悪魔「敵である聖天使に言われて、はいそうですかと聞く耳を持つ私だと思うのか?」
聖天使「思わ……ない。でも、私が代わりにどんな事でもされるからーーだから、みんなには手を出さないで」
悪魔「どんな事でも……か」
不敵な笑みを浮かべる悪魔
傍らには何人もの老若男女が生気を失い倒れている
悪魔「いいだろう。貴様の願いを聞き入れてやる」
聖天使「本当に?」
悪魔「あぁ、本当だとも」
聖天使は悪魔により、街の中心部に立てた十字架に磔にされていた
聖天使「うぅ……こんな姿にしてなにを始める気……」
悪魔「なぁに簡単なことだ。これから貴様に楽しい事を教えてやるんだよ」
聖天使「楽しい……事?」
悪魔「そうだ。貴様が未だに味わったことのない楽しい事だ」
悪魔は底意地の悪い笑みをこぼし、聖天使の全身を上から下へと舐めるように見る
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