田母神「韓国を見習い、ニートを徴兵する必要があります」 (57)

ほんとうは強い日本 (PHP新書): 田母神 俊雄

私は国政選挙に立候補する人、国家公務員上級職の受験者、教職員試験の受験者には、
半年程度の自衛隊入隊を義務付けてはどうかと思っている。
韓国では徴兵制が敷かれており、19歳から29歳までの健康な男子は、最低2年2か月の兵役につくことが義務付けられている。

満19歳以上の男性は、原則として入隊の適性検査が課かされており、その結果を基に階級が定められる
韓国の男性と日本の男性の違いは、ひとえに兵役についてるか否かが、大きく影響しているのではないか。
韓国の男子はどんなもやしの風体の子供でも、徴兵制について「分断国家だから仕方ない」といったしっかりとした返答をしてくる。

しっかりした大和男児を作るためにも徴兵制は役立つと思う。まずは指導者層から始めたらいい。
指導者層が確固たる国家観、歴史観そして人生哲学をもつとともに、国の守りの必要性を理解すればそれは次第に多くの日本国民に伝わっていく。

内閣府が出した2010年7月に出した統計によると、日本は15歳から39歳のうち、ひきこもりが69万6000人いるということである。
昔はこんなことがなかった。このようなことになるのは若いうちに厳しさを体験しないからだではないか。

国民教育として徴兵制を我が国も考えても良いではなだろうか。毎年4月に自衛隊に入隊した若者が夏休みで家に帰ると、
見間違えるほどの好青年に成長しており、家族の皆さんから感謝されることが非常に多い。自衛隊は非常に優れた教育機関であると思う。

戦後多くの国で徴兵制が採用されてたが、最近では徴兵制の国が次第に減っている。
しかし我が国の状況では徴兵制が必要ではないかと思っている。

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