咲「ポジション決めゲーム?」(266)

優希「咲ちゃん、昨日のサッカー見た?」

咲「うん、お父さんと一緒に見てたよ。凄い逆転劇だったよね」

優希「うんうん!あの逆転シュートはサイッコーに痺れたじぇ!やっぱりサッカーの華はFWだな」

和「そうとは限りませんよ。サッカーの事はよく分かりませんけど、昨日の勝利はDFの粘り強い守備があってこそです」

和「点を獲る事と同等に点を守る事も大事だと私は思います。だから優希は守備をもっと頑張らないと…」クドクド

優希「うぅっお説教が始まってしまったじぇ…」タジ…

咲「アハハ。でも実際にサッカーをやったら二人はそのポジションが合ってるかもね」

久「…………」フム

~次の日~

久「という訳で、今日は皆でポジション決めを行いまーす」

4人「!?」

デジャヴとか知らんし(威圧)
途中までハイペースなので支援してくれると嬉しいっす

和「ポジション決めって大会のですか?それならもう決定してるんじゃ…」

久「そうじゃなくて、私がやろうと言ってるのはちょっとしたゲームよ」

咲「ゲーム?」

久「昨日貴方達が話してたわよね?もしサッカーをするなら優希のポジションはFWで和はDFだとか」

久「それを聞いて、人にはそれぞれ自分に合った『ポジション』というものがあるんじゃないかなと思ったのよ」

和「自分に合ったポジション…」

久「勿論それは自分だけじゃなくて他の人達の…チームとしての事情も絡んで来るけれど」

久「そういう事を改めて考え直してみるのは、私達にとってプラスになるんじゃないかと思ってね」

和「…一理ある様な気はしますね」

咲「なるほど…そんな深い考えが」

優希「さっすが部長だじぇ!」

久(ま、本当は話聞いてて、昔見たバラエティの企画を思い出したからやりたくなっただけなんだけどね♪)

まこ(ホントもっともらしい事言って丸めこむのが上手いのう)

咲「でもゲームって何をするんですか?」

久「習うより慣れろっていう事で、説明しながら一度やってみるわね」

久「優希、ポジションと言えば何が思い浮かぶ?」

優希「んー色々あるけど、やっぱりスポーツじゃないか?それこそサッカーとか」

久「じゃあテーマは『サッカー』にするわね。和、サッカーのポジションと言えばどんなものがある?」

和「えーと、大きく分けるとFWとMFとDF。それにGKでしょうか?」

久「そうね。でも私達は5人だから、MFを攻撃的MFと守備的MFに分けましょうか」

practice game
テーマ『サッカー』 ポジション『FW・MF(攻)・MF(守)・DF・GK』

久「これで私達5人に対し、5つのポジションが出来たわね」

久「じゃあ皆に一枚ずつ紙を配るわ」スッ

優希「?これを何に使うんだ?」

久「する事は単純。自分に一番合っているというポジションを書いて、この箱に入れるだけ」

久「そして5人がそれを行って、全てのポジションがきちんと埋まっていれば成功よ」

和「本当にシンプルなゲームですね」フム

久「じゃ、各自投票をして貰いましょうか。当たり前だけど誰かと相談したりしちゃ駄目だからね」

和(…シンプルなゲームですけど、隙間無く埋める事を目標ならなかなか精度の高い『読み』が必要とされますね)

優希(そのまま行くべきか、裏をかくべきか悩み所だじぇ)

咲(さっきの話を思えば、FWとDFは避けた方が良いのかもしれないけど)

咲(優希ちゃんが自分より私の方がFWに向いてるって考えたりする事も、無いとは言えないよね…)カキカキ

まこ(んー…まぁどっちかってとこじゃろうの。和を投票を考えるとこっちかのう…?)


久「よし、全員の投票が終わったわね。それじゃあ須賀君、結果発表お願いするわ」

京太郎「うっす。野球の実況アナウンス風に言えば良いんですよね?」

京太郎「じゃあ言いますよ。フォワード…」

京太郎「片岡優希」

優希「はいだじぇっ!」

咲(やっぱり優希ちゃんはFWだったね)ホッ

和「これはFWは被り無しって事で良いんですか?」

久「そうとは限らないわ。続いて実況がフォワードと口にすれば、被っていたという事になるし」フフフ

まこ「無駄にじらすのう」

京太郎「じゃあ次行きますね。…攻撃的ミッドフィルダー」

和(!という事はFWは優希しか入れなかったんですね)

京太郎「竹井久」

久「はーい」

優希「部長が攻撃的MFか~まぁ妥当だと思うじぇ」

久「ありがとう」フフッ

和(…私の予想では咲さんもここ(攻撃的MF)ですが、どうでしょうか…?)

咲「…………」

京太郎「続いて、守備的ミッドフィルダー…原村和」

和「はい」

優希「おぉっこれで三つクリア!これは行けそうだじぇ」

久「さて、それはどうかしらね」

京太郎「続いて………」

和「…………」ゴクリ

京太郎「『守備的ミッドフィルダー』宮永咲」

和「!被った…という事は」

久「残念。クリアならず、ね」フフッ

咲「ごめんなさい」ぺっこりん

和「いえ、咲さんが謝る事じゃないですよ。私が普通にDFにしておけば…」

優希「なかなか難しいもんだじぇ。京太郎、ちなみに染谷先輩はどこにしてたんだ?」

京太郎「ゴールキーパーだな。だから、咲か和のどっちかがDFを選んでれば成功してた訳だ」

まこ「ワシはボランチかキーパーで迷っとったから、そう意味じゃ読みは当たったんじゃがのう」

和「5人だと、適当にやって被らずに済む確率は4%弱しかありませんから、皆が各々の思惑を読み切る必要がありますね」

久「そういう事ね。皆が持っている自分のイメージ等を色々考慮して答えを決める」

久「チームとしての理解度がクリアの鍵となるわ」

優希「ルールは分かったじぇ。本番を始めるじょ部長!」

咲「本番って言ってもやる事は同じだけどね」

久「んー。そうね、どうせだから対戦形式にしてみようかしら」

久「ランダム設定でどこかの部長にメール送信!」ピッ!

和「その機能使ってる人初めて見ました」

久「と、言う訳で対戦相手の方々に来て貰ったわ」

塞「こんにちは」

哩「お邪魔するけん」

菫「よろしく頼む」


まこ「宮守と新道寺と白糸台…」

咲「岩手に福岡に東京…全国各地から集まって来てくれましたね」アセ

和「どうやって長野まで来られたのでしょう」

優希「のどちゃん。そういう所はツッコんじゃ駄目だじぇ」

久「それじゃあルールを説明するわね」

  かくかくしかじか

久「どう?面白そうだと思わない?」

哩「フム…。正直、チームの意志疎通云々は方便の気がするばってん」

菫「その効果が全くゼロという事は無いだろうしな。それに…」

塞「清澄さんにリベンジする折角の機会だからね。どんなゲームでも受けさせてもらうよ」

久「ありがとう」ニコッ

和「でも部長、このゲームで勝負ってどうやってやるんですか?」

久「そうね。被り無しが出るまで延々…でも良いけど、四チームも居るんだから」

久「ここは四校が1ゲームずつやって『被らなかったポジションの数』で競うって事で良いんじゃない?」

久「勿論、誰も入れなかったポジションはノーカウントで」

亦野「最高で5。最悪でゼロって事ですね」

菫「まぁ全員が一つのポジションに入れるという事も無いだろうけどな」

すばら「でもそのルールだと、同点の可能性がかなりありませんか?」

すばら「私は原村さんの様に細かい計算は出来ませんが、恐らく2か3あたりになる確率がかなり高そうな…」

久「そうねぇ…。なら、勝者を決めると言うより、敗者を決める方向に行きましょうか」キラン

咲(部長が悪い顔してる…)アセ

姉帯「敗者を決める?」

久「えぇ。4ゲームが終わって最下位だったチーム」

久「つまり、被らなかったポジションの数が最も少なかったチームには罰を受けて貰うわ」

哩「ば、罰って一体何を…」ドキドキ

久「ゲームでも使うこの紙。これに一人一つ、何か食べ物の名前を書いて貰うわ」ピラッ

久「そして20枚の紙をかき混ぜて、そこから4枚の紙を取る」

菫「ま、まさか…」アセ

久「そう。それをこの清澄高校自慢のミキサーにぶちこんで、ミックスジュースを作る」

久「それをチーム全員で飲み干して貰うわ」

久「無論、ジョッキで」ニヤリ

皆(地味に恐ろしい罰ゲームを……)ダラダラ

和「ぶ、部長っ!そんな事言ってもし私達が負けたらどうするんですか!」

久「勝負事で負ける場合を先に考えるものに勝利は無いわよ、和」

和「そんな良い台詞を聞きたい訳じゃありませんっ!」ぷんすか

優希「まぁまぁのどちゃん。別にビリにさえならなければ良いんだから、私達なら楽勝だじぇ」

まこ「それにまぁ、選ばれた紙によってはそんな大変なブツになるとは限らんしの」

咲「…それはどうでしょう。私の見た所、悪ノリしそうな人が相当数居らっしゃるんですが…」アセ


淡(フフフ。サキを負かしてヒーヒー言わせちゃおっと♪)

姉帯(罰ゲームなんてバラエティ番組みたい!バラエティ的にはここは手加減しちゃ駄目だよね)

哩(…こいが入ったジュース。こげなモノを飲む羽目ばなったら私は…)ドキドキ


久「皆書けたわね~。それじゃあ部長4人にビビっと1枚ずつ引いてもらいましょうか」

久「ではどーぞ!」

塞「うぅっ恐ろしいなぁ…。南無三っ!」ビッ

菫「ウチのバカが書いたのだけは選ばない様に…頼む!」ビッ

哩「…………///」ビッ

久「そしてラスト一枚っと」ビッ


久「では、引いた紙を見せて下さい」

塞「これ、食べれるなら普通に食べたいんだけど…」(大トロ)

優希「初っ端から凄いのが来たじぇ」

咲「ミックスジュースにするという前提が無ければ最高なのにね…」

菫「ぐ………」(ブルーチーズ)

胡桃「うわー…早々に未来が決定しちゃったね」

シロ「…まぁ、逆に言えばそれ以上に酷くなる事は…」

哩「…この方向は予想ばしてなかったとね」(くさや)

照「」

まこ「もう三つめでオチてしまったのう」ダラダラ

和「皆さん悪ノリが酷過ぎです!どうして私のメロンの様に平和にしようとしないのですか!」

咲「…いやまぁ、一つフルーツが入った所で危険物が一つあれば焼け石に水だけどね」アハハ…

照「ちなみに咲は何を?」

咲「カレー粉」

照「…英断かもね」

優希「ちなみに私はタコスって書いたじぇ」

すばら「それがまだマシに感じるのがすばらくないです…」すばら…

久「全く。皆部長だって言うのに引きが弱いわねえ。いや、ある意味強いのかしら?」

久「私はもっと普通に美味しそうな食品を…」ピラッ

             『いちご』

皆「…………」シーン

久「な、何?この私がスベったみたいな空気……」アセアセ

まこ「溶岩流にスポイトみたいなモンじゃからのう」

咲(一瞬グロい絵を想像しちゃった…)ブルッ

皆(まぁ…何にせよ)

皆(これは絶対に何が何でも死んでも負けられない………っ!!!)

久(しかしこれは予想の斜め上にひっどい事になったわねぇ…)アセ

久「…須賀君。この4つを買って来て頂戴」

京太郎「ブルーチーズってそのへんで売ってるんですか…?」


菫「…………」グリグリ

淡「痛い痛い痛いっ!ど、どーして無言でグリグリするのっ!?」ジタバタ

菫「あんな悪ふざけをするのはお前位だろう。…いやまぁ、同等の危険物を書いたバカも居た様だが」

尭深「最悪の日欧州共演…飲み物に対する冒涜」ズズズー

淡「別にビリにならなきゃ問題無いんでしょ!私達なら楽勝だって!」

菫「ウチには出会って三年経つのに未だ思考回路が分からんド変人が居るのに、どこからその自信が…」

照「誰の事…」ペシッ

塞「うーん。予想以上にひっどい、笑えないブツが完成する事になっちゃったね」

エイス「クサヤッテナニ?」

シロ「世の中には知らない方が良い事もある…」

胡桃「いやまぁ普通に食べれば美味しいんだけど、ジュースへの適正はゼロどころかマイナスに振り切れてるよね…」

姉帯「頑張ろうね皆っ!」わくわく


すばら「すばらくない事になりましたね。すばらくない事になりましたね…」

美子「なして二回…いや気持ちは痛い位に分かるけど」

仁美「軽い気持ちで遊びに来たら、とんでも無い事になっとーね」チュー

姫子「私も臭い系は得意じゃないです…」

哩「うむ…」

すばら「最下位になるチームには非常に申し訳無いですが…ここは全力で勝ちに行きましょう!」すばらっ!

久「さて、良い感じに緊張感が尋常じゃ無い事になった所で」

久「ゲームの順番を決めるとしましょうか」

淡「しつもーん。テーマは同じのでずっとやるんですか?」

久「いえ、不公平にならない様に毎回変更するつもりよ。バラエティーに富んだものをね」

菫(…それなら順番に大きな意味は無いか)

哩(ばってん、ゲームの雰囲気を掴んでおきたいけんトップバッターは避けたいトコやね)

塞(先に終わらせて結果を待つのが良いか、結果を見て越えられる様に頑張る方が良いか…)

久「じゃ、クジで決めるわね。赤いの引いた人が最初の挑戦者って事で」スッ

  ビッ  ビッ  ビッ  ビッ

塞「!赤だ…」

菫・哩「…………」ほっ

久「じゃあトップバッターは宮守さんに決定ね。頑張って」

シロ「いきなりか…」ダル…

胡桃「ま、まぁここでパーフェクトを決めれば怯えなくて済む訳だし、逆に良かったかも」

姉帯「頑張ろー!」

エイス「オー!」カキカキ バッ!


胡桃「でも問題はテーマだよね。私達にとってやりやすいのが出れば…」

姉帯「どんなのがやりやすいテーマなのかな?」

胡桃「それは…分かんないケド」

シロ(まぁ…ウチはワリと個性強いのが集まってる方だし、何とかなるかな)ダルー

久「大事な大事なポジションテーマ!それはゲームに参加しない3チームで決定するわ」

塞「また15枚の中から一枚引けって訳だね」

淡「よーしすっごく難しいのを…って、どんなのが難しいか分かんないけど」

咲「たしかに難しいよね。部長、ポジションテーマってどんなものでも良いんですか?」

久「えぇ。スポーツでも漫画でもアニメでもアイドルでも学校名でも麻雀の役でもおにぎりの具でも何でもオッケーよ」

和「おにぎりの具って…」

姫子「でもこのゲームって5つのポジションば決めんと駄目なんですよね?」

久「それはテーマを決めた後に、適当なものを五個置くから問題無いわ」

久「だから、5個ポジションを挙げる事を出来ないものだけは書かないで欲しいわね」

久「あとはあんまりマイナー過ぎるものとかも遠慮願いたいわ」

菫「なるほど。…まぁ折角の余興だ、変なイジワルはせず面白くなりそうなものを書くか」カキカキ

照「そうだね。何が良いかな…」


久「では臼沢さん。運命を決めるポジションテーマをお引き下さい!」

塞「よーし……これだっ!」ビッ!

 
         『ドラえもん』

久「おぉ…これは最初に相応しいオーソドックスなものが出たわね」

和「そうなんですか?」

淡「ドラえもんのポジションってどういう事なんだろ?」

照「…主要の5人という事なら」

照「ドラえもん、野比のび太、剛田武、骨川スネ夫、源静香だと思う」

菫「詳しいな」

久「そうね。5つに絞るのが難しいものならまた抽選をしようと思ったけど、このテーマならその必要は無いでしょ」

久「それでは、宮守女子高校による第一ゲームスタート!」

first game(宮守女子高校)
テーマ『ドラえもん』 ポジション『ドラえもん・のび太・ジャイアン・スネ夫・しずか』

咲「…と言ってもやる事は無言で紙に書いて箱に入れるだけなんですけどね」

すばら「たしかに絵的には凄く地味なゲームですね」アハハ…

哩「竹井さんは、このゲームのポイントばどう見る?」

久「キーとなるのはジャイアンでしょうね。自らジャイアンを選ぶという自己犠牲精神を持つ人が居るかどうか」

哩「…ばってん、その自己犠牲精神はジャイアンから最も遠いもの。映画版なら分からんが」

哩「これはかなり高度な読み合いが必要とされそうやね」ゴクリ

淡「ウチならジャイアンは誰だと思いますー?」アワッ

尭深「うーん………淡ちゃん?」

淡「えー!!尭深先輩ひどーい!!」ぷんすか

菫「いや、妥当だろ」

塞(難しい…。一般的に、決して似てるというのが褒め言葉にはならないのが三人居るからなぁ)アセ

胡桃(のび太とスネ夫も大概とはいえ、やっぱりジャイアンを誰が取るかがキーになるよね)

シロ(エイスリンもドラえもんは見た事あるって言ってたけど、この中に絵が得意なキャラって居たかなぁ?)ウーン

姉帯(唯一の女の子のしずかちゃん…。私達で一番女らしいのは誰かな?)

エイス(…コレニキメタ!)カキカキ

塞(射的上手い…バイオリン下手……家がお金持ち…)プスプス

胡桃(そもそも皆がどれくらいドラえもんを知ってるかにも変わってくるし…)

シロ(…迷ったけど、こっちかな)カキカキ

久「さぁ5人の投票が終わりました!箱の中はどんな結果になっているのか楽しみです!」」

塞「うわ~すっごい緊張する!こっちで良かったのかな?変えるべきだった!?」

胡桃「お、おお落ち着きなよ塞。皆が考えた結果なんだからドッシリ構えて…」プルプル

シロ「胡桃も声震えてる…」


菫「さて、どうなったか…」

亦野「被らないのが4は有り得ませんから、5か3か2か1か0かのどれかになりますね」

菫「悪くとも3。出来れば2以下を期待したい所だな」


久「じゃあいつの間にか帰って来てた須賀君。答え合わせ実況をお願いするわね」

京太郎「また野球の実況風に言えば良いんですよね?」

久「そうね。どうせだから打順とポジションもお願いするわ」

京太郎「了解っす。それじゃあ…」コホン

京太郎「一番ピッチャードラえもん……」

皆「…………」ゴクリ

京太郎「エイスリン・ウィッシュアート」

4人「っ!」

エイス「ハイ!」

久「はーいじゃあエイスリンさんはこの一番の椅子に座ってね」

咲「エイスリンさんがドラえもん…これはどうなんだろ?」

照「ドラえもんはあの中で唯一のロボット。エイスリンさんはあの中で唯一の外国人」

照「『異質度』という事なら良い線を突いていると思うよ」サクサク

胡桃(…それもあるけど、エイちゃんはそんなによく知ってる訳じゃないっぽかったから)

塞(一番メジャーなキャラを空けて置く…という私の読みは当たったけど、皆はどうなの?)ドキドキ

京太郎「…………」

咲(…この被ってるか被って無いかが分かるタイミングが京ちゃん待ちっていうのは)

咲(結構な欠陥だと思うけどなぁ)

京太郎「………二番キャッチャーのび太」

塞「!という事はドラえもんは被り無しっ!」

胡桃「ワンポイントゲット!エイちゃん良くやった!偉いっ!」

エイス「エヘヘ…///」

姉帯「やったね!」パチパチ

シロ(…六曜っていう便利技を持つトヨネがドラえもんを選ぶのは有るかと思ったけど、杞憂だったね)ほっ

京太郎「二番キャッチャーのび太……小瀬川白望」

シロ「はい…」ダルー

京太郎「………続いて、三番」

塞「よっしゃあ!」

胡桃「まぁ正直ここは鉄板だと思ってたけどね!」

シロ「失礼な…」

姉帯「シロもお昼寝大好きだもんね~」

塞「まぁ一つの特技以外はポンコツって事を考えれば、トヨネもあるなーって心配してたけどね」

胡桃「同感!」

姉帯「えぇっ!?」

江崎「ウチならここ(のび太)は私で鉄板とやね」チュー

哩「自分で言うんか」

すばら「でもこれでツーポイント…他人の不幸を望むのはすばらくないですけど」

すばら「出来ればこのまま終わって欲しい所ですね」


京太郎「三番ファーストジャイアン…」

塞(!ここで問題のジャイアンが来たか…)

胡桃(どうなる…?)

姉帯「…………」ドキドキ

咲(…まだ関連があるとすれば姉帯さんかな?)

咲(性格は全然違うけど、ジャイアント…大きい繋がりという事で)

咲(それに姉帯さんが思い至っていればパーフェクトも有り得る…)ゴクリ

塞(胡桃は風紀委員だし、暴れん坊のジャイアンとは真逆)

塞(シロとエイちゃんも合わないから、私かトヨネが取りに行くべき所だったけど…)

京太郎「…………」

 

京太郎「該当者無し!」


久「残念!宮守女子パーフェクトはなりませんでしたっ!」

塞「だ~~~!駄目だったか~!」

エイス「ザンネン…」シュン

哩(…やはりジャイアンがキーとなったな)ほっ

胡桃「ちょっとトヨネ!どうしてジャイアンにいかなかったの!」

姉帯「わ、私っ!?」

胡桃「そうだよ!ウチでジャイアンといえばトヨネしか居ないじゃない。絶対トヨネは気付いてくれるって信じてたのに」ぷんぷん

姉帯「それちょっと耳を疑う罵倒じゃないかなっ?それを言ったら私だって胡桃がジャイアンだと思ってたもん!」

胡桃「なんだと~!」

塞「まぁまぁ二人共落ち着いて。一つ外しただけなんだしさ」

胡桃「うるさいそこ!それに塞こそお尻大きいんだからジャイアンいくべきじゃなかったの?」

塞「あん?」ギロリ

和「な、なんだか険悪なムードに…」オロオロ

シロ「あー…じゃれ合いみたいなものなのでお気になさらず」ダルー…

エイス「トメニイクッ!」グイグイッ

まこ「しかしなるほど、問題によってはそういう空気になる事もあるんじゃな」

菫「自ら進んで汚れ役を引き受ける存在が重要になりそうだな」チラリ

亦野「な、何でそこで私を見るんです?」

すばら「…………」フム

咲(…結局、スネ夫が臼沢さんと鹿倉さんで被って、姉帯さんがしずかちゃんを選んでたから3ポイントか)

first game result(宮守女子)

ドラえもん:Aislinn Wishart
のび太:小瀬川白望
ジャイアン:
スネ夫:臼沢塞、鹿倉胡桃
しずか:姉帯豊音

point:3

胡桃「まさかトヨネがお風呂が好きだからなんてしょーもない理由でしずかちゃんを選んでたとは…」

姉帯「被って無かったんだから別に良いでしょっ!」

塞「まぁそれはそうだよね。パーフェクトは逃したけどそれに次ぐ成績は残した、悪くない結果だと思うよ」

シロ「…後は結果を見守ろう」ダル…

菫(3ポイント…残りの三チームがパーフェクトを出さない限りは単独最下位は無い)

菫(同率最下位の場合にどうなるのかは知らんが…まず宮守は罰ゲームを逃れただろうな)

亦野「越えるべきハードルがちょっと上がった感じだね」タラリ

淡「パーフェクト決めればトップ間違い無しなんだからヨユーだよ」

淡「―――3ポイント位くれてやる」フフフ

尭深「そう上手く行くと良いけど…」ズズズー


久「それじゃあセカンドゲームの挑戦者を決めるわね。どーぞっ」

  ビッ! ビッ! ビッ!

※(このレスのコンマ一桁が0-3→清澄 4-6→白糸台 7-9→新道寺)

清澄に決定。さて、付いて来てくれてる人が居るか分りませんが

テーマ→>>44

(※知らないもの、あんまりにあんまりなものの場合は安価下になります。ご了承下さい)

dq3

久「あら、引いちゃったわね」

優希「二番手か~どうせならトリを務めたかった所だが仕方無いじぇ」

和「それだと越えるべきハードルが明確な分、プレッシャーも大きいですから」

和「先に終えられるのは悪く無いと思いますよ」

まこ「ノルマは3ポイントって所じゃろうの。無事に済めば良いが…」

久「じゃ、また私達以外の15人でテーマを決めて貰えるかしら?」

塞「了解。さーて何にしようかな」


久「よーし。これに決めたわ!」ビッ

           『五行』

優希「ご、ごぎょう…?」

和「古代中国に端を発する自然哲学の事ですね」

和「万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説の事を言います」

優希「……………」プスプス

咲「ま、まぁそれを知らなくても漢字のイメージとかでも良いと思うよ」

まこ「しかし渋いのが来たもんじゃのう」

久「選択肢を絞る必要が無いのはありがたいけどね」

久「じゃ、清澄高校による第二ゲームスタート!」

菫「五行ねぇ。一体誰が書いたのやら」

亦野「難易度的にはどうなんでしょうね。私は烈火の炎知識しかありませんけど」アハハ…

淡「ふふふ。そんな脳筋な亦野センパイに私が講義をしてあげましょう」

淡「五行にはそれぞれ季節を象徴していて」ペラペラ


木(木行) 木の花や葉が幹の上を覆っている立木が元となっていて、樹木の成長・発育する様子を表す。「春」の象徴。

火(火行) 光り煇く炎が元となっていて、火のような灼熱の性質を表す。「夏」の象徴。

土(土行) 植物の芽が地中から発芽する様子が元となっていて、万物を育成・保護する性質を表す。「季節の変わり目」の象徴。

金(金行) 土中に光り煇く鉱物・金属が元となっていて、金属のように冷徹・堅固・確実な性質を表す。収獲の季節「秋」の象徴。

水(水行) 泉から涌き出て流れる水が元となっていて、これを命の泉と考え、胎内と霊性を兼ね備える性質を表す。「冬」の象徴。


淡「~という意味があるんですね。分かりましぐぇっ」

亦野「wikipediaチラチラ見ながら何偉そうにしてんだ」キュッ(首締め)

菫「その知識がそれぞれどの程度あるのかという事がキーになりそうだな」

久(んー。誰かの名前に含まれて居れば良かったんだけど、そう上手くはいかないわね)

まこ(どうとでも解釈の仕様があるから難しいのう)

和(五行には色々な相関関係。「相生」「相剋(相克)」「比和」「相乗」「相侮」と言ったものがありますが)

和(ここはそういう事は気にせず、ただ字のイメージから…もしくは象徴する季節から考えた方が良さそうですね)

優希(うぅ。漢字一文字のポジションとか言われても分かんないじぇ)

優希(せめて~曜日とかなら良かったのに、二つ足りないし…)

咲(私はここ…だよね。うん、皆ならちゃんと分かってくれるハズ)

second game(清澄高校)
テーマ『五行』 ポジション『木・火・土・金・水』

京太郎「皆、投票終わりましたね?」

京太郎「じゃあ清澄高校の結果発表をやっていきまーす」

咲「何か軽いなぁ京ちゃん」

京太郎「そんな事言われても俺は結果言うだけの係だしな」

咲「もし私達が負けたら京ちゃんも罰ゲーム受けるんだよ?」

京太郎「うぇっ!?マ、マジですか部長っ!!」

久「え?あー……うん。そうね、須賀君も私達の仲間だもの」ニコッ

京太郎「明らかに今決めましたよねぇっ!?」

咲「良かったね、京ちゃん」ニコッ

菫「どうでもいいが、不正は働くなよ?発表者の君」

京太郎「分かってますよ…」

京太郎「じゃあいきますね。一番センター木…」

京太郎「宮永咲」

咲「はい」

姉帯「木が宮永さんかぁ」

塞「まぁここは鉄板じゃない?嶺上開花が得意技なんだし」

シロ「春だから花が咲くっていうのも安直だけど…」ダル…

5人「…………」ドキドキ

京太郎「…続いて、二番」

咲「やった!」ほっ

和「流石です」パチパチ

まこ(結構迷ったが、避けて正解じゃったの。今日のワシは冴えとるわ)

淡「サキが春の象徴ね~気質的には冬だと思うけどなー」

照「…嶺の上で咲く花だから寒くても平気だろうし、一理あるかも」サクサク

亦野「ウチならここは尭深で決まりだよね」

尭深「私は金だと思うけど…」ズズズー

京太郎「二番ショート火………」

京太郎「該当者無しっ!」

仁美「おぉう。ラッキ~」

哩「露骨に喜ぶな」ペシッ

美子「でもこれでパーフェクトは無くなったね」

すばら「初パーフェクトを取るチャンスは巡って来そうですね」すばらっ

和(くっ…火はむしろ部長と優希で被る事を恐れていた位だったのに)

久(お互いに譲り合ったという事かしら、優希がそんな事をするとは思わなかったわ)ムゥ

優希「…………」

京太郎「三番ファースト土……原村和」

和「はい」

咲(和ちゃんは土に行ったか…これはどうなんだろう?)

胡桃「残り4人で空きポジションは3。少なくとも一つは被っている所があるって事だね」

塞「二つ被っていれば回避確定。お願い…!」オガミ

エイス「ミッツナラ?」

シロ「それはほぼ負け確定だろうね。その場合は被ってる箇所はむしろ一つになるけど」

京太郎「…………」

京太郎「…三番ファースト土、片岡優希」

和「!まさかゆーきが土を選んでいるなんて…」

優希「本当は日曜日が良かったけど、無かったから土曜日で妥協したじぇ」

和「そんな理由ですかっ!」

菫「…案の定、知識の差が悪い方向に出た形になったな」チラリ

淡「ほら、見られてますよ。亦野センパイ」アハハッ

亦野「お前だお前」グニグニ

菫「いや両方なんだが」

京太郎「四番サード金…竹井久」

咲(大丈夫。ここで被らなければ宮守さんと同じ…)ドキドキ

残り2名でポジションは2つ。ここは是が非でもポイントを取りたい清澄だったが

京太郎「………………」

京太郎「四番サード金!染谷まこです畜生っ!」

久「嘘っ!?」

まこ「…………」ガックシ

咲「」

上級生二人が痛恨の被りを犯し、1ポイントでゲーム終了となった

ご飯食べて来ます

塞「最下位回避確定っ!」

姉帯「やったー!」

シロ「良かった…」ほっ

哩・菫「…良し」ぐっ

5人「……………」ずーん

久「…まさか1ポイントで終わるとは思わなかったわね」

和「1ポイントの中では一番有り得るケースの結果でしたが…全てが裏目に出てしまった結果という所ですね」

second game result(清澄高校)

木:宮永咲
火:
土:原村和・片岡優希
金:竹井久・染谷まこ
水:

point:1

久「悪いわね、咲。貴方はポイントを取ってくれたのに…」

咲「…いえ、正直かなりの難問でしたからね。仕方ないですよ」

京太郎「たしかに解釈しだいでどうにでも取る事が出来る問題だからなぁ」

咲「かなり苦しい状況ですけど、まだ最下位と決まった訳じゃないですし信じて待ちましょう」

和「咲さん…。そうですねっ信じましょう!」

優希「まだ2チームもあるんだからまだまだ結果は分からないじぇ!」

久(…確かに、0は無いにしても今回の私達と同じ形で1は有り得る)

久(プレーオフも視野に入れておくべきかしらね)フム


菫「ふぅ。本当に随分気が楽になったよ」

哩「同感たい。では、どっちが先が決めるとしよか」

     ビッ!    ビッ!

※(このレスのコンマ1桁0-4→白糸台 5-9→新道寺)

菫「む。私達が先だな」

哩「トリか…まぁ何でも良かと」

淡「ぶー。どうせならオーラスでサキ達の負けを私が決めたかったのにな~」

菫「クジで決まったんだから仕方がないだろう。それにハードルが下がったとはいえ油断は禁物だ」

菫「事故が起こり得るというのはそれこそさっき清澄が証明してくれたんだしな」

照「油断大敵だね」


久「さぁ弘世さん。白糸台を地獄に叩き落とすポジションテーマを用意したから」

久「どうぞ一枚選んでもらえるかしら?」フフフ

菫「脅かすなよ。…これにするか」ビッ!

白糸台のポジションテーマ→>>87

ス マ イ ル プ リ キ ュ ア

スミマセン。プリキュアあんまり見た事無いっす

再安価→>>90

バスケ

 
     『バスケ』

菫「バスケか…」

姫子「バスケのポジションっていうと、センターとポイントガードと…」

哩「基本的なポジションは、ポイントガード、シューティングガード、パワーフォワード、スモールフォワード、センターの五つやね」

姫子「流石ぶちょー!博識ですっ」

咲「オーソドックスなテーマになりましたね」

姉帯「これも絞る必要が無いテーマだね。どうなるか楽しみだよー」

久「それじゃ、第三ゲーム。白糸台編スタート!」

third game(白糸台高校)
テーマ『バスケ』 ポジション『PG・SG・PF・SF・C』

和「この問題どう思います?」

咲「うーん。そんなに難しい問題って感じは無いかなぁ」

咲「ポジションごとの役割は結構はっきりしてるスポーツだし…」

久「そうね。でも、白糸台の今年の代表チーム『虎姫』のテーマは攻撃特化」

久「スタイルとしては近い選手が集まっているのだから、面白い結果が出るかもしれないわ」

菫(バスケか…照とは体育で何度かやった事もあるが、それはポジションを明確に定めたものでは無かったからな)

菫(アイツは運動神経がアレだからまるで役に立って無かったし…)

菫(やはりここは実際やってみてどうというより、役割として近いものを選ぶべきか)カキカキ

亦野(…とりあえずシューティングガードは確定として、私はどこを選ぶべきだろ)

亦野(宮永先輩と淡はよく分かんないし、尭深もスポーツのイメージが全然無いから難しい…)

照(司令塔のポイントガード。チームの大黒柱たるセンター。エースポジションのスモールフォワード)

照(…ここ、かな)サクサク

淡「ん~悩むなー。どこでも出来ちゃうっていうのがこういう時は裏目だよねー」

尭深「そうだね…」ズズズー

久「さぁ白糸台の運命を決める投票が終わりました!」

久「果たして初のパーフェクトは出るのか、はたまた逆パーフェクトを成し遂げてしまうのか」

久「注目の結果発表です!」

菫「パーフェクトの自信は無いが、流石に清澄以下という事は無いだろ」

亦野「そうですね。1ポイントは既に獲得してる訳ですし」

菫「?」

京太郎「ではまず一番セカンドPG……渋谷尭深」

尭深「はい」

すばら「渋谷さんがポイントガード…」

和「PGはチームの司令塔ですから、キャプテンの人が務める事が多いと聞きますね」

哩「ばってん部長の弘世はもっと適したポジションがある。消去法で行くとたしかに空きそうなポジションやね」

尭深(私が向いているとは思わないけど、他の皆はもっと向いてない)

尭深(チームとして考えるなら、この選択で間違い無いハズ)

咲(良い選択だと思うけど、ここを通したら負けちゃう。お願い…!)

京太郎「…………」

京太郎「一番」

尭深(っ!被った……)

菫(くっ私もここは渋谷だと思っていたのに…。誰だ?亦野か?)

京太郎「セカンド。宮永照」

照「はい」

菫「お前かいっ!」ベシッ!!

照「痛い……」

訂正
>>103
京太郎「セカンドPG、宮永照」

まこ「…とりあえず、助かったのう」

咲「お姉ちゃんに感謝しないとですね」フゥ

菫「お前どれだけ自分の事を分かって無いんだよ。ポイントガードだぞ?司令塔だぞ?」

照「分かってる。だから三年生で、対戦相手の能力を見て作戦を立てたりする私にピッタリだと思ったのに」

菫「む…」

亦野「…たしかに一理ある様な気もしますね」

尭深「盲点でした…」

菫「…悪かった。普段の姿は置いておけば、照はウチの司令塔と言えなくもないかもしれない」ペコッ

照「分かれば良い」エッヘン

胡桃「言われてみれば、似合わない事も無いのかもしれないね」

姉帯「でも宮永照さんはバリバリの点取り屋だから、私はやっぱりフォワードだと思うけどなー」

塞「海南の牧みたいなPGだと考えれば近いんじゃない?」

姉帯「ポイントフォワードって訳だね!」

シロ「ん?ウチならどうかって?そだね…シュート打つのダルいから私はガードが良いかなぁ」ダル…


和「これでもう一箇所被っていれば、ウチと並びますね」

咲「淡ちゃんはフリーダムな子だから十分有り得ると思うよ」ドキドキ

しかし、そんな咲の期待空しく

京太郎「二番ライトSF…大星淡」

大星淡が単独でスモールフォワードのポジションを奪り、白糸台が1ポイントを獲得した

淡「エースポジションゲット~!これってテルが私の事をエースって認めてくれたって事だよね?」キャッキャ

菫(心配していたが、ワリと合っているポジションを選んでいてくれたな)ほっ

京太郎「続いて、三番レフトPF…該当者無し」

優希「やったじぇ!」

和「ここは喜ぶ所ではありませんよ。残り2人で3ポジションなんですから、一つ空きがあるのは分かっていた事です」

亦野(私の予想では宮永先輩はSFだったけど、結果を見れば大差は無かったんだね)

亦野(宮永先輩がPGを選んでればSFで1ポイントゲット。SFを選んでればPGで1ポイントゲットしてた訳だし)

京太郎「続いて、四番キャッチャーSG…」

亦野(後は、SGで弘世部長が。そしてCで3ポイント目を私が取ってトップタイだ!)フフフ

京太郎「――――該当者無し」

亦野「え」

4人「」

菫「ぐっ………」


胡桃「こ、これってもしかして?」

塞「この時点でCで二人、弘世さんと亦野さんが被ったのが確定するから」

塞「白糸台のポイントは大星さんの1ポイントだけって事になる…ね」

   ワアアアアアアアアッ!!

優希「や、やったじょ!!逆転満塁サヨナラホームランだじぇ!!」

和「逆転はしていませんけどね」

咲「でもそれ位の勢いがある感じだよ!やったね!」

まこ「これで首の皮が繋がったけえ!」

  ワーーーッ! ヤッターーーッ!

菫「…こういう事が起こるから勝負事は怖いな」

菫「だが各々が精一杯考えた結果だ。誰を責める事も出来ない」

菫「まだ負けと決まった訳でも無いから、次に活かし―― クルッ

菫「!?な、何で4人して私の事を親の仇みたいな目で睨んでるんだ!?」

淡「何してんだお前」

菫「お、お前?あのなぁ淡。多少のタメ口はお前のアホさに免じて許しているが、それはいくらなんでも…」

照「正座」

菫「は?」

照「正座、そこに」ギロリ

菫「」

淡「で、もっかい聞くけど何してんの?」サゲスンダメ

菫「いやあの…センターが自分に合っていると思って選んだだけなんだが…」

淡「なに戦犯がタメ口利いてんだ。敬語使え敬語」

菫「………淡。お前いつからそんなに偉く「菫」

照「今は私達が菫に怒ってるの。従って」

菫「いやおかしいだろ!渋谷と亦野も何か言って…!」

尭深「……………」ハァ

亦野「いや、仕方ないと思いますよ」

菫「」シュン…

久「何だか凄い状況になってるわねぇ」

咲「まぁ…SSSの異名を持つ弘世さんがシューティングガードを獲る事は」

咲「私達も既定路線と覚悟していた位ですからね。本当に僥倖でした」

優希「どうしてそうしなかったのかが謎だじぇ」

和「異名の事を意外と本人は気にしてないみたいな事なんでしょうか?」

久「それもあるだろうけど、あの人実は天然な所あるからそれが出たんでしょうね」

third game result(白糸台高校)

PG:宮永照・渋谷尭深
SF:大星淡
PF:
SG:
C:弘世菫・亦野誠子

point:1

哩「さて、私達の出番だな」

すばら「二連続で1ポイント…。なんだか嫌な流れを感じるのも事実ですね」すばら…

姫子「や、やな事言わんでよ花田ぁ…」

美子「0ポイントとかなったらどうすれば…」

仁美「大丈夫大丈夫。フツーにやれば2か3は獲れるゲームばい~」チュー

仁美「私らはそれなりに付き合いも長いんやし、リラックスしていこー」

哩「よう言うた仁美。ただ、私は最下位回避なんて低いハードルば見とらん」

哩「どうせやるなら狙うのは宮守越え。パーフェクトぞ!」どん!

姫子「っ!!流石ぶちょー!カッコ良かです!」

すばら「何だかやれそうな気がしてきましたね!」すばらっ

久「じゃ、その勢いでテーマを決めてもらおうかしら」

哩「あぁ。……こいで頼む」ビッ

新道寺編のテーマ→>>130

>>124

何なら知ってんだと怒られそうですが、北斗知らんし。ゴメンし!

再安価
>>135

トランプの柄

 
      『トランプの柄』

哩「トランプの柄…」アセ

咲「難易度高そうなの来ましたね。或いは今迄で一番難しいかも…」

まこ「まぁポジションも何も無いからのう」

塞「たしかに人生で『貴方ってトランプの柄で言えばダイヤっぽいよね』なんて言われる事はまず無いだろうしね」アハハ

シロ「私達はラッキーだったのかもね」

エイス「アレ?」

咲「どうしたんですか?エイスリンさん」

エイス「トランプノマークッテ…」カキカキ バッ!

咲「あぁ。部長、トランプのマークって4つしかないんじゃないですか?」

久「ジョーカーを入れれば良いんじゃない?それで5つになるわ」

哩「ジョーカー…」

久「では第四ゲーム!新道寺編スタート!」

fouth game(新道寺高校)
テーマ『トランプの柄』 ポジション『スペード・クラブ・ハート・ダイヤ・ジョーカー』

優希「これは殆ど運ゲーみたいな事になるのかな?」

和「どうでしょうね。まぁ仮に全員全くの勘でやったとしても」

和「0ポイントになる確率は僅か0.16%ですからね。私達を下回る事はまず無いでしょう」

淡「1ポイントになる確率もそんなに無いだろうしねー。ホントなんでこんな事になっちゃったのか」ハァ

菫「…キーとなるのはジョーカーだろうな。他の4つと比べて余りにも異質なポジション」

菫「『切り札』という意味を持つこれはかなり選びにくいが、しかし仮にここで単独を獲れればその意味はt

照「菫、偉そうな事言わないで」

菫「…………」

哩(トランプのマークはそれぞれ象徴している役職がある)

哩(スペードは騎士。クラブは農民。ダイヤは商人でハートは僧侶)

哩(ジョーカーはたしか道化師だったか…。こいが何かのヒントにならんか…)

すばら(このあたりを抑えておくのが無難だと思いますが…私達が狙うのはパーフェクト)

すばら(ならば私の選択はこれです!)すばらっ

姫子(や、やっぱりハートがよかとやろか。それでぶちょーも私と同じハートを選んでれば…///)

姫子(って!何ば考えとるんや私は!被ったら駄目なんやからここは…でも…)グルングルン

仁美「ま、こんな所やろね」チュー

美子「これ…かな」カキカキ

久「はい、投票終了~」

姫子「うわーなんか凄いドキドキしますぶちょー!」

哩「落ち付きんしゃい。大丈夫、私の読みでは3ポイントは堅いけん」

久「じゃ、早速結果発表といっちゃいましょうか」

久「私達と並んで泥沼の三つ巴となったのか、それとも単独…になったのか」フフフ

すばら「その後には何が続くんでしょうね…」すばら…

京太郎「じゃ、行きますね。一番ショートジョーカー…」

咲「あ、ジョーカーから言うんだ」

京太郎「花田煌」

すばら「はい!」すばらっ

哩「っ!」

優希「花田先輩がジョーカーかぁ。意外といえば意外だじぇ」

和「似合わないという事も無いですけど、これはどんな意図が…?」

久(ウチなら咲。宮守なら姉帯さん。白糸台なら淡ちゃんか宮永さんがジョーカーを獲るでしょうけど)

久(この選択は、それらとは意味が違いそうね)

すばら(ジョーカーは多くのカードで切り札として使われる便利で最強のカードですが)

すばら(ババ抜き等、いくつかのゲームでは敗北条件になり、忌み嫌われる事もある諸刃の剣)

すばら(他の4つと比べて余りにも『異質』なこのカード。それは私にこそ相応しい)

すばら(長野という遠方に故郷を持ち、未だに標準語を喋り)

すばら(雀力は他の4人とは比べ物にならないほど低く、ただ一つの特性を買われての捨て駒に抜擢)

すばら(所詮私は異物。そして、そんな私にこそ務め上げる事の出来る役目がある)

すばら(誰かがやらなければならないのなら…私がやれば誰かがやらなくて済むのなら、そんなすばらな事は無い)

すばら(笑って道化師を演じて見せましょうとも…)ニヤリ

すばら(ジョーカー役!!私にお任せ下さいっ!!)すばらっ!

京太郎「…一番センタージョーカー」

すばら(えっ……?)

京太郎「白水哩」

すばら「!!!」

哩「……チッ。そんな事じゃないかと思っとったばってん、案の定ばい」

すばら「ぶ、部長…?」

哩「花田。お前はれっきとした私達の仲間ぞ」

哩「そげな寂しい事…考えるな」ニコッ ポンッ

すばら「…………っ!!」ぶわっ! すばらっ…

京太郎「一番センタージョーカー、鶴田姫子」

すばら「!!」

姫子「そうばい花田。私達は皆花田の事好いとーよ」

姫子「あとちょっと引っ付き過ぎばい」ボソッ

すばら「ありがとうございます…!ありがとうございますっ……!」


咲(え?何なのこの空気…)タラリ

優希「良い話だじぇ…」パチパチ

和「えぇ…本当に」グスッ

照「良かったね、花田さん」ウルウル

菫「…それは良いんだが、これで一つのポジションに三つ被った」

菫「これはひょっとすればひょっとするぞ…」ゴクリ


     ※ひょっとしませんでした


菫「がふっ!」

菫「淡いいいっ!!それで私の脇腹を蹴るのは理不尽過ぎるだろ!!!」ダダダッ!!

fouth game result(新道寺女子高校)

ジョーカー:花田煌・白水哩・鶴田姫子
スペード:
クラブ:安河内美子
ダイヤ:江崎仁美
ハート:

point:2

仁美「一時はどうなる事かと思ったばってん、何とか最下位は逃れられたけん結果オーライやね」

美子「ホント私と仁美ちゃんが被っとったらどうしようかと…」

姫子「私は本当は友達に『姫子ってデビルっぽい顔しとーよね』って言われた事あるから選んだだけなんですけどね」あはは

すばら「そうだったんですか!?」すばら!?

哩「まぁあの台詞自体は嘘じゃないんやから気にする事なか」ポンッ

すばら「そ、そうですね。部長はちゃんと私の事を思ってジョーカーを選ん…

哩「…………」シセンソラシ

すばら「!?」

久「という訳で、4ゲーム終わった最終結果はこちらになりました!」

1位宮守女子高校 3point
2位新道寺女子高校 2point

3位清澄高校・白糸台高校 1point

久「優勝は宮守女子高校!おめでとうございます!」ドンドンパフパフー!

 ワアアアアアアッ!! パチパチパチパチーッ!!

塞「どうもどうもー」ペコリ

姉帯「皆ありがとー!ちょーうれしいよー!」

エイス「ヤッタネ!」カキカキ バッ!

シロ「まさか単独一位になるとは思わなかった…」ダル…

淡「優勝賞品のミックスジュースです。ささっぐいっと!」スッ

胡桃「ありがとー!……ってなるかぁ!」

淡「ちっ」

優希「惜しかったじぇ。流れで飲ませれば有耶無耶になると思ったのに」

咲「甘いよ淡ちゃん。ノリツッコミさせる前に無理矢理流しこんじゃえば良かったのに…」

塞「悪魔か」

姉帯「あれ?でも思ったより酷い臭いじゃないね。というか無臭?」

京太郎「あぁ、流石にそのままやると女子高生的に取り返しが付かないので、ハギヨシさんに電話して」

京太郎「臭い消しの薬剤を入れて無臭化したんですよ」

塞「えー。それちょっとズルくない?別に酷い目に遭わせたい訳じゃないけど罰ゲームの意味が…」

京太郎「その副作用で味の酷さは三倍になりましたけどね……」トオイメ

塞「…………」ダラダラ

胡桃「そもそも本来はこれ最下位を決めるゲームだったんでしょ!ちゃんとする!」ぷんすか

久「まぁ完全にごもっともなんだけどねぇ。今から同じ事してプレーオフっていうのもどうかなーって思うのよね」

胡桃「飽きただけでしょ!!主催者なんだから最後まで責任取る!」

淡「もー良いじゃん清澄の負けって事で!実質私達は3ポイントだったんだからさー」

咲「そんなの通らないよ淡ちゃん!たしかにあのミスはどうかと思うけど勝負には関係無いっ!」


  ワーワーギャーギャー!!  モウイッソカブッタヒトハミンナノンダラ?  アホカッ!!!


姉帯「そうだ、同じ事するのがアレなら、清澄さんと白糸台さんで組んでゲームをすれば良いんじゃないかな?」

皆「?」

姉帯「5+5の10人で挑戦して、10コのポジションを埋めていく」

姉帯「それでパーフェクトを達成したら罰ゲーム免除って事にしたらどう?」

塞「へー面白そうだね」

胡桃「ナイスアイディアだよトヨネ!」

咲「ちょっちょっと待って下さい!」

淡「そうだよ!同じ学校の5人でやって1コしか単独獲れなかったのに、10人でパーフェクトなんて出来る訳無いじゃん!」

すばら「それなら、複数回挑戦出来る様にすればどうでしょう?」

哩「同じテーマで繰り返しやっていく形式なら、数をこなすごとにパーフェクトに近付いて行くハズばい」

亦野「…それってもし失敗したら、全員罰ゲームっていう事ですよね?」

胡桃「当然!」


「いや…それなら普通にタイマンやって負けた方の方が」「ぶっちゃけ白糸台には負ける気しないし…」

「10人とか確率的にも凄い事になってしまいますからね…」「菫を外しても良いなら考えるけど…」「いいかげん許してくれないか…?」


胡桃「ごちゃごちゃ五月蠅い!嫌ならそのまま全員罰ゲーム受けて貰っても良いんだよ?」

美子「…たしかに何か流れで同率はノーカンみたいな感じになったけど」

仁美「最下位が罰ゲームってルールなら、それで全く問題はなかね」チュー

10人「…………」ダラダラ

胡桃「で、どうするの?」


10人「挑戦させて下さい」ドゲザァッ!!!


extra game 『パーフェクトを目指せ!』

久「ふー全く、予想外の展開になったわね」

菫「だがなった以上は仕方がない。力を合わせてパーフェクトを目指そう」

咲「まさかこんな形でお姉ちゃんと組む事になるとはね」

照「そうだね。でも心強いよ、咲」

淡「せいぜい私の美脚を引っ張らない様にね!」アワッ

尭深「…宜しくお願いします。お茶どうぞ…」

まこ「お、これはこれはご丁寧に…」


胡桃「じゃ、挑戦してもらうテーマを決めるね」

哩「ちなみに挑戦回数は5回という事に決まった。健闘を祈る」

胡桃「シロ、引いて」

シロ「ん…。じゃあこれで」ビッ

清澄白糸台連合軍編のテーマ→>>181

10以上ポジション的なものがあれば何でもOK
安価なら下

10以上あるなら大丈夫じゃない?
アイマスとかもいけるか?

テーマ→アイマスに決定

春香、千早、雪歩、真、亜美真美、あずさ、伊織、やよい、美希、響、貴音、律子、小鳥(13人)

から消える三人→>>185>>186>>187(被ったら安価下)

休憩がてらにシャワー浴びて来ます。落ちてたら…戦いはこれからも続くENDという事で

双子のかわいくない方

あずさ

 
     『765プロアイドル』

10人「………?」

咲「し、質問良いですか?」

姉帯「どうぞ。宮永さん」

咲「765プロってあれですよね?今凄く人気あるアイドル事務所の…」

姉帯「そうです!天海春香ちゃんに如月千早ちゃんに星井美希ちゃんに水瀬伊織ちゃんに高槻やよいちゃんに」

姉帯「双海亜美ちゃん真美ちゃんに菊地真ちゃんに萩原雪歩ちゃんに三浦あずささんに四条貴音ちゃんに」

姉帯「我那覇響ちゃんに秋月律子さんに音無小鳥さんが居るアイドル事務所です!」

咲「いやそんなキラッキラした目で一息に言われても…」タジ…

菫「え…もしかしてアイドルをポジションに当て嵌めて言えと言ってるのか…?」タラリ

亦野「『私って765プロで言えば○○ポジだよね~』みたいな事ですよね…」タラリ

久「いやそれ、それだけで十分罰ゲームでしょ…。瑞原プロみたいなのならまだしも本物のアイドルって…」

胡桃「さんざんごねた罰だよっ」べー

姉帯「別に私は罰のつもりは無いよ?」

姉帯「だいじょーぶ!皆さんも負けない位可愛いんだから恥ずかしがる事無いですよっ」ぺかー

皆「…………………」どよよーん

塞「い、いや気持ちは分かるけどそんな地獄の様な顔しなくても…」アハハ…

淡「アハハッ。たしかに私はまだしも他の人はちょっとカワイソウかもね~」フフン

皆「…………」ギロリンッ!

淡「えっあっ………ゴメンなさい」シュン…

咲「淡ちゃんがそれ言っても、普通に嫌味なだけだからね」

すばら「あれ?でも姉帯さん、さっき挙げられた名前だと14人。数がオーバーしてますよ?」

姉帯「あっ」

胡桃「そだね。亜美ちゃん真美ちゃんを一つにするとしても13人だし…」

姉帯「一つにしないで!二人はそれぞれ違った個性があるんだからっ!」

胡桃「えっ。ご、ごめん…」

姫子「そ、それなら秋月さんと音無さんは外しても良いんじゃないですか?現役アイドルでは無い訳だし…」

姉帯「……………」ジワッ

姫子「え、えぇっ!?ご、ごめんなさい!私駄目な事言ってしまいましたか?」

シロ「あー気にしないで。トヨネはアイドルの事になると人格変わっちゃうから…」

シロ「トヨネ。ここはランダムに紙を引いて、14人中から4人を引く事にしない?恨みっこ無しで」

姉帯「でも皆揃ってこその765プロのライブだし…本当はPと社長さんも入れたかった所だったのに」

姉帯「そうだっ!それなら足りない人数分私達が入って16人でパーフェクトを狙えば!」


10人「お断りします」


※結局クジの結果『春香・千早・美希・雪歩・真・伊織・やよい・貴音・律子・小鳥』の10ポジションでやる事になりました

~清澄高校グラウンド~

胡桃「折角なので、グラウンドに移動して本当に野球風にする事になりました」

塞「プロ野球の試合が始まる時の、アナウンスされたらポジションまで走るやつのイメージだね」

和「無駄に凝りますね…」

姉帯「そして発表順はこちらっ!」

1投 天海春香
2捕 如月千早
3遊 菊地真
4一 四条貴音
5DH 星井美希
6三 秋月律子
7二 水瀬伊織
8中 高槻やよい
9右 萩原雪歩
10左 音無小鳥

照「発表順…?」

哩「あぁ。発表は1番の天海春香から10番の音無小鳥まで順番に行う」

亦野「別に順番なんてどうでも…。結局は全部分かるんだし」

哩「甘い」

亦野「へっ?」

仁美「投票の結果が分かるのは、順番通りにやって被らなかったポジションまで」

仁美「どこかのポジションで被ったり該当者無しだった場合、それ以降どんな指名がなされてたのかを知るチャンスはなかばい~」

久「つ~キッツいわねぇ」

菫「だな…」

淡「なになに?」

優希「どういう事だ?」

久「例えば1番の天海春香ちゃんに、2人が名前を書いたとするでしょ?」

菫「その場合、その2人以外の8人がどこに名前を書いたかは明かされないという事だ」

淡「…それってそんなに大変な事なの?」

菫「やってれば分かるさ…」

胡桃「それでは習うより慣れろって事で第一ターンを始めます!」

塞「この紙に自分の名前と、自分が一番近いと思うポジションのアイドルの名前を書いて下さーい」


咲「うぅっ改めて言われるとキツいなぁ…」

優希「のどちゃんの美貌とスタイルを持ってすればむしろアイドルの方が裸足で逃げ出すかもしれないけどねっ」ダキッ

和「きゃっ急に抱きつかないで下さいゆーき。それにそんな事無いですよ、アイドルの方と比べたら私なんて…」

久「過ぎた謙遜は嫌味にとられかねないから気をつけなさい。ねぇまこ」

まこ「ワシに言わせれば全員そうじゃけどの」ハァ

亦野「気が合うね…」ハァ

菫「…皆。気持ちは痛い位に分かるが、臆していてはパーフェクトになんて到底辿りつけない」

菫「あくまで『この中で』『消去法でいけば』という前提で考えて、自分のポジションについて考えて欲しい」

久「特に序盤で躓くと後々に響くから、該当者無しだけは避ける様にしましょう」

久「と言っても、被っても結果は同じだから匙加減が難しいのだけど…」

皆「……………」ウーン

塞「いや~各選手、盛大に悩んでおりますねぇ胡桃さん」ニヤニヤ

胡桃「身の程知らずと思われたくないという気持ちが一番大きいでしょうけど」

胡桃「女の見栄とプライドも絡んで来てるでしょうからね。どこに落とし所を見つけるか興味深いです」ニヤニヤ

久「くぅ…たっのしそうねえ。私もあっちに行きたい…」

菫「オイオイ…」

咲(こんな恥辱を受けさせられて、更に罰ゲームまで受ける羽目になるとか有り得ないよ…)

咲(絶対クリアしてみせる…!)

淡「これで決まりっ」スポッ

塞「はい、これで一巡目の投票が終わりました。皆さんお疲れ様でした」

皆「…………」ゼェゼェ

エイス「?ナンデミンナ、アンナニツカレテルノ?」

シロ「色々葛藤とかがあったんじゃないかな…」

胡桃「じゃあこの箱を、放送室に持って行ってくるねー」タタタッ

久「なっ!まさか放送室でアナウンスするつもりなの?」

まこ「休日とはいえ、生徒も先生も何人か居ると思うんじゃが…」

塞「でも竹井さんが司会側だとしたらやるでしょう?」

久「やるわね。何だったら街でビラ配って盛大に」キラリ

咲「いやいや…」

京太郎「あーあー。マイクのテスト中ー」

和「いよいよですね…」

咲「もうやるなら早くやって楽になりたいよ」ニガワライ

淡「でも心配だなー。何だかんだ言ってテルとサキって似てるトコ多いから」

淡「ここも二人で被ったりしちゃうんじゃないの?」

照「心配いらない。咲の考える事は大体分かるから、ちゃんとそこは避けてる」

咲「私もだよ。伊達に姉妹じゃないって所を見せてあげようね、お姉ちゃん」

和「あ、始まるみたいですよ」ゴクリ

京太郎「一番ピッチャー天海春香……」

咲…水野亜美(短髪、本好き)
久…火野レイ(消去法)
和…愛野美奈子(アイドル)
タコス…月野うさぎ(うるさい)
まこ…木野まこと(緑、まこちゃん)

セーラームーンだったら余裕でパーフェクト狙えたなw

寝落ちしてスミマセン。保守ありがとうございました

ただ寝る前にさるさんに抵抗してたら忍法帖リセットされたっぽい…
このレベルで書けるか分かりませんが、とりあえずやってみます

京太郎「宮永咲」

咲「…はい」

皆「………………」

咲「ちょっちょっと!そういう反応は止めて下さいよ!それ後で自分に返って来ますからね!」アセアセ

淡「どの口が…。根暗で人殺しみたいなオーラ放ってるくせに…」ボソッ ニヤニヤ 

咲「うるさい!」

久「いやまぁ、最初は「えっ?」って思ったけど考えてみたら意外と悪く無いかもしれないわね」

久「あの子もドジっ娘キャラで、ドラマとかだと悪役もよくやってるし」

まこ「一見地味でありながら、人を惹きつける華がある所も合うとるといえば合うとるな」

咲「…そう分析されるのもちょっと恥ずかしいんですけど…///」

和「流石は咲さん。的を射た自己分析です」パチパチ

久「その様子だと、和はここにしてないのね。リボン繋がりであるかなと心配してたけど」

和「はい。ちょっと思いましたけど、私は春香ちゃんの様な明るさとコミュニュケーション能力は持ち合わせてないので…」

咲「…………」

淡「ノドカ。それ言っちゃうとサキがカワイソウだから止めてあげなよ」ポンッ

塞「じゃあ宮永さん、ピッチャーマウンドまで行って貰える?」

咲「あ、ホントに行くんですね。分かりました」

     スタスタスタスタ

優希「これ毎回移動するとなると地味に大変だじぇ」

久「まぁまだここ(ベンチ)から近いから良いんじゃない?幸い外野は全部後ろの打順だしね」

菫「ふぅ。だが初っ端から該当者無しという結果が避けられて良かったな」

亦野「ですね。せめてこの一巡目で三番位までは進めておきた…

京太郎「一番ピッチャー天海春香、宮永照」

皆「………………………」

第一巡目 結果

1投 天海春香:宮永咲・宮永照(fail)

残りチャンス 4回


咲・照「「ごめんなさい」」ぺっこりん

久「そんなシンクロして謝られても…」

淡「案の定にも程があるよ!何だったの!?」

照『咲の考える事は大体分かるから、ちゃんとそこは避けてる』

咲『伊達に姉妹じゃないって所を見せてあげようね、お姉ちゃん』

淡「っていう台詞は!」ぷんすか

照「リピートしないで。恥ずかしい…」テレテレ

糞SSなにが面白いのか分からない

>>1不快だからもう二度と咲-Saki-SS書くな

優希「バラエティ的にはフリが利いてる良い展開だと思うじぇ」アハハ

和「たしかにバラエティの企画みたいな事やってますが、罰ゲームを思えば笑ってる場合では無いかと…」

照「…咲なら私の意図を汲んで、春香ちゃんは空けておいてくれると思ったのに」ジト

咲「いやまさかお姉ちゃんが自分を春香ちゃんポジションと思っているとは思わなくて…」

菫「同意だな。妹さんならまだしも、お前は完全に一見はクールキャラタイプだろ」

亦野「少なくとも明るい方では無いですよね」アハハ…

照「………!?」

アハハ←これが寒い

胡桃「最悪の滑り出しとなっちゃってるね」

塞「トヨネはどう見る?この結果」

姉帯「ん~春香ちゃんの魅力は黒と白の二面性だと思うから」

姉帯「そういう意味では宮永照さんはちょっと似てるトコあるかもしれないね」


菫「…まぁ、過ぎた結果をグダグダ言っても仕方がない。切り替えて行こう」

尭深「…そうですね。まだチャンスは4度もありますし」

優希「でも私達は自分の書いた所が被ってたのかどうか分かんないから、同じのを書くしかやり様がないじぇ」

淡「あーなるほど。スミレがさっき言ってたのはそーいう事か~」ポムッ

久「ま、こればっかりは仕方無いわ。情報ゼロという事も無いし、各々皆の思惑を考えて動いて頂戴」

咲「はい」

照「了解…」

和「二巡目の投票が終わりましたね」

亦野「今度こそ…!」

菫「各人の思惑が上手く嵌まっていれば、4-5程度が一気に埋まる事は十分に有り得る」

淡「楽しみだねっ」

京太郎「一番ピッチャー天海春香ポジション…宮永咲」

咲「はい」タッタッタ

菫「よしよし。次は二番の如月千早だな」

淡「?テル。どうしてそんなに汗かい…

京太郎「一番ピッチャー天海春香ポジション…宮永照」

皆「」

第二巡目 結果

1投 天海春香:宮永咲・宮永照(fail)

残りチャンス 3回


菫「どっちかは折れろよ!!!」

淡「貴重なチャンス二個も潰してどーすんの!!」

咲・照「「申し訳ありませんでした…」」ぺっこりん

咲「いやでもコレはお姉ちゃんが悪いよ!さっきの流れだと絶対私が担当する感じだったもん!」

照「そんな事無い。咲よりは私の方が春香ちゃんポジションに近い」

        バチバチバチバチ

久「まぁまぁ。ぶっちゃけどっちも違うんだから姉妹喧嘩しないの」

まこ「…これヘタしたら5回全部コレで潰すんじゃないかのう」アセ

長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!

~三巡目~

現状:春香『咲』

淡「さぁ今度こそ頼むよ!」

優希「三度目の正直だじぇ!」

京太郎「……二番キャッチャー」

「やったーーー!!!」「ついに壁を越えたじぇーーー!!!」パチパチパチパチーッ!!!

哩「一つクリアしただけで優勝したみたいな騒ぎやね」

すばら「でも大きな一歩だと思いますよ。すばらです」すばらっ

>>253
あ?

京太郎「二番キャッチャー如月千早ポジション…宮永照」

照「はい」タッタッタ

8人「……………」タラリ

京太郎「………三番ショート」

亦野「越えたあああっ!!」

淡「うわあ凄い凄い!絶対駄目だと思ったよ!」

久「よくあの後でこんな序盤のポジションを獲りに行けるわよね…流石だわ」

菫「実は一巡目では私はここにしていたんだが、変えて正解だったよ」ほっ

和「咲さんとバッテリーが組めなかったのは残念ですが…お姉さんでは仕方ないですね」

優希「のどちゃんは真逆だから駄目だと思うじぇ」

霞「彼らはね、咲のSSが好きなのではないのよ」

霞「自分の姿を須賀くんに重ね、咲キャラたちと絡みたいだけなの」

初美「そうなんですかー?」

霞「そうよ。須賀くんはかわいそうだわ。京豚の、自己投影の犠牲になってしまったせいでいろいろな人に嫌われてし亦野だから・・・」

霞「京太郎SSの『京太郎』を、『俺』に置き換えて御覧なさい」

霞「ほとんどのSSで、違和感なく話が進むはずよ」

初美「うわー・・・ほんとうなのですよー」

霞「こういったスレにはね、ただちにふんふむを召還しなくてはならないの」

霞「『悪』をのさばらせてはいけないのよ」

京太郎「九番ライト萩原雪歩ポジション…渋谷尭深」

尭深「…はい」タッタッタ

咲(何やかんやでラストチャンスで、8番クリアまで持って行った…!)ドキドキ

淡(後は9番の萩原雪歩ちゃんと10番の事務員の人だけ!)アワッ

咲(つまりここで菫さんが被ってなければパーフェクト!)

京太郎「…………」

京太郎「十番レフト音無小鳥ポジション弘世菫っ!!パーフェクト達成っ!!!」

咲「~~~~~っ!!!」

ワアアアアアアアアアアアアッ!!!  パチパチパチパチッ!!! ワーッショイ!ワーッショイ!

胡桃「いや~凄い凄い。何だかんだ達成させちゃったね」

姉帯「みんなベストポジションだと思うよ。10人の心が一つになったから出来たパーフェクトだね!」パチパチ

池田「暇だから遊びに来たんだけど、これは何をしてるんだ?」ひょこっ

塞「わっ!だ、誰?急に…」

池田「ふー走って来たからちょっと喉が渇いたし。これ貰うぞー」グイッ

胡桃「あっ!それは罰ゲーム用の……

     「グニャアアアアアアアアアーーーーーーッ!?!?!?!?!?」

             バタッ!!!ピクピク…

塞「泡吹いて倒れた…。い、一体何者なんだろこの人」

シロ「分かんないけど…一個分かる事は」


          「―――オチ担当(ポジション)の人なんだろうね」


                     カン!

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