よつば「…?」
かーちゃん「…」
よつば「…どうした?調子悪いのか?」
かーちゃん「もうウチにはこないでちょうだい」
よつば「な、なんでそんな…どうかしちゃったのか、かーちゃん」
かーちゃん「!」
かーちゃん「その呼び方やめてっ!!」
よつば「!」
よつば「あ、あさぎっ!かーちゃんどうしちゃったんだ!?」
あさぎ「…よつばちゃん、とりあえず、お家にもどろう?」
あさぎ「よつばちゃんのお父さんと話がしたいの」
よつば「とーちゃんと…?わかった」
恵那「引!越!し!」
風香「引!越!し!」
あさぎ「さっさと引!越!し!」
おっちゃん「しばくぞ!」
―小岩井宅―
小岩井「それで…どうしちゃったの?」
あさぎ「あー…よつばちゃんって、ウチの母を『かーちゃん』って呼ぶじゃないですか」
小岩井「…そうだね」
あさぎ「それで、小岩井さん奥さんがいらっしゃらないみたいですし、色々と変な噂になっちゃうんですよ」
小岩井「…」
あさぎ「もちろん、私達や親しい人はよくわかってくれてるんですけど、どうしても…ね」
あさぎ「最初はなんてことはないただの噂話だって母も気に留めてなかったんですけどそれがまずかったらしく」
あさぎ「町内中のおばちゃん達にに広がっちゃってるんですね」
小岩井「…」
あさぎ「…」
小岩井「…そっか、ごめん」
あさぎ「ふふっ、なんですか、それ」
小岩井「いや、なんか」
あさぎ「私に謝ってもどうにもなりませんよ」
小岩井「そっか…それもそうだな…」
それから私はまた引越しをした
もともと住んでいた祖母の家とはまた別の、遠く離れた場所に
今でもあの頃のことを思い出して、懐かしく思うことがある
でもそれはもう戻ってこない
私がもう少しちゃんとしていればかーちゃんと…綾瀬の家の人と、ずっとお隣でいられたのかな…
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