『ハンジ……返せ……ハンジ……!』
リヴァイ「ちっ………うるせぇな」
『ハンジ……ハンジ……!』
リヴァイ「……俺はリヴァイだ」
『返せ…………返せ!』
リヴァイ「この間の壁外調査でハンジが死んでから、どこからともなくハンジを呼ぶ声が聞こえる」
リヴァイ「しかもその声の主は、巨人だった」
リヴァイ「さらにどうやら俺をハンジだと勘違いしているらしい」
リヴァイ「あいつらの目は腐ってるみたいだな、まあ巨人だから仕方ねえ」
リヴァイ「不気味なことに俺のところにくる巨人共はみんな同じことをいう」
リヴァイ「名を返せ、友人帳を渡せ…………と」
リヴァイ「悪いが、ハンジなら死んだぞ」
『えっ…………?』
リヴァイ「テメェら巨人が喰ったんだろ」ギロッ
『そんな……そんな……』
リヴァイ「あんな変人と俺を間違えるんじゃねぇよ、クズ」
『ハンジ…………………』
リヴァイ「分かったらもう追いかけてくるな、分かったか?」
『………………嘘をつくな!』
リヴァイ「だいたいお前はどこから壁内に入ってきたんだ?」
『………………………秘密』
リヴァイ「とっとと失せねぇと削ぐぞ」シャキッ
『名を返せ……返してくれたらもう追いかけたりしない』
リヴァイ「テメェもか……知らん、失せろ」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません