蛍「私、引っ越すことになったんです…」 (11)

夏海「えっ…」

れんげ「ほたるんいなくなっちゃうん?」

小鞠「」

蛍「はい…また、お父さんの転勤で…」

蛍「もう、三日後にはここを…うぅっ」うるうる

夏海「そ、そんな…嫌だよ、そんなの!」

れんげ「うちも嫌なのん、もっとほたるんと遊びたいのん!」

小鞠「…し、仕方ないよ、蛍のお父さんも、仕事しないとダメなんだし…」

夏海「何言ってんだよ!ほたるんがいなくなっちゃうんだぞ!?」

小鞠「…仕方ないの」

夏海「!!…悲しくないのかよ!?」がしっ

小鞠「悲しいよ!!嫌だよ!!!蛍が居なくなるなんて…私…っ」ガラッバタン

蛍「…」

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夏海「…」

れんげ「…」

蛍「…ちょっと悪いことしちゃいましたね…センパイ」

夏海「何言ってんだよー、やるって言ったのは蛍だろー?」ニシシ

れんげ「こまちゃん、飛び出て行ったとき泣いてたのん…」

蛍「でも、センパイにとって私は大事な存在ということが分かりました!」

蛍「えへへ…」ほわーん

夏海「まぁ、もうネタばらししてあげないと可哀想だし、探しに行きますか」

蛍「そうですね…センパイの泣き顔見たかったなぁ…」ぼそ

夏海「…」ぞわっ

れんげ「こまちゃん、向こうの方に走っていったのん」びし

木の下

小鞠「うぅ…ひっぐ…」ぽろぽろ

小鞠「いやぁ…嫌だよ…行かないで…」

小鞠「また、私のお弁当、この場所で食べましょうって言ってくれたのに…」

小鞠「また、私の不味いお弁当食べてよ…うぅ…ひっぐ」

小鞠「美味しいお弁当がいいなら、練習するからぁ…行かないでぇぇ…うわああん」


コソコソ

夏海「…」

れんげ「…」

蛍「…」

夏海「(ものすごい罪悪感が…)」

れんげ「は、早く謝った方がいいのん…」

蛍「(号泣するセンパイ可愛いです…)」ハァハァ

夏海「ほたるん、早く行ってあげなよ…」

れんげ「こまちゃん泣きすぎてえずいてるのん…」

蛍「わかりました!」ごそっ


ゴソゴソ

小鞠「っ…だ、だれ?」

蛍「…なに泣いてるんですか、センパイ」ぎゅっ

小鞠「(!?…やわらかい…)…蛍?」ぐすん

蛍「(あててんのよ)こんな所で1人で何してるんですか?」

小鞠「……本当に行っちゃうの?」

蛍「…こっち向いてください」

小鞠「…」くるん

蛍「(泣きじゃくって目が真っ赤のセンパイ可愛い…)」

小鞠「な、何か言ってよ…」

蛍「センパイを泣かせちゃってごめんなさい…」

小鞠「い、いいの、仕方ない事だし…泣いてないし!」ふいっ

蛍「へへ…そんな、目腫らして鼻声で言われても、説得力無いですよ?」ふふ

小鞠「うぅ…」

蛍「にしてもセンパイ、あんまりビックリしてませんでしたよね…」

蛍「私、ちょっとショックです…」

小鞠「えっ…な、何かごめん…」

蛍「まぁ、いつもみたいにお姉さんぶって、我慢してるセンパイが可愛かったので良いですけど♪」

小鞠「う~///」

蛍「それに、お弁当の約束、覚えてくれててうれしかったです」ニコ

小鞠「えっ………見てたの?///」

蛍「はい♪」

蛍「料理の練習するから行かないで~の所、とてもグッときました…///」

小鞠「も、もう!///」

小鞠「…で、でも、本当に行っちゃうんだよね…?」うるうる

蛍「(あぁ~センパイの涙目+上目遣いは反則です…グラっときました)」


蛍「……実はですね…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夏海「いやぁ、まさかあそこまでダメージ受けるとはねぇ…」

れんげ「こまちゃんはほたるんの事が大好きなのん」

蛍「い、いやぁ、そんなお似合い夫婦だなんて、まだ早いですよ///」

れんげ「誰もそんな事は言ってないのん」

小鞠「ホントあんた達最低…人の気持ちを何だと…」

夏海「ゴメンよぉこまちゃん、でも愛しのほたるんはこれからもずっと一緒で良かったじゃん♪」

小鞠「う、うるさい!何が愛しよ///」

蛍「せ、せんぱい…私の事、嫌いなんですか…?」ウルウル

小鞠「い、いや、その…ううん、嫌いじゃないから、泣かないで…?」おろろ

蛍「じゃあ好きですか!?」パァァ

小鞠「…ま、まぁそういう事にしておくわ…///」

蛍「(チョロいところがまた、可愛いです♪)」

夏海「さっさと帰るぞ!バカ夫婦!」

小鞠「ふ、夫婦じゃないってば!///」

蛍「えへへ…」ギュッ

小鞠「あっ…手///」

蛍「帰りましょう一緒に、これからもずっと一緒です♪」

小鞠「…ふん///」きゅっ

今日はおしまい

初SSです。短いけど、思いつきでパッと書いた。
足りないところは、自分の脳内でご自由に。
綺麗な百合のつもりで書いたので軽く読んでくれたら嬉しいです。

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