ゴルゴ13「ナイトナイン?・・・」 (7)

ココ「私たちはある計画でキューバの米軍基地にいるレイラ・イブラヒム・ファーイザ博士を誘拐しようと思っている」
ココ「この計画には彼女がどうしても必要なんだ。もちろん誘拐するだけなら何もあなたをお呼びする必要ないんだけど・・・」
ゴルゴ「・・・・」

ココ「実は今回の件で厄介な部隊が動くという情報をきいてね」
ココ「ナイト・ナイン・・・って知ってる?」
ゴルゴ「確かイラクやアフガンの夜を蠢いた死神・・・シールズチーム9ということまでは聞いたことがある・・・」

ココ「そうそう。そんな厄介な奴らがこともあろうに今回の誘拐作戦阻止に乗り出したみたいでね」

ココ「誘拐作戦には私の精鋭な部下たちに任してるんだけど、できることなら今回の誘拐作戦は速やかに終わらせたい」
ココ「私の部下たちは確かに優秀だけど相手がナイトナインとなると苦戦を強いられることはまず間違いないと思う」
ココ「そこであなたに今回あなたにナイトナインの始末をお願いしたい。ちなみにこの仕事はボディーガードの依頼じゃない」
ココ「あくまでもナイトナインの始末・・・をお願いしたいんです。どうか引き受けてくれませんか?ミスターデューク東郷」

ゴルゴ「ひとつ確認したい。この作戦は本当に誘拐をするためだけの作戦なのか?・・・」
ココ「もちろん。」

ゴルゴ「・・・・わかった・・・引き受けよう・・・」
ココ「ありがとうミスター東郷」

キューバのとあるジャングル

ルツ「なあ、俺たちはほんとに敵に警戒しなくて大丈夫なのか?」
レーム「なんでも凄腕の傭兵が俺たちのお守りをしてくれるらしい」
バルメ「ルツ、おしゃべりはいいからはやくここをはなれましょう」
ルツ「へいへい」
ヨナ「レーム、凄腕の傭兵って誰?」
レーム「さあな、ま、俺たちは深入りするなってこった」
ヨナ「・・・・」

トリー「ナイトナイン戦闘開始」

ナイトナイン「ゼロワン了解」

ズキューーーーーン  ビシ

ナイトナイン「グワッ!」

ナイトナイン「!」
ナイトナイン「こちらゼロワン!ゼロスリーがやられた!相手の部隊の位置を!」
トリー「そのまま待機せよ。索敵中だ」
トリー(プレデターに反応がない。相手は狙撃手でカバーしてる可能性が高い)
トリー「プレデターはまだか?」
オペレーター「敵は見当たりません」

トリー「そんなはずはないもう一度よく探せ」
オペレーター「はい」
トリー「ナイトナイン、おそらく相手はスナイパーだ。慎重に距離を詰めて回りこめ」

ナイトナイン「了解」

ズキューンガガーン

ナイトナイン「うぐっ!」
ナイトナイン「うわっ!」
ナイトナイン「こちらゼロツー!ゼロフォーとゼロファイブがやられました!」

トリー「そんなばかな!スナイパーはどこから狙撃しているというのだ!」
オペレーター「敵発見しました!衛生の画像も送ります!」

トリー「!?・・この男は!」
トリー「ナイトナイン!直ちに撤退だ!戦線離脱しろ!」
トリー「ナイトナイン?ナイトナイン!」
オペレーター「ナイトナインからの通信が途絶えました」
トリー「やられた・・か・・ココ・へクマティアルはこともあろうにゴルゴ13を雇っていたか・・・」
トリー「奴がいるとなれば攻撃を中止していたのに・・・」

ザッザッ

ナイトナインの死体に近づくゴルゴ

ゴルゴ「・・・・・」

ザッザッ

数日後・・・とある港

ココ「博士を誘拐できて計画がいちばやく進んだ」
Dr.マイアミ「でもわざわざゴルゴ13に依頼することでもないんじゃないの?」
ココ「あのナイトナインとゴルゴ13がやりあってくれれば双方共倒れしてくれる。私にとってあれほど厄介なやツラはいないさ」
Dr.マイアミ「でももしゴルゴ13が生き残ってたら?」
ココ「心配ないよ。ナイトナインは相当手ごわい。いくらあのゴルゴ13でも生き残るなんて・・・」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom