球磨川『帝愛グループ?』 (130)

よう!お前ら!
乗り気しないので注意事項なんて書きません、他のスレに書いてある事と似通うと思うので
初めてのスレ立てなので不束者ですがなかよくしてね
後は勿論、立ったら書く

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1367160961

球磨川『賭博?』

きょとんとした眼でこちらを見つめる少年、球磨川禊は少しばかり

昔を懐かしむように『うんうん』と幾度か首を縦に振って

球磨川『ああ、何回かやったことはあるよ。』

と恐らくは回想にでも浸っているのか今だ『うんうん』と無駄に唸りながらも

球磨川『幾つ店を潰したんだっけかな?———』

『おっと』、と小さく、わざとらしく言葉を漏らしながらニヤニヤと先程とは打って変わって

力強く———否、彼の場合は力弱く、子供の反応を窺うようなピエロの如く

こちらを観つめる少年はどちらかと言えば子供の方だった、それに対して

須木奈佐木としてはどう判断すべきかは迷ったものだったのだろうけれど、取り敢えず、

須木奈佐木「いや、つ、潰したって球磨川くん。」

須木奈佐木「君はそこまで———」

勝負強かった、と口を紡ぐ前に先手を打たれ、明るく笑みを浮かべながら(どうやら先程の台詞は当たっていたらしい)

球磨川『いやぁ須木奈佐木さん、この僕が人間相手に、機械相手に勝てるとでも思っているのかい?』

球磨川『ましてや勝負事だぜ?勝率はゼロ%と言っても過言じゃあない。』

もしかしたら−になるかもね。そう彼は付け足したけれど、
勝負事で−ってなんだ、どんな奇跡だ、まさかそんな軌跡を辿って来た訳でもあるまいし
球磨川『でもまあ、試合に勝って勝負に負けるってのは言えて妙だと思うよ。』
球磨川『あの時は本当に試合に勝って勝負に負けそうになったし———あれ?これは時空列的におかしいのかな。』
どうやら彼は時空を超えるらしい、生まれてからをやり直せ
トランプとかやり辛いよねーとか軽口を叩きながらいつの間にか持っていた週刊少年ジャンプに目を落とす
球磨川『いやぁさ、何回も打ち遣った玉を何度か戻したりしてやっていたんだけどそれを見ていたみんなが吃驚しちゃったみたいでさ。』
球磨川『何日か行っていたんだけれど、それを気味悪がったみたいで誰一人その店に寄って来なくなったんだ。』
球磨川『全く、娯楽の為の店なのに気味悪がらせるなんて酷いよね。』
彼の勝率は本当に−の域に達しているそうだ、
須木奈佐木「(それにしても、その勝負強さを学校にもたらさなければ良いのだけれど。)」
この時の須木奈佐木は、未だ球磨川との戦いが、この水槽学園そのものを『なかったこと』にするなんて考えつく筈も無く
だからこそ、この球磨川禊との会話が成立していたといえよう

須木奈佐木「そ、それでね球磨川くん———」

球磨川『嫌だよ、須木奈佐木さん。』

先手を打たれるなんてレベルじゃあなかった、少しばかりは述べさせろ

球磨川『僕はまだ週刊少年ジャンプを読んで居たいんだよ。』

球磨川『大方勝負事に負けたんだろう?頼れる人が居ないからって僕を頼るのは間違いとすら言えないぜ?』

須木奈佐木「ど、どうかしてるのは私だって重々承知しているよ!それにまだ私は一度たりとも勝負してないよ!」

まだ、と言った、えらく初歩的なミスをしたものだ、これを受けてやや困惑した球磨川は(呆けたと言い換えてもいい)

少しばかり強引に彼女のマスクを奪い取って———あろう事か自分で掛けた、別にマスクが有ろうと無かろうと彼女の人格が変わるわけではないのだが

球磨川『もう一人の須木奈佐木さんを出してよ、あっちの方が話しやすいと思うからさ。』

さらっと酷い事を言う、後人格ではなく猫被りなだけだ、二つの顔という意味では表と裏となってしまって二重人格となるのだろうか?

兎も角、呼ばれて出てきてぽぽぽーんなんてコミカルな感じではなかったが、それにしても彼女は出てきた

本性を、新たに露わにした

須木奈佐木「ああ?球磨川くんはホントーに不だとか悪だとかそういうものには強いよな〜!」

球磨川『……好きで弱い訳じゃあないさ。』

噛み合っていないようで噛み合った会話、不通ではないにせよ彼らとしてはこれが普通だったらしい

須木奈佐木「あん?そんなことはどうだっていいんだよ、今回俺様が狙ってんのは、もっと上だ、もっと、な。」

須木奈佐木「その方が、もっとスキルを発揮できるってもんだ。」

さっさと返せ、強引に奪い取られたので強引に奪い返した『僕のマスクになんて真似を!許せないぞ!』なんて喚いて居るが全く気にもしない様子だった

須木奈佐木「帝愛グループって知ってるか?」

マスクに続きやや強引だったが会話が進まないと判断したのだろう、

球磨川としてみては殆ど脈絡も無くよく分からない用語を話す須木奈佐木を心配しないでもなかったが、それこそ彼にはされたくないものなのだが

球磨川『低愛グループ?』

須木奈佐木「なんだよそのすぐに破局しそうな集団恋愛脳的グループは。」

漢字が違った感じを読み取ったのだろう、関係の深さが読み取れる、訳でもなかったのだが因縁の浅さ位は読み取れただろう

まあ、そんな訳で、因縁めいた二人はそんな物をものともしない、信頼こそを疑い、信用こそを無に帰し

金を儲ける事こそをモットーとし、貪欲なる猛者を、金の亡者と権力の暴力こそを至高とする

消費者金融を主体とする日本最大規模のコンツェルン、低愛———ではなく、帝愛グループに向かうべく、足をその底なし沼へと、沈んで行くのだった。

書き溜めも書き留めで少ないもんだね、誰か居るかなんて知らないけれど
また今週にでも会いましょう( =ω=)

よう!お前ら!
今日の>>3みたいなミスはしないように書いてくよ。
ちなみに俺が今回書こうと思ったのは、
実写版の「姫と奴隷」で球磨川がこれやったらどうなるのかなーとか考えた次第であります。

帝愛グループ———

会長、兵藤和尊が絶対的な権力及び財力を握っている、消費者金融を主体とする日本最大規模のコンツェルン。

二人は、その足元に居た。

無論地下王国ではなく一条が店長を務める裏カジノ、その店先に、居た。

須木奈佐木「ね、ねえ球磨川くん、店に来たまではいいけど、私達がどうやって店に這入るの?」

いくら球磨川でも未だ一人の高校生、カジノやらパチンコやらはまだ早いものなのだが、ましてや裏カジノ、

そんな所に這入れる訳が———

球磨川『うん、そこで拾って来たこれで入れるみたいだよ。』

———あった。

というか、招待状を転がってきたチラシ感覚で拾うな。

須木奈佐木「…………私は球磨川くんがよく分からなくなって来たよ。」

球磨川『そんなの———』

須木奈佐木「いつも通り、なんだよね?」

須木奈佐木としては先制をくれてやったつもりなのだろう、所が。

球磨川『………………』

球磨川は、何も言わなかった、というか、泣いていた、しかも、号泣だった、

号泣どころか豪泣とさえ言えた、須木奈佐木は心の奥底でやってしまったと。

須木奈佐木「(やってしまった、球磨川くんを泣かせてしまった。)」

別段、罪悪感だとかそういうモノがある訳でもないが、それでも、須木奈佐木は良く知っている、———否、悪く知っている。

何て事はない、ただただ球磨川を泣かせるという事が、どれだけ面倒臭い事になるかという事を、嫌でも知っている、知らされている。

確か、初めて会話をした時も、泣かせてしまってクラスの皆がドン引きしていたのだったか———などと昔を懐かしむ余裕は、

彼女には、無かった。

球磨川『……酷い事をするじゃあないか、須木奈佐木さん、それは名探偵に「犯人はお前だ!」と言わせずに特に重要でもない一般観客が「そうか!そうだったんだ!」とか言い始めて名探偵の推理シーンをぶっ壊すようなことを、今君はやっているのだぜ?恥ずかしくは無いのかい?人の台詞を横取りなんて。』

器小さいな、後、お前の決め台詞は『僕は悪くない』だろうが、何を平然と作者の決めた決め台詞をぶっ壊しているんだ此奴は。

とも言いそうになったのだが、流石に抑えた、しかし、呟いて

須木奈佐木「……何を言ってるの球磨川くんは…………。」

球磨川『いやー何言ってるんだろうね、僕は、さっさとカジノで遊んで来ようぜ、須木奈佐木さん。』

ケロリとしていた、いや本当に、漫画にでもなっていたらそんな効果音が入るのだろう、

知らない内に泣き止んでいた球磨川は歩き始めていた、もう、店のドアノブらしきものに既に手をかけていて

にこりとしてこちらを見る眼は、赤かった、充血、していた。

須木奈佐木「(……格好悪いよ球磨川くん。)」

須木奈佐木「あっ、待ってよ球磨川くんー!」

バタン、と閉じられたドアは、およそ3時間ほどでまたもや二人の手によって開けられる事となるのだが、果たして彼らは———

我らが裸エプロン先輩、時空を超える球磨川禊は危機に瀕していた、それもその筈、扉を開け、ボディチェックを受ける事無く(これは須木奈佐木の『操作令状』によって潜り抜けたのだが。)

真っ直ぐ一直線、というわけでもなかった、何台かパチンコをチラチラとみては変な相槌を打ち、既に二人ほど心を折って居たようで(何とも迷惑な先輩である。)

それでも、真っ直ぐに球磨川は、裏側に辿り着いていた、マイナスの悪い所はこういう所に出てしまうのだろう、しかしそれでも、今回ばかりは、良い所でもあったのかもしれないが。

裏カジノの裏側、一条達裏カジノ表の目玉が今回挑戦をさせられる事となろう『沼』なるパチンコ台ならば

裏の目玉とも言えよう———『姫と奴隷』、裏カジノで負けたものの最期のチャンス、どうやったらそんな所に迷い込むのかは分からないが、解りたくも無かった。

そして、既にゲームは始まっていた、ここに善良な一般人がまきこまれて———

———『姫と奴隷』———

奥、『沼』の奥底よりも奥、地下の地下、朱いカーテンで区切られた『それ』は、さながら、サーカスのような見世物だった。

オープンして間もない事がよく分かる造りしかしてまるで百年余り続くような風景は、如何にも奴隷、と言った所だろう。

一人の男が指を鳴らす、スポットライトを浴びた男は、如何にも満足そうに階段を一歩一歩喜々として歩む。

拍手喝采、何時もの見慣れた光景なのだろう、男は右手にマイクを持ち。

「皆様、大変長らくお待たせ致しました。」

「只今より、本日のメインアトラクションを開催いたします。」

嫌にコミカルな音楽が辺りを包む、まさに男の独壇場だ。

「昔々、あるところの国王は、それはそれは美しい姫を妃を迎えました。」

「ところがある日、王は見てしまったのです、若い奴隷の逢引きを!」

「王は、三つの扉の前へ、奴隷を発たせたのです。」

「一つの扉の向こうには、美しい姫が———」

扉が開き、若い女が扉の内へと入る、姫、なのだろうか?

「そして……他の二つの扉には、獰猛なる猛獣を……」

男は再三指を鳴らし、二つの扉に、獣を入れる。

「果たして奴隷は、美しき姫を助け出す事が出来るのか?はたまた、嗚呼無情にも、目も背けたくなる事実を残すのか?」

一つ一つのパフォーマンスに観客が拍手を送る、歌舞伎者か、これは。

「それでは、今回の勇敢なる奴隷に、登場して頂きましょう!……皆様、盛大なる拍手でお迎え下さい。」

これまでで一番大きな拍手、それに迎え入れられたのは、如何にも奴隷、足には昔ながらの重しを付け(実際には軽いらしいが)

服はお世辞にも、良い身分とは言えないような代物であった。

「挑戦者の彼は、今回私にこう言いました『恋人と別れ、地下に行く位ならば、【死んだ方がマシだ】』と。」

ブラックジョークにも過ぎるモノがあったが、それでも観客の笑顔は崩れない。


正に狂っていた。


「それではどうぞ、心行くまで、アトラクションをお楽しみください。」

暗転、スポットライトが奴隷を覆う、目の前の三種類のボタン、単純に『1・2・3』と記された三つのボタン、これが、自身の生死を分ける。

奴隷は固唾を飲み込み、姫を信じ、姫に尋ねた。


奴隷「教えてくれ……何番だ?」

一呼吸置く———観客が湧き、獣は吠え、その度に、奴隷の心は荒れた、生に焦った。


姫「…………『1』番よ!」
奴隷「…………愛しているよ。」


奴隷は『1』を押した——————開いたのは左の扉、こちらに歩みを進めたのは勿論。

獣であった。

歩を進める———観客が湧き、獣は吠え、その度に、奴隷の顔は崩れた、死に急いだ。


姫の笑顔は、崩れなかった。

そして奴隷が経験し、経過し、結果として残ったのは、『目も背けたくなる事実』であった。


奴隷「あ、あぁぁぁ………嗚呼あゝ痾亜阿あア蛙あああああ!———」


無論、鎖で結ばれた奴隷に逃げる術もなく、止む無く、辞められる事等無かった。

人は立ち上がり、観客が湧き、獣は貪り、その度に、奴隷の躰は消えて行った、死すら無かった。

その中で、唯一人、ハンカチを片手に、涙を流す者が居た、最早何も言うまい、球磨川禊、そのモノであった。

不自然にも、いや、この中で『不自然』でないものなど無いのだろうけれど、それでも、この『自然』の中だと『逆に不自然』、になってしまうのだろう。

彼の周りには、立つべき筈の人が立って折らず、寧ろ心ここに有らず、何もかもを諦めたような目をしていた。

死んだ魚の目所か、死んだ人間のような目を、生きているのかどうかすら危ういような目を。

『彼』は、数時間前と同じような仕草で、『うんうん』と何度か頷きながら、涙を流していた、少なくともそれは、ショックで、だとかそういうモノではないと、素人目で分かるようなモノであった。

先程までこの場を仕切っていた男———一条は、それを『気持ちの悪いもの』として、視ていた、余りにも不自然すぎる、 と。

球磨川は、どうやらその視線に、気付いた様で、一条の方をチラリとみると———


次の瞬間には、まるで一条と球磨川の距離が『なかったこと』なっているかの様に———


球磨川『いやぁ、素晴らしい喜劇を有難う御座いました!あんなパフォーマンスを見たのは実に一日ぶりくらいでして———。』

一条にしてみては、何を言っているのかがよく分からなかった、というのが正直な意見だろう

一瞬で距離を縮め先程まで細々と泣いて居たのをケロリとした態度で手の平を返したようなその振る舞いに、どう対応すべきか迷った。

だからこそ。

一条「…………え、えぇ。」

と、曖昧な相槌しか打てず、明らかに困惑しているのがバレバレであった、しかしそれをものともせずに気にしないのが、我らが球磨川禊である。


球磨川『でも大丈夫なんですか?あの奴隷君子ちゃん、まだ生きていますけど———』


そういった瞬間、観客の中から叫び声が轟く、一条は直ぐに奴隷の居るであろう下の方を覗き込んだ。


そこに在ったのは、まるで食い散らかされた跡が『なかったこと』になっているような有様の奴隷であった。

ただし、どうやら精神の方は『なかったこと』にはなっていないようで、何かブツブツと呟いている、何を言っているのかは定かではなかった。

一条「!?………な、何故……?」

球磨川『いやぁー良かったですね!また救われない命が一つ!救われましたよ……?』

ニヤニヤと、犯しそうに笑う球磨川を、一条は何とも言えない目で見ていた、視ていた、気持ちが悪い何てモノじゃあない、

それ以上に、其れ異常で、それ以下で、其れ異化だった。

須木奈佐木「あー!見つけたよ球磨川くん!どうして君は何時もこんな事しているの!捜したんだよ!本当に!」

球磨川『おや?須木奈佐木さん、君はどうして裏カジノの奥なんかに居るんだい?君はこの時間帯、ポテトチップスを食い漁りながら、漫画を読んで居るものだとてっきり僕は思っていたのだけれど?』

本気で言っているようだ、救いようが無い、救われたくも無いのだろうが。

一条「(すきなさきさん?とか言ったか?使える!『此奴』は消して置かなければ為らない存在!帝愛グループの為にも、必ず!)」

本能的に、いくら球磨川が高校生であろうと、何れとしては大きな『何か』になると、本心で悟った一条は———

一条「———お客様———」
球磨川『———ねぇ?店員さん?これって僕達でも遊べるのかな?』


球磨川は、自分から、危機に這入りこんでいった———これ好機———一条にしても……球磨川にとっても、だった。

はい、今回は以上となります、球磨川君はどうやって姫と奴隷を書き回してくれるのか?
今週にでも、また会いましょう( =ω=)b

後、俺が思っていた以上に球磨川君が気持ち良い存在となってくれました。
良かったです

恐らく、帝愛が破滅するまではしないと思いますwww
流石にそこまでの文章力は持ち合わせていないですしかなり長くなると思うので
明日明後日に投下したいと思います、多分週一(可能なら週二)ペースで書いて行きたいと思うので
生暖かい目で気長にお待ちください

よう!お前ら!
いつもは作業用に1,5lのソーダを買っているのですが、今回2lの綾鷹の緑茶を買ってみました、
案外喉が渇く乾く、失敗しました既に1l飲んでます。
何言ってんでしょうね。
まあそんなこんなで投下して行きたいと思います。

三竦、蛇と蛙と蛞蝓、石と紙と鋏、狐と庄屋と猟師、歩兵と騎兵と大砲、そして皇帝と市民と奴隷

挙げれば限りない数になるであろうこの現象は、よく知られる一つとして代表を挙げるとなると、蛇と蛙と蛞蝓となるのだろうか。

蛇は蛙を一飲みに出来るが、蛞蝓の粘液で(と、言っても実際にはこの様な事は起こらない、蛇の一匹勝ちであるがこれはそういうものだと理解して頂きたい)

融かされてしまうことを恐れている。

蛙も同様に、蛞蝓をものともしないが、蛇に呑まれてしまう事を恐れている。

蛞蝓もまた同じく、蛇を倒す事が出来るが、蛙に捕食されてしまう事を恐れる。

よって期待する、だからこそ期待する。

自分の身を守るためにも、蛞蝓が蛇を、蛇が蛙を、蛙が蛇を、倒し呑み捕食することを、期待してしまう、

だからこそ、動けない。

須木奈佐木「(だとしたら——私は一体どの生き物になるのだろう)」

そんなこんなで女の子は誰しも幼年期に夢に出たであろうドレスを着て、(どちらかと言えば無理やり着せられて)

一つの扉を目の前に、佇んでいた。

さながらお姫様の様に。

気分はお姫様!という程、彼女は乗り気ではなかったが、それでもこの事態には、どうやら乗り気のようだったらしい。

【球磨川『ねえ店員さん、これって僕たちも遊べるのかな?』】

遊びだなんて、よく言ってくれる、そう須木奈佐木は思わないでもなかったけれど、結局の所彼にとっては取るに足らない遊びなのだろう

何にしても、三億円、さんおくえん、店側もよく出したものだ、恐らく値を上げれば飛びつくとでも思っているのだろうが、

きっとタダでも彼は飛びついた、——海老を餌にして飛びつく魚はなんだったか、鯛だっけかな、鮪だったかもしれない。

それで大物が釣れるなら安いものだろう、か、ルアーで釣れるのならそちらの方がいいのだろうが。

まあそれでも、タダより高いものは無いと言うし、大丈夫だろう、こちらとしては。

あっちの事など知るか。

即時に対応した、これ以上には無い、と言えるまでに速く、早く、誇れるほどに対応できたと言えよう、一条は今迄生きてきた中でそう思う程に対応した。

一条「(観客など要るか、利益など知らない、負けなど無い、確実に勝つ、どんな汚い手を使おうと……!)」

三億、現在『沼』に呑まれている約三割、それだけの金、しかし、それ以上の存在、確実に、世界を、因果を崩壊させかねない存在を、

たかが三億で釣れるというのならば、安いだろう。

化物を倒すのならば、化物になる前に倒す、化ける前に倒す、ただし知らない、一条は、未だ知らない、化物の中には、化けないバケモノが居るという事実を知らなかった。

化ける前から化物、例えるのなら黒神めだか、彼女は化けてなどいないし、そもそも、化ける前に化けていた。

化けなかった化物、例えるのなら安心院なじみ、彼女は化ける事無く生きていたし、それに化ける必要などなかった。

そして、あくまでも蛇は蛇であり、蛙は蛙で、蛞蝓は蛞蝓、化けるものなど無かった。

前水槽学園生徒会生徒会長職、蛇籠飽曰く「握手するくらいなら手首を切り落とした方がマシ」とまで言わしめた球磨川禊に

禁忌の存在に、触れてしまった、触らぬ神に祟りなし、化物にならば、どうなのだろうか?

そして諸悪の根源、黒幕と思わせておいて何もしない、すべての元凶、この現況を創り上げた球磨川禊、彼は彼で、物事に耽っていた。


訳でもなかった、寧ろ来週のジャンプの展開を予想していた、せめて少しは読み取るとしたら、『やったぜ、ラッキー』とか言い出すのだろう。

球磨川としては、結局、遊びなのだろう、詰まる所、娯楽、確かにその通りだったが、眼の前で人一人が死んだというのに、能天気どころの話ではない。

兎も角、勝率マイナスの球磨川禊が如何なる戦法を使うかなど、知れたものではないようだった、主人公なのに。

掛け金は三億円、聞いて驚くであろうその数字に、球磨川は驚かないわけでも無かったが、

自身の『大嘘憑き』≪オールフィクション≫の元となった『手のひら孵し』≪ハンドレッド・ガントレッド≫を貸し付けてくれた愛しの安心院なじみの、

一京二千八百五十八兆五百十九億六千七百六十三万三千八百六十七個のスキルという数字の前では、殆ど意味を表せないだろう。

確か、お金を無尽蔵に創り出すスキルとかもあったはずだ、経済が破綻してしまう。


そんな事は置いておいて、姫と奴隷、今まさに、三竦の状況が完成しようとしていた。

そして誰も知らない、三竦の結末を、

蛙が蛞蝓を捕食し、蛇が蛙を飲んだ所で結局、蛞蝓を食べた蛇は死んでしまう。

蛞蝓が蛇を融かし、蛙が蛞蝓を捕食しても、蛇の毒を纏った蛞蝓に殺されてしまう、

蛇が蛙を呑み、蛞蝓が蛇を融かした所で、体内の塩分で溶かされてしまう、

誰も生き残る事が出来ないのだと、誰も知らない。


球磨川『三竦だったら……僕は井の中の蛙かな、まだまだ知らない事も多い。』

球磨川『井の中の蛙大海を知らず、されど井戸の深さを知る、マイナスを知り尽くした僕みたいだろう?』

そうなるとアブノーマルは大海になるのか、とは誰に向けた言葉か、球磨川禊は牢獄の中に這入って行った。

眼の前には三つの扉、一つには綺麗にドレスアップされた須木奈佐木咲———マスクは取れ。

もう二つの扉の内には凶暴なる獣が。

観客は湧き、猛獣は吠え、姫は焦り、球磨川は、嗤っていた。


一条「紳士淑女の皆様、飛び入りイベントが今まさに始められようとしています!」


一条「彼は栄光を残す事が出来るでしょうか!それとも、又、一人、猛獣の御馳走となってしまうのか……。」


一人が笑う、それに共鳴、共振するように、人々が笑う、哂う、嗤う、


その瞬間、心臓に、穴が———否、通常のサイズの数十倍はあるであろう螺子が入り乱れて、


球磨川『……おいおい、五月蠅いなあ、人の勝負事に茶々を入れるなんて最低だぞ。』

球磨川『螺子込んじゃうぜ?』

観衆の声はやがて止み、しかして誰として死にはしなかった、それは螺子が、穴が『なかった』かのように——


球磨川『……「大嘘憑き≪オールフィクション≫」』


とは言っても、顔は蒼く、死んだような表情は消えることはなかったが。


球磨川『さて、じゃあ始めようか。』

須木奈佐木「……えっ?ちょ、ちょっと!球磨川くん!?」

眼の前の『1・2・3』のボタン、彼は『2』のボタンに手を添え、

球磨川『……僕は一番って嫌いなんだよね、そんな軽くて飛んで行きそうな「勝ち」は要らない』
球磨川『……そして僕は三番っていうのも嫌いなんだ、まるで負ける事を望むような、そんな「負け」は要らない』
球磨川『……さらに僕は二番っていうのさえ嫌いなんだ、だってそんな永遠の負けみたいな「引き分け」は、必要ない』

球磨川『だから、折角だから、一番嫌いな「2」を選んでみる事にするよ。』

須木奈佐木「……ま、まってよくまがわくん——」

迷う事無く、ボタンを押した、『2』を押した、果たして結果は——

開いた扉は。

両方、であった、この場合としては左右両方の意味で、それでも悪魔で両方、全てでは無かった。


球磨川『………………わぉ。』


流石に驚きを禁じ得なかった模様で、額に汗を滲ませていた。

球磨川『…………「2」ってそういう意味合いかい?』

須木奈佐木の顔が曇る、若干の青を帯びて。

須木奈佐木「……えっ…………?」

『3』を押していたらと思うと背筋に寒気が走る、しかし、所がどうやら違うようで、何を押しても両の扉は開かれたであろう。


【一条「(観客など要るか、利益など知らない、負けなど無い、確実に勝つ、どんな汚い手を使おうと……!)」】



球磨川『……これじゃあ負けも勝ちも無いよね、正に「永遠の引き分け」って訳だ。』


そういう意味合いなら、間違ってなかったようだ、球磨川の読みは。

球磨川『また勝てなかったようだね、僕は。』

眼の前の須木奈佐木咲の後ろに、三つのアタッシュケースを持った黒服が現れて。

球磨川の肉を齧る、貪る、皮を嬲り、少年とはいえ高校生、の割に細々とした筋肉を千切る、
血管を破壊し、血流が流れ、繊維を破り白い骨が見え、ソレを砕く、砕かれた先が動かなくなり、

片腕が消える、何時もの飄々とした顔は何処へやら、苦痛に満ちた、痛みだけを持った、表情を浮かべる、

一条「……」

気持ちが悪い、今先まで人の死を嘲笑うような者が、呆気も無く殺される。

球磨川は、

力無く叫び嗚咽を漏らし眼に光が無くなり顔を闇が覆う、体が青白くなり、生気は失われ、力無く立ち上がった。


球磨川『……………………………………。』
球磨川『…………………………………………………………。』
球磨川『…………………………………………………僕は、悪くない』

猛獣の頭が消える、分かっていた、傷が直る、分かっていた、顔が綻ぶ、分かっていた、彼は哂う、分かっていた。

分かっていたのに、解らない。球磨川の表情が、球磨川の動機が、球磨川のなかが、球磨川の総てが。

球磨川が球磨川たる球磨川が所以とする球磨川が球磨川である事を証明する全てが、分からない。


球磨川『君たちが悪いんだぜ?』
球磨川『いきなり規則外の行動を取って、力尽くで人を殺そうとするだなんて、人の風上にも置けないな、本当に人間かい?君たちは。』

眼の前で一度死んで生き返った奴が人間を語るな、とも須木奈佐木は突っ込みそうになったが、雰囲気が雰囲気だ、止めて置こう。

球磨川『だから僕は悪くない』

流石は我らが球磨川、どんな事も遣って退ける、


球磨川『あっ生きて帰ったから僕にも三億円頂戴ね?』


けれど最高に格好悪かった、括弧付けているのに。

はい、今回は、三竦みの回でしたね、
ちなみに途中で言っていた誰も生き残れない〜とかは完全に私の妄想であり果たして本当にそうであるかどうかなんて分かりません。
多くの作者さんが言ってはいますが『キャラが勝手に動く』って割と本当だという事を思い知らされました、
「球磨川君ならこう言うだろうな〜」と思うことを平然と上回ってきます、その為自分の目線、つまりは神の目を
合わせる事が結構難しく、楽しくもあります。そんなことを思う一週間でした。
ではまた、今週にでも会いましょう。

PS,めだかボックスでなら有明ちゃん、戯言シリーズで言えば哀川さん、現在再放送中の刀語では鑢七実ちゃんが好きです。

刀語初見の身としてはこの前の回は突っ込み所満載でした
ともあれ乙です

>>48
4話目の事ですかね?
まあ予告でこれでもかという位戦闘シーン垂れ流してましたからね、
俺も初見の人は可哀想にと思いましたもの。

乙!!
哀川さんこそ人類最強!!
めだかちゃんと戦ったらどうなるのやら…

>>50
めだかの世界でいう所のスキルと、戯言の世界でいう所の呪い名の使う技が殆ど同じならば
一回は負けるとか書こうと思ったけど、何だか負けそうにありません。
というかこれ書いてて思ったのですが、めだかちゃんって完全院さんの文字列バトル殆ど見ていたから
現在スキルが何百個使えるんですかね(;=ω=)

もう1000個くらいで良いんじゃないかな?

そういえば、昔年齢計算してたな、確か哀川さんは既に三十路を軽く超えていたような、俺の記憶が正しかったら三十ご——
おや?玄関のチャイムが

勝手に殺すな、あっ、未だ二十代の潤お姉様はお美しくあられます!

さてさて、そんな話は置いておいて、このお話の投稿も、恐らくは今日が最後となりますが、
まあおまけとかも描いたり書いたりしてみたいと思っていますのでどうか最後までお付き合いください。
つっても別に人生について語ろうとかそういうのじゃぁないぜ?
ではでは。

さて、彼としては、球磨川禊としては、計算外も計算外であったであろう『姫と奴隷』。

蓋を開けてみればパンドラの箱所ではなかったが、

計算外でも予想以上にはならなかったようで、先程は大きく拡大表現(というわけでも無いのだが。)してしまった感が諌めない。

それでも我らが球磨川禊は、どうしようもなく一度死んだ、人とは呆気無くも死んでしまう生き物である
(とは言うが兎よりは良い、寂び死ぬってなんなんだ、可哀想だろう。)

しかし、球磨川禊は一度ならず二度までも、二度とならず三度四度と、死にに過ぎる(この場合、死に過ぎるではなく、死にに、過ぎるのである。)

今回ばかりは安心院なじみの目論見通り、となってしまうのか、今回も勿論『あの教室』に彼は佇む、何故か週刊少年ジャンプを片手に、

『——慣れたものだ』、無論、慣れたくもない、出来る事なら死なずに居たい、今まで通算的に数回は通っているが、
それでも、屈したくは無い、

球磨川『…………』


そこには、人外が、愛しの人外が、そこには居るのだから。


「やあやあ球磨川君、死んでしまうとは情けない限りだぜ。」

球磨川『……死んだことも無いくせに、よく言うね、安心院副会長。』

あじむ、安心院なじみ、一京二千八百五十八兆五百十九億六千七百六十三万三千八百六十七個のスキル所有者、

この後球磨川禊が転向し、約3年間に渡り、活躍する、箱庭学園の創始者にして、平等なだけの人外——

安心院「……球磨川君、僕の事は何時もいつも親しみを込めて安心院さんと呼びなさいと言っているだろう?」

死なないことは否定しないようだった。

球磨川『それはそうと、今回は速めに帰らさせてもらうぜ、僕の幼馴染である須木奈佐木さんが今困っているんだ。』

安心院「君の幼馴染ならきっと窓の無い病院に居るぜ。」

酷い言われようだ、流石にそんな事は無い、多分。

球磨川『……そうかもね、だったら、僕の愛しの幼馴染を助けるために、却本作り≪ブックメーカー≫を返しておくれよ、安心院副会長。』

安心院「嫌だね、どうしても欲しくなったのなら、力尽くで螺子伏せてみて見せろよ。」

——螺子伏せた結果が今の状況だろう、とは口が裂けても言えない球磨川であった、どうやら本当に平等になってしまったらしい。

球磨川『…………分かったよ、今は決して欲しいスキルでもないし、次遭った時にでも返してもらうぜ。』


具体的には、後二、三回くらいで——と付け足して。


彼は教室を、ゆらりと出て逝った。

安心院「……やれやれ、意気地が無いなあ球磨川君は、まあこれも番外の番外、非公開の非公式なのだから、渡してあげても良かったんだけれどね。」

安心院「番外なのだから遊んでもいいんじゃないか、この前球磨川君が酸欠で死んだときにも出てこれなかったことだし。」

安心院「地で遊ぶは神の仕事≪スティーメン・オブ・ザ・アース≫僕の一京二千八百五十八兆五百十九億六千七百六十三万三千八百六十七分の一のスキルだぜ。」

地の文を読むスキル、地で遊ぶは神の仕事≪スティーメン・オブ・ザ・アース≫

はた迷惑な人外である。本当に。

——時は進み

ろ——六億、表の目玉『沼』、約半数のその数字に、戦慄する、通常ではありえないその数字、額に、須木奈佐木は恐ろしいとさえ思えた。

(というか、自分も三億円を貰っても良いのか、何もしてはいないのに。)

それにしても、見慣れたものではない、人が死ぬという事が、見慣れる訳も無いのだが、それは彼だって同じだろう、

死ぬという行為が、どれ程恐ろしいものかなど、知れた事では無いのだから、いや、できれば一生知らずに居たいと思うのは子供心か。

———しかし、それを言ってしまえば、一気に、一瞬で、ろくおくを失う、というのは、死ぬ事と、どちらが恐ろしいのだろう。

『死んだ方がマシだ』と思う事さえ、あるのだろうか?

彼に言わせれば、『そんな状況なんて、幾らだってあるよ、生き地獄だってある訳だし。』

生き地獄——私はそれをこれから味わう事が有る——のだろうか?



水槽学園廃校まで——後三週間。


触らぬ神に祟りなし、ならば化物には触ってもいいのか?——否、基本的にそういう『類』のものに触れてはならない、のが、世の常である。

座敷童などが良い例だ、基本的には栄をもたらす、しかして、離れた瞬間に、未来永劫災いが降りかかる、美味しい話には裏がある、美しい薔薇には棘がある。

そういうものに、触れてしまった、取り返しの憑かない行為に暴挙に、出てしまった。

何処かの詐欺師はこれもまた教訓という風に喋るのだろうが、これからには、活かせそうにも無かった。


そうして彼は、六億を、失った。


もう再び光を見ることはないであろう、『姫と奴隷』、その幕が下ろされた瞬間である、これにてお仕舞、幕引きだった。

彼はまるで『沼』に呑まれる様に、消えて行く、暗闇よりも闇よりも黒い、只々純粋な黒へと、消えて行った。


『沼』現在十一億円を呑む人食い沼、それが今、球磨川禊に立ち塞がる——否、塞がってはいたものの、どうやら既に時は、遅し。


一条「(駄目だ……もう無理なんだ……)」

なけなしの虚しい努力、それを全て螺子伏せた球磨川禊に、一条の心は折られていた、綺麗に、折られていた。

絶望、一言で済むような代物ではないが、一言で無理矢理にでも現すのならば、絶望、それが今の現況だった。

六億、六億円、流石に十一億を飲み込んでいる『沼』も、一気にそれを呑める筈も無かった、考えると当たり前のことである。

球磨川『いやいや、流石は今迄何十人をも呑み込んだ「沼」だったぜ、僕はあれ程の強敵を忘れることがないだろう、そして恐怖をね。』


球磨川『三段目でいきなり風と磁石のコンボをしてきた時はゾッとしなかったぜ。』


球磨川『しかもあれだけブロックで弾かれるだなんて想像だにしなかったからね、とてもじゃないが、あれを防げるだなんて驚きで眼が点になったぜ。』



言葉の羅列、それさえももう聞いてはいない、聞く事が出来ない。


須木奈佐木「…………そ、それは誰に向かって言っているのかな球磨川くん?」

球磨川『誰って?変な事を聞くなあ須木奈佐木さんは、勿論このフロアに居る皆さんに決まっているだろう?』

今ここにいる須木奈佐木と球磨川以外は只今絶賛螺子伏せられ中なのだが。

須木奈佐木「……そ、それは良いとしても、今回はちゃんと勝てたのかな?」

待ってましたと言わんばかりに口を歪める球磨川禊、別に誰も待ってなどいないのだが。

球磨川『……いや、違うね、だって敵に塩を送られて勝たされたんだぜ?』

確かに、今回は『姫と奴隷』による賞金六億の御蔭のようなものである、勝ったとしても果たしてそれが自分の力だと誇れるような人間ではなかった、それが球磨川禊であった。


球磨川『敵に塩を送られながら、応援されながらに勝つだなんてありえない、だから、今日も負けさ。』



球磨川『また、勝てなかった。』


やりきったような笑みを浮かべながら、ため息を一つして、

球磨川『いやぁ、やられましたよ!皆さんはお強いですね!』

フロアに居る全員に向けて、労っているのであろう球磨川の声が轟く、響く、吹き渡る。

球磨川『……ん?返事が無いなぁ、もう一度行きましょう!』

今までに無いくらいの笑顔で、喜々として球磨川禊は叫ぶ。

球磨川『あ、それでは皆さん御唱和下さい!!』





球磨川『大嘘憑き!!!』




約一週間の御愛読有難う御座いました!!
お団子の次回作にご期待ください!!
JC最新㉑刊、6月4日火発売!!最終㉒巻は9月発売予定です!!

アトガキ——
どうも、約一週間に渡り帝愛グループと球磨川君の暗躍活躍劇を書く事ができ、良かったと思っています。
少し早足だとも思いますが、これにてお終い、とさせて頂きます、もちろん先程も書いた通り、番外の番外の番外、
詰まる所のオマケも描こうと思っていますので、どうか見守ってくれると幸いです。
それにしても、このお話の中でどれだけ球磨川君が勝ちそうにになり、焦った事か、数えられないほどありますね。
それでも綺麗に、らしく終われてよかった、それでは皆様又会いましょう。

PS,すでに次回作は決めてありますので、よかったら見てやって下さい。



 \                    /

   \  丶       i.   |      /     ./       /
    \  ヽ     i.   .|     /    /      /
      \  ヽ    i  |     /   /     /
   \

                                  -‐
  ー

 __           大 嘘 憑 き !           --
     二          / ̄\           = 二
   ̄.            | ^o^ |                 ̄

    -‐           \_/                ‐-

    /

            /               ヽ      \
    /                    丶     \
   /   /    /      |   i,      丶     \
 /    /    /       |    i,      丶     \



ウソですごめんなさいこれオマケとかじゃないのでやりたかっただけなんですすいませんごめんなさい

主人公だからこそ無茶をやれないって結構あると思います。
脇役だからこそ輝くものだってあるでしょうし、例えばヤムチャとか。
そして今俺が危惧しているのは、安心院さんのスキルに確か地の文を読むスキルがあったと思う事です、
ヤバイどうしよう。

主人公って色々取り返しに行くことが多いし最も取り返しがつかない過負荷なんて持ってた当時の球磨川は一番向かないだろうな、
などと気取ったことを言ってみる

何でも消せるくせによりによってマイナスだけは消せない能力が、強い想いが込められた行動を消せなくなり、最終的に三分しかなかったことにできなくなった
というのは人としてまともになって行ったってことなのかね

神の視点≪ゴットアイ≫(地の文に干渉するスキル)
地で遊ぶは神の仕事≪スティーメン・オブ・ザ・アース≫(地の文を読むスキル)
せ、セーフか…………?

後本当にあった乳スキル
脅威の胸囲《バーストバスト》(巨乳になるスキル)

>>74
つまり、現在のクマーは3分間だけウルトラマンになれる……?どちらかといえば怪人か。
まあ不幸からマイナスが生まれたとしても、不幸のままマイナスが付属するって感じですかね。
上乗せされる、人にはなっても、きっとひねくれているのでしょう。

>>75
つまり安心院さんはそのスキルで巨乳(?)になっていたのであって本当はひんnyおやこんな時間に誰か来たようだ

>>77
しかも事実的に言うとスキルを使ってもめだかちゃんにおっぱいは負けている……?
——なっ、いつの間に肩にのっt

安心院さんの普段の胸は素ですよ?

>>79
そういう可能性、希望と言い換えても良いが
完成みたいに常時発動スキルだってあるわけだし、
そんな可能性に掛けてみたって、悪くは無いだろう?

そうですね、安価で
おまけ的なものを書きたいと思います
>>85

爆発する

                               ヽ`
                              ´
                               ´.

                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´


んっ〜また、世界を縮めてしまった…………

さて、どうしましょうかwwww
まさか爆発が来るとは思わなかったもので少々驚いています。
ここは>>94でおまけを書くかどうかを決めて、書くのであったら内容までお願いします

無為式&大嘘憑き

無為式……いの字か……ふむ、
『人類最弱』と『勝つ事の無い男』、矛盾を招かねない戦いが今火蓋を切って落とされそうです。
まあ軽い対談でもさせて終わるとしましょう。
それでは、今週にでも。

命は大切ですよね、そこら辺の石と同じくらいに。平然と言えるいー兄さんパネェッす

名前知ってる=死亡フラグってる人だからな・・・

なんか戯言読み直したくなってきた

>>103
萩原ちゃんを死なせた罪は重い。

まあなんだかんだ言いますけど、実際に無敵になれるのはいの字だと思うんですよ。
名前を名乗れば死が確定するって、死神も真っ青ですよね。

>>104
子荻は好きなキャラなんだよねぇ・・・
初めて読んだときはサブヒロイン張るのかなーって思ってたくらい

人間シリーズで大暴れしてくれた時は大分心が踊ったもんだ

・・・請負人になったいー兄って、宣伝用に名刺配ってるけどアレって本名載せてんのかね?

むしろ西尾が勢いで殺したの大後悔して人間シリーズに未練がましく出しまくったって感じ

>>105
>名刺
いい年していーちゃんと書いているのかそれともあだ名全部書いているのか、
一応考察には零崎みたいに名前が二つあるってのもあるけど。
まあ宣伝で人死にまくるってある意味宣伝になるかもしれんが。

>>106
それにしては清々しいくらいに大量に殺してるよな。

零崎vs宗像

代々「魔」と戦うらしい宗像
殺人鬼零崎一族

>>108
こう言っちゃアレだけど、零崎一家が負けそうな気がしない。

宗像さんのスポンサーに罪雪がついてるかもと思ったのは俺だけだろうか

と、いうか何気に、結構人いますね、
ビックリしました。

>>111
その発想は無かった、
……しかし、それでも届かないような気がするわ、
正直宗像は暗器の使い方とか技術的にも劣ってるような気がするし、(一応一般人の善吉くんに全部弾かれたりだとか)
拳士とかじゃないっぽいから多分銃は基本的に喰らわんし、人識君とか大将とか見てるとスナイプも効かないしで手詰まりだと思うわ。

よーしお兄さん気に入ったからおまけ増量しちゃうぞー。
とは言ったものの、なんだか終わりが見えなくなりそうです、
地球撲滅軍のssとか書きたい。

よう!お前ら!
次回作は作風変わってヤンデレものかもしもボックスになりそうです。
そんな感じで、取り敢えずはおまけを書き上げるとして、最後に挨拶でもして終えようかと思います。

00
まえおき


     ◇      ◇  

まるで廃屋のようであり骨董のようでもあったそのあばら家のごときアパート、その一室。

女装の似合うような男の子(正確にはもう一人はすでに成人を迎えており、間違っても男子と表現してはいけないような気もするのだが。)

死んだ人間みたいな眼をした青年と、死んだ人間のような風格を持つ少年、

ただそこに居るだけで最悪へと導く二人が、

全てを無為の果てに追いやる青年と、全てを無意味に返還する少年、

ただそこに居るからこそ全てを最悪に仕上げてしまう二人、

≪なるようにならない最悪≫イフナッシングイズバット 戯言遣いこと、いーちゃんと

≪大嘘憑き≫オールフィクション 裸エプロン先輩こと、球磨川禊。

もしかすると、史上最悪のコンビであろう、蟻にも負ける二人がそろった瞬間である。

事の発端は数十時間前、球磨川が有りに有り余った貯金を京都に居る古き仲好き優しき友人に会いに行こうと決心したことから始まる。


     ◇      ◇


球磨川『…………。』

さて、どうしたものかと球磨川禊は考えていた。

あれから決心して取り敢えずはと新幹線に乗り北海道まで乗り継いだ後全国グルメを(もちろんB級)

食べ尽くした所で本来の目的を思い出した球磨川は、八つ橋を買って優しき友人、いーちゃんに会いに行ったのだが、

さて、どうしたものか、正午から待ち続けていて、今はもう日が暮れ始めている。

球磨川『……うん、さっき見かけたポニーテールのお姉さんの所に泊まろう。』

この台詞だけ見たら完全に不審者極まりないが(一部始終を見ていたものにとっても、かもしれない。)

戯言遣い「おい待てこの野郎、みいこさんに何をするつもりだ、球磨川。」

球磨川『…………。』

この世の絶望を知り尽くしたかのような顔をしていた、待ち人が現れたというのに。

戯言遣い「……ぼくの聞き間違いだったら申し訳ないんだが、今、舌打ちしなかったか?」

球磨川『……。』

にっこりと微笑(或いは、苦笑。)する球磨川、呆れて物が言えなかった。

戯言遣い「はぁ……球磨川、それが先輩に対しての態度なのかい?確かにぼくはそういう尊厳とか無いってよく言われるけれど。」

というか、喋れ、会話しろ。そろそろ文章が持たないだろ。とまで喋って、ようやく球磨川は口を開いた。

球磨川『いやあ遭いたかったですよ!こんなところで再会できて僕はとても感動していますよ!いーちゃんっくんたんの字ー兄ーののすけーいっきー先輩!』

戯言遣い「よしお前がどれ程ぼくをからかっているか分かった、今すぐ帰れ。」

どう発音したのだろう、そんな長い馬鹿みたいなあだ名付けられた事無いぞ、寿限無でもあるまいし。

球磨川『ああ、これおみあげです。』

現金一億、それと何処から取り出したのか山の様に積み上げられた八つ橋が姿を現す、ただの道の邪魔である。

戯言遣い「さあ早く至急速やかに中に入れ。」

八つ橋は、何時振りだっただろう、何時でも食べられると思うと食べに行かないのは人間の性なのだろうか、それとも、咎だったりして。


つまらない所で、これが三十分強ほど前の事。

−01 


「人って一体何に成りたいんだろうね。」


『人は何も成らないのにね、人は人でしかない。』


「人は人になるしかない、だからこそ他の存在になりたいのかもね。」


『成れないものへの憧れ、0が1に憧れるように、1が0に憧れることもある訳だ。』


「憧れとなると、誰にでもあるようなものだからね、そういう事があっても不思議じゃあない。」


『そういう君は一体何になりたいんだい?』


「人間。」



    ◇     ◇


三十分、それだけの間に、人は何ができるだろうか、この場では、八つ橋を飲む様に食べる事が出来るだろう、ただし、限度があった、

そもそも、八つ橋の賞味期限は約十日と短く、道を塞ぐようなまでに多かった八つ橋を食べきるという事は出来ず、

数少ない友人にでも配ろうと考えていた。

戯言遣い「……それで、君は何をしに京都へ足を運んできたのかな?」

球磨川『何をしにって、そりゃあ愛すべき先輩に会いに来たに決まっているじゃあないですか。』

戯言遣い「君なんかに愛されるなら、西東さんと酒でも飲んだ暮れている方がいいかもね。」

球磨川『いやだな、いーちゃん先輩はそういう戯言が得意なんですから。』

一向に帰る気配の無い後輩に向かって、割と本気で嫌なものを感じたようで、より一層グッタリとする。

戯言遣い「……そうだね、ぼくは喋るという言葉に嘘を吐くというルビが振られるほどの大嘘吐きだからね。」

何処かで言ったような気がしないでもない、そんなデジャブを感じ取りながら、聞き手に回る。

球磨川『僕もなかなかそんな嘘憑けませんよ、どうしたらいいですかね?』

戯言遣い「そのままの君でいいと思うよ。」

何時からこの後輩とここまで軽口を叩けるような仲になったのであろうか、最初からかもしれない。

戯言遣い「……戯言だよね。」

さて、本題に入ろう。

戯言遣い「君は一体何をして貰いたいんだい?」

球磨川『匿って欲しい。』


     ◇     ◇


かくまう?匿う、匿うだって?一体何から?見た所そういうものに追われているような形跡は見当たらないのだけれど(経歴なら問題しかないが。)

球磨川『いや、追われているんですよ、簡潔に言うと、間欠的に完結に。』

完結——いや、意味が分からない、簡潔に言うと間欠的に位しか分からなかった、後輩の頭は大丈夫か?

球磨川『いや、「グットクルーザー球磨川 完結編」に滞りなく追われ続けていて困り切っているんですよ。』

いや、じゃあない、それはあれか?

戯言遣い「じゃあ、お前はそれから逃げるためにわざわざぼくの所に転がり込んでまで逃げてきたっていうのか。」

ふざけるな、読者に迷惑が掛かるだろうが、皆楽しみにしているんだぞ、速く戻れ。

球磨川『このままじゃあ錆白兵のようにネタキャラにしかならなくなってしまいますよ!それでもいーちゃん先輩は良いんですか!?。』

少なくともこの時、自分の事をいーちゃん先輩だなんて呼ぶ後輩を助ける気など起こらなかったようで。

(というか、ついにネタにメタ的表現を入れるようになってきたか、これについてはぼくも言える事では無いので黙っておく。)

戯言遣い「……知ってるかい?不老不死って結局の所、死ぬ事もままならないから、生きてるのは辛いだけなんだぜ?」
  


−02

「大いなる力は自らを滅ぼす。」


『小さき力は自らを滅する。』


「何事にも加減は大事だよね。」


『自分で自殺だなんて笑えない冗句だよね。』


「戯言でしかない。」


『それでも僕は悪くない。』

あくまでもおまけなので、本編との力量の差が見えるかも知れませんが、目を瞑ってやって下さい。
自分で言うのもなんなのですが。
そんな感じで、恐らく明日には終わるであろうおまけでした、ではでは
また今週にでも。

sageてるまんまだった……

正直、自由だなと感じました。
ここまで地の文に占領されるとは思っていませんでしたし、挙句の果てにはその地の文でさえ遊ぶ始末、
次回作では直していきたい癖だと思います、
それでは自由翻弄とした放浪劇をご覧ください。


      ◇      ◇


三日間、とはいっても一大学生であるぼくにとってはそれでも三日間、長いのか短いのかよく分からないような、そんな修学旅行気分だった。

修学旅行、何年ぶりだったか。

それは関係ないので今回は何も言うまい、結局は三日三晩、そのままの意味で三日三晩、

裸エプロンと手ぶらジーンズ、果ては幽霊妖怪の部類まで、化け蟹の可愛さにすら触れる事となった。

精神よりも肉体が持たなかった、正直精神もそれ程に滅入っていたが、耐えられなかった訳ではなかった、

人は寝ずに起きていると約一週間で言語が分からなくなるらしいが、確か十日で死んでしまうのだったか、

そんな事を思いながら、三日目、最初の日から考えると四日目か、ちなみに今は座敷童のドSっぷりの愛らしさについて、球磨川は語っている。

どうやら本当にぼくの後輩は頭の構造も何もかもがおかしいらしい、

妙な後輩を持つと先輩は苦労する、萩原ちゃんの気持ちが分かったかもしれない。そんな瞬間だった。


      ◇       ◇


戯言遣い「どうしてぼくの周りには変人しかいないんだろうね。」

球磨川『でもよくあるパターンじゃないですか、他がおかしいと思い込んでるだけで、自分が異常者だったりとか。』

やめろ、そんなに恐ろしい話をするな、ぼくと西東さんとを同列に並べようとしないでくれ。

流石のぼくも変な狐面を被って高そうなうざったらしい服を着てどや顔で相手の言葉を復唱するような余裕はない。

そんな勇気はない、哀川さんにだってないだろう、やるとしたら十三階段の誰かだけだ、あの双子なら喜んでやることだろう。

それはまあ、置いておいて。

戯言遣い「……ふむ、それでも浴衣に狐の面は、なんていうか、合うよね。」

メイドにカチューシャが似合うように、ポニーテールにはシュシュ、犬に首輪、哀川さんには、赤。

そんな感じ。うん。

うん。


      ◇        ◇


一週間、それがぼくと球磨川の奇妙な関係、奇怪な同居、奇矯な会話、その他諸々。であった。

あれから三日、ある意味最大のバトルであろう言葉の戦いにおいて、これ以上にない死闘を繰り広げたぼくたちだったけれど、

それでも、やはり人間の三大欲求には勝てないようで、七十二時間振りとなる就寝を取ることとなったのだが、

知らない内に、球磨川はひっそりと、まるで猫が飼い主に死体を見せないが如く、ぬらりと何処かへ去って行った。

八つ橋を配らないとな、季節外れのサンタクロースのような気分だ、嫌な気分だった、少し位は持って帰ってくれよとも思わないでもなかった。

まるで嵐か、それとも、ぬらりひょんにでも化かされたような感じだ(もっとも、ぬらりひょんは一週間も滞在するような陽気キャラではなかったはずだが。)

なんとなく、気が抜けたというか、ある程度の虚無感に襲われた、——否、これはどうやらいつもの事のようだった、

そんな感じでぼくと球磨川の奇妙で奇怪で奇矯で怪奇で怪異で相異で相対した一週間が終わったのである、


さて、取り敢えずは、寝る事としよう。

最後の語尾に『うん。』と付ける人は嘘吐きであると聞いた事があります、
だからなんだって話ですが、……それはそれとして。
このssとしては最後の投稿になると思います、無駄なおまけでしたが何処かの誰かに面白いと思っていただけたら幸いです。
無駄にすっきりと釈然としないような終わりだと、そんな風に思ってもらえれば満足です。
最後に、格好悪く適当に絵でも描いたのでよかったら見てやって下さい

http://uproda.2ch-library.com/663780rpQ/lib663780.jpg
それでは、次回作があったらまた会いましょう。
また、来週にでも。うん。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom