キモオタ「えっ・・・い、いま・・・なっ、なんて・・・?」
「私と、付き合ってくださいっ!」
キモオタ「ほっ本当でござるか!?え、ちょ、これは夢でござるか!?」
「いい・・・ですか?」
キモオタ「あえ、ちょちょちょっちょっと考えさせて欲しいでござる!」
「ぷっ・・・」
キモオタ「・・・ん?」
「ぷっ・・・クスクス・・・ばっかじゃないのwwwマジウケルwwwww」
キモオタ「え?な、なんでござるか?」
「考えさせてとかwwwどの面下げて言ってんのwwwあ、これ罰ゲームだからwwwww」
キモオタ「罰・・・ゲーム・・・?」
「みんなー、隠れてないでこっちきてよーwwwなんか変な匂いするし嫌なんだけどーwwwww」
キモオタ「・・・」
キモオタ「・・・ただいまでござる」
妹「・・・」
キモオタ「妹殿、母上はどこでござるか?」
妹「気安く名前で呼ばないでよ気持ち悪い」
キモオタ「・・・は、母上は」
妹「さあ?また若い男と遊んでるんじゃない?」
キモオタ「そうでござるか・・・ははっ、母上もまだまだ若いでござるな」
妹「あっ、後でうちに彼氏来るから出てってよね」
キモオタ「か、彼氏・・・そ、そうでござるか!分かったでござる!」
妹「あっ、電話・・・」
キモオタ(妹殿も大人になったでござるな・・・)
妹「うん、分かった。うん、うん。はーい」
キモオタ「も、もう来るでござるか?」
妹「早く出てって!」
キモオタ「な、なら拙者はゲーセンにでも行くでござる!」
妹「どーでもいいから、マジキモイ・・・早く行ってよ!」
キモオタ「す、すまないでござる・・・お、お幸せにでござる!」
妹「ファブリーズどこだっけ・・・あ、あったあった」シュッシュ
キモオタ「・・・」
パタンッ
キモオタ(妹殿に彼氏がいたなんて知らなかったでござる)
キモオタ(妹殿は拙者に似てなくて可愛いでござるゆえ彼氏殿も幸せでござろう)
キモオタ(さて、ゲーセンに着いたでござる。今日は何をやろうか悩むでござるなぁ)
「ちょっと!何すんのよ!」「あー、これ折れちゃってるわー」「弁償してよねーwwwww」
キモオタ(この声・・・どこかで聞いた覚えがあるでござる・・・)
「ねえ、聞いてんの?治療費払ってよねwwwwww」
キモオタ「・・・!!」
「ご、ごめんなさいっ・・・い、いくら払えば・・・」
キモオタ「や、やめるでござる・・・!!」
「え、なにあいつwww」「うわ、キモオタじゃんwww」「くっさwwwww」
キモオタ「・・・」
?「あ、あのっ・・・いくら払えば・・・」
キモオタ「だ、大丈夫でござるか!?」
?「は、はい・・・ありがとうございますっ・・・」
「うわwwwなにあいつwww」「チョーキモイんですけどwwwww」「くっさwwwww」
キモオタ「お金なら拙者が払うでござる・・・いくらでござるか?」
「んー、10万かなー折れてるしwwwww」
キモオタ「そ、そんなに治療費がかかるわけないでござる・・・!!」
「え?なに?歯向かうの?」「くっさwwwww」
キモオタ「くっ・・・な、なら・・・明日・・・」
「あ、きたきたw」「ヤンキーくん!こっちこっち!」「きゃーwwwいっぱいいるwww」
キモオタ「・・・!?」
「よおwwwどした?」「ういーっすwwwww」「うわ、くっさwwwww」
キモオタ「い、今のうちに逃げるでござる・・・」
?「えっ・・・で、でもっ・・・」
キモオタ「拙者なら大丈夫でござる。だから、早く逃げるでござる!」
?「・・・は、はいっ!」タッタッタッタ
キモオタ(決まった・・・でござる)
「そしたあアイツがさぁwwwww」「うわ、マジかよ殺るか」「殺ろうぜwwwww」
キモオタ「くっ・・・あの子が無事なら、それでいいでござる・・・」
「捕まえたwwwwww」「逃げるとかwwwマジウケルwwwww」「いい匂いwwwww」
キモオタ「!!」
「うわ、可愛いじゃんこの子www」「おまえらみたいなビッチと違って清楚だはwwww」
キモオタ「そ、その子を離すでござる!!」
「うるせーな!おい、こっちこいよ」
キモオタ「・・・分かったでござる」
「着いたwwwここ誰もこねーんだよwwwwwww」
キモオタ(今の拙者は、何かやれる気がするでござる・・・)
キモオタ(体中にパワーがみなぎってるでござる・・・これなら・・・!!)
「おい、早くパコパコしようぜwwww」
?「・・・ごめん、なさい・・・」ウルウル
キモオタ「・・・!!」
「まあ待て、この豚を殺ってからだ」「だなwwwうはwww」「カッケーwww」
キモオタ「絶対に・・・勝つ・・・!!」
「しぶとい豚だな・・・オラッ!」
キモオタ「ぶ、ぶひっ・・・」
「おーい、絶対に勝つんだろぅ?」
キモオタ「ぶひいぃぃぃ・・・」
「オラアアアッッッ!!!」ドスッドスッドスッ
キモオタ「・・・ッ」
「まだやんのかよ・・・あぁん?」「なあ、早くパコろうぜwww」「・・・そうだな」
キモオタ「・・・!!」
「私たちもパコってよーwwwww」「きゃー、筋肉すごーいwwwww」「くっさwwwwwww」
キモオタ「くっ・・・せ、拙者は・・・拙者は・・・!!」
「!?」
――
―――
――――
キモオタ「・・・暗いでござる」
キモオタ「・・・誰も、いないでござる・・・」
キモオタ「あの女の子は・・・もう・・・」
キモオタ「どこか別の場所で・・・・・・」
キモオタ「・・・拙者は、拙者は・・・」
キモオタ「・・・・・・」
キモオタ「すまないでござる・・・」
キモオタ「ただいまでござる」
キモオタ「・・・」
キモオタ「妹殿の靴が、ないでござる・・・」
キモオタ「今頃、お楽しみでござるか・・・ははっ」
キモオタ「今日はもう疲れたでござる」
キモオタ「・・・」
キモオタ「何も考えずに寝るでござる・・・・・・」
翌日
男「よお、キモオタ!」
キモオタ「男殿、おはようでござる!」
男「この前借りたアニメ、面白かったよ」
キモオタ「そ、そうでござるか!気に入ってくれて嬉しいでござる!」
男「特にあの女の子が可愛いよなー」
キモオタ「おお!同志でござる!あの笑顔がたまらんでござる!!」
男「・・・キモオタ」
キモオタ「な、なんでござるか・・・?」
男「・・・風呂入ってるか?」
キモオタ「入ってないでござるが」
男「ちゃんと洗った方がいいぞ?そんなんじゃ女の子にモテねーから」
キモオタ「拙者なんか風呂に入った位じゃモテないでござるよ」
男「それに最近、ノロウイルスとか流行ってるしさ」
キモオタ「・・・わ、分かったでござる」
男「うわ、先生きた・・・んじゃ」
キモオタ(男殿・・・なんて優しいんでござるか・・・拙者好きになりそうでござる)
先生「えー、まず最初に話しがある」
先生「ギャル、ヤンキーデブ女、ガングロ、不良、ヤンキー男、DQNが学校を休むそうだ」
キモオタ(そ、そういえばいないでござる・・・で、でも、サボリでござろう)
先生「6人とも病院に入院している。数ヶ月は登校できないそうだ」
キモオタ「!?」
先生「なんでも謎の病気だそうだ・・・心配なヤツはお見舞いに行ってやれ」
キモオタ「な、謎の・・・病気・・・?」
先生「では、歴史の38ページを開いてー・・・」
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