雪歩「プロデューサーと私と、時々、ケツの穴」(108)

P「え……ケツの穴が欲しい、って?」

雪歩「あ、あの……だめ、ですか……?」

P「いや、だめじゃないけど……そんなのでいいのか?」

雪歩「……はい。いま私が一番欲しいもの……それが──」

雪歩「あなたの……、ケツの穴なんですぅ」

P「……」ゴクリ




雪歩「プロデューサーのケツの穴掘ってこの指を埋められれば」

雪歩「他には私……なにもいりません!」

P「……でも、雪歩。今日はさ、特別な日だろ?」

雪歩「特別……?」

P「ああそうだ。クリスマスイブ、そして雪歩の誕生日……」

P「女の子だったら、もっとこう……ロマンチックなプレゼントの方がいいんじゃないかな」

雪歩「……えへへ、そうかもしれませんね。でも……」

P「でも?」

雪歩「……でももう、ロマンチックなプレゼントなら貰っちゃいましたよ。だから、これ以上は受け取れません」

P「……俺、何かあげたっけ?」

雪歩「お仕事が終わったあとに、こうして私とふたりきりで会って、デートをしてくれました……」

P「で、デートって……あはは」

雪歩「ああっ! で、で、デートっていうのは、ちょっと、その……言い方が間違っちゃったかもですけど……」

雪歩「と、とにかく! こうして綺麗なクリスマスツリーも見れたから、私はもう、ロマンチックなのはお腹いっぱいなんですぅ!」

P「でも、それくらいのこと……」

雪歩「むぅ……プロデューサー?」

P「な、なんだ?」

雪歩「……プロデューサーなら、わかりますよね? 私が、どんなことで喜ぶかってことくらい」

P「……」


P「……ああ、そうだな。雪歩はいつだって、そうだった……」

P「雪歩はさ……小さいことで、これでもかってくらい喜んでくれるんだ」

雪歩「ち、小さいことなんかじゃないですぅ!」

P「ご、ごめんごめん。そうだよな、雪歩はこういう風に言われることが嫌なんだっけ」

雪歩「……私にとっては、どんなことだって、ひとつひとつが大切な思い出ですから」

雪歩「プロデューサーと一緒に歩いてきた、大切な……」

P「喧嘩をしたことも?」

雪歩「もっちろん、そうですぅ!」

P「……あは、あははっ!」

雪歩「え? な、なんですか? 私、何か変なこと……」

P「いや、そうじゃなくてさ……雪歩、変わったなって思って」

雪歩「変わった? そうでしょうか……」

P「うん、そうだよ……ずっと雪歩を見てきた俺が言うんだから、間違いない」

P「前までの雪歩だったら……喧嘩したことなんて悲しくなるから、思い出したくもなかっただろ?」

雪歩「……えへへ。それは確かに、そうかもですね」

雪歩「でも、プロデューサー?」

P「なんだ?」

雪歩「……もし私が、変わったって言うのなら……それはきっと、プロデューサーのおかげです」

P「え、俺のおかげ?」

雪歩「はい。私が失敗して、泣いちゃったときだって……オーディションに合格したときだって……」

雪歩「プロデューサーはいつだって、どんなときだって……私のそばにいてくれましたよね」

P「……うん」

雪歩「えへへ……プロデューサーがそばにいて、私を励ましてくれたから……」

雪歩「『がんばれ』って言って……いつもみたいに、優しくケツの穴を差し出してくれたから……」

雪歩「……だ、だがら……わだしは……! う、うぅ……」ウルウル

P「!? お、おい、雪歩──」

雪歩「だからっ!」

P「っ!」


雪歩「だから、私はきっと……強くなれたんです……!」

雪歩「……えへへ、ごめんなさいですぅ……」

雪歩「なんだか、これまでのことを思い出したら……感極まっちゃって……」ゴシゴシ

P「いや……いいんだよ」

雪歩「泣き虫なのは、いつまで経っても変わらないんですよね……」

P「……変わらなくたっていいさ。雪歩は、そのままでいいんだ」

雪歩「え? そのまま……?」

P「ああ。前に言っただろ? 俺はさ……雪歩の泣き顔だって、だいすきなんだよ」

雪歩「……」

P「……悲しいときは、思いっきり泣けばいい。頑張ることがつらいなら、立ち止まったっていい」

P「そうやって流した涙を越えた先に……、雪歩の、最高の笑顔が待っているんだから」

雪歩「……!」

P「……なんてな。ちょっと、キザすぎたか? あはは……」

雪歩「…………プロデューサー」

P「ん?」


雪歩「──初めて会った日、覚えてますか?」

『は、萩原雪歩、17歳ですぅ! え、えっと……好きなものはお茶で……それで……』

『えーっと……』

『……あ、あの……!』

『ご、ごめんなさいぃ! 他に言えることは、これといって特にありませぇん!!』


 * * *


P「……もちろん、覚えてるよ」

P「あの頃の雪歩はまだ、いまいち自分に自信が持てなくて……俺の前でも、いつもビクビクしてたっけ」

雪歩「……自分に自信がないのは、今もですけど……」

P「でも、良い顔をするようになったじゃないか」

雪歩「え……良い顔?」

P「ああ……仲間と手を取り合って、ひたむきに努力して……そうして、雪歩はさ」

P「見ている人みんなを優しい気持ちにさせる……そんなアイドルになったよ」

雪歩「……えへへ……」

雪歩「プロデューサーに、そんな風に言ってもらえることが……、一番、嬉しいです……!」

雪歩「……でも、すべては……あのときプロデューサーが言ってくれた、あの一言から……」

雪歩「いま思うと、きっとあの瞬間から……私は変わり始めたんだって思います」

P「あの一言?」

雪歩「……はい」

雪歩「自己紹介もうまくいかなくて、思わず泣きそうになっちゃって……」

雪歩「でもでも、初対面の人の前で泣くなんて、そんなのみっともなさすぎるって思っちゃって……」

P「……うん、そうだったな。雪歩、穴を掘りに逃げ出しちゃったんだっけ」

雪歩「穴の中は、暗くてじめじめしてて……とっても、心が安らかになりますから」

P「俺はそんな雪歩の習性を知らなかったから……あのときは随分、びっくりしたよ」

雪歩「えへへ……ごめんなさい」

雪歩「……私はあのとき、暗い穴の中でめそめそしながら……いっそこのまま、アイドルなんてやらずに……」

雪歩「一生この穴の中でのんびり過ごすのも悪くないかな? って……そう思っていたんです」

P「あははは……」

雪歩「──でも、プロデューサーはそんな私に、こう言ってくれましたよね。手を差し伸べながら……」



『掘るなら、俺のケツの穴を掘ってくれ……!』



雪歩「って……」

P「……うん。そんなこともあったっけな」

雪歩「……私、あのとき感じた気持ちを忘れません」

雪歩「いままで生きてきて、あれほど戦慄したことはありませんでした」

P「無理もないな。今思うと、年頃の女の子に言う台詞じゃなかったよ」

雪歩「でも……プロデューサーの眼差しを見たら、真剣な気持ちは伝わってきました……」

P「……ふふ」

『俺のケツの穴なら、君のすべてを受け入れてみせるっ!』

『だから、だから……!』



雪歩「……初めて会うなり、いきなり泣きべそかきながら逃げ出しちゃう、こんなだめだめな私に……」

雪歩「自分の身を投じてまで、安心させてくれようとして……」

P「……半分、自分の趣味でもあったんだけどね」

雪歩「えへへ……それでも、ですぅ!」

雪歩「それでも、私が……あの最初の一歩を踏み出せたのは、その一言を貰ったから」

雪歩「なにより……あなたの心を、感じたから……」

P「……」

雪歩「だから私は、こう思ったんです」

雪歩「この人と一緒なら、私はきっと、頑張れる……って」

P「……そっか。それなら……本当に、良かった」

P「懐かしいな……」

雪歩「……プロデューサー」

P「ん? どうした?」

雪歩「えっと……わ、私……」

P「どうしたんだ、なんでも言ってみてくれよ」

雪歩「……じゃ、じゃあ……」



雪歩「そろそろ、掘りたくなってきちゃいました……」

P「!」

雪歩「……ケツの穴……」

雪歩「私たちが初めて会った、あのときのことを思い出したら……えへへ」

雪歩「いいですか……?」

P「……あ、ああ」

P「で、でも……よく考えたら、誕生日にこんなの、おかしいんじゃ」

P「ケツの穴を掘るなんて、さして特別なことでもないし……いつものことじゃないか」

雪歩「プレゼントが決まらなくて、『何が欲しい?』って聞いてきたのはプロデューサーじゃないですかぁ!」

P「それはそうだけど……」

雪歩「……私、がっかりしちゃったんですからね」

P「え、がっかり?」

雪歩「そうですぅっ! 私、本当は……とーっても期待してたんですからっ!」

雪歩「プロデューサーのことだから、世界で一番素敵な、一生の宝物になるプレゼントをしてくれるって……」

P「あはは……思ってたより、ずっとプレッシャーがかかってたんだな」

雪歩「……むぅ……」ジー

P「わ、わかったわかった! そんな目で見るなって! そ、それじゃあ……」


カチャカチャ……


P「脱ぐよ……」

雪歩「はいっ! えへへ……♪」

P「……」

雪歩「……」ワクワク

P「……ほら」

雪歩「わぁ……!」



   ( P  )
    (⊃⌒*⌒⊂)
     /__ノωヽ__)



雪歩「いつ見ても、とっても綺麗なケツの穴ですぅっ!」

P「うぅ……わかってはいたけど、やっぱり、しばれるねぇ……」フルフル

雪歩「あ、プロデューサー……、寒いですか?」

P「うん……まぁ外だから、仕方ないけどさ」

夕飯食べてきます

保守ありがとうございます
再開する

雪歩「あ、あの……やっぱり、どこか屋内に行ったほうが……いいのかなって……」

P「……いや、大丈夫だ。ここでいい」

雪歩「でも……」

P「心配はいらないよ。それに、雪歩……」

雪歩「え、私……?」

P「もう雪歩はさ、いますぐ、ケツの穴を掘りたくてたまらなくなっているんだろ?」

雪歩「……!」

P「……その声を聞けば、それくらいわかるさ」

雪歩「……えへへ」



雪歩「やっぱりプロデューサーは、私のことを……世界でいちばん、わかってくれているんですね」

雪歩「……嬉しいですぅ……!」

雪歩「それじゃあ……」ガサゴソ


──キュッ


雪歩「えへへ……」ワキワキ

P「あはは……用意周到だな。ちゃんと手袋を持ってきてたなんて」

雪歩「……ほ、本当は……こうなる前から、ちょっと期待、しちゃってたりして……」

P「え? ってことは──」

雪歩「はぅっ! あ、あの! ちちち、違うんですぅ! そんな、最初から自分で言うつもりじゃぁ……」

P「……ふふふ」

雪歩「……うぅ……違うんですからぁ……!」

P「あははは! 大丈夫、ちゃんとわかってるさ……ローションは?」

雪歩「ここに……」スッ

P「よし」

P「じゃあ雪歩、頼む……。いつでもきてくれ」

雪歩「はい……」キュポン


とろーり……


P「ひゃんっ!」ビクンッ

雪歩「へっ!?」

P「あ、い、いや……ごめん。ちょっと冷たくて、ビックリしちゃってさ」

雪歩「あ、そっか……今日は人肌に温めてないから……」

P「……だけど、こういうのも悪くないな……。俺のケツの穴は親方のゲンコツより固いんだ」

P「だから気にせず、続けてくれ……!」

雪歩「は、はいぃ……!」

P「……」ドキドキ

雪歩「──あっ!」

P「え!? ど、どうしたんだ? 早くローションをかけてくれよ……」

雪歩「ごめんなさいっ! わ、わわ、私、大切なことを忘れていましたぁっ!」

P「大切なこと?」

雪歩「そ、そうですぅ……いちばん、忘れちゃいけないこと……」

P「それって一体……」

雪歩「……あの、その……えっと……うぅ……ん……」

雪歩「だ、出さなきゃいけないもの! ……というか……だから……」カァァ

P「……ああ、そういうことか!」

雪歩「え?」

P「あはは、ごめんごめん。雪歩に、こんなお下品なことを言わせるところだったよ」

雪歩「も、もしかして……、わかってくれたんですか……?」

P「うん。でも、心配しなくても大丈夫だよ。事前にもう、出しきってきたらからさ」

雪歩「えっ! そ、それ、本当ですかぁ!?」パァァ

P「ああ……」




P「──ウンコなら、ここに来る前に済ませてきた」

雪歩「……良かったぁ……!」

P「……実を言うとさ、俺も考えていたんだよ」

雪歩「え……?」

P「雪歩に言われるまでもなく、ケツの穴を掘らせてあげるつもりだったんだ」

雪歩「!」

P「……雪歩ならきっと、そうすることを望んでいるんじゃないかと思ってね」

雪歩「ぷ、プロデューサぁ……!」

P「あ、でも勘違いしないでくれよ? もちろん、プレゼントはこのあとまた買いに……」

雪歩「……いいんです」

P「いや、でも……そんなんじゃ、申し訳ないよ」

雪歩「いいったらいいんです……。私はもう……こんなに嬉しい気持ち、貰っちゃいましたから」

P「気持ち?」

雪歩「……そうです」



雪歩「プロデューサーが、私のことを、こんなに考えていてくれた……」

雪歩「それが、何より……何より嬉しい、お誕生日プレゼントですぅ……!」

P「雪歩……」

雪歩「そ、それじゃあ……お誕生日プレゼント、貰っちゃいますね」

P「ああ! バッチコイ!」


とろーり……


P「んっ……ふ」

雪歩「……まずはローションをたっぷり使って、ゆっくり……ほぐして……」


こねこね……


雪歩「プロデューサー、冷たくないですか?」クニクニ

P「ああ、大丈夫だ……むしろだんだん、この冷たさが心地良くなってきたよ……」

雪歩「えへへ……良かった……」グニグニ

P「おぅ……ケツの穴の中に染み込んでくる感覚が……ぅん……」



※ローションは多くの場合、ちゃんと温めてから使います。
※このふたりは特別な訓練を受けたアイドルとプロデューサーですので、気軽にマネをしないでください。

雪歩「……こうやって……」ツツー

P「……! ……はぁ……はぁ……!」

雪歩「ケツの穴のシワをなぞるように、爪でこするの……」

クリュクリュクリュッ

P「ん……!」

雪歩「すきですよね……」

P「……あ、ああ……! だいすっ、だいすきだぁ……!」

雪歩「えへへ……プロデューサーが喜んでくれるなら、私もとっても嬉しいですぅ!」

P「雪歩の細くて白い指が俺のケツの穴に触れていると想像するだけで、俺もう……!」

雪歩「想像だけじゃだめですぅ……。だって、実際に……ふぅー」

P「っ!」ビクンッ

雪歩「触れているんですよ……ふぅー」

P「あっあんっ、冷えたローションに濡れたケツの穴に息がかかって、冷たいっ、でもっ」

雪歩「えへへ……気持ちいいですか……?」クニクニ

P「はいさーい!」

訂正
×P「あっあんっ、冷えたローションに濡れたケツの穴に息がかかって、冷たいっ、でもっ」
○P「あっあんっ、冷えたローションで濡れたケツの穴に息がかかって、冷たいっ、でもっ」

P「……な、なぁ雪歩……もうそろそろ……」

雪歩「だめですよ、プロデューサー」

P「でも……」

雪歩「まだちょっと、硬いです。もっとたくさんローションを使って……」


とろーん……


P「……あふぅ……」

雪歩「いっぱいこねこねして、もっともっと、柔らかくならないと……」コネコネ

P「……優しいな、雪歩は」

雪歩「え? 優しい……?」コネコネ

P「俺のケツの穴が傷つくことを、心配してくれているんだろ?」

雪歩「……」コネコネ

P「……嬉しいよ。やっぱり俺、君のプロデューサーになれて良かったって思う」

雪歩「……私も、です……」コネコネ

雪歩「私も……あなたがプロデューサーで、本当に良かった……!」コヌコヌ

雪歩「ちょっとだけ、指の先、入れますね……」ヌプッ

P「んっ」

雪歩「こうやって、ケツの穴の内部にもたっぷりローションを染み込ませないと……」ニュルニュル

P「ああ、そうだなんっ……あとでひどいことになっちゃ……んっ……からな」

雪歩「……あのときは大変でしたぁ……本当に、ごめんなさい……」

P「あははっ! ニ、三日、ケツの穴から春香のイメージカラーが流出しっぱなしだったんだよなぁ」

P「……でも、気にすることないぞ。だって俺、雪歩に約束しただろ?」

雪歩「約束?」ヌポヌポ

P「ああ……」


『雪歩の不満は、すべて、このケツの穴で引き受ける』

『悲しいときも、泣きたいときも──俺とこのケツの穴は、いつだって、君のそばにいるよ』

『だから、もう一度俺と一緒に……、歩いていってくれないか』


P「──ってさ。だから俺は、どんなことがあっても平気だよ」

雪歩「……えへへ……そうでした」ニュルンッニュルンッ

雪歩「……ユニットのリーダーとしてのプレッシャーに、負けちゃいそうになったとき」

雪歩「頑張っても頑張っても、終わりが見えなくて……目の前が真っ暗になっちゃった、あのとき……」

雪歩「プロデューサーは、カチャカチャとベルトを緩めながら、そう言ってくれたんでした……」

P「……雪歩がアイドルである限り、俺のプロデュースが続く限り……その約束は有効だからな」

雪歩「えへへっ……ありがとうございます、プロデューサー……!」

P「なーに、礼を言われることなんかじゃないよ。何より俺が──」

雪歩「──でも」

P「ん?」

雪歩「……でも、私は……、もうあなたが、私のために傷つくのは、いやなんです……」

P「……雪歩……」

雪歩「プロデューサーが椅子に座るたびに、苦悶の表情を浮かべる光景なんて……」

雪歩「大好きなプロデューサーが苦しむ姿なんて……、もう、見たくありませぇん!」

P「……えっ?」

雪歩「だからこうして、私はたっぷりとローションを塗るんですぅ! えへへ……」

P「……あ、あのさ……雪歩」

雪歩「なんですかぁ? あ、もうちょっとローション塗りますか?」

P「あ、いやちがくて……」

雪歩「……?」

P「……大好きなプロデューサー、って、いま言ったか?」

雪歩「はい、言いましたけ……ど……」

雪歩「…………あ」

P「……えーっと……それって、ヤバイ意味じゃ……」

雪歩「……あ……、あ、あぁぁぁ……!」カァァ

グニュニュニュ!

P「んおっ!?」

雪歩「そ、そそ、それはちがくてっ! そのっ、いまのはお茶と言い間違えま……」

雪歩「……(プロデューサーのケツの)穴掘って、埋まってきますぅ~~!!!」ズボボッ

P「あひぃんっ!」ビクンッ

P「はぁぁん……ケツの穴の中に……入ってくれぅ~……」

雪歩「……大好きは大好きでも、ケツの穴が大好きって意味なんですぅ……!」

グニュニュッ

P「う、うん! そうだよな、あははは……んっふっ」

雪歩「あぁっ、でもっ! わ、私がプロデューサーのことを好きじゃないかっていうと、それもちがくて……」

雪歩「好きじゃないなんてそういう風には絶対に思って欲しくはなくて、勘違いされたらいやで……!」

ギュニュルン

P「あ、あぁ……わかった、わかったから……だからもう少し……んっ! や、優しく……」

雪歩「ひぅっ! ご、ごめんなさいぃっ!」

P「……はぁ……はぁ……うん、いや、いいんだ……むしろ……」

雪歩「……うぅ……やっぱり私、だめだめですぅ……」シュン

P「え? なんで?」

雪歩「……またプロデューサーを、傷つけちゃいました。さっき、あんなことを言ったばかりなのに……」

P「……『また』、なんて……そんなことはないさ」

雪歩「え……?」ヌポヌポ

P「いいか、雪歩……俺はな、いままで雪歩と一緒に過ごしてきて、傷ついたことは一回しかないんだ」

雪歩「一回……?」

P「ああ。それは……雪歩がプレッシャーに負けそうになって、『もう、アイドルなんて続けらない』って言ったときだよ」

雪歩「……! あ、あのとき……」

P「……今だから言えるけど……正直、悲しかったんだ」

雪歩「……ごめんなさい。私が、弱かったせいで……う、うぅ……」

P「ちがう!」

雪歩「っ!」

P「……そんなことを、雪歩に言わせてしまったということが……悲しかったんだ」

P「俺がもっと雪歩の力になってやれれば、あんな風に雪歩を悲しませることもなかったって思うと……」

P「自分がとても情けなくなって……胸の奥がひどく痛んで、泣きそうになってしまっていたんだよ」

雪歩「そ、そんなこと……! プロデューサーのせいじゃないですぅ!」

P「……ちがうよ。俺のせいだ……」

P「俺の使命は、雪歩に笑顔でアイドルを続けさせてやることだって言うのに……」

雪歩「…………」ヌポヌポ

P「あはは……ま、とにかく。そんなわけだからさ、『また』なんて言い方は正しくないって!」

P「たとえケツの穴が傷つくことはあっても、心さえ傷つかなければ、俺は全然──」

雪歩「プロデューサー……」

P「ん? なんだ?」

雪歩「……どうして、そんな風に、言ってくれるんですか……」

P「……」

雪歩「どうして……こんな、何をやってもだめだめな、私なんかのために……」

P「……そんなの、決まっているだろ」

P「俺は、世界でたったひとりしかいない……雪歩のプロデューサーだから」

雪歩「……! ぷ、ぷろでゅ」



P「そして、何より……」

雪歩「え……?」

 
 
P「……君のことが、こんなにも……すきだからだよ」


雪歩「……っ!!」

 
 

P「……いつからだろう、こんな気持ちを持ったのは……」

P「あはは、もしかしたら、一目ぼれだったのかもしれないな」

雪歩「ひ、一目ぼれ……!?」

P「ああ。じゃなかったら、出会っていきなり、ケツの穴を掘ってくれなんて言わないさ」

雪歩「……それはたしかに……」

P「でもさ、たとえ一目ぼれでも……雪歩のことを知るほど、俺の中に芽生えた気持ちは、どんどん強くなっていったんだよ」

雪歩「……!」

P「……ちょっとだけ不器用だけど、ひたむきに頑張る雪歩の表情が、すきだ」

P「泣いちゃうこともしょっちゅうだけど、そのあとに浮かべてくれる笑顔が、すきだ」

雪歩「あ、あのぉ……!」

P「……そして、なにより……大切な仲間の為に涙を流せる、そんな雪歩の優しさが……だいすきだ」

雪歩「だ、だいす……!?」

P「……雪歩は決して、強い女の子じゃない。だからこそ、俺がこの手で、守ってあげたくなるんだよ」

P「誰よりも、幸せにしてやりたいって、そう思っている……!」

雪歩「え、え、えぇぇ……!?」

P「……なぁ、雪歩」

雪歩「はははいぃっ!」

P「こんなこと、プロデューサーっていう立場を考えたら本当は言ってはいけないと思う」

雪歩「…………」

P「でも、この気持ちはたしあっあっあんっ!」

雪歩「う、うぅうぅぅ……!」グリグリ

P「お、お、オオッ……!」

雪歩「……そ、そんなこと、突然言われたら……わ、私……!」

P「ゆ、ゆき……あの……うっ」

雪歩「ケツの穴を掘る以外、どうしたらいいか、わからなくなっちゃいますぅぅぅ!!」グリグリ

P「う、うんっ! それでいい、それでいいんだっ!!」

雪歩「え……?」

P「だってっ! 俺たちは、ずっと──」

P「ずっとそんな風に、一緒に頑張ってきたんだからっ!!」

雪歩「……!」 トクン……

雪歩「…………」ヌッポヌポ

P「んはぁ……ぅん……んっく……」

雪歩「……あったかいです、プロデューサーの腸壁……」

P「そ、そっかぁ……」

雪歩「ここは外で、とても寒いはずなのに……こうしていると、体も心も、ぽかぽかになります」

雪歩「まるで、日向でのんびりお茶を飲んでいるときみたいに……心が落ち着いてくるんです……」

P「……俺も、同じ気持ちだよ」

雪歩「本当ですか?」

P「ああ。ずっとこうしていたくなる……」

雪歩「……えへへ……嬉しいです」

P「雪歩が嬉しいなら、俺もまた、嬉しいさ……」

雪歩「それなら私は、もっと、もーっと……嬉しくなっちゃいますぅ!」

P「ふふ……いいじゃないか、それで」

雪歩「……そうですね。えへ、えへへへ……♪」グリグリ

雪歩「……プロデューサー?」

P「ん?」

雪歩「私、実は……いつも思っているんですよ」

P「思ってるって、どんなことを?」

雪歩「……こんな風に、指をプロデューサーのケツの穴に入れるたびに……」ズニュリ

P「おふっ」

雪歩「ああ、私はひとりぼっちじゃないんだな、って……」

P「……雪歩……」

雪歩「この指先で、あなたと繋がっていると……あなたの腸壁の優しい温度が、直接、私の心まで届いて」

雪歩「そうしている間は、とっても気持ちがラクになるんです……」

P「……こんな俺でも、雪歩の役に立てていたんだな」

雪歩「こんな、なんて言っちゃだめですぅ!」

雪歩「だって私は、プロデューサーと一緒だったから、いままで頑張ってこれたんですよぉ!」

雪歩「どんなときでも、あなたがいたから、だから……!」

P「あ、ああ……ごめんごめん」

雪歩「……」

P「……」


ぬぽぬぽ……


雪歩「……プロデューサーには、前に言いましたよね。私がアイドルになった理由……」

P「……自分を、変えたかったんだよな」

雪歩「はい……。何をやってもだめだめで、すぐに逃げ出しちゃう自分を変えたくて……」

雪歩「そうして、少しでも、自分のことを好きになれたらいいなって思って……」

雪歩「だから私は、アイドルになったんです」

P「……うん」

雪歩「……でも、いざアイドルとしてデビューしても、私は全然変われませんでした」

雪歩「ずっとレッスンばかりで……たまに来るお仕事といえば、壊れた椅子の下に隠れて、それを支える役だったり……」

P「ははは……音無さんに聞いたことがあるよ。昔は結構、ひどい有様だったんだってね」

雪歩「えへへ……だけど、プロデューサーが765プロにやって来て……」

雪歩「そして、私のことを選んでくれたあの日から……すべては、変わり始めました」

雪歩「毎日が楽しくなって……もちろん、つらいこともたくさんあったけど……」

雪歩「……そ、それでもぉ……!」

P「! ゆ、雪歩……」

雪歩「う、うぅ……」ウルウル

P「ケツの穴をそっちに向けているからわからないけど……もしかしてお前、泣いて──」

雪歩「それでもっ! それでも私は……!」

雪歩「今の自分のことを、前よりちょっとだけ……好きになれましたぁっ!!」

P「……!」

雪歩「……私の世界を変えてくれたのは、プロデューサーです。あなたがいなければ、いまの私はいません」

雪歩「そして、私は……いつからか、もうわからないけど……」

雪歩「自分のことを好きになる、以上に……あなたのことが……」




雪歩「ずっと、私のそばにいてくれて……いつだって、どんなときだって……」

雪歩「私に、最初の一歩を踏み出す勇気をくれる、あなたのことが……!」

雪歩「この優しいケツの穴を含めて……」

グニュグニュ……

P「んっ……」






雪歩「こんな気持ちを、生まれて初めて抱けたことが……、嬉しくて嬉しくて……」

雪歩「それこそ、泣きたくなっちゃうくらいに……!」


ポロポロ……






雪歩「プロデューサーのことが、大好きになっていたんですぅ……!」

雪歩「……」ドックン ドックン……

P「ゆ、雪歩……!」

雪歩「……え、えへへ……やっと、私も……ちゃんと言えました」

P「……でも、さっきも言ってくれたじゃないか」

雪歩「あっ、あれは! だから、お茶と言い間違えて……あうぅ」

P「あはは! 冗談だよ、冗談」

雪歩「……あんなにカッコ悪いのは、忘れてくださいぃぃ……」

P「……でも、本当に、嬉しいよ……。雪歩も、そんな風に想ってくれていて……」


ピクッピクピクッ


雪歩「あ……ケツの穴が、ぴくぴくしてます」

P「ああ、この子も喜んでるんだ」

雪歩「……えへへ……♪」

雪歩「プロデューサー……ずっと、私と一緒にいてくれますか?」

P「ああ……もちろん」

雪歩「どんなことがあっても、絶対、絶対ですか?」

P「あっはっは! そんなの、俺から雪歩にお願いしたいくらいだよ」

雪歩「……でも、その……」

P「おいおい、信じてくれないのか?」

雪歩「……そういうわけじゃないんですけど……こんなに嬉しいこと、私なんかに起きていいのかなって……」

P「あはは……雪歩のそういうところは、なかなか変わらないな」

雪歩「うぅ……」

P「……よし、これならどうだ!」

雪歩「え──?」


……きゅっ


雪歩「……! プロデューサーのケツの穴が、きゅって……!」

P「どうだ、俺のケツの肉に浮かんだエクボは」

雪歩「とっても……素敵です……」

P「……これが、俺なりの返事だよ。信じてもらえたかな?」

雪歩「……はい……!」

雪歩「プロデューサーの気持ちが、この指先に触れて……そして直接、私の心に届いてきました……!」

P「ふふ……なぁ、雪歩」

雪歩「え……?」



P「──もっと、ケツの奥まで指を入れてくれないか?」

雪歩「……!!」

P「……突き抜けるくらいに」

雪歩「え、で、でも……」

雪歩「でもそれは……私がトップアイドルになったときのために、取っておくんじゃ……」

P「……いいんだよ」

雪歩「……っ」

P「そうすることで、俺たちは……もっと、お互いをよく知れると思うから」

雪歩「……指の根元まで入れても、いいんですか?」

P「いいとも……」

雪歩「も、もしかしたら……勢い余って、手首まで入っちゃうかも……」

P「覚悟の上だ」

雪歩「……プロデューサぁ……!」

P「ふふ……だって今日は、こんなにも素晴らしい日なんだからさ」

P「雪歩のバースデイ、クリスマスイブ……」

P「そして……俺と雪歩の、新たな始まりの日なんだ」

雪歩「新たな……はじまり……!」

P「ああ!」


P「もう伏し目がちな昨日なんていらない……今日これからはじまる、俺たちの伝説だ……!」

雪歩「……わ、わかりました……それじゃあ、もっと、奥まで入れますね……」ゴクリ

P「かまげん……!」

雪歩「……」ドキドキ


ズヌヌ……


P「んっ、おおぅ……!」

雪歩「……どうですか? 痛くないですか?」

P「あ、あぁ、平気だ……もっと……」

雪歩「はい……!」


グニュニュ……


P「んはっ……!」

雪歩「すごいですぅ……締め付けてくる……!」

P「も……もっと動かしても、いいんだぞ……! ほら、いちにのさんで」

雪歩「Let's get started……!」

ズップズプ

雪歩「えへへ……ワンツースリー、はじまるよ……♪」

雪歩「ワンツースリー、指を伸ばして……♪」ヌッポヌポ

P「はやー……!」

ピクピクンッ

雪歩「……あれ? なんだろう、これ……」コリッ

P「ひょっ!?」

雪歩「なんだか、コリコリしてるような……」クニクニ

P「ぽぽおぽ」

雪歩「……?」

P「……フー……! フー……!」

雪歩「……えへへ。よくわかんないけど、でもプロデューサー、とっても嬉しそうですぅ!」モニモニ

P「ハァァァァ……ハァァァ……!」ピクピク

雪歩「えへへ……」


ふわっ……


雪歩「──あれ?」

P「ど、どぉぅうした雪歩おぉ……!」

雪歩「……! みっ、見てください、プロデューサー……!」

P「見るって……お、俺はもう……そんな、余裕は……あっあん」

雪歩「ちょっと見上げてくれるだけでいいんですぅ!」

P「な、なんだっていうんだ……」

雪歩「……空から……!」





雪歩「……雪が……降ってきました……!」

雪歩「ホワイトクリスマスですぅ……」

P「あ、あぁ……め、メリークリスマスぅぅぅ……!」

雪歩「……本当に、最高に……最高に、素敵な日になっちゃいましたね……」

P「う、うん……ンフー……」

雪歩「えへへ……プロデューサー?」ヌポポ

P「んほっ……な、なんだ……? どうして、指を抜くんだい……?」ピクッピククッ

雪歩「……いまなら、自信を持って、言えます」

雪歩「ちょっと照れくさいけど……でも、いまこの瞬間に、あなたに伝えたい……」

P「え……?」

雪歩「……私は、プロデューサーのことが……世界で、誰よりも……」




雪歩「だいすきですぅ……!」ズブリッ

P「……────ッッ!!」

──クンッ

p「」ビクンッ ビビクンッ

P(……『その瞬間』を迎えたと同時に、俺が見たものは……)

P(空から静かに降り続ける、真っ白な雪であった)

P(それはまるで、俺たちのことを祝福しているかのように見えて……)

P(俺は、色んな意味で、とても幸せな気持ちになっていた)


──────
────
──


P「……ふぅ……そ、それじゃあ雪歩。ここは冷えるから、そろそろ行こうか……」

雪歩「は、はい……あの、どうしてそんなに、急いでズボンを……」

P「……」

雪歩「それにプロデューサー、さっきからなんだか、疲れているように見えますぅ……」

P「いや、そんなことはないよ。むしろ清々しい気持ちというか……」

雪歩「……?」

P「な、なんでもない! ああそうだ、デートの続き、しないとな!」

雪歩「えっ! ほ、本当ですかぁ!?」パァァ

P「やっぱり、何か形に残るプレゼントは渡したいし……街に戻ろう」

雪歩「えぇ!? でも私、もうこれ以上プレゼントなんて……」

P「……俺からのプレゼントは、もらっても嬉しくないか?」

雪歩「嬉しくないなんて、そんなこと、絶対! ぜぇ~……ったい! ありませんっ!」

P「よし! じゃあ決まりだ。何がいいかな……」

雪歩「……えへへ……あ、そうだ!」

P「ん? どうした?」

雪歩「……すっかり忘れちゃってたけど……実は、私からも、プレゼントがあるんです」ガサゴソ

P「プレゼント? どうして俺に……」

雪歩「だって、今日は……クリスマスイブ、だから……」

雪歩「わ、私だって、プロデューサーにとってのサンタさんになりたいですぅ!」

P「……雪歩……!」

雪歩「受け取って、くれますか……?」スッ

P「ああ、もちろん! どれどれ──」


P「って、これは……」

P(──こうして、俺にとって……いや、俺たちにとっての、最高の一日は幕を閉じた)

P(でもそれは、決して終わりではない……)



雪歩「えへへ……プロデューサー、こういうのすきかなって思って……手作りしちゃいました」

P「……ありがとう、雪歩……! こんなに嬉しいプレゼント、いままで……」

雪歩「喜んでくれましたか?」

P「もちろん! あはは、これに見合うプレゼントとなると、見つけるのが大変そうだ」

雪歩「そ、そんな! 私、見返りとか期待したわけじゃなくて……!」

雪歩「ただ、大切に使ってくれたら、それだけで……」

P「……ああ、わかってるよ。でも、大切にするなんて、そんなの当たり前じゃないか……」



P(俺と雪歩は、これからもふたり、手を取り合って……)

P(柔らかな雪の上を歩くように、ゆっくりと、夢に向かって進み続いていくんだ……!)



P「一生、大事にするよ……このアナルバイブ……!」   おわり

おわりです。読んでくれた方、ありがとうございました
俺はどうしてクリスマスにこんなものを…でも雪歩誕生日おめでとう!

マジキチだな。


もし良かったら他にアイマス書いてたら教えて欲しい。読んでみたい。

>>102
先週書いたのだと、

P「安価で彼氏でも作ろうかな」
小鳥「私がちょろいという風潮!」
P「やよいに一万円札持たせたらなんかすごいことになった」

よろしければ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom