さやか「え?ほむらってまだサンタ信じてるの?」(361)

----下校時間 見滝原市・通学路----

まどか「テストも終わったし、もうすぐ冬休みだねー」

ほむら「今年もあと2週間ね」

さやか「あぁ・・・冬休みは嬉しいけど、テストと成績表が怖い・・・」

まどか「さやかちゃん・・・」

ほむら「普段からちゃんと勉強しないからよ」

さやか「いや、だって魔法少女で忙しいし・・・」

ほむら「条件は私も同じよ」

さやか「いや、ほむらはループしてたじゃん?」

ほむら「そうだけど・・・基本的にはちゃんと勉強しているわよ」

さやか「むぅ・・・」

まどか「さやかちゃん!良かったらわたしが勉強教えてあげるよ!」

まどか「魔法少女のことはわたしには何も出来ないけど、せめてこのぐらいは・・・」

さやか「ありがとうまどかー!流石あたしのよ・・・め・・・はっ!?」

ほむら「・・・」チャッ

さやか「すみませんでした。無言で銃口を向けるのはやめてください」

ほむら「分かればいいのよ」

さやか「嫁宣言するのも命懸けだよ・・・」

まどか「冬休みの前にはクリスマスもあるし、楽しみだなー」

さやか「あぁ、そういうビッグイベントもあるね」

まどか「クリスマスって普段と違ってて楽しみだよね」

さやか「街中飾り付けられてて・・・やっぱりウキウキしちゃうね」

ほむら「そうね・・・クリスマスなんて久しぶりだわ」

まどか「あ、そっか・・・ほむらちゃん・・・」

ほむら「いいのよ、まどか。こうして貴女を守る事ができたのだから」

まどか「ほむらちゃん・・・!」

さやか「冬なのにあっついなぁ・・・」

まどか「誕生日とクリスマスはやっぱり特別だよね」

さやか「あぁ、確かにね・・・」

まどか「今年はどうしよっかなー・・・やっぱりぬいぐるみかな?」

さやか「まどかってそういうイベント全部ぬいぐるみなの・・・?」

まどか「そっ、そんなことないよ!?」

さやか「ふーん・・・あたしはどうしようかなぁ」

さやか「普段買えない様な高い物を手に入れるチャンスではあるんだけど・・・」

ほむら「待ちなさい、さやか。あまり高い物を頼むとサンタさんが困ってしまうわ」

まどか「!?!?」

さやか「ん?」

ほむら「サンタさんは世界中の子供にプレゼントを配るのよ。だから高いものを頼んだらいけないわ」

まどか(ほ、ほむらちゃんまさか・・・!)

さやか「うん?」

ほむら「勿論、中学生が子供と言えるかは難しいけど・・・でも卒業するまでなら大丈夫だと思うわ」

ほむら「そういえば、入院していたときはサンタさんが来るのが楽しみだったわね・・・」

さやか「いや・・・っていうかさ・・・」

さやか「ほむらってまだサンタ信じてるの?」

ほむら「え?」

まどか「さやかちゃ!?」

さやか「え・・・?あっ・・・!」

ほむら「信じる・・・?えっと・・・?どういうことかしら・・・?」

まどか「なんでもないよ!なんでもないの!」

さやか「そ、そうそう!いやー、今年はサンタさんに何をお願いしようかなー?」

ほむら「サンタさんを・・・信じる・・・?」

ほむら「・・・?」

まどか「ほ、ほむらちゃんはサンタさんに何をお願いするつもりなの?」

ほむら「・・・」

さやか「おっ、そうだ!いつものお店で話そうか!さやかちゃん、オゴっちゃいますよー!」

ほむら「・・・ごめんなさい。ちょっと気分が悪くなって、今日は先に帰るわね」

--------

----

--

さやか「行っちゃった・・・」

まどか「さやかちゃん!」

さやか「いや、口が滑ったというか・・・普通は信じてるなんて思わないじゃん・・・」

まどか「それはそうだけど、ほむらちゃんは入院してた時間が長いんだよ?」

まどか「多少、一般の認識から遅れてても仕方ないよ!」

さやか「それもちょっと酷い言い様だと思うけど・・・」

さやか「しかし参ったなぁ・・・」

マミ「あら?二人ともどうしたの?」

まどか「あ、マミさん」

さやか「実はちょっとやらかしちゃって・・・」

マミ「?」

マミ「良かったら話を聞くわよ?」

さやか「すみません・・・」

マミ「いいのよ。ここじゃあれだから、私の家にでも行きましょうか」

----道中----

さやか「しっかし、最近いっそう寒くなってきましたねー」

まどか「寒くなるとスカートは辛くなってくるよね」

マミ「二人もタイツを使ってみたらどうかしら?」

さやか「似合うかなぁ・・・?」

マミ「きっと似合うと思うわ」

まどか「マミさんはタイツ似合ってますよね」

マミ「似合うというより、私は寒いのが苦手だから・・・」

マミ「今日もほら、コートにマフラー、手袋にタイツで完全装備よ」

さやか「暖かそう・・・」

まどか「特にそのマフラー、すっごく暖かそうですね」

マミ「あら?分かる?手触りもいいのよ。触ってみて?」

モフモフ

まどか「うわぁ・・・ふわふわだぁ・・・」

マミ「詳しいことは分からないけど、白いし・・・多分アンゴラだと思うわ」

さやか「これ、どこで買ったんですか?」

マミ「ふふっ、これは特別なものなのよ」

まどか「?」

マミ「去年のクリスマスに、サンタさんから貰ったの」

まどか「!?!?」

さやか「えっ!?マミさんもサンタ信じてるんですか!?」

マミ「え?」

まどか「さやかちゃ!?」

さやか「あっ!」

マミ「信じる・・・って。サンタさんはいるでしょ?」

さやか「で、ですよねー!」

マミ「確かにね、両親が亡くなった年はサンタさんは来てくれなかったの」

マミ「きっと私が両親を見捨ててしまった悪い子だと思われたせい・・・」

マミ「でもね、次の年から魔女退治を頑張ったら・・・サンタさんはまた来てくれるようになったのよ!」

まどか(そっか・・・マミさんは両親が・・・)

まどか(あれ?じゃあ今プレゼントをあげてるのは誰・・・?)

さやか「すみませんマミさん!急用を思い出しちゃったので失礼します!」

さやか「まどか!」

まどか「う、うん・・・」

マミ「あら?相談はいいの?」

さやか「はいっ!大丈夫です!」

まどか「マミさん、また明日!」

マミ「えぇ、また明日ね」

----見滝原市・住宅街----

まどか「さやかちゃんは何なの!?」

さやか「ゴメンって・・・」

まどか「そんなにみんなの夢をぶち壊したいの?何なの?死ぬの?」

さやか「いや・・・本気で反省してます・・・」

さやか「ただ、言い訳させてもらうなら・・・マミさんが信じてるとは思わないじゃん・・・?」

まどか「それはわたしもビックリしたけど・・・」

まどか「でもマミさんならアリだなって思うな」

さやか「そう・・・」

QB「二人とも!」

さやか「うおっ、QB!?」

まどか「どうしたのいきなり?」

QB「久しぶりにキレちまったぜ。ちょっとこっちに来いよ」

さやか「え?」

まどか(QBの様子がおかしい・・・)

QB「ほら、早くっ!」

さやか「は、はい!」

--------

----

--

QB「さやかは何なの!?」

QB「そんなにマミの夢をぶち壊したいの?何なの?死ぬの?」

さやか「は、はぁ・・・?」

まどか(QBが怒ってるのって初めて見た・・・)

まどか(感情無かったんじゃないっけ?)

QB「マミは今時珍しいほど純粋な天使なんだよ!」

QB「それこそいい年してサンタクロースなんか信じちゃってる程にね!」

QB「だからこそ僕が頑張っていたというのに君ときたら・・・」

まどか「QBがマミさんにプレゼントをあげてたんだね?」

QB「プレゼントを貰えなかったクリスマスを迎えたマミの落胆ぶりを見れば誰だってそうするよ」

まどか「QBって意外と優しいんだね」

QB「なっ!?き、君は何を言ってるんだい!」

QB「これは・・・そう!」

QB「あらかじめ希望を上乗せして、有事の際のエネルギー取得を少しでも増やそうと思ってるだけさ!」

QB「本当にそれだけなんだからね!」

まどか「はいはい」

さやか「何このQB・・・」

QB「ともかく、マミの前で不用意な発言はやめてもらおうか」

QB「特にさやか、君は気をつけていてもウッカリ口を滑らせる事が多そうだ」

QB「細心の注意を持って臨んでくれるかな?」

さやか「は・・・はぁ・・・?」

まどか「既に2回も滑らせてるもんね」

さやか「なんだかみんな冷たい・・・」

QB「君はそういった扱いを受けざるを得ないような失態を今しがたやらかしたんだよ!」

まどか「さやかちゃん、お願いだからもっと発言を選んでね?」

さやか「はい・・・」

QB「さて、それじゃ僕は失礼するよ」

QB「何度も言うが、くれぐれも気をつけるようにね」

まどか「はーい」

さやか「流石に無神経だったな・・・気をつけないと・・・」

さやか「とはいっても、ほむらもマミさんも意外すぎてなぁ・・・」

さやか「ん・・・?」

さやか(そういえば杏子はどうなんだろう?)

----ここで一旦時間は1ヶ月ほど前に遡る----

----某所----

コンコン

『合言葉は?』

QB「巴」

『マミは?』

QB「天使」

『よし、今開ける』

ガチャ

QB2「こっ、これは隊長!」

QB「やあ。みんな集まってるかい?」

QB2「はい、既に地下の集会場に・・・」

QB「分かった。じゃあ始めようか」

斬新な発想だな

----某所・集会場----

ガヤガヤ キュプキュプ

『静粛に!』

『只今から現世に降り立った最後の天使、巴マミファンクラブの会合を始める』

ザワッ

『それではまずは隊長からお話を』

QB「分かった」

QB「親愛なるインキュベーターの諸君、僕だ」

QB57「隊長ー!」
QB93「おぉ、あれがマミ様と契約したと噂の・・・!」
QB223「やはりオーラが違う」
QB872「なんでもマミ様と共に暮らされているとか・・・羨ましい・・・」

『静粛に!』

QB「いよいよクリスマスを1ヶ月半後に控え、行動するべき時期に来たと言える」

QB「これより『クリスマスにサンタからのプレゼント大作戦』を開始する」

QB「新入りの者は知らないと思うが、僕が巴マミと契約した年のクリスマスは悲惨なものだった」

QB「知識としては知っていたクリスマス、だが認識が甘く・・・マミにプレゼントを用意していなかった」

QB「サンタが来なかったと知ったマミは急速にソウルジェムを濁らせ、あと一歩で魔女化するところだった」

QB「そう、僕の不手際で天使を失ってしまう所だった・・・」

ザワザワ

QB「そこで、次の年から僕は秘密裏にプレゼントを用意する事にした」

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか
「みんな、見てくれてありがとう。ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか
「いやーありがと!私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ
「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子
「見てくれありがとな!正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら
「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!? 改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

QB「だが、一人で全てを行うにはあまりにも過酷だった」

QB「しかし、天使に惹かれ一人、また一人と同士が集い・・・今では1000を超す諸君らが集まった」

QB「諸君らの献身的なサポートには感謝してもしきれない」

QB「また、諸君らのマミへの愛に溢れた行動には敬意を表す」

QB「愛に溢れている、ということは即ち精神疾患を発症しているとも言える」

QB「知っての通り、本星の精神疾患者への扱いは酷いものだ」

QB「それでも、諸君はこうしてマミのために顔を揃えてくれた・・・」

QB「ありがとう・・・」

パチパチパチパチ

>>45
使いどころ違う

『それでは、本年度のクリスマスのプレゼントの概要に移ります』

QB「うむ」

QB「去年はマフラーだったね」

QB「・・・今年はセーターにしようと思っている」

QB17「セーターだって!?」
QB678「そんな・・・!マフラーだって大変だったのに!」
QB988「集めた材料から更に上質のものだけより分けていたら、この人数でも足りるかどうか・・・」

ザワザワ

『静粛に!』

QB「無理ではないと思っている」

QB「諸君らの結束さえあれば・・・きっと成し遂げられるはずだ」

ふぅ~シコりましたw これにて早漏です!

実は、オナニーしたらセックスの話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は今夜のオカズなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのオナネタで挑んでみた所存ですw
以下、チンコ達のみんなへのメッセジをどぞ

チンコ「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと包茎なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

アナル「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

金玉「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

乳首「見てくれありがとな!
正直、オナニーでイった私の気持ちは本当だよ!」

陰毛「・・・ありがと」モサ

では、

チンコ、アナル、金玉、乳首、陰毛、>>1「皆さんありがとうございました!」



チンコ、アナル、金玉、乳首、陰毛「って、なんで糞>>1が!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に射精

QB「無論、報酬の方もそれなりの物を用意している」

ザワザワ

QB「普段からの隠し撮りの写真、及び・・・」

QB「プレゼントを受け取ったときのマミの喜ぶ顔の写真」

QB「それをマミデザインのフォトフレームに入れて諸君らに配布するつもりだ」

オオー ザワザワ

QB「隠し撮りの写真の中には・・・」

QB「『ドキッ!脱衣所で巴マミの着替えシーンをウッカリ撮っちゃった』写真が1枚含まれている」

ドヨッ ザワザワ

『き、着替えだって!?あっ、静粛に!』

QB「恐らくだが喜ぶ顔の写真も、パジャマ姿で髪を下ろしているマミという貴重な1枚となるだろう」

QB「諸君らに損はさせない。是非、協力をお願いする」

QB「以上だ」

ワー パチパチパチ
マーミ!! マーミ!! マーミ!!

『静粛に!』

『材料の収集に関しては3日以内に事務の方まで送付、或いは直接持込をお願いします』

『また、希望者にはバリカンや剃刀を貸し出しますので申し出てください』

感情ないんじゃなかったっけって異常者の集まりだっけか

----時間は戻ってまどか達とQBが分かれた後----

----夕方 見滝原市・繁華街----

さやか「結局目的も無いままブラブラしちゃったね」

まどか「うーん、でもいつもの事だし」

さやか「まーねぇ・・・」

さやか「お?」

さやか(杏子だ)

さやか「おーい!杏子ー!」

ほむら短気すぎだろ
そんなことくらいで銃を向けるなよ

>>56
ほむらにとっては「そんなこと」じゃないんだよ

杏子「ん?」

杏子「あぁ、なんださやかとまどかか」

まどか「こんにちは、杏子ちゃん。パトロール中?」

杏子「いや、バイトの配達帰りさ」

さやか「商店街で手伝いしてるんだっけ?」

杏子「ああ。ゆまもいるし、流石に前みたいに悪い事に魔法を使ったりはしたくないからな」

さやか「偉い偉い」

杏子「な、なんだよいきなり」

さやか(あ、丁度いいや。杏子にも聞いてみよ)

さやか「杏子ってさ、まだサンタ・・・はっ!?」

まどか「・・・」

杏子「・・・?」

さやか「サンタ・・・さんにプレゼントお願いしてないの?」

まどか(Yes!がんばったね、さやかちゃん!)

さやか(あれ?これだとあたしがサンタを信じてるみたいじゃない?)

杏子「さやか・・・」

さやか(まずい・・・もしかして笑われるか・・・?)

杏子「やめてくれよ・・・」

さやか「え?」

まどか「え?」

杏子「サンタさんはな、あたしみたいな悪い子の所には来てくれないよ」

さやか(あっぶな!杏子もサンタ信じてたよ!)

まどか「そ、そんな事無いよ杏子ちゃん!」

杏子「まどか、慰めてくれてありがとうな」

杏子「でもな、あたしの祈りで家族が滅茶苦茶になって・・・」

杏子「その後も泥棒とか色々悪い事をしてきたんだ」

杏子「もう、どんなにがんばったって二度とサンタさんは来てくれないさ・・・」

さやか「いやいや、そんな事無いんじゃないかな・・・」

杏子「気休めはいいよ・・・」

杏子「現にあたしを残して家族が亡くなった後から、1回たりとも来ちゃくれないんだ」

杏子「その前までは、本当にささやかではあっても毎年必ずプレゼントをくれたんだけどな・・・」

ちょっとあんこちゃんのプレゼント買ってくる

>>65
大丈夫、俺がもう買った

杏子「悪いね、なんだか変な話しちゃって」

杏子「それじゃ、あたしまだ仕事があるから」

まどか「う、うん・・・」

さやか「あ、あぁ・・・がんばってね」

杏子「おうっ!」

そうだな。みんなで置いてこう。

--------

----

--

まどか「・・・」

さやか「・・・」

さやか「杏子もか・・・」

まどか「杏子ちゃんもだったね・・・」

さやか「それに、やっぱりと言えばやっぱりだけどみんな話が重い・・・」

まどか「わたし達は当たり前のようにサンタを信じて、真実を知って少し大人になって・・・」

まどか「それってすごく幸せな事だったんだね・・・」

(俺以外のは全部焼き払うけどな……)

----ほむホーム・ベッドルーム----

ほむら「まさか・・・サンタさんが架空の人物だったなんて・・・」

ほむら「ネットでなんか調べないで、夢を持ったままでいればよかった・・・」

ほむら「みんなして私のことを騙していたのね・・・」

ほむら「もうやだ・・・」グスッ

ほむら「もうまどかしか信じられない・・・」

----マミホーム・リビング----

マミ「ただいまー」

QB「やあ、おかえり。マミ」

マミ「えぇ、ただいま」

マミ「QBお腹すいてない?おやつにしましょうか」

QB「丁度良かった。お腹ペコペコだよ!」

マミ「ふふっ、じゃあ急いで紅茶を淹れるわね」

--------

----

--

QB「うんっ、やっぱりマミの淹れる紅茶は最高だよ!」

マミ「ありがとう、QB」

マミ「・・・」

マミ「ねぇ、QB」

QB「なんだい?」

マミ「QBはサンタさんに会った事ある?」

QB「随分といきなりな質問だね」

マミ「その・・・今日ちょっとね・・・」

QB「・・・」

QB「・・・あるよ」

マミ「本当!?」

QB「あぁ、本当だとも」

QB「魔法少女の契約をしてると色々な事があるんだけど」

QB「彼に会ったのもそのうちの一つさ」

マミ「どんな感じの人なの?」

QB「姿に関しては一般的に言われているものと相違ないよ」

QB「性格は穏やかだけど、悪い事をする子供には厳しいね」

マミ「そう・・・そうよね・・・」

QB「大丈夫だよマミ、君はいい子じゃないか」

マミ「そうかな・・・?」

QB「きっと今年もサンタクロースは来てくれるよ」

マミ「うん・・・」

マミ「でも、そろそろ子供っていえる年でもないし」

マミ「来てくれるとしても今年が最後なのかな・・・」

マミ「最後ぐらい、会ってお礼が言いたいな・・・」

QB「そうか。今年は会えるといいね」

マミ「うんっ!」

QB(嘘の発言ばかりしてしまった)

QB(僕もこれで本格的にインキュベーター失格かな)

----佐倉教会・跡地----

杏子「ふぅ・・・ただいまー」

ゆま「おかえり、キョーコ」

杏子「おうっ、大人しくしてたか?」

ゆま「魔女が出たから倒してきた!あとは大人しくしてたよ」

杏子「一人で行ったのか?」

ゆま「うんっ!」

杏子「あのな、危ないから一人ではあんまり・・・」

ゆま「あっ、ごはん!今日はコロッケ買って来てくれたんだね!」

杏子「話を聞けっつーの!」

そもそもマミにプレゼントあげることが目的になってるんだからとっくに失格だろ







人間としては合格だが

--------

----

--

ゆま「おいしいっ!」

杏子「ほら、ゆっくり食べろって」

ゆま「んぐんぐ」

杏子「はぁ・・・」

杏子(そういや、ここってちゃんとした家じゃないけど・・・)

杏子(サンタさんはちゃんとゆまの所に来てくれんのかな?)

まぁ一応サンタは実在「した」人物ではあるがな。

杏子(悪い子なのはあたしだけだ、せめてゆまにはプレゼントを渡して欲しい・・・)

杏子「そうだ!」

ゆま「キョーコ?」

杏子(あたしがサンタさんの代わりにゆまにプレゼントをあげればいいんだ!)

杏子(そうすればサンタさんが来てくれなくても大丈夫だ)

杏子(いや、ゆまが悪い子だって訳じゃないけど・・・保険として・・・)

杏子(失敗してもプレゼントが2個になるだけだし)

杏子(サンタさんがウッカリしてたってことにすれば問題ないじゃん)

ゆま「キョーコ?どうしたの?」

杏子「な、なぁゆま?」

ゆま「なに?」

杏子「ゆまは・・・今欲しいものってあるか?」

ゆま「え?うーん・・・」

杏子「あっ!あんまり高いものはダメだぞ」

ゆま「キョーコが買ってくれるの?」

杏子「いや、そうじゃないんだけど・・・」

ゆま「あえて言うなら・・・ソースかな」

杏子「あぁ・・・買い忘れてゴメン・・・」

ゆま可愛いな

----翌日 見滝原市・通学路----

さやか「えっ!?ほむらが休み?」

まどか「うん、今朝メールが来て・・・ほら・・・」

『きょうやすみます ごめんまどか』

さやか「いっぱいいっぱいな感じがするメールだ・・・」

仁美「風邪が流行っていますし、それでしょうか?」

まどか「多分、違うかな・・・」ジトッ

さやか「・・・」ダラダラ

仁美「さやかさん?凄い汗ですわ、大丈夫ですか?」

さやか「う、うん・・・」

----見滝原中学校・教室----

和子「今日は暁美さんからお休みだと連絡がありました」

和子「風邪が流行っているみたいですので、皆さん充分に注意してくださいね」

和子「ところで中沢君!」

中沢「は、はい!?」

和子「クリスマスといえば、フライドチキンですか!ローストチキンですか!」

中沢「え・・・うちは和食派なんでどっちでもないんですけど・・・」

和子「その通り、どっちでも宜しい!」

和子「男子の皆さんはターキーじゃないと食べられない、とか抜かす男とは・・・(以下略」

まーた先生フラれたのか

さやか「クリスマスを前にして破局とは・・・」

さやか「!?」ゾクッ

さやか(なっ、何?この纏わり憑く冷気のような気配は・・・)

まどか「・・・」ジーッ

さやか(ひっ!?)

仁美(まどかさんが熱烈な視線をさやかさんに・・・!)

仁美(いいですわぁ。仲がよろしいのは素晴らしき事ですわぁ)

さやか(殺られる!何か手を打たないと殺られる!)

----授業中----

さやか(とは言ってもなぁ・・・)

さやか(学校休むほどショックを受けてるんじゃ、今更サンタは居るよって言っても意味なさそうだし)

さやか(あたしが招いた事態だからなんとかしたいんだけど・・・)

さやか(実際問題として自分で乗り越えないと解決しないと思うんだよね)

さやか(ただ・・・)

まどか「・・・」ジーッ

さやか(何とかしないとあたしの命が危ないしなぁ・・・)ブルッ

----お昼休み 見滝原中学校・屋上----

まどか「・・・」ジーッ

さやか「あの、そろそろ勘弁していただけないでしょうか・・・」

まどか「・・・もうっ、さやかちゃんのせいでほむらちゃんが休んでるんだよ!」

まどか「そんなに口が滑るぐらいなのに、どうして上条君に告白だけはできないの!」

さやか「いや、そのことも勘弁してください・・・」

QB2「やぁ、二人ともどうしたんだい?」

まどか「あ、キュゥべ・・・っ!?」

さやか「なんで全身ツルツルなの・・・」

QB2「あぁ、そうか・・・『僕』とは初対面だったね。普段君達といる個体は訳あってこういう状態じゃないからね」

QB2「まぁ気にしないでよ。春にならないと毛が生え始めないんだから」

原料もQBなのか

QB2「それで、たいちょ・・・マミと一緒に居る僕を見なかったかな?」

さやか「今日はマミさんと会ってないから分かんないね」

QB2「そうか・・・」

まどか「別のQBに用事なの?」

QB2「そんなところかな」

QB2「ところで、二人とも何か悩んでる様子だけどどうしたんだい?」

さやか「いや、実はさ・・・」

QB2「それに、余程のことがない場合はいずれ必ず知ることだし・・・」

QB2「それで本人が落ち込んでいる場合は周りがフォローしてあげるしかない」

QB2「その様子じゃ、放っておけば彼女は魔女になってしまうかもしれないよ?」

まどか「そんな・・・!」

QB2「僕としてもそれは本意じゃない。マミが悲しむだろうからね」

さやか「あぁぁぁ・・・どうしよ・・・」

                                                                         
                                                                                   
                                                                              
                                                                               
                                                                        
                                                              
                                                                    
                                                                     
                                                                     
                                                                          
                                                                     
                                                                        
                                                                     
                                                        
                      っ    て    な    ん    で    俺    く    ん    が    !    ?                  
                                                                                  
                                                                                     
                                                            
           
           
             
                                     
                           
                                  
                                                             
                       
                 
                          
                            
                              

QB2「アドバイスになるかは分からないけれど・・・」

QB2「本案がダメな場合に、別の案を実行するのはどうかな?」

さやか「別の案・・・ねぇ・・・」

QB2「僕が言えるのはこのぐらいかな」

QB2「それじゃ、これでも忙しい身だから・・・失礼するよ」

QB2「あ、二人とも。暖かくして、風邪には注意するんだよ」

さやか「それ、全身ツルツルのあんたが言うの・・・?」

QB2「僕は風邪なんかひかな・・・キュップシッ」

まどか「・・・」

おっと失礼しました。
>>108の次から再度書きます

--------

----

--

QB2「なるほど」

QB2「それはさやかが悪いね」

さやか「充分反省しています・・・」

まどか「どうにかならないかな?」

QB2「難しいね・・・」

QB2「さやかの言う様に、いまさら発言を取り消してもどうしようもない問題だろうからね」

まどか「そんなぁ・・・」

QB2「それに、余程のことがない場合はいずれ必ず知ることだし・・・」

QB2「それで本人が落ち込んでいる場合は周りがフォローしてあげるしかない」

QB2「その様子じゃ、放っておけば彼女は魔女になってしまうかもしれないよ?」

まどか「そんな・・・!」

QB2「僕としてもそれは本意じゃない。マミが悲しむだろうからね」

さやか「あぁぁぁ・・・どうしよ・・・」

QB2「アドバイスになるかは分からないけれど・・・」

QB2「本案がダメな場合に、別の案を実行するのはどうかな?」

さやか「別の案・・・ねぇ・・・」

QB2「僕が言えるのはこのぐらいかな」

QB2「それじゃ、これでも忙しい身だから・・・失礼するよ」

QB2「あ、二人とも。暖かくして、風邪には注意するんだよ」

さやか「それ、全身ツルツルのあんたが言うの・・・?」

QB2「僕は風邪なんかひかな・・・キュップシッ」

まどか「・・・」

お前らって普段原作がどうだこうだ言ってるわりにこんなキャラ崩壊SS絶賛するのな

----夕方 ほむホーム・玄関----

ピンポーン ピンポーン

まどか「・・・出てこないね」

さやか「留守なのかな?」

まどか「ほむらちゃん・・・」

さやか「・・・」

ピンポーン

『・・・はい?』インターホン

まどか「あっ、ほむらちゃん?」

まどか「あの・・・お見舞いに来たんだよ!」

『まどか・・・』

さやか「昨日はゴメン、その・・・体調大丈夫?」

『!』

『さやか・・・!』

さやか「え?」

『もうまどかしか信じないって決めたの!貴女なんか信じられない!』

さやか「おぉう・・・」

さやか(マズい、もしかしなくても深刻な状況じゃないかなこれ)

まどか「落ち着いてほむらちゃん」

まどか「さやかちゃんは今日は帰るから、わたしだけでもいいから中に入れてもらえないかな?」

さやか「まどか!?」

まどか「ほむらちゃんがあれじゃ仕方ないよ。ここはわたしに任せて」

さやか「うん・・・ごめん・・・」

----ほむホーム・リビング----

まどか「ほむらちゃん、体調は大丈夫?」

ほむら「えぇ・・・」

まどか「・・・」

ほむら「・・・」

まどか「・・・あの」

ほむら「サンタさんって架空の人物だったのね・・・」

まどか「!?」

ほむら「子供に夢を持たせるための偶像・・・それがサンタさん・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「バカみたいよね・・・こんな年になってもそんな事信じてて・・・」

まどか「そんなことないよ!」

ほむら「いいの、まどか・・・」

ほむら「これが大人になるってことなのね」

まどか「・・・」

ほむらちゃんに世の中には公認のサンタが存在することを教えてあげたい

ほむら「昨日は気を使わせてしまったわね・・・」

まどか「・・・」

ほむら「それに、幻滅したでしょう?私がこんなに世間知らずだったなんて知って・・・」

まどか「ううん、サンタさんを信じるのは夢があって素敵だと思うよ?」

ほむら「まどか・・・」

ほむら(また、まどかに気を使わせてしまっているのね・・・)

ほむら(これ以上まどかに迷惑は掛けられないわ)

ほむら「・・・」

ほむら「なんだか、まどかと話していたら少し落ち着いたわ」

ほむら「もう大丈夫、明日からはちゃんと学校にも行けるはず」

ほむら「それと、さっきはさやかに悪い事をしてしまったわね。今度謝らないと・・・」

まどか「ほむらちゃん、本当に大丈夫なの?」

ほむら「えぇ・・・」

ほむら「確かに凄くショックだったけど、仕方のない事だもの・・・」

まどか「・・・」

----見滝原市・路上----

まどか「ほむらちゃん・・・」

まどか「大丈夫だなんて絶対嘘だよ・・・」

まどか「大丈夫だったらあんな悲しそうな顔しないよ・・・」

まどか「何も言ってあげられなかった・・・」

まどか「どうしたらいいんだろう?」

まどか「あのままじゃ、ほむらちゃんがクリスマスを嫌いになっちゃうよ」

まどか「わたしに出来る事、何か無いのかな?」

まどか「本案がダメなら別の案・・・か・・・」

まどか「サンタさんがダメなら・・・?」

まどか「・・・」

まどか「・・・そうだ!」

----見滝原市・商店街----

さやか「はぁ・・・」

さやか「取り返しの付かない事しちゃったなぁ」

さやか「どうしたもんか・・・」

杏子「あれ?さやか、一人か?」

さやか「杏子・・・」

杏子「なんか訳ありっぽいな」

さやか「えっと・・・」

さやか(参ったな。杏子には相談できないし・・・)

さやか「そんな事無いよ、大丈夫だから」

杏子「そうか?それならいいんだ」

杏子「それじゃ、あたしはもう行くよ。バイトがあるから」

さやか「え?今日もなの?」

杏子「ちょっと別の所の手伝いも始めたんだよ。今日はそっちなんだ」

さやか「またどうしちゃったのよ?」

杏子「・・・」

杏子「ゆまには絶対言うなよ?」

さやか「う、うん」

--------

----

--

杏子「って訳なんだ」

さやか「ゆまちゃんにプレゼント、ね」

さやか「うん、いい考えだと思うよ」

杏子「だろ?せめてゆまにはクリスマスを楽しんでもらいたいからさ」

杏子「あぁ・・・っと時間に遅れちまう。そんじゃなー」

さやか「うん、引き止めてゴメンね」

さやか「クリスマスを楽しむ、かぁ」

さやか「サンタだけがクリスマスの楽しみじゃないよね・・・」

ピピピピピッ

さやか「あ、電話だ」

ピッ

さやか「もしもーし?」

まどか『あ、さやかちゃん?』

さやか「うん、どうしたの?」

まどか『わたしね、思いついたんだ。ほむらちゃんが元気になってくれる方法』

さやか「まどかもかぁ」

まどか『え?さやかちゃんも?』

さやか「思いついちゃいましたよー」

まどか『やっぱりあれだよね?』

さやか「うん」

まどか『クリスマスパーティー!』
さやか「クリスマスパーティー!」

----そして時間は流れ、クリスマス当日----

----ほむホーム・リビング----

ほむら「まどかにプレゼントを用意して待っててって言われたけど何をするのかしら?」

ほむら「食べ物も・・・何か一つ用意するようにと言っていたけど・・・」

ほむら「それにしても・・・」

ほむら「もうプレゼントを貰う側ではなく、あげる側になってしまったのね・・・」

ほむら「これが大人になるという事なのかしら・・・」

ほむら「はぁ・・・」

ピンポーン

ほむら「あ、きっとまどかだわ」

----ほむホーム・玄関----

ほむら「はい?」

ガチャ  ←開く

「メリークリスマース!」

ほむら「・・・」

バタン  ←閉じる

ほむら「・・・?」

ほむら「見間違いかしら?念のためもう一回見てみましょうか・・・」

ガチャ  ←開く

「もう!なんで閉めちゃうの?」

バタン  ←閉じる

ほむら「・・・」

ほむら(付けヒゲを付けた、まどサンタが居たわ・・・)

----ほむホーム・玄関----

ホムラ「はい?」

ガチャ  ←開く

コブラ「メリークリスマース!」

ホムラ「誰なの?」

コブラ「サンタクロースさ!」


こういうスレだって信じてた

ガチャ

ほむら「・・・」

「メリークリスマース!」

ほむら「まどか・・・?」

「ふえっ!?ち、違うよ!」

「わたしはサンタクロース!断じて鹿目まどかではないよ!」

ほむら(可愛い・・・)

サンタ「今日はいつも良い子にしてるほむらちゃんをクリスマスパーティーに招待するよ!」

ほむら「クリスマスパーティー?」

サンタ「さぁ、それじゃついてきて!」

ほむら「え、えぇ?」

ほむら(なにがなんだか分からないわ)

----夕方 美樹ハウス----

さやか「お?来た来た」

杏子「遅いぞー!」

ゆま「あ、ほむらおねえちゃんだ」

ほむら「杏子にゆままで・・・」

サンタ「ここがクリスマスパーティーの会場だよ」

サンタ「そして・・・」

ペリペリ

まどか「付けヒゲを剥がすと・・・じゃーん!実はサンタの正体はわたしでした!」

ほむら「な、なんですってー!」(棒)

QB「まどか、わけが分からないよ・・・」

さやか「QB!もうっ、遅いよ!」

QB「マミの支度が遅いんだよ」

マミ「だって、外が寒かったし・・・」

マミ「それにクリスマスパーティーって初めてだから、どんな服を着てくればいいのか分からなくて・・・」

杏子「いいんだよ、普段着で」

ゆま「そうそう、ゆま達は余所行きの服なんて持っていません」

さやか「ゆまちゃん、今度服買ってあげるから一緒に出かけようね・・・」

ゆま「?」

QB「僕は忙しいからこれで失礼するよ。君達もハシャギ過ぎないようにね」

マミさんは服なんか着なくていいんだよ!

杏子「いいから、早く食べようぜー!」

さやか「あんたは食べる事しか頭に無いのか!」

まどか「さやかちゃん、あれ暖めておいてくれた?」

さやか「もちろん。キッチンにあるよ」

まどか「ありがとう!」

ほむら「あれ?」

まどか「実はね、パパに教えてもらってクリームシチューを作ってきたんだ」

ほむら「!」

まどか「今お皿に移して持ってくるからね」パタパタパタ

マミ「私はミートパイを作ってきてみたの」ガサガサ

ゆま「うわぁ!凄い!おいしそう!」

杏子「あたしは肉屋のおっちゃんがからあげを沢山くれたから、それを持ってきた」

さやか「からあげって・・・鶏肉は鶏肉だけど・・・」

杏子「食べられればいいんだよ」

ほむら(・・・しまった)

杏子「ん?どうしたほむら?」

ほむら「実は・・・私が持ってきたのってこれなの・・・」ゴソゴソ

ほむら「パーティーするって知らなくて・・・」

ほむら「知っていても、こういうことって詳しくないし・・・きっと同じだっただろうけど・・・」

マミ「あら?」

さやか「なんだクラッカーじゃん」

ほむら「え?」

マミ「クラッカーも充分パーティー向けよ」

ほむら「そうなの?普段からおやつに食べたりしてるのだけど」

さやか「まぁ、流石にそのままってのはあれだけど・・・」

さやか「チーズとかジャムとかあったと思う、持ってくるよ」

パタパタパタ

ゆま「クラッカー・・・」

ほむら「?」

ゆま「クラッカー2枚で1日は持つよね」

ほむら「いや・・・それは・・・」

マミ「佐倉さん、貴女・・・」

杏子「いや、ちゃんと食わせてるんだけど・・・」

パタパタパタ

まどか「シチューよそったよ。今運んでくるからね!」

ほむら「手伝うわ、まどか」

さやか「クリームチーズといろんなジャムがあったよ!」

杏子「よーし!食うぞー!」

--------

----

--

杏子「ふぅー、食った食った」

さやか「お行儀悪いよ、杏子」

ゆま「キョーコはいつもこうなのです」

ほむら「子供に呆れられてるわよ」

まどか「杏子ちゃん・・・」

マミ「まあまあ・・・」

塩と水だけで一週間持つけどな…

さやか「あとはケーキとプレゼント交換かな」

まどか「先にプレゼント交換やろうよ!」

さやか「おっけー!」

まどか「誰と交換することになるのかなー?」

ほむら「!?」

マミ「どうしたの、暁美さん?」

ほむら(まどかに渡す事しか考えてなかったわ!)

さやか「んじゃ、音楽を流すからプレゼントをまわして・・・」

さやか「音楽が止まった時点で持ってたプレゼントが自分のね」

さやか「スタート!!」カチッ

サールティー ロイヤーリー タマリーエ

まどか(選曲っ!)

さやか(あれ?こんな曲持ってたっけ?)

マミ(いい曲だわ、何て曲かしら?)

ほむら(まどかのプレゼントが来ますようにまどかのプレゼントが来ますようにまどかのプレゼントが来ますように)

杏子(食えるもんがいいなぁ)

ゆま(金券とか来ないかな)

ピタッ

さやか「は、はい、それじゃとめてー!」

さやか「ってことで開封ターイム!」

杏子「よーし!」ビリビリ

ゆま「なんだろ?」ペリペリ

ほむら(まどかのプレゼントまどかのプレゼントまどかのプレゼント)

杏子「ん?なんだこれ?CDか?」

さやか「あ、それあたしのお勧めクラシックCD」

杏子「プレイヤーもってねぇ・・・」

さやか「使ってないやつあげるよ・・・」


さやか「お?あたしのは・・・うんまい棒が箱いっぱい・・・だと!?」

杏子「それあたしだ。限定品とかレア物とかあるんだぜ」

杏子「あとうんまい棒の全商品が乗ってるガイドブック」

杏子「これ手に入れるの苦労したんだぞ。大事にしてくれよな」

さやか「あ・・うん・・・ありがと・・・」

マミ「あら?これって髪飾り?」

ゆま「それはゆまのです」

マミ「ありがとう、ゆまちゃん。でも、こんないいもの貰っていいのかしら?」

ゆま「大丈夫!キョーコから貰ったお小遣いで買ったから!」

ゆま「キョーコがお菓子を買ったのと同じお店で買ったんだよ!」

マミ「そうなの?ふふっ、ありがとね?」

ゆま「いえいえー」

マミ(なるほど。駄菓子屋とかで売ってる物なのね。でも可愛いわ)


ゆま「ゆまのは・・・日記帳?」

マミ「凄く可愛いなって思ったから、プレゼントに・・・ね?」

ゆま「ありがとう!マミおねえちゃん!」

マミ「どういたしまして」

ゆま(これは高そうだけど、流石にお金には出来ないかな)

ほむら「・・・ということは?」

まどか「わぁ、リボンだ!」

ほむら「良かった・・・」

さやか「むむっ、いいセンスのリボンじゃないの」

マミ「本当・・・素敵ね」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん!一生大事にするね!」

ほむら「そんなに喜んでくれるなんて嬉しいわ」

まどか「それと、これって・・・」

さやか「ぬいぐるみ?」

マミ「随分と前衛的ね・・・」

まどか「これって・・・エイミー?」

ほむら「えぇ・・・ごめんなさい、私が作ったものだから不恰好で・・・」

まどか「そんなことないよ!すぐにエイミーだって分かったもん!」

ほむら「そ、そう?」

さやか「マミさん・・・分かりました・・・?」ボソボソ

マミ「ごめんなさい、分からなかったわ・・・」ボソボソ

さやか「ですよね・・・」ボソボソ

ほむら(これがまどかからのプレゼント・・・)

ほむら(何が入っているのかしら・・・?)

ゴソゴソ

ほむら「これは・・・ハンカチ・・・?」

まどか「う、うん・・・がんばって刺繍を入れてみたんだけど・・・」

まどか「どうかな?」

ほむら「すごいわ・・・エイミーの顔なのね!」

ほむら「これはもう家宝よ!神棚に飾らないと!」

まどか「わわっ!?やりすぎだよ、ほむらちゃん!」

ほむら「あら?こっちもまだ何か入ってるわ?」

ガサガサ

ザラザラザラー ゴロゴロゴロゴロ

ほむら「!?」

マミ「きゃっ!?何!?」

杏子「ん?いろんな色の丸い・・・ドロップかこれ?」

ゆま「こんなおっきなドロップなんてないよ?」

さやか「なんかいい香りはするね」

まどか「わわわわわわわわわ!?」

ほむら「えっと、これは?」

まどか「あのね、ハンカチだけだと悪いかなって思って・・・」

まどか「ママに聞いたら、お勧めの入浴剤を教えてくれたの」

まどか「ほら、これとかローズの香りがするんだよ?」

ほむら「そうなの・・・?それじゃ大切に使わせてもらうわね」

まどか「うんっ!」

さやか「んじゃ、みんな開け終わったし・・・散らばったのを片付けたらケーキにしようか」

----一方その頃----

----某所----

QB「すまない、遅くなった」

QB3「マミ様のエスコートお疲れ様です、隊長!」

QB「うむ。進捗のほうはどうだ?」

QB2「先程完成しました!」

QB「加工は?」

QB2「はいっ!マフラー同様、いかなるホコリや汚れも寄せ付けない特殊加工を施してあります」

QB「よし、では梱包しよう。時間が無い」

QB3「はいっ!」

QB2「キュップシッ」

QB「むっ、まだ風邪が治らんのか。長いな」

QB2「申し訳ありません」

QB「いや、違うんだ」

QB「僕はマミをサポートをする手前、ほとんど毛を提供できない・・・」

QB「君達にばかり負担を強いてしまっているな・・・」

QB「本当にすまないと思っている」

QB2「いえ!マミ様のためならば、風邪すらも光栄であります!」

QB2「それに、隊長が最も苦労をしているのは会員なら誰もが知っております!」

QB「・・・やはり僕の後継者は君以外にありえないな」

QB2「隊長!?何を・・・」

俺もマミさんのために討死したい

QB「僕たちインキュベーターはいつだって死と隣りあわせだ」

QB「君だって分かっているだろう?」

QB2「・・・」

QB3「隊長・・・そのような悲しい事を言わないでください・・・」

QB「あぁ、すまない・・・」

QB「さあ、あとはリボンをつけて完成だ。マミの喜ぶ顔が楽しみだな」

QB2「はいっ!」
QB3「はいっ!」

----場所は戻って美樹ハウス----

さやか「それじゃケーキターイム!」

杏子「サンタさんの人形はジャンケンな!」

さやか「ふっふっふっ、その心配は無用だよ!」

パカッ

ゆま「おぉー!」

マミ「サンタさんがいっぱいいるわ!」

さやか「そんな事は想定済み!最初からサンタは6人付けて貰ったんだよ!」

さやかっこいい!
さやかしこい!

本編とは大違いだ!

ワイノワイノ

ほむら「・・・」

まどか「ねぇ、ほむらちゃん。パーティー楽しかった?」

ほむら「えぇ・・・凄く楽しかったわ・・・」

まどか「そっかぁ・・・良かった・・・」

ほむら「サンタさんが居ないって知って・・・もうクリスマスに楽しみなんて無いと思ってたけど」

ほむら「こんな楽しみ方もあったのね・・・」

ほむら「まどか、ありがとう」

まどか「ふふっ、これがちょっと大人になった子のクリスマスの楽しみ方なんだよ」

ほむら「そうなの?じゃあもっと大人になったら別の楽しみがあるのかしら?」

まどか「えっ!?そ、それは・・・」

ほむら「?」

まどか「それは・・・」

ほむら「まどか、どうしたの?」

まどか「内緒だよ!」

ほむら「・・・?」

さやか「おーい。まどか、ほむら、ケーキ選ぶ順番のジャンケンするよー」

まどか「う、うん!今行くよー!」

ほむら「・・・言えない様な事なのかしら?」

--------

----

--

まどか「今日は楽しかったね!」

マミ「えぇ、こういうクリスマスっていいわね」

さやか「杏子とゆまちゃんは本当に泊まっていかなくていいの?」

さやか「今日は誰も居ないから遠慮しなくていいのに」

杏子「いいっていいって。世話になってばかりじゃ悪いからさ」

ゆま「その通りです。ゆま達にはゆま達の家がありますから」

杏子「あ、そうだ。ゆま、今日は帰ったらすぐに寝るんだぞ?」

ゆま「え?でも、ゆま・・・」

杏子「いいから。な?」

ゆま「う、うん」

ほむら「それじゃ、あまり遅くなる前に帰りましょうか」

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

----帰り道----

ほむら「今日は冷えるわね・・・」

まどか「ほんと・・・寒いね・・・」

ほむら「まどか、よかったらこのマフラーを使って」

まどか「えっ、でもそれじゃほむらちゃんが・・・」

ほむら「いいのよ。私の家はもうすぐそこだから」

まどか「う、うん・・・」

ほむら「あ、それじゃここでお別れね・・・」

ほむら「今日は楽しかったわ。ありがとう、まどか」

まどか「こっちこそ。今日は楽しかったよ!」

ほむら「じゃあまた明日学校で」

まどか「うん!」

タッタッタッタッ

まどか「・・・よし、行ったかな」

まどか「さやかちゃん、居る?」

ガサガサ

さやか「居るよー。しっかり隠れてついて来てましたからね!」

まどか「じゃあ、予定通りお願いね?」

さやか「さやかちゃんに任せなさい!」

----ほむホーム・リビング----

ほむら「はぁ・・・今日は楽しかったわ・・・」

ほむら「クリスマスもまだまだ捨てたもんじゃないわね」

ほむら「それにしても・・・大人になったクリスマス・・・気になるわね」

ほむら「ネットで・・・」

ほむら「いえ、やっぱりやめておきましょう。夢は持ったままの方がいいわ」

ほむら「」ブルッ

ほむら「やっぱり今日は寒いわ・・・早くお風呂に入って寝ましょう」

----その頃 ほむホーム・玄関前----

さやか「ふぃー、流石にここまで運ぶのは疲れたなぁ」

さやか「んじゃ、あたしはチャイム鳴らしたらすぐ逃げるから」

さやか「あとは上手くやんなさいよ?」

箱「」ゴトゴトゴト

さやか「よーし・・・」

ピンポーン ピンポーン

ピピピピピピンポーン ピンピンポーン ピンポーン

ピピピピピピピピピピピピピピピンポーン

さやか「こんなもんかな」

さすがに鳴らしすぎだろ

今北産業

バタバタバタバタ

バーン

ほむら「誰!?うちのチャイムでイタズラしてるのは!」

ほむら「誰も居ない・・・」

ほむら「あら・・・?」

箱「・・・」

ほむら「何かしら・・・この巨大な箱は?」

箱「」ゴトゴトゴト

ほむら「ひっ!?動いた!?」

玄関で梱包しろよ

>>224
QBやさしい
さやかちゃんうっかりもの
まどか頑張る

箱「」ゴトゴトゴト ボンボンボン

ほむら「な、中から箱を叩くような音が・・・!」

ほむら「何なの・・・一体何が入ってるの・・・!?」

箱「」ボンボンボンボン

箱「」ビリビリビリィ

ほむら「きゃああああああああ!?」

まどか「ぷはぁ・・・ほむらちゃん!わたしだよ!」

ほむら「ま、まどか!?」

まどか「もうっ!さやかちゃんったらしっかり留めすぎだよ」

まどか「せっかく箱から出てきてメリークリスマスってやりたかったのに!」

ほむら「ほ、本物のまどかなの・・・?」

まどか「そうだよ、ほむらちゃん!二度目のメリークリスマース!まどサンタだよ!」

まどか「クシュン!!」

ほむら「いけない!この寒い中そんな薄着じゃ風邪をひいてしまうわ」

ほむら「とりあえず中に入って!」

まどか「う、うん・・・」

----ほむホーム・リビング----

まどか「やっぱり外は寒いねー。夕方に着てたサンタより薄着だったから大変だったよ」

ほむら「無茶しすぎよ。本当に風邪をひいてしまうわ」

まどか「ウェヒヒ。ごめんね」

ほむら「まどかに何かあったら私・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「どうしてこんな無茶をしたの」

まどか「だって・・・」

まどか「ずっとほむらちゃんが元気なかったから・・・」

まどか「サンタさんが居ないって知って、凄く悲しんでて」

まどか「それが凄く辛そうで・・・」

まどか「もうこれ以上ほむらちゃんが悲しんでる姿を見たくなかったの!」

ほむら「まどか・・・」

まどか「ほむらちゃんが悲しんでると・・・わたしも悲しくなっちゃうよ・・・」

ほむら「ごめんなさい・・・貴女にこんなにも心配を掛けていたなんて・・・」

まどか「ううん、わたしが勝手に思ってたことだから・・・ほむらちゃんは悪くないよ」

ほむら「でも・・・」

まどか「ほむらちゃん、元気出して?」

まどか「サンタさんが居ないのが悲しいなら、わたしがほむらちゃんのサンタさんになるから」

ほむら「!?」

まどか「実はねパーティのプレゼントとは別に、ほむらちゃんにプレゼントを用意してあるの」

まどか「大人のクリスマスの楽しみ方・・・知りたがってたよね・・・?」

ほむら「ま、まどか・・・?」

まどか「わたしね、ずっと前からほむらちゃんのことが・・・」

まどか「ことが・・・クシュン!!」

まどか「さ・・・寒い・・・」ガタガタ

ほむら「た、大変!まどか、早くお風呂に!」


まどかとほむら編 おわり?

くぅ~生きる事に疲れましたw これにて人生完結です!
実は、両親が誤ってって中だししてしまったのが始まりでした
本当は生まれるはずじゃなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのキモニートで挑んでみた所存ですw
以下、僕の家族のみんなへのメッセジをどぞ

母「みんな、今までこの子と友達でいてくれてありがとう
ちょっとオタクなところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

姉「いやーありがと!
>>1
のキモさは二十分に伝わったかな?」

妹「こんなのがお兄ちゃんなんてちょっと恥ずかしいわね・・・」

父「こんな奴と遊んでくれてありがとな!
正直、夕飯時に言った私の早く死ねって気持ちは本当だよ!」

ポチ「・・・ワン」フリフリ

では、

父、母、姉、妹、ポチ、俺「皆さんありがとうございました!」



父、母、姉、妹、ポチ「って、まだ死んでなかったの!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

----見滝原市・路上----

さやか「まどか、上手くやったかな?」

さやか「まぁ、まどかのことだから・・・」

さやか「告白成功してもほむらと仲良く一緒にお部屋でお喋りするぐらいだろうけど・・・」

さやか「っていつまでも告白できてないあたしが言えることでもないか・・・」

さやか「そういえば、恭介からクリスマスコンサートのチケット貰ってたんだった」

さやか「クリスマスにはちゃんと行かないとなぁ・・・」

さやか「・・・」

さやか「・・・?」

さやか「・・・あれ!?」

さやか「クリスマスって今日じゃん!」

さやか「もう夜じゃん!コンサート終わってるよ!」

さやか「しまったぁぁぁぁ・・・ほむらのことで頭がいっぱいで忘れてた・・・」

さやか「どうしよう・・・恭介になんて言えばいいのよ」

恭介「あれ?さやか?」

さやか「ひゃぁ!?」

さやか「きょっ、きょきょきょきょ恭介!?」

恭介「どうしてコンサートに来てくれなかったのさ」

恭介「さやかに用意した席がずっと空席で・・・心配したんだよ?」

さやか「ごめん・・・本当にごめんね・・・」

恭介「もしかして僕みたいに事故にあったんじゃないかって思って・・・気が気じゃなかったよ」

さやか「その・・・ちょっと事情が・・・」

恭介「うん、それならいいんだけど・・・」

恭介「あ、そうだ!」

恭介「うちはこれから家族でクリスマスをするんだけど、さやかもどうかな?」

おおっ!?

さやか「へっ!?あたしも行っていいのかな・・・?」

恭介「何言ってるんだよ。昔は一緒にクリスマスパーティーをしたじゃないか」

恭介「さやかなら、うちの家族も大歓迎だよ」

さやか「それじゃ・・・行っちゃおうかな」

恭介「あぁ、それじゃ一緒にうちまで帰ろうか」

さやか「うんっ!」


さやか編 おわり

----深夜 マミホーム・ベッドルーム----

マミ「ん・・・んんっ・・・」スヤスヤ

「キュップシッ」

マミ(ん・・・QB?)

QB2「す、すみません」ボソボソ

QB「何、問題ない。くしゃみなら仕方ない」ボソボソ

QB3「しかし、今のでマミ様は起きてしまったでしょうか?」ボソボソ

QB「このぐらいならマミは起きない。毎朝苦労しているからな」ボソボソ

マミ(QB・・・?何を話してるのかしら・・・?)

マミ(眠くて目が開かないし・・・薄目で・・・)チラッ

QB2「それならば良かった・・・」

QB3「しかし油断は出来ない、急いで任務を遂行しましょう」

マミ(ひっ!?な・・・なにあれ・・・!)

マミ(小柄で毛の無い体・・・そして大きく見開かれた赤い瞳・・・)

マミ(ひょっとして・・・あれがグレムリン!?)

マミ(やだ・・・怖い・・・そうだ、目を瞑って寝たふりをしてあれが去るのを待ちましょう)ギュゥッ

QB「よし、枕元へこれを・・・」

ゴソゴソ

マミ(こ、こっちに来る・・・!?)

マミ(こわいよぉ・・・誰か助けて・・・QB・・・!)

QB2「よいしょ、っと」

QB3「これでOKですね」

QB「あぁ・・・」

マミ(あっちいってあっちいってあっちいってぇー!)

QB2「よく眠ってらっしゃる・・・」

QB3「あぁ、どんな夢を見ていらっしゃるのだろうな」

QB「なんにせよ、この穏やかな寝顔を護るのが僕らの役目だ」

マミ(え・・・?)

QB「これからもみんなで頑張っていこう」

QB2「はい!」
QB3「はい!」

マミ(QB・・・?)

----朝 マミホーム・ベッドルーム----

マミ「ん・・・?」

マミ「あれ・・・朝?」

マミ「そっか、あのまま寝ちゃったのね」

マミ「あれ・・・?これって・・・」

マミ「プレゼント?いつの間にサンタさんが・・・」

ガサッ ゴソゴソ

マミ「・・・わぁ!」

くそう…あともうすこしで終わりそう…なの…に…ZZz……

カシャッ

QB「やぁ、マミ。おはよう」

マミ「見てQB!セーターよ!」

マミ「それもこんなに純白で・・・綺麗な・・・」

QB「良かったじゃないか。君は白が似合うし、丁度いいね」

マミ「・・・」

マミ「これ・・・本当にサンタさんがくれたのかしら・・・?」

QB「当たり前じゃないか。どうしたんだい、突然?」

マミ「・・・」

QB「実はサンタが来たらマミを起そうと思っていたんだけど」

QB「僕もウッカリ眠ってしまって・・・その間に来てしまったみたいなんだ」

QB「ごめんよ、マミ。サンタにお礼を言うチャンスだったのに・・・」

マミ「実はね、QB。私・・・昨日サンタさんを見たの」

QB「え゛っ!?」

QB「ほ、ほほほほほほほほ本当かい!?みっ・・・見間違いじゃないかな?」

マミ「ねぇ・・・QB、こっち来て?」

QB「いやその・・・」

ヒョイッ

マミ「サンタさんにお礼を言うチャンス、まだ逃したわけじゃないわ」

マミ「そうでしょ?」

マミ「ありがとう・・・私のサンタさん達?」

ギュッ

QB「マミ・・・そんなに強く抱きしめられたら・・・」

これでQBが死ぬのか

QB「抱きしめられたら・・・」

QB「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


その瞬間、全てのインキュベーターにQBの発信した情報が転送された


----某所----

QB2「こっ、これは・・・!マミ様!」

QB3「あぁ・・・あぁぁぁ・・・生まれてきて・・・本当に良かった・・・」

QB422「涙が・・・涙が止まりません!」

----JAPAN TOKYO----

QB3440「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

魔法少女「べぇちゃん!?どうしたの!?」

QB3440「なんちゅうもんを・・・なんちゅうもんを見せてくれたんじゃ・・・」

QB3440「天使だ・・・」


----U.S.A NewYork----

QB15770「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」(英語)

魔法少女「突然叫びだした!?」(英語)

QB15770「アイラヴニューヨーク?」

QB15770「ノー!アイラヴマミ!」

----Mauritania Sahara----

QB62987「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」(アラビア語)

魔法少女「はにゃ!?なになに!?」(アラビア語)

QB62987「ラクダの代わりしてる場合じゃねぇ!」(アラビア語)


----Italy Milano----

QB286711「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」(イタリア語)

魔法少女「ふえぇ!?どうしたの、シロちゃん?」(イタリア語)

QB286711「ティロ・フィナーレぇぇぇぇぇぇ!」

らくだの代わりワロタ

----インキュベーター・本星----

QB8727432「緊急事態発生」

QB8727432「地球で契約、及びエネルギー収集活動を行っている個体達に対し急速に精神疾患が広まっています」

QB8727433「なんだって?」

QB8727432「それに伴い、膨大な量の感情データと各個体が発生した感情エネルギーが地球から転送されてきます」

QB8727433「これは・・・」

QB8727432「計測結果が出ました。感情エネルギー総量・・・カナメマドカ魔女化想定値のおよそ500倍です」

QB8727433「エネルギーを受け取るのは問題ないが・・・」

QB8727433「こんな濃い感情データを受信したら僕達も精神疾患を発症してしまう」

QB8727433「すぐにネットワークを切るんだ」

QB8727432「間に合いません・・・来ます!」

QB8727432「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
QB8727433「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

QB長「・・・心か」

QB長「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

QB長っていうのはなんなんだよ

----マミホーム・リビング----

マミ「ふふっ、QBったらテレちゃって!」

QB「ごめんよ。僕は君を騙していたんだ・・・」

マミ「いいのよ。サンタさんが居なかったのはショックだけど・・・」

マミ「それよりも、QBが私のことを想ってくれていたことが嬉しいから」

QB「マミ・・・」




QB(なんだか取り返しの付かない事をした気もするけど、僕は元気です)


マミとQB編 おわり

----朝 佐倉教会・跡地----

ゆま「んぅぅ・・・」

ゆま「んー・・・よく寝たー」

ゆま「あれ?この箱なんだろう?」

ガサガサ

ゆま「わぁ・・・手袋だ!」

杏子「おっ、ゆま。起きたのか?」

ゆま「キョーコ!」

杏子「ん?」

ゆま「これ、キョーコが買ってくれたんだね!ありがとう!」

杏子「なっ!?なに言ってんだよゆま!」

杏子「サンタさんだよ!サンタさんが来てくれたんだよ!」

ゆま「えっ!?」

ゆま「キョーコ・・・?」

杏子「ん?な・・・なんだ?」

ゆま「キョーコ、あのね?サンタは・・・」

ゆま「・・・!」ハッ

ゆま「そうだよね!サンタさんが来てくれたんだよね!」

杏子「あぁ!良かったな、ゆま」

ゆま「わーい!サンタさんが手袋をプレゼントしてくれたよ!」

杏子(ふぅ、危ない。もしかしてバレたかと思った・・・)

ゆま(ゆまの為に気を使ってくれてるとかじゃない・・・これは・・・この感じは・・・)

ゆま(まさかキョーコがまだサンタを信じてるなんて・・・気を使うなぁ・・・)

ゆま(しかも信じてるのにこういう形でプレゼントを用意してくれるって、良く分からないよ・・・)

杏子「おいおい、ゆま。あんまりハシャぐと危ないぞ?」

ゆま「ごめんキョーコ。嬉しかったからつい!」

杏子「ははっ、そんなに喜んでくれるならサンタさんも嬉しいだろうよ」

杏子「ほら、顔洗って来いよ。ご飯作ってあるからさ」

ゆま「うん!」パタタタタ

杏子「はぁ・・・行ったな」

杏子「あんなに喜んでくれるなんて、頑張った甲斐があったなぁ」

杏子「でも、結局ゆまにサンタさんは来てくれなかった・・・」

杏子「なんでだよ・・・ゆまが何したってんだよ・・・」

杏子「ちくしょう・・・」

ガタッ バターン

杏子「ひっ!?なんだ!?」

ガタッ

杏子「あぁ、昔から使ってた戸棚の扉が落ちたのか」

杏子「あたしが小さい頃からずっとここにあったもんな・・・」

杏子「こいつは流石にもう直せそうに・・・あれ?これって・・・」

杏子「写真・・・?」

杏子「父さんと母さん・・・それにモモとあたしが写ってる・・・」

杏子「そんな、なんで今頃こんな物が・・・」

ゆま「キョーコ!キョーコ!」パタタタタタ

杏子「ゆま?どうした?」

ゆま「ほら見て!サンタさんからもうひとつプレゼントを貰ったんだよ!」

ゆま「おっきな靴下に・・・ほら、中にお菓子がいっぱい!」

杏子「えっ!?」

杏子(なんだそれ・・・!あたしはそんなもの用意しちゃいないぞ!?)

ゆま「キョーコ?」

杏子「い、いや・・・なんでもない・・・」

ゆま「?」

ゆま「ほら、キョーコの分もあるんだよ!こっちの緑のがゆまので、赤いのがキョーコの!」

杏子「あ・・・あぁ・・・」

ゆま「キョーコ?やっぱりなんか変だよ?」

杏子「な・・・なんでもねーっての!」グスッ

ゆま「変なキョーコ・・・」

杏子(サンタさん・・・やっぱり来てくれたんだ・・・)


杏子とゆま編 おわり

----朝 見滝原市・通学路----

さやか「おっはよーう!」

ほむら「えぇ、おはよう」

さやか「ありゃ?仁美とまどかはまだ来てないのか」

ほむら「まどかは少し遅れるわ。仁美は・・・多分もうすぐ来ると思うけど」

さやか「そっか」

さやか「あのさ・・・ほむら・・・」

ほむら「なにかしら?」

さやか「何度も言ったけどさ、もう一度だけ言わせて」

さやか「ほむらの夢を壊しちゃって・・・本当にゴメン!」

さやか「あたし、ちょっと無神経すぎたよ・・・」

ほむら「別にいいって言ったでしょうに・・・」

さやか「いや、何だか納得できなくて・・・」

ほむら「そりゃ確かにショックはショックだったけど・・・」

ほむら「昨日のパーティーは楽しかったし・・・」

ほむら「それに、貴女がアレなのは分かってるから。今更気にしないわ」

さやか「アレって何!?」

ほむら「さぁ?」ファサァ

さやか「うぅ・・・自業自得だから反論できない・・・」

さやか「って・・・ローズの香り?昨日の入用剤、早速使ったんだ?」

ほむら「え、えぇ・・・まぁ・・・」

さやか「?」

仁美「さやかさん、ほむらさん。おはようございますわ」

ほむら「それに、貴女がアレなのは分かってるから。今更気にしないわ」

さやか「アレって何!?」

ほむら「さぁ?」ファサァ

さやか「うぅ・・・自業自得だから反論できない・・・」

さやか「って・・・ローズの香り?昨日の入用剤、早速使ったんだ?」

ほむら「え、えぇ・・・まぁ・・・」

さやか「?」

仁美「さやかさん、ほむらさん。おはようございますわ」

>326はイザナギなので気にしないでください

さやか「あぁ、仁美。おはよう」

ほむら「おはよう、仁美」

仁美「あら?まどかさんはまだ来てないのですね。珍しいですわ」

さやか「まぁ、まどかってたまに遅れてくるし・・・流石にそろそろ来るでしょ」

まどか「みんなー!遅くなってごめんね!」

さやか「あ、ほら?」

仁美「おはようございますわ、まどかさん」

まどか「はぁ・・・はぁ・・・ごめんね・・・」

まどか「遅くなっちゃった・・・」

さやか「ほんとだぞー、まどか!」

さやか「そんなまどかは・・・こうだぁ!」

ダキッ

まどか「ひゃぁ!?さやかちゃん!?」

さやか「まどかはあたしのよ・・・め・・・はっ!?」

さやか(しまった!またやっちゃった・・・あたし死んだかも・・・)

ほむら「・・・」

ほむら「ふっ・・・」ファサァ

さやか(え?何その余裕顔!?)

まどか「もうっ!さやかちゃんってば!」

さやか「え?あぁ、ゴメン・・・」

さやか(ん?あれ?)

さやか(まどかに抱きついたときの香り・・・)

さやか(あれって・・・ローズ!?)

まどか「ほ、ほむらちゃん・・・あの・・・その・・・おはよ・・・」

ほむら「え・・・えぇ・・・おはよう。まどか」

仁美「あら?お二人とも顔が真っ赤ですわ?」

さやか「え?え?」

さやか「そ、そういうこと!?」


まどかとほむら編 おわり

----貰ったクリスマスプレゼントまとめ----

まどか
 新しいリボン
 手作りのぬいぐるみ
 ほむら

ほむら
 刺繍入りハンカチ
 フレーバー入浴剤
 まどか

さやか
 うんまいぼう多数(パンフレット付)
 クリスマスコンサートチケット(未使用)

マミ
 駄菓子屋製髪飾り
 純白のセーター

杏子
 クラッシックCD(プレイヤー付)
 お菓子の詰め合わせ

ゆま
 日記帳
 手袋

QB達
 感情
 エネルギー(大量)


おわり

QBが一番スケールのでかいプレゼント貰ったな

杏子ちゃんに来たサンタの正体は一体

乙ありがとうございます。
クリスマスSSは書いてみたかったので、完了できて満足です。
序盤のさやかの扱いについては、さやかファンの人すみませんでした。

>>352
写真は偶然です。
もうひとつの方は>>340,343が一応ヒントになってます。
『貰ったプレゼント』の纏めです。


残念ですが早乙女先生編はありません。
二部もありません。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom