですけれど
─Pの家─
P「あぁ…疲れた…」
ちひゃー「くっ!」ピヨーイ
デパートから家までは車が不要なほどの距離にあるが…
道中ずっと牛乳を抱えた奇形生物を頭に乗せてれば疲れも溜まろう
ついでに明日の準備をちょこっとしておいた
ちひゃー「くっ!?くっ!?」トテテテテテ
俺の疲労など露知らず、こいつは牛乳を抱えて部屋の中を物珍しそうに駆け回っている
P「牛乳は冷蔵庫に入れとけよ。悪くなっちまうぞ」
親切に教えてやったのだが
ちひゃー「くくぅ!」ギュッ
牛乳を抱きしめて離さない
そういや発達障害者は一つのものに執着することがあるって聞いたなぁ
ま、どうせ痛んだ牛乳飲むのはあいつだしどうでもいいか
それよりも飯だ
P「おいちひゃー、どっちがいいんだ?」
買ってきたサンドイッチを奇形に見せる
ちひゃー「くっ!」トテテテテテ
凄い勢いで走り寄って来た
P「好きなの選べ」
これがお前の最後の晩餐だからな
ちひゃー「くー!」コッチ
P「じゃ俺はこっちだな…テーブルの上で食えよ!?」
ちひゃー「くっ!」フンス
またこの蹴りたいドヤ顔してやがる…
P「明日は…どこに行くとするかな?」ガタッ
ちひゃー「くっ?」チョコン
P「暖かくなってきたし、里山に散歩にでも行くか?」モグモグ
ちひゃー「くっく~♪」ピョイピョイ
テーブルの上で小躍りを始めやがった
P「なら明日は早起きしなきゃならないから早く飯食っちまえよ」
ちひゃー「くっ♪」モムモム
俺が金を払ったサンドイッチを美味そうに食う奇形
なんの為に千早が金を渡したと思ってるんだか…
ちひゃー「くっ♪くー♪」モムモム
奇形は気持ちの悪い笑顔でサンドイッチを食べ終えた
P「飯食ったら風呂だな…いくぞちひゃー」
そう言った途端
ちひゃー「くっ!?」トテテテテテテテテ
物凄い勢いで逃げていった
P「なんだお前、風呂入らない気か?」
ちひゃー「くっ///」ポッ
顔を赤くしてやがる…
金髪毛虫に発情期があるってことはこいつにも性の概念があるのか?
P「別に無理強いはしないからな」ガタッ
死ぬときくらい体を清めておけよと思うが…まだこいつは自分が死ぬとは思ってないんだよな
P「そこで大人しくしてろよ」
─風呂上り─
P「いい湯だった…」
風呂が命の洗濯というのはあながち間違いではないかもしれない
少しの間だがやつのことが頭からきれいに消えていた
のだが…
ちひゃー「くっくっ」クイクイ
はぁ…
P「なんだ?それはブラシか?」
ちひゃー「くっ!」
気分が良くなったところにこれだよ…
今から二時間ということは、終わりは12時くらいか…
P「いいぜ、ブラッシングしてやるよ」
人生で最後のブラッシングをな
ちひゃー「くー♪」ポフッ
ずうずうしく人の膝に座ってきやがる
そういや猿とかは自分で毛づくろいするらしいな
ちひゃー「くぅ~♪」
自分で手入れのできないこいつは猿以下か
ちひゃー「くにゃ~♪」
事務所に来るまではどうやって生活してたんだか…
ちひゃー「くくくぅ~♪」
気持ち悪い声出しやがって…
─二時間後─
P「どうだ?満足か?」
ちひゃー「くっ♪」スベスベ
P「ならさっさと寝るぞ。お前普段はどこで寝てるんだ?」
ちひゃー「くくーぃ」ピヨーイ
俺の布団で一緒に寝る気かよ…
でもこいつ見るのも明日で最後なんだ…ここは我慢我慢…
P「電気消すぞ?」
ちひゃー「くー!」
パチン
─深夜─
P「……」
P「ん……んん!?」
なんか…息苦しい!?
P「ぷはっ!」
なんなんだよ俺の顔の上に!?
ちひゃー「く……」ZZZzzz
P「はぁ…はぁ…」
こいつ…どこまでも人を馬鹿にしやがって…
このままぬれ雑巾で殺してやるか?
いや、やめておこう
ここで殺したら死骸の処理が面倒だ
─翌朝5時─
ちひゃー「くっくくっくー!」
P「ふぁ…」
なんなんだよ…こんな時間に…
ちひゃー「くっ!」
P「まだ出発の時間じゃないだろ…」ゴロン
ちひゃー「くっ!?」ユサユサ
P「いい加減にしてくれ!俺はお前の生活リズムに合わせる気はないんだよ!」
ちひゃー「くっくー!」ユサユサ
この馬鹿のせいで完全に目が覚めてしまった…
出発の時間を早めるか…
外はまだ暗い
おまけに設定しておいた暖房器具も作動していないため寒い
そんな中この奇形は
ちひゃー「くくっ」ゴソゴソ
リュックを用意して…
ちひゃー「くー」シュルシュル
がまぐちをぶら下げ…
ちひゃー「くっ!」フンス
出発の準備ができたと言わんばかりの態度だ…
馬鹿の相手がここまで辛いとは…
仕方ない、俺も準備しよう
─行き・車中─
ちひゃー「くー」キョロキョロ
チャイルドシートに座った奇形生物は外を眺めている
見慣れた都内の風景のはずだが何が楽しいのやら
P「大人しく座ってろよ?あとシートベルトは使ってくれ」
ちひゃー「くっ?くっ?」シャーコ
シートベルトも着けられないようだ…
P「ほらじっとしてろ」カチッ
ちひゃー「くっくー!」
こいつのせいでキップ切られた日には事務所の害獣を全滅させても気がすまん
はしゃぐ馬鹿を乗せて走ること二時間
─どっかの片田舎─
P「やっと着いた…」
ちひゃー「くっ♪くー♪」ピョイピョイ
P「こっからはバスで行くぞ」
ちひゃー「くっ!」トテテテテ
バス停に向かって駆け出す奇形
P「おっと忘れてた…あとコレだ」ガサゴソ
ちひゃー「くっ?」キョトン
P「いいか、じっとしてろよ?」ゴソゴソ
ちひゃー「くっ」ジーッ
P「これでよし」
ちひゃー「くっ!?くっ!?」ガチャガチャ
他の人の迷惑にならないように首輪をつけてやった
首を拘束されている感覚が嫌なのか、こいつはなんとかして外そうともがいている
ちひゃー「くー!くー!」クイクイ
P「外して欲しいのか?だが人のいるところに行く時は首輪は必須だ」
ちひゃー「くっ…」ショボーン
落ち込みだした
普段首輪使わないだけでも感謝してほしいものだが…
P「そろそろ、バスが来るから行くぞ」グイッ
ちひゃー「くっ!?」
リードを引っ張って歩き出す
ちひゃー「くっ!くー!」ガシガシ
奇形はいまだに首輪を外そうともがいている
P「なぁ、首輪してないとバス乗るのにも金がかかるんだぞ?わかってんのか?」
ちひゃー「くっ!」フンス
偉そうな顔でがまぐちを突きつけてくる
P「なんだ?バス代は自分で払うっていうのか?」
ちひゃー「くっ」コクン
P「金はもっと大事にしたほうがいいと思うけどな、俺は」カチャカチャ
そこまで言うならはずしてやるか
ちひゃー「くっくー♪」トテトテトテ
首輪を外された奇形はあっちこっち歩き回る
ちひゃー「くっ!」
P「はいはい。首輪を車に閉まってくるから、先にバス停に行ってろ」
そんなこんなでバスが来る
ぷしゅーっ
P「ここにこの硬貨を三枚入れるんだぞ?」ジャラジャラ
ちひゃー「くっ?」ガサゴソ
俺が見せたのと同じ硬貨を必死になって探す
ちひゃー「くっくー♪」ジャラジャラ
料金を払うのに手間取ったおかげで運転手のイライラがこっちにまで伝わってくる
このバス停で乗るのが俺達だけで良かった…
─バスで移動中─
ちひゃー「くっ♪くー♪」ワクワク
窓から見える田舎の景色に奇形はご満悦のようだ
ちひゃー「くっくっ♪」ペシペシペシ
P「静かに乗ってろよ。他の客に迷惑だろ?」
客は俺達だけだったが…
ちひゃー「く…」ペシペシ
声は小さくしても俺の頭から降りる気はないらしい
運転手「次は~終点○○~お降りの方は~」
どうやら俺の目的地は想像より悲惨なところだ
コンビニどころか、民家すらまばらにしか点在していない…
人に見られる危険が減るなら大歓迎だけどな
ぷしゅーっ
P「ほら降りるぞ」ガタッ
ちひゃー「くっ」トテトテトテ
ここは本当に東京なのかと疑いたくなる景色だ
そんなことを思っていると
ちひゃー「くっく~♪」ピョンピョン
奇形がちょうちょを見つけてはしゃぎだした
ちひゃー「くぅ♪」トテテテテテテテ
どこに行く気だあいつは…
P「おい!こっちに行くんだぞ!」
ちひゃー「くっ?」トテトテトテ
P「確かこの裏にため池が…あったあった」
ちひゃー「くっ?」
P「じゃあ俺はここで釣りしてるからお前はその辺で遊んでていいぞ」
ちひゃー「くっく~♪」トテテテテテテ
奇形は草むらの中に消えていった
このままここに置き去りにしてやろうかな?という考えも浮かんだが、もったいないのでまた別の機会にしよう
P「…」ポチャン
黙って釣り糸を垂らす
千早は今頃仕事を頑張っているのだろうか?
美希はキラキラしているだろうか?
春香はこけてないだろうか?
休みだというのに頭に浮かぶのは仕事のことばかりだ…
─数時間後─
P「…」ZZzzz
ちひゃー「くっくっ」ユサユサ
P「ん…なんだ?」
眠ってしまっていたらしい
こいつに邪魔されて睡眠不足だったからな
ちひゃー「くっ!」グルルルルル
P「腹が減ったのか?それならパンがいくつかあるぞ」ゴソゴソ
ちひゃー「くー♪」モムモム
いただきますも言わずパンにかぶりつく
P「俺も少し食っとくかな…」ガサガサ
ちひゃー「くっ」ゴソゴソ
奇形がリュックを開けだした
一体なにを持ってきたのかと思えば
ちひゃー「くっく~♪」ドサッ
牛乳だ…
P「お前、そのリュックの中身はそれだけか?」モグモグ
ちひゃー「くっ!」ゴキュゴキュ
嬉しそうな顔しながら牛乳を飲む奇形生物
ちひゃー「くー!」プハァッ
口の周りが真っ白だが見なかったことにする
ちひゃー「くっくっ」ガサゴソ
再び牛乳をリュックにしまい始めた
ちひゃー「くっ?」トテトテ
P「なんだ、釣りに興味あるのか?」モグモグ
ちひゃー「くくっ!」パシャパシャ
水面をロッドで叩き出した
そんなことしたら魚が逃げるってわからないものなのか?
もっとも昼過ぎのこの時間に、なにか釣れると思っていたわけではないが
P「やりたきゃやってろ。もしかしたら夕食の魚が釣れるかも知れないからな」
ちひゃー「く~♪」パシャパシャ
─夕方─
P「それじゃそろそろ日も暮れだすし帰るか」ゴソゴソ
ちひゃー「くっく~!」ピョイピョイ
結局魚は一匹も連れなかったが奇形生物は嬉しそうな顔ではしゃぎまわっている
P「急げよ。バスは残り一本しかないんだからな」
ちひゃー「くっ!」トテトテトテトテ
バス停までの道を戻る
P「今日はいっぱい遊べたか?」
ちひゃー「くくぅ♪」トテトテトテトテ
P「なら良かった」
ちひゃー「くっ♪くっ♪」トテトテトテトテ
遠くを見ると既にバスの明かりが見える
P「間に合ったようだな」
ちひゃー「くっ!」ピヨーイ
P「帰りのバス代も来た時と一緒だからな」
ちひゃー「くっ!」ペシペシ
ぷしゅーっ
バスが着いた
P「…」チャリンチャリンチャリン
ちひゃー「くっ!」チャリンチャリンチャリン
ブーーーーーーッ!!!
ちひゃー「くくっ!?」
奇形生物がバスの料金を払った瞬間警報ブザーがなった
運転手「ちょっとお客さん!なに入れたの?」
ちひゃー「くっ?」オロオロ
運転手「なんだこの硬貨は!?ちゃんとしたお金で払ってくださいよ!」
ちひゃー「くっ?くっ?」チャリンチャリン
慌ててほかの硬貨をバスの料金口に投入する奇形生物
しかし
ブーーーーーーッ!!!
むなしく警報ブザーが鳴り響く
運転手「ふざけてるんですか?」
運転手が怒り出した
ちひゃー「くっ!?」ゴソゴソ
一生懸命がまぐちを漁る奇形生物
俺「ぽぇ?」
お前ら「可愛いいぴょんんんんん♥」
俺(ちょろいな…)
もちろんこいつは金を持っている
俺の小遣いより多い額を千早から受け取っていたから
だがその金は全て…
運転手「このバスは日本円しか使えませんよ!?」
ちひゃー「くっ!?」
昨日の帰り道に寄った銀行でアメリカドルを入手して、夜中に起こされたときちひゃーのがまぐちの中身と入れ替えておいた
行きのバス代だけ日本円を入れて…
だが円とドルの違いはこの馬鹿にはわからない
わかるのは財布のお金がなぜか使えなくなっていることだけ
それだけだ
ちひゃー「くっ!くくくぅ!」ウルルル
涙目で奇形生物が助けを求めてきた
運転手「あの…お客さん。この子の料金を払っていただけないと乗せることはできないんですが…」
P「すいません、現金きらしてて…クレジットしかないんですよ」
運転手「ではペット、という扱いなら乗車料金はとらなくてすむのですが…」
そう聞いたとたん
ちひゃー「くっくー♪」ピヨーン
奇形生物が飛びついてきた
P「ペットじゃないですよ?ほら、首輪もしてないじゃないですか」
ちひゃー「くっ!?」アセアセ
慌てて自分の首周りを確認する奇形
運転手「ではこの子をどうするおつもりで?」イライラ
P「どうもこうも、お金がないなら乗せなければいいじゃないですか」
ちひゃー「くっ!?」
P「悪いな、お前が自分のバス代は自分で払うって言ったから余計な金は持ってきてないんだよ」
ちひゃー「くっ!?くっ!?」アタフタ
P「じゃ、無賃乗車はつまみ出しちゃって下さい。ちひゃー、車で待ってるからな」
ちひゃー「くーーーーっ!?」ジタバタ
運転手は黙って奇形生物をバスの外に追い出した
運転手「お金がなきゃ乗せられませんので…」
ちひゃー「くっ!くっ!」
金なら持ってる!この機械がおかしいんだ!
とでも言いたそうな叫びだ
運転手「それじゃ発進するので下がってください」
そう言った運転手に対して
ちひゃー「くっ!」ガプッ
怒りの噛み付き攻撃
困ったら暴力で解決しようとするとはなんて愚かな生き物なんだ…
しかし今回の相手は美希やあふぅではない
運転手「痛ってぇ!なにすんだこの野朗!!」ボコッ
ちひゃー「ぐっ!?」
ワンパンでバスから強制退去させられた
運転手「なんなんだよ全く…」
ぷしゅーっ
そしてバスはゆっくりと動き出す
一人っきりの静かな車内にポツンと座っている…
はずなのにどこからか奇声がする
窓を開け下を覗くと、そこには
ちひゃー「くっ!くーーっ!」トテテテテトテテテテ
奇形生物が泣きながら、短い足を必死に動かして走っている
P「お前自分の代金は自分で払うっていったじゃないか…」
ちひゃー「くくーーーっ!!」トテテテテテテ
P「よくもまぁ自分の持ってる通貨の価値も知らずにあんなこと言えたよなぁ」
ちひゃー「くっ!くっ!」トテテテテトテテテ
P「財布がじゃらじゃらしてたらそれだけで金持ち気分か?」
ちひゃー「くくっ!?」コケッ
バスは未だローギアだったがついてこられずに奇形生物は転んだ
みるみるうちにその体は白く染まっていく
あ…転んだ拍子にリュックの中の牛乳が零れたな
P「しばらくは車で待ってるからな!急いで戻って来いよ!」
ちひゃー「くーーーーーっ!!」トテテ
倒れてもすぐに起き上がり奇形生物は走り出す
しかし俺達の会話が終わった瞬間を見計らったように、バスの速度は上がっていく
一本道のおかげで奇形生物の様子は良く見える
やつは追いつかないと知りながら一生懸命追いかけてくる
さて、どの辺であきらめて歩くのかな?
と思った瞬間また転んだ
このまま家に帰ってもこいつは勝手に死ぬだろうな…
─夜─
親切な俺は車で奇形生物の帰りを待っていた
ほんの10kmほどなので1~2時間もあれば戻ってくるかと思っていたが…
早くも3時間が経過しようとしている
P「暇だな…」
???「」ジャラジャラ
P「ちひゃーか?」
ちひゃー「くぅ…」ヨタヨタ
ふらふらになって戻ってきた奇形生物の体には、あっちこっちすり傷があり
千早に買って貰ったおしゃれな洋服も傷だらけになっていた
P「お前がバス代用意しなかったから俺はここで3時間待たされたんだぞ!?」
と言ったら何を血迷ったか
ちひゃー「くっくー!」ガプッ
噛み付いてきやがった…
なるほど、まだ元気は余ってるってわけか
P「いい根性してるな!」ボコオッ
全力で殴るのは久しぶりだ
ちひゃー「ぐぅっ!?!?」ビタンッ
一発で左腕から奇形生物が離れた
ちひゃー「く…」フラフラフラ
P「おまえが最初から素直に首輪を付けてりゃこんなことにはならなかったんだ!」
ちひゃー「く…くぅ…」
P「わかってんのか?お前のくだらないプライドのせいで迷惑かかってるんだよ!」
ちひゃー「くく…」
P「なんでこんなに馬鹿なのにプライドだけは高いんだよ…」
ちひゃー「く…」
P「もういい。乗れ、帰るぞ」
ちひゃー「くくっ」トテトテ
P「ちょっと待て!お前そのまま乗る気か!?」
ちひゃー「く?」
奇形生物の全身は牛乳を拭いた雑巾のような異臭がする
ような…というか文字通り全身牛乳まみれになっていたわけだが…
P「とりあえず服は全部脱げ!車の中まで牛乳で汚したいのか?」
ちひゃー「く…くっく…」フルフル
P「ならさっさと脱げ。そして着てたものはこの中に入れろ」
ちひゃー「くーっ!」イヤイヤ
P「…」
お前本当に学習能力がないんだな…
人間がやれって言った事は黙ってやれよ…
P「脱ぐのが嫌か、なら首輪を付けろ」ポイッ
ちひゃー「くっ…?」
P「どっちも嫌ならいいぞ、ここに置いてくからな」
ちひゃー「くっくっ」アセアセ
大急ぎで首輪を持ってくる奇形
P「そうか…大人しくしてろ?」カチャカチャ
ちひゃー「く…」ジーッ
P「これでいい。後は…」
リードを持って車に乗る
ぐおんぐおん
エンジンをかけて帰宅する準備は完了だ
ちひゃー「くっ?」トテトテ
車に乗ろうと奇形生物が寄ってくる
P「なに乗ろうとしてんだ?乗るなら服を脱げっていっただろ…」
ちひゃー「くっ!?」
そう言って車を発進させる
もちろん奇形生物のリードは握ったままだ
ちひゃー「くくっ!?」トテテテテ
動き出した車に必死でついてくる奇形
まぁこの速度なら余裕でついてこられるだろう
ちひゃー「くっ!くー!」トテテテテテ
乗せてくれって言ってるのか…
もしくは車を止めてくれっていってるのか…
ぐおおおん
しゃべる元気があるようなのでギアをセカンドに入れる
ちひゃー「くっ!!!???」トテテトテテ
奇形必死の全力疾走
しかし10秒も持たずに
ちひゃー「くっ!?」コケッ
本当に運動神経のない奴だ
ちひゃー「ぐっ!?ぐぅぅ!?」ズルルルルルル
前回と違うのは転んでもリードに引っ張られ続けることだ
ちひゃー「ぐぅぅぅぅ!!??」ズルズルズルズル
P「…」
このまま死なれてもつまらないので半クラッチにしてみる
すると
ちひゃー「ぐっ!ぐっぐー!」ヨタヨタヨタ
奇形生物は立ち上がってまた走り始めた
全身は道路に擦られて傷だらけだったがまだまだ元気はあるようだ
P「なぁちひゃー。さっきお前がくだらないプライドを捨てて服を脱いでいたら、こんなことにはならなかったんだぞ?」
ちひゃー「くくぅ…」ヨタヨタヌギヌギ
そういうとなんとちひゃーは走りながら服を脱ぎだした
もちろん今更脱いでも乗せるつもりはない
ちひゃー「くっ…」ヨタヨタヌギヌギ
奇形生物が半裸になったところでクラッチを離す
ぐおおおおん
とたんにスピードが上がる
ちひゃー「ぐぐぐーーっ!?!?」ズルルルルルル
窓の外を見ると、いきなりの加速に足がついてこなかったようで奇形が引きずられていた
ある程度走ったあとに再び減速
奇形はというと
ちひゃー「ぐっ…ぐぅ…」ヨタヨタシクシク
露出していた部分が真っ赤に染まって、ところどころ内出血で黒くなっている
顔はボコボコで喧嘩にまけた○び太のようだ
P「どうした?こんな速度じゃ家に帰るのはいつになるかわからないぞ?」
ちひゃー「ぐ…」ヨタヨタゴソゴソ
一度脱ごうとした服をまた着ている
まだあきらめてないようだ
P「よし、それじゃあそこの電柱まで転ばずに走れたら車に乗せてやろう」
ちひゃー「くっ…?」ヨタヨタヨタ
あまりにもベタ過ぎる守られない約束だったが
ちひゃー「くっ!」トテテテテテテ
馬鹿は走った…
むろん車のスピードは奇形の限界よりちょっと速いくらいで抑える
ちひゃー「くっ!くっ!」ポイットテテテテテテテヨタヨタトテテテ
リュックを投げ捨てて死に物狂いで走る奇形
ちひゃー「くっ!」トテテテテテ
あと50メートル
ちひゃー「くくっ!」ヨタヨタヨタ
あと10メートル
そして
ちひゃー「くっ!」
見事に転ばずに走りきった
が
ちひゃー「くっ!?」コケッ
車は止まらない
ちひゃー「ぐっ!?ぐーーっ!?」ズルズルズルズル
引きずられながらも何かを叫ぶ奇形
P「惜しかったな、そこの電柱まであと50メートルだったのに…」
わざとらしくもう一本奥の電柱を指差す
ちひゃー「ぐ…」ズルズルズルズル
その瞬間奇形の反応が悪くなった
P「おーいちひゃー?生きてるか?」
しかしスピードは緩めない
ちひゃー「ぐ…ぐ…」ズルズルシクシク
どうやら引きずられながら泣いているようだ
そのまま数十秒進むと…
チャリチャリチャリーーーン
という音がした
後ろを見るとがまぐちが壊れて、中身を撒き散らしながら後方へ消えていった
すると
ちひゃー「びえーーーーーー!!」
奇形生物の号泣が始まった
こういう泣き方はあふぅだけかと思ったが、ぷちに共通してるんだな
ちひゃー「びえーーー!!びえーーーー!!」
いい加減うるさいな…
一旦車を止めて様子を見る
ちひゃー「びえーーーー!!」
起き上がるそぶりすらみせない
車から降りて奇形の姿を確認する
もはや服を着ていない部分は赤黒く染まり、傷とあいまってゾンビのような外見だ
結構グロいな…
P「おい、ちひゃー!」ゲシゲシ
試しに奇形を蹴ってみる
ちひゃー「びえーーーー!!びえーーー!!」
だがいくら蹴っても奇形は泣き続けるばかり…
正直無抵抗の相手をいじめても面白くもなんともない…
P「帰るか…」
奇形生物の崩壊した顔面に蹴りを一発入れて家へと進路をとる
ラジオを聞く気分ではなかったが、止めると奇形の泣き声が聞こえるせいでくだらないバカ番組をかけ続けた
─一時間後・とあるコンビニ─
P「生きてる…のか…?」
そろそろ人目が多くなってくるので、死んでるはずのリードの先をどうにかしようと思って車を止めたのだが…
ちひゃー「…」ピクピク
生きていた
もはや表皮は残っておらず、筋組織がむき出しだったがまぎれもなく生きていた
時速60kmで一時間走ったのだが…こいつの生命力には驚かされる
P「予想外だな…」
本来はこの辺で死んだ奇形生物をゴミ箱に捨てる予定だった
しかし生きてるとなると、ゴミ箱から脱出される危険もある
直接手を下すのは極力避けたかったが…
???「わんっ」
何かの泣き声が聞こえたので声のするほうへ行ってみる
コンビニの裏手には、この奇形生物が好きそうな子犬がたくさんダンボールに入っていた
子犬達「わんわんっ」
当然ダンボールには『拾ってあげてください』の文字がある
P「野良犬…お前ら、これ食うか?」
そう言って奇形生物を子犬達に向かって転がしてやる
すると子犬達は大喜び
子犬達「わんっ!わんわんっ!」ガツガツガツ
奇形生物を食べ始めた
しかし肝心の奇形は…
ちひゃー「…」ピクピク
やはり反応がないのでつまらない
P「どうだ?うまいだろ?人間様と同じ物食ってたんだからな」
子犬達「わんっ!」ガツガツ
でもま、これで子犬達の死が少しでも遠ざかったんならこの奇形生物の生涯にも意味はあったんじゃないかな
子犬達「わおんっ」ゲップ
恐ろしいほどの強度を見せた奇形生物72号、通称ちひゃーはここでようやく骨になった
骨だけでも大き過ぎる頭、顔面の大半を占める眼球、小さ過ぎる手足といった奇形要素ははっきりわかる
P「きもいやつだったなぁ…」
だがこれで明日からは平穏な毎日が待っている
仕事をこなして、千早からお菓子を貰って…
P「帰るか、明日も早いしな…」
こうしていつもよりいい気分で家路についた
─翌日・事務所─
P「おはようござい…ます…」
あふぅ「ナノナノナノーーッ!!」ガッシャーーン
律子「やめなさいあふぅ!きゃっ!?」ズコッ
P「おい律子、大丈夫か?」
律子「え、ええ…穴に落ちるのも慣れましたから」
P「そうか…」
それは慣れていいものなのか?
ゆきぽ「ぽえ」ヒョッコリ
P「次はお前の番かな?」ヒョイッ
ゆきぽ「ぽえ!?」
おまけ
一週間後、千早が戻ってきた
Pは千早に、ちひゃーが夜中に泣きながら千早を探しに行って戻ってこなくなったと伝えた
今まで連絡をしなかったのは、仕事に支障がでるといけないから…といういいわけつきで
千早はちひゃーを必死に探した
しかしいくら探しても、骨になっているちひゃーが見つかることはなかった
千早は落ち込んだ
ちひゃーを連れて行かなかった自分の責任だと
それに対してPは、ちひゃーに逃げられた自分の責任だと言った
共通の出来事が二人の仲を縮めるとはよく言ったものだが…
数ヵ月後、そこには楽しそうに仕事をする千早と、それをサポートするPの姿があった
Happy End
乙かれ
ぜひまた書いてほしい
流石に週刊はもう無理だよな?
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再開はないと思ってくれ
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