魔王「せつねぇ」 (76)



魔王「なあ、側近」

側近「何でしょう?」


魔王「オレは、どうやったら輝ける? 今まで数多の魔王が生まれ、消えていった」

魔王「勇者と結婚して有名になったり、幼女だという理由で持て囃されたりする魔王もいた」


側近「…………」


魔王「だが、オレには何も無い。何の取り柄もない……ただの魔王だ」

魔王「性別が女の魔王なんて当たり前、勇者と恋して当たり前。女騎士に至っては……」


側近「ま、魔王様!! それ以上は危険です!!」バッ






魔王「女騎士は、ほにゃららダブル[ピーーー]スが当たり前だ。たまに意表を突いたタイプもあるけど……あれは、なぁ?」




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側近「(言っちゃった。あ、ちなみに私も男です。期待した方、すいません)」

側近「でも正統派の魔王だって」


魔王「今時、そんな魔王なんか需要ねーよ。大体、勇者魔王って見たら『ああ、はいはい勇者ね魔王ね』って思うだろ?」

魔王「勇者だの魔王だの、もう古いんだよ」


側近「 馬ッ鹿野郎!! 」ブンッ


魔王「……それで、終わりか?」


側近「ふざけんな!! 確かに、勇者や魔王は使い古された物語かもしれない!!」

側近「女騎士とオーク、女戦士と盗賊とかオークとか、女魔王や幼女魔王だって……そりゃあ色々出尽くした感はありますよ!!」


側近「でもっ!! アンタが諦めちゃダメでしょう!?」グスッ


魔王「泣くな側近、お前の想いは伝わったよ」

側近「!! 魔王様……」ゴシゴシッ

魔王「でも、一つだけ言わせてくれ」

側近「は、はい」ビクッ


魔王「それ、鬱陶しい」



側近「えっ?」キョトン


魔王「そのキョトンとかビクッとかが鬱陶しいっつってんだよォ!!」

ドンッ!!(勢い良く立ち上がった時のやつ)


魔王「何だよブンッて、毎回思うけど、瞬間移動の音と被ってんだよ!! 他の擬音ねーの!?」

バシッ!!(机を強く叩いた時のあれ)


側近「なっ!? 魔王様だって使ってるじゃないですか!!」

プンプン(ショタ系でもないのに……)


側近「ち、ちょっと、止めて下さいよ!! 何ですかコレ!!」

プルリンッ(そこら辺のやつ蹴った時のあれ)



魔王「まあ、ふざけるのはここら辺にして、話の続きだ」

ストッ(椅子に座った時のやつ)


側近「ストッ」(だったら最初からやるなよ。あっ、また変になってる……)

魔王「なあ、側近」

振り向く側近「何でしょう?」


俯く魔王から溜め息魔王「何だか、虚しいな」



つい本音を漏らす側近「めんどくせぇよ!!」

痛い表現の実験場かね



側近「ほら、早速言われてますよ」

魔王「何て?」


側近「>>7様より、痛い表現の実験場かね、ですって」パサッ

魔王「痛い表現の実験場ではありません」

側近「でも、そう思っている方が居るのは事実ですよ?」


魔王「ああもうっ!! うっせーな!! じゃあ何だよ!? オークに頼んで女騎士を[ピーーー]すればばいいの!?」

魔王「勇者と恋すればいいの!? 都合良く勇者が女で、尚且つ可愛いけりゃ是非そうするわ!!」



魔王「ふざけんなボケが……どうやったら売れんだよ。俺だって、俺だって輝きてぇんだよ!!」



側近「なら、とことん話し合いましょうよ。魔王様は、どうしたいんですか?」

魔王「お前、良い奴だな。側近にして正解だったよ」ウン

側近「それは嬉しいんですが、また使うんですか? 中には嫌う方も……」

魔王「いや、分かってる。俺は魔王だ。せめて人間の嫌がる事をしないとな」フフッ

側近「でも、実際間近で見てみると結構鬱陶しいですね」


魔王「だろだろ!? お前も思うだろ!?」クワッ



魔王「やっぱ俺は間違ってねえんだって、な!?」ドヤッ


側近「チッ」


魔王「えっ? ち、ちょっと待って、何で舌打ちすんの?」

側近「あっ、間違いました」


側近「うぜっ」チッ


側近「でした」

魔王「変わんねーよ!! [ピーーー]」


側近「………」



魔王「あれ? [ピーーー][ピーーー]」


メタって上手くやらないと滑るよね

何がやりたいんだろ…



側近「魔王様、メール欄にsagaって打って下さい」ポソッ

魔王「saga、sagaな……分かった」ウン



側近「(sagaも知らないのか、よく魔王やれたな、この人)」



魔王「殺す!! 出来てるか!?」


側近「はい、出来てます!!」


側近「それより、>>14様 滑ってる。>>15様 何がやりたいんだろ? >>16様 死ねクズ、と……」パサッ


魔王「せつねぇ……」





魔王「…>>16を自分で打ってんのがせつねぇ」

割りと嫌いじゃないぞ



側近「もう止めましょうよ。皆さん迷惑でしょうし、叩かれる前に【HTML化依頼】をしっかり出しましょうよ」


魔王「何で?」


側近「完結したら、HTML化依頼スレに【URL張り付て、題名書かないと】ダメなんですよ!!」


魔王「いやいや、まだ完結してねーじゃん」


側近「せつねぇ……で、オチたでしょ? 違うんですか?」




魔王「俺を、見くびるなよ……」ゴゴゴッ


頑張れ(`・ω・´)



魔王「>>18は、割と、割と嫌いじゃないらしい。>>20は頑張れと言っている」

魔王「見ている人が居る限り続けるのが【物書き】ってヤツだろ」ニヤニヤ


側近「限り無く痛いですよ……何でドヤ顔出来るんですか」ハァ


魔王「いやいや!! 最近多いって、そういう奴!! 割とマジで!!」

魔王「でもなぁ、荒らすのもいるしなぁ。無視すりゃいいのに、穏便に進めるにはどうしたもんか……」


側近「急に真面目ですね。でも、自分語りは多い気がします」



魔王「飲み会でした。とかな、なっ!!」

側近「あぁ、ありますね。仕事で遅れたとか、出掛ける、親戚云々、あと自転……っぶねー」


魔王「ば、馬鹿野郎……そういうのが駄目なんだよ」


ひたすらすべる魔王か

すごく背中がむず痒い。



側近「大変申し訳ありませんでした。こういうのは、ダメですね」

魔王「本当に、申し訳ありませんでした」


魔王「で、自転[ピーーー]がどうしたって?」

側近「止めろ馬鹿っ!!」

魔王「あぁ、ごめんごめん。つーか、ラドクリフがやってた映画の


側近「止めろ、マジで止めろ」


魔王「いや、今なら勝てるかなって」


側近「逆立ちしたって無理ですよ。本当に評価されてるんですから。人気、凄いんですよ?」

魔王「あっちだって台本じゃねーか」


側近「いや、何もかもが違いすぎますって」



魔王「>>24は、過去にやらかしたな……【後書き】で」


側近「いや、単に私達のやり取りが滑ってるからじゃないですか?」

側近「>>23様には、滑りまくりって言われてますよ」


魔王「じゃあ聞くけどさあ、どうやったら面白く出来んの!?」

魔王「sagaの説明もしたし、HTML化依頼の説明もした!! 他にネタあんのかよ!?」



側近「大丈夫です!! 面白く出来ます!!」



側近「今からでも遅くないですよ!!」




魔王「期待してる人いんのかなぁ」スタスタ

側近「きっといますよ!! 大丈夫です!!」メラメラ

魔王「で、どこに向かってんの?」ドラドラ

側近「ふふ、聞いて驚かないで下さいよ」ニヤッ

魔王「なになに、マジで気になる」ワクワク



側近「宿敵、勇者の所です!!」ドンッ






魔王「な、なんだってー!!」






魔王「相槌ねーじゃん」

側近「レス稼ぎ失敗しましたね」

魔王「どーすんだよ?」

側近「あっ、来た」

魔王「何が……おいおいマジかよ」




勇者(8才)「あ、見つけたー。何してるのー?」




魔王「幼女だな」

側近「ええ、これなら行けますよ。起訴されましたけど」

魔王「だが、幼女の前ではどうかな……」ニヤッ





勇者「ふえぇ、許してよぉ……痛いのいやだよぉ」グスンッ




僧侶「勇者様、大丈夫ですか!? 貴様ぁ、勇者様に何をした!!」


魔王「男だな……これはマズいぞ」

側近「仕方無い、食らえぃ!!」カッ


僧侶「ぐっ!! なんだ、体が、あつ……い」パアァァ


勇者「そうりょ、だいじょうぶ!? どうしたの!?」アタフタ

僧侶(6才)「くっ、やられた。力が、出ない」チンマリ


魔王「ショタだな」

側近「ええ、これなら行けますよ!!」



盗賊「テメェ等、オレの仲間に何しやがった!!」


魔王「おっ、姉御系だ」

側近「いい風が吹いてますよ!!」


勇者「そうりょ、だいじょうぶ?」サスサス

僧侶「え、ええ、何とか……でも体が」ブカブカ


盗賊「(僧侶!? あれが!? か、可愛いじゃねーか……)」キュン


魔王「来てる、来てるぞ」

側近「ええ、来てます」ゴクッ



僧侶「ふーっ、やっぱりお風呂はいいなぁ……でもどうしよう、僕以外女の子だし」プカプカ

僧侶「それに、可愛い人ばかりだし。盗賊さんなんて、胸が」モヤモヤ


ガラッ


盗賊「オレがどうしたって?」

僧侶「えっ!! と、盗賊さん、ここは男湯」アタフタ


盗賊「別にいいじゃねーか、お前しかいないんだし。それより背中流してくれよ」


僧侶「えっ、でもっ」カァァ


盗賊「嫌なのか? なら、いい……」ショボン


僧侶「(落ち込んじゃった……でも裸だし……ああ、もう!!)」


僧侶「やります!!」バシャ




盗賊「ありがとな」ニコッ

僧侶「い、いえ。じ、じゃあ僕は上がります」

僧侶「(普段は格好いいけど、笑うと可愛い人なんだなぁ)」



盗賊「おいおい、ちょっと待てよ」グイッ

僧侶「えっ?」グラッ


ドサッ……フニッ


僧侶「ご、ごめんなさっ」サッ


ギュッ


僧侶「と、盗賊さん?」

盗賊「やっぱ可愛いよ、お前。なぁ、ダメか?」スリスリ





僧侶「うあっ…」ビクッ





僧侶「だ、ダメですよ。こんな……」ハァハァ

盗賊「内緒にしてりゃあバレない」コスコスッ

僧侶「で、でもこんなの」ビクンッ


盗賊「優しくする。絶対気持ち良くするから、大丈夫だから、な?」チュッ


僧侶「ふぁ……は、はい」トロン



盗賊「へへっ、じゃあ……しよっか?」



ガラガラッ





魔法使い「あっ、盗賊ちゃんずるーい」タユンッ











魔王「悪いな、そろそろ時間なんだ。依頼、出さねーと……」ガタンッ




側近「二次もオリジナルも楽しく書きましょう!! 楽しいのが一番ですからね!!」










勇者(8)「じゃあ、ばいばーい!!」フリフリ






勇者(8)「ねえねえ、いないいないばぁっ、ってなあに?」

側近「知らないですね。魔王様、知ってます?」

魔王「えっ? いや、マジで知らねー」




勇者(8)「じゃー、EDってなあに?」



魔王・側近「……………」






おしまい




魔王「なあ」

側近「はい、何でしょう? もう終わりましたけど、まだ何かあるんですか?」


魔王「レス、思ったより付かなかったな。もう少しあっても良かったんじゃねーの?」



側近「魔王様、レス乞食は本当に嫌われますよ」

側近「素晴らしいssでも、【後書き】や【前書き】で失敗してる方は大勢いるんですから」






魔王「……せつねぇ」



まあ嫌いじゃないぞ好きでもないが
つづけたまへ

まだ安価ネタがある!



側近「>>50様より続けたまえ >>51様より安価スレがあると来てますが、どうします?」パサッ


魔王「じゃー、>>50から触れたい。物理的にじゃなくて」

側近「分かりました」

魔王「物理的にじゃなくて」

側近「ええ、最早誰もが分かってます」


魔王「よし、続ける。まず、ちょっと下を見てくれ」




女騎士『嫌いではないな。いや、好きでもないんだが』



魔王「物語りは始まりもしない、気がするだろ」

側近「…………」

魔王「だが、これなら」



女騎士『お前の事など好きじゃない。えっ? いや!! その、嫌いってわけじゃ……ない////』



側近「言い方でしょ!?」

魔王「だって言い方だろ!? 大体、好きでも嫌いでもないってなんだよ!!」


魔王「ちょいと失礼なんじゃねーの!?」



側近「好きでも嫌いでもない。つまりは、普通ってことですよ」

魔王「じゃあ普通でいいじゃねーか」

側近「普通って書かれたらどうします?」


魔王「なんか嫌」


側近「でしょ? 大体『ヒヒーン』『面白い』『続きはよ』『パンツ脱いだ』」

側近「なんて書かれたら、それはそれでおかしいですよ」


魔王「えぇー?」

側近「まだ不満なんですか?」


魔王「他にも色々いるじゃん、ほら、あれあれ」

側近「あぁ、【読者様】ですか……」


魔王「好き勝手言ってバイバイするイメージ」

側近「危険なので止めましょうか!! ねっ!?」


魔王「えっ? なんだよ、ビビってんの?」

側近「魔王様、これを見て下さい」スッ

魔王「何だこ……ひっ!?」




魔王・側近「読者様は神様です。怒らせないように気を付けましょう」




魔王「次だ。次!!」フルフル

側近「びびりすぎですよ、全く」ガクガク


魔王「あ、安価ネタだな安価ネタ」

側近「そ、そうですよ。どうです魔王様」

魔王「なにが?」

側近「安価、してみませんか?」

魔王「いやいやいやいや!! なに言ってんの!? 無理無理」


魔王「そもそも、俺は咲けない。せいぜいが雑談……はっ!?」

側近「これ以上喋ると消されかねません」

魔王「そうだな、【HTML化依頼】も出したんだ。大人しく消えよう」

側近「どうせ、書いたら書いたで叩かれますからね」




魔王「……せつねぇ」




側近「[ピーーー]マスキャラやSak[ピーーー]キャラを出さなくて良かったですね」

魔王「そうだな、出来損ないのエロが限界だ……って、あれ?」


勇者(12)「久しぶり」


側近「随分、大きくなりましたね」

魔王「いや待て、様子がおかしいぞ」



勇者「私は、色々な物語を見てきた」ゴゴゴッ





魔王「側近、行け。オレが終わらせる」ゴゴゴッ

側近「そう、ですか……分かりました。死なないで下さいよ?」

魔王「おう」

側近「じゃあ、また」ザッ


勇者「いいの? 勝ち目無いのに格好付けちゃって」

魔王「終わらない物語、あらゆる世界の勇者……いや、主人公達はどうだった」


勇者「みんな、泣いてた。荒れたり、放置されたり、遂には」




魔王「エタったか?」




勇者「私は、あんな風になりたくない!!」ダッ


グサッ……


魔王「まあ、オレは魔王だしな。これでいい、本当の本当に終わりだ」


勇者「物語を終わらせる為に死ぬの? それとも、私の為?」ウルッ


魔王「自惚れるな小娘。オレは、正統派の魔王だ」

魔王「勇者なんぞに、恋してたまるか」



勇者「そっか、そうだよね。分かってる」ゴシゴシッ




魔王「泣くな、勇者。お前は間違ってない」


ナデナデ……


勇者「あっ…」

魔王「さあ、止めを刺せ!! 魔王を倒せ!!」



勇者「ッ!! やあぁぁぁッ!!」グッ


ザシュッ……


魔王「また、どこかのssで会おう。性別は……違うかも、しれないが」



バタッ……



勇者「未来で待ってる」グスッ

勇者「完結するssで、ずっと待ってるから」ザッ









新たな物語が生まれ、いずれは消えて往く。

そんな中で、私達は何かを残す事が出来たのだろうか?


忘れられずに、いられるのだろうか?


どんなにくだらなくても、どんなにつまらなくても、『私達』は確かに存在していたのだ。


いつかは、いつかは消えるだろう。


でも今だけ、ほんの少しの間なら、此処に居られる。







誰かが、見てくれている。






「まだ、私は此処に居る」

「勇者じゃなくなってしまったけど、私は、確かに此処に居る」

「未来なんて、いつ来るかも分からない。もう、会えないかもしれない」



「もう側近ではありませんが、私も此処に居ます」

「確かに鬱陶しい方ですが、寂しいのも事実」

「次の物語までなんて、待てそうにありません」












「「 だから、帰って来て 」」







「ssってのはさ、ご都合主義でいいんだよ」

「やりたいように、好きなようにすればいいのさ」

「臭いだの痛いだの、何を言われても、開き直ればいいんだよ」





「だから、オレは此処に帰って来た」














魔王「待たせたな!!」








完結



側近「補足です。もしもの場合を考えて、酉を付けましょう」


魔王「酉は、【名前欄】に【#】を入れてから文字を入れるだけだ」


側近「【#】だけでも酉になりますが、それだとあまり意味が無いので、何らかの文字をいれましょう」



魔王「今まで書いたssも酉で検索してもらえたり、過去の痛いssが見つかったりする」

魔王「後、HTML化依頼出す時に便利だ」



側近「では皆さん、本当にありがとうございました」




勇者「今度は面白くて沢山レスの付くssで会おうね!!」

魔王「面白い、レス……はっ!! やっぱハニ[ピーーー]的な





側近「さ、さようなら!!」






完走


このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月27日 (土) 14:14:01   ID: 8DbSgGgi

なんか痛い

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