リヴァイ「ゾエ友人帳……」(4)

『ハンジ……返せ……ハンジ……!』

リヴァイ「ちっ………うるせぇな」

『ハンジ……ハンジ……!』

リヴァイ「……俺はリヴァイだ」

『返せ…………返せ!』


リヴァイ「この間の壁外調査でハンジが死んでから、どこからともなくハンジを呼ぶ声が聞こえる」

リヴァイ「しかもその声の主は、巨人だった」

リヴァイ「さらにどうやら俺をハンジだと勘違いしているらしい」

リヴァイ「あいつらの目は腐ってるみたいだな、まあ巨人だから仕方ねえ」

リヴァイ「不気味なことに俺のところにくる巨人共はみんな同じことをいう」

リヴァイ「名を返せ、友人帳を渡せ…………と」


リヴァイ「悪いが、ハンジなら死んだぞ」

『えっ…………?』

リヴァイ「テメェら巨人が喰ったんだろ」ギロッ

『そんな……そんな……』

リヴァイ「あんな変人と俺を間違えるんじゃねぇよ、クズ」

『ハンジ…………………』

リヴァイ「分かったらもう追いかけてくるな、分かったか?」

『………………嘘をつくな!』

リヴァイ「だいたいお前はどこから壁内に入ってきたんだ?」

『………………………秘密』

リヴァイ「とっとと失せねぇと削ぐぞ」シャキッ

『名を返せ……返してくれたらもう追いかけたりしない』

リヴァイ「テメェもか……知らん、失せろ」

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