モバP「3人に楽曲のカバー仕事が来た」 (13)

酔った勢いで書いた人生初SS

キャラ崩壊が酷いかも

注:このSSはリアルの楽曲をモトネタにしています
  リアルとのクロスが苦手な方はスルーしてください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1367187920

 ー事務所ー

P「3人とも!仕事ですよ、仕事!」ガチャ

美嘉「Pさんいつもよりはりきってるね〜★」

クラリス「そうですね…何処となく嬉しそうにも見えます」

のあ「……Pをここまで変化させる仕事…興味あるわね」

P「今回は3人にCDのレコーディングの仕事が来ました!」

クラリス「レコーディングですか?確かつい先日CDを発売したばかりでわ?」

P「ええそうですね。しかし!これはただのレコーディングとは違うのです!!」

美嘉「違うって、どういうこと?」

P「今回のレコーディングに使う楽曲は有名アーティストの楽曲をカバーしてもらいます」

のあ「カバー…ということは…?」

P「はい。3人にはこちらで選んだ楽曲を1曲づつ、そしてユニットとして1曲を歌ってもらいます」

P「これは他のプロダクションとの合同企画でして、うちのプロダクションからはここにいる3人を選出したいと思います」

美嘉「ふ〜ん、それってつまりあたし達にかなり期待してるってことだよね!」

P「ああ、うちがお借りした楽曲はこの3人が一番カバーするのに適してると思ったからこそ推薦したんだからな」

美嘉「そっか!じゃああたし頑張っちゃうぞ〜★」

クラリス「P様の期待に答えられるように努力したいと思います」

のあ「あなたが用意した道ならどんな道でもついていくわ…」

P「よし!それじゃあ4人で頑張っていくぞ!」

4人「お〜!!」


         クラリス編「私を月に連れて行って」

P「クラリスにはこの楽曲を担当してもらいたい」

クラリス「あら、洋楽なのですね」

P「ああ。大元は1954年に生まれたジャズソングでな。今までも数多くカバーされていて、日本では一昔人気だったアニメのEDにも使われていたな」

クラリス「そうですか…私はあまりジャズやアニメには疎いのでよく解らないのですが、大丈夫でしょうか?」

P「その点は大丈夫だ。カバーとしては以前クラリスが歌っていたようなゴスペル調にアレンジして貰う」

P「だからクラリスには歌詞を理解して、自分のものにすることに集中してほしい」

クラリス「承知しました。しかし随分と情熱的な歌詞なのですね」

P「そうだな。歌詞の意訳としては、恋心を抱いている女の子が男の子に自分の感情を吐露するようなものとしてよく書かれるな」

クラリス「特にこの最後の歌詞は女の子の初々しさが伝わってきて素晴らしいですね」

P「クラリスもそう思うか!この曲は本来この歌詞がタイトルだったんだが、とある歌手が今のタイトルに変えて発表してからはこっちが定着してしまったんだ」

P「中には本家を尊重して併記している場合もあるが…」クドクド

クラリス「ふふっ。P様はこの曲がとってもお好きなのですね」

P「むっ、すまんな。随分と熱くなってしまったよ」

クラリス「いえいえ、むしろ私も普段以上に頑張っていきたいと思いましたよ♪」

クラリス「愛しい人の好きな曲ですしね」ボソッ

P「?、何か言ったか?」

クラリス「いいえ何も。ああP様、今度よろしければ教会に遊びに来ませんか?」

P「いいですけど、また何故そんな急に?」

クラリス「あら、解りませんか?」

P「ええ全く」

クラリス「ですから、そのですね…ことですよ…」ゴニョゴニョ

P「んん?よく聞き取れなかったんだが…」

クラリス「で、ですから!そのぅ…、デートということですよ///」モジモジ

P「デ、デートですか///」

クラリス「はい。…ダメですか?」シュン

P「そ、そんなこと無いぞ!それじゃあ来週末とは大丈夫かな?」

クラリス「はい!いつでも大丈夫ですよ!」

クラリス(まだこの歌のように愛してるとは言えません)

クラリス(ですからせめてこのぐらいなら神様もお許しになりますよね♪)

            クラリス編 完

     美嘉編「大人になれない私たちの」

P「美嘉にはこの曲をお願いしたい」

美嘉「あれ?この歌どっかで見たことあるかも」

P「まぁ2003年に放送されたアニメのOPだから知っていてもおかしくは無いな」

美嘉「そうだそうだ!なんか本持って子供と一緒に戦うんだよね?」

P「そうだな。原作は漫画なんだがギャグと熱い展開、そして感動が一緒にあるいいアニメだったよ。」

美嘉「で、そのOPを何で私に?アニメ関係だったら奈緒のほうが喜びそうだけど」

P「ああ、俺は歌詞を踏まえてお前の方が適役だと思ったんだ」

美嘉「ふ〜ん」

P「歌詞の内容は子供の大人に対する主張をテーマにしていると思う」

P「大人になりたくてもなりきれない子供の切なる願いって感じかな」

P「美嘉は今でこそギャル系アイドルということで知名度はあるがアイドルを始める前は色々と苦労しただろ?」

美嘉「まぁ苦労と呼べるもんじゃないけどね。確かに髪の色とか化粧とかで先生とか周りの大人はとやかく言ってたかな」

P「俺はそんな経験をしながらも自分を曲げずに周りから評価を得られるところまで上り詰めたお前に大人になれない人たちの代表として歌って欲しいんだ」

美嘉「な、なんかそこまで言われると照れてきちゃうな///」

P「照れることなんか無いさ。さっきも言ったがお前は大人たちの戯言を跳ね除けてここまで来たんだ。そんなお前に歌ってもらえたら同年代の美嘉と同じような子達の励みになると思うよ」

美嘉「だから何でそんなに褒めるのさぁ…///」

美嘉「でも…わかったよ。あたしこの歌完璧に自分のものにする」

美嘉「そんでたくさんの人を元気にしちゃうよ★」

P「それでこそ美嘉だ!期待してるぞ」

美嘉「任せてよ!…それで、かわりと言っちゃあ何だけど」

P「どうした?何か欲しいのか?別にかまわないが余り高いのは…」

美嘉「違う違う!あたしはまた家に遊びに来て欲しいの!!」

P「美嘉の家にか!?さすがにそれはちょっと…」

美嘉「だーめっ!今度のPさんの休暇に莉嘉と一緒に迎えにいくからね★」

美嘉(あたしは逃げも隠れもしない)

美嘉(他の誰がなんと言おうとPさんが好きなことは変わりないしね★)

P「やっぱどっか食べに行くとかじゃ駄目?」

美嘉「だめ〜〜」

              美嘉編 完


          のあ「あなただけを乗せて」

P「のあさんにはこの楽曲をお願いします」

のあ「…これは」

P「ご存知ですか?」

のあ「…昔聞いていたことがあったわ」

P「それなら話が早いですね。この楽曲は恋人と一緒に何処までもいきたいという思いを彗星や星に例えて歌っているもであって…のあ「P」

P「はい?」

のあ「貴方は…何故この曲を私に歌わせたいの?」

P「…のあさんはよく俺との関係を星に例えて出してきますよね?」

のあ「ええ…そうね」

P「白状すると俺はあなたをプロデュースしたての頃は何を言っているのか全く解らなかった」

のあ「……」

P「でもプロデュースしていくうちに、あなたと手を取り合って一緒に頑張っていくうちにのあさんの言いたいことが解ってきた」

P「これはその俺なりの返答ですよ。歌詞の通りあなただけという訳にはまだいけませんが、俺はずっとあなたの道を創ってあなたが輝けるための星を探し続けます。というね」

P「それにこの曲は星が好きなのあさんにピッタリだとも思いましてね」

のあ「……P」

P「はい」

のあ「貴方は間違っているわ」

P「…どういうことでしょう?」

のあ「確かに貴方は私が輝くために導いてくれる星…」

のあ「でもあなただけじゃ意味が無い…」

のあ「アイドル高峯のあは貴方と私、ふたりで生み出している偶像…」

のあ「私の空白は…貴方が埋める…。貴方に足りぬ力は…私が授ける…」

のあ「私たちの関係はそういうもの…そう言ったはずよ」

P「…前言撤回します。やっぱりまだよく解りませんや」

のあ「そう…なら、これから解っていけばいい。例えば…今夜から」

P「と、いうと?」

のあ「今夜は星が良く見えるそうよ…P、鈍感な貴方でも解るわよね?」

P「鈍感って、自分では鋭いほうだと思うんですけどねぇ…」

のあ「それで、答えは…?」

P「全く…解りましたよ。但しあくまでアイドルとプロデューサーですから余り長居はしませんよ」

のあ「……本当に鈍感」ボソッ

のあ「なんでもないわ…歌の件については貴方が取ってきた仕事。手を抜くつもりはないわ」

のあ「だから貴方も今夜手を抜くことは許さないわ」

P「星を見るのに手を抜くなって…一体全体どういうことですか」

のあ「…そこは自分で考えなさい」

のあ(…今はまだこれでいい……)

のあ(でもいつかは本当に貴方を乗せて)

のあ(惑星「ほし」を探しに行けたら…)

のあ(…これ以上の幸せは無いのかも知れないわね………)

          のあ編 完

 のあ クラリス 美嘉「踊ろう騒ごう今夜シンデレラ」

P「さて、この楽曲は3人でユニットを組んで歌ってもらいます」

P「この楽曲のテーマはただ一つ」

P「何の変哲も無い女の子がヒロインになるというものです」

美嘉「それって…」

P「そう。美嘉たちのことだよ。今までの君たちは何の変哲も無い女の子だった」

P「でも今は一世を風靡するシンデレラたちだ」

P「そして未だシンデレラになれずにいる女の子たちへのエールとして歌って欲しい」

クラリス「魔法をかけて貰った私たちが、今度は魔法をかけてあげるのですね」

のあ「…自らを輝かせる光を捜し求める星たち…そんな彼女たちの背を少し押してやるのも、悪くない…」

P「ええ。ですが本来の歌詞はほんの少しの間だけのヒロインで、最後にはまたいつもの日常に戻ってしまうというものです」

美嘉「でもそれじゃあ少し寂しいね…」

P「ああ、そうだな。残念だがこれはカバーだから歌詞を変えることは出来ない。だから3人の気持ちだけは強く持っていてください」

P「今夜だけではなく毎日シンデレラになれると、今の3人のようになれると」

P「この気持ちを忘れなければ、きっと伝わってもらえると思います!」

のあ「言葉通りの意味ではなく内に秘めた思いを伝える…全く、Pにはいつも驚かされるわ」

クラリス「歌に思いを乗せて届ける。簡単なようでとても難しいこと。ですがP様と一緒なら…」

美嘉「こんな見た目のあたしもシンデレラになれたんだもん。他の皆も絶対になれる!」

P「ああ!だからそれを伝える3人は——」

3人「踊って騒がなくちゃ!!」

                  完

以上っす
急用が出来たのでモトネタ開示は昼過ぎに

やっと戻ってこれた…
見てくれた人が居てくれてとても感激です

曲のモトネタですが

クラリス編がBart Howard「fly me to the moon」

美嘉編が千綿ヒデノリ「カサブタ」

のあ編が福耳「惑星タイマー」

エピローグがポルノグラフィティ「星球」

正直最後はもうちょっと上手くまとめられたと思うorz

http://i.imgur.com/CUJAzeY.jpg
http://i.imgur.com/FT32ZAm.jpg
城ヶ崎美嘉(17)

http://i.imgur.com/hNTsIQe.jpg
http://i.imgur.com/BMq68LJ.jpg
クラリス(20)

http://i.imgur.com/6YFdCuV.jpg
http://i.imgur.com/q0TT4cB.jpg
高峯のあ(24)

画像先輩も来てくださったし
特に後日談を用意しているわけではないのでHTML化依頼出しておきます
それではありがとうございました

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