久「私がモデルのゲームですって!?」智紀「うん」(160)

冬休み

久「さてさて、大学も決まったし、部活も引退したし…」

久「…やる事無いわね」ハァ

久「岩手やら鹿児島やら大阪に行くのはお金かかるし…。たまにしか行けないのが悩みよね」

久「考えても仕方ない。とりあえずバイトでもするかー。アルバイト雑誌は…、これね…」パラパラ

久「何かいいバイトないかしらねー。そんなに疲れなくて、稼げるバイト」

久「田舎だから、ロクな求人が…。う~ん」

久「高校生だし時給700円か。年を誤魔化して、夜勤でもしようかしら…」

久「あら?」


(株)龍門渕コーエーテクモン

仕事内容 開発中のゲームのテストプレイ

報酬    時給2000円以上


久「へぇー、龍門渕さんの所だわ。責任者が沢村智紀って…。あの子か!?」

(株)龍門渕コーエーテクモンの大きなビル

久「ひゅ~、こんな大きなビルが長野にあったなんて…」

久「コンビニとか、ガソスタでしか働いた事無いから緊張して来た…」ブルブル



コンコン

純「今日もいっぱい来るな」

智紀「時給が高いからね。みんな受けたくなるのは仕方ない」

純「はい、どうぞー」

カチャ

久「し、失礼します」オドオド

純「おっ、清澄の部長じゃん」

智紀「顔見知りは初めて」

久「あら~、やっぱり沢村さんって貴方だったのね。あっ、ごめんなさい。いつもの癖で」ペコリ

智紀「構いませんよ。本日は面接希望で良かったですよね?」

久「えっ、あっ…はい!これ履歴書」ズイ

智紀「えっと…合格」

久「え!?」

純「おいおい、智紀。そんなに簡単に決めていいのか?」

智紀「うん、竹井さんが一番適任だと思う。だって、この人をモデルにゲーム作ったから」

久「え~!?私がモデルなの!?」

智紀「えぇ、名前とキャラだけ。外見はあまり似てない」

久「…まぁ、合格にしてくれたし目を瞑るけど」

久「仕事って、私はゲームしてたらいいのかしら?」

智紀「えぇ。バグチェックも兼ねてるから、竹井さんのプレイデータを見たりしますけど」

純「基本的には、ゲームしてればいいぜ。後は感想とかな」

久「わかったわ。それなら楽ね。時給2000円とか、すばらね!」

智紀「このゲーム、少しだけ特殊だから…」

智紀「仮想空間へ接続する人類初のゲーム」

久「接続?コントローラー持って、ピコピコするんじゃなくて?」

そういえばエロゲで盛り上がるSSあったね
書き手の人はまだ新作を構想中だって言ってたけど

智紀「違う、ゲーム機はこれ」スッ

純「ナーブギアって名前だぜ。あぁ、もう仕事始まってるから、このゲームに関しては他言無用だ」

久「わかったわ。これ…、ゲーム機なの?」


----------智紀、説明中----------


久「ふーん、これでゲームしたら現実と変わらない感じでゲームの世界に入れるんだ」

智紀「そう。歩くとか走るとか、頭で念じればいい」

>>12

マブラヴのクロスとか見たいな。誰か書いてくれんかのー

久「なるほど、わかったわ。このゲーム、危険はないんでしょ?」

智紀「…多分」メヲソラス

純「まぁ…、新技術のゲーム機だから時給2000円って事で…」メヲソラス

久「えぇ~!?これで、アクションゲームとかRPGとかするの?私、モンスターとかと戦うわけ!?」

智紀「心配しないで。まずは、簡単なゲームから試運転するから」

純「あぁ、体とかあんまり動かさなくていいゲームな」

久「パズルゲームとか?人生ゲームは…、わりとハードか」

智紀「…恋愛ゲーム」ボソッ

久「は?」

純「あー、最近iPS利用者も爆発に増えてるだろ?だから、男性向けの恋愛ゲームを女性向けにして作らないとな」

智紀「需要と供給」

久「それって…、まさか…」

純「うーん、エロゲーってジャンルになるかな」

久「どえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??!?!?」


----------智紀、説得中----------

久「…まぁ、時給2000円なんて他に探してもないわよね」

智紀「うんうん、ボーナスも考えるし」

久「別に私の体には、何にも起きないんでしょ?」

純「当然だ。これはゲームだからな。ゲームの世界で起こった出来事は現実には何ら関係ない」

智紀「処女膜も大丈夫」

久「もうそこから声出てないし。いいわよ、引き受けるわ」

智紀「助かる。シフト申請して、来れる日に私達が合わせるから」

久「はいはい」

後日

久「じゃあ、宜しくお願いします」

智紀「こちらこそ。今回は普通の純愛ゲーム」

久「純愛ねぇ…」ウーン

智紀「久鳩って名前のゲーム」

純「内容は青春恋愛群像として春休みをはさみ、主人公とその幼馴染みの学園生活を中心にして女子高校生達との触れあいが描かれているって感じかな」

久「ふーん、麻雀しない私みたい」

智紀「まぁ…、今回はかなりオーソドックスなゲームです。基本中の基本みたいな」

智紀「ではこのナーブギアを被って貰って…」カポッ

久「わかったわ」

純「スイッチオン。じゃあ、ゲームの世界を楽しんできな」

智紀「ちなみに登場人物は、県大会と全国大会で知り合った人達をモチーフにして…」

久「…」zzZZZ

純「聞えてないな」

智紀「残念、さて。モニタリングっと」カチカチ

チュンチュン


竹井久は清澄学園に通う高校生二年生である。
今日から春休みが終わり、新しい学年が始まり、新たな出会いを迎えようとしていた


?「起きてよー、起きてよー」ユサユサ

久「うーん…、後五分だけ…」ムニャムニャ

?「先に行っちゃうよー。久ちゃん起きてー」ユサユサ


智紀『隣の家に住む幼馴染の>>36ちゃんが起こしに来たようだ』

咲キャラでオナシャス

美穂子

機械の使えないあかりか!?


久「美穂子…、もう少しだけ…」ムニャムニャ

美穂子「勝手にご飯作らせて貰いましたよ!もう、おば様とおじ様が海外赴任に行ってからダラけまくってますね!」プンプン

久「うーん…、わかった。起きる起きる」ムクッ

久「えっと…、じゃあ私は一人暮らしって事かしら?」

美穂子「はい。私がおば様達に久のお世話するように頼まれて///」テレテレ

久「えーあー、うん。そうだったわね…。美穂子の料理は仮想現実でも美味しいなー」モグモグ

久「さて、学校に行きますか」

美穂子「当然です。この時間ならば、走らなくても遅刻しませんからね」

久「ふーん、遅刻しそうになると風紀委員長に怒られてフラグって所かしらね」


智紀『ちなみに選択肢を一つでもミスると、強制的に幼馴染エンドになるのだ』


通学路

久「ゲームの中なのに歩くって新鮮」テクテク

美穂子「今日はいつにも増して変じゃないですか?」テクテク

久「そうかしらね」


?「おーい、夫婦。今日もまた仲良さそうね」

智紀『中学からの付き合いの久の悪友>>47である。美穂子と三人でよくつるんでいるようだ』

かじゅ

ゆみ「やぁ、二人とも。相変わらず仲が良さそうだな」

美穂子「加治木さん、そんなホントの事を///」ポッ

久「悪友って言うか、多分私が悪の道に引きづり込んだ感じね」

ゆみ「昔からお前は無茶ばかりして…。よくこの学校に受かったもんだよ」

久「美穂子とゆみが一生懸命、受験勉強教えてくれたからね。あんた達には感謝してるわよ」

美穂子「上埜さんは、昔からやれば出来る子ですから!」

ゆみ「上埜?美穂子は、たまにはおかしな事を言うな。コイツの名前は上埜じゃないぞ」

ゆみ「ふふふ…」ペラペラ

美穂子「ふむふむ…」コクコク

久「この三人で遊ぶ事はたまにあるから、現実世界に近いわね」


?「なんや、竹井のバカと金魚の糞二匹かいな。相変わらずバカ面してるで」

久「えっと…、貴方は…、私達のクラスの委員長?」

?「せやで。宿題、ちゃんとやって来たやろうな」

久「えっ、来たばっかりなのに、そんなの知らないし」

美穂子「私のノートをコピーしますか?」


智紀『クラス委員長の>>55さんである』

元ネタキャラが関西弁なので、気にしないでね

これは菫さん

菫「福路さん、竹井を甘やかすのは良くないぞ」

美穂子「わ、私は甘やかしてなんて…」チラッ

ゆみ「私のようにノート見せる時は、学食奢らせるとかな」

久「げっ…、こっちのゆみはケチなのね!?」

菫「ったく。宿題くらいやって来いよ!春休み、暇だったんだろ?」

久「いやー、美穂子とゆみと遊びまくってたから…」

ゆみ「私は宿題済ませたが」

美穂子「…私も」

菫「竹井!やっぱりお前だけじゃないか!」

久「あはっ☆あははははは~、逃げるが勝ち」ドヒューン

学校の裏

久「思わず逃げて来たけど…。別に逃げる必要なんて無かったわね」

久「弘世さんが委員長か…。現実世界でもやってそうね」



バシーン!

?「セイ、セイ、セイ!」

久「おや、こんな所に女の子が…。いいキックしてるわね」

?「てりゃーーーーーー!」


智紀「ピカピカの鞄から見るに、新入生みたいである。のちに久の後輩にあたる>>65ちゃんであった」

優希

久「あんた、名前は?」

優希「片岡優希だじぇ!」

久「うーん、高校生とは思えないわね」ナデナデ

優希「失礼だじぇ!このブルマから大人の色気が溢れてるだろ!?」

久「ブルマとか廃止になって何年経ったか…。あぁ、ゲームの世界だった」



久「んで、何してたの?」

優希「朝練だじぇ!」

久「朝練ねー。サンドバックに蹴りかます一年生。現実世界でも、麻雀の朝練とかしてくれたらなぁ…」

優希「エクストリームが大好きだからだじぇ!」

久「ふーん。タコスも好きでしょ?」

優希「ななななななな、なぜそれを!?」ガーン

久「攻略は餌付けかな…。持って来てあげるわよ」

優希「お姉さん、超いい人だじぇ!」キラキラ

久「竹井久よ。覚えておきなさい」


?「竹井久ね。いいわ、私も覚えておいてあげる。優希、いい蹴りしてたわよ」

久「あんた誰よ?」

優希「私のエクストリームの先輩で、チャンピオンだじぇ!」

久「違う制服。他校生徒か」


智紀『エクストリームの全日本女子チャンピオンの>>75である。片岡さんの憧れの人だったり』

ガイトさん一択

智葉「私の顔を知らないだと?」メガネ、クイッ

久「て、テレビとかあまり見なくて…」アセアセ

優希「この人は私が憧れてる先輩なんだじぇ」

久「へぇー」

智葉「優希、私と同じ学校に来れば二人で黄金時代も目指せた物を…」

優希「先輩、王者は一人で十分なんだじぇ!」

智葉「ほぅ…、こんなロクに施設もない学校で王者を目指すと?」ギロッ

智葉「エクストリーム舐めるのも大概にせぇ」

優希「な、舐めてないじぇ!」ブルッ

久「まぁまぁ…、二人ともケンカは…」

智葉「素人は黙ってろ。竹井さん?」

久「あっ、はい」

智葉「私の姉が、君の学校に通っている。目立つ存在だから、まぁ名前くらい聞いた事はあるだろう」

久「はぁ…」

智葉「これを渡して欲しい。お弁当箱だ。忘れて行ったんだ」

久「選択肢は…」


智紀『プロローグなのでありません』


久「行って来ます。姉は>>86さんなのよね?」

智葉「うむ、黒魔術だか何だか知らないが、そんな物に心酔している変わった姉だよ」

豊音

豊音「アブラカダブラエコエコアザラク」ブツブツ

豊音「今日はどんな黒魔術試そうかなー。黒っていいよねー。大好きだよー」


コンコン

豊音「あれー、珍しい。私以外にこの教室に誰か来るなんて。どうぞー」

久「お、お邪魔します…。うわっ…、でかっ」ビクッ

豊音「…」ズーン

久「えっ…あっ…、す、すいません。悪気があったわけじゃなくて」ペコペコ

豊音「いいよいいよー。そう言われるの慣れてるし」

久「…そ、そうですか」

豊音「ところで、どうしたの?まさか黒魔術に興味が!?」

久「あっ、いえ違います。妹さんに頼まれて…。これ…」

豊音「お弁当だー。ありがとうー、私、図体デカイから、お昼抜くと辛くて辛くて…」

久「で、ですよねー。じゃあ、失礼しますね」アセアセ

豊音「はーい」



豊音「あの人が友達になってくれる黒魔術ないかなー」ペラッ

そして自分の教室に戻って来た久


久「なんか朝から疲れた…」

菫「またお前が最後か!もっと朝は余裕を持ってだな」ガミガミ

美穂子「久、どこで道草食ってたんですか?」クワッ

ゆみ「また女でも口説いてたんだろ」クスクス

久「してないわよ!」

ガラガラ

先生「朝のホームルームを始めます。留学生の>>99さんが今日からお前達と学ぶ事になった。みんな仲良くしてやってくれ」

エイスリン

エイスリン「ニホンノミナサン、ヨロシク」

久「へぇー、可愛い子ね」

美穂子「…」ムスッ

ゆみ「久、君は金髪美女が好きなのか?」

美穂子「…」ファサ

久「いえ、別に。ただ、仲良くなりたいと思っただけよ」

美穂子「…」ジーーー

エイスリン「ヨロシク」フリフリ

久「でへへへ///」フリフリ

先生「あぁ、姉帯エレクトロニクスから、メイドロボットとして開発されたアンドロイドも今日から転校して来た」

久「メイドロボねぇ…。何でもありね」

美穂子「はわわわわわわわ」

先生「HMX-12>>110と言う名前らしい。お前ら、くれぐれも壊さないでくれよ。高いんだからな」

菫「竹井、ロボット相手にエッチな事するんじゃないぞ!」

久「しないわよ!人を淫獣みたいに」

ゆみ「違うのか?一応、ロボットだが食事は採らず、動力源は家庭用電源からの充電に依るが、補助的に水素発電も行っており、生じた水はトイレで排泄を行うそうだ」

美穂子「耳カバーは絶対に開けないで下さいよ!」

すばら

昼休み

久「ってわけで、さっそくメイドロボットを見に来たわよ」


煌「…」zzZZZ

久「あら?これがロボット?まるで人間じゃない」

久「この角は…、ロボットっぽいわね」ツンツン

煌「うーん、すば…ら!?」

久「あっ、どうも。主人公の竹井久でーす」フニフニ

煌「髪の毛、触るのはすばらくないですよ!」ガバッ

久「ふーむ、触った感触は…。人間よねぇ…」ムニムニ

煌「や、辞めて下さい///」

久「ロボットなのよね?」

煌「はい。ロボット三原則はインストールされていないですが」

久「なにそれ?まぁ、別にいいか。貴方、家事とか得意なの?」

煌「もちろんです。掃除、洗濯、料理、すばらです」

久「一台欲しい。私の家、両親居ないし…」

煌「ぜひ、お買い求めください。私は廉価版メイドロボですので、高性能機種である姉も居ますよ」

久「…でもお高いんでしょ?」

煌「ざっとこのような値段です」ポチポチ

久「うひゃー、小鍛治プロ並に稼がないと絶対買えないわね」

ガシャーン!ガシャーン!

突然、窓ガラスが割れる音が聞こえる


久「な、なにかしら!?」

煌「一年生の>>121さんですかね…。あの方は、超能力を持ってますから」

久「超能力!?」

煌「力を自分の意志でコントロールすることができず、その力が原因で周りからも気味悪がられて居たりします。同じクラスの人です」

久「カワイイ子!?」

煌「えっと…、多分」

久「よし、助けるわよ!」

煌「動機はともかく、その心意気すばらです」

衣「嫌だ!嫌だ!!嫌だ!!!」ウワァァァン!!

衣「衣はもう家に引きこもりたい!知り合いの居ない学校に通いたくなんてなかった!」ポロポロ



モブA「うわぁ…、子供っぽいけど、マジで化物だよ…」

モブB「誰か警察…、いや、自衛隊呼べよ…」


衣「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


ガシャーン!ガシャーン!

ガラスの破片が衣の周囲を飛び回る

久「貴方、ロボットでしょ?多少、怪我してもいいわよね?」

煌「まぁ…、そりゃ…、そうですけど…。長瀬さんに滅茶苦茶怒られますから、すばらくないですね」

久「私は左から突っ込む。すばらさんは右から」

煌「えぇ~!?私はともかく、竹井さんは人間ですよ!怪我すると思いますよ?」

久「…ゲームの体だから問題ない!」


タッタッタ…

久は衣の元に走った

煌「えぇーい、人助けは私達ロボットの役目。竹井さんばっかりいいカッコはさせませんよ」ダッシュ

久「将来性に期待!」

衣「く、来るなーーーーー!」


ビュンビュン!

久「ゲームだと思うと無茶出来るわね」スイスイ


ブシュ!

久「あたっ…、かすったか…」

衣「」


ギュっ

久「将来性に期待!」

衣「く、来るなーーーーー!」


ビュンビュン!

ガラスの破片が久を襲う

久「ゲームだと思うと無茶出来るわね」スイスイ


ブシュ!

久「あたっ…、かすったか…」

衣「た、叩かれる!?」カタカタ


ギュっ

衣を抱きしめる久

久「叩かないわよ…。私は、貴方の味方よ」ナデナデ

衣「ふぇ?」グスン

保健室

久「そっか…、貴方、友達居ないんだ」

衣「みんな、見る目がないからな!せっかく衣が友達になってやろうと思っても…」グスン

久「友達、紹介してあげるわよ」


学校裏

優希「この小学生は誰だじぇ?」

衣「誰が小学生だ!どう見ても高校生じゃないか!?」

優希「高校生って言うのは、私みたいにプリチーでセクチーじゃないと」クネクネ

久「どっちもどっちね」プッ

衣「うがー」キッ

優希「ぐるるる」キッ

久「天江さん。マネージャーやってみない?」

衣「ま、マネージャー!?」ガタッ

久「優希も一人じゃ寂しいでしょ?」

優希「…まぁ、それはあるけど」

久「私達、三人で部を作りましょう。あっ、私は幽霊部員ね」

衣「ま、マネージャーか…。なんだか高校生の青春って感じだな」キラキラ

優希「差し入れはタコスで頼むじぇ」フン

夜、竹井家


久「結局、姉帯さんの部活にも幽霊部員として登録されてしまった…」

久「まぁいいか。あの人も、攻略ヒロインだしね」

久「プロローグはこれで終わりかしら?」


智紀『いえ、明日の新聞配達で終わりです』


久「私、バイトまでしてんの!?この主人公、どんだけ超人よ…」

久「寝よ寝よー」


チュンチュン

美穂子「久、新聞配達の日ですよ。いつもより三時間早く起こしに来ました」ユサユサ

久「…ふぁい」

久「ゲームの中でも…、眠い…」

?「シャキとして下さいよ。貧乏、暇無しですよ!」

久「ここの世界の私は貧乏っぽくないんだけどなぁ…。>>145さんは、家族が多いんだっけ?」

?「えぇ、生活保護は甘えですからね。私がしっかり働かないと」

久「他にもバイトしてるんだってね。偉いわね」

?「ピカチュー」

久「物真似?なかなか、上手いわよ」


智紀『久の新聞配達の先輩>>145さんです』

池田ァ!

池田「お前も頑張って、仕事覚えるし」

久「へいへい…」

池田「ここのお爺さんは、遅れるとうるさいから先に持って行くし」

久「ふむふむ」

池田「ここのお婆さんは、たまにお菓子くれるから」

久「へぇー」





池田「よーし、今日はこれまでだな。なかなか筋がいいな竹井」

久「あんたに呼び捨てされるとなんか腹立つような…」ボソッ

池田「何か言ったかぁ!?」

久「何でもないデス。早く仕事覚えて、池田先輩みたいにバリバリ働きたいです」ボウヨミ

智紀『こうして久の運命を変える一年が幕を開けたのだった…』


OP上映中


----------現実復帰----------

久「…」パチッ

智紀「お疲れ様です。こんな感じのゲームです」

久「随分、顔見知りっぽい人達がいっぱいね…」ジトー

純「大沼プロとかハギヨシさんの方が良かったか?」ゲラゲラ

久「まぁ…、攻略し易いと言えばし易いし…。難易度的には、智葉さんと池田さんが難しいのかしら?」

智紀「エイスリンさんもなかなか」

純「幼馴染ヒロインを放置し過ぎると、バットエンド一直線だしな」ゲラゲラ

久「攻略本ないもんね…。まぁ、いいわ。全員クリアーしてみせるわよ」

智紀「お願いします。これバイト代」ポン

久「確かに受け取ったわよ」

智紀「また宜しくお願いします」ペコリ

久「うん、あんまり危険のないゲームなら喜んで受けるわよ」



終わり

続き書けたら、書きますー。
昔、咲さんをマルチにして書いたな。あれは未完だったけど

ちなみに元ネタの東鳩には、キャップとの洋榎ちゃんのおかんが居ます。

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