御坂「なんだ、捨て当麻か」 上条「くぅーん(´・ω・`)」(135)

上条「…」

御坂「…」

御坂「…ってなんじゃそりゃあああああ!!」

上条「御坂、何も見なかったことにして早く帰るんだ」

御坂「はぁ!?そんなことできるわけ…」

上条「帰れ、頼むから」ギリッ

御坂「ちょ、なんでこんなことしてるかだけでも教えなさいよ!」

御坂「仮にも命の恩人が公園でダンボールに座ってたら放っておけるわけないでしょう!?」

上条「御坂…」

上条「…が…んだよ…」

御坂「え?」

上条「お金が…ないんだよ…」

御坂「」

上条「もうサイフに1円も入ってないんだ…」

御坂「いや、冗談よね?」

上条「ふっ…お嬢様にわかるわけないよなこの苦しみが…(遠い目)」

御坂「だからってこんな…『拾ってください』なんて張り紙まで付けて…」

上条「こうしてたらそういう趣味の人が拾ってくれるかなって…」

御坂(うわぁ)

御坂「拾われてどうする気だったのよ」

上条「どんな要望にも応えるさ、餓死するよりマシだ」

御坂「…もう、わかったからとりあえず私の部屋にきなさい」

まずは黒子とペット仲間同士仲良しにならないと縄張り争いで部屋がめちゃくちゃになる

おい書かねーのか>>1

早くしろ>>1じゃねーと乗っ取るぞゴルァ

まだ?

上条「でも…」

御坂「いいから、私がいいって言ってんだからいいのよ」

上条「御坂さん」ウルウル

御坂(かわいい…)

御坂「さ、早く行くわよ」

上条「わんっ!」

御坂「…何その返事」

上条「え?だって御坂そういう趣味なんだろ?」

御坂「ふ ざ け ん な あああああああああ!」ビリビリ

上条「ぬわあああああああ!!!」ビビビビ

御坂「ちょっと、なんで避けないのよ!?」

………

黒子「…で、連れて来たと?」

美琴「うん、ほっとけないし」

上条「すまん、世話になる」

黒子「捨てて来て下さいまし」

上条「え?」

美琴「ちょっと黒子?」

黒子「ぜっっったいにダメですの!!」

美琴「捨てらんないわよ!! 死んじゃうでしょ!?」

>>27

>>1か?
>>1なら自重する

上条「ごふっ…ご、ご主人様の躾を避けるなんて…とんでもない…」ガクッ

御坂(ダメだこいつ、早くなんとかしないと…)

御坂「わかった、わかったからもうさっさと歩く!」

上条「くぅーん(´・ω・`)」

御坂「それだけはやめてお願い」

上条「え、じゃあどうすれば…」

御坂「いつも通りでいいのよ、めんどくさいわね」

上条「そんな…そんなのダメだ!命の恩人にそんないつも通り接することなんかできるかよ!」

御坂「はぁ…」

御坂「そうね、じゃあ御坂お嬢様と呼びなさい」

上条「御坂お嬢様」キリッ

御坂「」

上条「御坂お嬢様、私めになんなりとご命令を」

御坂「」フラッ

上条「御坂お嬢様!どうなさいました!?」

御坂「…ウヒ、ウフヘエヘヘ」

上条「な、なんだこれは…っ!おのれ魔術師!!」

御坂「…っとお!わ、我を忘れてたわ」

上条「姿を現せ魔術師!卑怯だぞ!!」

御坂(こいつは何をやってるのかしら…)

上条「はっ!?御坂お嬢様、気がつきましたか!?」

御坂「う、うん。うーん…」

上条「どうなさいました?」

御坂「やっぱ美琴お嬢様に変更で」

御坂(だああああああ、何を言っとるんだ私はあああああああああ!!)

上条「は、かしこまりました美琴お嬢様」

御坂「」

御坂「ふにゃあ…////」

上条「な!?さっきよりもだらしない顔に…クソッ!魔術師め…お嬢様になんてことを…」

御坂「ウヘ、ウヘヘヘヘ」

上条「くっ…とりあえず避難するか…」

上条「お嬢様、失礼します」グイッ

御坂「!?」オヒメサマダッコ

御坂「」

上条「お、お嬢様?」

御坂「」

上条「…気絶してる」

上条「クッソおおおおおおおお!早くお嬢様の部屋へ…っ!」

御坂「…ん」

\ アナタトイウヒトガイナガラナゼコノヨウナコトニ…! /

\ モ、モウシワケアリマセン! /

御坂「ちょっと黒子ぉ…さっきから五月蝿いわよ」

御坂(もう、せっかく良い夢みてたのに)

上条「美琴お嬢様!!ご無事でしたか…っ!」

黒子「お姉様ああああああああああああ!」

御坂「は?ななななななんであんたがここにいるのよ!」

上条「なっ…クソ、記憶までも…」

御坂「…ん?」

御坂(あれ…確か公園で…何かを拾ったような…)

黒子「ところでその汚らしいダンボールはなんなんですの?」

上条「私めのハウスでございます」

黒子「は?」

上条「ですからハウスでございます」

黒子「ぷっ…類人猿にふさわしいお家ですこと」

上条「身に染みるお言葉、美琴お嬢様の下賎な犬となった私めには勿体ないほど立派な家でございます」

黒子「え?美琴お嬢様の犬…?」

御坂「あー!!思い出した、公園であんたを拾ったんだったわ!!」

黒子「」

黒子「お、お姉様?何を血迷ったことを」

上条「思い出していただけましたか…っ!」

御坂「ふ、ふん!精々私の機嫌を損ねないことね」

上条「は!」ザッ

黒子「…なんですの?これは」

黒子「事情はまぁ理解しましたの」

黒子「ですがお姉様、どうするんですの?これ」

上条「」ジッ

御坂「んー、そうね。私の執事なんだからもうちょっと良い格好させないと…スーツでも買ってくるわ」

黒子「そ う じゃ な く て」

御坂「え?」

黒子「え?じゃないですの、この犬をどこに住まわせる気ですの?」

御坂「あ…」

上条「住むなんてとんでもない、私は犬らしく公園で寝かせていただきます」

御坂「そ、それはだめよ」

黒子「ですがお姉様…」

御坂「そうね、というかあんた家はどうしたのよ。学生寮なんだからタダのはずでしょ?」

上条「燃えた…」

御坂「は?」

上条「跡形もなく…」

上条「綺麗だったなぁ…イノケンティウスみたいだった…(遠い目)」

黒子「なんですの?それ…」

御坂「で、でも学校側が建て直すまでどこか用意してくれるでしょ?」

上条「あぁ、くれたよ…それを」

黒子「それ?…え?それってこの汚らしいダンボールのことですの?」

御坂「まっさかー、冗談はやめてよ黒子」

上条「…」

御坂「え?マジで?」

上条「3日くらい我慢しろって…校長先生が…」

御坂「ド 鬼 畜 か !」

上条「レベル0に人権なんてないのさ…」

黒子「さすがに可哀想になってきましたの」

上条「は…はは…家はいいんだけど食べるものが…」

御坂「ところであのシスターの子は?」

上条「イギリスに帰国中」

御坂「よかったわね」

上条「あぁ、こんな苦しい思いをするのは俺だけでいいんだ…全ての不幸は俺が背負うよ…」

御坂「ね、放っておけるわけないでしょ?」コソコソ

黒子「えぇ、さすがの黒子も同情しますの」コソコソ

黒子「わかりましたの、特別にジャッジメント支部をお貸しいたしましょう」

上条「!?」

御坂「あ、その手があったか」

黒子「ふはは、感謝しなさいですの」

上条「うっ…うぅ…」ブワッ

御坂「ちょ、なにいきなり泣いてんのよ!」

上条「こんな良い友達…いや、ご主人様をもって上条さんは幸せですよ」

黒子「ふん、私のことは黒子女王様とお呼びなさいですの」

上条「黒子女王様、なんなりとご命令を」ドゲザ

黒子「」ゾクゾク

御坂「ちょ、ちょっと黒子!」

黒子「年下の女子に土下座とは…プライドはないんですの?」グリグリ

上条「プライド?プライドなど女王様への忠誠に比べれば安いものです」

黒子「あふ…」ゾクゾク

御坂「もう、やめなさい!」ビリビリ

上条「危ない!」キュイーン

御坂「!?」

上条「お嬢様、おやめください!」

御坂(ま、まさか…女王>お嬢様…!?)

黒子「勝手に面をあげるとは良い度胸ですのね?それもお姉様のラブビームを消してしまうなんて…」

上条「も、申し訳ございません!なんなりと罰をお与えください!」

黒子「まぁもういいですの、さっさと支部へ行きますの」

上条「は!」

黒子「あ、私とお姉様はテレポートしますのであなたはその汚らわしい足でおいでなさい」

御坂「え?でも場所を教えないと」

黒子「既に携帯に地図を送ってありますの」

上条「!? さ、さすが女王様」

御坂(…なんでこいつが当麻のメアド知ってるのよ)

黒子「ささ、行きましょうお姉様」

御坂「う、うん」

上条「はぁ…はぁ…」

黒子「遅いですの」

上条「す、すみません」

御坂(いや、5分でここまで来るとか人間じゃないわよ)

黒子「じゃ、鍵をお貸ししますので自由にどうぞ」チャリ

黒子「冷蔵庫にはきちんと食材も入っておりますの」

黒子「あ、私物を漁ったら地獄へテレポートさせますわよ?」

上条「しょ、食材…」グゥ~

御坂(うわぁ…)

黒子「ではもう日も暮れたのでこの辺で」

御坂(あれ?これなら部屋で鍵を渡せばよかったんじゃ…黒子、こいつ楽しんでるわね?)

上条「このご恩、一生忘れません!!」

~ 翌日 ~

上条「zzz」

ガチャ

初春「あれ?鍵あいてる…こんにちは~」

上条「zzz」

初春「え!?だ、誰ですか!?」

上条「zzz」

初春(し、侵入者です!とりあえず白井さんに連絡を…)

ガチャ

御坂「おーっす、昨日はちゃんと食べたんでしょうね?」

初春「み、御坂さん!たすかったぁ~…」

御坂「ん?あれ、あいつは?」

初春「あいつ??」

初春「そ、そんなことより侵入者ですよ!変態です!!」

御坂「なんですって!?」

御坂(まさかあいつまた面倒事に巻き込まれて…!)

上条「zzz」

御坂「っているじゃないのよ」

初春「あ、あれ?その人御坂さんの知り合いですか?」

御坂「私の犬よ」

初春「犬ぅ!?」

上条「ん…んぅー…zzzz」

初春(御坂さんにそんな趣味があったなんて…)

御坂「フヒ、フヒフッヘヘヘハァアア、カワイイ、ネガオカワイイ、ウェヘヘヘ」

初春(な、なんか呪文を唱え始めました…!)

黒子「あら?初春、もうきてましたの?」シュン

初春「はい、まだ残っていた仕事があったので…」

御坂「黒子、その袋は?」

黒子「類人猿が冷蔵庫を空にしただろうと思って食材を買ってきましたの」

御坂「さっすが黒子ー、気が利くわね」

初春「え?え?どういうことなんですか?」

御坂「っと、初春さんにも説明してあげなきゃね」

初春「なるほど、それは仕方ないですね」

御坂「そ、そうよ!仕方なくよ!」

初春「それにしても…」チラッ

上条「zzz」

初春「全然起きませんねその人」

御坂「疲れてたんじゃない?」

黒子「私は食材をしまってきますの」

黒子「ん?」

御坂「どうしたのよ」

黒子「いえ、全く減ってないような…」

御坂「まさか…何も食べてないんじゃないでしょうね…」

黒子「そんなはずは…」

上条「…ハラヘッタァ…zzz…」グゥ~

「…」

御坂「ちょっとあんt」

初春「あれ?こんなところに空の容器が堕ちてますよ?」

御坂「え?な、なんだちゃんと食べてたんじゃない」ヒョイ

トウフ 20円

御坂「」

黒子「ほ、他には堕ちてないですの?」

初春「え…これと割り箸しか見当たりませんけど…」

御坂「ふ…ふふ…」

御坂「起きろゴルァアアアアアアアアア!!」ドカッ

上条「ぐあっ!!」

上条「痛ぁ~…いきなりなにすんだよ御坂!!」

御坂「なにすんだじゃないわよ!!なによこれ!!」

トウフ 20円

上条「あ…」

上条「すみませんでした!トウフくらいなら…と思ってしまいました!!」ドゲザ

上条「すみません!勝手に食べてすみません!!」

御坂「わかればいい…って違う!」

御坂「なんで豆腐しか食べてないのよ!!」

上条「え?豆腐『しか』…?」

初春「うぅ、あの人かわいそすぎます」グスッ

黒子「よく見ておくといいですの、あれが人間の底辺ですの」

ガチャ

佐天「よーっす」

初春「あ、佐天さん」

御坂「」ガミガミ

上条「」シクシク

佐天「んー?なになに?修羅場?」

初春「修羅場というか…説教ですね」

佐天「御坂さん、何をそんなに怒ってるんですか?」

御坂「全くこれだからあんたは…って佐天さん」

上条「うぅ…」グスッ

佐天「うわ、年上の男を泣かすなんてなかなかやりますね御坂さん」

御坂「これは…こ、こいつが悪いのよ!」

佐天(…ふーん)

佐天「あ、もしかしてあなたが上条当麻さんですか?」

上条「ん?なんで俺のこと…」

初春「あ、あなたが上条さんでしたか」

黒子「初春、気づいてなかったんですの?」

初春「えへへ」

御坂「え?え?」

佐天「だって御坂さんがよく…」

御坂「ぬわああああああああああああああああああああああああああ!!」

上条「うお、どうしたんだよいきなり」

佐天「『当麻の鈍感さには骨が折れるわー』って…」

御坂「はなてええええこころにいいいいいいきざんだあああああああああ」

上条「??」

佐天(おもしろい)

初春(おもしろいです)

黒子「ぐぬぬ…ですの」

御坂「さ、佐天さん?その辺にしないと怒るわよ?」ヒクヒク

佐天「てへへ」

上条「なんか賑やかだな」

黒子「ところで」

上条「ん?」

黒子「なんでそんなに頭が高いんですの?」ゲシッ

上条「あうっ」

初春「ちょ、白井さん!」

上条「も、申し訳ありません!女王様」

初春「!?」

佐天「!?」

佐天「御坂さん、これっていったい…」

御坂「え?ええっと…そういう設定で遊んでるだけよ」

佐天「ちなみに御坂さんは?」

御坂「お嬢様ってことにしてるわ」

佐天「ふーん」

黒子「ふひ、ふひひ」ゲシゲシ

上条「あう…あう…」

初春「はわわわわ」チラッチラッ

佐天「白井さーん、私たちもやっていい?」

上条「ひぇ!?」

黒子「あら、どうぞお好きになさいな」

佐天「やった、じゃあ初春からどーぞ」

初春「ふぇぇ!?わ、私はいいですよぉ」

佐天「なんでー?楽しそうじゃん」

初春「だって…暴力は嫌いですし…」

佐天「暴力…?あぁ違う違う、上条さんが好きな設定で遊んでいいんだってさ」

初春「へ?…なるほど、そういうことですか」

黒子「女王様設定はなかなかに楽しいですのよ?」ゲシッ

上条「ぬふ」

佐天「初春はなんかないの?」

上条(女子中学生のオモチャにされてる…けどこの恩に比べれば軽いもんだな)

初春「え…じゃあ…お、幼馴染で///」

佐天「幼馴染?初春ってそんな趣味だったんだ」

初春(この前やった乙女ゲーに影響されたなんて言えない…)

初春「お願いします、上条さん」

上条「へ?君だれ?」

初春「え…」

御坂「ちょ、ちょっと!あんた話きいて」

佐天「しーっ!静かに!」ギュッ

御坂「むぐぐ」

初春「私を忘れちゃったんですか…?」

上条「えー?初夏…いや、初冬…あれ?なんだっけ?」

初春「初春です!初春飾利ですよ!!」

上条「…ふふ、冗談だよ。飾利」

ズキューン

初春「はう…////」

御坂「…あれいいわね」ジュルル

佐天「み、御坂さん?」

黒子「おえー」

上条「俺がお前のこと忘れる分けないだろ?お前のことならなんだって知ってるよ飾利」

初春「も、もう!本当に忘れちゃったかと思ったんですからね!!」

上条「はは、ごめんごめん」

ギュッ

上条「これで許してくれるか…?」

初春「」

御坂「」

佐天「ヒュー、噂以上ですね。上条さん」

黒子「うおえええええええええええええええええええええ」

御坂「ちょちょちょちょちょっとぉ!いつまでくっついてんのよ!!」

上条「あぁ、ちょっとやりすぎちゃったか?」

佐天「いえ、グッジョブです上条さん」

初春「アヒ、アヒヒヒ、ユルシマス、ユルシチャイマスウウウウウウウウ」

黒子「う、初春が壊れましたの」

佐天「さてさてさてん、私の出番なのよん」

上条「はいはい、もう好きにしてくれ」

佐天「んーじゃあ…」チラッ

御坂「うぅ…」

佐天「じゃあ恋人役やってもらおっかなー」

上条「はい!?」

御坂「」

初春「オマエノコトナラナンデモシッテルヨカザリ、カヒ、カヒヒヒ、クヒィ」

黒子「しっかりしてくださいまし初春!」

佐天「えー、嫌なんですか?」

上条「いや、嫌じゃないけど…」

御坂「だ、だめよそんなの!!」

上条「み、御坂さん?」

佐天「なんでダメなんですか?」ニヤニヤ

御坂「なんでって…だめなものはだめなの!」

上条「まぁ設定だしちょっとくらいなら…」

佐天「えー?別に本当に恋人になってくれてもいいんですよ?」

御坂「」

上条「えぇ!?」

御坂「だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめ」

上条「ど、どうしたんだ御坂」

佐天「上条さん、私じゃダメですか?」ウルウル

上条「え?えーっと…ダメってわけじゃ…」

御坂「だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだ」

佐天「…なーんちゃって、冗談ですよ」

上条「え!? あ、あはは、まぁですよねー…はぁ……」

御坂「だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめだめ」

上条「うおーい、御坂さーん」

佐天(うわちゃーからかいすぎちゃったかも)

御坂「ふふ…ふふふ……」ビリビリ

上条「み、御坂さん?なんで帯電してるんでせうか?」

佐天「…なんかヤバそうなんでお先に失礼しまぁす」

上条「ちょ、佐天さん!?御坂、落ち着け!」

御坂「死ねェ!!」バチバチ

上条「ひぃ!」キュイーン

御坂「いい加減私の気持ちを受け取れえええええええええええええええええ!!」バチバチ

上条「受け取ったら死んじゃうから!」キュイーン

上条「や、やばい…っ!何故か知らないが御坂がキレた…逃げるが勝ちだな!!」

ガチャ

御坂「あ!待てゴルァアアアアアアアアアアア!!」

上条「豆腐とソファーありがとなー!!」ダッ

上条「はぁ…ひもじい…」

上条「結局この公園で後二晩過ごすしかないか…」

上条「頼むぜ、相棒」 つ 【ダンボール】

姫神「上条くん。」

上条「うおぉ!?ひ、姫神か」

上条「クラスメイトにだけは見られたくなかったのに…不幸だ…」

姫神「こんなところでダンボールを広げて。なにしてるの?」

姫神「まるで。ホームレス。」

上条「まるでもなにもホームレスですから…」

姫神「冗談は嫌い。」

上条「はは…笑えない…」

姫神「…なにがあったの?」

姫神「事情はわかった。」

上条「姫神…頼む、何も見なかったことにしてくれ…」

姫神「早く立って。」

上条「え?」

姫神「私の部屋にきて。」

上条「い、いや…ダメだそんなの」

姫神「あなたは私の命の恩人。困ってたら助けるのは当たり前。」

上条「うっ(;ω;)」

姫神「」ニヤッ

~ 数時間後 ~

上条「あのぉ~…姫神さん?」

姫神「なに?」

上条「どうして上条さんは縛られてるんでせうか」

姫神「逃げないように。」

上条「どうして上条さんが逃げるんでせうか」

姫神「一生逃げないように。」

上条「!!?」

姫神「安心して。私が守る。」

上条(守るってなにから!?)ガビーン

グゥー

上条「あ…」

姫神「ふふ。すぐ作る。」

姫神「お待たせ。」

上条「あ、あぁ…ありがとう姫神」

姫神「あいさ。」

上条「ん?」

姫神「あいさって呼んで。」

上条「なに言ってんだよ姫神」

姫神「…」

ジュウウウウウウウウウ

上条「ぎゃああああああああ!!!やめて!おでんを頬に押し付けるのはやめて!!」

姫神「あいさ。」

上条「あ、あいさ」

姫神「////」

上条「あ、あいあいさー…なーんちゃって」

ジュウウウウウウウウウウウウ

上条「ぎゃああああああああああああああああああああ!!」

姫神「おでん。好き?」

上条「お、おう」

上条(あぁ…すっげえ良い匂い…)

姫神「はい。あーん。」

上条「は?」

姫神「あーん。」

上条「い、いや…縄を解いてくれれば自分で食べるから」

姫神「あーん。」

上条「ひ、姫神さん?」

ジュウウウウウウ

上条「あああああ〝ーん〝ん〝」

パクッ

上条「熱っ!あっつ!!」ハフハフ

姫神「ふふ。」

上条(あ、悪魔だ…)

上条(地獄だった…)

姫神「おいしかった?」

上条「あぁ…最高だった…(遠い目)」

姫神「」グッ

上条「今日はもう寝るよ…」

姫神「わかった。じゃあ私も。」

ガチャガチャ

上条「ん?」

姫神「装着完了。」

上条「あ、あれ?なんでベッドに繋がって…」

姫神「イスからベッドに繋ぎ直した。」

上条「あ、そんなに簡単に繋ぎ直せるんですね」

姫神「じゃあ。」

ゴソゴソ

上条「」

上条「姫神さん?」

姫神「あいさ。」

上条「あいさ、なんで布団に潜り込んでくるんだ?」

姫神「?」

上条「いや、?じゃなくて」

姫神「一緒に寝るのは当然。」

上条「俺なら床で寝るから大丈夫だよ」

ギュッ

姫神「逃がさない。」

上条「えぇー…」

上条(もういいや、何も考えないようにしよう)

姫神「あいさ愛してるあいさ愛してるあいさ愛してるあいさ愛してるあいさ愛してるあいさ愛してるあいさ愛してるあいさ愛してるあいさ愛してる」ブツブツ

上条(考えるな、なにも考えるな)

姫神「あいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさあいさ」

上条「…」

―――――――――――
―――――――
――――
――


姫神「好きだよあいさ好きだよあいさ好きだよあいさ好きだよあいさ好きだよあいさ好きだよあいさ好きだよあいさ好きだよあいさ好きだよあいさ好きだよあいさ好きだよ」

上条「…」

―――――――――――
―――――――
――――
――


姫神「あいさ結婚しようあいさ結婚しようあいさ結婚しようあいさ結婚しようあいさ結婚しようあいさ結婚しようあいさ結婚しようあいさ結婚しようあいさ結婚しよう」

上条「ア、アイ…アイサ…」

――――――
――――
――


そして、数ヶ月後

土御門「よーう上やん、数ヶ月ぶりだぜい」

上条「おはよう土御門くん」

青ピ「きも!?この数ヶ月になにがあったんや上やん!」

上条「え?なにもありませんよ、はは」

姫神「おはよう。上条くん。」

上条「おはようあいさ」キリッ

土御門・青ピ「「!!?」」

上条「あぁ、今日も綺麗だよあいさ」

姫神「そういうのは家の中だけって約束。」

上条「我慢できないんだ…あいさがそんなに可愛いのがいけないんだよ?」

姫神「ふふ。当麻。」

上条「あいさ…」

ギュッ

土御門(い、いったい何が…)

青ピ(上やんのやつ、この数ヶ月で何が起きたんや!?)

土御門「ところで数ヶ月前に寮が全焼したときどうしてたんだにゃー?」

上条「ぜん…しょう…?」

上条「あれ…そういえば俺…」

姫神「当麻。」

上条「あ…あぁ…あいさ、どうしたんだ?」

姫神「なんでもない。」

青ピ「そういやジャッジメント支部を出入りしてたのを見た人がおるっていっとったなぁ」

上条「じゃっじ…めんと…?」

上条「御坂…白井…初春…佐天……あれ?」

ゴンッ

上条「」ドサッ

土御門「なにするんだ姫神!」

姫神「洗脳が。甘かった。」

姫神「当麻を借りてく。」

青ピ「行ってもうた…」

~ 数ヶ月後 ~

土御門「か、上やん?大丈夫か?」

上条「あぁ、あいさ愛してる」

青ピ「はぁ!?」

上条「お、青ピ久しぶりだな。元気にあいさしてたか?」

土御門「な、なにいってるか意味不明なんだぜい」

姫神「当麻。」

上条「アイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサ」

姫神「おはよう。」

上条「アイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサ」

姫神「ふふ。これであなたは私だけのもの。」

上条「アイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサアイサ」


―終わり―

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