ロボカイ「ワシのお嫁サンにナッテクダサイ!!」美凰「・・・」 (165)

※このSSはクロスオーバーSSです。そういった感じがお嫌な方々は気をつけて閲覧願います。

・クロスさせる作品は「ギルティギア」及び「アルカナハート」シリーズです。
・このSSはどちらか一方、あるいは両方の作品を貶める意図等は全くございません。
・どちらの作品のキャラもそれらしく書いたつもりなので、楽しんで行って下されば幸いです。
・キャラクターへの中傷等はお止め下さるよう願います。

・タイトル通りメインはギルティギアシリーズのキャラクター「ロボカイ」です。

ギルティギアWiki:
http://wiki.livedoor.jp/ggxx_matome/d/Xrd%20TOP

・アルカナハートのキャラクターも出ております。

ニコニコMUGEN、アルカナハートWiki:
http://www30.atwiki.jp/niconicomugen/pages/17.html

・また、自分は別のスレ内でもギルティ+アルカナSSを書いておりますのでそちらも宜しければ・・・
・というか本編の描写に煮詰まり、息抜きもかねて書き切ってしまい、そのままにするのも勿体無くて・・・
・一応一部ですが完結しております。本編の方が終わり次第2部かどうか・・・
・本編を見て無くても楽しめ・・・るように作ってあります、一応。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1388776554

―――これは、私達が現在を生きる物語から、少しだけ未来のお話。

ある所に、自らを「ロボカイ」と称するロボット達がおりました。

「終戦管理局」という、何をやっているのか当の本人達ですら解らないヘンテコな組織によって作られた彼らの任務は―――

―――来る日も、来る日も。


『―――ウザってえ!!』タイランレイブ!!

「―――ガガガガガガガガg!!」ボガーン

「「じ、168749号ー!!」」


『―――ライド・ザ・ライトニング!!』ビシャーン!!

「―――ガピイーーーっ!!」ボガーン

「「き、923789号ー!!」」


『―――Have a niceday!』ジャラジャラリ!!

「―――ウギエーーーーっ!!」

「「は、84731号ー!!」」





―――来る日も、来る日も。


『―――フォワッチャー!』バキャアッ!!

「―――回線切レターーー!!」

「「な、70536号ー!!」」


『―――奥の手、発動!』バシィン!!

「―――ピガーーーッ!!」

「「ろ、68076号ー!!!」」


『―――念仏を唱えな・・・!』ガリョウテンセイ!

「―――ギギ、デモスコシ満足・・・!!」

「「ご、ry」」



―――来る日も、来る日も。


『―――ディナータイムだッ!!』アモルファス!!

『―――断て!!』ピシュンピシュン!!

『―――五所川原さ~ん!!』ザッパーン!!

『―――パーフェクト、だな』ズッパーン!!

『―――華麗に踊れ!!』バッキャーン!!

『―――シュリケ~ン!!』ズシャッ!!

『―――ひゃははははは・・・!』ズンバラリ!!

『―――マッセ・・・!!』パッカーン!!

『―――ダメ、逃げて、ください・・・!!』ゼンガメンハムリダ!!

『―――もれなく宇宙へご招待です♪』ウチュウキター!!

『―――激烈!!』モウレツー!!

『―――裂けちまえ・・・!』タイキュウネンキュー!!

『―――おだぶつっ!』シンリガミエル・・・!!

『―――何かが来る!! ・・・はみだす~!!』ワシモハミダスー!!





―――来る日も来る日も来る日も来る日も・・・ry




ロボカイ「―――モウコンナ任務ナンテヤッテラレッカーーーーーッッ!!」ガッシャーン!!






ロボカイ「・・・生レ落チテカラ早数年トスコシ・・・来ル日モ翌来ル日モ、アノ駄目博士ノ下ニ戦闘でーたヲ送リ届ケル日々・・・」

ロボカイ「何故ごーじゃすデえれがんとナワシガコンナでんじゃらすナ任務バカリ押シ付ケラレルノカ・・・」

ロボカイ「オカゲデ当初数万体近ク居タろぼかいしりーずモ、ワシ一人残シテ壊滅ノ有様ヨ・・・」ハア・・・

ロボカイ「ッツーカ、元々ワシハ嫁ヲ探ス為ノツイデニ任務ヤットッタンジャ!!"作っておいてやる"等ト言ッタ癖ニ、何時マデモハグラカシヤガッテアンノ駄目博士ハッ!!」

ロボカイ「今日トイウ今日ハ絶対ニ許サネエッ!!オ仕置キシテヤッカラ、首ヲ洗ッテ待ッテオケヤ!!」


ドドドドド・・・!!





―――・・・「終戦管理局・某支部」


┣¨┣¨┣¨┣¨・・・

ロボカイ「―――ヤイ!コノ駄目博士ェッ!!」

クロウ「・・・あー、君かぁ。おかえりぃ、今日のデータの方どうなってる?」

ロボカイ「ソレナラバモウ計測ハ終了シテッカラ一寸待ットケ・・・」

クロウ「本当かい!?いやぁ、助かるよー。んじゃ、データはそこに置いといてよ。君には次の任務が・・・」

ロボカイ「―――ッテ違ゲエヨ!バカ!!」

クロウ「・・・何だよ、うるっさいなぁ・・・僕ぁ徹夜明けで眠いんだから耳元であんま騒ぐなよ・・・」

ロボカイ「オ前、イツダッタカコノワシニ"相応しいお嫁さん"ヲ創ルッテ約束シタヨナ、アア!?」

クロウ「(・・・んな約束したっけ?)」

ロボカイ「ソレナノニ、オ前トイウ奴ハ、約束ハ守ラネエハ、ロボヲ危険ナ任務ニ借リ出スハ・・・!!」

クロウ「(危険を怖がるロボットってそもそも何だよ?)」





ロボカイ「―――聞イテンノカ、コラァッ!!!」バシイッ!!

クロウ「ちっ・・・あー、聞いてる聞いてるよー(棒)」

ロボカイ「オ前今舌打シヤガッタダロ!?シカモ何ダソノ露骨ナ棒読ミハ!!オ前ガソンナ駄目野郎ダカラ、"ロボカイ"しりーずガ全滅シチマウンダッ!!」

クロウ「ん・・・?全滅したって・・・?んじゃ、君で最後なの?シリーズ」

ロボカイ「ソウダ!オ前ガサッサト後続ヲ創ラネエカラコッチハ・・・ン?ソウイエバ、ラインノ方ハ動イテナイノカ?最初ノ頃ハウザッタイ程機体ヲ送リ込ンデキタ癖ニ」

クロウ「・・・そうか、へー・・・ハキスルテマガハブケタナ・・・(ぼそっ)」

ロボカイ「・・・今、ナンツッタ?駄目博士?」

クロウ「別に、何にも。・・・いやー、確かに君の言うとおり約束を違えるってのは良くない事だよねー」

ロボカイ「・・・??ソウダ、ダカラサッサト・・・」

クロウ「―――うん、いいよ。創ってやるとも、お嫁さん」





ロボカイ「マ、マジカ・・・!!アア、苦節数年・・・・・・遂ニアノ駄目博士ノ心ヲ更正サセル事ニ成功シタゼ・・・流石ハワシ、えくせれんと」

クロウ「(イラッ)・・・その前に、君にもう一度だけ任務を遂行して欲しいんだけど・・・」

ロボカイ「ショーガネーナー。嫁サンノ為ナラバ、ヤルコトニ吝カデハナイ」

クロウ「(どうしてこんなに上から目線で話せるんだ・・・)」

ロボカイ「デ?ドンナ任務ダ?今ノワシニコナセナイ任務ナゾ無イゾ。矢デモ鉄砲デモぎあデモ持ッテコイヤアッ!!」

クロウ「―――その言葉、二言は無いね?」

ロボカイ「―――へ?」

クロウ「んっ、んん・・・ゴホン!・・・では、僭越ながら・・・」




―――パチイィィィィン・・・!!







クロウ「―――ジャアアアアアアアアアアスティイイイイイイイイイイイイス!!!」




ジャスティス「―――――――――ブォン」

ロボカイ「」





ロボカイ「ナッ・・・ナンダコイツハーーーーッ!?」ガビーン

クロウ「よく出来てるだろう?僕が作ったジャスティスのコピーさ。・・・まぁ、実力はオリジナルには及ばないけど、結構いい線行ってるとは思うよ」

クロウ「で、君にはこれからこいつと一勝負して貰い、勝てたら創ってあげるよ・・・嫁さんでもなんでも」

ロボカイ「フッ・・・ザケンジャアネエコノ駄目野郎!明ラカニワシノスペックヲ大キク超エテルワ!!」

クロウ「あ、そう。それじゃあ嫁さんの話はナシね。ナシナシ」

ロボカイ「グッ・・・シ、シカシ運良くク勝ッタトシテモ、ボディガ大破シチマッタラ嫁サンモナニモ・・・!!」

クロウ「―――別にいいんだよ。勝てなくってもさ・・・?」





ロボカイ「・・・ハ?」

クロウ「僕としては君の方に肩入れ出来ないっていうかぁ・・・寧ろジャスティスコピーの方を応援したいって言うか、ねぇ?」

ロボカイ「・・・何ヲ、言ッテ、ヤガルンダ駄目博士・・・駄目菌ガ、トウトウ脳味噌ニマデ到達シチマッタカ・・・?」

クロウ「・・・じゃあ、自称エレガントな人工知能をお持ちのロボカイ君にも解る様に説明しようか?」

クロウ「―――キミ、クビ」ビシィッ!

ロボカイ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ロボカイ「―――エッ?」


言い忘れてましたぁっ!!このSS、ギルティギアAC+でのロボカイストーリーのネタバレめいたことやってるんで視聴の際はその事を留意しつつ・・・って、遅いかなぁ・・・

応援するから、最後まで頑張ってね~




クロウ「正直な話ね、君の行動にはロボットの分際にも関わらず無駄が多い、制御外の行為を平気でする、おまけに忠誠心も皆無」

クロウ「研究者としての観点から見ると非常に興味深いんだけどさ・・・残念だけど僕ら、利益を追求する"組織"なワケよ」

クロウ「上の方からせっつかれて困ってたんだよねえ・・・ロボカイシリーズに代わる新しいバージョンに更新しろって」

クロウ「でも君等にそんな事言えば確実に反乱興すでしょ?・・・だから今回のコレはある種"いい機会"っつーことで」





ロボカイ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

クロウ「僕だって心苦しいんだよ?仮にも君達の生みの親であるワケだからさ?・・・だからこうやって最後のチャンスを設けたのさ。可能性、限りなく低いけど」

ロボカイ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハ」

クロウ「いやぁ悲しいねぇ、悲しさの余り涙がちょちょ切れちゃうよ・・・でもしょうがないよねぇ。僕下っ端だし、"悲しきは宮仕え"って事で」

クロウ「それじゃまぁ、精々頑張ってくれよ。―――"最後の"ロボカイ君?」ポチットナ

ジャスティス「―――モード変換、開始。殲滅モードへ、移行します」

ロボカイ「―――謀リヤガッタナ、コノ駄目野郎ガアアアアアアアアッ!!」

―――HEVEN OR HELL FNAL・・・

―――LET'S ROCK!!!!

―――・・・




―――・・・

ロボカイ「・・・・・・ギギギ・・・・・・」ボロッ

ジャスティス「――――――状況、終了」

クロウ「―――やあ、やるもんだねえ!君にしては、上出来だと思うよ・・・ほんのちょっと、だけどさ」

クロウ「(戯れに組み込んだ"あのシステム"でも使ってくるかと思ったけど、流石に使いこなせず、か)」マアイイケド





クロウ「・・・で?最後に何か言い残しておく事、ある?僕ぁこれでも優しいからねぇ。・・・出来の悪い子供でもジクジク甚振るのは趣味じゃない」

ロボカイ「・・・・・・ク」

クロウ「・・・ク?」

ロボカイ「クタバレ、コノ駄目眼鏡ガ・・・!!」ファックユー!

クロウ「(ぶちっ)―――やれ」

ジャスティス「―――出力、最大・・・」ギュイィィィ!!

ロボカイ「(・・・チクショウ・・・セメテ、セメテ処分ニナルマエニ・・・カワイ娘チャントでーとヲシタ、カッ、タ・・・)」

―――キイィィィィィィィィィ・・・ン・・・!





ロボカイ「・・・・・・?」

クロウ「―――、?何だ・・・」

ジャスティス「―――正体不明のエネルギー反応、増大・・・」

―――バシイイィィィィィィィ・・・ン・・・!

クロウ「―――うおっ!?―――」

ロボカイ「(ナンダ・・・!?ボディガ、吸イ込マ・・・レ・・・テ・・・)」

クロウ「―――・・・き、消えた・・・???」

ジャスティス「―――反応、消失・・・」


―――・・・・・・





―――雨にも負けず、風にも負けず、任務にも負けず。
挙句の果てに生みの親からギアをけし掛けられても―――


ロボカイ「―――どっこい、ワシは生きているううううぅぅぅっ!!―――で、ここは、何処だ・・・?」

ロボカイ「何やら何処ぞの森の中っぽいが・・・ええい、面倒くせえ、サテライトレーダー・・・!駄目だ、反応しやがらねえ!」

ロボカイ「各部チェック開始・・・足関節、腕関節、共に不調!センサー類全て駄目!ロボカイ七大兵器、全て使用不能!!」

ロボカイ「更に駄目押しでもうじきエネルギーが尽きる・・・ってズタロボならぬズタボロじゃねーかー!!」

ロボカイ「おまけに声帯機能も何かおかしいぞ・・・座談カ・・・駄目だ、展開するエネルギーが無え・・・」

ロボカイ「と、兎に角エネルギーを補充せねば・・・何とか生き延びたというに、ここままではやべえ・・・」ヨロヨロ・・・

ロボカイ「か、辛うじてエネルギーチェッカーだけは動くか・・・ぎぎぎ・・・何でもいい。チャージを・・・」


ここからロボカイの音声は(書き文字のみ)通常に戻ります。
・・・すいません、カナ書きして漢字を入れるの超面倒くせえんす!(涙)
脳内でロボカイのCVを流したって下さい・・・転移してから言語に異常が出るってロボだもんしょうがないよね。




―――神奈川県、某公園敷地内。


「―――くぉの、大阪かぶれの馬鹿金髪め!今日という今日は決着をつけてやるぞ、キャサリン京橋!」

「―――それは、こっちの台詞やで!アホの大道寺きら!ウチのチューンナップしたテリー淀川Ver2でいてこましたるさかい、覚悟しいや!」

きら「はん!粉物に冒された脳味噌では、自分がどんなに愚かな事をしようとしているか解らんらしいな!―――見よ!このキラ様スライムの更に鍛え抜かれた肉体美を!!」

スライム「―――む~ん」ムキーン

キャサリン「フッ。そんなぷよぷよした可愛らしいのが淀川とパワー比べやなんて、笑わせよんなぁ。・・・見てみいこの腕、カッチカチやぞ!!」

淀川「―――ウイィィィン」カチーン

きら「―――やるか?」ジロリン

キャサリン「―――やらいでか?」キラリン

―――STAND BY ANGEL・・・





???「―――ちょいと、そこなお嬢さん方・・・」

キャサリン「っとと・・・何や!?」

きら「・・・貴様!横からノコノコと、私達の決着の邪魔をする気か!!」

???「・・・中々良いロボットに乗っておりますね・・・?さぞかし良いエネルギーを使ってるんでしょう?」

キャサリン「あ、ありがとな・・・確かにウチのテリー淀川のエネルギーはそんじょそこらのポンコツとはモノがちゃうけどな」フフーン

きら「キャシー、貴様ドサクサに紛れて・・・!と、いうか一体何なんだ貴様は!」

???「―――じゃあ・・・」

ロボカイ「そのエネルギー、ワシに寄越せやああああああああああっ!!!」バサアッ!!





きら「」

キャサリン「」

二人「「ば・・・」」

「「化け物おおおおおおおおおおおおっ!!??」」

ロボカイ「おらあああっ!悪いロボはいねがーー!!!」ガシャコン!ガシャコン!!

きら「馬鹿者、キャシーこっちへ・・・来るなああああっ!」

キャサリン「嫌やー!!ウチを一人にせんといてやきらあああっ!!」

ロボカイ「げっへっへ・・・よいではないか、よいではないかー!!」ダラーン!

きら「ふぎゃああああああっ!?」
キャサリン「ひぎゃあああっ!?」





ロボカイ「げっへ・・・へえっ!?」

―――ギリギリ・・・ベギイッ!!

ロボカイ「ぐぎゃああああああっ!!??」ビダーン!!

きら「」
キャサリン「」

ロボカイ『―――き、切れた・・・ワシの中で・・・大切な何かが・・・』プシュー


この時代にはフレデリック博士はいるのかな?




ロボカイ「・・・別れの挨拶とかけて、中国と解く・・・」

キャサリン「・・・そのココロは?」

ロボカイ「―――チャイナ(中国)ら~!!!」ガシャァン!

キャサリン「・・・・・・・・・・・・ウチとした事が、ツッコミ損ねるなんて」

きら「・・・・・・言っとる場合か馬鹿者・・・・・・・」

キャサリン「・・・・・・どないするん、コレ?」

ロボカイ「―――、―――、―――、」ビクンビクン

きら「・・・私に聞くなよ・・・」


―――・・・





ロボカイ『何だか身体が宙に浮いてる感覚・・・あぁ、これが"死ぬ"といふ事か・・・』

ロボカイ『ロボの身でこの境地まで至れた事を喜ぶべきか、悲しむべきか・・・』

―――いやぁ、僕としても心苦しいんだけどねぇ。上の人間からせっつかれてるのよ―――

ロボカイ『・・・・・・』

―――悲しいねぇ、悲しさの余り涙がちょちょ切れちゃうよ・・・でもしょうがないよねぇ―――

ロボカイ『ギリギリ・・・』

―――やあ、やるもんだねえ!・・・君にしては・・・君にしては・・・キ・ミ・ニ・シ・テ・ハ―――

ロボカイ『ふ―――』





―――・・・

ロボカイ「―――ふざけるんじゃあねえっ!この駄目博士があっ!!死んでも死に切れるかあっ!!」

きら「――――――うおわあっ!?」

キャサリン「―――ひゃああっ!?」

ロボカイ「・・・ハッ。夢か・・・なんつー嫌な夢・・・ん、何処だ・・・ここは・・・?って、ダレだ貴様等ーっ!!」

きら「そ、それこっちの台詞だこの馬鹿チン!!」

キャサリン「・・・なぁ、何で動力から外されてるのに普通に動けるん・・・?」

ロボカイ「・・・?動力??・・・あれ、そういやぁ、腕が動かんぞ・・・脚も」コワレカケトハイエ

ロボカイ「―――はっ!?」





ロボカイ(ボディ)「ばら~ん・・・」

ロボカイ(ヘッド)「」

ロボカイ「ギャアアアアアアア!!スプラッタアアアアアアアッ!?ってワシ首だけじゃーねーか!これがホントの"手も足も出ねー"ってか!!」

キャサリン「なんや、偉い元気なロボットやね・・・」

ロボカイ「おい、このクソガキ共!!ここは一体何処でお前等は誰?更に言うのならばワシのイタイケボディをどーしよーっちゅーんじゃ!―――へぶうっ!」

きら「・・・誰がクソガキだ、誰が!!貴様、折角このきら様が海よりも広い心で回収してやったと言うに・・・!口の聞き方に気をつけんか、馬鹿者!!」

キャサリン「ちょ、ちょっ、きら。めりこんどる。めりこんどるってば工具が、ホンマにコイツ壊れてまうって」

ロボカイ「ぎぎぎ、クソガキの分際でいいスナップ持ってんじゃねえか・・・世界狙えるぜ・・・」

きら「未だ言うか―――!!」グッ

キャサリン「きら、ええ加減にせんと何時までも話が進まへんて・・・」

きら「フン!まあ、よかろう・・・おい、貴様。私が誰か知りたいのならその耳かっぽじってよ~く聞け!!」





きら「―――創った発明数知れず、夢はでっかく世界征服!!工学界にその人有りと謳われた、天才美少女"大道寺きら"様とは私の事だあっ!!」ドヤァ・・・

キャサリン「―――同じく、世界征服の項目以外以下同文・・・"世界一の頭脳"キャサリン京橋たあ、ウチの事やで!」キラーン





ロボカイ「・・・・・・・・・」

きら「ふっ、見ろキャシー。貴様の物言いには聊か引っかかる部分があったが・・・どうやら驚きの余り口も聞けぬようだぞ!」カラカラ

ロボカイ「ぜ―――」

きら&キャサリン「「ぜ?」」

ロボカイ「―――全っっ然、全っったく聞いた事ねーーーーーーよ!!」

きら「」
キャサリン「」





ロボカイ「ってゆーか、お前ら幾つだよ!?年齢不相応の公序良俗に反する格好しやがって!狙ってるの!?何か狙ってるの!?その真っ平らな貧弱ボディにオーガニック的な何かでも取り込むつも―――へぶしっ!」

きら「キャシー・・・どけ。今すぐそいつを原子分解してくれる・・・!」ギギギ・・・

キャサリン「アカンて、きら・・・気持ちはよ~解るけど、押さえなアカンて・・・」グググ・・・

ロボカイ「な、何という恐ろしいガキ共だ・・・このエレガントな人工知能にバグが生じたらどうしてくれる・・・!」

きら「安心しろ、貴様は最初からバグだらけだこの―――」

キャサリン「―――それや」

ロボカイ「・・・・・・あん?」





キャサリン「あんなあ、ロボット君。ウチらさっき名乗った通り、科学者やねん。で、一応君のボディを治したろう思ってさっきからパーツを分解してるんやけど・・・」

ロボカイ「え?治してくれんの?マジかよラッキー!だったら早くしやがれこの自称天才科学者共!!」

きら「(こいつ・・・何故こんな状況下で上から目線の会話が出来るのだ・・・)」イラッ

キャサリン「(どうどう・・・)で、その修理、の事なんやけど・・・これ、何や?」

―――ことっ。





カブトムシ「・・・・・・・」ワシワシ

ロボカイ「ああ!それはワシのキーパーツの一つ、"ヘラクレスエンジン"に無くてはならん大事な・・・カブトムシのヘラクスちゃん!!」

キャサリン「・・・へー。これ、エンジンのパーツだったんかー」

ロボカイ「そうだ。カブトムシの溢れんばかりの昆虫パワーを機体内部で内燃させて、爆発的エネルギーを得ておるのだ」エッヘン

キャサリン「・・・それじゃ、これは?」

―――かたん。





ロボカイ「・・・?見たままじゃねえか!関節パーツ用の"のび~るゴム"と、各部合体パーツを固定する為の螺子巻き無限機関"ゼンマイ君"だ!」

キャサリン「・・・へー。キミ、合体するんやねー」

きら「(露骨にゴムとかの部分を無視したな・・・)」

ロボカイ「応よ!分離合体はお手の物だぜー?どうだ凄いだろ!褒め称えてもいいんだぞこのワシを!」

キャサリン「・・・で、最後にこれは?」

―――ぽとん。





ロボカイ「・・・あー。それはワシの食い掛けのバーガーとジュースだ。ロボたるもの常に空腹には注意しなきゃあならんのだ。ちなみにやらんぞ?」

きら「(ロボットが・・・食い掛け、だと・・・)」

キャサリン「・・・・・・」

ロボカイ「他にも色々あるぞ?女子の洋服を透過させるX線アイに、チビロボカイ共を作成するミニミニファクトリー、腰を掛けるのに重宝する超合金製長イス・・・エトセトラ、エトセトラ・・・」

ロボカイ「・・・エトセトラ。まあ、こんなとこだな。ちなみに頭頂部からはプロペラも出せるぞ?解ったか?解ったのならさっさと修理を再開・・・」

きら「お、おい?キャシー?」

キャサリン「―――、」ポロポロ


※関節部分とゼンマイはドラマCDやインタビューで自分が考えた造語ですが、「ヘラクレスエンジン」と「食物エネルギー変換機能は」大 マ ジです。(ってか結構有名よね・・・)




ロボカイ「な、なんだ?何故泣くのだこのベリーナイスなスペックを聞いて?」

キャサリン「きら・・・ウチの、ウチの・・・今まで学んできた事って一体・・・う、うう・・・」

きら「馬鹿者泣くな・・・と言いたいが、私も同じ気分だ・・・何故こんなポンコツに敗北感など感じねばならんのだ・・・」サメザメ

ロボカイ「・・・女子二人がワシを挟んで泣いている・・・この状況、もしや・・・!!」

ロボカイ「―――ワシに惚れたな!」キラーン

きら&キャサリン「「―――んなワケあるかぁ!このド阿呆!!」」ベギイッ!!





―――ガチャリ!!

「―――はぁい!面白い物拾ったって連絡があったから来たわよぉ♪き・・・ら・・・?」

きら「認めん・・・認めんぞこんなもの・・・このきら様が・・・」イジイジ

キャサリン「・・・もう一度勉強のし直しせなアカンかなあ・・・淀川・・・」イジイジ

ロボカイ「大きな星が・・・点いたり消えたりしてる・・・彗星か・・・いや、違う、違うな・・・彗星はもっとこう・・・」

「―――博士、何があったのですか?」

「・・・それは私も聞きたいわね、この有様は一体・・・あら?」





ロボカイ「暑苦しい・・・熱暴走の危険・・・早く開けて下さいよぉ・・・―――ん?」

―――その日までワシは、運命の神なんぞ信じてなかった。(っていうかロボだし)
―――しかし。

「何かしらこれ・・・首!?いえ、ロボット・・・?それも人型の!?」

ロボカイ「んが・・・?」

―――再起動したワシの目に飛び込んできたのは。

「―――ちょっと、美凰!!こっちに来てみて!!」

美凰「―――解りました、博士」


―――正しく運命の女神様。





ロボカイ「――――――」パッチリ

美凰「――――――」メガアウ

「横にあるのはボディパーツかしら・・・凄い、なんて造形美なの!!材質は?どんなエネルギーを使ってるのかしら!!いえそもそも、誰がここまでの代物を・・・美凰?」

ロボカイ「・・・・・・」

美凰「・・・・・・」

流れるような黒髪、翡翠の様な瞳、そして何よりもはちきれんばかりの戦闘力・・・全てにおいて合格。

ロボカイ「―――遺伝子レベルで好きでした。ワシのお嫁さんになって下さい!!」ペコリ

美凰「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ」





「えええええええええええーーーーーっ!?」

美凰「・・・・・・明芳、博士・・・・・・・」

ロボカイ「へ?博士?」

明芳「ちょっと、貴方今家の美凰に何ですって?告白!?ロボットが愛情を表現ですって!?・・・キャー!凄いわ!これは革命よ!!」

美凰「あの、博士・・・」

明芳「―――ロボット君、キミ、お名前は?」

ロボカイ「わ、ワシは・・・ロボカイシリーズの一体で・・・」

明芳「シリーズぅ!?こんな・・・こんなロボットが既に量産されているだなんて・・・ああ・・・」フラッ

ロボカイ「・・・・・・・・・・・・お宅の博士、大丈夫カイ?」

美凰「・・・・・・・・・・・・・・・・少し、研究熱心なキライがあります」

ロボカイ「(何処の博士も似たようなモンなんだな・・・)」





きら「・・・何だぁ~・・・来てたのかぁ、美凰、明芳・・・」

明芳「―――ちょっと、きら!!何処でこのロボット拾って来たの!?まさか貴方が創ったの!?」

きら「知るものか・・・公園でキャシーと勝負してたらいきなりコイツが・・・ぐうぅ・・・」

明芳「じゃあ―――」

キャサリン「ウチでもないで・・・すんまへん・・・小型化すらロクに出来ん半人前は下がってますぅ・・・くうぅ・・・」

明芳「―――ロボット、いえ、ロボカイ君!」ガシイィッ!

ロボカイ「な、何だ!?」ビクゥッ!





明芳「貴方って何処で製造されたの?何の目的で?どうやって?誰が作ったの?国連?聖霊庁?・・・それともドレク―――」ブンブンブン!!

ロボカイ「ギャアアア!止めろ馬鹿!!精密機械を揺するんじゃあない!解った話す!話してやっからその手を止めろ!!」

美凰「博士、彼(?)が壊れてしまいます」

明芳「うんわかった止める」ピタァッ

ロボカイ「(コイツからそこはかとなくあの駄目博士と同じオーラが漂ってきやがる・・・)」フラフラ

ロボカイ「そ、その前に手前らに聞いておきたい事がある」

明芳「?―――何かしら?」

ロボカイ「―――そもそも、いってえここは、どこなんだ・・・?」

―――・・・





きら「―――ここは私の秘密研究所で、場所は神奈川県の某所だ」スコシタチナオッタ

ロボカイ「"カナガワ"?・・・聞いた事のねえ土地だな?どっかの州名か?―――"王都"・・・いやそれとも"ツェップ"のか?」

キャサリン「"おうと"?"つぇっぷ"?自分、何の話をしとるん?」

ロボカイ「それはコッチの台詞だ。ワシのデータにすら無い田舎の名なんぞ出しよってからに・・・"アメリカ"か?"イギリス"か?それとも"中国"のか?」

きら「さっきから何の話をしとるんだ・・・まるで話が通じんぞ」

キャサリン「アメリカはウチの故郷やし、中国は明芳の故郷やけど・・・っちゅ~か、そこまで挙げて何で"日本"が出てきぃひんのん?」





ロボカイ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?今お前なんつった?」

キャサリン「せやから"日本"やニ・ホ・ン。・・・神奈川は日本の県名で、横浜中華街とかが名所やな」

ロボカイ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

キャサリン「・・・固まってもうたで?」

きら「何だ?日本すら覚え切れぬ低スペックCPUがフリーズしたか?」

明芳「(いえ、というより、何か・・・噛み合ってるようで、いない、ような・・・)」





ロボカイ「・・・・・・・・・お前ら、"ジャパニーズ"なのか?」

きら「知っとるではないか。この中では、一応私が両親共に日本人だが」

キャサリン「ちなみにウチは日系3世や」

ロボカイ「・・・・・・・・・・・・」

キャサリン「また固まったで?」

きら「おい、貴様・・・言いたい事があるならさっさと・・・」イライラ

ロボカイ「――――――ぷっ・・・」

一同「???」





ロボカイ「―――ギャ~~~~ハッハッハ!!!言うに事欠いて"日本"だとよ!?ヘソで茶が沸くわこの詐欺師共が!!!」ヘソイマネエケド

きら「何だと、貴様―――」

明芳「きら、ちょっと待って―――」

ロボカイ「"日本"なんてのはなぁ!もうとっくの昔に"ギア"によって滅ぼされて、今や海の底だぞ底!?」

ロボカイ「オマケにそれが原因で"ジャパニーズ"は絶滅危惧種。少数がコロニーにすし詰めにされてる現状で、お前みてえなクソガキが―――こんな、ところで・・・」

きら「・・・・・・」

キャサリン「・・・・・・」

明芳「・・・・・・」

美凰「・・・・・・」





ロボカイ「な、何だ・・・どうして手前ら、そんな眼でワシを見るのだ・・・?」

きら「―――貴様、口から出まかせを言ってるのではあるまいな?」

ロボカイ「ハア!?どうしてワシがお前みたいなクソガキに嘘八百並べなければならんのだ!嘘を言っとるのはそっちだろうが!!」

キャサリン「―――なあ、自分ロボカイ言うたっけ?・・・今現在の年号って、言えるか?」

ロボカイ「むきー!馬鹿にしくさって!!それしきの事がワシの人工頭脳から消えて失せると思ったか!?耳の穴かっぽじってよ~~~~く聞きやがれ!!」







ロボカイ「――――――――――――2 1 8 1年だっ!!!!!!」



―――シ~ン・・・・・・・・







ロボカイ「・・・あれ、あれ?別に何もおかしい所は無い筈だぞ・・・」

明芳「・・・今、2014年よ・・・?」

ロボカイ「」

きら「しかもつい先日年が明けたばかりだな・・・」

ロボカイ「―――う、嘘だ!!」

キャサリン「嘘やないって、ホラ」カレンダーズイッ

ロボカイ「」

ロボカイ「―――う、」

ロボカイ「―――嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ・・・!!」





ロボカイ「嘘だ、嘘っぱちだ、このロボカイ様がこんな手に引っかかると思ったか戯け共が!」

キャサリン「なんやぶつぶつ呟き始めたで」

きら「現実を直視する事が出来なくなってるらしいな・・・」

明芳「(凄い・・・そんな機能もあるのね・・・!)」

美凰「博士、目が血走っています」





ロボカイ「貴様等!科学者の分際でこんな真似しおって恥ずかしくないのか!さては何処ぞの産業スパイ・・・!」

美凰「―――あの」

ロボカイ「―――ああん!?」グリンッ

美凰「きら達の言っていることは事実です。信じてあげて下さい」

きら「美凰、今のコイツに何を言っても・・・」

ロボカイ「―――うん僕信じる!」キラーン

キャサリン「ズコー!!」





ロボカイ「(しかもよく考えてみれば・・・)」


―――未来・IN THE 製作者→クロウ「」―――


ロボカイ「(あの腐れ眼鏡の面を未来永劫見る事も無いこの状況・・・)」

ロボカイ「脳内ワシ会議の結果過去の方が良いという結論に帰結した!」シュピーン

キャサリン「・・・自分で勝手に結論付けて勝手に納得しよったで・・・」ヒソヒソ

きら「もう喋るなキャシー、頭が痛くなってきた・・・」ズキズキ

明芳「未来の技術・・・ああ、解体してみたいわぁ・・・」ジュルリ

美凰「博士、涎が出ています」





―――・・・

きら「・・・貴様が未来から来た、という事は、まあ、何だ・・・納得したというかせざるを得ないというか・・・」

キャサリン「(あんなん見せられたら、そらなあ・・・)」

明芳「(こんな歯切れの悪いきらを見るなんて、初めてよ・・・)」

きら「それで、貴様これからどうするつもりだ?」

ロボカイ「・・・・・・」





ロボカイ「ワシを創った駄目博士は、ワシ等をもう要らないと言って廃棄処分しようとした」

美凰「(え・・・・・・)」

キャサリン「(突っ込んだらアカンと思うから黙っとくけど、ちょっと気持ち解るかもしれんなぁ・・・)」

ロボカイ「未来にもうワシの居場所は何処にも無い・・・」

きら「・・・・・・」

明芳「・・・・・・」





ロボカイ「だから―――おい、ナイムネブルー博士」

きら「・・・何だ、その妙ちきりんな名称は・・・」ピクピク

ロボカイ「お前以外に何処が当てはまるっちゅうんじゃナイムネ」

キャサリン「・・・ちなみにウチは?」

ロボカイ「お前はペタンコレッド」

キャサリン「予想はしとったけどまんまやないかー!!」ガビーン

明芳「(わ、私は何なのかしら・・・)」ドキドキ





ロボカイ「話を元に戻すぞ手前ら。・・・先刻、お前は面白い事をぶっこいてやがったな?―――"世界征服"がどうとか」

きら「・・・まあな、確かに言ったぞ?」

明芳「(きらったら、まだ諦めて無かったのね・・・)」

キャサリン「(まあ、そこがきらのええとこやしなあ・・・)」

ロボカイ「お前、ワシを貴様の野望に使ってみる気はないか?」

きら「―――ほう?」キラン





ロボカイ「見ての通りワシは今このざま。貴様等の助けが無かったら指一本動かせねえ。ボディを修復してくれるってんならそれに越した事ぁ無え、その代わり・・・」

きら「お前の力をこのきら様に貸す、と?」

ロボカイ「それだけじゃあねえ。ワシのスペックデータを取りたいんだったらそれも甘んじて受けてやるし、取ったモノは自由に使え」

明芳「―――え?それホント?」キラン

ロボカイ「ロボに二言は無え!・・・どうせ著作権なんてこの時代じゃ無効だかんな!」

キャサリン「(う、うちも淀川に使えるデータがあるんなら欲しいなぁ・・・)」ソワソワ





きら「・・・・・・ふむ」

きら「―――ちらっ」

明芳「―――ワクワク」

きら「―――ちらっ」

キャサリン「―――ワクワク」

きら「・・・・・・」フー

きら「(科学者という生き物の性か・・・)・・・よかろう」

ロボカイ「交渉成立だな!」

きら「最後に一つだけ聞かせろ。貴様自身の目的は何だ?まさか世界征服に興味があるのが全てではあるまい?」





ロボカイ「そこに気づくとは唯のペタン娘では無いな・・・痛ッ、叩くな壊れる!・・・いいだろう、ワシのこの時代での目的は・・・」

きら   「―――」
キャサリン「―――」
明芳   「―――」

ロボカイ「―――お嫁さんを見つけて結婚する事だぁっ!!」ジャ~ン

三人「ズコーっ!!」





きら「お、お、お、お嫁さん!?お前が・・・お前がぁっ!?」

キャサリン「キミ、ロボットやろ!?お嫁はんなんて貰って何するん!?」

ロボカイ「ああ!?んだこらぁ!ワシが嫁に興味あるのがそんなにおかしいんか!ロボは黙って独りで朽ち果てろってか!?ロボ権侵害で訴えてやるぞ!!」ナンオラー!!

明芳「・・・そういえば、貴方さっき美凰に告白してたわね」

きら&キャサリン「「告白ぅーーーーーっ!!??」」キイテイナカッタ

美凰「・・・・・・・・・」モジモジ





きら「―――おい、悪いことは言わんぞ美凰、ヤツはやめとけヤツだけは駄目だ」

キャサリン「―――自分、何かされたらウチらに言うんやで?全身全霊で助けたるさかいに」

美凰「わ、私は・・・」

ロボカイ「美凰ちゃん・・・キミの名前は美凰ちゃん・・・ピピピピピピピピピピピ・・・」

ロボカイ「"美凰ちゃん"!ワシの脳内フォルダにインプット完了!!」ウォーズ





きら「下らんことに容量を使うなっ!!おい明芳!美凰の製作者として何か無いのか!!??」

明芳「―――え?別に・・・」

きら「なん・・・だと・・・?」

明芳「切欠はどうあれ、彼との邂逅で美凰に、所謂一つの"恋心"が芽生えてくれるのなら・・・"完全なヒューマノイド"の完成にまた一歩前進するわ・・・」ウットリ・・・

キャサリン「(アカン、周りが見えてへん・・・)」

明芳「というか未来の技術なんぞに負けてたまるか、的な面もあるにはあったり?」テヘペロ

キャサリン「本音はそこかいなー!」ガボーン

明芳「(まあ、美凰が本気になるとは思えないけどね、今の所は・・・)」





ロボカイ「―――美凰ちゅわ~ん!ワシと一緒に夕焼けの海岸を駆けようZE!!」


きら「―――黙れ馬鹿者!!・・・やっぱり話を早まったか・・・!!」



―――これは、少しだけ未来のお話から現在のお話になった、とあるロボットのお話。
彼が現代の日本で、どう生き、どう生活して行くのかは・・・



ロボカイ「―――さあ!早くワシのエクセレントボディの修復に取りかからんかい!早よう早よう!!」

きら「―――解ったから、貴様少し黙らんかっ!!」

キャサリン「―――なあ、螺子がどうしても一本余るんやけど―――」

明芳「―――か、カブトムシでどうやってこれだけの出力が出せるって言うの―――」フルフル

美凰「―――皆、お茶が入りました」


―――聖霊にも、神様にも、全く解らないのです。





―――エピローグ的な何か。


ロボカイ「(人生万事塞翁が馬!この時代でも立派に活動出来るとは凄いぞワシ!後は・・・)」

ロボカイ「(嫁さんを探すのも目的だが、ワシにはもっと大きな目的があるんじゃい)」

ロボカイ「(待っとけよ―――駄目博士ェ・・・)」ギラン

クロウ「―――?」ブルッ



―――、一応第一部・完


この珍妙なロボットは未だ神奈川にいるのです・・・
というか神奈川在住の皆様すいません、アルカナファンの皆様にはもっとすみません。
ロボカイファンの皆様には・・・別にいいや。

取り合えずこのSSはこれで終了してHTML依頼をして参ります。
第2部をもし創るとしたら別スレのギルアルSSが終了した後になります。

では本日はこれにて・・・。

おっつー


別スレ教えてくれ

どうもすみません、1です。少し困った事っつーか自業自得っつーか。
このSS第2部書く前に「ちょっと練習がてらロボカイが、アルカナの連中とどう絡むか」といった感じに試し書きしたら・・・。
・・・書きあがっちゃった・・・。
舌の根も乾かぬうちにコレ。
何に謝罪したらいいのか解らぬまま休日を消費。

た、タイプが、タイプが止まらなかったんです・・・本編よりも先に書きあがってしまうってどういうこった。

未だHTMLに書き込んでないので、(というか書く時間を全てつぎ込んじゃった)ルール違反でなければ続けて投下してーなーとは思うんですが、いいんでしょうかね・・・?

>>14
ありがとうございます、頑張ります。

>>26
いるかもしれませんし、居ないかもしれません・・・
つまる所登場する気配、ゼロでごんす・・・すんません、本編じゃそれなりに活躍してるので。

>>69>>70
乙りがとうございます。こんなマイナーなクロスオーバー見て下さって感謝です。

>>71
ゲェーすんませんリンク張って無かったー!?
でも興味持って下さってありがとうごぜえますだ。これです。

シャルラッハロート「お兄ちゃん・・・?」
シャルラッハロート「・・・お兄ちゃん?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387908131/)

メインはアクセルとシャルラッハロートです。
今現在山場その1をどうしたもんかと画策中。息抜きが止まらぬままに、こんなことに・・・。

「ぐだぐだコメント待ってねえで投下しろ投下!!後は勇気で補いやがれ!!」と友人に言われてしまったので、投下してみやす。
一応ルールにも反しては居ないようなので、チョットアンシン。
ただちょっと所用があるので20~21:00頃に一気に投下します。

それじゃあ準備も出来たので投下させて頂きます。イザ!イザ!!
※念の為記載させて頂きますが主役は「ロボカイ」となっております。詳しくは>>1参照。
しかし自重できなさっぷりが半端無いです。そういった描写に嫌悪感を抱く人はバック推奨。
ですが、GG及びアルカナハートのキャラを中傷したり貶めたりする考えはこれっぽっちもありません。楽しんで下されば幸いです。

―――時は未来、22世紀の事。
「終戦管理局」というヘンテコ組織によって創られた人型兵器「ロボカイ」。

彼等は(手を巧妙に抜きつつ)組織の為に粉骨砕身働くも、ある日生みの親から廃棄を告げられてしまう。
最後に残ったロボカイは、その命令に必死に抵抗するも、敢え無く敗北。
あわや破壊の憂き目かと思われたが、突如出現した次元の裂け目に吸い込まれ、何と21世紀の失われた大陸・・・"日本"へと流れ着く事となる。
彼はそこで自らを"天才科学者"と呼称する「大道寺きら」と「キャサリン京橋」。
・・・そして(一方的な愛の元)彼が嫁にと求婚するヒューマノイド型ロボットの「美凰」と、その製作者である「華明芳」。
この三人+1体との出会いを経ての話し合い(という名の妥協)の後に、彼女達の手によって壊れかけた身体を修復したロボカイは、一応の恩義を感じ、大道寺きらが掲げる"世界征服"の手助けをするのだった。

そんな彼の、この時代での暮らしぶりを少しだけ覗いてみよう・・・。




「―――今日も今日とてワシ、絶好調っ!」

「―――やかましいわ!この馬鹿者がっ!」




―――・・・

「―――ああ、もう急がないと遅刻しちゃうよぉ~!」タタタタ・・・

「―――なんじゃい、頼子。だらしのない事だのぅ」

頼子「もう、元はと言えばミケが"今日のフレンチクルーラーは口に合わん"だなんて言い出すから買い直しに時間が―」

「―――ちょいと、そこな眼鏡の似合う幸薄そうなお嬢さん」

頼子「―――?・・・って、幸薄いは余計で・・・!・・・す?」

ロボカイ「通学路の一人歩きは大変危険なので、――ワシと一緒に登校までラン[ピザ]ー し ま せ ん か?」ビシッb

頼子「」

ロボカイ「グッb」←緑の肌、妖しく光る目と所々から漏れ出るガス(?)

頼子「・・・へ」

ロボカイ「へ?」

頼子「変質者ああああああああああああっ!!」



ロボカイ「何ぃ!?変質者だと!何処だ何処にいやがる不埒者が!」ギュイーンギュイーン

頼子「いやああああああああああああああ!!」ビューン!!

ロボカイ「お嬢さん!?おのれぇ変質者が!さてはワシよりも先に彼女に接触する気だなそうはさせん!!」

ロボカイ「―――ロボ・トランスフォーム!!」ヨツンヴァイン

―――説明しよう。
ロボ・トランスフォームとは、四肢を地面に設置し、更には隠し腕を展開させる事により蜘蛛もビックリな高速移動を可能にする。
この間借りてきたアニメDVDに映っていたアレクなんちゃらを参考にしたイカすフォーム(飽くまでロボカイ基準)なのだ。

頼子「はあ、はあ、・・・ここまで来れば―――」

ロボカイ「―――おじょおおおおさあああん!!」カサカサカサカサ・・・

頼子「いやああああああああ!?カサカサ追って来たああああああ!?」



ロボカイ「(並走しながら)お嬢さん、ワシが来たからにはもう安心!それよりも貴女にはそこはかとなくトーストが似合いそうな気がするので是非咥えて欲しいなんて思うような感じるような」チーン

頼子「口からトーストが出てきたあああああ!?やだやだもうやだあ!!」

ロボカイ「トーストがお嫌い?誠に申し訳ねえ事に現在イチゴジャムの在庫はゼロ!よってブルーベリーで我慢しやがれ!!さあ、さあさあ、めくるめく焼きたてハーモニーの世界にご招待!!」ウィーン

頼子「―――助けてミケええええええええええっ!!」

―――、その頃。

ミケ「・・・・・・出遅れて、しもうた・・・・・・」ヒュウ~


―――・・・

ロボカイ「無事お嬢さんを校門まで送り届ける任務を成功させたワシ二重丸!あんな熱い視線を贈られる程ワシを想ってくれるとはロボ冥利に尽きる!!」

頼子「・・・」ガクガクブルブル

ロボカイ「―ムッ、こいつぁいけねぇ。次の任務の時間が差し迫っていやがる!それではお嬢さん、アデュー!」ギューン!!

頼子「・・・・・・」

頼子「た、助かったぁ・・・あ、トースト美味しい・・・」カリッ




―――・・・

ロボカイ「オラオラァッ!さっさとどくんだよ車共ぉっ!!このニホンではなあ、歩行者様が優先なんだよぉっ!」

老婆「・・・いつもすまないねぇ、ロボさんや・・・」

ロボカイ「言いっこなしだぜバァさんや!この世界持ちつ持たれつ輪の循環。こうした地道な作業が新しい出会いを作って行くんだよぉ!」

ロボカイ「・・・と、言うわけで今日も今日とて老人共の引率任務終了。さあ早くワシを褒めちぎってくれ、もしくはワシと一緒に夜明けの賛美歌を歌ってくれ」ドゲザー


エルザ「・・・また君か。いつもいつも正直助かってるのは事実なんだけど、前にも言った通り私は神に仕える身だから―――――」

ロボカイ「ワシと貴女との間で宗教の問題など無きに等しい!今こそ種族の差を越えた宗教革命の時――む、殺気!?」

クラリーチェ「・・・・・・あらあら~・・・また頼まれもしてないのに教会に参られたんですか~?神の門戸は広いとは言っても不埒な行いを赦して置くほど寛大ではありませんよ~?」ゴゴゴゴ・・・

ロボカイ「それがワシへの愛の試練なら、ワシ喜んで受ける!!(ガシッ)」

クラリーチェ「・・・・・・・・・・・・」

エルザ「(あ、あのクラリスが押されてる・・・!?)」



―――・・・

「―――あ!ロボットさん!!」

ロボカイ「・・・ん?何だ、誰かと思えばマジシャンのガキンチョじゃねえか」

ドロシー「ガキンチョじゃなくてドロシーですよぉ。ドロシー・オルブライト。いい加減覚えて欲しいなぁ」

ロボカイ「知るか。ガキンチョの名前なんぞにワシの貴重なCPU容量を使えるか」

ライオン「相変わらず無礼なヤツだ」

ブリキ「ホント、失礼しちゃうよな~!」

カカシ「・・・・・・(怒)」





ロボカイ「3つの下僕共もいやがるのか。貴様等、学校はどうした?ウチの駄目博士じゃあるめえし、貴重な幼少期の青春を無駄に消費してんじゃあねえ!」

ドロシー「今日は創立記念日でお休みなんですよ・・・(青春について説教するロボット・・・)」

ライオン「(しかも結構正論だな)」

ドロシー「それよりもロボットさん!今日こそボクのマジックリベンジ、受けて貰えますよね!?」

ロボカイ「嫌だ面倒くせえ。ワシこれからまだまだ任務を遂行せねばならんのに貴様に割ける時間なんぞ1ナノミクロン程も無いわ!」

ブリキ「(酷いな)」




ドロシー「お願いします!!1回だけ、1回だけでいいんです!!お時間は取らせませんから、ね?」

ロボカイ「ちっしゃーねーなー。だったらやってみろい」

ドロシー「やったぁ!ありがとうございます!!・・・じゃあ、行きますよぉっ!」

―――トランプを取り出して帽子の中に。

ドロシー「ワン!ツー!!スリー!!!」バサッ!!

―――帽子の中のトランプが鳩に。
―――更にステッキで鳩を叩くと鳩が紙吹雪に。
―――更に更に紙吹雪が独りでに帽子の中へと吸い込まれて行き、再び帽子を開けるとトランプに。




ドロシー「しかもトランプの模様は全てD(ドロシー)マーク。どうですか!?」

ロボカイ「・・・・・・」チッチッチッ

ロボカイ「おいカカシ野郎協力しやがれ」ガシッ

カカシ「・・・!?」

ライオン「おい、何をする!?」

ブリキ「乱暴は止めろよ!」

ロボカイ「直ぐに済むから黙って見てろ」

―――ロボカイ、胸部装甲を展開。
―――そこにカカシを(無理矢理)ねじ込む。




カカシ「・・・!・・・!!・・・!!!」

ロボカイ「じゃあ行くぞ?―――ロボ☆カイ!!」パカッ

カカシ(?)「ギゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲ!!」グリングリン

ライオン「」

ブリキ「か、カカシィー!?」ガビーン

ロボカイ「これぞロボット奥義"ロボ変化の術"・・・」

ドロシー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ま、また負けた・・・」ガックシ

ライオン&ブリキ「「(えええーっ!?)」」




ロボカイ「―――ちっ。そうこうやってたら時間が迫って来てるじゃあねーか、じゃあなガキンチョ!もっと腕を磨いて出直しやがれ!」ドギューン

カカシ(?)「ギゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲゲ!!」エクソシズム!!

ブリキ「・・・・・・え?」

ライオン「カカシのヤツこのまま?」



―――・・・

「―――今日もいい陽気ね。こんな日は紅茶がとても美味し・・・」

従者(?)「そうでございますね、ペトラお嬢様(裏声)」プシュープシュー

ペトラ「―――曲者」チャキッ

ロボカイ「ちっ、何故ばれやがったこの完璧な変装が!!」バサッ

ペトラ「また貴方ですのね・・・監視の者は何をやって・・・」

ロボカイ「そんな事より紅茶が冷めちまうぞお嬢様。ワシ特製のブレンドティーを早く飲みやがれ。そしてワシと共に優雅なティータイムを・・・」

ペトラ「fire」バキュン




ロボカイ「―――オープン・ロボッ!!」ブンリソシテサイガッタイ

ペトラ「」

―――バタン!

ノーラ「―――ペトラ様!」
ローサ「―――ご無事ですか!?」

ロボカイ「ちっ、カワイ子ちゃんの増援は臨む所だが時間切れ!今日はここまでにしといてやらあ!!」ガッシャーン

ロボカイ「あばよぅ!とっつぁーん!!」ドギューン

ペトラ「」
ノーラ「」
ローサ「」

ペトラ「・・・あら、本当に美味しいわね、この紅茶(棒)」ズズー

ノーラ「そうですねペトラ様(棒)」

ローサ「私硝子を張り替えてまいりますペトラ様(棒)」



―――・・・

ロボカイ「前半戦は華麗に終了!タワーの上から見る夕日はいつ来ても格別そのもの!」

「―――あ~っ!!またアンタね、このポンコツロボット!!」

ロボカイ「ちっ。うるせえのが来やがったか」

「そこはアタシの特等席だっていつも言ってんじゃん!!後からしゃしゃり出てきて我が物顔気取んないでよ!!」

ロボカイ「何をほざきやがるかこのトンガリが!公共の場所は個人の所有物じゃあねえっ!つまり、弱肉強食理論で今はワシのモンだ!!」

「何よソレ!サイッテー!!それにアタシはトンガリじゃなくて、リリカ!リリカ・フェルフネロフっつー名前があんのよポンコツ!!」




ロボカイ「ええい、うるせえうるせえ!いっちょ前に名前を覚えて欲しくばその貧弱ボディをまずどうにかしてきてからにしやがれ!」

リリカ「・・・何よ?やるっての?」ニゴゴゴ・・・

ロボカイ「躾のなってねーガキンチョに思い知らせるのはやぶさかではないが、その前にコイツをやろう」ゴソゴソ

リリカ「・・・急に何よ?」

ロボカイ「でれれれ~♪(例のBGM)チビ☆ロボ☆カイ!」

チビロボカイ「・・・ロボボッ」

リリカ「・・・あ、ちょこっとだけカワイイかも」キャッチ




ロボカイ「・・・取ったな?(ボソッ)―――ではサラバ!!」ダッシュ

リリカ「・・・えっ?」

チビロボカイ「3」

リリカ「・・・えっ?ええっ??」

チビロボカイ「2」

リリカ「・・・ま、まさか・・!」

チビロボカイ「1」

―――・・・

―――チュドオオオオオオオオオオン!!

ロボカイ「正義は勝つのだ」キリッ

ロボカイ「とんだ道草を食った。さて次だ次」



―――・・・

ゼニア「―――」スタスタ

ロボカイ「そこのクールビューティー!是非ワシと一緒にジムへ行きデトックスに精を出しませ―――」

ゼニア「―――!」ヒュゴッ!!

ロボカイ「ガピーーーーッ!?」ドゴーン!!

ゼニア「・・・・・・」

ロボカイ「―――、―――、」ビクッビクッ

ゼニア「・・・???」



―――・・・

ロボカイ「ひ、ヒデエ目にあったぜ・・・気を取り直して次!」

舞織「~♪~♪」サッサッサッ

┣¨┣¨┣¨┣¨ドド・・・

舞織「・・・あら?」

ロボカイ「―――本日誠にお日柄も良くワシと貴女が落ち葉を拾いっこするには十分過ぎる程の大安吉日だと思わ―――へぶしっ!」

鼓音「・・・舞織、またコイツ来たのか」ライメイオトシ

ロボカイ「そのワシのボディにズンと響く拳に惚れました。ワシと一緒に新年の鐘を鳴らしませんか?(ギュッ)」

鼓音「ばっ、馬鹿・・・いつも何言ってるんだよ、ロボットの癖に・・・!」アセアセ

舞織「(姉さん・・・ちょろすぎです)」メンエキナイカラ・・・


「―――あーー!!」
「―――また来たなー、あくのロボットー!!」




ロボカイ「なんじゃい。双子共も一緒にいやがるのか」

小糸「あたりまえだーい!」
小唄「お姉ちゃん達はお前なんかの誘いになんか乗らないんだもんねー!」

小糸&小唄「「神社は神聖なる場所だから、あくのロボットはさっさと出て行けー!!」」

ロボカイ「一糸乱れぬ連携にさしものワシもたじろぐ・・・とでも思ったか小童が!世界征服を目指すロボがこの程度の障害何する物ぞ!」

小糸「何だとー!!」
小唄「そこまでいうなら私達としょうぶだー!!」

ロボカイ「おう望む所よ、どっからでもかかってきやがれい!!」

小糸「いくぞー!」
小唄「くらえー!」

小糸&小唄「「降魔伏邪!急々如律令ー!」」クリティカルハート




ロボカイ「ぐあああああああああ!ヤ・ラ・レ・ターっ!!」ガクッ

小糸「やったー!!」ピョンピョン
小唄「今日もわたしたちの勝ちぃー!!」ピョンピョン

舞織「・・・いつもすみませんロボットさん」

ロボカイ「それほどでもねえ」ムクッ

鼓音「(相変わらずノリの良すぎるロボットだな・・・)」

小糸「あくをしりぞけたらなんだかお腹減っちゃった」グゥー
小唄「お姉ちゃん今日のおやつはー?」クゥー

鼓音「・・・しまった!用意するのを忘れてた・・・」




小糸&小唄「「えー!?」」

ロボカイ「そんなご家族の悩みに一家に一台のワシ!・・・おい双子共。まずは掃き集めた落ち葉をワシの腹に詰め込め」パカッ

小糸「??」
小唄「こう?」

―――どさどさっ。

ロボカイ「そして取り出したるは伝家の宝刀サツマイモちゃん!」イモーン

ロボカイ「コイツも腹に入れて・・・さあ行くぞ者共、ロボ☆カイ!」ポチットナ

ロボカイ「ぬおあああああああ!!ヘラクレスエンジン・フルドライブじゃい!!」オキアユー

―――説明しよう。
ロボカイのボディにある主要機関「ヘラクレスエンジン」は腹に入れられた落ち葉を燃料として膨大な熱エネルギーを発する。
更には入れられたサツマイモも同時に燃焼させ、その結果・・・




ロボカイ「出来ましたるはサツマイモのプディングでござい!」チーン

鼓音「(そこは焼き芋じゃないんだーっ!?)」ガビーン

小糸「すごーい!」
小唄「どうやったのー?」

ロボカイ「覚えておけ双子共。良い男には秘密が多いのだ!」キラーン

鼓音「いやいやいや!今のは秘密というかさあ・・・」

ロボカイ「全員分取り揃えてますぜ。麗しのレディ」プリーン




鼓音「・・・・・・」

鼓音「・・・秘密ならしょうがないな」

舞織「(姉さんー!?)」ワタシモホシイデスケド

小糸「相変わらず鼓音お姉ちゃんってちょろいよねー」
小唄「ねー?」

―――・・・



小糸「美味しいねー」
小唄「プルプルしてるねー」

舞織「粗茶ですが・・・」カチャン

ロボカイ「あ、ワシ玉露がイイ!」

鼓音「(お茶飲むんだ・・・そして微妙に図々しい・・・)」ウマイネコノプリン



―――・・・

ロボカイ「苦味滴る良い茶だった。さて次は―――」

「―――あ~!カイカイだ~!!」

ロボカイ「ムム!?・・・この砂糖菓子に蜂蜜をぶっ掛けたようなぶったるんだ声は!!」

はぁと「そんなに急いで何処行くの?」

ロボカイ「やっぱり手前か!愛野はぁと!!ワシは今緊急任務中で貴様に構ってる暇は無い!御用の方は留守番電話の方に―――」

はぁと「新作のレシピが出来たから、是非カイカイにも食べて欲しいなって!」

ロボカイ「仕方のねぇヤツだ。そういう事情ならやぶさかでは無い」テノヒラクルー




―――カラン、カラン!

「・・・どうしたのはぁと?突然外に飛び出し―――」

ロボカイ「(しゅたっ)貴女とワシの運命のコイルを直列から並列へと結び直しません―――」

冴姫「ヴァンリー」

ロボカイ「ガガガガガガガガガガガー!?」ビシャーン

冴姫「・・・また来たのね貴方」

ロボカイ「(平然と)露骨に"この邪魔者め"扱いするその瞳にワシの回路はショート寸前、ハートは万華鏡」グッb

冴姫「(最大出力にすべきだったかしら・・・)」ドンビキ




「・・・あ、ポンコツロボットだ。居たの?」

ロボカイ「それはこっちの台詞だこの腰ぎんちゃく。毎回毎回愛野はぁとの周りを飛び回りおってからにこの暇人が」

リーゼロッテ「・・・」

ロボカイ「止めろこの野郎!!無言でそのブキミ人形をけしかけんじゃねえ!!ワシのパーフェクトなボディに傷がついたらどうしてくれんだ手前!!」

冴姫「(初めてこの娘を応援したかもしれないわ・・・)」

はぁと「おまたせー!あ、カイカイなんだか楽しそうだね~♪」

ロボカイ「このデンジャラスゾーンをその一言で処理出来る貴様がスゲー!というか出来れば見てねえで助けて下さい割と切実に」
人形「―――ガジガジ」

はぁと「りぜっち、あんまりカイカイをいじめちゃダメだよ?」

リーゼロッテ「・・・うん」モドッテ

ロボカイ「助かるには助かったがそこはかとなく納得できねーワシがいる」

冴姫「(無視して)で、はぁと?今日はどんなメニューを作ったの?」




はぁと「それはね~・・・これでーす!」シュパッ

はぁと「じゃ~ん!はぁと特製・愛情いっぱいラブリーパンケーキでーす!!」

一同「おお~っ!」

はぁと「近頃TVとか学園の間でもパンケーキが流行ってるみたいだから、お母さんと一緒にチャレンジしてみました~!」

ロボカイ「安直なネーミングに反して作成理由自体はマトモだな」

はぁと「じゃあ・・・はい、これはカイカイの分」コトッ

冴姫「・・・はぁと、私とリーゼロッテの分は?」

はぁと「さーたんごめん、実はまだこのパンケーキ試作段階で、最後のソースの味付けの判断をカイカイにお願いしようかと思って・・・」

ロボカイ「よーするにワシは実験台かよ!いい性格してんな手前!!」ピガー!!




はぁと「本当にごめんね・・・でもカイカイのコメントって凄く的確だから、私もお母さんも凄く助かってるんだよ?」

ロボカイ「ちっ、そこまで期待されちゃあしょうがねえな!食の(物理的な意味で)鉄人たるワシのコメントに慄きやがれ!!」

冴姫「(・・・この調子の良さ、コイツ本当にロボットなの?)」

リーゼロッテ「(・・・おもしろい)」

ロボカイ「では満を持してガツガツ喰らってやろう!―――ンガッ!」ゴクリ

冴姫「(毎度思うのだけれど、丸呑みって味解るのかしら?)」

リーゼロッテ「(・・・おもしろい)」

ロボカイ「ピピピピピピピピピピピピピピピピピピ・・・・・・・ピッコーン!!」

ロボカイ「それでは判定に移る!!出でよ!判定人(ジャッジメント)!!」クチカパー

チビロボカイ「・・・ロボボッ」




冴姫「(・・・態々判定人を出す意味ってあるの?しかも口から)」

リーゼロッテ「・・・あれ、欲しいな」ボソッ

冴姫「・・・・・・え?」

チビロボカイ「―――ハンテイ、は・・・」

はぁと「ごくり・・・」

チビロボカイ「―――バッ!」

―――右手に持った旗:「凄く」
―――左手に持った旗:「美味しいです」

はぁと「―――いやったぁ~~~~っ♪!!」ピョンピョン

リーゼロッテ「わー」パチパチパチパチ

冴姫「(・・・・・・・・・えー)」テキカクッテ・・・



―――・・・

はぁと「カイカイ、コーヒー飲む?」

ロボカイ「苦しゅうねえ、よきにはからえ」ゲプー

リーゼロッテ「あむあむ・・・おいしい」

冴姫「(確かに美味しいけど何だか納得できないわよこんなの絶対おかしいわ、それとも私がおかしいの?)」モグモグ



―――・・・

はぁと「―――じゃあねえ~!カイカイ~!!また食べに来てね~!!」ブンブン

ロボカイ「手前らも気をつけて帰りやがれよ!さもないと変質者にアタック・ザ・ジョーズされちまうからな!」ケサイタミタイダシ

冴姫「貴方鏡を見た方がいいんじゃない?」

ロボカイ「何だと?・・・うん、いつものハンサムなワシが映っとるな!」

冴姫「ごめんなさい私が悪かったわ」

リーゼロッテ「またね、ポンコツ」

ロボカイ「手前はそのゾンビみてえな陰気さを・・・待てワシが悪かったカバンに手を置くんじゃねえ!―――ではサラバ!!」バヒューン!!

リーゼロッテ「・・・・・・」

リーゼロッテ「欲しかったな、チビロボ」

冴姫「私今過去最高に貴女の事が解らないわ」トオイメー



―――・・・

神依「・・・・・・」

神依「・・・・・・」セイシントウイツ

神依「・・・・・・何だ?」

ロボカイ「・・・・・・」

神依「・・・・・・?」

ロボカイ「・・・・・・ウウ~ン・・・・・・」

神依「・・・・・・??」ペターン

ロボカイ「・・・・・・モウスコシ・・・イヤデモ・・・」

神依「・・・・・・???」ストーン

ロボカイ「脳内ワシ会議の結果!!・・・肩でもお揉みしやがりましょうか?」

神依「・・・あ、ああ・・・???」



―――・・・

ロボカイ「痛てー所はありやがらねえでしょうか?」モミモミ

神依「いや、特には・・・ああ、心地良いな・・・」ウットリ

「「―――ああーっ!!」」

「修行から帰って来たら!!」
「また居やがったですこのからくり人形!!」

ロボカイ「何かと思えば、お供の畜生共じゃあねえか。主人を放ってワシに侵入されるとは従者の風上にもおけぬ奴らめ」モミモミ




このは「―――お前にだけは!」
なずな「―――言われたくねーです!」

神依「・・・二人共・・・今日の修行は・・・ああ、何だか眠く・・・」ウトウト

このは「あ、ああ・・・神依様があんな無防備な顔を見せるとは・・・」デモチョットウラヤマシイ
なずな「もう今日という今日は許さんです!(不本意だけども)―――このは!」

このは「承知したで御座るなずな殿ぉっ!!」ビュン!!

なずな「はやた!ふすみも!行くですよぉっ!!」シュン!!

はやた「―――!!」
ふすみ「―――!!」




ロボカイ「面倒くせえ畜生共だな。・・・これでも喰らってろ!!」

ロボカイ「―――座談・カイ!!」シュパーッ!

―――説明しよう。
座談カイとはロボカイの技の一つであり、地面に広範囲の電磁フィールドを張る。(コマンドは↓+D)
そのエリア一帯は特殊な磁場を形成する事で肩こり、腰痛、冷え性等から身体を護るほんわかした空間を作成する。つまり。




このは「ごろごろごろ・・・」
なずな「ごろごろごろ・・・」

はやた「~、~、~」
ふすみ「~、~、~」

ロボカイ「見たか畜生共。これが科学の勝利だ」ピース

ロボカイ「・・・ん?」

神依「・・・Zzz」

このは「わふぅ~・・・」
なずな「ふにゅ~・・・」

はやた「Zzzzzz」
ふすみ「Zzzzzz」

ロボカイ「・・・・・・」ポツーン



―――・・・

ロボカイ「・・・せっせ・・・せっせ・・・」

布団を出し。

ロボカイ「・・・わっせ・・・わっせ・・・」

軽く(体内の)風力装置で乾かして。

ロボカイ「・・・おっせ・・・おっせ・・・」

神依を(ついでに畜生共も)寝かせて。

ロボカイ「―――完☆成!」ポーズ

神依「Zzz・・・」
このは「Zzz・・・」
なずな「Zzz・・・」
はやた&ふすみ「Zzz・・・」

ロボカイ「・・・・・・」ピュウ~



―――・・・

ロボカイ「そこはかとなく空しくなった」グスン

ロボカイ「次、行こうカイ・・・」トコトコ



―――・・・

「―――はあ、はあ、あのう、ちょっとすみませ~ん、お聞きしたい事―――が」

ロボカイ「ああん?」グリン

フィオナ「―――ひっ!?」ビクッ

ロボカイ「・・・・・・・・・」ジ~ッ

フィオナ「・・・あ、あ、あの・・・ぅ、私、人を・・・」

ロボカイ「・・・・・・・・・」ジ~ッ

フィオナ「・・・あ、あ、あ、・・・」ブルブル

ロボカイ「―――脳内ワシ会議の結果!!」

フィオナ「―――ひゃいっ!!」ビクッ!!

ロボカイ「―――ま、頑張れや」ポンッ

フィオナ「・・・へっ?」

ロボカイ「―――サラバ!!」ギューン

フィオナ「・・・・・・」

フィオナ「な、なんなんですかぁ・・・?」ペターン


―――・・・

ロボカイ「―――東京特許許可局!」

アンジェリア「と、とうきょうときょときゃきょく・・・」

ロボカイ「―――青巻紙赤巻紙黄巻紙!」

アンジェリア「あおまきぎゃみあかまきゃ・・・」

ロボカイ「―――魔術師魔術修業中!」

アンジェリア「まじゅちゅしまじゅちゅ・・・痛っ!!」




ロボカイ「ギャハハハハ!何が"正しいのはいつもア・タ・シ(はぁと)"だっつーの!これしきの言語も会得して無いヤツに信じるジャスティスなんぞありはせんわ戯け!」プックププー

アンジェリア「~~~~~~~~~~っっっ!!!」プルプル

ロボカイ「ん?消えよったか。高位次元存在だかなんだか知らねえが―――何の音だ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

アンジェリア「―――バカバカバカバカバカ、バカーーーーーーーーーッ!!」ビックベンアタック!!

ロボカイ「―――ぐぎゃああああああああああああああっ!!」チュドーン!!

ミルドレッド「・・・全く、姉さんはやんちゃだなあ」アッハッハ!

ロボカイ「この惨状を前にして笑顔で居られる貴女も大概だとワシ思うぜ麗しのシスコン・・・」プスプス

マーリン「モフゥ・・・(申し訳ない)」



―――・・・

ロボカイ「全くまたもヒデエめにあったがワシはこれしきの事で敗北しねえのだ」ボロッ

パラセ「―――」ハシラノカゲカラ、ジ~ッ

ロボカイ「さて次はどの任務をこなすべきか・・・」

パラセ「―――」ジ~ッ

ロボカイ「・・・・・・」

パラセ「―――」ジ~ッ

ロボカイ「・・・・・・あの」クルッ

パラセ「―――」ササッ

ロボカイ「・・・・・・・・・ダッシュ!!」キックエンドダッシュ

パラセ「―――ああっ!」ガーン





ロボカイ「ワシの嫁センサーはビンビンに反応しとるのだが、そこはかとなく関わってはならないオーラが酷いので戦略的撤退」

ロボカイ「まあいい、次だ」



―――・・・

えこ「わぁ~い!!ロボットさんすっごいはやーいの!!」

ロボカイ「何故ワシはこんなガキンチョを乗せてとっておきの形態を披露している事に疑問を抱きつつも悪い気もしねえような」バヒューン

カズヒロ「いつもすまないねえ、ロボカイ君」フカブカ

ロボカイ「っつーか手前がしっかり躾やがれよ駄目保護者!」




えこ「カズお兄ちゃんを悪く言うのはめっ!なの!!」カキカキ

ロボカイ「おいガキンチョ!ワシの衣服は手前のキャンパスじゃあねえ!!」

えこ「ロボットさんの身体ってつるつるしてるからとっても書き易いの~」キュッキュッ

ロボカイ「既に創作意欲に燃えていやがる!?こいつぁ大物の気配がプンプンしやがるぜ!だが取り合えず止めれ!」

カズヒロ「すまないねえ・・・ホント」

ロボカイ「手前はそればっかだな!」

ヴァイス「・・・最初はドレクスラーの残党かと思ったが・・・えこがあんなに喜ぶとは」

シャル「・・・そうね(アイツ、どっかで・・・)」



―――・・・

ロボカイ「全くガキンチョめ。染みになったらどうしてくれる」

ロボカイ「夜も更けてきたし次で最後だな。ワシ、レッツラゴー!」



―――・・・

「はぁ~い♪ちょっとそこ行くイカしたロボットさ~ん!」

ロボカイ「いつも貴女の傍に這い寄るロボット、こんにちは僕ロボカイです(シュタッ)」

あかね「(ホントに早っ!?)」

ロボカイ「貴女の脚線美にワシが泣いた。是非ワシと一緒に人生の甘味料になりましょう―――痛ぇ!」




なずな「・・・・・・」

ロボカイ「また手前かこの畜生!先ほどの恩を忘れてこの仕打ち、ワシ・・・怒る!!」メタルダー

なずな「・・・・・・」

なずな「―――ふんっ」プイッ

ロボカイ「・・・???」

あかね「アハハッ、なずなったら一応貴方に感謝してるみたいよ。憧れの神依様と昼寝出来た、って」

なずな「―――お姉ちゃんっ!!」




ロボカイ「何だか知らんがワシまた勝ってしまった模様。礼は直接的手段を持って接するのを所望する!」

なずな「・・・やっぱり図々しいです、コイツ」ミナオシテソンシタ

あかね「まあまあ、なずな。・・・勿論お礼はするわよロボット君。はぁとちゃんから聞いたんだけど、新作メニューの感想、家もお願いしたいんだけどな~」

ロボカイ「それは果たして礼なのかそこはかとなく疑問に思うが、一日の疲れを甘味で癒すのは吝かではない!」

なずな「・・・お前、からくりじゃないんですか?」

ロボカイ「高性能に不可能は無え。覚えておけ畜生」グッb

なずな「・・・・・・」ニガニガシイカオー



―――・・・

―――神奈川県某所・きら様の秘密基地

ロボカイ「日が沈むと同時に今日の任務は全て終了!仕方ねえからあのナイムネブルー博士の所にけえってやるか!」

―――ガチャリ。

ロボカイ「―――オラァッ!手前の素晴らしき片腕様が帰って来てやったぞ駄目博士ぇっ!!」




きら「きら様流―――」

きら「―――44マグナアアアアアアアアアアアアアアアアム!!!!」

ロボカイ「エイエンリーガーッ!!??」バキャアッ!!

―――チュドオオオオオンッ!!

ロボカイ「・・・な、なんばしやがる・・・このナイムネブルーめ・・・」ピヨピヨ

きら「"なんばしやがる?"だとお!!??これでも見て貴様の胸に聞いてみろおっ!!」バサッ




きら「教会からシスターをナンパせぬようにとの勧告書に、ペトラの所の硝子の代金の請求書!安栖頼子からの直筆の談判書!!それに加えてリリカ・フェルフネロフからの慰謝料の要求と時計塔の修理費の請求書だ!!―――貴様!一日ほっつき歩いて何をしておった!ああ!?」

ロボカイ「待てナイムネ!ワシは貴様の為を思って一日中街を駆けずり回っていたのだぞ!?」ト、イウカトケイトウハワシジャネエシ

きら「ほほ~う?ちなみにどういった風にだ?」

ロボカイ「それはだな・・・」

―――街を変質者から護っていたり。
―――身寄りのねえ老人共の引率をしたり。
―――あ、甘味所の梯子もしといたぞ。
―――後は美人の姉ちゃんへの声かけ事案、美人の姉ちゃんの護衛、美人の・・・etc




きら「・・・それが何故私の為になる?」

ロボカイ「それはあれだホラ、"政治談議で盛り上がるヤンキー的な"そこはかとない恐怖を町人に植え付けるという風にだな、巡り巡って世界征服の為になるのではと」

きら「・・・で?何故美人がそこに絡んでくる?」

ロボカイ「・・・ちっ」

きら「本性を見せおったな・・・貴様、任務と自分の欲望どっちが大事なのだ!?」

ロボカイ「―――それはモチのロンで」スック

―――ゴソゴソ・・・ポン(タバコを取り出す)。
―――カチッ、カチッ・・・シュボッ・・・

ロボカイ「―――"お嫁さん"に決まってんじゃ~~~~ん」スパァー




きら「」ブチッ

きら「・・・貴様の時世の句はそれだけか?じゃあもう未練もあるまい」ゴゴゴゴゴ・・・

ロボカイ「―――ほう?ナイムネの分際で、このワシとやり合おうってえのか?よかろう・・・」ギュッギュッ

ロボカイ「―――かかってこいやあっ!!」スパーン!!

きら「きら様スラアアアアアアアアアアイムッ!!」

スライム「ムフーーーーーーーン!!」

ロボカイ「―――え?ちょっと待てお前そんな背後から・・・」ガシッ

―――きら様ぁっ!!(ドギャン!!)
―――ローリンッ!!(バギャン!!)
―――ブゥワアアアアスタアアアアアアアアッ!!!(メギャン!!)





ロボカイ「―――ミギャアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」






―――・・・

キャサリン「騒がしいからなんやと思ったら・・・ま~たやってるで・・・」―――ヤメロコワレル!! ―――ヤカマシイ!!
明芳「毎回毎回、良く家が壊れないものね~」―――コレデモクラエ!!(ガスブシュ~) ―――キッサマアアア!!
美凰「・・・・・・」―――ア、ヤメロヤメテクダイ、ソレイジョウイケナイ ―――ナガカッタタタカイヨ・・・サラバ!!!

明芳「あら、美凰・・・ロボカイ君が心配?」―――ゴシカァン!!!

美凰「一応、同じロボットなので・・・」

明芳「(あらあら・・・)」

キャサリン「・・・あ、終わったみたいやで?」



―――・・・

ロボカイ(?)「プシュ~~~~~~・・・」デストロ~イ

きら「はあ・・・ふう・・・はあ・・・」

キャサリン「・・・お疲れさん」ポンッ

きら「ふんっ!胸糞悪い・・・オイ美凰!メシだ晩メシ、早くせんかっ!」

ロボカイ「―――え!?美凰ちゃん手製の晩メシ!?」ボゴォッ!!

キャサリン「何で壊れてないんや・・・」

きら「(こいつ本気で何で出来てるのだ・・・)」




―――美凰。こいつに用意する必要は無いぞ?飯抜きだ!

―――おい止めろ駄目博士。明日から本気出すからそれだけは何卒。

―――言い訳が完全にニートやないか・・・。

―――でも何だかんだでロボカイ君を手放そうとはしないのよねぇ、きらは・・・。

―――全員分ありますから、ゆっくり召し上がって下さい。


―――22世紀からやってきた珍妙不可思議なロボットの1日は、こうして更けていくのでした・・・。

一応、第二部終わり。

未来の世界の~♪汎用人型ロボット~♪ドンなもんだい僕ロボカイ君♪

自分で書いてて何ですが、お前本当にロボットかよ。

※ちなみに本来の機能とは大分かけ離れたモノが多々ありましたが、それはクロウが設置したものではなく、きら・キャサリン・明芳の修繕が不完全だったためなのと、ロボカイ自身がきらの発明品の部品をちょろまかして自身を勝手に(!?)改造した結果でもあります。


きら「・・・最近研究品がよく消えてると思ったら、矢張り貴様の仕業か・・・!」ゴゴゴゴゴ・・・

ロボカイ「ちっ。ケチくせえナイムネだ。儲けてる分際で資材の一個や二個でグダグダ言うんじゃあねえ!―――ぶげあっ!?」


ロボカイとその周辺を取り巻くストーリーは如何だったでしょうか?
最後に登場人物紹介を書いて本当に第二部を終了したいと思います。
楽しんでくれた方はありがとうございます。
ふざけんなと思った方はマジすんません。

おつー

他のギルティのキャラをだして第三部をおねがいしやす!

登場人物紹カイ~。(ヒラ○ーの巻末漫画っぽく)


「ロボカイ」

キャラクターとして:
・本作の主役。プレイアブルキャラとしての性能その他は>>1のWiki参照。

22世紀における任務中、所属組織から廃棄処分を受ける事となったが、その際の事故で21世紀の日本へとタイムスリップしてしまった。
未来に帰った所で自分の居場所は既に無いのと、彼を拾った「大道寺きら」への一応の恩義から、過去に居た方が良いとして彼女の野望に手を貸す名目で居つく。
が、危険な任務から開放されたからかやってる事の8割が女性への口説きと借りてきたDVDをせんべいを食いながら鑑賞したりとやりたい放題。
しかし残りの2割は本当に彼女の為になるような事を地味に律儀にやっているので、きらは彼を処分する事をギリギリで踏みとどまっている。

部屋はきらの秘密基地の物置小屋で、そこに「無駄に豪華」なベッドと「無駄に豪華」な寝巻きと「無駄に大容量」のプラズマテレビを設置している。

後述する性能低下を埋めるべく奔走もしているのだが、その結果「菓子を作る能力」や「紅茶を入れる能力」「ガーデニング能力」「肩揉み能力」等といった戦闘には全く関係の無いことばかりがバージョンアップされて行く事となる。(が、口説きに使えるので本人は全く気にしていない)

「性格」
・上記の事から、通常のロボカイと比較しても自らの伴侶・・・即ち"お嫁さん"を求める感情が非常に強い。(理由は不明)
「ワシは嫁探しのついでに任務やっとったんじゃ!」と言い放つ程。言っちゃなんだがそりゃ廃棄されそうになるわ。

女性であれば誰でも良いという訳では無く、ある程度の戦闘力(=胸)が無ければ他者に接する態度が他のロボカイと何ら変わりない。
その基準は大体80以上という事が判明しており、それ未満の女性は「貧弱ボディ」「ガキンチョ」「鳥の骨」等という暴言を平然と吐く。

基準以上の女性には誰彼構わず愛の言葉めいた言動を呟き周囲を困惑させるが、それでいて「心の底から拒絶されれば」引き、「無理矢理そういった行為」は絶対行おうとはしないと、微妙な所で紳士めいている。

また、自分以外全て見下すロボカイシリーズにしては珍しく、破壊された他の量産型に哀悼の意を感じる部分があったり、「他の奴等のおかげでワシの今のロボ生はある」等といった感謝の言葉も漏らしている。

だが結局ロボカイなので、任務に対する行動力を120%違うベクトルで発揮したり、一応の恩義は感じているとはいえ、命の恩人である筈の「大道寺きら」への無礼な態度と言葉は常に彼女をイラつかせている。

キャラクター比較:
本作の彼は、所謂プレイヤーとしてのソレとは若干性能の差異が確認される。

一つ目は、彼等を創りだした科学者「クロウ」による物と思しき兵装"ロボカイ七大兵器"及び、彼曰く"戯れに組み込んだ例のシステム"の2点。

この事からこのロボカイはプレイヤーキャラクターではなく、試作量産型の1体だと思われるが、ロボカイが過去へと飛ばされた事によって詳細を知る事は(兵装の能力共々)不可能となってしまった。

二つ目は、彼を回収して修繕した21世紀の科学者「大道寺きら」「キャサリン京橋」「華明芳」の三博士による物と思われる(尤も彼女達にとってもイレギュラーであった模様だが)多種多様な変形機能。

イレギュラーというのは、21世紀現在の科学技術ではロボカイのオーバースペック過ぎる性能を100%再現する事は不可能であった為、組み上げた時ボディ各部が何らかの異常行動を引き起こした結果と推測される。
この所為でロボカイの戦闘能力は、フルスペック時の精々70%ぐらいしか引き出せないが、平和な世ではこれでも十分過ぎるであろう・・・"平和な世"であれば。

キャラクターとして:
・本作のメイン博士。哀れにもロボカイを引き取る事になってしまった天才科学者。プレイアブルキャラとしての性能は>>1
公園で宿命のライバル「キャサリン京橋」との決着を執り行おうとしていた所、エネルギーを求めて徘徊していたロボカイに強襲される。
壊れかけの不気味な姿の彼に驚き逃げ出すが、遂に壊れた彼を捕獲し、一応調べてみるべく秘密基地へと連れ帰った。
そこで判明するロボカイの恐るべきスペックに一時は自信喪失状態に陥るも、彼が未来からやってきたと知るやさもありなん。
しかしながら先天のプライドの高さからか、自身が知らぬ物がある事が許せぬ彼女はロボカイの技術を自らの物するべく、彼の提案を受け入れ己の野望である"世界征服"の部下とした。

・・・が、製作者のクロウですら持て余すロボカイの性格を、十代前半の少女に制御を求めるのは聊か酷と言える物で・・・

毎日毎日彼が引き起こす騒動とその尻拭いの数々にストレスがマッハ。(主に女性関係)
命の恩人である筈にも関わらず、暴言を吐かれまくったりもする。(例:ナイムネ、ペタンコブルー、駄目博士)
ロボカイ曰く、「一応"博士"はつけてやっとるではないか」どうやらこれでも尊敬の念を入れているらしい。
しかしながらそれでも彼を廃棄しないのは、それを補って有り余るほどの機体情報と、なんだかんだで言われたことは地味に律儀にこなす為、痛し痒しといった感じである。

おおう、投下ミス・・・>>143のは「大道寺 きら」(だいどうじ きら)の物です。

ロボカイに対して:
基本的に彼の折檻役。彼への呼び方は「このポンコツ」「貴様」「お前」等ロクに名前を呼ばない。
が、上記で示すとおりロボカイもそうなのでどっちもどっちである。
彼のおかげで自身の世界制服が結構着々と進んで行ってはいるのだが、本人は絶対それを感謝の言葉として口に出さない。
曰く、「調子に乗ると何をしでかすか解らん」ごもっとも。



「キャサリン京橋」(きゃさりん きょうはし)
キャラクターとして:
・本作のメイン博士その2。自称「大道寺 きら」の宿命のライバル。プレイアブルキャラとしての性能は>>1
ロボカイと出会った経緯は概ねきらと同じであり彼の内部構造と自身の作品「テリー淀川」を比較した際はその余りの違いに涙を流す程だった。
本家ではボケ役にツッコミ役とどちらもある程度こなせるオールラウンダー(キャラ性能はry)だったが本作ではボケにロボカイ、ツッコミにきらと自身のアイデンティティーの崩壊に危機感も覚え始めている。

きらと同じくロボカイの命の恩人だが扱いや発言も含めて彼女の方が軽く扱われているフシもある。(例:お前はペタンコレッド)

ロボカイとキラの喧嘩風景を見つつ、ロボカイのデータを取って淀川をバージョンアップさせる事が日常茶飯事となっている。

ロボカイに対して:
彼へのツッコミ役はきらが担ってしまっているので(ちょくちょくツッコンではいるが)彼女は主に傍観役。解説役。
彼への呼び方は「ロボット君」「ロボカイ」「自分」「キミ」結構多様にロボカイの事を呼んでくれている。
ロボカイの使用技術は驚嘆の一言なので、彼に対して余り悪感情を抱いてない。(見てておもろいから)ある種、他人事めいているが・・・。



「テリー淀川」
キャラクター(?)として:
本家「アルカナハート」において「キャサリン京橋」が乗り込む巨大ロボット。
この時代最高峰とも言えるべき技術がふんだんに使われているが、未来の技術のロボカイと比較され製作者のキャサリンはショックを受けてしまう。
現在はロボカイのデータを基に大幅なバージョンアップをしている所だと言うが、何故だろう・・・嫌な予感しかしない。


「華明芳」(ふぁ みんふぁん)
キャラクターとして:
・本作のメイン博士その3。プレイアブルキャラでは無いが詳細は>>1のWikiにおいて美凰の項目を参照。
完全な人型ヒューマノイドである「美凰」を作成したが、きらが拾ってきたロボカイの技術と彼の人間より人間らしい言動に驚愕。

戦闘力は低めだが、美凰を作り出した功績も相まってロボカイからは(彼にしては実に珍しく)普通に博士と呼ばれている。
だが本人はアダ名をつけて貰えない事に聊か不満気。(アダ名て・・・)

ロボカイの主に感情面からのデータで美凰の強化を目指せればと思っているが、中々難しいようで。

ロボカイに対して:
彼が自身の愛娘とも呼べるべき美凰にアプローチを掛けている事は彼女の為にもなるという事で半ば了承気味。(とはいえ飽くまでも美凰がその気になればというのが大前提だが)
喜怒哀楽を完璧に表現出来る、ある種自分の理想系に最も近い彼には悪感情は全く抱いておらず、隙あらば隅々まで調べ尽くしてみたいと考えている。
そんな彼への呼び方は「ロボカイ君」フルネームで彼を呼ぶ数少ない人間の一人でもある。


「美凰」(めいふぁん)
キャラクターとして:
「華明芳」によって"完璧な人間"を目指して作り上げられたヒューマノイド型ロボット。
顔は製作者そっくりだが体つき、特に戦闘力がオリジナルと大きく違う。
曰く「自分の理想を体現」したそうだが、博士ェ・・・。
見た目は完全に人間のソレだが、感情表現機能の一部にやや欠陥があり、それはこれからの大きな課題となっている。
ロクに家事炊事の出来ない3博士に代わってそれらの作業を一手に引き受けている。(ちなみに次に出来るのがロボカイという時点で推して知るべし、3番手がキャサリン)

ロボカイに対して:
その物静かな雰囲気と戦闘力で彼に一目ぼれされ、1日1回猛烈なアプローチをかけられている。
それに対して美凰は怒るでもなく拒絶するでもなく、唯困った表情を浮かべるだけで、それがより一層彼を調子付かせるのだが・・・上記の通り程々の紳士の対応をしている。
彼女がロボカイに対してどう思っているかは彼女自身にしか解らない。
彼への呼び方は、同属であるからか淡白に「彼」や「貴方」果てさてどうなることか。

ちょっと休憩。アルカナキャラ多すぎんよ~。(GGもだけど)

>>139
GGキャラは>>72で示してる通り別スレでやってます。
こっちではなるべく出す方向ではなくロボカイメインで・・・あ、そうだ"例外的に"1キャラだけ第3部で、出ます・・・。

だめだ眠い。今日も夜勤なんで少し就寝。
おまけのショートショートストーリーその1。

キャサリン「・・・なあなあ、ロボカイ君が時々言っている"脳内ワシ会議"って何や?」

きら「止めとけキャシー、どーせロクな事では・・・」

ロボカイ「・・・・・・」オモムロニヒタイニテヲオク

―――スポン! ロボ/カイ

チビロボカイ1「キョウノ ギダイ ハ ナンニスル」

チビロボカイ2「ソンナコト ヨリ トリタメノ DVD ヲ ミルベキ ダ」

チビロボカイ3「ソレヨリモ TV ノ なれーたー ガ ワシノコノミ」

きら「」
キャサリン「」

ロボカイ「・・・・・・」キュッキュッ

キャサリン「・・・なあ、今の・・・」
きら「知らん知らん私は何も見てない何も聞いてない」

その2。

ロボカイ「駄目博士、せんべいが切れてしもうた。買い直したいので小遣いを所望する。何か任務はあるか?」

きら「・・・またか。菓子片手にくっちゃ寝するロボットなぞ聞いた事も無いぞ・・・まあいい、これでせんべいでも何でも買って来い」コゼニポイー

ロボカイ「・・・・・・」

ロボカイ「テメーフザけんな!高性能たるワシが施しなんぞ受けるか今すぐ任務を言えそして報酬を寄越せ!!」ガクガク

きら「だああああああああ!煩いわ馬鹿ロボットが!!」

キャサリン「(面倒くさいやっちゃなー・・・)」

その3。

きら「・・・ほれ。きりきり謝罪せんかい、この馬鹿たれが」

ロボカイ「―――マジすんませんでした」ドゲザー

頼子「も、もういいですよぅ・・・トースト美味しかったですし」

リリカ「(トースト1枚で許せるの!?)」

ロボカイ「何という心の広い眼鏡!今すぐワシのフレームも矯正して頂きたい!!」ガバッ!

頼子「きゃあああ!困りますよぅ!!」

リリカ「ちょっと、誰か他に忘れてんじゃないのポンコツ」

ロボカイ「ちっ。うっせーな、反省シテマース」

リリカ「・・・何で頼子と露骨に差別してんのよ」

ロボカイ「・・・・・・」

―――まず頼子を指差す。

ロボカイ「戦闘力25万」

頼子「へっ???」

―――続いてリリカを指差す。

ロボカイ「戦闘力25」

リリカ「・・・・・・」

ロボカイ「・・・ゴミが」ペッ

リリカ「やっぱアンタぶっ壊す!!」ゴワッ!!

ロボカイ「オープン・ロボッ!!」ブンリー

ロボカイ(ヘッド)「わはは馬鹿めそれはワシのボディだ!好きなだけ戯れてろ!!」ドギューン

ミケ「・・・ボディが大破したら、ヤバいのではないか?」ヒソヒソ

頼子「多分・・・ツッコんだら負けなんじゃないかな、ミケ」ヒソヒソ

きら「(誰が修理すると思っとるんだ、誰が・・・)」ピクピク

ロボカイ(ヘッド)「わははははは!地に伏したカトンボは高性能たるワシに触れる事もなく―――」

リリカ「テンペスタス」ボソッ

―――ヒュゴオオオオオオオ!!

ロボカイ(ヘッド)「げえ突然の悪戯な風!ワシ華麗に墜落!!」ヒュルル~

―――ガシッ!

リリカ「・・・・・・」ニゴゴゴゴゴゴ・・・

ロボカイ(ヘッド)「・・・あっ」

リリカ「(ニコッ)突然だけど、アタシなんだかサッカーしたくなっちゃった♪」

ロボカイ(ヘッド)「そうか、それは元気が良くて何よりだワシも参加したいんでボディを取って来ても良いかトンガリ」

リリカ「ボディは要らないよ。だって―――」

リリカ「―――アンタがボールなんだからねえええっ!!」

きら「今日も冷えるな・・・」―――ヤメロゴウインニカカトループニモチコムナ!! ―――ウルサイ、シネ!!
頼子「きらちゃんはその格好をどうにかした方が・・・」―――バキン!バキン!!ドガン!!

ミケ「・・・止めんで、ええのか?」
きら「あーだいじょうぶだ無駄に丈夫なんでな(棒)」

「最早第3部までの道筋は固まった・・・!」カンコーン!!(遊○王5D'sのSE風に)
取り敢えず暫くは本編に取り掛かりますよってに、しかし落とすのも勿体無いので1日1回ロボショートを書いていきますです。

・・・需要あるのか甚だ怪しいですけど;;キャラクターリクエストもある程度受付られますので、良かったら・・・(例:○○+ロボカイのSSS)

その4。「ロボとネコ」

ロボカイ「・・・・・・」

ミケ「・・・・・・」

ロボカイ「・・・・・・ムムゥ」

ミケ「・・・・・・ヌゥ」

頼子「・・・・・・」ハラハラ

ロボカイ&ミケ「「ピシガシピシガシグッ、グッ、グッ!!」」(仮面ライダーフ○ーゼのアレ)

頼子「(えええーーーっ!?)」ツウジアッテル!?

ロボカイ「・・・中々やるな、御猫様」

ミケ「お主もな」

頼子「二人の脳内で何があったんだろう・・・」オネコサマッテ・・・

その5。

きら「―――ほれ、きりきり謝罪せんかこの馬鹿たれめ」

ロボカイ「―――マジすんませんでした」ドゲザー

ペトラ「・・・まあ、硝子を弁償して下さればそれで良いですわ」

きら「ああ、助かる。しかし・・・主人の私が言うのもなんだがそれだけで本当に良かったのか」

ペトラ「構いません。警備の者も彼相手ならばいい訓練になると気合が入っておりましたから」

きら「(それでいいのかこの屋敷)」

ペトラ「それよりも貴方の淹れて下さった紅茶、大変美味でしたので宜しければ私達に入れ方を御教授して頂きたいのですけれど?」

きら「・・・お前、んなことも出来たのか?」

ロボカイ「他にも菓子作りやガーデニングもバージョンアップしてるぞ。高性能のワシに不可能は無い!」ビシッb

きら「(その労力を何故もっと世界征服に活かせんのだ・・・)」ペトラノマエダカライワンケド

ロボカイ「しかしながらそうまで言われちゃ仕方ねえ。者共良く見ておけ―――まず茶葉をワシの口に―――」

きら「―――待てい」ガシッ

ロボカイ「何だナイムネブルー、ワシの講義の邪魔をするか?」

きら「嫌な悪寒がするから予め言っておくが、貴様出来上がったモノを口から出すとか言うオチではあるまいな?」

ペトラ「・・・・・・」カオマッサオ

ロボカイ「ボキャブラリーのねえナイムネだ。そんな一昔前までのオチをワシが踏むと思うたか、だから貴様は駄目博士なのだ―――見よ!」

―――腹を開く。
―――中央に空のポットを置き、固定。
―――スイッチオン。

―――コポコポコポコポ・・・(紙コップ自販機的なアレ)

ロボカイ「ゴールデンドロップも搾り出せるスグレモノだ!―――どうよ!?」

きら「・・・・・・どうよ、と言われてもな・・・・・・」

ペトラ「・・・・・・」

ノーラ「あれでは淹れ方もへったくれもありませんですしね」
ローサ「問題はそこじゃないと思いますし、あんなに微妙な顔をするペトラ様を見るのは初めてです・・・・・・」


ペトラ「・・・・・・・矢張り美味しいですわね」ズズー

きら「(飲むんかいそれでも!?)」コレダカラコチャキゾクハ!!

ロボカイ「グッb」

きら「そのドヤ顔やめんか腹立つ!!」

ちょい保存。シャルの方のSS完結まで後少しぃ~!!
エディ戦の投下近日中に行いますんで宜しければ・・・

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