京太郎「モテキ?」(244)
たったら書く
俺は須賀京太郎(29歳)。22歳の時に妻と離婚してから7年間女とは無縁の生活を送ってきた。
長野には居づらかったので上京したはいいけどいまいちぱっとしない20代の最後の年を送っていた。
そんな20代最後の夏に俺のモテキは突如としてやってきた。
とある日
PURUUUU
京太郎「ん?電話か?…。って、マジかよ…」
着信 宮永咲
京太郎「…。なんかでたくねー」
それもそのはず、女房と別れた原因の女であるからだ。
しかも別れさせておいて数ヶ月もしないうちに別れを告げられたもんだから俺が若干のを持っていたとしても不思議じゃないだろう?
京太郎「…。はぁ。」
ピッ
京太郎「はい、須賀です」
咲「あ?京ちゃん?ひさしぶりー!」
京太郎「…。」
咲「なによー?久しぶりだってのに元気ないわね」
京太郎「なんだよ、なんか用か?てか、お前よく俺に電話なんか出来るな…」
咲「なーにー?まだあの時のこと引きずってるわけ?小さいわねー京ちゃんはー」
京太郎「はぁ?お前人の家庭壊しておいて…その上直ぐに俺を捨てて行きやがって…お前俺が今までどんな気持ちで生きてきたかわかってるのか!?
」
須賀優希(21歳)「カクテルおいしいじぇー」の人?
咲「…。」
京太郎「お前のせいで…俺は…」
咲「ごめん、なさい」
京太郎「え?」
咲「ごめんなさい、本当にごめんなさい。私…どうかしてた…」
京太郎「どうかしてたって、どっちの意味でだよ…」
咲「…。多分京ちゃんが思っている意味の両方の意味…」
京太郎「…。はぁ…。わかったよ、俺の負けだ。くっそー、なんで俺はこう人が良いんだかなー」
咲「許してく…れるの?」
京太郎「過ぎたことなんだから仕方ないだろ…今更どうこうって話でもないし」
>>9
いえす。あれ寝ちゃって最後まで書いてないけどなwあれから7年後の話ですよー。
咲「京ちゃんは優しいね…」グス…
京太郎「…。で、要件はなんだ?まさか俺に謝りたくて電話したわけじゃないだろうし」
咲「実はね…今、東京にいるんだ…」
京太郎「あー、そうなんだ」
咲「でね…その…今夜会えないかなって…」
京太郎「あぁん?」
その日の夜 JR王子駅
京太郎「…。なんでこうなった…」
結局俺は咲の願いを断れなかった。
それにしても…。7年か…。
別れたと言え中学からの腐れ縁だ、アラサー手前の同級生がどうなっているかは多少興味がある。
ましてや何度も抱いた女だけにだ…。
咲「京ちゃん?」
部長は最初らへんしか書いてないよな? 俺見落としてる?
京太郎「え?あ、え?咲、か?」
咲「京ちゃん久しぶりだねー」ニコ
なんかすっごい美人が俺の後ろに立っていた。
京太郎「め、メガネかわいいじゃん、それに、髪も伸ばしたんだ…」
目の前の咲は俺の知ってる咲では無かった。
少し茶色がかった肩甲骨まである髪。
赤い太縁のメガネ。
スレンダーな体。
小奇麗なスカート。
化粧は薄めだが元がいいのか十分すぎるほど魅力的な女性になっていた。
アレの続きだったのか
部長はどうなったんでしょうか
>>18
そだよー。ごめんね、用事あって帰ったら落ちてたんだ。
京太郎「咲…しばらく見ない間に美人になったな…」
咲「ええ?それじゃ昔は美人じゃなかったみたいじゃないよ!」
京太郎「はは、それもそうだな…」
咲「京ちゃんは…うん、なんか変わってないなーって感じかな」
京太郎「それは、喜ぶところなのか?」
咲「んー?わかんない」ニコ
うわっ、こいつ、なんだこの魔性のほほ笑みみたいなのは…
咲「京ちゃん、今日は私のわがままを聞いて下さり、ありがとう御座います」ペコリ
京太郎「え?ああ、いや、別にいいんだけどさ…」
やばいよ、やばいよこれ!咲のやつなんかむっちゃ可愛いじゃんかよおおおおお!
>>22
今度書くよーってか、意外とみんな見てくれてたみたいで嬉しいっす
京太郎「で?今日はどんな要件だ?あってから話すって言ってたが」
咲「ん?まぁ、それはこのあと、とりあえず飲みに行きましょうよ!」
京太郎「ん、まぁ、いいけどさ…」
咲「どうする?お店入る?」
京太郎「んー。飲むって分かってれば赤羽集合にしたんだけどなー王子じゃ大した店ないし」
咲「そぉ?じゃあ、京ちゃんの家で飲もうか?」
京太郎「あー、そうすっかな、じゃあとりあえず行くか」
おいおい、なんかいいように咲のペースに巻き込まれてる気がするぞ。
どうすんだよ!こいつに関わったってろくなことにはならないぞ絶対。
そもそも何なんだよこいつは!いきなり会いたいとか言って強引に来やがって。
なんだ?欲求不満とかなのか?俺に何を求めようとしてるんだこの腐れビッチが!
だいたいこいつは俺の家庭を奪った張本人じゃねーか!
何いけしゃーしゃーと会いに来てるんだよ!恥の心ってもんがねーのかこいつにはよー!!!
咲「京ちゃん、どうかした?なんか怖い顔してるけど…やっぱり迷惑だったカナ?」
京太郎「え?いや、違うよ、ちょっと仕事の事思い出してて…」
咲「へー、」
京太郎家
咲「おじゃましまーす、うわー、物がいっぱいある…」
京太郎「ああ、悪いな、汚いところで」
咲「ううん、いいのよ」
咲「よっと」ベットにドサー
咲「ふーん。。。京ちゃんの匂いだぁ」マクラクンカクンカ
京太郎「お、おい、何やってるんだよ…」
咲「ん、でもちょっと加齢臭的な匂いが…」
京太郎「うっさいわ!こちとら来年30なんだよ!」
咲「あはは、そうだねー確かに」
咲「じゃ、とりあえずカンパーイ」
京太郎「おう。」
咲「コクコク、ぷはー。はぁー30かぁー」遠い目
京太郎「なに遠い目してるんだよ」
咲「だって、30だよさんじゅー?ついこないだハタチになったって思ったのになー」
京太郎「まぁ、それはそうだな…。俺なんて、まだまだ子供だなって思うし」
咲「それは、私だってそうよ。」
咲「私って何時まで経っても子供だなーって最近すごく思うの。子供のまま30になって40になっちゃうんだろーなーって。」
咲「子供だからさ、私。子供なんだ…」
京太郎「…」
京太郎「なんか、意味有りげに連呼するな?子供って」
咲「うん、でもちょっと待って、もう少し飲んでから…もうちょっと気持ちよくなってから言うから」
京太郎「…。おう、」グビッ
あーあー、めんどくせーなー女ってのは。
なんでこー自分を悲劇のヒロイン気取りにしたがるかなー。
世の中お前より不幸な他人はいくらでもいるっつーの!
絶対今の俺のほうが不幸だっつーの!
数時間後
京太郎「…」グビ
咲「…」コクコク
なんか急に喋らなくなった。うーん、気まずい。
京太郎「テレビでも見るか」
咲「あ、うん。」
ピッ
テレビ「さーて!今日も牌のおねーさんが今注目の雀士にゃんに突撃インタビューだよ☆」
京咲「あ、」
牌のおねーさん、和が現れた。
×牌のおねーさん、和が現れた。
○牌のおねーさん、和(のどっち)が現れた。
京太郎「はは、和、頑張ってるみたいだな…」
咲「…。」
京太郎「そういえば、咲俺と別れた後は和と暮らしてたんだよな…」
咲「…。うん…。」
おっとなんだ?このびみゅぉぉぉおおおうな反応は。
京太郎「今も、そうなのか?」
咲「…。いちおう…」
あー、これだなー。
そーかー、俺はそんなくっだらねー理由の相談を受けるためにここに降臨してるのかー。
うっわー、だりぃ。
どうせ勝手に喧嘩して盛り上がって最終的にモトサヤなんだろ?まじうっぜーわこいつ。
京太郎「で、なんかの悩みっては和との関係についての事なんだろ?」
咲「…。うん、まぁそうだね」
京太郎「おまえさー、どうせ喧嘩だろ?つまんねー痴話喧嘩してそれで俺に相談したいってことだろ?そうだろ?」
咲「うーん、似てるけど違うかな」
京太郎「じゃあ、どんな話なんだよ?」
咲「あのさ、京ちゃん、女の子同士が結婚するってどう思う?」
京太郎「え?」
咲「和ちゃんにね、言われたの、結婚しようって…」
京太郎「え?え?」
咲「ISP細胞があるから子供だってできるって言うの…」
京太郎「ああ、そう…。」
咲「おかしいよね?」
京太郎「う、うん、おかしいとは、まぁ、思うわな普通は…」
いや、知ってたよ!知ってたけどさー。ねぇー?
京太郎「お前はそれでいいのか?」
咲「う…んー。まぁ、それは別にいいんだけどさ…」
いいんだ!?
京太郎「じゃ、じゃあいいんじゃね?結婚すれば」
咲「だめよ!」
京太郎「ええっ?」
どっちだよっ!めんでくせーなー
京太郎「ん?結婚しても別にいいけどダメなの?日本語おかしくね?」
咲「だって私、男が好きなんだもん!!!!」若干オオゴエ
京太郎「…。お、おう。」
咲「だって!女の子同士でエッチなことしたって所詮は手マンだけよ!て!ま!ん!」
京太郎「て、てまん!?ですか?」
咲「そうよ!手マンよ!あ、まぁお互い擦りあわせたりするけどさ!」
京太郎「コスリアワセル!?」裏声
咲「だめじゃん!」
京太郎「だめなんだ」
咲「やっぱいのちの精を注いでもらいたいのよ!」
京太郎「え?天膳?伊賀の者!?」
咲「あ、京ちゃんバジリスク読むんだ」
京太郎「全巻もってるよ。ってちげーよ!その話じゃねーよ!」
咲「だから、抱いて?」テヘッ
うわーでーたー。でましたーその言葉。
京太郎「おまえな…ウムッ…」
ああああ、やばい唇奪われたよ。しかもベロチューだよ!
咲「んっ、むっっ、はぁっ」チュッチュ
咲「きょーちゃん、私にいのちの精をそそぎ申して…」スルッ
えーっ、脱ぎだしちゃったよこの子、てかまだそのネタ引っ張るのかよ
咲「どう?あの頃と体つき変わってないでしょ?そりゃまぁちょっとは張りとかないかもしれないけど…」
咲「オトナの色気は出てると思うんだけどな…」下を見る
…。ガーターっすか…。
咲「ね?キモチイイコトしよ?」
咲「きょーちゃん…」
テレビ「はい☆それでは今日のゲスト片岡優希プロです☆」
優希「いよっしゃー!のどちゃん久しぶりだじぇ!今日は宜しくだじぇ!」
京咲「あ、」
のどっち「はい、よろしくお願いしますね☆それはそうと片岡プロ、その喋り方はどうしたんですか?」
優希「え?あ、申し訳ありません。つい。昔を懐かしんでしまって」
のどっち「テレビの前のみんなの中にはご存じの方もいらっしゃるでしょうが、私と片岡プロは中学高校と同級生なんですよー☆」
優希「ええ、この語尾にだじぇってつけるのが私の口癖だったんですよ。やはり、年をとってから言うのは少し恥ずかしかったですね」苦笑い
のどっち「それを言ったら私だって、未だに牌のおねーさんだからね☆」
京太郎「優希…」
咲「…。」
のどっち「さて、片岡プロ。今日の特集は片岡プロの半生についてお伺いしたいと思います☆片岡プロ、これまで人生を振り返ってどうでしょうか?」
優希「そうですね、まぁ、月並みな言葉で恐縮ですが、生きるってことは大変なんだなーって思います。」
優希「皆さん、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、私はドラフト組ではありません。トライアウトからここまで来ました」
優希「高校を卒業して直ぐに結婚して、子供もできました。そして21で離婚して子供を育てる手段としてプロを目指しました」
優希「プロになる前もプロになってからもいっぱい泣きました。でも、今まで頑張ってこれたのは…子供がいたから…この子を立派に育てるんだって!思いで今まで頑張って来ましたし、今後も頑張って行きたいと思っています」
優希「でも、あっという間でした。私もプロ6年目で来年30歳ですよ。ホント、あっという間でしたよ」
優希「私の好きな言葉…というかHysteric Blueのカクテルって曲の歌詞なんですが」
優希「1日をこんなに長く感じるのに、1年がこんなに早く過ぎてしまう、1年をこんなに早く感じるのに、一生をどんなにうまく生きれるでしょう」
優希「という歌詞が曲の最後にあるんですけど、ホントそのとおりなんですよ」
ピッ!
咲「京ちゃん…」
京太郎「…。」声には出さないが涙が止めどもなく出てる。
咲「京ちゃん…ごめんなさい」
京太郎「ん、ああ、いや、いいんだ。」ゴシゴシ
京太郎「あいつも大変そうだけど、俺解いた時より生き生きしてる気もするし、な」
>>63
誰かこれに赤縁メガネ掛けさせて、大人っぽくしてくれよw好みなんだ
咲「京ちゃん…。」
京太郎「…。咲。」
咲「ん?なぁに?」
京太郎「忘れさせてくれ」
咲「うん、」
京太郎「ありがとう」
咲「うん。」
咲「んんっ!ああっ!」
あー。
咲「きょーちゃん!きょーちゃん!あああっ!」
俺って。
咲「出して!中でっ!んぁっ!んんっ!」
クズだなぁ。
咲「きょーちゃん!いやぁっ!」
こんなクズ死んでしまえばいいのに。
おい、てか自分で書いてて思ったけど何で俺の書く話ってこんなに暗いんだよ!
事後
咲「ねー、きょーちゃん」
京太郎「ん?」
咲「子供できたら、認知してくれる?」
京太郎「和はどうするんだ?」
咲「んー、どうでもいいかな」
京太郎「お前…最低だな」
咲「きょーちゃんだって結構最低だと思うよ」
京太郎「…。そうかもな」
京太郎のモテキ 第1章 二人のクズ 終わり。
さて、第2章は誰がいい?
出来れば清澄メンツと美穂子以外がいいんだけど。
姫さまかー。おっけー。
明治神宮
京太郎「編集長も人使い荒いよなー、なーにが明治神宮に鹿児島から偉い巫女さんが来るからカメラに納めて来いだよ」
京太郎「あれ?あれは確か…」
チョエー(なんか演舞とかでよく聞くあの曲)
京太郎「ああ、思い出した。永水の人たちだ」
チョエー
京太郎「うわー、皆さん凄い美人になってるよ。元から美人揃いだけど」
京太郎「あ、先鋒の人、なんか神々しいなー」パシャパs
てか、俺が好きなのは巴ちゃんなんだけどな。
京太郎「うわー、なんかカッコいいなー」パシャパシャ
小蒔「そこのあなた」
京太郎「え?俺?」
小蒔「そう、あなた」
京太郎「な、なんでしょうか?」
小蒔「あなたから何やら邪気を感じます」
京太郎「じゃ、邪気ですか?」
小蒔「そう、邪気」
京太郎「えっと、えっと…」
小蒔「取り除かないと、アンタ死ぬわよ」
ええー?何そのどっかの占い師みたいな決め言葉
巴「あ、姫様!」
小蒔さんが舞台を降りこちらに向かってきた
小蒔「さぁ、こやつに巣食う邪気よ、姿を現せ」
ビュルルルルル
京太郎「え?なに?この風?」
ビュルルルルル
京太郎「え?え?なにこれ?なにこれ?」
ビュルルルルル
うおっ!何も見えない!
あ!誰かが手を掴んで。
小蒔「こちらに」
京太郎「え?うわぁー!」
ダッシュ
京太郎「え?ちょっと!小蒔さん!?」
小蒔「ごめんない!京太郎さん!あなたの中に邪気なんかいませんよ!」
京太郎「えっ?じゃあ、なんで今ダッシュしてるんですかっ!?それは邪気とは関係ないと思いますけど!」
小蒔「訳はあとで話します!今はとにかく走ってくだい!」
あー。これぜったい面倒なことに巻き込まれたぞ…。
原宿駅前
小蒔「はぁ、はぁ、ここまで来ればもう大丈夫です」
京太郎「はぁはぁ、小蒔さん、これは一体どうゆうことですか?」
小蒔「あら?私の事をご存知なんですか?京太郎さん」
京太郎「そりゃもう、俺が高1の時お世話になりましたから…って小蒔さんこそなんで俺の名前を?」
小蒔「企業秘密です」
京太郎「ああ、そうですか…」
小蒔「京太郎さん、ごめんなさい、あなたを利用させてもらいました」
京太郎「ええっ?面倒事はごめんですよ…」
小蒔「ごめんなさい、もう絶対面倒な事になってます。今頃、マネージャーが大騒ぎしてると思います」
京太郎「マネージャー?」
その頃明治神宮
マネージャー「小蒔ちゃん、逃げちゃったね」
初美「毎度のことですが探すこっちの身にもなってほしいですよー」
春(ポリポリ)
巴「霞マネージャー、どうしますか。さすがに都内で逃げられたら探すのは厳しいですよ」
霞「うーん、そーねぇ。」
巴「姫様は方向音痴ですからヘタしたら日本から出ていってしまうかもしれませんし…」
霞「それは多分大丈夫だと思うけどね…昔なじみの顔に会えて嬉しかっただけだと思うし」
初美「昔なじみですかー?」
霞「そ、小蒔ちゃんが連行した人って清澄の男の子ですもの、まぁ、保護者がいれば悪いようにはならないでしょ」
原宿駅前
京太郎「え?逃げたんですか?」
小蒔「はい…」
京太郎「なんで逃げる必要があるんですか!?」
小蒔「もう、嫌なんです」
京太郎「嫌って何がですか?」
小蒔「京太郎さんが知らない前提で話しますが、私は霧島神境の姫巫女なんです。小さなころから事あるごとに除霊だ降臨だって大人たちにこき使われてきたんですよ!」
京太郎「はぁ」
小蒔「嫌なんです、本当にもう嫌なんです!毎日毎日同じ事の繰り返し。今日だって折角東京に来たのに演舞の儀式が終わったら鹿児島にとんぼ返りなんですよ!人をなんだと思ってるんですか!」プンプン
小蒔「だから逃げました」キッパリ
京太郎「はぁ、そうですか…。」
小蒔「京太郎さん、ご迷惑をお掛けして、大変申し訳ありません」ペコリ
京太郎「あ、いや、そんなかしこまらなくても…」
京太郎「…。そういえば、なんで俺を使って逃げたんですか?」
小蒔「えっ?」
京太郎「逃げるだけなら別に俺を使わなくても実際余裕なんじゃなかったんですか?なんか変なかぜおこししてましたし」
小蒔「そ、それは…あの、…ぇと」
京太郎「?」
小蒔「男の子とデートしてみたかったからです////」
京太郎「えっ?」
小蒔「わ、私、先程も言ったようにずっとずーっと姫巫女としての責務を果たしてきたので…その…男の子と遊んだことがないんです…」
京太郎「そうなんですか!?」
小蒔「はい///」
京太郎「なんで赤くなってるんですか?」
小蒔「ふぇっ////いえ、決して、そのようなことは////]
いや、小蒔さん、あなた今むっちゃ赤いですよ…。
かわいいですけど。
京太郎「うーん、事情は…。つまり、俺と遊びたいと?」
小蒔「はい/////」
うーん、ますます赤くなった。この人全く男に耐性がないんだな。。。
京太郎「うーん、」
小蒔「あの、ご迷惑でしたら、私、その…」悲しそうな顔
小蒔「そうですよね…こんな、もう30にもなって全くの世間知らずの処女なんて…」
京太郎「しょっ!!!?いや!小蒔さん!そーゆー問題じゃなくて…」
小蒔(ウルウル)
京太郎「わかりました!今日は俺が小蒔さんをエスコートしますよ」
小蒔「本当ですか!?」パァァァ
京太郎「ええ、でも、俺に大したことなんて出来ませんよ?ふつうのコトしか」
小蒔「いいんです。私はフツウに憧れてるんです」
京太郎「わかりました。とりあえず、その巫女服はここでは絶対に普通じゃないんで服を買いに行きましょう」
小蒔「はい!」パァァァ
京太郎「小蒔さん、すっごいうれしそうな笑顔ですね」
小蒔「はい!凄い嬉しいんですもう!」
今回もタイトルは何か曲のパロなのかい?
京太郎「服か…。原宿だし都合はいいんだけど…小蒔さん、見つかったらまずいんですよね?」
小蒔「あ、はい、見つかったら連れ戻されてしまいます」
京太郎「そうですよね…じゃあ、このまま原宿にいるのは危険か、よし!小蒔さん移動しましょう!」
小蒔「わかりました。どこに行くんですか?」
京太郎「マイホームタウンです!」
小蒔「?」
>>124
ないよー。まぁ、モテキって漫画のパロだけどさ。
その頃。明治神宮
霞「うーん、大丈夫だとは思うけど一応探しましょうか?」
初美「探すといっても、どこを探すんですかー?」
霞「そーねー4手に分かれて探しましょうか?」
巴「そうですね、さすがにもうこの辺にいるとは考えにくいですし」
春(ポリポリ)
霞「そーねー、じゃあ私は千葉方面、初美ちゃんが八王子方面、巴ちゃんが埼玉方面、春ちゃんが神奈川方面を探すってことにしましょうか?」
初美「え?でもそれ範囲広すぎじゃないですかー?」
春「大丈夫、これがあれば」
初美「?」
春「ペケポカン!姫様はっけんきー!」ドラエもん声
春「これは姫様発見器と言って姫様が半径5キロ以内にいるとその方角を教えてくれる優れものなんだ」ドラエもん声
霞「ね?これならいけそうでしょ?」
巴「そうですね、これならすぐに見つかるでしょう」
初美「そ、そうかなー?そもそもこれどうゆう原理なのですかー?」
霞「さぁ?昨日秋葉原で作ってもらったばかりだからよく知らないわ」
初美(じゃあ、効果があるかも分からないじゃないですかー)
巴「まぁ、とにかく探しましょうか?」
一同「エイエイオー」
大宮
京太郎「ビバ!マイホームタウン!」
小蒔「うわー、ここも人がいっぱいです」キラキラ
京太郎「とりあえず、ここなら安心だろうし、服も買えますよ」
小蒔「はい!」キラキラ
服屋
店員「イラッシャイマセー」
小蒔「京太郎さん!この服どうですか?ちょっと着てみます!」着てみた
小蒔「どうですか?」
うおおおお!かわいい!(要脳内補完)
京太郎「小蒔さん!すっごいかわいいですよ!」
補完できない!
夕方
京太郎「さーて、小蒔さんどうします?まだ帰らなくても大丈夫ですか?」
小蒔「え?はい、大丈夫です。」
京太郎「じゃあ、お酒でも飲みに行きますか?」
小蒔「お酒ですか?」
京太郎「あれ?飲めませんか?」
小蒔「いえ、今まで2回くらいしか飲んだことないんですけど…是非行きたいです!」
京太郎「よし!じゃあ行きますか!」
>>135
俺もできなかった。きっとかわいいと思うけどね。
赤羽
京太郎「小蒔さん立ち飲み屋って行ったことあ…るわけないですよね?」
小蒔「たちのみや?」
京太郎「ええ、椅子がないんですよ」
小蒔「そうなんですか?疲れたりしないんですか?」
京太郎「ん、いや、そうでも無いですよ。まぁ、客層はかなり平均年齢高いってのと椅子がないって以外はそのへんの居酒屋と変わらないですね」
小蒔「なんだか面白そうですね」
京太郎「うん、雰囲気が好きなんですよ」
ガラッ
オヤジ「エラッシャイ!」
-‐ 、
_ _/: : :._ハ
,. :'": : : : : : : : : `ヽ
_,../: : : : : : : : : : : : : : :\
_,, -‐: :'"´/: : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ \_,,人_,,人_,,人_,,/
!I /; :'-ァ'´: : : :,;イ : : : : : : ;ィ: : : : : : i: : : : : : `ト\ ) (
||. /:./ /: : : : : :./: : : : \/ .i i: : : :ハ.|\/: : : :i. ) ) 寝 (
|| {.:/ ,': : : : / ./ ;ィ: :. :ハ l.\!ハ: : | リ/`ヽ: : : :} ) (
|| {' {: : : ::;' .{: :i.|l: : i x=テ芹 \i 斧テ=x! : : ノ --==ニ, る (
|| ';: : : :i. `ヾリ\i 乂り 乂:ソ.厶イ ) (
||i;,, \: :i 从 ' i/ | ) ! (
||::し/, `ヾ、 //. 丶 (⌒) ノ i:.| ) (
|| イ,;/,; {:i > .__,, イ i.:i /⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
゙ii;ヾ;;,,,.vV;:| i/;// ,//;.., リ, --‐i `i__,ィ´\//_
\゙ミi;,,;' ヾ ! /;:;''/ ,,/. .-‐‐ ´ ! ハ .ト、,ハ ,i/ `ヽ
\V \ イ イ ∠.._ | `ー=ニテXく ̄ ヽ \
ヾ \ 彡| /\ i //i.|. } } | 〉 \___
≧;;,,_ ,/し/ ,___ \ / _,,_,, . 斗‐_つ V \ `ヽ
< :.≦=--  ̄ ̄ `''"´ -‐ -‐'ァ⊃ }! }
-==> ≦=---. _,, 、_ ‐- - チ_) 八 /\
=≦_ <. ≦ .i  ̄` ー - ‐'′ /. \_ -<. \
えっ?
ガヤガヤ
小蒔「うわー、すごーい」キラキラ
京太郎「気に入って貰えました?」
小蒔「はい、とっても!」ニコニコキラキラ
京太郎「えーと、何飲みます?」
小蒔「私、焼酎がいいです」
京太郎「おお、なんかカッコイイ!」
小蒔「え?そうですか?」
京太郎「いきなり焼酎頼む女の子なんて見た事無いですよ」
小蒔「あ、そうなんですか…女の子らしくないですか?」
京太郎「いやぁ、小蒔さんみたいに綺麗な女性がいきなり焼酎っていうギャップも俺はいいと思いますよ。ギャップ萌えってやつですよ」
小蒔「そうですか…」
オヤジ「あい!焼酎とビールお待ちー!」
京太郎「じゃあ!乾杯!」
小蒔「かんぱーい」
ごくごく
京太郎「ップハァー!このために生きてるんだなぁ~!」
小蒔「すみませーん!焼酎おかわりくださーい!」
京太郎「えええっ!?」
小蒔「えっ?」
オヤジ「あい!焼酎お待ち!」
小蒔「ありがとうございます」グビッ
小蒔「すみませーん!焼酎おかわりクダサーイ!」
京太郎「…。すげぇ…」
オヤジ「お嬢ちゃんいい飲みっぷりだね!あいよ焼酎!」
小蒔「えへへ、そうですか?」グビッ
小蒔「おじさーん!もう一杯ちょうだーい!」
オヤジ「あいよー!」
京太郎「小蒔さん、凄いっすね…」
小蒔「え?そうれふか?」グビッ
京太郎「え?もう酔ってます?」
小蒔「よってないれすよ?京太郎君変なこといいますねー」プンプン
うわー、俺地雷踏んじゃったよ絶対。
その頃
巴「おおっと!レーダーに反応が!近いですよ!」
車内アナウンス「次はーあかばねーあかばねー」
巴「あ、矢印が一気に180度回転した!ってことは、ここね!」
てくてく
巴「こっちか…」
巴「あれ?この辺って…」
巴「このお店か…」
ガラッ
オヤジ「エラッシャイ!」
小蒔「きょーたろーくーん」ケタケタ
京太郎「は、はい、なんでしょうか?」
小蒔「わたしねー、きょうたろうくんのことすきになっちゃったみたいなんだー」
京太郎「えっ?」
小蒔「きょうはーすっごいたのしかったんだよー、こんなにたのしかったのなんてさいきんなかったんだよー」
腕に抱きつかれた
胸が!胸が!腕が幸せな感じに!
小蒔「すき?」
京太郎「あの、小蒔さん、やっぱり酔ってますよね?しかも相当…」
小蒔「えー?はい、わたし酔ってますよー」
小蒔「でも、この気持ちは嘘ではないですよ?」
あれ?いきなり雰囲気が
小蒔「あなたと一緒なら、私この先の人生も生きていけそうです」
ガラッ
巴「…。」
小蒔「あー。ともえちゃんだぁー」
京太郎「あ、どうも、お世話になってます」
巴「え、あ、こちらこそ、姫様がご迷惑をお掛けしているみたいで…」
小蒔「とーもーえーちゃーんもーいっしょにおさけのみましょーよー」ケラケラ
巴「あの、京太郎さん、この人どのくらい飲みました?」
京太郎「えっと、焼酎を13リットル程…」
巴「やっぱり…」ガックシ
京太郎「すみません、こんなに凄いものとは知らずに…」
巴「いや、いいんです。それに大丈夫ですよ、この人いくら飲んでも粗相はしないんで」
京太郎「そうなんですか…?」
巴「はぁ、すいません。私にも焼酎を」
オヤジ「あいよ!お待ち!」
京太郎「じゃあ、とりあえず乾杯」
小蒔「カンパーイ」
巴「乾杯」
グビグビ
巴「あのー焼酎おかわりいただけますか?」
オヤジ「あいよ!」
お前もかよおおおおおおおおおお!!!!
京太郎「あの、鹿児島って水の代わりに焼酎飲んでるんですか?」
巴「いえ、単純に私達の家系がお酒に強いだけです」
京太郎「あ、そうなんですか…」
小蒔「とーもーえーちゃーんわたしのきょうたろうをとらないでー」
巴「え?私の?」
京太郎「あの、実はさっき告白されまして…」
巴「ええっ!?」
小蒔「ともえちゃーん!わたしねー、きょうたろうとけっこんしたいんだー」
巴「えええええっ!?」
京太郎「だそうですが…」
巴「え?待って、本気なんですか?京太郎さん」
京太郎「いや、俺は特に何も言ってないです、小蒔さんが酔っ払って一方的に言われてるだけです」コゴエ
小蒔「きょうたろうー」ウルウル
巴「えっ!?姫様!?」
おはよう保守どうも。
小蒔「ともえちゃぁぁん、きょうたろーをとらないでー」グビグビウルウル
巴「いや、取りませんから」グビッ
小蒔「やったぁ」ニコ
巴「はいはい、さぁ、姫様、それ飲んだら帰りますよ。」
小蒔「ええぇー、やらー」
巴「みんな心配してますから」
小蒔「ふえー」涙目
京太郎「あのー」
巴「?」
京太郎「もう電車動いてないですよ…」
巴「え?」
京太郎「もう、終電終わってる時間ですよ…」
巴「…。やっちまった…」ッガックシ
小蒔「やったー、おとまりしよー」
巴「お泊りですか…京太郎さん、このあたりHOTELはありますか?」
京太郎「まーあることはありますが…」
巴「そうですか、じゃあ仕方がないですね、姫様、今日はお泊りです」
小蒔「わーい」
京太郎「それじゃ、もう行きますか?」
小蒔「えー、やだー」
巴「…。姫様もこう言ってることですからもうしばらく飲みましょうか?」
京太郎「そうですね」
よっしゃ!巴ちゃんと飲める!姫様GJ!
1時間後
巴「そーなんですよ!姫様ったら事あるごとに逃げ出すんですから!」
京太郎「へー」
小蒔「にげてないれすよー、おさんぽですー」ケラケラ
巴「毎度毎度かぜおこしの術使って逃げてるじゃないですか」
あれって術なんだ…
巴「まったく、探す方の身にもなってくださいよ…」
京太郎「ははっ、皆さん大変なんですね」
巴「はい、全くですよ」クグビグビ
小蒔「はうー」
巴「すみません、おかわりです」
オヤジ「あいよー!」
さらに1時間
巴「あー、もう飲めないわー」
小蒔「ともえちゃん、おさけ弱くなったねー」
巴「歳ですよもう」
京太郎「じゃあ、そろそろ行きますか?」
小蒔ねーむーいー」
巴「そうですね、行きましょうか」
外
京太郎「この辺がHOTEL街なんで、それじゃあ、今日は楽しかったです、またいつか機会があったら…」
小蒔「えー?きょうたろー帰っちゃうのー?」
巴「姫様、京太郎さんを困らせてはいけませんよ」
小蒔「きょうたろう、おねがい、今日だけは一緒にいて」
巴(え?ここで寝るんですか)
京太郎「あー、でもやっぱりご迷惑じゃ…」
巴「…。大丈夫ですよ、京太郎さんがいたほうが姫様も安心するでしょうから」
京太郎「あー、それじゃー行きますかHOTELに…」
巴「はい、」
HOTEL
巴「…。何故にラブホをチョイスしたんですか?///」
京太郎「いや、安いから…」
小蒔「わーい、えっちなことしよー」
巴「姫様!はしたないですよ!」
小蒔「えー、もうー、巴ちゃんったら私達もさんじゅーだよー?そろそろこどもほしいじゃーん」
巴「え、まぁ、それはそうですけど…」
ん?これは…どんな流れだ…
小蒔「だから、三人で子作りしましょー」
京巴「えっ?」
すまん、来客中だから夜まで待ってくれ
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