一応前回(塞「他人の性感帯が見えるモノクル…ですか?」トシ「そうだよ」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1355059269/) )と繋がってるけど読まなくても大丈夫っす
塞「いりません」
トシ「ひどっ!即答かい!?」
塞「前回のこと忘れたんですか。絶対に受け取りませんよ」
トシ「まあまあ、そう言わずにさ。今回のは店主さんの好意だから」
トシ「塞だって高校生なんだし気になる人のひとりやふたりいるだろう?」
塞「……」
トシ「今回は説明書もあるよほら」
塞「本当に大丈夫なんですか?」
トシ「あいつが弄りたいのはあたしだけのはずだからね。高校生を弄る趣味はないと思うよ」
塞「はあ…」
…
塞「結局貰ってしまった…。学習しないなあ私も」
塞「えーと、説明書…なになに」
・モノクルを装着して対象をじっと見つめてください。対象の意中の人が見えます
・対象の想いが強いほど鮮明な像が浮かびます
・副作用はありません
・人間関係が修復不可能にならないように節度を守って使用しましょう
塞「ふんふむ」
塞「モノクルかけてじっと見るだけで良いわけね」
塞「……」
塞「」ソワソワ
塞「…ちょっと効果を試すだけ…別に気になるとかじゃないから…」
塞(あ、あれは胡桃とエイスリン。ちょうど良いところに)
塞(前回のこともあるし、モノクルかけたままだと警戒されそうだから…後ろからそーっと…)
塞(まずはエイスリンから…)
//ア / / イ :ト、 \ \ \ \
. // / / / | | \ \ \ \ \
. /′i / /i | │ \ `ヽ `ー- 、 Y⌒ヽ}
{ | ,:イ :ハ`¨´`T´ | 、 \ト、 ヽ `ー- 、 \_ }
| | | ト、ハ≫=zzz、 ! `¨´`¨´`¨´`¨´ | |\ ヽ`ヽノ\
. 人 | | | 代 { __} \| ィ=- ..,,__\ト、 j │ \ } \
\! 〉、 ! :. 乂_フ ´下¨¨“_卞ゝ jイ ノ ヽ ノ i
/ ヽ ハ 弋 `フ ノ j/`ヽ j/ |
. / / / :. , `¨¨´ ノ ト、 ト、 }
i | i :从 / ト、 | ヽ. ; } /
l 人 ト、 ト、 _ rー-イ イ ! \ ! } / j/
∨ \! ∨V .> ` イ {ス人jヽノ jノ jノ j/
, ´∠ニニ>、 _ ... イ / \
/ /ニニニニニ7 λ / /入
/ {ニニニニニ7/「八. / //二\
塞(うん、知ってた)
塞(どうやらこのモノクルも本物みたい…いったい何で出来てるんだろ)
塞(さて、次は胡桃胡桃っと…)
〃-‐‐-----‐'/
,, - '' ー '、
´ ヽ\
/ / | | ヽ \
/ ,/ /| l _<
ィ / 十/┤ 十ト l ハ
 ̄| { 示芸 \ |示芸! }
j Y\|廴 リ 廴リ,!リ ノ
/ 廴 | }
{/ヽ|\、, > ___ _-__, イN/
/ 〉 | 〉、 "
塞(モテモテじゃのう)
前のモノクルはトシさんをイかせたアレ?
塞(なんかシロとトヨネの意中の人も知りたくなってきた…)
塞(ちょっと探してこよう)
塞(いたいた、トヨネは大きいから簡単に見つかるね)
豊音「♪」
塞(クラスで飼ってるハムスターのお世話か…相変わらず良い子だなぁ…)
塞(さて、さっさと目的済ませちゃおう)
No image
塞(…ほっ、何も見えない)
塞(トヨネはずっと純粋なままでいてね…)
>>10
そうですよー
モブ子さん期待
塞(さて、あとはシロか…一番予想できないなぁ…)
塞(この時間なら部室か教室で寝てるかかな…まずは教室に行ってみよう)
塞「しつれいしまーす」ガラッ
塞(あれ、いないな…。ってことは部室か)
黒髪モブ子「あ、臼沢さん」
塞「!」ビックゥ!
塞(こここここの声は…!)
黒髪「もう、そんなに驚かなくてもいいのに」
塞「ご、ごめん…あはは…」
塞(この子はどうも苦手だなぁ…)
黒髪「…臼沢さん、なんでモノクルしてるの?」
塞「え、えーと、その、ファ…ファッション…ってことで…」ゴニョゴニョ
黒髪「ふーん…」
塞「そ、そういうことなので私は失礼させて頂きますね…」ソソクサ
黒髪「臼沢さーん、前みたいに小瀬川さんに手出したら×すからね?」
塞「ヒィッ!じゅ、重々承知しております!」
黒髪「ん。それじゃねー」
塞「あーこわ…」
塞「……」
塞「覗く必要はないと思うけど、一応…」
_ ,.◞;
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γ´ .....::::::::; `◝◟_
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⋰´ / :::.. `⋋、::::::..... `⋱、
⋰´ / :::... :::::.. `⋋、::::.... `⋱、
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_ノ ,⋰´,' ,/:::: i { ::::::::::::::::::\:::::.... :::::.. `i:::::.. f⌒
◜⌒ _ノ ...:::: /{ i {:::::::::::::::::::::} \:::::..... ,}:::::: 人:::::... `ヽ
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}:::. { ~ナ◠◡~气 ::::::::::{ ー◠~ー◠◡~ }/ }::: ;}:::... 八 j/
◟_ノ ! ;{ :::廴____,,`◝-◟{ ◟,_____ ,}:: 人乂 `⋱、
⌒;' ,人 { :::::爪 {:::U:::} ヾ 〃 {:::U:::} ゞ }:::::/::::ハ::::::}, `ヽ,
_彡 ⋋{乂_::::::{ ヾ乂__ノ 乂__ノ ´ ,// )::′}/ ,廴◞
⌒) i ,; ゞ廴_ンゞ ん 〆::::::::: }:. ㇏_
ムj / ::::::个;圦 ′ /,_/::: `Y´:::. j/ Y⌒
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〆´ { { ::::i:::::v:::::゚⋱、 _ ,⋰゚::::::V::::: リ::::::,、 、 人
_ノ 乂_;::㇏:::◝◟:::::::⋟ 。.._ _.。イ::::::::;:}:::::::;,/}/ } j/⌒~
⌒\{ `◝~^Y^ヾ^ヽ } ﹊ .{ `Y´ 从/ 〆 j/
_,⋰´ ̄ ╱~癶~╲゙ ゙̄^⋱,,_
_,⋰´ ̄ ╱~癶~╲゙ ゙̄^⋱,,_
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xf´,, \╱ マA A7╲ / /`ヽ
Y´ V ゚。 マA.A7 / ;{ 心、
〃 `V ,〃 ゚。 マ¨7 /:.. {. ゙Y
∥ `V ., ゚。,〉::゙╲/:::.. ,{ / ハ
∥,/ }..:::::;'´ }i i^⋋冫:: `゙ :::::....{ / ハ
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彡^´ { ,,.. -- ,,γ´゚。;:... -- ミ ,,} 〉
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弋, \,, V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::乂_ノ :: i:::::::::::::::::::::::::::::V ,/ `ヾ,
`ー< V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::◞i◟:::::::::::::::::::::::::V _◞-◜´
}`◝ -<>彡气r- ..__.. ,,孑彡^´ ,; `◝ -- _彡,{ ̄⌒¬◜´ ゚,
i ,' } /◞-◜ ,'::. ,{ ゚, ゚,
i ,' } ´ ,,':::..,/ ノ{ ゚, ゚,
i ,' } ,';〆 ...,、 {、 ゚, ゚,
i ,' } ,/ ;}:: `^孓 ゚, ゚,
i ,' ,},〆 リ::. }i ゚, ゚,
i , ,〆 ,;i:::::. ,圦_ ゚, ゚,
i i {´ 〉:::: ゙气,、 ゚,
i i ,{i / ,ハ:::: ^ヾ,, ゚,
i ,r´介 / /:::::╲:. /;:.`⋋、 ゚,
i _,イ / i ::... ,/:::::::::::╲:. /;::::. `⋋、 ゚,
i ,,ェ≦气::.. \::.. ,,/ ::::::::::::::: ╲:. ,/ ::.. ,心 ゚,
,ェ≦^ .:::::\:.. ヾ ,/ ::::::::::::;' ╲:. ╱:.. ::. 尐__ ゚,
,γ⌒◝-ェ≦´ ..::::::::/ \:. ,/ ::::::::::::; ╲:. ╱∖:::::. ::. 㸦`ミ≧ュ。..
_◞◜´ ..::::::/.::::::/ 气_ ,/ :::::::::::; ╲::...╱ ∖::::. :. マ:::::::::::::::::::≧ュ。..
_◞◜´ ...:::::::::/ ..:::::::/ ,, `◝ー-- ′ ::::::::::; ::i¨゙ ∖:::. :. マ::::::::::::::::::::::::::::心
_◞◜´ ......... ◞-◜﹋﹊﹊´ ::::::/ ,、 :::::::::; ::i: `:::.. . マ::::::::::::::::::::::::::::::リ
◞◜´::::::::::::::::::: ◞-◜´ / / ::::::::' }:: :::::::::::::::::::::::::::::/
◞◜´::::::::::: ◞-◜´ .../ ,⋰´ ,,' :::::::; ;}:: :. ::::::::::::::::::::::::::::{_
\::◞-◜´ ...::::/ / .:; ' :::::::' }: ::. . `ヽ:::::::::::::::::::::::^⋋、
,,ェ≦´ ...::::::::/ / ..:; ' .::::::;' i:: ::. :. `⋋:::::::::::::::::::::::::^⋋、
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╲ ,..::::::::::::::::::::::/ ..:::::::◞ ′ ...:::::::::::::;◞◜:::::::ノ .::::: ::::::::. ヾ:::::::(
╲ ,...::::::::::::::::::::::/ ,,...........................:::::::::::◞◜´ ...::::::::::彡;'::::::::::く__ .::::::: :. :::::::::.. ヾ:::::)
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゙⌒⌒^◝◟ノ⌒ー◟__彡゚ ;':::::::::::::::::::リ {::::::::::::::;' i::::::. `Y
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,′ ,,′ {  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}◝◟ }:::::::;◞-◜´
,′ ,,′ i i `◝◜´
,′ ,,′ { }
,′ ,,′ i i
塞「やべえ」
済まぬ…済まぬ…
>>26
本文が長すぎます食らいまくって上手に投下できなかった俺がわるいんだ…
塞「思わず全力であの場から逃げ出してしまった…」
塞「さて、部室だけど…シロいるかな…」ガチャ
白望「zzz…」
塞「寝てる…ってことはチャンスだね…」
塞「十中八九何も見えないと思うけど…シロの意中の人はっと」
x‐:.、
,.:<⌒`>、:.:)
/.:.:.:.:.:..:.:::.:.:.:.:.\
/.:.:.:.:.:.:.、.:\:.\.:.:.:.:\
i|.:.l.:|/:| ´ ',∨:.ヽ、.:.`、
||.:.:;〈⌒_ ,rセラ:.:},.ハ:.:ト、}
八/|::〕( _,) , ''"|:.}Ⅴ:|:ノ '
|l.:.込" 、. }/ハ,〔
八トl\≧ァ_イ//`ヾ_
塞「…………」
塞「…………」
塞「…………え?」
塞「……モノクルの調子がおかしい」
塞「念入りに拭いて…っと」フキフキ
塞「もう一回」
x‐:.、
,.:<⌒`>、:.:)
/.:.:.:.:.:..:.:::.:.:.:.:.\
/.:.:.:.:.:.:.、.:\:.\.:.:.:.:\
i|.:.l.:|/:| ´ ',∨:.ヽ、.:.`、
||.:.:;〈⌒_ ,rセラ:.:},.ハ:.:ト、}
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|l.:.込" 、. }/ハ,〔
八トl\≧ァ_イ//`ヾ_
塞「」
うげ、>>20-21のAAの襟部分が重複しちまってるやっちまった
side-M
黒髪「あの臼沢さんの落ち着きのなさ…絶対になにかある」
黒髪「きっとあのモノクルを渡したのは熊倉先生。一応話聞いておかないと」
黒髪「小瀬川さんに危険がないかだけは確認しておきたいからね…」
・職員室
黒髪「失礼します」ガラッ
黒髪「熊倉先生はいらっしゃいますか?」
トシ「ん?私に用かい?」
黒髪「熊倉先生、臼沢さんが新しいモノクルをかけていたんですが…」
トシ「ああ、あれかい、あれは前のと違って無害だよ」
黒髪「本当ですか?」
トシ「見つめた相手の意中の人がわかるだけさ。まあ、塞ならおかしなことにはならないだろう」
黒髪「そうですか…」
黒髪(ん?今聞き捨てならないことを仰られたような)
黒髪「もう一回お願いします」
トシ「だから、見つめた相手の意中の人がわかるだけさ」
黒髪「失礼しました」スタッガラッピシャン
トシ「早っ!?」
黒髪(見つめた相手の意中の人がわかる…ということは…)
黒髪(小瀬川さんの好きな人がついにわかる…!)
黒髪(臼沢さんが帰らないうちに見つけ出して、モノクルを借りないと…)
黒髪(臼沢さんがいそうな場所と言えば・・・)
・麻雀部部室
黒髪(まずはここかな)
黒髪「失礼します」ガチャッ
side-S
塞(やばい、これはやばい)
塞(そりゃ好かれて悪い気はしないけど…)
塞(エイスリンあたりに知られたら修羅場は免れないし…)
塞(あの子に知られたら…最悪命が危ない…!)
黒髪「失礼します」ガチャッ
塞(あの子きちゃったー!!?)
黒髪「あ、臼沢さんいた。ちょっとモノクル貸してくれない?」
塞(考えろ…!この状況から逃げ出す手立てを…!)
黒髪「小瀬川さんもいる!寝顔かわいいなぁ…」
塞(出入り口はあの子の後ろ…無理。窓からは…開けてる間に殺やれる…ッ!)
黒髪「臼沢さん、ちょっとでいいの。小瀬川さんの好きな人知りたいだけだから」
塞(こうなったら、嘘の情報で誤魔化すしか…)
塞「わ、私も気になってさっき見てみたけど、何も見えなかったよ!」
黒髪「ふーん?」
塞「し、シロ起こしたら可哀想だし、帰らない?」
黒髪「臼沢さん、臼沢さんって嘘つくときこめかみの血管が浮くの知ってた?」
塞「え?本当!?」サワッ
黒髪「…………」
塞「…………あ」
黒髪「やっぱ嘘なんだ」
塞「い、いえ今のは条件反射といいますか…そのう…」
黒髪(どうしてそこまで隠すんだろう…んー)
黒髪(…………)ポクポクポクポク
黒髪(わかった!)チーン
黒髪「臼沢さん、ウィッシュアートさんのこと庇ってるんだね?」
塞「ほへ?」
黒髪「大丈夫だよ、小瀬川さんがウィッシュアートさんのこと好きだとしても、ウィッシュアートさんに手を出したりなんてしないから」
黒髪「たぶん」
塞「…………」
塞(私に残された選択肢はふたつ…)
塞(ひとつは、エイスリンを生贄に生き延びる)
塞(もうひとつは、モノクルを渡して破滅する)
塞(エイスリンの死か…私の死か…!)
塞(…いや、でも手出ししないって言ってるし、酷いことはされないかも…)
塞(なら、バレたときのリスクを考えればモノクル渡したほうが…)
黒髪「隙ありー」バッ
塞「えっ?」
塞(も、モノクル取られた!?)
黒髪「えっと、このモノクルして見つめればいいんだよね」
黒髪「」ジーッ
x‐:.、
,.:<⌒`>、:.:)
/.:.:.:.:.:..:.:::.:.:.:.:.\
/.:.:.:.:.:.:.、.:\:.\.:.:.:.:\
i|.:.l.:|/:| ´ ',∨:.ヽ、.:.`、
||.:.:;〈⌒_ ,rセラ:.:},.ハ:.:ト、}
八/|::〕( _,) , ''"|:.}Ⅴ:|:ノ '
|l.:.込" 、. }/ハ,〔
八トl\≧ァ_イ//`ヾ
黒髪「…………」
黒髪「は?」
x‐:.、
,.:<⌒`>、:.:)
/.:.:.:.:.:..:.:::.:.:.:.:.\
/.:.:.:.:.:.:.、.:\:.\.:.:.:.:\
i|.:.l.:|/:| ´ ',∨:.ヽ、.:.`、
||.:.:;〈⌒_ ,rセラ:.:},.ハ:.:ト、}
八/|::〕( _,) , ''"|:.}Ⅴ:|:ノ '
|l.:.込" 、. }/ハ,〔
八トl\≧ァ_イ//`ヾ
黒髪「…………」
黒髪「……ふ、ふぅゥン?、な、な、なるルルほほドドドどどォ?」
黒髪「そそそそソウイうことととだったんんンだァァ…?」
塞「ヒ、ヒィィィ…」カタカタ
塞(死んでしまう…死んでしまう…)カタカタ
黒髪「だダだだダヵラ黙っててテたンダァァ…」
塞「お、おち、おちつ、落ち着いて!ね!」
黒髪「フゥゥゥゥゥゥゥゥ」
塞「深呼吸して、ね!深呼吸!」
黒髪「すぅぅぅぅはぁぁぁぁぁすぅぅぅぅぅはぁぁぁぁぁぁ」
塞「お、落ち着きましたか…?」
黒髪「う、うん、取り乱して御免なさい…」
塞「わ、私のほうこそ黙ってて申し訳ありませんでしたァ!」ドゲザァ!
黒髪「…………」
黒髪(お、落ち着きなさい!いくら小瀬川さんが臼沢さんのこと好きでも、臼沢さんが小瀬川さんのこと嫌いなら大丈夫!)
黒髪(は!?小瀬川さんのこと嫌い!?ブチ×すよ!?)
黒髪(って、落ち着け…落ち着け…臼沢さんを見つめて…小瀬川さんが見えなければそれで…)
黒髪「」ジーッ
. / ./ イ ! ヽ ` \ ≧
人 / { / .! | \ 、 \ ヽ __ >
{/! イト、{~ {~-\ ヽ ヽ } }、
. 八 ┬‐┬\_N _____ヽ } } } ./ ヽ
ノィ / {! ゝ-' ! .ノ` /イノY 丶ヽ
( イ l '' , ,,¨ | } ト } )
i { .人 / } }/
黒髪「……」
黒髪「ふむ」
黒髪「ふむふむふむふむふむ」
黒髪「ふむ」
黒髪「臼沢さん臼沢さん」
塞「な、なんでございましょう」
黒髪「状況を整理しましょう」
塞「は、はい」
黒髪「小瀬川さんは臼沢さんが好き」
黒髪「臼沢さんは小瀬川さんが好き」
黒髪「私は小瀬川さんが好き」
黒髪「さて、この状況で臼沢さんの取るべき行動は?」
塞「え、えーっと……」
塞(なんとか怒らせずに切り抜ける選択を…っ!)
塞「し、シロを振ってあなたを全力で応援…?」
黒髪「違うわボケェーッ!」バチコーン!
塞「ぎゃふん!」
黒髪「小瀬川さん振るとかふざけてんのか!ぶち×すよ!?」
塞「ど、どうすりゃええちゅーねん…」
黒髪「両想いなんだからさっさと結ばれればいいでしょうが!!」
塞「えっ?」
黒髪「小瀬川さん泣かせたら承知しないからねうわーん!!!」ドタドタガチャッ
黒髪「小瀬川さんとお幸せにィーーーーっ!!!!!」ダダダダッ
ウワァーンカミサマノバカーッノロッテヤルーッ
塞「……」
塞「行っちゃった…」
白望「ぅ……ぅぅん」
塞「あ、シロ起きちゃった?」
塞(ていうかあの状況でよく寝てられたなコイツ…)
白望「おはよ…」
塞(暢気なやつめ…)
塞「おはよう…」
白望「あれ、塞、モノクル…?」
塞「ああこれは…」
塞(……ばらしてもメリットないか)
塞「ただのファッションよ、ファッション」
塞(それよりも、あ、あそこまで言われたんだし、こここ告白とか、しないわけには、いかないよねっ!)
塞「と、ところでさ…」
白望「?」
塞「シロって好きな人いるの?」
白望「…? 恋愛的な意味で?」
塞「も、もちろんよ!」
白望「いないけど…」
塞「え?そ、そんなはずは…」
白望「……?」
塞(誤魔化してるのかな…? 一応モノクル使ってみるか)
塞「」ジーッ
No image
塞「は?」
白望「…本当にどうしたの…?」
塞「いやいやいやいやどういうことよマジで!?」
白望「…保健室でもいく?」
塞「ちょいタンマ!」ヒラッ
白望「それ私の…って、ポケットから何か落ちたよ」
塞「あ、う、うん」
塞(モノクルの説明書か…あれ、裏面になんか書いてある…)
・追記
・寝ている人に対しては正常に作動しないようです
塞「……」フルフルフルフル
塞「んなこと表に書いとけよォーッッ!!!」ベシィッ!
塞「余白あっただろ!?ふざけんなよ!?あァ!?」
塞「」ゼェゼェ
白望「…保健室行こうか…」
塞「いやいいわ…今日は帰る…」
白望「そう。…送っていこうか?」
塞「今日はいいよ…。また明日…」
白望「ん、じゃあ」
塞「ばいばい…」
・臼沢宅
塞「マジでロクなことにならないな…先生のモノクル…」
塞「今日はもう寝よう…」
ここらで夜食休憩タイムデース
今オーブンで焼き焼き中だから待ってけろ
アップル抜きアップルパイはおいしいなぁ(泣)
再開します
・翌日
塞「あの子に説明しないとなぁ…」
塞「う、ストレスで胃が…」
黒髪「おはよう臼沢さん」
塞「あ、いいところに、おはよう。あのね、昨日のことなんだけど…」
黒髪「あ、皆まで言わなくてもわかってるよ。上手く行ったんでしょ?」
塞「いやそれがね…」
黒髪「あのね臼沢さん」
塞「な、なんですか」
黒髪「やっぱり私には小瀬川さんを諦めるのは無理みたい」
塞「そ、そう。でもシロの好きな人は――」
黒髪「というわけで代案を考えたの」
塞(話聞いてよ…。それにしても嫌な予感しかしない…)
黒髪「代案その①。小瀬川さんと心中」
塞「最初からクライマックス!?」
黒髪「小瀬川さんが痛いのは嫌だからこの案は駄目だね」
塞「だ、だよねー…」
塞(薄々感じてたけどこの子マジでやばい…!)
黒髪「代案その②。臼沢さんを抹殺。傷心の小瀬川さんを慰めて愛を勝ち取る」
塞「やめてくださいしんでしまいます」
黒髪「小瀬川さんの心が傷つくのは嫌だからこれも却下」
塞「ほっ…」
黒髪「代案その③。臼沢さんの悪い噂を広める」
塞「最悪私の人生が終わるんだけど」
黒髪「そもそも臼沢さんといつも一緒にいる小瀬川さんとか鹿倉さんあたりは噂を信じるわけがないから却下」
塞「まともな案がないよう…こわいよう…」
黒髪って「おーい昼食食べようよー」の一コマだけでビビるわぁ…
黒髪「代案その④。小瀬川さんを監禁調教」
塞「……」
黒髪「小瀬川さんに嫌われちゃう可能性が非常に高いので却下」
塞「あの、そろそろ教室行っていいですか」
黒髪「とまあ、ここまでは冗談として」
塞「冗談だったの!?」
黒髪「殺人とか監禁とか、本気でやるわけないじゃない」
塞「……」
塞(この子ならやりかねない…)
眠さが限界…1、2時間くらい仮眠させて…
>>100
何の疑問も持たずにヤンデレキャラ扱いしてた…毒されてるな…
マジでごめん大掃除中で今やっと一段落ついたところっす
あとは納屋だけっす。まあ一番時間かかるんすけど…
納屋の2階にコウモリさんが住み着いてて手間取った…
ごはん食べたら再開
あ、ID変わってるけど本人っす
録画してた黒バス見てたら止まらなくなって遅れてしまったっす
1話で済ますつもりだったっす信じてくれっす
再開っす
黒髪「代案その⑤。これが本命ね」
塞「はあ…」
黒髪「私が臼沢さんになる」
塞「………………」
塞「はい?」
黒髪「だから、私が臼沢さんになるの」
塞「ワッツ?」
黒髪「私が臼沢さんになれば、小瀬川さんと私が結ばれるし、小瀬川さんが傷つかずにすむし、小瀬川さんに嫌われずにすむ」
黒髪「最高じゃない」
塞「待て待て待て待ておかしいおかしい」
黒髪「?」
塞「いやそんな何がおかしいみたいな顔されても!」
黒髪「何か問題でも?」
塞「あるよ!ありまくりだよ!」
塞「第一見た目がぜんぜん違うでしょ!」
黒髪「そのくらいジェバンニが一晩でなんとかしてくれるよ」
塞「誰だよジェバンニ!?」
黒髪「知り合いの整形外科医」
塞「いるのかよ!」
塞「ていうか私はどうなるの!?私は!」
黒髪「そうだなー…」
塞「まさか考えてなかった!?」
黒髪「そうだ! 臼沢さんも整形手術して入れ替わるのは?」
塞「私の都合全然考えてないよね本当!」
黒髪「え?駄目?」
塞「駄目に決まってるでしょ!?むしろなんでいけると思ったの!?」
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