P「響が本当にくさいのか徹底的に調べる」(227)
P「俺は憂いているんです、この状況を!!」
小鳥「……どうしたんですか、いきなり」
P「どうもこうもありません、響ですよ響!」
小鳥「響ちゃん、ですか? 彼女がなにか問題でも?」
P「響自身に問題はありません、なにせアイツ、完璧ですからね。問題は、響を取り巻く環境です」
小鳥「環境って言うと……」
P「ネットにはびこる、響がくさいという風潮ですよ!!」
小鳥「……ああー……それですか」
P「風評被害甚だしい内容が検索候補としてあげられ、ネットでの反響は『くさそう』『くさい(確信)』『きたない』なんてありもしない陰口が前面に押し出される始末。
これはアイドルとして一大事でしょう!?」
小鳥「でも、ネットの評判なんてどうしようもないんじゃないですか? それこそ、根も葉もないうわさ程度の物なんですし」
P「そこで俺は考えました! そんな風評被害を全部撤回させられるかもしれない方法を!!」
小鳥「へ……それって?」
がちゃっ
響「はいさーい! あ、プロデューサー、用事って何だ?」
P「響! 今日からしばらく一緒に暮らすぞ!!」
響「えっ……え、えええええええええええ!? えっ、なっ、なんっ!?」
P「いきなりで悪いが、今日から響の家に寝泊まりさせてもらうぞ」
響「ちょ、まっ、あ、えっと、待ってプロデューサー!! な、なんでそんな……その……」
P「……混乱するのも仕方ないことだと思う。でも、これは響がアイドルとして大成するために必要なことなんだ」
響「でも、そんな急に!」
P「駄目か?」
響「駄目じゃ、ないけど……でも……うぅ……」
P「じゃあ頼む!! この通りだ!! これは、響にとって、765プロにとっても重要なことなんだ!!!」
響「う、あ、ぐー……」
―――
小鳥「勢いで押し切ったけど……響ちゃんの家に住み込んでなにするんですか?」
P「調査です」
小鳥「調査って……においの元の?」
P「違います。響が本当にくさいのかどうかの調査です。響が本当にくさいのかどうかを逐次嗅いでレポートにまとめ、公表する。
においに関する正確なデータが出せればとりあえず風評被害は減らせるはずです!!」
小鳥「……えっと、どこから突っ込もうか……」
P「ちゃんと調査項目も作ってきましたし」
<調査項目一覧>
起床直後
朝食時
レッスン参加前・参加後
昼食時
仕事前・仕事後
帰宅直後
ペットたちの世話をする前・した後
ストレッチ前・ストレッチ後
夕食時
入浴前・入浴後
就寝前
就寝中
<調査個所一覧>
髪
首筋
脇
腹
足
体全体通して
<評価>
くさい(断定) ・ くさそう ・ どちらでもない ・ いいにおいしそう ・ いいにおい(断定)
P「どうです、完璧でしょう!?」
小鳥(どうしよう……これを実行したら完璧に変質者だ……)
全部いいにおい(断定)に決まってるだろ
何をいまさら
小鳥「えっと……これ、プロデューサーさんが行ったら、ちょっと危ないんじゃ……」
P「でも、俺以外に臭気判定士の免許持ってるメンバーなんて居ないでしょ」
小鳥「そんなの持ってたんですか!?」
P「今回のために取ってきました。この免許に誓って、正確な判断をして見せます」
小鳥「……その努力を、もっと別の方に活かせないものですかね」
P「事前の印象と照らし合わせて響が実際にはどれくらいくさいのかを研究していくんですよ。
キチンとしたデータを出せれば、煙も立たなくなるって寸法です」
小鳥「はぁ……あれ、プロデューサーさん、この事前の印象、全部『いいにおい(断定)』に○がつけてありますけど」
P「なにか問題でも?」
小鳥「えっ? だ、だって……おかしくないですか、いつ何時でもいい匂いがするなんて」
P「は?(威圧)」
小鳥「ひっ!?」
P「仮にもアイドル、くさいわけないでしょ。しゃんとしてくださいよ小鳥さん、小鳥さんがそんなんじゃどうするんですか」
小鳥「えっ、ご、ごめんなさい……」
P「それじゃあ俺は響の所に行ってきますんで、後よろしくお願いします」
小鳥「……はい」
P「じゃあ響、帰るか!」
響「えっ、えっと……本当に、来るの?」
P「ああ」
響「でも、その……今、自分の家、ちょっと散らかってて……」
P「問題ない。響がいてくれればそれでいい」
響「え、えっと、じゃあ、その……そう! いぬ美の体調が悪くてだな!」
P「……響」
響「……な、なんだ?」
P「嫌なら先に嫌って言ってくれ。それなら俺も諦めがつく」
響「……うっ……そ、そんな言い方、卑怯だぞ、プロデューサー……」
P「……」
響「……じゃ、じゃあ……その、ちょっとだけ、時間貰ってもいいかな?
その、いきなりだと、皆もびっくりするだろうから」
P「ああ、構わない」
響「うん……じゃあ、ちょっと待っててくれ!」
―――響の家
P「おじゃましまーす」
響「皆ー、ただいまー!!」
<ワンワン ニャーニャー クィドゥルルル
響「うん、ただいま! あ、プロデューサー、あがっちゃっていいよ!」
P「じゃあ遠慮なく」
P(……家は、ペットショップみたいな臭いだな……これは……いや、でも、家の臭いと響の匂いは関係ない!)
響「よしよし、じゃあ皆もご飯にしような! プロデューサーも何か食べる?」
P「気にしないでいいぞ。皆の方を優先してやれ」
響「ん! 分かった!」
P(……さて、一番最初に調べられそうなのは『ストレッチ前・後』の匂いだな……
事前の印象調査では『いいにおい(断定)』だけど……さて、どんな匂いがするか……)
響「じゃあ、プロデューサー! 自分、ちょっと着替えてくるね!」
P「ああ。着替え終わったら声かけてくれ」
響「分かった! じゃあなー」
とてとてとてとて
P「……さて」
P(人間は意識によって発汗量なんかが変わってくる……つまりあまり意識させると正確なデータが取れなくなる可能性があるってことだ。
上手いこと自然に、かつがっつりと響の匂いをかがないとな……)
P(足や脇は後回しにして、まずは簡単なところから埋めていくか……)
P(それでも自然に匂いを嗅ぐには接触が必要……匂いを嗅いでると気付かせずに匂いを嗅ぐには……)
てとてとてとてと
響「プロデューサー、着替え終わったぞー!!」
P「……」
響「……プロデューサー? 考え事か?」
P「よし、じゃあこうしよう。響、抱きしめていいか?」
響「えっ、えっ!? な、なんで!?」
P(身長差を利用すれば、自然に髪の匂いを嗅ぐ事が出来る。
それに、この方法なら響も、まさか匂いを嗅がれてるとは思うまい)
響「……うう……今日、なんか変だよ、プロデューサー……家に来たいとか、抱きしめたいなんて……」
P「重々承知の上だ」
響「ひ、開き直った!?」
P「抱きしめていいか、響?」
響「……う」
P「……」
響「ちょ、ちょっとだけ、だからな!? へ、へ、変なことしようとしたら、怒るからな!?」
P「ああ、分かってる」
響「……じゃあ、ちょっとだけなら」
ぎゅぅぅぅっ……
響「ひ、ひぁぁぁぁ……ぷ、プロデューサー……まだ自分、心の準備が……」
クンクン
P(……臭くない。着替えたばかりだからか汗の匂いは気にならないし、髪に残ってるシャンプーの匂いの奥に潜むほのかな少女特有の甘い香りが心地いいな。
出来ることなら、ずっとこうして居たいくらいいい匂いだ)
ぎゅぅぅぅぅ……
響「うぅ~~~……」
P(これを『不快』と思う人は少ないだろう。だったら『快』の方に分類してもいい筈だ)
響「ぷ、プロデューサー、そろそろいいか?」
P「ああ、ありがとう。またあとで頼むな」
響「うん……えっ!?」
P「それより、ストレッチ、するんだろ? 手伝わせてくれよ」
響「えっ、あ、ありがと……でも、それよりプロデューサー、またあとでって!」
P「最初はなにする? やっぱり基本的な柔軟からか?」
響「う、うん……や、そうじゃなくて! プロデューサー、さっきの!」
<調査項目>
ストレッチ前 髪 いいにおい(断定)
P(……さて、この方法なら髪の匂いは嗅げる……問題は、どうやって他の個所を嗅ぐかだな……)
―――
響「ふー……」
P「お疲れ、響」
響「えへへ、やっぱり二人だと色々なストレッチが出来て楽しいな!!」
P「いつもは誰かに手伝ってもらったりはしてないのか?」
響「うん。自分の暇つぶしのためだけにわざわざ呼ぶわけにはいかないしねー。
時々、貴音や真には手伝ってもらってるけど、毎日毎日呼ぶのも悪いし」
P「成程な……ところで響」
響「ん? どうした?」
P「抱きしめていいか?」
響「……」
P「……」
響「その、さっき……」
P「もう一回抱きしめていいか?」
響「……プロデューサーの、えっち」
P「どうしてそうなるんだ。俺はただ純粋に響を抱きしめたいだけだ」
ぎゅぅぅぅぅ……
響「うぅ……」
クンクン
P(やっぱり、かなりの時間体を動かしたからか、さっきより少し汗の匂いが強いな……)
響「あの……プロデューサー……その……抱きしめるのは、いいんだけどさ……今、いっぱい動いた後だから……ごめんね」
P「なんで謝るんだ」
響「……その、ちょっと、におうかなって……」
P「確かにちょっと汗の匂いがするな」
響「うぐっ……だ、だから今は抱き締められたくなかったのに……」
P「でも、そんな気にする程はにおわないぞ」
響「……ホント?」
P「ああ」
P(実際、そんな強烈な汗の匂いをしてるわけじゃないし……これも十分『快』寄りの匂いだろうな……
というより……汗の匂い気にしてる響が可愛いからそれだけで幸せになれる)
<調査結果>
ストレッチ後 髪 いいにおい(断定)
P「そんなに汗の匂いが気になるなら、風呂にでも入ってきたらどうだ?」
響「んー……じゃあそうしようかな」
P(よし、上手く繋げた!! この流れなら入浴後の匂いもいけそうだな。
これは嗅がなくても断言できる、いい匂いだ、確実に)
P「俺が夕飯作っとくからさっさと入ってきたらどうだ?」
響「……なぁ、プロデューサー」
P「どうした?」
響「……本当に今日、泊まっていくの?」
P「ん? 駄目か?」
響「……その……そういうのって、駄目なんじゃないかな、やっぱり」
P「……へ?」
響「い、いや、自分は、その、にぃにと同じような感じだから別にいいんだけど……
あ、でも、同じような感じっていっても、全く一緒ってわけじゃなくて! その、なんていうか、慣れてる……ってわけでもないけど」
P「……」
P(言われてみれば……ばれると大分危なくないような気が……
いや、でもしかし、風評被害をなんとかしなきゃ、ありもしない悪口で響が潰されかねないし……)
P(さて、どうするか……)
ミスった
P(言われてみれば……ばれると大分危ないような気が……
いや、でもしかし、風評被害をなんとかしなきゃ、ありもしない悪口で響が潰されかねないし……)
だな
愛のあるいじめならかまわんよ
方向性を見失った
少し響の匂いを嗅ぐシチュエーション詰め直してまた立てなおす
解散
いや、disうんぬんより響の家に泊まることに正当性を持たせる理由が思いつかん
突っ込まれて初めて気付いたからちょっと混乱してる
まてまて せめて完結してくれ
ティンと来た
すっぱ抜かれなければ問題ないんだ
―――
響「お風呂あがったよー」
P「おー」
P(……そろそろ髪以外の場所も嗅いでおきたいな……
もしも髪しか嗅げずに終わったら『それは髪がいい匂いなだけだから』みたいな暴論で切り返してくるだろうし)
P(今回に限り、抱きしめは使えない……とすると)
響「プロデューサーもお風呂入ってくの? 着替えとか持ってきてないみたいだけど」
P「後でシャワーだけ借りるよ」
ティンッ!
P(……よし、これで行こう)
P「しかし、改めて見るとやっぱり髪の量多いよな。拭くのめんどくさくないか?」
響「んー……まぁ、慣れちゃったけどね」
P「手伝うか?」
響「手伝うって言っても、拭くだけだよ?」
P「拭くくらいなら俺でもできるだろ」
わしゃわしゃ
P「そういえばな」
響「んー?」
わしゃわしゃ
P「風呂あがってすぐに髪拭くのって、髪が傷みやすいらしいな」
響「えっ!? う、嘘だー!」
P「……」
響「……ほ、ホント、なの?」
P「……髪が傷むとな、千切れやすくなるんだってさ。途中でな、ぷっつりと」
わしゃわしゃ
響「う、うわぁぁぁ! プロデューサー、ストップ!! ストップ!! 髪が、髪が!」
P「馬鹿め、もう遅いわ」
わしゃわしゃわしゃわしゃ
響「わー、うぎゃー!! 千切れ、あ、あひっ!? あは、あはははは!! プロデューサー、耳、耳に髪、耳くすぐったい!!!」
わしゃわしゃわしゃわしゃ
P(響の意識が別に向いてる……今のうちに……)
クンクン
P「……」
クンクン
P「……」
クンクン
響「ぷ、プロデューサー!? なにか、変なことしてないか!?」
P「……いや別に」
P(……これは、これは凄い……風呂上がりの響のうなじ……まさに『掛け値なし』だ。
ちょっぴり朱がさした肌と少し濡れて首筋に張り付いた髪の毛という見た目もさることながら……
髪の毛の時に感じた、甘いような爽やかなような響の匂いがさらに濃くなってて、響のフェロモンで直に脳みそをぶん殴られてる感覚すら覚える……)
クンクン
響「うひっ!? ぜ、絶対なにかしてるだろ!?」
P(上から来るシャンプーのほのかな香りも相まって……ああ、やばい、中毒になりそう……)
<調査結果>
入浴後 うなじ いいにおい(断定)
―――
響「うぅ……ひ、酷い目にあったぞ……」
P「悪かったって、ゴメン」
響「……髪の毛が切れちゃったら、恨むからね」
P「そんな心配するほどのことじゃないだろ」
響「大問題さー! 髪は女の命なんだからな!
……それよりもさ、プロデューサー。さっき、髪拭いてた時、何してたんだ?」
P「え、なにが?」
響「なんだか、こう、首のあたりもくすぐったかったから……どうせプロデューサーがまた、変なことしてたんだろ」
P「失礼な。俺が響に変なことしたことがあるか?」
響「……いきなり抱きしめたいとか言いだしたし」
P「それは仕方がないことだから。ほらな、ないだろ?」
響「……」
P「悪かったって。謝るから」
響「ふん、だ」
P(さて……流れで言ったら……次は『食事』か『ペットの世話』か)
P(……風評被害の大元はおそらく動物たちの存在があるから。
そして、実際に響はくさくないけど、家自体はかなり凄い臭いがしてる……)
P(もし、響にくさい瞬間があるとするなら、間違いなくペットの世話をした後だろう)
P(となると、次はやっぱり……)
P「そろそろ飯にするか」
響「そうだなー。もういい時間だしな」
P(においが付く可能性があるものを避けて、夕飯の前後の匂いの調査を済ませる。
その後に、ペットの世話でくさくなるのかどうかを見極める)
響「じゃあご飯にしよっか! プロデューサー、なにか食べたいものとかある?」
P「作るのか? 響が?」
響「うん。まぁ、買い物いけなかったから、あり合わせになっちゃうけどね」
P「作れるのか?」
響「勿論! 自分、こう見えても料理得意なんだぞー!」
P「へぇ、意外だな」
響「ふふん、自分、完璧だからな!」
響「~~~♪ ~~~~~~♪」
P「……」
響「~~~~~♪ ~~~~~~♪」
P「……エプロン響……なかなか乙だな……」
ハム蔵「チュイ」
P「ん?」
ハム蔵「チュイチュイ」
てててててっ
P「……なんだ? ついてこいってか?」
響「プロデューサー、そろそろできるから机の上片付けてー」
・ ・ ・ ・ ・ ・
響「……プロデューサー? トイレかー?」
いぬ美「……わふ」
響「……へっ」
いぬ美「わふっわふっ」
響「……ええ!? うぇ、えっ、ほ、ホントか!?」
ハム蔵「チュイチュイ」
P「おじゃましまーす」
キィッ……
P「ここは……寝室、か」
てててててっ
ハム蔵「チュイ!」
P「なんだ、この引き出しを開けろって言いたいのか?」
ハム蔵「チュー」
P(ハムスターは狭いところが好きっていうけど、引き出しの中に入りたいってことか?
……待てよ、引き出しの中ってことは、響の私生活に関わるあれやこれやが……)
ハム蔵「チュイチュイッ!」
カリカリカリカリ
P「……」
P「しょうがないな、ハム蔵は。俺はあけたくないけどそこまで言われると開けなきゃいけなくなっちゃうだろ」
ハム蔵「チュー」
P「よし、ここだな! 任せろ!」
P「ただの小物入れか……安心したような、肩透かしを食らったような……」
ハム蔵「チューイ」
P「……うーん、思ってたよりも凄いものは入ってなさそうだな……えっと」
どたどたどたどた
響「……プロデューサー!!」
P「ああ、響。今……」
響「へっ!? わっ、わああ!!!」
どかっ!
P「へぶっ!!」
ハム蔵「チュチュイ? チューチュー」
響「は、ハム蔵!? そうだ、ハム蔵! なにやってるんだ、お前!!」
ハム蔵「チュイチュイチュー」
響「うっ、そ、それは……でも、そういうのは、その、ちゃんとするから!! 心配しなくて大丈夫だから!!」
ハム蔵「チューイ……」
響「とにかく、これからはこんなことしちゃ駄目だからな!! 約束だぞ!!」
響「……ぷ、プロデューサー……引き出しの中、見た?」
P「見たのは見たけど……何が入ってたんだ?」
響「……へ? えっと、ハム蔵……」
ハム蔵「……チュイチュイ、チュチュイ」
響「ああ、そっかー……危ない危ない……」
P「……そんなに凄いものが入ってたのか?」
響「あ、あはは……あ、そうだ! プロデューサー、ご飯出来たから食べよ!」
P「お、おう……」
P(気になるな……後でこっそり見てみるか)
響「じゃあ、自分は部屋片付けとくから、プロデューサーは向こうで待っててくれ!」
P「ああ……」
―――
P(色々横道にそれたが……)
響「えへへ、誰かとご飯食べるの、久しぶりだなー」
P(夕飯を終わらせて、調査を続けるか)
――― 夕飯後
P(さて……どうアプローチするべきか……)
響「プロデューサー、洗い物運んでー」
P「ああ」
P(出来ることなら髪やうなじ以外を調べてみたいが……ここは最初と同じくド直球に隠し玉で行くか)
P「響」
響「なんだー?」
P「太った?」
響「……えっ?」
P「太った?」
響「……な、なんで、急に……太ってなんかないぞ! 自分、ちゃんといっぱい運動してるし!!」
P「……えー……でも、なんか……腹周りがふくよかになってないか?」
響「そ、そんなはず……」
P「ないか?」
響「……ない、はず……たぶん」
響はかわいい(断定)
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