ライナー「まず由来を聞こうか」

アニ「あんたが二番で私が四番だから。今日は二月四日でしょ」

ライナー「ああ…」


アニ「おめでたいでしょ」

ライナー「おめでたいのか」

アニ「おめでたいの。だから遊びに来た。ライアニしよう」

ライナー「いやいやなんでだよ。しねえよ」

アニ「……」ﾑｯ

ライナー「なんで不機嫌になるんだよ」

アニ「別に」ﾌﾟｲ


ライナー「まあせっかく来たんだ、ゆっくりしていけよ。お菓子食べるか？」

アニ「…食べる」


ライナー（お、機嫌直ったみたいだな）

アニ「」ﾊﾟｸ

アニ「ん、このクッキーあんたが焼いたの？」

ライナー「ああ、今朝な。どうだ？」

アニ「おいしい。腕上げたね。何個でもいける」

ライナー「そうか？」ﾃﾚ

アニ「」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ライナー「全部食べていいぞ」

アニ「ありあと」

ライナー「食べながら喋るな」

アニ「んぐ」

アニ「ごちそうさま」ｺﾞｸﾝ

ライナー「お粗末さん」

アニ「ふう。おいしかった」


ライナー「しかしライアニの日ねえ。上手いことこじつけるもんだ」

アニ「ちなみに昨日はライベルの日だって一部で盛り上がっ 「やめてくれ」

ライナー「ったく……ん？じゃあその理屈だと十日はライクリの日じゃないか！？」

アニ「」ﾑｯ


ライナー「クリスタが遊びに来てくれるのか。待ち遠しいな」ｳｷｳｷ

アニ「…来るわけないでしょ。その日はミカサの誕生日(2/10)だし、一週間後にはユミルの誕生日(2/17)も控えてるから、そっちで忙しいに決まってるよ」

ライナー「」

ライナー「そ、そうか…」ｽﾞｰﾝ

アニ「……」





ライナー「はあ…」ｽﾞｰﾝ

アニ「いつまで落ち込んでるのさ。…せっかく遊びに来てやったのに」ﾎﾞｿ

ライナー「そ、そうだな。すまん」

アニ「…もう帰る」

ライナー「なんだもう帰るのか？来てお菓子食べただけじゃないか」

アニ「もういい。せっかくライアニの日なのに、クリスタの話なんかされても楽しくないし」


ライナー「悪かったって。そう言わずにもっとゆっくりして行けよ。多分、もう少ししたらベルトルトも帰って来るぞ？」

アニ「……いい！帰る」ﾌﾟｲ

ライナー「」

ライナー「はあ…忙しない奴だな。一体何しに来たんだよ」

アニ「ライアニしに来たって言ったでしょ」

ライナー「具体的に何するんだよ」


アニ「そりゃあ、ちゅっ、ちゅー……とか？」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ


ライナー「はあ！？」

アニ「いっ、一般論だよ！私がしたいわけじゃないしっ、」ｱｾ


アニ「それに今日来たのだって、原作でしばらく会ってないなって思って、寂しくなったわけじゃないからっ」ｱﾜｱﾜ

ライナー「メタ発言がすぎるぞ。まあ確かにお前に会ったのは巨人のお前に握り潰されそうになった時以来だが…って…」


ライナー「ん？なんだお前、俺達に会えなくて寂しくなったのか？」

アニ「…っ！違うって言ってるでしょ！」ｹﾞｼｯ

ライナー「いって！蹴ることねえだろ！」

アニ「…帰る！」

ライナー「……」


ライナー「アニ！」

アニ「何？」

ライナー「また遊びに来いよ！今度はベルトルトもいる時にな」

アニ「……」


ライナー「そうだ、お前の誕生日(3/22)もあるし、その時は三人でお菓子でも食べよう」

アニ「……」ﾁﾗ


ライナー「それに、今日がライアニの日なら、四月にもう一回あるんだろ。今度は俺が遊びに行くな」

アニ「……っ！」ｶｱｯ

アニ「……こっ今度のはアニライの日だよっ」

ライナー「ははは、そうだな」


アニ「私から、…ちゅーするかもしれないよ？」

ライナー「上等だ。行くよ」

アニ「……」

アニ「…ほんとに来てくれる？」

ライナー「ああ、もちろん」

アニ「…約束だからね。忘れないでよね」

ライナー「わかったよ。またな」


アニ「…またね」

完

今日がライアニの日と聞いて書かずにいられなかった

乙乙
アニライも期待