比企谷「ミラーワールド?」 (12)

・仮面ライダー龍騎とやはり俺の青春ラブコメは間違っているのクロスです

・最近、龍騎を観直したばかりなので、一部おかしいところがあるかもしれません

・もう一つの作品も描いているので亀更新になりがちです

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比企谷「はー…、全く嫌になるぜ なんであんな女と部活しなきゃならねぇんだ」

俺、比企谷八幡は先ほど担任の平塚先生により『奉仕部』なる部活に入れられてしまった

そしてその部活には、人間の心をピンポイントでぶち壊しにするような そう、まさに氷の女王のような『雪ノ下雪乃』という絶対零度の女がいた

比企谷「まあいい、いざとなったらとんずらすればいいか」

と、俺がそんなことを考えていると……

シュバッ!!!!

比企谷「は?」

突然、近くの教室の窓ガラスからクモの糸のようなものが出てきて俺を縛った

そして、そのまま俺を向こう側、つまりガラスの向こう側に引きずりこもうとしていた

比企谷「(くっ…! 離しやがれ!!)」

俺は引きずり込まれないように必死に抵抗するが、向こうのほうが力が強く押し負けてしまった

比企谷「う、うわああああ!!!!!!」

こうして、比企谷八幡は『ミラーワールド』へと足を踏み入れることになった

今から、カードを売ってくるのでしばらく留守にします

感想や意見があればどんどん書き込んでください

ドサッ

比企谷「痛ってぇな……、いきなりなんなんだy」

グイッ! 

俺の声は途中で遮られることになった

なぜなら、今俺を縛っている糸の主である怪物がそこにいたからである

外見は人型で白いクモのような感じである

だが、そんなことよりも

比企谷「(コイツ、俺を食う気か!)」

怪物は今にも俺を食わんとして、口を閉じたり開いたりしている

比企谷「(はっ、ぼっちの最期がこんな悲惨なものとはな……)」

今までの数多くの苦い思い出を振り返りながらそう思った

比企谷「(俺、ここで死ぬのか…)」

俺はこれから来る痛みに堪えるため必死に目をつぶった

そして、怪物が八幡を食おうとしたその瞬間

キィィィィィ!!!!!!

突如、近くの窓ガラスから光が飛び込んできた

比企谷「くっ、一体何が起こった?」

必死に原因を探ろうとして目を凝らすが

そこで俺の意識は途切れてしまった

    

『力が欲しいか、少年』

比企谷「はっ!」

俺の頭にそんな声が流れた時、俺は目を覚ました

比企谷「ここは……どこだ?」

辺りを見渡しても、ただ白い空間が続いているだけだった

比企谷「まさか、俺死んだのか…」

『それは違う』

比企谷「誰だ!?」

また、さっきと同じ声が聞こえてきたので声がしたほうを必死に探してみた

すると、

『お前は死んだのではない、一時的に俺の居る空間に連れてきただけだ』

そこにはさっきまで何もなかった場所にボロボロのコートを着た一人の男が立っていた

『俺の名は神崎士郎、このミラーワールドでのライダーバトルの主催者だ』

えー、とりあえず課題が一段落したので続きを投下しました

それと、登場するライダーについてですがシザース、ベルデ、リュウガを抜いた10人にすることに決めました

なぜかというと、あまりにもライダーの数が多すぎて泥沼の戦いに突入すると展開が破綻してしまうのと、

リュウガの変身者について俺ガイルでは無理があったからです

また、残りのオーディンを除いたライダーについてはオリキャラを含みますが一応決めてあります

まあ、原作(TV)でもベルデ、ファム、リュウガ、オーディンを除いた9人が実際にライダーバトルをしていたので、人数的にはこれでいいのですが

比企谷「ミラーワールド? それに、ライダーバトルってなんだ!?」

神崎「ミラーワールドというのはお前達人間が住む世界の反対側に存在するもう一つの世界だ」

神崎「そして、この世界にはミラーモンスターと呼ばれる生物が存在している」

比企谷「ミラーモンスター…? さっき襲ってきた白いクモみたいなやつか?」

神崎「そうだ 奴らは主に人間を餌として、時々現実世界の人間をミラーワールドに引きずり込んで捕食している」

比企谷「つまり、俺はたまたまそれに巻き込まれたってわけか」

随分とやっかいなことになったな…… まあ、でも今は神崎って奴に助けられたっぽいし良しとするか

だが、神崎は次の瞬間俺にとって致命的な一言を言い放った

神崎「それと、ミラーワールドでは人間は時間が経つと徐々に消滅し始めやがて消える」

は? 今、何て言ったコイツ…?

比企谷「…おい、今の冗談じゃねぇだろうな」

神崎「冗談ではない、現にそういう人間は過去に多数存在する」

比企谷「……ここから出る方法は?」

神崎「ない 普通の人間はミラーワールドから出ることは決してできない」

比企谷「クソッ…」

それじゃ、どの道俺は死ぬってことじゃねないか…!

神崎「ただし、ライダーになれば別だがな」

比企谷「どういうことだ?」

神崎「ライダーになれば時間制限つきではあるがミラーワールドで活動でき、ミラーワールドの出入りも自由にできる」

比企谷「どうすれば、ライダーになれる?」

神崎「このカードデッキと、契約のカードを使えば可能だ」

そう言うと、神崎はコートのポケットから黒い四角い板のような者と一枚のカードを取り出した

神崎「この契約のカードで適当なモンスターと契約すればライダーとなることができる」

神崎は俺に歩み寄りカードデッキと契約のカードを渡した

比企谷「CONTRACT… 文字通り契約ってか」

俺は神崎から受け取ったカードを見ながら呟いた

神崎「そろそろ、俺の空間にお前を留まらせるのも限界だ 詳しいことは後で話す」

比企谷「おい、待ってくれ! 俺はまだアンタに聞きたいことg」

その瞬間、目の前の光景が一気に白くなり俺の意識はまた途絶えた

比企谷「……っ、ここは?」

目を覚ました俺の目に飛び込んで来た光景は先ほどと変わっていなかった

白いクモのような怪物がいて、俺はソイツに縛られていた

比企谷「(まずはコイツをなんとかしないと…)」

とは言ったものの、ただの人間である俺にミラーモンスターに立ち向かえるわけがない

だが、方法はないことはない

比企谷「(ライダーになればこの状況を打破できる そのためには適当なモンスターと契約しないといけないが)」

俺は目の前のモンスター”ミススパイダー”に視線を向けてから考えた

比企谷「(どうせ契約するならこんな雑魚じゃなく、もっとちゃんとしたのがいいが贅沢は言ってられないか)」

俺はさっき受け取った契約のカードを取り出し、ミススパイダーに向けて使おうとした

が、次の瞬間!

?『ギイイィィィイィィイイ!』

比企谷「っ! なんだ!?」

俺がカードを使おうとした時、突然巨大なコウモリのようなモンスターが現れミススパイダーをはね飛ばした

比企谷「うわっ!」

当然、俺を縛っていた主がはね飛ばされれば、俺もそれに合わせて飛ばされることになる

その結果、縛られたいた糸が切れ俺は自由になった

ミススパイダーをはね飛ばしたコウモリのモンスターはというと、

?『ギイイィィ!』

ミススパイダーを両足で拘束し、食い荒らしていた

やがて、食事が終わるとコウモリは俺のほうを向きその血のような真っ赤な目で俺を睨んできた

比企谷「(一難去ってまた一難か、しかたない時間もないしコイツと契約するしかない!)」

ミラーワールドから出るにはライダーになるしかない、それにこのモンスターは何故か俺と似ている気がした

俺は手に持っていた契約のカードを巨大な蝙蝠「闇の翼ダークウィング」に向けて使った

キイイイィィィィ!!!!!!

すると、景色が白く点滅し始め謎の耳鳴りがした

ダークウィングは抵抗するかのように唸り声を上げているが しばらくすると耳鳴りも白い点滅が止んだ

俺は自分の手に持っている契約のカードを自分のほうに向けた

するとそこには、さっつきまで白紙だったカードに目の前のダークウィングが描かれていた

比企谷「とりあえず契約は成功ってことか って俺いつの間に手袋なんか着けて…」

そこで俺の声は途切れた、姿を確認しようと近くの鏡を見たら西洋の騎士のような姿が写っていた

比企谷「これが、俺、なのか?」



こうして比企谷八幡はライダーバトルに仮面ライダーナイトとして参戦することになった

比企谷「………」

あの後、ミラーワールドから出た俺は一先ず家に帰ることにした

そして今、俺は神埼から受け取ったカードデッキを調べていた

どうやらこの蝙蝠のレリーフがある黒いカードデッキは専用のベルトにセットすることにより、人間をライダーに変身させるようだ

それと、デッキの中には数枚のカードが入っていた 

最初に神崎から受け取った契約のカードと同じデザインだが、このデッキには、剣やマント、そしてダークウィングが描かれたカードなどがあった

恐らくこれらを使ってミラーモンスターと戦えということだろう…

比企谷「にしても、今日はいろいろあったな……」

突然の奉仕部への入部に雪ノ下雪乃という女、ミラーワールドにミラーモンスター

そして極めつけはライダーになったこと

奉仕部のことでもまだ割り切れていないのにライダーなんていう、さらに混乱させる要素が入ってきた

さっきまで、これらについて家に帰ってきてから考えていたので、俺の頭も体も疲労が限界に達していた

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