幼馴染「ちょっと付き合ってよ」男「告白か?」 (700)

~屋上~

男「ふぇひひ(やーっと落ちたかこのクソアマが、思えば長かったな)」

幼馴染「これをビニールシートで包んでね」ドサ

男「YesYes(誕生日に3万もする指輪あげたら目の前で捨てられLINEのIDをゲットして連絡したら即ブロックされ)」ガサガサ

幼馴染「よしっ!じゃあこれ持って旧校舎に行きましょうか」

男「ベリベリOK仮性包茎(毎日の様に下駄箱にラブレター入れて先生に呼び出され注意された日々の苦悩が遂に実ったのか…長かった)」

幼馴染「えーっと……うん、準備OKかな。それじゃ早く行きましょ」

男「わいーる!(旧校舎でセックスだるるぉ?HAHAHA、可愛げのある奴だなぁおい!)」

幼馴染「……」スタスタ

男「待っテロメア!」タッタッタ

~旧校舎~

男「わお!真っ暗くらすけ!(おいおい初めては暗くないと駄目なのとか言い出すんだろう?)」

幼馴染「まぁ暗い方がいいんだけどね…」

男「WHO(ビンゴ!へへへ、ゴムは毎日お前とセックス出来るように財布の中に)」ガサガサ

男「あっいっけね~、ゴム穴空いてら☆」

幼馴染「?まぁいいわ、さっ、それを床に置いて」

男「よっこらセックス!」ドサ

幼馴染「あっこら!そっと置かないと駄目じゃない」

男「HAHAHA、ソーリーソーリー髭そ ゴロン

男「……ん?」

右腕「……」

男「はい?」

幼馴染「あ~」

男「ん?ん?んんんん??」

幼馴染「まぁいいんだけどさ、遅かれ早かれバレるんだし」

男「あの、これって右腕ですよね?」

幼馴染「うん、そうね」

男「………」ガサガサガサガサ

男「!!!」

田中「……」

男「田中先生?!な、な、なんで田中先生が!!?」

幼馴染「あまり大声出さないの」

男「けけけけっ、けどどど!!」

幼馴染「キスしてあげないよ?」

男「黙りまーす」

男「けど、なんで田中先生が?つーか死んでるじゃん」

幼馴染「まぁね」

幼馴染「理科の田中先生ってさ、よく女子生徒にセクハラするので有名だったじゃない?」

男「あ、あぁ、そうだな…確か委員長が孕まされて停学になってたな」

幼馴染「そっ。理科が実習になったら田中先生、女の子を探しに別の教室に行くんだよね」

男「あ~、実験を始めますとか言ってクラスの女子を強姦してたもんな」

幼馴染「だ、か、ら、私が皆を代表して田中先生を半殺しにしたの」

男「半殺し?あぁ、半殺しなら大丈夫だな」

幼馴染「旧校舎なら誰も居ないでしょ?田中先生をここに放置するの」

男「まぁ半殺しなら大丈夫かもなぁ。人間なんて3日は何も食べなくても大丈夫みたいだし」

幼馴染「そゆこと」

男「……えっと」

幼馴染「ん~?」

男「付き合ってくれって、田中先生を運んでくれって意味なの?」

幼馴染「えっ?う、うん…そだけど」

男「そっかぁ…」

幼馴染「なにショボくれてんの?さっ、早く帰るわよ。誰かにバレたら大問題だし」

男「ですよねぇ……はぁ」

幼馴染「???」

男「……なんでもないよ、早く帰ろうか。さっきから匂いがヤバイもん」

幼馴染「そうね。午前中に半殺しだから結構な時間経ってるからね」

幼馴染「さっ、帰りましょ」

男「ほ~い」スタスタスタ

田中「……」

~帰宅路~

男「……(付き合ってよって告白じゃなかったんだな、かなりガッカリなんだが)」

幼馴染「ん?何それ」

男「コンドームだよコンドーム…穴空いてるけどな」

幼馴染「ふ~ん……あっ!もしかして旧校舎で私が男に告白するとか思ってた?」

男「鋭いね、ラノベの主人公に見習わせたい位だよ…」

幼馴染「あははは、告白したとしてもセックスは早過ぎだよ~。男って面白いね」

男「……うっせ」ボソ

幼馴染「それじゃあ私、こっちだから」

男「あぁ、またあし チュッ

男「!!」

幼馴染「約束でしょ?じゃあね!」タッタッタ

男「……」

~妹の部屋~

男「ふっふっふっふっ!」シコココココ

妹「うっぎゃー!!人のベッドで何やっ天皇!」

男「はあぁああん!んあっあぁあ!」シコココココ!!

妹「や、やめろー!変態!馬鹿!エロガッパ!離れろー!」グッ

男「人肌恋しいぃいいんんっ!」バビャーブル

妹「ひぎゃあぁあ!!な、なに射精してんのさ馬鹿ー!」

男「はぁっはぁっはぁ…」

妹「いきなり人の部屋に上がり込んでベッド占領してオナニー始めて射精して!こんの馬鹿!」

男「……」クンクン

男「くっさ…ちゃんと片付けとけよ」ガチャ

バタン

妹「に、二度と来るなー!」

~玄関~

男「……(妹にチクられて今日は玄関でご飯を食えだぁ?ウチの両親はキチガイなのかね)」

男「いただきます」

男「………ん?」

妹の靴「?」

男「……二足あるよな…ご飯と味噌汁」ポイ

妹の靴「!!」ホカホカ

男「いただきまーす」ズルルァ

妹「お兄ちゃーん、おかず忘れて……!!」

男「あーうっま、妹の足の匂いがご飯にマッチして

妹「もうお母さーん!助けてよー!」タッタッタ

~駐車場~

男「くっ、身動きが取れない」ギシギシ

男「父親に縄で固定されてしまったじゃないか…くそが!」

男「たかが妹の靴を使っただけなのによぉ……両手が塞がってるからオナニーも出来やしねぇ」

男「くそくそくそ!まだ幼馴染から受けたキスを思い出して金玉の中空っぽにしようと思ってたのに!」

ガチャ

妹「……これ」

男「!!妹!早くこの縄を

妹「湯たんぽ、冷えるだろうから持ってきたよ」

男「違う!湯たんぽじゃなくて縄を!」

妹「じゃあ、死なない様に頑張ってね変態」バタン

男「妹ー!!!」

~PM10:36~

男「……」ガチガチガチガチ

男「さ、寒い…ひ、ひぬ…じょ、冗談抜きに死ぬ…」

男「あぁ…たかがオナニーと靴ご飯でこのしうちかよ……寒い、寒い寒い寒い」ガチガチガチガチ

男「明日も学校なのによぉ、洒落になんねーよ…」

ガチャ

妹「……」

男「ひ、ひもふと!」

妹「湯たんぽ替えに来たの。はい、どうぞ」

男「………なぁ、俺の精子…どうだった」ガチガチガチガチ

妹「う~んとね、苦かった」

妹「って!言わすな変態!」バタン

男「………どうか明日まで死んでませんように」

~翌朝~

男「……zzZZ」

幼馴染「わわっ?!な、なにしてんの?放置プレイ?拷問?」 ユサユサ

男「ん、んぁ……」

幼馴染「冷たぁ…スーパーカップなら有るけど食べる?」

男「う、うん…」

幼馴染「チョコミント味だけど…はい、あーん」

男「……」パク

幼馴染「どう?味分かる?」

男「歯磨き粉の味がする…」

幼馴染「うんうん、大丈夫みたいだね」

ガチャ

妹「お兄ちゃーん、生きてるー?」

幼馴染「あっ、おはよう」

妹「おはようございます……あの、お兄ちゃん大丈夫ですか?」

幼馴染「え?うん、だいじょ

妹「ほらお兄ちゃん、家の中に入るよ」ズルズル

男「はふゅ……ふふっ…ほっ…」

幼馴染「あっ、あの

妹「お兄ちゃんなら一人で登校するんで大丈夫です。それじゃあ」バタン

幼馴染「あっ……」

幼馴染「残念、せっかく二人でやることが有ったのに」

~通学路~

男「あ~、昨日は死ぬかと思った」スタスタ

友「おーい、待ってくれよ」

男「んあ?よっす」

友「おはよう、なぁ知ってるか?理科の田中が旧校舎で発見されたの」

男「……ふ、ふ~ん(バレるの早過ぎだろ)」

友「腕が取れてたけど大丈夫みたいだぞ」

男「まぁ半殺しだからな」

友「ん?なんだよお前知ってたのかよ」

男「えっ?あ、あぁ、当たり前だのクラッカーだよ」

友「ふ~ん……あっ、良かったら今日さ、俺の家来ないか?」

男「あぁ、けど何するんだよ」

友「うぇひひ、それは後のお楽しみだよ」

~教室~

男「……」パラパラ

委員長「何読んでるのかな~?」ヒョコ

男「委員長か…快楽天だよ快楽天」

委員長「あ、相変わらずエッチな本好きだよね」

男「委員長、お腹は大丈夫なのか?」

委員長「えっ?うん。流産パンチでお腹の中スッキリしたから大丈夫、心配してくれてありがと」

男「ふふっ、それならよかっ

ガララララ

ブス「チョベリバー!チョベリバだよチョベリバー!」

友「なんだよブス、朝からうぜーんだよ」

ブス「プールに田中が居るんだって!半殺しにされた田中が!」

ザワザワザワザワ

~プール~

どざえもん田中「……」プカプカ

友「こいつは酷ぇ」

男「四肢がバラバラになってやがる…」

厨二娘「封印されしエクゾディアか…くくく、楽しめそうだ」スタスタ

男「あっ、厨二、お前泳げ ザパーン

厨二娘「ぐっ!わ、我が道遮ろうとするか!ウンディーネよ!何故だ!我と契約したのではなかったのか!」ゴポゴポ

友「……どうする?あいつ」

男「いや助けないとマズイだろ!」ザパーン

友「おうおう、イケメンなこって」

委員長「けど、誰が田中先生を半殺しに…」

男「おーい、大丈夫か?うぅう、さっむ!」

厨二娘「がはっ……ふっ、野に咲く花は…散るからこそに美しい、、俺は…あの花の様に美しく散れるのかな…」ガタガタガタ

男「唇が藤木君みたいになってるな、友、俺はこいつ連れて保健室行ってくるわ」

友「おう、田中は俺達に任せとけよ」

男「よいしょっと」グイッ

男「軽っ!!お前ちゃんと飯食ってんのか?」

厨二娘「ワルキューレよ、今逝く…」

男「……」スタスタ

ブス「つーか田中しぶとくね?普通死ぬくね?」

友「うっせーなブス、お前も運ぶの手伝えよ」

保健先生「どう?もう寒くないでしょ?」

厨二娘「大天使エンジェルよ、感謝する」ペコ

男「わざわざすみません、ホットミルクまで貰っちゃって」

保健先生「ふふふ、いいのよ。おかわりしたかったら言ってね?」

友「しっかし田中、大丈夫かね」

保健先生「大丈夫大丈夫。千切れた四肢をガムテープで固定したから」

友「そうですか、なら大丈夫ですね」

男「……」

友「ん?どうしたんだよ」

男「いや、ちょっとお先に失礼するよ。先生、ありがとうございました」ガララララ

~屋上~

幼馴染「……ん?」

ガチャ

男「おはよう」

幼馴染「男かぁ、やっほ~。どしたの?」

男「いや、教室に居なかったからもしかしたらって思って」

幼馴染「ふ~ん、私に会いに来たんだ」

幼馴染「ふふっ、幼馴染の好感度が5上がった~」

男「?」

幼馴染「気にしないで!で、私になんの用事?」

男「いや、朝スーパーカップ貰っただろ?だから購買部でチョコモナカジャンボ買ってきた」

幼馴染「あはは、ありがと」

男「知ってるか?」バリバリ

幼馴染「田中先生のこと?」パリパリ

男「うん、プールでエクゾディアにされてたんだってよ」バリバリ

幼馴染「へ~、疑ってる?」

男「いんにゃ、あの田中に追撃食らわせる様な奴じゃないだろ」バリバリ

幼馴染「まぁね、私もそこまで鬼じゃないよ」パリパリ

男「誰がやったんだろうな」

幼馴染「ブスでしょ?第一発見者だしなんでブスしか気付かなかったの?」

男「なる~」

幼馴染「……」ガサガサ

幼馴染「雪見だいふく食べる?」

男「たべーる!」

~教室~

担任「えー、田中先生はアレだ。2秒遅かったから死んだそうだ」

ザワザワザワザワ

担任「はい落ち着く。心配しなくても田中先生は焼却炉にて処理されるからな」

友「焼却炉なら大丈夫だな」

男「あぁ、あそこなら幽霊になるとか無いもんな」

厨二娘「貴様、何故殺した」

ブス「はー?意味不明なんですけどー!」

厨二娘「我が恩師TANAKAを……許さんぞ」

ブス「あっ?やんの?」

厨二娘「やめておけ、貴様如きに負ける俺では ガシッ

ブス「はいはい、現実見せてやるからな」ズルズル

厨二娘「あっ!い、痛い!髪引っ張らないで」

~廊下~

男「……大丈夫か?」

厨二娘「ふっ…慰めの言葉など要らぬ、弱者に手を出す程俺は堕ちてないからな」

男「痣だらけになってるが大丈夫か?」

厨二娘「奴と和解するという選択肢は最初から無かった…こうなるのは当然だ」

男「……」

厨二娘「……」プルプル

男「あ~、その、なんだ…」

男「怖かったよな、よく耐えたな」

厨二娘「ふっ……ふっ」プルプル

厨二娘「ふえぇえぇん!!あいつ酷いんだ!ずっと殴ったり蹴ったりするんだ!」

男「おーよしよし」

生徒「なんだなんだ?」

友「あー、見世物じゃないっすから。早く授業の準備してくださいっと」

~ピロティ~

ブス「でさぁ?そいつボコボコにしたってわけ!」

取り巻き「ブスさんチョベリバじゃね?チョベリバチョベリバ」

ブス「ぶわははははは!あんなキモい奴はなぁ、一回痛い目見るのが良いんだよ」

友「はぁ…嫌な役は何時も俺だ」

ブス「ん?どした友ちん」

取り巻き「告白っすよ!きっとブスさんの魅力に気付いて告白しにきたんすよ!」

ブス「マジで?ヤバくない?ウチの時代到来?」

友「お前にもな、教えてやるよ」

友「……一方的に殴られる」グッ

友「痛さと怖さってやつをなぁああぁぁあ!!」

ドカッバキッベキャグシャ

取り巻き「うっわぁ、ブスさんヤバイわ」

友「………お前は?」

取り巻き「こんなブスどうでもいいっす」スタコラサッサ

~焼却炉~

友「ふぅ」ドサ

ブス「……」ピクピク

幼馴染「こんなところで何しようとしてるのかな~」

友「なんだ、幼馴染か」

幼馴染「なんだとはなんだ!って、どうしたの?服が血まみれだけど」

友「別に、只のストレス解消」

幼馴染「へぇ~……ほらっ、私のブレザーかしたげる 」バサッ

友「ん、ありがと」

幼馴染「……ファイアーしちゃう?」

友「当たり前だのクラッカー」 ポイ

ブボボモワァ

幼馴染「よく燃えるねぇ」

友「……クソアーメン」

~昼休み~

男「おばちゃん、俺カレーね!」

友「あっ、俺も!」

食堂のおばちゃん「あいよ、ちょっと待ちな!」

ブリュリュモルルァモルルァブチビチブチ

食堂のおばちゃん「はいよ!DXカレー!」ドン

男「いただきまーす!」

友「なぁ男、ブスが燃やされたの知ってるか?」パク

男「ん?そうなのか?つーかお前、なんで幼馴染のブレザー着てんだよ!」パク

友「ふふっ、なんでだろうな」

男「おいぃいいぃい!俺が幼馴染の事好きな事知っててワザとやってんだろ?!」

友「さぁな~」モグモグ

男「くぅおわぁあぁあ!」

友「叫ぶ前にカレー食べろよ、冷めちまうぞ」

~図書室~

男「あー食った食った」ゲプ

男「やっぱ食堂のおばちゃんのカレーは最高に美味いな!」

生徒「図書室では黙れよ」

男「あっ、すんません」

男「……ん?」

厨二娘「……」パラパラ

男「よっ、何見てんだよ」

厨二娘「血の雨を降らせる儀式魔法をな…なぁに、魔力は十分にある。後は儀式に必要な供物の用意だけだ」

男「誰にでも出来る召喚魔法ねぇ……痛いなお前」

厨二娘「貴様には分からぬだけさ、無理に此方の世界に引きずり込もうとはしないさ。平和な日々を送っていろ」パラパラ

男「……仲間は?」

厨二娘「……」

男「じゃあなぼっち」スタスタ

男「えーっと、快楽天快楽天っと」

男「……ん?」

女子生徒「あんあんああんあん」パミュパミユ

イケメン「はぁ、逝くよ?逝くよ?」パンパンパン

イケメン「逝くヨーロッパ!」バビャルルル

女子生徒「はぁああぁん!妊娠確実ぅうぅぅう!」

男「おーい、図書室では静かにだぞ」

イケメン「あぁ、男君か、ごめんよ。ちょっとムラムラしちゃってさ」

男「流石イケメンだな、女の子に困らないとか羨ましいなぁおい」

イケメン「あはは、それはどうも……で?男君は何を探しに?」

男「快楽天だよ、パライゾの続きが気になってな」

イケメン「あっ……パライゾは随分前に連載終了してるよ」

男「!?」

男「マジかよ…パライゾの無い快楽天なんてカツの無いカツカレーだぞ」

イケメン「どんマイケルだね」

~理科室~

田中「えー、では今日は実習で…厨二、先生と一緒に化学反応の復習だぞ」

厨二娘「我を選んでくださるとは……ありがたき幸せ」

田中「じゃあ皆は適当に時間潰しとけよ」

委員長「あーあ、厨二娘さんって田中先生の裏の顔を知らないんだよね」

友「こりゃ股を真っ赤にして帰ってくるぞ」

幼馴染「田中先生、復活してるじゃん」

男「なんでもオロナイン塗ったら復活したんだってよ。保健の先生が言ってた」

幼馴染「ふ~ん」ニヤニヤ

男「?」

幼馴染「彼女、助けに行かなくて良いのかな~?」

男「はぁ?なんで俺があいつを助けなきゃなんないんだよ。俺はお前一筋で

幼馴染「良いから行く」

男「……へーい」スタスタ

幼馴染「んふふ」ニヤニヤ

友「……なぁ」

幼馴染「ん?」

友「お前、どうしたいんだ?」

幼馴染「どうしたいんだって、何を?」

友「とボケるなよ、お前、男のこと好きなんだろ」

幼馴染「う~ん、まだ好きじゃないかな?」

友「……」

幼馴染「けどきっと好きになるよ、だから行かせたの」

友「意味が分からないんだが」

幼馴染「まぁぶっちゃけ今迄がウザすぎたからね。別の子を好きになったらなったで面白いかなって」

友「ふ~ん」

幼馴染「友は好きな人とか居ないの?」

友「居るよ」

厨二娘「せ、先生?な、なにを」プルプル

田中「なにを?ナニに決まってるだろろおぉ?」ボロチン

厨二娘「!!」

田中「デカいだろ?こいつがお前のおまんこに挿入いるんだぞ~?」ブルンブルン

厨二娘「な、なんで…せ、先生は私を可愛がってくれ

田中「お前とパコパコするために決まってんだろ?」

厨二娘「そ、そんな…」

田中「ふるぃいぃいばぁああぁあ!」

厨二娘「ひっ!」

男「ちょっと待っ ガンッ

男「うおわっ?!(やべっ、転んでタイミングよく俺のアナルが田中のちんこの前に)」

モイーン

男「んあぁあああぁぁあぁあぁああ!!」

「んあぁあああぁぁあぁあぁああ!!」

幼馴染「ふふっ、やってるやってる」

友「いや、間違いなくヤバイ声だぞコレ」

幼馴染「まぁいいんじゃないの?これで厨二娘ちゃんの好感度は間違いなく10は上がったね~」

幼馴染「ねぇねぇ、友の好きな人って誰なの?」

友「お前」

幼馴染「幼馴染の好感度が10下がりました」

友「なんでだよ」

幼馴染「嘘つきは嫌いなの~。で?誰なのかな」

友「ん……秘密」

幼馴染「え~?教えてよ」

友「まぁお前じゃないから安心しろよ」

幼馴染「幼馴染の好感度が3上がりました~」

友「だからなんでだよ」

幼馴染「ん~、秘密」

田中「なっ、なっなっなっ」

男「ァッァッァッ」

厨二娘「お、男?!な、なんで…」

男「か、勘違いすんなよ…お、お前の事が好きとかそんなんじゃないんだから、な」ピクピク

田中「こっこっこっ、これは…」

男「ただ、よぉ…目の前で困ってる女の子を助けられない腑抜けにはなりたくねぇだけなんだからな……勘違いすんなよ」

厨二娘「お、男…」

田中「なんちゅうぅ名器なんだぁああぁあ!!」

田中「今迄ぶち込んだ穴の中で最高の締まりだ!これぞキングオブホール!まさに名器!」

男「いや、早く抜い

田中「ふるぃいぃいばぁああぁあ!!パコパコしちゃうぞるぁああぁあ!」

男「いやぁああぁぁあぁああ!」

バキッ

田中「あっが…」ドサ

友「うへぇ、お前大丈夫か?」

男「と、友!!」

友「気持ち悪い声が聞こえたと思ったらまさか処女膜散らしてるとはな…」

男「さ、サンキュー、助かった」

友「田中は俺が焼却炉に捨ててくるからお前は厨二を頼む」グイッ

男「えっ?」

友「……頼むぞ」ズリズリ

男「あっ………」チラ

厨二娘「……」ガタガタ

男「あ~、だ、大丈夫か?」

厨二娘「……」フルフル

男「首を横に振られても困るんだがな…まぁいいや、保健室行くか?」

厨二娘「……」ギュッ

男「んなしが身掴まなくても逃げないっつーの、まぁ怖かった気持ちは分かるけどさ」

~保健室~

保先生「へぇ、田中先生がねぇ」

男「そうなんですよ、見てくださいよ俺のアナル」 クパー

保先生「あら綺麗」

男「もう汚れちゃいましたよ。まぁこいつが助かっただけでもいいんですけどね」

厨二娘「……」プルプル

保先生「……」チュル

男「はっひょ?!せ、先生?!ななななな、なにを!」

保先生「ねぇ、気持ちよかった?先生に舌を入れられて」

男「は、はひぃ!き、気持ちよかったです!」

保先生「そう、うふふ」

男「せ、先生ー!」

保先生「がっつかないの、君は彼女を教室に連れて行くの、分かった?」

男「はひぃ!!」

~廊下~

男「にしても良かったなぁ」スタスタ

厨二娘「……」スタスタ

男「俺が助けに行かなかったらお前、今頃田中に処女膜散らされてたんだぞ?」

厨二娘「別に…助けてとは言ってない」

男「くっ、可愛くない奴」

厨二娘「………り…と」

男「ん?なんか言ったか?」

厨二娘「ありがと…」ボソ

男「なぁに、お前もあんまし落ち込むなよ!たかが信用してた奴の1人に裏切られただけなんだからな」

厨二娘「……」

男「……暗いなお前」

厨二娘「…うるさい」

男「だからぼっちなんだよ」スタスタ

厨二娘「あっ!」

~放課後、図書室にて~

男「ったく、友のやつ何が少し遅れるから時間潰しといてくれだよ」

男「まぁいいや、快楽天でも読んで図書室を俺のスペルマ塗れにしよっと」スタスタ

男「………」

厨二娘「……」パラパラ

男「……(何読んでんだろ、なんかこいつとあまり関わりたく無いからチラ見してやるか)」チラ

厨二娘「……」パラパラ

男「厨二病でも恋がしたい?」

厨二娘「!!」パタン

厨二娘「なっなっなっなっ」

男「お前、あんな事されてまだ田中の事好きなの?物好きだな、つーか田中死んだし」

厨二娘「き、貴様!我が聖書を盗み見したのか!」

男「なーにが聖書だよただのラノベじゃねーかぶぅわぁあか」

厨二娘「黙れぇえ!」タッタッタ

男「あっ、逃げた……つーか本、持ってくなよ」

~友の家~

友「いやぁ本当にすまん!」

男「いやもう良いって、帰りにガリガリ君買ってもらったんだし」

友「そっか、ならいいんだ」

男「で?見せたいものってなんなんだ?」

友「これだよ」ドサ

男「……で、デカイな」

友「近くの公園に捨てられてたんだ!」

???「……」

男「つーかこれ、何なんだ?なんかこう…よく見たらウネウネしてるし」

友「クリオネだよクリオネ!しかもこいつ水無しで普通に生活出来るんだぜ?!」

クリオネ「……」ウニョウニョ

男「き、気持ち悪ぃ…」

友「なははは、かわいいだろ?」

男「あ~、それとよ」

友「?どうした」

男「いや、お前、姉ちゃんは?」

友「それがさぁ、1週間前から行方不明になってよぉ。まぁ姉ちゃんの事だからその辺の野郎と駆け落ちとかだろうと思う」

男「ふ~ん、両親はまだ帰ってないんだな」

友「あぁ、二人とも働いてるから遅いんだよ。けどクリオネが居るから寂しく無いぜ~」スリスリ

クリオネ「……」ウネウネ

男「や、やっぱ気持ち悪い…ち、ちなみにこれ、何時頃公園から持って帰って来たんだ?」

友「う~ん、10日くらい前かな」

男「ほ、本当に餌とか水とかやらなくて大丈夫なんだろうな」

友「あぁ!ずっと放置してるけど平気みたいだし大丈夫なんだろ」

クリオネ「……」ウニュルウニュル

男「や、やっぱ気持ち悪いわ」

なんかIDころころ変わるな…ちょっとご飯食べてきます

~自宅~

男「ただいま…」

妹「おかえ……どしたのお兄ちゃん?なんか元気無さげだけど」

男「ちょっと気持ち悪い物見てな」ヒョイ

妹の靴「?!」

男「すうぅううぅぅうぅ!!」

男「はあぁぁぁあぁぁああぁ……」

男「あーいきかえ バキッ

妹「らなくていいよこの変態エロガッパ!」

男「あいたたた…ぶつこと無いだろうに」

妹「あーもうキッモいキッモい」スタスタ

男「あっ、ご飯は?!」

妹「もう出来てるから早く食べなよ変態」

~リビング~

男「う~ん、ハンバーグに脳味噌汁、美味いねぇ」ガツガツ

父「……」ポチ

TV「最近、通り魔事件が相次いで起きています。犯人は未だ分からず、通り魔に有った人は行方不明との事です」

父「物騒な世の中になったもんだ、妹も気を付けるんだぞ」

妹「うん、私は何時も知り合いと一緒に帰ってるから大丈夫だよ」

男「ん?幼馴染から……LINE?!ひゃっほおぉおぉ!」

妹「お兄ちゃん、五月蝿いよ」

父「そうだぞ、ご飯の時くらい黙って食え」

男「はーい…(なになに?今から旧校舎に来れる?当たり前だよっと)」ライーン

男「ごっそさーん!」タッタッタ

母「あら、何処か行くの?」

男「ちょっとデート」

妹「?!」

~旧校舎~

幼馴染「ごめんねこんな時間に」

男「いやいやいいよ!で?何の用なんだ?」

幼馴染「うん……これ、なんだけどさ」ドサ

田中「……」ピクピク

男「田中がどうしたんだ?」

幼馴染「いや、おかしいなって思って」

男「……?」

幼馴染「だってそうじゃない?この田中先生は友が焼却炉で跡形も無く燃やした筈なのにどうして存在してるのかなって」

男「あっ、そういや田中は厨二娘を襲おうとして友に燃やされたんだっけ」

幼馴染「うん。ブスさんは蘇らなかったのに田中先生は生きてるんだもん、ちょっとおかしいよね」

男「……とりあえず埋めとく?」

幼馴染「そう言うと思ってスコップ持ってきたりします」

ザックザック

男「グラウンドに埋めて大丈夫なのかね」

幼馴染「さぁねぇ~、けど他に埋める所が無いんだもん。仕方ないよ」

男「……懐かしいよな」ザックザック

幼馴染「懐かしいって、何がかな?」オーザック

男「いや、小学生の頃さ、よく俺と友、幼馴染の三人で小学校のグラウンドに埋めてたじゃん」

幼馴染「あ~、懐かしいね」

男「幼馴染の虐めてた田辺だろ?それと音楽の先生に体育の先生、あとは」ザックザック

幼馴染「片っ端から埋めてたもんね、放課後集まって気に食わない人の名前挙げてさ」ザックザック

男「そうそう……よく考えたら俺達、小学校の頃からの縁だよな」

幼馴染「私と男は幼稚園の頃からだけどね」

男「だな!……さてと、田中を」ポイ

田中「……」ピクピク

男「よく土をかぶせてっと」ザックザック

田中「……す…」

男「ん?」

幼馴染「?どしたの」

男「いや、なんでもないよ」ザックザック

幼馴染「よしっ、これで埋葬完了だね!」

男「じゃあ帰ろうか、コンビニ寄らないか?なんか奢ってやるよ」

幼馴染「本当?じゃあお言葉に甘えま~す」

男「……」

幼馴染「ありゃ?どうしたの?行かないの?」

男「いや、好感度云々の下りは無いんだなって思って」

幼馴染「あははは、大丈夫大丈夫。3は上がったから」

男「少ないな」

幼馴染「文句言わないの、さっ、早く行こっ?」

男「う、うん」

~コンビニ~

男「……」ガサガサ

幼馴染「いっぱいお菓子買うんだね」

男「ん~?まぁな、ついでだし妹の分もと思ってさ」

幼馴染「妹想いの優しいお兄ちゃんなんだねぇ~。相変わらず」

男「あいつ絶対俺の事好きだよ、だから敢えて嫌われる様な事してんだけどさ」ガサガサ

幼馴染「え~?近親相姦でもいいんじゃないかなぁ」

男「近親相姦は犯罪なの。けどさぁ、あいつ一向に俺の事嫌いにならないんだよなぁ」

幼馴染「ふ~ん、仲睦まじいのは良い事だよ」

男「駄目だっての、ほら、欲しいものカゴに入れてくれ」

幼馴染「はーい」

幼馴染「パピコ美味し~」チュー

男「寒いのにアイスとか相変わらずですなぁ」

幼馴染「あはは、アイス大好きだからね!だって私はアイスに育てられたみたいなもんだし」チューチュー

男「あっ……わ、悪い」

幼馴染「なんで謝るのかなぁ?私は本当の事言ってるだけだし、別に悲しくなんかないよ」

男「……なら、いいんだけどさ」

幼馴染「………いつのまにか高校生だもんね」

男「えっ?」

幼馴染「私さ、ずっと一緒だって思ってたんだよね。男と友と私でずーっと馬鹿やってさ」

幼馴染「昔と変わらず何時迄も三人で馬鹿やりたいなぁって……けど、友は変わっちゃった」

男「そうかぁ?俺は別にだけど」

幼馴染「ううん、変わったよ…今日で確信したの。少しだけ私より大人になってる」

男「ふ~ん」

幼馴染「……あのさ」

男「へ?」

幼馴染「男は変わらないでね」

男「??」

幼馴染「ずっと昔のままで居てね?」

男「あの、言ってる意味が…」

幼馴染「本当はさ、恐いんだよ。すっごく」

幼馴染「何時の間にか溝が出来て、知らない内に離れ離れになってくのが…だから男は変わらないでね」

男「なにいってるかわかんねーけど、俺はお前の事LOVEラドールだから安心しろよ」

幼馴染「うん……ありがと」

幼馴染「じゃあ私、帰るね。アイスありがと、じゃね」タッタッタ

男「じゃあな~」

男「……三人一緒に、か」

男「そういやいつからだったかなぁ、友が参加しなくなったのって」

男「もしかしたら幼馴染が俺の告白を受けないのは三人の関係に亀裂が……って、んなわけねーか」

男「さーて、妹のパンツぺろぺろしに帰ろっと」タッタッタ

~自宅~

男「ただいまー!」

母「あら、一緒じゃなかったの?」

男「ふ?一緒って、誰と?」

母「妹よ妹、あんたを追ってでてったのよ?」

男「知らない、まぁ嘘だろうな。どうせ友達の家に行くために嘘ついたんだろ」

母「う~ん、そうかもしれないわね」

男「あっ、母さんにお土産。コンビニで買って来たお菓子」

母「あらぁ、嬉しいけどあんた、お金大丈夫なの?」

男「大丈夫大丈夫、母さんの財布から樋口抜いたからさ!」

~駐車場~

男「……」ガタガタガタガタ

男「しゃむい、死ぬ…ぱ、パンツ一枚は無いだろ…」

ビュオォオォォオ!

男「もひぃいいぃぃいぃい!!」ガタガタガタガタ

男「駄目っ、まじっ、死っ…死…未来っ、見えぬっ…観えぬ、視えぬ」

男「あ~、素直に言うんじゃなかった。お菓子渡して期限良くなったから大丈夫と思ったんだけど全然大丈夫じゃなかった」

男「縄が食い込んで痛いわ…」

ビュオォオォォオ

男「はぁああっっっ!!」ガタガタガタガタ

男「くそっ…は、早く帰ってこいよ妹…」

ガチャ

父「おい、大丈夫か?」

男「ファザー!」

父「これ、さっきからお前の携帯が五月蝿いんだよ」

男「?あっ、友から着信だ。父さん、ちょっと縄ほどいてよ」

父「あぁ、ちょっと待ってろ」スルスル

男「ありがと……」パピプペポー

男「もしもし?どしたべこんな時間に」

友『ヘルプミー』

男「うん、分かってるけど要件を」

友『さっき押し入れ見たらクリオネたそが逃げてた』

男「ふふっwwww」

友『笑い事じゃねーべ一緒にクリオネたそを探してプリーズ』

男「あいよ、着替えて行くからちょっと待ってな」

友『オトコ…マイフレンド』

~友の部屋~

友「あわわわわわ」

男「そんな慌てるなよ、たかがクリオネだろ?」

友「まぁそうなんだけどさ、両親が寝てるし騒ぎになる前にとうにかしたくてよ」

男「成る程ね、で?クリオネは何処に?」

友「わかんないんだなコレが。風呂入りに行って帰ってきたらクリオネたそが居なかったんだよ」

男「ふ~ん、心当たりは?」

友「だから分からないっつったろ」

男「あはは、めんごめんご」

友「手分けして探そうぜ」

男「馬鹿、通り魔事件知らないのか?一緒に探すんだよ危ないだろ」

友「うっ、それもそうだな…よし、早くクリオネたそを探すぞ」

~公園~

男「で、最初に会ったこの公園に来たわけですが」キョロキョロ

男「居ないねぇ…」

友「クリオネたそ~、クリオネたそ~」

男「つーかなんだよクリオネ‘‘たそ”って」

友「ばっきゃろう!あのクリオネは雌なんだよ!」

男「成る程ね、だからクリオネたそなのか」

友「う~、心配だ!通り魔事件も有るからクリオネたそ殺されちまうんじゃねーのか!」

男「いや、どっちかっつーと逆だろ…あんな化け物じみた大きさのクリオネなら人を食ってもなんら可笑しくないぞ」

友「馬鹿野郎!クリオネたそがそんな事する筈ねーだろ!」

男「へいへい」

友「クリオネたそ~クリオネたそ~」

男「……(あの馬鹿はほっといて少し休むかな、そこの青いベンチに腰掛けてっと)」サスケー

男「ふわぁああ、眠いわ」

少女「……」

男「うおわっ?!」

少女「!」ビク

男「ご、ごめん!ていうか君、一人?」

少女「……」コク

男「いやいやいや、危ないよ?俺みたいな変態に襲われちゃうよ?」

少女「!!」アセアセ

男「って、真に受ける事ないだろうに…君、家は分かるの?」

少女「……」コク

男「そっか、じゃあ俺が家まで送ってあげるから」

少女「……」ニコ

男「お、おう…(何この天使)」

男「おーい、友~」

友「クリオネたそ~クリオネたそ~」

男「……まぁいいか、LINEでちょっとトイレ行くから待ってろよって送っとこ」ライーン

男「さっ、行こうか」ギュ

少女「!」ビク

男「あっ、ごめん。手繋いだ方がいいかなって思ったんだけど…駄目かな」

少女「……」ギュ

男「あはは、OKなのね、じゃあ行こうか」スタスタ

男「君、喋るのは好きな方じゃないのかな?」

少女「……」コク

男「……あ、あのさ!君の両親は心配してないの?ていうよりよく外出できたね」

少女「……」

男「う、うぅ…(不味い、この子すっごく警戒してんのか知らないが話そうとしないぞ)」

男「……」スタスタ

少女「……」スタスタ

男「まだつかないのかな?(なんかこの道、歩き慣れてる気がするんだが)」

少女「……」フルフル

男「首を横に振るって事は近くなんだね?」

少女「……」コク

男「そっか、早く両親に合わせてあげるよ」

少女「……」ニコ

男「ふふっ……?あれ、どうして止まるんだい?」

少女「……」

男「ここ?(まさか、絶対違うだろ)」

少女「……」グイッ

男「おわっ?!ま、待ってよ、ここは君の家じゃ

少女「……」グイグイ

男「……」

~友の部屋~

男「……あの」

少女「……」

男「いや、あのね君?ここは君の家じゃないだろ?」

少女「……」

男「俯いてても困るんだけどな…ほら、早く君の家に行こ?」

少女「……」スッ

男「?向こうに何か有るの?」チラ

男「……何もな

バクン

少女「………」ウニュウニュ

クリオネ「……」ウニュウニュ

友「はぁ…結局クリオネたそは見つからなかったし男はトイレに居なかったし最悪だわ」

友「はあぁぁ、クリオネたそ~何時もみたいに押し入れに居ないかな」ガララララ

クリオネ「……」ウニュウニュ

友「クリオネたそ?!」

クリオネ「……」ウニュウニュ

友「クリオネたそ~」ギュウゥ

クリオネ「!!」ジタバタ

友「もう離さないよクリオネたそ~」ギュウゥ

クリオネ「!!」ジタバタジタバタ

友「クリオネたそ~」モギュウゥウ

パァアアァアン‼︎

男「べはぁあ!」ゴロン

妹「んぶーっ!」ドサ

男「ごほっ!げほっ!!あー、し、死ぬかと思った」

友「く、クリオネたそ…?」

クリオネっぽい物「……」ウニュウニュ

友「クリオネたそ!」

男「……ん?妹じゃん、お前クリオネに喰われてたのか」

妹「うえぇえ、服溶けてるしぃ、なんかネバネバして気持ち悪いよぉ」

男「そっか、だからお前帰って来てなかったのか……エロ」

妹「……うるっさいよ変態」

友「く、クリオネたそ…?クリオネ……たそ?」

クリオネっぽい物「……」ウニュウニュ

友「クリオネたそ?なぁ…クリオ

男「いい加減目を覚ませよ」

友「クリオネたそ、クリオネたそ…クリオネたそ」

クリオネっぽい物「……」ウジュルジュル

妹「うげぇ、気持ち悪っ…クリオネって、こんな大きいもんなの?4mは有るじゃん」

男「おーい、友」ペチペチ

友「クリオネたそ!クリオネたそ!」

妹「けどさびっくりしたよ。お兄ちゃん追い掛けてたら可愛い少女に出会ってね?気付いたらここに居るんだけど」

男「友、このクリオネはもう死ん……ん?」

頭蓋骨「…」ゴロン

男「……これ、誰のだよ」

友「クリオネたそクリオネたそクリオネたそクリオネたそクリオネたそクリオネたそ」

友「クリオネたそ…………!!!」ガシ

男「あっ、おい!クリオネ掴んでどうすんだよ」

友「クリオネたそを助ける…クリオネたそは助かる」

妹「いや、どう考えてもお腹から裂けてるし無理な様な」

友「学校……クリオネたそ、クリオネたそ」ズルズル

クリオネっぽい物「……」ウジュルジュル

妹「おえー、気持ち悪い」

男「妹、良かったら俺の上着着るか?」バサ

妹「ん、ありがと。無いよりマシだよ」

男「おい友、これどうするつもりなんだよ」

友「クリオネたそ…」ズルズル

~焼却炉~

妹「へ~、お兄ちゃんの学校ってこんな物が有るんだ」

男「お前、友の姉ちゃんの服勝手に着て怒られても知らないからな」

妹「えへへ、似合ってるでしょ?」

男「いや全然」

妹「……」ゲシッ

男「あいたぁあ!脛蹴るなよ脛!」

友「クリオネたそ、クリオネたそ」ズルズル

クリオネっぽい物「……」ウジュルジュル

男「つーかよ、焼却炉にぶち込んだら蘇らないだろ」

友「田中は大丈夫だったんだ!!だからクリオネたそも大丈夫なんだ!!」

男「……知らねーぞ」

友「く、クリオネたそ……クリオネたそー!」ポイ

ジュワジュワジュワァア

妹「ひや~、蒸発されちゃったよ」

男「……(ついでだし頭蓋骨も燃やすか)」ポイ

男「アーメン」

友「クリオネたそ……クリオネたそ~」

妹「ねぇお兄ちゃん、この焼却炉で燃やしたらクリオネどうなっちゃうの?」

男「さぁな……なぁ友、もしかしてだがお前、あのクリオネの事」

友「……」

男「マジかよ、人外だぞ?」

友「……クリオネたそ」

妹「お兄ちゃん、帰ろうよ」グイ

男「ちょっと待てよ」

妹「嫌…なんかここ、気味悪いよ」

男「そりゃあ真っ暗だからな」

妹「ううん、違うよ。そんなんじゃなくてさ…とにかく早く帰ろうよ」

男「……友、帰るぞ」

友「クリオネたそ…」

~友の家の前~

友「クリオネたそ…」ボソボソ

男「と、とにかく今日はもう寝ろ!明日も学校なんだし、な?」

友「クリオネたそ……クリオネたそ」

妹「……大丈夫なの?」

男「大丈夫……だと信じたいな」

妹「投げやりだね」

男「うっせ、ほら、俺たちも帰るぞ」

妹「うん。それじゃあ友さん、お、お元気…で?」

男「じゃあな、明日もちゃんと学校こいよ」

友「クリオネたそ…クリオネたそ」

~友の部屋~

友「クリオネたそ…」

友「クリオネたそ……クリオネたそ」

ガサ

友「クリオネたそ?!」

ネズミ「……」テチテチテチ

友「……」

友「………知ってたさ…クリオネたそは人間じゃない、クリオネたそを愛した時点でわかってた事じゃないか」

友「クリオネたそ……今頃、向こうで家族に会えたのかな」

友「ははっ……」ポロポロ

友「なんっでかな…クリオネたそが幸せならそれでいいじゃねーか」

友「なんで悲しいんだよ……なんで喜べないんだよ…ううぅ」ポロポロ

友「クリオネたそ……クリオネたそぉ」

http://www.youtube.com/watch?v=hYZMLHM9rtU

ガタガタガタ

友「……ははっ、またネズミかよ…」ポタポタ

友「押し入れ…クリオネたそが詰まってたから今はネズミの足音でもよく聞こえるな」

友「ほら、ひとりぼっちじゃさみしいだろ?今家族に合わせてやるよ」ガララララ

友「…………えっ」

少女「!!」ビク

友「ははっ……幻覚、か…もう忘れなきゃならねーのによ…馬鹿だな俺は」

少女「お、にいちゃん…?」

友「クリオネたそも喋れたらこんな声だったのかな……」

少女「お兄ちゃん!」ギュッ

友「うわっ!」ドサ

少女「お兄ちゃん!お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!」ギュー

友「あっ、ぁあっ…」ポロポロ

友「く、クリオネたそ………クリオネたそー!!!」

~翌朝~

妹「ふわぁああぁ」

男「おはようさん、昨日はなんやかんやあったけど平気か?」

妹「スイミン不足」

男「ははっ、ほら、早く飯喰いに行くぞ」

妹「ねぇお兄ちゃん」

男「ん~?どうしたよ」

妹「友さん、大丈夫なのかな…」

男「なぁに、あいつはお前が思ってる程弱くねーよ。今頃ケロッピーだろ」

妹「……そうだね」

男「ほら、早く行かないと冷めちまうぞ?」

妹「うん!」

父「……」ポチ

TV「未だ犯人が分からない連続通り魔事件ですが、警察はもうどうでもいいだろと言い放ち操作を諦めた模様です」

父「物騒な世の中になったもんだな」

男「いただきまーす」

母「たくさん食べなさいよー?朝食は一日の始まりだからね」

妹「脳味噌汁おかわりー!」

母「はいはい、今日は人間のレバーとハラミだからね」

男「……」モグモグ

男「……(ああは言って見たものの、友の奴、本当に大丈夫なのかな)」

~教室~

男「……(居た、通学路じゃ会わなかったからやっぱり凹んでんだよな)」

友「ん?よぉ!」

男「よ、よぉ」

友「なーにショボくれてんだよ!」

男「いや、だってよ……お前」

友「クリオネたそなら大丈夫だよ」

男「そ、そっか、なら良かった」

ガララララ

担任「お前等、今から体育館に集まれ、全校集会だ」

ザワザワザワザワ

幼馴染「全校集会だってさ、急だね」

男「あ、あぁ…何があったんだろ」

委員長「通り魔の事かしら」

友「んふふ」ニヤニヤ

~体育館~

校長「えー、本日は皆さんに集まっていただき感謝しています……え~」

幼馴染「ねぇ男」

男「ん?どうしたんだ」

幼馴染「あのね、実は

校長「田中先生の事なのですが」

ザワザワザワザワ

幼馴染「………」

男「……どうしたよ」

幼馴染「実はね、掘り起こされてたの」

男「掘り起こされてた?」

幼馴染「……田中先生の遺体」

男「はぁ?!」

男「………どういう事だよ、なんて田中が掘り起こされてんだよ」ボソボソ

幼馴染「分からない。けど確かに今日の朝見て見たら掘り起こされてた形跡があってね……しかも、最初からそこに埋まってたのが分かってたかのようにピンポイントで」

男「う、嘘だろ?だってアレは俺たち以外知らない筈だぞ」

幼馴染「うん。だから男に聞いたの」

男「お、俺は埋めるのは好きだが掘り返すのはちょっと……つーかやったことねーよ」

幼馴染「……そうだよね。ごめんね、変なこと聞いちゃって」

男「ははっ、気にす

校長「田中先生は本日を持って教員を辞めるとの事です。田中先生、別れの言葉を」

男「!?」

幼馴染「嘘…なんで田中先生が」

田中「えー、私は今まで教師として数々の経験を積ませて頂きました。この学校を去るのは名残惜しいですがもう決めた事なので」

田中「本日から教員田中ではなく一般人田中として頑張らさせて頂きます」ペコリーノ

田中「……」ジー

男「!!(め、目が合った?!嘘だろ)」

校長「田中先生、今までありがとうございました。お疲れ様でした」

パチパチパチパチ

田中「……」ニタァ

スタスタスタ

校長「えー、では皆さん、これにて全校集会を終わりたいと思います」

ザワザワザワザワ

幼馴染「……最後、私達を探してたよね」

男「俺、あいつと目が合った気がする」

幼馴染「まさか、そう思い込んでるだけだよ。ほら、教室に戻ろうよ」

男「……幼馴染、屋上に行かないか」

幼馴染「え?うん。別にいいけど」

~屋上~

男「……やっぱりおかしい」

幼馴染「ここからでも見えるもんね。田中先生を埋めた場所」

男「幼馴染の言うとおり、ピンポイントで掘り起こされてるな…」

幼馴染「そうだねぇ~。あっ、アイス食べる?パナップのイチゴ味とグレー

男「イチゴ」

幼馴染「はい、どうぞ」

男「ありがと」ペロペロ

幼馴染「男ってパナップの蓋にこびり付いてる部分舐める派なんだ」

男「馬鹿野郎!パナップの美味さの8割はこの薄い紙にこびり付いたアイスなんだぞ!」

幼馴染「ふ、ふ~ん。変な拘りだね」

男「けどさぁ、田中どうするよ」パク

幼馴染「う~ん、放置しといて大丈夫なんじゃないかなぁ?」パク

男「まぁもう教員辞めたんだしなぁ……パナップっていつからか小さくなったよなぁ」

幼馴染「分かる!今のパナップなんて昔のパナップの2分の1だもん!ボッタクリだよボッタクリ!」

男「田中を殺す手段なんざ沢山有るんだしあいつが変なことしたら殺して埋葬すればいいだろ」

幼馴染「そうだね。教員辞めたんだから‘‘ここ”には来れないもんね」

男「そうそう、だから何も怯える必要が無いって事だな」

男「あ~あ、なんか幼馴染と話したら田中の事なんざどーでも良くなっちまったわ。教室戻ろうか」

幼馴染「えっ?うん、そだね」

男「……(そういや、厨二娘の姿を見てないな)」

幼馴染「どしたの?早く行かないと2時限目始まっちゃうよ」

男「お?おう、分かってる」

~旧校舎~

厨二娘「ん、うんん…」

厨二娘「あ、あれ?私、どうしてここに……って、ここぉ、どこ?」キョロキョロ

厨二娘「えっと、確か昨日…図書室で本を読んでて男に会って」

厨二娘「???あれれ?そこからどうしたんだろ……えっと、今は何時なんだろ」ガサガサ

厨二娘「10時……?!お母さんから着信が凄い掛かってる」

厨二娘「私、昨日家に帰って無いのかな……うぅ、なんか怖くなってきたよ。早くここを出ないと」

ガララララ

田中「……」

厨二娘「ひっ!!」

田中「おいおい、恩師を目の前にして驚くっておかしくないかねぇ」

厨二娘「た、田中先生……?えっ、けど、ど、どうして」

田中「……」ガチャリ

厨二娘「!!(鍵を掛けたの?)」

田中「大丈夫だ、先生の言うとおりにすれば何も怖くない…ふぇひひひ」

~教室~

友「クリオネたそ~」カパッ

少女「…」ニパー

男「!!!」

友「男かぁ、見ろよ。クリオネたそが俺に会いに来てくれたんだ」

男「ま、マジで復活したのかよ…つーか小さいな、筆箱の中に入ってるじゃねーか」

友「ミニクリオネたそ~」

少女「お兄ちゃん」ニコニコ

友「クリオネたそは身体の大きさを変えれるミラクルクリオネたそ~」ツンツン

男「……(あぁ、だから朝から機嫌良かったのか)」

少女「あっち!」ビシッ

友「どうした?クリオネたそ~」

少女「あっちあっちー!」

男「まだちゃんと喋れないのかな?(旧校舎を指差してどうしたんだろ)」

友「クリオネたそ~」ツンツン

幼馴染「……上野先生」

数学の上野「ん?どうした」

幼馴染「えーっと、ちょっとトイレに」

上野「そうか、行ってきなさい」

幼馴染「失礼します」ガララララ

友「ミニクリオネたそ~」

少女「はわわ」ユラユラ

男「か、可愛い……ん?」ライーン

『男も何か理由付けて抜けて』

男「幼馴染からか……先生」

上野「ん?どした」

男「うんこ漏れ ブチブチビチブリュリュブピー‼︎

男「ぁっぁっぁ(今朝食べたハラミが当たった)」プルプル

上野「……保健室に行って綺麗にしてもらってこい」

男「は、はひ…」

~廊下~

幼馴染「臭い…」

男「……ごめん」ボトボトボト

幼馴染「う~、トイレで綺麗にしてきてよ」

男「は、はい」ヨタヨタ

ガチャバタン

幼馴染「全くぅ、理由付けろとは言ったけどそこまでしなくてもいいのに」

ガチャ

男「お待たせ!」

幼馴染「早いね、しかもズボンそのままなの?」

男「こんな事も有ろうかと妹からムーニーマン履いて行けって言われてたからさ!ちょっとズボン染みてるけどファブリーズぶちまけたから大丈夫!」

幼馴染「流石妹ちゃんだねぇ、ダメダメなお兄ちゃんの事を知り尽くしてる」

男「で?どこ行くんだよ」

幼馴染「旧校舎」

~旧校舎~

男「なぁ、なんで旧校舎なんだよ」タッタッタ

幼馴染「厨二娘さん、昨日から帰って無いんだって」タッタッタ

男「帰って無いって?」

幼馴染「家に」

男「なんでお前が知ってるんだ?厨二娘って友達居ないから分からねーだろ」

幼馴染「あのさ、厨二娘さんとお隣さんなんだけど」

男「ア、ナルほど……けどなんで旧校舎なんだよ」

幼馴染「田中先生」

男「え?」

幼馴染「田中先生を掘り起こしたの、厨二娘さんだよ」

男「ソースは」

幼馴染「やっぱりオタフクかな」

男「だよなぁ!やっぱソースはオタフクだよな!」

男「じゃなくてよ!そのソースは?!」

幼馴染「厨二娘さん、田中先生を信用してたでしょ?」

男「そりゃそうだけどそれは前の話だろ?」

幼馴染「そう、前…けど以前は田中先生に絶大な信頼を置いていたでしょ?」

男「いや俺はその辺詳しく知らないんだけど」

幼馴染「一人ぼっちの彼女に優しく声を掛けた人物、それが田中先生」

幼馴染「田中先生は厨二娘さんを自分の玩具にしようと考えてたと思う。けど厨二娘さんは孤独な自分に声を掛けてくれた恩人だと思った…」

男「ちょれー!エロゲーなら真っ先に調教される肉便器枠じゃねーか」

幼馴染「十中八九、あの変な喋り方も田中先生リスペクトなんでしょうね」

男「自分の思いどおりに出来るとかラブプラスじゃねーか」

幼馴染「男は?」

男「凛子一択」

幼馴染「私は寧々さんかなぁ~」

田中「さぁ、私の玩具になってもらおうかね」

厨二娘「そ、そんなことしたらどうなるか分かってるんですか?!」

田中「ん~?あぁ、君は知らないのか……ふぇひひ、私は本日を持って教員を辞めたのだよ」

厨二娘「!?」

田中「安心しなさい、ここには誰も来ない……二人だけの時間だぞぉ?」

厨二娘「た、田中先生、わ、私は貴方を」

田中「信じてたのかぁ?わひひひひひひ!!愉快愉快晴れ晴れ愉快だよ」

田中「君は何か勘違いしてる、私は君を今まで放置していたのはなぁ…くひひひ」

田中「お前に私の裏の顔を悟られない為だよ…私は変態でね、既に校内の女子137人に手を出し19人を孕ませている」

厨二娘「えっ…?な、何を言って

田中「しかし、誰も私の子供を産んでくれないんだよぉ……だからなぁ?」

田中「君を1人目にしてやるんだよぉ?私の子供を産んでもらおうかね」

厨二娘「い、嫌…た、助けっ……だ、誰か」

男「……な、なぁ」タッタッタ

幼馴染「どうしたの~?早く田中先生を見つけないとヤバイよ~?」タッタッタ

男「いや、その…」ピタ

幼馴染「ありゃりゃ、足止めてどうすんの?」

男「や、ヤバイ…」

幼馴染「うん、早くしないと厨二娘さんがヤバイよ?」

男「いや、違う……」

幼馴染「違うって、何がかな?」

男「……」グギュルルルルル

男「はぁああぁあうっ!!」

幼馴染「第二波が来ちゃったかぁ…我慢しないと」

男「む、むぎぃ…」グギュルルルルル

幼馴染「厨二娘さんとどっちが大切なの?」

男「漏らしたく……漏らしたくない」

幼馴染「けど近くにトイレ無いよ?」

男「はぁっはぁっはぁ…」グギュルルルルル

男「ほぉぅっ!!」

幼馴染「漏らしちゃう?」

男「お、幼馴染にそんな姿み、見せられな グギュルルルルル

男「いぃいぃいいっっっ!!」

幼馴染「私はそんなことで男を嫌いになったりしないよ」ニコ

男「嫌だ!俺のプライドが許さないの!」

幼馴染「う~ん、じゃあどうするの?」

男「………」

男「旧校舎だ、どうせ誰も入って来ないだろ」

幼馴染「うんうん。で?」

男「適当に教室入ってぶちまけりゃいいんだろうがぁああぁぁあ!!」タッタッタ

幼馴染「あっ!走ったらお腹に響くよー!」タッタッタ

田中「ふふふ、美味そうな身体をしている」

厨二娘「ぁっあ…」ガタガタガタガタ

田中「この綺麗な胸も俺の物だ」ムギュ

厨二娘「いたっ!や、やめてください、た、田中先生」

田中「あ~ん?ご主人様だろうがぁああん?」ギュ

厨二娘「い、痛い!痛いです!」

田中「たかが胸を鷲掴みにされたくらいて……まぁいいさ、君を私好みに調教してやるからな。時間はたっぷりとあ

パリーン

男「ヘッドスライディイィイィイィング」ズザー

厨二娘「!?」

幼馴染「あはっ、ビンゴ!」

男「かぁああらぁああのぉおぉ!」グギュルルルルル

田中「な、なんだお前た

男「んぁああぁぁああぁぁあああ!」

ブチブチベリャブリュリュモルルァモルルァブピー

幼馴染「あっ、マスク付けて」

厨二娘「えっ?えっ?」

幼馴染「早く!間に合わなくなっても知らないよ」

厨二娘「う、うん…あ、ありがと」

モワーン

田中「がぼぼぼぼぼぼぼ」ビクンビクン

男「はぁっはぁっはぁ……す、スッキリしたぁ」

幼馴染「田中先生に頭から突っ込んで田中先生を吹き飛ばす、男はでんぐり返って田中先生の口にアナルを持っていく」

幼馴染「からの脱糞って凄いね。男って凄いセンスの持ち主かも」

男「あ~………ん?」

男「おー、厨二娘じゃん。大丈夫か?田中は?」

厨二娘「……そ、そこ」

男「ん?」チラ

男「あ~、なんか床に下痢が付いてないなって思ったら田中が全部咥えてくれたのか。ありがとな便器田中!」

幼馴染「やっぱり場所が不味かったのかな」

男「ん?」

幼馴染「よーく考えたらさ?この旧校舎って建物自体はまだ全然使えるのにどうして新しい校舎作って尚且つここを取り壊さないのかなって思っちゃって」

幼馴染「多分、いや、絶対ここ曰く付きだよ」

厨二娘「曰く付き…?」

幼馴染「うん。厨二娘さんは知らないけど私たちは以前ここに半殺しにした田中先生を放置したんだよ」

幼馴染「けど翌日、当たり前の様に田中先生は復活してた。けどブスさんによってどざえもんにされてた」

幼馴染「エクゾディアにされたのにも関わらず復活した。けど友によって焼却炉で燃やされたんだけど、まだ生きてた」

幼馴染「可笑しいよね。ブスさんも焼却炉で燃やされたのに生き返ってない…つまり」

男「あ~、田中って取り憑かれてたのね」

幼馴染「うん。私たちが取り憑かれて無いのはきっとちゃんと生きてるからだよ。田中先生は半殺しで放置されてたから取り憑かれたんだろうね」

男「……(あ~、だから昨日妹が気味悪いとか言ってたんだな。近くに行くだけで分かるなんてあいつ霊感有るのかね)」

男「で、さ、田中どうすんの?」

幼馴染「う~ん、どうしよっか」

男「今はうんこで死亡、まさに糞死な訳だけどリボーンしちゃうんだろ?」

幼馴染「そうなんだよねぇ~。燃やしても駄目、埋めても駄目、正直打つ手無しだよね」

厨二娘「あ、あの!」

男「ん?つーかお前、おっぱいが世界まる見えだぞ」

厨二娘「!!」バッ

厨二娘「そ、そうじゃなくて!わ、私ならなんとか、なるかも…」

幼馴染「黒魔法的な何かかな?」

厨二娘「う、うん…埋葬呪印の術で」

男「はっ、どーせ口だけだろ」

厨二娘「違うもん!口だけじゃないもん!」

男「ふ~ん、じゃあやってみろよ(つーかこいつ口調が何時もと違うな)」

~10分後~

厨二娘「ふっ、準備は整った。後はこの哀れな亡骸を還すだけだな」

幼馴染「ノリノリだねぇ」

男「……(田中の周りに魔法陣が4つ、魔法陣の中に書かれてる文字が『糞』『屑』『堕』『封』めっちゃ本格的じゃん)」

厨二娘「心の痛みを知らぬ者め、責めて最期は人として、逝き狂い、苦しみ堕ちよ」

幼馴染「ねぇねぇ男」

男「ん?どうしたのさ」

幼馴染「厨二娘さんに可愛いぞって言って見てよ」

男「??あ、あぁ」

厨二娘「向こうにて其れが肉体を、朽ち果てるまで後悔し、自らの罪をつぐな

男「可愛いなぁお前」

厨二娘「いっ!?ばばばば、馬鹿!今はふざけてる場合じゃないの!」

幼馴染「……(頬が緩んでる緩んでる)」ニヤニヤ

田中「マーマレードゥウゥウゥ」 シュワシュワ

男「おー、田中が消えた」

厨二娘「哀しき人だ、愛を求めるが故に愛を忘れてしまった人…虚しいな」

幼馴染「じゃあ早くここから出よっか!私たちまで取り憑かれたら洒落にならないしね~」

男「そうだな、ほら、行くぞ」

厨二娘「言われなくとも行くさ、我もここは気分が優れぬ。亡者の叫びが我が耳を ギュ

厨二娘「ふわぁあ!!?」

男「ほら、行くぞ」

厨二娘「は、離せ!」

男「離していいのか?」ギュ

厨二娘「えっ…あ、いや……ふ、ふん。貴様が望むなら仕方あるまい。行くぞ」

幼馴染「あはは、厨二娘さん可愛いなぁ」スタスタ

~教室~

友「クリオネたそ~」ツンツン

少女「くすぐったいよぉ」

男「お~、いつの間にかちゃんと喋れる様になってるな」

幼馴染「う~~~ん、帰ってきたー!」

厨二娘「……(まだ少し手が温かいな)」

担任「お前等どこ行ってたんだ?もう昼だぞ昼」

男「うんこ行ってました」

幼馴染「保健室で休んでました」

厨二娘「大天使の居間にて我が肉体を休めて居た」

担任「そうか、おいうんこ」

男「!?」

担任「お前だけサボっただろ、通知表オール1確定だからな」

男「なん…だと…?」

~食堂~

男「おばちゃん、俺ビーフシチューね!」

友「俺はクリームシチューで」

おばちゃん「なんだいどちらかにしておくれ!ビーフでいいね?出すよ?出すよ!?」

バーブリビチビチブリュリュリュ‼︎‼︎

おばちゃん「あいよ!」ドン

男「いただきまーす」ズズズゥ

友「ふふっ、クリオネたそ~」

少女「ご飯食べようよお兄ちゃん」

友「クリオネたそ~」

少女「私は食事取らなくても大丈夫だよ?それに、お兄ちゃんの顔見てるだけでお腹いっぱいなの」

友「クリオネたそ~」

~放課後~

男「友~、帰ろうぜ」

友「ん?あぁ、いいぜ」

幼馴染「………」

厨二娘「……」ガサガサ

幼馴染「ねぇ厨二娘さん?」

厨二娘「わひっ?!な、なんだ俺に何か用なのか」

幼馴染「家隣なんだからさ、一緒に帰らない?」

厨二娘「……共に帰還か、それも良かろう」

幼馴染「うん、行こっ!(すっごいニヤついてる、余程嬉しいんだろうな)」

委員長「私って空気じゃね?田中先生に孕まされたキャラなのに何この扱い、グレるよ?」

~帰宅路~

厨二娘「……」スタスタ

幼馴染「……」スタスタ

厨二娘「……(ううぅ、せっかく一緒に帰ってるのに話題が無いよぉ、き、気まずいよぉ)」

幼馴染「話題が無いから気まずいとか思っちゃってる?」

厨二娘「驚いた、読心術が使えるのか君は…是非我が青の派閥に入らないか?」

幼馴染「青のはばつ?それって友達になってくれって言ってるの?」

厨二娘「ち、ちがっ!!ごほん!すまない、君が望まぬなら進めはしない。すまなかった」

幼馴染「そんな硬くならなくていいのに……いいよ、友達になろっ!」

厨二娘「えっ…?」

幼馴染「だからさ、毎日一緒に学校行って毎日一緒に帰ろうね。約束だよ?」

厨二娘「えっあっ、うっ…」

幼馴染「……嫌?」

厨二娘「嫌…じゃない」

幼馴染「じゃあ決まりだね」

幼馴染「あのさ、厨二娘さん…いや、厨二娘ちゃんに聞きたいことが有るの」

厨二娘「なんだ?答えられる質問なら答えるぞ」

幼馴染「男の事、好き?」

厨二娘「……」

幼馴染「何も俯かなくて良いのに~、分かり易いなぁもう」

厨二娘「嫌いではないだけだ!ほ、本当だ!」

幼馴染「まぁ良いんだけどさ~。私は男が幸せになるならそれでいいし」

厨二娘「……き、君は…ど、どう思ってるんだ」

幼馴染「私?そりゃ好きだよ。付き合い長いんだし、最近はウザったいラブレターとか無くなったし」

厨二娘「そ、そうか……ラブレターか」

幼馴染「あっ、もしかして自分じゃ入る余地が無いとか思ってるでしょ」

厨二娘「……」

幼馴染「大丈夫だよ、男の子なんてコロコロ変わっちゃうからね。振り向かせればいいんだよ」

厨二娘「……嫌じゃないのか」

幼馴染「嫌って、何が?」

厨二娘「そのっ…万が一、億が一、我と奴が添い遂げる様になった時……君は嫌じゃないのか」

幼馴染「どうして~?」

厨二娘「す、好きなんじゃないのか?」

幼馴染「う~ん、私は男の幸せを願ってるだけだからね。別に隣に居たいとか思ってないし」

幼馴染「それに……」

幼馴染「どの道離れ離れになるしね」ボソ

厨二娘「?」

幼馴染「あはは、なんかごめんね凹んじゃって。あっ!家見えてきた」

厨二娘「あ、あぁ、そうだな」

幼馴染「じゃあまた明日ね!」

厨二娘「……うん!」

~幼馴染の家~

ガチャ

幼馴染「………」

幼馴染「はぁ、なーにやってんだろ私、厨二娘ちゃんにあんな話してさ」

幼馴染「まっ、あの子なら大丈夫だよ。男と仲良くやってけるよ」

幼馴染「……ご飯、作ろうかな。それともお風呂入ろうかな」

幼馴染「ご飯とお風呂が終わったらぁ、お部屋を片付けてぇ」

幼馴染「片付け、か……早く済ましとかないとね」

幼馴染「あと一ヶ月だもんね、この家とサヨナラするの…」

幼馴染「あと、一ヶ月だもんね…皆とサヨナラするの…男と、友とバイバイするの」

幼馴染「………サヨナラ、か…」

~自宅~

男「……」ポチ

TV「えー、以前警察が諦めていた連続通り魔事件ですが、警察がちょっと本気出すと公言し、捜査が急遽再開しました」

男「まだ捕まって無いんだな連続通り魔」

妹「警察に任せとけば大丈夫でしょ」

男「そんなもんかねぇ?」

妹「まぁ何か有ったらお兄ちゃんが解決しちゃいなよ!街のヒーローになって女の子にモテモテだよ?」

男「モテモテになってもいいのか?」

妹「嫌に決まってんじゃん意地悪ー!」

男「ははは、俺は幼馴染一筋なんだからいくらモテようが邪魔なだけだな~」

母「ご飯出来たわよ~」

男「はーい、父さんはぁ?」

母「さぁね~、今日は新鮮なお肉を調達したから焼肉よ~」

妹「焼肉?やたー!」

男「父さんも馬鹿だなぁ、焼肉なんだから帰ってくれば良かったのに」

3時をお知らせします。夜食買いに行くのです

妹「いっただっきまーす」

男「ねぇ母さん」モグモグ

母「どうしたの?」

男「この肉美味いね。初めて食べる味なんだけど」

母「そう?まだ沢山有るから遠慮せずに食べなさい」

男「ふえ~、父さんの分も残しとかないとな」

母「あらぁ、あの人は遅くなるから良いのよ」

男「ふ~ん、そっかそっか。おかわり」

母「はいはい、ちょっと待っててね」

妹「?」ガリ

妹「なにこれ、歯?」ポイ

~男の部屋~

男「……」ガサガサ

妹「なにしてるの?荷物まとめて、家出?」

男「違う違う、修学旅行の準備だよ」

妹「修学旅行?」

男「明後日からなんだよ、3日ほど留守にするから宜しく」ガサガサ

妹「お兄ちゃんお小遣い持ってなくない?」

男「ん?あぁ、それなら大丈夫だ。母さんの財布から諭吉4人ルパンしたから」

妹「そうなんだ。じゃあお土産期待しても良いの?」

男「あぁ、木刀8本でいいだろ?」

妹「ミッキーの着ぐるみがいいなぁ」

男「ミッキーね、任せとけよ」

~翌朝~

友「クリオネたそ~」

男「……なぁ、お前もしかして修学旅行にクリオネ持っていくつもりじゃないだろうな」

友「は?当たり前だろそんなの」

男「忘れてないよな?そのクリオネに俺は喰われたんだぞ?」

友「ははは、見ろよ」

少女「うぅう~」

友「こんな小さいんだから人を食べるなんてあり得ないっての」

男「いや……大きさ変えられるだろそれ」

友「大丈夫大丈夫、絶対にないから、なっ?クリオネたそ~」ツンツン

男「それなら良いんだけどよ…」

友「そういや知ってるか?」

男「知ってるかって、何をだよ」

友「旧校舎なんだけどよ、取り壊されるんだって」

男「旧校舎を?今まで放置してたのに?」

友「なんでも寺の坊さん雇ったから大丈夫とか意味不明なこと言ってたけど」

男「そっか、寺のTさんなら大丈夫だな」

友「しっかし、旧校舎が無くなるのかぁ…なら焼却炉も無くなるねかね」

男「さぁな、俺たちには関係無いね」

友「……だな!」

男「そゆこと、早く学校行こうぜ」

~教室~

幼馴染「ねぇ」

男「んおっ、ど、どしたの?」

幼馴染「今日の朝テレビでやってたんだけど、委員長が通り魔に殺られたのって知ってる?」

男「委員長が?いや、初耳」

幼馴染「私さ、通り魔って田中先生だと思ってたの。けど田中先生って昨日厨二娘ちゃんが葬ったでしょ?」

男「まぁ途中で詠唱キャンセルしちまったけど」

幼馴染「それに、旧校舎は取り壊されるからもう田中先生は生き返らないでしょ?」

男「……はぁ」

幼馴染「こ、このタイミングでため息なんだ」

男「いや、やっと全部終わらせて修学旅行かと思ったんだけどよ。なんかモヤモヤすんなって思って」

幼馴染「ふ~ん。私はワクワクしてるけど」

男「実は俺も」

幼馴染「だよね!また皆して面倒ごとに首突っ込むとか最高だもん」

男「今回は無理矢理にでも友を巻き込まないとな」

~旧校舎~

Tさん「……」

坊さん「ミスターT、そろそろ除霊を。解体班が待っています」

Tさん「何故取り壊す必要が有るのだね?」

坊さん「えっ?」

Tさん「私はね、こんな素晴らしい建物を取り壊すのは惜しいと思うんだよ」

坊さん「しかし、既にこの学園の校長から依頼を受けて

Tさん「悪霊退散」バキッ

坊さん「はぁう!」ドサ

Tさん「………ミスターTか、かははは」

Tさん「寺生まれのTさん、最強の除霊師………くひひひひ」

田中「今明かされる衝撃の真実うぅぅう!T?TANAKAのTだよぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

田中「あの小娘がちゃんと詠唱しなかったから助かったぁあぁ、必ずお前には我が子供を産んでもらうずるるぉ」スタスタ

~放課後~

男「幼馴染~、一緒に帰ろうぜ」

幼馴染「無理、厨二娘ちゃんと一緒に帰るから」

男「ほっふ」

厨二娘「そういう事だ、貴様は一人虚しく黄昏ているがいい」

男「……」

幼馴染「そう言えば明日から修学旅行だよね?メンバーは?」

男「友と、クラス1性欲が高い上原の三人。そっちは?」

幼馴染「厨二娘ちゃんと委員長だったんだけど、委員長死んじゃったから2人だね」

厨二娘「一人の方が都合が良かったのだがな……決められた定めに逆らう気は無い」

男「相変わらず憎たらしい喋り方だなおい」

幼馴染「そういう事だから、また明日ね!遅れてバスに乗り遅れたりしちゃだめだよ?」

男「分かってるよ、じゃあな」スタスタ

~自宅~

妹「お兄ちゃんお兄ちゃん!」

男「ただいま」

妹「一大事だよ!ヤバいよヤバいよ!」

男「ゆっりっゆっらっらっらっらっゆるゆり」

妹「大事件だよ!遂に我が家に届いたんだよ!」

男「届いたって、何がだよ」

妹「WiMAX」

男「!!!」

妹「モンハン出来るよ!ポケモンだって出来ちゃうんだよ!」

母「ご飯出来たわよ~」

男「飯喰ってる場合じゃねぇ!」タッタッタ

妹「後でご飯持ってくからね~」

男「サンキュー!うっほぉおぉぉお!これでオンライン通信で俺のゲームライフが捗るぜぇえぇ!」

~PM9:56~

男「んほおぉおぉぉおぉ!モンハンたっのすうぃいぃぃい!!」ポチポチ

~AM0:12~

男「メガガルーラTUEEEEEE」ポチポチ

~AM1:46~

男「っち、またガルーラかよ相手死ねよ」ポチポチ

男「あー負け負け、死ねよなんで二回攻撃なんだよチートだろチート」ポチポチ

~AM3:15~

男「モンハンたっのすうぃいぃぃい!ポケモンはクソゲーだな時代はモンハンだわ」ポチポチ

~AM5:13~

男「あと一回やって寝るかな」ポチポチ

男「ちっ、また相手ガルーラ持ちかよ…」

男「んほおぉおぉぉおぉ急所きたぁああぁあ!メガガルーラざまぁああぁぁあ!」

~AM10:23~

男「ふわぁああぁ………ん?やべ、寝坊した」

~新幹線の中~

友「……」ポチポチ

上原「男、どうしてる?」

友「寝過ごしたなうだってよ、ドンマイだな」

上原「そっか……友がやってるのポケモン?」

友「ん?あぁ、そうだけど」ポチポチ

上原「俺も持ってきたんだ、対戦しない?」

友「あぁいいぜ。ボコボコにしてやるよ」

上原のポケモン
ファイアロー ギルガルド へラクロス
ゲッコウガキノガッサ ガルーラ

友「……」

上原「早くポケモン選べよ」

~電車~

男「間に合うかなぁ…って、間に合う訳無いよなぁ」ライーン

男「おっ?友からLINEきた」

『俺、上原の事嫌い』

男「??意味不明だな…まぁいいや、夜くらいには寮に着くって先生に連絡しといてなっと」ライーン

男「………ん?」

汚っさん「……」サワサワサワサワ

女の子「ぅぅ…」

男「痴漢かぁ」

「次は~、栗とリス駅~栗とリス駅~」

男「おっ、ここで乗り換えだな」

汚っさん「……」サワサワサワサワ

女の子「ひっ…」

男「………」

男「……」サワサワサワサワ

汚っさん「!?」

男「……」サワサワサワサワ

汚っさん「ぁっあっあん♡」

女の子「えっ?」

男「今の内に移動しな、ね?」サワサワ

汚っさん「んんっはぁあ!」

女の子「あ、あの」

男「お婆ちゃんが言ってた。目の前で困ってる人を見かけたら後先考えずその人を助けなさいってね」

女の子「あ、ありがとうございました」ペコ

男「いいっていいって、ほら、早く」

女の子「……」タッタッタ

男「あーやべ、降りれなかったわ…どうしよ」サワサワサワサワ

汚っさん「ああん♡」

~宿泊先~

友「……」ポチポチ

上原「……」ポチポチ

メガガルーラ「おいうち♡」

メガアブソル「ぶはっ」ダウーン

友「くそくそくそ!!」

上原「友、マイナーでオナニーするのは良いけど勝てない試合やって楽しいの?w」

友「黙れ小僧!ポケモンは自分の好きなポケモン使って勝つのが楽しいんだろうが!」

上原「雑魚の言い訳乙ww」

友「逆に聞くがネットで探したテンプレ使って何が楽しいんだ!そんなんだからオンラインが楽しくなくなるんだろうが!」

上原「一生オナニーしとけよwwww」

友「……もう一回だ、次は勝つ」

上原「wwwwwwwww」

~満栗返駅~

男「やべぇなぁ、もう夕方なのに向こうに行けんのかな」

男「そもそもここどこだよ、まんぐりかえし駅なんて適当な駅で降りちまったけどさぁ」

男「はぁ……せっかくの修学旅行だってのに最悪だ、女の子助けるんじゃなかった」

男「タクシー拾って4万で足りるのかねぇ…」

男「けどこのまま行けないってのもなぁ」

男「………ん?」

ZⅡ「……」

男「鍵、刺しっぱなしだ」

男「……iPhoneで、行き先を入力してっと」ポチポチ

~高速~

男「ごまえーごまえー」

ZⅡ「ひゃっはぁああぁぁあぁあ!」ブルルワァ

男「いやぁ、こんな時の為に父さんのバイク乗り回しといて正解だったわぁ」

男「つーかさっみぃいぃいいぃ!!死ぬぅうぅ!コート無しでバイクやべえぅぇえぇ!」

男「……けど、これで間に合う!今日中には間に合うぞ!」グッ

ZⅡ「ひぃいぃぃいぃいはぁぁあぁあぁああ!!」ブルルワァブルルワァブルルワァ

男「待ってろよ皆ぁああぁあ!」

ZⅡ「180キロだぜひゃっはぁああぁぁあぁあ!」

パトカー「……」ウオーン

パトカー「そこのバイク、ちょっと止まろうか」

男「無視無視」

ZⅡ「ひぃいぃいはぁぁあぁああ!」

~ホテルの一室~

幼馴染「……」ポチポチ

厨二娘「奴はまだ来ないのか…先程から奴にテレパシーを送っているのだが繋がらん」

幼馴染「厨二娘ちゃんって男の連絡先知らないんじゃなかったっけ?」

厨二娘「……」

幼馴染「あはは、教えてあげるから電話でもしてみればいいんじゃないかな」

厨二娘「だ、駄目だ!や、奴にも奴なりの事情が有る!ここは奴を信じてま

幼馴染「恥ずかしいんだ」

厨二娘「ぅっぐ…」

幼馴染「まぁまぁ、誰もタダで教えるって言ってないでしょ?」

厨二娘「ど、どういう意味だ?」

幼馴染「私にポケモンで勝てたら良いよ~」

厨二娘「ポケモンか……いいだろう、我が使い魔の生贄になってもらおうか」ガサ

厨二娘のポケモン
ヘルガー(NN フレアデス)バイバニラ(NN ディザスター) ギギギアル(NN ラストギア)
オクタン(NN カクヘイキ)ハッサム(NN アマテラス) デデンネ(NN かわゆす)

~宿泊先~

男「はあぁ、ついたぁ…」ガチャ

ZⅡ「ふぅ…」

男「うげっ?!もう10時じゃねーか!ヤバいヤバい、担任にバレないようにしないと」

男「………ん?」

Tさん「そこの人」

男「はい、俺ですか?」

Tさん「チン校の生徒が宿泊してるホテルはここかね?」

男「えーっと、ここで有ってますよ」

Tさん「そうですか、いやはや、私としたことが時間に遅れてしまい迷ってたのですよ」

男「俺と同じですね。関係者の人ですか?」

Tさん「えぇまぁ、そんなとこです。ありがとうございました」ペコ

男「そうですか、じゃあ俺はこれで」タッタッタ

Tさん「………ふひ」

~部屋~

男「おまたせ」

友「遅いべ、つーか大丈夫だったのか?」

男「まぁ、なんとか……あれ?上原は?」

友「……」ガサガサ

少女「~♪」

男「……おい」

友「俺は悪くねぇ、あいつが俺の全てを否定したのが悪いんだ」

男「まぁ、その、なんだ……とりあえず先生にバレないようにクリオネはそのサイズで固定しとくんだぞ」

友「分かってるよ。クリオネたそは何時でもサイズを変えられるクリオネたそだからな」

男「……風呂、どこ?もう今日は風呂入って寝るわ」

友「一階の奥、行けば分かるさ」

男「おう、ありがと」ガチャ

バタン

友「……クリオネたそ~」

男「えっと、ここだな」スタスタ

ホテル員「っと、明日は男湯と女湯が変わる日だったよな」ガチャガチャ

ホテル員「よし、じゃあ見回りに戻るか」スタスタ

厨二娘「時間を忘れるとは我も未熟な証拠だな…風呂に入り忘れるとは」

厨二娘「……ポケモン勝負楽しかったなぁ、また明日もしたいな」

厨二娘「えっと、ここだよね」スタスタ

~脱衣所~

厨二娘「……」ヌギャー

厨二娘「良かった、最初は委員長と幼馴染さんと一緒の部屋で困ってたんだけど」

厨二娘「幼馴染さんとお友達になれた…なんか色々あったけど、今は修学旅行を楽しもっと」

ガララララ

男「よっ!」

厨二娘「……」

男「修学旅行あるあるだな、間違えて入ってくるって」

厨二娘「なっなっなっなっ」

男「別に恥ずかしがる事じゃねーだろ?お前は俺のちんこ見なきゃいいだけなんだし」

厨二娘「あっ、あの!わ、私出る!」

男「ほ~ん、俺と一緒に入れねーと。つまんねーやつだなお前、だからぼっちなんだよ」

厨二娘「ぼ、ぼっちじゃない!」

男「あっそ、じゃあ向こう行けよ」ゴシゴシ

厨二娘「……」カチン

厨二娘「ここは女湯なの、出て行くのはそっち」

男「もう身体洗ってるからな」

厨二娘「……」

~浴槽~

男「……」

厨二娘「……早く出て行け」

男「お前、ほんとちんちくりんなんだな」

厨二娘「す、少しは恥ずかしがったらどうなんだ!」

男「なんで?俺は別にお前の身体見ようがなんとも無いけどな。妹ので見慣れてるし」ボッキ‼︎

厨二娘「みみ、見せるな汚らわしい!」

男「なんだよ、田中の見た事あるんだろう?」

厨二娘「う、うるさい!早く出て行けよー!」

男「……なぁ厨二娘」

厨二娘「な、なんだよぉ」

男「さっきからカウパーが漏れて仕方ないんだけど、どうしたらいい?」ダクダク

厨二娘「いやぁああぁぁあ!!」

~露天風呂~

男「お~、寒い寒い。ちんこも喜んでらぁ」ブルンブルン

厨二娘「……」

男「なんだかんだで着いてくるって事は許してくれてんだろ?」

厨二娘「別に…とりあえずタオル巻いて欲しい」

男「せっかくの露天風呂だしお前もタオル外せばいいのに、勿体無いな」

厨二娘「だ、黙れ!私をお前と一緒にすんにゃ!」

男「……なぁ厨二娘」

厨二娘「な、なんだよぉ」

男「お前はさ、将来の事とか考えた事あんの?」

厨二娘「将来?」

男「あぁ、学校卒業して、何をしたいとかあんの?」

厨二娘「したい事…」

男「俺さ、小学生の頃からか腐れ縁の奴が居んだよ」

厨二娘「……あの二人?」

男「そそっ!まぁ幼馴染とは幼稚園からなんだけど」

男「ずっとさ、ずーっと、死ぬまで3人一緒ならいいなぁとか思ってた。高校が一緒になった時から思ってたんだけどよ」

男「どうやら、上手くいかないらしいんだ」

厨二娘「えっ…?」

男「あいつは黙ってるけどさ、俺、最近知った」

男「あいつ……いや、幼馴染はさ…」

男「今月いっぱいで、ここ出てくらしいんだ」

厨二娘 「?!」

男「あいつ、小さい頃に両親に捨てられてよ…祖母の家に住んでるんだ」

男「よく祖母の家に遊びに行った。その度にそいつの婆からアイス貰ったりしてさ」

男「俺、小さかったから理解出来なかった。知っては居たんだけど、よくわかんなくてさ…」

厨二娘「……出てくって、引っ越すってこと?」

男「そう、なんだよ…俺さ、よく幼馴染のポスト漁ってポストの受け取り口をペロペロして帰るのが日課なんだよ」

厨二娘「き、気持ち悪い」

男「そんでさ、あいつのポストに入ってた手紙……海外の両親からの手紙、俺、封筒破って中身見ちまったんだ」

厨二娘「いや、それ犯罪なんじゃ」

男「昨日だったかな…モンハンやってポケモンやって、飽きた頃に幼馴染の家行ってポスト見て……」

男「もう話は決まってる見たいなんだ。馬鹿だよなあいつ、多分俺に言わずに海外行くつもりなんだぜ?」

男「……堪らねぇよな、ほんっと、やってらんねーよ」

男「きっと、随分前から決まってた事なんだと思う……つーかよ、意味わかんねーよな」

男「だってそうだろ?今まで放置されてたのに今更両親のとこに行くとか意味不明だろ?」

厨二娘「……」

男「………悪い、なんかしおらしい話しちまって」

厨二娘「ううん、私の方こそ、ごめん」

男「なんでお前が謝るんだよぉ、ほら、ちゃんと肩まで浸かれよ。風邪引くぞ」

厨二娘「………男は」

男「?」

厨二娘「男は、幼馴染さんの事、そこまで思ってるんだよね…」

男「あぁ、当たり前だ!俺はあいつの事好きだからな!」

厨二娘「そっ…か……」ザパァ

男「あっ、もう出るのか?」

厨二娘「うん……あの」

厨二娘「私の将来の夢なんだけどさ…」

男「ん?」

厨二娘「私の将来の夢……そ、それはね」

厨二娘「……」ポロポロ

男「だ、大丈夫か?なんで泣いて

厨二娘「好きな…ひとっの、側にね……ずっと、居る事…」

厨二娘「けど、もう、無理みたい…」

厨二娘「………っ」タッタッタ

男「あっ、おい!滑りやすいから走

ドンガラガッシャーン

男「あーあ」

厨二娘「……」ピクピク

男「気絶しちゃってるし」

男「……」シュルシュル

男「おうっふ!まっピンクな乳首可愛いでござるwwwww」

男「あーやべ、ムラムラしてきた」シコココココ

男「あっひょほwwww」ビャルル

男「はぁはぁはぁ…スッゲー出たわ。厨二娘のパイ乙真っ白じゃねーか」

男「まぁいいや、シャワーで流し

ガララララ

清掃のおばちゃん「なぁああにやってだぁああぁああぁぁあ!!」

男「あっひぃいぃぃいいぃ!!」

~部屋~

友「ふ~ん、だから遅かったのか」

男「担任にぶち殴られた…だから警察に通報して捕まえて貰った」

友「もう12時だもんな、今日はもう寝なさいな」

少女「……」ポチポチ

男「ん?クリオネ、ポケモンやってるじゃん」

友「姉ちゃんのあげたんだよ。ほら、もう寝るぞ」

男「なぁクリオネ」

少女「??」

男「俺とポケモンバトルしない?」

少女「うん!」

男「……(ぶっ殺してやんよ)」

男「ぁあああぁあ!友おぉぉおぉ!助けてー!」

少女「……」ウジュルウジュル

友「知らねーよ、お前がクリオネたそをボコボコにしたのが悪いんだろうが」

男「も、もう下半身飲み込まれてんだよ!だ、だから早くぅうぅぅ!!」

友「はぁ…もう寝る」ゴロン

男「いやぁああぁぁあ!!く、クリオネたそ!クリオネたそー!」

少女「……」ウジュルウジュル

男「……!!(そうだ、脱糞だ!脱糞さえすれば吐き出す!)」

男「んぐぅおぉおぉおぉ!」

男「いっけえぇえぇぇえぇ!!」

ブピーバリュリュリュモルルァ

少女「!」ペッ

男「ぐはっ!」ドサ

男「はぁっはぁ…し、死ぬかと思った」

~翌朝~

男「今日はディズニーランドだな!」

友「張り切ってんなぁおい」

男「当たり前よ!妹にミッキーの着ぐるみ頼まれてるからな!」

友「ミッキーって……やめとけ、せめてグーフィーにしとけ。グーフィーならやれる」

男「駄目だ!ミッキーが欲しいって言ってたんだ、だからミッキーなの!」

友「親バカ成らぬ妹馬鹿ってか?まぁ無茶だけはすんなよ、相手はあのミッキーだからな」

男「おうよ!」

友「じゃあ行こっか、クリオネたそ」

少女「……」ニパー

友「クリオネたそ~」

http://www.youtube.com/watch?v=vHOjWUmZ9CQ

~ディズニーランド~

男「ディズニーランドきたぁああぁぁあ!!!」

ミッキ◯「やぁみんな!夢の国ディズニーランドへようこそ!」

友「うおぉ、今更作者がビビったのか伏字が」

ミ◯キー「今日は夜からパレードがあるから楽しんでいってね!ハハッ」

幼馴染「……ねぇ男」

男「ん?」

幼馴染「昨日、厨二娘ちゃんと何かあったの?口数少ないけど」

男「別に?それに口数少ないのは元からだろ」

幼馴染「ま、まぁ確かにそうなんだけど」

男「じゃあ俺はやる事があるから!」タッタッタ

幼馴染「あっ…」

友「ふふ、餓鬼だな」

~倉庫~

男「え~っと、ミッキーの着ぐるみミッキーの着ぐるみっと」ガサガサ

男「う~ん、中々見当たらねーなぁ」

男「あのクソネズミが、早いとこ奪ってディズニーランドのアトラクション楽しみたいってのに」ガサガサ

男「う~~~ん………んん!?」

着ぐるみ「……」

男「あった!!」

男「って、これミニーじゃねーかよ!バカにしやがって!」ドカッ

男「ったく、ミニーじゃねーんだよ探してるのは」

ハハッ

男「ん?」

「ハハッ」

男「奥から、声が??」

男「まさか、そこにあるのか!」タッタッタ

友「楽しいなぁディズニーランド」

友「クリオネたそも楽しんでる?」ヒョコ

少女「うん!ミッキー可愛い!」

友「クリオネたそ~」

男「………」

友「おっ、見つかったのか?ミッキーの着ぐるみ」

男「…ハハッ」

友「?」

男「ハハッ……ハハッ」スタスタ

友「あ、おい!ミッキーの

男「ミッキー様だ!!」

友「えっ?!」

男「呼び捨てにするんじゃねー!ミッキー様はディズニーランドを束ねる偉大な方なんだよ!貴様如きが気安く呼んでいい名前じゃねーんだよ!」

友「あ、あぁ…す、すまん」

男「皆のアイドルミッキーだぁ、ミッキーマウスミッキーマウスミッキーミッキーマウス!ふうぅうう!」

幼馴染「……」

厨二娘「……」

幼馴染「楽しくない?」

厨二娘「えっ?!」

幼馴染「いや、さっきからずっと上の空で楽しんでるのかなって思ってさ」

厨二娘「た、楽しい……よ」

幼馴染「ふ~ん、何時もの口調じゃないんだね」

厨二娘「今は……そんな気分じゃないの…」

幼馴染「……」ヒョイ

厨二娘「!?」

幼馴染「似合ってるよ、ミニーのお耳」

厨二娘「あっ…」

幼馴染「何があったかは聞かないよ。けどさ、せっかくなんだし楽しもうよ、ね?」

男「おっ、トイストーリーじゃん!」

友「ズボォライトいやぁああぁぁあ!だっけ」

男「うっ!!ディも居る!」

友「どうせなら遊んでくか?」

男「どうせなら着ぐるみ剥がして子供達の夢をぶち壊そうぜ!」タッタッタ

友「あははは、賛成!」タッタッタ

バス「やぁ、バスライトイ

男「おらぁああ!」ガシッ

男「いけぇえ友ー!!」

友「あっひょおwwwwww」スポッ

バス「!!」

子供「バスじゃないぃいい!うわあぁぁあああん!」

友「wwwwwwwwww」

男「あはははははwwwww……ん?」

ミッキー「……ハハッ」

幼馴染「あっ、男達じゃん」

厨二娘「!!」ビク

男「みんなのあいどるみっきーだぁ」ユラユラ

友「みっきーまうすみっきーまうすみっきみっきまーうす」ユラユラ

幼馴染「おーい!どうせなら一緒に回らない?」

男「ん?あ、あぁ……!?あれ、俺たち、何して」

友「わ、分からねぇ、バスの着ぐるみ剥がして……うぅ、頭が」

幼馴染「大丈夫?」

厨二娘「……」

男「あ、あぁ、大丈夫だよ…で?何乗る?」

幼馴染「あれ乗りたい!水をぶわーってかぶるやつ」

友「あぁ、ウォータースライダー的なやつか」

男「え?でもディズニーランドにそんなの無くね?あれだろ?乗り物乗ってぶわーって」

ミッキー「ハハッ!」

友「ミッキー!」

ミッキー「皆の為に自慰ニーが作ったんだ!」

幼馴染「さすがミッキーだね。じゃあ行こうか」

厨二娘「……」

幼馴染「もう、いい加減怒るよ?」

厨二娘「えっ…」

幼馴染「何時迄も凹んでて何が楽しいの?‘‘最初”で‘‘最後”の思い出作りなんだよ?」

厨二娘「あっ…」

ガタンガタン

友「なんで俺がお前の隣なんだよ」

男「知らねーよ、俺だって女の子の隣が良かったよ」

幼馴染「駄目ー!絶対濡れた私たち見るじゃん」

二人「当たり前だのクラッカー!」

幼馴染「全く、これがら野郎は」

厨二娘「あの、幼馴染さん」

幼馴染「さん付けはやめて」

厨二娘「……幼馴染ちゃん」

幼馴染「なぁに?」

男「なぁ友、着水の瞬間に射精したら後ろに掛かるんじゃね?」ボロン

友「お前天才だな」ボロン

厨二娘「私ね、ちょっぴり羨ましい」

幼馴染「私がー?」

厨二娘「うん……だって、最初から良い位置に居るんだもん」

幼馴染「そっかぁ」ニヤニヤ

厨二娘「ど、どうして笑ってるの?」

幼馴染「いや、青春してるなぁって思ってさ」

厨二娘「……ごめんなさい」

幼馴染「なんで謝るかなぁ?」

厨二娘「いや、何でもないの」

ガタンガタン

男「ふぅふぅふぅ」シコココココ

友「はぁはぁはぁ」シコココココ

幼馴染「んふふ、ねぇ厨二娘ちゃん」

厨二娘「?」

幼馴染「こう、ぐわーってなってる時に叫ばない?」

厨二娘「さ、叫ぶ?」

幼馴染「うん。どうせなら好きな人の名前とかさ」

厨二娘「えぇ!?」

幼馴染「今更恥ずかしがる事かなぁ?」

厨二娘「け、けど前に…」

幼馴染「聞こえないよう、ばしゃーんってなるんだから」

厨二娘「あ、うぅ…」

幼馴染「……言わないと絶交ね」

厨二娘「えっ!?」

幼馴染「ほらっ、ぐわーってなるよー!」

男「!!来たぞ!」シコココココ

友「フルスロットルだ!」シコココココ

グオエワァァア

厨二娘「あっ、わ、わっ」

厨二娘「私は男くんの事が

幼馴染「私は皆が好きだぁあああぁぁああ!!ずっと一緒に居たいんだあぁぁあああ!!」

厨二娘「!!」

ザパーン

男「はぁっはぁっはぁ……出たか?」

友「見ろよ」シナチクー

男「ははっ、完璧だな」ニヤリ

友「さぁて、お二人さんのスペルマフェイスを見ますか」チラ

幼馴染「ん?どしたの」

友「……失敗か」

男「くそっ!」

~夕方~

幼馴染「そろそろナイトパレードの時間じゃない?」

男「ナイトパレード……」

友「ん?」

男「夜なら…警備の薄い夜なら」

友「お前、まだ企んでたのかよ…」

男「当たり前だ!妹の我儘を聞くのが兄ってもんよ!」

友「あ、あはは…頑張れよ」

男「……ちょっと行ってくる」タッタッタ

厨二娘「あっ」

幼馴染「……」グイ

厨二娘「?」

幼馴染「行ってきなって、チャンスだよ?」

厨二娘「……うん」タッタッタ

~倉庫~

男「……」ガサガサ

厨二娘「我と生きるは霊験なる勇者」

男「お?何しに来たんだよ」

厨二娘「王の秘宝をこの手に納めにな」

男「……成る程、いいぜ、協力しよう」

厨二娘「あぁ、我等の手にかかれば容易い事だ(えーっと、何探してるんだろ)」

男「二手に分かれるのはキツイからな、一緒に探すぞ」ガサガサ

厨二娘「……あ、あぁ」ガサガサ

男「ここには無いな。奥に行くぞ」スタスタ

厨二娘「あっ、ま、待って」スタスタ

幼馴染「……」

友「……」

幼馴染「な、なんか二人だと何話したらいいかわかんないね」

友「そうだなぁ、何時もは間にあいつがいたもんな」

幼馴染「あはは、そだね」

友「……悪かったな」

幼馴染「えっ?」

友「いつのまにか、俺がお前等の輪の中から抜けてったんだよな」

幼馴染「あ、あはは…」

友「……あのよ」

友「向こうでも、頑張れよ」

幼馴染「えっ!?」

友「知らないとでも思ったのか?」

幼馴染「……」

幼馴染「流石、情報収集の友だね」

友「まぁな、餓鬼の頃からか話題を引っ張ってくるのは何時も俺だったからな」

幼馴染「……じゃあさ、一つ質問」

幼馴染「どうして輪の中から抜けて行ったの?友情ごっこに飽きたとか?」

友「まさか、俺はやる事が有っただけだよ」

幼馴染「ふ~ん。出来ればその理由を教えて欲しいなぁ、なんて」

友「……これ」

幼馴染「?鞄がどうしたの?」

友「クリオネたそ、預かっといて」

幼馴染「クリオネたそ?い、いいけど」

友「ありがと、すぐ戻ってくるからよ」タッタッタ

幼馴染「あっ、ちょっと!」

田中「ここかぁ…ここに奴等がぁあ」

田中「警備員を悪霊退散するのに時間が掛かっちまったが今はどうでもいい」

田中「くっくっくっく、我が子供を身籠る母体よ、今迎えにいくずるおぉ」

「悪い役は何時も俺、まっ、もう慣れたから良いんだけどよ」

田中「!」

友「なぁ、あんたしつこ過ぎるぜ?もうさ、やめにして欲しいんだよな」

田中「お前は……奴の」

友「そっ、親友。チン校ってのは裏じゃヤバい高校だって知った時からかな、毎日毎日、行きたくもねぇ神社に通って修行してたんだけどよ」

友「アンタ、そろそろ向こうに行ってくれねぇか?これ以上俺の親友にちゃちゃ入れないで欲しいんだよね」

田中「あはははは、私を?倒す?ひゃははははは!寺生まれのTこと私を?」

友「どっかの誰かが言ってたな…」

友「後悔ってのは後から訪れるもんだって、だから今は何したって後悔する事は無いってな」

友「……こいよ、送ってやるよ」

SSスレいいかげん消えてくれや
臭すぎる

幼馴染「……あっ」

男「ミッキーの着ぐるみ取ったどー!」タッタッタ

厨二娘「はっはっはっ、ま、待ってよー!」タッタッタ

幼馴染「な、何それ」

男「ミッキーの着ぐるみ!ほら、早くバスに乗るぞ!バレちまう!」

幼馴染「あ、う、うん。そだね」

男「あれ?友は?」

幼馴染「えーっと、トイレじゃないかな?」

男「そっか、そろそろ時間だから早くしろってLINE送っとくわ」ライーン

厨二娘「はぁっはぁっはぁ…」

幼馴染「どうだった?経験値上昇したかな?」

厨二娘「はぁっはっ……わ、わかんない」

幼馴染「そっか。じゃあバスに乗ろっ?」

厨二娘「う、うんた」

>>393
はいはいファブリーズあげるからね~

>>395
こういう取り巻きも気持ち悪いな~マジで

~ホテルの一室~

男「友の奴結局来なかったなぁ」ドサ

ミッキーの着ぐるみ「……」

男「しかもクリオネも幼馴染に渡したままだしよ」

少女「ううう」

男「ざまぁwwwwwwあいつ初日の俺状態じゃねーかwww」

男「まぁホテルまでの道のり位知ってるだろうし大丈夫だろ!クリオネ、お前の主人は糞野郎だな」

少女「……」ポロポロ

男「おいおい、何も泣くこと無いだろ」

少女「お兄ちゃん……」

少女「お兄ちゃん死んじゃった」ポロポロ

男「……どういう事だよ、詳しく話せ」

つまんねえからもうやめとけ

ID:jtqN7+WV0 NG推奨


SSが嫌いなら書き込まず閉じてくれ

>>399
だまろうか

>>400
批判は許さないってか?

>>402
わざわざレス付けてその程度とか
知能足りな過ぎわろたww

~ディズニーランド~

キキィイイ‼︎

ZⅡ「ふぅ…」

男「ここに居るんだな?!」

少女「居るけど、もう居ない…」ポロポロ

男「友ー!!どこだー!」ガサガサ

男「友!?」

友「……」

男「んだよぉ、死んでねーじゃねーか。所詮クリオネはクリオネだな!ほら、早く帰るぞ」グイ

友「……」ドサ

男「おいおい、なにふざけ

田中「お久ブリーフ」

男「……えーっと、誰だったっけ」

田中「田中だ田中!」

男「おー、そうだったそうだった」

とりあえずつまんねぇから>>1は止めろ

面白かったら静かに読んでやるんだけどな

>>411
まとめかTwitter行けよ新参

>>412
何古参ぶってんだよチビハゲブサイク
さっさと死ね

*荒らしは基本無視が一番嫌いです*
だまってNGしよか

>>416
別に荒らしてないし
荒らそうと思ったら仲間呼んで潰してるわ、こんなスレ
雑談も許さないの?

ハゲは余計だろ殺すぞ

男「で?なんで田中が居るんだよ」

田中「そいつ、殺したのワシ」

男「………」

少女「お兄ちゃん、お兄ちゃん」ユサユサ

友「……」

田中「笑える笑える、そいつはずっと旧校舎の呪いを押さえ付けてたんだってなぁ?ひゃはははは、馬鹿な奴」

男「ど、どういう意味だよ…」

田中「お前は知ってるだろう?旧校舎は曰く付き、じゃあ何故お前等があそこに入れた?」

男「なんでって、そんなの普通に

田中「お前達は霊感0のオッパッピーだもんなぁ?」

男「……!(妹は確か気味悪いって言ってたな)」

田中「あひゃははははは!お前達はそいつに守られてたんだよぉ!出なければ俺みたいに今頃幽霊になってるだろうからなぁ」

男「友が、俺を…?」

>>418
ごめんなさい

田中「まぁいい、私はなぁ?俺の子供を身籠る母体を探しにここまで来ただけだ。なぁに、君に危害を加える気は無い」

田中「だが、邪魔するならぁ、分かっているな?」

男「母体って、厨二娘か」

田中「ピンポンピンポンだいすぅえぇかぁああい!」

男「……友、生き返るんだろうな」

田中「カタツムリ」

男「こ、この野郎…」

田中「悪霊退散!」バギ

男「ぐぇあ」ドサ

男「くっ…な、何が悪霊退散だ、ただのボディブローじゃねぇか…」

田中「あはははは、悪霊退散悪霊退散陰陽もののけ困った時は」ドカッバキッ

男「あいたたたたた」

男「ぐっ…(どうする?!田中をどうやって殺すんだ?)」

田中「どーまんせーまんどーまんせーまん」ドカバキベキ

男「あたたたたた(そうだ!)」

男「クリオネー!こいつを飲み込めー!」

田中「!!」

少女「私にも決める権利が有るの。この人汚いからヤダもん」

男「おぉおぉいぃいい!そりゃねーだろうがぁああ!」

田中「ふははははは!残念だったなぁ!」ドカバキベキボコ

男「痛い痛いマジマジマジ!」

男「く、くそ…打つ手無しか……畜生」

男「ちくしょおぉおぉぉおぉ!!」

http://www.youtube.com/watch?v=hYZMLHM9rtU


田中「ん?なんだこの陽気な歌は」

男「ま、まさか……まさか」

ミ◯キー「こんな遅くに僕の夢の国を荒らすのは誰だい?」

田中「み、ミッキーマウ◯だと?!」

男「ミッキ◯!」

◯ッキー「 ハハッ、君はアレかな?僕たちの宝物、未来有る子供達を虐めてるのかな?」

田中「だ、だったらなんなんだ!何がミッキーだ!所詮中に人間が入ってるだけじゃないか!」

ミッキー「……ハハッ」 シャキン

男「あれは!キーブレード!!」

田中「夢の国なんか無いんだよ!こいつらだっていつかは汚れ腐った大人にな ザク

田中「がっ…はっ…」ドサ

ミッキー「例えそうなったとしても今は子供さ、子供は僕たちディズニーランドの宝物だよ。ハハッ」

http://www.youtube.com/watch?v=vHOjWUmZ9CQ


田中「ん?なんだこの陽気な歌は」

男「ま、まさか……まさか」

ミ◯キー「こんな遅くに僕の夢の国を荒らすのは誰だい?」

田中「み、ミッキーマウ◯だと?!」

男「ミッキ◯!」

◯ッキー「 ハハッ、君はアレかな?僕たちの宝物、未来有る子供達を虐めてるのかな?」

田中「だ、だったらなんなんだ!何がミッキーだ!所詮中に人間が入ってるだけじゃないか!」

ミッキー「……ハハッ」 シャキン

男「あれは!キーブレード!!」

田中「夢の国なんか無いんだよ!こいつらだっていつかは汚れ腐った大人にな ザク

田中「がっ…はっ…」ドサ

ミッキー「例えそうなったとしても今は子供さ、子供は僕たちディズニーランドの宝物だよ。ハハッ」

ミッキー「大丈夫かい?」

男「お、俺は……けど…けど親友が」

友「……」

ミッキー「 ハハッ、死んだだけじゃないか」

男「えっ?」

ミッキー「自慰ニー!」

自慰ニー「アル!じゃなかったミッキー、どうしたのかな?ん?んん?」

ミッキー「未来有るこの子を蘇らせて欲しいんだ」

自慰ニー「ビビデバビデブー」

男「あぁ!作品が違う!」

友「う、うぅ…」

少女「お兄ちゃん!」

男「!!」

ミッキー「さっ、かぼちゃの馬車を用意したから早く帰るんだよ」スタスタ

男「み、ミッキー…」

~ホテルの一室~

友「そうか、俺、田中に負けて…」

男「馬鹿野郎!なんでそんな無茶したんだよ!栽培マンに挑むヤムチャ並みだぞお前の無謀っぷりは!」

友「あはは、ちょっと調子のっちまった…悪い」

男「馬鹿!馬鹿馬鹿馬鹿!!」

友「あ、謝ってるだろうが…許してくれよ」

男「ムカついたからポケモンのデータ消したからな!」

友「………は?」

男「プレイ時間カンストしてるポケモンのデータ消したからな!BOXの中身も羽化した卵もなくしたからな!」

友「えっ、ちょっ…は?は?」

男「友の馬鹿!もうしらなバキィ

男「へぶぅ!」

友「おい、今の…マジか」

男「まどかマギカだよ!」

友「……殺してやる」

~翌朝~

幼馴染「今日は最終日だよねぇ」

友「スキー滑って帰るんだよな。普通最初にスキーな気がするんだけどな」

厨二娘「奴が居ないな」

友「ん?あぁ、あいつなら昨日ティロフィナーレしたからな。今頃ベットにコネクトしてんだろ」

厨二娘「……そうか、時期に来るだろう」

幼馴染「友ってスキーしたことあるの?」

友「あぁ、余裕のよっちゃんだよ」

幼馴染「じゃあ決まりだね。私は友に教わるから厨二娘ちゃんは男と滑ってね」

厨二娘「えっ?」

友「だな、そうするか」

厨二娘「えっ、いや、私は」

http://www.youtube.com/watch?v=9DsmnY35qiM

~スキー場~

幼馴染「え?スノボーの方がいいの?」

友「あぁ、その方がバランス取りやすいからな」

幼馴染「へぇ、そうなんだぁ。てっきりスノボーの方がむつかしいと思ってた」

男「……」

厨二娘「何故下半身が膨らんでいるんだ?」

男「ムーニーマン付けてるからな」

厨二娘「むっ…」

男「しかも4枚、4重だから転んでも痛くないからな。お前も付けるか?」

厨二娘「は、恥ずかしいからいらない」

男「馬鹿野郎!スキーを舐めるな!」

ズベエェエ

男「ぐはぁああぁ!」

厨二娘「なってないな、全くなってない」ズザ

男「な、なんでお前は滑れるんだよ…初心者なんだろ!?」

厨二娘「風を感じろ、身体を雪に任せるんだ。さすれば答えてくれる」

男「ぐっ……け、けど流石ムーニーマンだぜ!全く痛くねぇ!」

幼馴染「わっわっわっ!」

友「そうそう、そうやって身体の重心を」

男「あー、俺も友に教わって来ようかな」

厨二娘「……逃げるのか」

男「なん…だと…?」

厨二娘「腰抜けが、見損なった」

男「……やりゃいいんだろ、やりゃあなぁ!」

~1時間後~

男「やーっと滑れる様になったわ」

厨二娘「会得の遅さに笑が出るな。しかし、よく頑張ったと褒めてやろう」

男「いちいちムカつく野郎だなおい」

厨二娘「ふん」ドヤァ

男「あームカつく超ムカつく」

男「………ん?」

熊「僕は熊、熊熊熊~」

男「な、なんで熊がコース内に」ガタガタ

友「うおわっ?!な、なんで熊が居るんだよ!」

男「し、知らねーよ!」

スイー

少女「~♪」

友「く、クリオネたそ!?だ、ダメだ!そっちには熊が!」

熊「美味そう」

少女「~♪」スイー

男「つーかあのクリオネ、板も無しに器用に滑るな」

友「く、クリオネたそー!」ズザー

男「ば、馬鹿!熊のとこに行くんじゃねー!」

友「うるせー!クリオネたそと命ならクリオネたそ選ぶに決まってんじゃねーか!!クリオネたそー!」

熊「いただきマンモス」

少女「……」ニパー

友「クリオネたそー!」

熊「くま?」

バクン

少女「……」

男「お~、さすがお化けクリオネ。熊も丸呑みってヤバイな」

~新幹線~

男「ふわぁあぁぁ、眠っ」

幼馴染「スキー楽しかったねぇ」

厨二娘「うん。また滑りたい」

友「クリオネたそ~」ツンツン

少女「むにゃむにゃ…」

男「修学旅行も終わりか…なんか、短かったなぁ」

男「……あっ、ZⅡそのままだった」

男「つーか担任も警察に突き出しちまったままだったわ」

男「まっ、いっか……ん?」チャラ

男「なにこれ、キーホルダー?あっ、手紙が」

『ハハッ、困った時はこのキーホルダーを握って僕の顔を思い出すんだよ by王様』

男「……きもっ、捨てよ」ポイ

~自宅~

妹「おかえりんこ~」

男「ただいまんこー!」ドサ

妹「!!ミッキーの着ぐるみだぁああぁ!!」

男「母さんと父さんは?」

妹「お母さんなら仕事だよ!お父さんは知らない」

男「ふ~ん、じゃあ俺寝るから…じゃあな」スタスタ

妹「ミッキーマウスミッキーマウスミッキーミッキーマウス!」

男「……(そういや、通り魔って捕まったのかね)」

~部屋~

男「……?幼馴染からLINEが」

『お疲れSUMMER~良かったらでいいんだけど、旧校舎に集合しない?』

男「今からかよ……まぁ行くんですけどね」ライーン

『ありがと!友も来るからね!』

男「??いったい何するつもりなんだろ」

男「……ん?」チャラ

男「おいおい、捨てた筈のキーホルダーがなんで部屋にあるんだよ」

男「つーか王様って誰だよナルシストなんてレベルじゃねーぞおい」

男「……まっ、困った時って書いてあったし一応持って行くか」

~旧校舎~

男「ふわぁあぁぁ」

幼馴染「おそーい!」

友「まぁまぁ、帰ってきたばかりなんだし仕方ないだろ」

男「でぇ?今更旧校舎になんの用が有るんだよ、田中ならどうにかしたんだぞ?」

幼馴染「これ!今日の新聞!」

男「ん~?なになに……連続通り魔、とある学園に潜む魔物ぉ?」

友「俺も半信半疑だよ、そもそも記者はなんでこんなこと知ってるんだって思うし」

幼馴染「とある学園って曰く付きのここしか無いよね!!」

男「なんでそんな元気なんですかねぇ」

友「あはは、昔から変わらねーな」

幼馴染「どうせなら最後に思い出作っときたいしね」

男「……」

友「お、おい幼馴染」

男「大丈夫、知ってたから」

友「……」

幼馴染「て、事だから!さっ、行こっか」

友「……なぁ男」

男「三人集まったんだ…我儘に付き合うってのも乙なもんだろ?」

友「そう、だな…行くか」

男「あぁ、これが俺たち三人でする、最後の大仕事だ」スタスタ

友「……なんか、臭くないか」

男「それきっと以前俺がぶちまけたうんこ」

友「うんこって…お前なぁ」

幼馴染「相変わらず真っ暗だもんねぇ、懐中電灯じゃ足元しか照らせないよ」

ゴソゴソ

男「!」

友「ネズミだろネズミ、ほら、2階に行くぞ」

男「そ、そうだな…」

幼馴染「けど通り魔って誰なんだろうね、田中先生じゃないんだもん。検討つかないよ」

友「確かに、俺も田中かと思ってたからな」

男「……」

~2階~

男「……(田中は確かにディズニーランドでミッキーに倒された…だから可能性は0)」

男「……ん?」

友「どうしたんだよ」

男「えっ、いや、友…ディズニーランドの事覚えてるか?」

友「いや、俺死んでたし」

男「生き返った後だよ!」

友「……全然。かぼちゃの馬車でホテルに送られたことくらいしか」

男「そ、そうか」

男「……(ミッキーは…倒したんだよな?田中を…倒し……た…)」

男「倒したって……殺しては

幼馴染「3階に行くよー!」

~3階~

幼馴染「ここが3階かぁ、始めてだね」

男「あぁ、確かにそうだな……けど、たった3階しかないのによく使ってたよな」

友「同感、俺は嫌だね。木造だし、なんか臭いし」

男「臭いのは仕方ないだろ?古いんだから」

友「……はぁ、特に何も無いんじゃないの?帰ろうぜ気味悪いし」

幼馴染「う~ん、そうだね。くっそー、通り魔の犯人捕まえてやろうかと思ったのにぃ」

男「まっ、ここも時期に取り壊されるんだしいつかは犯人も捕まるだろ」

友「そゆこと、帰ろうぜ」

~2階~

男「つーかお前、クリオネは?」

友「クリオネたそなら家で寝てるよ、疲れてたんだろうな」

男「ふ~ん、まぁ熊も退治したんだし疲れるんだろうな」

友「……そろそろ、だな」

男「そろそろって、何がだよ」

友「幼馴染…」

男「あっ……だ、な」

友「心配すんな、俺は泣かないからさ。笑顔でお前を送り出してやるよ」チラ

友「………」

男「?」チラ

男「……幼馴染は?」

友「3階行くぞ!」タッタッタ

男「お、おう!」タッタッタ

~音楽室~

バタン

男「幼馴染!!」

友「ここにも居ないって、全部調べただろ?!」

男「じゃあ2階か」

友「いや、あいつが先に行くわけねーだろ。現に俺達が前に居たんだからよ」

男「じゃあ何処に居るんだよ!」

友「んなこと言われてもよ」

男「あーもうくそっ!電話してみる」ポピー

男「早く出ろ早く出ろ早く出ろ」

友「……どうだ?」

男「出ない…どうするよ」

友「帰る?」

男「……だな」

~グラウンド~

男「……」ポピー

友「電話繋がったか?」

男「いや、やっぱでな

『……』

男「おっ、繋がった!幼馴染!Q.今どこ?」

『A.地球ん中』

男「答えになってねーよ!ていうかお前誰だよ!声がちげぇぞ!」

『旧校舎一階の準備室』プッチ

男「あ、おい!チョマテヨ」

友「似てないな」

男「あはは、やっぱり?」

友「で、どこにいるって?」

男「旧校舎の準備室だってさ、行きますか」

友「だな」

~準備室~

田中「やっほー」

男「もうしつけーよお前」

田中「あひゃひゃひゃひゃ」

友「ミッキーにやられたんじゃなかったのか?」

男「いや、ミッキーはあくまでミッキーだ。人殺しなんてしない」

友「細切れにしてやるとか言った事なかったっけ?」

男「あれはアニメのミッキーだよ……田中ぁ!幼馴染は何処だよ!つーか通り魔の犯人はお前なんだな?!」

田中「幼馴染なら居ない」

男「まさか、殺したのか」

田中「帰ったぞ」

男「!?じゃ、じゃあ電話は」

田中「あの後な、見たいアニメが始まるからって帰ったぞ」

友「……ぷっ、あはははは!幼馴染らしいわ」

友「まっ、これで気兼ねなくアンタを叩く事が出来るって訳だな」

田中「ふるぃいぃばあぁぁああぁあ!俺は以前の私とは違う!ミッキーに倒され更なる力を手に入れたのだ!」

男「こいつサイヤ人かよ気持ち悪い」

友「そっか、じゃあ前より強いんだな…?」

田中「んふはははは!」

友「リミッターを外させて貰おう」ガチャ

男「お前、以前は本気じゃなかったのか?」

友「あぁ、仮にもディズニーランドだからな。周りに危害を加える訳には行かなかったんだよ」

男「……(やべぇ、こいつ完全にかませ野郎になってやがる)」

友「うぉおぉおおぉ!以前の俺とは違うぞおぉぉお!」

田中「悪霊退散」バギー

友「ぐわぁああぁぁあ!」ズザー

男「や、やっぱりな」

友「ば、馬鹿な!本気を出した俺が負ける…?」

男「知ってるか?某有名漫画だと先に本気出した方が負けるんだよ」

友「なん…だと…?」

男「今週号の展開酷かったかんなぁ…まぁいいや、おい田中」

田中「なんだ?貴様も私の生贄となるか」

男「えっと…」チャラ

田中「きー、ほるだー?」

男「お婆ちゃんが言ってた」

男「物語ってのは、最後に正義が勝つから楽しめるんだってな……じゃあな田中、アンタの授業、実習ばかりで楽だったぜ」ピカー

田中「ぐわぁああぁぁあ!」

男「……王様、アンタの力、凄かったよ」パリーン

友「あ、田中死んだ?」

男「浄化してあげましたよ。希望の光でな」

友「ふ~ん、じゃあ帰るか」

男「だなぁ、俺も早く帰って寝たいし」

友「しっかし、田中が辞めちまって理解が面倒になるな」

男「あはは、だな。ちゃんと授業しなきゃいけなくなるもんな」

友「うっわぁ、憂鬱だわぁ」

男「今までがおかしかっただけだよ、ほら、帰ろうぜ」

友「ふふふ、だな」スタスタ

~翌朝、教室にて~

男「……」ポチポチ

友「よっす!なぁ、知ってるか?!」

男「通り魔の犯人逮捕だろ?知ってるよ、朝のニュースでやってた」

友「まさかウチの校長だったとはなぁ」

男「つーかよ、他に登場人物居ないんだし消去法でそうなるのは当たり前だべ」ポチポチ

友「……?なぁ、なにやってんだ?」

男「ラブプラス」

友「う、うわぁ…」

男「昨日から凛子とチュッチュしてる」

友「お、幼馴染が明日海外行くのにもう乗り換えたのかよ」

男「俺はあんまし引きずる方じゃないの~」ポチポチ

~屋上~

幼馴染「………」

ガチャ

男「ったく、授業サボって屋上は無いだろ屋上は」

幼馴染「あはは、なんか…居づらくてさ」

男「だからって、サボるのは無いだろ」

幼馴染「ちゃ、ちゃんと登校はしてるもん!」

男「………明日、なのか」

幼馴染「友から?」

男「あぁ……急だな」

幼馴染「……ごめん」

男「許さないよ~?」

幼馴染「許してよ~」

男「……」スタスタ

幼馴染「?あ、危ないよ?」

男「飛び降りやしねーよ…ちょっとな」ポイ

ヒュウゥゥウゥ

3DS「解せぬ」ガシャァアン

幼馴染「わわっ!な、なにしてんの?!」

男「やっぱぁ…ゲームじゃ意味無いんだわ」

幼馴染「えっ?」

男「………好きだよ、お前ん事、大好きだ」

幼馴染「え、えへへ、ありがと」

男「小さい時から、ずっと好きだった!このままサヨナラなんて嘘だよな?!まだまだ三人でやりたい事やってけるよな?」

幼馴染「……」

男「また皆で人を殺して何処かに埋めれるよな?!また皆で金が無いからって神社の賽銭パクったり自販機壊してお金取ったり出来るよな!?」

幼馴染「……」

男「また皆で馬鹿やって騒げるよな?!またっ、また!

幼馴染「私じゃないの」

男「えっ…」

幼馴染「男の隣に、男の側に居られるのは私じゃないの」

男「なんでだよ!なんでなんだよ!!今更お前を捨てた両親の元に行かなくていいだろ!」

幼馴染「私を産んでくれた大切な人だよ?」

男「けどっ……けどよぉ」

幼馴染「悲しい?」

男「当たり前だろ…」

幼馴染「泣きそう?」

男「当たり前だ!!」

男「ずっと想ってた奴が居なくなるんだ!ずっとずっと一緒だと想ってた奴が居なくなるんだぞ!」

幼馴染「……」

男「両親がこっちに来ればいいんじゃないのか!?」

幼馴染「お母さんとお父さん、向こうで働いてるから…」

男「そんなの知るかよ!お前だってこっちで学生やってるだろ!」

幼馴染「もう、やめてよ…」

男「嫌だ!俺は、俺はお前と別れたく無いんだよ!」

幼馴染「……うるさい、黙れ」

男「黙ったら行かないのか?!お前の言うことに首を縦に振れば行かないのか!?」

幼馴染「……」

男「黙んなよ!俺とちゃんと話をしてくれよ!」

幼馴染「私だってさ」

幼馴染「私だって…別れたくないよ」

男「じゃ、じゃあ!

幼馴染「けど……両親に会いたいんだよ」

男「っっ」

幼馴染「ずっと捨てられたって思ってた…けど違った……今は、私を必要としてくれてる」

男「何が違うんだよ!捨てられてたじゃねーか!」

幼馴染「……会いたい」

男「……」

幼馴染「……ごめんね」

幼馴染「ごめんね」タッタッタ

男「……」

ガチャ

友「帰るぞ」

男「……あぁ」

友「話、ちゃんとしたのか?」

男「あぁ…」

友「明日、学校サボって空港行くか?」

男「いかねぇ…」

友「そっか…俺は行くけどな」

男「勝手にしろよ」

友「……じゃあ、帰るか」

男「………うん」

~自宅~

男「……」

妹「おっかえりー!」

男「あぁ、ただいま…」

妹「およよよよ?どしたのお兄ちゃん」

男「母さんに言っといて、ご飯要らないからって」

妹「う、うん。OK」

男「……悪いな」スタスタ

妹「あっ!後でポケモンやろうね!」

男「気が向いたらな」

~自室~

男「今更さ、グダグダ言うつもりはなかった」

男「昨日は……ちゃんと送り出してやろうって思ってたのにさ」

男「まだ時間は有るって、思ってたのにさ…急過ぎるだろ……馬鹿」

男「……別に、恋人になれたらとか、そんなんじゃなくて…」

男「ずっと一緒に、居られたらって、思ってたのにさ……なんでだろ」

男「なんで俺、あんな怒鳴ったんだろ…あいつ、泣いてたよな」

男「………」シコシコシコ

男「どうして優しくしてやれなかったんだよ……なんで爆発したんだよ」シコシコシコ

男「最低だな、俺って」シコシコシコ

ドピュルルル

~翌朝、通学路にて~

男「……(結局、8時間しか寝れなかった)」

男「幼馴染、もう空港なのかな」

男「………ははは!なーにいってんだよ俺!」

男「あんなアバズレ、こっちから願い下げだっつーの!」

男「何が会いたい…だよバーカ!行きたきゃいけよ二度と帰ってくんじゃねーぞ!」

男「あーあ、なんかスッキリしたわ。学校行こっと」

厨二娘「男くん!」

男「んあ?珍しいな」

厨二娘「……さ、さっき、幼馴染さんから連絡が有って」

厨二娘「今日、海外に行くんだってね」

男「……お前、幼馴染の連絡先知ってたのか」

厨二娘「……行かないの?」

男「はぁ?つーかお前はいいのかよ」

厨二娘「私は……その」

男「なぁ、ついでだし一緒に行かないか?」

厨二娘「えっ?」

男「学校だよ学校、ほら、行こうぜ」

厨二娘「あ、う、うん…」

男「なーにしょげてんだよ!ほら、行くぞ」

厨二娘「……」

男「しっかし馬鹿だよなぁあいつ、いきなりサヨナラなんてさ。今頃飛行機ん中なんじゃね?」

厨二娘「……」

男「ははは、やーっと問題児が居なくなるんだもん。俺、なんであんなやつ好きになったのかわかんねーや」

~30分前~

厨二娘「さてと、幼馴染ちゃんとの待ち合わせ時間になるし行かないと」プルルル

厨二娘「?幼馴染ちゃんからだ……もしもし?」

幼馴染『急にごめんね、あの、言いたいことが有って』

厨二娘「言いたいこと?」

幼馴染『私、今日……海外、行くんだ。いや、今日から、かな』

厨二娘「えっ……えぇ!!?」

幼馴染『ほんとは昨日のウチに伝えなきゃだったんだけど…』

厨二娘「えっ、け、けど、行くのはまだ

幼馴染『あ?やっぱ知ってたんだ私が海外行くの。はは~ん、さては愛しの男くんから聞いたのかな~?』

厨二娘「あっ…」

幼馴染『あはは!否定しないね。全部』

厨二娘「……あの、それ、男くんは知ってるの?」

幼馴染『知ってるよ、昨日ボロクソ言われたから』

幼馴染『だから私もめいいっぱい嫌われた』

厨二娘「そ、そんな…」

幼馴染『だから……チャンスだよ』

厨二娘「へ?」

幼馴染『今の男はね?大きな穴が空いてるの。だから、今がチャンスなんだよ』

幼馴染『あいつを……私が…好きだった人を…お願いします』

厨二娘「い、今何処なの!?」

幼馴染『ヴァギナ空港、まだ時間が有るから厨二娘ちゃんに電話したんだよ』

厨二娘「お、男くんは知ってるの!?」

幼馴染『何処の空港かは知らないよ、ほら、早く男のとこに行ってあげて?』

厨二娘「あ、あの!」プツ

厨二娘「!?」プルルル

『お掛けになった電話は現在』

厨二娘「……(男くんは、幼馴染ちゃんが何処の空港に居るか知らない)」

男「おっ!見ろよあれ、犬が交尾してる!写メとろっと」パシャ

厨二娘「お、男くん!」

男「ん?お前も撮るか?」

厨二娘「あの!幼馴染ちゃんから連絡無かったの!?」

男「さぁ~?LINEはブロックしてるしな」

男「つーかあんな奴もうどうでも

厨二娘「良くないよ!!」

男「んっ、な、なに怒ってんだよ」

厨二娘「良くない、絶対に良くないんだよ」

厨二娘「早く、早くLINEのブロック解いて…」

男「だから、なんで怒ってんだよ」

厨二娘「早く!!」

男「わ、分かったよ……!!」

10分前 ありがと。辛いけど、サヨナラだね

男「……」

厨二娘「幼馴染ちゃん、最後の最後に酷い事言われたって……どうして考えてあげないの!」

厨二娘「ずっと一緒だったんだよね?!ずっと仲良しだったんだよね!?」

厨二娘「だったら……だったらなんでもう少し相手の気持ちを考えてあげられないの?」

男「……」

厨二娘「……ヴァギナ空港」

男「えっ…」

厨二娘「まだ、出発まで…1時間は有るから間に合うよ…(行かないで)」

厨二娘「今からタクシーでも、なんならその辺の自転車パクっても……間に合うから(行かないで…)」

男「ちゅ、厨二娘…」

厨二娘「駄目だよ……そんな別れ方駄目だよ…(お願い、行かないで…)」

厨二娘「今行かなかったら…本当にサヨナラになっちゃうんだよ…(行かないで…行かないで)」

厨二娘「だから…早く会いに行ってあげて(行かないで、行かないで、行かないで……行かないで)」

男「厨二娘…あ、あの

厨二娘「早く行って!!(行かないで!!)」

男「……サンキューな」タッタッタ

厨二娘「………」

厨二娘「っぅ…っぐ…ぅぅぁ…」

男「はっはっはっはっ!」タッタッタ

男「馬鹿野郎、馬鹿野郎!」タッタッタ

男「なんで友も俺に教えてくれねーんだよ畜生!」

男「あいつ会ったらぶん殴ってやる!……!た、タクシー!」

タクシー「あぁ、今から客乗せるから」

男「くそっ!」タッタッタ

男「なんでこういう時に限って自転車がねーんだよ!あーっもう!」

ブロロロロロ……キキィイ

男「うわっ!?ば、馬鹿野郎!あぶねーだろ!」

イケメン「乗りなよ」ニコ

男「い、イケメン!?久しぶり過ぎてすっかり忘れてたぜ」

イケメン「時間がないんでしょ?だから乗りなよ。僕のバイクに」

男「……すまねぇ!ヴァギナ空港まで頼む」

~ヴァギナ空港~

友「本当に、良かったのかよ」

幼馴染「うん。ごめんね?私の我儘に付き合わせちゃって」

友「別に……いっぱつ殴られる程度だし」

幼馴染「あははは。クリオネちゃんもサヨナラだね」

少女「また会える?」

幼馴染「うーん、どうだろ」

友「……じゃあ、またいつかな」

幼馴染「うん、いつか、ね…」

タッタッタ

男「おい!!」

友「えっ?」

幼馴染「お、男…?」

http://www.youtube.com/watch?v=XfhP5aNqtus

男「はぁっはっはぁ…」スタスタ

幼馴染「あ、あの…私

ギュウゥ

幼馴染「あっ……男?」

男「……待ってるから」

幼馴染「えっ?」

男「待って、待って待って、それでも来ないなら……会いに行くから」

幼馴染「……馬鹿、馬鹿馬鹿馬鹿」ポロポロ

男「泣くなよ…別にお別れじゃねーんだ。約束なんだよ、また会うっていう」

男「絶対、また会おうな」

幼馴染「う、うん……うん…」

男「だから泣くなっての、キャラじゃないだろうが」

幼馴染「だって、だってぇ…」

友「……アカン、俺、涙脆いんかも」

男「……行っちまったなぁ」

友「あぁ、そうだな」

男「会えるよな」

友「バーカ、約束したんだろ?あいつはお前と違って約束は守る方だからな」

男「それ、どういう意味だよ」

友「ん~?なんでもねぇよ」

男「はぁ?!」

友「ふふっ、ほら、帰ろうぜ」

男「帰るって、どうやって…」

友「チャリでもパクって、食い物万引きして、ゆーっくり帰ろうぜ?」

男「………あぁ、そうだな」

保守

保守と支援が足りな過ぎる
お前らもと気合入れてけ

ところで今日の晩飯何食った?

>>536
お前どうしたんだ?
ミッキーにやられたか

男「友はさ、将来の夢とか決まってんのか?」コキコキ

友「将来の夢~?まだ決まってねぇな」コキコキ

男「俺には有るぞ」

友「ふ~ん」

男「いや、聞かねーのかよ」

友「言いたかったらどうぞ」

男「FXで3億稼ぐ」

友「ぶっはwwwww」

男「本気だぜ?」

友「その為の金は?」

男「母さんの貯金1000万」

>>538
ミッキーって何だよ

カレーか
俺もココイチでカレー食ったわ
トマトとアスパラのカレー

本格的なカレーもいいけど、ココイチのカレーもうまいよな

http://i.imgur.com/ROxAcDL.jpg
幼馴染のイメージ支援

~その夜、自室にて~

男「………嘘だ」

男「嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ」

男「嘘だっ!!!」

男「た、たった一瞬で……か、母さんの貯金…ぜ、ZERO」プルプル

男「ば、バカな…そんな、バカな」

男「………逃げるか」ガタ

ガチャ

母「……」ニコ

男「か、母さん…」

ところで読む気しないから
誰か産業でまとめて

保守

何か俺に質問ない?

~駐車場~

男「………」ガタガタガタガタ

ビュオォォオオ

男「もひぃいぃぃいい!!」ガタガタガタガタ

男「はあぁあ、し、死ぬぅ…ぱ、パンツ一枚はヤバいって…」

男「あぁ、するんじゃなかった……FXなんてするんじゃなかった」

ビュオォォオオ

男「もひゃあぁぁああぁぁあぁあ!」

男「あばばばばばばば、み、水かけられてるから…か、身体が…凍って」ガタガタガタガタ

厨二娘「お、男くん?」

男「!!」

厨二娘「あの、だ、大丈夫?」

男「これが大丈夫に見えるか…」ガタガタガタガタ

厨二娘「た、たまたま近くを寄ったから…そしたら悲鳴が聞こえて」

男「さ、寒い…死ぬ」

厨二娘「何したらそんな事されるの?」

男「FXで1000万溶かした」

厨二娘「そ、そうなんだ…それじゃあ」

男「待って!!」

厨二娘「な、なに?」

男「み、見捨てるのか…み、見殺しにすんのかぁ!」

ビュオォォオオ

男「はぁああぁぁああぁぁあん!!」ガタガタガタガタ

厨二娘「……ふふ」

男「わ、笑い事じゃあねぇずるるぉ」

厨二娘「居ても良いんだ」

男「は、は?」ガタガタガタガタ

厨二娘「隣に…居ても良いんだ」

男「わ、分かったからたしゅけ

ビュオォォオオ

男「もうれすほうがぁああぁぁあん!!」ガタガタガタガタ

厨二娘「大丈夫?」

男「だいじょばなっい!」

厨二娘「そっか♪」

男「楽しんでんじゃねーずるるぉお!」

ビュオォォオオ

男「かぁまいんれっどぉぉおぉお!!」

厨二娘「……ふふ」 オワリダヨー

後日談、飯食い終わったら書かせていただいてもよろしいでしょうかすんません

~大学前~

男「ふうぅ…」

友「よっす!」

男「おぉ、友か……う、受かってるかな」

友「さぁなぁ?お前頑張ったんだろ?」

男「まぁ…うん、あいつに勉強教えて貰ってたし」

友「あいつねぇ……で?あいつとやらはどこに居るんだ?」

男「家に居る。受からない筈が無いって言ってたし」

友「すげぇ余裕…まぁあいつ勉強は出来てたもんな。何時も90点台だったし」

男「だよなぁ、だから不思議なんだよ。なんでこんなクソみたいな大学受けたのかって」

友「……ふふっ、ほら、行くぞ」

~カリ裏大学~

男「えーっと、4545番だよな…」

友「俺は1919番だなぁ……おっ、有った」

友「クリオネたそ~、俺受かったよ~」

少女「おめでとお兄ちゃん!」

友「クリオネたそ~」

男「4545番、4545番」キョロキョロ

男「おっ、4500番台はここだな」

男「………」

4523 4537 4539 4541

男「………!!」

4545

男「きたぁああぁぁああぁあ!」シコシコシコ

男「ふるるぃいばぁあああぁああ!いよっしやぁああぁぁあ!」バブリャー

友「おいおい、受験生を受精させるつもりかよ。ほら、寒いだろうから早くしまえよ」

~電車内~

男「いやぁ、良かった良かった」

友「家族には伝えたか?」

男「まだまだ!友は?!」

友「俺の家族はクリオネたそが食べちゃったからなぁ」

男「えっと、妹にLINE送っとこっと」ライーン

友「しっかし、あっという間だったよな1年」

男「ん?あぁ、確かに」

友「幼馴染、向こうで元気にしてんのかな」

男「Facebook見てないのか?元気みたいだぞ」

友「そっか、ならいいんだ」

男「……ん?」

汚っさん「……」サワサワサワ

女の子「ぃ、ぃゃ」

友「ん?どうしたよ」

男「……」ガタ

友「あっ、おい!席立ったらすぐに

おばちゃん「あぁあ」ドスン

友「あーあ、言わんこっちゃねぇ」

男「……」モミモミ

汚っさん「んぁっぁっ」ビクンビクン

女の子「……え?」

男「ほら、早く移動して」

女の子「あ、あの」

男「早く、こいつは俺が相手するから、ね?」モミモミ

汚っさん「んぁっは」

~陰核駅~

友「なぁ、なんで急に席なんか立ったんだよ、満員だったろ?」

男「ん~?俺はお前と違って金玉袋が広いからよ。おばちゃんに席を譲っただけ」

友「ふ~ん。かっこいいですねっと」

男「ははは、俺はかっこいいからな!」

友「ナルシストきめぇ……ん?」

女の子「あ、あのぉ」

男「ん?あぁ、別に気にすんなって。君も気を付けろよ?」

女の子「……覚えてますか?」

男「……はい?」

女の子「えっと、一年前だと思うんですけど…助けて貰った」

男「………あー!居たね、確か修学旅行の」

女の子「覚えててくれたんですね!」

友「……(写メ撮ってあいつに送ろ)」パシャ

男「いやぁ、ま、まさかあの時の君だったなんて思わなかったよ」

女の子「私、今年大学生なんです!良かったら…あの、LINE教えてくれませんか?」

男「あぁいいよ」ライーン

男「ん?厨二娘からだ…」

『超究武神覇斬を喰らいたいようだな』

男「………友、行こっか」

友「おう」

女の子「あ、あの」

男「ごめん、俺、二次元にしか興味無いから」タッタッタ

友「……ドンマイ」 タッタッタ

女の子「あっ……行っちゃった」

友「wwwwwwww」

男「やっぱお前か!せっかくの出会いを無にしやがって」

友「バーロー、お前に恋人なんて1時間早いっての」

男「1時間って…随分早いな」

友「しっかしまぁ、最近お前、女の子に飢えて無いかぁ?」

男「へーへー、彼女が居る奴は余裕だなおい」

友「まぁなぁ、最近はクリオネたその触角で抜いて貰ってるからな」

男「……きもちわりぃ」

友「ははは、ほら、バイクの鍵出せよ」

男「ん?あぁ、行きしにパクったやつだけど…ほい」チャリン

友「よっしゃ、受かったことを先生に報告だな」

バルルルルル

友「やっぱビックは楽だなぁ」

男「だな。乗る方はすげぇ楽シュミーだよ」

男「……あっ、信号変わるぞ」

友「青は進め、黄色は進め?」

男「赤進め!」

友「あいよ!」ギュッ

ブオォオンバルルルル

トラック「!!」

友「あやべ」

男「おぃいいぃぃいい!」

ガッシャーン

友「がはっげほっ!」

男「いってえぇぇ」

友「馬鹿!早く逃げるぞ、警察呼ばれたら年少ぶち込まれちまう」タッタッタ

男「あいたたた…ま、待ってくれよ」タッタッタ

トラック「……(大丈夫かあいつら)」

バイク「ぶぅおぇ…」

友「はぁっはぁっはぁ…ここまで来れば大丈夫だろ」

男「ったく、相変わらず無茶しやがる」

友「はぁ?進めっつったのお前だろ?」

男「……ぷっ」

友「……ひひ」

男「あははははははは!やべぇじゃんどうすんだよあのバイク」

友「知らねーよ、くひひひひひ」

男「あ~、やっぱお前と居たら飽きないわ、毎日に」

友「それはこっちの台詞だよバーカ」

男「で?腹にパーツが突き刺さってるけど大丈夫なのか?」

友「お前こそ。左腕が変な方向に曲がってるけど大丈夫なのか?」

男「左腕だろ?平気平気、お前は?」

友「腹だろ?ほら」グイ

友「血が噴き出てるだけだ、なんてことない」プシュー

男「……で、どうやって学校行こうか」

友「う~ん……歩いて?」

男「つーかその血、本当に大丈夫なのか?」

友「ん?あぁ、クリオネたそ~」

少女「お兄ちゃん、怪我しすぎぃ…」ウジュルウジュル

男「ほえ~、触手が傷治してる…なんかジブリの映画思い出すわ」

~学校~

友「結構歩いたなぁ」

男「……」

友「ん?どしたよ」

男「いや、そろそろ卒業だと思うとなんかな…金玉が疼いちまって」

友「……旧校舎、半年前に無くなっちまったんだよな」

男「あぁ、そうだな…色々有ったけど、無くなっちまったら、案外忘れれるもんだな」

友「だな……さっ、教室に行こうぜ」

男「うん…(旧校舎、本当に色々有った…田中から始まったんだよなそういや)」

       (●)(●)●)●)(●))(●)(●)(●)(●)(●))(●)__/
      (●)(●)(●)(●))(●)(●)(●),,r==、(●)(●)(●)

   __(●)(●)((●)((●))(●)(●)(●)ii● l(●)(●)(●)__
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(●)(●゙'‐='"(●)(●)(●)   \
   _ (●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)))(●)(●)(●)(●)_
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(◎)(●))(●)(●)(●)(●)  \
    _(●)(●,,r==、(●))(●)(◎)(●))(●)(●)(●)(●)_
      (●)((ii ,●l)(●))(●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)

   __(●)(●゙'‐='"((●))(●)(●)(●))(●)(●)(●)(●)_
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(●,,r==、(●)(●)(●)(●)   \
   _ (●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)ii ● ))(●)(●)(●)(●)_
 /  (●)(●)(丿"~"i i(●)(●)(●)゙'‐='"(●)(●)(●)(●)  \
    _(●)(●)(",, )(X)ヽヽ(●))(●)(●))(●)(●)(●)(●)_
      (●)(●)\ ヽXヽヽ(●))(●)(●)(≡)(≡)(●)(●)

   __(●)(●)((●\ヽ Xヽヽ(●)((●))(●)(●)(ミ)(●)__
 /  (●)(●),,r==、)( \,",",ソ●(●))(●),,r==、●)(●)   \
   _ (●)(●)ii ,●l)(●)(●)(●)(●)))(●ii● ;)(●)(●)_
 /  (●)(●)゙'‐='"(●)(●))(●)(●)(●))((゙'‐='"(●)(●)  \
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  /  (l●)(●)(●),,r==、)(●)(●)(●)(,,r==、)(●)(●l;)  \
  | .  (l;●)(●)(● ,● ))(●))(●)(●)ii ● l)(●)(●)    |
  |  . (0●)(●)(●゙'‐='"●))(●)(●)(゙'‐='"(●))(●)O)    |

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       (о●)(●))(●)(●))(●)(●)(●)(●)●》)
         ( ;●ξ巛:)( ;●ξ(●)(●,--'""ヽ●:( ;)
           巛巛ミ巛ミミミ//二二ノ""^ソ彡
             巛((ミミ((巛ヘ`\┼┼┼ ,!ヽ
                 巛王 \"ヽ-;:,,,,,,ノ

~教室~

厨二娘「……」

男「よっ!お前の番号あったぞ」

厨二娘「当たり前だ。我があの様な所に落ちる道理など無いのだからな」

男「なぁ、なんでお前、あんなクソみたいな大学受けたんだ?お前ならあの有名な尻穴マーラ大学に行けたかもなんだぞ?」

厨二娘「……」

厨二娘「少し、いいか」

男「ん?」

厨二娘「屋上に、ポケモンを持ってこい。さすれば超究武神覇斬は許してやる……じゃあな」スタスタ

男「あっ…」

友「ほら、早く行ってきな」

~屋上~

厨二娘「卒業か……長い様で短かったな」

男「なぁ、なんでポケモンなんだよ」

厨二娘「……6650だ」

男「は?」

厨二娘「6対6でやる、手加減は無しだ。いいな?」

男「お、おう…別にいいけど」

厨二娘「……行くぞ」

男「んな力込めなくてもポケモンバトルなら何時でもやってやんのに」

男「……(最初はアブソルか、メガシンカすんのかね…まっ、こっちはガルーラだけどな)」

メガガルーラ「グロウパンチ♡」

アブソル「へぶぅ」ダウーン

男「!?(メガシンカしない?どういう事だ?しかもニックネーム弄ってないな珍しい)」

厨二娘「次はこいつだ。いけ」

男「……(イワパレス?まぁメガガルーラの敵じゃねーわな)」ポチポチ

厨二娘「……次はこいつだ」

男「……(シャンデラかぁ、こいつ使ってたなぁ…まぁ雑魚乙)」ポチポチ

厨二娘「次は、こいつだ」

男「ふわぁああ…(テラキオンねぇ、ガルーラの敵じゃねーわな)」

厨二娘「……いけ」

男「!(ルカリオか、まぁガルーラを捨てても余裕だな、あと5体居るし)」

メガガルーラ「じしん♡」

ルカリオ「ぶひぃ」ダウーン

男「……なぁ、お前舐めてんのか?」

厨二娘「どういう意味だ」

男「メガシンカしないのは個人の自由だが、襷もねぇ、かと言って神速でもねぇ…もうやめだ、俺の勝ち確定じゃねーか」

厨二娘「逃げるのか?」

男「……分かったよ、ほら、最後の一匹だせよ」

厨二娘「……最後のポケモンだ」

男「ジラーチねぇ……ん?」

ジラーチ(NN かしらもじ)

男「???」

ジラーチ「ねがいごと」

メガガルーラ「じしん♡」

急所に当たった!

ジラーチ「へぶぅ」ダウーン

男「……」

厨二娘「ふっ、貴様の勝ちの様だな…楽しかったよ」スタスタ

男「おい!」

厨二娘「どうした?早く教室に帰るぞ」

男「……ぷ」

男「ぷはははははははは!!」

厨二娘「何が可笑しい」

男「いや、なんでもねぇ。じゃあ帰ろっか」

厨二娘「あ、あぁ…そうだな」

男「……俺なんかで良いのかよ」

厨二娘「えっ?」

男「いや、だからさ、俺なんかで良いのかって聞いてんの」

厨二娘「どういう意味だ」

男「……俺、まだあいつの事は忘れらんねぇし、忘れようとも思わねぇ」

男「あいつは、俺にとって特別な人なんだ…小さい時から馬鹿やって、何時の間にか好きんなって、何時の間にかどっかいって」

男「また会う約束までしてる……だから、だからよ」

男「俺……絶対、知らない内にお前傷つけちまうよ…」

厨二娘「……」

男「こんな半端もんで良いのか?もっといい奴なんてこの世に腐る程居るだろ!?」

男「だから……その」

厨二娘「私は伝えたぞ」

男「えっ?」

厨二娘「私はお前に伝えたつもりだ、次はお前の番だ。お前の気持ちを伝える番だ」

男「………」

男「俺なんかの為にさ、勉強教えてくれてありがとう…俺なんかの為に、よくしてくれてありがとう」

男「俺なんかの為に……俺なんかの、側に居てくれてありがとう」

男「………あー、なんつーか、その」

男「あはは、やっぱキャラじゃねーわな。うん……聞いてくれ」

男「俺………俺」

男「お前んこと好きだ」

厨二娘「……」

男「この一年、お前見てきた…けど、やっぱお前の事だけじゃなくて、幼馴染の事思いながらお前見てた」

男「最低だよな、俺だけ見てくれてるお前にさ、そんな失礼な事しちゃってた」

男「けどそれは、今からもそうだと思う……やっぱ俺、幼馴染の事は忘れられない」

男「こんな最低な俺で良いのか?」

厨二娘「……」

男「って、違うよな。そうじゃないよな」

男「こんな、こんな俺で良かったら……お前の隣に居させて欲しい」

厨二娘「……」スタスタ

男「あっ…おい」

厨二娘「……男くんじゃないと嫌なの」ガチャ

男「えっ?」

厨二娘「ほら、行こ?」

男「あっ……お、おう!」

~帰宅路~

友「……」

男「……」

友「一緒帰らなくて良かったのか?」

男「え?」

友「とぼけんなよ、つーか言ったろ?恋人作るのは1時間早いって」

男「あっ……つ、つーかお前、知ってたのかよ!」

友「まぁなぁ、つーか相談受けたの俺だし」

男「は、はぁ!?」

友「いや、あいつから相談されたんだよ。どうしようって」

友「ポケモンでいいんじゃねーのって言ったらまさか本当にポケモン持ってくるとはな」

男「じゃ、じゃああの名前も!」

友「名前?何のことだよ」

男「とぼけんなよ!あのジラーチだよ!」

友「ジラーチぃ?はぁ?お前、ポケモンバトルの最中に告白されたんじゃねーの?」

男「あっ……(そっか、こいつあの事は知らないのか)」

友「なになに?なんかあったのか?ん~?」

男「な、なんでもねーよ!ば、バーカ!」

友「……何かあったんだな?」

男「何もねーよ!」

友「ふ~ん、で?一緒に帰らなくて良かったのかよ」

男「はぁ……別に、明日会う約束してるし」

友「いきなりデートですか、熱いねぇ」

~自室~

男「はぁ……なんか今日色々有り過ぎた気がする」

男「つーかなんだろ、幼馴染と違ってなんでこんなドキドキしてんだよ俺」

男「……?厨二娘からLINE来てるじゃん」

『今宵の月は美しい』

男「いやいや、月出てねーだろっと」ライーン

『ググって死ね』

男「……意味わかんねーぞ」

男「まぁいいや、暇だしっつーかドキドキして寝つけそうにないからポケモンでもするかな」

男「えーっと、ランダムでいいよな」ポチポチ

~PM11:36~

男「あーっもっ!ギルガUZEEEEEE!」

~AM2:16~

男「あーまたアローね死ね死ね」ポチポチ

~AM3:49~

男「はい勝ち確~……は!?」

男「おい!切断とか死ねよクソガキが!半端な気持ちでポケモンやんじゃねーぞ!!」

~AM5:19~

男「ふわぁああ、確か待ち合わせは10時だろ?もうちょいやるか」ポチポチ

~AM8:26~

男「……寝よ、1時間寝れるわ…」

AM11:46~

男「寝過ごしたwwwwwww」

終わり

おやすみー

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年08月11日 (火) 11:47:52   ID: syXaQawU

なんだこの狂った世界観は

2 :  SS好きの774さん   2016年03月16日 (水) 09:46:20   ID: -V3HngI4

常識を一旦忘れなきゃいけないなこれ

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