淡「ツモ。6400オール」審判「チョンボですね。罰符は8000です」淡「」 (46)

はじめに

咲のSSです。

キャラ崩壊ありです。

その上で読んで頂ければ幸いです。


作者は麻雀詳しくないので、ミスがあったらごめんね。

以上です。

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―――― 全国・準決勝オーラス


竜華「チー」

淡(一発も消えた…)

淡(それでも和了る――!!)

淡「ツモ。6400オール」

穏乃「一応、カン裏、確認しましょうか」

淡「あぁ。ルールだしね」

淡(まだ負けが認められないのか。哀れなやつだな……)カンウラチラリ

審判「……チョンボですね。罰符は8000です」

穏乃、竜華、姫子「…………」ドウシヨウ

淡「」シロメ



こうこ「きぃぃぃまったぁぁぁぁぁぁぁぁ! 白糸台、大星選手のチョンボにより、
    まさかの準決勝敗退! 決勝進出の二校は、阿智賀女子と千里山女子になりました!!」

すこやん「人は予想を超えてくる!」

―――― 翌日:白糸台・麻雀部部室

誠子(あれから、部の空気が最悪だ)

誠子(淡と宮永先輩が、家に引きこもって部に顔を出してくれない)

誠子(電話しても家族しか出てくれなかったらしい。
   二人は昨日からずっと部屋で泣いてる)

誠子(まだ個人戦もあるのに……)

菫「困った。どうしよう」

誠子「本当の戦犯は、わたしなんです。
   わたしが大量失点してなければ、チョンボがあっても勝ってました」

菫「負けたのは、照以外の全員に責任がある。
  今はそういうことよりも、個人戦に参加するあの二人に、
  気持ちを切り替えてもらわないと……」

誠子「弘世先輩。そういうわけで、わたしには次期部長は無理です」

菫「どさくさに紛れて部長を辞退しようとするな。
  オマエ以外に、二年で部長がつとまりそうな奴がいないんだから、頼む」

尭深「わたしからも、お願いする」

誠子(といわれても、肩身が狭いのは事実なんだけど……)

誠子「と、とにかく。大星と宮永先輩に、部室に来てもらえればいいんですよね!」

菫「何かアイデアがあるのか?」

誠子「わたしからも、電話してみます!」

誠子(まずは淡にかけるか)

  プルルルル……ガチャ……

淡『亦野先輩? ごめん、今日は休ませて……』

誠子(おや、素直に出てもらえるとは思ってなかったけど、
   これはチャンスかも……)

誠子『大・戦・犯』

淡『』

菫「こら、何を言って……!」

誠子『……と、宮永先輩が言ってました』

菫「」

誠子『弁明、あるいは謝罪があるなら、今から直に聞きたいそうです。伝言終わり』

尭深「……」ズズズ

誠子『なあ、淡。負けたのはオマエだけの責任じゃない。最大の戦犯はわたしなんだし。
   とりあえず、ささっと反省会だけ終わらせて、次に行こう。
   わたし達は待ってるから』

淡『……わかった』

  プツ ツーツー

点数申告のミスってチョンボになるの?

菫「……なあ、オマエって、卑怯だよな?」

誠子「大星って、宮永先輩の言うことなら聞くんですよ。
   これで、宮永先輩に口裏合わせてもらいつつ反省会やって、それでおしまい。
   一件落着です」

尭深「……」ズズズ

誠子「じゃあ、宮永先輩にも電話かけますね。
   というか、なんであの人まで部屋に引きこもってるんだろう……」

  プルルルル……ガチャ……

>>6
……ならないかもww
あれです。愛嬌と言うことで。

照『どうしたの?』ポンポンパンポーン コノデンシャハ……

誠子『こんにちは宮永先輩。あれ、なんか後ろで音がしてるんですが』

照『ギク』

誠子『部屋にこもってるって聞いてたんですけど……
   今、何処にいるんです?』

照『……新宿駅。だと思う』

誠子『何でまた』

照『どうしても大切な用事があって、凹んでるってことにしたら、
  誰も邪魔しないと思って……』

誠子『大切な用事って何ですか?』

照『怒らないでね』

誠子『はい』

照『実は今、妹が長野から来てるので、昨日の晩からずっとストーキングしてる』

誠子(……この人、駄目な人だ)

照『あ、咲の臭いだ。……またあのピンクが横にいる!
  許せない! ごめん、また後でかけ直す!』

  プツ ツーツー

誠子「」

菫「どうだった?」

誠子「……どうしましょう」

尭深「……」ズズズ

誠子「と、とにかく。宮永先輩に関しては、心配しなくても大丈夫です。
   問題は大星にどうフォローするかで……ああ、もう!」

菫「落ち着け。下手なことせずに、素直に嘘だったって言ったらいいんじゃないのか?」

誠子「大星の場合、宮永先輩に許してもらうというプロセスが大切なんですよ!
   とにかく、何とかして宮永先輩をここに呼び寄せないと!」

 プルルル……

誠子「宮永先輩!? 違う、大星からだ!」

 ガチャ

誠子『もしもし』

淡『亦野先輩。ごめん、準備に時間かかっちゃった。
  今から家を出るから、一時間くらい後になりそう……』

誠子『だ、だいじょーぶ。
   みんなでのんびりしてるから、ゆっくり来ていいよ』

淡『ごめんね。……ありがとう』

誠子『じゃ、じゃあまたね』

  プツ ツーツー

誠子「やばいやばいやばい。あと一時間しかない!」

尭深「……」ズズズ

誠子「こうなったらもう、手段を選んでいられない!
   ……そうだ、弘世先輩。
   宮森のでっかい人に、弘世先輩もサイン書いてましたよね」

菫「姉帯さんだな。ちょっと驚いたけど、いい人だったよ」

誠子「連絡先とか交換してません?」

菫「したけど……どうかしたのか?」

誠子「教えてください!」

菫「……よく分からんが、協力しよう」

誠子「あと、宮永先輩が新宿周辺でうろついています。
   詳しい場所が分かったら連絡するので、迎えに行ってもらえませんか?
   多分、一人では迷うと思うので」

菫「わかった。なあ、亦野」

誠子「はい?」

菫「オマエ、大丈夫か?」

誠子「大丈夫です、全部、何とかしてみせます!!」

菫「姉帯さんの番号はこれだ。じゃあ、行ってくる」カキカキ ワタシ

誠子「ありがとうございます!」

誠子(よし、頑張ろう!)

  プルルルル……ガチャ……

誠子『はじめまして。姉帯さんですか?』

豊音『そうだけどー。どちら様?』

誠子『白糸台の亦野誠子といいます。
   実は姉帯さんに、折り入ってお願いしたいことがありまして……』

豊音『チーム虎姫の!? ちょーびっくりだよー。
   お願いって、何?』

誠子『原村和さんの携帯電話の番号を教えてください』

豊音『勝手に他人の番号を教えるのは、良くないよ。
   いや、わたしにかけるのはいいんだけどー』

誠子『ちょっと、緊急事態というか、深い事情があるんです。
   実は……カクカクシカジカ……で、原村さんに危機が迫っています。
   宮永先輩の暴走を止めるために、協力してください』

豊音『緊急事態なら、仕方ないよねー。
   わかったよー。番号は、○○○○だよ』

誠子『ありがとうございます!』

  プツ ツーツー

  プルルルル……ガチャ……

和『はい、原村和です』

誠子『はじめまして。白糸台の亦野誠子と申します。
   突然の電話、すみません。どうしてもお知らせしたいことがありまして』

和『亦野さん? チーム虎姫の方ですよね。どうしたんですか?』

誠子『実はうちの宮永照が……カクカクシカジカ……なんです』

和『……それ、本当の話ですか?』

誠子『残念ながら真実です。それで、彼女の暴走を止めるためにも、
   一つ提案がありまして……』

和『はい』

誠子『……カクカクシカジカ……で……カクカクシカジカ……したら……』

和『……面白そうですね! その提案に乗りましょう』

誠子『あと、今何処にいるか分かります?』

和『渋谷駅の○番出口です』

誠子『分かりました。ご協力、感謝します』

  プツ ツーツー

  プルルルル……ガチャ……

誠子『弘世先輩! 宮永先輩の居場所が分かりました。
   渋谷駅の○番出口です。
   原村さんに時間稼ぎしてもらっているので、今のうちに……』

 ………………
 …………
 ……


―― 一時間くらい後

  コンコン

淡「お待たせ。あれ、誠子とたかみーしかいないの?」

誠子「うん。インハイの反省会だから、非レギュラーには休んでもらってる。
   もうちょっと待って。先輩達も、もうすぐ戻ってくるはずだから」

淡「うん。……分かった」

尭深「……お茶、飲む?」

淡「うん。ありがとう」

  ガラッ

菫「ただいまー」

照「ただいま」ムス

尭深「……」ズズズ

菫「それじゃ、反省会をはじめるとするか」

淡「……みんな。最初に言っていいかな」

菫「うん」

淡「ごめんね……わたし……わたし……」ウルウル

照「そんなことより!!!!」

誠子「ファ!?」

照「個人戦、絶対に負けられなくなった!!」

菫、尭深、淡「???????」

照「咲をストーキングしてたら、原村和に気付かれた。
  何でだろう。気配を消してたのに」

淡「さ……? スト??」

照「それでね。あろうことかあの原村、わたしを変態呼ばわりして、
  こう言い放ったんだ。
 『どちらが咲さんに相応しいか、個人戦で白黒付けましょう』って!!」

尭深「……」ズズズ

照「あの女が咲に近づくなんて、千年早い。
  個人戦ではもう牌が握れないくらいに、メッタンメッタンの、
  ギッタンギッタンにしてやる……!」
 
菫「おーい」

照「そういうわけだから淡、練習しよう。
  個人戦では一位と二位を独占するよ」

淡「……うん!」パァァァ

照「あ。でもその前に、お菓子食べよう」

菫「……とりあえず、今のうちに反省会しとくか」

 ………………
 …………
 ……

誠子「はぁぁ……何とかなった……な……」

尭深「……お疲れ様」ズズズ

―――― 全国・個人戦

こーこ「個人戦一回戦、十二番卓では全体未聞のハプニングが!」

すこやん「どうしたんでしょうね?」

こーこ「宮永照の姿が無い! 一体どーした!?
    このままでは不戦敗になってしまうぞー!!!」


 ―― 白糸台・控え室

菫『照、何してるんだ!? もう間に合わないぞ!』

照『……ここどこ? あ、電池……』

  プツ ツーツー

誠子「あぁぁぁぁっ! 弘世先輩、何で迎えに行かなかったんですか!?」

菫「わたしのせいじゃない!!
  というか、なんでこの大切なときに、迷子になれるんだあいつは!?」

尭深「……」ズズズ

菫「残るはもう、淡、オマエだけだ!
  白糸台の名誉のために、頑張ってくれ!!」

誠子「あんまりプレッシャー与えるのは……」

淡「だいじょーぶですよ、亦野先輩。
  絶対に勝って、汚名挽回します♪」

誠子「それを言うなら汚名返上だよ。頑張れ。応援してるから……!」

 ―― 対局・淡、一回戦

淡(最初から強敵と当たってしまった。
  でも、負けない! 絶対に!)

 パシィ

咲さん「カン、カン、もう二個くらいカン!! スーカンツ!!!!」

淡「」

咲さん「48000です! 麻雀って、楽しいよね!!」

淡「」シロメ



こうこ「きぃぃぃまったぁぁぁぁぁぁぁぁ!
    白糸台大星選手、個人戦一回戦でまさかの跳び終了だぁぁぁ!!」

すこやん「人は予想を超えてくる!」

―――― 翌日:白糸台・麻雀部部室

菫「照と淡は昨日から自屋に引きこもって、メソメソと泣いているらしい」

誠子「わたしは個人戦に出ることもできないペーペーです」

菫「困った。どうしよう」

誠子「弘世先輩。そういうわけで、わたしには次期部長は無理です」

菫「どさくさに紛れて部長を辞退しようとするな。
  オマエ以外に、二年で部長がつとまりそうな奴がいないんだから」

尭深「……」ズズズ

菫「そういうわけで、亦野、また頼むよ」

誠子「」



カン!!!

これでおしまいです。

読んでくれた人が居たら、ありがとう。

これ四暗複合してね?

誰かの捨て牌をカンしたかもしれんじゃろ

>>25
カンしたら暗刻じゃなくなるので、スーアンじゃないと思ってました。
何にせよ、大会ルールではダブル役満はなかった……はずです。。

>>28
淡の捨て牌のつもりでした。

わかりにくくてすみません……。。。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月27日 (水) 20:39:46   ID: hipLi4eq

もう2個くらいカンで草生えた

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