ひろし「よいしょっと」
ひろし「あよいしょ あよいしょ あほいこらさっさ」
みさえ「貴方やめてぇー!!」
通りすがり「なんだなんだ?」
JK「見て!あのビルの上!」
老人「うそじゃろ手すりの上にたって踊っておるぞ!」
ひろし「ははっ!愉快愉快!楽しいぜこりゃ!」
上司「野原君!やめたまえ!!」
ひろし「ははっ!何をやめろっていうんです?会社ですか?」
ひろし「いいですとも!貴方がそのクビ取り消すなら喜んで戻りましょう!」
上司「いいからおりてきなさい!」
ひろし「またまたそんなこといって口ばっかでしょアンタァ!」
ひろし「ほらアンタも一緒にどうです!気持ちがすーっとして極楽のようですよ!」
上司「ダメだハイになってやがる」
他の職員A「警察まだ時間かかりそうなの?」
他の職員B「正月だから道がこんでるからな」
しんのすけ「とうちゃんうまいもんだぞー」パチパチ
ひろし「そうだろそうだろ!」
ひろし「さぁ通りの皆さん!お手を拝借!」
ひろし「今からこの野原ひろし!ビルの屋上のこの作の上を」
ひろし「踊りながらぐるぅ~っと一周してごらんにみせますよ!」
ひろし「よっ ほっ はっ」
JK「うそでしょ・・・」
DQN「すげぇなあのおっさん」
みさえ「あ・・・あなた・・・」
みさえ「落ちたらどうするのよぉー!!」
ひろし「ははっ!俺の信用なんてもうとっくの昔に地の底さ!運も一緒に落っこちてらぁ!」
みさえ「やめてあなたぁー!!」
ひろし「馬鹿みさえ!お前はこっちに来るんじゃねぇ!」
ひろし「おとこが一人最後のかけをやってんだ!女はみとけ!」
しんのすけ「とーちゃん・・・」
ひろし「へへっ・・・うまくいったら全部最初っから・・・もとどおりだ」
ひろし「そうよこれは悪い夢よ・・・」
上司「馬鹿な男だよほんとに!」
上司「そんなことしたってクビは取り消さんぞ!」
みさえ「ちょっと貴方!!」
上司「だからそんなことやっても無駄だ!早く帰って来い!!」
ひろし「無駄ぁ!?人が命かけてやってることに無駄ぁ!?」
ひろし「全く酷いお人だねえ」
ひろし「いや酷いのはあんただけじゃねぇか」
ひろし「皆俺のこと騙してたんだもんなぁ・・・」
ひろし「俺一人に会社の責任全部押し付ける気かよ畜生ー!!」
ひろし「あっ!」ズルッ
みさえ「貴方ぁー!!!」
上司「野原君!!」
ひろし「ひょっ・・・ひっ・・・」ブラーン
JK「キャァアアアアアアアア」
おっさん「おいおい飛び降りかよ!」
DQN「ちげぇよ曲芸やってたんだよあのおっちゃん!」
老人「警察はまだこんのか!?」
ひろし「あれーっおっかしいなぁ・・・」
ひろし「こんなはずじゃなかったんだけどな」グッ
みさえ「あなた!あなたー!!」
ひろし「おいやめろみさえ!お前の力じゃ無理だ!滑って一緒におちちまうぞ!」
みさえ「あなた!あなた!!」
ひろし「かーっ本当いい嫁貰ったなぁ俺は」
みさえ「誰か!誰か手伝って!!早く!!」
ひろし「なぁみさえ」
みさえ「誰か!誰か早く!!」
ひろし「後は頼んだ」バッ
みさえ「!?」
しんのすけ「とうちゃん・・・?」
ゴキッ
みさえ「ひっ・・・いやっ・・・」
みさえ「いやあああああああああああ」
みさえ「いやよおおお貴方ぁああああああああああああ」
警察「はいどいてー!みなさんどいてくださーい!」
老人「今頃きたのかい」
DQN「おせーよ」
JK「おぇええ」ゲロゲロゲロ
警察A「あちゃーこりゃあかんな」
警察B「救急車一応手配しときましたけど」
警察A「まぁあかんねこれ」
みさえ「・・・」
上司「チッ」
上司「あーあっ!ばかやろう!!もう終わりだよ何もかも!!」
職員「どこいくんです!?」
上司「下だ下ァ!タバコすってくんだよ!!」バタンッ
職員「・・・」
みさえ「・・・」
しんのすけ「かーちゃん・・・?」
しんのすけ「とーちゃん・・・とーちゃんは?」
みさえ「・・・」
みさえ「・・・」スタッ
しんのすけ「かーちゃん?」
みさえ「・・・」スタスタ
しんのすけ「カーチャン!!」
みさえ「邪魔しないでしんちゃん」
しんのすけ「だめだぞ!!そんなのだめだゾ!!」
しんのすけ「ひまだってまだ小さいんだゾ!!」
しんのすけ「そんなのあんまりだゾ!!」
みさえ「大丈夫よ」
みさえ「しんちゃん強いじゃない・・・」
しんのすけ「かーちゃん・・・」
みさえ「ひまのこと頼んだわよ」
しんのすけ「かーちゃん!?」
みさえ「私のだんなは!このブラック企業のせいでこの世を去ることとなりました!」
みさえ「そこで妻であるこの私も!旦那の後に続きたいと思います!」
みさえ「むこうで一人ぼっちでは寂しいですから!!」
みさえ「願わくばこの会社の幹部全てに天誅がくだりますように!」
みさえ「それではみなさんさようなら!」ヒュッ
老人「おいまた一人落ちたぞ!!」
ドスッ
警察A「うおっ!」
警察A「B?」
警察A「おいしっかりしろB!」
警察A「おい医者はやくこい!!一人下敷きになったぞ!!」
しんのすけ「・・・」
ひまわり「あー?」
ひまわり「あうあう」
職員「・・・」
職員「いこう」
職員「な?」
職員「こんなとこいちゃだめだよ・・・」
しんのすけ「・・・うっ・・・ぐっ・・・ふぐぅ」
しんのすけ「う~~~~!!」
しんのすけ「うわぁぁあああん」
しんのすけ「うわぁあああああああああああん」
職員「・・・」
ひまわり「あー?うー」
ひまわり「ふえっ・・・ふぇええええええええん」
ひまわり「ふええええええええええん」
~それから20年後~
青年「おいきいたかこんな話」
彼女「何々?」
青年「なんか最近この辺で殺人事件が頻発しておきてるんだってよ」
彼女「えーこわーい」
青年「なんでも昔ビルから飛び降りた夫婦のたたりらしいぜ」
彼女「やだもーそんな話聞きたくない!早く帰ろう」
しんのすけ「・・・」
しんのすけ「あいつが”あの男”の息子か・・・」
おわり
このSSまとめへのコメント
こえーよw
双葉商事はそんなんではない…………はず
ですよ・・・・・・・・・・・・・・・・ね?
職員が優しく見える・・・・・・・・・・・・・のは俺だけ、、、、、、、、、、、、、、、??
クレしんは殺風景