御坂姫 (18)

『白雪姫』を『とある版』にしてみました。

作品は完成していますので、ご安心を。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1367336111

むかしむかし、とっても美しい食蜂女王が学園都市というお城に住んでいました。

彼女は魔法の鏡佐天を持っていて、いつも魔法の鏡にたずねます。

食蜂「鏡の佐天よ鏡の佐天よ、この世で一番美しいのは誰かな☆」

佐天『あなたが、一番美しいですよ食蜂女王様』

食蜂「きゃぁ! 嬉しい☆」

しかし、すぐさま鏡はこうも言いました。

佐天『女王様は、確かに美しいです。しかし世界で一番美しいのは、稲妻の様に輝く御坂姫です』

食蜂「……」

彼女は鏡に向かってリモコンを向けました。

食蜂「えいっ☆」

ピッ!

食蜂「鏡の佐天よ鏡の佐天よ、この世で一番美しいのは誰かな☆」

佐天『あなたが、一番美しいですよ食蜂女王様☆』

食蜂「きゃぁ! 嬉しい☆」

こうして、食蜂女王様は自分が一番だと思い続けて幸せに暮らしました☆

おしまい☆

ズカズカ、ドガドガ。

御坂「ちょっと!? 勝手に終わらさないでよ!」

食蜂「え〜〜?」

御坂「しかも、佐天さんや初春さんを!」バリバリ

食蜂「も〜、しょうがないな〜☆」

ピッ!

佐天『あれ? わたしってどこ言ったんだっけ……?』

……? えーと……。

佐天『あ、そうそう。世界で一番美しいのは、稲妻の様に輝く御坂姫ですって所からだよ、初春』

あ、はい。

食蜂「ふーん」ツーン

? 食蜂さん、どうしたんですか?

食蜂「なんでもないわ。さっさとお話を進めてちょうだい」

佐天『あ、はい。……え、と。それじゃぁ……改めて。世界で一番美しいのはこの学園都市にある、森に住む御坂姫が一番美しいです』

食蜂「きゃあ! そんなぁ〜☆」

この時、食蜂女王様の心に悪い影が生まれました。(なんか……わざとらしい?)

食蜂「許せない! 世界で一番美しいのは、私よ! 暗殺者の一方通行、来なさい」

一方「……めんどくセー。なんで俺まで」トボトボ

食蜂「御坂姫を、始末してね☆」パチン☆

一方「……」

佐天『……」

……。

一方「つーかァよォ? ふと、思ったんだがよぉ……。なんで、瞳が星マークなんだァ?」

食蜂「生・ま・れ・つ・き・よ! ってお話と関係ないこと、訪ねないでっ!」

一方「……ッち。めんどくセー」トボトボ

佐天『……(生まれつきだったんだ)』

……(可愛い)。

こうして、暗殺者は御坂姫を始末するために森の中に入って行きました。

だけど。

一方「あァ〜。なんかァー御坂姫を始末するのは怖いからやめようー(棒読み)っと……」

暗殺者は御坂姫の恐ろしさに怯えて、彼女がいつも身につけているゲコ太キーホルダーのレプリカを持っていき、それを御坂姫を始末したことにしました。

ズカズカ、ドガドガ。

御坂「ちょっと!? 今のセリフ何!?」

あっ! 駄目ですよ御坂さん。主役が勝手に来ちゃあ……。

御坂「だって『御坂姫の恐ろしさって』はないでしょう!?」

上条「え? その通りだろ?」

全員『(死んだな)』

御坂「ア、アンタねぇーーーーーーーーー!!!」バリバリドカーン

上条「ふ、不幸だーーーーーーーーーー!!」

……(絹旗って人に、書かせたのが行けなかったかな?)

それから数日後、食蜂女王様は御坂姫がまだ生きていることを鏡で知って、今度も暗殺者、インデックスに依頼しました。

イン「こんにちは短……御坂姫。今日は、貴方に贈り物を持って来たんだよ」

御坂「あら、何かしら?」

イン「カゴ」

御坂「……は?」

イン「だから、カゴを持って来たんだよ?」

御坂「……」

イン「?」

御坂「ねぇ……貴方はなんの役?」

イン「カゴ売りのシスター」

御坂「違うでしょう!? アンタは、リンゴ売りのおばあさんでしょうが!」

イン「む! 神に仕えるわたしがそんな悪いことするわけないでしょう!!」

御坂「じゃあ、参加しないでよ! それにだいたいリンゴはどうしたのよ!?」

イン「スタッフが美味しく頂きました。……ゲップッ!」

御坂「……」ブチッ

上条「おいっ! 御坂落ち着けって!!」ダダダダッ

ガシャーン、ドゴーン、バキバキ。

上条「ふ、不幸だーーーーーーーーーー!!」

カゴ売りのシスターに、逆ギレした御坂姫は電池切れとなって気を失ってしまいました。

御坂妹1「御坂姫は、気を失ってしまいましたとミサカは状況を報告します」

御坂妹2「再び充電しないと復活しませんとミサカは付け加えます」

御坂妹3「いえ、ここはお話通りに王子様のキスで起きるのではとミサカは訂正を言います」

御坂妹4「では、お話通りにガラスの棺に御坂姫を入れることをミサカは提案します」

御坂妹5「しかし、御坂姫が王子様のキスで目覚める行為について意義を申し込みますとミサカは言います」

番外個体「いやぁ〜、いいじゃないかな? 『御坂姫』の王子様なら」

打ち止め「そうだね、こうなったのは自業自得だねってミサカはミサカは御坂姫を笑ってみたり!!」

御坂姫が倒れたことを知った小人たちは悲しみ、せめて美しい御坂姫がいつでも見られる様にと、ガラスの柩の中に御坂姫を寝かせて森の中に置きました。

そして、そこに一人の王子様がやって来ました。

御坂「(キタたぁぁああああああああーーーーーーーーー!!!)」

王子「ああ……何てきれいな姫なんだ。まるで眠っているようだ」

王子様は、ガラスの柩に眠っている御坂姫に恋を抱いてしまいました。

王子「このガラスの棺を、わたしにゆずってくれませんか。その代わりわたしは、あなたたちの欲しい物を何でも用意しましょう」

けれども小人たちは、しずかに首を横に振りました。

御坂妹1「たとえ世界中のお金をみんないただいても、こればかりは差し上げられませんとミサカは忠告します」

御坂妹2「このガラスの柩は拘束ですとミサカは真実を述べます」

御坂「(おいっ!?)」ガタガタ

番外個体「そうそう。王子様では御坂姫を幸せにできませんよ?」ノシ

王子「確かにそうだ。これは、どんなお金や宝物でも代える事は出来ない。だがわたしは、御坂姫なしには、もう生きていられない。わたしは御坂姫に、恋をしてしまったのだ。だから白雪姫を、わたしにゆずってほしい」

御坂「(……アイツ、そんなにもアタシのことを)」

王子は小人たちに何度もお願いをしましたが、小人たちは首を横に振るばかりです。

王子「……わかった。確かにお前たちの言う通りだ。あきらめよう。だが、生まれて初めて恋をした御坂姫に、どうか別れの口づけをさせてくれないか?」

打ち止め「はい。あなたなら、御坂姫も口づけを許してくれるでしょうってミサカはミサカは承諾してみたり」

御坂「……」ドキドキワクワク

小人たちがそう言ってくれたので、王子はガラスの棺を開くと、眠っている様な御坂姫に口づけを……。

396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/10/07(金) 02:15:48.07 ID:P/bO3VYOo

新章は近々始めますが、それにあたって作者からお願いがあります。
といっても、単に「作品の連載中、読んでる人は随時コメントをして欲しい」という、それだけです。
連載が終わってから纏めて、とかではなくて、“連載中に”コメントが欲しいのです。

ここでもmixiのコミュニティでも再三言ってることですが、私はSSの作者として、
「SSとは読者とのインタラクションの中で作っていくものである」というポリシーを持っています。
つまり、読者からの声がなく、作者が淡々と書いて投下しているだけという状況では、全く意味がないということです。
それなら「書かない方がマシ」といっても大袈裟ではありません。

特にこの都道府県SSは、本来3年前に終わっている作品を、需要があると言われて新たに書き続けているものです。
投下しても1件2件しかコメントが付かないのでは、その「需要」があるのか否かさえ曖昧になります。

全ての読者にレスを求めるのは酷な事だと思いますが、出来る限り「ROM専」というのはやめて下さい。
少なくとも、一夜投下する度に10〜20件くらいのレスは付いてほしいです。
この数字は、私の考える、SSが正常に連載の体裁を保てる最低限度のレス数です。

連載を続けるにあたり、そのことだけは、皆さんにお願いします。


397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/08(土) 11:45:51.88 ID:zR80sq/vo

で、無視……と。

このスレで連載する必要はもうなさそうですね。
以後はmixiとサイトだけでやっていきます。

王子「お姉様ぁぁ〜〜〜〜〜!!!」

御坂「いやぁああああああああああああーーーーーーー!!!」

ガシャーン、ドゴーン、バキバキ

黒子「お、お姉様……」チーン

御坂「はぁはぁ……。なんでアンタが王子様してるのよ!」

御坂さん。

御坂「何? 初春さん」

これ。テガミワタス

御坂「ん?」

※用事が出来たので帰ります 上条より

御坂「………」

ガシャーン、ドゴーン、バキバキ、ドゴーン。

ああ! セットがーーーー!!

御坂「ふ、ふざけんじゃないわよー! 私のドキドキ返せー! オラー!!」

ガシャーン、ドゴーン、バキバキ、ドゴーン。









食蜂「おしまい☆ チャンチャン♪」

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