凛「ありすちゃんってプロデューサーのことどう思ってるの?」(520)

ありす「すみません、よく聞こえなかったのでもう一度言ってください。あと名前で呼ばないでください」

凛「いや、聞こえてるでしょ?」

凛「だから、プロデューサーのことどう思ってるのかなって」

ありす「なんでそんな質問してくるか、理解できないのですけど」

凛「なんでって……プロデューサーとすごく仲良さそうだし」

ありす「そんなことないです。どこを見たらそう思えるんですか」

凛「どこって――」

http://i.imgur.com/JuWXH98.jpg
http://i.imgur.com/2miGpX8.jpg
渋谷凛(15)

http://i.imgur.com/gKung1G.jpg
http://i.imgur.com/tTUNfrR.jpg
橘ありす(12)

モバP「おーい、ありす」

ありす「あっ、プロデューサーどうしたんですか?」

モバP「おう、この前の仕事で先方の評判がすごく良くてなー」

ありす「ほんとですかっ?」

モバP「バッチリだよ。よくやったなー」

ありす「えへへ……頑張りましたから」

モバP「また次の仕事入ると思うから、スケジュール見といてな」

ありす「はいっ」

モバP「んじゃ、ちょっと外回りに行ってくる」

ありす「いってらっしゃ~い」

凛「……行ってらっしゃい」

凛「…………」

ありす「…………」

凛「すごく仲良いじゃん」

ありす「……そうでしょうか?」

凛「いやいや……どの口がそう言う?」

ありす「確かに……その、私の担当プロデューサーですし、一緒にお仕事するからそう見えるかもしれませんけど……」

ありす「それ以上でも以下でもありません」

凛「ふーん、へー」

凛「名前で呼ばせてるじゃん?」

ありす「あ、あれはその……苗字で呼ぶように言っても聞かないから仕方なく……」

凛「呼ばれた瞬間、すごい嬉しそうにしてたけど?」

ありす「き、気のせいじゃないですか?」

凛「じゃあ、ほんとは名前で呼ばれるのは嫌なんだね?」

ありす「嫌……というか、その……」

ありす「……プロデューサーなら……えっと」ゴニョゴニョ

凛「え? 今なんて?」

ありす「いえ、何も?」

凛「……まあ、別に仲良くないんならそれでいいけどさ」

ありす「そうですよ……変なこと言わないでください」

―――――――――

ありす「……」ペラ

凛「えーっと、どこだろ……」キョロキョロ

凛「あ、いた。ありすちゃん。ありすちゃーん」

ありす「……」ペラ

凛「あれ、ありすちゃん、聞こえてない?」

ありす「……すいません、読書してました。あと、名前で呼ばないでください」ペラ

凛「あ、読書中だったんだ。ごめんね邪魔して」

ありす「別に……それでなんですか?」

凛「あ、そうそう。えっと伝言があって――」

ありす「……」ペラ

モバP「えっと、どこだ……?」キョロキョロ

ありす「あ、プロデューサーどうしたんですか?」

モバP「ん? あ、いたいた。いや。ちょっとありすに用があってな」

モバP「って読書中だったか、邪魔しちゃったか?」

ありす「あ、いえ、そんな……気にしないでいいですよ」

モバP「そうか? それじゃあ――」


凛(……ふーん)

ここで凛ちゃんがありすちゃんのこと好きなロリコンレズキャラでPに対して嫉妬している可能性を提言します

 
―――――――

ありす「……」カリカリ

凛「ありすちゃん、何してるの?」

ありす「学校の宿題です。あと橘です」カリカリ

凛「ふーん、大丈夫? 手伝おっか?」

ありす「勉強は得意です。大丈夫です」カリカリ

凛「そっか、解らなかったら手伝うから言ってね」

ありす「はい」カリカリ

ありす「……」カリカリ

ガチャ

モバP「うーっす」

ありす「あ、プロデューサーおはようございます」

モバP「ああ、ありす、おはよう。……ってそれ宿題か何かか?」

ありす「あ、はい。時間あるうちにやっておこうかなって……」

モバP「偉いなあ。手伝おうか?」

ありす「あ、じゃあ……解らないところがあったら聞いていいですか……?」

モバP「おう、任せとけ」


凛(……へぇ)

 
―――――――――

ありす「ん……しょ」

凛「あれ、ありすちゃん何してるの?」

ありす「千川さんに頼まれて少しお手伝いを……。あと、橘です」

凛「大変そうだね、手伝おうか?」

ありす「大丈夫です。これくらい、一人で出来……あれ……」

凛「ほんとに大丈夫? 小さいんから無理しなくても……」

ありす「大丈夫ですから。子供扱いしないでください」

凛「そんなつもりじゃなかったんだけどな」

モバP「あれ、ありすなにしてるんだ?」

ありす「あ、プロデューサー……えっと、千川さんに頼まれてお手伝いを」

モバP「大変そうだな。手伝おうか?」

ありす「……いいんですか?」

モバP「まあ、今は時間あるからな」

ありす「それじゃあ、お願いしていいですか?」

モバP「おう、それじゃあさっさと終わらすか」

ありす「はいっ」


凛(……やっぱり)

凛「ありすちゃん、私の家に泊まらない?」

ありす「名前で呼ばないでください、あと親の許可がいるので無理です」

―――――――――

俺「ありすちゃん、おじさんの家にお泊りしよっか?」

ありす「死んでください豚野郎」

―――――――――

モバP「ありす、今日はうちに泊まるのか?」

ありす「……仕方ないですね」



凛・俺(……やはりそういうことか)

 
―――――――――

ありす「……」ピコピコ

凛「あ、ありすちゃんゲームしてるんだ」

ありす「はい、少し暇つぶしに……あと、橘ですから」ピコピコ

凛「どんなのやってるのかな……? あ、これ私知ってる」

凛「これ二人でやったほうがいいでしょ。一緒にやる?」

ありす「すいません、一人でやりたい気分なので」ピコピコ

凛「……ああ、そうなんだ」

モバP「ふー、忙しい」

ありす「あ、プロデューサー」

モバP「お、ありすゲームしてるのか」

ありす「はい、少し暇つぶしに……」

ありす「良かったらゲーム……一緒にしませんか?」

モバP「え、そんなに出来る時間ないしなぁ。それに俺が知らないゲームっぽいし」

ありす「少しでも結構遊べますし、やり方は私が教えますよ?」

モバP「う~ん、ありすはともかく、俺が事務所でゲームをやるってのも……」

ありす「だ、大丈夫ですよちょっとくらい! だめ……ですか?」

モバP「う……ん~……仕方ないな、少しだけだぞ」

ありす「は、はいっ……えへへ……」


凛(……うん)

ちょっとだけりせき

凛(ちょっと最近べたべたしすぎだし……)

凛(プロデューサーも大変なんだから、一言言っておかないとね)


―――――――――


凛「ありすちゃーん」

ありす「はい、何ですか? あと橘です。いい加減名前で呼ばないで欲しいです」

凛「最近、プロデューサーにべたべたしすぎじゃない?」

ありす「そうですか? そんなこと一切ないと思いますけど……」

凛「最近色々と、私とプロデューサーで、ずいぶん態度に差があったけど?」

ありす「それはすみませんでした。私としては普通にしていたつもりなんですが」

凛「例えば、前にありすちゃんが読書してた時……」

ありす「橘です」

凛「私が声かけたとき、最初無視してたでしょ?」

ありす「……読書に集中してて、気づかなかっただけですよ」

凛「プロデューサーが来たら、すぐ自分から声かけてたじゃん」

ありす「読み終わったところに、丁度来ましたから」

凛「そのとき、まだ結構ページ残ってたように見えたけど?」

ありす「区切りのいいところまで読み終わったんです」

ありす「というか、そんなところまで見てるなんてどうかと思いますけど?」

凛「たまたま見えただけだよ」

おう森久保、この空気なんとかしてこい

凛「前にありすちゃんが宿題してたときも」

ありす「橘です。そんなことよく覚えてますね」

凛「そんな前のことでもないしね……」

凛「私の手伝いを断ったよね?」

ありす「それが何か……? 勉強は得意だから大丈夫です、と言ったと思います」

凛「それだけならいいんだけどね……なんでプロデューサーのときは、手伝ってほしいって言ったの?」

ありす「そんなこと言ってませんよ。解らなかったら聞いていいですか、と」

凛「私も言ったよ? 無視したってこと? なんでプロデューサーだけに言ったの?」

ありす「……より年上に聞いたほうが安心しますし」

ありす「大体、私の宿題のことなんてどうでもいいじゃないですか」

凛「そうだね、どうでもいいよ宿題のほうは」

凛「他にも、前にありすちゃんがちひろさんの手伝いをしてたときも」

ありす「だから橘だと言っているんです。というか、まだ続くのですか?」

凛「私が手伝おうか聞いたときは、断ったくせに」

凛「プロデューサーが聞いたときは、手伝ってもらってたよね?」

ありす「……別に渋谷さんは、忙しいかなって思っただけですよ」

凛「でも、プロデューサーならいいんだ?」

ありす「……プロデューサーは時間あるって言ってくれました」

凛「私も、気にしないでって言ったよ? それともなに……」

凛「そんなにプロデューサーと一緒にいたかったわけ?」

ありす「……別に私がプロデューサーといて、渋谷さんに不都合があるわけでもないと思います」

凛「あるのよ、不都合が」

森久保ぉ!得意の一発芸で場を和ませろ!

凛「ねえ……プロデューサーも忙しいしさ、あんまり手間かけちゃいけないよ?」

ありす「そこまでプロデューサーに手間をかけていないと思いますよ?」

ありす「言われた仕事はきちんとこなしてますし」

凛「仕事はちゃんとしてるかもしれないけど、それ以外でね……」

凛「この前、一緒にゲームしたよね。プロデューサーと」

ありす「はい、それが?」

凛「プロデューサーはそのとき、忙しいって言ってたんだよ? それなのになんでプロデューサーを誘うの?」

凛「私も声かけたよね?」

ありす「あなたは、大して親しくない人とゲームを一緒にしたいと思うんですか?」

凛「ああ、なるほど……そうね、その通りだと思う」

凛「だからって、忙しいプロデューサーを誘う理由にはならないかな」

はぴはぴ…

ふぇぇ……凛ちゃんガチすぎるよぉ……
ttp://i.imgur.com/PGWFCqY.jpg

ありす「というかなんで、最近私にこんなに絡んできたんですか? 正直、迷惑なんですけど」

凛「別にアンタと絡みたいわけじゃないの。アンタがやたらとプロデューサーと一緒にいるからさ」

凛「プロデューサーばっかりに頼ってちゃだめだよ?」

ありす「以前はどうか知りませんが……今は私のプロデューサーですから、何も不思議はないと思いますよ?」

凛「プロデューサーがプロデュースしてるのは、アンタだけじゃないよね?」

凛「プロデューサーは、アンタばかり構っていられないんだよ?」

ありす「でも、プロデューサーはしばらく私のプロデュースに集中するって言ってました」

ありす「だから私がプロデューサーと一緒にいるのは普通です。あなたにとやかく言われる謂れはありません」

凛「まあ、アンタは新人だったからね……最初はそうだろうけど」

凛「もう、人気も出てきたんだし、プロデューサーの負担を減らしてあげたほうがいいんじゃない?」

だってまだ15歳だもの(白目)

ありす「プロデューサーは、負担になってるなんて言ってません」

凛「そりゃプロデューサーは優しいもん。口には出さないよ」

ありす「プロデューサーは、私といるときはとても楽しそうですよ?」

凛「そう勝手に思い込んでるんじゃないの? プロデューサーがそう言ったの?」

ありす「別に言われてませんけど、見れば解ります」

凛「思い込みが激しいんじゃないかな? プロデューサーはそんな娘嫌だと思うよ」

ありす「そうなんですか、気をつけてくださいね」

凛「……なんで私にふるわけ?」

ありす「なんででしょうかね?」

    |  |

 \      /         ____     , -‐……‐--. . . 、          \ | | /
\           /     /. : : : : : : : :ヽ-‐.: :_;. --- .._: : : : : : : :\       \      /
_  争  も  _   /, -‐==ミ: : : : _,ィニ-‐……ー-: 、`ヽ、: : : : ヽ、      _   争   _
_  え  っ  _     . .:´: : : : : : : ≠:7: : : : : : : : : : : : :ヽ、 ヽ| : i : : :,     _    え   _
_   : . と   _   /.: : : : -‐: :7´: : /:,ハ : : : :ヽ : : : ゝ-- :\ | : :! : : : ,   _    :   _
_  :      _ /, -‐/.: : : : :i : : /ィ:爪: : :\ :\ : : :\: : :`ト : !: : : :′   _   :    _
             〃  /. : : : : : : |.:イ :ハ:| \: .、\: : xィ¬ト、: :| : : ! : : : : :,        
/          \   /.: :/.: : : : /l : |/Гト、       / |_,ノ0:::ヽ : : :i : : : : :′ /        \
 /  |  |  \    | .:/.:/. : : :i: i : | |ノ0:::ト :::::::::::::   |: :∩::::::ト: : : !: : : : : : :,  / | | \
             ∨i: |: : : : |: :ヽ| |::∩::| ::::::::::::::::  !.::∪::::::| |: : :i : : : : : : ′            ,ィ /〉
               |: |: : i : :', : |  |::∪::| ::::::::::::::::  !: : : : : :||: : i : : : : : : : :,          / レ厶イ
                ヽハ: : :、: :ヽ|  l : : : |:::::  ,  ::::└――┘ ! : : i : : : : : : : ′        /   ⊂ニ、
                い、: :\/   ̄ ̄                 ', : : i : : : : : : : : ,     _, -‐'    ⊂ニ,´
    r 、  _          ヽ: :〈        <  ̄ フ         |: : : ! : : : : : : : :′,.-‐T   _,. -‐'´ ̄
    くヾ; U|           | : \                   /| : : :i : : : : :_, -‐'    |  /
   r―'   ヽ、             | : : : \               イ: : :| : : :i_,. -‐       |/
    `つ _   ̄ ̄Τ`ー―-- L: : : : : `: : . . .  __    .:〔: : :|: : :r┬'              |

みんなで子作りすぅー?

「論破なら簡単なんですけど」とか言っちゃうからな、ありすは

凛「アンタがここまで、聞き分けがないとは思ってなかったよ」

ありす「あなたこそなんですか。私とプロデューサーが一緒にいるのがそんなに気に入らないのですか?」

ありす「それって、ただの嫉妬じゃないですか?」

凛「違うって。何度も言ってるじゃん、あんまりべったりだとプロデューサーが大変だろうから、って」

凛「私は、プロデューサーにそんな感情持ってないから」

ありす「じゃあ以前言ったと思いますが、私もそんなつもりは全く無いので」

ありす「心配することありませんよ。だから、放っておいてください」

凛「だーかーら、私が心配してるのはアンタがプロデューサーの負担になってないかってことで」

 発 者 同         . 。_   ____           争
 生 同 .じ     .    /´ |  (ゝ___)          い
 .し 士 .レ      .__/'r-┴<ゝi,,ノ   ro、      は、
 .な で .ベ      ∠ゝ (ゝ.//`   ./`|  }⌒j     
 .い し .ル        } ⌒ /`ヽ、_∠l,ノ ・ヽ´
 .! ! か の       /  ´..:.} >、、___,  .r、 ソ、`\
             /   ..:.:.}   /   |∨ ` ̄

            /   ..:.:./    |   丶
           / _、 ..:.:.:.{    .{.:.:.   \
          {   ..:Y  .ゝ、   {.:.:.:.:.    ヽ
          |、  ..:/ 丿 .:〉   >.- ⌒  .  ヽ
          / {. ..:./ ソ ..:./  .(    ..:.:.:`  ..:}
         ./..:.:}.:.:./ ヘ、 ..:./   .\ ..:.:r_,ノ、.:.:}
        ./..:.:/|.:/   {.:./     X.:.:}.}   X X
        /..:.:/ .}.:|    }:/       .Y丶ヽ  Y.:Y
  . __/.:/ { }  《.〈、     _,,__>.:》丶   Y.:\
  /.:.:.:.:.::/   !.:.:ゝ  ゝ.:. ̄ヾ ´:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾゝ   \.: ̄>

ちひろin監視室「めしがうまいわー」

ありす「そんなの本人でないあなたが、気にしなくてもいいんじゃないですか?」

凛「気にするよ。プロデューサーが倒れでもしたら、私含め事務所全体が困るじゃん」

ありす「プロデューサーも大人なんですから、自己管理くらい出来るでしょう」

凛「大人だから、仕事のために無理するんだよ?」

ありす「そもそも、私に言わないでプロデューサー本人に言ったらどうですか?」

凛「言ったよ。でも軽く流されちゃったから」

ありす「そうでしょうね。別に無理なんてしてないんですから」

凛「違うよ。私に心配かけないように、口にしなかっただけ」

ありす「…………」

凛「…………」

ありす「はぁ……お話になりません」

凛「こっちのセリフだよ。どうして認めないのかな」

ありす「事実じゃないことを認める必要はないかと」

凛「いや、アンタがプロデューサーに無駄に負担をかけてるのは明らかだから」

ありす「むしろ、あなたがそうプロデューサーにとやかく言うほうが、ストレスになるんじゃないですか?」

凛「何言ってるの? そんなわけないじゃん」

ありす「自覚がないっていやですね」

凛「ほんとにね」

凛「あ~……もう、これ以上話しても無駄みたいだからいいよ」

ありす「ええ、私もそう思います」

凛「今日私が言ったことちゃんと頭に入れて、自分がどれだけプロデューサーに迷惑かけてるか、考えてみてね」

ありす「その言葉、そっくりお返しします」

凛「……じゃあね、ありすちゃん」

ありす「……橘です、名前で呼ばないでください」

~後日~

凛「おはよーございます」

モバP「お、凛か。おはよう」

凛「プロデューサー一人?」キョロキョロ

モバP「まあ、まだ朝早いしな」

モバP「今日は来るの早いなー、仕事の時間はまだ先だぞ?」

凛「ああ、うん、解ってる。でも、早く来といたほうが色々とね」

モバP「ん? まあ、遅く来るよりかはありがたいよ」

モバP「俺はもうちょっとしたら出るから、留守番よろしくな」

凛「うん、解った」

凛「プロデューサー、出かけるまでちょっとお喋りしない?」

モバP「なんだ?」

凛「なんでありすちゃんを名前で呼んでるの?」

モバP「なんでって……凛もそう呼んでなかったっけ?」

凛「まあ、そうなんだけどさ、私が呼ぶと絶対名前で呼ばないでみたいなこと言われるのよね」

モバP「まあ……仕方ないんじゃないか。ありすは、あまり自分の名前が好きじゃないようだし」

凛「でも、プロデューサーが呼んでも、そんなの言われてなくない?」

モバP「ん、まあ色々あってな」

凛「色々って?」

モバP「いや、大したことじゃないんだけどな?」

モバP「俺も最初は凛みたいに言われてたんだけどさ」

モバP「いつだったかなー、結構前にさ、ありすが――」


ありす『プロデューサーは、私の周りの人とは少し違う気がします……』

ありす『だから、あ、あの……プロデューサーなら……別に私の名前……呼んでもいいかなって……』

ありす『特別……ですよ?』


モバP「――ってな」

凛「…………」

凛「ふーん」

モバP「プロデューサーとアイドルには、信頼関係が大事だからなー。言われたときは嬉しかったな」

凛「でもさプロデューサー、それって仕方なくだったみたいだよ?」

モバP「え?」

凛「ありすちゃんが言ってたよ? プロデューサーは、言っても聞かないから仕方なく、って」

モバP「うわぁ、まじか……信頼関係云々は、俺のひとりよがりだったのか?」

凛「そうかもね」

凛「というか、名前で呼ばないでって言ってる娘を、名前で呼びつづけて好かれると思うほうが、どうかしてると思うよ」

モバP「んじゃあ、俺が『周りの人とは違う』ってのは……」

凛「どれだけ言っても聞かないところ、じゃない?」

モバP「……悲しくなってきたなあ」

モバP「ちょっとは仲良くなってきたと思ったんだが」

凛「仲良くても、名前で呼ばれるのは嫌なんじゃないかな」

モバP「うーん……そういうもんか……」

凛「そうそう、女の子はそういうところは繊細なんだからさ、気をつけてあげないと」

モバP「そうは言ってもなぁ、急に変えられるかな」

ガチャ

ありす「プロデューサー、おはようございます」

凛「あ、ありすちゃんおはよう」

ありす「え、あれ……渋谷さん? 早いんですね……あと橘です」

凛「ごめんごめん」

モバP「ありすか。おはよう」

凛「ほら、また」

モバP「おっと……しまったな」

ありす「……?」

ありす「渋谷さん今日はなんでこんな早くに?」

ありす「スケジュール見る限りだと、仕事の時間はまだ先みたいですけど……?」

凛「ああ、うん……たまには早く来るのもいいかな、ってね」

ありす「……そうですか」

凛「ん、どうしたの? 私が早く来たらありすちゃんに不都合でもあった?」

ありす「いえ、別に……あと、苗字で呼んでください」

畜生畜生アンド畜生

女の汚い所をオープンで見せていく姿勢に感服いたしました

さ、殺伐とした部屋に可愛いボクが!

モバP「そうそう、ありす……っと、また言っちゃったな」

ありす「どうしたんですか、プロデューサー?」

モバP「いやさ、さっき凛に言われたんだけど……」

凛「プロデューサー、お話するのはいいけど時間いいの?」

モバP「ん……あ、っと……確かにそろそろ出ないとな」

モバP「んじゃ、二人とも少しの間留守番よろしくな」

ありす「あの、プロデューサー……さっき何を……」

モバP「あ、ごめんな……また後で話そうな。じゃあ、行ってきます」

凛「行ってらっしゃい」

ありす「……あ」

>>171
幸子足が震えてるぞ、無理しないでこっちこい

ありす「…………プロデューサーに何言ったんですか?」

凛「ん? 何が?」

ありす「さっき、プロデューサーが何か言いかけてましたけど……あなたに言われて、って」

凛「別に、大したこと言ってないよ?」

ありす「嘘です。だったら、話を遮ってまでプロデューサーを出かけに行かせる必要ないじゃないですか」

凛「あれは、丁度プロデューサーが出かけるところだったんだよ」

凛「私はそれまでちょっとお喋りしてただけ」

ありす「…………本当にそれだけですか?」

凛「そんな顔しないでよ。本当にお喋りしただけだし、別に変なこと言ってないしさ」

ありす「……」

可愛いボクは、お腹がすいたのでご飯とかですよ!

★投下以外代行始めました★
投下したいけどその時間が無い、投下をしたいけど他の事もしたい、そんなときに!
当事務所で鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりにお風呂、食事、睡眠、壁殴り、外出なんでもしてくれます!
それぞれのジャンルで鍛え抜かれたスタッフがあなたの家で無差別に投下以外全てこなします!
24時間営業 年中無休! (尚ジュニアスタッフは20時までとなっております)
                        /:|  LL

      .r┬──────ーー┬┐ ./:::::|   _
       .| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i .| /::::::::| /||ロロ
       .| .|_ー-i_|_|_|__|__|  | |:::::::::|. |;;||
  ─ーi  | .|└゜┘        |  | i:::::::::|. |;;||
   ̄ ̄|. l !________.  | |:::::::::|. |;;||
      |::.! |   |■■「■|.■ .|....| |:::::::::|. |;;||ロロ
   i┬i |:::! |_--- !■■|■|.■ l .| | |: :: :::|. |;;||L_
  J_ニi |:::! ~LO_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄' .| |:::::::: |. |;;||

  ---ェ|::|  .二二二二二二二二  | |::::::::::|r.|∥
    .|.|;:|  |   |  |  .|  |  | |/::::::::::|L_L
    .|.|:'|  Lr--_______|._.L;; :: :::::::||_.L
  ー─!.|;;|-|  ,, ,,, ,, ,,, M O B A  .| ::::::::::|ニニ
  ニニヨ!|::| ト────────ー┬┘ ::::::::|

    .|.|::| | ゚ ゚ ゚ ゚ ロロロロ ゚ ゚ ゚ ゚ ゚ ゚| .|:::::::::::: :::|
    .|.|::| |_|___|;|冊冊| n |;##;| .|::::::::::::::: |
  ~;~ヽ, .|__.|;||ll|.|ll|| |j |コココ . |:::::::::::::::::|
  ;;;;;;;;;;;;;;;;!i :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
  
  投下以外代行では現在スタッフを随時こちらでスカウトしております

Rareありすちゃんマダー??

みんな可愛いにぃ!

ヘタレが唯一イケメンになるルートだっけか

―――――――――

モバP「ただいまーっと」

ありす「あ、おかえりなさい、プロデューサー」

モバP「ん、凛は……この時間だと仕事か」

ありす「はい、さっき事務所を出ました」

モバP「そっか」

ありす「あ、あのプロデューサー……」

モバP「ん?」

ありす「出かける前に、私に何を言おうとしてたんですか?」

モバP「ああ、それな」

モバP「いや、凛に言われて思ったんだけど、今まで無神経だったかなって」

ありす「え?」

モバP「名前で呼んだほうが、親愛度が上がるかなって思って呼んでいたけど」

モバP「考えてみれば、嫌がってるのに呼び続けるのって、俺酷いよな」

ありす「あ……そ、そんなこと……」

モバP「これからは、もうちょっと考えてみるよ」

ありす「あ、あのっ……!」

血の雨が降るでぇ・・・(((゜∀゜))

モバP「ん?」

ありす「以前にも言ったと思いますが……その、プロデューサーなら、名前で呼んでも……」

モバP「でもそれって、俺が聞かないから仕方なくなんだろ?」

ありす「そんなこと……」

モバP「凛はありすがそう言ってたって言ったけど……違うのか?」

ありす「え、えっと……い、言ったかも……でもそれは言葉の綾っていうか……」

ありす「プロデューサーは、違うんです……プロデューサーには名前で呼んでほしいって……」

ありす「プロデューサーに呼んでもらえたら……この名前が好きになれそうだから」

モバP「そっか……じゃあ、今まで通りでいいのかな?」

ありす「は、はいっ……! もちろんです!」

ありす(よかった……プロデューサーに名前で呼んでもらえないなんて嫌だもん……)

ありす(でも突然プロデューサーがあんなこと言い出すなんて)

ありす(……やっぱりあの人が、言ったのかな)

ありす(何言ったんだろう……プロデューサーに、変に思われてたりしないかな……)

ありす(嫌いだな……ほんと)

ありす(名前で呼ぶのもやめてくれないし……)

ままゆが乱入してドタバタエンド

~また後日~

モバP「ありす、おつかれ。LIVE大成功だな」

ありす「えへへ……ちょっと緊張しちゃいました……」

モバP「疲れてないか?」

ありす「あ、はい……でも疲れちゃいました。頑張ったから……」

ありす「あの、だから……」

モバP「そうか。待ってろ、今飲み物でも……」

凛「おつかれさま、ありすちゃん」

ありす「…………」

モバP「あれ、凛も来たのか?」

凛「丁度仕事が終わったし、後輩のLIVEだからね」

凛「あ、飲み物も持ってきたよ。はい、ありすちゃん」

ありす「……ありがとうございます。あと、苗字で呼んでください」

凛「あはは、ごめんね」

モバP「あ、凛ちょっとありす見ててくれないか? 俺このあとちょっと事後処理とかあるし」

ありす「え……?」

凛「うん、いいよ。そのつもりだったし」

モバP「んじゃ、ちょっと行ってくるよ」

ありす「あ……」

凛「ふふ、行っちゃったねプロデューサー」

ありす「…………」

凛「なに? そんなに睨まないでよ、怖いなぁ」

ありす「今度は、プロデューサーに何を言ったんですか……?」

凛「何……って、言われても。それに今度って何のこと?」

ありす「とぼけないでください。以前、あなたが事務所に早く来たとき」

ありす「プロデューサーに、嘘を言ったじゃないですか!」

凛「嘘? 嘘じゃないよ?」

凛「ありすちゃんも言ってたじゃん、名前で呼ばれるのは本当は嫌だって」

ありす「あなたは名前で呼ばないでください!」

凛「なに? プロデューサーはよくて、私はダメなんだ?」

一番淫乱なアイドルを教えてくださいおなしゃす

ありす「それに、それだけじゃないでしょう! あなたは他にもきっと!」

凛「ほらほら、大声だしちゃ周りに迷惑だよ?」

凛「で……それって言いがかりじゃないの? 何を根拠に」

ありす「……プロデューサーが、頭を撫でてくれなくなりました」

ありす「今日だって、LIVE頑張ったのに……」

凛「ふーん、でも、子供扱いしないで欲しかったんだし、丁度いいんじゃないの?」

ありす「勉強も一緒にしてくれなくなりました」

凛「勉強得意なんでしょ? プロデューサーも忙しいんだから、それくらい自分でやりなよ」

ありす「ゲームだって……」

ありす「やっぱり……あなたが……何を言ったんですか……!」

凛「別に? ありすちゃんが私に言ったことを、ちょっと私なりに言っただけ」

ありす「一体何を……言ったんですか……」

凛「いいじゃん。普通にプロデュースはしてもらえてるじゃない」

モバP「すまんすまん、待たせたか?」

ありす「あ、プロデューサー……あの……!」

凛「ううん、そんなに待ってないよ」

モバP「あ、ありす、この後ちょっといいか? 挨拶回りとか色々な」

ありす「あ、はい……」

モバP「良かった。それと凛、ありがとな」

凛「どーいたしまして。じゃ、私帰るね」

凛「ばいばい、ありすちゃん」

ありす「…………だから名前で」

凛ちゃんガチギレのか

~またまた後日~

ありす「…………」

ありす「あれから、プロデューサーがすこし、距離を置いてる気がする」

ありす「やっぱり……あの人のせいだ」

ありす「何を言われたのかな……私は、今まで通りでいたいのに」


ありす「あ、明日はプロデューサーがお休みなんだ……」

ありす「…………よし」


ありす「あの……千川さんちょっといいですか?」

ありす「プロデューサーのお家って……」

ありす「邪魔しないでください!私はプロデューサーが好きなんです!…あっ」

凛「やっと…素直な気持ち言ってくれたね」

あすり「じゃあ今までのはわざと…凛お姉ちゃん!」ダキッ

みたいな

~翌日~

ありす「ここがプロデューサーのお家……」

ありす「突然お邪魔することになっちゃうけど……大丈夫だよね?」

ありす「……うん」

ピンポーン

ありす「…………」

ありす「…………いない……のかな?」

ピンポーン

ありす「…………」

ガチャ
凛「いらっしゃい&hearts;」(マジキチスマイル)

 
ガチャ

ありす「あっ……!」

凛「ふふっ……いらっしゃいありすちゃん」

ありす「…………え?」

凛「どうしたの?」

ありす「あ、あのプロデューサーは……?」

凛「プロデューサーはいないよ?」

ありす「いないんですか……? 今日はお休みなのに」

凛「出かけてるからね」

ありす「どこに……?」

凛「さあ、知らない」

ありす「じゃあ、なぜ渋谷さんがここに……? プロデューサーいないのに」

凛「いないからここに来てるんだよ」

ありす「……どういうことですか?」

凛「まあ、立ち話もなんだし……入らないの?」

ありす「でも、プロデューサーいないのに、勝手に……」

凛「いいからいいから。私もちょっとお話したいし」

ありす「じゃあ……お邪魔します」

凛「はい、いらっしゃい」

ちょっと何これホラーなの?

凛「ありすちゃん、お茶でも飲む?」

ありす「あの、何度も言ってますけど、名前で呼ぶのは……苗字で呼んでください」

凛「嫌」

ありす「え?」

凛「絶対に嫌」

ありす「ど、どうして?」

凛「だって……アンタのこと『ありす』って呼ぶのが、プロデューサーだけになっちゃうじゃない……」

ありす「何言って……」

凛「プロデューサーとアンタが、特別な関係になっちゃうじゃない……?」

ガクガクブルブル

ありす「そんな名前なんて……私の両親だって……」

凛「家族は当たり前でしょ? 私が言いたいのはそうじゃないの」

凛「私が言いたいのは、プロデューサーとそういった『特別』になっちゃダメってこと、解る?」

ありす「解りません……なんですか? やっぱり嫉妬してたんですか?」

ありす「私とプロデューサーが、仲良くしてるのが気に入らないんですか?」

ありす「だから、私に色々言ってきたり、プロデューサーに変なこと吹き込んだりしたんですか?」

凛「嫉妬……? ふふっ……あはははっ……」

ありす「な、なんで笑うんですか……!」

凛「いや、子供っぽい考えだなぁって思ってさ」

[白昼の悲劇!恋に狂ったアイドルの末路]
新聞一面獲得やっほい

凛「ねえ、私さ前に言ったよね?」

凛「プロデューサーにそんな感情は持ってないって」

ありす「…………そんなこともありましたね」

凛「あれは、半分本当で半分嘘」

凛「私はね、プロデューサーのことが好きだとか言うつもりもないし」

凛「プロデューサーに私のことを好きになってほしいとも思わない」

凛「むしろ、私以外の娘を好きになってほしいくらいだよ」

ありす「じゃあ……なんでこんな」

凛「でもね、アンタはだめ」

凛「ううん、アンタだけじゃない。私を含めた、アイドル達みーんなだめ」

凛「だって、プロデューサーが不幸になっちゃうから」

ありす「不幸……?」

凛「そう、私がプロデューサーへ思うことはただ一つ……幸せになってほしいだけ」

凛「私はプロデューサーのおかげで、アイドルになれた」

凛「私はプロデューサーのおかげで、輝けた」

凛「私はプロデューサーのおかげで、幸せになれた」

凛「今の私があるのは、プロデューサーのおかげ」

凛「だから私は、プロデューサーに恩返しをしなくちゃいけない」

凛「私がプロデューサーに幸せにしてもらったように……今度は私がプロデューサーを幸せにするの」

ありす「そ、それがさっきの話と何の関係が……」

凛「あるよ。もちろんね」

凛「いい? アイドルとプロデューサーがくっついて、いいことなんてないの」

凛「ゴシップは何を言い出すか解らない、話には余計な尾ひれがつく、それがさらに広まる」

凛「そうなったらね、間違いなくプロデューサーは不幸になるんだよ」

ありす「そんなの解らないじゃないですか! ちゃんと理解をされる可能性が……」

ありす「それに私なんかまだ小学生なのに……」

凛「うん、そうだね、アンタの言うとおり。でもされない可能性もある」

凛「それに年齢なんか関係ないんだよ。ゴシップってのはそんなの関係なく、面白おかしく書くんだから」

凛「そして、プロデューサーが不幸になる可能性が少しでもあるなら……」

凛「私はそれを絶対に防がなきゃいけないんだよ」

ありす「か、考えすぎです……」

ありす「そんなの……じゃあプロデューサーの気持ちは……どうなるんですか!?」

凛「もちろんプロデューサー本人の気持ちは大事」

ありす「だったらこんなこと……!」

凛「そう、一番に尊重するのはもちろん、プロデューサー本人の気持ち」

凛「プロデューサーがもし、誰かアイドルを好きになってその娘と幸せになりたいなら」

凛「私は、それをサポートするよ?」

凛「でもね、今プロデューサーの気持ちは、まだそうなってない」

凛「だったらわざわざ、そんな危険な道に進ませるわけにはいかない」

凛「少しでも不幸の可能性があるなら……その芽は摘みとっておくべきなんだよ」

凛「特にアンタは、ほっといたらなにかとプロデューサーにひっつくからさ」

凛「それなりに離そうとしたのに、全部冷たくするんだもんなぁ」

凛「解りやすぎるよ……ふふっ……そんなのはダメなんだよ」

ありす「そんなの……そんなのずっと続けるなんて無理ですよ……」

ありす「それにそれでプロデューサーが幸せになる保証なんてどこにも……」

凛「あるよ? 誰も幸せに出来ないなら私がプロデューサーを幸せにするから」

凛「アイドルを辞めてでも、全てをなげうってでも必ずね」

Linkラジオスレあるじゃん。こんなの書いてる場合じゃねえ

凛「……とまあ、いいたいところだけど、そんなことしたってプロデューサーは喜ばないだろうからね」

凛「プロデューサーが悲しんだら、私には意味が無い。これは本当に最後の手段」

凛「私は、誰かがプロデューサーを幸せにしてくれたらそれでいい」

凛「でもね、それは決してアンタ達じゃないの……ふふふっ、解ったかな?」

ありす「あ……う……い、異常です……支離滅裂です……」

凛「あはは、子供には解んないか」

ありす「子供扱いしないで……ください」

凛「ううん、子供だよ。これが絶対プロデューサーを一番幸せにする方法だもん」

凛「それを理解出来ないのは……子供だよ」

ありす「今だってあなたの行動は矛盾してます……!」

凛「へえ、どこが?」

ありす「なんで、プロデューサーの家に来たんですか」

凛「なんでって、色々とやることがあってね」

ありす「もし、アイドルがプロデューサーの家へ入るところを見られたらそれこそスキャンダルですよ……?」

凛「……変装はしてたよ?」

ありす「でもばれない可能性がないとは言えません……」

ありす「あなたもさっき言ってたじゃないですか、可能性が少しでもあるならって……!」

凛「ああ、うん……そうだね、アンタの言うとおりだね」

ありす「だからあなたがやろうとしてることは、そもそも無理なんです……だから……」

凛「でもさ……仕方ないんだよ……こうでもしないとさ……」

ありす「え……なにが……?」

凛「プロデューサーに家には、他のアイドルからもらったプレゼントとかあるんだよ……?」

凛「そんなのが外部に漏れたら……何言われるか解ったものじゃない……」

ありす「気にしすぎです! そのくらいプロデューサーだって解って……」

凛「でもアンタも言ったよね? 可能性はあるんだよ……」

凛「プロデューサーに、それとなく言っても、聞き入れてくれない……」

凛「だから私が……こうやって処分しに来ないと行けないんだよ……」

ありす「そ、そんなことのためにわざわざ……?」

処分されるのはプレゼントなのかそれとも・・・

凛「ふふっ……でも、アンタの言う通りだね……私が見つかったら元も子もない……」

凛「何やってるんだろうね私……ははっ……あはははは……」

ありす「そうですよ……だからもうこんなこと……」

凛「今度は絶対に……可能性すらないようにしないと……」

凛「教えてくれてありがとう、でも……ね?」

ありす「な、何ですか……」

凛「じゃあ、なんでアンタも来てるの? ねえ?」

凛「変装すらしてないじゃない? 問題になるって思わなかったの? ねえっ……?」

ありす「そ……その……」

凛「何とか言いなさいよっ……!?」

ありす「ひっ……」

凛「……ねえ、ありすちゃん」

ありす「こ、こないで……」

凛「別にね、プロデューサーと離れろなんて言わない」

凛「そりゃあ、離れたほうが確実だろうけど、それは難しいもんね」

凛「でもね――」

ドンッ!

ありす「きゃっ……!?」

凛「プロデューサーに特別な気持ちを抱いたらだめだよ?」

凛「プロデューサーのこと好きになろうとか、好きになってもらおうとか」

凛「そんなこと……絶対考えちゃだめだよ……解った……?」

ありす「あ……うぁ……」ガタガタ

凛「どんな些細な事でもスキャンダルになる時代だから」

凛「そんな些細な事でプロデューサーが不幸になるなんて、耐えられないから」

凛「だからもし……ありすちゃんの存在自体が、害だと思ったら」

ガシッ

ありす「い、いや……離して……助けて……いやぁ……」

凛「どんな手を使ってでも……アンタを」


凛「消すよ?」


ありす「やだぁ……こわい……ごめんなさい……ごめんなさい……」

凛「ふふっ」

凛「なーんてね」

ありす「ううっ……ぐす……ひっく……」

凛「まあ、そんなことしないよ」

凛「そんなことしちゃったら、当然問題になるし、そうなったらプロデューサーは困るからね」

凛「……でも」

凛「これだけ釘をさしたんだから、解ってる……よね?」

ありす「ぐすっ……」コクコク

凛「そっか、よかった。やっぱりありすちゃんは賢いなぁ」

ありす「ぐすっ……」コクコク

ぼくの精液を飲んでるんですねわかります

凛「じゃあ、帰ろうか、ほら、立てる?」

ありす「一人で……帰れます」

凛「そう? じゃあ、気をつけてね……見つからないように」

凛「あとくれぐれも……誰かに言っちゃだめだよ……?」

ガチャ、バタン

ありす「…………」

ありす「……怖い」

ありす「あんなの……異常です……」

ありす「私はどうすればいいんですかぁ……」


ありす「……」

ありす「……帰らないと」

ありす「早く帰らないと……きっとあの人がまた……私に……」

~後日~

モバP「おはよーっす」

ありす「……」ビクッ

モバP「なんだ、ありすはもういるのか、おはよう」

ありす「お、おはようございます……」

ありす「あの、プロデューサー……」

モバP「ん、なんだ?」

ありす「……名前で呼ぶのやめてください」

モバP「えっ、やっぱり嫌だったのか?」

ありす「……そういうことです」

これ他のアイドルどうなってるんだろう…

>>440
凛「あのデカブツまたプロデューサーにベタベタと…!」

モバP「確かに名前があんまり好きじゃないのは解るけど」

モバP「でもなぁ……苗字ってのも他人行儀すぎかなって……一緒にいる機会も多いし」

ありす「それくらいでいいんじゃないですか……アイドルとプロデューサーの距離感って」

モバP「そ、そうなのかな」

ありす「とにかく……もう名前で呼ぶのはやめてください」

ありす「失礼します」

モバP「あ、おい、あり……じゃなくて……おーい!」

モバP「はぁ……どうしたんだろ? 名前のコンプレックスも多少はマシになったと思ったのに」


ありす(ごめんなさいプロデューサー)

ありす(でも怖いんです……あの目が、あの声が……)

ありす(私には……もう……)

凛(ふふっ……)


モバP「う~ん……もしかして俺何かしたのかなぁ?」

凛「どうしたの?」

モバP「あ、いやなぁ、あり……じゃなくて橘か……やっぱどうにも慣れないな」

モバP「また名前で呼ぶなって言われてなぁ」

モバP「俺のせいなのかなって」

凛「ふーん……でもさ、それでいいんじゃない?」

凛「あんまりアイドルと親しくなるのも考えものだよ」

モバP「そうかな……? さっきあり……じゃなくて」

モバP「ああ、もういいや、ありすにもそう言われたけど……」

凛「スキャンダルとかになったら、困るんでしょ?」

モバP「まあ、そりゃな」

凛「だから、ちょっと距離をおいた付き合いのほうがいいんだって」

モバP「でも、名前で呼ぶくらい……」

凛「周りから見たらそれだけでも、十分親しく見えると思うよ」

凛「ありすちゃんだんだん人気出てきたでしょ? だからその辺を考えたんじゃないかな」

モバP「なるほどなぁ……」

モバP「確かに変な噂がたったら困るしな……言い返せないな」

凛「ていうか、私のことも名前で呼ぶよね? それもやめといたほうがいいんじゃない?」

モバP「えっ、また急だな……もう、名前で呼ぶのが慣れてるしな……」

凛「私はそうした方がいいと思うな」

モバP「まあ、本人がそういうなら……徐々にでも」

凛「そうそう。プロデューサーはさ、その辺もうちょっと考えたほうがいいよ」

モバP「んー、気にしすぎだと思うけどなぁ」

凛「問題になってからじゃ遅いんだから」

モバP「確かにそうだけど」

凛「もう一度聞くけど、スキャンダルになったら困るんでしょ?」

モバP「ああ」

凛「プロデューサーとアイドルが付き合ってる、とか報道されたら最悪でしょ?」

モバP「最悪だな」

凛「そ、じゃあ問題なし」

モバP「なんだよ?」

凛「別に。プロデューサーがそう思っててくれてたら、安心だなって」

モバP「心配しなくても、担当アイドルに手を出したりしねえよ」

凛「うん、それでいいんだよ」



凛(これからも、ずっとずっと)

凛(プロデューサーの幸せのため)

凛(見守ってあげるから……ね)


END

くぅ~疲れましたwので終了
次書く機会があれば、素直にありすちゃんといちゃつきます
ありすちゃんprpr CoPになりたかったれふ

おまけ >>26で言ったボツ案 まさに>>24のとおりな展開

>>288から


凛「ありすちゃん、お茶でも飲む?」

ありす「あの、何度も言ってますけど、名前で呼ぶのは……苗字で呼んでください」

凛「嫌」

ありす「え?」

凛「絶対に嫌」

ありす「ど、どうして?」

凛「だって……『ありす』って呼ぶのが、プロデューサーだけになっちゃうじゃない……」

凛「プロデューサーが特別になっちゃうじゃない」

ありす「何言って……」

凛「私だって、ありすちゃんの特別になりたいのに!」


こっからこう分岐して後は考えてないけど

まあ風呂入るので
別に他の人が書いちゃってもいいんじゃないかな
それにこんなスレじゃなくて、可愛いあべななさんじゅうななさいのスレとかあるじゃまいか

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom