三船さんを酔いつぶした (55)

※モバマスのSSです。

※三船さんに若干の違和感を感じるかもしれませんが、もしそう感じたならその辺は私の力不足なんで、適宜脳内補正かけてください。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1367160161

礼子「最近どうなの?若い子たちがプロデューサーに言いよってるみたいだけど」

美優「正直…不安です…。みんな、かわいい子たちばかりで…」

志乃「ふふ…大丈夫、あなたも十分かわいいわよ」

礼子「それに、プロデューサーはきっとあなたみたいな子の方が好きよ」

美優「そ…そうでしょうか?」

志乃「そうね。彼は間違いなくあなたみたいな子の方が好みね」

礼子「だから自信を持っていいわ」


美優「そ、そうですよね…うん、よし、がんばります」

礼子「マスター、新しいのいれてちょうだい」

志乃「こっちも空になったからお願いするわね。あ、この子の分も」

美優「ま、まだ飲むんですかぁ?」

志乃「あら、まだ全然飲んでないじゃない」

礼子「夜はここからよ」

美優「ひ、日付変わるまでに帰れるかしら…」







美優「ウッ…よ、ようやく解放された…もう朝の4時じゃない……」

美優「二人とも…どれだけ……強いの……」

美優「………」

美優「…………はきそう」

美優「………………」

美優「……た、たしかもう少し先に公園あったわね」

美優「公園の……うぅ…トイ…レ…いこう…」






美優(ようやく…公園……)

美優(と、トイ…レ……)

P「あれ、三船さんじゃないですか。こんなに朝早くにどうしたんですか?」

美優「え、えぇっ!?Pさん…なんでこんなところに」

P「あ、俺はここで運動するのが日課なんですよ。最近忙しくてサボり気味でしたけど、休日ぐらいはと思いま

して」

美優「そ…そうなんだ…」

P「三船さんもどうですか?いっしょに運動でも。」

美優「え、えっと……い、今は遠慮しておくわ……」

P「そうですか…残念です。」

美優(な、なんか本気で落ち込んでるわね…けど今はトイレに……)

P「あの、なんか具合悪そうだけど、大丈夫ですか?」

美優「じ、実は昨日志乃さんと礼子さんにいっぱい飲まされて…」

P「あー、あの二人、際限ないですもんねぇ」

美優(うぅ…立ち話してる時間が惜しいのよ…はやく…トイレに……)

美優「あ、あの、わ、私そろそろ……あ…れ…?」

P「どうしました?あ、あぁあそこのトイレ、改修中とかで使用できないみたいなんですよ」


美優「そ…そんな……」

美優「ウッ……」

美優(トイレにいけないと思ったら…きゅ、急にきたぁ……)

P「三船さん、やっぱり具合悪そうですよ。救急車呼びましょうか?」

美優「だ、大丈夫…ハァ……だから…ハァ……」

美優(ま、マズイわ…このままじゃ……Pさんの前で……)


美優「本当に……ハァ…大丈夫……だから……ハァ……」

美優(Pさんの前でゲ○とか絶対にやだ…!)

P「……三船さん、ごめん!」

美優「え、ちょ…ちょっとPさん!?」

美優(え、こ、これって……お姫様だっこ!?)

美優「あ…あの…」

P「とてもじゃないですけれど、今のあなたを一人になんてできません。俺の家近いんで、せめてそこで休んで

ください」

美優「で、でも……」

P「ちょっと走りますんで、振り落とされないようにしてくださいね」

美優「う…はい…。(ぎゅっ」


プロデューサーダッシュッ!


ダダダダダッ


美優(Pさん…私の体を心配して…とてもうれしい……)

美優(嬉しいんだけど……)

美優(揺れがひどくて……はきそ…う……)


ダダダダダダッ

P「三船さん、大丈夫ですか?もうちょっとで俺の家ですから」

美優「ハァ…ハァ…は、はい……」

P(三船さん…こんなに苦しそうに…)

P(よし、少しでも早く着くためにペースアップだ!)


美優(ウッ…ゆ、揺れが……さらに…激しく…)

美優(ダメ…耐えるの…耐えるのよ私!)

美優(こんなところで…)

P「着きましたよ美優さん!今鍵開けますからね!」

>>14訂正
美優さん→三船さん で
すいません…



美優(あ…ようや…く…)

ガチャっ

P「さぁ入ってください」

美優(けど…あと…あと1分早く着いてほしかったな……)

P「三船さん…?」


美優「——



———ただいま三船さんがとても人に言えない状況になっています———


———しばらくお待ちください———













——P部屋:玄関——

美優「うっ…うぇっく……ご…ごめんなさい…ごめんなさい……」

P「ほ、ほら、俺なら気にしてませんから、泣かないでください。」

美優「け、けど…うぇっく…Pさんの玄関…こんなにしちゃって……」

P「掃除すれば大丈夫ですよ。それよりほら、お風呂にでも入ってきてください。服も洗濯しなきゃいけないし



美優「………はい」


—脱衣所—


美優(うぅ…やっちゃった……)

ヌギヌギ

美優(お気に入りの服だったのに……吐○物まみれに……)

ヌギヌギ

美優(でもPさんの被害はそれ以上なんだよね……)

ヌギヌギ

美優(あ、洗濯機これかな。)



—玄関—

P「さて玄関掃除っと。あ、俺の服にも結構ついちゃったな」

P「三船さん、ついでに俺の服も洗って欲しいんだけど—」



ガチャッ



美優「きゃっ!?」

P「あ、ご、ごめん!」

美優「は、はやくしめてください!」

P「は、はいっ!」

ガチャ


美優「な、なんでこっちに入ってきてドアをしめるんですか!?」

P「あ、つ、つい!」

美優「……Pさん、ひょっとしてわざとですか?」

P「ギクッ そ、そんなことあるわけないじゃないですか!」

美優「じゃあ…どうして出ていかないんです?」

P「その…三船さんが綺麗すぎて…目が離せないというか…」



美優「……あの、Pさん」

P「はい…」

美優「この状況でそれはロマンチックでもなんでもないです……」

P「ですよね」

美優「わ、わかったら早く出てください」

P「あ、その前に俺の服も一緒に洗濯してください」

ヌギヌギ

美優「わ、わかりました!わかりましたから!」



—湯船—


美優「うー……」

ブクブクブク

美優「Pさんがあそこまで変態だったなんて……」

ドアの向こうのP「俺がなんですって?」

美優「な、なんでもないです!」

P「あ、着替えおいておくんで。俺のだから、ちょっと大きいかもしれないけど。」

美優「あ、ありがとうございます。」



—湯船—


美優「うー……」

ブクブクブク

美優「Pさんがあそこまで変態だったなんて……」

ドアの向こうのP「俺がなんですって?」

美優「な、なんでもないです!」

P「あ、着替えおいておくんで。俺のだから、ちょっと大きいかもしれないけど。」

美優「あ、ありがとうございます。」

P「あと三船さん」

美優「な、なんですか?」

P「俺もいっしょに入っていいですか?」

美優「だ、だめです!」

ブクブクブク



美優(多分…私が責任感じて気を使いすぎないように…)

美優(Pさんなりの配慮なんだろうな……)

美優(ちょっと、いや、かなり私欲含まれてそうだけど……)

美優「Pさんのバカ……ありがとう……」



—P部屋:リビング—

美優「あの…お風呂ありがとうございました」

P「いえいえ。服は大丈夫ですか?」

美優「えぇ。問題ないみたいです」

P「良かった。」



美優「Pさん…その…私…」

P「ストップ、謝るのはなしね。それ以外なら聞きましょう」

美優「もう、そんなこと言われたら、何も言えないじゃないですか」

P「はは、感謝の言葉ならいくらでも聞きますよ?」

美優「じゃあ…ありがとうPさん」

P「どういたしまして」


—————

———

——



美優「……はっ、あ、わ、私…」

P「おはよう三船さん。今は昼の13時ですよ」

美優「あ…Pさん…私、ひょっとして寝てしまって…」

P「はい、これ昼食です。こんなものしか作れないけど」



美優「あ、い、いただきます……」

美優(Pさんの…ご飯…)

美優「おいしい…」

P「はは、そう言ってもらえるとうれしいですね。」

美優「それに…ひょっとしてこのメニュー、私の気を使って?」

P「まぁ、えぇ。礼子さんと志乃さんに、しこたま飲まれてたらしいですから」

美優「Pさん…本当にありがとう…」



P「いいんですよ。担当アイドルの体調管理は、プロデューサーのつとめですからね。」

美優(担当アイドル…か……)

美優「Pさん…Pさんにとって、私は担当アイドルですか?」

P「え?そ、そりゃ担当アイドルでしょう。担当してるアイドルなんだし…」

美優「そう…ですよね…」


P「……」

美優「……」

P「……まぁ、恋心抱いてる相手ではありますけど…。」

美優「…えっ?」

P「好きだって言ったんですよ。三船さん、あなたが。」

美優「Pさんが…私を…」

P「そうですよ。気づいてなかったんですか?」



美優「でも、事務所の若い子に囲まれて鼻の下伸ばしてたじゃないですかっ」

P「心はずっと三船さんでしたよ」

美優「ぁぅ…で、でも……」

P「三船さん、俺じゃダメですか?アイドルとプロデューサーなんて、本当なら許されないけど、でも」

P「俺は三船さんが好きです」

美優「あ…わ、私は……」



美優(え、な、Pさんが私を!?夢?これは夢ですよね?夢なら何言ってもいいですよね?)

美優「私も…Pさんが好きです…」

P「三船さんっ…いや、美優っ!(ぎゅっ」

美優(え、体温があったかい…夢じゃない?わ、私いま、本当にPさんと……)

P「美優…愛してる……」

美優「私もです…Pさん……」

美優(私いま…こんなに幸せでいいのかしら……)




——礼子「それに、プロデューサーはきっとあなたみたいな子の方が好きよ」——

——志乃「そうね。彼は間違いなくあなたみたいな子の方が好みね」——


美優(礼子さん…志乃さん…ありがとう、あなたたちの言ってくれた通りでした)

美優(Pさんは私を選んでくれた……)



P「美優……」

美優「Pさん……え、ちょ、ちょっとどこ触ってるんですか?」

P「ごめんもう無理がまんできない」

美優「あ、あの、もうちょっとムードを、」

P「美優はいや?」



美優「いやじゃないですけど…その…いきなりすぎるというか……」

美優「それに、こういうのは…段階を踏んでいって……」

美優「そ、それに…私こういうこと……初めてですし……」

P「大丈夫、俺も初めてだし」

美優「うぅ……本当にやるんですね……じゃあ、せめてキスしてください……」

P「わかった。ねっとりいくよ」

美優「ソフトに!ソフトにでいいですから!」









———

美優「…Pさんがこんなに変態とは思いませんでした」

P「ごめん、さすがに無理矢理すぎた。」

美優「……ケダモノ」

P「うっ、ご、ごめんってば」

美優「もう……次からは、もっと優しくしてくださいね」



P「う、うん。」

トゥルルル

P「あ、電話だ。はいもしもしー。あ、いつもお世話になってますー」

美優(取引先か何かしら……)

美優(あら…なにか落ちてる)

美優(メモ?プロデューサーの字じゃないわね…)



『プロデューサーへ。美優ちゃんは絶対告白してもうまくいくから、強気にいきなさい』

『告白したらOKもらえるから、その日のうちにヤりなさい。でないとヤる機会逃すわよ』

『万が一失敗しても私たちが慰めてあげるから、安心して告白しなさいな』

『礼子&志乃より』




P「はい、はい、ありがとうございました」

P「ふー…」

美優「ねぇPさん…このメモって……」

P「えっ、あっ!」



美優「ひょっとして私たち、あの二人の掌で踊ってたんでしょうか……」

P「う…まぁ、そういうことになるな…けどいいじゃないか」

P「あの二人の掌の上が俺と美優のダンスパーティ会場だ」

美優「ふふっ、うまく言えてないですよ、Pさん」

P「ははっ」

美優「それじゃあ、人生のエスコート、お願いできますか?Pさん」

P「喜んで、美優」





——どこかの居酒屋——

礼子「あの二人、成功したかしら」

志乃「ほぼ間違いなく成功したでしょうね。プロデューサーが手をだしたかどうかは半々ぐらいかしら」

礼子「惜しいことしたかしらね」

志乃「あ、礼子もやっぱりそう思う?」





礼子「熱燗おかわりお願いできるかしら」

志乃「こっちは冷酒をお願いするわ」

志乃「でも、お膳立てしすぎじゃないかしら?あの時間まであの子を連れまわして」

志乃「Pさんと鉢合わせさせるように仕組ませて」

礼子「あれぐらいしないと進まないじゃない、あの二人は。」

志乃「ンク…ふぅ。惚れた男が惚れた別の女の恋のキューピッドなんて、悲しいじゃない」

礼子「ふふ、自分でもバカだと思うわよ」

志乃「そうね、あなたはバカよ。私も、ね」



礼子「ふふふ」

志乃「うふふ」


礼子「今度美優ちゃんと飲む日が楽しみね」

志乃「良い肴になりそうね」

礼子「ノロケ話が?」

志乃「美優ちゃんとプロデューサーのノロケ話なら、肴になるわよ」

礼子「ふふ…そうかもしれないわね」

志乃「それじゃあ美優ちゃんと」

礼子「プロデューサーに」

「「乾杯」」

以上となります。

このSSを書くにあたり、三船さんについて調べ直してみると
改めて三船さんがかわいくてやばかったです。

かような駄文に付き合ってくださいました方がいっらしゃいましたら
まこと、感謝の極みでございます。

ありがとうごぜーました!

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