幼馴染「ウフフ」イケメン「ハハハ」男「…」(108)

男「…誰だよそいつ」

イケメン「こんにちは」

男「…こんにちは」

幼馴染「ただの友達だよ?(フゥーww嫉妬してる嫉妬してるww)」

男「ふーん…」

男「はぁ…」

男「付き合ってんのかな…あの2人…」

男「幼馴染も最近付き合い悪いし…やっぱ付き合ってんだろうな…」

男「はぁ…」

男「…よし!気分転換にカラオケでもいくか!」

プルルルルル

友『はーい』

男「もしもし?今日ヒマ?カラオケいかない?」

友『あー悪い、今日バイトあるわ…』

男「そっかー…わかったぁ」
友『すまんねー、また誘ってくれ!じゃ』

男「うぃー」

ツーツーツー

男「…俺のヘタクソングを携帯をいじらずに聞いてくれるのは友だけ…でもどうしても今行きたい気分だしなあ」

男「…ひとりで行くか」

廃れたカラオケ店前

男「やっぱりひとりはちょっと恥ずかしい…」

男「でもこの廃れた店なら、知り合い誰もいないだろ」

カランコロン

店員「いらっしゃいませー」

男「あの…ひとりなんですけど」

店員「はい、じゃあ1号室へどうぞ」

イケメン「(幼馴染みと仲良くしとけば男とも自然と仲良くなれる……)」

イケメン「(そしてあわよくば男をモノに出来る……)」


みたいな三角関係

男(1号室…ここか)

ガチャ

女「フリーザ!!フリーザ!!フリーザ!!フリーザ!!〇×△ロ~♪」デゲデゲデゲデゲッデーン

男「」

男(うわどうしよう部屋間違えたこの人見かけは普通なのに激しすぎ俺とタメはるぐらいの音痴だしこの人もひとりなのかどうしよう気まずい)

女「フリーザ!!フリーザ!!フリー…」ハッ

女「」

男「」

「………」デゲデゲデゲデゲッデーン!

女(しにたい)

男「ご…ごめんなさい部屋間違えました…(…よく見れば同じクラスの女さんじゃん…)」

女「あ…いえ…(よ、よく見れば同じクラスの男くんじゃん!)」

男「本当すいませんでした…」ガチャ

女「ま、まって…!」ガチャ

男「…?」

女「お、男くんだよね?だ、誰にも言わないで…!ひとりでカラオケ来てたコトも、ヘドバンしながら歌ってたコトも、超絶スーパー音痴だってコトも…」フルフル

男「も、もちろん言わないし、お、お、音痴だなんて、そんなことないよ!」アセアセ

女「…ほんと?」

男「うんうん!そ、それに俺もひとりだしさ!俺もすごい下手だからひとりでカラオケ行きたくなる気持ちもわかるよ!うん」アセアセ

女「やっぱ音痴なんじゃん…」

男(しもたぁー!!)

男「…ごめん」シュン

女「…ふふっ!いいよ、別に」

男「すいません…」

女「でも私だけ歌聞かれたのも悔しいから、男くんも一曲歌ってよ!それで許したげる!」

男「えぇっ?いや、でも…」

女「それで許したげる」

男「はい…」

――――――
――――
――

女「クックックッ…フフッ…ぷっ!」フルフル

男「いつまで笑ってんだよ!くそう…」

女「だって…だって…ぷっ…」クスクス

男「だから嫌だったんだよ…」

女「まあまあ…これでお互い様でしょ?」クスクス

男「はぁ…歌うまくなりたいなぁ」

女「はぁ…まあ私も人のこと笑えないんだけどね…自分の歌声を携帯で録音して聞いてみたときの絶望といったら…」

男「すごいわかる…」

女「せっかくだからこのままふたりでいっしょに歌う?」

男「…そうするか!」

ボエー♪ボエ~♪

店員(この部屋のふたりすごい下手だな…)

1ヶ月後

幼馴染「え~そんなことないよっ」イチャイチャ

イケメン「そうかなあ?」ワイワイ

男「…」

幼馴染「そうだよ~(こっち見てる見てるww嫉妬してる嫉妬してるwww)」

女「おはよう男くん!」

男「あ、おはよう」

幼馴染「!?」

女「アソコデヨシイクゾウハハンソクダヨー」ワイワイ

男「オマエダッテアノヘタクソカゲンデデスボハヤベーヨ」ガヤガヤ

幼馴染(…な、なによ…なに他の女の子と仲良くなってんのよあいつ…!)

イケメン「お、幼馴染さん?」

幼馴染「ブツブツ」

イケメン「???」

帰り道

幼馴染「男~!いっしょにかえろっ!」

男「えっ?悪い、ちょっと今日予定あるんだわ…」

幼馴染「えっ…なによ予定って…」

男「いや…友達と遊ぶんだ…つーか、最近いつもイケメンと帰ってただろ?イケメンは?」

幼馴染「いや…イケメンくんは別にそういうんじゃないし…」

幼馴染「…久しぶりに…男と帰りたかったのにな…」

男「ん…悪い、今日は…(付き合ってたんじゃなかったのか…でも、もう…)」

幼馴染「う…わ…わかった…(な…なによ…なんなのよぅ…!)」

男「じゃあな」スタスタ

幼馴染「…(こっそり後つけてみよう)」

男「お待たせ~」

女「めちゃくちゃ待ったよ!今日は男の奢りね!」

男「嘘ついてんじゃねーよっ!」イチャコライチャコラ

幼馴染(!!お、女と…カラオケ…!?)

幼馴染(なによあいつ…!私と帰るよりあんなやつとのカラオケを選ぶの!?)

幼馴染(男をたぶらかして…!あの女…!)

幼馴染(ちっちゃいときお嫁さんにしてくれるって言ってたじゃん…!ずっといっしょって言ってたじゃん…!)

幼馴染(あの女が悪いんだ…!あの女が…!)

次の日

幼馴染「…女さん、今日放課後いい?ちょっと話があるんだけど」

女「えっ?…あ、べ、別にいいけど…」

幼馴染「じゃあ放課後…体育館裏で待ってるから」

女「う…うん…」

女(なんだろう…)

イケメン「あ、幼馴染さん、今日いっしょに帰らない?」

幼馴染「…」

イケメン「…」

イケメン(え…無視…)

イケメン「お、幼馴染さん!今日いっしょに帰らない?」

幼馴染「うるさい黙れ」

イケメン「なにそれ酷い」

幼馴染「…!」ピーン

幼馴染「…イケメンくん、私の事好き?」

イケメン「えっ!?も、もちろんさ!(キターーーー!!)」

幼馴染「私のためだったらなんでも出来る?」

イケメン「ああ…君のためなら死ねる(キリッ」

幼馴染「じゃあ、ちょっと手伝ってほしいんだけど」ニヤリ

放課後

女「お、お待たせ…幼馴染さん」

幼馴染「ありがとう、ごめんねわざわざ呼びだしちゃって」

女「そ、それでお話というのは…」

幼馴染「うん…あのね、もう男に関わらないで欲しいの」

女「えっ?」

女「な、なんで…」

幼馴染「私と男はね、ちっちゃい時から将来を誓った仲なの。私と男は堅い絆で結ばれてるの」

幼馴染「だからもう男に関わらないで」

女「そ…そんな…っていうか幼馴染さんはイケメンくんとつき合ってるんじゃ…」

幼馴染「ちょっと男を嫉妬させてからかおうと思っただけよ」

女「そ、そんな…酷い!イケメンくんの気持ちはどうなるの!?」

幼馴染「いいからもう男に関わらないで」

女「…いや」

幼馴染「は?」

女「いや」

幼馴染「あ?」

女「いや!」

女「私だって好きだもん!」

幼馴染「…大人しく引き下がればこっちも手荒なまねはしなかったのに…イケメンくん、出てきて」

イケメン「やぁ」

女「な、なに…?」ジリ

幼馴染「やっちゃって」

イケメン「ごめんね、女ちゃん」ジリ

女「いや…」ジリ

イケメン「そしてごめんね、幼馴染さん」クルッ

幼馴染「は?」

イケメン「ごめんね、幼馴染さん。協力は出来そうにないや」

イケメン「女さんは…さっき話したこともない僕の心を気遣ってくれた」

イケメン「こんないい子にそんな酷いことはできそうにないや」

女「イケメンくん…」

幼馴染「~!使えない!クズ!死ね!もういい!私が直接―」

男「…幼馴染…」

幼馴染「!」

幼馴染「フォカヌポオw」
イケメン「ドゥクシw」
俺「・・・」

幼馴染「お、男…!」

幼馴染「ねぇ…!こんな女より私を選ぶよね…?ちっちゃいときに約束したもんね…?」

男「…」

幼馴染「ねぇ…答えてよ…!お嫁さんにしてくれるって言ったじゃない…!ずっといっしょって言ったじゃない!」

男「悪い…幼馴染…俺はお前が好きだった…まだお前が好きだったんだ…」

男「でも…さっきのやりとり…ずっと聞いてたんだ…」

男「おかげで…俺…お前が嫌いになれそうだよ…」

幼馴染「!!」

幼馴染「いや…!いやぁ…!そんなこと言わないで…!私が悪かったから…!ごめんなさい…!許して…お願い…」

男「…」

男「女さん」

女「は、はい!」

男「ごめんね、ふたりの話を盗み聞きなんてして」

女「…ううん、いいよ…。変な形の告白になっちゃったね…」エヘヘ

男「女さん…俺は…」

男「幼馴染は…実はああ見えて…すごい心がもろいんだ」

男「もろいから…時々自分でもわけわからないことを時々しちゃうんだ」

女「うん…わかってる…」ポロッ

男「だから…誰かが支えになってやらなきゃならない」

女「わかってるよ…男くんは優しいから…」ポロッポロッ

男「そして…俺が支えになってやらなきゃ…幼馴染は…きっと壊れちゃうんだ…」

女「…!」グスッヒグッ

男「だから…俺は女さんとは…付き合えない」

女「わがっでる…わがっでるよ…そういうど…おもっでだよ…」グスッヒグッ
男「ごめん…女さん…大好きだったよ…」ポロッ

幼馴染「ごめんなさい…ごめんなさいぃぃ…!」ウワァァァン

イケメン「というわけで僕とお茶でもどう?女さん」

女「黙れ死ね」

イケメン「なにそれ酷い」

終わり

お前らが普通のエンドじゃテンプレすぎとかいうからぁ…ポロッポロッ

書かないの?

いちおほし。

しかたない……

幼「で、あんた……さっき言った事」

男「あ、いや!なんというか断る理由に使ってごめん」

幼「はあああああ!?」

男「ちょっと!痛っ痛い!叩かないで!」

幼「私の気持ちも知らないでそういうこと言わないで……よ」

男「……本当に、ごめん」

幼「謝ってばっかり……最低」

男「まだはっきりとしないし、曖昧な気持ちで傷付けたくないんだよ……」

幼「……それって少しは気があるってこと?」

男「ああ……まぁ……ないって言ったら嘘になる、かな?」

幼「ばぁぁぁぁぁぁっか!」

男(どっちが馬鹿なんだか……)

――あんなに嬉しそうに笑いやがって

男「それじゃね」

幼「ん、御飯どうするの?叔母さんどこか行ってるんでしょ?」

男「法事で田舎にね」

幼「法事なのにあんた行かなくて良かったの?」

男「母さんの知り合いらしいから、俺に直接関係しない人なんだよ」

幼「ふぅん、そっか……私にも関係ないけど」

男「そうだな、じゃ……」

幼「あ、ちょ!晩御飯作るから食え!」

男「え、あ…は、はい」

男(……それにしても)

男(なんでこいつの家も無人なんだよ……)

幼「……」

男「……」

男(……重い)

男(空気が重いッ!)

幼「ねー」

男「はひぃっ!?」

幼「何か喋れよ」

男「喋る事あんまないじゃん!」

幼「だって空気重いよ、誰のせいだと思ってるの」

男(自覚ないんですかー!)

幼「あんた、あの女と何してたの?」

男(……浮気発覚した旦那ってこんな気分なのかな)

幼「まぁ……、私も人の事言えないか」

男「そういえばイケメン君とどんな事してたの?」

幼「いや、特に何も」

男「結構親密そうだったから、それなりの関係かと思ってたよ」

幼「んー、そういえばあんたの事ばっかり話してた気がする」

男「何で俺?」

幼「よくわかんない、けど気付いたら話題があんたの事だったりしたし」

男「それはそれで気になるなー……」

幼「で、あんたは?」

男「俺も特に何もなかったよ」

幼「本当?じゃ、まだ童貞ってことね」

男「」

男「……童貞じゃなかったらどうすんの?」

ゴトッ

幼「……」ガタガタガタガタ

男「わかりやすい動揺をありがとう」

男「本当に何もなかったよ」

幼「そ、そうよね!あんたみたいな奥手がいきなり……そ、そんな事できるわけが」

男「んーカラオケで二人っきりになった時はちょっと危なかったかなー」

幼「はい!ごはんできた!ごはんできたからっ!おわり!」

男「聞かれたから答えてたのに」

幼「いーの!ばぁか!」

男「ひとつきくけどさ」

幼「んぅ?」

男「小さい時の事、まだ覚えてたんだね」

幼「忘れないよ、何があっても」

男「……」

幼「今も、昔も……私の隣に居るのはあんただけ」

男「やっぱり、まだ引きずって……」

幼「ん、辛気臭いからやめよ、帰ったら洗濯しなさいよ?叔母さんいないんだから」

男「言われなくてもするよ」

幼「あんた一人だと何もできないから信用できないなー」

男「それくらいできるよ、それじゃ帰るね」

幼「うん、それじゃね」

はい、乙でした

え?エロないけど続けていいの?

誰かはよ

イケメン「はぁ・・はぁ・・」
幼馴染「ンギモヂイイイイ」パンパンパンパン
で解決

せっかく続き書いてくれてたのに
乙らせた奴等は死ねよ

>>105
落ち着いて面白い人の降臨待ちましょ

女「んほおおおおおお!」ズンズン

男「ウッ・・・・駄目だイクッ」ビュルルルルル

幼「ちょっと男何してるのよ!」

女「んほおおおおお」ビクンビクン

男「お、幼!?何でここに!」

女「んほおおおおおお」ビクンビクン

幼「心配になったからついてきちゃって・・・・」

女「んほおおおおお」

男「幼・・・そんなに心配してくれてたのか・・・」

女「んほーー・・・」

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