アルル「ボクが君に勝っても何も出来ないのは」(101)

アルル「不公平だ!」
シェゾ「…何をいってる」
アルル「今まで散々ボクは君に勝ってきたんだ」
アルル「なのに君は変態発言をしながらまた追いかけてくる」
シェゾ「だぁーれが変態だ!それはお前が欲し…ゴホン、お前の力が欲し」
アルル「だから、ボクは今決めたんだ!」

アルル「ボクが君を貰うっ!」










みたいな

ウィッチ「……アルル」

シェゾ「……は?お前は変態か」
アルル「いつも君が言うことじゃないか!」
シェゾ「俺は力が…」
アルル「いーーの! だから君は今からボクの『ど れ い』!」
シェゾ「話しにならん帰る」
アルル「あーーっ闇の魔導師さんは『負けた』らコソコソ帰るんだぁ~~」
シェゾ「うっ…」

アルル「よし、交渉成立だね!」

カーくん忘れてた

―――
――


シェゾ「で、お前に丸め込まれてお前の家に来たわけだが…」
アルル「暗くてジメジメした洞窟に住む魔導師さんの家とはえらく違うでしょ?」
シェゾ「あーー!お前はどうしてそう…!」
アルル「まぁまぁ。それで普段二人暮らしなわけだけど」
シェゾ「一人じゃないのか」
カーくん「ぐっぐー!」プンスカ
シェゾ「あぁ、すまん」
アルル「家事とか中々大変で シェゾにはこれから一週間、我が家の家事雑用引き受けていただきます!!」

シェゾ「はぁ?」
アルル「あ~ぼろっかすに負けた奴隷さんなのに逆らうんだ~」
シェゾ「ぐ……」
アルル「よろしくね!」
カーくん「ぐっぐ~♪」

アルル「シェゾ~お腹すいたあ~」
シェゾ「何を作ればいいんだ」
アルル「カレー!」
カーくん「ぐっぐー!」
シェゾ「お前いつもカレーなんだな」
アルル「毎食ね!」
シェゾ「毎食だぁ!? どうかしてるな…」
アルル「ほらほら早く、奴隷さん!」
シェゾ「………」ハァ…

―――
――


シェゾ「おい、出来たぞ」
アルル「おぉぉ!シェゾが!シェゾなのに!あのシェゾなのに!カレーが出来てる!」キラキラ
カーくん「ぐー!!」キラキラ
シェゾ「失礼な奴等だな」
アルル「じゃあいっただきまーす!」パクパク
カーくん「ぐっぐー!」ベロンッ
アルル「あーっカーくん僕のまでとらないでよー!」ワイワイ
シェゾ「騒がしい奴等…」

支援

アルル「ごちそーさまでした!」パンッ
カーくん「ぐっぐぐー」
シェゾ「はいはいお粗末様でー」
アルル「お皿は洗ったげる!」
シェゾ「いいのか」
アルル「身体は一つしか無いだろうからね、ボクはすぐお風呂に入りたいんだ」
シェゾ「…風呂?」
アルル「なに、シェゾは入らないの? えーっ!だからいつもそんなジメジメして…」
シェゾ「じゃかましいっ!入っとるわ!」
アルル「じゃあお風呂洗い宜しくね!」
シェゾ「…おう」テクテク
アルル「…? 変なシェゾー」
カーくん「ぐー?」
アルル「ま、いっか!お皿洗いお皿洗い♪」

シェゾ「用意出来たぞ」
アルル「ありがとう!じゃ先入るねー!」
カーくん「ぐっぐぐー!」
シェゾ「そいつも一緒なのか」
アルル「そりゃね、洗いっこしないと」
シェゾ「」ブッ
アルル「あー!今やらしい事考えたんだー!」
カーくん「ぐぐ~」ジト
シェゾ「そっそんな訳ないだろうが!」
アルル「あっ、覗いたり絶対…」
シェゾ「誰がちんちくりんな身体見たがるか!!」
アルル「あーひどーい!脱いだら意外に…」
シェゾ「うるさい!早く入れっ!」
アルル「言われなくても入るよ~」テテテ

カポーン
アルル「ふんふ~ん♪」
カーくん「ぐ~♪」
アルル「一人家政婦さんがいるとラクチンだね~♪」
カーくん「ぐぐ~?」
アルル「カーくんはわかんないか」クスクス
カーくん「ぐぐ~!」
アルル「狭いの? まあまあ、文句言わない言わない」
アルル「それに楽しいでしょ」アハハ
カーくん「ぐぐ…」
アルル「なにその微妙な顔」クスクス


――
―――

―――
――


シェゾ「何故こんな事に…闇の魔導師の俺が…」

アルル『負けた奴隷さんなのに逆らうんだ~』

シェゾ「あーうるさいっ! ………」グヌヌ
ザブン
シェゾ「………」
キャッキャッ カークンッタラー
シェゾ「……………」
アハハ モーヤダー チャポン
シェゾ「………………辛い」

シェゾ「(落ち着け落ち着け)」

アルル『シェゾータオルとってー!』
シェゾ「」ビクッ
アルル『シェゾー?』
シェゾ「わあってる!」タタタ


アルル『そこの前に置いててね ぜーったいのぞ』
シェゾ「かんわ! それに覗かれたくなきゃ呼ぶな!」
アルル『寒いんだよ、ねー?』
カーくん『ぐっぐぐ~』
シェゾ「くそが!」

サタン「ぐぬぬ」

―――
――


カポ-ン
シェゾ「ふぅ…やっと落ち着ける」チャポン
シェゾ「……」
シェゾ「甘い臭いがするな」クンクン
シェゾ「シャンプーか…って何をやっとるんだ俺は!」
シェゾ「考えたら残り湯…」
シェゾ「」
シェゾ「………」
シェゾ「…さっさと上がろう」

20周年のやつ買ったけどシェゾがウィッチに欲しい言われてたな

アルル「うーーん、疲れた!」ノビー
カーくん「ぐっぐ~」ノビー
シェゾ「こっちのセリフだ」ハァ
アルル「あとは寝るだけだね~」
シェゾ「……」
アルル「?」
シェゾ「…一応聞くが、俺の寝る場所は?」
アルル「」ハッ
シェゾ「まあいい、一旦帰…」
アルル「あ!ベッド!」

シェゾ「お前とカー公が寝るんだろ? まさか俺がとは言うまい」
アルル「いや、だから」
シェゾ「?」
アルル「一緒に寝れば問題ないよ!」
シェゾ「」
カーくん「」

―――
――


カーくん「」zzz

シェゾ「」
アルル「シェゾ、そんな端に寄ると落ちるよ?」
シェゾ「そういう問題じゃない」

アルル「なんで?」
シェゾ「お前はだぁほか!」
アルル「カーくんが起きちゃうよ」ヒソヒソ
シェゾ「あのな…」
アルル「…ボクだってわかってるよ?」

俺「」

こいつ「お前の全てを俺にくれ」とか言ってたのに
どんだけウブなんだよ

シェゾ「」
アルル「………」

アルル「…君からしたらボクは敵同士だし」
シェゾ「(そこかよ…)」
アルル「こんな条件つけてさ、ボクだって変なのは解ってるよ」
シェゾ「……」
アルル「…君が嫌なら一週間って言わなくていいんだ」
シェゾ「……」
アルル「僕はただ…うーん…なんて言うのかな」
アルル「君の事をもっと知りたいっていうか 友達でいたいっていうか…」ウーン

アルル「ごめんね、上手く言えないや」アハハ…
シェゾ「俺は」
アルル「…?」
シェゾ「いつも言ってただろう」
アルル「?」
シェゾ「…お前の全てが欲しいと」
アルル「でもそれはボクの魔力の話でしょ?」
シェゾ「初めはな」
アルル「……初めはって?」

カーくん起きて!

シェゾ「結論から言うが…」
シェゾ「……言葉のままになっていたのかもな」
アルル「……それって?えーと…つまり…」アワワ

シェゾ「…お前が言った『俺が欲しい』のは奴隷としてか?友達としてか?」
アルル「……」カァ
アルル「ボクは…っボクは」


アルル「君を、欲しい そう…思った」

アルル「だから、一緒に居たいって思って」
アルル「でも、どうしたらいいかわからなくて」
アルル「それで、それで…」

シェゾ「……俺も そうだったのかもしらんな」
シェゾ「いや、そうだった」

シェゾ「アルル、俺はお前が」

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 l ァ'^▽^) i     ,rュ ', i     rュ ', |||  (   〈  .|  .|  ハ^ω^*`ァノュヘ    |  / ュヘ    |
 ヽ    ○.|    /{_〉,.へ∧ ∧{_〉  << \ ヽ .|  .|   O☆゙ _ノ_,} )   | 〈_} )   |
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||| l__ノ ヽ__)|   ,ヘ. ヽ  ヽ    ○ヽ  +    |__ノ|  )  `7゙(´〈`ー''´     |   /  ,ヘ  |   ガタタタン!!!!

シェゾ「欲しい」

アルル「しぇ、しぇぞ…」

シェゾ「……」ズイッ
アルル「こっ…こんどはちかいよ…っ?」
シェゾ「嫌か?」カァ
アルル「……」ブンブン


シェゾ「……」
アルル「……」

えんだあああああああああああああああああ

アルル「……」ギュッ
シェゾ「」
シェゾ「…それは…聞いてない」カァ
アルル「嫌?」
シェゾ「……いや……むしろ」

「ぐー」

アルル「……むしろ…good?」

サタン「フッ、カーくんは私が頂こう!ハァハァ、ハァハァ……」

シェゾ「いやそんな事言ってな…」
カーくん「ぐっぐーー!!」プンスカ

アルル「カーくん!」
シェゾ「カー公!」
カーくん「ぐっぐぐー!ぐぐぐー!!(俺のアルルに!手を出すな!)」
シェゾ「何言ってんのかわからんがわかるぞ! ぐあっ!食おうとするな!!」
アルル「カーくん落ち着いてカーくん!シェゾはおいしくないよっ!」

カーくん「ぐっぐーーー!!!!」






おしまい

短かったけど色々すみませんでした

>>53
アルルまじ天使
俺はしこって寝ます
読んでくれた人たちありがとう!

アミティ()
りんご()

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