妹「何してるの?」 兄「暇つぶし」プチッ 暇「ぎゃぁぁっ!?」 (181)

妹「か、可哀相だよ、やめてあげなよ」

暇「い、妹さん…うるうる」

兄「んなこと言ってもしょうがないだろ、暇なんだから」プチッ

暇「ぐおぅぅぅぅぅっ!!」

暇「痛いですお兄さん…もう勘弁してください…」

兄「うるせぇ」プチッ

暇「あああっ!!」

妹「お、お兄ちゃん!!」

兄「なんだよ?」

妹「可哀相だよ!!暇ちゃん泣いてるじゃん!!」

暇「ぐすっ…もう…やめてくだしゃいよぉ…」

妹「よしよし、もう大丈夫だよ」ナデナデ

暇「うぅっ…妹しゃぁん…ぐすん」

兄「しゃーねーな、代わりに時間でも潰すか」プチッ

時間「のあぁっ!?なっ、な、何すんのよっ!!」

兄「だって暇つぶしてたら泣いちゃったから」

時間「だ、だからと言ってなんで私をっ…」

兄「えいっ」プチッ

時間「ちょぉぉっ!!?」

妹「お兄ちゃん!!」キッ

兄「に、睨むなよ」

時間「ゆ、許さないんだからぁ…」ヘロヘロ

暇「時間さんっ…」

兄「暇も潰しちゃだめ、時間も潰しちゃだめ…」

兄「じゃあ一体どうしたら良いのさ」

妹「うーん…」

兄「そぉいッ!!」ツンツン

隙「ひゃぅっ!?何ですかいきなりっ!?」

妹「何っ!?」

兄「妹が隙だらけだったから隙を突いてみた」

妹「やめなさい」

妹「まったくお兄ちゃんは…はぁ…」

兄「うぬぬぬ…」ギュゥゥ

妹「今度は何してんの…」

兄「何かやること無いか頭絞って考えてんの」ギュゥゥゥ

ギチギチギチ…

暇「ちょ…お、お兄さん…?」

時間「ちょっとやばくないっ!?」

隙「だ、大丈夫ですかぁっ!?」

妹「お兄ちゃん!?お兄ちゃん!!」

パァン ドロォ…

妹「いやぁぁぁぁぁぁっ!!お兄ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

― 数週間後

暇「妹さん…大丈夫ですかね…?」

隙「たった一人の肉親でしたからねぇ…うるうる」

暇「悲しみで胸がつぶれて、あの立派な胸だった妹さんが今やAカップも無いですよ」

時間「あいつ…死んでまで妹を悲しませるなんて…絶対…許さないんだからっ…ぐすっ」

――



妹「はぁ…お兄ちゃん…ぐすん」ペッタンコ

妹「いつもお兄ちゃんが行ってたゲーセン…また来ちゃった」

妹「いるはずないのに…」

ぼく「いらないから潰すね」ぶちいい

ごくつぶし「ふぎゃあああああ」

妹「うぅっ…」ポロ

イケメン「…どうしたの?これ使って良いよ」ハンカチスッ

妹「――っ!!」

イケメン「だ、大丈夫…?」

妹「お兄…ちゃん…?」

イケメン「お兄ちゃん?」

――



イケメン「…なるほど、俺が亡くなったお兄さんに瓜二つか」ポコポコ

妹「はい…」

イケメン「かぷっ…しゃりっ…むしゃむしゃ…あ、この瓜一つあげるね」スッ

妹「あ、ありがと…(優しい…やっぱりお兄ちゃんみたい)」キュンキュン

イケメン「まあこれも何かの縁だし、困ったことあったらいつでも連絡して」ニコニコ

妹「はいっ!」

――



妹「うー…イケメンさんカッコよかったよー」ジタバタ

妹「もしかして…付き合っちゃったり?」

妹「きゃー///」ジタバタ

ムクムクムク

暇「良かったです、妹さんが元気になったみたい」

隙「期待で胸がどんどん膨らんでますもんねぇ」

時間「なによ…あいつのことは…もう忘れたってこと…?」グッ

暇「時間さん…」

妹「今日はイケメンさんにデートに誘われたんだっ♪」

暇「おっ、良いですねぇ」

隙「妹さん頑張ってね!」

暇「あれ…?そう言えば時間さんいないね?」

――



時間「なっ、何よ…こんなとこに呼び出して」

イケメン「いやぁ俺実はすっごい忙しいんだけどさ…」

イケメン「妹ちゃんとえっちしたいからさ、そのために時間割こうかと思って」ニヤッ

時間「えっ…?」

ビリビリッ

時間「いやっ…やめっ…やめなさいっ!!やめてっ!!いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

妹「お、お待たせしましたっ」

イケメン「おー来たか」

妹「ご、ごめんなさい…待たせちゃいましたよね?」

イケメン「ううん大丈夫、行こうか」ニコニコ

妹「はい」スタスタ

ヒュゥー…

時間「…行っちゃ…だ…め…」パタッ

――



イケメン「あー…面白かったね」

妹「はい」ニコニコ

イケメン「疲れない?…ちょっと休憩しよっか…?」

妹「えっ…?」

――



イケメン「じゃあ俺シャワー浴びてくるね」

妹「は、はい…」

妹「…(来てしまった…なんで…あぁ…怖いよ)」ドキドキ

――



暇「時間さん!?」

隙「ああっ…そ、そんな…」

時間「暇…それに隙…?」

暇「しっかり、しっかりして!!」

時間「イケメンは…妹ちゃんを…狙って…るの…」

暇&隙「えっ!?」

― 地獄

鬼「さあきりきり働け」ビシッ

兄「くっそ…なんで俺が地獄なんだよ…」

暇「お兄さぁーーーーん…」スタタタ

鬼「んっ?」

兄「おっ?」

鬼「なんだテメェは!?」

暇「ひぃっ!?ち、ち、違いますっ、お兄さんです鬼さんじゃないですっ」オロオロ

兄「暇じゃないか久しぶり」

暇「挨拶なんてしてる場合じゃないです!!」

兄「なにっ!?」

兄「妹が…イケメンに…?」

暇「そうです!!死んでる場合じゃないです!!」

兄「だ、だけど…」チラッ

鬼「ギロッ」

兄「あれだぜ…?」

暇「そんなぁ…妹さんが…犯されちゃうんですよ…?」

兄「…」

暇「妹さん、お兄さんの面影をおってイケメンに出会ったんです」

暇「妹さんが本当に想ってるのは…お兄…」

ボッ

兄「へへっ…目が覚めたよ、暇」

暇「お兄さん…」

兄「大事な妹に危機が迫ってるんだもんな…行かなきゃ!!」

鬼「なに勝手に決めてんだゴラァ!?」

ボゥゥゥゥンッ!!

鬼「うわぁっ!?なんだぁっ!?」

兄「尻に火が着いたぜッ!!」メラメラメラ

暇「それじゃあ…お兄さん…」

鬼「こ、こらっ…てめぇっ!?」

ガシッ

暇「はぅぅっ!?きゅ、急に抱きついて一体何ですかっ!?」

兄「お暇を取らせていただきまぁぁぁぁぁぁぁすッ!!」

バビュゥゥゥゥゥン

鬼「…チッ、行きやがった…」

鬼「頑張って来いよ…」キラリ

イケメン「ほら…脚開いて良く見せてハァハァ…」

妹「うぅ…は、恥ずかしいです」

イケメン「ほらほら…いいから」グイッ

カパッ

妹「うぅー…」

ビュゥゥゥゥン バリィン スチャッ

兄「ふぅ…」

暇「お、お尻の火鎮火完了です」

兄「さんきゅ」

イケメン「なっ…なんだよお前?」

兄「地獄から戻って参りました、兄です」

妹「お兄ちゃん!?」

イケメン「じ、地獄から…!?」

兄「隙ありッ!!」ツンツン

隙「ひゃぅっ!?だ、だから何で私なんですかぁっ」

兄「へへっ…久しぶりだな隙」

隙「こんな時に…まったくぅ」

イケメン「なにごちゃごちゃ言ってんだよ?」

イケメン「俺は今から妹ちゃんとセックスすんだから出て行けよ?」

兄「ほほぅ…」

妹「ちっ、違うのっ…お兄ちゃん」

イケメン「ほらほら妹ちゃん、見せつけてセックスしようぜ」グイッ

妹「きゃぁっ!?はっ、離してっ」

暇「妹さん!!」

隙「お、お兄さん…どうするんですか!?」

妹「違うのっ…お兄ちゃん、私…」

兄「知ってるよ」ニコッ

妹「えっ…?」

兄「お前が好きなのは俺だもんな」ニコッ

イケメン「はっ…?」

妹「―っ///」

兄「しかもライクじゃなくてラブだもんな」ニコッ

妹「お、おにいちゃん…?」

イケメン「なに言ってんだ?てめぇ」

兄「俺が洗濯に出したぱんつ、かごから回収してたのも知ってる」

妹「やぁっ、ちょっとおにいちゃんすとっぷすとっぷ!!///」

兄「その後ぱんつの匂いを嗅いでオナニーしてたことも知ってる」

妹「いやぁぁぁぁぁぁっ///恥ずかしいよぉぉぉぉぉぉっ///」チリチリッ…

兄「お兄ちゃんのおちんぽ欲しいよぉって言ってイッたことも知ってるぞぉぉぉぉぉぉぉ!!」

妹「ああああああああ恥ずかしすぎるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!///」

ボォォォォォォォォォッ

イケメン「うわぁっ!?熱っ…なんだこの火っ!?」メラメラ

兄「いけぇぇぇぇぇ顔から火を出せ妹ぉぉぉ!!そいつを焼き尽くせぇぇぇぇっ!!」

妹「うあああああ全部知られてたよおおおおおおっ///」

ゴォォォォォォォッ

イケメン「うわっ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」メラメラメラメラ…

ドサッ コゲコゲホカホカ

兄「勝った…」

妹「うぅ…恥ずかちぃ…///」

暇「鎮火完了です」

兄「よしよし」

ウー ウー

兄「あっ…やべぇ何か警察的な音がする!!」

兄「俺が時間を稼ぐからお前らは先に家に帰ってろ!!」

カチカチカチカチ

時間「ちょっ…ま、待ちなさいっ…人をお金みたいにっ」

妹「うぅ…」

暇「ほら!!妹さん急いで!!」

隙「早く早く!!」スタタタッ

カチカチカチカチ

時間「ああっ…へ、変なとこ触るんじゃないわよっ!!///」

――



兄「ただいまー」

時間「ただいま」

暇「お兄さん!!それに時間さんも!!」

隙「無事だったんですねぇ、良かったぁ」

兄「あたりまえだろ」ニコッ

時間「当然よっ」

兄「あれ?妹は…?」

暇「それが…」

妹「うぅー…恥ずかしいよ…」ニョロロロロロロロロロロローン

兄「首なげぇっ!?」

隙「それだけ待ってたってことですよぉ」

妹「ああっ…お兄ちゃんはどう思ってるんだろぉぉぉうあああ///」ニョロニョロ

時間「…ほらっ、あんたがしゃきっとしなさいよっ」

暇「うんうん…」

隙「そうですよぉ」

兄「お前ら…ありがとう」

ガシッ

隙「へっ…?」

グルンッ

兄「妹ぉぉぉっ!!こっち向けっ!!」

妹「な、な、な、なんでしょ…」

兄「これが俺の気持ちだっ!!」

ブチュゥ…

妹「んんーーーーっ!!///」

兄「大好きだ、妹!!」

妹「おっ、お、お兄ちゃん…私もお兄ちゃんが大好きっ!!」

隙「うっぷ…急に人を逆さまにするのやめてくださいよぉ…」

兄「わりぃわりぃ」

妹「え、えへへー///」

隙「ふぅー…」

時間「さーて、今日はせっかく兄も戻って来たことだし」

時間「私の許す限りぱーっとやりましょ!」

暇「やったぁっ!!」

兄「お前が許すまでかよー」ブーブー

時間「なによっ!?文句あんのっ!?」

妹「えへへっ」

ハッハッハ…



~ めでたしめでたし ~

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年01月18日 (土) 17:59:09   ID: jKAN8QEN

この発想はなかった…

2 :  SS好きの774さん   2014年06月25日 (水) 02:39:18   ID: gqla7SmC

素晴らしい!改めて言葉遊びの面白さを思い知らされた

是非とも第二の西尾維新を目指して頑張って欲しい

君の将来は有名物書きかな?

期待している

3 :  SS好きの774さん   2014年11月03日 (月) 18:39:50   ID: eQcdMYJA

すげえ大好き。
あと鬼に惚れた

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